安価で魔法少女モノ

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140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 21:49:32.65 ID:1tYyHh7Ko
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 21:49:39.11 ID:cZlJzNjZ0
B
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 21:50:26.04 ID:hTErxgKG0
B
143 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 22:16:01.88 ID:NgB0VyO0O
【B、説得を試みた】


静(ど、どうしよう!どうしよう!どうにかしないと!)

エックス「うぅ…」

静(!)

静「今なら確実に逃げられる!その人のことを考えたら、今は逃げるべきだよ!」

みそぎ「…」

静(ダメ…?)

みそぎ「確かに、お前の言う通りだ」

静「!」

みそぎ「しかし、お前はどうするんだ?」

静「え?」

みそぎ「私がエックスを抱えて逃げた後、お前はどうするんだ?」

静「私は…」

みそぎ「残れば恐らく…いや、確実に殺されるぞ」

静「…私の魔法は【存在感を限りなく消す】ことができます。それに、昔から逃げることだけは得意なんです」


こんな時なのにどうしてだろうか?
自虐して、私は笑って見せた


みそぎ「…多分、もっといい手があるのかもしれない。けど、時間もないし、私の頭じゃ思い浮かばない」

静「…」

みそぎ「すまない。すぐに戻る!」


みそぎは、エックスを抱えて逃げた
姿が見えなくなるころ、抑える力が切れてしまい、私は後ろに飛んで距離をとった
144 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 22:23:27.85 ID:NgB0VyO0O

融合体は起き上がると、ゆっくりとこちらに向かって歩き出した


融合体「…」ムクリ

静「…」

静「響…?」

融合体「…」スタスタ


響は問いに答えることなく、まっすぐ、ゆっくりと、こちらに向かって歩いてくる

技を使えるだけの魔力は、もう残っていない。さっきので使い果たしてしまったから
もう逃げることも、戦うこともできない


静「響…私ね、あなたのことが好きだよ」

融合体「…」スタスタ

静「大好き。勿論、今も」


響は問いに答えることなく、私の眼の前まできた
私が憧れていた瞳は、とても冷たい


静「だから、ねぇ…」

静「もう一度、頭、撫でて欲しかったな」


目を閉じてその時を待つ
体が震える

でも、響になら…
145 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 22:27:26.45 ID:NgB0VyO0O

【最後の選択】

【響を受け入れる?】
Aはい
Bいいえ


>>下3まで、
コンマの低いもの
 
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 22:29:11.90 ID:lunR1Yop0
B
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 22:29:18.40 ID:erMPrqgDO
A
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 22:30:49.47 ID:1tYyHh7Ko
149 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 22:46:07.94 ID:NgB0VyO0O

私は、響を受け入れることにした
たとえ痛くっても、死んじゃっても…


ギュッ


静「…っ」


響に抱きしめられた

目を開けると、響の灰色の髪が目の前に広がった
胸に顔を埋めて、息を深く吸い込むと、響の優しい匂いがした
抱き返すと、響の柔らかな体がとても暖かい

視界に、闇が広がってゆく

あぁ…私も、魔物と合体しちゃうのかな?
でも、響と、一緒、なら


闇が、心にまで染み込んでくるようだ。とても寒い
でも、響の体が暖めてくれる。それに、だんだん眠くなってきた


どうしてだろう…って私、わからないことだらけだなぁ

でも、今、とても幸せなような…



私は、闇に包まれた


 
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 22:55:21.11 ID:hTErxgKG0
融合タイプの百合とは、たまげたな
151 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 22:58:15.73 ID:NgB0VyO0O

暗闇の中を漂う
冷たいのに、暖かい
不思議な感覚がとても心地よい

どんどん沈んでゆくような…

そういえば…あれ?

ここはどこだっけ?
何しに来たんだっけ?

私は…誰?
 
………

152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:16:31.41 ID:U5i09rHJ0
俺とお前で超融合!
153 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 23:21:13.61 ID:NgB0VyO0O

響『おーい!静ー!』


これは…?


