シンゲキロンパ CHAPTER 03

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:00:25.85 ID:13pWOa8E0
過去スレ


シンゲキロンパ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385881950/

シンゲキロンパ CHAPTER 02

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401577227/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434846275/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509228024
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:05:12.74 ID:13pWOa8E0




???『すごいよヒストリア』

???『もうこんなに読めるようになるなんて』

ヒストリア『だって、おねぇちゃんが教えてくれるから』

???『あ、だめだよ。鼻水垂らしてちゃ』

???『ヒストリアはもうちょっと女の子らしくしないと』



3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:15:07.57 ID:13pWOa8E0




???『はい、かんで』

ヒストリア『ふんんんんん』ズビー

???『おう』

???『はい、よくできました』



4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:20:16.94 ID:13pWOa8E0




ヒストリア『ねぇ?』

???『ん?』

ヒストリア『女の子らしくって何?』

???『そーだね』

???『女の子らしくっていうのは』

???『この子みたいな女の子のことかな』



5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:25:12.22 ID:13pWOa8E0




???『ヒストリアもこの子が好きでしょ?』

ヒストリア『うん』

???『いつも他の人を思いやっている優しい子だからね』

???『ヒストリアもこの子みたいになってね』

???『この世界は辛くて厳しいことばかりだから』

???『みんなから愛される人になって助け合いながら
    生きていかなきゃいけないんだよ」

ヒストリア『…うん』



6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:30:07.58 ID:13pWOa8E0




ヒストリア『じゃあ私、おねぇちゃんみたいになりたい』

???『え!?』

ヒストリア『私…大きくなったら
      おねぇちゃんみたいになれるかなぁ?』

???『……』



7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:40:07.71 ID:13pWOa8E0




???『いいよ!!』ガッパ

ヒストリア『わ!?』

???『いいよいいよ』

???『そのままでいいよ』

ヒストリア『うわ…』



8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:45:08.65 ID:13pWOa8E0




???『ごめんね、ヒストリア』

???『もう時間になっちゃった』




コツン




???『今日も私のことは忘れてね』

???『また会う日まで』

ヒストリア『え――』



9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:50:16.15 ID:13pWOa8E0




ピリ

ザッザッ




ヒストリア『あれ?』




ヒュウウウウウウウウ




ヒストリア『あの女の人…』

ヒストリア『だれ…?』



10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 07:55:11.50 ID:13pWOa8E0








CHAPTER 03

僕と私の兵団裁判

(非)日常編







11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 08:00:07.80 ID:13pWOa8E0
CHAPTER 03 

DAY 10




ヒストリア「…これが私の知る全て」

ヒストリア「私がここに来た理由」




アルミン(2度目の事件の翌日…)

アルミン(僕たちは全員、食堂でクリスタ…
     いや、ヒストリアの告白を聞いていた)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 08:05:21.22 ID:13pWOa8E0
アルミン(ヒストリアは僕たちに全てを明かした)

アルミン(クリスタ・レンズは偽名で、
     本名はヒストリア・レイスであること)

アルミン(ウォール・シーナ北部の小さな牧場で
     孤独な幼少期を過ごしたこと)

アルミン(5年前、ウォールマリアが没落してから数日後に
     領主の名を名乗る父親が現れたこと)

アルミン(その時に目の前で母親が殺されたこと)

アルミン(自分も殺されそうになったとき、
     偽名を名乗ることを条件に見逃されたこと)

アルミン(そして、それから2年間を開拓地で過ごし、
     12歳のときに訓練兵団に志願したこと…)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 08:10:15.23 ID:13pWOa8E0
ヒストリア「クリスタなら、こんな自分語りを始める前に
      昨日のことを謝るんだろうね」

ヒストリア「みんなを道連れにしようとしてごめんなさい…って」

ヒストリア「クリスタ・レンズはいい子だから」




クリスタ『違う違う違うッ!!』

サシャ『ク、クリスタ…』ガタガタ

クリスタ『一体何度言えばわかるの!?
     ユミルの計画に巻き込まれたのは私だよ!』

アルミン『違う! 巻き込まれたのはサシャだ!
     君が[ピーーー]はずだったのをサシャが殺してしまったんだ!』

クリスタ『違うッ!!』

アルミン『違わないッ!!』

クリスタ『…ッ!!』

アルミン『クリスタ、もうやめにしないか…!?』

アルミン『こんな事したって誰も救われない!』

アルミン『こんな事… ユミルもサシャも望んでない!!』



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 08:15:14.29 ID:13pWOa8E0
ヒストリア「でもヒストリア・レイスは、親からも誰からも
      愛されたことがなくて…」

ヒストリア「それどころか生まれたことを望まれなかった子で…」

ヒストリア「それもこの世界じゃ特に珍しくもない話で
      都の地下とかではよくあること…」




???『…お前さえ』

???『お前さえ産まなけ……』グッ



15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 08:25:10.21 ID:13pWOa8E0
ヒストリア「…正直に言うとね」

