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菜々「プロデューサーさん、ナナは…ナナはですね…人間じゃないんです!」
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15 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/10/29(日) 21:38:06.68 ID:AHzwSpbY0
TV『いやー、すごいですね。最近はアイドル戦国時代とまで言われますし、パッと出てはポッと消えるアイドルが多いですからね』
TV『その通りですねー。少し見ないうちに気づいたら引退なんて話もありますからねー』
菜々(ナナもポッと消える……)
菜々「そ、そんなの嫌ですっ!菜々は……、菜々は…………」
菜々「もう、休んでいるわけには……」
ウサミン上司「だめです!やめなさい菜々!」
ウサミン上司「今度こそ本当に足腰がダメになり、最悪死んでしまいます!」
菜々「……」
ガチャ
菜々「!?」
16 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/10/29(日) 21:56:44.67 ID:AHzwSpbY0
P「みくが教えてくれたんだ。菜々さんがここにいるって」
P「なぜ逃げたりなんてしたんだ?」
P「なあ、答えてくれ」
菜々「…………」
P「菜々……!」
菜々「プロデューサーさん、ナナは……、ナナはですね……」
菜々「人間じゃないんです!ウサミン星から来たメイドアイドル戦士ウサミンなんです!」
《アルミホイルをグシャグシャにした背景が暗転》
デデン!!タランポロンタラン~~~~チャ!チャン!!(←シューマンのピアノ協奏曲イ短調)
菜々「びっくりしましたよね?」
P「いいや」
P「人間であろうと宇宙人であろうと、菜々さんは菜々さんに変わりないじゃないか」
P「……たとえ、メイドアイドル戦士ウサミンでも……!」
菜々「ありがとう、プロデューサーさん」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/29(日) 23:45:28.88 ID:6NdlAmELo
がんばれウサミン腰痛には温泉とマッサージと針灸が効くぞ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/29(日) 23:59:57.83 ID:0gJ/HoHe0
この後改造パンドンとライブバトルするのか・・・!
19 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/11/14(火) 23:43:51.71 ID:t64m9OOu0
菜々「今話した通り、ナナはウサミン星に帰らなければならないんです」
菜々「西の空に、明けの明星が輝くころ、一つの謎の光が宇宙に飛んでいきます」
菜々「……それがナナです」
菜々「……」
菜々「サヨナラ!プロデューサーさん!」
P「待て!菜々さん、行かないでくれ!」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 09:07:50.12 ID:wswK/2b8O
最後のライブは誰とやるのだろう
21 :
sage
:2017/11/23(木) 08:58:25.92 ID:9+wgyU6TO
菜々さんそれはウルトラセブン、7違いや
22 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:42:20.74 ID:qHjJ22oD0
菜々「「ウーサミンッ!」」
P「うわっ!謎の光が……!!」
菜々(ごめんなさい!プロデューサーさん……!でも、ナナは……)
===
菜々「みんなー!今日はナナのライブに来てくれてありがとーう!」
ファン「――――!!!!!」
===
23 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:46:02.52 ID:qHjJ22oD0
プルルルル――ピッ
P「――ちひろさん、何ですか?今急いでいるんですけど……」
P「え?菜々さんがライブに?いえ、そんな……」
P(確かに菜々さんの参加するライブは他のアイドルで穴を埋めると連絡した)
P(いくら何でも、本人来たから上げようなんてスタッフたちがその場で判断を下すわけがない)
P(一旦、俺に連絡をいれるなり、事務所に問い合わせるなりするはずだ!)
P(ならば菜々さんがライブに立つことは、どうであれ俺の耳に入るはずなのに――)
P「――そうか、菜々さんはアイドルとして――いや、ウサミンとして最後にライブに立つために……」
P(ウサミン星人としての力を行使してまで……)
P「――無茶しやがって……!」
P(そうなったら俺はプロデューサーとして最後のライブを見てやらなくちゃならないじゃないか!)
===
24 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:47:41.86 ID:qHjJ22oD0
菜々「ハァ……ハァ……次の曲で最後です……」
菜々「それは……このライブの、ではなく」
菜々「ナナがアイドル、ウサミンとして歌う最後の……、ということですっ……!」
ファン「ザワ……ザワ……」
菜々「聞いて下さい――」
P「はぁ……はぁ、ようやくついた……」
25 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:49:02.47 ID:qHjJ22oD0
P「はぁ……はぁ……」
P「……こうして、舞台袖から見る菜々さんの姿も最後なんだな……」
P「ウサミン星から地球に夢と希望でみんなを癒すために使わされたウサ耳の使者」
P「自分を犠牲にしてまで、この地球のために歌って踊っているんだ……」
P「でも、これが最後の舞台≪ライブ≫だ……」
P「菜々さんは自分の星に帰らなければならない……」
26 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:50:22.58 ID:qHjJ22oD0
ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!
ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!
ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!
