武内P「大人の魅力、ですか」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:48:23.80 ID:rwFnrVcHo
美嘉「そう★ 何ていうか、今日のアタシは一味違わない?」チラリ

武内P「……はぁ」

美嘉「わっかんないかなー★ この魅力が」チラチラ

武内P「城ヶ崎さんは、いつでも魅力的なアイドルです」

美嘉「そ、そう? でも、昨日までのアタシよりも凄いみたいな★」チラリズム


未央・凛「……うわぁ」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:51:17.24 ID:rwFnrVcHo
武内P「……すみません。よく、わからないのですが」

美嘉「ゴホン! ほら、ちゃんと見てみなって★」

武内P「昨日までと、特に変わった点は無いように見えますが……」

美嘉「昨日までのアタシには無い大人の魅力がさ、あるでしょ?」

武内P「……」

美嘉「……」


未央「しぶりんやばい、私もう見てられない」

凛「奇遇だね、私もだよ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:54:09.68 ID:9mJsRWjUO
                      _   ≠=‐
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4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:54:14.03 ID:rwFnrVcHo
美嘉「……いやー、困っちゃうなー★ 大人のフェロモンでちゃうなー★」

武内P「大人のフェロモン……ですか」

美嘉「そう! 大人のフェロモン★ もうヤバい、ドバドバ出てるっしょ★」

武内P「……すみません」

美嘉「……」

武内P「……」


未央「こんな悲しい話があっていいのかな」

凛「まあ、プロデューサー相手だし、仕方ないかな」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:54:20.43 ID:9mJsRWjUO

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    i     V ̄   ―――― '′ i i
    V    V             i }\
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:54:47.23 ID:9mJsRWjUO

    ∧    ∧ ∨
     ∧     ∧ ∨
       ∧   ∧ ∨
      ∧   ∧ ∨
 -‐    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄> 、
                >'´  `  、
  \          > '´        ` 、
     `  、     /              ` 、
        i    ト                     ∧
        i      i    <           }  ∧
         i     .i        <      /   ∧
       ,       i          <  /    _}
      ,      \          0 7/       ≧=-  _
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     ./            ̄ ̄        ≧            `  、
    /                             ≧        ` 、
    /                                  ≧      ` 、
   ./                                       >    i
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7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:56:49.84 ID:rwFnrVcHo
美嘉「……アタシからは、大人のフェロモンを感じない?」

武内P「……」

美嘉「……」

武内P「その、大人のフェロモンを出すにはコツがありますから、お気になさらず」

美嘉「……は?」

武内P「焦らず、ゆっくりと練習すれば、必ず出せるようになります」

美嘉「ん?」


未央・凛「ん?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 21:57:09.49 ID:9mJsRWjUO
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            / ̄ 7    /  }\__    `<‐' v′
           /   ∧ ̄ ヽ{    V  {ニニ≧、   ∨∧
         /     i V   ∨  \ .\ニニニム_ \〉 ∧
         |     ∧ V   \   /\ \ニニf⌒∨___ノ
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       / ̄\    /   /
      /     .}≠=-- _/
       {     /     }
      V   /      i
       ∨_/      /
       \>-=≠―‐く
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9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:01:02.49 ID:rwFnrVcHo
美嘉「ちょ、ちょっと待って! え、何? コツ?」

武内P「はい」

美嘉「コツを掴めば、大人のフェロモンが出せるようになるの?」

武内P「そう、ですね。私は、出す方はあまり得意ではないですが」

美嘉「……マジで言ってる? ってか、アンタも出せるの?」

武内P「勿論です。プロデューサーは、フェロモンを抑える事も必要になりますから」

美嘉「大人のフェロモンが、出し入れ自在?」

武内P「はい」

美嘉「……」


未央・凛「……」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:02:05.01 ID:9mJsRWjUO
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11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:05:08.92 ID:rwFnrVcHo
美嘉「……へえ、面白い事言うじゃん★」

武内P「そう……でしょうか?」

美嘉「それじゃあさ、試しにフェロモン出してみてよ」

武内P「い、いけません! どうなるか予想が――」

美嘉「いいから!」

武内P「っ!? 城ヶ崎さん……?」

美嘉「今日のアタシは、昨日までのアタシと違うの」

武内P「……では、少し準備させてください」

美嘉「オッケー★」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:09:21.37 ID:rwFnrVcHo
  ・  ・  ・

武内P「……お待たせしました」

美嘉「上着を脱いで、ネクタイを外しただけ?」

武内P「いえ、あとはシャツのボタンを少しだけ外し、袖をまくります」

美嘉「へ、へぇ?」

武内P「……私から、半径3メートルは離れてください」

美嘉「そ、それだけなら別に平気だし★」

武内P「城ヶ崎さん、離れていてください」

美嘉「う、うん」


未央「しぶりん、今の時点ではどう?」

凛「まあ、悪くないかな」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:13:24.57 ID:rwFnrVcHo
武内P「それでは、フェロモンスイッチ、オン!」

美嘉「? 何よソレ、アタシをからかって――」


武内P「……」ムッワアア


美嘉「はっ!?///えっ、何!?///えっ!?///」


未央「あれ……? なんか、プロデューサーかっこよくない!?」

凛「なんだかいつもと雰囲気が……えっ、何?」


武内P「これが、大人のフェロモンです」ムッワアア
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:18:16.04 ID:rwFnrVcHo
武内P「おわかり頂けたでしょうか?」ムッワアア

美嘉「へっ?///な、何?///」

武内P「城ヶ崎さんは、焦らずとも今でも十分魅力的なアイドルです」ムッワアア

美嘉「う、うん///」

武内P「大人の魅力に囚われずとも、ありのままが一番だと、私は思います」ムッワアア

美嘉「……」

武内P「城ヶ崎さん?」

美嘉「……違う。今日のアタシは、昨日までのアタシとは違うんだから!」

武内P「!?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:22:14.93 ID:rwFnrVcHo
美嘉「何が大人のフェロモンよ!」

武内P「い、いけません! あまり近づいては!」ムッワアア

美嘉「これくらい」
美嘉「――――チョー」
美嘉「―――――――余裕」
美嘉「―――――――――だし」

美嘉「……★」

美嘉「」

武内P「城ヶ崎さん! しっかりしてください! 城ヶ崎さん!」ムッワアア


未央「今……流れるように腰が砕けてったね」

凛「美嘉の所だけエスカレーターが設置されてるのかと思った」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:27:14.74 ID:rwFnrVcHo
  ・  ・  ・

武内P「本田さん、渋谷さん、ありがとうございます」ムッワアア

未央「良いって良いって。無茶したのは美嘉ねぇなんだから」

凛「そうだよ。気にすることないって」

武内P「……すみません。一度フェロモンを出すと、止めるまでに時間が……」ムッワアア

未央「プロデューサーが美嘉ねぇを助けられないのはそれが理由だったんだね」

凛「今はソファーに寝かせてるけど、プロデューサーは近づかなくていいから」

武内P「……はい」ムッワアア

未央「……」

凛「……」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:33:36.26 ID:rwFnrVcHo
ガチャッ

みく「おはようございま――って、えっ? 何、この状況!?」

夏樹「美嘉が寝てるけど……何かあったね、コレ」

李衣菜「……あれ、今日のプロデューサー何だか……カッコイイ?」


武内P「おはようございます」ムッワアア


未央「やっほー三人とも! いやー、さっきは大変だったんだよ!」

みく「そうじゃなかったら、今こんな状況になってないでしょ」

凛「美嘉が、プロデューサーの大人のフェロモンにやられちゃってね」

李衣菜「な、何それ」

夏樹「……へえ、面白そうな話じゃん」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:39:12.29 ID:rwFnrVcHo
  ・  ・  ・

武内P「……そういうわけですので、今は私に近付かないでください」ムッワアア

夏樹「悪いけど、それは聞けないね」

武内P「き、木村さん?」ムッワアア

夏樹「それだよそれ、その呼び方。アタシは、まだそれを改めさせるのは諦めてないんだよ」

武内P「いえ、ですが……」ムッワアア

夏樹「フェロモンに耐えたら呼び方を変える、これでどうだい?」

武内P「……」ムッワアア

夏樹「それに、何だろうと逃げるのはロックじゃないからね」


李衣菜「やっぱりなつきちはカッコイイなー!」

みく「……」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:43:51.48 ID:rwFnrVcHo
武内P「しかし、やはり……!」ムッワアア

夏樹「大丈夫だって」


夏樹「……ほら、別に平気だろ?」クネッ


李衣菜「……ん?」

みく「……あれ?」


夏樹「アタシに、大人のフェロモンなんかきかないんだって」クネッ


未央「なんというか、立ち方が……」

凛「……峰不二子みたいになってるね」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:44:30.75 ID:pSNDhMMGo
わろた
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:45:49.43 ID:TCqGoqdBo
谷垣かよ!
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:49:27.68 ID:rwFnrVcHo
武内P「……さすがは木村さんですね」ムッワアア

夏樹「だろ? なんたって、アタシには熱いロックの魂があるからね」クネクネッ


未央「あれ、机があるから角度的にプロデューサーに見えてないだけだよね」

凛「見えてたらあんなに普通に対処してないって」

李衣菜「なつきち……? えっ、あれ……嘘でしょ?」


夏樹「? どうした、だりー?」クネクネッ


李衣菜「もうやめてよなつきち! 私、そんななつきち見てられないよ!」

みく「……ふふふ」

李衣菜「みくちゃん!? 何がおかしいのさ!」


みく「所詮、ロックなんてその程度にゃ!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:52:34.80 ID:LWl+DHRtO
猫が発情したら手に負えんぞ!
やめておけ!!
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 22:59:33.88 ID:rwFnrVcHo
みく「夏樹ちゃんでも駄目なら、ロックじゃフェロモンに勝てないにゃ!」

李衣菜「ま、まだ負けてない! なつきちはまだ戦ってるよ!」


夏樹「おいおい、まるでアタシがやられてるみたいに言うなよ」クネクネッ


凛「思いっきりやられてるように見えるけど」


みく「やっぱり、ロックより猫耳にゃ! 熱いロックよりも、キュートな猫耳の方が強いにゃ!」

みく「みくの、猫耳に対する熱い思いがあればPチャンのフェロモンなんかに負けない!」

みく「みくは、自分を曲げないよ!」


武内P「!? いけません前川さん! 私に近づいては――」ムッワアア


みく「Pチャン、勝負にゃあああああああああああん好きにしてええええええ」ジュンジュワー


未央「ヘアピンカーブにも程があるよ!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:08:56.68 ID:rwFnrVcHo
夏樹「くっ!」クネクネッ

ガシッ!

みく「にゃん♡にゃん♡にゃん♡にゃん♡にゃん♡にゃん♡」ジュンジュワー


未央「ナイスキャッチ!」


夏樹「は、はやく何とかしてくれ! なんでか力が入らないんだ!」クネクネッ


凛「微塵も腰に力が入ってないからだよ!」

李衣菜「まずい! このままじゃ二人が!」

凛「李衣菜はそこに居て! 結果は見えてるから!」

李衣菜「それでも! 仲間を見捨てるのはロックじゃない!」

李衣菜「自分がロックと信じるものがロックなら――」


李衣菜「――ロックを信じる私を信じあああああ無茶苦茶にしてええええええ♡」ジュンジュワー


未央「言わんこっちゃない!」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:16:48.19 ID:rwFnrVcHo
  ・  ・  ・

武内P「……前川さんと、多田さんの様子はどうでしたか?」

未央「プロジェクトルームでウサミンとなつきにガチ説教されてるよ」

武内P「お二人には……申し訳ないことをしてしまいました」

凛「本当、菜々さんが通りかかってくれて助かったよ」

未央「いやー、17歳でも、ウサミン星人には大人のフェロモンはきかないみたいだね」

武内P「それは……いえ、この話はやめましょう」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:21:12.31 ID:rwFnrVcHo
凛「……」

未央「? どうしたのしぶりん? 急に改まった顔をして」

凛「プロデューサー、ちょっと良いかな」

武内P「? はい、何でしょうか」


凛「……」クネクネッ


武内P「?」


凛「……」ウフーン


武内P「? あの……?」

未央「しぶりんやめて、プロデューサー困ってるから。私も困るから」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:27:20.97 ID:rwFnrVcHo
凛「……」アハーン


武内P「あの……渋谷さん?」


未央「……うん、そうだね、しぶりんも大人の魅力とか憧れるよね」

凛「……」プルプル

未央「わかるよ、わかる。同い年だもん、そりゃわかるよ」

凛「……グスッ」

未央「今度からさ、ニュージェネでフェロモン出す練習しようね。しまむーも一緒にさ」

凛「……ヒック」

未央「プロデューサー、私達、もう行くね」

武内P「……はい。本田さん、渋谷さんをお願いします」


ガチャッ、バタン


武内P「やはり、皆さんには大人の魅力は早すぎましたね」



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:32:54.35 ID:rwFnrVcHo
  ・  ・  ・

美嘉「……ん……あれ……?」

武内P「目が、覚めましたか?」

美嘉「……・」

武内P「申し訳ありません。私の不注意で、城ヶ崎さんにご迷惑をおかけしてしまいました」

美嘉「……膝枕?」

武内P「その……差し出がましい真似だとは思ったのですが」

美嘉「……と」

武内P「と?」

美嘉「TOKIMEKIどこまでもエスカレート!」

武内P「!?」

美嘉「サイダーみたいにはじける恋モード!」ジタバタ

武内P「あの、寝たまま歌って踊らないでください! 城ヶ崎さん! 城ヶ崎さん!?」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:35:53.95 ID:rwFnrVcHo
  ・  ・  ・

美嘉「……」

武内P「目が、覚めましたか?」

美嘉「……はい、おかげさまで」

武内P「まさか、寝たままフルで歌って踊るとは思いませんでした」

美嘉「……ご迷惑をおかけしました」プルプル

武内P「いえ、それは……では、お互い様という事で」

美嘉「……」

武内P「……」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:42:38.35 ID:rwFnrVcHo
武内P「城ヶ崎さん」

美嘉「……」

武内P「……誕生日、おめでとうございます」

美嘉「……えっ?」

武内P「その、ずっと言うタイミングを見計らっていたのですが……」

美嘉「えっ?」

武内P「……」

美嘉「えっ?」


美嘉「……」

美嘉「えっ?」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:49:41.45 ID:rwFnrVcHo
美嘉「えっ? はっ? えっ?」

武内P「……」

美嘉「……なーんだ、覚えてたんだ★」

武内P「当然です。ですが、大人の魅力と言われたものですから……」

美嘉「いやー、別に?★ アタシも誕生日を迎えた事だし?★」

武内P「……」

美嘉「一つ大人の階段を登ったアタシだよ★ どう? これなら、R18だって――」

武内P「城ヶ崎さん、17歳の誕生日おめでとうございます」

美嘉「……」

美嘉「ん?」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:50:50.65 ID:IAYCD4X70
ん?
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:51:22.23 ID:s1wCl9Tmo
ん?
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:54:20.03 ID:rwFnrVcHo
武内P「今までも、そしてこれからも、カリスマJKとしての貴女を見ていきたいと思います」

美嘉「ちょっと待って?」

武内P「はい、何でしょうか」

美嘉「昨日までのアタシは17歳」

武内P「はい、そうですね」

美嘉「そして、誕生日を迎えたアタシはー?」

武内P「? 17歳ですが……?」

美嘉「……」

武内P「それでは、僭越ながら私が誕生日の歌を贈りたいと思います」

美嘉「……」

武内P「貴女が、これからも笑顔でいられるように……」


武内P「あっか〜る〜い笑ーいを〜振りまいて〜♪」



おわり
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:57:33.30 ID:5cHbMUcDO
練習すればフェロモンを出し入れできる…………

ひらめいた
ちょっと出てくるぜ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:59:09.75 ID:rwFnrVcHo
立てたスレのタブが一列を越えたのでHTML化依頼は出しません
このスレを再利用して即興でテキトーに書いていこうと思っています
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:03:37.18 ID:T3scGtg10
おつ
と言いたいところだったがまだ書くのか
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:08:55.52 ID:YbSpOUN1O
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:14:16.69 ID:cJ2cdFxDo
さすがに大分旬が過ぎているアニデレネタのスレ立てまくるのもなあ、と思っていたのです
なので、今後はこのスレで書いていく感じですね!

