【安価】P「おお、よくぞきてくれた勇者幸子よ」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:00:14.29 ID:cJHInN2y0
幸子「……あれ…ここは…?」

P「…?何を言っているんだね?」

幸子「Pさん…?あれ…ボク…確か自室で寝ていたはずでは…って何ですかこの格好は!?まるでRPGの主人公みたいな格好じゃないですか!」

P「何を寝ぼけているんだ…!そんなことより大事な話があるのだ幸子よ」

幸子「い、いやそんなことよりって…全く今の状況が分からないんですけど…」

P「もうすぐ世界が滅亡する」

幸子「は、はいぃ!?」

P「実はな……先日魔王からこんな手紙が届いたのだ…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509552004
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:10:24.24 ID:cJHInN2y0
P『この世をもう一度暗黒の世界へと変えてやる。覚悟しておくことだ…。我を止められるものなら止めてみろ…』

幸子「は、は、はぁ…」

P「一刻の猶予もない…。頼む勇者幸子よ…この世界を救ってくれ!」

幸子「つまり、この世界を滅ぼそうとしている魔王と戦って倒してきてほしいと…そういうことですか…」

P「そういうことだ」

幸子「……わけがわからないんですけど…」

P「何を言っているんだ!?」

幸子「こっちのセリフですよ!?」

P「幸子…お前には最強の特殊能力があるじゃないか!」

幸子「特殊能力…?」

P「そうだっ!一般人にはない…特殊能力!!それがあるから幸子に頼んでいるんだっ!!」

幸子「ボクが持つ…最強の特殊能力って…?」

安価
幸子が持つ特殊能力とは…?
↓1
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:11:14.22 ID:/4zfZacq0
とにかくかわいい
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:27:42.85 ID:cJHInN2y0
P「とにかくカワイイことだっっ!!」ドン

幸子「ええええぇ!?ま、まあ確かにカワイイですよ!?で、でもその!魔王を倒すとかそういうのにはむかない気が…」

P「いいや!とにかくカワイイのは無敵の能力と言える…。とにかくカワイイ生き物に攻撃などできようか!?否!出来ない!この国の王の私でさえ…幸子のカワイさの前ではひれ伏すしかないのだ…」

幸子「は、はぁ…なるほど…。相手に攻撃されることがないということですか…。確かにそれは最強とも言える能力ですね…」

P「だがしかし勘違いせぬことだ。あくまでカワイイと思わせる能力。相手が自分の言うことに従ってくれるとは限らない」

幸子「と言うと?」

P「カワイイ幸子から何か命令されたら従いたくなるものだ…。しかしそれも限度というものがある…。だから、魔王相手に世界を滅ぼすのはやめてくれ…と言ったような交渉は出来ないものと考えた方がいい」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:36:26.96 ID:cJHInN2y0
幸子「なるほど…。そうなると…絶対に敵に攻撃されることはない…という考え方もしない方がいいですね…」

P「いやそれは無い。カワイイ幸子には攻撃は出来ない」

幸子「その細かいところ適当ですね?」

P「だがしかし幸子よ。お前は運が悪い。めちゃくちゃなっ!!だから、道中気をつけて進むのだぞ」

幸子「運が悪い?」

P「そうだ。道端の石で転んだり、突然飛んできたボールが当たったり、犬のうんこ踏んだり…とにかく運が悪い。だから気をつけるんだぞ」

幸子「な、なるほどぉ……。そういうところでダメージをくらう可能性があるわけですね…」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:42:43.47 ID:cJHInN2y0
P「話が長くなってしまったな…。さて、それでは、魔王を倒す旅へ…」

幸子「ちょ、ちょっと待ってください!倒せと言われても…まず何から手をつけていいやら…」

P「安心しろ。そういうと思って、これを用意しておいた」

▼導きの石をもらった!

P「これは、今からどうすれば良いのか分からなくなった時に使うと良い。きっとお前を良い方向へ導いてくれるはずだ」

幸子「なるほど……。ありがとうございます。これがあれば…なんとか魔王の元へたどり着けそうな気がします」

P「うむ…!頼んだぞっ勇者幸子よ!!!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:57:06.96 ID:cJHInN2y0
幸子「と、言ってみたものの…。本当に魔王なんか倒せるんでしょうか…。まあ、悩んでてもしょうがないですね…。とりあえず導きの石を使ってどうすれば良いか教えてもらいましょう」

▼幸子は導きの石を使った!

幸子「こ、これはっっ…映像が…直接脳内にっっ…」

幸子(これは…村…?どこなんでしょう……えっ…薄暗い…地下…牢獄…金髪の女の子が閉じ込められて…ってこの子…こ、小梅さんっ!?)

