転校生「貴方の体質を教えてください」男「…」

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20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 13:20:59.71 ID:1nIrRHhpo
ラッキースケベ体質の能力者モノに設定がものすごく似てる気がする
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/14(土) 09:21:06.45 ID:Fft2mlLAO
男「何度も言うが、どうやら君は俺のことを買いかぶりすぎてるようだ…っ!」ダダダダ

転校生「質問しているんです。質問に沿った答え以外は答えないで下さい」スタスタ

男「はぁっ…はぁっ…いや、これでも君の行動原理に則って話してるつもりだけどね…」

ダダダダ

転校生「偉い余裕ですね、貴方。歩いてる私より、走ってる貴方のほうが」

男「…そう見えるかい?」チラ

転校生「貴方、【体質】はなんですか?」

男「残念ながら…そんなモノは患ってない…!!」

転校生「ご冗談を。ギャグ体質にギャグで返すと取り返しの付かないことに成りますよ」ニコ

男「へぇ…例えば…?」ニコ

転校生「あはは。そうですね、例えば──」クス

転校生「──貴方がもし、この学園がどのような状態に陥ってるかを知れば…もしくは納得をして頂けるかと」

転校生「そう。あの大地震の震源地であった3都市から遠く離れた学園にて、」



転校生「【この学園内に居るほとんどすべての人間に『タイプホルダー』の疑いが───】」ニィーーー

転校生「───うばぁうッッッ!!!!?!!!!?!」


ばっこぉおおおおおおおおおおおおおおおんんっ!!!



男「はぁ…はぁ…!」タッタッタッ…

男「フゥー…【やっと引っかかった】か…随分と走らされたな…」グイ…
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/14(土) 09:32:56.47 ID:Fft2mlLAO
パラパラ… カコンッ ゴロゴロ…


転校生「きゅー……」バタリンコ

男(【おとぼけキャラが急にシリアス気味に打ち明けたら、不意の一撃が来るギャグ】)チラリ

男「見事、顔面から壁にぶつかってくれた…考えれば分かることだろうに…」


クル… スタスタ… スタ…


男「…この学園内に、体質持ちが居るってね…」スタスタ…

男(そんなコト…とっくに気づいているよ、誰もが…生徒たち全員が…なんとなく心の端で…)


委員長「──あ、居た! 二人共おしゃべりしながらどこまで行く気なのよ!!」タタッ


男「ふぅーーー…小言は後だ、今は逃げよう。彼女が伸びてるうちに…」

委員長「うわぁ…壁に人型の大穴が開いてる…どういう状況なのコレ…」

男「まるでギャグだね。それでいて彼女にはなんらダメージがないようにみえる…」

男「【本人にはギャグ】でも【対象には見た目通りの衝撃】…ってことだろうか…」

委員長「解説は後でいいから! 今はとにかく逃げようよ!」グイグイ


〜〜〜


委員長「…大丈夫なの?」

男「多分、平気。どこまで学園内の構造を把握してるか分からないけれど、時間稼ぎには有効だ」メキ

男「…離れれば関節もまた、外れた。センサーも健在だし、少し作戦会議といこう」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/14(土) 09:46:20.07 ID:Fft2mlLAO
委員長「作戦会議って…もしかして彼女をどうにかするつもりなの…!?」

男「警察も教師も生徒たちも、俺たちには無関心だ。助力を求めても無意味なのは君だって知ってるだろう」

委員長「でも…」

男「言うべきか迷ったけれど、一応、言っておく」チラ

男「──彼女はこの学園で【体質持ち】を探してる、それが目的で俺を狙ってるらしい」

委員長「…はあ!? じゃあやっぱり勘違いじゃない! 君が超能力もってるわけないもの!」

男「……それはわからない、きっと、誰も肯定も否定も出来ないよ」

委員長「ど、どうして!? 君自身が違うっていうのなら…!」


男「──君だって体質持ちかもしれない」


委員長「……え?」

男「気づいてるはずだ。この学園内に流れる雰囲気、ただ事じゃないのに皆気づかないふりをしてる」

男「いや【逃げないでいる】。ここにいる在校生は【敢えて学園に残ることを良しとした】人間たちだ」

男「それはおかしいことだよ、大変なことなんだよ。…でも君も俺も逃げなかった、ここに何故か居る」

委員長「わ、私は…違う、そんな能力なんて持ってないし…ちゃんと自分の意思でここに居る…!」

男「それですら誰かに操られていたら?」

委員長「操られて…!?」

男「憶測だよ、信じなくていい。けれど俺は……いいや僕は、今の感情すら疑うね」スク…

男「──【希望】は失わせない、例え、それが誰かの思惑でも」ジャリ


男「僕は抗うよ。だってそれが僕の【本質】だから」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/14(土) 10:13:08.36 ID:Fft2mlLAO
〜〜〜

転校生(──個人…にしては場の流れが都合が良すぎる。では、『展開系統』?)