人が居て、スレタイなネタ振りがあれば即興でそれも書こうかと思っています
もし居合わせた場合、武内P「」の形でアニデレなら大分クレイジーでもいけると思いますので、ネタ振りしてくれると嬉しいです
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:20:56.13 ID:9azhoVcfO
たとえデレステでもサザエさん時空には及ばないのか・・・
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:23:00.03 ID:RbKrHWfmo


じゃあさっそくリクエストで
武内P「TV番組"未成年の主張"でアイドルの方々が私に告白してきた」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:26:45.69 ID:iE+GxeLao
おつ。面白かったww

数年前どころか、10年以上前の作品でもたまにスレ立つくらいだから、あまり気にしないでもいい気もする
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:31:28.29 ID:cJ2cdFxDo
>>42
把握
記憶探りの動画漁りながらだからちょっと時間かかります
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:32:56.18 ID:ojPupWlQo
しぶりんその他面々がトリセツ主張してほしい
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:35:01.41 ID:pbXhIdbJo


武内P「ロ○○ンハーツ格付けしあうアイドル達が通ってしまった、ですか」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:37:17.85 ID:cJ2cdFxDo
ナレ「学校へ行こう」

ナレ「未成年の主張」

イエエエエイ!

ナレ「今回はV6が訪れたのは、東京都某所にある芸能プロダクション、346プロ」

ナレ「このプロダクションでは、トップアイドルを目指し、個性的なアイドル達が笑顔で活動をしている」



坂本「それではアイドルの皆さん張り切っていきましょー!」

岡田「ましょー!」


アイドル達「イエエエエエイ!」


ナレ「今回は、生徒たちに変わってアイドル達には、事務所の屋上から全所属アイドル達に向かって主張してもらう」

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:40:37.37 ID:cJ2cdFxDo
坂本・岡田「こんにちは!」

卯月「「こんにちは!」

岡田「めっちゃ元気ww」

坂本「良い笑顔だねー」

卯月「はい! 笑顔は私の取り柄なんです♪」

坂本「さすがアイドルって感じだねー」

岡田「俺、あんまり得意じゃないんだよね」

坂本「それダメでしょ」

アハハハハハ!
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:44:49.28 ID:cJ2cdFxDo
坂本「卯月ちゃんは、出してる歌も『S(mile)ING!』だもんね」

卯月「はいっ♪」

岡田「え、あれスマイリングって読むんだ」

坂本「え、なんて読んでたの」

岡田「……」

坂本「……」

岡田「それじゃあ早速いっちゃってもらいましょー!」

坂本「言わねえのかよ!」

アハハハハ!
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:48:07.15 ID:cJ2cdFxDo
本日の主張

『プロデューサーさんへ』


  ・  ・  ・


卯月「……」


アイドル達「イエエエエイ!」

武内「……」


卯月「島村卯月、頑張ります♪」


アイドル達「可愛いー!」



  ・  ・  ・


岡田「あの子のあれ、持ちネタなんだよ」

坂本「詳しいじゃん」

アハハハハ!
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:50:37.39 ID:cJ2cdFxDo
卯月「私はー! ずっと養成所でレッスンをしていましたー!」

卯月「いつかアイドルになるんだって、夢見て頑張ってたんですー!」


アイドル達「知ってるー!」

武内P「……」


卯月「そんな私を見つけてくれたのが、プロデューサーさんでしたー!」


アイドル達「ヒュウウウウウ!」

武内P「!?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:54:49.61 ID:cJ2cdFxDo
卯月「プロデューサーさんはー! いつも私達を見守ってくれていますー!」

卯月「私がくじけそうになった時もー! 必死にはげましてくれましたー!」


アイドル達「わかるー!」

武内P「……///」


卯月「そんなプロデューサーさんにー!」

卯月「伝えたい事がありまーす!」


アイドル達「ヒュウウウウ!」

武内P「……!?」


  ・  ・  ・


坂本「え、何!? 告白!? マジで!?」

岡田「え、大丈夫? 放送出来るのこれ?」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:57:32.02 ID:cJ2cdFxDo
卯月「プロデューサーさーん!」

卯月「……」


アイドル達「……」

武内P「!?……!?」


卯月「……」


アイドル達「がんばれー!」

武内P「!?」


卯月「島村卯月、頑張ります!」


  ・  ・  ・

坂本・岡田「……」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:01:38.03 ID:cJ2cdFxDo
卯月「……プロデューサーさーん!」


アイドル達「……」

武内P「……」


卯月「反応に困るので、ポエムを言ってこないでくださーい!!」


  ・  ・  ・


坂本「え!? あの人あの顔でポエム言うの!?」

岡田「やべえ、めっちゃ聞きたいwwww」


  ・  ・  ・


武内P「……」


武内P「善処しまーす!」


卯月「それ、ダメな時の返しじゃないですかああ!!」


  ・  ・  ・


坂本「やめてやれよwwww」

岡田「聞きたくなるわ―」

ハハハハハッ!
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:08:21.28 ID:cJ2cdFxDo
  ・  ・  ・

坂本・岡田「こんにちは!」

みく「こんにちは!」

坂本「お名前は!」

みく「前川みくですにゃん♪」

岡田「岡田准一ですにゃん♪」

みく「!?」

坂本「お前もやるのか――坂本昌行ですにゃん♪」

みく「!?」

みく・坂本・岡田「……」

みく・坂本・岡田「にゃんにゃん♪」

坂本「なんだよこれwwww」

ハハハハッ!
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:11:49.46 ID:cJ2cdFxDo
本日の主張

『プロデューサーさんへ』


  ・  ・  ・


坂本「もう直接言えよwwww」

岡田「どれだけ距離が遠い関係なのwwww」


  ・  ・  ・


みく「にゃああああああ!」


アイドル達「にゃああああああ!」

武内P「……」


  ・  ・  ・


坂本・岡田「にゃああああああ!」

ハハハハハッ!
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:15:07.74 ID:cJ2cdFxDo
みく「Pチャーン! みくは、ずっと言えなかった事があるにゃー!」


アイドル達「なーにー!」

武内P「……」


みく「ずっと頑張ってきたけどー! もう限界にゃあああああ!」


アイドル達「にゃあああああ!」

武内P「……!」


  ・  ・  ・


坂本「俺、この子好きだわ―」

岡田「俺は別にそうでもないわ」

坂本「えっ?」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:19:30.38 ID:cJ2cdFxDo
みく「みくはー! みくはー!」


アイドル達「……」

武内P「……」


みく「猫キャラだけど、お魚は嫌いにゃあああああ!」


アハハハハッ!


アイドル達「にゃああああああ!」

武内P「!?」


  ・  ・  ・

坂本「ダメじゃんwwww」

岡田「どうして魚嫌いなのに猫キャラ選んじゃったのwwww」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:24:36.78 ID:cJ2cdFxDo
みく「もうホントきついから、お魚関係の仕事はやめてー!」


アイドル達「……」

武内P「……」


  ・  ・  ・


坂本「これは本気だね、『にゃあ』取れちゃってるもん」

岡田「さあ、どう返す!?」


  ・  ・  ・


武内P「……」


武内P「企画、検討中でーす!」


みく「まだお魚のお仕事続くのおおおおおお!?」


アイドル達「にゃあああああ!」


  ・  ・  ・


坂本「このプロデューサー、自分の主張曲げねえなwwww」

岡田「もうこの人に主張して貰う?」


ハハハハハッ!
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:32:17.05 ID:cJ2cdFxDo
  ・  ・  ・

坂本・岡田「こんにちは!」

凛「こ、こんにちは」

坂本「どうしたー元気ないぞ―?」

岡田「こんにちは!!」

凛「こ、こんにちは!」

坂本「はい、お名前は!」

凛「渋谷凛です!」

岡田「あれ、君って敬語使えたんだ?」

凛「!?」

坂本「え、詳しいじゃん」

岡田「うん。それに、大声で挨拶するタイプじゃないよね?」

凛「なんでやらせたの!?」

ハハハハッ!
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:36:24.46 ID:cJ2cdFxDo
本日の主張

『プロデューサーさんへ』


  ・  ・  ・


坂本「また!?……またなの!?」

岡田「いやでも、俺あの人かなり好きになってきたから良いよ」

坂本「良いんだwwww」


  ・  ・  ・


凛「……」


アイドル達「いえええええい!」

武内P「……」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:39:33.29 ID:cJ2cdFxDo
凛「私はー! プロデューサーにスカウトされてアイドルになりましたー!」


アイドル達「知ってるー!」

武内P「……」


  ・  ・  ・


坂本「敬語だね」

岡田「そっちでいくんだね」


  ・  ・  ・


凛「見た目が怖いから、捕まってるプロデューサーを何回か見てきました―!」


アイドル「私もー!」

武内P「!?」


  ・  ・  ・


坂本「皆見たことあるの!?」

岡田「俺も見て―wwwwww」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:46:16.11 ID:cJ2cdFxDo
凛「けれどー! プロデューサーとか関っていく内にー!」

凛「怖いのは見た目だけだとわかりましたー!」


アイドル達「イエエエエイ!」

武内P「……」


凛「貴方のおかげでー! 毎日が輝いて見えまーす!」

凛「アイドルをやる意味もー! 見つかる気がしまーす!」


アイドル達「イエエエエイ!」

武内P「……」


  ・  ・  ・


坂本「良い話じゃなーい」

岡田「え、お金のためじゃないの」

坂本「……水差さないでくれない?」

ハハハッ!
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:53:59.52 ID:cJ2cdFxDo
凛「だからー! だからー!」

凛「もしも、アイドルをやる意味が見つかってー!」

凛「私がトップアイドルになって、引退した時にー!」


アイドル達「……」

武内P「……」


  ・  ・  ・


坂本・岡田「……!」


  ・  ・  ・


凛「っ……! 引退した時、お互い――」


武内P「善処しまーす!」


凛「逃げないでよー! そしてお断りなのかよー!」


  ・  ・  ・


坂本・岡田「アッハッハッハッハ!」

ハハハハハッ!


ナレ「続いてのコーナーは――」




おわり
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 01:56:33.26 ID:cJ2cdFxDo
今日は寝ます
またネタ拾って遊ぼうと思います
おやすみなさい
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 09:54:53.10 ID:dojk2YdHO
おつおつ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 10:01:18.46 ID:cKNbOK0J0
おつ
武内PのSS見てると、蒼い子や歩く{検閲済み}とかが迫ってきても武内Pは(突然裏切る可能性はあるけど)自分の味方になる他のアイドルがいるけど、恐らくまゆ専属ぽいまゆPはいつも逃げ場なさそうだな…
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 12:28:43.01 ID:htgOr6C3o
あれ、ウサミンの明らかに未成年じゃない主張は?
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 12:32:36.28 ID:KJeBUVKoO
未成年じゃないから出させてもらえなかったんだろう
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:10:52.16 ID:cJ2cdFxDo
>>67
やってみよう
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:13:20.09 ID:cJ2cdFxDo
武内P「佐久間さん、お疲れ様です」

まゆ「お疲れ様です」

武内P「それでは早速ですが、成果の方はいかがでしたか?」

まゆ「うふ、貴方のおかげで、と〜っても喜んでくれましたよぉ」

武内P「そうですか、それは、何よりです」

まゆ「やっぱり、CPのプロデューサーさんはとっても優秀ですねぇ」

武内P「……」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:17:38.07 ID:cJ2cdFxDo
まゆ「貴方のおかげで、最近はとっても調子が良いんです」

武内P「はい。とても、良い笑顔だと私も思います」

まゆ「うふ、ダメですよぉ。まゆは、運命の紅い糸で結ばれた相手がいますから」

武内P「……そういう意味では」

まゆ「わかってますよぉ。冗談です」

武内P「……」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:21:51.85 ID:cJ2cdFxDo
武内P「今回の件で何か問題はありましたか?」

まゆ「実は……」

武内P「また、ですか」

まゆ「はい……プロデューサーさんへの想いが止まらなくて」

武内P「佐久間さん、時には強引に押すことも必要でしょう」

武内P「ですが、彼はとても面倒見の良い男です」

まゆ「はい。だって、まゆの事をいつも見ててくれますから」

武内P「なので、焦る必要はありません。いいですね?」

まゆ「わかってはいるんですよぉ」

武内P「……」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:27:14.74 ID:cJ2cdFxDo
武内P「それと、彼へのプレゼントに関する事で注意しておきたい点が」

まゆ「注意、ですかぁ?」

武内P「あまり、手作りの物を渡すのは控えた方が宜しいかと」

まゆ「えっ?」

武内P「佐久間さん、貴女はまだ16歳で、アイドルとしても階段を登っている最中です」

まゆ「でも……」

武内P「そんな貴女が、自分のために時間をかなり割いていると思っている」

まゆ「うふ、まゆの想いの強さがわかって貰えますね」

武内P「それもありますが、それ以上に彼は悩むでしょう」

まゆ「……悩む?」

武内P「はい」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:33:12.48 ID:cJ2cdFxDo
武内P「彼は、貴女に慕われる事を嫌がってはいないと思います」

まゆ「だったら、悩む事はないですよねぇ?」

武内P「そうですね、一人の男性としてはそうかもしれません」

まゆ「だったら……」

武内P「しかし、彼もまた、プロデューサーなのです」

まゆ「……」

武内P「プロデューサーの自分が、アイドルである貴女の妨げになっているのかもしれない」

まゆ「そんな事は!」

武内P「貴女の事を大切に思っている彼ならば、きっとこう考えるでしょう」

まゆ「……」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:37:54.29 ID:cJ2cdFxDo
まゆ「まゆの事が大切だから、ですか」

武内P「はい」

まゆ「……」

武内P「なので、手作りは重要なイベントの時に合わせていきましょう」

まゆ「でも、他は既製品になっちゃいますよぉ?」

武内P「緩急をつける事も大切です」

まゆ「緩急?」

武内P「手作りには思いの強さが篭っています」

武内P「ですが、それが続いてはそれに慣れてしまいますから」

まゆ「……なるほど」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:42:00.07 ID:cJ2cdFxDo
武内P「そうですね……差し当たっては、クリスマスですか」

まゆ「はい、と〜っても楽しみです」

武内P「佐久間さん、これは、一つの賭けになりますが」

まゆ「賭け、ですかぁ?」

武内P「クリスマスには、何もプレゼントを用意しない、という手もあります」

まゆ「!?」

武内P「続けても?」

まゆ「……聞かせてもらえますか?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:47:23.37 ID:cJ2cdFxDo
武内P「佐久間さんには、クリスマスまで今までより精力的に仕事に取り組んでもらいます」

