ガヴリール「子供なヴィーネと頑張る私」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:10:58.08 ID:IQsKnHvT0
―――1―――


目が疲れてきた……。

もう何時間モニターを眺めているのだろう。

カーテンを閉め切っているからか部屋が暗い、時計を見ようにもこう暗いと全く見えないものだ。

私はそう夜目が効く方ではない。

天使の力を使えば明るくはできるもののそんなことのために疲れることはしたくない。

まあ、時間は分からなくてもゲームはできる。

それに今日は学生の立場なら誰もが喜ぶ土曜日だ。

朝だからと言って口うるさい悪魔は迎えには来ないだろう。

さて、目を休めてからゲームを再開しよう。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510341057
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:13:11.29 ID:IQsKnHvT0
目を閉じるだけで疲れ目には気持ちの良いものだ。

このまま寝てしまうのも良いかもしれない。

そう考えながら目を瞑っていると訪問者を知らせる音が響く。

誰だこんな時間に……

いや、そういえば時間を確認していないのだから私の方がおかしいのかもしれない。

だからと言って動きたくなるのかと言われればそんなこともなくここは居留守を決め込むことにした。

口うるさいお節介な悪魔なら合鍵を持っているし、ただただうるさい悪魔や後輩の天使なら相手にするのも疲れるのだ。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:15:12.27 ID:IQsKnHvT0
目を瞑ったまま何分経っただろう。

逐一時間を確認していないのだからインターホンの音から数分経ったのか数十分経たのかも分からない。

そういえば二度目のインターホンの音が聞こえなかったところを見るとさっきの来客は重要なものではなかったようだ。

妙に眠気も遠ざかったことだしとゲームの続きをしようと目を開けるとそこには顔があった。


「おはようございます。ガヴちゃん」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:20:13.28 ID:IQsKnHvT0
……これは想定していなかった。

私を訪ねてくる奴なんて悪魔のどちらかか後輩の天使ぐらいだと思っていたからだ。

まさか腹の黒い天使が訪ねてくるとは……

こいつの行動は基本的に馬鹿な悪魔をもとにしているのだからこいつ単体で来るのは少し珍しい。


「おはようラフィエル。どうやって入ったの?」

「ふふふ、天使に扉なんて意味ありませんよー」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:23:31.57 ID:IQsKnHvT0
聞かなくても分かることだ。

中を千里眼で確認した後に神足通を用いればいい。

全く天使の能力は犯罪に使うと厄介なものだ……

いや、悪事を働かないからこそ与えられた能力なのか。まあそんなことはどうでもよくて。


「何か用?」

「用がないと会いに来てはいけないんですか?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:28:26.42 ID:IQsKnHvT0
ラフィエルはすぐこうおちゃらけるから正直面倒だ。

話を進めたいこちらの様子を見つつ煙に巻きその反応を楽しんでいる。

本当に腹が黒い……

そのうえ天使学校次席と来た。

天使として優秀だってのが厄介なものだ……。


「ゲームしたいから用がないなら帰ってほしいんだけど」

「用がないとは言ってないじゃないですかー」


ああ、本当にめんどくさい。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:32:59.38 ID:IQsKnHvT0
「じゃあ何の用」

「そうですねーこれプレゼントです」


ラフィエルに少し大きめの紙袋を渡された。

中身はどうやら服の様だ。

はて?

今日はそんな特別な日だっただろうか。

少なくとも私の誕生日ではないのだけど。


「え?なんで?」

「意味もなくプレゼントを渡してはダメですか?」

「もうそういうのは良いから……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:37:16.32 ID:IQsKnHvT0
「ふふふ、大きな意味はありませんよ。あえて言うなら有ったら便利かもしれないって感じです」


服が有ったら便利ってどういうことだ?

支給されるお金のほとんどを課金に回しているとはいえ、流石に日常生活をするうえで服に困っているってことはないのだけど。


「よく分からないんだけど」

「ふふふ、ガヴちゃんなら多分後で分かりますよ。それに似合いそうなのを見繕ってきましたので楽しみにしておいてください」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:41:58.83 ID:IQsKnHvT0
……?

