【艦これ】艦娘「提督が風邪をひいた」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/12(木) 16:18:21.17 ID:XzXyto2c0
霞「情けない。バカは風邪ひかないってのは迷信ね」

漣「なんかでもかなり深刻なほど高熱らしいよー」

霞「あ、あっそ。まあ私は秋刀魚集めに行くので忙しいから」

雷「大変じゃない!すぐにお見舞いに行きましょ!」

電「なのです!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507792700
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:23:23.73 ID:XzXyto2c0
雷「司令官ー……?」ソ-…

提督「ハァ……ハァ……」

暁「ど、どうしよう!司令官苦しそうじゃない!!救急車呼ばなきゃ!」

大淀「しぃー……お静かにお願いします」

響「大淀さんが司令官の仕事を代わりに?」

大淀「はい。全てとは行きませんがやれるだけ……お見舞は有難いのですけど、手短にお願いしますね」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:29:22.54 ID:XzXyto2c0
雷「司令官……」

電「はわわ……死んじゃダメなのです……」

暁「縁起でもないこと言わないでよ!」

電「でも……司令官さんとても苦しそうなのです……ひっく、ひっく……」

提督「ゲホッ!ゲホッ!うっ……」

雷「どうしたの司令官!?手を伸ばして……わかったわ!雷の暖かい手で握ってあたためてあげる!」ギュッ

提督「ああ……冷たくて気持ちいい……」

雷「そんな……雷の手が冷たく感じるほど司令官の手がこんなに熱いなんて……」

雷「司令官!死んじゃやだ!!」

暁「ぢょっど!雷まで死ぬどがいわないでよぉ!うわあぁぁぁん!!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:33:24.59 ID:XzXyto2c0
響「司令官、こっちの手を貸してごらん」ギュッ

提督「冷たい……」

響「まさかこんな形で響の低体温が役に立つなんてね」

響「顔とか、他の場所も触ってもかまわないよ」

提督「ああ……」ペタペタ

響「んっ……司令官、あまりその辺りを触られると……すまない、こっちまで少し熱くなってきたみたいだ」


雷「ムキー!!雷も氷水で手を冷やしてくる!!」

暁「あ、暁もー!!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 16:38:39.88 ID:rlaQhuQ8O
電「響ちゃんは凄いのです。電は体温も普通だからお役に立てないのです」

響「そんな事ないさ。病は気からって言うように病気の人間は気持ちが不安になるらしい」

響「だから電が手を握ってあげるだけで司令官も落ち着くんじゃないかな」

電「はわわ……」

提督「電……」

電「はいなのです!」

提督「少しだけ手を握ってもらっても、いいかな……」

電「もちろんなのです……電、少しはお役に立てましたか……?」

提督「ああ……助かるよ……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:43:26.86 ID:XzXyto2c0
雷「司令官ー!きんっきんに冷やしてきたわよ!」

暁「暁の方が冷たいんだから!!」

パタン

雷「あら?どうしたのよ2人とも」

響「面会時間終了だって」

暁「ええ〜!?」

響「お見舞いに来たい子は山ほどいるだろうからね。大淀さんが時間を区切って交代してもらうって」

雷「そんなぁ……響だけずいっぱい褒められてるいわ!電もなんとか言ってやりなさいよ!」

電「電はありがとうって言われて頭を撫で撫でして貰ったので満足なのです……」ポ…

暁「ずるいずるいずるいずるい!雷について行くんじゃなかった〜!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:49:32.85 ID:XzXyto2c0
金剛「提督ぅー!ていとく!ていとくていとくていとくぅぅー!!」バタバタバタバタ

ガチャッ

金剛「提督ぅー!!私が演習へ行ってる間に大病を患ったと聞いて急いで帰ってきたデース!!」

榛名「金剛お姉様、あまり騒がしくすると提督のご迷惑になりますよ。それに症状は風邪──」

提督「ハァ…………ハァ……ッ、ゴホッ……!」

榛名「いやあぁぁぁぁ!!提督!お気を確かに!!」

霧島「お姉様方落ち着いて!こんな事もあろうかとこの霧島、マイク──」

バタンッ!