まゆ「まゆは、いつも頑張ってますよぉ?」

武内P「今まで、彼のために使っていた時間も使用して、です」

まゆ「それは……」

武内P「そうする事により、彼はそれまでの悩みから開放され、心に余裕が生まれます」

まゆ「……それで?」

武内P「彼はこう思うはずです。――『まゆはとても頑張っているな』」

武内P「『やっと、アイドルとして一緒に、真剣に頑張ってくれるようになった』」

武内P「『せっかくのクリスマスだし、今までのお返しも込めて』――」

まゆ「ご褒美……!?」

武内P「その通りです」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:53:36.76 ID:cJ2cdFxDo
武内P「しかし、彼のプレゼントに対して、貴女は何も用意していない……」

まゆ「つまり、大きなリボンを買って、私をラッピングすれば……!?」

武内P「佐久間さん、それは用意している内に入ります」

まゆ「……」

武内P「ですが、佐久間さんに限らず、女性は武器を持っています」

まゆ「武器? 女の武器と言えば……涙?」

武内P「そうです。それを最大限に活かしていきましょう」

まゆ「でも、プロデューサーさんからのクリスマスプレゼントを貰ったら悲しくなんて――」

武内P「――嬉し泣き、という物があるのはご存知ですね?」

まゆ「!」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 13:59:55.60 ID:cJ2cdFxDo
まゆ「……うふ、確かにそれまでの我慢で嬉し泣きしちゃいそうですねぇ」

武内P「世の男性は、女性の涙に弱いものです」

まゆ「それで、プロデューサーさんはまゆの涙を拭って――」

武内P「――しかし、それだけでは足りません」

まゆ「まだ……ですかぁ?」

武内P「佐久間さん、貴女と彼の関係は、アイドルとプロデューサーですね?」

まゆ「うふ、そうですねぇ、運命の紅い糸で結ばれた、ですけど」

武内P「貴女は、女の武器ともう一つ、アイドルとしての武器も持っています」

まゆ「それは……?」

武内P「笑顔です」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:05:59.81 ID:cJ2cdFxDo
武内P「アイドルの貴女の笑顔は、女性の武器にも匹敵する強力なものです」

武内P「これを活用しない手はありません」

まゆ「……どうやって?」

武内P「嬉し泣きからの――笑顔です」

まゆ「そんなにうまくいきますか?」

武内P「まず、間違いないでしょう」

まゆ「……言い切りますね」

武内P「一緒に努力を重ねてきたアイドルが、涙と共に笑顔を浮かべている」

武内P「……プロデューサーは、笑顔に弱いのですよ」

まゆ「……うふ、さすがですねぇ」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:13:31.71 ID:cJ2cdFxDo
武内P「この流れで、ほぼ間違いなく彼は貴女への好意を意識するでしょう」

まゆ「やっと、プロデューサーさんと結ばれる事が出来ます」

武内P「佐久間さん、焦ってはいけません」

まゆ「?」

武内P「この場合は……そうですね、頬にキスが限度でしょうか」

まゆ「それだけ……?」

武内P「十分です。今後の展開も含めて考えると、それがベストだと私は考えます」

まゆ「今後……?」

武内P「はい」

まゆ「……」

武内P「続けても?」

まゆ「お願いします」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:21:02.96 ID:cJ2cdFxDo
武内P「彼は、あくまでもアイドルとプロデューサーという関係でいようとするでしょう」

武内P「なので、一気にそこから逸脱するような行動はあまりよろしくありません」

武内P「だからこその、頬にキスです」

まゆ「……」

武内P「プレゼントを用意しなかった事も、ここで活きてきます」

武内P「アイドルとして頑張ってきて、お返しを用意する暇も無かった」

武内P「そんな貴女が、アイドルとしてお返し出来る精一杯」

まゆ「それで、頬にキス……ですかぁ」

武内P「頬にキスした後、照れ笑いも浮かべれば……はい、間違いないですね」

まゆ「……素晴らしいです」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:25:06.25 ID:cJ2cdFxDo
まゆ「でも、そんなに上手くいくでしょうか?」

武内P「それを何とかするのが、プロデューサーの役目ですから」

まゆ「あの……」

武内P「はい、何かありましたか?」

まゆ「プレゼントに、指輪を贈ってもらう事は可能ですか?」

武内P「それは……少し、難しいでしょうね」

まゆ「……そうですかぁ」

武内P「ですが、アクセサリーの類を送るように、それとなく話をふっておきます」

まゆ「うふ、ありがとうございます」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:34:07.52 ID:cJ2cdFxDo
武内P「それでは、確認をさせて頂きます」

まゆ「はぁい」

武内P「佐久間さんは、クリスマスまで手作りの贈り物を控えてください」

武内P「これは、貴女が趣味に時間を費やすのを控えてまで努力した、という演出にもなります」

武内P「料理の差し入れ等はそうですね……二回までなら良いでしょう」

まゆ「それだけですかぁ?」

武内P「はい。全てはクリスマスで、最大の結果を得るためと自重してください」

武内P「そして、アイドルとしての活動にも一層励んでください」

武内P「努力に応じて、アクセサリーのランクが上下するのはおわかりですね?」

まゆ「もちろん」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:41:32.12 ID:cJ2cdFxDo
武内P「あと、ご協力頂きたい事が」

まゆ「許可?」

武内P「仕事の合間の世間話では、十分に時間が取れません」

武内P「なので……そうですね、クリスマスまでに二回、彼と飲みに行きたいのです」

まゆ「二回、ですか」

武内P「一回では恐らく時間がたりませんので」

まゆ「わかりました。まゆから、CPの皆にはそれとなく許すように言っておきますねぇ」

武内P「ありがとうございます」

まゆ「うふ、こちらこそ、ありがとうございます」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 14:51:22.85 ID:cJ2cdFxDo
武内P「……それでは、私は午後の仕事がありますので、これで」

まゆ「まゆもレッスンがありますから」

武内P「はい、頑張ってください」

まゆ「本当、思い切って相談してみて良かったです」

武内P「担当は違えど、アイドルの悩みを解決するのはプロデューサーの役目ですから」

まゆ「CPのプロデューサーさんは、とっても優秀なんですねぇ」

武内P「……こうでもしないと、飲みに行く自由すらありませんが」


まゆ「うふ、でも……まゆのプロデューサーさんもとっても優秀なんですよ」


武内P「? はい、それは良く知っていますが……?」


まゆ「CPは人数が多いから大変でしょうけど、頑張ってくださいね♪」




おわり
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 16:37:26.61 ID:gko8zl9iO
相談屋まゆP
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 17:05:59.60 ID:1IV85vrO0
…と、同じことをまゆPにも言ってそうな武内P
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 21:44:51.59 ID:cJ2cdFxDo
なんだか甘い話が書きたくなったので書きます
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 21:51:26.52 ID:cJ2cdFxDo

 ある、男と女の話をしようか。


 その男は、とても誠実だが、とても不器用な男だ。
 背は高く、顔も厳しい。
 男の顔を突然見せられた少女が気絶した事もある位ね。


 そして女は、とても神秘的だが、とても親しみの持てる女だ。
 美しい容姿はいつでも人を惹き付け、魅了する。
 まさしく、本の中から出てきたお姫様といった具合だね。


 私は、一見何の共通点も無い彼らが少し似ていると思っているのだよ。


 ん? どこがかって? っと、その前に煙草に火を付けてもいいかな?
 何? ダメ? アイドルの前で煙草は駄目か……そうか…・・。
 せっかく喫煙所の設置を取り付けたんだがねぇ……。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:00:31.91 ID:cJ2cdFxDo

 君達は、年に一回開かれる事務所のパーティーには参加した事があるかな。
 ああ、そうだね、もうそんなに経つか。
 だったら、詳しい話はせずとも平気だね。
 しかしまあ、せっかくだから聞いてくれたまえよ。


 346プロでは、年に一回パーティーが開かれる。
 社員やアイドルに関係なく、とても盛大に、華やかに。
 これは昔からの伝統でね、プロの楽団を招きもするし、毎年大いに盛り上がる。


 私はこれがとても楽しみでねぇ!
 皆が見せる、普段見たことの無い表情がとても新鮮で、出る酒もまた美味い!
 あんなに高価なワインをタダで飲めるんだ、楽しみにしない訳がないさ!
 ……ああ、すまない、また脱線してしまった。
 っとと、そんなに怒らないでくれたまえよ!


 ゴホン!


 これは、先に言った誠実な男と、神秘的な女の、不器用で、親しみの持てる話さ。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:09:52.83 ID:cJ2cdFxDo

 パーティー会場には、多くの人が集まっていた。
 赤や黄色、青にピンクにオレンジと、色とりどりのドレスを纏ったお姫様――もとい、アイドル達も沢山。


 それはとても華やかで、私はここで働いていて良かったと思ったね。
 だってそうだろう? こんな仕事をしても居ない限り、年頃の娘さんと接する機会なんて無いからね。
 ……っと、話を戻そうか。


 会場にはとても陽気な音楽が流れ、参加者は皆、それぞれ楽しんでいた。
 仲の良い者同士で談笑する者、普段関わることの無い者同士で交流する者。
 会話よりも食べることに集中する者や、中にはひたすらメガネを布教している者もいたね。


 皆、それぞれが自由に、とてもいい笑顔で笑っていた。


 しかし、男の顔には笑顔はなかった。


 いつもの事?
 いやいや! 男が表情を出すのが苦手だから笑顔では無かったのではないよ!


 男はね、とても緊張していたんだ。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:25:10.59 ID:cJ2cdFxDo

 男は、いつものスーツの上下では無かった。
 それは当然だね、何せパーティーだから。
 黒いタキシードを着こなし、髪を整えた姿は、まあ、様になっていたね。
 背が高いせいで調達に苦労したようだが、その甲斐はあるだけの見栄えだった。


 そんな男の姿を見て、担当のアイドル達はとても色々な反応をしていたねぇ。
 素直に褒める声や、普段からそうしていろという声。
 悪くないかな、という素直ではない声を聴いた時は私も笑ってしまったよ!


 女は、いつものアイドルとしてのドレスでは無かった。
 それも当然だ、何せパーティーだから。
 新緑のパーティー用のドレスは彼女の美しさを際立たせ、ある種、近寄りがたい神秘性を感じたね。
 細身な彼女のために仕立てられたドレスを纏った彼女は、まるで女神のようだったよ。


 そんな女の周りには、とても色鮮やかな花達が一緒に居た。
 しかし、普段とは違う女の様子を心配する声がほとんど。
 最初は私も何事かと思っていたんだが、すぐに納得したよ。


 陽気な音楽が、優美なワルツに切り替わる前に、男が女の方へ歩み寄っていったのを見てね。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:36:53.57 ID:cJ2cdFxDo

 着飾っているとは言え、男の風貌はとても恐ろしいものだ。
 男の事をよく知らない人間は、自然と彼に道を譲っていった。
 だから、男は真っ直ぐ、曲がることなく、女の元へ向かっていった。
 そう、まるで花道のようだったね。


 男が近づいてくるのを見た女の周りの花達は、
何かを察したように、あとは任せたと言わんばかりに女の元を離れていった。


 陽気な音楽が終盤に差し掛かった時、男は女の元へたどり着いた。
 男の恐ろしげな容姿と、女の美しい容姿は、とても並び立つようなものではない。
 それなのにね、まるで、一枚の絵画の様に美しい光景だと私は思ったよ。


 男は真っ直ぐに女を見つめ、言った。


「私と、踊っいただだっ――……すみません」


 ハッハッハ! 肝心な場面でこれだよ! 傑作だろう?
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:45:50.27 ID:cJ2cdFxDo

 男は何事も無かったかのように――とは行かなかったが、もう一度女に言った。


「私と、踊って頂けませんか?」


 男の真っ直ぐな誘いに、女は問いで返した。


「どうして、私をお誘いに?」


 女は、もう枯れた私から見てもとても魅力的な女性だ。
 その問いは、我々男性からしたらなんとも意味の無いものだ。
 魅力的な女性をエスコートしたい、それだけで十分なのさ。


 しかし、男の答えは普通とは違っていた。


「私がプロデューサーで、貴女がアイドルですので」


 失礼な答えだと思うかね?
 ……だが、その答えを聞いた女は、とても満足そうに微笑んだのさ。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:57:56.84 ID:cJ2cdFxDo

「まあ、貴方がプロデューサーで、私がアイドルだからダンスのお誘いを?」
「はい」


 楽しそうに微笑む女に、男は真っ直ぐに返した。


「今日の貴女が履いているヒールでは、ダンスの相手に困るだろうと思いまして」
「確かにそうですね。私、女にしては背が高くて可愛げがないですから」
「い、いえ! そのようなことは、決して!」
「ふふっ、冗談です」


 焦る男を見た女は、綻ぶ様な笑顔を浮かべていたね。


「……貴女は、とても素晴らしいアイドルです」
「はい、ありがとうございます」
「そんな貴女が、せっかくの舞台で壁の花になるのは見過ごせませんから」
「まあ、とても情熱的なお誘いをする、仕事熱心なプロデューサーさんですね」


 男は無言で女へ手を出しだし、女はその手をとり、笑った。
 その笑顔は、私にはアイドルとしての笑顔ではなく、ただの女の子の笑顔に見えたがね。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:59:10.84 ID:cJ2cdFxDo
誤)男は無言で女へ手を出しだし、女はその手をとり、笑った。

正)男は無言で女へ手を差し出し、女はその手をとり、笑った。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 23:12:14.30 ID:cJ2cdFxDo

 ――あとは、君達も見ていただろう?
 二人のダンスはとても素晴らしいもので、君達も盛大に拍手をしていたじゃないか。
 他に何か? そうだねぇ……。
 ああ、少しだけ話を補足しておこうか。


 一見無趣味に見える男はね、ある時期になるとダンス教室に通うんだよ。
 それに加えて、うちの事務所のトレーナーに何やら協力をお願いしているみたいだ。
 職権乱用? ああいや、違う違う! トレーナー達も楽しんでいるみたいだよ。
 無口な馬車が、必死になって頑張ろうとしているのは、応援してたくなるものじゃないか。


 女が、普段とどう様子が違ったのかって?
 そんなのは簡単だよ。
 私でもつい飲みすぎてしまうようないい酒を前にして、彼女が一滴も飲んでいなかったからさ。
 ああそれに、あんなに高いヒールを履いているのもパーティーの時だけだね。


 まるで『美女と野獣』?
 いやいや、あれはとんでもなく甘いラブ・ストーリーじゃないか。 
 言うなれば、あれは三角関係だね。
 男と、女と、そして、仕事の。
 とても不器用で、親しみが持てるだろう?
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 23:19:48.43 ID:cJ2cdFxDo

 さあ、話はおしまいだ。
 気になっていた謎は解けたかな?
 いやいや、これ以上私から話す事は何もないよ。
 これ以上は、本人の口から聞くべきだ。


 さ、もう行きなさい。
 私はこれから至福の時間を過ごすんだから。
 必死になって勝ち取った、この喫煙所!


 ん、そういえば、君達ならわかるかな。
 彼女が言っていたんだけどね、私には意味がサッパリわからなかったんだよ。
 何だったかな……ああ、そうそう!


