【ラブライブ】凛「さぁ、お前の罪を数えろ!」【仮面ライダーW】

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1 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 16:40:55.53 ID:zCzERLGU0
更新遅め。
台詞地の文混合。
前作あり。
【ラブライブ】にこ「さぁ、お前の罪を数えろ!」【仮面ライダーW】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500978922/

以上のことが大丈夫な方はぜひお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510213255
2 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 16:47:59.33 ID:zCzERLGU0
『風と共にC/駆ける青春』
3 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 16:59:34.36 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー



中学校ではよく陸上の大会に出たりしてた。
まぁまぁの成績も残して、高校では陸上部に入ってまた走れたらな。
そんな風に考えてた。

でも、スクールアイドルに出逢って。
かよちんや真姫ちゃんと一緒にμ'sに入って。
そして、みんなとライブをして。



凛はスクールアイドルになった。



もちろん、今だって走るのは好き。
けど、今は歌って踊るってことがすごく楽しいんだ!
だから、陸上に未練はない。

けれど、興味がなくなった訳じゃない。
たまに、陸上関係の情報誌とかも読むし、中学時代に一緒に陸上をやってた仲間が活躍してるのを見て嬉しくもなる。



………………。



そういえば、あの頃、凛と競い合った『あの娘』は元気かな?




ーーーーーー
4 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:06:40.59 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー
5 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:11:23.47 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー



真姫「いい加減にしなさいよ」

花陽「…………はい」



凛「うーむ」



放課後のアイドル研究部の部室。
凛の目の前には珍しい光景が広がっていた。


それは、真姫ちゃんに説教され、正座で俯くかよちんの姿である。


珍しい。
珍しくて明日は雪でも降りそうにゃ。

……でも、まぁ。
原因はハッキリしてる。
それはーー



真姫「私、言ったわよね。危ないから『ドーパント』絡みの事件にはかかわるなって!!」

花陽「…………うぅぅ」



ということ。
6 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:20:42.64 ID:zCzERLGU0



『ドーパント』


それは東京と隣接する風都というところに現れた化け物の通称で、強化された超人という意味の名前の通り、人間離れした力と不思議な能力をもった存在。

そして、その正体は『ガイアメモリ』というUSBメモリのようなもので変身した人間だ。

前までは、『ドーパント』は風都だけに現れていたんだけど……。
なぜかその『ガイアメモリ』が流出して、ここ最近では『ドーパント』が現れるようになっていた。



実際、1ヶ月前に凛たちもその被害に遭っている。
といっても、被害に遭ったといえるのは、この部室と襲われたかよちんくらいだろうけどね。



……にゃ?

じゃあ、なんでかよちんが『ドーパント』絡みの事件に関わろうとしてるのか?


あー。
それは……。
7 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:33:15.84 ID:zCzERLGU0



ーー ♪ ーー



花陽「!!」



パソコンから鳴るメール着信を知らせる音。
かよちんはすぐにそれに飛びついた。



真姫「ちょっ!? 花陽! まだ話はーー」

花陽「お、おぉぉぉ……!」



真姫ちゃんの話も聞かず、変な……もとい、妙な声をあげるかよちん。
うーん。
凛はこっちのかよちんも好きだよ!



凛「かーよちん!」

花陽「! 凛ちゃん!」

凛「依頼?」

花陽「うん! まだ『ドーパント』絡みかはわからないけど」

凛「どれどれ〜?」



かよちんが見せてくれたパソコンの画面を覗きこむ。
そこには、『怪事件解決します!』と書かれたサイトがあった。


サイトに書いてあることをまとめると、こう。

怪事件に困っている人たちからの相談を受けて、一定条件が満たされているようであれば、スタッフが派遣される。
一定条件については記載なし。
報酬は要相談。
その上、どの相談が受理されたかも分からないという本当に怪しげなサイトだった。



…………と、ここまで言ったけど。
なにを隠そう、このサイトを作ったのはかよちんである。
そして、このサイトの一員として、凛と真姫ちゃんも登録されていた。
勿論、実名は出されてないけどね。
8 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:42:17.41 ID:zCzERLGU0

