ウェイバー「なんだよこいつ…」ガッシュ「ウヌ?」

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507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 19:53:39.33 ID:UbHNzXJ/O
あーそういうのいいから
書けないなら来なくていいよ
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 16:27:43.89 ID:Gx7LWB+v0
大変お待たせいたしました。(待ってない?)
再開します
一応全部読み返してみたのですが、これからの展開で辻褄合わないこともあると思います。
ssなので、そこは見逃してくださるとありがたいです…
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 16:50:06.12 ID:Gx7LWB+v0
アーチャー「自分とサーヴァントの魔力の管理も出来ん阿呆がマスターとは…」

アーチャー「あまり我に恥をかかせるな…ガッシュ」

ガッシュ「ナ…」

ウェイバー「ひぃっ!?駄目か、駄目なのか!さっきまでの雰囲気でいけると思ったのに…!」

セイバー「むしろ何故押し通せると思ったのですか!」

ライダー「…おう、待たぬか金ぴか」

アーチャー「失せろ、雑種が!」

ライダー「まあまあ…少しぐらい聞いてやれ。こちらとしても、このまま奴の都合通りに進められるのもつまらんではないか」

ライダー「おい坊主!その本を使うには、確か心の力ってもんがいるんだったな!」

ウェイバー「へ?あ、ああ…」

ライダー「ならば、話は早い。出番だぞ、英雄王…」

アーチャー「何…?」

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 17:35:31.71 ID:Gx7LWB+v0
切嗣「さて、全て遠き理想郷がある今、多少の無茶は出来る」

僕の標的、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ…恐らく彼女が奴のマスターだ。

マスターを除き、聖杯戦争を間近で体感していてかつ、未だ脱落してないであろう人物…

奴等が裏で繋がっていたなら、ケイネスの異常なまでのパワーアップにも説明がつく。

大方、協力して聖杯戦争を勝ち抜こうと考えていたのだろうが…そこを利用されたか。

いや、それは違うか。舞弥の時と同様に、彼女を洗脳していたのだろう…

やはり厄介だな…キャスター、そして間桐臓硯…

先程の間合いでは殺すのは不可能だった。…が、距離を取って狙撃すれば問題はない。

まずは、ここから離れて…

「衛宮切嗣!」

切嗣「っ、お前は…」

綺礼「見つけたぞ…」

切嗣「お前に構っている暇はない…」

綺礼「マキリだ、マキリを止めねば…」

切嗣「マキリ…?何を言っている、奴は…」

綺礼「マキリは、蟲の力でゾフィスを操ろうとしている…!」

切嗣「…ふっ…奴等も一枚岩ではなかったわけか」

切嗣「それで?僕には関係ない」

綺礼「なっ…」

切嗣「僕の目的はキャスターを倒し、聖杯を手に入れることだ。臓硯がどうなろうが、知ったことじゃない」

綺礼「貴様…まだ復讐にとらわれているのか!」

切嗣「違う! 僕は…」

綺礼「…細かい話は後だ、此方に来い!でなければ、監督権限を行使して、貴様が勝とうが聖杯は渡さんぞ!」

切嗣「それはお前が生き延びた場合の話だろ…」

切嗣(仕方ない、着いていってやるか…行く先にゾフィスがいると言うのなら、逃す理由もない)
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/12(土) 17:37:18.92 ID:Gx7LWB+v0
ちょっと休憩…

なんかこういう細かいのより、大筋バーン!のほうがいい気がしてきたな…

今さらこんなの見てもつまんないだろうな…
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 20:04:48.04 ID:ZbSqM7yZO
なら辞めれば?
つまんないもん見せられるこっちの身にもなれよ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 20:49:40.92 ID:gmJ373tao
SS速報ってあくまで書く人の[田島「チ○コ破裂するっ!」]の場だから>>1の好きなように書けばいいし
つまらんと思うなら読まなきゃいいよ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/12(土) 20:56:54.61 ID:Gx7LWB+v0
再開します
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 20:58:19.14 ID:ZbSqM7yZO
こっちは面白いと思って読んでるのに書いてる奴が「つまんない」「面白くない」って言う
そんなつまんない物なら書かなきゃいいのに、それを面白いと思って見てるこっちを馬鹿にしてるのか
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 21:23:43.02 ID:Gx7LWB+v0
ウェイバー「なんだ…これ…」