 ハイヒールを履いて、はい、ヒール。


 ――だったかな。


 ああっ!? もうこんな時間じゃないか!
 ……やれやれ、煙草を吸いそびれてしまったよ。


 私の癒やしの時間が。




おわり


101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 23:22:49.35 ID:cJ2cdFxDo
次は下品なのを書きます
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 23:40:25.40 ID:bKaEfe0G0
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 23:48:20.29 ID:f8+10p9j0
作品の余韻を全て吹き飛ばす次作の下品宣言は草
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 00:57:25.22 ID:hWN3rn+co
いいね
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 01:14:12.08 ID:PTYmr390O
本人達は癒やしの方のヒールだけども
Pを狙ってる他のアイドルからしたら悪役(ヒール)ですよね
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 18:13:40.99 ID:ivDYZVCu0
周りの人がやきもきしそうなめんどくさい武楓ほんとすこ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 19:59:19.94 ID:mLE8lFCSo
高垣さんがフリーダムしててそれをたしなめる武内Pの話を見たいですね
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 20:57:20.44 ID:qVSzOpISo
まずは下品だ


武内P「顔が赤いですが、大丈夫ですか?」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 20:59:08.16 ID:qVSzOpISo
武内P「それに、様子もおかしい気がしますが……」

未央「へっ!?///ううん、なんでもないよ!?///」

凛「そ、そうだよ///プロデューサーは気にしなくていいから///」

卯月「……///」

未央(プロデューサー、気付いてないのかな)

凛(どこからどう見ても、あれ、完全に……)

卯月(勃ってます)
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:01:39.04 ID:qVSzOpISo
武内P「そう、ですか。もしも何かあれば、仰ってください」


未央「お、オッケー!」

未央(言えないよ! 言えるわけないじゃん!)

凛「本当、気にしなくていいから」

凛(アンタの身に起こってる事が気になってるの!)

卯月「……」

卯月(勃ってます)
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:03:44.56 ID:qVSzOpISo
武内P「それでは、私は事務作業をしていますので……」


未央「はいはーい!」

未央(何!? 何なの!? セクハラ!?)

凛「うん、わかった」

凛(態度はいつもと同じだし……気付かないなんてあるの?)

卯月「……」

卯月(勃ってます)
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:06:18.35 ID:qVSzOpISo
未央「……ニュージェネレーション、秘密作戦会議!」

武内P「秘密、ですか?」

凛「そうだよ。だから、プロデューサーは聞かなくていいから」

武内P「そう、ですか」

卯月「……」

未央「プロデューサーに聞かれたら、秘密じゃなくなっちゃうしね!」

凛「プロデューサー、ヘッドホンでもつけて音楽でも流してなよ」

卯月「……」

武内P「……はぁ、わかりました」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:08:52.24 ID:qVSzOpISo
未央「とりあえず、向こうの机に移動しよう」

凛「だね。事務所から離れると、何か起こった時対処出来ないし」

卯月「……」

未央「しまむー、ほら、行くよ」

卯月「……」

凛「卯月? ねえ、どうしたの卯月?」

卯月「……」

未央「ダメだ。視線が完全に固定されてる」

凛「……とりあえず連れて行こうか」

卯月「……」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:13:22.68 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

卯月「……」

未央「しまむー、遮蔽物があるのに凝視し続けてるね」

凛「……私、友達なのに卯月の事何にもわかってなかった!」

未央「こんな状態になるなんて、私だって思ってなかったよ」

卯月「……」

未央「これはもう……私達にはどうしようもないね」

凛「諦めるの? 卯月がこんな状態なのに、黙ってみてるわけ?」

未央「しぶりーん、それは違うよ」

凛「?」

未央「助けを呼ぶんだよ! ほら、こういう事に詳しい仲間が私達には居るじゃん!」

凛「……なるほど、悪くないね」

卯月「……」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:19:26.21 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

未央「……と、言うわけなんだよ」

美波「えっと、それで私達が呼ばれたの?」

凛「うん。二人なら、何とかしてくれると思って」

奏「何とかって……言われてもねぇ」

未央「みなみん、はやみん! お願い!」

凛「CPとクローネのリーダーが揃ってるんだから大丈夫だよ」

美波「そう言われると……弱いなぁ」

奏「私はクローネのリーダーになった覚えはないんだけど?」

卯月「……」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:23:42.72 ID:qVSzOpISo
未央「二人共、どうすれば良いと思う?」

奏「どうって……放っておけばその内収まるものなんじゃないの?」

凛「奏……卯月を見て」

奏「?」

卯月「……」

美波「どこか一点を見続けて……ああ、なるほどね」

奏「えっ? どういう事?」

未央「またまたとぼけちゃってー! 本当は、はやみんもわかってるんでしょ?」

凛「奏ならわかってるに決まってるよ」

未央「だね! しまむーが、プロデューサーの股間を凝視し続けてるなんてお見通しだよね!」

奏「ちょっと待って。何、その私への信頼は!?」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:30:13.99 ID:qVSzOpISo
未央「へっ? だって、ねえ?」

美波「未央ちゃん、問題はそこじゃないでしょ」

凛「確かにそうだね。全く、とぼけるなんて奏も人が悪いんだから」

奏「……なんだか、酷い扱いを受けてるように感じるんだけど」

美波「奏さん」

奏「どうしたの美波」

美波「北風と太陽作戦で行こうと思うんだけど、奏さんはどう思う?」

奏「待って。私に意見を求めるのは、何故?」

未央「なるほど……冷静になって収まるのを待つよりも」

凛「逆に興奮させて、パッションを弾けさせよう……って事か」

奏「!?」

卯月「……」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:35:15.70 ID:qVSzOpISo
未央「さすがリーダー達! 私達じゃ考えつかなかったよ!」

凛「やっぱり、二人に相談して正解だったね」

美波「それじゃあ、サッと行ってガバッとやってシュッとやってピュッって感じでいいかしら?」

奏「え、あの、ちょっと……!?」

卯月「……」

未央「しまむー、待っててね! すぐに、元のしまむーに戻してあげるから!」

凛「卯月、すぐに良くなるから。それまで頑張って」

奏「……」

奏「……!?」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:39:51.34 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

武内P「……」


美波「プロデューサーさん、画面と音に集中してこっちに気付いてないみたい」

奏「ね、ねえ美波?」

美波「チャンスは今しかないわ、奏さん」

奏「あの、ちょっと」

美波「うふふ、やっぱり、奏さんって呼び方しちゃうなぁ」

奏「いや、だからね」

美波「最初に、私より大人だなって思った印象が抜けなくって」

奏「美波? 美波さん?」

美波「でも、私の方がお姉さんなんだから、頑張らなくっちゃね!」

奏「……」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:43:51.28 ID:qVSzOpISo
武内P「……」


美波「や、やだ、プロデューサーさんったら……///」

奏「な、何……え、えっ?///」

美波「とっても苦しそう、早くなんとかしてあげないと」

奏「……」

奏(勃ってる)

美波「すぐ楽にしてあげますからね!」

奏「……」

美波「美波、行きま――」

奏「……」

美波「っ!? 奏さん!?」

奏「……」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:50:20.53 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

卯月・奏「……」

未央「しまむー……はやみん……!」

凛「まさか、奏までやられるなんて……」

美波「私一人だと、どうしても気付かれちゃうし…・…」

卯月・奏「……」

未央「でも、このままだとどんどん人が来るよ」

凛「……私、もう直接言ってくる」

美波「!? 駄目よ凛ちゃん! 女の子がそんな事しちゃ!」

凛「でも! だからって!」

卯月・奏「……」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 21:59:24.55 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

卯月・奏・杏・きらり・李衣菜・かな子「……」

凛「ほら! モタモタしてるから犠牲者が増えた!」

未央「じゅ、17歳って難しいお年頃だよね」

美波「……やっぱり、私が行くわ」

未央「みなみん!? 無茶だよ、危険すぎる!」

凛「美波までこうなったら、どうしたらいいかわからない!」

美波「ありがとう二人共、心配してくれるのね」

17歳達「……」

美波「でも、なんとかなる気がするの」

未央・凛「……」

美波「ふふっ、根拠は無いんだけどね♪」

美波「……」

美波「――美波、行きます!」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:04:25.39 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

17歳達・美波「……」

未央「完全に気のせいだったじゃん!」

凛「もう少しの所で固まっちゃったね……」

未央「しぶりん、もういっそ私達も凝視して固まっちゃう?」

凛「馬鹿言ってないで、何とかする方法を……」


ガチャッ


ちひろ「もう、皆! レッスンの時間が過ぎてるのに来ないって、トレーナーさん怒ってるわよ!」


一同「!?」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:08:37.61 ID:qVSzOpISo
卯月「あ、あれ? 私、今まで一体何を……?」

未央「しまむー!? 目が覚めたんだね!?」

卯月「み、未央ちゃん?」

奏「……ふふっ、私の視線を独り占めした代価は、キスで頂けるのかしらね?」

凛「奏、今そういう感じ出すの、やめて」

奏「……」

一同「……?」


ちひろ「はーい、皆急いで! ほら、走った走った!」


一同「は、はい!」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:11:08.83 ID:qVSzOpISo
  ・  ・  ・

ちひろ「プロデューサーさん! プロデューサーさん!」

武内P「……」

ちひろ「もう! プロデューサーさーん!」

ユサユサ!

武内P「……千川さん?」

ちひろ「はい、私ですよ。千川ちひろです♪」

武内P「……」

武内P「ありがとうございます……! 助かりました……!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:16:05.50 ID:qVSzOpISo
ちひろ「本当、ビックリしましたよ」

武内P「……申し訳、ありません」

ちひろ「ふふふ、どんなLINEしたか覚えてます?」

武内P「いえ……あの時は、心を無にしてとにかく落ち着こうと必死だったので」

ちひろ「『ちんちん爆発しそう助けて』ですよ、プロデューサーさん」

武内P「……」

ちひろ「もう! 最初はセクハラだと思ったんですからね!」

武内P「……大変、申し訳ありませんでした」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:20:26.65 ID:qVSzOpISo
武内P「最初は私自身も気づかなかったのですが……」

武内P「島村さんの異変に気付いたら、徐々に、その……はい」

ちひろ「なるほど」

武内P「……他の方には、気付かれなかったでしょうか」

ちひろ「それは……あー、大丈夫なようなそうでないような」

武内P「……」

武内P「……一体、何故この様な事に……」

ちひろ「何か、変なものでも口にしましたか?」

武内P「いえ、今日は千川さんに頂いた特性スタミナドリンク以外、特には……」

ちひろ「……」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:30:23.16 ID:qVSzOpISo
ちひろ「そ、そうですか。なるほどー」

武内P「? 千川さん? あの、どうかされましたか?」

ちひろ「そ、それはほら! まだプロデューサーさんが元気ですから!」

武内P「も、申し訳ありません! 見苦しいものを……!」

ちひろ「いえいえそんな、いやいやまさか!」

武内P「千川さん、顔が青いですが、大丈夫ですか?」

ちひろ「まさかこの事態が私の責任……!?」ボソボソ

武内P「あの、どうしてこちらににじり寄ってくるんですか!?」

ちひろ「確かに? いつもお疲れだったので? ちょっと強めの?」ボソボソ

武内P「い、いけません! や、やめ、駄目です! 何をする気ですか!?」



武内P「来ないでください千川さ――ん!!」




おわり
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:35:55.49 ID:UEtYsf9/0
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 22:38:37.55 ID:qVSzOpISo
サクッと終わったので、ちょっとゲームしたら>>107いってみます
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:09:32.65 ID:qVSzOpISo
武内P「お見合い、ですか?」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:11:12.35 ID:qVSzOpISo
楓「私達が?」

武内P「……」

今西部長「……いや、違うよ?」

楓「……」

武内P「……」

部長「……」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:13:34.55 ID:qVSzOpISo
部長「君もいい歳だ、そろそろ真剣に考えても良いんじゃないかね」

武内P「いえ、しかし……」

楓「私はまだ25ですし、まだまだアイドル活動を続けたいです」

武内P「……」

部長「……うん、そうだね」

楓「……」

武内P「……」

部長「……」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:15:49.11 ID:qVSzOpISo
部長「何だい、まさか恋人でもいるのかね?」

武内P「今は」

楓「仕事が恋人ですね」

武内P「……」

部長「……いるのかね?」

武内P「い」

楓「まは仕事が恋人ですね」

武内P「……」

部長「……」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:18:35.53 ID:qVSzOpISo
部長「少し、二人で話そうか」

楓「若い二人で、ですか?」

武内P「……」

部長「……いや、違うね?」

楓「もう、私はまだまだ若いですよ」

武内P「……」

部長「……」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:22:32.15 ID:qVSzOpISo
部長「君に、良い縁談話が持ち上がっていてね」

武内P「それは……」

楓「そのお話、お受け出来ません」

武内P「……」

部長「……高垣君に、じゃなくね?」

楓「それを聞いて安心しました」

武内P「……」

部長「……」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:25:27.36 ID:qVSzOpISo
部長「先方が乗り気でね」

武内P「そう、ですか」

楓「けれど、その方と私の歩む道は違う」

武内P「……」

部長「……うん、それはそうだね」

武内P「……」

部長「……」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:28:36.11 ID:qVSzOpISo
部長「どうだね? この話、受けてみる気はないか?」

武内P「……」

楓「共に、階段を登っていき――あっ、違う」

楓「そのお話、お受け出来ません」

武内P「……」

部長「……」

楓「……」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:33:06.72 ID:qVSzOpISo
部長「どうだい、悪い話ではないと思うが」

武内P「……」

楓「私は、そうは思いません」

武内P「……」

部長「……うん、高垣くんには聞いてないね?」

武内P「……」

楓「……」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:36:28.13 ID:qVSzOpISo
部長「この縁談、受けてみる気はないか」

武内P「……」

楓「その話、」

武内P「高垣さん」

楓「おうけ……はい」

武内P「少し、部長と話をしますので」

楓「……」

部長「……」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:39:40.30 ID:qVSzOpISo
部長「どうなんだね?」

武内P「はい、とても良いお話だと私は思いました」

楓「!?」

バシバシ!

武内P「私には、勿体無い話です」

楓「!」

バシバシ!

部長「……」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:42:50.90 ID:qVSzOpISo
部長「そうか、それでは……」

楓「……!」

ぐにー!

武内P「ふぇふふぁ」

部長「……高垣君」

楓「……」

武内P「……」

部長「……」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:44:49.46 ID:qVSzOpISo
部長「もう一度良いかな」

楓「……!」

バシバシ!

武内P「はい」

楓「……!」

バシバシ!

武内P「ですが、その話、お受け出来ません」

楓「!」

バシバシ!
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:47:23.41 ID:qVSzOpISo
部長「本当に受けないのかね?」

武内P「はい、まだまだプロデュース活動に専念したいと思っています」

楓「♪」

バシバシ!