幸子「…はっ!?今の…もし本当なら…は、早く助けないと…小梅さんが…閉じ込められてるっ…」

幸子「こ、この村はどこなんですか、教えてくださいっ!」

幸子「…………。う、動かない…なんで肝心なところは教えてくれないんですかね…。なんとかしてこの村の情報を得ないと…」

安価
小梅らしき人物がどこかの村で地下に閉じ込められているようだ。
この村の情報を得るためにはどうすれば良いだろうか?
↓1
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:05:01.77 ID:eWkC2uMSO
裏社会の情報屋に接触しきく 報酬は金あるいは情報屋からのいらいをうけること
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:19:57.36 ID:cJHInN2y0
幸子「村の人に……聞いてもたぶん分からないですよね…。もっと裏の世界を知っている人間に聞かないと…」

幸子「まずは情報屋さんを探さないといけませんね…」

幸子「………そうなったら…この、ボクが住んでいる設定の街を探索して情報屋さんを探しましょう…」

▼幸子は街を歩き回って情報を集めた!

幸子「……歩き疲れました…。やたら広い街ですね…。しかしなんとか情報屋さんの噂を得ることができました…。話によるとこのバーにいることが多いとか…」

幸子「バーなんて入ったことないですし…緊張しますね……」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:29:36.79 ID:cJHInN2y0
幸子「あ、あの…すみません…」

店主「んん?どうしたんだいカワイイお嬢ちゃん。ここは子供の来るところじゃあないよ?」

幸子「え、あ、はい…。その、ちょっと聞きたいことがあって…」

店主「聞きたいこと?」

幸子「はい、その……ここには…裏社会に通じてる情報屋さんがいると聞いて…来たんです…」

店主「ほぅ……」

幸子「(あ、あれ…急に目が怖く…)そ、それでその…その人に会いたくて…」

店主「……その歳で裏の世界に興味があるのかい…?悪いことは言わない…やめておきなさい…」

幸子「……友達を救うためなんですっ!」

店主「…」

幸子「友達を救うために…どうしても情報屋さんに会わないといけないんですっ!」

店主「なるほどねぇ……。よし分かった…会わせてあげよう…。着いておいで…」

幸子「…!ありがとうございますっ!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:37:32.18 ID:cJHInN2y0
幸子「店の奥に……情報屋さんが?」

店主「ああ…そうさ…。この店の奥…ここをいつも使っているのさ…」

幸子「…?」

店主「さて、で、一体お嬢ちゃんはなんの情報が欲しいんだい?」

幸子「えっ………ま、まさか…情報屋さんって…」

店主「そう、私のことさ」

幸子「そ、そうだったんですね…!?情報屋さんっていうから…もっと人目を気にしてこそこそ隠れてると思ってました…」

店主「ははは、逆にこうして堂々としている方がバレないものなのさ」

幸子「あっ…それで…知りたいことって言うのは…」

▼幸子は自分が見た映像の事を伝えた

店主「ほぅ…そりゃあ……。魔女狩りだな」

幸子「魔女……狩り…?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:03:14.89 ID:cJHInN2y0
店主「ああ…つい最近の話だ。東の村で、金髪の女の子が捕まったという話を聞いた」

幸子「!!」

店主「その東の村というのはな、まあ表向きには…特にこれといった特徴もなく…争いごとのない…平和な村なんだが……。裏は違う。この村には昔からとある噂があるんだ。山の奥にぽつんと建っている廃屋に魔女が住んでいるという噂だ…」

幸子「魔女…」

店主「実はその魔女に村が襲われるのが怖くて…村人から一人…毎年生贄として魔女に捧げているらしいんだ。本当に魔女がいるかどうかも分からないのにな」

幸子「いけ…にえ…!?」

店主「ああ…。まあそんな裏の顔がある村なんだが…。つい最近、その廃屋に杖を持った金髪の女の子が入っていくのを村人が見かけたんだ。本当に魔女はいたんだ…と村で言って回った。村人達は、もっと恐ろしいバケモノのようなものを想像していたが…それが小さな子供だと分かったらどうなるか…」

幸子「…自分達でも倒せるんじゃないか…と…」

店主「そうだ。もともとがあやふやな昔からの噂、言い伝えだ…。もし、その女の子を捕まえて…殺してしまえば、生贄を捧げる必要もなくなる…。村人達はそう考え…」

幸子「なるほど……。それで…その女の子は捕まってしまったんですね…」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:11:41.30 ID:cJHInN2y0
幸子「早く…早く助けに行かないと…」

