ウェイバー「なんだよこいつ…」ガッシュ「ウヌ?」

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457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/08(木) 15:33:24.18 ID:x5R2KRt70
セイバー「はっ…やああ!」ガキィン

アーチャー「…よく耐える…」

ライダー「…まだだ。行け、益荒男共」

「「「おおおおおお!!」」」

セイバー「…くっ」

セイバー「ーーーーーー風王鉄槌!!」

「「「うわあああああ!」」」

セイバー「ぐっ…これはもはや、擬似英霊を相手にしているようなものだ…」

向かってくる敵を薙ぎ払うが、セイバーはなかなかに苦戦していた。

アーチャー「凡百の兵であれ、至高の財の支援があれば格段に力を増す…」

ライダーが呼び寄せた精鋭はアーチャーの宝物庫から力を借り受け、セイバー一人では手に負えない強さとなっていた。本来の英雄王ならば到底有り得ない行為であるが、互いの意識がないが故に、その行為を可能とした。

ライダー「まさに、無敵の軍勢よな」

「「「「「ウオオオオ!!」」」」」


セイバー「まだ聖剣は使えない…せめて、微量でも魔翌力が賄えれば…」

セイバー「切嗣…!」
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/08(木) 15:34:28.73 ID:x5R2KRt70
いったんここまで
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/08(木) 17:21:59.68 ID:Sr0phU9i0
http://gashapon.jp/products/detail.html?jan_code=4549660226215000

ガッシュのガチャガチャ何処に売ってんだよ
ずっと探してるのに全然置いてないのよ
時期的にそろそろヤバイ
誰か助けてくれ
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/09(金) 22:56:30.53 ID:42z+m7mc0
あれ…こんな更新してたっけ…
しかも色々抜けてるし…疲れてんのかな…
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/09(金) 22:58:44.04 ID:42z+m7mc0
今日も無理です
いつの間にか書いてたとこは、補足入れれるか分かりませんが、このままいきたいと思います。
矛盾したり描写不足したりあると思いますが、まったり更新していきます。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 23:30:07.90 ID:00e8lOLP0
しゃーない
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/11(日) 03:55:05.82 ID:2qiQbPK40
見つからない
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 15:32:10.68 ID:B8dPfSRa0
再開します
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 15:50:48.90 ID:B8dPfSRa0
ゼオン「…ウウ…!」

ウェイバー(落ち着け…今使える呪文は七つ…単体で効かなくても、組み合わせ次第でどうとでもなる!)

ウェイバー「ガッシュ!僕のそばに来い!」

ガッシュ「それではお主が…。ウェイバー!来るぞ!」

ウェイバー(一か八かだ…あいつを引き付けて…)

すかさず距離を詰めてくる。頭では分かっていたが、速さは人間のソレではない。

ゼオン「グオォァ!」ブンッ

ウェイバー「…今だ!ガッシュ!こっち向け!」

ガッシュ「ウ、ウヌ!?」クルッ

ウェイバー(こんだけ近いんだ…頼む、当たってくれ…!)

ウェイバー「ザグルゼム!」

ガッシュ「」ボッ

ゼオン「グッ!?」バリバリ

至近距離でのザグルゼムは、マントで防げず見事ゼオンに命中した。

ウェイバー「よっし!これでバオウを使えば…あれ?」

ゼオン「…」
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 16:13:33.88 ID:B8dPfSRa0
ゼオン「…ハァッ!」バチバチ

ゼオンは帯電していたザグルゼムごと、体から電気を放電した。そのおかげで、ゼオンが受けたダメージは消え去った。

ウェイバー「うわああっ!?そんなのアリかよ!」

ガッシュ「…さすがなのだ…!」

ウェイバー「感心してる場合か!マント抜きでも電撃効かないとか、マジで話になんないじゃんか!」

ガッシュ「いや、あれはたぶん電撃が効かないのではなく…」

ゼオン「…」キッ

ウェイバー「どうしたらいいんだ…ラウザルクかけても殴り合いじゃ勝てないし…ザケルもザケルガも通用しないし…」

ゼオン「…カッ!」バキッ

ウェイバー「ごほっ…うあああああ!!」

ガッシュ「ウェイバー!や、やめるのだゼオン…!」ガシッ

ゼオン「…?…ッ!!」ブオッ

ガッシュ「ヌウウ…や、め、ろ…!」ギュウウ

ガッシュ(私のせいなのだ…ゼオンが戦わされているのも、ウェイバーが傷ついているのも!私が止める!止めねばならぬのだ!!)


ガッシュ「ヌオオオオオオ!」


ゼオン「チッ……グオオオオオオ!!」


ウェイバー「…ガッ…シュ…」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 16:41:59.32 ID:B8dPfSRa0
ガッシュ「グ…!おさえ、きれぬ…!」

ゼオン「…クク」

ガッシュ「ヌ!?…ゼオン…?」

「そこまでだ」ヒュン

ゼオン「…!」ヒラッ

ガッシュ「キレイ!」

綺礼「避けたか…まあいい、本命はお前ではない」

駆けつけた綺礼は、挨拶がわりに黒鍵をゼオンに投げつけたが、容易くかわされる。しかし、彼の狙いはゼオンを仕留める事ではなかった。

ウェイバー「…げほっ…お前…あいつは…」

綺礼「話は後だ。掴まれ、ここは退く」

ウェイバー「な…に…?」

綺礼「勝ち目のない勝負はするな。私達の役目は、霊脈の悪用を阻止する事だ。ゼオンもあのまま暴走させていたほうが、我々にとって都合がいい」

ガッシュ「ゼオンを見捨てるというのか!?」

綺礼「見捨てる…?お前が奴と如何なる関係があろうが、私にとってあれは敵だ!どうなろうがかまうものか!」

ガッシュ「ウ…」

ウェイバー「…倒す」

綺礼「何?」
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 16:58:59.35 ID:B8dPfSRa0
ウェイバー「言峰…少しでいい。僕を治療しろ」

綺礼「正気か?傷を癒せば、お前は奴に勝てるとでも言うのか?」

ウェイバー「…策は閃いた。だが確率を上げるために、お前にも協力してもらう」

綺礼「何故だ…そこまで奴を倒す事にこだわる理由はなんだ!」

ウェイバー「それは…」

ウェイバー「ーーーーーー」

綺礼「………」

ウェイバー「な、なんだよ…!」

綺礼「…馬鹿馬鹿しい」

ウェイバー「なっ…」

綺礼「まったく…怒りを通り越すとはこういった気分か。その先に待つ感情は肩透かしなものだったが…いいだろう、手を貸してやる」

ウェイバー「!」

綺礼「…始めるぞ」

ウェイバー「ああ!」
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/12(月) 19:16:16.55 ID:/Wf+sOPs0
来たか
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 21:29:04.04 ID:B8dPfSRa0
ゼオン「…」

綺礼「ふん…」

ガッシュ「キレイ?」

綺礼「気にするな。今、私は極度の自己嫌悪に陥っているだけだ」

ガッシュ「じこけんお?」

綺礼「…」


ウェイバー『ガッシュにラウザルクを唱える。それで、僕の準備が整うまで、ガッシュと時間稼ぎしててくれ』

綺礼『…それだけか?』

ウェイバー『それだけって…そうだよ、それだけで十分だよ。あ、あとこれが重要なんだけど…』

綺礼『なんだ?』

ウェイバー『できれば意識してやってほしいんだけど…』

綺礼『?』


綺礼「はたして上手くいくか。しくじってくれるなよ…」

ガッシュ「キレイ…覚悟はよいか?」

綺礼「ふっ…とうの昔にできているとも」

ゼオン「ウアア…!!」

ウェイバー「…」コォォ
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 21:51:59.62 ID:B8dPfSRa0
ガッシュ「オオオ!!」バッ