部長「……その、痛くないのかね?」

武内P「痛いです」

楓「〜♪」

バシバシ!
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:50:55.10 ID:qVSzOpISo
部長「そうか、それは残念だ」

武内P「申し訳ありません。今は、仕事が恋人ですから」

楓「♪」

部長「……なるほど、そうか」

武内P「申し訳ありません」

楓「♪」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:53:02.70 ID:qVSzOpISo
武内P「今は、担当するアイドルと共に階段を登っていきたいと思っています」

楓「ふふっ……――笑顔で!」

武内P「……」

部長「……彼は、高垣君の担当じゃないね?」

楓「!?」

武内P「……」

楓「……!」

バシバシ!
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 23:59:08.73 ID:qVSzOpISo
部長「やれやれ、断りをいれるのは億劫だなぁ」

武内P「今日は奢りますので、ご勘弁を」

楓「居酒屋で大丈夫ですよ〜」

武内P「……」

部長「……彼女も、かい?」

楓「……」

武内P「……」

楓「……」



武内P「……お猪口で、ちょこっとだけですよ」

楓「!?」

バシバシ



おわり
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 00:03:38.49 ID:dBpdllxV0
良かった
楓さんかわいい
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 00:10:28.99 ID:ubNHQVIQo
明日明後日遊びに行くので、1日1ネタの俺ルールが破られそうなので今後の予定は未定です
数年ぶりに書いたのですが、ここ半月お楽しみ頂けていたら幸いです
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 00:54:26.64 ID:KgwY360eo
おつ
次も期待
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 00:56:16.15 ID:Txrl18410
また書いてくれたら嬉しい
竹内Pネタ好き
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 09:04:18.78 ID:mqHuMsnbO
いいわー
ほんとすき乙
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 12:03:36.47 ID:/6q3sZ3b0
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 20:33:57.10 ID:/Lnk8Kn6O
はよはよ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:37:57.40 ID:wcjOss3so
23時までにお題が出ればそれ書きます
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:46:08.36 ID:1gNESH21O
きらりと親子ごっこ
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:46:29.11 ID:Hl5yt/tfo
壊れたらんらんに対応する武内P見たい
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:47:16.09 ID:wcjOss3so
把握
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:49:03.27 ID:wcjOss3so
武内P「おままごと、ですか」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:52:32.08 ID:wcjOss3so
みりあ「お願いプロデューサー!」

武内P「しかし……私はそういうった遊びはしたことが無く」

きらり「ぜーんぜん大丈夫だにぃ☆ きらりがぁ、バッチシフォローするゆ☆」

みりあ「あのね、みりあお姉さんになったでしょ?」

武内P「はい、それはお聞きしています」

みりあ「だから、妹が大きくなる前に練習しておきたいなあって思ってたの!」

武内P「……なるほど」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:56:21.22 ID:wcjOss3so
武内P「しかし、赤城さんは小さい頃におままごとをしていたのでは……?」

みりあ「……えへへ」

武内P「……」

みりあ「……」

きらり「んもー! Pちゃんは、きらり達とおままごとしたくないのぉー?」

武内P「いえ、そういう訳では……」

きらり「うきゃー☆ みりあちゃん、Pちゃんおままごとしてくれるってぇー☆」

みりあ「本当!? わーい! プロデューサー! きらりちゃんありがとー♪」

武内P「……」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:58:59.66 ID:wcjOss3so
武内P「……至らない点もあると思いますが、よろしくお願いします」

みりあ「あははっ! プロデューサー緊張してるー!」

武内P「……」

みりあ「あっ、今はプロデューサーじゃなかった!」

武内P「……はい、おと」

みりあ「ねっ、お母さん!」

武内P「……」

きらり「……」

武内P・きらり「!?」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:02:06.89 ID:wcjOss3so
武内P「あ、赤城さん……!?」

みりあ「もー! お母さんったら、たまに呼び方を間違えるんだから!」

武内P「いえ、あの、配役が間違っていま」

みりあ「今は夫婦で子供も居るんだし、ちゃんとお父さんって呼びなさい!」

武内P「……」

きらり「……」

武内P・きらり「!?」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:05:30.49 ID:wcjOss3so
武内P「私が……」

きらり「お……お母さん……?」

みりあ「! ねえねえお母さん! 今の聞いた!?」

武内P「え、あの」

みりあ「もー! 今、きらりちゃん……じゃなかった」

きらり「うゆ?」

みりあ「きらりが、初めてお母さんって言ったんだよ!」

武内P「そ、そこまで子供の設定なのですか!?」

みりあ「……もー! 設定とか言わないで、真面目にやってー!」

武内P「す、すみません」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:09:34.05 ID:wcjOss3so
みりあ「よーしよし! きらり、えらいえらい!」

ナデナデ

きらり「にょ、にょわー☆ て、照れるにぃ///」

みりあ「! また喋った! 凄い凄い、うちの子天才かもしれない!」

武内P「は……はい、そうですね」

みりあ「プ……お母さんも褒めてあげないと!」

武内P「え、偉いですね」

みりあ「むー! そんなんじゃなく、もっとちゃんと褒めてあげて!」

武内P「は、はい……!?」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:12:55.39 ID:wcjOss3so
みりあ「ちゃんとナデナデしてあげて!」

武内P「いえ、それは……その……!?」

みりあ「……頑張ったら、ちゃんと褒めて欲しいもん」

武内P「……赤城さん、その、私は」

みりあ「……」

武内P「……」

きらり「……」

きらり「お、お母さーん☆ な、ナデナデして欲しいにぃ///」

武内P「……!?」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:17:47.66 ID:wcjOss3so
武内P「あの……ですが……!?」

きらり「お、お母さーん☆」

みりあ「……」ジーッ

武内P「……いえ……あの……!?」

きらり「……」

みりあ「……」ウルウルッ

武内P「……」

武内P「よ……よし、よし……」

ナデ……ナデ……

きらり「う、うっきゃー☆ は、恥ずかスィー☆」

武内P「……」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:20:56.00 ID:wcjOss3so
みりあ「わぁー! 良かったね、きらりちゃん!……きらり!」

きらり「うゅ……///」

武内P「……その、もう、終わりにしましょう」

みりあ「えー! もうちょっとだけ! お願いプロデューサー!」

武内P「いえ、ですが……」

みりあ「お願いお願い! ねぇねぇ、良いでしょ?」

武内P「……では……本当に、あとすこしだけですよ」

みりあ「わーい!」

きらり「……///」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:25:13.83 ID:wcjOss3so
みりあ「えっとねえっとね、ナデナデとね、あとはね……!」


きらり「Pちゃん、付き合ってくれてありがとにぃ」ボソボソ

武内P「……諸星さん?」ボソボソ

きらり「みりあちゃん、お姉さんになったでしょぉ?」ボソボソ

武内P「はい、それはご本人からも聞いています」ボソボソ

きらり「だから、甘えたいんだけど、しっかりしなきゃって思ってて……」ボソボソ

武内P「それで……諸星さんを自分に見立ててやりたい事を、というわけですか」ボソボソ

きらり「うん、それでみりあちゃんがハピハピすゆなら、きらりも頑張るにぃ☆」ボソボソ


みりあ「何かなぁ?」


武内P「……」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:29:38.61 ID:wcjOss3so
武内P「赤城さん」

みりあ「あっ! また呼び方間違えてる!」

武内P「す、すみません……お、お父さん」

みりあ「ん、なーにー?」

武内P「お父さんが、子供の頃にして欲しかった事は何でしょう?」

みりあ「子供の頃に?」

武内P「はい。それをしてあげると、喜んでくれると思うのですが」

きらり「Pちゃん、ナイスだにぃ☆」ボソボソ


みりあ「えーっとね……あっ、肩車!」


武内P・きらり「肩車!?」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:33:31.90 ID:NCcMtl6io
天井が足りない!
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:36:11.13 ID:wcjOss3so
武内P「か、肩車ですか!?」

みりあ「うん!」

武内P「私が諸星さんを……肩車……?」

きらり「ぴ、Pちゃん、それはさすがに……!?」

みりあ「あのね! 肩車って、普段と違って地面が遠くて、とっても楽しいんだよ!」

武内P「……」

きらり「……」

武内P・きらり「……」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:41:20.60 ID:wcjOss3so
  ・  ・  ・

みりあ「うわー! すごいすごい!」

武内P「だ、大丈夫ですか諸星さん……!?」

きらり「じ、地面は遠いけど、て、天井がとーっても近いにぃ!」

みりあ「ねー! とってもいい眺めでしょー!」

きらり「あ、圧迫感が……う、うん! とってもハピハピするにぃ☆」

武内P「さ、左右に揺れないで頂けると助かります……!」

きらり「にょ、にょわー!? ごめんにぃ!」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:45:40.10 ID:wcjOss3so
武内P「そ……そろそろ降ろしますね」

きらり「……ゆ、ゆっくり! ゆっくり降ろしてー!」

武内P「は、はい……!」

ユルユル……

武内P「降ろし……」


ガチャッ


……ストン


武内P「……ました」

美嘉・莉嘉「……」

武内P「……」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:48:57.19 ID:wcjOss3so
みりあ「あっ! 美嘉ちゃん、莉嘉ちゃん! おはよー!」

美嘉「オハヨー★」

莉嘉「ヤッホー☆」

きらり「お、おっすおっす///」

武内P「お……おはようございます」

美嘉「……で?」

武内P「……?」

美嘉「アンタ、きらりちゃんの股に顔突っ込んで何したのワケ?」

武内P「……」

武内P「!?」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:51:38.28 ID:CweqQVEpo
まさかのエッチでピッチな武内ママ誕生
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:53:24.72 ID:wcjOss3so
武内P「ご、誤解です!」

きらり「そ、そうだよぉ☆ 今のはぁ、おままごとだにぃ☆」

美嘉「お、おままごと!?」

莉嘉「えーっ!? アタシだけ仲間外れ!?」

みりあ「あっ、莉嘉ちゃんも一緒にやろうよ!」

きらり「みりあちゃんがお父さんでぇ、Pちゃんがお母さん、きらりが子供役なんだゅ」

美嘉「アンタがお母さんだったの!?」

武内P「……」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:58:39.37 ID:wcjOss3so
みりあ「えっとねえっとね、ナデナデと、肩車してくれたんだよねー!」

きらり「う、うん……///」

莉嘉「ずるーい! アタシもナデナデと肩車してよP君!」

武内P「いえ、あの……もう」

莉嘉「お願いママー☆ ほら、お姉ちゃんも!」

美嘉「えっ!? あ、アタシも!?」

莉嘉「二人でお願いすれば聞いてくれるかもしれないじゃん!」

美嘉「……」

美嘉「しょ、しょーが無いなぁ★ 可愛い妹の頼みは断れないしね★」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:06:28.56 ID:Z43aXat3o
美嘉「ま、ママー★」

莉嘉「ママー☆ ナデナデしてー☆」

武内P「……な、撫でる程度でしたら」

ナデナデ

莉嘉「……ニヒヒ! P君にナデナデして貰っちゃったー☆」

武内P「……あの、もう」

美嘉「えっ、莉嘉がナデナデ? じゃ、じゃあアタシは肩車?」

武内P「は、はい!?」

美嘉「ま、ママー★ か、肩車してー///」

武内P「!?」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:10:51.43 ID:Z43aXat3o
武内P「じょ、城ヶ崎さん……!?」

美嘉「あ、アタシだって恥ずかしいんだから、早くしてよね!?///」パカッ


みりあ「お母さん、子供に差をつけるのはだめだよ!」

莉嘉「P君! お姉ちゃん待ってるよ!」

きらり「うゅ……きらり、あんな感じだったのぉ?///」


美嘉「さ、さっさとしてよ!///」パカッ

武内P「あ、あの!?」

美嘉「早く! この格好、チョー恥ずいの!///」パカッ

武内P「い、いけません! もうやめましょう!」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:14:38.92 ID:Z43aXat3o
美嘉「良いから! さっさとして!」パカッ

武内P「あの、城ヶ崎さん! もうこんな事はやめましょう!」

美嘉「ここまで来て何言ってんの!」パカッ

武内P「ですが……!」

美嘉「さっさと突っ込んで!」パカッ


ちひろ「……何をですか?」


武内P・美嘉「……」

武内P・美嘉「!?」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:18:43.43 ID:Z43aXat3o
武内P「せ、千川さん!? いつからそこに……!?」

ちひろ「美嘉ちゃんが、股をパカリと開いた時からです」

美嘉「い、言い方!///」

武内P「あ、あの! 誤解です!」

ちひろ「誤解……ですか?」

美嘉「そ、そう! アタシが子供で、コイツがママで!」

ちひろ「……」


ちひろ「特殊すぎる……!」


武内P・美嘉「ああっ!? もっと誤解が!?」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:25:20.19 ID:Z43aXat3o
ちひろ「凸レーションの子達を避難させて正解でした」

武内P「せ、千川さん! これは、おままごとで……!」

美嘉「そ、そう! ごっこ! ごっこなの!」

ちひろ「……なるほど」

武内P「わかって頂けましたか……!」

美嘉「ヤバかったー★ 本気だと思われたら大変だったし」

ちひろ「……事情はわかりましたが、お二人はアイドルとプロデューサーです」



ちひろ「……遊びでも……その、気をつけてください」



おわり
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:29:13.42 ID:Z43aXat3o
>>157
スタミナ消化したらやります
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:40:30.59 ID:Z43aXat3o
武内P「おはようございます」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:42:42.52 ID:Z43aXat3o
蘭子「お、おは、おはおは……!」

武内P「……!」

蘭子「おは――」

武内P「!」

蘭子「――煩わしい太陽ね」

武内P「……惜しい……!」

蘭子「……」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:50:02.22 ID:Z43aXat3o
蘭子「我が友よ、言の葉を理解出来ぬ者へは、もう……」

武内P「いいえ、神崎さん、諦めてはなりません」

蘭子「しかし……」

武内P「申し訳ありません、これは、私の責任でもあります」

蘭子「何を言う! この業は我が物! 我が友に責は……!」

武内P「いえ、私の責任です」

蘭子「……」

武内P「まさか、普通の言葉を出すのがここまで困難になってしまうとは……」

蘭子「……」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:56:27.10 ID:Z43aXat3o
蘭子「我も、我が言の葉を理解せしむる者に頼りすぎていたわ」

武内P「ですが、さすがに使い分けが出来ないとなると不便ですから」

蘭子「それは……」

武内P「もう一度、頑張りましょう」

蘭子「我が友…・…! 其の悪魔の如き異様の内に秘めた気高き」

武内P「……やはり、私の顔は怖いですか」

蘭子「す、すまない」

武内P「……い、いえ、お気になさらず」

武内P・蘭子「……」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:03:11.24 ID:Z43aXat3o
蘭子「最早、彼の封印を解くしか道は残されていないのか」

武内P「!? い、いけません! それだけは!」

蘭子「ばってん! 他ん方法んなか!」

武内P「神崎さん! 落ち着いてください!」

蘭子「プロデューサーに迷惑かけて、私、何しよっと!?」

武内P「神崎さん! ガチ熊本弁はいけません! 神崎さん!」

蘭子「……」

武内P「……」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:08:22.25 ID:Z43aXat3o
武内P「……落ち着かれましたか?」

蘭子「……未だ胸の奥に炎が燻っている」

武内P「ゆっくり、ゆっくりで構いません」

蘭子「羽をもがれた堕天使の如く、地を這うものだとしても……?」

武内P「はい、私は構いません」

蘭子「我が友……!」

武内P「貴女の、笑顔のためですから」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:19:53.50 ID:Z43aXat3o
蘭子「流石は我が魂の導き手、と言った所ね」

武内P「いえ、プロデューサーとして当然の事ですから」

武内P「……それに、努力をすれば、きっと普通に話す事も可能になります」

蘭子「……そうであろうか」

武内P「はい。貴女らしさ、というのは勿論大切です」

蘭子「魂の開放!」

武内P「ですが……やはり日常生活で不便ですから」

蘭子「……二匹の獣の交わりによって生まれし至高の存在を」

武内P「まさか、ハンバーグ等の単語もこうなってしまうとは……」

蘭子「……」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:22:49.85 ID:YVcWvau/o
(熊本弁のらんらん可愛い)
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:29:56.97 ID:Z43aXat3o
武内P「その……普段の言葉と、ガチ熊本弁をうまく使い分ける事は……?」