比叡「あれ?みんな先に行ったんじゃなかったんですか?」

金剛「大淀に追い出されたデース……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:53:42.95 ID:XzXyto2c0
比叡「はあ……?とりあえずポカリとか買ってきたものだけ渡してきますね」

ガチャッ

比叡「司令、スポーツ飲料持ってきましたけど飲みますかー?水分は大事らしいですよー」

比叡「ちょっと体起こしますよー。大丈夫ですかー?」

比叡「わっ、凄い汗。大淀さん、タオルと着替えありますか?あとお湯も」

大淀「はい、すぐに用意しますね。っと、その前に」


金剛「!!」

ガチャン…

金剛「ノォー!!鍵を閉められたデース!!もう乗り込めないネ!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 16:57:33.15 ID:XzXyto2c0
比叡「大淀さん、少し身体を支えててもらえますか?」

大淀「は、はい、もちろん(役得役得……)」

比叡「司令、ばんざいしてくださーい」

比叡「ちょっと寒いかも知れませんけどすぐに拭いちゃいますから」

比叡「それにしてもいい身体してますねー。腹筋バッキバキじゃないですか。これだけ鍛えてるのに風邪引いちゃうなんて、人間は不思議ですねー。ね、大淀さん」

大淀「ハァ…………あ、え?あっ……はい!とてもいい身体ですよね!」

比叡「?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 17:02:11.36 ID:XzXyto2c0
比叡「はい、いっちょあがりです」

比叡「この汗を拭いたタオルは洗──」

大淀「私が!」

比叡「はい?」

大淀「いえ、あの、私が責任を持って片付けておきますね」

比叡「ではお願いします」

比叡「そうだ。肝心の飲み物を忘れてましたね。はい、どうぞ」

提督「比叡……」

比叡「なんですか?」

提督「ありがとう。頼りになるよ」

比叡「困った時はお互い様ですよ。なにか必要な物があればまたお呼びください。でわ」

バタン

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 17:06:45.42 ID:XzXyto2c0
金剛「比叡ー……」

比叡「金剛お姉様!まっていてくれたんですか!?比叡感激です!ひえ〜!」

榛名「匂いは……」

比叡「わっ、榛名まで」

榛名「提督の匂いはどうだったんですか!?」

比叡「匂い?あー……布団の中で熱がこもっていたので汗臭いムワッとした感じでしたよ?私は嫌いじゃありませんけど」

榛名「ああああああ!!提督の汗臭いムワッと!!榛名は、榛名は嫌いじゃないどころか大好物です!!」

金剛「どうしてスポイトを持って汗を採取してくれなかったんですかー!!」

霧島「せめて買い物袋でこもった空気だけでも!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 17:11:16.87 ID:XzXyto2c0
比叡「ひえー、みんなしてヤバすぎませんか!?」

榛名「すんすんっ……お姉様から提督スメルが……」

霧島「お姉様。服の首元の濡れたところは?」

比叡「あー、司令の身体を起こす時、手を回して貰ったのでその時……に……」

金剛「つまり比叡の身体に提督の汗か付着しているという事デスカ……フムフム」

比叡「あのー……金剛お姉様?」

金剛「確保ー!身体の隅々までぺろぺろしてやるデース!!」

比叡「ひえー!!金剛お姉様からはともかく、他の2人はやめてくださーい!!」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/12(木) 17:11:58.90 ID:XzXyto2c0
風邪ひいても見舞いなんて来ないし艦娘なんていないしんどい
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 17:52:46.76 ID:612on4of0
お大事に。SS書けば治るよ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 18:14:51.98 ID:dx36l5F8O
>>13
ざまあwwwwww
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 18:59:07.20 ID:rQe++MlmO
オラァ風ひいてる暇なんかねぇぞ!
さっさと続きを書く仕事に戻れ!
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 19:02:53.68 ID:DJqe9aO8O
>>13
もう少し熱を上げたら艦娘の幻影が見えるかもしれんぞ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 21:07:51.30 ID:5KUfVKJjO
>>13
SS書いてないで休めw
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:44:57.75 ID:oGSZNmMCo
>>13

課金が足りないんだよ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:57:28.24 ID:JqlP3q3lO
おまえら辛辣すぎるだろww
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 23:27:11.99 ID:XzXyto2c0
陽炎「やっとあえた!」

