【安価】妖魔勇者

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96 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:04:14.07 ID:xzgWMQtv0
勇者「...てめぇ...」

魔王「ケケケ」

勇者「るっせェーんだよォ!!」バリバリバリ


勇者は雷を照射する


魔王「ガッ」ビリッ

勇者「一々一々一々よォ!こっちの神経を逆撫でしやがって!」ガスガスガス


顔面を掴んで降り下ろし地面に当てる行為を繰り返す


勇者「手前が死んで償えド畜生!!」ビュイン


魔王は細切れになった


玄武「こわい」
97 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:06:00.47 ID:xzgWMQtv0
勇者「ふぅ」

勇者「嗚呼、スッキリした。お前も気を付けろよな」

玄武「お、おう」

勇者「じゃあなー」
98 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:14:20.04 ID:xzgWMQtv0
〜道中〜

勇者「...」

「そこの方」

勇者「...ん?」

「下を向いて浮かない顔をしていたのでつい声をかけてしまいました」
99 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:17:18.41 ID:xzgWMQtv0
下1>>通りすがりの妖魔の性別
下2>>通りすがりの妖魔の性格
(種族は下2>>のコンマで決まります)
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 18:18:09.87 ID:/Ooc/o2cO
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 18:18:43.44 ID:ruvlOgnG0
生真面目
102 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:34:22.33 ID:xzgWMQtv0
結論から言うと勇者は彼女の正体を量りかねた

彼女はダークマターなので当然と言える


勇者「ああ...時空移動について何か知らないか?」

ダークマター「時空漂流者の方ですか?」

勇者「いや、強力な魔法ですっとばされた」

ダークマター「ご生憎ですが私は情報を持っていません」

ダークマター「しかし、ここを道なりに行くとさらに大きな町に出ます」

ダークマター「そこにはこの世界最大の図書館がありますので、調べてみては?」

勇者「成る程。ご協力感謝する」

ダークマター「いえいえ、当然の事をしたまでです」
103 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:39:36.67 ID:xzgWMQtv0
〜大町〜

勇者「流石にでかいな...」

勇者「お、あそこが図書館か」

〜図書館〜

勇者「...成る程。こりゃあでかいな」


この世界最大と言うだけあって、見て回るのには相当の時間がかかりそうだ
104 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 18:40:32.85 ID:xzgWMQtv0
下1、2>>時空移動に関する情報
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/29(日) 18:54:12.67 ID:Mfwo4G+10
禁術の時空魔法を使える一族がいる(場所も書いてある)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 18:58:09.45 ID:pksWfsBd0
年に数回この街に時代を超えて様々な人間が来る。
107 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 20:49:02.39 ID:xzgWMQtv0
時空を移動する...この行為は禁術に指定された魔法を用いて行われる

しかし禁術である一方、世界はその技術を保有し続けている

極東の村にその者等はいるだろう。


勇者(時空魔法は禁術なのか...)

勇者(いよいよあの白虎が只者ではないな)
108 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 20:54:33.58 ID:xzgWMQtv0
勇者(その他にも近代歴史の本には時空を超えこの町に来訪する者もいるとあった)

勇者(時空漂流者というのはこの事だろうか?)

勇者(まぁ何にせよ時空移動は禁術。王の類に許可を取る必要があるだろう)

帰らなくても幸福はここに____

勇者(...いや、確かに皆いい奴だ。少々平和ボケが過ぎる位に)

勇者(しかし、しかし、しかし...)

勇者(いや、やはり帰ろう)
109 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 20:58:23.96 ID:xzgWMQtv0
〜城〜

勇者「幸いな事にあそこが王立図書館だった」

勇者「衛兵さん?」

衛兵「...何だ」

勇者「王様に会わせてくれますかね」

衛兵「...ふーむ」
110 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 20:59:45.00 ID:xzgWMQtv0
>>1王様に会える?
111 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 21:01:53.77 ID:xzgWMQtv0
間違えた下1>>だ

安価下
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:02:05.22 ID:Mfwo4G+10
一応、会うことはできた
113 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 21:05:18.07 ID:xzgWMQtv0
衛兵「ま、良いだろう通してやる」