蘭子「如何にこの身が堕天使と言えど、魂の切り替えは容易くは無い」

武内P「やはり難しい、ですか」

蘭子「……夢幻の道」

武内P「そうですね、やはり、少しずつ改善していきましょう」

蘭子「……針に包まれた、全てを喰らい尽くす魔獣」

武内P「はい、トンカツも一人で頼めるようになりましょう」

蘭子「我が友……!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:39:26.91 ID:Z43aXat3o
武内P「改善のポイントとして、私が考えているのが……」

蘭子「聞かせて貰おう! 深遠なる魔王の思う理を!」

武内P「神崎さんの言葉の、若干甘い所を利用できれば、と」

蘭子「あ、甘い……!?」

武内P「はい。神崎さんの言葉には複数のパターンがあります」

蘭子「!」

武内P「見るとわかりますが、完全に置き換えている場合」

蘭子「!?」

武内P「単語等を置き換えてはいますが、話の流れとして通じる場合」

蘭子「!!?」

武内P「あとは、ちょっと雑だな、という、大まかに分けて三つです」

蘭子「!!!!?」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:47:44.74 ID:Z43aXat3o
蘭子「ちょ、ちょっと雑……!?」

武内P「例えばですが、神崎さんの有名な『闇に呑まれよ』ですが」

武内P「こちらは……さすがですね、とても情熱が感じられます」

蘭子「そ、それで……?」

武内P「ですが、『何かしら?』と、少し丁寧になっただけの言葉もあります」

蘭子「そ、それは、その、……!」

武内P「そういった部分を拡大する方向でいけば、道は開けるかと」

蘭子「そ、そうかしら……?」

武内P「はい、必ず」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:53:54.28 ID:Z43aXat3o
武内P「なので、『おはようございます』と言うのではなく……」

蘭子「なく……?」

武内P「『ご機嫌いかがかしら?』ならば、どうかと」

蘭子「……ご」


蘭子「――ご機嫌いかがかしら」


武内P「! 神崎さん!」

蘭子「プ、プロデューサー! 私、出来ました!」

武内P「この調子で、日常生活に困らない程度に回復していきましょう!」

蘭子「はいっ!」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 02:00:55.18 ID:Z43aXat3o
武内P「では、レストランで注文する時の練習をしましょう」

蘭子「ククク……! 絶望を切り裂く、漆黒の刃よ!」

武内P「では、先程のハンバーグですが……」

蘭子「……!」ゴクリ

武内P「ハンバーグ、という言葉を使うのではなく、メニューを指差して……?」


蘭子「――こちらを頂けるかしら?」



武内P「! 神崎さん!」

蘭子「凄い! 凄いです! これなら注文出来ます!」

武内P「はい……!」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 02:15:06.66 ID:Z43aXat3o
武内P「言葉遣いも、優雅さを感じさせるものになっていると思います」

蘭子「我が友よ! 心よりの感謝を!」

武内P「プロデューサーとして当然の事ですから、お気になさらないでください」

武内P「ひとまずレッスンの時間も迫っていますし、ゆっくりやっていきましょう」

蘭子「……新たな進化を遂げた今の我ならば、可能やもしれぬ……!」

武内P「……?」

蘭子「闇に呑まれよ!――いえ、」

武内P「!? 神崎さん、それは無茶です!」




蘭子「――お疲れ様かしら?」




おわり
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 02:17:16.24 ID:Z43aXat3o
寝ます
またテキトーにやってこうと思います
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 09:02:55.05 ID:ee6h4an2o
おつおつ
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 12:01:41.49 ID:V6Geh6m50
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 14:30:48.78 ID:pCY/lni8O
乙乙
途中で完全に喋ってるのに気づかないのカワイイ
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:14:47.24 ID:Z43aXat3o
今更だけど>>45書きます
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:15:32.58 ID:Z43aXat3o
武内P「提出していただいたトリセツに関してです」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:19:02.01 ID:Z43aXat3o
武内P「コミュニケーション不足の解消のため、という名目でしたね」

アイドル達「……」

武内P「皆さんの意見、とても参考になりました」

アイドル達「……」

武内P「皆さん、キレるのは十代の特権では無い、という事を知っておいてください」

アイドル達「……」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:21:20.14 ID:Z43aXat3o
武内P「皆さん、西野カナさんの『トリセツ』はお聞きになりましたか?」

アイドル達「……」スッ

武内P「そうですか」

アイドル達「……」

武内P「今、嘘をついた人は手を挙げてください」

アイドル達「……」スッ

武内P「正直にお答え頂き、ありがとうございます」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:24:41.05 ID:Z43aXat3o
武内P「勿論、中には参考になる意見もありました」

アイドル達「……」スッ

武内P「手を挙げないでください」

アイドル達「……」

武内P「まずは、参考になった方からです」

アイドル達「……」スッ

武内P「全員、手を挙げないでください」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:26:39.30 ID:Z43aXat3o
武内P「本田さん」

未央「!」

武内P「貴女が書いたのは、欲しいものリストですね」

未央「……」コクリ

武内P「ショッピングが趣味の、貴女らしいトリセツだと思いました」

未央「……」スッ

武内P「ですが、こういった形で物をねだるのは関心しません」

未央「……」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:29:09.59 ID:Z43aXat3o
武内P「島村さん」

卯月「!」

武内P「『笑顔』と『頑張ります』で埋め尽くされたトリセツはちょっとした恐怖でした」

卯月「……」

武内P「ですが、これを私に提出されても、私は一体どうすればいいのか……」

卯月「島村卯月、頑張ります♪」

武内P「……はい、頑張ってください」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:33:01.93 ID:Z43aXat3o
武内P「渋谷さん」

凛「……」

武内P「トリセツを聞いていないにも関わらず、かなり似通った内容になっていましたね」

凛「ふーん。まあ、悪くないかな」

武内P「地味にですが、一番反応に困りました」

凛「ふーん!」プンプン

武内P「申し訳ありません」

凛「ちゃんと見ててよね」

武内P「はい、可能な限り、という事でしたら」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:35:10.44 ID:Z43aXat3o
武内P「新田さん……は、後回しにしましょう」

美波「!?」

アーニャ「プロデューサー、どうして、です?」

美波「……」

武内P「いえ、しかし……」

アーニャ「仲間外れは、かわいそうです」

美波「……」

アイドル達「……かわいそう」

武内P「……わかりました」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:38:36.98 ID:Z43aXat3o
武内P「新田さん」

美波「……」

武内P「図解入りで、自分を解説するのはやめてください」

美波「……」

武内P「『ここが弱点だ! ここを突けば、美波、いきます!』」

美波「……///」

武内P「トリセツというか、怪獣図鑑を思い出しました」

アーニャ「ニェット! 美波はかわいい! 性獣、違います!」

武内P「そこまで言っていません」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:45:36.92 ID:Z43aXat3o
武内P「アナスタシアさん」

アーニャ「プロデューサーはひどい、です」

武内P「星を見に行きたい、という事ですが」

アーニャ「私は、いつも美波の味方です」

武内P「未成年の方を22時以降、どこかへお連れするのは難しいです」

アーニャ「私は、もう、完全に怒りました」

美波「アーニャちゃん、私達いつも一緒よ!」

アーニャ「美波! 私達の友情は、変わりません!」

武内P「ですが、プラネタリウムでしたら、スケジュールを調整すれば可能です」

アーニャ「小さな歩幅にあーわせー♪ 生まれ変わるよ〜♪ 違う自分に♪」

美波「アーニャちゃん!?」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:51:19.31 ID:Z43aXat3o
武内P「神崎さん」

蘭子「何かしら?」

武内P「貴女の提出されたコレは、私にコレを着ろ、という事だと思うのですが」

蘭子「流石は我が友、我が言の葉を理解しグリモワールの一部を託した甲斐があったというもの!」

武内P「巨大な羽を背負いながらの仕事は、はい……」

蘭子「……」

武内P「……」

蘭子「……」

武内P「……衣装部に掛け合ってみます、あまり期待はしないでください」

蘭子「!」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:51:52.52 ID:eosHxzEMO
うゎ…武内Pらんらんによわぃ…
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:54:30.79 ID:Z43aXat3o
武内P「双葉さん」

杏「……」

武内P「貴女の、働きたくない、という気持ちは痛い程伝わってきました」

杏「……」

武内P「右下に小さく、飴が欲しい、と書いてありましたね」

杏「……」

武内P「今後はそういった対応をしていきます。非常に参考になりました」

杏「……」グッ
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:58:20.86 ID:Z43aXat3o
武内P「三村さん」

かな子「……」

武内P「貴女が書いたのは、食べたいものリストですね」

かな子「……」コクリ

武内P「申し訳ありません。非常に高カロリーな物ばかりなので、残念ですが許可出来ません」

かな子「美味しいから大丈夫です」

武内P「私はカロリーの話をしています」

かな子「……」
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:01:07.82 ID:Z43aXat3o
武内P「緒方さん」

智絵里「……」

武内P「……」

智絵里「……」

武内P「私は貴女を見捨てません、安心してください」

智絵里「はい……!」

アイドル達「……なんだか優しい」

武内P「……それぞれ、事情というものがありますから」

智絵里「……」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:05:29.20 ID:Z43aXat3o
武内P「諸星さん」

きらり「……」

武内P「申し訳ありません、毎日お姫様だっこは難しいです」

きらり「……」

アイドル達「……」スッ

武内P「皆さん、それ頂き、という顔で手を挙げないでください」

アイドル達「……」

武内P「ですが、1シーズンに一回程度の方向で調整していこうと思います」

アイドル達「!?」

きらり「にょわー☆」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:09:05.60 ID:Z43aXat3o
武内P「城ヶ崎さん、赤城さん」

莉嘉・みりあ「……」

武内P「あの……お二人は、何故城ヶ崎美嘉さんのトリセツを?」

莉嘉「書いてるうちに」

みりあ「えへへ、盛り上がっちゃって」

武内P「そうですか」

莉嘉・みりあ「♪」ニコニコ

武内P「ですが、あまりにも詳細すぎて……いえ、やめておきましょう」

莉嘉・みりあ「?」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:12:59.56 ID:Z43aXat3o
武内P「多田さん」

李衣菜「……」

武内P「多田さんは、今特に関心がある人の名前ですね」

李衣菜「……」コクリ

武内P「非常に言いにくいのですが、全員ジャズ関連の人物です」

李衣菜「!?」

みく「アホにゃ」

武内P「はい、前川さん、いじめないであげてください」

みく「……ぷくく!」

李衣菜「……」ウルウル

武内P「前川さん、いけません」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:16:55.99 ID:Z43aXat3o
武内P「そして、前川さんですが」

みく「……」

武内P「あの、犬の犬種に順位をつけられていましたが、何の意味が?」

みく「!?」

李衣菜「アホだ」

武内P「はい、多田さん、やり返さないでください」

アイドル達「ぷくく……アホタリスク」

みく・李衣菜「……!」プルプル

武内P「皆さん、そういった事は感心しません」

アイドル達「……」

武内P「わかっていただけて何よりです」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:21:44.44 ID:Z43aXat3o
武内P「以上が、残念ながら参考になったCPの皆さんのトリセツですね」

アイドル達「……」スッ

武内P「はい、そうですね」

アイドル達「……」

武内P「今、手を挙げられた方達は、CPではありませんね?」

アイドル達「……」コクリ

武内P「どうして私にトリセツを提出したのですか」

アイドル達「……」ヤレヤレ

武内P「……ひとまずそれは置き、聞いていきたいと思います」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:25:22.68 ID:Z43aXat3o
武内P「高垣さん」

楓「……」

武内P「何故、居るんですか?」

楓「……」ワクワク

武内P「いやぁ、本当に高垣さんは頼れるアイドルですね!」

楓「!?」

バシバシ!

武内P「仕方ない人扱いはしませんよ、絶対に!」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:31:20.14 ID:Z43aXat3o
武内P「速水さん」

奏「……///」

武内P「理想のキスのシチュエーションを10点程挙げられていましたね」

奏「……///」

武内P「あの……おもしろクール枠になりたいのでしょうか?」

奏「?」

武内P「すみません……まさか、高度1万メートルから落下しながらが理想とは」

奏「……///」

アイドル達「……それはちょっと」

奏「!?」

武内P「はい、皆さん。そういった事は感心しないですよ」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:34:57.86 ID:Z43aXat3o
武内P「鷺沢さん」

文香「……」

武内P「鷺沢さんが提出されたのは、本のレビューですね」

文香「……」コクリ

武内P「私にこれを読んで欲しい、という事でよろしいでしょうか?」

文香「……」コクリ

武内P「ですが、トリセツというか、詳細すぎてネタバレになっているのですが」

文香「……」

武内P「……はい、時間を見つけて読もうと思います」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:35:12.33 ID:YVcWvau/o
参考になったならないの基準てそういうことなのか…(驚愕)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:38:03.17 ID:Z43aXat3o
武内P「……他にも、まだまだ沢山のアイドルの方達が提出してくれましたね」

アイドル達「……」スッ

武内P「そうですね、今手を挙げられた方達がそうです」

アイドル達「……」

武内P「ですが、皆さんは仕事もレッスンもあります」

アイドル達「……」

武内P「勿論、私も仕事があります」

アイドル達「……」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:42:26.39 ID:Z43aXat3o
武内P「何故、皆さんの提出されたトリセツがおもしろ回答ばかりなのか」

アイドル達「……」

武内P「何故、CP以外の方達も私にトリセツを提出したのか」

アイドル達「……」

武内P「申し訳ありません。私には理解できませんでした」

ちひろ「プロデューサーさん、それには理由があるんですよ」

武内P「千川さんの課金誘導のトリセツが一番心にきました」

ちひろ「……」

武内P「すみません、続けてください」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:46:31.05 ID:Z43aXat3o
ちひろ「皆、プロデューサーさんの事が知りたかったんです」

武内P「私の事が、ですか?」

ちひろ「プロデューサーさんって、どこか距離を置いている所がありますよね」

武内P「それは……プロデューサーと、アイドルですので」

ちひろ「だから皆、色々なトリセツで、プロデューサーさんの反応を見ようとしたんです」

武内P「……なるほど、そういう事でしたか」

ちひろ「そうでもしないと、いつもみたいに距離をおかれちゃいますから」

武内P「それは……そうかもしれませんね」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:50:21.15 ID:Z43aXat3o
武内P「皆さん、申し訳ありませんでした」

アイドル達「……」

武内P「私は、皆さんが欲望に忠実なトリセツを提出していたとばかり思っていました」

アイドル達「……」フイッ

武内P「お願いします、目を逸らさないでください」

アイドル達「……」

武内P「ですが、皆さんは私の事を知ろうとしてくれていたのですね」

アイドル達「……」スッ

武内P「全員手を挙げるなら、何故直前で目を逸したのかわかりかねます」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:57:06.94 ID:Z43aXat3o
武内P「ですが皆さん、楽しくなっても私で遊ばないでください」

アイドル達「……」

武内P「お願いします。その、やはり……困ってしまいますので」

アイドル達「……」

武内P「あの……皆さん?」

アイドル達「……」

武内P「口頭では納得していただけないのでしょうか?」



武内P「……まさか、『トリセツ』が必要なのですか?」




おわり
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:57:51.50 ID:Z43aXat3o



武内P「にらみつける」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:00:02.92 ID:Z43aXat3o
未央「そう! プロデューサーなら、凄い威力が出そうじゃない!?」

凛「威力が出る技じゃないでしょ」

武内P「その……人を睨みつけるというのは」

未央「あ、やっぱり駄目?」

卯月「プロデューサーさん、優しいですもんね♪」

武内P「……」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:02:08.62 ID:Z43aXat3o
武内P「そうですね……人を本気で睨みつけた経験はありません」

未央「えっ、その顔で!?」

凛「コラ! 未央!」

卯月「未央ちゃん! 失礼ですよ!」

武内P「……」

未央「あーっ! ごめんごめん、プロデューサー!」

武内P「……いえ、仰っている事は、何となくですがわかりますので」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:06:14.58 ID:Z43aXat3o
未央「お、お詫びと言ったらなんだけど、私の事睨みつけてみてよ!」

武内P「本田さんを……ですか?」

凛「それの何がお詫びになるの」

未央「ほら! 本当に怖い人に囲まれた時のための練習、とかさ?」

卯月「もー、未央ちゃんも自分で言ってる事がわかってないじゃないですか」

未央「あっははは!」

武内P「……」

未央「ってことで、お詫びと興味本位で、本気で睨みつけてみてよ!」

凛・卯月「未央(ちゃん)!」

武内P「……」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:09:53.46 ID:Z43aXat3o
武内P「しかし……本田さんを本気で睨みつけるというのは……」

未央「お願い! 私も、演技の参考になるかもしれないしさ!」

武内P「……そういう事でしたら、努力してみます」

卯月「未央ちゃんったら、調子が良いんですから」

凛「いつかバチが当たるよ」

未央「えへへ……さあ、プロデューサー! 本気で睨みつけちゃって!」

武内P「……はい、では――」


武内P「!」ギンッ!