27 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:51:10.79 ID:qHjJ22oD0
菜々「…………」ヨロヨロ
菜々「みんなー、ありがとーう!」
菜々「「……、……ウーサミン!」」
ファンA「うわっ!謎の光が……!」
28 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:51:55.39 ID:qHjJ22oD0
菜々『西の空に、明けの明星が輝くころ、一つの謎の光が宇宙に飛んでいきます』
菜々『……それがナナです』
29 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:53:58.04 ID:qHjJ22oD0
P「菜々さんは死んで帰っていくんだろうか……」
P「もしそうなら、菜々さんを殺したのは俺たち地球人だ」
P「彼女は傷ついた足腰で最後の最後まで人類の為に歌って踊ってくれたんだ」
P「菜々さんを殺したのは俺たちなんだ……あんないい人を……」
P「……いや、そんな馬鹿な!菜々さんがそう簡単に死んでたまるか」
P「菜々さんは生きている――きっと生きてるんだ」
P「遠い宇宙から俺たちの地球を見守ってくれるさ」
P「――そして、また元気な姿で帰ってくる……」
30 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:56:24.70 ID:qHjJ22oD0
………………………………
…………………………
……………………
………………
…………
……
31 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:57:18.51 ID:qHjJ22oD0
===
P「ってな、脚本考えたんだ。企画として通るかな?」
菜々「いや、いや!それほぼ盗作じゃないですか!」
P「ん?菜々さん知ってるんですか?」
菜々「そ、そりゃあ、もちろん!あ、見たのは“最近の”再放送ですよ!!?」
菜々「さ、さすがにリアルタイムじゃ見てませんけど、……ウルトラセブン有名じゃないですか!?」
P「ウルトラ“マン”セブンと言ったら、たとえ菜々さんでもぶん殴ってやろうかと思ってましたよ」
32 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 19:58:16.84 ID:qHjJ22oD0
菜々「……そんなに、好きでしたっけ?」
P「ああ、最近は光とセブン談義に花を咲かせてるよ」
P「まあ書いておいてなんだけど改造パンドンどころかパンドンが出ねーわ」
P「アマギは攫われねぇ、マグマライザーは発進させられん」
P「最後に向かうにつれセブン要素は薄くなっていく……」
P「まあ最後に強引にぶち込んだがなァッ!!!」
33 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 20:01:10.36 ID:qHjJ22oD0
P「まあ何より、ウルトラセブンは今年で50周年!」
P「ぶっちゃけた中の人の話をすると、本当は10月中に、このSS終わらせたかったけど私生活忙しすぎて無理でした」
P「2018年はウルトラマンガイアが20周年!こういうSSを書くか分からないけど、お祝いはします!」
P「――さぁ、菜々さん!今度は菜々さんがお祝い、決めちゃってください!」
菜々「え!?ここでナナに振るんですか!!?」
菜々「え、えーと……ゴホン」
菜々「……ではでは僭越ながら、ウルトラセブン50周年おめでとうございます!」
菜々「ナナも50周年を迎えられるように精一杯頑張っていくので、応援よろしくお願いしますっ!」
菜々「……」
菜々「……こんな感じでいいですか?」
34 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 20:07:18.92 ID:qHjJ22oD0
P「……」
菜々「え?……な、なんかマズかったですかっ!?」
P「……まだ菜々さん、50周年迎えてなかったけ?」
菜々「ま、まだまだ駆け出しで50周年とはほど遠いですよ!」
P「じゃあ菜々さんが50周年を迎えるころは67歳だねー」
菜々「な、ナナは永遠の17歳ですから50年後も17歳ですっ!」
P「たしかどこだかの17歳は今年20周年だかを迎えたらしいが……詳しい言及は避けておこう」
P「――まあどちらにせよ、このSSのように整合性がとれていない話だな」
35 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga]:2017/12/03(日) 20:09:07.85 ID:qHjJ22oD0
P「そんな話はおいといて、俺は菜々さんがウサミン星に帰るようなことにならないよう気をつけなくちゃね」
菜々「ぷ、プロデューサーさん……///」
ちひろ「……」
ちひろ(いちゃこら乳繰り合いしやがって……)
ちひろ(『私たちが50周年を迎えられるようにガンガン応援してくださいねっ』)
ちひろ(――って、いう課金の催促をするタイミングを失っちまった)
P「あのー、鬼悪魔ちひろさんは正直邪魔なので帰っていただいてもいいですかー?」
―完―
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 20:41:43.31 ID:WLu5Nne/o
乙
五十年後に17歳と言い張る姿を想像するとヤバい
五十年後に17としか思えない姿でいられてもそれはそれで別の意味でヤバい
つまり菜々さんはヤバいかわいい
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 20:56:59.78 ID:/TgXcMp10
乙
ウサミン星が消えた時、Pは菜々から地球人ではないことを告げられる
菜々に課せられたウサミン星人との遠い約束とは?
次回、アイドルマスターシンデレラガールズ『少女宇宙人』お楽しみに
みたいなのはないんですかね
38 :
◆NNLEs6yYIM0f
[saga sage]:2017/12/03(日) 21:11:48.92 ID:qHjJ22oD0
時間を割いて読んでいただき、ありがとうございました!
しつこいですが、ウルトラセブン50周年おめでとうございます!
そしてみんなでお祝いしよう!
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