店主「しかしなんでお嬢ちゃんはそんなにその女の子のことが気になるんだい?さっき、友達を助けるためといっていたけど…」

幸子「…その魔女が…友達かもしれないんです…」

店主「ほぉぅ…。なるほど…そのお嬢ちゃんが見た映像とやらにうつっていた子が…友達によく似ていると…そういうことかい」

幸子「はい……」

店主「しかし、もしかしたら全くの別人かもしれないよ?」

幸子「だとしても助けないといけませんっ!そんな…魔女狩りだなんてっ!放っておくわけにはいきませんっ!」

店主「そうかい…。まあ、お嬢ちゃんがどうしようとそれはお嬢ちゃんの勝手だからね…私がどうこう言うことではない…。しかし急いだ方がいい…。魔女の処刑が近々行われると聞いた…」

幸子「処刑!?」

店主「ああ、村人達は魔女の噂に長年苦しめられてきた…。その恨み辛みを晴らすために最も残酷な処刑を行うだろう…。助けたいのなら急ぐことだ」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:17:22.94 ID:cJHInN2y0
幸子「ありがとうございます!では早速行ってきますっ」

店主「そのまえに」

幸子「はい?」

店主「情報代」

幸子「あっ…。そ、そうでした…忘れてました…。いくらくらいでしょう?(Pさんからいくらかもらいましたが…足りますかね?)」

店主「そうだな…この話はかなりタイムリーで、知っている人間も少ない…そうなると…情報代も高くなる…」

幸子「え…」

店主「でもカワイイお嬢ちゃんからそんなに高額とるのはかわいそうだ。まけてあげよう」

幸子「ほっ…」

店主「50万ゴールドだ」

幸子「は…?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:26:37.68 ID:cJHInN2y0
幸子(今1万ゴールドしか持ってませんけど…)

店主「払ってもらおう」

幸子「………ちょっと待ってもらっても」

店主「今すぐ」

幸子「………無理です」

店主「…分かった。では時間をあげよう」

幸子「ありがとうございますっっ!」

店主「なんとかして50万ゴールド稼ぐか、新しいネタを持ってくるか…どちらか選ぶんだ。制限時間は日が落ちるまでだ。いいね?」

幸子「は、はぃ……。新しいネタっていうのは…?」

店主「つまり、新しい情報さ。客が欲しがるような新しい情報を私にくれればいいのさ」

幸子「わ、分かりました…今日中に…なんとかします…」

安価
情報代を払わなければならない…。
50万ゴールド稼ぐか、それとも新しい情報を持っていくか…どちらにしよう?
↓1
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 03:27:07.95 ID:4JF7WtCFO
稼ぐ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:33:57.36 ID:cJHInN2y0
幸子(やっぱり稼ぐ方が楽そうでいいですね…)

幸子(でも稼ぐといっても…50万ゴールドなんて大金どう稼げば…)

安価
手持ち1万ゴールドの幸子。どうやって今日中に50万ゴールド稼ごう?
(いかがわしいことはダメですよっ)
↓1
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 03:38:34.10 ID:ieTrC6jqo
ライブをしてみる
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:50:47.20 ID:cJHInN2y0
幸子(うーーん…どうすれば…)

幸子「……そうだっ!!ボクにはカワイさがある!歌があるじゃないですかっっ!ライブをしたら50万ゴールドなんてちょちょいのちょいですよっ」

幸子「というわけで早速……。Pさん」

P「何しに戻ってきたん」

幸子「いろいろあるんですっっ!!ちょっと今からライブするので手伝ってください」

P「のんきか」

幸子「のんきじゃないですよっっ!」

P「世界が滅びそうだって言っておるだろうッ!!ライブなんて世界を救ったあとさせてやるっ!」

幸子「いやだからですねぇ……あーもう!導きの石がライブしろと言っているんです!」

P「ええええぇ!?なら仕方ない」

幸子(だいぶ省きましたけど間違ってはいませんよね…)

P「よし、では早速盛大にライブをできるように場所を用意してやろう」

幸子「ありがとうございます!!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:55:26.82 ID:cJHInN2y0
(すみません…今日はここまでです…寝ます…。コメントしていただいてありがとうございました…。また更新しますのでよろしければ最後までお付き合いください…)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 04:40:45.62 ID:nYRxWOVZ0
幸子かわいい
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 05:05:42.78 ID:PItuH0fRo
乙ー
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 05:49:58.11 ID:xjaMuw0A0
普通ならショボい武器防具授けるのに、1万もくれるとはPは有能なのか?
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 06:20:33.78 ID:NZm8+MP/0
25 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/11/02(木) 08:00:49.47 ID:eiSJFla80
幸子アーニャ楓さん蘭子ちゃんでモバマス四天王で魔王ちひろを暗殺せよ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 08:49:03.63 ID:RlOWLz9D0
>P「のんきか」
雑魚倒しまくってLvだいぶ上げてから次のステージ行く派の俺、少し申し訳なく思う
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 13:00:08.25 ID:6dqBEZWSO
敵が目前に迫ってるときに
5万稼いで味方勧誘する幻想水滸伝2の主人公がなんだって
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 00:25:11.24 ID:CPcMOyTk0
P「どうだ?この広場なら大勢の人にライブを見てもらえるだろう?」