セイバー「我々は急がないといけないというのに、このような足止めを食らうとは…」

ガッシュ「ウヌ…おいし…おそろしい罠なのだ…」

ウェイバー「おい…本当にそう思うなら…」


ウェイバー「食べるのやめろお前らぁぁぁ!!!」


ライダーがアーチャーに目配せしてからコンマ数秒、奴等は驚くべき行動に出てきた。

その様子をライダーは待ってましたと言わんばかりに、アーチャーの宝物庫の酒や食べ物を奪い、酒盛りを始めた。

それを見ていたセイバーとガッシュは巻き込まれ…いや、自分から飛び込んだような…

ライダー「何を怒っとるのだ?良いではないか。余も一度は貴様らと酒を酌み交わしてみたかったのだ、丁度良い機会だろう?」

アーチャー「貴様が生前やっていたような、下賤な集まりと一緒にするな」

ライダー「…酒が入ればもうちっとは素直になるかのう…」

アーチャー「まあよいわ。よし、酒の肴は…ガッシュ、貴様だ」

ガッシュ「ウヌ?さかな?ブリがいいのだ!」

アーチャー「またか…では、世界最古のブリを貴様に見せてやろう!」

ウェイバー「世界最古のブリってなんだよ、聞いたことないぞそんなの!んで、セイバーはとりあえず手を止めろ!」

セイバー「落ち着きなさい。いえ、ウェイバー?私としても体力の回復はしておき……美味!」

ウェイバー「話してる途中に食うな…!いいのかセイバー!これもう、相手に降伏してるようなもんだぞ!?誇りはどうした、王の誇りは!」

アーチャー「黙れ雑種!我とガッシュの会話に雑音を挟むな!」

ライダー「がはは、諦めろ!今の貴様に賛同するものはおらんようだからな!」

ウェイバー「むちゃくちゃだぁ…」
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 21:26:07.33 ID:Gx7LWB+v0
つまらないと連呼して、申し訳ないです…
自分の作品に自信がなく、つい保険をかけていました…
楽しみにしてる方に本当に失礼でした。
以後発言には気をつけます。
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/12(土) 21:53:02.26 ID:Gx7LWB+v0
ゾフィス「…クソクソ、クソッ!身体が熱い…溶けちまう…」

