【ミリマス】七尾百合子「素敵な勘違い」

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6 : ◆Xz5sQ/W/66 [saga]:2017/10/12(木) 02:00:21.73 ID:IHqxgeJQ0

「どうするのり子、なんかある?」

「そういう恵美の方はどう?」

「まぁまぁ待てよ二人とも。杏奈が何か言いたそうだぜ」

部屋の中には杏奈ちゃん。それからのり子さんと恵美さん、歩さんの四人が一緒に立っていて。
でもみんな、楽しく会話してるって風じゃない。

なんだか怯えた杏奈ちゃんを囲み、ニヤニヤ笑ってるのり子さんたちの姿って言うのは……
そう、まるでいじめをしているいじめっ子。カツアゲをしている不良そのもので。

「あの……いくら、ですか?」

「はぁ?」

「え、えっと……杏奈、いくら出せば……」

「いくらって……。待って待って杏奈、勘違いしてる」

のり子さんがそう言って、杏奈ちゃんの首に腕を回す。
歩さんが杏奈ちゃんを挟んで反対側に移動する。

それから恵美さんが杏奈ちゃんの、正面に立って彼女としっかり目を合わすと。

「ねぇ杏奈、アタシら四人の関係はマブダチでしょ? マーブーダーチ。……お金なんてさぁ、いらないから」

するとのり子さんが「そうだそうだ」と相槌をうち。

「友情って、お金で成立しないよね。それじゃあまるでアタシたちが、杏奈を食い物にしてるみたいじゃんか」

「え、でも……杏奈、お金しか払えないし……」

「……ん? 待て待て杏奈、ホントにお金を出す気なんじゃ――」

歩さんが喋り出した途端、キュッと身を縮めて強張る杏奈ちゃん。
恵美さんが「いいから歩は黙ってて」と彼女の話を遮って

「アタシらはさ、もっと杏奈と仲良くしたいワケ。例えばそう……こんな風に」
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