とにかく、かよちんはこのサイトを通して『ドーパント』関連の情報を集めてる。



真姫「花陽がアイドルとご飯以外でここまでこだわるなんて思ってなかったわ」

凛「かよちん、探偵ものとかもけっこう好きだからねぇ」



しかたないにゃ。

パソコンの画面を見ながら、ため息をつく真姫ちゃんにそう答える。
…………って。



凛「かよちん、これの差出人って……」

花陽「え、あっ、うん」



今回届いた相談。
本名ではなかったけれど、差出人欄に書かれていたのは、凛たちも聞いたことのある学園の名前。
凛はそこに書いてあった言葉をポツリと読み上げる。




凛「藤黄学園 3年生」




ーーーーーー
9 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:42:51.99 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー
10 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:50:56.44 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー



???『…………さて、今回は負けがこんだみたいだね』

「ま、待ってくれ! 必ず払うから!」

???『…………』

「必ずだ! なにをしても払う!!」

???『…………仕方がないな』

「! わ、わかってくれたのか!」




???『こういうことはしたくないんだがね』



ーー チャリン ーー




「なっ!? や、やめてくれっ! た、頼むから!!」

???『そういう命乞いをする人間は絶対に払わないんだよ』カチャッ

「や、やめーー」



ーー チャリン ーー



???『……………………』

???『…………さて』

???『下ごしらえをしなくてはね』

???『次のレースの』



ーーーーーー
11 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 17:51:25.24 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー
12 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:03:03.15 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー



凛「真姫ちゃん」

真姫「なによ……」

凛「ここは真姫ちゃんに任せるにゃ」

真姫「……イヤ」

凛「っ、だ、だって!!」




凛「ここ、お嬢様学校にゃぁぁぁ!!!」




音ノ木坂から電車で40分くらいにある私立藤黄学園。
伝統あるお嬢様学校で、芸能関係者とか政治家の娘とか、そんな偉い人たちの親族が通っていることでも知られる学園。

その校門の前で、凛は叫んだ。
場違い感の半端ない凛にはーー



凛「ムリにゃ!!」

真姫「知らないわよ」



真姫ちゃんに一蹴される凛。

いや。
真姫ちゃんには分かんないよ!
凛の気持ちなんて!



真姫「はぁ?」

凛「キッスイのお嬢様な真姫ちゃんからしたら、この雰囲気に圧倒されないんでしょう。しかし、この星空凛は違います」

真姫「…………なにそのキャラ……」



凛「凛の家は一般家庭なの!! こんなじょーりゅーかいきゅーっぽいところには縁がないの!!」



例えるなら、絵里ちゃんが動物園にいるようなミスマッチ感!
…………って、そんなにミスマッチでもないにゃ。
13 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:11:41.72 ID:zCzERLGU0


真姫「いつまでもわがまま言ってないで、行くわよ」

凛「ぐっ……なんで真姫ちゃんは乗り気なの……」

真姫「は? 乗り気じゃないわよ。ただ……」

凛「ただ?」



真姫「早く帰りたいだけ」



凛「あ、はいにゃ」



ため息をつく真姫ちゃんにただうなずく。
スクールアイドルとしての活動もほぼ終わって、あとは受験…………。
真姫ちゃんは医大受けるらしいし、勉強とか大変だもんね。



凛「…………その割には部室にいるのは……」

真姫「うるさいわねっ/// 息抜きよ、息抜き!!」

凛「…………むふふ」ニヤニヤ

真姫「…………なによ」

凛「凛、知ってるよ〜♪ 真姫ちゃんは凛たちと少しでも多く一緒にいたいんだよねぇ?」

真姫「っ///」プイッ

凛「えへへ」



そっぽを向く真姫ちゃん。
耳まで真っ赤だ。

勿論、凛も真姫ちゃんと同じ気持ちだよ。
真姫ちゃんとかよちんともっと一緒にいたい。
あと少しで終わりだもんね、音ノ木坂での生活も……。
14 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:12:40.49 ID:zCzERLGU0





「あの、すみません」




15 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:22:25.27 ID:zCzERLGU0


凛「にゃ!?」

真姫「っ」



いきなり声をかけられた。
凛も真姫ちゃんもびくりと体を跳ねさせて、振り返る。



「あ、すみません。ビックリさせちゃったかな?」



そこにいたのは、藤黄学園というロゴが入ったジャージに身を包んだ女の子だった。
髪も短くて、ザ・運動少女! って感じの女の子。



凛「あ、えっと」

真姫「……あ、怪しいものじゃないわ」



どもる、キョドる。
それも当然。

かたや人見知りの凛。
かたや人見知りの真姫ちゃん。
って、かよちん、この人選はどうなのかと思うんだけど……。

なんて、心のなかで、かよちんの判断を疑っていると、



「……ん? んんー??」



その女の子が、凛たちの顔をまじまじと見てくる。

え?
な、なに?
っていうか、この人お嬢様ぽくないよ!?