転校生(『強化系統』でないのは明らか。では展開系統の『タイプホルダー』とみて行動しましょうか)

転校生「まったく…一筋縄ではいかないと思ってましたが、タチの悪い展開系ですか…運の悪い限り…」ハフゥ

転校生(出来れば体質名まで分かると状況運びも楽なんですが…なんだろ、猛者に対し反抗心…)

転校生「ルサンチマン体質…痛みと他人への共感性欠如…サイコパス体質…なんでもありですね…」

ガチャ

転校生「まあ。あちらの研究所に連れてけば嫌でも名前は分かりますし、」


男「………!」


転校生「──出来れば大人しく捕まってくれれば有り難いのですが、ねえ…?」ニマー

男「…どうしてここが分かった」ジリ…

転校生「転校生との出会いは一日中。どんなに逃げても巡り合うのが【メタ】です」

転校生「私が転校生という立場である限り、どこまで逃げても私は現れます。どこにだって、貴方の側に居ます」

男「…それは怖い、まるでヤンデレみたいだ」

転校生「居ますよ? 会いたいです? ヤンデレ体質に好かれたら尻の毛一本まで愛憎まみれの対象になりますケド」

男「…そりゃすごい」

転校生「おしゃべりはここまでです。楽しいですけど【そちら側の思惑】に乗るのはいただけない」スッ

転校生「今から貴方をタイプホルダーと認識、対処します。どうかご覚悟を」スタスタ

男「僕は違うよ、体質なんて持ってない」ジャリ…

男「よく見て、よく聞いて、考えるんだ。ギャグ体質だと言っても…自ら罠に飛び込むのは、少しは躊躇うだろう…?」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/14(土) 10:25:07.03 ID:Fft2mlLAO
転校生「………!?」ピタリ

男「ああ、良かった。そこで止まってくれて安心したよ、本当に」ニコ

転校生「───なん、ですって!? 嘘だ、どうしてコレがここに……!?」

男「【やっぱり君はそれが大の苦手】なんだね。そうだろうよ、きっとそうじゃなきゃダメだ」スッ

男「──用意させてもらった、君の最大の弱点を」



【バナナの皮】ポツーン



転校生「貴方…ッ!! なんてモノを……!!」ギリリッ

男「おっと近づかないほうがいい。君はギャグ体質、いくら避けようとも絶対に踏んで壮大に転ぶだろう?」ニッ

転校生「……!!」バッ

男「そうだ。ここは『体育倉庫室』、君のような体質が転べば如何なるオチになるか理解できるだろう」

男「──一年前の地震で、倉庫自体の強度も脆弱、そして老朽化で今にも崩壊寸前だ……」ニヤリ

転校生「…随分と私のことを知って頂けたようで、嬉しい限りですよ…ッ!」ギリッ

男「僕の方こそありがたいね」

転校生「チッ…バナナが学園内で食べられないことは把握済みでしたのに…」

男「とある彼女のお昼ごはんだったんだ、偶然にも入手できたんだよ」

委員長(もうだや、この会話…)

転校生「………。それで私に何のお話でしょうか?」

男「まずは誤解をときたい。君はどうやら僕を【学園内を操る首謀者】だと思ってる、そうだね?」

転校生「ええ。勿論です、根拠は私自身が証明してます。……私という非常識に対抗しすぎているから」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 13:20:40.06 ID:/xwx7uSSO
マリオカートで1位になるとよく出るやつ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 16:28:18.72 ID:Rj+/vdhSO
続きと言うか間の補完か
おつおつ
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/16(月) 23:14:15.89 ID:YEzeLOjmO
委員長(…!? たったそれだけで…!? そんなの言いがかりにも程がある───)