ヒストリア「私、どう謝ればいいかわからないの」

ヒストリア「ううん、もしかすると…
      自分が悪いことをしたって思ってないのかもしれない」

ミカサ「………………」

ヒストリア「どう?」

ヒストリア「みんながっかりしたでしょ?」

ヒストリア「本当の私はこんなに空っぽで」

ヒストリア「クリスタ・レンズみたいないい子はどこにもいなくて」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 08:35:10.33 ID:13pWOa8E0
コニー「そんなことねーよ」

ヒストリア「え…?」

コニー「だってよ…」

コニー「だって、お前は…
    サシャを助けようとしてくれたじゃねえか」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 08:40:06.53 ID:13pWOa8E0
ヒストリア「………………」

ヒストリア「…でも、私はみんなを道連れに」

ジャン「それでオレたちが恨んでるとでも思ってたのか?」

ジャン「…まあ確かに、ちょっとはムカついたけどよ」

ジャン「あいつが抱えたモンに比べれば…
    オレたちの怒りなんてちっぽけなもんだ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 08:45:13.16 ID:13pWOa8E0




サシャ『みんなが死んで私だけが生き残るなんて…』

サシャ『そんなの絶対耐えられません』

サシャ『そんなの絶対…』

サシャ『絶対… 嫌ですから…』




ジャン「あいつは全部抱えて死んでいった」

ジャン「オレたちの怒りも、悲しみも、やるせなさも…」

ジャン「恐怖と絶望にひっくるめて全部、持って行っちまった」

ヒストリア「………………」

ジャン「お前はそんなあいつに手を差し伸べて、
    重荷を肩代わりしようとしただけじゃねえか」

ジャン「…そんなお前をどうして恨めるよ?」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 08:50:10.87 ID:13pWOa8E0




サシャ『もういいんです、本当に』

サシャ『ここで私が犠牲になれば全て収まる…』

サシャ『だったらもう… それでいいじゃないですか』




アルミン「…もしもヒストリアがいなかったら、
     サシャは孤独のまま死んでいったと思う」

アルミン「ユミルの罠にはまって、訳もわからずに、
     何の心の拠りどころもなく…」

アルミン「だけど君が、最後までサシャの味方でいてくれたおかげで…」

アルミン「ほんの少しだけど、サシャは
     救いを得ることができたんじゃないかな」

ヒストリア「………………」

アルミン「だからさ、ヒストリア… うまく言えないんだけど」

アルミン「…ありがとう」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 08:55:12.16 ID:13pWOa8E0
ヒストリア「………………」

ヒストリア「……いいの?」

ヒストリア「本当に… こんな私を受け入れてくれるの…?」

ベルトルト「受け入れるも何も…」

ライナー「もうとっくに受け入れてるぞ」

ライナー「俺たちは仲間なんだからな…」

ヒストリア「うっ…」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:00:10.40 ID:13pWOa8E0








ヒストリア「うああああああああああああああああああ……!!」







22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:05:35.74 ID:13pWOa8E0
アルミン(ヒストリアは泣いた)

アルミン(声を枯らして泣き続けた)

アルミン(今まで溜め続けた思いを吐き出すように…)




ヒストリア「あああああああああああああああああああ……!!」




アルミン(こうして… ユミルとサシャの裁判は幕を閉じた)

アルミン(本当の意味で…)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:10:13.97 ID:13pWOa8E0








モノクマ「くっさーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」







24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:15:10.58 ID:13pWOa8E0
アルミン「…!!」

モノクマ「くっさいよオマエラ!くさすぎだよ!」

モノクマ「ちゃんとお風呂入ってる!? ちゃんと歯磨いてる!?」

コニー「モ、モノクマ…!」

モノクマ「あらやだ、あんた目ヤニ付いてるわよ!
     ほらこっち来なさい!お母さんが取ってあげるから!」カーッ ペッ

コニー「や、やめろ!きたない!」

モノクマ「おとなしくしなさい!まったくあんたって子は!
     遅刻は問答無用で減点だって、あれほど言って聞かせたでしょ!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:25:17.09 ID:13pWOa8E0
ベルトルト「遅刻って… 何のこと?」

モノクマ「何のこと…だと…」

モノクマ「訓練だよ訓練!もう忘れたのかオマエラ!」




11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
  訓練への参加は強制ではありません。

12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。




ジャン「…ああ、そういえばあったなそんなの」

ライナー「訓練への参加は自由なんだろう?
     とやかく言われる筋合いは無いはずだが」

モノクマ「まあ、そりゃそうなんだけどさ…
     監督教官の身としては寂しいわけですよ」

モノクマ「こっちはウキウキしながら訓練メニューとか作ってんのに、
     オマエラはサボる上にくっさい話してるし」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:30:08.84 ID:13pWOa8E0
ジャン「くさい話だと…!?」