勇者「感謝する」

〜王の間〜

勇者「王様」

「...一体何の様だ?」

勇者「時空移動魔法でここへ飛ばされたのですが...」

勇者「帰りたいので時空移動魔法の使用許可を下さいませんか」

「あぁ...」
114 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 21:07:03.73 ID:xzgWMQtv0
下1>>王様の性別と返答
下2>>王様の性格
(種族は下2>>のコンマで決まります)
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:08:44.25 ID:1VPk8atE0
爺さん 対価をよこせ
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:13:21.42 ID:p1w8Iay8o
沈着冷静
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:13:24.88 ID:zbGFGW6ao
物腰穏やか
118 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 22:09:53.92 ID:xzgWMQtv0
勇者は一瞬、彼は既に死んでいるのでは無いか、と思った

しかし、その特質性のある聖なるオーラは...

彼が『天使』であることを物語っていた


天使「しかし禁術である以上、おいそれと権限を寄越す訳にはいかん」

勇者「見返りや対価...」

天使「左様だ」

勇者(うーむ...特に良いもん持ってないしな...)
119 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 22:19:57.11 ID:xzgWMQtv0
〜町〜

勇者「お宝でも探すかなぁ」

勇者「それは明日考えよう...うん」ゴソッ

勇者「...あ、やべぇ」


勇者、宿賃が尽きる


勇者「...野宿安定」ドサッ


勇者は既に路上で高品質の睡眠が摂れるまでになっていた


「...」ニコ
120 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/29(日) 22:25:17.32 ID:xzgWMQtv0
下1>>勇者に忍び寄る者の性別・目的
下2>勇者に忍び寄る者の性格
(種族は下2>>のコンマで決まります)
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:26:27.32 ID:Mfwo4G+10
女 自分の目的の助けになる人物か調べている
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:28:03.18 ID:zbGFGW6ao
引っ込み思案
123 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 06:39:10.70 ID:njAJnC/W0
勇者は再びベッドで目覚めた

次からは人目の無い所で野宿しよう...そう思った


勇者「...」ノビー

「...」チラッ


なんか凄いちらちら見られてる。何アイツ。

...一目見ただけでは何のモンスターか分からない


勇者「君、何者?」

「え、ふぇっ?」

勇者「いや、怯えなくていいよ。むしろ感謝している」

輪入道「わ、私は輪入道...です」

勇者(成る程、妖怪の類か...)
124 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 06:44:06.77 ID:njAJnC/W0
勇者「ここは君の家だな?何故俺なんかを家に」

輪入道「あの...万能な感じがしたので」

勇者「...いや、そうでもないが」

輪入道「この際そんな事は関係無いです」

勇者「さいですか」

輪入道「私には目的があります」

勇者「成る程。つまり...」

輪入道「そうです、助けて下さい」

勇者「でも目的って何?」
125 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 06:49:49.95 ID:njAJnC/W0
下1>>輪入道の目的とは
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 06:50:56.51 ID:Xb6wjE/30
強い♂の魔翌力を、わけてもらう
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 06:51:26.62 ID:jkXiUrte0
病気の母親に薬を届ける
128 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 07:23:50.08 ID:njAJnC/W0
輪入道「強い♂の魔力を分けてもらう事です」

勇者「なんだそんな事か」

輪入道「え、いいんですか」

勇者「ああいいよ。ちょっと手を出してくれ」

輪入道「はい」スッ

勇者「行くぞ」ガシッ

勇者「はっ!!!」ジジジジ

輪入道「お、おおおお、おお」バリバリ

勇者「...ふぅ。如何だろう」

輪入道「はい、みなぎってきました」

輪入道「これで私は...」

勇者「泊めてくれてありがと!じゃあなー!」バタン

輪入道「あっ...」
129 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 07:31:20.15 ID:njAJnC/W0
〜城下町〜

勇者「よくよく考えればここって城下だよなぁ」

勇者「宝の情報ねぇ...」

勇者(...)

