【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】

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87 : ◆k5OCMHkyEc [saga]:2017/11/05(日) 20:46:52.63 ID:9hewBosq0
三人の意見を纏めた紙を見て、ため息を吐く。

「霞と霧島の意見が重要だな…。金剛は気が楽になったっていう点では助かったけど…」

「…ンン?」

首を傾げる金剛。

「…ごめん霞。この意見は本当に重要だって分かってる。だけど、真実を知ってからでも遅くは無い…と思うんだ」

「ふん。あたしたちはあなたの指示に従うだけよ」

そう言う霞は、今も足柄に抱えられている。親子みたいで可愛らしい。

「あと金剛。結婚の件なんだけど…」

「…!」

見ただけでソワソワしているのが分かる。こんなダメ人間のどこがいいのか。と提督は思う。

「…まだ付き合ってもいないのに結婚はどうかと思うんだ。だから、ごめんなさい」

「Nooooooooooo!」

金剛、轟沈。

「あー…。というわけで、だ。霧島の意見を今回は最優先したいんだ。異論はあるかな?」

返答は沈黙。即ち肯定だった。

「…ありがとう。なら、長門と霧島、ヲ級以外は各自自由に行動してくれ」

その言葉を皮切りに、入渠する者、食事に移行する者、休憩する者に分かれる。

なお、金剛は比叡に抱えられていた。

「ふむ。霧島は発案者だから理解出来るが、なぜ私も選んだんだ?」

理由は一つ。連合艦隊の旗艦だからだ。だが、

「…いや、詮索するのは無粋か。光栄に思うよ」

「私も疑問かな。他にも上位の深海棲艦がいるのに私なんて」

「…他の人はまだ交流してないからさ。ちょっと怖いんだ」

こちらが、こちらに、何度も苦しめられた人もいる。だから、何をされるか分からない。それが怖かった。

「敵意を持ってるなら参加しないと思うけど…。まぁいっか」

「それだけ私が信頼されてるってことなのかな」

クスリ、と微笑むヲ級。その顔が、妙に色っぽくて提督は目を逸らしてしまう。

「ここで立っていては話が出来ませんし、執務室に行きませんか?」

「あ、ああ。そうだな」
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