レッド「人見知りを克服しなくては…」

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251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:37:57.03 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「忘れちゃうのはしょうがないことなんだよ」

セレビィ「だってないことを覚えてるなんて無理なことでしょ」

ナツメ「それはたしかに…」

レッド「…なあ、あの子はグリーンのところで生活するのが嫌だったのか?」

セレビィ「ううん、すごく楽しそうだったよ」

セレビィ「二人も他の子どもたちと変わらず平等に育ててたし」

レッド「じゃあなんで過去を変えたりしたの?」

セレビィ「……」

セレビィ「そうだよねー、それはわたしにもわかんないなー」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/23(火) 02:20:41.38 ID:EB0vHrTI0
セレビィ「そんなことよりー」

セレビィ「君たちはやりたいこととかあるの?」

セレビィ「これからは私も知らないからさ、少し気になるな」

レッド「やりたいことか…」

レッド「今まで通りでいいと思ってるけどな」

セレビィ「何言ってんの、子どもができたらそうは言ってられないよ」

セレビィ「あの子はかなりのおてんばだからね」

ナツメ「でもそんな何年先かもわからないし…」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/23(火) 02:21:51.42 ID:EB0vHrTI0
セレビィ「一年後だよ、正確には一年もないけど」

セレビィ「あの子も言ってたでしょ、また一年後って」

ナツメ「たしかに言ってたけど、あれは一年後にまた来るってものだと…」

セレビィ「いやわかってるでしょ、自分たちの子どもなんだから」

セレビィ「ほら、先週のあれだよ」

セレビィ「がんばってたじゃんか」

レッド「ああ、あれか」

ナツメ「あれね」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「!」

ナツメ「!?」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/23(火) 02:23:07.73 ID:EB0vHrTI0
レッド「な…なんのことだろ…?」

ナツメ「さ、さあ?わからないわ」

セレビィ「今あれって言ったじゃん」

レッド「いや、あれはなんとなく」

ナツメ「私も」

セレビィ「?」

セレビィ「もしかして子どもの作り方わからずにやってたの?」

セレビィ「子どもってペリッパーが運んできたりするわけじゃないんだよ」

レッド「それはわかってる」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/23(火) 02:24:28.61 ID:EB0vHrTI0
セレビィ「ふむ…」

セレビィ「よし、じゃあわたしが今後のために人の繁殖行動というものを教えてあげよう」

レッド「いや、いい…」

セレビィ「ほんとに?」

レッド「うん」

セレビィ「そっか」

セレビィ「聞きたくなったら言ってね」

ナツメ「聞くときはたぶん来ないと思うけど…」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/23(火) 02:25:09.81 ID:EB0vHrTI0
レッド「てか…なんでその…」

レッド「えっと、先週…したってわかったんだ…?」

セレビィ「なにを?」

レッド「話の流れでわかれよ」

セレビィ「ああ、はいはい」

セレビィ「それはもちろん見てたからだよ」

レッド「ミ…ミテタ…?」

ナツメ「……」

セレビィ「あ、そうだ、あの子には見せてないよ」

セレビィ「先に寝かせといたんだ」

セレビィ「へへー、気が利くでしょ」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/23(火) 02:26:09.34 ID:EB0vHrTI0
レッド「……」

ナツメ「……」

セレビィ「えっとそれでー、なんの話だっけ」

セレビィ「ああ、そうそう」

セレビィ「これからどうするか…だったよね」

レッド「他人に教えるべきでないようなことはバレないようにするよ…」

ナツメ「そうね…常に油断しないでおくようにする…」

セレビィ「うんうん」

セレビィ「二人ともこれからの目標ができて、よかったね」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 14:27:15.98 ID:rG9tHljto
まってる
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 01:57:03.14 ID:2LQve1pe0
3日後

ピンポーン

ナツメ「はーい」

コトネ「おはようございまーす」

ナツメ「ああ、待ってたわよ

ナツメ「入って入って」

コトネ「はーい、おじゃましまーす」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 01:57:56.11 ID:2LQve1pe0
コトネ「何かあったんですか?」

コトネ「急にまた撮影がしたいだなんて」

ナツメ「急にじゃないわよ、前から考えてたし」

コトネ「そうですか、まあナツメさんならいつ言ってもOKでしょうから関係ないと思いますけどね」

コトネ「わかりました、すぐにポケウッドの方に連絡します」

ナツメ「うん、ありがと」

ナツメ「でもその前に…」

ナツメ「レッドから今すぐ離れなさい」

コトネ「はーい…」

レッド「いや、俺は別に…」

ナツメ「私がだめなの」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 01:58:38.95 ID:2LQve1pe0
コトネ「じゃあこっちで」ちょこん

ナツメ「なんで私の方に…」

コトネ「いいじゃないですか」

ナツメ「…はぁ、まあいいわ」

セレビィ「ねえねえ、ナツメ、レッド」

コトネ「!」

コトネ「ナ…ナツメさん…!」

コトネ「このポケモン…まさか…」

レッド「あ、そういえばコトネちゃんは見るの初めてか」

コトネ「どうして、こんなポケモンがここに?」

ナツメ「いろいろあってね…」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 01:59:38.36 ID:2LQve1pe0
セレビィ「わたしは何度か君と会ってるけどね」

コトネ「なっ…なんと」

レッド「……」

ナツメ「……」

セレビィ「なに?二人のその顔」

レッド「いや…」

ナツメ「うん…なんでも…」

セレビィ「言っとくけど、わたしはこの子のことはよく知らないよ」

セレビィ「わたしが知ってるのはわたしのパートナーのことだけ」

セレビィ「あの子の親である君たちも見てるけど、それは最近だけだから」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:00:34.23 ID:2LQve1pe0
コトネ「あの…私なんのことだか全然わからないんですけど」

ナツメ「んー…ごめんね、これはないしょ」

コトネ「ぶー…」

コトネ「レッドさん」

レッド「いや、俺も言えないよ」

セレビィ「じゃあわたしが教えてあげよう」

レッド「なんでだよ」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:01:27.70 ID:2LQve1pe0
翌日・ポケウッド

シュンッ

ナツメ「お疲れ様フーディン」

ナツメ「コトネ、フーディンをポケモンセンターへ」

コトネ「はーい、行ってきまーす」

レッド「テレポートってほんと便利だよな、一瞬でこんなところまで来れるなんて」

セレビィ「うむ、わたしもそれぐらいできればいいのだが…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「なんで出て来てるんだよ」

セレビィ「別に隠れろなんて言われてないし、言われたところでわたしはパートナーのあの子以外の指示は聞くつもりはない」

セレビィ「ここはおもしろそうだ、じっとしているのはもったいない」

セレビィ「しかもここでは君はトップクラスの女優だそうじゃないか」

ナツメ「ま…まあ…自分で言うのもなんだけど…人気はあるかな」

セレビィ「そこでだ、わたしも映画に出たい!」

セレビィ「君から頼んでくれ」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:01:58.18 ID:2LQve1pe0
ナツメ「ダメに決まってるでしょ」

セレビィ「なぜだ」

ナツメ「あなたが出るとなるとメチャクチャになる気がする…」

ナツメ「カメラ壊したりとか…」

セレビィ「しないよ、したとしても過去に戻って止めればいいだけじゃん」

ナツメ「過去に戻ってまた壊しそう…」

セレビィ「もう、信用ないな〜」

ナツメ「とにかくダメなものはダメ、あきらめなさい」

セレビィ「ぶー」
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:03:42.18 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「お困りのようね」

♪The Imperial March

レッド「なんだ?急にどこからか音楽が」

セレビィ「こ、このBGMはまさか…!」

メロエッタ「久しぶりね、タマネギ」

セレビィ「ハ…ハツネ…!」

レッド「あれってポケモン…?」

ナツメ「たしか…メロエッタ…幻のポケモンよ」

レッド「へー、すげー」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:04:42.51 ID:2LQve1pe0
監督「お、おーい、メロエッタさーん」

メロエッタ「気やすくワタクシの名前を呼ぶな、ヒゲ」

ナツメ「監督」

監督「おお、ナツメ君来てくれたんだね」

ナツメ「はい、急にすいません」

監督「いやいや、いいんだよ、君ならいつでも大歓迎だ」

監督「それとちょうどいい、今回君の映画に出てもらうメロエッタさんだ」

監督「キョウヘイ君が見つけてくれたんだよ」

セレビィ「なぬー!ハツネが映画に出るだと!」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:06:39.84 ID:2LQve1pe0
監督「なっなななななななななんと!もしやセレビィ!」

ナツメ「ええ…いろいろありまして

メロエッタ「当然」

メロエッタ「ワタクシは生まれながらの大女優」

メロエッタ「そのワタクシ主役の映画を撮るというのは至極当然のこと」

メロエッタ「もしあなたも出たいのならワタクシからこのヒゲに言ってやってもいいわよ」

セレビィ「ほんとに?出たい出たい!」

メロエッタ「ということよヒゲ、タマネギを映画に出してあげなさい」

メロエッタ「主役からの命令よ」

監督「あ…まあそれは僕からお願いしたいぐらいだからいいけど…」

監督「主役はこのナツメ君なんだけど」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 02:09:14.79 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「……」

メロエッタ「なにぃぃぃぃ!?」

キョウヘイ「監督、危ない!」ドンッ

ゲシッ

キョウヘイ「ぐへえ」

監督「キョウヘイ君!」

キョウヘイ「大丈夫でしたか監督、メロエッタと監督がいなくなったと思って探してたんですよ」

メロエッタ「ちょうどいいところに来たじゃない、これはどういうこと?説明しなさい」

キョウヘイ「ど、どういうこととは…?」

ぐにっ

キョウヘイ「い、痛いです、ありがとうございます!」

キョウヘイ「ただ踏む場所をもうちょっと変えてもらえると…頬だと話にくいので」

ふみっ

キョウヘイ「ぎゃあああああああ目がああああああ!」
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:12:35.05 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「可愛い後輩のお願いを聞いてあげてと頼まれたから来たのに」

メロエッタ「話が違うじゃないの」

ぎゅるん

メイ「いった〜…よくも私の目を…」

メロエッタ「さっきの子が悪いんでしょ」

メロエッタ「おいヒゲ、ワタクシを主役にしなさい」

監督「えっ…で、でももうシナリオは…」

メロエッタ「ワタクシを主役にすればもっとすばらしい映画を撮らせてあげるわ」

監督「だから…」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:14:05.92 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「しかたないわね、これを見れば自分から書き直すでしょうね」♪The Imperial March

ピカッ

監督「なんだ!?メロエッタさんの目が光って…」

セレビィ「あれはハツネのやつ…」

レッド「何が起こるんだ?」

セレビィ「集合だよ」

レッド「集合?」

セレビィ「わたしたち別名とBGMを与えられたマスコット600族にのみ許された技だ」

ナツメ「なんかわけのわからない言葉が…」

セレビィ「別名とBGMが与えられるのはその種族の中でもトップの者のみ」

セレビィ「つまりわたしのようなセレビィの中でトップにたつセレビィには別名とBGMがあるのよ」

セレビィ「ちなみにわたしはタマネギ、あのメロエッタにはハツネという名前を与えられている」

レッド「タマネギ…」

セレビィ「ちなみにBGMは常に流れていて本人の意思で大きくしたり小さくしたりできる」

レッド「じゃあ今も流れてるの?」

セレビィ「うん」♪Born to Be Wild

レッド「ミュートにして」
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:15:16.09 ID:2LQve1pe0
ぷわんっ

ナツメ「見て、何か輪っかがでてきた」

♪Volare

レッド「音楽が…」

セレビィ「基本みんな目立ちたがりだから登場するときは音大きくするよ」

レッド「うざいな」

フーパ「 お で ま し 〜 」

監督「う、うおおおおおおフーパだぁぁぁ!!」

メロエッタ「うっさいヒゲ」

フーパ「ハツネに呼ばれたから何かと思えば〜、どこここ〜?」

メロエッタ「ワタクシのための映画を撮る場所よ」

フーパ「へー、映画かー、いいなーおれも出たい」

メロエッタ「ええ、脇役で出してあげる」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:16:32.61 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「それよりクギヤマ、どうして呼んだかわかるでしょ」

フーパ「はいはい、他のメンバーを呼ぶんでしょ」

フーパ「その代わりおれも映画だしてよ主役で」

メロエッタ「主役はワタクシよ」

フーパ「ええー」

フーパ「あ、そうだじゃあ多数決とろう、みんなに聞けばいいんだよ」

メロエッタ「望むところよ」

メロエッタ「ワタクシが勝つのはもうわかってるけどね」

レッド「またああいうのがいっぱい出てくるのか?」

セレビィ「うん、みんな水を目の前にしたモヒカンみたいに元気でいいやつだからちょっとにぎやかになるかもね」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:17:19.59 ID:2LQve1pe0
フーパ「おでまし〜!」

♪Baroque Hoedown

ジラーチ「ひゃっは〜!」ドヒューン

レッド「ぐおっ」

ナツメ「レッド!?」

ジラーチ「ふははははは、おまえもろーにんぎょうにしてやろうか!」

レッド「いった…なんだこいつ」

レッド「おまえも…ってなんか聞いたことあるような…」

ジラーチ「おまえも?ク〇リンのことかー!」

レッド「ほんとになんなんだこいつ」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:18:28.97 ID:2LQve1pe0
セレビィ「クギヤマ、ニシキノなんて一番ややこしいやつを何で最初に出すの」

ジラーチ「そーだそーだ、何考えてんだバカ」

フーパ「一括でやっちゃったから順番はおれにもわからないの」

フーパ「それとアホは黙っとれ」

ジラーチ「アホって言われてるよ、言い返しな」

セレビィ「わたしじゃなくてあんたに言われてるのよ」

ジラーチ「じゃあ君はなんなんだ」

セレビィ「わたし?わたしは何もないわよ」

ジラーチ「よし、ならボクのアホとクギヤマのバカをたしてアホバカと呼んであげよう

セレビィ「誰がアホバカだ!」

メロエッタ「やれやれ、低能どもが」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:19:35.65 ID:2LQve1pe0
セレビィ「誰が低能だー!」

フーパ「こいつらと一緒にすんじゃねー!」

ジラーチ「きゃっほーい」

メロエッタ「ワタクシとやるというの?いい度胸ね」

ぽかぽかぽかどこぽか

ナツメ「どうする?なんか始めちゃったけど」

レッド「おもしろそうだし、もうちょっと見とこうよ」

レッド「あの監督も楽しそうだし」
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:20:50.19 ID:2LQve1pe0
♪We Will Rock You

ナツメ「また音楽が…」

コトネ「どうしたんですか?」

ナツメ「コトネ!?」

ナツメ「音楽が鳴って現れたってことはまさかコトネってポケモン…!」

コトネ「へ?…何を言ってるんですか?」

キョウヘイ「コトネさんってポケモンだったんですか!」

キョウヘイ「モンスターボール!えい!えい!」

キョウヘイ「おこ」

ドスッ

キョウヘイ「った…」どさっ

コトネ「何やってんの、あんた」
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:21:27.11 ID:2LQve1pe0
コトネ「何なんです?この音楽…どこから流れて」

マナフィ「ねえねえ、そこの」

ナツメ「あれ?どこからか声が」

マナフィ「こっちこっち、BGMと声が聞こえるでしょ」

レッド「この辺だな…」

マナフィ「そうそう、そこそこ」

マナフィ「見下げてごらん」

レッド「わっ」

マナフィ「わざとらしい」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 02:22:01.18 ID:2LQve1pe0
レッド「ナツメこれは?」