勇者(そういえば、俺が帰ったらなにがあるだろう)

勇者(親は居ないし、仲間も居ない)

勇者(...どうせ退屈な人生だ)

勇者(あれ、なんか涙出てきたかも)

勇者「どうしようかなぁ」
130 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 07:34:00.75 ID:njAJnC/W0
下1>>勇者は本当に元居た世界に帰るか

平日だし安価近くてもいい...よね
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 07:38:09.14 ID:P76r/dv3o
今の世界に残る
132 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 08:00:39.36 ID:njAJnC/W0
勇者「俺は...ここで暮らそう」

勇者「意味の無い事をする程愚かじゃないし」

勇者「二回失敗して一回挫折してんだ。運命だね」

勇者「戻れないなら嫁探しって宣言したは良いがな...」

勇者「そんな簡単に見つかる訳無いし...」

勇者「何か他の目的を決めながらにするか」
133 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 08:21:44.83 ID:njAJnC/W0
勇者はバイトをした


勇者「財布が暖まったぞ」

勇者「何処へ行こうか...」

勇者「ま、いく宛も無く旅でもするかね」
134 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 08:28:04.04 ID:njAJnC/W0
下1>>何かイベント
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 08:30:41.03 ID:dYyHZByi0
倒れている妖魔を見つける
136 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 09:18:04.42 ID:njAJnC/W0
〜道中〜

勇者「...ん?」

「...」


妖魔がそこに倒れていた

すかさず脈を計る


勇者「生きてるな...よし」

勇者「次の村までしょっていくかな」ショイ
137 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 09:19:49.25 ID:njAJnC/W0
下1>>妖魔の性別
下2>>妖魔の性格
(種族は下2>>のコンマで決まります)
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 09:21:27.90 ID:P76r/dv3o
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/30(月) 09:34:22.16 ID:dYyHZByi0
恩を大切にする
140 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 14:44:18.60 ID:njAJnC/W0
〜村・宿〜

勇者「まぁ流石に野宿する訳にもいかんし...」


勇者はこの男から尻尾が出ている事に気付く

見た感じ結構モフモフしているようだ


狐「...く...」パチ

勇者「あっ、起きた」

狐「お主は...一体...?」

勇者「無理するなよ、偶然通りかかっただけだ」

狐「申し訳ないが、腹が減って動けん...」

勇者「...よし、少し待ってろ」バタン
141 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 14:50:03.65 ID:njAJnC/W0
〜数分後〜

勇者「すまん!」

勇者「村だから店開いてねぇわ動物いねぇわで時間食っちまった!」

勇者「お前、裕福な生活してるタイプか?」

狐「...いや、そうでは...」

勇者「じゃあすまんがこれで我慢してくれ!」


勇者は狐の口の中に食べられる野草を詰め込んだ


狐「むっ...むぐ...」モキュモキュ
142 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 14:55:15.13 ID:njAJnC/W0
勇者「だ、大丈夫か?」

狐「う...うむ」ムクッ

勇者「いや、妙なモン食わしてごめんよ」

狐「あ、謝らなくて良い!儂はこの命あっただけで幸いじゃ」

勇者「そうかー...」

狐「この恩はいつか返そう。では!」バタン


狐は去って行った


勇者「あいつ野草しか食ってないけど大丈夫かな」
143 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 15:05:35.44 ID:njAJnC/W0
〜翌日・道中〜

勇者「...おや?」


遠くに魔法使いの家が見える


勇者「そうか、もうここまで戻って来ていたのか」

勇者「折角だから挨拶していくかね」
144 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 15:12:52.30 ID:njAJnC/W0
〜魔法使いの家〜

勇者「邪魔するぞ」

白虎「ひっ!?」

白虎「な、なななな、何故ここに...!」

勇者「そんな驚かなくたって良いじゃないか」

勇者「俺は人間界に帰るのを諦めた」

白虎「!!!」

勇者「ま、嫁でも探してゆっくり隠居するさ」

勇者「この世界で全ての使命を終えたからな」

白虎「...」

勇者「?おいどうした」
145 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 15:14:12.81 ID:njAJnC/W0
下1>>白虎の発言
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 15:17:18.14 ID:GmH56rpgo
ごめんなさい、実はこの世界にあなたが来たのは偶然ではなく私が来るよう誘導したんです
147 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 16:44:03.65 ID:njAJnC/W0
白虎「ごめんなさい、実はこの世界に貴方が来たのは偶然ではなく私が来るよう誘導したんです」