ゼオン「!」

綺礼「はっ!」ヒュンヒュン

ガッシュがゼオンに突撃する。ゼオンはなんなく受け止め反撃するが、綺礼は多くの黒鍵でガッシュの援護へ徹底した。

ゼオン「アア!」バキィ

《まだやっていたのですか…》

ゼオン「!?」

綺礼「いまひとつか…ならば!」

マントとゼオンの力で弾かれたが、さらに黒鍵を取り出し、四方に投げつける。

綺礼「逃げ場はない…!」

《そろそろケリつけてこい》

ゼオン「…!」ガタガタ

ウェイバー「…?どうしたんだあいつ…」

ゼオン「…ギャッ!」ザシュ

ガッシュ「当たったのだ!」

綺礼「待て、様子がおかしい…」

ゼオン「…u…」

綺礼「!?」

ガッシュ「な!?」

ゼオン「■■■■ーー!!」ゴォォ

ウェイバー「に…?」

ゼオン「■■■■■■■ーーー!!」

ゼオンの身体は、まるでバーサーカーの鎧のように影に包まれていく。そして変化を遂げたゼオンは、まるであの夜の狂戦士のような叫び声をあげた。

《クク…ハハハ!!》
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 22:10:36.60 ID:B8dPfSRa0
ゼオン?「■■■■■ーー!!」ドゴォ

ガッシュ「グアアア!!」

綺礼「これは狂化…!?奴はバーサーカーのクラス能力まで持ち合わせていたのか…!」

綺礼「…はあっ!」ヒュン

ゼオン?「■■■ーー」パシッ

綺礼「まさか…」

ゼオン?「■■■ーー!!」ビュン

バーサーカーは自分に向けられた黒鍵を掴み、宝具として投げ返した。

綺礼「ぐっ!これは…あのバーサーカーの技…!」

ガッシュ「ク…まだ…ァ!」ガクッ

綺礼「ウェイバー・ベルベット!ガッシュも限界だ!もう持ちこたえることはできんぞ!」

ウェイバー「…」コォォ

綺礼「貴様…!このままでは全員死ぬぞ!」

ウェイバー「これなら…むしろ好都合だ!言峰!お前のありったけの武器、あいつにぶつけてやれ!」

綺礼「なんだと!?」

ウェイバー「ガーーーッシュ!!いくぞォォ!!」

ガッシュ「ウ…ヌ!!」

ウェイバー「ここが勝負所だ…くだらないミスすんなよ、僕…!」

ゼオン?「■■■■■■ーーーー!!」
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 22:28:11.14 ID:B8dPfSRa0
綺礼「…任せたぞ!!」ヒュンヒュンヒュン

ゼオン?「■■■ーー?」

ウェイバー「落ち着け……よし!ガッシュ!あの武器から目を離すな!」

ガッシュ「ウヌ!」

ウェイバー「ザグルゼム!」

ガッシュ「」ボッ

ウェイバー「…」

ーーーーーーーー

セイバー『よいですか二人とも』

ウェイバー『なんだよ、また説教か?』

セイバー『違います!先程の魔術ですが…使い方がなっていない。ウェイバー、貴方はあの魔術の効力は存じていないのですか?』

ウェイバー『あれは…色々試してみたけど、いまいちな…』  

ガッシュ『ウヌ…』

セイバー『はぁ…あの魔術はおそらく…』



ウェイバー『へぇ…凄いな…そういうの分かるのかお前』

セイバー『ええ…まあ、私にはソレは通じませんが』

ウェイバー『なんでだ?』

セイバー『私の剣はこの通り、風を纏っていますから。ですが、その魔術にも使い道はあるはずだ。そうでしょう?ウェイバー』

ウェイバー『…うん。試す価値はありそうだ!やるぞ、ガッシュ!』

ガッシュ『ウヌ!』

ーーーーーーーー


ウェイバー「全弾当てれば…合格か?セイバーさん!」

ウェイバーの狙い通り、ザグルゼムは黒鍵に当たり、黒鍵は電気を帯びた。


綺礼「黒鍵が…だが、強化したところで奴には…」

ウェイバー「ここからだ!」
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 22:41:51.28 ID:B8dPfSRa0
ウェイバー「ザグルゼム!ザグルゼム!」ビッ

ガッシュ「」

綺礼「な…何処に撃っている!」
 

ウェイバーの唱えた呪文はゼオンとは明後日の方向の、落ちていた黒鍵に浴びせられた。


ゼオン?「■■■ーーーーーー!!!」バッ

そのゼオンも黒鍵を防いだ後、自分を抑えるのに必死で、攻撃を中断し身を守る事を優先した。

ゼオン?「■■ーー!!」ブルブル

ウェイバー「チャンスだ!よし!飛び込めガッシュ!」

ガッシュ「ウヌアアアア!!」

ウェイバー(ザケルもザケルガも効かない相手には、どうしようもないと思い込んでた。それじゃ甘いよな…どんな呪文でも使いこなしてこそ、ガッシュのパートナーだ!)

綺礼「無駄だ…攻撃は通らない!」



ウェイバー「ーーージケルド!!」

ガッシュ「」バシュウ

ゼオン「■■■■ーー!!」ボンッ
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 22:53:47.75 ID:B8dPfSRa0
ゼオン?「■■■ーー?」

綺礼「…?今、何を…」

ガッシュ「ウェイバー…この術は…!」

ウェイバー「ああ…」



ウェイバー『なんなんだよこの呪文どもは!ガッシュ!僕にどうしろってんだよ!』

ガッシュ『ウヌ…そう言われても…』


ウェイバー「さあ…始まるぞ」

ゼオン?「■■■ーーーー!!」カタカタ

ジケルドに着弾したバーサーカーは周りの金属を吸い寄せる。その中には、黒鍵も含まれていた。

綺礼「…まるで電磁石だな」

ゼオン「■■■■■ーー!!」

抵抗していたが、辺りの金属によって身動きが取れなくなっていった。もちろん、ザグルゼムで力を増している。

ウェイバー「マントで守ってた電撃も、こうなったら防げないだろ!」

ガッシュ「これで…」

ウェイバー「連鎖のラインは整ったァ!」

ウェイバー「大技決めてやる…」


ウェイバー「ーーーーーーバオウ」

ウェイバー「ザケルガアアアアアア!!!!」

《バオオオオオオオオオ!!!!》
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/12(月) 22:54:27.75 ID:B8dPfSRa0
すまん、キリ悪いけどここまで
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 23:58:56.96 ID:7TCwJSLl0
アツいな
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/16(金) 02:06:53.62 ID:ceWh82ir0
最近更新できず申し訳ない。

まったりやろうと思っても中々忙しいもので…ひとつのssにどんだけ時間かけとるんやって話ですよね。

ペースもクソもないですが、失踪はしないので、気長に待っててくれると嬉しいです。
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/19(月) 11:56:20.99 ID:e9Bl6rBX0
雷竜はザグルゼムを帯電していた黒鍵を喰らう。更に大きくなり、今まで圧倒されていたバーサーカーを飲み込んでいく。