響『おう!何度でも頼れ!』ワシワシ

響『はははっ!静ちゃんはかわいいなぁ』ギュー

響『んーうまい!毎日食べたいくらい!』モグモグ


思い出
私の大切な…響との…


響『そ、そんな怒らなくても』アセアセ

響『まーた変なこと考えてる。静はかわいいんだから、堂々としてればいいんだよ』


あぁ…


響『熱は…そこまで高くないね。ちゃんと寝てるんだよ』

響『なーに言ってんの。静はもう、十分強いさ。ほれほれ〜』ワシワシ


消したく、ないなぁ…

そう思って
写っては消えてゆく思い出に手を伸ばす
 
154 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 23:22:58.06 ID:NgB0VyO0O

【思い出に触れた瞬間、まばゆい光が暗闇を切り裂いた!】
 
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:24:57.83 ID:ygdEMGEI0
何の光ィ!
156 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 23:43:43.43 ID:NgB0VyO0O

「───────」

「──、──────」


誰かの話し声に起こされた
ゆっくり目を開けると、白衣を着た女性がこちらを見ていた


「お、目覚めたかね」

静「お、はようございます」


体が重い
口も上手く動かないので、ゆっくりと喋った


静「こ、こは?私、どうなって…」

「ここは…まぁ病院だ」


病院…?
周りを見渡すと、確かに病院のような風景が広がっていた


静「私…確か、融合体に取り込まれて…」

「そのとおり。そして、助かったのだよ」

静「…」


助かった…?
あの状況からどうやって?


「感謝ならみそぎ君にしたまえ。私はせいぜい、ここに来てからの、君たちの世話しかしてないからね」

静「みそぎさん…」


ん?
今…君たちって
…!


静「ひ、響は!」

「無事だ」

静「ほ、本当に?」

「勿論だ。むしろ、君より元気がいい」
 
157 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 23:50:50.87 ID:NgB0VyO0O
静「い、今はどこに?」

「さぁ?多分、どこか別の女のところだろう。あの娘、モテるようだからね」

静「そ、そうですか…」


ちょっと残念だ…
いや、やっぱり結構残念だ…


「さて、まずは栄養をとりたまえ。起きがけ、病人食で悪いが残さず食べることだ」

静「ありがとうございます」

「それから話をしようか。といっても、私も詳しいことはわからないが」


そう言って持ってきたのは白くてドロドロしたものだった
ヨーグルト?かと思ったが、とても苦い!
私は顔をしかめながらなんとか食べきった
 
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:55:45.43 ID:hTErxgKG0
えぇ……白くて苦くてドロドロしてるって、それ……ちょっと映像化ははばかられますなぁ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:58:45.12 ID:h/YKzo680
しかし、そこは本当に現実なのか?
魔物が内部で見せている甘い夢、という可能性も……
160 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/06(月) 00:05:30.08 ID:AWUYjDvmO
「おや?ちゃんと残さず食べたね。君の師匠より偉いよ」

静「響は残したんですか?」

「いや、一気に口に入れて、全部吹き出した」

静「ははは…」


食事を下げて、温かいお茶を持ってきてくれた
それを飲みながらあの時の話を聞くことになった


「さて、じゃあ約束通り話をしようか?」

静「はい、お願いします」

「まず結論から言うと、魔物が2人分の魔法少女の力に耐え切れず自壊した」

静「2人分…ってことは、やっぱり私も取り込まれたんですね」

「ああ。むしろ、そうでなければ、彼女は助からなかっただろう」

「ただ、助力無しに助かったわけではない。なぜなら、取り込まれた時点で、君たちの生命活動はほぼ停止状態…魔法少女の力もゼロに等しい状態だった」

「そこでみそぎ君が持ってきた【イヴ】だ」

静「イヴ…」


魔石イヴ
私達に力を与えて、魔法少女にさせてくれる契約の石だ


「イヴを使って無理矢理…おっとこれは機密事項だった。とにかく、君たちはイヴの助力で魔法少女の力を発揮し、魔物を払ったのだ」

静「…」

「…理解できたかね?」

静「な、なんとなく」


嘘です
さっぱりでした…
 
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:13:11.87 ID:WJbKiv9z0
そのときふしぎな事が起こった
キングストーンならぬクイーンストーンか
162 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/06(月) 00:17:48.28 ID:AWUYjDvmO

「まぁ理解する時間はたくさんある。それより、そろそろお客さんが来る時間だ。私はここで退散するとしよう」

静「お客さん…って響!?」

「じゃ、ごゆっくり。…ベット汚すなよ」


そう言って彼女は行ってしまった
そういえば、名前を聞くの忘れてたな。あとでちゃんと聞かないと…

そんなことを考えていると、遠くから走ってくる音が聞こえてきた

…ものすごい勢いで近づいてきた
私は、何故か少し緊張している

扉の前まできて、止まった

………

あれ?入ってこない
もしかして入りにくいのかな?…よし!