転校生「──私は、体質で人を殺せますよ」



委員長「……ぇ…」ビク

男「まあ、だろうね」

委員長(だろうねって貴方ねえ!?)エーッ

転校生「今回の私は『転校生』ポジですから、でたらめなギャグ発展などしないでしょう」チラ

委員長(うっ!? ヤバッ!? 隠れてる方みてる!? こっちみてる!?)ササッ

転校生「しかしそうであっても度が過ぎる。その落ち着きよう、手玉に取りよう、全てが怪しい」

男「………」

転校生「一般人は逃げます、怖がります、怯えます。…はて? それでは貴方は一体何者でしょうか?」コテン

男「一般人だよ」

転校生「ありゃ、そうですか」スッ


…スタン


男「……。なぜ歩を進めるんだ?」

転校生「ウサギ小屋に訪れた私を情報で煽ったのも貴方、所見の体質持ちを手玉に取ったのも貴方」スタ

スタ スタ スタ

転校生「最大弱点のバナナも用意し、一方的な主導権を握る場面を作り上げ、」

男「………」

転校生「【ギャグキャラの私を本気にさせた理由は一般人だから、とは説明は付きません】」

グリッ…
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/16(月) 23:27:33.21 ID:YEzeLOjmO
男「危ないよ、君は踏んでいるよ、そのバナナ……」スッ

転校生「何を隠してるんです? なぜ投降しないんです? なぜ諦めない?」ジッ

男「怪我をしたくなかったら、足をどかしたほうがいい。この倉庫は本当に危ないんだ、生徒全員が知っていることだよ」

転校生「【和解だってあったはずなのに】。貴方は私との戦闘を望んだ、──思うに私に見つかってほしくない秘密がある?」


グリリ…


男「…それ以上はやめといたほうがいい」

転校生「話してくれれば離しますよ」

男「…危ないんだ、本当に」

転校生「…危ないのはここにいる全員でしょう、それは」

委員長(──え…それって…)

男「……。俺は希望が潰えてほしくないんだ、この学園にとっての唯一残された、それを」

転校生「希望…?」

男「だから学園を牛耳るボスとやらでもないし、体質もちなんて一度も意識したことがない。君が望む答えは……」

男「……俺は持ってないんだ、本当だよ、これは事実なんだ」

転校生「………」ジッ

男「俺に出来ることは、【思いつく】ことと【準備】することだけ」

転校生「へえ、つまりは【画策する】ことと【手玉に取る】ということですか」クスクス

男「物は言いようだ、悪いように捉えないで欲しいよ」

転校生「捉えますよ。それが貴方にとって掛け替えのない本質なのであれば───」


トントントン…


転校生「──悪戯、そうですね【悪戯体質】……とでも呼びましょうか、なんともまあ可愛らしくも悪質なタイプホルダーですよ」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/16(月) 23:41:48.29 ID:YEzeLOjmO
男「イタズラ…体質…」

転校生「所感では個人系っぽいですが、すると【私と似た体質なのかもしれないですね】、なんともまあ数奇な運命だ」

転校生「さて、当初の目的通り体質持ちを発見。抵抗したため沈静化、そして確保に移ります」ビシッ

男「待て。話はまだ終わってない、勝手に締め切らないで欲しい」

転校生「いや待てません。動きます、この足首を捻ります! …勘違いされてるようですが、私、かなり不死身ですよ?」


──ズリュリュ…


転校生「たかがバナナで転んで崩壊した建物の下敷き程度で、死ぬと思います?」

男「待ってくれ! まだ話は終わってない…!」

転校生「貴方がこのオチを望んだんでしょう、では一緒にオチをつけましょうよ」



転校生「爆破オチ。そんなちんぷでオマヌケでギャグチック、素敵でしょう?」ニッ



───グリリリリイイイイイイイイイイ!!!!



転校生「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜れぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」シュパァッ!

男「──委員長! 柱を殴れ! 今すぐにだッッ!」バッ

委員長「えっ!? 今!? わ、わかった!!」グググ


委員長「てっ、てぇーいっ!! あ痛っ!?」バチコン


グラグラ…


転校生「───!」

男(建物崩壊オチ。それは得てしてその起点となるギャグから発展するとは限らない……!!)ババッ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/16(月) 23:55:40.91 ID:YEzeLOjmO
グラグラ… ガタガタ…


委員長「うわあ!? 本当に揺れて───」

男(──登場人物、展開的、連鎖ギャグオチ! 傍から見ればモブでも展開最大集約であるオチではトリガーとなり!)チラ

転校生「──…」ニッ

男(たった1つの無関係な行動すら、君の体質に促されるだろう……!!)



転校生&男(──神の【イタズラ】なご都合主義の【悪役への天罰】!!!)ニヤッ

委員長(なんか二人していい感じに笑い合ってるーーーーー!!!)



転校生「──、まいりました、やりますね」ドテーン

男「──、させないよ、君の望んだエンドなんて」ドテーン


ガタガタガタ!! ガシャーン! パリィン!