ナツメ「えっとマナフィね」

マナフィ「むむ、なんだその薄い反応は」

マナフィ「ぼく幻のポケモンだよ、もっと驚きなよ」

レッド「まああそこにいっぱいいるから」

ぽかぼこぽこぽこメキョッぽこぽか

マナフィ「わあ、みんな何してるのー?」

マナフィ「ぼくもまぜてー!」

ぱかぽこぽこ

メロエッタ「ハ、ハンカチ!あんたまで!」

コトネ「何ですかあれ?」

ナツメ「世の中知らなくても何の影響もないことってあるのよ」
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 01:02:12.20 ID:q6ZpnrKX0
コトネ「ってなんかあれすごくないですか!」

コトネ「全部本物ですよね…!」

ジラーチ「うんもちろんそうだよ」

コトネ「うわっ」

コトネ「ジ、ジラーチだ…!」

ナツメ「あの中にいたはずじゃ?」

ジラーチ「ふはは、一体いつからボクがあの中にいると錯覚していた」

ナツメ「飛び込んで行っていたように見えたけど…」

ジラーチ「うん、飽きたから今ここに来たところ」

ナツメ「じゃあ錯覚じゃなくて本当にいたんじゃないの」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 01:05:54.52 ID:q6ZpnrKX0
♪Because We Can

レッド「また音楽が…」

コトネ「はいどーもって出てきそうですね」

ナツメ「ていうか何匹でてくるの?」

ジラーチ「ボクたちは全部で11匹だから…」

ジラーチ「えっとえっと…」

ジラーチ「あと7匹だ!」

ナツメ「11匹か…今から出てくるのあわせてあと6匹ね」

ナツメ「いつ撮影できるのかな…」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 01:06:53.21 ID:q6ZpnrKX0
ビクティニ「あれあれ〜?みんな何してるの?」

ジラーチ「コンバトラー、久しぶりー」

ビクティニ「わお、ニシキノじゃないかー」

ジラーチ「あっいいこと思いついた、ボクっててんさ〜い!」

ビクティニ「なになに?僕にも教えて〜」

ジラーチ「えっとね、ボクがコンバトラーを背中合わせでかついで、とっしーん」

ジラーチ「そのときにVなんとかをやるんだ」

ビクティニ「おーけーおーけー!やろーやろー!」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 01:07:42.14 ID:q6ZpnrKX0
ジラーチ「いっくぞーっ!」

ビクティニ「いっけー!」

ジラーチ「うおおおお」テクテクテクテクテク

ビクティニ「Vじぇねれ〜〜〜と!」

メロエッタ「!」

メロエッタ「ス、ストップストップ!」

メロエッタ「一回やめなさい!あれ!あれを見なさい!」

メロエッタ「アホ二人が…」

ドキャーン

ジラーチ「勝った!第2部完!」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 03:33:45.03 ID:ggNPXhYZo
コンバトラーは草
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/28(日) 15:32:40.11 ID:8nZNgabr0
そこそこ面白い
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:27:17.80 ID:APM20iVc0
メロエッタ「なに…かってに…終わらしてくれてんのよ!」

セレビィ「……」ぴくぴく←効果抜群

マナフィ「わお、おもしろいアトラクションだったね、あはははは」

マナフィ「次ぼくにやらせてよ」

ビクティニ「おーけーおーけー」

ジラーチ「じゃあボクが‎上になるよ」

ジラーチ「とうっ」ちょこん

マナフィ「せや〜〜」

メロエッタ「またやるというのね…」

メロエッタ「よろしい、ならば戦争だ」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:28:18.31 ID:APM20iVc0
メロエッタ「ワタクシを怒らせたこと…後悔させてやるわ!」♪The Imperial March

ジラーチ「うお〜」

♪It's My Life

マーシャドー「やめないかお前たち」ガシッ

メロエッタ「クリキン…!」

マナフィ「もー!なんでとめるのさ!」

ジラーチ「そーだそーだ!」

マーシャドー「醜いことをやめろと言っているのだ」

マーシャドー「集合があったから何があるのかと思えば…」

マーシャドー「こんなことなら俺は帰るぞ」クルッ
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:28:58.22 ID:APM20iVc0
♪Rhythm And Police

マギアナ「まあまあお待ちなさい」グイッ

マーシャドー「ふがっ」

マギアナ「こうして久しぶりに集まったのですよ」

マギアナ「少しはゆっくりしたらどうですか」

♪Wedding March Part. 2

ディアンシー「そ・れ・に」

ディアンシー「一番偉いアタクシに挨拶もなしに帰るなんて失礼じゃなくて?」

マーシャドー「お前ら…」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:29:38.36 ID:APM20iVc0
マギアナ「一番偉い?」

マギアナ「一番偉くないの間違いではないですか」

マギアナ「まったく…クリキンを止めるということで珍しく意見が一致したと思えば」

マギアナ「プリプリ、あなたにはお笑いのセンスはないのですから無理に笑わせようとしなくてよいのですよ」

ディアンシー「お笑い?アタクシが?」

ディアンシー「キューアールほどではないわよ」

ディアンシー「嫌よね、嫉妬なんて」

マギアナ「まあすごい、あなた嫉妬なんて言葉知ってらしたの」

マギアナ「100年前とは比べものにならないほどの成長じゃない」

マギアナ「私感動しましたわ」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:30:10.84 ID:APM20iVc0
セレビィ「……」

レッド「おい、大丈夫か…?」

セレビィ「う…」

ナツメ「レッド、これを」

レッド「ああ、ありがとう」

レッド「ほら、回復の薬だ」シュー

セレビィ「ふぅ…」

セレビィ「ありがとう、助かったよ」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:30:38.09 ID:APM20iVc0
セレビィ「ふむ、だいぶ集まってるね」

セレビィ「……」きょろきょろ

セレビィ「あとはギアナとバニラだけか」

レッド「なあお前たちの仲間ってあんまり仲良くないのか?」

セレビィ「仲が良くないかって?」

セレビィ「わたしたちはたまたま幻のポケモンに生まれて」

セレビィ「たまたまその種族の頂点に立ったポケモンの集まりにすぎないからね」

セレビィ「仲間意識というものはあるかもしれないが、親しいというほどではないかな」

セレビィ「みんなでピクニックにいったり、プレゼント交換したり、一緒にお菓子作ったり」

セレビィ「そういや温泉旅行にも行ったな、あとは…言い出すとキリがないけどその程度の関係だよ」

ナツメ「結構仲はいいのでは…?」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:31:29.56 ID:APM20iVc0
レッド「じゃあ誰が一番仲がいいんだ?」

セレビィ「そうだな…バニラかな」

セレビィ「唯一の同じ草タイプだし」

♪Misirlou

セレビィ「あ、ちょうど来たみたいだね」

レッド「だんだん便利だとすら思えてきたよ、このシステム」

シェイミ「……」てくてく

シェイミ「…すー」

シェイミ「イエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェイ!!」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:31:59.88 ID:APM20iVc0
セレビィ「やあバニラ」

シェイミ「タマネギか」

ナツメ「声渋っ…」

シェイミ「今回の集合の目的はなんなんだ?」

シェイミ「ワガハイも暇ではないのだがな」

セレビィ「全員そろってからハツネが言ってくれるよ」

シェイミ「……」きょろきょろ

シェイミ「あとはギアナか」

シェイミ「ふん、相変わらず勝手なやつだ、いつもあいつが最後じゃねえか」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:32:32.24 ID:APM20iVc0
ミュウ「くすくす」

レッド「ん?何か言った、ナツメ?」

ナツメ「いや、何も」

レッド「じゃあコトネちゃん?」

コトネ「私も何も言ってないです」

コトネ「これじゃないですか?」

キョウヘイ「……」シーン

コトネ「違うみたいですね」

ミュウ「くすくす」ひょい

レッド「!」

ナツメ「レッドの帽子が浮いてる」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:33:06.76 ID:APM20iVc0
ミュウ「そろそろいいかな」

♪He's a Pirate

ミュウ「くすくす」

シェイミ「この音楽、それにこのいけすかねえ笑い方…」

セレビィ「ギアナだ…」

ミュウ「ミューはここだよー」

ミュウ「みんな久しぶりだねー」

ミュウ「くすくす」

ミュウ「この帽子いいね!君の?」

レッド「ああ」

ミュウ「ミューにくれない?」

レッド「だめ」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:34:11.15 ID:APM20iVc0
ミュウ「どうしても?」スイー

レッド「うん」

レッド「ていうか返せ」

ミュウ「今日の朝ごはん何食べた?」

レッド「は…?」

ミュウ「好きなネクタイの色は?」

レッド「?」

ミュウ「なんでスキンヘッドにしないの?」

レッド「??」

ミュウ「アマゾンのアラグヮリ河流域で起こる河の水が逆流してしまう自然現象を何という?」

レッド「???」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 03:35:05.10 ID:APM20iVc0
ミュウ「くすくす」

セレビィ「もうそのぐらいにしときな」

セレビィ「ギアナはね、人が困惑する顔を見るのが大好きなんだ」

ミュウ「うん、君の顔おもしろかったよ」

ミュウ「これは楽しませてくれたお礼、君にあげるよ」

レッド「あ、どうも…」

レッド「ってこれ俺の帽子だよ」

ミュウ「くすくす」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 04:03:08.81 ID:jznAXrwBo
キャラ濃すぎませんかね…(歓喜)
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:06:09.66 ID:cjcU59jWo
ポロロッカ!
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:06:45.62 ID:iP9r5nPo0
メロエッタ「全員そろったわね」

マーシャドー「何があるというのだ、早く言え」

メロエッタ「あなたたちの意見を聞きたくて集まってもらったのよ」

メロエッタ「映画の主役には誰がふさわしいかをね」

メロエッタ「ワタクシかそれとも」

ジラーチ「主役といえばやっぱりボクだよね」

マナフィ「じゃあぼくも主役やるー」

マーシャドー「そういうことなら俺に任せておけばいいんだ」

シェイミ「落ちつけお前たち、この中で誰が一番…といえばワガハイしかおらぬだろう」

ミュウ「ノンノンノン、一番ってなるとファーストであるミューだよね」

ビクティニ「なら僕と一緒にやろうよ」

ディアンシー「黙りなさい、わき役たちよアタクシこそが主役よ」

マギアナ「あら、あなたはせいぜいエキストラじゃなくて?」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:07:25.98 ID:iP9r5nPo0
フーパ「なるほど、こうなったか」

フーパ「タマネギからも言ってくれよ、きみなら状況がわかってるだろ」

セレビィ「ずるいぞ君たち、言いたいだけいって」

セレビィ「わたしも主役をやる!」

メロエッタ「話を聞きなさい!低能ども!」

メロエッタ「あなたたちごときが主役なんてつとまると思っているのか?」

メロエッタ「あなたたちを呼んだのは多数決をとり、圧倒的差を見せつけるため」

メロエッタ「あなたたちの映画を撮るためではない」

メロエッタ「さあ、誰がふさわしいか答えなさい」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:08:02.56 ID:iP9r5nPo0
ミュウ「ミューかな」

ビクティニ「僕だ!」

セレビィ「ここはわたしが」

マナフィ「ぼくでいいんじゃないかな」

マーシャドー「やはり俺だろう」

シェイミ「ワガハイにまかせておけ」

フーパ「おれだって最初から言ってるだろ」

ディアンシー「主役なんてアタクシのための言葉じゃないの」

ジラーチ「ボクやりたーい」

マギアナ「みながそういうなら私も」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:08:47.95 ID:iP9r5nPo0
メロエッタ「……」ぷるぷる

メロエッタ「あ…あんたたち…」

ナツメ「いい加減にしなさい!」

レッド「ナツメ?」

ナツメ「今から撮るのは私の映画でしょ」

ナツメ「あなたたちの誰でもなく私が主役」

ナツメ「そうですよね監督」

監督「あ…や…まあ…ちょっと話を変えて…」

ナツメ「私が、主役、ですよね?」

監督「は、はいっ」
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:09:35.19 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「そういうことなの、ごめんね」

メロエッタ「ふざけんじゃないわよヒゲ」

メロエッタ「書き直せ!」

600ズ「そーだそーだ」

監督「うっ」

ナツメ「この子たちが映画に出るのは全然いいんですけど…」

ナツメ「そもそも演技できなんじゃないですか」

ナツメ「そういうのを主役にするのは監督としてどうなんですか」

監督「それは…たしかに…」

メロエッタ「ならワタクシと勝負よ」

ナツメ「勝負?」

メロエッタ「そう、誰が最も主役にふさわしいか」

メロエッタ「あなたが勝てば潔く主役を譲ってあげる」

ナツメ「いいわ、うけてたつ」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:11:48.43 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「監督もいいですよね?」

監督「まあみんながいいということなら…それで決めよう」

監督「やり方や判定は僕に任せてもらおう」

ナツメ「はい、いいですよ」

監督「よし…」

監督「それじゃあまず第一審査はみんなには僕が指定した場面を演じてもらうよ」

監督「みんなの演技力がどれほどのものか見たいからね」

監督「一人一つずつ台本を選んでもらうからそれを覚えて」

監督「中は選ぶまでのお楽しみだよ」

監督「順番は選んだ台本によって決まっている」

監督「そうだな…短い内容だから30分後に開始しよう」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:12:18.26 ID:iP9r5nPo0
30分後

監督「よし、30分だ」

監督「みんな台本は覚えたかな」

監督「ではまずナツメ君から」

ナツメ「はい」

監督「じゃあみんな用意して」

レッド「なんか布団が…」

レッド「まさか…」

ナツメ「先に言っとくけど違うから大丈夫」

監督「じゃあいくよ、よーいアクション!」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:13:50.88 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「眠れないアル」

ナツメ「今までどうやって寝てきたか、わからなくなってきたアル」

ナツメ「どうやったら眠れるアル?どうやったら眠りの中に入っていけるアル?」

男「とりあえず黙れ!そして目をつぶってじっとしてろ」

ナツメ「だってよくよく考えるアル」

ナツメ「寝るって一体何アルか?」

ナツメ「目つぶっても結局私たち瞼閉じてるだけで眼球は中でゴロゴロしてるアル」

ナツメ「真っ暗だけど結局それは瞼の裏側見てるだけで眠ってるわけじゃないアル」

ナツメ「その証拠に昼間日向で目を閉じると真っ赤アル」

ナツメ「眼球どうすれば眠れるアルか」

ナツメ「真っすぐ瞼の裏見てればいいアルか?それとも上の方見てればいいアルか?」

ナツメ「どうすれば眼球は休ま」

男「やめろよぉぉぉ!こっちまで眠れなくなってきたろうが!」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:14:42.08 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「あと寝る時って息口でするんだっけ?鼻でするんだっけ?」

ナツメ「口から吸って鼻から出すんだっけ?鼻から吸って口からだっけ?」

男「やめろぉ!」

ナツメ「手って組んだ方がいいんだっけ?横に置くんだっけ?」

ナツメ「布団から出すんだっけ?仕舞うんだっけ?」

ナツメ「枕の位置ってどの辺だっけ?」

ナツメ「仰向けだっけ?うつ伏せだっけ?」

男「やめろ…ぉ!」

ナツメ「人ってどこから生まれてどこに向かうんだっけ?」

ナツメ「宇宙のむこう側ってどんなになってるんだっけ?」

ナツメ「私はなんでこんなことばかり言わされてるんだっけ?」

男「やめろよぉ!ああっ眠れねえ!!」

ナツメ「眠るって何だっけ?」

監督「はいカットォ!」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:15:36.69 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「ってなんですかこれ!」

ナツメ「なんで私がこんなことしなきゃいけないんですか、台本おかしいでしょ」

監督「そういわれても選んだのはナツメ君だからね…」

レッド「今の女優さん完璧でした100点です」

コトネ「はい、彼女ならどんな役でもこなせるでしょう100点です」

マギアナ「まあまあですね、瞬きを一度もせずあの眼をやり続けたのは評価できます、ですが83点といったところでしょうね」

監督「ちょっと勝手に審査員やらないでくれる」

監督「あとなんでそっちにまじってるの」

マギアナ「私はそもそも主役などに興味はありませんから」

マギアナ「さっきの場では自分を言わなければ他の誰かを選ばないといけませんでしたからね」

マギアナ「まあ誰でもいいんですがね」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:16:43.48 ID:iP9r5nPo0
マギアナ「本編映画のタイトルにすらなれないようなポケモンであれば必死になるでしょうね」