本当によく分からない。

私なら後で分かるってどういうことだろう。

後で何かあるのだろうか……

はぁーめんどくさい。

ラフィエルが関係しているならほぼほぼ面倒ごとなんだろうな。


「分かった。あとさっきから気になってたんだけどその大量の紙袋は何?」

「あーこれですか。これも服ですよ。ガヴちゃんに渡したのはこれらを買うついでに買ったんです」


人にプレゼントしておいてついでと言うのはどうなのだろう。まあきっと他意はないのだろう。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:46:33.94 ID:IQsKnHvT0
「へぇーいっぱい買ったんだな」

「はい!せっかくのチャンスですから!」


チャンスねぇー本当に嫌な予感しかしないんだけど……。


「それじゃこれぐらいで失礼しますね」

「もう帰るんだ」

「それを渡しに来ただけですから。これから準備もしないといけないので」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:50:55.05 ID:IQsKnHvT0
準備かー

何かめんどくさいことを企んでいるのは分かるんだけど、ここで何の準備かを聞いて巻き込まれるのもめんどくさいな。

ここはおとなしく見送ることにしよう。


「そうなんだ。バイバイ」

「はい失礼します」


そう言ってラフィエルは出ていった。入る時と違って扉を使って出ていった。

そういえば服のプレゼントとのことだったけどどんなものか見ておくべきか。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 04:55:11.06 ID:IQsKnHvT0
……小さい。

上下のセットが三種類ぐらい入っていたのだけど、そのうち一つは明らかに私でも着られないぐらいの大きさなのだけど……

これは低学年ぐらいの子が着る服じゃないのか。

残りの二種類はそれぞれ大きさが異なり、まあ両方とも私が着られる大きさではあるのだけど、なんだろう私には似合わなそうな服な気がする。

どちらかと言うと黒髪が映えるものだ。

……手の込んだ嫌がらせなのか、渡す人を間違えたのかラフィエルの考えていることは分からない。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/11(土) 05:35:23.67 ID:YBqp5F22O
ガヴィーネすき
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/11(土) 11:29:49.35 ID:6dy1Q7Q/0
これはガヴィーネだな(確信)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/11(土) 11:30:34.04 ID:6dy1Q7Q/0
これはガヴィーネだな(確信)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 12:04:43.12 ID:IQsKnHvT0
―――2―――

ラフィエルが去ってから2時間ぐらいが経った。

それからは訪問者もなくのびのびとゲームができている。

先ほどラフィエルが来てから時計を確認したがまだ昼過ぎだ。

一日もまだ折り返しを少し超えたぐらいで十分にゲームをする時間はある。

昼ご飯でも食べようかな……

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 12:09:52.85 ID:IQsKnHvT0
今家に何があったかを考えているとまたインターホンの音が鳴り響いた。

今度は誰が来たか分かりやすい。

インターホンは連続で鳴り私を呼ぶ声が聞こえる。

考えるまでもなくうるさい方の悪魔だ。

正直相手にするのはめんどくさい……

しかしこうもうるさいとゲームに集中するのも難しそうだ。

しかたなく呼んでもない客を出迎えることにした。

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 12:15:31.45 ID:IQsKnHvT0
「うるさいんだけど」

「出てくるのが遅いからじゃない!」


なんでこいつはこう人をイラっとさせるのが上手いのだろう。


「何の用?」

「フフフあんたをやっつけるために決まっているじゃない!」


あーめんどくさい。

こいつは私に勝って何がしたいんだろう。

相手にしないとうるさいし、適当に付き合って早くおかえり願った方が楽か……
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 12:20:14.54 ID:IQsKnHvT0
「へぇーで何するの?」

「あら珍しく乗り気じゃない。フフフあんたをやっつけるために買ったこれを見なさい!」

「……何時ぞやの銃みたいだな」

「フフフ聞いて驚きなさい!これは相手を子供にする銃なのよ!」


へぇー子供にする銃ねぇ。魔界通販って妙に技術レベル高いよな。

しかし、子供ねぇ…
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 12:22:34.28 ID:IQsKnHvT0