もしかして、コスプレしてここに入り込んだ不審者じゃないかにゃ?
そんな疑問すら浮かび上がってくる。
そのくらい、めっちゃ見てくる……。
16 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:29:53.12 ID:zCzERLGU0

凛「ま、真姫ちゃん、知りあい……?」

真姫「し、知らないわよっ」

凛「でも、めちゃくちゃ見てくるにゃ……」

真姫「ほ、本当に知らないったら!」



こそこそと真姫ちゃんを話をする。
っていうか、あれ?
なんだか、この人、真姫ちゃんをというより、凛のことを見てるようなーー




「あーーーーっ!!!」




凛「にゃ!?」ビクッ

真姫「ヴぇぇぇ!?」ビクッ



大声を体がまた跳ねる。
び、ビックリした!?

なんだか、その声で吹っ切れた……というかキレたみたい!
あまりにも驚かされすぎた真姫ちゃんはその人を指差し、キレる。



真姫「あなた、ほんとに、なんなのよっ!!」ビシッ



おぉ……!
吹っ切れた真姫ちゃん、さすがにゃ。
そんな他人事のように考える凛。

たぶん真姫ちゃんがなんとかしてくれそうだなぁ。

……なんて。
そんな考えをぶち壊すように、



ーー ギュッ ーー



凛「…………へ?」

真姫「は?」



女の子は手をとった。
真姫ちゃんの指をすり抜けて……凛の手を握った。
17 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:40:52.95 ID:zCzERLGU0
って!?



凛「な、なにーー」

「また会えた!! 会えないと思ってたのに!」



そのまま、その子はブンブンと凛の手を振る。



真姫「ちょっ!?」グイッ

「あっ……」



混乱する凛からその子を引き離してくれた真姫ちゃん。
そして、真姫ちゃんは厳しい目付きのまま、こういった。



真姫「初対面の相手に失礼じゃない! あなた、なんなの!?」

「……はっ!」



真姫ちゃんの言葉に、はっとしたような顔をして、その子はばつの悪そうな表情で、



「ごめんごめん。まさか陸上の大会じゃなくてこんなところで会うとは思ってなくて」



つい舞い上がっちゃった。
ごめんね?

そう言って、笑う。



…………。

って、ん?
陸上の大会?
……………………あ、え?



凛「……もしかして、風ちゃん?」

「!! 思い出してくれたみたいだね!」

真姫「……凛?」

凛「あ、えっと……」

「じゃあ、改めて自己紹介するよ!」




風「私は斉木風!」

風「藤黄学園の3年生で、陸上部のエース!!」

風「『藤黄の風』とは私のことだぜ!!」



18 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:49:13.93 ID:zCzERLGU0
その子ーー斉木風ちゃんは、あの頃と変わらない笑顔で笑った。



真姫「凛とはーー」

風「凛ちゃんとは、中学時代に競い合った仲でさ! あ、勿論、陸上ね!」

真姫「えっとーー」

風「高校上がって、また凛ちゃんと競い合おうと思ってたのに、なかなか会えなくて! もしかしたら、もう会えないのかなぁって思ってたから!」



テンションが上がって上がって!

そう凛のことを見ながら言う風ちゃん。
えっと……。



凛「凛、スクールアイドルをーー」

風「知ってる!」

凛「え?」

風「伝説のスクールアイドル! μ'sでしょ!!」

凛「え、あーー」

風「うんうん、中学の時から確かに光るものはもってたよね。あ、私、けっこうスクールアイドルも詳しいからさ!」

凛「あ、そうなんーー」

風「うん! 実は一時期だけだけど、私もスクールアイドルをねーー」




真姫「ちょっと!!」



び、ビックリした。
風ちゃんの言葉を遮るように、真姫ちゃんが大きな声を出した。
そして、



真姫「人の話を聞きなさいよ!」ビシッ



また指を指した。
19 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 18:58:16.01 ID:zCzERLGU0
風「あー、ごめんね? 私、話し出すと止まれないタイプで!」