ゼオン?「■■■■ーー!」ググ…

ウェイバー「いけえええええええ!」

《バオオオオオオオオオ!!》

綺礼「なんという力…これが本当の奴の…」

初めて唱えた時や、修行の時とは違う。本人は気づいていないが、ウェイバーの心の力が底をつきかけていたからこそ、バオウは最大の力を扱える。

ゼオン?「■■■■■■ーーーー」パキ

《バオオオオオオオオオオオオオ!!!》

ゼオン?「■■ーー」パキ

ガッシュ「」

ゼオン「…ここまで…か」

バーサーカーの鎧が剥がれ、砕け散る。

ウェイバー「…っ…やった…のか…?」


ーーーー決着は着いた。
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/19(月) 12:17:11.24 ID:e9Bl6rBX0
ゼオン「…」ガクッ

ウェイバー「終わった…」ヘタ

ガッシュ「ゼオン!ゼオーーーン!」ダッ

ゼオン「ガッ…シュ…」

ガッシュ「ゼオン!大丈夫かの!?」

ゼオン「…問題ない。心配かけたな、ガッシュ」

ガッシュ「私などよいのだ!それよりゼオンが!」

ゼオン「クク…情けないもんだ…オレとしたことが、まさかあんな野郎に操られてしまうとはな。無様なところを晒しちまった」

綺礼「会話が成立している…自我を取り戻したか、白いガッシュは」

ウェイバー「ああ…バーサーカーになった時はどうしようかと思ったよ…」

ウェイバー「…そうだ。ゼオン、お前に聞きたいことが…」

ゼオン「断る」

ウェイバー「なっ…」

ゼオン「生憎、オレにはもう時間がない。詳しく話してやりたいがそうもいかん。だから優先事項から先に行かせてもらうぜ」

ゼオン「ガッシュ…お前の記憶を戻してやる」

ガッシュ「!!」

ウェイバー「!!」

綺礼「…待て」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/19(月) 12:17:54.18 ID:e9Bl6rBX0
いったんここまで
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 15:52:39.81 ID:H1bQezai0
綺礼「記憶を戻すだと?ついさっきまで敵同士だった貴様を信用しろというのか?」

ガッシュ「キレイ、ゼオンは…」

綺礼「お前達をここで失う訳にはいかんと言った筈だが?」

ガッシュ「…」

ゼオン「信じられないというならそれでもいい。ただこのままでは、オレに勝てたとはいえその先の戦いでお前達が敗北するのも必至だ」

ウェイバー「…」

ガッシュ「…」コクン

ウェイバー「…やってくれ。頼む」

綺礼「…馬鹿共が」
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 16:08:14.23 ID:H1bQezai0
綺礼「下らん馴れ合いにこれ以上付き合ってられん。先に行かせてもらおう」

ウェイバー「お、おい!ガッシュ!そこでちょっと待ってろ!」

ガッシュ「わかったのだ!」

ゼオン「…仕方ない、か」

ーーーーーーーーー


ゼオン「…すまなかったな」パァァ

ガッシュ「ウヌ?」

ゼオン「オレが操られていた時だが…自我がない状態でも、かすかに意識は残っていたんだ」

ガッシュ「ウヌ…」(よくわからぬ…)

ゼオン「お前とぶつかり合った時、オレはお前達を試していた。記憶を失ったお前の力もだが、何よりも…あのパートナーの事だ」

ガッシュ「!」

ゼオン「一時はどうなることかと思ったがな。あいつやデュフォー程ではないが、悪くない。…あくまでお前との相性の話だが」

ガッシュ「ウヌ!私たちは強いのだ!」

ゼオン「フッ、あいつに言ったら嫉妬するかもしれんな。…どうだ、そろそろ記憶が戻り始めたんじゃないか?」

《ガッシュ…》

《ガッシュ…》

ガッシュ「…!頭に…流れ込んでくるのだ…」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/22(木) 16:16:45.08 ID:H1bQezai0
綺礼「…」スタスタ

ウェイバー「ハァ…待ってくれよ!」

綺礼「勝手にしろ。もうお前達を戦力とみなしていない」

ウェイバー「…そんな意地張らなくてもいいだろ」

綺礼「お前は奴に毒されすぎだ!その場に流され正しい判断が出来ない奴とは私は…何だ、それは」

ウェイバー「…本が…!」

ウェイバー「やった…呪文が増えてる!しかも一個じゃない!」

綺礼「な…」

ウェイバー「これでもっと強くなれる…ゼオンのおかげだな!」

綺礼「チッ…戻るぞ。先は長い」

ウェイバー「! ああ!」
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 16:27:57.53 ID:H1bQezai0
ゼオン「…戻ってきたか」パァァ

綺礼「…」

ウェイバー「見ろガッシュ!呪文が増えてるぞ!」

ガッシュ「ほんとうかの!?ありがとうなのだゼオン!」

ゼオン「感謝される謂れはない。これはお前本来の力だからな」

ゼオン「さて、仕上げといこうか。力を取り戻したなら後は大部分の記憶を…」

≪そこまでです≫

ゼオン「!」ビリッ

ゼオン「…ガッシュ、悪いがここまでだ」

ガッシュ「ヌ!?なぜ…」

ゼオン「…負けるなよ」

ゼオン「グッ…カハッ」

ゼオン「」プツン

ゼオン「…ここからは貴方が踏み入ってはならない記憶だからですよ」

「「「!!」」」

綺礼「その口調…貴様…!」

ゼオン「たどり着きたければ、オレの下まで来い。…最も、手遅れになるのがオチだろうがな!フハハハハハ!」シュウン

ウェイバー「…消えた」

ガッシュ「ゼオン…ゼオーーーーーン!!」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 16:31:55.61 ID:H1bQezai0
ガッシュ「クソォッ!」

綺礼「消滅寸前の間際で乗っ取られたか…」

ウェイバー「あいつも限界だったってことだ。それでもあいつは…」

綺礼「我々には悔いている時間はない。行くぞ、奴等が待つ場所へ。決着を着ける」

ウェイバー「ああ」

ガッシュ「オオ!!」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/22(木) 16:32:29.80 ID:H1bQezai0
ここまで…かな?
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/23(金) 09:28:58.56 ID:yEUsAmh00
乙なのだ!!
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 20:02:08.16 ID:4sPSNr9d0
切嗣「ふぅ…」

切嗣(命からがら逃げ回っていたが、そろそろ厳しいか)

切嗣(奴の注意が散漫になっていた時に試してみたが…アレには微弱だが効いているらしい。上手く行けば僕の思惑通りに…)

切嗣「!!」

ゾフィス「しぶといんだよ!クタバレェ!」

???「ギガノ・ラドム!」

切嗣「出し惜しみなしだ…」

切嗣「ーtime alterー」

切嗣「ーsquare accelー」ビュオン

ゾフィス「ッーー!ちょこまかと…!ふざけんじゃねーーグッ…ガァァァ!!」

切嗣(まただ…奴も様子がおかしい…)