マギアナ「短編作品()」

メロエッタ「なんですって」イラッ

マギアナ「あら?ハツネのことなんですか?私知りませんでしたわ」

マギアナ「他にもホウオウさんにひっついて出た者もいたそうじゃないですか、あのポケモンは必要だったのでしょうか?」

マーシャドー「俺がいなかったらあれは成立すらしてねえ」

マギアナ「だwれwもwあwなwたwのwはwなwしwはwしwてwなwいwでwすwよw」

マギアナ「もしあなたが該当するポケモンでしたら非礼を侘びますわ、私の無知ですから」

マギアナ「えっとそういえば、伝説のポケモンどころか一般のポケモンのおまけのような方もいましたね」

ミュウ「ルカリオ君かっこよかったね」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:17:40.07 ID:iP9r5nPo0
監督「と、とりあえず審査を続けよう」

監督「マギアナさんは主役辞退ということでいいんだね」

マギアナ「ええ、そのつもりです」

監督「では平等な目で見てくれるということで僕と一緒に審査してもらう」

監督「そっちの二人はだめね」

コトネ「え〜!」

監督「えっと2番の台本は…」

監督「シェイミさんか」

監督「それじゃあ準備して」

監督「よーい、アクション!」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:18:20.28 ID:iP9r5nPo0
シェイミ「ワガハイはポケモンセンターへ向かう」

女「待って」ガシッ

女「聞いておきたいことがあるの」

シェイミ「なんだ?」

女「あの人とはどんな関係だったの?」

シェイミ「ワガハイの親であり、師匠だった」

女「恋人でもあった?」

シェイミ「…それ以上の存在だ」

女「それ以上?」

シェイミ「ワガハイの半分はあの人のものだ」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:19:03.70 ID:iP9r5nPo0
女「好きなの?」

シェイミ「そういう感情じゃない」

女「嫌いなの?」

シェイミ「好きか嫌いか…」

シェイミ「そのどちらかでないといけないのか」

女「そうよ」

女「男と女の間がらはね」

シェイミ「10年生死を共にした」

シェイミ「とても言葉ではいえない」

女「そんなあの人を殺せるの?」

シェイミ「……」

女「あの人の暗殺、それがあなたの任務でしょ」

シェイミ「……」

女「シェイミ…恋人は?好きな人はいるの?」

シェイミ「他人の人生に興味を持ったことはない」

監督「はい、カット」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:19:45.53 ID:iP9r5nPo0
レッド「なんか見た目はあれだけど声完璧だな」

ナツメ「たしかに…目をつぶって聞けばすごくいいわね」

マギアナ「表情をもう少し暗くすれば、少しは評価できるのですがね」

コトネ「表情とかそういう問題じゃない気が…」

監督「よし、次だ」

監督「3番目はビクティニさんだ」

ビクティニ「わお次は僕か、がんばるぞー!」

監督「よーいアクション!」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 01:52:38.90 ID:4h/5xMwqo
大塚明夫かな?
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 23:25:34.83 ID:xpZvKnDA0
もうナツメの声が完全に神楽で再生されるようになってしまった
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:46:47.94 ID:oxy25f2L0
男「はー…はー…ビクティニ、そうだビクティニ」

男「書け!お前のノートにこいつらの名前をお前が書くんだ!書けビクティニ早く!!」

男「た…頼むビクティニ、もうお前しかいないんだ書いてくれ!!」

ビクティニ「おーけーおーけー書くよー」

男「くっははははははは」

男「ざぁまぁーみろ、お前は僕を殺すしかなかったってことさ」

男「しかしビクティニが名前を書くと言った以上もう誰にも止められない、手遅れだお前らは必ず死ぬ!!」

ビクティニ「いや死ぬのはキミだよ」

男「!?」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:47:24.39 ID:oxy25f2L0
男「ビクティニおまえ…」

男「ば…止めろ!」

ビクティニ「どう見てもキミの負けだ」

ビクティニ「ここをどう切り抜けるか少しは期待したけどー」

ビクティニ「僕にすがる様じゃねー…キミは終わりだ」

ビクティニ「結構長い間お互いの退屈しのぎになったじゃないか、面白かったよ」

男「し…死ぬのか!?僕は死ぬのか!!」

ビクティニ「そうだよ40秒でVジェネレート、もう決まり」

男「…い…や…やだ、死にたくない」

男「死にたくない!ふざけるな!止めろ!死にたくない!」

ビクティニ「みっともないなぁ、いやキミらしくないよ」

ビクティニ「最初に言ったよね」

ビクティニ「キミが死んだとき僕がキミの名前を…」

ビクティニ「名前を…」

ビクティニ「……」

ビクティニ「Vじぇねれ〜と!」

監督「カ…カット…」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:48:14.98 ID:oxy25f2L0
コトネ「声が明かるすぎて全然雰囲気が…」

マギアナ「雰囲気以前セリフを覚えていないとは…」

マギアナ「他にも覚えていなさそうなのもいますけど…」

ナツメ「たしかに…」

マギアナ「まあコンバトラーにしては頑張った方でしょう」

ビクティニ「わーいほめられたー」

マギアナ「……」

監督「えっと、つ、次は…ミュウさんか」

マギアナ「セリフを覚えていないより恐ろしいことがありそうですが…」

ミュウ「安心しなよミューを信じて」

監督「まあ…そう言うなら…」

監督「よし、よーいアクション」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:49:06.81 ID:oxy25f2L0
女「どなた?」

ミュウ「泥棒だよ」

女「泥棒さん?」

ミュウ「こんばんは花嫁さん」

女「あなたはあの時の方ですね」

ミュウ「忘れ物だよ」

女「まあ、このためにわざわざ?伯爵に見つかったら…」

ミュウ「なあに、狙い狙われるのが泥棒の本性だよ」

ミュウ「仕事が終われば帰るよ」

女「お仕事…」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:49:57.50 ID:oxy25f2L0
女「私に何か差し上げられる物があればよいのですが…」

女「あっこれを…」

ミュウ「ノンノンノン、ミューの獲物は悪い魔法使いが高い塔のてっぺんにしまい込んだ宝物」

ミュウ「どうかこの泥棒に盗まれてくれないかな」

女「私を?」

ミュウ「金庫に閉じ込められた宝石たちを救いだし、無理やり花嫁にされようとしている女の子は緑の野に放してあげる」

ミュウ「これみんな泥棒の仕事なんだよ」

女「私を自由にしてくださるの?ありがとう…とてもうれしいの」

女「でもあなたは我が家の恐ろしさをご存じないのです、どうかこのまま帰って」

ミュウ「ああ何ということだ、女の子は悪い魔法使いの力を信じるのに泥棒の力を信じてくれないなんて」

ミュウ「その子が信じてくれたら泥棒は色が青くなったり光輝くことだってできるのに」

ミュウ「うっうっ…うむむむ〜」

ゴゴゴゴゴゴゴ

監督「な、なんだ建物が揺れて…ちょっカットカット!何しようとしてるの!」

バキッ

監督「うわっ僕のメガホンが砕けた!?」

ミュウ「くすくす」

ミュウ「今はこれが精一杯」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:51:18.36 ID:oxy25f2L0
監督「ぼ…僕のメガホンがぁ…」

マギアナ「ギアナが珍しく真面目にやってると思えば…」

監督「メガホン…」

マギアナ「あなたにはまだヒゲがあるじゃないですか」

マギアナ「それともその唯一あなたに残されたものもなくしてあげましょうか」

ナツメ「監督別にヒゲだけの人じゃないよ」

マギアナ「では他に何が?」

ナツメ「……」

監督「ナツメ君!何か言ってよ!」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:52:16.61 ID:oxy25f2L0
メイ「監督はヒゲとメガホンだけの人じゃないですよ!」

監督「おおっメイ君!」

メイ「監督はけっこう男らしいところもあるんですよ」

メイ「ほら体つきだってがっしりしてます」

メイ「これ脂肪じゃなくて筋肉ですよ」

監督「まあ趣味筋トレだからちょっと自信はあるけど」

メイ「この太い腕で抱きしめてくれたときとか耳元で甘い言葉をささやいてくれたり」

監督「ちょっと何言ってんの」

コトネ「何?あんた枕でもやってたの?」

メイ「なぜそれを!?」

監督「やってない!やってない!」

コトネ「わかってますよ、こいつの冗談でしょ」

監督「冗談じゃ済まされないよ…」

メイ「わかってたのにひどいですね、たしかに私もレッドさんみたいな人がいいんですけどね」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:52:57.10 ID:oxy25f2L0
メイ「ところで今何やってるんですか?」

監督「主役のオーディションをやってるんだ」

メイ「へえ」

メイ「って!か、監督…っ!こ、これ…みんな幻の…」

メイ「すごいです監督!監督が集めたんですか!初めて尊敬しました!」

監督「今サラッとちょっとひどいこと言ったよね」

監督「僕が集めたんじゃないけど、流れで集まってくれてね」

監督「それで誰が主役をやるかもめてこうして決めることになったんだ」

監督「さて、そろそろ再開しようか」

監督「次はディアンシーさんだね」

監督「よーい」

ディアンシー「ちょっとお待ちになって」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:53:49.72 ID:oxy25f2L0
監督「ん?何か?」

ディアンシー「やはりここでやらなければいけませんか…?」

マギアナ「主役をやりたくなければけっこうですよ」

マギアナ「では次の方」

ディアンシー「あたくしはやらないとは言っていません」

ディアンシー「ですがこの者どもに見られながらやるのは…」

監督「そう言われてもね…」

マギアナ「自身がないのならやめたらどうですかぁ〜〜〜〜〜?」

ディアンシー「くっ…!」

ディアンシー「わかりましたわ、なら見せつけてあげますわアタクシの女優魂を!」♪Wedding March Part. 2

ディアンシー「さあヒゲ!始めなさい!」

監督「その前に音楽は消してね…」

監督「はい、よーいアクション!」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:54:44.51 ID:oxy25f2L0
ディアンシー「この技を受けてみなさい!」

ディアンシー「5メガネ!!」

男「なんの!わりばし!!!」

ディアンシー「な…フェイントですって!?」

ディアンシー「ならこの明太子は使えない!!」

男「そしてこのウーロン茶で俺のコンボは完成する」プシュ

ディアンシー「しまった、暗黒コンボか!」

ディアンシー「仕方ないわ!ここで雑巾を発動するわ!」

男「バカな!2枚もだと!?こいつ正気か!?」

男「ちいいっ!」

ディアンシー「アイルトンセーナー!!」

男「くっ…俺の5目半負けか…」がくっ

ディアンシー「フチなしのメガネならあたくしがやばかったですわ…」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:55:42.74 ID:oxy25f2L0
男「アンチルールによりウーロン茶をかぶるぜ」

男「次はキサマがステージを決める番だ!さっさと領収書を切れ」

ディアンシー「領収書は切りませんわ」ぺしっ

ディアンシー「使い方がわかりませんからね」

男「バカな!自殺行為だぞ!!」

ディアンシー「メガネがあればそれでよろしくてよ」

男「なるほど、ヒットポイント回復に当てるというわけか」

男「ならば俺はセカンドコートからいくことにするぜククク…」

ディアンシー「外道ね」

ディアンシー「それでは二回戦を始めますわよ」

男「いつでも来い」

スゥ スゥ ストン

二人「ポン!!!!」

ディアンシー「二回戦は引き分けね」

男「だが今の戦いで俺はヤクルトを3本手に入れた」

ディアンシー「六本木六本木」

男「モスコミュールモスコミュール」

監督「カ…カット…」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:56:48.57 ID:oxy25f2L0
ディアンシー「はー…はー…」

ディアンシー「ど、どうよ!これがあたくしの本気よ!」

マギアナ「次の方どうぞ〜」

ディアンシー「なんで次行くのよ!」

マギアナ「ごめんなさいね、見てほしくなさそうだったので見てませんでしたわ」

ディアンシー「くっ…この…!」

ディアンシー「ヒゲ!キューアールのどこが平等な目で見てるっていうの!」

監督「うん…マギアナさんそれは…」

マギアナ「冗談ですわ、きっちり録画しておきましたから」

マギアナ「この通り」

ディアンシー『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ

ディアンシー「何回再生してるの!壊れてるでしょ!」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 00:57:41.05 ID:oxy25f2L0
メイ「もしかしてこういうの全員分やるんですか?」

ナツメ「ええそうよ」

レッド「ナツメも含めてね」

メイ「ナツメさんもやったんですか?」

レッド「うん、新しいナツメが見れた気がする」

メイ「新しいナツメさん…?」

ナツメ「余計なことは言わなくていいの」

ナツメ「そもそもみんな台本がランダムだからキャラと違う役ばかりやってるんだし…」

ナツメ「あ、シェイミ以外」

メイ「シェイミはあってたんですか」

メイ「ええ〜なんだろう、あの可愛いフォルムだから…なんでも吸い込む桃球とかですか?」

ナツメ「想像にまかせるわ…」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:34:33.30 ID:cVS4K/If0
監督「次はジラーチさんか…」

マギアナ「……」

監督「なんとかなればいいんだが…」

ジラーチ「ボクすごい自信あるよ」

マギアナ「ではやってもらいましょうか…」

監督「そうだね…」

監督「それじゃあいくよ、よーいアクション」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:35:31.85 ID:cVS4K/If0
ジラーチ「すまないね、えっと…キミを驚かせるつもりじゃなかったんだ」

ジラーチ「せめてキミに見つからないように…こ、コナゴナにしておいたほうがよかったかな」

男「ジラーチ…」ぐっ

男「いつからだ…」

ジラーチ「もちろん最初からだよ」

ジラーチ「ボクがたいちょーになってから彼以外を…うん、思ったことはない」

男「それじゃあいままでずっと…みんなだましてやがったのか」

ジラーチ「だましたつもりはないよ」

ジラーチ「ただキミたちが理解していなかっただけだよ」

ジラーチ「ボクのほんとーの姿を」

男「理解していない…」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:36:41.55 ID:cVS4K/If0
男「あいつは…てめえに憧れ…てめえの少しでも近くにいたくてここに入り」

男「てめえの役に立ちたいと、それこそ死に物狂いでやっとの思いで副隊長になったんだぞ」

ジラーチ「知ってるよー、自分に憧れを抱く人間ほどほにゃららしやすいものはないのだ」

ジラーチ「いい機械(誤字)だ、一つ覚えておきたまえ」

ジラーチ「憧れは理解から最もとな…遠い感情なのさ」

男「ジラーチ、俺はてめえを殺す」

ジラーチ「あんまり強い言葉は使わない方がいい、弱く見えるよ」

男「うおおおお」

ジラーチ「アイヘwww」

監督「…カット」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:37:10.48 ID:cVS4K/If0
ジラーチ「か〜んぺき〜!」

マギアナ「……」

監督「……」

マギアナ「もう何も言いません…」

監督「うん…」

マギアナ「次いきましょう」

監督「そうですね」

監督「次、セレビィさん」

監督「それじゃ、よーいアクション」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:38:12.81 ID:cVS4K/If0
セレビィ「自分が嫌いなのね…だから人も傷つける」