真姫「…………はぁ」



悪びれず笑う風ちゃん。

うーん。
真姫ちゃんと相性悪そうだにゃ……。



風「あ、それで? 凛ちゃんと……」

真姫「真姫よ」

風「真姫ちゃんはなんでこの藤黄に?」



と、ここで本題。
長かったなぁ、と思いながら。



凛「えっとね……」ポチポチ

風「?」



スマホを操作して、あのサイトを開く。



凛「えっと、こんなサイト見たことない?」



そして、風ちゃんに見せた。
まぁ。
たぶん知らないという反応が返ってくるとは思うけど一応ね。
それに、風ちゃんは凛ちゃんたちと同い年で今、3年生。
ということは、今回のメールの差出人に繋がるってこともーー




風「あ、これ、この間メール送ったところだ!」




まきりん「「は?」」

風「ん? 聞こえなかった?」

真姫「いや、えぇと……」チラッ

凛「……うん」コクンッ

凛「…………もしかして、これって」スッ



今回のメール。
それを風ちゃんに見せる。
すると、風ちゃんはコクリと頷き、こう言った。



風「うん! これを送ったのは私だよ!」

風「…………でも、なんで凛ちゃんがこれを持ってるの?」

20 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 19:00:23.78 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー




こうして。
中学から実に3年ぶりに再会したライバルからの依頼は始まったのでした。



……………………。



勿論、そのときはまだ。
凛があんなことになるなんて、思ってもいなかったけど……。




ーーーーーー
21 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 19:01:02.37 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー
22 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 19:10:43.51 ID:zCzERLGU0
ーーーーーー




ーー コンコンッ ーー



理事長「どうぞ」

花陽「失礼します」



理事長「……花陽さん」

花陽「理事長先生、今回のメールなんですけど……」

理事長「…………はぁぁ」

花陽「?」

理事長「いえ、やっぱり止めてくれないのね」

花陽「…………はい。そうしたら、『一人』だけになっちゃいますから」

理事長「……………………はぁ、分かりました」



花陽「それで……」

理事長「ちょっと待って。そろそろ来るはずーー」




ーー コンコンッ ーー




「失礼します」

理事長「遅かったですね」ニコリ

「…………生憎、こっちも予定がいっぱいなんですよぉ♪」

花陽「ふふっ」

「…………はぁ……まぁ、他ならぬ花陽の頼みだし……どうにか来たけど」

花陽「えへへ、ありがとう」

「…………それで?」




にこ「今回はどんな事件?」

にこ「アイドル業に支障がでない程度なら動くわよ」




ーーーーーーーーー
23 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/09(木) 19:11:58.79 ID:zCzERLGU0
本日はここまで。
懲りずに書きます。
またお付き合いくださったら幸いです。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 19:23:15.42 ID:iptqnAVx0

風ちゃん、たしかスクフェスモブ部員だったかな
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 19:52:24.61 ID:4mX59fZRO

続きか
モブが出てくるとは思わんかったけど楽しみにしてる
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 00:13:09.55 ID:z6p7EbIYo
つまらなかった
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/11(土) 22:15:14.25 ID:iAkMB5zOo
続きまだ?
28 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 10:44:27.35 ID:cRytoqugO
本日更新します。
29 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 18:49:08.53 ID:rpkqkxAG0
更新。
30 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 19:01:47.99 ID:rpkqkxAG0
ーーーーーー



凛「しゅーだんこんすい?」

風「うん。そう!」



休日とはいえ、学園で話すことでもないから。
そう言われて、移動したとあるカフェで、凛は目の前に座る風ちゃんの発言を繰り返した。

うーむ?



凛「…………」

真姫「…………意味わかってる?」ボソッ

凛「……た、たぶん?」

真姫「はぁぁ……」



真姫「つまり、陸上の大会に関わる選手が次々と昏睡…………意識不明になってるってこと?」



と、横に座る真姫ちゃんが凛のことをチラッと見ながら、そう言った。
な、なるほど。
こんすいってそういう意味なんだね……。

風ちゃんもそれにうなずく。



風「数週間前の話なんだけど、陸上の大会中、選手が3人倒れたらしいんだ。レース中じゃなかったから外傷はなかった……だけど……」

真姫「熱中症とかじゃないの?」

風「うん。最初はみんなそう思った。だけど、意識が戻らなくて……」

凛「その人たちはそのままずっと……?」

風「うん」



ということらしい。

普通の熱中症だったら、少し休めば体調は戻るもんね。
たしかに、変だ。



風「……それだけじゃないよ」

真姫「まだなにか?」

風「1週間前にもあったんだ。今度は1日置きに3人」

凛「その人たちも意識なかったの?」

風「うん。そして、まだ意識が戻ってないんだって」

真姫「…………なるほど」
31 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 19:08:26.62 ID:rpkqkxAG0
1ヶ月の間に6人。
しかも、全員が陸上関係者で、症状も同じ。