幸子「はいっ!ここなら充分…充分稼げそうです」

P「金とるのか!?」

幸子「とりますっ!さあ、Pさんっ!早速ライブの告知とチケットを売って回りますよ!!」

P「えええええ!!私も行かないとダメか!?」

幸子「当たり前ですよ!ボクのPさんなんですから!さあさあ!時間はないですよ!急いで急いで!」

P「な、なんで私がこんな目に…」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 00:31:45.75 ID:CPcMOyTk0
▼幸子とPは街中を走り回り、ライブの告知とチケットを売りまくった!

幸子「ふっ…さすがボク…チケットは完売ですねっ」

P「疲れた…私はもう帰るぞ…」

幸子「お疲れ様です!で、いくら稼げました?」

P「うむ…。予定していたとおり、50万ゴールド稼げたぞ」

幸子「やった!!(これで情報代として渡せますね!)」

P「でだ、この50万ゴールドを折半して、25万ゴールドが幸子の取り分だ」

幸子「は、はぃ…?」

P「ん?」

幸子「折半…ですか?」

P「うむ。これは私と幸子、2人で稼いだものだ。折半するのが妥当だと思うのだが」

幸子「うっ……(確かに…)」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 00:36:33.11 ID:CPcMOyTk0
幸子「うぅ……。手元には26万ゴールド…。稼げましたが…全然足りませんね…」

幸子「どうすれば……」

P「どうした?そんなにも金に困っているのか?」

幸子「は、はい…」

P「そうなのか…。よし、分かった」

幸子「えっ…まさか…」

P「金は渡さん」

幸子「……」

P「が、稼げるようにしてやろう」

幸子「それは…どういう…」

P「ライブでグッズを売れば良いではないか」

幸子「!!!なるほどその手がっ!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 00:40:46.81 ID:CPcMOyTk0
幸子「でも…グッズって言っても……。もうあと数時間でライブが始まっちゃいますし…」

P「確かに…手の込んだものは出来ないが…。生写真なんてどうだ?」

幸子「生写真…」

P「ぱぱぱっといろんな衣装に着替えて、写真を撮るのだ。その写真にサインを入れたりしたら…グッズとして販売出来るのではないか?」

幸子「………なるほどっ!!じゃあ早速やりましょうっ!衣装を用意してください!あとカメラマンさんもっ」

P「よし、任せておけ!」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 00:48:02.37 ID:CPcMOyTk0
P「よし、衣装を持ってきたぞ!」

幸子「ありがとうございます!着替えますっ」

P「カメラの用意はバッチリだ!」

幸子「ありがとうございます!って…あれ…カメラマンさんは?」

P「私だ」

幸子「えぇ……大丈夫なんですか…?」

P「任せておけ!!!」

幸子「(どこからそんな自信が…)じゃ、じゃあ…任せますよ…」

P「うむっ!」

幸子「では、まず一つ目!学生服幸子♪」

P「カワイイ!」パシャッ

幸子「二つ目!メイド服幸子♪」

P「カワイイ!!」

幸子「三つ目!スク水さち……ってなんで水着なんてあるんですか!」

P「カワイイ!!!売れる!こういうの絶対売れるから!」パシャッ

幸子「まったく……」

▼幸子はいろんな衣装の写真を撮った!
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 00:55:44.84 ID:CPcMOyTk0
幸子「いよいよライブですね…」

P「大丈夫なのか……?」

幸子「任せてくださいっ!準備万端ですっ!もともとボクは勇者じゃなくてアイドルなので!!」

P「は、はぁ?よく分からんが…。……なんだか裏で見ている私の方が緊張してしまっているな…」

幸子「まったく…しっかりしてくださいよっ…」

P「う、うむ…」

幸子「じゃあ、行ってきますっ!」

P「が、頑張れっ!」

幸子「はいはーい!皆さんこんにちはっ!世界一カワイイアイドル、輿水幸子ですよ〜!!」カワイイポーズ

▼幸子のライブは大成功に終わった!
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 01:07:20.25 ID:CPcMOyTk0
幸子「ライブ大成功でしたね!」