未央「」


じょぱっ!


凛・卯月「失禁!?」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:14:02.11 ID:Z43aXat3o
武内P「ほ、本田さん!?」

未央「」

凛「駄目……完全に気を失ってる……!?」

卯月「水風船が破裂した時みたいでしたよ……!?」

武内P「お、お二人とも! 本田さんを――」


武内P「――お願いします!」ギンッ!


卯月「」


じょぱっ!


凛「卯月ーっ!?」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:17:12.69 ID:Z43aXat3o
凛「ちょっと! どうして卯月まで睨みつけたの!?」

武内P「ご、誤解です! そ……そんなつもりは……!?」

凛「何、まさか慣れない事をしたから、顔が戻らなくなってるって言うの!?」

武内P「お、恐らく……そうではないかと」


未央・卯月「」


凛「とにかく、なんとかするからプロデューサーは見ないで!」

武内P「わ、わかりました!」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:21:02.88 ID:Z43aXat3o
凛「でも……この状態からどうしたら……!?」


未央・卯月「」


武内P「誰か、助けを呼ぶというのはどうでしょうか?」

凛「それは駄目。結果が見えてる」

武内P「ですが……!」

凛「二人だけでも手に負えない状況なのに、これ以上増えられたら困るって言ってるの!」

武内P「す、すみません」


未央・卯月「」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:22:22.33 ID:7ReDHnMpo
ハンターのウイング師匠かな?
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:25:49.90 ID:Z43aXat3o
凛「もう……! 二人共全身ビチャビチャだよ……!」


未央・卯月「」


武内P「申し訳ありません……まさか、こんな事態になるとは」

凛「多分、言い出した未央本人も全く思ってなかっただろうね」

武内P「本田さんと島村さんには、本当に申し訳ない事を……」

凛「未央は自業自得だけど、卯月は完全に余波だから後でちゃんと謝って」

武内P「はい……勿論です」


未央・卯月「」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:31:08.50 ID:Z43aXat3o
  ・  ・  ・

凛「……ふぅ、終わったよ」

未央・卯月「」

武内P「……本当に、助かりました」

凛「体を拭いて、服は着替えさせた。まだ、気を失ってるけどね」

武内P「……お疲れ様です」

凛「まさか、友達のこんな後始末をするとは思わなかった」

武内P「……今後、このような事が起こらないよう、徹底して行きたいと思います」

凛「うん、そうして」

武内P「……」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:35:56.74 ID:Z43aXat3o
凛「ふふっ、でも、どれだけ怖い顔してるのか気になるかも」

武内P「や、やめておきましょう!」

凛「当たり前でしょ。私は、ひどい目にはあいたくないから」

武内P「……」

凛「でも、そろそろ顔も戻ったんじゃない? 大分時間も経ってるし」

武内P「そうですね、恐らく――」


コンコン、ガチャッ


みく「おはようにゃPチャン!」

李衣菜「おはようございまーす」


武内P「――戻っていると思います」ギンッ!


みく・李衣菜「」


じょぱっ!


凛「アスタリスク――っ!」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:41:33.78 ID:Z43aXat3o
  ・  ・  ・

凛「……これでよし、と」

未央・卯月・みく・李衣菜「」

武内P「その……渋谷さん、大変申し訳ありません」

凛「今日で、一生分の友達のこういう後始末をしたと思う」

武内P「……」

凛「本当は、顔を見て文句を言いたいんだけど」

武内P「すみません……自分では、よくわからないものですから」

凛「どれだけ不器用なの」

武内P「……」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:48:45.81 ID:Z43aXat3o
凛「……自撮りして、自分で確認するのはどうかな?」

武内P「! なるほど、その手が……!」

凛「自分の顔だから、怖いとは思わないんじゃないの」

武内P「そうですね。いつも、見慣れている顔ですから」

凛「……」

武内P「では、撮ります」

カシャッ!

武内P「……撮れました。では、確認を――」

凛「待って!」

武内P「? 渋谷さん?」

凛「嫌な予感がするから、自分で確認するのは待って」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:53:15.05 ID:Z43aXat3o
凛「今から私が連絡先を送るから、そのLINEに写真を送って」

武内P「……わかりました」

凛「……はい、送ったよ」

武内P「あの……神谷、と書いてあるのですが」

凛「奈緒なら大丈夫。加蓮がついてるから」

武内P「あの……本当に大丈夫なのでしょうか?」

凛「大丈夫、あの二人なら」

武内P「……わかりました」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:58:16.19 ID:Z43aXat3o
  ・  ・  ・

武内P「……既読がついた瞬間に、北条さんから電話がかかってきましたね」

凛「うん、あんなに焦ってる加蓮の声、初めて聞いたよ」

武内P「……」

凛「『奈緒の膀胱が爆発した! 奈緒の膀胱が爆発した!』ってさ」

武内P「全く大丈夫ではなかったのでは……!?」

凛「大丈夫だよ。加蓮、落ち着いたら奈緒の様子を写真で送ってきたし」

武内P「……北条さんは冷静ですね」

凛「言ったでしょ、あの二人なら大丈夫だって」

武内P「……」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:02:41.81 ID:dyitIIzoo
凛「でも……本当、いつ戻るんだろうね」

武内P「私にも……皆目検討がつきません」

凛「皆が目を覚ました時のために、」


未央・卯月・みく・李衣菜「」


凛「ちゃんと顔、隠しておいてよね」

武内P「……はい、もうご迷惑をおかけする訳にはいきませんから」

凛「……」

武内P「……渋谷さん?」

凛「いや……どんな顔してるのかな、って思っただけ」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:10:20.78 ID:dyitIIzoo
武内P「い、いけません! 危険です!」

凛「でも、見た人間が全員こうなっちゃう程だよ?」


未央・卯月・みく・李衣菜「」


凛「普通は気になるでしょ」

武内P「……」

凛「まあ、私は見ないけどね」

武内P「それを聞いて安心しました」

凛「……」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:13:27.41 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

未央「いやー、本当迷惑かけたねしぶりん」

卯月「うぅ……ありがとうございます……!」

凛「良いって、気にしてない」

みく「それにしても……うぅ、思い出しただけでチョロッと出そうになるにゃ」

李衣菜「わかる! っていうかやめて! 私もチョロリといきそうになるから!」

未央「はっはっは!……ねえ、本当やめよう?」

卯月「は、はい! この話はもうやめましょう!」

凛「……」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:17:40.05 ID:dyitIIzoo
みく「あーもー! 見て、鳥肌!」

李衣菜「私だって指先の震えが止まらないもん!」

未央「私なんて膝まで震えてるよ!」

卯月「ふふ……プロデューサーさんには悪いですけど、変に仲良くなれましたね♪」

みく・李衣菜・未央「……だね!」

凛「……」

卯月「凛ちゃん? どうかしましたか?」

凛「……別に? 何でもないよ」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:21:53.34 ID:dyitIIzoo
凛「……」

未央「もしかして、しぶりんも見たかったりする?」

凛「み、未央!? べ、別に……そういうわけじゃないけど」

みく「凛ちゃん、今はみく達がついてるにゃ!」

凛「みく……」

李衣菜「遠慮なくじょぱっても、助けるのが私のロックだよ!」

凛「李衣菜……いや、そこは見るなら普通に準備してからにするよ」

卯月「さすが凛ちゃん、冷静です♪」

凛「卯月……なんだかほんのりバカにしてない?」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:29:24.59 ID:dyitIIzoo
未央「でも、絶対プロデューサーはもうあの顔してくれないよね」

凛「それなら……多分、奈緒のLINEに写真が残ってると思う」

みく「なるほど。それを送って貰えば良いんだね」

李衣菜「早速、送ってくれるよう頼んでみなよ!」

凛「そうだね。先に、奈緒に送ってくれるようLINEしておく」

卯月「……あれ? でも、確認する時に――」

凛「……」

ズットツーヨク♪ソウツーヨク♪

凛「ん? 加蓮から着信が……」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:37:29.34 ID:dyitIIzoo
凛「……あ、あー……うん……うん」

凛「うん……わかった、すぐ行く」

未央「? どうしたのしぶりん?」

凛「奈緒と加蓮、クローネのプロジェクトルームに居たんだって」

みく「? それがどうかしたの?」

凛「写真を確認する前に、奈緒が高笑いしたから……人が集まってきたんだって」

李衣菜「……まさか」

凛「うん、だから、助けに行かないと」

卯月「凛ちゃん、頑張ってください!」

凛「え、私一人でいくの?」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:45:51.45 ID:dyitIIzoo
未央「そんな事言われても、ほら見てよ」ガクガク

みく「クローネのプロジェクトルームには、あの顔があるんでしょ?」ブルブル

李衣菜「ロックじゃないとは思うんだけど……」ガタガタ

卯月「そう思うと、足が動かないんです」ビクビク

凛「……」

凛「!」キッ!

未央・みく・李衣菜・卯月「?」

凛「……」


凛「私もちょっと気絶してくる」



おわり
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 00:46:39.97 ID:dyitIIzoo
寝ます
おやすみなさい
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 08:08:42.78 ID:SLICD1T50
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 08:54:23.56 ID:zN//d8K8o
またたのむ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:00:20.45 ID:dyitIIzoo
書きます

武内P「働く女性は素敵ですね」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:02:08.99 ID:dyitIIzoo
ちひろ「働く女性と言ったら……ここはやっぱり私ですかね」

専務「専務の美城だ。キャリアウーマンのイメージは、私が一番だろうな」

楓「今は、そうですね……お仕事は恋人のようなものですね」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:04:04.04 ID:dyitIIzoo
ちひろ「毎日顔を合わせて、いつもお手伝いしてますね」

専務「時には対立しながらも、彼は私を助力してくれもする」

楓「ふふっ、後輩達の参考になんて……頼られてしまってるかしら」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:06:36.53 ID:dyitIIzoo
ちひろ「気づくと無茶をするから、放っておけないんですよねぇ」

専務「彼はとても優秀だ。私は、優秀な人間は歓迎する」

楓「アイドルとして、プロデューサーとして対等な関係でいられますね」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:09:24.97 ID:dyitIIzoo
ちひろ「仕事の事で悩んで立ち止まった時も、休むように言ったり」

専務「意見は合わないが、それもまた必要な事なのかもしれないな」

楓「お仕事に対する思いは、そうですね、とても似ていると思います」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:13:29.57 ID:dyitIIzoo
ちひろ「いつも、私の出すスタミナドリンクを飲んでくれます」

専務「ネクタイをなおすのは、少しやりすぎだったかもしれないな」

楓「トラブルがあった時も、すかさずお互いがベストな動きをしました」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:16:05.41 ID:dyitIIzoo
ちひろ「ここだけの話、私が一番似合うってたまに言われるんですよ」

専務「私もここだけの話だが、どうやら憎からず思われていると聞いたな」

楓「実は私も、何か特別な関係なのではと噂されてるみたいです」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:19:33.90 ID:dyitIIzoo
ちひろ「正直、もう女房役と言った感じですね」

専務「私は平行線だと思っていたが、歩み寄りたいと言われたな」

楓「私を頼る位のファンですから、共に歩んでいると言ってもいいかもしれません」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:23:41.80 ID:dyitIIzoo
ちひろ「プロデューサーと事務員、スタンダードな組み合わせですね」

専務「上司と部下、スタンダードな組み合わせだな」

楓「アイドルとプロデューサー、スタンダードな組み合わせですね」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:27:05.07 ID:dyitIIzoo
ちひろ「案外、私が言うとちゃんと言う事聞いてくれるんですよねぇ」

専務「お互い意見は対立するが、認め合う事も出来る」

楓「私がちょっとお茶目しても、困った顔をしながらも許してくれます」

ちひろ「……」

専務「……」

楓「……」
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:28:34.53 ID:dyitIIzoo
ちひろ「まあ、ここだけの話?」

専務・楓「?」

ちひろ「毎日、千川さんの作る特製スタドリの味噌汁が飲みたい、って言われました」

専務・楓「!?」

ちひろ「うふふ、困っちゃいますよねぇ」

専務・楓「……」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:30:14.34 ID:dyitIIzoo
専務「まあ、ここだけの話だが」

ちひろ・楓「?」

専務「出勤前、貴女にネクタイを直して貰えたら良いですね、と言われたな」

ちひろ・楓「!?」

専務「フッ、困ったものだな」

ちひろ・楓「……」
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:35:01.86 ID:dyitIIzoo
楓「私も、ここだけの話ですけど」

ちひろ・専務「?」

楓「その……ええと、ここだけの話ですけど……」

ちひろ「うふふ、私達と違って嘘はつけませんね」

専務「フッ、君がモデルから女優にならなかった理由が伺える」

楓「……」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:37:52.60 ID:dyitIIzoo
ちひろ「……さて、そろそろ結論を出しましょうか」

専務「そうだな。私はあまり気が長い方ではない」

楓「素敵なステッキは、誰に倒れるんでしょうか」

ちひろ・専務・楓「……」


ちひろ・専務・楓「さあ、誰が一番素敵?」


武内P「働いてください」



おわり
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:42:14.65 ID:dyitIIzoo
スタミナ消化したら次いきます
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 22:46:55.90 ID:Sum+Cwrlo
専務はちょっとお歳が…
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:01:32.95 ID:dyitIIzoo
変なのが思いついてしまいました
需要は俺にあるので書きます


アイドルマスターアジア シンデレラGールズ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:05:05.89 ID:dyitIIzoo
卯月「わぁ〜! まるでお城みたいですね!」

凛「さすがは大手、って感じだね」

卯月「あっ……えへへ♪」

卯月「へ〜、美城ってこういう漢字書くんですね」


未央「ふっふっふ! 時は来た!」



????「――左様! 時は来た!」



https://www.youtube.com/watch?v=kihf8gIfxTY
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:09:00.68 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

ストーカー「――さて、遂に思いつきで始まってしまいました」

ストーカー「……アイドルを目指す少女達」

ストーカー「そして……それをビルの屋上から見ている怪しげな人影」

ストーカー「男は一体何者なのでしょうか? 果たして、その目的は?」

ストーカー「それは、私にも未だ見当がつきません」

ストーカー「……」

ストーカー「それでは! アイドルプロデュースぅ!」

ストーカー「レディイイイ……ゴ――ッ!」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:10:08.23 ID:dyitIIzoo


 始動! シンデレラガールズと東方不敗!