セレビィ「自分が傷つくより人を傷つけた方が心が痛いことを知っているから…」

セレビィ「でも、どんな思いが思いが待っていても…それはあなたが自分一人で決めた事だわ、価値のあることなのよ」

セレビィ「あなた自身のことなのよ…誤魔化さずに自分に出来ることを考え償いは自分でやりなさい」

男「セレビィさんだって…他人のくせに…」

男「何もわかってないくせに!」

セレビィ「他人だからどうだって言うのよ!!」

セレビィ「あんたこのままやめるつもり!?」

セレビィ「今、ここで何もしなかったら…私許さないからね…」

セレビィ「一生あんたを許さないからね」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:38:53.19 ID:cVS4K/If0
セレビィ「今の自分が絶対じゃないわ…後で間違いに気付き、後悔する…」

セレビィ「私はその繰り返しだった…ぬか喜びと自己嫌悪を重ねるだけ…」

セレビィ「でも、そのたびに前に進めた気がする…」

セレビィ「もう一度サイホーンに乗ってけりを付けなさい」

セレビィ「サイホーンに乗っていた自分に…何のためにここに来たのか…」

セレビィ「何のためにここにいるのか…今の自分の答えを見つけなさい…」

セレビィ「そして、けりをつけたら、必ず戻ってくるのよ…」

セレビィ「約束よ、いってらっしゃい」

セレビィ「……」

セレビィ「大人のキスよ、帰ってきたら続きをしましょ」

監督「カーット!」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:39:42.25 ID:cVS4K/If0
マギアナ「久しぶりにまともなのを見た気がしますわ」

ディアンシー「あたくしの演技がまともではないと?」

マギアナ「それはあなたのご想像にお任せしますわ」

レッド「今のはよかったと思う」

ナツメ「うん、けっこう合ってたしね」

ナツメ「セレビィって意外と上手なのね」

セレビィ「ふふ、驚いた?私ってやろうと思えばなんでもできるの」

セレビィ「私が主役になるかもね」

マギアナ「悪い流れが消えましたね」

マギアナ「ヒゲ、次はどなたがやるのですか?」

監督「えっとマナフィさん…」

マギアナ「……」

監督「と、とにかくやろう…」

監督「よーいアクション」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:40:49.42 ID:cVS4K/If0
マナフィ「ねえどこまで行くの?」

マナフィ「いいかげんにしてよ」

マナフィ「これ以上離れる必要はないでしょ」

男「そうだな…」

マナフィ「やれやれどうもこの地方の人たちは死にたがりやが多いようだね」

マナフィ「困ったものだよ」

男「……」

男「はああっ!」

マナフィ「へえ」

マナフィ「これはすごい合計種族値420まであがったよ」

マナフィ「なるほどたしかにこれまでのコイキングとは違うみたいだね」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:41:18.13 ID:cVS4K/If0
マナフィ「おどろき〜」

マナフィ「すばらしい戦闘力だね、さすがは戦士タイプというだけはあるよ」

マナフィ「部下に欲しいぐらいだよ」

男「ぐっ」

マナフィ「参考にこれから君が戦おうとしているぼくの種族値を教えてあげる」

マナフィ「ぼくの合計種族値は53万だよ」

マナフィ「でももちろんフルパワーで君と戦ったりはしないから、心配しないでね」

監督「カット」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 02:42:06.31 ID:cVS4K/If0
マギアナ「どうなるかと思いましたがまだまともでしたね」

監督「まとも…」

監督「もうマギアナさんがそう言うならそれでいいです…」

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?難しい顔して」

レッド「心配しなくても一番はナツメだよ」

ナツメ「あ、うん…だといいけど…」

ナツメ「まだみんな終わってないし、これ第一審査って言ってたじゃない」

ナツメ「まだわからないわよ」

ナツメ「それに私が考えてたのはそういうことじゃなくて本当にこれで映画が撮れるのかっていう心配をしてたの…」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 01:58:22.19 ID:vUzX7SaO0
男「う…ま…まだだ!」

男「た…たとえ我が秘孔が表裏逆と判明しても正確には俺の秘孔の位置はわかるまい!」

男「ハートゴールドの将の体に傷をつけた罪はつぐなってもらうぞ!」

マーシャドー「その秘孔の謎をおおう鎧もすでにはがれている」

男「な…なにィ!」

男「ぐああ!こ…これは!!」

マーシャドー「経絡とはいわば血の流れ」

マーシャドー「秘孔とはその要髄」

マーシャドー「もはやきさまは帝王という鎧をはがされた裸の鳥!」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 01:59:04.06 ID:vUzX7SaO0
男「ふっふふ…」

男「だが俺は炎飛行タイプ最強の男!」

男「見ろ!たとえ秘孔が判明しようと闘気だけでこの俺を倒すことはできぬ!」

男「はぁ!」グググ

男「ふふふ…きさまに俺を倒す秘孔はつけぬ!」

男「この俺に致命の拳を突き入れることはできぬのだ!」

男「はぁ〜!」

男「うっ…なっ!?と…翔べぬ!は…羽が!!」

マーシャドー「ホウオウすでに翔ばず!」

マーシャドー「きさまは翼をもがれたのだ!」

男「ふっくく…そうか…」

男「鎧もはがれ翼までもがれたというわけか」

男「だが!俺は炎飛行タイプの帝王!」

男「ひ…退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!」

監督「カットOK!」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 01:59:53.77 ID:vUzX7SaO0
ナツメ「あきらかに相手の人と比べてセリフ数少なくない?」

監督「それは台本によってランダムだから…」

マギアナ「それよりそろそろ飽きてきましたわね」

マギアナ「もうちゃっちゃとやってください」

マギアナ「なんなら二人同時でいいのではないですか?」

メロエッタ「あなたは何を言ってるの」

メロエッタ「このワタクシがまだやっていないというのに」

マギアナ「あなたがやっていようといまいと飽きてきましたわ」

監督「マギアナさん飽きないで、まだ終わってないから」

マギアナ「では早くしなさい」

監督「えっと…次はフーパさんだ」

監督「よーいアクション」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 02:01:03.56 ID:vUzX7SaO0
男「ひゃーっひゃっひゃ!」

男「俺の勝ちだー!」

フーパ「何勘違いしているんだ?」

男「ヒョ?」

フーパ「まだおれの攻撃は終了してないぜ!」

男「なーに言ってんだ、もうお前は攻撃を終了したじゃないか」

フーパ「速攻魔法発動!狂戦士の魂!」

男「狂戦士の魂!?」

フーパ「持ち物を捨て効果発動」

フーパ「これでモンスター以外のカードが出るまで何枚でもカードをドローして墓地に捨てるカード」

フーパ「そしてその数だけおれは追加攻撃できる!」

男「えっ普通にずるい」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 02:01:41.75 ID:vUzX7SaO0
フーパ「さあ行くぜ!」

フーパ「まず一枚目!おでまし!」

フーパ「モンスターカードを墓地に捨て、追加攻撃いじげんホール!」

男「うぎゃああああ」

フーパ「二枚目おでまし!モンスターカード!」

男「うわあああああ」

フーパ「三枚目!モンスターカード!」

男「ぐわあああああ」

フーパ「おでまし!モンスターカード!」

男「ぐぎゃああああ」

フーパ「おでまし!トラップカード!」

男「ぐええああああ」

フーパ「おでまし!モンスターカード!」

男「ぎゃあああああ」

フーパ「おでまし!モンスターカード!」

女「もうやめて!フーパ!」

フーパ「HA☆NA☆SE!!」

監督「カット」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 02:02:28.89 ID:vUzX7SaO0
ナツメ「うん…まあ…うん…」

コトネ「悪くはないと思うんですけどね…」

メロエッタ「ふふふ、ここまで見せてもらったけどやはりワタクシとあなたの一騎打ちになりそうね」

ナツメ「私はそう思わないけど…」

メロエッタ「そこで見ていなさい」

メロエッタ「ポケモン界史上最高の女優の演技をね!」

メロエッタ「ヒゲ、始めなさい」

監督「あ、はい…」

監督「いきますよ」

監督「よーいアクション!」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 02:03:10.61 ID:vUzX7SaO0
マギアナ「結果発表おおお!」

監督「いやまだ一次審査が終わっただけだよ」

メロエッタ「……」

メロエッタ「え…?」

監督「それじゃあ第二審査は…」

メロエッタ「ちょっと待ちなさい!」

監督「どうしたの?」

メロエッタ「や…まだワタクシやっていないでしょ!」

監督「え?やったよね?」

マギアナ「ええ、終わりましたよ」

マギアナ「ただし私がカットしておきました」

メロエッタ「何してんだぁぁ!」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 08:07:58.41 ID:W9SlA/PCO
ネタだとわかってるが敢えてつっこもう
フーパおまえトラップカード途中で引いてるじゃねぇかw
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 08:17:06.25 ID:lvNjQWFBo
いくつか元ネタわからない。ナツメは銀魂?
シェイミはなんだろう?あと遊戯王二回なかったか?
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 12:47:17.81 ID:OKJNIhSco
>>348
シェイミはメタルギアじゃないかな
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 02:54:38.14 ID:l6ud3V7o0
ジラーチ「まあまあ、おちつきなよ」グイッ

メロエッタ「ぎゃっ」

メロエッタ「何すんの、髪をひっぱるな!」

ジラーチ「ハツネはいつもだけど怒りすぎだよ」

マナフィ「ニシキノのいうとーり」

マナフィ「普段からそんなんじゃ疲れちゃうよ」

メロエッタ「……」

メロエッタ「あんたたちがいないところじゃここ50年ぐらい怒った記憶がないんだけどね…」

ジラーチ「じゃあたまには怒の感情も必要だよ」

マナフィ「よかったね」

メロエッタ「……」
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 02:56:05.66 ID:l6ud3V7o0
監督「よし、それじゃあ第二審査を始めよう」

監督「第二審査は歌だ!」

ナツメ「歌ぁ!?」

レッド「ど、どうしたのナツメ…?」

ナツメ「いや…歌はその…私あんまり…」

ナツメ「監督、歌なんて映画に関係ないじゃないですか」

メロエッタ「ホーッホッホッホ、どうやら自信がないようね」

ナツメ「うっ…」

監督「今回の映画は今までのものとは全く違うからね」

監督「これだけのポケモンをまとめるとなるとそれぞれの個性や性格を把握しておかないといけない」

監督「僕はその人の歌声を聞けばその人の好きなものから性格、生まれ育った環境やピッタリな役柄、趣味など、いろいろなことがわかるんだ」

メイ「監督にそんな能力が…」

ナツメ「じゃ、じゃあ私のことはもうよくわかってるじゃないですか」

監督「いや、みんなやるからナツメ君も、ね?」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 02:57:03.88 ID:l6ud3V7o0
監督「歌うのは自分の一番自信のあるものでいいよ」

監督「順番はそうだな…さっきと同じでいいか」

レッド「じゃあナツメからか」

レッド「がんばって」

ナツメ「う…うん…」

監督「それじゃあいってみよ!」

ナツメ(一番自信のある歌って言われてもね…)

ナツメ(歌自体が…)ピッ

ナツメ「……」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 02:58:05.96 ID:l6ud3V7o0
〜♪

ナツメ「なかまーのかず〜はそりゃやぱーりぜたーいがちーりおおいほうが〜いいー」

〜〜〜〜〜〜〜

ナツメ「めざーしてーがんばろ〜」

ナツメ「……」

デケデケデケ デンッ 21点

レッド「……」

コトネ「……」

メイ「……」

監督「……」

ナツメ「……」

ナツメ「なんだ、バカヤロウ」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 02:59:22.08 ID:l6ud3V7o0
レッド「たしかに特徴的な歌だったけど俺は好きだよ」

ナツメ「い、いいわよそんな…」

ナツメ「下手なのは私が一番よくわかってるし」

レッド「うん、そうだね」

ナツメ「う…」

レッド「たしかにナツメの歌は下手かもしれない…っていうか下手だね」

レッド「でも上手だから好きで、下手だから嫌いってもんじゃないよ」

ナツメ「レッド…」

コトネ「はぁ…いいなあっち」

コトネ「あいつもレッドさんぐらい…」

メイ「何を言ってるんですか?」

コトネ「いや、なんでも」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 03:00:14.29 ID:l6ud3V7o0
監督「…さてあっちは置いといて続けようか」

シェイミ「よしワガハイだな」ピッ

シェイミ「おいヒゲ」

監督「はい?」

シェイミ「わかるだろ、四足歩行なんだからマイクを持て」

監督「ああ…はい」

〜♪

シェイミ「これでおよしよ、そんなに強くないのに…」

デケデケデケ デンッ 89点
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 03:01:15.41 ID:l6ud3V7o0
ビクティニ「何もないな〜誰もいないな〜…」77点

〜〜〜〜〜〜〜〜

ミュウ「I want you〜I need you〜Ilove you〜頭のな〜か〜…」56点

〜〜〜〜〜〜〜〜

ディアンシー「手のひらで震えた、それが小さな勇気になっていたんだ…」97点

〜〜〜〜〜〜〜〜

ジラーチ「どっきりどっきりDON DON!!不思議なチカラがわいたらどーしよ?…」90点

〜〜〜〜〜〜〜〜

セレビィ「懐かしいにおいがした、すみれの花時計…」88点

〜〜〜〜〜〜〜〜

マナフィ「GO!GO!Muscle!リングに稲妻走り〜…」69点

〜〜〜〜〜〜〜〜

マーシャドー「行って来まーす、今日も元気にドカンときめたらヨーラン背負ってリーゼント…」74点

〜〜〜〜〜〜〜〜

フーパ「君の手で切り裂いて、遠い日の記憶を…」83点
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 03:02:14.13 ID:l6ud3V7o0
マギアナ「みな楽しそうですね」

マギアナ「本当にこれでわかるのですか」

監督「もちろんです、まかせてください」

メロエッタ「ちょっと!またワタクシを飛ばす気!?」

マギアナ「わかってますよ…」

マギアナ「まあカットしてもよいのですが」

メロエッタ「いいわけないでしょうが」

マギアナ「わかってますよ、あなたの一番得意なものですからね」

マギアナ「仕方ないですが」

メロエッタ「なんで仕方ないのよ」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 03:03:07.27 ID:l6ud3V7o0
監督「ではメロエッタさん、曲を」

メロエッタ「わかってるわ」ピッ

メロエッタ「さあ者共聞きなさい、このワタクシの歌を!」

〜♪

メロエッタ「大胆不敵にハイカラ革命、磊々落々反戦国家…」

〜〜〜〜〜〜〜

メロエッタ「此処は宴鋼の檻、さあ光線銃を撃ちまくれ」

デケデケデケ デンッ 100点

監督「おお〜っ」

マギアナ「これだけが取り柄ですからね」

メロエッタ「これだけってどういうことよ!」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/07(水) 03:04:40.93 ID:l6ud3V7o0
ナツメ「うう…やっぱりみんあ上手…」

レッド「みんな…うーん、まあナツメよりは点数高い」

レッド「本当に上手だったのもいるけど」

メロエッタ「ヒゲ、審査は一体いくつまであるの?」

監督「ああ、次が最後ですよ」

メロエッタ「そう…だいたいはもう決まっているの?」

監督「いえ、3つの審査を総合して考えるので、まだ全員にチャンスはありますね」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 03:07:45.01 ID:l6ud3V7o0
>>349
正解です
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:11:38.50 ID:Vn1hJ2YU0
監督「最終審査はクイズだ!」

全員「クイズ!?」

監督「ポケウッドの映画は普通の映画と違う!」

監督「知識だって必要だ」

監督「主役になればそれだけセリフも多くなる」

監督「そうなると状況に応じた選択をできないようじゃ務まらないからね」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:13:13.78 ID:Vn1hJ2YU0
監督「それじゃあ早速第一問」

ピンポーン

全員「!?」

ミュウ「西暦二千年地球に激突するという説が出て話題となった小惑星の名前は何か」

ミュウ「答えはトーチタス」

監督「せ…正解…」

監督「何で…」

ミュウ「くすくす」

マギアナ「今のはギアナが問題を未来予知したんでしょう」

レッド「それズルじゃん」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:14:04.28 ID:Vn1hJ2YU0
監督「そうだね…それは確かに」

監督「今回は認めるけど、次からはそういうのはなしで」

ミュウ「しょーがないなー」

ナツメ「ていうか監督!ポケモンに関するクイズじゃないんですか!?」

ナツメ「なんで一発目からこんな問題…」

ナツメ「もしかして全部こういった問題なんですか?」

監督「いやもちろんポケモンに関する問題もあるよ」

監督「いろいろなジャンルの問題をミックスしてるから、これはたまたまだよ」
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:15:19.72 ID:Vn1hJ2YU0
監督「第二問、おっこれはポケモンの問題だね」

ナツメ(ポケモンの問題ならまだ私が一番…)

監督「ポケットモンスターアドバンスジェネレーションの放送期間は何年何月何日から何年何月何日まで?」

ナツメ「……」

ピンポーン

監督「はいセレビィさん」

セレビィ「えっと」

ピンポンピンポンピンポン

ディアンシー「早く解答権を移しなさいよ」

シェイミ「連打なら負けん!」

セレビィ「2002年11月21日から2006年9月14日」

監督「正解っ!」

ナツメ「この世界の話じゃない…」
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:16:23.63 ID:Vn1hJ2YU0
監督「続いて第三問」

監督「ピクシー・アニメーション・スタジオによる1995年公開されたアニメーション映画」

監督「カウボーイハットをかぶったポッポ人形のポッディや最新の宇宙ヒーローのオニ・スズメイヤーが…」

ナツメ「!」

ナツメ(これなら…!)