モノクマ「だって、そうじゃないのさ」




ジャン『な… なんだ…そりゃあ…』

クリスタ『…っ』

ジャン『お前正気かよ!? ふざけんじゃねえよ!』

ジャン『なんでオレたちが殺されなきゃならねえんだ!
    何の関係もないオレたちが…』




モノクマ「自分たちがブラウスさんの身代わりとして
     標的にされたと知ったとき…」

モノクマ「血相を変えて異を唱えたのは、
     どこのどなたでしたっけ?」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:35:16.56 ID:13pWOa8E0
ジャン「…! あ、あれは…」

モノクマ「あれは?」

モノクマ「あれは… 何だっていうの?」

ジャン「…っ」

モノクマ「…ほらね」

モノクマ「いい加減に認めなよ。オマエラは
     己だけ助かればいいと思っている身勝手な生き物なんだ」

モノクマ「それを友情だの家族愛だの、
     ご大層なものを並べ立てて隠しているだけなんだ」

モノクマ「うぷぷ… 最初におしおきされた誰かさんが良い例だよね」




ミーナ『みんな…信じてよ!』

ミーナ『私は人類の為に!!みんなの代わりに!!』



28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:40:15.05 ID:13pWOa8E0
モノクマ「『重荷を肩代わり』?『俺たちは仲間』?」

モノクマ「かーっ、やだやだ。セリフがくさすぎて吐き気がするよ…オッ」

モノクマ「オエエエエエエエエエエエエエッ!!」ビチャビチャ

ジャン「…ッ!」

モノクマ「…ボクはね、もっと自分に正直になった方がいいと思うんだ」

モノクマ「もっと素直になって、
     怒ったり憎んだりしてもいいと思うんだ」

モノクマ「…あの2人みたいにね」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:45:16.05 ID:13pWOa8E0








ミカサ「………………」

アニ「………………」







30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:50:08.15 ID:13pWOa8E0
ジャン「…!!」

モノクマ「うぷぷ… さっきはみんなが
     レイスさんを受け入れるような流れだったけど」

モノクマ「全員が全員…って訳ではなさそうだねぇ」

ミカサ「………………」

アニ「………………」

モノクマ「ま、そりゃそうだよね。レイスさんは仮にも
     【ここにいる全員を殺そうとした】訳だから…」

モノクマ「あれが当然の反応だよねー」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 09:55:10.27 ID:13pWOa8E0
アルミン(僕はモノクマが示す2人を見た)

アルミン(ミカサは腕を組んで壁に寄りかかり、
     アニは頬杖をついたまま虚空を見つめている)




ミカサ「………………」

アニ「………………」




アルミン(2人ともさっきから言葉を発していない)

アルミン(そして、2人の眼差しには…
     どこか冷ややかなものがあった)
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 10:00:23.29 ID:13pWOa8E0
モノクマ「うぷぷぷ…」

モノクマ「そうそう、そうやって怒れよ。憎しみ合えよ」

モノクマ「言ったでしょ。オマエラはそういう生き物だって」








ミーナ『クズだよあんたらは!!』




ミーナ『認める訳ねーだろ!真っ白なんだよ私は!』




ミーナ『いい加減にしろよこのもやしが!!』








モノクマ「殺りたい放題、殺らして殺るから…」

モノクマ「殺って殺って殺って殺りまくっちゃえっつーの!!」
33 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2017/10/29(日) 10:05:15.10 ID:13pWOa8E0
今日はここまで
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 10:14:30.39 ID:EjShFpce0
めっちゃくちゃ懐かしいのが復活してる
とりあえず見返してくるか
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 19:57:25.10 ID:6ub7Wb5DO
うわぁこれ復活は嬉しい
嬉しいがまた>>1による焦らしプレイが始まるのか…
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 20:28:27.83 ID:GckSN+8Co
二章完結してたのか。エタったかと思って最後読んでなかった
結局サシャがクロだったのか…悲し過ぎる
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:17:11.34 ID:F0q55t390
3章来たか
ずっと待ってたよ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 14:49:04.96 ID:xbGSA4xdO
復活マジか
是非とも完結してほしい
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:10:04.02 ID:vbyJu0bY0
アルミン(僕は再びミカサとアニを見た)

アルミン(2人は何も反応しない。彫刻のように動かない)

アルミン(瞳に冷たい光をたたえたまま…)




ミカサ「………………」

アニ「………………」

ジャン「お、おい、お前ら…」

ミカサ「………………」

アニ「………………」

ヒストリア「ミカサ… アニ…」

ミカサ「………………」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:15:04.24 ID:vbyJu0bY0








ミカサ「…別に怒ってない」







41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:20:04.02 ID:vbyJu0bY0
モノクマ「………………」