凛「……ねぇ、真姫ちゃん」ボソッ

真姫「……なに?」

凛「これって……」

真姫「…………たぶんそうでしょ」



『人』が起こせる事件にしては、不自然すぎる。

真姫ちゃんはそう続けた。
それはつまり…………。



風「あの、なにかわかったの?」

りんまき「「え!?」」

風「なんか心当たりありそうだから!」

凛「…………えーっと……」

真姫「…………」



真姫ちゃんを見る。
なんだか考えてる様子。
うー、どうするにゃ……?

少しの間。
毛先をくるくるとさせながら、考え込む真姫ちゃん。

そして、なにかを決めたみたいで、顔をあげた。



真姫「…………斉木さん」

風「風でいいよ!」

真姫「……………………風」

風「うん、なに?」




真姫「この事件、恐らくーー」




ーーーーーー
32 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 19:19:15.29 ID:rpkqkxAG0
ーーーーーー



花陽「話しちゃったのォォ!?」

『う、うん。隠し通せることでもないでしょって……』

花陽「真姫ちゃんが?」

『うん』

花陽「それで……えっと、風ちゃん?だっけ……その娘は?」

『風ちゃんに連絡先だけ教えて、今はもう別れたにゃ』

花陽「…………そっか。分かった、ありがとう、凛ちゃん」

『ううん! 凛も久しぶりに風ちゃんに会えたから!』

花陽「ふふっ、凛ちゃん、嬉しそう」

『うん! だって、3年ぶりだもん!』

花陽「中学校のときは、結構いい勝負してたもんね」

『なぜか同じ組になることも多かったし! ライバルって感じにゃ!』

花陽「風ちゃん、花陽も会ってみたいな」

『かよちんも来れば良かったのにー! 真姫ちゃんとのからみ、おもしろかったよー』

花陽「ふふっ」

『って、ごめん! そろそろ充電切れそうにゃ!?』

花陽「わっ! じゃ、じゃあ、また明日!」

『うん!』



花陽「…………」



にこ「凛から?」

花陽「うん。相談者が中学校のとき、陸上で競ってたライバルだったみたい」

にこ「ふーん、偶然もあるものね」
33 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 19:28:53.50 ID:rpkqkxAG0



理事長「それじゃあ、いいかしら?」



花陽「あっ、ご、ごめんなさい!」

理事長「謝らなくてもいいわ。それで……」

にこ「……はい」

花陽「は、はい!」



理事長「1週間後に、陸上の大会が行われます。そこにはうちの陸上部の生徒も出場する予定よ」

花陽「わたしたちは、その時に陸上部と一緒にいけばいいんですね」

理事長「えぇ。本当はアイドル研究部の活動を優先してもらいたいのだけれど……」

花陽「…………大丈夫です。3年生がいなくても、みんなしっかりしてますから」

にこ「まぁ、雪穂ちゃんもいるんでしょ?」

花陽「うん。次期部長にお任せします♪」

理事長「……ありがとう、花陽さん」



にこ「にこは花陽たちと行動すればいい……ってことですよね?」

理事長「えぇ、お願いできるかしら」

にこ「……というよりも、にこしか戦えないし、仕方ないです」

理事長「…………私も協力は惜しみません。明日にも私用の『メモリ』を用意してもらえるようですし」

花陽「え?」

にこ「あー、にこの『メモリ』は元々理事長のものなのよ。今はにこが使っていいってことになってるけど」

花陽「そうなんだ」
34 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 19:30:50.06 ID:rpkqkxAG0




理事長「とにかく、これ以上被害者が増える前に!」

理事長「『連続昏睡事件』の犯人を捕まえましょう!!」



花陽「はいっ!」

にこ「……ふぅ、しょーがないわねぇ!」



ーーーーーー
35 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/12(日) 20:02:40.66 ID:rpkqkxAG0
一旦ここまで。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/15(水) 22:23:30.41 ID:tyiTDCrnO
続きはよ
37 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 18:29:31.92 ID:ho5RRKGe0
本日更新予定。
38 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 19:39:39.68 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー
39 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 19:51:01.03 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー



凛「それで、どーしてこーなるにゃ……」




風ちゃんとの再会から1週間後。
凛は陸上のトラックに立っていた。



花陽「急にごめんね?」



隣にはかよちん。
苦笑いしながら謝ってくる。


今日の朝のこと。
かよちんに呼び出され、連れてこられた場所がこの陸上競技場だった。
かよちんが言うには、例の『連続こんすい事件』のことを調べるためらしいんだけど……。



凛「なんで凛もエントリーされてるの……」

花陽「あはは、音ノ木坂の人たちも出場はするみたいなんだけど……」



チラリとかよちんの視線の先を見る。
……って、なるほど。



凛「和気あいあい……」

花陽「う、うん……」



風ちゃんからの情報によると、こんすいしてるのは結構有力な選手らしい。
だから、この事件が『ドーパント』絡みの事件なら、次に襲われるのもそれなりに速い人のはずだって、かよちんが言ってた。

…………確かに、うちの陸上部あんまり成績いいわけじゃないみたいだもんね。
40 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 20:01:41.80 ID:ho5RRKGe0

凛「うー、頑張るけど、期待しないでね?」

花陽「! ううん! 凛ちゃんならできるよ!!」

凛「えー……」

花陽「自信もって! 凛ちゃん、中学時代はあんなに速かったでしょ!」

凛「……いや、それ中学のときの話にゃ……」

花陽「でも、ほら! ずっとスクールアイドルやって、体力は落ちてないはずだし」

凛「う、うーん……」



少し興奮した様子のかよちん。
って、なんだか凛の競技がメインになってないかにゃ?



にこ「すべこべ言わず走りなさい!」

凛「って! にこちゃん!?」



観戦席から声をかけてきたのは、にこちゃん。
サングラスに帽子姿で……なんか浮いてるにゃ……。

凛たちは他の選手の邪魔にならないように、トラックのはしっこに移動する。
そのまま見上げた状態で、話を続けた。



にこ「とりあえず、あんたは走りなさい! で、少なくとも決勝まで残るのよ!」

凛「…………わかったにゃ」

にこ「そうしないと話にならないわ!」

凛「はぁぁ」

にこ「ん? あぁ、大丈夫よ!」



にこ「何かあっても、にこがあんたのこと守るわよ!」

凛「はぁ、わかったよ」



どうやら。
走るのは決定事項みたいで、凛は息を吐きながら覚悟を決めた。

こうやって走るのは久しぶりだけど…………うん。
走るのは好き。



だから、なにも考えずに走ってみるのも悪くないかな、なんて。



そう思った。
警戒してるにこちゃんたちには悪いけどね。



ーーーーーー
41 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 20:24:34.85 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー



「そろそろ始まるな」

「……………………」

「あれだけ高い金払ったんだ……儲けさせてもらうぜ」スッ



ーー カチッ ーー



『コックローチ』




コックローチ「この力でなぁ……」ニヤ




ーーーーーー
42 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 20:48:21.04 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー



トラック競技。
100m予選。
それが凛が出る競技だって。

中学校の頃も、走ってたのは短距離だから、きっとそれなりには走れると思う。
きっと、かよちんがそれを選んでエントリーしたんだろうなぁ……。

とにかく、一次招集も二次招集も終わって、そろそろレースも始まる頃だ。
凛は入念にストレッチをしていた。
すると、



風「あ! 凛ちゃん!」



声をかけてきたのは、風ちゃん。
ユニフォームに身を包んでいる。
って、当然だよね。



凛「1週間ぶりにゃ!」

風「うん! って、それよりもビックリしたよ! 出るんだね!」

凛「え、あー」

風「プログラム見て驚いた! もう! 出るなら言ってくれたら良かったのにー!」

凛「う、うん」



凛も今日知ったからね。
なんて、言えないにゃー……。



もしかして、例の事件関係?


風ちゃんの問いに頷く。
なるほどって納得した様子の風ちゃん。
一応、相談者だし、『ドーパント』のことも少しは話してあるから、経緯を話す。

上位入賞者を狙ってるみたいだから、レースに出て……って話をざっくりとだけど。



風「ふぅん、そっか」



って、あれ?
思ってたよりも、風ちゃんの反応は薄い。
えっと……?
43 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 20:56:46.46 ID:ho5RRKGe0
首を傾げる凛。



『ただいまより、1日目の競技を開始いたします。プログラムNo.1 トラック競技100m予選ーー』



と、そこで競技の開始を知らせるアナウンスが流れた。



風「凛ちゃん、何組目?」

凛「え? ……あっ」



風ちゃんの質問に、慌てて記憶を思い返す。
えっと、たしか……。



凛「4組目にゃ!」

風「…………同じ組だ」

凛「え? そうなの?」



そっか。
ふふっ、ちょっとテンション上がってきたにゃ!