静「響?入らないの?」


少しして、ノックの音が鳴った


静「どうぞ」

響「静…」

静「響…」


響は、私から目を離さずベットまで歩いてきて、そのまま腰掛けた
私は、無意識に響の手を握った


静「…」

響「…」


私も、響も上手く言葉が出てこなくて、しばらく見つめ合ったまま手を握っていた
 
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:25:01.20 ID:7+5poNC80
キマシタワー!
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:33:46.09 ID:LrOEWDdj0
いやー、良かったゆぉ!
165 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/06(月) 00:35:35.85 ID:AWUYjDvmO
「んんっ!ごほん!」

静「わっ!」

響「うひゃっ!」


私たちの状況を見かねてか、あの人が出てきた


「あー、もう少しでキスしそうな所、大変申し訳ないが…20分もそう固まられたら仕事が進まないのでね」

静「ご、ごめんなさい」

響「悪い…」

「全く…あと10分あげよう」


そう言って再び出て行ってしまった
彼女を見送っていると、響から声をかけてきた


響「静…ありがとね」

静「ううんいいの。響には何度も助けてもらってるから、やっと1つ返せて嬉しいんだ」

響「ははは、やっぱり静は強いね」ワシワシ

静「あ…」


頭を撫でられたその時、初めて助かった実感と、あの時の恐怖が湧いてきた
私は俯いて、涙をこらえていた


静「う、うぅ」ポロポロ


こらえようと思って、1分も持たなかった


響「今日はさ、私も一緒に、いいかな」ワシワシ

静「ひびきぃ?」ポロポロ


顔をあげようとすると、抱きしめられてしまい顔は見えなかった
その代わり、私の肩が濡れた
私は抱かれながら、頭を撫でられながら、泣いた

響は相変わらずメチャクチャに頭を撫でるから、きっとまた髪型はクシャクシャだと思う


響「ありがと、静…」ポロポロ

静「響…響…ひびきぃ…」ポロポロ


これからも、また一緒にいられる
響…無事ていてくれて

ありがとう


 
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:38:18.79 ID:pWSyAeSK0
俺からも、>>1さん。ありがとう
167 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/06(月) 00:38:30.86 ID:AWUYjDvmO


【影野 静編、完結】

 
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:44:10.78 ID:Xh9amSjE0
いや、めでたくてえがった、えがった
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:53:39.37 ID:qrbFG0iP0
ハートウォーミングでしたねぇ〜
170 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/06(月) 00:54:21.38 ID:AWUYjDvmO
お付き合いありがとうございました…
次回は再びキャラ選択からです

重要な分岐点についてはこんな感じで考えていました。(あくまで感じです。特に練ってないので…)



>>82
Aを選択していた場合、魔法少女達と協力し(助かると騙されて)詳細な説明と、作戦を練って融合体を撃破



>>139
Aを選択していた場合、みそぎとエックス死亡、響と静が取り込まれる
Cを選択していた場合、みそぎと融合体に攻撃され、死亡する



>>145
響を受け入れなかった場合、静は抵抗してナイフで攻撃するが、響が静を受け入れ、融合体撃破
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:59:22.01 ID:SqS73ANo0
へえ!みんなは見事静ちゃんのトゥルールートに辿り着けた訳なんだね。感動の流れじゃない!
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 01:02:47.32 ID:Qhiq/SyL0
響融合体魔法少女2人倒せるのか強いな
これはタウ級が強いのか響が強いのか
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 09:42:21.21 ID:AFKA/GBDO

静も響も生存して本当に良かった
174 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/07(火) 23:35:04.30 ID:a0niktbnO
リクエストについて考えてみました



・サポートアイテムをみんなで考える
→特にステータス等決めてませんし、どうなのかなと。人数も多いですし、設定でごちゃごちゃしそうなので見送りたいと思います
(正直、把握できる自信がない。余裕ができればやってみようかな…ぐらいです)