勇者「えぇ!?どうやって!?」

白虎「不確定的存在を呼び寄せるアンテナを張っていたんです。貴方をここに呼ぶために」

勇者「そうか...ともかくそのせいで魔王の残留思念までもがここに来ていたぞ」

白虎「そうですか...それは迷惑をかけました」

勇者「いや、元の世界で暴れられたらもっと被害は甚大だった。どちらかと言えばラッキーだ」

勇者「というか、なんで俺を?」
148 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 16:45:36.70 ID:njAJnC/W0
下1>>勇者を呼び寄せた理由
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 16:48:52.75 ID:08FCJbaDO
封印されてしまった弟を助けてほしい
150 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 17:15:27.99 ID:njAJnC/W0
白虎「封印されてしまった弟を助けて欲しいんです」

勇者「...おい」

白虎「はっ、はいぃ」

勇者「何故それを最初に言わない!」

白虎「だって、やっぱり悪いから...」

勇者「家族を思う心が悪い訳あるか!とっとと封印を解くぞ!」

白虎「うっ、ありがとうございます...」グスッ

勇者「一体何処に、そしてどのように封印されてるんだ?」

白虎「そ、それは...」
151 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 17:16:42.04 ID:njAJnC/W0
下1>>封印された場所
下2>>封印を解く方法
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 17:18:26.63 ID:dYyHZByi0
家の裏
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 17:21:10.51 ID:wTmgXlt3o
4個の魔石を集める
154 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 19:27:15.96 ID:njAJnC/W0
白虎「この家の裏に...」

勇者「意外と近くにあるもんだな」

白虎「四つの魔石を集めれば封印は解ける」

勇者「良いだろう、集めてみようじゃないか」

白虎「わ、私も着いていくよ」

勇者「...いや、そうしてくれないとノーヒントなんですけど」

白虎「...えへへ」
155 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 19:34:02.87 ID:njAJnC/W0
勇者「...」

白虎「目的地ですか?」

勇者「そうなる」

白虎「えーと...」
156 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 19:38:21.20 ID:njAJnC/W0
下2>>一つ目の魔石の存在する場所
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 19:39:00.95 ID:dYyHZByi0
とある学園
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 19:39:09.00 ID:GmH56rpgo
入ったら二度と出てこれないと言われる洞窟
159 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 19:51:12.32 ID:njAJnC/W0
白虎「入ったら二度と出てこれない洞窟っていうのがあるんですよ」

勇者「えっ何それは」

白虎「ここから北にずっと進むとあるんですけど」

勇者「じゃあ行くかな」

白虎「ナビゲート...頑張ります」

勇者(真っ直ぐなのにナビは必要なのだろうか)
160 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 20:06:08.35 ID:njAJnC/W0
〜数時間後〜

白虎「や、あの...」

勇者「どうかしたか?」

白虎「体力がもう、無いです...」

勇者「どれくらい?」

白虎「控えめに言って限界」

勇者「...そーだな」ヒョイ

白虎「うぇ」


勇者は白虎をおんぶした


勇者「あ、嫌だったら別に」

白虎「いや、お願い」

勇者「あいよー」
161 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 20:58:30.77 ID:njAJnC/W0
〜村・宿〜

白虎「凄い疲れた〜...寝ていい?」

勇者「...別にいいけど、殆ど俺がおんぶしてただけだろう」

白虎「いや、少しでも軽く感じて貰えるように気使ったし」

白虎「それに男におんぶされるなんて初めてなんですよ」

勇者「嘘じゃないけど本心じゃないだろ」

白虎「運動不足ですみません...」ドサッ


白虎は眠りこけてしまった


勇者「...少し、散歩するかな」
162 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:08:14.59 ID:njAJnC/W0
〜川辺〜

勇者「♪〜♪〜」

「?」

勇者(暗くてよく見えない...)

勇者「ん、どうもお恥ずかしい姿を見せたな」
163 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:09:51.82 ID:njAJnC/W0
下1>>川辺に居た者の性別
下2>>川辺に居た者の性格
(種族は下2>>のコンマで決まります)
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 21:10:43.98 ID:dYyHZByi0
不明(必要なら♀)
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 21:11:29.62 ID:wTmgXlt3o
純朴
166 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:19:43.84 ID:njAJnC/W0
暗くてシルエットしか確認出来ない

しかしその特有の羽はハーピーのそれだと一目で分かる

声も中性的であり、性別の見分けがつかない


ハーピー「ふふ。私はいいと思うがね」

勇者「その日の自分をリセットする為にしているんだ」

勇者「『終焉』と『再生』がテーマの曲だからな」

ハーピー「君からはとても強い力を感じるよ」

ハーピー「...それなのに、とても繊細な事をする物だ、と思ったのさ」ザプ


ハーピーは足を川に浸ける


勇者「少々訳アリ...って所かな」
167 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:28:50.22 ID:njAJnC/W0
ハーピー「何処から来て」

勇者「何処へ行くのか」

ハーピー「元来興味は無いが」

勇者「その境遇、まるで...」

ハーピー・勇者「俺/私達のようである」

ハーピー「くくっ」

勇者「...君も相当変わり者だな」

ハーピー「異世界の住人のセリフかい?」

勇者「...そりゃどうも」

勇者「しかし君の正体...まさか」


ビュウウッ!!ザザザ...