と密かにウキウキし始めた凛とは違って、風ちゃんは……。



風「…………ねぇ、凛ちゃん」

凛「ん? なにかーー」




風「負けないよ」




凛「っ」



ゾワリ。
背筋が凍るくらいの。
怖いくらいのプレッシャー。
中学時代とは比べ物にならないそれを感じて、鳥肌が立った。



凛「っ、うん」

風「じゃ、行こっか!」



一転して、笑顔。
再会したときみたいな人懐っこい笑顔で、風ちゃんはトラックへ向かい、凛もそれに続いた。



ーーーーーー
44 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:06:26.37 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー




「よーいーー」




ーー パァァァァァン ーー




凛「…………」



ピストルがなって、その10秒と少しでゴール。
前の組の様子を見てると、地区大会って言っても速い人は結構速かった。



凛「……当然だよね」



3年間……ううん、それ以上を陸上に費やしてるんだもんね。
………………うん。

目をつぶり、深呼吸をひとつ。



凛「…………ふぅ」



これでなにが変わる訳じゃないとは思うけど。
けど、今、余計なことは考えない。



『4組目ーー』



凛「……よしっ」



さぁ、行くにゃ。

トラックに入る。
自分のレーンに入って、ポジションの確認。
スタート台は…………よし。

準備はオーケー。



凛「………………」



そして、




『よーい…………』



ーー パァァァァァァァン ーー




ーーーーーー
45 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:11:16.13 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー




凛「……………………ふはぁぁ……」



レース後。
トラックから出て、一次招集所の近くのベンチで息を吐いた。

徐々に足に乳酸が溜まってくのが分かる。
ストレッチしなきゃ……。
そう思って立ち上がったところに、



風「おつかれさま! 凛ちゃん!」

凛「! 風ちゃん!」



風ちゃんがやって来た。
風ちゃんはストレッチも終わったようで、歩き方も自然だった。

それにしても……。



凛「すごいね、風ちゃん」



素直に誉める。
だって、



凛「予選一位通過だもん!」

風「あはは、ありがとう!」


46 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:16:36.50 ID:ho5RRKGe0
結果は凛の惨敗。
風ちゃんはぶっちぎりで一位通過したそうで……。



風「でも、凛ちゃんも予選通過したじゃん!」

凛「うん、でも、ギリギリにゃー」



本当にギリギリ。
凛は六位通過だって。
まぁ、スクールアイドルやってたとは言っても、陸上から離れてたからね……。




風「でも、羨ましいよ」ボソッ




凛「え?」

風「…………ううん! なんでもない!」

凛「?」

風「それじゃ、私はもうちょっと走ってくる!」



そう言って、風ちゃんは走っていった。

今、風ちゃん……。



凛「うらやましい……?」



そう聞こえたけど……。
気のせい、かな?
47 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:22:34.73 ID:ho5RRKGe0




花陽「凛ちゃーーーん!!」



と、風ちゃんを見送った出口から入ってくるかよちんが見えた。



花陽「すごいよっ! さすが、凛ちゃん!」

凛「あ、えへへ///」



嬉しそうに駆け寄ってくるかよちん。

……うん。
そう言われると、ちょっと照れるにゃぁ///



花陽「決勝も頑張ってね!!」

凛「うん! ……っ、へしゅんっ」

花陽「わっ! 凛ちゃん、汗冷えちゃった?」

凛「んー、大丈夫、だけど……凛、着替えてくる!」

花陽「うん! じゃあ、花陽は観戦席で待ってるね」

凛「りょーかいにゃ!!」



かよちんに一旦別れを告げて、更衣室へ向かう。





『………………』

『……………………』

『…………………………』





ーーーーーー
48 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:28:20.35 ID:ho5RRKGe0
ーーーーーー