ゾフィス「私が…オレが…復讐するんだ、あいつらに…」

ゾフィス「オレの計画を狂わせた、あいつらを…」

「…もう十分じゃて」

ゾフィス「! ゾウケン…?まだ表には出ないと思っていたのですが…」

臓硯「案ずるな…貴様にうってつけの舞台は残っておる」

ゾフィス「意味がわかんねえ…ちゃんと説明しろ!」

臓硯「フン…貴様は…どちらだ?」

ゾフィス「は…?私は…オレ…?」

臓硯「ククク…ここまで堕ちるとは…やはり貴様は面白い…」

臓硯「いいかゾフィス…これより儂が、貴様のマスターとなる…」

ゾフィス「…本を…ソラウはどうしたのです!」

臓硯「さして興味もないじゃろう?過去の主の末路など」

ゾフィス「末路…?ゾウケン、まさかソラウを…」


ゾフィス「…チッ、オレに言わずに勝手な真似しやがって…」


ゾフィス「何故ですゾウケン、私と貴方の約束は…」


ゾフィス「格別だろうと取って置いたのにナァ」


臓硯「…そちらが出てきたか。ゾフィス…いや」

臓硯「この世全ての悪…」



臓硯「アンリマユ…と呼ぶべきか」

519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/12(土) 21:53:28.66 ID:Gx7LWB+v0
いったんここまで
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 01:16:32.55 ID:xmVp2C5dO
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/14(月) 16:23:38.49 ID:iX96PiSP0
どうぶつの国
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 19:09:48.15 ID:iM1djfi/0
気落ちした時とか、ギャグの時の絵柄が雷句の絵柄で再生される…
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 13:01:14.22 ID:9siuH7S8O
自演・モーラン
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/20(日) 22:44:25.03 ID:nUbmH0Es0
再開します
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 22:57:55.14 ID:nUbmH0Es0
ウェイバー「はは…」

ライダー「坊主、どうした?」

ウェイバー「こうなったらあいつらにザグルゼムぶっぱなして…」

ライダー「水を差すつもりか?やめておけ。セイバーがこのざまだというのに、貴様のサーヴァントがこの状況をひっくり返せると思うか?」

セイバー「ごちそうさ…けぷっ」

ウェイバー「なあ、一回ぶん殴っていいか?」

セイバー「ふぅ…ご安心を。食事は腹八分までと決めていますから」

ウェイバー「腹八分まで食おうとした精神はどうなんだよ…!」

ライダー「貴様も楽にしたらいい。リラックスだ、リラックス。ほら飲め!」

ウェイバー「誰が飲むかよ!!…あっちはあっちで盛り上がってるし…」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 23:20:12.47 ID:nUbmH0Es0
アーチャー「ほう…王を決める儀…」

ガッシュ「ウヌ。私は人間のパートナーと共に、その戦いに勝ち残って王になったのだ」

アーチャー「その選ばれた100人とやらの中からか…なるほど、そういうことか?クク…ハハハ…」

ガッシュ「な、何がおかしいのだ?」

アーチャー「いや、合点がいった。しかし…全く。貴様らの終焉がどのようなものか…またひとつ楽しみが増えたな」

ガッシュ「ヌ…?わからぬ…説明してほしいのだ、ギルガメッシュ」

アーチャー「甘えるな。貴様が真実を知れば、我の楽しみがなくなる」

ガッシュ「…」

アーチャー「もし奴があれに手を出せば…おっと、ここまでにしておかねばな」

アーチャー「あくまで運命を選ぶのは貴様だ、ガッシュ」スクッ

ガッシュ「あ、待つのだ…」


アーチャー「我…見……け……」


ガッシュ「…ギルガメッシュ…どういうことなのだ…?」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 23:38:07.50 ID:nUbmH0Es0
ライダー「しかしまあ、見違えたぞ坊主。でかくなったもんだ」

ウェイバー「でかいやつにでかいって言われて喜ぶかよ…」

ライダー「その面構え…もはや別人だな。余に怯える素振りも見せんようにもなった」

ウェイバー「別にびびってねーし!」

セイバー「お二人は一度出会っていたのですか?」

ライダー「うん?まあな」

ウェイバー(ナチュラルに話に入ってきたな…)

セイバー「よく殺されませんでしたね、ウェイバー」

ウェイバー「うるさいな!重々承知してるよ、命拾いしてるのは!」

セイバー「む、貴方は本当に運が良いと褒めようと思ったのですが」

ライダー「…なあ、覚えておるか坊主?あの時の…「頃合いだ、ライダー」

ウェイバー「え?なんて?」

ライダー「アーチャー…ふん、せっかちな奴だ」

アーチャー「茶番はここまでだぞ…貴様ももう良いだろう」

ライダー「そうだのう…では始めるか…坊主」

ウェイバー「…!」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 23:56:54.53 ID:nUbmH0Es0
綺礼「…ひどい物音だ」