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:14:30.67 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

武内P「……では、行きましょう」

武内P「他のメンバーを紹介します」

未央「おおー!」

卯月「はい!」

凛「……」

武内P「同時に、皆さんにとって初めての仕事を行ってもらいます」

未央・卯月・凛「えっ!?」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:17:37.65 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

スタジオ

卯月「うわー! 凄い……!」

未央「スタジオ、って感じ……!」

凛「……」

卯月「綺麗です!」

武内P「これから、皆さんには今後の宣材写真を撮影して頂きます」

未央「アー写?」

卯月「このセットで撮るんですか?」

武内P「いえ、こちらです」

未央・卯月・凛「……」

武内P「他のメンバーは、もう撮影を始めています」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:18:41.15 ID:2i+HDU7mo
なんか殴り合いで雌雄を決っしそうな奴が始まった
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:20:02.87 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

別スタジオ


みく「うふふっ♪ にゃあ♪」


  ・  ・  ・


かな子「ふふっ」


  ・  ・  ・


美波「うふふ」


  ・  ・  ・


アーニャ「ダー」


  ・  ・  ・


東方不敗「ワッハッハッハッハ!」

284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:23:05.05 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

きらり「あれあれー?☆」

美波「あっ、残りのメンバー?」

李衣菜・智絵里「えっ?」

未央・卯月・凛「……」

莉嘉・みりあ「ねえねえ!」

みりあ「お姉ちゃんたちって、シンデレラプロジェクトの仲間?」

卯月「はい♪」

未央「そうだよ!」

莉嘉・みりあ「わーい♪ やったね♪」

東方不敗「……ほう、なかなか良い面構えをしておるわ」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:27:02.58 ID:dyitIIzoo
みりあ「赤城みりあです! これで全員集合だね、嬉しいなー♪」

莉嘉「ヤッホー☆ アタシ、城ヶ崎莉嘉☆ 中学一年だよ、仲良くしようネ☆」

卯月「はい♪」

未央「おーう!」

凛「あ、さっき、木登りしてた……」

莉嘉「あっ、さっきのお姉ちゃん!」

みく「まーた木登りして……危ないにゃ」

卯月・未央「にゃ?」

みく「前川みくにゃ♪ ヨロシクにゃん♪ 皆は、何キャラでいくのー?」

卯月「ええと……」

未央「キャラかぁ……」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:33:13.39 ID:dyitIIzoo
  ・  ・  ・

武内P「……二人、足りないようですが……」

きらり「にゃにゃにゃー☆ 杏ちゃん、ハッケーン☆」

杏「双葉杏ー……ヨロシクー……」

未央「働いたら……負け……?」


東方不敗「――そして、最後がこのワシ」


武内P「! 東方先生、いつの間に後ろに……?」

東方不敗「プロデューサー、芸能界は戦場」

東方不敗「ファイターたるもの、油断はあまり関心しませんな」

武内P「……」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:38:00.43 ID:dyitIIzoo
東方不敗「ワシは、東方不敗……マスターアジア!」

東方不敗「この芸能界を戦って、戦って、戦い抜いて!」

東方不敗「最後のアイドルとなり、アイドル・ザ・アイドルとなった暁には――」

未央・卯月・凛「……」

東方不敗「全人類を抹殺し、この地球に自然を……緑を取り戻してくれるわ!」

東方不敗「ワッハッハッハッハ!」

未央・卯月・凛「……」

卯月「し、島村卯月です! ええと、頑張ります♪」

凛「渋谷凛です、よろしく」

未央「本田未央! 高校一年、未央って呼んでね!」

武内P「……――以上、15名が、メンバーになります」
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:44:24.25 ID:dyitIIzoo
みく「じゃあ、これでいよいよ……!」

武内P「はい、シンデレラプロジェクト、遂に始動です」

CPメンバー「わーい!」

東方不敗「……くくく、我が野望、遂に動き出しよったわ!」


  ・  ・  ・


カメラマン「――今度は、四人一緒に撮ってみるから、普段どおりワイワイやってみて!」

卯月「は、はいっ!」

未央「普段通りって……」

凛「……」


東方不敗「せやあっ!」


ポイッ


未央「ぼ、ボール?」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:51:28.71 ID:dyitIIzoo
未央「ふ……普段通りって……とりあえず――しまむー、パス!」

ポイッ

卯月「わっ!? へぶいっ!?」

凛「おっ……と」

東方不敗「それそらどうした! なっちゃいないぞ!」

卯月「しまむー……?」

未央「しぶりん! パス、パース!」

凛「し、しぶりん……? まあ、良いけど」

ポイッ

未央「ナイスパース! しまむー、トス!」

ポイッ

卯月「へぐっ!?」

未央「しぶりん! スパイク!」

凛「ふっ……!」

未央「マスター! ブロック!」

東方不敗「せやああっ!」

ビュウウ―ッ!

パァンっ!!

未央・卯月・凛・東方不敗「……」

未央・卯月・凛・東方不敗「ハハハハハ!」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 23:58:14.76 ID:dyitIIzoo
カメラマン「良いねぇ! その笑顔!」

未央「アハハッ! さすが、合格理由が笑顔のわ・た・し!」

卯月「うふふっ! 私もです♪ 合格理由――笑顔!」

東方不敗「ククク! ワシの時も、アヤツはそう言っておったわ!」

凛「……それしか言わないから!」

未央「……へっ?」

未央「……ぷっ! 皆一緒かぁー!」

未央・卯月・凛「ふふふふっ……!」

東方不敗「馬鹿の一つ覚えと言うが、その一つにしてやられたわ!」

一同「ふふふっ……!」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:04:36.02 ID:ens/y4Rdo
美嘉「へぇー★ 初めてにしては、いいカンジじゃーん★」

武内P「……」

美嘉「!」

美嘉「ねぇ、あの子達三人と、ファイター一人、今後のスケジュール決まってる?」

武内P「……いえ」


  ・  ・  ・

カメラマン「はい、撮影終了ーっ!」

莉嘉「ねえねえ、皆で取ろうよ☆」

みりあ「撮るーっ!」

東方不敗「ほう、悪くない提案ではないか」

卯月「プロデューサーさーん! 一緒にどうですかー?」

みりあ「ねぇねぇ!」

武内P「……」

武内P「……いえ、皆さんでどうぞ」

一同「えーっ!?」

カメラマン「撮るよ、笑って―!」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:10:34.68 ID:QhzeNBhmo
高垣さんといちゃつく話を読んでみたいですね
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:12:31.40 ID:ens/y4Rdo
  ・  ・  ・

未央・卯月「ええーっ!?」

凛「……」

東方不敗「……ほう」

未央「私達が……ライブに……?」

美嘉「そっ★ アタシのバックで、丁度こんなカンジの子達とファイターを探してたんだー★」

ちひろ「美嘉ちゃんの担当からもオーケーを貰いましたが、どうしますか?」

武内P「……自分としては――」

今西部長「うん! 良いんじゃないかな」

武内P「……」

部長「遅かれ早かれ、この子達と東方先生もステージに立つんだ」

部長「――こういう始まりも、また、アリなんじゃないかな」

東方不敗「ほう? お主、戦の心得があると見える」

部長「……」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:13:01.58 ID:ens/y4Rdo
>>292
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:13:36.16 ID:ens/y4Rdo
把握、東方不敗効果かSSR出たのでCMまで書きます
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:20:37.69 ID:ens/y4Rdo
未央「誰……?」

卯月「見覚えが……」

美嘉「ねぇ! 部長さんもそう言ってる事だし★」

未央・卯月・凛「部長!?」

東方不敗「その身のこなし……やはり只者ではなかったか!」

武内P「……では、ライブの資料をお願いします」

ちひろ「はい、早急に♪」

美嘉「えっ? オッケーってこと……?」

ちひろ「はい♪」

美嘉「ヤッタ―★ ライブ、楽しもうね★」

未央・卯月・凛「は、はい!」

東方不敗「この東方不敗マスターアジア、先輩アイドルと言えど遅れは取らぬわ!」


(Gガンのアイキャッチ)

297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:23:21.11 ID:ens/y4Rdo
続きは気が向いたらで

一服したら>>292書きます
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:58:22.14 ID:ens/y4Rdo

 仕事の打ち合わせが終わり、帰路につこうとした時、346プロ内にあるカフェで彼を見つけた。

 いつも通りのスーツ姿に、近くに寄っては見る事が出来ない頭頂部の寝癖。
 ノートパソコンを見つめる難しい顔は、見る人にとっては怖いものらしい。

 私は、彼を怖いと思った事はない。
 感覚がズレていると偶に……いや、よく言われるが、そんな事は無いと思う。
 彼の見た目、ぴにゃこら太みたいで可愛いと思うのよね。

 私と同様、仕事が恋人と公言しているだけあって、彼の仕事に対する姿勢はいつも真剣だ。
 恐らく、彼がカフェで格闘中なのも、担当するアイドル達や、事務員の千川さんに「休め」と言われての事だろう。
 けれど、彼はそれを良しとしない。
 その事を同僚として心配もするが……――同時に安心もする。

 私は、アイドルとして、階段を登っている。

 彼は、プロデューサーとして、階段を上る手助けをしている。

 彼は私を担当しているプロデューサーではないけれど、偶に見かけるその姿がとても頼もしく見える。
 無口な彼だけれど、仕事に打ち込むその背中を見ると、

 ――貴女は一人ではないです。

 こう、言っているように感じるから。
 彼を専有している訳ではないのに、まるで戦友のような関係。
 ……あら、今のは中々じゃない?

 彼は、まだこちらに気付かない。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 01:10:21.95 ID:ens/y4Rdo

 思えば、偶々会った時も挨拶はいつも私からしている気がする。
 アイドルに笑顔を向けられて挨拶されているのに、彼はいつもの無表情。
 これは、とても不公平な話だと思うの。


「……ふふっ、いつ気付くかしら」


 抜き足、差し足、忍び足。
 バレないように、見つからないように。


「……」


 もしかしたら、私には忍者の才能があったのかもしれない。
 だって、彼ったら私に全く気付かないんですもの。


「……」


 彼にとって、アイドルの私の輝きは、目の前のノートパソコンの淡い光よりも弱いのか。
 確かに、今はあまり気合の入っていない私服だし?
 ああ、それならバッチリメイクをして、衣装を整えてたらもう気付いてたかもしれないわ。
 今から取りに行ったら……さすがに彼も休憩時間が終わってしまうわね。

 彼は、まだこちらに気付かない。
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 01:22:35.78 ID:ens/y4Rdo

「……」


 静かに椅子を引いて正面に座ってみても、彼の目はノートパソコンに釘付けのまま。
 きっと頭の中は、彼が担当するアイドルの事でいっぱいなのだろう。
 戦友としてとても喜ばしいけれど、まるで気付かれないのはちょっぴり腹立たしい。


「……」


 けれど、彼はいつ私に気付くのかしら?
 ここまで気付かないのなら、逆に、どこまで気付かないか試したくなってきたわ。


「……ふふっ」


 っと、いけないいけない。
 気付かれないようにしようとした途端、楽しくなって笑みが零れてしまった。
 あまり大きな声は出なかったけれど、気付かれてはいないかしら?


「……」


 けれど、彼は、まだこちらに気付かない。
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 01:32:20.92 ID:ens/y4Rdo

 全くもう、普段から笑顔しか言わない割に、目の前のアイドルの笑顔に気づかないなんて!
 そんなに担当アイドル達は魅力的?
 やっぱり、若い子の方が目を惹かれますか?


「……」


 なんて、貴方はそんな事は微塵も考えず、仕事の事を考えているのよね。
 趣味と実益を兼ねた、とってもお似合いの仕事ですこと。
 ……っと、ふふっ、それは私にも言えるわね。


「……」


 けれど、やっぱりちょっと疲れた顔をしてるみたい。
 いつもより……そう、目がキリッとしてるもの。
 そんなキリッとした目で見たら、気の弱い子は胃がキリキリしちゃうと思いますよ。
 ……うーん、イマイチ。


「……」


 やっぱり、彼は、まだこちらに気付かない。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 01:32:48.07 ID:eMV+vIwco
蘭子のくだりでこの人は天才だと思った
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 01:44:38.63 ID:ens/y4Rdo
「……」


 私が目の前に座っていると気付いたら、貴方はどんな顔をするのかしら。
 そして、どんな言葉をかけてくるのかしら。
 私からは挨拶しませんからね?
 今回は、貴方から声をかけてくる番って決めたんですから。


「……」


 ……けれど、嗚呼、こんなにゆっくりしたのは久しぶりかもしれないわ。
 何もせず、ただ目の前を見つめるだけ。
 それだけのに、こんなにも楽しくて、こんなにもワクワクしている。
 偶には、こんな時間があっても悪くない。


「……」


 けれど、もうすぐこの時間も終わり。
 気付いたら大分時間が経っていたし、そろそろ彼も事務所に戻るだろう。
 時間切れでの幕切れは、まあ、区切れとしてはありきたりよね。


「……」


 それでも、彼は、まだこちらに気付かない。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 01:53:55.69 ID:ens/y4Rdo

「……」


 残念だけど、今回の勝負は私の負けになりそう。
 だって、私から挨拶をするのはいつもの事だもの。


 ――そう思った時、ピウと、少し強く風が吹いた。


 肌寒くなってきたこの時期の風は、細身の私には少し堪える。
 もう諦めて、時間切れになる前に、私から声をかけてしまお――


「楓?」


 ――う……!?


「は、はいっ!?」


 突然彼の口から私の名前が出たので、素っ頓狂な声をあげてしまった。
 これでは、アイドル失格だ。


「っ!? た、高垣さん!?」


 ……はい?
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 02:07:18.97 ID:ens/y4Rdo
「あの、い、いつからそこに!?」


 彼は非常に取り乱し、今にも椅子から転げ落ちそうになっている。
 これは、一体どういう事?
 それに、急に名前で呼んだと思ったら、次の瞬間には『高垣さん』に戻っている。
 色々と納得出来ない。


「ええと、大分前からですけど……」
「それは……申し訳ありません、まるで気付きませんでした」


 だったら、名前を呼ぶ前に取り乱して然るべきだろう。
 まさか、嘘を……つけるタイプじゃないわね。
 直接、聞いてみるしかなさそう。


「あの、どうして、突然名前で……?」
「ああ、それは……こちらが、先程の風で運ばれてきたので……」


 そう言うと、彼は大きな手の平に何かを乗せて、こちらに見せてきた。


「ふふっ、そういう事でしたか」
「……」


 彼の、右手で首筋を触るいつもの癖。

 その反対の手の上には、風で運ばれてきたという、真っ赤に染まった楓の葉が乗っていた。




おわり
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 02:13:51.67 ID:ens/y4Rdo
次は下品なのを書きます
おやすみなさい
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 02:16:55.35 ID:jEHn7288o
とても良い
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