不知火「ご指導ご鞭撻」

黒潮「よろしゅうなぁ」

陽炎「で、おなじみ陽炎シスターズでーす」


提督「ぐっ……ゲホッ、ゲホッ」

陽炎「あらら、これが風邪ってやつね!」

不知火「司令、とても苦しそうですが大丈夫ですか?」

大淀「気管支炎の疑いもありますから会話はあまり……」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 23:33:04.14 ID:XzXyto2c0
黒潮「うちらは風邪とかひかんから苦しみはよう分からんなぁ」

陽炎「とりあえずお話ししましょ!気がまぎれるでしょ!」

黒潮「せやな。うちジェンガ持ってきてん!司令はんも一緒にやろ!」

提督「しら……ハァ、しら、ぬい……」コイコイ

不知火「なんでしょう?司令」

提督「ハァ……ハァ……みみ…………」

不知火「?」


陽炎「なになに?2人で内緒話?私たちも混ぜなさいよ」

黒潮「ぬーい、司令はんは何て言うとるんや?白状しぃ」

不知火「司令は「この口うるさい豚2匹を一刻も早く駆除せよと不知火に命令しました」

陽炎・黒潮・提督「!?」

大淀(すこし静かにするように言ってくれって聞こえたけれど……)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 23:38:22.70 ID:XzXyto2c0
陽炎「ほーん。ずいぶん生意気言ってくれるじゃない」

黒潮「こりゃお仕置きが必要やなぁ」

提督「ぬい……」

不知火「はい」


陽炎「今度はなんだって?」

不知火「提督は不知火愛してる結婚しようと言っています」

黒潮「見え見えの嘘つきなや。ほんまは何て言うとるんや?」

不知火「本当ムリだから今日は丁重にお引き取り願いますと」

陽炎「お断りよ!こうなったら意地でも看病してあげるんだから!」

大淀「では二択から選んでください。丁重にお引き取りしていただくか、この正拳突きをもってお引き取りいただくか♪」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 23:42:57.59 ID:XzXyto2c0
大淀「申し訳ありませんでした。艦娘に風邪や病気などは無縁でして……「人間がかかる病というもの」程度にしか認識していない子が多数なんです」

大淀「ですからあの子達も提督を元気づけようとしただけで悪気があった訳では……」

提督「ああ……わかっ、てる……」

提督「ただ、いまは静かに……」

愛宕「ぱんぱかぱかぱかぱかぱかぱ〜ん♪提督いますかー?」

提督「……」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 23:47:18.23 ID:XzXyto2c0
愛宕「いろいろ調べて胃腸を悪くしていないならアイスクリームが口当たりよくて良いって聞いたから持ってきたんだけどー」

高雄「食事も全くとっていないようですし提督、すこし口に入れてみませんか?」

提督「そうだな、アイスなら……」

愛宕「それじゃあ、あ〜ん♪」

提督「ん」パク

愛宕「や〜ん、提督ったら可愛い♪」

高雄「つ、次は私が!さあどうぞめしあがれ」

提督「」パク

高雄「なるほど……これは病みつきになりますわね」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/12(木) 23:52:18.06 ID:XzXyto2c0
愛宕「はい、これでおしまいよ〜」

提督「はぁ……喉がスッとした……美味かったよ」

高雄「それは良かったです」

愛宕「頑張って作った甲斐があったわね〜♪」

大淀「あのアイス手作りだったんですか?」

愛宕「ええ♪あれだけ作るのにミルク搾るの大変だったんだから」

大淀「そこから作ったんですか!?」

高雄「愛宕ちゃんから沢山出て助かったわ」

大淀「……え?」

愛宕「提督、また食べたくなったら言ってくださいね?愛宕ミルクアイス♪」

バタン
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/12(木) 23:53:09.32 ID:XzXyto2c0
薬飲んでも咳が止まらない。愛宕母乳アイス食べれば治る気がする
みんなの優しいコメに励まされてます。ありがとう
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 23:58:29.07 ID:MqDiJIc4o
いいから寝ろ
体が楽になったらさっさと書くんだよ!
127.30 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)