思わず足を止める。全速力で走れないほど大地が揺さぶられている。

普通なら地震と思うだろうが、事情が分かればこの地鳴りは自然が起こしたものではないと感じ取れる。

切嗣「これだけ音がデカければ、お前の道案内はいらないな」

その二人は避難するどころか、どんどん震源に近づいていく。自分が憎んでいる標的はそこにいると確信しているからだ。

綺礼「セイバーは、どうだ?」

切嗣に訊ねる。

ガッシュの力が不安定な今、此方の最高戦力のセイバーの安否で勝敗はほぼ決まる。そう綺礼は考え、それが肌で感じられるのは切嗣だけだ。

切嗣「…僕には詳細までは分からないが、多分無事だ。ここに令呪が残っている」

綺礼「…そうか」

不安ではあるが戦える状態ならなんだっていい。それに私を含め令呪のブーストがあれば、アーチャークラスの英霊にも渡り合える。

綺礼(まだ勝機はある…問題は、ゾフィスをどう対処するかだな。だが、まずはその作戦の前提として…)

綺礼「急ぐぞ!」

切嗣「…」
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/21(月) 00:21:29.35 ID:1NCnpdVU0
ウェイバー「テオザケル!」

アーチャー「効くわけなかろう、たわけ!」

ガッシュ「強い…」

アーチャー「フハハハハ!!未だ底が見えない我に驚嘆するか、ガッシュ!」

ウェイバー「くっそ…」

ウェイバーは目の前の強敵よりも、相棒の力を司る魔本に対して苦戦していた。

新しい呪文が増えたことで、戦力がアップしたのは事実だ。
とはいえ、術の効果も心の力をどれだけ消費するかも使ってみなければ分からない。
三つ目や七つ目の術のように一目で分かる能力でないかもしれないし、何よりぶっつけ本番で試せる相手じゃない。

けれど知るばかりの最大呪文、バオウを放てばどうなるかは予想がついている。

だから同系統の新呪文で様子を見るしかないのだ。

ウェイバー(隙がない…ザグルゼムもジケルドも当てられる気がしない…)

ウェイバー(最後の呪文になるほど威力が上がると仮定するなら…ジオウ・レンズ・ザケルガ。これに勝負をかけてみるか…?)

ウェイバー(とりあえず心の力を溜めないとどうにも…)

セイバー「やああっ!」

ウェイバー(そうだ!セイバーがいた!あいつなら…)

アーチャー「フッ…ここで息を吹き返すかセイバー!いいぞ、もっとだ!」

セイバー「アーチャー、私の全てを貴方にぶつけよう!何せ、一宿一飯の恩義だ!」

ウェイバー(それは意味が違うと思う)

アーチャー「しかしライダー、悠々と見物とは…まさか…貴様…」

ライダー「…」
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/21(月) 00:27:10.39 ID:1NCnpdVU0
ゾフィス「さて…そろそろやるか、ゾウケン」

臓硯「ああ…全ては計画通りに」

そう言いほくそ笑む老人のしわがれた手には、最強の力を手に入れたと言わんばかりの光を放つ赤紫色の魔本があった。
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/21(月) 00:28:21.02 ID:1NCnpdVU0
ここまで
ちょっとだれてるしテンポが悪いなあ
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/05/21(月) 01:50:38.18 ID:np2NStWO0

533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 17:37:48.21 ID:YRwXJGc80
再開します
誰も見てないだろうけどいい加減終わらせないと…
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/09(土) 18:26:35.06 ID:YRwXJGc80
ライダー「いざ…」

ついにライダーが重い腰を上げ、ライダーのサーヴァントたる由縁である神威の車輪を召喚した。

ウェイバー「ヤバい…いや、無理だろこれ…アーチャーだけで手一杯なのに…!」

ライダー「ぐっ…」

ウェイバー「…え?」

だが畏れていた戦車は、有象無象を蹴散らすどころか前進する素振りも見せない。何よりライダー自身に、その覇気を感じられなかった。

ガッシュ「ウェイバー!」

何故?