P「あぁ!いやぁよかったぞ。幸子にこんな特技があったとはなぁ」

幸子「いや、ですから…まあいいです。そんなことより、写真はどうですか?売れましたか!?」

P「うむ、見事完売だ」

幸子「ホントですか!?まあ、このボクの写真ですもんね…完売して当然ですよね!」

P「う、うむ……。でだ、これが幸子の取り分だ」

幸子「おお…1、2、3.……30万ゴールド!」

P「金に困っているようだから、少し取り分を増やしてやったぞ」

幸子「ありがとうございますっっ!!」

P「で、幸子よ…これだけの大金を手に入れて、これからどうするつもりだ?」

幸子「これから………。東の村に向かいます。そこで、どうしてもやらなくてはならない事があるので…」

P「そうか……。東の村か…。詳しいことはわからんが…気をつけるのだぞ」

幸子「はい……!ありがとうございます!!」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/13(月) 22:25:46.00 ID:GG0Jq+Cj0
▼幸子は情報代を支払った!

幸子「では、ボクは今から東の村へ向かいます」

店主「そうかい……。まあ、村までの道中は心配事はないだろうが……気をつけるんだよ。魔女狩りの件に首を突っ込むということは…それ相応の危険は伴う」

幸子「はい…覚悟の上です…」

店主「…分かった。また、戻ってきたら話を聞かせてくれよ」

幸子「はい…!!色々とありがとうございました!」

▼情報屋へ別れを告げ、幸子は東の村へ旅立った!
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/13(月) 22:34:33.38 ID:GG0Jq+Cj0
〜東の村〜

幸子「やっとつきました…」

村人A「ようこそ東の村へ!」

幸子「あっ…ど、どうも」

村人A「どこか泊まるところをお探しですか?」

幸子「えっと……(確かに…とりあえずどこかで休みたいですね…)」

幸子「はい…どこか泊まれるところはありますか?」

村人A「はいっ!ございますよ!ご案内します!」

幸子「ありがとうございます!」

幸子(…見た感じ…普通の村ですね…。旅人を相手に商売しているであろう道具屋さんやお土産屋さん…そして宿屋さん…。とても魔女狩りの噂なんて信じられませんね…)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/13(月) 22:37:09.01 ID:GG0Jq+Cj0
幸子「さて…とりあえず落ち着ける場所に来たわけですが…これからどうしましょうか…」

幸子「なんとか…せめて小梅さんが閉じ込められている場所でも分かればいいんですけど…」

安価
小梅を助けるために東の村に来た幸子。これからどうしよう?

↓1
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:39:01.19 ID:SblZybesO
酒場に行って情報集めを試みる
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/13(月) 22:52:38.64 ID:GG0Jq+Cj0
幸子「…とりあえず酒場に行ってみますか…。やっぱり情報集めと言ったら酒場ですよね!」

〜酒場〜

幸子(で、来てみたはいいものの……。やっぱり浮きますよね…14歳で酒場は…)

酒場店主「やあやあ。どうしたんだいお嬢さん。パパでも探しに来たのかい?」

幸子「あっいえ……そうではなくて…その、普通にお客さんとしてきたんですけど…やっぱり…未成年じゃダメですか…?」

酒場店主「いやいや、大丈夫だよ。普通に食事をとってもらうのは大歓迎さ。ただ、ウチの酒場はね…自分の子供放ったらかしにして1日中酒飲んでるダメ親父が多いからねぇ…」

ダメ村人「おいオヤジぃ!!なんだそれは俺のことを言ってるのかァ!?」

酒場店主「そうだよっ!あんたのことを言ってるのさ!」

ダメ村人「ガハハハハ!!」

幸子(えっ…笑うところなんですか…)

酒場店主「気をつけるだよお嬢さん。あーいうのには近づいちゃダメだよ…」

幸子「は、はい……」

幸子(でも……お酒で酔っ払ってるって言うのは…逆にありがたいかも知れませんね…。情報を聞き出しやすそうです…)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 21:02:27.49 ID:nSjEKwyT0
幸子(とりあえず、酔っぱらいのおじさん方が何か情報を漏らさないか…近くの席に座って聞き耳を立てましょう…)

酒場店主「で、お嬢さんは何が食べたいんだい?」

幸子「そうですね……。オムライスをください」

酒場店主「はいよ!」

幸子(何か良い話を聞けるといいのですが…)

ダメ村人1「そーいえばよぉ…この間…」

幸子(おおっ…早速…!?)