「恐ろしくて声も出ないのかしら!」

「あ、ああそうだな。怖くて声も出なかったよ」

「覚悟しなさいガヴリール!」

「あ、ちょっと待って」

「なによ!」

「その形状の拳銃ってよく暴発するんだけどそれは大丈夫か?」

「えっ?暴発?」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 14:49:07.96 ID:mwpr862/0
「何?確認してないの?危ないなーほら、見てやるから貸してみろ」

「えっでも……」

「ほら早く!」

「え、ええ」

「……」

「大丈夫よね……?」


ターン
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 14:52:46.66 ID:mwpr862/0

「かは……」


ホントこいつは学ばないな。

前にも同じようなことされたのに渡しちゃダメだろ……

おそらくここまではラフィエルの想定通りなんだろうな。


「……ここどこ?」


おお、本当に小さくなってる。

ふむ、サターニャもこう小さいと可愛いもんだな。

で、これからどうしたらいいんだ?

えっ?

この悪魔の面倒を私が見るのか?
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 14:55:05.44 ID:mwpr862/0

「流石ガヴちゃんですねー」

「うわ!」


いきなり出てくるのは止めてほしい……

千里眼で様子を見ているとは思っていたけど、神足通ですっ飛んでくるとは……。


「ふふ小さいサターニャさんも可愛いですねー」

「あんただれよ」

「優しいお姉さんですよ」

「あやしい……」

「あやしくないですよー私のお家におもちゃがいっぱいあるんですが一緒に行きませんか?」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 14:59:08.59 ID:mwpr862/0

なんだろう……

危ないものを見ている気がする。

どう見ても誘拐のワンシーンだよな。

サターニャもホイホイついていきそうだし……


「ふん!おもちゃなんてねんれいじゃないわ!」


おお!小さいサターニャはサターニャにしては賢い!


「大悪魔になるために必要なものもありますよ」

「いく!」


ああ……サターニャはやっぱりサターニャだった……
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 15:02:41.58 ID:mwpr862/0

「ガヴちゃんのおかげで有意義に過ごせそうです」

「あ、ああそれは良かった……」

「お礼と言っては何ですが、こちらの拳銃をあげます。弾も1,2発残っているみたいですし」

「いやいらないし。てか、それサターニャのだろ……」

「まあまあいいじゃないですか。本当に要らないんですかー?」

「いらないって……」

「ふふ、そうですか。拳銃はここに置いておきます使いたくなったらぜひご利用ください」

「使わないって」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 15:06:03.99 ID:mwpr862/0
「ではサターニャさん。行きましょうか」

「うん!」

「でもその前にお着替えですねー」


ラフィエルが慣れた手つきでサターニャに服を着せている。

絵面は悪くないはずなのに危ないものを見ている気になるのは何故だろう。

ラフィエルと手をつないだサターニャが玄関へ向かう。

嵐のような奴らだ……

しかしこれで静かになる。

あと、サターニャご愁傷様。

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 15:09:22.30 ID:mwpr862/0

「そうそう、サターニャさんガヴお姉さんにお別れの挨拶をしましょう」

「ガヴおねーさん?」

「あの小さいお姉さんですよ」


小さいとは失礼な……

てか挨拶は良いから早く出て行けよ。


「わかった!ガヴおねーさんさようなら!」


小さい体で大きく手を振るサターニャ。

可愛い……

サターニャにしてはすごい可愛い。

可愛いのは分かるが、見たこともないぐらい緩んだ笑顔を浮かべている天使にはドン引きだ。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 15:13:04.77 ID:mwpr862/0
「ああ……」

少し恥ずかしく思いながらも手を振り返す。

小さい悪魔は満足げに頷き、天使の神足通で一瞬にして前から消えた。

……玄関まで行ったのに神足通で出ていくのかよ。


しかしこれで静かなお昼がやってきた。

それにしても子供になるか……

私の頭には優しい悪魔の顔が浮かんでいた。

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 16:56:28.64 ID:9GkKCSXDO
面白い!
まさかラフィサタが少しでも読めるとは有難いなー!ありがとう
ガヴィーネも好きだ!
続きが楽しみ!
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:34:38.36 ID:SsSZ5VNY0
これは続きが楽しみ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:46:18.76 ID:PxlBB7e1O
シエンタ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 01:55:25.60 ID:QFzhJbeJ0
―――3―――