一際強い夜風が吹き、水面は乱れる

そして、そこにハーピーは居なかった


勇者「...もしかしたら、全部俺の幻想?」
168 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:38:39.87 ID:njAJnC/W0
〜翌日〜

白虎「今日も頑張って行こう」

勇者「筋肉痛になってないか?」

白虎「そこで止めたら成長出来ない...と思う」

勇者「そう、ま、そーか」


勇者は一つ余計に思考を完結させる


白虎「つかぬことをお聞きしますが...」

勇者「はい」

白虎「昨日、何処で寝ましたか?」

勇者「宿で」

白虎「そういうんじゃないです。分かりますよね?」

勇者「床。自己完結した責任だからな」

白虎「ずるいと思います」

勇者「...そうかもな」
169 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:47:12.80 ID:njAJnC/W0
〜道中〜

白虎「貴方は、勇者なんですよね」

勇者「ああ、不思議な事にな」

白虎「不思議かどうかじゃなくて、貴方は力を持っていますか?」

勇者「魔王を倒せる程度には」

白虎「では、知恵は?」

勇者「比べる相手が殆ど居ないし、作ろうとしなかった」

白虎「優しさについては?」

勇者「流石に自己評価出来ないが、俺は卑怯な奴だよ」

白虎「何故ですか」

勇者「恩を受けているからだ。勇者というのは己を省みずに無尽蔵な優しさを振り撒く者」

勇者「義務、というか通例ではないのか?」

白虎「理解出来ません」

勇者「そうか」
170 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:52:50.27 ID:njAJnC/W0
〜村〜

勇者「そろそろ目的地に近くなってきたのではないか」

白虎「あ、はい。あと少しですね」

勇者「ところでこの村では今日は祭りのようだ」

白虎「私は遠慮します。苦手なので」

勇者「今日は弱音を吐かなかったな...さぞ辛かったろう」

白虎「早く寝ろって事ですね」

勇者「い、いや、そうではなくて」

白虎「ちょっとからかっただけですよ」

勇者「なるほど。俺は祭りを見に行ってくる」
171 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/30(月) 21:53:54.02 ID:njAJnC/W0
下2>>村で行われている祭りはどんな祭り?
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 21:54:13.89 ID:dYyHZByi0
仮装祭り
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 21:59:26.25 ID:jkXiUrte0
収穫祭
174 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/31(火) 06:44:34.07 ID:Dx5U7MJf0
勇者「おっ、収穫祭か」

勇者「少し野菜でも買うかな...あっ」


勇者の所持金は無い


勇者「宿代で溶かしちまった...!」

勇者「明日から野宿になる。アイツの為に毛皮でも剥ぎ取ってくるかな」


勇者は付近の山に入って行った
175 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/31(火) 21:36:10.58 ID:Dx5U7MJf0
〜翌日〜

勇者「おはよう」

白虎「おはようございます」

勇者「...本当に何処か他人行儀な奴だな」

白虎「すみません」

勇者「気にするなよ。不安もあるだろうが」

白虎「入ったら二度と出てこれない洞窟に行くというのにですか?」

勇者「不可能は無い。魔王と戦闘して、お前が居てここに辿り着く」

勇者「俺一人では何もないが、良かれ悪かれ周りの力は重要だ」

勇者「それこそ、不可能が可能になったと言うべきだろう」
176 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/31(火) 21:38:52.20 ID:Dx5U7MJf0
〜洞窟〜

勇者「...意外と普通の洞窟の様に感じるが」

白虎(洞窟に普通と言えるのが普通ではない)

勇者「とにかく、油断せずに進んで行こう」
177 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/31(火) 21:39:47.53 ID:Dx5U7MJf0
下2>>洞窟でのハプニング
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 22:12:19.66 ID:WjkaKGEXo
大きな卵がある
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 23:41:50.00 ID:1wFKX//po
帰り道が落盤で塞がれる
180 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 17:51:56.42 ID:1PfOodis0
勇者「...あっさり見つかるもんだな」

白虎「いや、結構険しかったですよ」

勇者「別に誰かが殺しに来てる訳でもあるまい」

白虎「そ...そんな物騒な話」

勇者「実際、この世界平和だからな」

勇者「さあ帰ろ__」


ズドドドドドドド!!!