ピンポーン

ナツメ「なっ!?」

監督「早かったのはメロエッタさん」

メロエッタ「トリ・ストーリー」

監督「正解!」

メロエッタ「ふっ」

ナツメ「くっ…」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:17:43.33 ID:Vn1hJ2YU0
――――――――――

監督「ラスト!第500問!」

ナツメ「……」ぐったり

レッド「ナツメ、がんばって最後だよ」

ナツメ「そうよね…これで最後…」

監督「僕の相棒であり、一番好きなポケモンと言えば?」

ナツメ「監督の手持ちなんか知らない…」

ピンポーン

ジラーチ「ボク〜!」

監督「一応言ったつもりなんだけど、僕の相棒のポケモンだよ」

監督「君は幻のポケモンだし持ってるわけないよね」

監督「ヒントは」

ピンポーン

ビクティニ「ヤドン!」

監督「ブー」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 03:18:54.15 ID:Vn1hJ2YU0
監督「このままじゃ難しいだろうからヒントを」

ピンポーン

マナフィ「コクーン」

監督「えっと…ヒントを」

ピンポーン

ジラーチ「ゼブライカ」

ピンポーン

マナフィ「クリムガン」

監督「…正解」

マナフィ「わーい、あたったー」

監督「じゃ、じゃあこれで最終審査終了」

ナツメ「やっと終わった…最後のなんて本当に関係のない問題だったし…」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/08(木) 05:17:59.04 ID:MQU635RS0
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/08(木) 23:08:36.67 ID:/9S6iYcA0
ポロロッカ!
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:45:00.81 ID:nN9BzOLR0
マギアナ「結果発表おおお!」

監督「いや、今日はもうこれで終わり」

監督「みんな疲れただろうし結果発表は明日で」

監督「役やシナリオもそのときに言うから」

監督「じゃあ今日はこれで解散、おつかれ」

ナツメ「はぁ…疲れた…」

レッド「大丈夫?」

ナツメ「うん…」

レッド「おいしいものでも食べに行く?」

ナツメ「あなたの奢りかしら?」

レッド「うん」

ナツメ「えっ!?」

レッド「なんでおどろくの…」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:45:29.87 ID:nN9BzOLR0
レッド「コトネちゃんも行くよね?」

コトネ「はい、もちろんです!」

メイ「やったーレッドさんのおごりだー」

コトネ「あんたは誘われてないでしょ」

メイ「え〜!」

レッド「いいよ、みんなで行こう」

メイ「レッドさん…!」

セレビィ「えっみんな行っていいの?」

セレビィ「ねえみんな!レッドが好きなだけごはん食べていいからついて来いってさ!」

レッド「えっ」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:46:01.83 ID:nN9BzOLR0
ジラーチ「ほんと〜?ひゃっは〜!」

マナフィ「焼肉かな〜?お寿司かな〜?」

レッド「ちょっ…ちょっと…」

ナツメ「レッド…今度はあなたが大丈夫…?」

レッド「え…っと…」

ミュウ「ほら何してるのー、いこいこー!」ぐいぐい

ナツメ「…足りない分はなんとかしてあげるわ」

レッド「ありがと…」
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:46:27.71 ID:nN9BzOLR0
――――――――――

レッド「……」

ナツメ「げ、元気出してよ」

ナツメ「今回の映画が成功したらお小遣いいっぱいあげるから、ね?」

レッド「ほんと…?」

ナツメ「うん、それで今度は私がごはんに連れて行ってあげるわね」

レッド「ありがとう」

レッド「……」

レッド(あれ?それっていつも通りじゃ…)
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:47:09.72 ID:nN9BzOLR0
翌日

監督「やあみんなおはよう!」

監督「きっちりシナリオと役も考えてきたよ」

監督「僕が一晩でやりました」

マギアナ「さすが監督」

マギアナ「私たちに出来ないことを平然とやってのける」

マギアナ「そこにシビれる、あこがれるー(棒)」

監督「ふっほめすぎだよ」

監督「まあ、それほどでもありますがね」

ジラーチ「ねえキューアール、今のなに?」

マギアナ「ヒゲに言ってほしいって言われたんです」

監督「それじゃあ発表するよ!」

監督「主役は――」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:47:44.50 ID:nN9BzOLR0
――――――――――

監督「すばらしい映画が撮れた…」

監督「もう思い残すことはない…」

監督「我が生涯に一片の悔いなし!!」ドゴーン

監督「……」

マナフィ「……」ぴとっ

マナフィ「20時15分なんとかです」

ビクティニ「たしかごりむちゅうですだよ」

マナフィ「どういう意味なの?」

ビクティニ「ゴリに夢中だからゴーリキーに夢中ってことでしょ」

マナフィ「わあ、コンバトラーってかしこーい!」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:48:38.96 ID:nN9BzOLR0
レッド「終わったね、お疲れ様」

ナツメ「うん」

セレビィ「なかなか楽しかったね」

ナツメ「そうね、私もこんな映画は初めてだったし」

メロエッタ「ねえあなた」♪The Imperial March

ナツメ「メロエッタ…なに?」

メロエッタ「……」

メロエッタ「負けたわ」

ナツメ「え?」

メロエッタ「負けたって言ってるの、ワタクシが負けを認めるなんてアキヒロ以来ね」

メロエッタ「ああ、アキヒロってのはワタクシたちのまとめ役みたいな方のことよ」

セレビィ「アキヒロって呼んでるの君だけだよね」

メロエッタ「全員呼び名が違うから気にしなくてよろしい」
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:49:27.49 ID:nN9BzOLR0
メロエッタ「アキヒロはワタクシたち全員をも超える力を持つポケモンなの」

メロエッタ「だからワタクシは負けを認めたんだけど…」

メロエッタ「まさか人間に負けを認める日が来るとはね…」

メロエッタ「あなたしかいないわ、受け取りなさい」

ナツメ「ボール?」

セレビィ「ハツネまさか…!?」

ナツメ「えっ、な、何が起こるの?」

セレビィ「私たちはモロから人のパートナーを持つよう言われてたんだけどハツネはまだ一人も作らなくてね」

レッド「モロ…?」

メロエッタ「アキヒロのことよ」

ナツメ「じゃあこのボールは私を?」

メロエッタ「ええ、あなたをワタクシのパートナーにするわ」
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:50:34.79 ID:nN9BzOLR0
ナツメ「…で、私は何をするの?」

メロエッタ「いや、あなたじゃなくてワタクシが…」

メロエッタ「……」

メロエッタ「何をする…?」

メロエッタ「タマネギ、あなたは何をしていたの?」

セレビィ「私はお願いを聞いてあげてたりしたね、未来に行ったり過去に行ったり」

セレビィ「ハツネって歌以外に何かあるの?」

メロエッタ「……」

メロエッタ「……」

メロエッタ「…ふぅ」

セレビィ「ないんだね」
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 00:51:22.46 ID:nN9BzOLR0
ナツメ「別に私は何かしてほしいってのは特にないから変に考えなくていいわよ」

メロエッタ「それでこそワタクシのライバルね」キリッ

セレビィ「なんでここでそんな態度とれるの…?」

レッド「変わったポケモンだね…」

ナツメ「ここにいる11匹は全部変わってると思うけど」

ナツメ「珍しいとかじゃなくていろいろなことが…」

セレビィ「私は普通でしょ」

メロエッタ「それはないわね」

セレビィ「あんたに言われたくないね」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 00:59:31.85 ID:MPVnvAXQ0
翌日

ナツメ「これからカントーに帰るけど、本当に来るの?」

メロエッタ「当たり前でしょ、ワタクシはあなたのパートナーなのよ」

ナツメ「やっぱりそういうことなのね」

ナツメ「わかった、これからよろしくね」

メロエッタ「ふん、足ひっぱらないでよね」

ナツメ「努力するわ」

ナツメ「それじゃフーディン、帰りもお願いね」

フーディン「テレポート」

シュン

ミュウ「……」

ミュウ「くすくす」

シュン
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:00:35.33 ID:MPVnvAXQ0
翌日・ヤマブキジム

メロエッタ「退屈ねー、やることがないわ」

ナツメ「当たり前でしょ、ジムバトルであなたを出せるわけないじゃない」

メロエッタ「じゃあワタクシは何をしていればいいのよ」

セレビィ「BGMでもやってれば」

メロエッタ「……」

メロエッタ「ずっと気になってたけどなんでタマネギがいるの」

メロエッタ「あんたナツメのパートナーじゃないでしょ」

セレビィ「うん違うよ」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:01:23.75 ID:MPVnvAXQ0
セレビィ「でも私の次のパートナーはここにいるんだもん」

メロエッタ「…はぁ?」

ナツメ「……」

セレビィ「ナツメに何かあったら大変だからね」

セレビィ「今はナツメを守るのが私の役目だから」

メロエッタ「それはワタクシの役目よ」

メロエッタ「あんたは廃墟で竹でもかじってればいいのよ」

セレビィ「信用できる相手が言えば安心でして任せられるんだけどね〜」

メロエッタ「……」

セレビィ「ふふ」

ナツメ「やめなさい」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:01:57.50 ID:MPVnvAXQ0
ナツメ「ケンカしないの」

セレビィ「まだ何もしてないよ」

ナツメ「しようとしてた」

ナツメ「友達なんでしょ、もうちょっと仲良くしなさいよ」

メロエッタ「……」

セレビィ「そうね、けんかしてもいいことないし」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:02:41.28 ID:MPVnvAXQ0
夕方

メロエッタ「はぁ…ほんと退屈だった」

メロエッタ「やることと言ったら誰か来たら隠れるぐらい」

メロエッタ「こんなこと毎日やってるわけ?」

メロエッタ「よく飽きないわね」

ナツメ「別に私はちゃんと仕事してるから、隠れたりもしないし」

ガチャ

ナツメ「ただいまー」

ナツメ「!?」

ナツメ「な…なにこれ…」

セレビィ「わあ、家中めちゃくちゃだ」
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:04:08.29 ID:MPVnvAXQ0
ナツメ「レッド!いないのレッド!?」

しーん

セレビィ「いないみたいね、気配が感じられない」

メロエッタ「携帯か何か連絡手段はないの?」

ナツメ「うん、電話してみる」

プルルルルル

〜♪

メロエッタ「鳴ってるのこの携帯よね」

ナツメ「あっそれレッドの…」

セレビィ「携帯を携帯してないなんて」

ナツメ「……」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:04:50.78 ID:MPVnvAXQ0
ナツメ「レッドのモンスターボールもない」

ナツメ「どういうこと…?」

メロエッタ「家出とかじゃないの」

ナツメ「…!」

セレビィ「なるほどねぇ」

セレビィ「しかも家を荒らしてなんて」

セレビィ「レッドに何かしたの?相当だよこれは」

ナツメ「そんな…私何も…」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:06:13.20 ID:MPVnvAXQ0
ナツメ「……」

メロエッタ「……」

メロエッタ「今はどうしてあいつがいなくなったかを考えるんじゃなくて探してみるべきじゃないの」

ナツメ「…メロエッタ」

ナツメ「そうよね、まずはレッドに会ってみなきゃ」

メロエッタ「行先とか知ってそうな知り合いはいないの?」

ナツメ「グリーンなら知ってるかも」

ナツメ「さっそく電話してみる」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:07:39.29 ID:MPVnvAXQ0
プルルルルル ガチャ

エリカ「はいオーキドです」

ナツメ「あ、もしもし、えっとヤマブキジムのナツメです」

エリカ「あら、どうしましたナツメさん」

ナツメ「エリカ…あのそっちにレッド行ってない?」

エリカ「レッドさんですか?いいえ、来てませんが」

ナツメ「そう…」

ナツメ「じゃあグリーンいない?レッドがどこ行ったか聞きたいの」

エリカ「わかりました、グリーンさんに代わりますね」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:08:30.42 ID:MPVnvAXQ0
グリーン「もしもし」

グリーン「レッドのことだよな、何かあったのか?」

ナツメ「わからない、今日ジムから帰ってきたらいなくなってたの」

グリーン「連絡はとれねえのか?」

ナツメ「うん、携帯も置きっぱなし」

グリーン「携帯を携帯しねえとはな」

ナツメ「それもう聞いた」

グリーン「え?」

ナツメ「いや、何も」
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:09:42.25 ID:MPVnvAXQ0
ナツメ「レッドの行きそうなところとかはわからない?」

グリーン「あいつの行きそうな場所ねえ…」

グリーン「お前があいつに関して知らないことを俺が知ってるわけもないけどな…」

グリーン「何かあいつとあったのか?」

ナツメ「ないから困ってるのよ…」

グリーン「そっか…」

グリーン「わかった、俺の方でもいろいろ探してみるよ」

ナツメ「うん、ありがとう」
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:10:37.38 ID:MPVnvAXQ0
ナツメ「グリーンも知らないのか…」

ナツメ「他に知ってそうな人は…」

ナツメ「……」

ナツメ「いないか」

セレビィ「手掛かりなしね」

メロエッタ「どうするの?」

ナツメ「探しに行く」

ナツメ「どこにいるか、レッドの目的が何なのか何もわからないけど、とにかく探すの」
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/13(火) 01:23:22.41 ID:MPVnvAXQ0
セレビィ「もし見つけたとしてもレッドが本当に嫌で家出していたらどうするの」

ナツメ「……」

ナツメ「それはあの人が決めたことだから、そうだったら引き留めたりしない」

ナツメ「ただちょっと話がしたいかなーって程度よ」

メロエッタ「話がしたいためだけにどこにいるかもわからない人を探すなんてね」

ナツメ「面倒でしょ私」

メロエッタ「…いいわ、手伝ってあげる」

メロエッタ「もちろん、あんたも協力しなさい」

セレビィ「うん、いいよ」
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:23:10.56 ID:70DKhta60
セレビィ「どこから探すの?」

ナツメ「レッドの行きそうな場所をかたっぱしからあたって行く」

メロエッタ「手がかりがないならそれしかないわね」

ナツメ「出て来てフーディン」

ナツメ「レッドの行きそうな場所にひたすらテレポートよ」

フーディン「ラジャー」

シュン
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:23:41.26 ID:70DKhta60
――――――――――