ダメ村人1「近くの畑ですんげぇでかいニンジンがとれたらしいぜ!!」

ダメ村人2「そうなのかよぉ!羨ましいなぁおい!うちの畑でも出来てほしいもんだぜ…」

幸子(…まあそんな簡単にはいかないですよね…)

ダメ村人1「いや、だがよぉ…だいたいバカみたいにでけぇ食いもんてのはよぉ…不味いもんなんだよ」

ダメ村人2「そうなのか?」

ダメ村人1「そうだそうだ!普通じゃねぇ大きさに成長した野菜なんてよぉ…どこかおかしいんだよ」

ダメ村人2「なるほどなぁ…」

ダメ村人1「…魔女の仕業かもなぁ…」

幸子(……!?)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 21:14:06.45 ID:nSjEKwyT0
ダメ村人1「でけぇニンジンができたからって喜んで食ったら……実はそれは魔女の罠で…死んじまうかもなぁ…」

幸子(………)

酒場店主「変な話はよしてくれよあんたら!」

幸子「っ!?」ビクッ

酒場店主「でけぇ声で変な話するから、お嬢さんが怖がってるじゃないか!」

ダメ村人1「ガハハハハ!!すまねぇなあ!!酒飲みオヤジの軽い冗談だぜお嬢さんよぉ!!」

幸子「あっいえその…」

ダメ村人2「カワイイ反応しやがるぜコイツゥ」

ダメ村人1&2「ガハハハハ!!」

酒場店主「はぁ……まったく…すまないね…」

幸子「い、いぇ……(もう少しで情報が得られたかもしれないのに…)」

酒場店主「お嬢さん、もっとあっちの席で食事した方がいいんじゃないかい?」

幸子「あっえっ…いえ、ここで大丈夫ですよっ!あ、あっちの隅っこで1人で食事するのは…ちょっと寂しいですし…」

酒場店主「…そうかい…お嬢さんがいいなら…それでいいんだがね…」

幸子(もしかして……なにか警戒されてますかね…。考えすぎでしょうか…)
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 21:26:34.52 ID:nSjEKwyT0
幸子(……)

ダメ村人1「最近あんまり酒が飲めなくなってきてよぉ…」

幸子(……)

ダメ村人2「いいなぁおい…俺も美人の奥さんが欲しいぜ…」

幸子(……)

ダメ村人1「やっぱりデカくてウマイのは女の胸と尻だけだな!!」

幸子(……………)

ダメ村人1&2「ガハハハハ!!」

幸子(ダメだッッ……あれ以来まったく魔女の話をしてくれませんね……なんとか策を考えないと…)

酒場店主「はい、おまちっ」

幸子「あっ…ありがとうございます!」

酒場店主「お嬢さんのために特別カワイイオムライスにしておいたよ」

幸子「ありがとうございますっ!ケチャップでハートを書いてくれたんですね!」

酒場店主「そうさっ…更に…コレっ!」

幸子「これはっっ!」

酒場店主「旗も刺してあげるよ!」

幸子「おぉー!!……ってボクそんなに子供じゃないですよ!」

酒場店主「ははははっ!」

幸子「もー……」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 21:29:04.82 ID:nSjEKwyT0
幸子(さて…このまま話しを聞いていてもダメそうですし…。こちらから行動してみましょう…)

幸子(なんとか…怪しまれないように魔女の話を聞きだす方法は…)

安価
どうにかして上手く魔女の話を聞き出したい…。どうすれば良いだろうか?

↓1
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:36:30.90 ID:PW737R6vo
直球で魔女ってなんのことですか?
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 21:58:17.54 ID:nSjEKwyT0
幸子(……そうだ…何も知らないフリをして魔女について聞いちゃいましょう!)

幸子(店主さんに……聞いてもたぶんはぐらかされそうですね…。ここは酔っぱらいのおじさん方に聞いてみますか…)

幸子「あ、あのぉ…」

ダメ村人1「んん〜?」

幸子「えっと……さ、さっき言ってた魔女って言うのは……」

ダメ村人1「あぁ……なんだお嬢さん気にしてたのかぁ」

ダメ村人2「あんなもん冗談だよ冗談!!」

幸子「あ、あはは…なんだ冗談ですかー…」

ダメ村人1「……」チラッ

幸子「……?」

ダメ村人1「へへ…いいぜ…教えてやるよ」

幸子「えっ……?」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 22:12:45.87 ID:nSjEKwyT0
ダメ村人2「おいおい……」

ダメ村人1「へへ…イイじゃねえか…子供が純粋に疑問をもって聞いてきてるんだ…答えてやらないと可哀想だろう?」

ダメ村人2「子供放ったらかして酒飲みに来てるお前が言うかよぉ」

ダメ村人1「ははっ…。で、お嬢さん。魔女の事が気になってるんだろぉ?」

幸子「は、はいっ……」

ダメ村人1「……この村の山奥に魔女が住んでるんだよ…」

幸子「…!!」

ダメ村人1「いや…正確には…住んでいたんだ…。数日前、捕まったのさ…魔女がな…。今まで、住んでるっていう噂しか聞いたことがなかったんだが…本当にいたんだよ…」

幸子「そ、そうなんですね…本当に…魔女が…」

ダメ村人1「ああ…。だから村のやつはみーーんな…魔女の話ばかりしてるのさ…何かにつけて魔女魔女ってな…」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 22:27:00.42 ID:nSjEKwyT0
幸子「な、なるほど…。捕まった魔女は…どうなったんですか……?」