ゾフィス「…やめろ…やめろォォ!!!私が…オレが…私がオレじゃなくなる!」

切嗣「何?」

ゾフィス「ウウ…!よせぇ!」ブンブン

切嗣「…逃げるなら、今のうちだな」

ゾフィス「カッ…」ブルブル
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/03(土) 19:26:08.66 ID:CQS7S7550
久しぶりに…
再開します
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/03(土) 19:51:35.57 ID:CQS7S7550
セイバー「ク…」バタッ

アーチャー「つまらん…ここで散るか、セイバー」

ライダー「貴様がちと張り切りすぎだからかのう」

アーチャー「ふん…だが見ろライダー、最優と謳われたセイバーも我にかかれば一人の女子よ」

ライダー「貴様だけの手柄ではなかろう?」

アーチャー「ハッ…この我と今ここで肩を並べているつもりなら、それは勘違い甚だしいぞ、雑種ごときが!」

ライダー「むぅ…つれないやつよなぁ…」

セイバー(切嗣…ガッシュ…申し訳ない、私はもう…)

ライダー「まあよいわ…片付けるとするかのう!」

アーチャー「…」ブォン

セイバー「…来る…立たなくては…」

アーチャー「王の…」

「テオザケル!」

「「「!」」」

ライダー「おおっ!?なんだこりゃあ…」バチッ

アーチャー「…貴様は…」

ガッシュ「ハァ…ハァ…」

ウェイバー「ゴホッ…ケホッ…間に合った…」
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:33:45.61 ID:c4DXYLkN0
待ってた。
はよはよ
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/03(土) 23:10:18.13 ID:CQS7S7550
セイバー「ガッシュ…それにウェイバー。無事だったのですね。」

ガッシュ「…」

ウェイバー「…」

セイバー「…?」

ウェイバー(思わず呪文打ってしまった…攻撃を阻止できたからいいものの…)

ガッシュ(心の力はもう余裕がないのだ…ウヌウ)

アーチャー「…なんと。どこぞの馬の骨と思えばガッシュではないか」

ライダー「おお、坊主ではないか!まさかこんなところで相見えることになろうとは!」

「「ん?」」

ウェイバー「おいおい分が悪すぎんだろこれ…」

ガッシュ「ギルガメッシュ…!それと、ライダー…かの?」

セイバー「…どうやら二人とも、彼らに縁があるようですね」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/03(土) 23:30:16.24 ID:CQS7S7550
ライダー「なんだ英雄王、坊主と顔見知りか?」

アーチャー「たわけ、凡夫に興味はない。それよりライダー、ガッシュは我のモノだ。手出しは許さんぞ」

ライダー「んん?…そうか、では余が坊主を貰うとしよう」

ウェイバー「待て待て待てーい!何を勝手に決めてやがりますかー!!」

ライダー「不満か?」

ウェイバー「当たり前だッ!」

アーチャー「さてガッシュ、貴様がどれ程成長したか…我自ら試してやろう」

ガッシュ「ウ、ウヌ…どうなって…ウェイバー、あの者達はゾフィスに操られているのではないのか?」

アーチャー「奴も所詮二流よ、数多の令呪で我を縛ろうと、我を手懐ける事など出来る筈もない」

ライダー「誓約もあり反逆も出来んが、こうやって戦う事は自由ではある」

ウェイバー「…それでも僕達の前に立ちふさがるってのか」

ライダー「応。武こそ今の余が生きるという証」

アーチャー「ふはっ!そう深く考えるな、暇潰しにすぎん」

ガッシュ「ヌウウ…そんな理由で…」

セイバー「…完全に蚊帳の外ですね、私」

セイバー「…そういえば言峰は?」

ウェイバー「ああ、あいつなら多分…」
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/04(日) 00:10:37.23 ID:oRmNL81Q0
ここまで?
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/04(日) 15:01:26.94 ID:oRmNL81Q0
柳洞寺

綺礼「…」

綺礼「…いい加減姿を見せたらどうだ!」ヒュオッ

臓硯「クク…」

臓硯「焦っておるのう…貴様らが何をしようとも刻々と時は流れ行くだけ…そのまま身を任せたらどうじゃ?」

綺礼「私は貴様と談笑しに来たのではない。教えてもらうぞ、答えとやらを」

臓硯「…いいじゃろう教えてやろう。では最後に一つ。貴様はほんにこれが悪だと思っておるか?貴様はこれを否定する資格はあるのか?」

綺礼「…貴様らのやろうとする行為は、恥ずべき行為、正義ではない」

臓硯「そこまでして曲げるか、歪みきった己の真実を」

綺礼「何…」

臓硯「貴様自身が拒むなら、嫌がおうにもその気にさせてやるわ」

臓硯「…そうじゃのう、まずは…ゾフィスの事からか」

綺礼「…」

臓硯「奴は…この世界に迷い、そして聖杯の影響から完璧に悪に染まった哀れな奴よ」
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/04(日) 17:01:42.88 ID:oRmNL81Q0
綺礼「哀れ…?」

臓硯「奴をこの世界で暗躍するよう仕向けたのは…他でもない儂じゃ」

綺礼「な…」

臓硯「ゾフィスは英雄でもなんでもない。本来ならばここに来れる訳がない。じゃが今回の聖杯戦争、あるイレギュラーが発生したのう?」

綺礼「…ガッシュか」

臓硯「何の名誉も誇りもない童が、触媒によってサーヴァントとして召喚された。あってはならん。あってはならんからその事象を消し去る。そのために呼び出されたのが…」

綺礼「! ゾフィス…なのか?」

臓硯「さあの。聖杯の意向など知る由もない。ただ、ゾフィスはこう言っていたというだけじゃ」

綺礼「結局、口から出たのはその信じがたい出鱈目か。何が答えだ、時間稼ぎのつもりか?」

臓硯「虚言と宣うなら確かめるといい。まあ奴ももう虫の息じゃろうが」

綺礼「まさか…」

臓硯「時間稼ぎ…満更外れでもないのう。儂も奴の体内に仕込んでおいた蟲が産声を上げるのを楽しみに待っておったからな」

綺礼「やはり貴様ら、協力する気など微塵もなかったか!」

臓硯「言峰綺礼…いずれ必ず後悔しよう。その選択をな」ヒュオン


綺礼「消えた…不味い、マキリの思い通りにはさせんぞ!」
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/04(日) 17:10:13.53 ID:oRmNL81Q0
ここまで?
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/06(火) 13:08:05.15 ID:kzbLwLtK0
乙なのだ!
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/06(火) 20:01:41.56 ID:/3MYcB5H0
お疲れ様です
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 18:47:31.15 ID:TGetf9el0
再開します
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 19:10:09.72 ID:TGetf9el0
セイバー「なるほど、切嗣を…」

ウェイバー「よく分からないけど、言峰はあいつに並々ならぬ思い入れがあるんだろ。それに、僕達と一緒にいたくないんだろうな」

ガッシュ「だが、キリツグがいるならセイバーも全力を出せるのだ!キレイも頑張っておるのだ!」

ウェイバー「…」

セイバー「…貴方達が援護に来てくれたのは心強い。ですが、あまり言いたくはありませんが…」

セイバー「貴方達はもう魔力が…」

ガッシュ「ヌウ…」

ウェイバー「…気合いでどうにかなる相手じゃない、よな。正直、勝ち目は…」チラッ

アーチャー「退けライダー!ガッシュは渡さんと二度も言わせるな!」

ライダー「だがあの坊主と戦うとなれば必然、金髪小僧もセットであろうが。貴様がうっかり奴を殺すなど何らあり得ぬことではない。つまり英雄王、ここは貴様が退くのが最善の手だぞ」