セレビィ「わあ…もう真っ暗だよ」

メロエッタ「まだ探すの?」

フーディン「ゼエ…ゼエ…」

ナツメ「……」

ナツメ「そうね、家の片づけしないと」

ナツメ「それにもしかしたらレッドが帰ってきてるかもしれないし…」

セレビィ「でもそれなら何か連絡が来てるんじゃない?」

ナツメ「……」

ナツメ「フーディン帰るよ」

シュン
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:24:11.18 ID:70DKhta60
ナツメの家

セレビィ「あれ、電気ついてるよ」

ナツメ「…!」

ガチャ

ナツメ「レッド!」

レッド「あ、遅かったね、おかえり」

ナツメ「…よかった」

レッド「ん?どうしたの」

ナツメ「ううん、なんでもない」

レッド「そうだごはんできてるよ、早く食べよ」

ナツメ「うん」

セレビィ「家がきれいになってる、もしかして…」

メロエッタ「……」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:25:13.95 ID:70DKhta60
メロエッタ「ナツメ、タマネギ耳をふさぎなさい」

ナツメ「え?」

メロエッタ「ハイパァァボイスゥゥゥゥゥゥ!!!」

レッド「……」にやっ

ギュルン

メロエッタ「ハイパァァボイスゥゥゥゥゥゥ!!!」

セレビィ「ふぅ…同じ威力で相殺されたから被害はほぼなくて済んだね」

セレビィ「家の中であれが通ってたらどうなってたことか…」

ナツメ「…え?」

ナツメ「レッドがいきなりメロエッタになって…メロエッタが二匹になって…」
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:25:53.87 ID:70DKhta60
メロエッタ「くすくす」

メロエッタ「ワタクシの姿でそんな笑い方をするんじゃない」

メロエッタ「あんたも好きなんだったらおかしいことに気づきなさい」

ナツメ「え…」

セレビィ「どうしてギアナがここにいるの?」

ナツメ「ギアナ?えっギアナ…?」

ギュルン

ミュウ「なんだ〜バレてたんだ」

ナツメ「今度はミュウに…」

ミュウ「くすくす、ミューは本当のミュウだよ」

ミュウ「この通り」♪He's a Pirate

ナツメ「いや、この通りって言われても」
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:26:52.81 ID:70DKhta60
ナツメ「って、あなたが本当のミュウだろうと、そうでなかろうとどうでもいいの!」

ナツメ「レッドはどこ、知ってるんでしょ」

ミュウ「さあ?どこだろうね〜」

ミュウ「くすくす」

ナツメ「……」

ナツメ「だったら私にも考えがあるわ」

ナツメ「いきなさいエーフィ!」

エーフィ「ウリャッ」

ミュウ「くすくす」

ぎゅるん

エーフィ「ウリャッ」

バンッ
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:27:38.07 ID:70DKhta60
セレビィ「や、やめなよ家の中だよ」

ナツメ「散らかれば元に戻せばいいだけ」

ナツメ「そのための超能力よ」

セレビィ「そのためじゃないと思うけど…」

メロエッタ「落ち着きなさい」

メロエッタ「いくらあんたが強くてもギアナには絶対にかなわないわ」

ナツメ「じゃあどうすれば」

メロエッタ「あいつに対抗するにはあいつと同等の力がいる」

メロエッタ「ワタクシが戦うわ」

メロエッタ「さあ指示を出しなさい」
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 01:28:22.57 ID:70DKhta60
ナツメ「メロエッタ、ありがとう」

メロエッタ「パートナーなんだから当たり前のことで礼なんか言わないの」

ナツメ「うん」

ナツメ「いくよ、メロエッタいにしえの…」

ガチャ

レッド「ふう…さっぱりした」

ナツメ「え?」

レッド「おかえり、何やってんの?」

ナツメ「レッド…本物…よね?」

レッド「?」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:20:01.44 ID:EbqOfyk50
レッド「俺に偽物なんかいるの?」

ナツメ「そこ」

レッド「どこ?」

ミュウ「くすくす」

レッド「もしかしてミュウが何かしたの?」

ナツメ「うん」

ミュウ「ミューしらなーい」

レッド「ナツメは何かしたって言ってるよ」

ミュウ「うーん、忘れちゃった」
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:20:28.12 ID:EbqOfyk50
レッド「……」

レッド「だめだろミュウ、ナツメを困らせるようなことしちゃ」

ミュウ「どーして?」

レッド「どうしても」

ミュウ「わかったー」

レッド「うん、これでナツメを困らせるようなことはしないと思うから」

ナツメ「…ならいいけど」
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:20:59.73 ID:EbqOfyk50
ナツメ「ねえレッド、今日どこか出かけてたの?」

ナツメ「一回帰ってきたんだけどいなかった時間あったよね」

ナツメ「何してたの」

レッド「えっと買い物の時間かな」

ナツメ「部屋を散らかして?」

ナツメ「それに出かけるときはちゃんと携帯を持って行ってって言ってるよね」

レッド「あー…そ、それは…」

レッド「今日ミュウと友だちになったんだ」

レッド「それで、友だちになった経緯だけどご存知?」

ナツメ「存知ないわね」

ナツメ「ねえ私の質問どこ行ったの」

レッド「いや、答えだから聞いてくれ」

ナツメ「わかった話して」

レッド「しのびねぇな」

ナツメ「構わないわよ」
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:21:34.74 ID:EbqOfyk50
レッド「えっと、部屋を掃除してたんだ」

レッド「そしたら急にミュウが現れてイタズラするんだよ」

メロエッタ「いつも通りね」

レッド「止めようとしたら暴れるからさ」

レッド「…俺のやり方もちょっと悪かったかもしれないけど」

ナツメ「何したの」

レッド「…バ、バトルした」

ナツメ「それぐらい別に」

レッド「家の中でだけど…」

ナツメ「……」
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:22:15.99 ID:EbqOfyk50
レッド「ごめん!」

レッド「でもこの通りきれいにしたからさ」

レッド「壊れたものもミュウが直したから」

ナツメ「…被害がなくなったのなら気にしないわよ、そんなこと」

レッド「え、いいの?」

ナツメ「うん、何も壊れてないんでしょ」

レッド「よかった、怒られるかと思った」

セレビィ「ナツメもさっき家の中でむぐっ」

レッド「ん?」

ナツメ「なんでもないなんでもない」

ナツメ「でも次からは直すからってやっちゃだめよ」
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:22:45.96 ID:EbqOfyk50
ナツメ「それでそのあとは?」

ナツメ「家にいなかったじゃない」

レッド「ああ、外に行こうとしてたから追いかけたんだよ」

レッド「放置しとくのはなんだか危険そうだったから」

レッド「それでそのまま出て行ったんだ」

レッド「その間にナツメが帰ってきたのかな」

レッド「で、まあなんやかんやあってミュウがうちに来ることになって」

ナツメ「そのなんやかんやを言うんじゃなかったの」

レッド「泥んこになっちゃったからお風呂入ってた」

レッド「これでいいかな?」
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:47:59.79 ID:XR54uAv90
翌日

ギュオオオン ヒュウウン

レッド「あれ?」

カチッ カチッ

レッド「この掃除機つまったかな?」ごそごそ

レッド「よし、これで」

カチッ カチッ

レッド「ダメだ、つかねえ」

ミュウ「ミューが直してあげようか」

レッド「直せるの?」

ミュウ「ミューを誰だと思ってるのさ、まかせてよ」
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:48:39.68 ID:XR54uAv90
ピキーン

ミュウ「はい直ったよ」

カチッ ギュオオオン

レッド「おっほんとだ」

レッド「ありがとな」

ミュウ「ねえねえ」

レッド「ん?」

ミュウ「レッドってなんで仕事しないで掃除だったり、洗濯だったりしてるの?」

レッド「仕事しないでって…それが俺の仕事なの」

ミュウ「家を綺麗にすることが?」

レッド「そう」

ミュウ「あのナツメだっけ、あの子の下着を嬉しそうに洗うことも?」

レッド「…言い方が悪いな、まあそうだけど」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:49:19.59 ID:XR54uAv90
ミュウ「仕事をしたらお金がもらえるじゃんか」

ミュウ「これじゃあもらえないでしょ」

レッド「ナツメから毎月お小遣いもらってる」

ミュウ「それって家のお金増えてないじゃん」

レッド「それは…そうだけど」

レッド「世の中俺みたいにいろんな事情があってこういうことやってる人だっていっぱいいるんだ」

レッド「別に悪いことしてるわけじゃないんだよ」

ミュウ「レッドの事情ってなんなの?」

レッド「ん…」

レッド「ひ、人見知りが激しいから…」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:50:18.13 ID:XR54uAv90
ミュウ「ミュー心配だよ」

ミュウ「もしレッドが愛想をつかされちゃったら生きていけないよ」

レッド「そりゃ俺だってなんとかしたいけどさ…」

レッド「あっ、てか俺仕事あった」

ミュウ「え、なになに?」

レッド「なんか弟子を育てるとかそういうやつ」

ミュウ「何それ?」

レッド「だからその…そのままだよ」

ミュウ「じゃあその弟子はどこにいるの?」

レッド「一人育てて…それから…」

レッド「それ以来いないな…」
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:51:20.00 ID:XR54uAv90
ミュウ「ないんじゃん」

レッド「…そう捉えることもできるな」

レッド「なんかグリーンが用意するとかそんなこと言ってたような気がしないでもないけど次が来ないんだよ」

ミュウ「ちょっと何言ってるかわからない」

レッド「わかれよ」

レッド「でもまあ確かに今は何もしてないと思われても仕方ないな…」

レッド「今度グリーンに連絡してみようかな」
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:52:09.73 ID:XR54uAv90
―――――――――

レッド「さて、今日の分は終わった」

レッド「結構早く終わったな、よしグリーンのとこに行こう」

レッド「どうせあいつ暇だろ」

ミュウ「わあ、仕事してる人に対して何てこと言うんだ」

レッド「誰にでもこういうこと言ってるわけじゃないよ」

ミュウ「この状況だとけっこう失礼だね」

レッド「ミュウにそんなこと言われるなんて」

ミュウ「ミューはあの中で一番真面目だからね」

ミュウ「マナーとかもよく理解してるし」

レッド「理解してるんなら人の家散らかすようなことはしないだろ」

ミュウ「理解してるからといってやらないとは限らないのだよ」
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 12:27:27.37 ID:Wt6fS2SRo
ミューがまともなこと言ってるw
常識はあるけどあえてふざけてるのか
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:35:29.54 ID:LeIgA/wB0
レッド「それ普通にあぶねえ」

ミュウ「何言ってるのさ」

ミュウ「世の中で犯罪と呼ばれていることは全部悪いことだよね」

ミュウ「みんなそれを理解しているけどなくならないじゃん」

ミュウ「何か困ったことがあったり、許せないことがあったり、ただのバカだったり、人によって理由はいろいろある」

レッド「……」

レッド「人の家散らかす理由って何?」
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:36:07.19 ID:LeIgA/wB0
ミュウ「ミューの場合はやりたいと思えば何でもやるからね」

ミュウ「自分がやりたいという気持ちに理由なんていらないんだよ」

ミュウ「だからレッドもやりたいと思ったらやればいいんだよ」

レッド「じゃあビンタしていい?」

ミュウ「いいわけないでしょ」

ミュウ「他人の気持ちも考えてあげなよ」

レッド「……」

ミュウ「くすくす」
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:38:07.14 ID:LeIgA/wB0
レッド「まあいいや…」

レッド「俺ちょっと出かけるからおとなしく…」

レッド「してるわけないか」

ミュウ「くすくす」

レッド「……」

レッド「連れて行くしかないか…」

ミュウ「お出かけならミューがテレポートさせてあげるよ」

レッド「…不安」

ミュウ「ええっミュー技に関しては誰よりも自信があるんだよ」

レッド「技が信用できても本体が信用できないからな」
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:38:41.39 ID:LeIgA/wB0
トキワジム

グリーン「ふわぁ…」

ピピピ

グリーン「ん?」

グリーン「あ、エリカからメールだ」

グリーン「……」

グリーン「……」キョロキョロ

グリーン「…ふふふ」

シュン

レッド「あ、無事着いた」

グリーン「うおわっ!?」ポロッ
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:39:52.84 ID:LeIgA/wB0
レッド「びっくりした」

グリーン「な、なんだレッドか、こっちが驚いたわ…急に現れて」

レッド「ん?携帯落ちてるぞ」

グリーン「!」

レッド「よっと」

ミュウ「ねえ、これどういうこと?」ひょこ

レッド「なにが?」

ミュウ「この文」
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:41:07.93 ID:LeIgA/wB0
グリーン「ま、待て!見るな!!」

レッド「今日もエリカのパルシェンに俺のレックウザでガリョウテンセイしてタネマシンガンいっぱいしたいな」

レッド「……」

グリーン「……」

ミュウ「レックウザってタネマシンガン使えないよ、おかしいね」

レッド「……」

グリーン「……」

レッド「携帯かえすよ…」

グリーン「さんきゅ…」
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:41:42.11 ID:LeIgA/wB0
レッド「あんまり知り合いはいないけど、お前が変なメール送ってるって言わないようにしとく」

グリーン「ああ、助かる…」

ミュウ「ねえどういうことなの?」

ミュウ「まさか改造…?」

グリーン「なあ、さっきから気にはなってたんだがこれミュウか…?」

レッド「うん」

レッド「説明するのは面倒だから言わないけど、間違いなくミュウだ」

ミュウ「ねえレッド、教えてよ、知ってるんでしょ」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:42:15.21 ID:LeIgA/wB0
レッド「ちょっと静かにしてて」

ミュウ「ぶー、レッドのケチ」

ミュウ「知ってるなら教えてくれてもいいのに」

ミュウ「じゃあ本人に聞くのが一番だよね」

ミュウ「ねえねえ」

レッド「やめてやれ」

ミュウ「うー…気になる」

ミュウ「ナツメなら知ってるかな」

レッド「おい、それは絶対やめろ」
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:11:16.84 ID:iICVe1Gh0
グリーン「…何しに来たんだ」

レッド「ああ、聞きたいことがあって」

ミュウ「さっきのあれってどういう意味かなって」

レッド「そうそう」

レッド「って違うよ、もうそのことは言うな」

レッド「えっと何て言ったっけ俺の仕事の名前」

レッド「まあいいや、そのことなんだけどさ」

グリーン「あれ、お前仕事してたの?」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:11:50.45 ID:iICVe1Gh0
レッド「お前が紹介してくれたんだろ」

レッド「弟子を育てるとかなんとか」

グリーン「あー…そういえば…」

グリーン「あったなぁ…」

レッド「おい」

グリーン「うん、うん、覚えてるよ」

レッド「嘘つけ」

グリーン「嘘じゃねえよ」

グリーン「で、それがどうしたんだ?」
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:12:21.06 ID:iICVe1Gh0
レッド「お前リーリエが終わったら次の子を紹介するとか言ってなかった?」

レッド「もしくはそれに近いもの、または俺にそう思わせる可能性のある発言がなかった?」

グリーン「んー…」

グリーン「んー…」

グリーン「んー…」

レッド「……」

レッド「覚えてねえんだな」

グリーン「そうなるな」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:13:05.35 ID:iICVe1Gh0
レッド「じゃあ俺の仕事は?」

グリーン「よし、今から調べよう」

グリーン「俺は忘れてたけど候補は集められてるはず」

グリーン「ただ…」

レッド「?」

グリーン「お前えげつないぐらいの人見知りだからな」

グリーン「たまたまリーリエは合ったみたいだけど、他のやつだとどうなるか…」

グリーン「一人ならまだなんとかなるだろうが人数が多いと…」
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:13:41.06 ID:iICVe1Gh0
ミュウ「くすくす」