照りつける太陽の下私は歩いている。

目的地は言うまでもないだろう。

これはそう折角の土曜日なのだからあの悪魔はきっと手の込んだ料理をしているに違いない。

私はそれをご馳走になるつもりなだけで先ほどの拳銃は関係がない。

そう関係がないのだ。


さっきまで鳴らされる側だったインターホンを今度は鳴らしてみた。


「はーい!今行きます」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 01:58:08.33 ID:QFzhJbeJ0

わざわざ一言入れながら小走りで扉まで来るこいつは本当に悪魔なのだろうか。


「あれ?ガヴじゃないどうしたの?」

「遊びに来た。あとご飯」

「たかりに来たのね……」

「たかるなんて人聞きが悪い!」

「まあいいわ。入って」

「お邪魔しまーす」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:01:23.26 ID:QFzhJbeJ0

いつ来てもヴィーネの部屋はきれいだ。

いつもこまめに掃除をしているのだろう。

私はこの部屋が好きだ。

なんでだろう、すごく落ち着くのだ。

ヴィーネの匂いがするからだろうか……


「そういやその荷物は何?」

「あーこれ」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:05:03.02 ID:QFzhJbeJ0
普段手ぶらで来る私が荷物を持っていたからかヴィーネが少し訝しげだ。

持っているものはもちろんラフィエルに渡された紙袋だ。

ついでにサターニャの拳銃も入っている。


「来る前にラフィに渡されたんだ」

「そうなの?中身は?」

「服だった」

「えっ、あんた自分で服も買えないほどお金に困ってるの?」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:06:54.90 ID:QFzhJbeJ0
「いやいや、流石にそんなことないよ。ラフィが勝手に渡してきただけで……」

「ふぅーん」

「それよりさ、今日のお昼ご飯は」

「はいはい用意します」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:08:34.68 ID:QFzhJbeJ0

面倒見がよくまるでお母さんのような悪魔。

私の知るヴィーネとはそういった人物……いや悪魔だ。

しかし私が知らない彼女も居るわけで……

彼女の子供の頃はどんなのだったのだろう。

私の好奇心が大きくなってくる。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:09:56.80 ID:QFzhJbeJ0
気になる気になってしまうと我慢が出来なくなってくる。

そう、今私の手には望みを叶える道具があるのだ。

震える手で拳銃を手に取る。


「はぁ……はぁ……」


緊張で息がしづらい。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:12:55.14 ID:QFzhJbeJ0
これがサターニャだったならためらわず発砲できただろう。

だけどヴィーネにおいてはそうはいかない。

怒るときやイベント事を除けばこの悪魔は優しいのだ。

そんな優しい悪魔に発砲することを考えるだけで良心の呵責を感じてしまう。

緊張と罪悪感で目の前がくらくらする。
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:15:01.30 ID:QFzhJbeJ0

「はぁ……はぁ……」


私の中でせめぎ合う天使と悪魔。

まだ間に合う今すぐ銃を降ろせと囁きかける天使と気になるのなら撃っちまえと叫ぶ悪魔。

私は……私は……そう天使なのだ!

もう戻れないほどに落ちてしまった駄天使なのだ!

考えるまでもない……

私は子供のヴィーネを見るためにここに来たのだ。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:17:10.02 ID:QFzhJbeJ0

「なあヴィーネ……」

「うん?どうしたの?」

「ごめん!」


ターン


「えっ」


発砲音が響く。

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/14(火) 02:20:53.58 ID:QFzhJbeJ0
ヴィーネが信じられないものを見る目で私を見たとき罪悪感が私の胸を責め立てた。

ああ、どうしてこんなことをしてしまったのだろう。

手が震える……

ついには拳銃を落としてしまった。

ゴトンと重めの音がする。

拾いもせずただ立ち尽くしていると聞き覚えがあるようでない幼い声に話しかけられた。


「おねえさん、おとしましたよ」


そうそれは幼くなったヴィーネだった……
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 23:47:07.26 ID:TT0qbzKX0
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