モノクマ「…は?」

ミカサ「私は別に怒ってない。憎んでもいない」

ミカサ「勝手な想像で話を進めないで」

コニー「ミカサ…?」

ミカサ「私はただ呆れていただけ」

ミカサ「的外れなモノクマの物言いに…」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:25:03.28 ID:vbyJu0bY0
モノクマ「的外れ…?」

モノクマ「いやいや… だってキミは、
     裁判のときに言っていたじゃんか」




ミカサ『ここであなたのエゴイズムに殺される訳にはいかない』




モノクマ「レイスさんがやろうとしていた事を
     真っ向から否定して…」

モノクマ「メッタメタに批判してたじゃんか!」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:30:05.03 ID:vbyJu0bY0
ミカサ「確かに言った」

モノクマ「ほらみろ!」

ミカサ「でも、私はこうも言った」




ミカサ『…世界は残酷』

ミカサ『ずっと感じていた。ここは…そんな世界の縮図だと』




ミカサ「この世界は…」

ミカサ「みんなが幸せになるようにはできていない」

ミカサ「誰かを守るためには、誰かを犠牲にしなければならない」

ミカサ「【尊重できる命には限りがある】から…」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:35:08.44 ID:vbyJu0bY0
ミカサ「ヒストリアは【尊重できる命】としてサシャを選んだ」

ミカサ「ただそれだけ」

ミカサ「私はそれを憎らしい事だとは思わない」

モノクマ「ふーん… よく言うね」

モノクマ「イェーガーくんが殺されたときは
     あんな事言ってたくせに」




ミカサ『家族がいるのはあなただけじゃない…!』

ミカサ『自分の家族を救うために、
    他人の家族を犠牲にする理はない…!!』



45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:40:05.63 ID:vbyJu0bY0
ミカサ「…あれはエレンが殺されたから」

ミカサ「私の【尊重できる命】を守ることができなかったから」

ミカサ「あんなに近くにいたのに、
    守ることができなかったから…」

アルミン「ミカサ…」

ミカサ「………………」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:45:05.03 ID:vbyJu0bY0
ミカサ「…今の私にはやるべき事がある」

ミカサ「ので、まだ死ぬわけにはいかない。でも…」

ミカサ「【尊重できる命】を守ろうとしたヒストリア…
    そしてユミルの気持ちもわかる」

ヒストリア「………………」

ミカサ「だから…」

ミカサ「私は2人を恨むことができない」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:50:07.14 ID:vbyJu0bY0
モノクマ「…なんだよそれ」

モノクマ「憎んでないっていうの…?
     あんなに明確な殺意を向けられたのに?」

ミカサ「………………」

アニ「………………」

モノクマ「じゃ、じゃあ…
     レオンハートさんはどうなんだよ!」

モノクマ「キミも裁判のときに言っていたじゃんか!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 19:55:06.28 ID:vbyJu0bY0




アニ『サシャが殺人犯に仕立て上げられた。
   そんなの可哀想だから他の奴らが全員死ね』

アニ『あの女が言ってるのはそういう事だよ』




モノクマ「キミだって怒ってるんだろ!?」

モノクマ「レイスさんが勝手に自分たちを巻き込もうとしたから…」

モノクマ「殺したいほど憎んでるんだろ!?
     さっきから不貞腐れてるのはそういう事なんだろ!?」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 20:00:15.33 ID:vbyJu0bY0
アニ「………………」

アニ「…え?私?」

モノクマ「…は?」

アニ「ごめん、聞いてなかった」

アニ「眠くて…」

モノクマ「うっ…」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 20:05:04.38 ID:vbyJu0bY0








モノクマ「うああああああああああああああああああ……!!」







51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 20:10:38.60 ID:vbyJu0bY0
ポヨヨーン




ベルトルト「…行っちゃった」

コニー「お、おい… 大丈夫か?
    モノクマのやつスネちまってたけど…」

ジャン「ほっとけ。いい気味だぜ」

ヒストリア「あ、あの…ミカサ…」

ヒストリア「私…何て言ったらいいのか…」

ミカサ「何も言う必要はない。あなたはあなたの戦いをしただけ」

ヒストリア「………………」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 20:15:04.24 ID:vbyJu0bY0
ライナー「ところで、ヒストリア…」

ライナー「さっきの話なんだが…」

ヒストリア「…え?」

ライナー「お前の過去の話に出てきた人物のことだ」

ライナー「幼少期、度々お前に会いに来ていたという…」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 20:25:04.93 ID:vbyJu0bY0




???『すごいよヒストリア』

???『もうこんなに読めるようになるなんて』

ヒストリア『だって、おねぇちゃんが教えてくれるから』

???『あ、だめだよ。鼻水垂らしてちゃ』

???『ヒストリアはもうちょっと女の子らしくしないと』




ヒストリア「お姉さんのこと?」

ライナー「ああ…」

ヒストリア「お姉さんが…どうかした?」

ライナー「俺は思うんだがな…」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 20:40:02.84 ID:vbyJu0bY0