ミュウ「もしそうなったらミューが助けてあげようか?」

ぎゅるん

レッド「ほら、こうやってミューがレッドに変身すればいいの」

レッド「同じやつが二人いると変じゃないか?」

レッド「双子ってことにすればいいんだよ」

グリーン「どっちがしゃべってるかわからねえ」

レッド「ミューが本物だよ」

レッド「ミューって言ってる時点で違うだろ」
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:14:25.02 ID:iICVe1Gh0
レッド「それに思ったけど、ミュウがやっちゃうと俺の仕事じゃないじゃん」

レッド「俺いらないってなるし」

レッド「そう?」

ぎゅるん

ミュウ「いい考えだと思ったんだけどな〜」

レッド「ミュウにしたらまともないい考えだったよ」

ミュウ「わあ、レッドが褒めてくれた〜」

レッド「そういう感じのこと言ってくれればいいんだけどな」

ミュウ「じゃあミューが弟子の方に変身するのは?」

レッド「それは意味ねえだろ」
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:15:19.33 ID:iICVe1Gh0
グリーン「お前がせめて普通の人見知りだったら、まだなんとかなるんだろうけどな」カタカタ

グリーン「あ、やっぱり何人かいるな…1、2…5人か」

レッド「けっこう少ないんだな」

グリーン「将来有望なトレーナーを育てるとは言ってるがこのこと自体あまり知られてなくてな」

グリーン「しかもこの5人ってのが全員リーグの偉い人たちの子どもとか親族だ」

グリーン「まず自分たちのところを育てたいから、あまり宣伝とかはしてないんだろうな」

グリーン「どうする?とりあえず会ってみるか?」

グリーン「それから決めるってのもいいと思うけど」

ミュウ「そうだね、じゃあそれはミューにまかせてよ」

レッド「それも意味ねえよ」

グリーン「どうするんだ、レッド?」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:16:00.73 ID:iICVe1Gh0
レッド「そうだな…会ってから考えるか」

レッド「俺からしたら相手がリーグの偉い人の子どもだろうと関係ないし」

レッド「今から会えるのか?」

グリーン「ちょっと待ってろ」

グリーン「……」

グリーン「ああ、二人なら」

レッド「よし、じゃあ早い方がいいな」

レッド「行こうぜ」
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:17:03.10 ID:iICVe1Gh0
グリーン「ん?なんで?」

レッド「なんでってお前が来ないとだめじゃん」

グリーン「いや俺今仕事中だし」

レッド「俺知ってるぞ、お前普段からジムに行かずフラフラしてるって」

グリーン「いつの話だよ、結婚する前だろそれ」

レッド「じゃあたまにはいいじゃん」

グリーン「なんとしても連れて行かせてえのか」

レッド「うん」

グリーン「……」

グリーン「わかったよ、あと30分待ってろ、ジムでやらなきゃいけねえことがあるから」
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:28:17.21 ID:iICVe1Gh0
30分後

グリーン「待たせたな」

ミュウ「あはは、なんだかバニラみたい」

グリーン「バニラ?」

レッド「まずどこに行くんだ?」

グリーン「ああ、一人はここトキワシティだ、もう一人はタマムシシティだな」

グリーン「あとの3人にも連絡をいれておいたから明日会える」

レッド「おおさんきゅ」

グリーン「今日の二人は俺もついて行くけど、明日はお前だけで行けよ」

レッド「なんでだよ」

グリーン「俺がついて行くことがそもそもおかしいだろ」
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:28:48.85 ID:iICVe1Gh0
――――――――

グリーン「ここだ」

レッド「ミュウ、出てきちゃだめだぞ」

ミュウ「ふぁーい」

ピンポーン

ガチャ

男「おお、待っていたよグリーン君」

グリーン「どうも…」

男「後ろの君がレッド君か、成長したな」

レッド「……」

男「実は君がチャンピオンだったときに数回会ってるのだよ、覚えてるかね」

レッド「……」
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 03:29:16.46 ID:iICVe1Gh0
レッド「……」

グリーン「おい、なんか言えよ」ひそひそ

レッド「むりっ」ひそひそ

男「ん?どうかしたかね?」

グリーン「いえ、なんでも」

グリーン「ところでお子さんでしたっけ、候補の一人は」

男「おおっ私の息子を選んでくれたのか、うれしいよ」

グリーン「…いえ、先ほど連絡した通り、今日は会うだけですから」

グリーン「決めるのはこいつなんで選ばれないという可能性もあります」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:16:09.21 ID:9M5YdFpB0
レッド「……」

男の子「ふーん、お前が俺の先生になるのか?」

男の子「たいして強くなさそうだな」

レッド「……」

男の子「おい、なんとか言えよ」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」ちらっ

グリーン「面接が終わったみたいですね」

男「だ、大丈夫なのかね?」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:17:02.01 ID:9M5YdFpB0
―――――――――

グリーン「お前ほんとにしゃべらないよな」

レッド「知らなかったのか?」

グリーン「知ってたよ」

グリーン「二人目も同じような感じだったじゃねえか」

レッド「…難しいな、人と話すのは」

グリーン「あんなレベルはお前だけだよ」

グリーン「本当に仕事出来ないレベルだぞ」

グリーン「これからずっとナツメに頼るのなら問題ないだろうけどさ」

レッド「……」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:18:18.42 ID:9M5YdFpB0
レッド「い、いやダメだ」

レッド「なんとかして俺もナツメの役に立つんだ」

レッド「ヒモになるわけにはいかない」

グリーン「そっ」

グリーン「じゃあせめて人見知りを克服しねえとな」

レッド「人見知りを克服か…」

レッド「どうやって?」

グリーン「ん?」

グリーン「どうやってか…」
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:19:32.11 ID:9M5YdFpB0
グリーン「そうだな、やっぱり人と話していくしかないんじゃないのか?」

レッド「それが無理だから困ってるんだろ」

グリーン「最初は普通に会話するんじゃなくてさ、軽い挨拶程度から始めればいいんだよ」

レッド「挨拶か…」

グリーン「それならできるだろ」

レッド「難しいな」

グリーン「なんでだよ」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:20:45.16 ID:9M5YdFpB0
グリーン「すれ違うときに『おはようございます』とか言えばいいだけだよ」

レッド「簡単に言ってくれるぜ」

ミュウ「くすくす、ミューの出番のようだね」

レッド「何かいい考えがあるのか?」

ミュウ「その挨拶をミューがレッドに変身してやればいいんだよ」

レッド「…で、もうちょっとないのかグリーン?」

グリーン「他かぁ…いい考えだと思ったんだがな」

ミュウ「ミューを無視しないでよ!」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:21:47.20 ID:9M5YdFpB0
レッド「変なこと言うからだろ」

ミュウ「ミューは真剣だよ」

レッド「そうか、俺たちとはレベルが違うんだな」

ミュウ「そうそう」

ミュウ「ってバカにしてるでしょ」

ミュウ「せーっかくもーっといいアイデアが出たのにな〜」

レッド「うん、いいよ別に」

ミュウ「仕方ないなレッドは〜、そこまで言うなら教えてあげるよ」

レッド「言ってねえよ」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:22:33.83 ID:9M5YdFpB0
ミュウ「最も簡単かつめちゃくちゃな方法」

レッド「な、なんだよそれ」

ミュウ「レッドのお願いをかなえてあげるんだよ」

レッド「…どうやって」

ミュウ「くすくす」

ミュウ「やる?それともやってみる?もうやっちゃった?」

レッド「選択肢がやるしかないじゃねえかよ」

レッド「しかもやっちゃったってなんだよ、もう終わってんじゃねえか」
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/04(日) 01:23:02.15 ID:9M5YdFpB0
ミュウ「ナイスツッコミ!」

ミュウ「腕上げたね」

レッド「……」

レッド「それで、何なんだ?俺の願いをかなえてくれる方法ってのは」

レッド「聞くだけ聞くからさ」

ミュウ「やるなら教えるよ」

ミュウ「やらないのなら教えない」

レッド「何かわからないものをやるなんて無理だよ」
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:41:49.64 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「ええっまさかの先に聞くの?」

レッド「普通だろ」

ミュウ「もう仕方ないなぁ」

ミュウ「爆発させたらいいんだよ」

レッド「……」

レッド「は?」
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:42:16.81 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「爆発オチってやつだよ、これで終わらせたらいいんじゃないかな」

レッド「いやいやいや、何の話してるんだよ」

ミュウ「え?もうこの話を終わらせたいんだよね」

レッド「俺がそんなこと一言でも言ったかよ」

ミュウ「ふーん、違うんだ」

ミュウ「てっきり飽きて終わりたいんだと思った」

ミュウ「だからミューが入れ替わってあげれば話続けられるって思ったんだけど」

レッド「何を聞いてたらそうなるんだ」
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:42:45.76 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「じゃあキミはどうしたいの?」

レッド「…人見知りを治したいんだよ」

ミュウ「な〜んだ、そんなこと」

レッド「そんなことって俺にとっては」

ミュウ「ミューたちからすればバチュルのミミクソよりちっちゃなことだよ」

レッド「小っさすぎるだろ」

ミュウ「ミューもいつも悩みを抱えてるけど、それほど小さい悩みはないよ」

ミュウ「レッドはいいね〜、悩みが小さくて」

レッド「小さい小さい言うな」

グリーン「実際あまり大したことじゃねえからな…」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:43:22.18 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「そんな小さな悩みをミューたちが解決してあげよう」

レッド「できんのかよ?」

ミュウ「できるね!」

レッド「……」

レッド「じゃあやってくれ」

ミュウ「くすくす、それじゃーやるよー」

ミュウ「すー…」

ミュウ「!」キッ

グリーン「お、おい…なんか眼が光ってんぞ、何が起こるんだ?」

レッド「知らん…」

ゴゴゴゴゴゴ

ミュウ「無窮の時…」

ミュウ「その始源に秘められし白い力よ」

ミュウ「鳴り交わす魂の響きに震う羽を広げ、蒼の深淵より出でよ!」

ジラーチ「呼ばれて飛び出てパンプリリン」
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:44:12.29 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「くすくす、来たねニシキノ」

ジラーチ「うん、ちょうど暇だったからね」

ジラーチ「やあ、前会って以来だねワインレッド」

レッド「ワインいらない」

ジラーチ「そーだっけ?」

ジラーチ「まあいいや」

ジラーチ「何かあったのギアナ?」

ミュウ「くすくす、えっとね」

ミュウ「……」ひそひそ

ジラーチ「ふむふむ、なるほど」

レッド「なんで耳打ちしてんだよ」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:45:37.96 ID:SRs5zfiz0
ジラーチ「いくぞレッドブル!」

レッド「ブルいらねえよ」

ジラーチ「ピピルマピピルマプリリンパパパレホパパレホドリミンパアダルトタッチで人見知り治れ!」

ピカッ

レッド「!?」

シュウウゥゥ

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「?」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 00:46:11.88 ID:SRs5zfiz0
レッド「な、何が起こったんだ…?」

ミュウ「くすくす」

レッド「笑ってないで教えろよ」

グリーン「…見た目は何も変わってないな」

レッド「本当か…じゃあ何なんだ?」

ジラーチ「だから言ったじゃないか、人見知り治れって」

レッド「えっじゃあ…人見知りが…?」

ミュウ「くすくす」

グリーン(…大丈夫なのか?)
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 02:44:01.46 ID:OnTbiv5WO
えぇ…(困惑)
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 05:21:43.67 ID:BRUaL5zso
プラセボ
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:32:30.02 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「疑問に思う前に試してみることだな」

ジラーチ「ばか」

レッド「む…」

レッド「なんでバカって言われたかわからんけど…」

レッド「試すって誰かちょうどいい人がいるのか」キョロキョロ

ジラーチ「おい、そこのイケメン、話してみろ」

グリーン「ん?俺か」
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:33:32.85 ID:KqjfnK9A0
レッド「どうも、こんにちは」

グリーン「どうも」

レッド「えっと俺の名前はレッドです、あなたの名前は何ですか?」

グリーン「グリーンです」

レッド「好きな食べ物は何ですか?」

グリーン「妻の手料理です」

レッド「それはおいしそうですね、俺も食べてみたいです」

グリーン「だめです」
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:34:14.53 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「グーッド!」

ジラーチ「自然に話せてるよ、かんぺき〜!」

レッド「たしかに普通に話せたような…」

グリーン「っておい!なんでだよ!」

レッド「どうした急に」

グリーン「どうしたじゃねえよ、俺とは元々話せてただろ」

グリーン「むしろぎこちないし」

グリーン「会話も外国語の教科書かよ」

レッド「……」

レッド「!」

グリーン「今気づいたのか…」
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:34:44.67 ID:KqjfnK9A0
レッド「こいつとは元々普通に話せるんだよ」

ジラーチ「そーなの?それ先に言ってよ」

ミュウ「これはレッドが悪いよ」

レッド「なんで?」

ジラーチ「それじゃあボクたちがそこら辺で2、3人ラチってくるから待ってて」

レッド「ラチるな」

ミュウ「じゃあどうするのさ?確認しないの?」

レッド「確認はしたいけど…」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:38:00.02 ID:KqjfnK9A0
プルルルルル

グリーン「はい、もしもし?」

グリーン「うん…うん…わかった、じゃっ」

グリーン「悪いレッド、急用ができた」

グリーン「どっちにしろ今日の予定は終わったし、いいだろ?」

レッド「ああ…別にいいけど」

グリーン「よし、んじゃまた明日な」
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:40:20.04 ID:KqjfnK9A0
レッド「んー…とりあえず俺も帰るか」

ミュウ「くすくす、誰かと話してみないの?」

レッド「……」

レッド「やだよ」

ジラーチ「ええ〜つまんない〜」

レッド「つまんないってなんだよ、話したらおもしろいことになるのか?」

ミュウ「やってみてのお楽しみだね」

レッド「…なんか嫌だよ」
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:41:57.35 ID:KqjfnK9A0
ナツメの家

レッド「ただいまー」

ジラーチ「ほうほう、ニートのくせになかなかいい家に住んでるな」

レッド「俺の家じゃなくてナツメの家なんだけどな」

ジラーチ「なんだ、ただのごくつぶしか」

レッド「そ、そんな言い方はないだろ…」

レッド「一応家事はほとんど俺がやるし…」

ミュウ「金ない、話さない、働かないの三つそろってるんだよ、すごいよね」

レッド「む…昔は全部あったし…」

ミュウ「過去の栄光にすがるな」
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:42:54.24 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「よし、まずは探索だ」すぃ〜

パカッ

ジラーチ「うーむ、お菓子はないのか?」

レッド「勝手に冷蔵庫を開けるな」

ジラーチ「むむっおいしそうなケーキがあるじゃないか」

レッド「おい、それは俺の」

シュン

ジラーチ「遅いぞナッパ」

レッド「…誰がナッパだ」
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/18(日) 01:44:30.73 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「うまいうまい」むしゃむしゃ

レッド「結局食いやがって…」

ジラーチ「あ、もう一つある」

レッド「そっちはだめ!」

ミュウ「安心しなよ、ニシキノはああ見えて意外と大食いなんだよ」

ジラーチ「うん、ちゃんと残さず食べるからさ」

レッド「誰がそんな心配するかよ」

レッド「そっちは俺のじゃなくてナツメのだからだめだって言ってんの」
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:19:51.30 ID:Mfqo0emo0
レッド「もう少しで晩御飯だから我慢しろ」

ジラーチ「ばんごはんって何?寿司?ステーキ?ト●コのフルコース?」

ミュウ「ナツメがめちゃくちゃお金もってるとはいえレッドは一円も稼いでないから食事でそんなにたくさん作れないよ」

ミュウ「お金の管理もナツメだし」

ジラーチ「なんだよこいつ、何もできないな」

ミュウ「そうなんだよ」

ミュウ「ミューも初めて会ったときからがんばっていいところ探してるんだけど6つぐらいしか見つからないんだよ」

ジラーチ「す、すごい…!6つも見つけるなんて!」

レッド「お前ら飯抜きにしてやろうか」
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:20:25.99 ID:Mfqo0emo0
―――――――――――