転校生「滑るまでが想定とは。おや、逃げないです? 展開の方向性はわかりやすいほどに私ですが?」

男「ギャグまで滑らせるつもりないよ。君とは決着を付けなければならない、とことん付き合うさ」

委員長「……ちょっとぉ!? 私が聞いた作戦と違うんですケド!?」ババッ

男「君は逃げていいよ。というかモブ扱いだろうし、そこにいても天井が抜けて助かると思うし」

転校生「待って下さい。モブはモブ、オチに関係ないなら生死も追求されないままエンドの可能性も?」コテン

男「やっぱ逃げて、委員長」

委員長「なんなの!? もうもうなんなの!? 私やっぱり見捨てて部屋に帰れば良かったーーー!!」ワーン

転校生「いやはや、イタズラ的ですね。ここまで踊らされたらむしろギャグですよ」

男「それ、やめてくれない? 悪戯ってことばあまり好きじゃあないんだ、これはれっきとした作戦だよ」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 00:10:40.92 ID:sHc97NaZO
転校生「私のような不真面目でギャグ調子な体質を相手取る貴方の作戦は、れっきとした悪戯ですよ」

転校生「…胸を張って下さい。黄泉市で【黒風】とまで呼ばれ恐れられた私が褒めてるんです、光栄に思って下さい」ニコ

男「病気持ちに褒められても」

転校生「おや? なにやら先程から悪者ぶってませんか、貴方───貴方、もしや私に【勝負】する気ですか?」キャー

男「今の展開は【悪者が制裁を受ける場面】だ。一般生徒だと【言い切り続けた一般人】に暴力を働いた君が制裁を受ける」

転校生「…………」ニコ


ガシャーン!! ゴゴゴゴゴ!!!


男「だがしかし、けれどつまり、展開次第では僕も悪者。君を誤魔化し、委員長までを巻き込んだ。…これは悪いことだよ」

転校生「そうでしょうね、そうであればまさに実に【オモシロイ!!!】 それは笑えるギャグですよ!!!」ニコー

男「…ご期待に添えたようで」

委員長「ごめん! 本当に待って!? よくわかんないけど、とりあえず私必要かなあ!?」ギャーッ

転校生「ホホのホ! 面白いギャグほど第三者の目があってこそ!!」ジリジリ…

男「展開の統一化を狙うなら君の存在もまた重要だ。大丈夫、きっと死にはしないよ」ジリジリ…

委員長「お家かえりたぃいぃいぃぃ!!!」

転校生「勝負ですよ…男さん…場は最終局面でどちらも否を認めず、頑固に己を押し通した…!」

男「こうなるまでに時間稼ぎは大変だったよ…ジョーカー役への制裁は君の客観的思考よりだからね…!」


ガタガタガタガタガタガタ!!


転校生「さて、ここまでして貴方は何を望みます?」

男「──僕は知らない。君が望む答えは持ってない、以上」


転校生「お見事。では………【どちらがより悪者か、神の悪戯でギャグなオチにおまかせしましょうか……】」スッ…
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/18(水) 18:16:15.38 ID:+iBoeCHJO
メシメシメキメキメキィイイ…!! バキィン!!


委員長「わぁー!? 天井が……ッ!?」

男「──……」チラ

転校生「………」ジッ



男「……」ニコ

転校生「───!」



ズガゴォオオオオオオオオオオオオオンンン……



パラパラ… バキン ガララ…





「───そう、答えは【誰も傷つかないし誰も死なない】が正解だ」


委員長「…ぇ…」


「───崩壊寸前の体育倉庫。一年前の地震と老朽化なのは【生徒全員が知っている】」


転校生「……」


「つまり、この【上下左右学園】に在校する者は応じて【体育倉庫内で暴れたら危険】だから…」

「…阻止する、崩壊を。巻き込まれる実験人材を無闇矢鱈に【外来種に侵されること】を良しとしない…」


男「僕たちは助かる。謎の力によって死にはしない、…まるで茶番のようなエンディングだよね」ニコ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/18(水) 18:30:34.30 ID:+iBoeCHJO
委員長「なにこれ…ウソ…こんなのあり得るのかって今更だけどさ…ッ!」