ライナー「そいつが俺たちの記憶を奪ったんじゃないのか?」







55 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2017/11/01(水) 20:45:26.90 ID:vbyJu0bY0
今日はここまで

今後は毎週日曜日に更新します
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 00:02:16.18 ID:ff91TCrIo
乙。頑張れ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 07:23:44.88 ID:Fy2akeVx0
ミカサのやることって訓練で主席をとって、エレンを生き返らせることかな
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 12:00:14.71 ID:yXXJPy8z0
ヒストリア「…!?」

コニー「は…? ど、どういう事だ?」

ライナー「さっきの話を思い出してみろ」








コツン




???『今日も私のことは忘れてね』

???『また会う日まで』

ヒストリア『え――』







59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 12:10:02.94 ID:yXXJPy8z0
ライナー「その女性に会った後、お前はいつも
     そいつの事を忘れていた…」

ライナー「…そうだったな?」

ヒストリア「う、うん…」

ヒストリア「おでことおでこをくっ付けたら、
      急に頭が痺れたみたいになって…」

ヒストリア「次の瞬間には…
      その人が誰だかわからなくなってた…」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 12:15:19.28 ID:yXXJPy8z0
ジャン「ちょ、ちょっと待て! それってまるで…」

ベルトルト「【記憶を消された】…そう見えるよね」

ジャン「…!」

ベルトルト「その人は【記憶を消せる力】を持っていた」

ベルトルト「そして… その力を使って、
      ヒストリアの記憶を部分的に消した…」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 12:25:09.09 ID:yXXJPy8z0
ヒストリア「き、記憶を消したって… どうして…?」

ライナー「不都合だったからだろう」

ヒストリア「え…?」

ライナー「そいつにとっては、お前との面会は不都合な事だったんだ」

ライナー「だから、無かったことにした」

ヒストリア「無かった…ことに…?」

ライナー「何が不都合だったのかは知る由もないが…」

ライナー「それを忘れさせる為に使った【記憶を消せる力】…
     普通の人間ができる事じゃない」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 12:45:07.67 ID:yXXJPy8z0
アルミン「つまり、その人が【記憶を消せる力】を使って
     僕たちの記憶を無くしたっていうの?」

ライナー「ああ。もしくは、【それと同等の力を持った者】によってな」

コニー「そ、それなら…そいつが全ての黒幕なのか!?」

コニー「俺たちを拉致して記憶を奪った
    このコロシアイの【首謀者】なのか!?」

ベルトルト「…いや、それは違うと思うよ」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 12:50:14.44 ID:yXXJPy8z0




モノクマ『オマエラは元々、全ての記憶が無い状態だったんだよ?』

モノクマ『それを心優しいボクが保護して、
     なんとか訓練兵団入団直前の記憶まで戻してあげたってわけ』

モノクマ『つまり、オマエラの記憶を奪ったのは【別の誰か】で、
     ボクはそんなオマエラを助けてあげたの。アンダスタン?』




ベルトルト「モノクマは、記憶を奪った人間は
      【別の誰か】だって言ってたよね?」

ベルトルト「僕らを攫ったときには、すでに記憶が無い状態だったって…」

ジャン「だから、それはモノクマのウソだろ!」

ベルトルト「そうかな? 僕にはそうは思えないけど」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 13:10:06.10 ID:yXXJPy8z0
アルミン「…やけに確信めいた言い方をするね」

ベルトルト「…!」

アルミン「何かそう考える根拠でもあるの?」

ベルトルト「…いや、なんとなくそう思っただけだよ」

ミカサ「………………」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 13:20:31.57 ID:yXXJPy8z0
アニ「…ねえ、みんなちょっといい?」

コニー「…ん?」

アニ「どうでもいいけどさ…」

アニ「これからみんなで施設を探索してみない?」

ジャン「…は? 何だよいきなり…」

アニ「前にモノクマが言ってたでしょ」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 13:25:03.68 ID:yXXJPy8z0




モノクマ『えー、コホン…』

モノクマ『この施設では、兵団裁判を一つ乗り越えるたびに
     新しい世界が広がるようになっております!』

ベルトルト『新しい世界だって…?』

モノクマ『ほら、この施設に何ヶ所か、鍵のかかった場所があったでしょ?』




アニ「最初の兵団裁判の後…
   この施設の鍵のかかった場所に入れるようになったよね?」

ライナー「飼育小屋、ライブハウス…それに書庫か」

アニ「でも、まだ入れない場所もいくつかあった」

アニ「今回そこが…空いたんじゃないかと思ってさ」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 13:50:10.38 ID:yXXJPy8z0
ベルトルト「…そうか。『兵団裁判を乗り越えるたびに』という事は…」