アーチャー「我を誰だと心得るか!この世の理は我の理、我を二の次にすらなど天地が三回転しても…」

ライダー「喧しい!ええい!お互い退かぬならば、永遠に決まらんぞ!」

アーチャー「雑種ごときがこの我に意見するな!」

ライダー「ここまでくると億劫になるのぉ…」

セイバー(談笑している…)

ウェイバー「…なんとかなるか?」
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/12(月) 18:01:21.41 ID:An8fnoNe0
ガッシュ「ウェイバー、迷っている時間はないのだ。私は大丈夫。呪文が使えなくなっても、あやつらと戦おうぞ」

セイバー「二人がかりで向かってこないだけ好都合ですが、手強い相手です。そう躍起になっては敗北の瞬間が早まるのみだ」

ガッシュ「しかしだの…」

ウェイバー「こうなったら…」

ウェイバー「おいお前たち!」

ライダー「ん?」

ウェイバー「僕達はお前たちと戦えるだけの力はあるが、もう魔力がない!」

セイバー「!?」

ウェイバー「もし今すぐに僕達の魔力を回復させられるのなら、ここでお前たちと戦ってやるよ!」

ライダー「ほほう?」

アーチャー「…」

二人の目が変わった。いがみ合っていた英雄は気を静め、思案に耽っている。

ウェイバー(どうだ…)

先に沈黙を破ったのはアーチャーだった。
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/07(土) 21:59:59.74 ID:4VHjMtOz0
a
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 18:50:24.36 ID:DJdaMi6z0
投稿者です。

約一ヶ月、スレを放棄して申し訳ない、この時期はやはり忙しすぎてss書いてる暇もなく…

今は仕事は楽にはなり、いずれssを書けるような環境になると思うので、もう少しだけお待ち下さい。

というわけで、見ている人がいるか分かりませんが一応、ここで生存報告を…
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 18:57:30.13 ID:WqJr41TF0
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 19:53:39.33 ID:UbHNzXJ/O
あーそういうのいいから
書けないなら来なくていいよ
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 16:27:43.89 ID:Gx7LWB+v0
大変お待たせいたしました。(待ってない?)
再開します
一応全部読み返してみたのですが、これからの展開で辻褄合わないこともあると思います。
ssなので、そこは見逃してくださるとありがたいです…
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 16:50:06.12 ID:Gx7LWB+v0
アーチャー「自分とサーヴァントの魔力の管理も出来ん阿呆がマスターとは…」

アーチャー「あまり我に恥をかかせるな…ガッシュ」

ガッシュ「ナ…」

ウェイバー「ひぃっ!?駄目か、駄目なのか!さっきまでの雰囲気でいけると思ったのに…!」

セイバー「むしろ何故押し通せると思ったのですか!」

ライダー「…おう、待たぬか金ぴか」

アーチャー「失せろ、雑種が!」

ライダー「まあまあ…少しぐらい聞いてやれ。こちらとしても、このまま奴の都合通りに進められるのもつまらんではないか」

ライダー「おい坊主!その本を使うには、確か心の力ってもんがいるんだったな!」

ウェイバー「へ?あ、ああ…」

ライダー「ならば、話は早い。出番だぞ、英雄王…」

アーチャー「何…?」

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 17:35:31.71 ID:Gx7LWB+v0
切嗣「さて、全て遠き理想郷がある今、多少の無茶は出来る」

僕の標的、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ…恐らく彼女が奴のマスターだ。

マスターを除き、聖杯戦争を間近で体感していてかつ、未だ脱落してないであろう人物…

奴等が裏で繋がっていたなら、ケイネスの異常なまでのパワーアップにも説明がつく。

大方、協力して聖杯戦争を勝ち抜こうと考えていたのだろうが…そこを利用されたか。

いや、それは違うか。舞弥の時と同様に、彼女を洗脳していたのだろう…

やはり厄介だな…キャスター、そして間桐臓硯…

先程の間合いでは殺すのは不可能だった。…が、距離を取って狙撃すれば問題はない。

まずは、ここから離れて…

「衛宮切嗣!」

切嗣「っ、お前は…」

綺礼「見つけたぞ…」

切嗣「お前に構っている暇はない…」

綺礼「マキリだ、マキリを止めねば…」

切嗣「マキリ…?何を言っている、奴は…」

綺礼「マキリは、蟲の力でゾフィスを操ろうとしている…!」

切嗣「…ふっ…奴等も一枚岩ではなかったわけか」

切嗣「それで?僕には関係ない」

綺礼「なっ…」

切嗣「僕の目的はキャスターを倒し、聖杯を手に入れることだ。臓硯がどうなろうが、知ったことじゃない」

綺礼「貴様…まだ復讐にとらわれているのか!」

切嗣「違う! 僕は…」

綺礼「…細かい話は後だ、此方に来い!でなければ、監督権限を行使して、貴様が勝とうが聖杯は渡さんぞ!」

切嗣「それはお前が生き延びた場合の話だろ…」

切嗣(仕方ない、着いていってやるか…行く先にゾフィスがいると言うのなら、逃す理由もない)
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/12(土) 17:37:18.92 ID:Gx7LWB+v0
ちょっと休憩…

なんかこういう細かいのより、大筋バーン!のほうがいい気がしてきたな…

今さらこんなの見てもつまんないだろうな…
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 20:04:48.04 ID:ZbSqM7yZO
なら辞めれば?
つまんないもん見せられるこっちの身にもなれよ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 20:49:40.92 ID:gmJ373tao
SS速報ってあくまで書く人の[田島「チ○コ破裂するっ!」]の場だから>>1の好きなように書けばいいし
つまらんと思うなら読まなきゃいいよ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/12(土) 20:56:54.61 ID:Gx7LWB+v0
再開します
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 20:58:19.14 ID:ZbSqM7yZO
こっちは面白いと思って読んでるのに書いてる奴が「つまんない」「面白くない」って言う
そんなつまんない物なら書かなきゃいいのに、それを面白いと思って見てるこっちを馬鹿にしてるのか
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 21:23:43.02 ID:Gx7LWB+v0
ウェイバー「なんだ…これ…」


セイバー「我々は急がないといけないというのに、このような足止めを食らうとは…」

ガッシュ「ウヌ…おいし…おそろしい罠なのだ…」

ウェイバー「おい…本当にそう思うなら…」


ウェイバー「食べるのやめろお前らぁぁぁ!!!」


ライダーがアーチャーに目配せしてからコンマ数秒、奴等は驚くべき行動に出てきた。

その様子をライダーは待ってましたと言わんばかりに、アーチャーの宝物庫の酒や食べ物を奪い、酒盛りを始めた。

それを見ていたセイバーとガッシュは巻き込まれ…いや、自分から飛び込んだような…

ライダー「何を怒っとるのだ?良いではないか。余も一度は貴様らと酒を酌み交わしてみたかったのだ、丁度良い機会だろう?」

アーチャー「貴様が生前やっていたような、下賤な集まりと一緒にするな」

ライダー「…酒が入ればもうちっとは素直になるかのう…」

アーチャー「まあよいわ。よし、酒の肴は…ガッシュ、貴様だ」

ガッシュ「ウヌ?さかな?ブリがいいのだ!」

アーチャー「またか…では、世界最古のブリを貴様に見せてやろう!」

ウェイバー「世界最古のブリってなんだよ、聞いたことないぞそんなの!んで、セイバーはとりあえず手を止めろ!」

セイバー「落ち着きなさい。いえ、ウェイバー?私としても体力の回復はしておき……美味!」

ウェイバー「話してる途中に食うな…!いいのかセイバー!これもう、相手に降伏してるようなもんだぞ!?誇りはどうした、王の誇りは!」

アーチャー「黙れ雑種!我とガッシュの会話に雑音を挟むな!」

ライダー「がはは、諦めろ!今の貴様に賛同するものはおらんようだからな!」

ウェイバー「むちゃくちゃだぁ…」
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 21:26:07.33 ID:Gx7LWB+v0
つまらないと連呼して、申し訳ないです…
自分の作品に自信がなく、つい保険をかけていました…
楽しみにしてる方に本当に失礼でした。
以後発言には気をつけます。
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 21:53:02.26 ID:Gx7LWB+v0
ゾフィス「…クソクソ、クソッ!身体が熱い…溶けちまう…」