・魔物に安価で名前をつける
→これは適宜安価を取りたいと思います


・静がらみの平穏な番外編が見たい
→ストーリーが終わった後、その主役の短な日常話を書こうと思います


・設定資料集的なものがほしい
→今後も誰かの独り言等で順次設定を公開していきます。ある程度公開したらまとめたいと思います


・種子島と柳のショートストーリーが見たい
→上記の通り、番外(短編)は個人のストーリー終了後に、その主役の人のものを書こうと思います
(どちらもメインストーリーに登場させていないので書きにくい…というのもあります)


・魔法少女が死亡した場合、他で出番を用意する等救済措置が欲しい
→これについては、特に設けるつもりはありませんが、主役が死亡して、ストーリーが終了したら、上記の通り短編を書くことにします


>>1が使いやすそうな魔法少女を増やす
→多分ひどい扱いになっちゃうので…やめておきます



こんな感じでどうでしょうか?
 
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:40:08.83 ID:3AOlooL10
>>1のやりやすいようにすればいいかと
でも日常話はうれしい
176 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/07(火) 23:40:09.59 ID:a0niktbnO
影野静のショートストーリーの内容を3〜4つほど募集したいと思います
(2人で映画を見に行く、等簡単に書いてもらえば結構です)

募集した中から安価で決めたいと思います。安価は明日取ります
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:50:08.05 ID:TWW2XGwL0
魔法少女になった時
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:55:05.94 ID:oNWt22Qs0
退院後の二人ペアでの戦闘(静のパワーアップによって何が変わったか)
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:57:31.95 ID:3AOlooL10
響にイタズラされて酔っぱらう静
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:02:38.11 ID:Gn1CJEut0
戦闘訓練
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:04:49.06 ID:+3PoZtFn0
上のと若干被るけど
大人になった二人の宴会
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 08:58:07.05 ID:ye9dhrXnO
響と静は他の魔法少女編でも出るんよね?生き抜いてほしいな……

リクエストはふたりでプライベートの交友関係の話
183 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/09(木) 08:06:23.49 ID:0qNxI+zzO
昨日安価取れずすみません…
今日の夜8時くらいに安価取りたいと思います
184 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/09(木) 20:05:08.60 ID:0qNxI+zzO
書いていただいた方ありがとうございます


【静のショートストーリー】
A静が魔法少女になった時のお話
Bそれからの2人のお話
C未来の2人のお話
D2人の特訓のお話
F2人のプライベートのお話

>>下4まで、コンマの高いもの
ただし、ゾロ目なら確定
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 20:08:48.90 ID:+ou3ap8DO
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 20:10:35.83 ID:LQduJ+D+0
C
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 20:11:11.56 ID:tVewirCJ0
D
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 20:11:42.16 ID:ZhbWJbBeo
B
189 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/11/09(木) 20:15:14.08 ID:0qNxI+zzO
【C】

というわけで少々お待ち下さい…
 
190 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/11/13(月) 00:13:05.28 ID:Hkcjcn18O
遅くなってしまってごめんなさい
もう少しかかります
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:44:43.23 ID:Hg2bDmoR0
お疲れ様です
気長に楽しみに待っております〜
192 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/16(木) 21:12:04.10 ID:VCh7x9QHO
お待たせしました
21時30分から再開します
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 21:14:39.79 ID:FtIRzSKwo
待ってました
194 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/16(木) 21:32:42.66 ID:VCh7x9QHO
料理…よし!
お酒…よし!
うん、これで準備は万端だよね?

今日は花火大会。
ここから、少し外れたところから花火が打ち上がる。この部屋は、たぶんここら辺で一番の、花火大会の特等席だ

私は影野静。22歳の大学生だ
 
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 21:37:06.63 ID:zzfu1DY/0
へぇ〜、そりゃ良い部屋してんねぇ
196 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/16(木) 22:03:08.21 ID:VCh7x9QHO
静「響…少し遅れてる。やっぱり無理言っちゃったかな?」


ここは私が住んでいるアパート。この部屋には、私の他にもう1人の住人がいる
その人の名前は、而今響。今、モデルの仕事をしてて、結構な有名人だ

この部屋は、響が仕事の知り合いから紹介されて、借りたものだった。大学に進学した私を、響が「一緒に住まないか」と誘ってくれて、一緒に住むことになったのだ(もちろん、家賃等は折半している)