ライナー「今回、また新しい場所が開放された可能性があるな…」

アニ「…そういう事さ」

アニ「今からちょっと見に行ってみない?」

アニ「いつまでもこんな場所で話してるよりは、気も紛れると思うけど」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/05(日) 14:10:04.45 ID:yXXJPy8z0
ライナー「…なら、そうするか」

ライナー「話の続きはその後でもできるしな」

アニ「みんなもそれでいい?」

コニー「あ、ああ…」

ヒストリア「そうだね…」

ジャン「別に構わねえが…」

アニ「…決まりだね。じゃあ、また手分けして探しに行こうか」
69 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2017/11/05(日) 14:30:09.34 ID:yXXJPy8z0
今日はここまで
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 10:10:08.22 ID:3g6gnM7/0
― 林 ―




ジャン「…わりぃ、今戻った」

ライナー「随分遅かったな。何かあったのか?」

ジャン「あ、ああ…ちょっとな」

ライナー「…? まあいい。これで全員か?」

ベルトルト「いや、ミカサがまだだよ」

コニー「何やってんだ、あいつ…もうかなり経ってるぞ」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 10:15:35.47 ID:3g6gnM7/0
ライナー「…仕方がない、始めるか」

ヒストリア「え? ミカサはいいの?」

ライナー「このまま待っていても埒が明かないだろう。
     こっちも暇じゃないんだからな」

アニ「………………」

ライナー「あいつには後で俺から言っておく。
     じゃあ、それぞれ報告していってくれ」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 10:20:06.35 ID:3g6gnM7/0
コニー「よし、俺から言うぜ」

コニー「俺が行ったのはあそこだ。
    ほら、でっけえ煙突から煙が出てたやつ」

ライナー「ああ、そこは俺も気になっていた。
     今朝になって煙を上げ始めたんだよな」

アルミン「中に入れたの?」

コニー「ああ… 中は巨大な溶鉱炉だった」

ベルトルト「溶鉱炉…?」

コニー「いやあ、あそこ汗が止まらないくらい暑くてよ…
    マジで溶けちまうかと思ったぜ」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 10:25:12.61 ID:3g6gnM7/0
ベルトルト「溶鉱炉って…なんでそんなものが?」

アニ「意味なんて無いよ。ここはそういう場所なんだから」

ベルトルト「そういう場所って…」

アニ「モノクマが私たちに
   コロシアイをさせる為だけに作られた場所…」
   
アニ「…ここまで言えばわかるしょ?」

ベルトルト「………………」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 10:30:40.89 ID:3g6gnM7/0
モノクマ「んもう、人聞き悪いなあ!」

コニー「おわっ!? また出た!」

モノクマ「まあもちろん、“そういう使い方”をしてくれても
     一向に構わない訳だけれど…」

モノクマ「あれはそもそも、その為のものじゃないよ!
     【ある物】を作り出す上で欠かせないものなんだからね!」

ライナー「【ある物】…?」

モノクマ「おっ、気になる? やっぱ気になる?」

モノクマ「でも今は教えませーん!
     どうしても知りたければ…」

モノクマ「訓練に参加しろーーっ!!」




ポヨヨーン
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 10:55:15.48 ID:3g6gnM7/0
ジャン「…何なんだ、一体」

アニ「放っときなよ。どうせ訓練に参加させる為の口実だから」

ジャン「………………」

ライナー「…やれやれ、とんだ邪魔が入ったな」

ライナー「それじゃあ、気を取り直して、
     どんどん報告していってくれ」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 11:10:04.54 ID:3g6gnM7/0
ヒストリア「じゃあ、次は私から…」

ヒストリア「私はその溶鉱炉から
      ちょっとだけ離れた建物に行ってみたんだ」

ヒストリア「そこの鍵も開いててね」

ライナー「どうだった?」

ヒストリア「うーん、何だろう?
      うまく言えないんだけど…」

ヒストリア「色んな部品や機械が置いてあって…
      作業場…? いや、研究開発所みたいな…」

アルミン「何かを作る場所ってこと?」

ヒストリア「うん、そんな感じかな。
      作りかけの装置なんかも結構あったから」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 11:40:10.85 ID:3g6gnM7/0
アニ「私は別の建物を見てきたよ」

ベルトルト「もしかして、小高い丘の上にあった丸い屋根の?」

アニ「そうだけど… どうしてわかったの?」

ベルトルト「いや… その建物の方で
      ちらっと君の姿が見えたから…」

ライナー「鍵は開いてたのか?」

アニ「うん、中は… 観測所っていったところかな」

コニー「なんだそれ?」

アニ「気温や湿度、気圧なんかを事細かに測っているようだった。
   おまけに… 天気の予想なんかもしてたよ」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 11:45:40.02 ID:3g6gnM7/0
アルミン「天気の予想って…どういう事?」