ゾフィス「私が…オレが…復讐するんだ、あいつらに…」

ゾフィス「オレの計画を狂わせた、あいつらを…」

「…もう十分じゃて」

ゾフィス「! ゾウケン…?まだ表には出ないと思っていたのですが…」

臓硯「案ずるな…貴様にうってつけの舞台は残っておる」

ゾフィス「意味がわかんねえ…ちゃんと説明しろ!」

臓硯「フン…貴様は…どちらだ?」

ゾフィス「は…?私は…オレ…?」

臓硯「ククク…ここまで堕ちるとは…やはり貴様は面白い…」

臓硯「いいかゾフィス…これより儂が、貴様のマスターとなる…」

ゾフィス「…本を…ソラウはどうしたのです!」

臓硯「さして興味もないじゃろう?過去の主の末路など」

ゾフィス「末路…?ゾウケン、まさかソラウを…」


ゾフィス「…チッ、オレに言わずに勝手な真似しやがって…」


ゾフィス「何故ですゾウケン、私と貴方の約束は…」


ゾフィス「格別だろうと取って置いたのにナァ」


臓硯「…そちらが出てきたか。ゾフィス…いや」

臓硯「この世全ての悪…」



臓硯「アンリマユ…と呼ぶべきか」

519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/12(土) 21:53:28.66 ID:Gx7LWB+v0
いったんここまで
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 01:16:32.55 ID:xmVp2C5dO
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/14(月) 16:23:38.49 ID:iX96PiSP0
どうぶつの国
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 19:09:48.15 ID:iM1djfi/0
気落ちした時とか、ギャグの時の絵柄が雷句の絵柄で再生される…
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 13:01:14.22 ID:9siuH7S8O
自演・モーラン
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/20(日) 22:44:25.03 ID:nUbmH0Es0
再開します
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 22:57:55.14 ID:nUbmH0Es0
ウェイバー「はは…」

ライダー「坊主、どうした?」

ウェイバー「こうなったらあいつらにザグルゼムぶっぱなして…」

ライダー「水を差すつもりか?やめておけ。セイバーがこのざまだというのに、貴様のサーヴァントがこの状況をひっくり返せると思うか?」

セイバー「ごちそうさ…けぷっ」

ウェイバー「なあ、一回ぶん殴っていいか?」

セイバー「ふぅ…ご安心を。食事は腹八分までと決めていますから」

ウェイバー「腹八分まで食おうとした精神はどうなんだよ…!」

ライダー「貴様も楽にしたらいい。リラックスだ、リラックス。ほら飲め!」

ウェイバー「誰が飲むかよ!!…あっちはあっちで盛り上がってるし…」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 23:20:12.47 ID:nUbmH0Es0
アーチャー「ほう…王を決める儀…」

ガッシュ「ウヌ。私は人間のパートナーと共に、その戦いに勝ち残って王になったのだ」

アーチャー「その選ばれた100人とやらの中からか…なるほど、そういうことか?クク…ハハハ…」

ガッシュ「な、何がおかしいのだ?」

アーチャー「いや、合点がいった。しかし…全く。貴様らの終焉がどのようなものか…またひとつ楽しみが増えたな」

ガッシュ「ヌ…?わからぬ…説明してほしいのだ、ギルガメッシュ」

アーチャー「甘えるな。貴様が真実を知れば、我の楽しみがなくなる」

ガッシュ「…」

アーチャー「もし奴があれに手を出せば…おっと、ここまでにしておかねばな」

アーチャー「あくまで運命を選ぶのは貴様だ、ガッシュ」スクッ

ガッシュ「あ、待つのだ…」


アーチャー「我…見……け……」


ガッシュ「…ギルガメッシュ…どういうことなのだ…?」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 23:38:07.50 ID:nUbmH0Es0
ライダー「しかしまあ、見違えたぞ坊主。でかくなったもんだ」

ウェイバー「でかいやつにでかいって言われて喜ぶかよ…」

ライダー「その面構え…もはや別人だな。余に怯える素振りも見せんようにもなった」

ウェイバー「別にびびってねーし!」

セイバー「お二人は一度出会っていたのですか?」

ライダー「うん?まあな」

ウェイバー(ナチュラルに話に入ってきたな…)

セイバー「よく殺されませんでしたね、ウェイバー」

ウェイバー「うるさいな!重々承知してるよ、命拾いしてるのは!」

セイバー「む、貴方は本当に運が良いと褒めようと思ったのですが」

ライダー「…なあ、覚えておるか坊主?あの時の…「頃合いだ、ライダー」

ウェイバー「え?なんて?」

ライダー「アーチャー…ふん、せっかちな奴だ」

アーチャー「茶番はここまでだぞ…貴様ももう良いだろう」

ライダー「そうだのう…では始めるか…坊主」

ウェイバー「…!」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 23:56:54.53 ID:nUbmH0Es0
綺礼「…ひどい物音だ」

思わず足を止める。全速力で走れないほど大地が揺さぶられている。

普通なら地震と思うだろうが、事情が分かればこの地鳴りは自然が起こしたものではないと感じ取れる。

切嗣「これだけ音がデカければ、お前の道案内はいらないな」

その二人は避難するどころか、どんどん震源に近づいていく。自分が憎んでいる標的はそこにいると確信しているからだ。

綺礼「セイバーは、どうだ?」

切嗣に訊ねる。

ガッシュの力が不安定な今、此方の最高戦力のセイバーの安否で勝敗はほぼ決まる。そう綺礼は考え、それが肌で感じられるのは切嗣だけだ。

切嗣「…僕には詳細までは分からないが、多分無事だ。ここに令呪が残っている」

綺礼「…そうか」

不安ではあるが戦える状態ならなんだっていい。それに私を含め令呪のブーストがあれば、アーチャークラスの英霊にも渡り合える。

綺礼(まだ勝機はある…問題は、ゾフィスをどう対処するかだな。だが、まずはその作戦の前提として…)

綺礼「急ぐぞ!」

切嗣「…」
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/21(月) 00:21:29.35 ID:1NCnpdVU0
ウェイバー「テオザケル!」

アーチャー「効くわけなかろう、たわけ!」

ガッシュ「強い…」

アーチャー「フハハハハ!!未だ底が見えない我に驚嘆するか、ガッシュ!」

ウェイバー「くっそ…」

ウェイバーは目の前の強敵よりも、相棒の力を司る魔本に対して苦戦していた。

新しい呪文が増えたことで、戦力がアップしたのは事実だ。
とはいえ、術の効果も心の力をどれだけ消費するかも使ってみなければ分からない。
三つ目や七つ目の術のように一目で分かる能力でないかもしれないし、何よりぶっつけ本番で試せる相手じゃない。

けれど知るばかりの最大呪文、バオウを放てばどうなるかは予想がついている。

だから同系統の新呪文で様子を見るしかないのだ。

ウェイバー(隙がない…ザグルゼムもジケルドも当てられる気がしない…)

ウェイバー(最後の呪文になるほど威力が上がると仮定するなら…ジオウ・レンズ・ザケルガ。これに勝負をかけてみるか…?)