ダメ村人1「どうなってるかねぇ……それは俺にも分からねぇなぁ…」

ダメ村人2「丁重に…扱われてるかもなぁ…ガハハハハ!!」

幸子「……」

ダメ村人1「ただ、まだ生きてることは確かだ…」

幸子「!!」

ダメ村人1「数日後に、処刑される予定なのさ」

幸子「処刑…ですか…」

ダメ村人2「散々村に迷惑かけてきたんだ…処刑されて当然だぜっ!」

幸子「ち、ちなみにその魔女はどこに捕まってるんです?」

ダメ村人1「何でそんなことが気になるんだぁ?」

幸子「えっいやぁ……どんな顔してるのかなぁとか…気になりまして…見れるなら処刑される前にひと目見ておきたいなーって…」

ダメ村人1「…会えないと思うぜ?」

幸子「えっ…」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 22:42:20.17 ID:nSjEKwyT0
ダメ村人1「魔女には…村の人間しか会うことは出来ねぇんだ」

幸子「そう…なんですね…」

ダメ村人2「ホントはよぉ…この魔女の話自体…村の人間じゃないヤツにはしちゃいけねぇんだよ…」

ダメ村人1「そういう事だ…。諦めるんだな…」

幸子「………」

ダメ村人1「…まあ、捕まってる場所くらいなら教えてやってもいいけどよぉ」

幸子「…!!」

ダメ村人1「別に変に隠してるわけじゃねぇしな」

幸子「そ、そうなんですね…。どこに…捕まってるんですか…?」

ダメ村人1「あーー!!酒、飲み足りねぇなぁ!」

ダメ村人2「ああ…。まだ食い足りねぇなぁ!」

幸子「…えっえっ!?」

ダメ村人1「もう少し酒入れねぇと…うまく喋れねぇなぁ…」

ダメ村人2「ああ。腹が減って喋る元気もねぇやなぁ…」

幸子「……」

ダメ村人1「でも俺たちよぉ…金がなくてなぁ」

ダメ村人2「ああ…今月は使いすぎたぜ…」

幸子「あーーーもう!分かりましたよ!!」

▼幸子は情報代を支払った!
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 23:03:33.58 ID:nSjEKwyT0
幸子「高いオムライス代でしたよ…」

幸子(ですがまあ…小梅さんが捕まっているところも分かりましたし…酒場に行って正解でしたね…)

幸子「とりあえず…今日はもう夜ですし宿で一泊しましょう…」

〜次の日〜

幸子「さて…。行きますか…小梅さんを救いにっっ!!」

▼幸子は小梅が捕まっている場所へ向かった!
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/14(火) 23:16:14.81 ID:nSjEKwyT0
幸子「ここが……」

幸子「って普通に刑務所じゃないですか…!こんな情報のために1万ゴールドもとられるとは……」ムスッ…

幸子(でも……普通に捕まってる訳じゃなさそうですよね。導きの石で見た映像は…確か地下でした…。)

幸子「さて…今からどうしますかね…」

安価
小梅が捕まっているところまでつきとめた幸子。とりあえず小梅に会いたいところだが…。どうしよう?

↓1
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:18:51.14 ID:XMs8+gClo
必要な装備を調達する
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/18(土) 03:40:08.34 ID:jBcc85Th0
幸子「……急がば回れというやつですね…!"魔女"を助けるとなれば争いごとになるのは必至…まずは必要な装備を整えないと…」

幸子「よく考えればボク…勇者なのに武器を何一つ持ってませんね…木の棒くらいは装備しないと…」

幸子「とりあえず道具屋さんと武器屋さんに行かないと…」

▼幸子はまず道具屋に向かった!
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/18(土) 03:51:05.64 ID:jBcc85Th0
幸子「さて、道具屋さんに来ましたが…」

道具屋店主「なにかお探しかな?」

幸子「そうですね……」

幸子(とりあえず薬草と…あ、状態異常を治す薬もいりますね…それと松明も買っておきますか…他には…敵から逃げるための煙玉も買っておきましょう。……非常食も一応買っておきますか!)

▼幸子は必要な装備を揃えて次に武器屋に向かった!