アニ「そのままの意味さ。大きな黒板に色々書かれていてね。
   この日は晴れ、この日は雨って感じで…」

アニ「ちなみに、明日は【晴れ のち 曇り】だったよ」

ライナー「外の天気の事か?」

アニ「いや、この施設の中らしいけど」

コニー「…? この施設に天気なんてあんのかよ?
    一応、天井の明かりで昼と夜はあるようだけど…」

ヒストリア「うーん、その天井の明かりで
      晴れや曇りっぽくするって事なんじゃない?」
      
ヒストリア「雨は…よくわからないけど」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 11:55:05.61 ID:3g6gnM7/0
ライナー「ジャンはどうだった?」

ジャン「………………」

ライナー「おい、ジャン!」

ジャン「…! あ、ああ…」

ライナー「どうしたんだ、さっきから」

ジャン「な、何でもねーよ… ちょっと考え事してただけだ」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 12:00:33.16 ID:3g6gnM7/0
ジャン「えっと、オレが調べてきた場所についてだったな…」

ジャン「オレは…書庫に行ってきた」

コニー「書庫…? そこはもう開いてたじゃねーか」

ジャン「忘れたのか? 書庫の中には鍵のかかった扉があっただろうが」




ライナー『アニとジャンはどうだった?』

アニ『こっちも1つ解放されてたよ。
   本棚がたくさんあって、色んな書物がズラリと並んでた』

サシャ『それってもしかして…』

ジャン『ああ、書庫ってところだろうな』

ジャン『それと、その中にもう1つ扉があったんだが、
    そっちは閉鎖されてたぜ』



81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 12:05:33.78 ID:3g6gnM7/0
ライナー「あの扉が開いてたのか?」

ジャン「ああ」

ベルトルト「中は?」

ジャン「普通だよ。また本がズラリと並んでただけだった」

ジャン「あとはまあ… その奥にもう1つ
    鍵のかかった扉があったくらいだな」

コニー「ん? 扉の中にまた扉が…って事か?」

ジャン「そういう事だ」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 12:10:29.18 ID:3g6gnM7/0
アルミン「僕の方は収穫なしだった」

ライナー「そうか… それなら後は俺とベルトルトだな」

ヒストリア「何か見つけたの?」

ライナー「まあな」

アルミン「わざわざこの林に僕たちを集めたって事は…
     もしかして、例の石碑?」

ライナー「さすがに鋭いな。その通りだ」

アニ「………………」

ライナー「それじゃあ、さっそく見に行くとするか」
83 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2017/11/12(日) 12:20:12.26 ID:3g6gnM7/0
今日はここまで
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 12:55:44.59 ID:bj/NZO2D0
りん  
Blue Heaven 私立大東亜女学園3年D組
(男子0+1名/女子38+1名/計38+2名) 完結(全94話)
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:00:15.29 ID:e3Nijx160


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

            栄誉ある戦士 ここに眠る                

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


            席次5位 エレン・イェーガー


            席次不明 ミーナ・カロライナ


            席次不明 ユミル


            席次9位 サシャ・ブラウス









86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:05:06.43 ID:e3Nijx160
ジャン「…!!」

ヒストリア「また増えてる…」

アニ「………………」

コニー「この前に見たときは…
    エレンとミーナだけだったよな…?」

アルミン「………………」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:10:19.91 ID:e3Nijx160
ライナー「今回加わったのはユミルとサシャ…」

ライナー「やはりここには、死んだ人間の名前が記されるようだ」

ベルトルト「おまけに、名前の横にある“席次不明”と“席次9位”…」

アルミン「ライナー、現時点での僕たちの成績は?」

ライナー「そう言うと思ってな。紙に書いたものを持ってきた」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:15:07.93 ID:e3Nijx160
名前          PT

ミカサ・アッカーマン  10
ミーナ・カロライナ   10
アニ・レオンハート   09
ライナー・ブラウン   09
ベルトルト・フーバー  09
ユミル         09
ジャン・キルシュタイン 08
コニー・スプリンガー  08
サシャ・ブラウス    07
クリスタ・レンズ    07
アルミン・アルレルト  06
エレン・イェーガー   00
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:20:03.07 ID:e3Nijx160
アルミン「…やっぱり一致しない」

ライナー「ああ。この通りで言ったらユミルは席次2位、
     サシャは4位になるはずだ」

ライナー「同じ点数で成績に差があるとしても、
     ユミルは3〜6位、サシャは9〜10位…」

ライナー「サシャは一応合うが、ユミルは合わない」

ヒストリア「エレンとミーナの順位も合わないっていうのは、
      前回の捜索でも言われてたよね…」

アルミン「………………」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:25:12.09 ID:e3Nijx160








ま  る  か  じ  り




席次不明

ミーナ・カロライナ 処刑執行







91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:30:02.83 ID:e3Nijx160








ト  モ  グ  イ




席次9位

サシャ・ブラウス 処刑執行







92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:35:06.71 ID:e3Nijx160
アルミン(…ミーナの時と同じだ)

アルミン(ここに記されたサシャの席次は、
     処刑の時に見たものと同じだ)