ウェイバー(とりあえず心の力を溜めないとどうにも…)

セイバー「やああっ!」

ウェイバー(そうだ!セイバーがいた!あいつなら…)

アーチャー「フッ…ここで息を吹き返すかセイバー!いいぞ、もっとだ!」

セイバー「アーチャー、私の全てを貴方にぶつけよう!何せ、一宿一飯の恩義だ!」

ウェイバー(それは意味が違うと思う)

アーチャー「しかしライダー、悠々と見物とは…まさか…貴様…」

ライダー「…」
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/21(月) 00:27:10.39 ID:1NCnpdVU0
ゾフィス「さて…そろそろやるか、ゾウケン」

臓硯「ああ…全ては計画通りに」

そう言いほくそ笑む老人のしわがれた手には、最強の力を手に入れたと言わんばかりの光を放つ赤紫色の魔本があった。
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/21(月) 00:28:21.02 ID:1NCnpdVU0
ここまで
ちょっとだれてるしテンポが悪いなあ
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/05/21(月) 01:50:38.18 ID:np2NStWO0

533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 17:37:48.21 ID:YRwXJGc80
再開します
誰も見てないだろうけどいい加減終わらせないと…
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/09(土) 18:26:35.06 ID:YRwXJGc80
ライダー「いざ…」

ついにライダーが重い腰を上げ、ライダーのサーヴァントたる由縁である神威の車輪を召喚した。

ウェイバー「ヤバい…いや、無理だろこれ…アーチャーだけで手一杯なのに…!」

ライダー「ぐっ…」

ウェイバー「…え?」

だが畏れていた戦車は、有象無象を蹴散らすどころか前進する素振りも見せない。何よりライダー自身に、その覇気を感じられなかった。

ガッシュ「ウェイバー!」

何故?

そんな疑問を抱え悩む時間すら与えられることはないと、ガッシュの声で思い出される。

ウェイバー「! ラッ、ラシルド!」

セイバーを相手にしている片手間のアーチャーにすら軽く遊ばれている力量差では、よそ見は一瞬でも命取りだ。

アーチャー「ふははははは!!」

ウェイバー「しまっ…」

攻撃から身を護る盾は、今の状況では最善手には違いない。けれど、無力だった。

「「グワアアア!!」」

セイバー「ガッシュ!ウェイバー!」

アーチャー「まだまだ!まだ終わらぬぞ、ガッシュ!」

セイバー「貴様、何処を見ている!相手は私だ!」

アーチャー「チッ…貴様に用はない。王の御前で喚くな、雑種」

ガッシュから目を離したアーチャーがセイバーに目をくれた時には、セイバーの視界は宝具で埋め尽くされていた。

セイバー「しまっ、間に合わな…」


「令呪を持って、我がサーヴァントに命ずる」


「その剣で、立ち塞がる敵を討て」


セイバー「はっ…これは!…オオッ!!」

令呪で強化されたセイバーは本来の魔力を解放し、王の財宝を全て吹き飛ばした。

アーチャー「なっ…」

「無事か。セイバー、ガッシュ」

ガッシュ「お主は…お主らは…」

綺礼「遅くなったな」

切嗣「…また、面倒なことになりそうだな」

535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/09(土) 18:58:33.17 ID:YRwXJGc80
セイバー「切嗣…」

少しの間だけ彼と合っていた目をそらす。

あのやり取りからセイバーは、どんな顔をして切嗣と会えば良いか分からなかった。

そんなセイバーを見て切嗣もため息をつき、セイバーに呟いた。

切嗣「…ああ、確かに。最悪の状況だな」

セイバー「…?」

切嗣「あんな啖呵を切っておいて、どうやらお前を頼るしかないらしい」

セイバー「!」

切嗣「精々上手くやってくれよ、僕の剣として」

セイバー「了解しました、マスター!」



綺礼「相当なダメージを受けたらしいな…立てるか?立てないなら、端で縮こまっていろ。下手に動かれても足手まといだからな」

ウェイバー「…お前の罵倒が一番心に来る」

綺礼「フッ、事実だろう」

ウェイバー「おま…この本にはな!心の力が重要なんだぞ!なんでメンタル削ってくるんだよ!」

綺礼「静かにしろ、治療が長引く」

ウェイバー「…」ムスー

ガッシュ「キレイ…その、キリツグは…」

綺礼「…何にせよ、ここで意地を張るような愚かな人間ではないだろう。拘っている物を捨てられたかどうかは知らんが」

ガッシュ「コダワリ?」

綺礼「ああ、奴がもし…「久しぶりだな、綺礼!」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 19:08:42.38 ID:YRwXJGc80
アーチャー「ふはははは!!やはり、我の目に狂いはなかった!ここまで生き残れるとは思ってはなかったぞ、綺礼。誉めて遣わそう!」

綺礼「光栄です、英雄王。では、剣をお納めくださいませぬか?」

アーチャー「断る!」

ガッシュ「ウヌウ!?」

綺礼「やれやれ…ところで、ウェイバー・ベルベット」

ウェイバー「なんだよ?」

綺礼「あれは、何かね?」

ライダー「…」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 19:09:18.32 ID:YRwXJGc80
いったんここまで
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 19:23:00.34 ID:ujq5qzQI0
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 02:29:53.94 ID:B9swKBmfO

もうすぐ完結か
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 15:17:20.43 ID:NCAA/vfo0
投稿者です
なんだかんだ忙しかったけど合間にss書いてて完結までしてたのですが、いざ投稿しようと保存していたファイル見たら真っ白になってた…ので、萎えたのもあるけど、もう少しだけ待っててください
書き貯めなんてするんじゃなかった…
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 15:17:56.05 ID:NCAA/vfo0
投稿者です
なんだかんだ忙しかったけど合間にss書いてて完結までしてたのですが、いざ投稿しようと保存していたファイル見たら真っ白になってた…ので、萎えたのもあるけど、もう少しだけ待っててください
書き貯めなんてするんじゃなかった…
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 15:31:23.94 ID:0uDSOG7SO
落ち着きたまえ
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 21:21:37.60 ID:hH6hOXSYO
落ち着け焦らずゆっくり書き直すんだ
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/04(土) 17:33:41.82 ID:Fxl6dVQi0
投稿者です
正直書き貯めたもの全て消えた時はこのssぶん投げてしまおうかと思いましたが、必ず終わらせると宣言したし、自己満で始めたのにこのまま終わるのも気持ちが悪いのでシナリオ全部練り直して来ました。