幸子「次は武器屋ですね…」

武器屋店主「どの武器が好みかな?」

幸子「うーーん…剣とかいいですけど…これ…重たいっ!!!」

武器屋店主「はははは。男でもある程度鍛えてないと剣は振れんよ。女性向けなら…ナイフとか弓だなぁ」

幸子「うーーん…弓は扱いが難しそうですし…ナイフにします…。あ、あと木の棒をください」

武器屋店主「よし分かった。その二つだな。防具は大丈夫か?」

幸子「……じゃあお鍋の蓋を一つ」

武器屋店主「ありがとよ!!」

▼幸子は装備を揃えたっ!
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/18(土) 03:55:47.39 ID:jBcc85Th0
幸子「さて、必要な装備は揃いましたねっ!!これで争いごとになっても大丈夫ですっ!」

幸子「再び刑務所の前に戻ってきましたが……どうしますかね…」

幸子(とりあえず魔女に会えないか交渉にでますかね…それとも力づくでいきますかね……悩むところですが…)

安価
必要な装備を整えた幸子。
ここからどうしよう?

↓1
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 04:31:57.27 ID:zdoRBULjO
ボクの可愛さなら顔パスですよね!
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 08:35:57.84 ID:gOeidNd80
幸子かわいい
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/18(土) 13:02:07.08 ID:jBcc85Th0
幸子「……ボクのカワイさなら顔パスで行けるのでは…?」

幸子(案外さらっと小梅さんを連れてこの村を後にできるかもしれませんね……?)

幸子「とりあえずこの作戦でいってみますか…」

▼幸子は刑務所の中に入った!

幸子「あ、あのぉ…」

刑務官「…はい…?旅の方ですか…?どうしてこんな所へ?」

幸子「…ある人と会いたくて…」

刑務官「…面会ですか…。ご家族の方ですか?」

幸子「家族…ではないんです…」

刑務官「そうですか…そうなりますと…面会は」

幸子「…魔女に会わせてください」

刑務官「……………」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/18(土) 13:18:56.58 ID:jBcc85Th0
刑務官「魔女……?」

幸子「はい…!」

刑務官「……そういう名前の方はこの刑務所にはいませんが…」

幸子「いや名前ではなくて…」

刑務官「…変な噂を聞いてこちらまで来られたようですが…ここには魔女なんていませんよ」

幸子「むぅ…(あの酔っぱらい村人さんに嘘をつかれたんでしょうか…)」

刑務官「諦めていただけないようでしたら…」

幸子「…?」

刑務官「力ずくで追い出すしかないですね…」スッ…

幸子「…つまりボクと戦うと…?」

刑務官「ええ…女子供相手でも容赦はしませんよ…。僕は…強いですよ?」

幸子「…そうですか…でも相手が悪かったですね…」

刑務官「なに…?」

幸子「ボクは…世界一カワイイですよッッ!!」バァァン!

刑務官「な、なにィィィ!?カワイイイイィィィ!!」ズキュゥゥゥン!

幸子「…魔女に会わせてください」

刑務官「ハイっっ!かしこまりましたっ!」

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 13:37:08.87 ID:fYYKzoUlo
流石やで幸子ちゃん
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 16:43:48.82 ID:E51RtYhUo
さすかわ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 03:32:29.43 ID:OebCbNXT0
刑務官「こちらですっっ!」

幸子「かなり奥の方なんですね…」

刑務官「はい…そしてさらに…地下への隠し通路があるんですよ」

幸子「なんと……」

刑務官「ここの壁…スイッチを押すと……開くようになっているんです」

幸子「おおぉ…これは凄いですね…」

刑務官「そうでしょう?ここから先には…昔使われていた牢獄があるんです」

幸子「……なるほど…そこに魔女を閉じ込めているんですね…」

刑務官「そうです…何をしでかすか分かりませんからね…。縛って地下へ閉じ込めるのは当たり前ですよ」

幸子「……」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 03:41:07.12 ID:OebCbNXT0
刑務官「ここから先はかなり暗くなっています。このロウソクの火を頼りに進みましょう」

幸子「うわっ…本当に真っ暗ですね……それに凄い臭いが…」

刑務官「全く掃除されていませんからね…」

幸子「ちなみに……魔女にご飯や飲み物は…?」

刑務官「与えていませんよ。どうせ数日後処刑されますからね」

幸子(ひどい……こんなところに閉じ込められて…早く助け出さなきゃ…)

刑務官「…着きました…。こいつが魔女です」

幸子「………」

幸子(目と口が…布で縛られているので…ハッキリは分かりませんが………小梅さんにかなり似ていますね…。しかし…ひどい…手と足も縛られて…全く動けないじゃないですか…)

幸子「あ、あの……」

魔女「………」

幸子「…生きてますよね…?」

魔女「………」

刑務官「多分ですが……」

幸子「……?」

刑務官「寝てます」

幸子「……」
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