白虎「ひいっ!?」
181 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 17:59:13.08 ID:1PfOodis0
勇者「あちゃー、落盤ですか」

白虎「...大丈夫ですか?」

勇者「ああ、これ使えない?」


勇者はさっき見つけた魔石を見せた


白虎「使え無いです」

勇者「しょうがない。持ち込みマジックアイテムを使おう」

白虎「私だって魔法使いです。この程度自分でどうにかしてみせます」

勇者「期待」

白虎「そいっ!!」
182 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 18:00:29.57 ID:1PfOodis0
下2>>白虎の使った魔法の効果
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:02:42.40 ID:dyw89Iua0
自分達がいったことがある場所に移動できる
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:49:01.89 ID:oJhkf+tQO
二人とも家に瞬間移動
185 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:10:37.98 ID:1PfOodis0
〜魔法使いの家〜

白虎「ふふん」ピシュン

勇者「おっと」ピシュン


勇者と白虎は家に瞬間移動した


白虎「どうですか、これが私の力です」ドヤ


いつもは自信なさげな白虎の貴重なドヤ顔


勇者「ああ、ちょっとびびった。専門家はやっぱ違うな」
186 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:16:22.77 ID:1PfOodis0
勇者「さて、一つ目の魔石を手に入れた所で」

白虎「...?」

勇者「二つ目のありかを教えて貰いましょう」

白虎「ああ」

勇者「ちょっと察し悪いとこあるよな」

白虎「す、すみません...」
187 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:18:18.25 ID:1PfOodis0
下1>>二つ目の魔石のありか
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 19:19:43.75 ID:dyw89Iua0
とある海の神殿
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 19:19:55.36 ID:kDfGWqr7o
樹海の奥深く
190 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:33:23.64 ID:1PfOodis0
白虎「とある海の神殿です」

勇者「海底神殿的な?」

白虎「海面に入り口はあるんですが、そこから下に続いています」

勇者「へぇ」

白虎「行ったことあるのでいつでも魔法で行けますが...」

勇者「が?」

白虎「もう疲れました。休ませて下さい」

勇者「そうか」
191 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:39:55.73 ID:1PfOodis0
白虎「...あ」

勇者「はい」

白虎「自分の部屋に男の人を入れるのは初めてです」

勇者「嫌なら俺は外で____」

白虎「それだけは駄目です。それは正義じゃなくて只の自己犠牲です」

勇者「...女性が苦手というか、分からないんだ」

白虎「にしても怯えすぎです。極端な話、貴方がこの家を占拠しても私は文句を言いません」

勇者「ベッドはいくつある?」

白虎「ダブルがあるとでも?」

勇者「申し訳ない。となると___」

白虎「今注意したばっかですよ。遠慮しないで下さい」
192 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:45:47.46 ID:1PfOodis0
〜白虎の部屋〜

勇者「へぇー、こんなんなってるんだ」


不要品の無さそうなシンプルな部屋だ


白虎「あんましじろじろ見られると恥ずかしいです...///」

勇者「そんな物か」

白虎「はい」
193 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:51:01.52 ID:1PfOodis0
〜翌日、神殿〜

勇者「気疲れしてしまった」

白虎「そんなに疲れました?」

勇者「いつ辛辣に扱われるか、いつ飽きられるか...」

白虎「その尋常じゃない女性への恐怖はなんですか」

勇者「自衛本能。未知=恐怖なのだ」

白虎「貴方に、教えてあげましょうか?」

勇者「...!」

勇者「そ、そうか。じゃあ行こうか」
194 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/11/01(水) 19:52:08.22 ID:1PfOodis0
下1、2>>探索中のトラブル
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 19:58:50.35 ID:J7D5LmGTo
うかつに開けた宝箱が
ドラクエでいう人食い箱
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