見てくれる人がいるかは分かりませんが、今日の夜からまた投稿していきたいと思います。必ず完結させるので、どうかよろしくお願いします。
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/05(日) 10:43:19.06 ID:n095N2R90
ウェイバー「あれ…って、ライダーか」

綺礼「何故奴は戦わない?」

ウェイバー「…」

珍しくウェイバーと綺礼の意見が一致した。

誰が見ても不自然な様なのはすぐに分かる。ここでライダーが戦場を荒らし回るのは容易な筈だ。

いつ動いてもおかしくないが、何故か動く気配がない。

何か考えがあるのかもしれない。
それとも、自分で手を下す必要などないと侮っているのかもしれない。

これら全て憶測の域から出ていない。

だが、目の前の一人に全員が手を焼いているこの状況で、ライダーに出てこられたらなす術がない。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/05(日) 10:49:33.37 ID:n095N2R90
ウェイバー「…あいつに戦う気がないなら、むしろ好都合だ。アーチャーに集中できるからな」

ウェイバー(倒せなくても、せめて隙を作るぐらいの力を…)

かろうじて残っていた心の力も魔力も全て、本に注ぐ。
ゼオンを倒したこの力なら、流石のアーチャーも崩れるだろう。

セイバーなら、その隙を狙って斬り倒す。

その手助けが出来ればいい。

ウェイバー「…兎に角、回復してくれればどうにかなると思う。急いでくれ」

正直言ってライダーの対処法はさっぱりだが、今はこれしかない。やるしかないんだ。
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/05(日) 10:55:36.03 ID:n095N2R90
綺礼「随分言うようになったな、三流魔術師風情が」

ウェイバー「何だとォ!?」

綺礼「粋がるのはいいが…いや、その様子なら何かしらの策は講じているようだな」

ウェイバー「え?あ、まあ…一応」

綺礼「そうか、頼りにはしているぞ。お前達ならセイバーのサポート程度にはなれる」

ウェイバー「…は?何だよ急に…励ましてるつもりか?」

綺礼「不服かね?」

ウェイバー「別に!そういうとこ…ほんっっとムカつく!!言われなくてもやってやるっての!!」

ウェイバー「ガッシュ!準備しとけよ!」

ガッシュ「ヌ、ヌゥ…」

綺礼(ちょろいな)

ガッシュ「!」

ガッシュ「ウェイバー、キレイ!いがみ合っている場合ではないのだ!あれを…」

ウェイバー「…セイバーか…」

綺礼「…」
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 20:36:54.29 ID:F37bry9qO
頑張れよ
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 14:34:14.80 ID:NqN4o8Tv0
セイバー「やああっ!」

令呪によって魔力を回復したセイバーは、ガッシュに代わってアーチャーと応戦していた。

アーチャー「ハッ!どうした、それでは我には届か…」

セイバー「ここだッ!」

アーチャーから放たれた宝具にタイミングを合わせ、風で跳ね返す。

カウンターを防ぐために盾を王の財宝から取り出す。持ち主に逆らう武具は全て防いだが、

セイバー「ハッ!」

宝具を囮にしたセイバーの一閃には間に合わなかった。

アーチャー「ほう…悪くない…」

セイバー「そんなワンパターンな攻撃を防げないとでも思ったか?私を侮るな、アーチャー!」

アーチャー「フッ、ここに来て一段と鋭さが増すか…だが!」

アーチャー「その剣を包み隠したまま、我を倒せると思うなよ!」

アーチャーは不可視の剣の間合いを完璧に把握し、宝具の波状攻撃を仕掛ける。

アーチャー「思い上がるな、セイバー!さあ、さらけ出せ!聖剣を!」

セイバー「ぐっ…」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/08(水) 14:36:08.59 ID:NqN4o8Tv0
切嗣(あれほどまでの攻防…流石、トップレベルのサーヴァント共だ…)

切嗣(剣の技量は間違いなくセイバーが上、だが向こうにあるのはセイバーを上回る宝具…こちらが不利なのは火を見るより明らか)

切嗣(ライダーが控えているのを考えて、魔翌力の消費は抑えておきたかったが…)

切嗣(短期決戦どころか、これではやがて…)

切嗣「チッ…不味いな」
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 15:30:22.18 ID:NqN4o8Tv0
遠距離から宝具を射出していたアーチャーの手が止まった。

アーチャー「やれやれ…」

地面に刺さっていた自分の宝具を引き抜き、セイバーに近づき鍔迫り合いを演じる。

セイバー「な、何のつもり…」

セイバー(受けきれない…)

セイバー「うああっ!」

アーチャーは宝具を宝物庫に戻し、フラフラと体勢を崩したセイバーを見下す。

アーチャー「ほら見ろ、この程度ですら捌けぬではないか。最優のサーヴァントが聞いて呆れる」

セイバー「くっ…」

接近戦が得手ではないアーチャーに押し負け、見下ろされる。

これはセイバーにとって屈辱でしかなかった。


アーチャー「あまり我を幻滅させるな」


回復はしたが、セイバーの魔力は無限ではない。

風を放出するにも一定期間のインターバルが存在し、常には使えない。

そして何より強敵との連戦による疲労が体に刻み込まれている。


セイバー「…!」

セイバーは既に、限界に達していた。

552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/08(水) 15:31:05.69 ID:NqN4o8Tv0
ーーーーーーーーーーー


ウェイバー「セイバーが…」

ガッシュ「ヌウ…ウェイバーはここにいるのだ。私が助けに…」

綺礼「駄目だ。お前達には限界まで耐えてもらう」

ガッシュ「セイバーがやられてしまうのだ!今がその時ではないのか!?」

ガッシュ「キレイ、これを黙って見ていろと…ムグッ!」

綺礼「そうだ、黙って見ていろ」

ガッシュ「〜〜!」

綺礼「ウェイバー・ベルベット。分かっているな?」

ウェイバー「…」

ーーーーーーーーーーー
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 15:49:03.39 ID:NqN4o8Tv0
一旦ここまで
中途半端だなぁ
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 16:31:23.08 ID:b05n7brB0
今日見つけて読み始めたけど、まだ終わってなかったのか

とりあえず続き楽しみにしとくよ
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/08(水) 23:28:55.53 ID:nU+ARoEvO
つまんな…
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/10(金) 23:03:30.63 ID:vNAKz+Oj0
アーチャー「無様よなぁ、その剣よりも生き恥を晒すことを選ぶか」

アーチャー「貴様のような者が王になり、束ねられた国の民が憐れで仕方ない」

セイバー「…っ、黙れ!」

セイバー(いけない、熱くなっては…アーチャーがここで私に切り札を切らせるつもりなのは分かっている…)

セイバー(今は、耐えるしか…)


アーチャー「敵を前にしてただ滅びを待つ…ブリテンと同じ、いやそれ以下の結末だ」


アーチャー「貴様らの持つ騎士の誇りとやらも安くなったものよ」

セイバー「貴様ッ!私だけならいい!だが…ブリテンを…騎士の誇りを…侮辱することは許さない!」

アーチャー「許さない?フハッ、ならばどうする!貴様の中ではもう答えは出ている筈だ!」

アーチャー「貴様はただ望めばよい!愉しめばよいのだ!我との戯れを!」

セイバー「…」

セイバー(私の全魔力をかけた、約束された勝利の剣での一撃なら、アーチャーを倒せるかもしれない…)

セイバー(いいや、必ず倒す!魔力を出しきれば必ず…!)
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