そんな疑問を抱え悩む時間すら与えられることはないと、ガッシュの声で思い出される。

ウェイバー「! ラッ、ラシルド!」

セイバーを相手にしている片手間のアーチャーにすら軽く遊ばれている力量差では、よそ見は一瞬でも命取りだ。

アーチャー「ふははははは!!」

ウェイバー「しまっ…」

攻撃から身を護る盾は、今の状況では最善手には違いない。けれど、無力だった。

「「グワアアア!!」」

セイバー「ガッシュ!ウェイバー!」

アーチャー「まだまだ!まだ終わらぬぞ、ガッシュ!」

セイバー「貴様、何処を見ている!相手は私だ!」

アーチャー「チッ…貴様に用はない。王の御前で喚くな、雑種」

ガッシュから目を離したアーチャーがセイバーに目をくれた時には、セイバーの視界は宝具で埋め尽くされていた。

セイバー「しまっ、間に合わな…」


「令呪を持って、我がサーヴァントに命ずる」


「その剣で、立ち塞がる敵を討て」


セイバー「はっ…これは!…オオッ!!」

令呪で強化されたセイバーは本来の魔力を解放し、王の財宝を全て吹き飛ばした。

アーチャー「なっ…」

「無事か。セイバー、ガッシュ」

ガッシュ「お主は…お主らは…」

綺礼「遅くなったな」

切嗣「…また、面倒なことになりそうだな」

535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/09(土) 18:58:33.17 ID:YRwXJGc80
セイバー「切嗣…」

少しの間だけ彼と合っていた目をそらす。

あのやり取りからセイバーは、どんな顔をして切嗣と会えば良いか分からなかった。

そんなセイバーを見て切嗣もため息をつき、セイバーに呟いた。

切嗣「…ああ、確かに。最悪の状況だな」

セイバー「…?」

切嗣「あんな啖呵を切っておいて、どうやらお前を頼るしかないらしい」

セイバー「!」

切嗣「精々上手くやってくれよ、僕の剣として」

セイバー「了解しました、マスター!」



綺礼「相当なダメージを受けたらしいな…立てるか?立てないなら、端で縮こまっていろ。下手に動かれても足手まといだからな」

ウェイバー「…お前の罵倒が一番心に来る」

綺礼「フッ、事実だろう」

ウェイバー「おま…この本にはな!心の力が重要なんだぞ!なんでメンタル削ってくるんだよ!」

綺礼「静かにしろ、治療が長引く」

ウェイバー「…」ムスー

ガッシュ「キレイ…その、キリツグは…」

綺礼「…何にせよ、ここで意地を張るような愚かな人間ではないだろう。拘っている物を捨てられたかどうかは知らんが」

ガッシュ「コダワリ?」

綺礼「ああ、奴がもし…「久しぶりだな、綺礼!」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 19:08:42.38 ID:YRwXJGc80
アーチャー「ふはははは!!やはり、我の目に狂いはなかった!ここまで生き残れるとは思ってはなかったぞ、綺礼。誉めて遣わそう!」

綺礼「光栄です、英雄王。では、剣をお納めくださいませぬか?」

アーチャー「断る!」

ガッシュ「ウヌウ!?」

綺礼「やれやれ…ところで、ウェイバー・ベルベット」

ウェイバー「なんだよ?」

綺礼「あれは、何かね?」

ライダー「…」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 19:09:18.32 ID:YRwXJGc80
いったんここまで
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 19:23:00.34 ID:ujq5qzQI0
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 02:29:53.94 ID:B9swKBmfO