アルミン(これって…)




ヒストリア「ね、ねえ…」

ライナー「ん?」

ヒストリア「この席次っていうのが、今の私たちの成績と
      関係ないんだとしたら…」

ヒストリア「考えられる可能性は、前にライナーが言ってた…」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:40:07.58 ID:e3Nijx160








ライナー『俺たちが記憶を失う前の成績なんじゃないか?』








ライナー「…ああ、十分に考えられる」

ライナー「エレンとサシャの“本物の訓練兵団での成績”は
     5位と9位だった…」

ライナー「そう考えれば納得がいく」

コニー「な、なら… やっぱり今の俺たちは…」

ライナー「おそらく、モノクマの言う通り…
     その時の記憶をなくした状態なんだろうな」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:45:35.38 ID:e3Nijx160
ジャン「………………」

ライナー「まあ、“席次不明”については
     相変わらず分からないままだが…」

ライナー「俺たちが揃って記憶喪失だっていう話は、
     いよいよ現実味を帯びてきた」

ライナー「なにせ… ユミルが今回の事件を企てたのは、
     失われた記憶が戻ったせいだったんだからな」




アニ『モノクマは、失われた記憶を取り戻すことが
   今回の殺人の動機になると言っていた』

アニ『そして、もし…
   記憶が取り戻した人物がユミルであったのなら…』

アニ『今回の事件を企てたとしても不思議じゃない』



95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 16:50:13.90 ID:e3Nijx160
ベルトルト「…それにしても、信じられないよ」

ベルトルト「いくら記憶を取り戻したからって…」








モノクマ『どうしてレンズさん以外の全員を殺そうとしたんだろうね?』








ベルトルト「ユミルが… 僕たちを殺そうとしてたなんて」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:00:05.94 ID:e3Nijx160
アニ「ベルトルト」

ベルトルト「…!」

アニ「あれはモノクマがそう言ってるだけだから。
   何度も言わせないで」

アニ「ユミルはそんな事をするような奴じゃない」

ベルトルト「あ、ああ… 悪かったよ」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:05:06.63 ID:e3Nijx160
ライナー「…少し話が逸れたな」

アニ「………………」

ライナー「とりあえず、今回の捜索はここまでだ」

ライナー「一度、見つけた場所をまとめてみるか… ベルトルト」

ベルトルト「ああ、うん…」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:10:44.52 ID:e3Nijx160
  施設の特徴


・ 地下3メートルに巨大な鉄板?

・ 屋外をそのまま建物で囲った構造




  施設内の場所


・ 訓練所
 
・ 食堂・調理場(食糧が充実)

・ 寄宿舎(大浴場、各々の個室がある)

・ 倉庫(訓練道具、生活用品、薬品類などが充実)

・ 飼育小屋(牛、豚、羊、ニワトリ、馬などを飼育)

・ ライブハウス(演奏用のステージがある)

・ 書庫(鍵のかかった扉がある。1つは解放済み)

・ 溶鉱炉

・ 研究開発所(作りかけの装置などがある)

・ 観測所(天気の予想をしている)

・ 林(死者の名前が記された石碑がある)

・ 赤い扉(裁判場に続く昇降機への入り口)

・ 裁判場

・ その他、鍵のかかっている箇所
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:15:16.32 ID:e3Nijx160
ベルトルト「………………」

ライナー「…ん? どうした?」

ベルトルト「あ、いや…」








ユミル『へえ…わかりやすいじゃねえか。やるもんだな、ベルトルさん』




ユミル『相変わらず見やすいな、ベルトルさん』








ベルトルト「何でもないよ」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:20:08.64 ID:e3Nijx160
コニー「しかし、こうして見ると…
    今回解放されたのは訳わかんねえ場所ばっかりだな」

ヒストリア「溶鉱炉に研究開発所、それに観測所だもんね…」

ジャン「………………」

アルミン「…ジャン?」

ジャン「…ん?」

アルミン「ねえ、本当にどうしたの? さっきから全然…」

ジャン「な、何でもねーって…」

ジャン「ちょっと…考え事してただけだ」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:25:02.68 ID:e3Nijx160
ライナー「さっきも同じような事を言っていたが…」

ライナー「何を考えていたんだ?」

ジャン「別に何だっていいだろ…」

ジャン「それより、話はこれで終わりか?
    だったらオレは寄宿舎に戻るぜ」

ライナー「おい…」

ジャン「じゃあな」




スタスタスタ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:30:13.35 ID:e3Nijx160
コニー「何だ? あいつ…」

アニ「………………」

ライナー「…仕方ない。俺たちも戻るとするか」

ライナー「だいぶ時間も経っているようだしな」

ベルトルト「そうだね…」

ベルトルト「続きは明日…っていう事にしようか」
103 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2017/11/19(日) 17:35:14.53 ID:e3Nijx160
今日はここまで
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