凛「〜〜♪ よし!」



着替えも終わり、更衣室を出る。
汗もバッチリ拭いたし、ストレッチもかんりょー!
あとは……。



凛「えっと、今は…………」



プログラムと、さっき更衣室を出たときに覗いたトラックの様子からすると……。



凛「3000mかぁ」



たぶんそうだと思う。
時間もかかる競技だし、更衣室に人が少なかったのはそういうことだよね。

凛は苦手なんだよなぁ……。
長距離はなんか忍耐力試されてるみたいだからーー






ーー カサッ ーー



凛「……え?」




音。
音がした。
なにかが動く音だった。

周りをキョロキョロと見る。
けれど、影も形もーー
49 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:29:07.14 ID:ho5RRKGe0




『一人目ぇ……』

『みぃつけたぁぁぁ』



50 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:32:33.21 ID:ho5RRKGe0
声。
それは予想していない上から。



凛「っ」



そこを見て、言葉が出なくなった。
そこにいたのは、化け物。

黒光りする体。
虫そのものな足。
そして、ギョロリと凛を見る目玉。




コックローチ『こんにちはぁ、陸上少女ぉ……』




凛「ーーーーーーっ!!!」




生理的に受け付けないそれに、凛は声にならない叫び声をあげていた。
51 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:38:16.85 ID:ho5RRKGe0

コックローチ『よっと……』カサッ



化け物は上から飛び降りてきて、凛の目の前に。
まるで、通路を通せんぼするみたいに立ち塞がる。



コックローチ『そんな悲鳴をあげないでくれよぉ……』

コックローチ『こっちだって傷つくんだぞ』



そう言いながらも、その声は笑っていた。



凛「っ」




気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。

何もかも受け入れなられないそれから、離れようと後ろを向く。




ーー カサッ ーー




コックローチ『おいおい、どこ行くんだぁ?』

凛「なーー」



けれど、回り込まれて。
う、うそ……!?



コックローチ『少しくらい足が速くても関係ない』

コックローチ『こっちは人間の数倍の脚力を持った生物だぜ』

コックローチ『まぁ、それ以前にーー』




コックローチ『人間が『ドーパント』から逃げられるわけないだろう』




凛「っ」



表情の読めないそのかおが、笑った……ような気がした。
52 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:43:38.67 ID:ho5RRKGe0
ジリジリと後退り。
でも、そいつは一歩ずつ近づいてくる。
カサカサと音を立てて。



凛「い、いや……」

コックローチ『そういわれても、こっちも生活がかかってるんだよぉ』

凛「来ないで……っ」

コックローチ『ちゃんとゲームは思った通りにいかないとなぁ』



笑い声。
気持ちの悪い声に、さらに、気持ち悪くなる。

逃げ出したい。
だけど、体が……思ったように動かない。



凛「……っ」

コックローチ『さて、人が来ると面倒だ……そろそろーー』





コックローチ『始末しよーー』





もうダメっ!?
凛は目を閉じて、暗闇のなかでーー






ーーーーーー バキィィィッ ーーーーーー






ーーその音を聞いた。
53 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:51:44.68 ID:ho5RRKGe0

凛「………………え」



それと同時になにかが吹き飛んだ音も聞こえた。
おそるおそる目を開ける。
そこには、



コックローチ『う、がぁぁ…………』




凛の目の前にいた化け物が、さっきいたところよりも数メートル後ろに吹き飛んでた。
あの音は……化け物が吹き飛んだ音……?

理解が追い付かない頭で、考えていると、




『…………大丈夫?』




後ろから声がした。
その声は聞きなれた声で。



凛「っ」

『悪かったわね。ちょっと遅れたわ』

凛「っ、ほんとにゃっ」



震える声でそう返す。
この声の主は、にこちゃんだ。
だけど、凛の目に写るのは、いつものにこちゃんとは違う姿だ。



真っ黒な体に真っ赤な目。
そして、頭に伸びる2本の角。
腰にはベルトが巻かれてて、バックルには赤い機械と黒い『ガイアメモリ』。



コックローチ『お、おまえぇ…………』

『ったく、人の後輩になにしようとしてんのよ』

コックローチ『まさか……』



そう。
今のにこちゃんはーー
54 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:54:20.08 ID:ho5RRKGe0




『そ、『仮面ライダー』!』

『あんたみたいな奴らを倒すアイドーーじゃなくて、ヒーロー!』

『仮面ライダージョーカーよっ!』

『…………覚悟はいい? このゴキブリ!!』





ジョーカー『さぁ、お前の罪を数えろ!!』





55 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/11/16(木) 21:55:07.08 ID:ho5RRKGe0
本日はここまで。
レス感謝です。
励みになります。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:17:17.45 ID:x0Y0ltWSo
もうちょっとどうにかならんのかね
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