委員長「──天井が浮いてるじゃん! 柱ないのに、空中に!」ギャーッ

転校生「……【体質】……」

男「どうやら居るみたいだね、これを見るまで信じられなかったけど、どうやらキミの言うとおり…」


男「【ここで僕達が怪我、又は死ぬことを良しとしない連中が体質とやらを発動したらしい】」


転校生「端からこれを…私の目に見せるために…ウサギ小屋から、ずっと煽り続けた、と…?」

男「難しいよ、人間関係は。僕はどうやら委員長に言わさえれば唐変木質な所があるらしい」

男「……出来れば会話での和解が望ましかった、けれど、こうなってしまえば元の木阿弥」


パラパラ…


男「──終わり良ければ全て良し」

転校生「ククッ」

転校生「アーッハッハッハッハッ!! なんともまあ! 【知らなければ証明すればいいと!?】 手玉ッ! 取られ続けましたよ本当にっ!!」

委員長「……ッ…」

男「さて、黄泉市から入学漏れでやってきた謎の転校生さん」

男「遅ばせながら自己紹介といこう。──友達にはなれないかもだけど、君の希望は叶えられるかもしれない」


男「ハジメマシテ、こんばんわ、男と言います。宜しくね」スッ

転校生「初めまして私の初めてのお友達さん! 貴方ならきっと【この学園を悪戯に終わらせることが出来るでしょう!!】」ガシィッ


委員長「──悠長に握手してるところ申し訳ありませんがぁ!? 結構コレ危なめじゃないですかあ!?」


男「…行こうか」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/18(水) 18:42:33.51 ID:+iBoeCHJO
転校生「…ええ、行きましょうか」ニコ


ガッシャアアアアアアアアン……



〜〜〜


委員長「疲れた…今日一日超ハードだった…」ズーン

転校生「よっと。確かに人為的な後はありませんでしたし、ともかく体質が発動されたことは理解しました」パンパン

男「最後まで疑うんだね、君。体質と比べてえらく生真面目な性格だ」

転校生「体質と本質は相互関係では無いですよ、わかっているでしょう貴方なら」

男「…だからこその病気だろう」

転校生「ま! ときたまものすごーくマッチングする輩も居るには居るのですが、……特に貴方とか」ジトー

男「…………」フゥ

転校生「けれどまあ、人は本質に沿った生き方を曲げ続けるのが人生ですから」

転校生「───信用しましょう、貴方を。これを見せられたら嫌でも納得せざるを得ないですし」ニッ

男「有り難いお言葉、どうもありがとう」

転校生「…私が予想した状況より、数段ヤバそうですね、この上下左右学園」

転校生「私達の争いを傍から覗き見にしながら【オチに関しては茶々を入れてくる】とは」

男「………」

転校生「徒党をくんでる可能性がアリます。裏で四天王やら幹部やら支部長やら居る可能性が見えてきます」

男「あの、もしや君がそう言うとリアルでそうだったギャグ……的な流れになったりする?」

転校生「あはは。まさかそこまで万能じゃあありませんよ、私『個人系統』ですし、そこ、融通効かないんです」ニコ

男「…個人系統」

転校生「はてさて。貴方の目的は悪戯にはぐらかされましたが、…私の目的は無事に解消されました」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/18(水) 18:51:32.81 ID:+iBoeCHJO
男「…どうする?」

転校生「どうするもなにも、解決させますよ。それに貴方にも活躍させてもらいます、その【体質】……」

転校生「正式な登録は出来ませんから、私がとってつけた体質名をつけておきます」


転校生「悪戯、悪戯体質。その【神が認めざるを得なかった人類史上初めて他界に干渉できるチカラ】」

転校生「──その覚醒者として、私の仕事を手伝ってもらいますよ?」ニマー


男「…ああ、よろしく頼むよ」

委員長「…断らないんだね、男くん…」

男「断ったら探られる、人間関係で面白おかしく押し通されるのは嫌いなんだ、僕は」

転校生「【貴方が隠し事しているのは知っています】。でも、貴方が手伝ってくれる限りは探りません」フフフノフ

委員長(なんなのこの人達……)

男「さて、探られる前にこの場から逃げよう。面倒事は苦手なんだ」クル

転校生「おや? 貴方ならそういった面倒事解消はお得意のようにお見受けされましたが?」

男「……それは勘違いだよ、転校生さん」


男「悪戯な詮索は、大の苦手なんだ。僕的にね」

転校生「これは失敬、ナハハ! ではでは逃げましょう!」


ダダッッ


委員長「なにをいい感じにセリフを──ちょっと!? 二人共逃げ足早くなーい!? 置いてかないでぇー!!」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 18:56:30.62 ID:+iBoeCHJO
第一話 終


きまぐれに更新ノシ


過去作↓
女友「アンタの体質って何なの?」男「…」
https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1376309335/


金髪「お前の話、超同人誌すぎだろww」男「そうですか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486897051/
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