ナツメ「ただいまー」

ミュウ「うーん…」

ジラーチ「むむむ…」

レッド「おかえり、もうちょっとでできるから待ってて」

ナツメ「…なんか増えてるけど」

レッド「ああ、気にしないで」

ナツメ「…普通に気になるんだけど」
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:20:55.17 ID:Mfqo0emo0
メロエッタ「アンタたち、ここはワタクシの家よ、何わけのわからないことをしてるの」

セレビィ「ナツメの家だけどね…」

ジラーチ「レッドのいいところを20個見つけないとごはんなしって言うんだよ、イジワルすぎない?」

ミュウ「ミューが見つけてた6つも全部だめって言うんだよ、ひどいよね」

メロエッタ「その6つってのは何?」

ミュウ「えっと、一つ目が髪の毛が生えてるで」

セレビィ「一つ目がそれ!?」

ミュウ「だってミューの200年ぐらい前のパートナーは生えてなかったもん」

ミュウ「生えてたことは生えてたけど、正面から見ると見えないし」
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:21:34.22 ID:Mfqo0emo0
セレビィ「キミたち二人は私たちの中でも特に褒めるってことが下手だからね」

ミュウ「そんなこと言うならタマネギはいいところ言えるの?」

セレビィ「それはまぁ…言えるだろうけど」

ジラーチ「なになに?教えてよ」

セレビィ「言ってもいいけど、私は今すぐ20個も言えないよ」

メロエッタ「あんたたち自分で考えるのが嫌ならタマネギじゃなくてナツメに聞けばいいのに」

ジラーチ「おお、そうか!」

ミュウ「さっそく行くぞ!」

セレビィ「あっナツメは今お風呂…」

メロエッタ「別にあいつらに見られてもなんともないでしょ」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:22:11.23 ID:Mfqo0emo0
ガラガラガラ

ナツメ「えっ!?」

ミュウ「ねえねえナツメー」

ナツメ「な、何よ…びっくりした…」

ジラーチ「ちょっと聞きたいことがあってネ」

ナツメ「…変なことじゃなかったら答えるけど」

ジラーチ「あれ、なんだっけ?」

ミュウ「部屋移動したら忘れるって記憶力なさすぎるよ」

ミュウ「レッドの悪いところだよ」
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:22:52.22 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「レッドの悪いところ…?」

ミュウ「ないの?」

ナツメ「ううん、いっぱいある」

ジラーチ「へえ、例えば?」

ナツメ「そうね、肝心なことを言ってくれないとことか、人付き合いが苦手なところ」

ナツメ「あとけっこう鈍いでしょ、それに…」

――――――――

ナツメ「けっこう細かいところもあるわね」

ジラーチ「ねえねえ、何言ったか覚えてる?」

ミュウ「うーん、とにかくいっぱいあった」

ジラーチ「そだねー」
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:23:23.47 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「…聞いてるの?」

ミュウ「うん、聞いてるよ」

ナツメ「じゃあ何言ってたか覚えてる?」

ジラーチ「たくさんあったー」

ナツメ「…うん」

ミュウ「でもあんなにたくさん悪口言えるなんて、実はレッドのこと嫌いだったんだね」

ナツメ「そんなわけないでしょ、悪口じゃないし」

ナツメ「レッドのことは大好きに決まってるでしょ」

ナツメ「…って何言わせんのよ」

ジラーチ「自分から勝手に言ってんじゃん」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:24:08.42 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「…とにかく、レッドの悪いところはいっぱい言えるけど、良いところはもっといっぱい言えるってだけのことよ」

ジラーチ「へぇ〜」

レッド「おい、お前ら何やってんだ」

ミュウ「レッドこそ何しに来たのさ」

レッド「お前らが風呂場行ったとか聞いたから、何しに行ったかと思ってな」

レッド「あっ…」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「い、いつまで見てるの…」

レッド「ごめんなさいっ」
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:25:37.69 ID:Mfqo0emo0
レッド「それで、俺のいいところ見つかった?」

ジラーチ「?」

ジラーチ「なんのこと?」

ミュウ「そーいえば、何かレッドが言ってたような…」

レッド「おまえらな…」

ジラーチ「そんなことどうでもいいからさ、ボクお腹すいたよ」

ミュウ「ミューも」

レッド「…はー…もういいわ」
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:26:21.93 ID:Mfqo0emo0
―――――――――

ナツメ「うん、やっぱりレッドの料理はおいしいわね」

ナツメ「もう私より上手かも」

レッド「……」じーっ

ナツメ「ん、どうかした?」

レッド「い、いや…なにも…」

ナツメ「気になるじゃない、何かあるなら言ってよ」

ナツメ「怒ったりしないからさ」

レッド「うん…じゃあ…」

レッド「さっきお風呂で見たとき思ったんだけど…」

レッド「少し太った…?」
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:27:24.97 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「そ…その…俺の見間違いかもしれないし…」

レッド「うん、今のは聞かなかったことにして、気にしないで」

ナツメ「…あなたはそう思う?」

レッド「うーん…」

メロエッタ「女性に対して太ったなんて失礼なこと言ったくせに言葉を濁すってどういうこと」

レッド「すいません…」
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 01:27:52.54 ID:Mfqo0emo0
メロエッタ「ワタクシに言わずナツメに言うべきでしょ」

レッド「はい…」

レッド「ナツメ…」

ナツメ「私は全然気にしてないよ」

ナツメ「今までは本当に考えてることを言ってくれなかったから、言ってもらえるようになってちょっとは信用してくれるようになったのかな」

レッド「え?そんなナツメに対して隠してたってようなことあった?」

ナツメ「うん、何も言わず何年も姿消しちゃったこととか」

レッド「な、何年前の話だよ…」
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/01(日) 00:54:40.21 ID:e4v2iP0W0
深夜

レッド「すやすや…」

ナツメ「……」むくっ

ナツメ「……」

ナツメ「……」そーっ

ガチャ パタン
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/01(日) 00:55:19.92 ID:e4v2iP0W0
ナツメ「……」

ナツメ「……」そーっ

ギシッ

ナツメ「!」

ナツメ「た…体重増えてる…」ガーン

ナツメ「レッドの言う通りだった…」

セレビィ「2sだけじゃない、そんなもんだよ」

ナツメ「でも…って」

ナツメ「わっ!?」

セレビィ「しーっ、大きな声出さないの、みんな寝てるんだよ」
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/01(日) 00:55:59.39 ID:e4v2iP0W0
ナツメ「びっくりした…驚かせないでよ」

セレビィ「ただ声かけただけなのに」

ナツメ「それがびっくりしたって言ってるの」

セレビィ「キミが珍しくコソコソしてておもしろかったから」

ナツメ「これは音をたててみんなを起こさないようにしてただけ」

セレビィ「ふーん」

ナツメ「それよりあなたはどうしてここに?」

ナツメ「眠れないの?」

セレビィ「ふふふ、じゃあそういうことでいいよ」

ナツメ「そういうことでって…何を企んでるの」
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/01(日) 00:56:46.44 ID:e4v2iP0W0
セレビィ「なーんにも企んでなんかないよ」

セレビィ「ただちょっといいこと教えてあげようかなって」

ナツメ「…なに?」

セレビィ「もうすでにちょっとずつ変化があるから気がついてるかもしれないけど〜」

セレビィ「なんで太ったか気になるでしょ?」

ナツメ「う、うん…」

セレビィ「わたしがどうしてキミたちの前に現れたか覚えてる?」

ナツメ「…!」

ナツメ「じゃ、じゃあまさか…」

セレビィ「うん、食べすぎだ」

ナツメ「……」カチン
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/01(日) 00:57:21.48 ID:e4v2iP0W0
ナツメ「はぁ…まぁいいわ」

ナツメ「今日のところはもう寝る」

セレビィ「なに?もしかして期待した?」

ナツメ「……」

セレビィ「ふふっ」

ナツメ「おやすみ、明日も早いからね」

セレビィ「はーい」
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 22:24:58.38 ID:Eyty2v7i0
保守!!
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:10:47.15 ID:PiZmpmZ/0
一週間後

レッド「やっぱりあの仕事じゃだめだ」

グリーン「……」

レッド「もっといい仕事はないのか」

レッド「今まで通りじゃ駄目なんだ」

グリーン「結局他のかよ…」

グリーン「断るの俺なんだぞ」

レッド「ああ、それは悪いと思ってる」

グリーン「あ、そう…悪いと思ったらもうちょっと俺のことも考えてくれよ」
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:11:29.28 ID:PiZmpmZ/0
グリーン「お前に合った仕事ってのもな…」

グリーン「100万回言ってるけどせめて普通の人見知り程度にしないとな」

グリーン「あっそういや、この前ジラーチに何かされてたじゃねえか」

グリーン「結局あれはどうだったんだ?」

レッド「…試してない」

グリーン「一週間何やってたんだよ」

レッド「いきなり知らない人に話かけるなんてできねえよ」

グリーン「そんなこと言ってる時点で治ってねえよ」
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:12:57.99 ID:PiZmpmZ/0
グリーン「これは?」

レッド「うーん、違う」

グリーン「じゃあこっち」

レッド「むー…」

グリーン「あれもダメこれもダメ…」

グリーン「一体どういう仕事やりたいんだ?」

レッド「ナツメと…」

レッド「…や、ナツメを安心させられる仕事」

グリーン「自宅警備員か」

レッド「それは仕事じゃねえ」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:14:11.10 ID:PiZmpmZ/0
タマムシジム

エリカ「親戚においしい紅茶をいただいたんです、今いれますね」

ナツメ「あっ、わ、私はいい」

エリカ「あら?ナツメさん紅茶嫌いでしたか?」

ナツメ「そういうわけじゃないけど」

ナツメ「えっと、お互いジムがあるし、そんなに長居するつもりはないのよ」

エリカ「そうですか?わかりました」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:15:38.08 ID:PiZmpmZ/0
ナツメ「今日はエリカにお願いがあって来たの」

エリカ「はい、なんでしょうか」

ナツメ「エリカからグリーンにレッドに仕事を紹介しないよう頼んでほしいの」

エリカ「えっどうしてですか?」

ナツメ「レッドがはりきってくれてるのはうれしいのだけど…」

ナツメ「何て言うか、彼人見知りだし…上手く他人と話せないし…」

ナツメ「それで傷ついたりしたら…」

エリカ「過保護すぎですよ」
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:16:48.24 ID:PiZmpmZ/0
エリカ「それに前からレッドさんは仕事を探してたじゃないですか」

ナツメ「うん…」

ナツメ「前までならまあ…よかったと言えばよかったんだけど…」

ナツメ「今は前と違ってすごいことをやろうとしてるの」

エリカ「すごいこと…ですか?」

ナツメ「そうなの、そんなことしたら返ってくるダメージも大きいじゃない」

ナツメ「レッドかなり繊細だし」

ナツメ「だからせめてすごいことじゃなくて普通のことを…」

ナツメ「状況が変わっても今まで通りのあの人でいてほしいの」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:17:31.52 ID:PiZmpmZ/0
エリカ「なるほど…」

エリカ「私の方からグリーンさんに伝えることは問題なくできますが、それでレッドさんがあきらめますかね」

ナツメ「それは…」

エリカ「状況が変わったということでレッドさんは張り切ってるんですよね」

エリカ「その状況をなくせば、レッドさんもあきらめるのではないでしょうか」

ナツメ「それはダメ!!」

エリカ「…!」びくっ

ナツメ「あ、ごめん…」
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 02:18:54.84 ID:PiZmpmZ/0
ナツメ「でもエリカの言うことも確かなのよね…」

ナツメ「こういうときほど、あきらめないというか、頑張るからね…」

エリカ「ちなみに状況が変わったというのは何があったのですか?」

ナツメ「状況が変わったというか、その…なんていうか…」

ナツメ「うーん…どう言えばいいのかな」

ナツメ「そうね、まあ…簡単に言うと…簡単に言っていいのかな…」

エリカ「ナツメさん?」

ナツメ「…できちゃった…かな」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:51:51.69 ID:DmZL2fmN0
5年後

女の子「りじゃーどん!ぶらすとば〜ん!!」

リザードン「ウ、ウーン…」ポリポリ

男の子「ぽっぽ!つつくだ!」

ポッポ「テヤアア」つんつんっ

リザードン「ドウシタライイノカナ…」

女の子「りじゃーどん!火っ!ぼぉーってやってよ!」

リザードン「ウーム…」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:53:07.62 ID:DmZL2fmN0
先生「こらーっ!」

男の子「あっ先生だ!」

先生「だめじゃないか、またお父さんのポケモン持ってきたのかい」

先生「幼稚園にポケモンを持ってきてはダメだと言ったじゃないか」

女の子「だって〜」

先生「だってじゃない、決まりだからね、ちゃんと守らないと」

女の子「……」

女の子「あっ!せんせー、なにあれ?」

先生「ん?」

女の子「とりゃっ」ぴょーん すたっ

リザードン「!?」

女の子「りじゃーどん!おそらのおさんぽ!」

先生「あ、こら降りなさい!」
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:54:01.49 ID:DmZL2fmN0
女の子「りじゃーどん、とんで!とんで!」ぺしぺし

先生「降りなさいって」ぐいっ

女の子「やだー、とんでとんで!」がしっ

リザードン「クビシマルッ」

レッド「戻れ、リザードン」

女の子「ふぇ?」

先生「おっと危ない」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:55:59.73 ID:DmZL2fmN0
レッド「はぁ…まったく…勝手にボール持ち出して」

レッド「リーフ、何度もダメだって言ってるだろ」

リーフ「おとーしゃん!」がしっ

レッド「おっと…」

先生「お父さんもっと気をつけてくださいよ、リーフちゃんがポケモン持ってくるの1度や2度じゃないですからね」

レッド「……」ぺこ

リーフ「おとーしゃんかえろっ」

レッド「うん」

リーフ「せんせー、さよーなら!」

先生「はい、さようなら、もう持ってきちゃだめだよ」
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:56:38.68 ID:DmZL2fmN0
レッド「ただいま」

リーフ「ただいまー!」

ナツメ「おかえりなさい」

セレビィ「おっかえりー」

リーフ「せれびー!みゅー!じらーち!あそぼあそぼ!」

ナツメ「あっ先に手洗いうがいをしなさいよ」

リーフ「はーい」
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:58:31.48 ID:DmZL2fmN0
レッド「またリーフが俺のポケモン持って行っちゃってたみたい…」

ナツメ「そう…また…」

レッド「どうしたらいいのかな?」

ナツメ「お父さんがもう少ししっかりしたらいいと思う」

レッド「うん…まあそうなんだけど…」

メロエッタ「親としての自覚が足りない」

ミュウ「まるで成長していない」

ジラーチ「大きな子ども」

セレビィ「努力はしてると思うんだけどね〜」

リーフ「おとーしゃん、もっとがんばって!」

レッド「……」
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 01:00:11.38 ID:DmZL2fmN0
ナツメ「そこまで言わないの」

ナツメ「そもそもリーフが勝手に持っていったことが問題なんだから」

ナツメ「いつも言ってるでしょ、誰かに迷惑をかけるようなことはしないって」

リーフ「……」

ナツメ「もうお父さんのボールを勝手に持って行ったらダメだからね」

ナツメ「リーフももうちょっとでお姉ちゃんになるんだから、わかるよね?」

リーフ「うん」

リーフ「次からはおかーしゃんのにする」

ナツメ「それもダメ…」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 01:01:04.15 ID:DmZL2fmN0

雑になってしまいましたが、これで終わりです
またどこかで
ばいばーい
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 10:52:11.42 ID:rdd2cJYro
ロリーフ…いいですね…
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/30(木) 01:19:56.25 ID:lHIKxz660
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