響は、仕事の都合でいつも忙しい。一緒に住んでいて、同じ部屋で暮らしているはずなのに、一緒にご飯を食べる機会も、そんなに多くは無い
そんな多忙な彼女を、生活面で支えてあげられることが私は嬉しかった

響が忙しいのは十二分、分かっていたけれど、私は今日の花火だけは、どうしても一緒に見たかったので、なんとか予定を合わせて欲しいと響にお願いをしていたのだった。…罪悪感がこみ上げて来た


静「メールも返事ないな…」


メールの履歴を見ながら、そんな独り言を言っていると、待ち人からメールが来た。慌てて見ると


『ごめん!少し遅れる!』

 
197 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/16(木) 23:18:28.79 ID:VCh7x9QHO
静「やっぱり今日も忙しかったんだ…。えっと」


『無理しないで、ゆっくり帰ってきてね。私のことは気にしなくていいからね』


静「これでいいかな?…うん、送信!」

静「さて、遅刻癖のある響がこんなメールを送ってきたってことは、多分花火は間に合わないかな」

静「帰ってきそうな時間に目星をつけて、料理を温めないと」

静「…今年で最後だから、一緒に見たかったなぁ…」


その日、花火どころか、日付が変わっても響は帰ってこなかった

 
198 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/16(木) 23:45:14.61 ID:VCh7x9QHO
『本当にごめん!先に寝てて!この日の埋め合わせは今度するから!』


ウトウトしながら、同じメールを何度も眺める
数時間眠気と格闘したが、気持ちとは逆に瞼は下がって行く
…ダメだ限界だ。これ以上は起きていられない。響が帰ってくるまでは起きておこうと思ったけど、仕方ないよね?

眠気に負けて、寝る準備をしているとふと、昔のことを思い出した


静(そういえば、『あの日』からもう10年経つんだ。あの時は大変だったなぁ)


魔法少女として活動していた中で、一番大きな事件。2人とも死んでしまう所だった
今でも、恐ろしい夢を見る時は、必ずその場面が出てくる

手際よく寝る準備を済ませ、布団に入りながら呟く


静「もしあの時、完全に融合してたら、永遠に響と一緒に居られたのかな?」


目を閉じながら『あの時』の暗闇を思い出していると、私はいつの間にか意識を手放していた。



深夜だろうか?誰かに抱きしめられる感覚で、目を覚ました
吐息や体の柔らかさから、響だとすぐにわかった

抱きしめ返しながら、響を出迎えた


静「ん…お疲れ様。疲れたでしょ?ご飯はどうする?」ギュッ

響「静…今日は約束してたのに、ごめんね。本当はもっと早く帰りたかったんだけど」ギュッ

静「気にしないで。それに、大人が忙しいのは多分いいことだと思うし」

響「ふふっありがとう」ナデナデ


響は、相変わらず頭を撫でてくる。昔と違うのは、撫で方がマイルドになったことくらいか


響「結局、4年間ここに住んで、一緒に花火を見たのって一回だけだったな」

静「そうだね。去年は私がダメで、あとはたしか、響の仕事の都合で、だったよね」

響「たはは…申し訳ございません」

静「…ねぇ響」

響「なに?」

静「すごく変な事を言うんだけどさ、10年前のこと覚えてる?」
 
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 04:20:17.31 ID:RPhV4vaD0
イッチが眠気に負けちゃったか
200 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/11/17(金) 07:29:27.26 ID:qNMz3LgvO
寝落ちです…すみません
夜からまた再開します
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:28:39.10 ID:p/BjWJKJ0
不都合にも折り合いつけて頑張ってる。大人だなぁ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 02:50:08.13 ID:FEvD7xbR0
今日もあかなんだか
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 20:17:52.43 ID:PG7OPlll0
歓びを分かち合えるかは、融合のタイプによるんだわな。あと、四六時中一緒じゃ煩わしくなる事もあるのがな……
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 00:27:17.26 ID:DoHnlRsb0
もしかして:エター
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/13(水) 04:09:24.23 ID:/lU/5RRt0
感覚共有が永続なら、男である余地が微塵も無くて良かったね
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