もうすぐ完結か
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 15:17:20.43 ID:NCAA/vfo0
投稿者です
なんだかんだ忙しかったけど合間にss書いてて完結までしてたのですが、いざ投稿しようと保存していたファイル見たら真っ白になってた…ので、萎えたのもあるけど、もう少しだけ待っててください
書き貯めなんてするんじゃなかった…
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 15:17:56.05 ID:NCAA/vfo0
投稿者です
なんだかんだ忙しかったけど合間にss書いてて完結までしてたのですが、いざ投稿しようと保存していたファイル見たら真っ白になってた…ので、萎えたのもあるけど、もう少しだけ待っててください
書き貯めなんてするんじゃなかった…
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 15:31:23.94 ID:0uDSOG7SO
落ち着きたまえ
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 21:21:37.60 ID:hH6hOXSYO
落ち着け焦らずゆっくり書き直すんだ
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/04(土) 17:33:41.82 ID:Fxl6dVQi0
投稿者です
正直書き貯めたもの全て消えた時はこのssぶん投げてしまおうかと思いましたが、必ず終わらせると宣言したし、自己満で始めたのにこのまま終わるのも気持ちが悪いのでシナリオ全部練り直して来ました。

見てくれる人がいるかは分かりませんが、今日の夜からまた投稿していきたいと思います。必ず完結させるので、どうかよろしくお願いします。
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/05(日) 10:43:19.06 ID:n095N2R90
ウェイバー「あれ…って、ライダーか」

綺礼「何故奴は戦わない?」

ウェイバー「…」

珍しくウェイバーと綺礼の意見が一致した。

誰が見ても不自然な様なのはすぐに分かる。ここでライダーが戦場を荒らし回るのは容易な筈だ。

いつ動いてもおかしくないが、何故か動く気配がない。

何か考えがあるのかもしれない。
それとも、自分で手を下す必要などないと侮っているのかもしれない。

これら全て憶測の域から出ていない。

だが、目の前の一人に全員が手を焼いているこの状況で、ライダーに出てこられたらなす術がない。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/05(日) 10:49:33.37 ID:n095N2R90
ウェイバー「…あいつに戦う気がないなら、むしろ好都合だ。アーチャーに集中できるからな」

ウェイバー(倒せなくても、せめて隙を作るぐらいの力を…)

かろうじて残っていた心の力も魔力も全て、本に注ぐ。
ゼオンを倒したこの力なら、流石のアーチャーも崩れるだろう。

セイバーなら、その隙を狙って斬り倒す。

その手助けが出来ればいい。

ウェイバー「…兎に角、回復してくれればどうにかなると思う。急いでくれ」

正直言ってライダーの対処法はさっぱりだが、今はこれしかない。やるしかないんだ。
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/05(日) 10:55:36.03 ID:n095N2R90
綺礼「随分言うようになったな、三流魔術師風情が」

ウェイバー「何だとォ!?」

綺礼「粋がるのはいいが…いや、その様子なら何かしらの策は講じているようだな」

ウェイバー「え?あ、まあ…一応」

綺礼「そうか、頼りにはしているぞ。お前達ならセイバーのサポート程度にはなれる」

ウェイバー「…は?何だよ急に…励ましてるつもりか?」

綺礼「不服かね?」

ウェイバー「別に!そういうとこ…ほんっっとムカつく!!言われなくてもやってやるっての!!」

ウェイバー「ガッシュ!準備しとけよ!」

ガッシュ「ヌ、ヌゥ…」

綺礼(ちょろいな)

ガッシュ「!」

ガッシュ「ウェイバー、キレイ!いがみ合っている場合ではないのだ!あれを…」

ウェイバー「…セイバーか…」

綺礼「…」
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 20:36:54.29 ID:F37bry9qO
頑張れよ
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 14:34:14.80 ID:NqN4o8Tv0
セイバー「やああっ!」

令呪によって魔力を回復したセイバーは、ガッシュに代わってアーチャーと応戦していた。

アーチャー「ハッ!どうした、それでは我には届か…」

セイバー「ここだッ!」

アーチャーから放たれた宝具にタイミングを合わせ、風で跳ね返す。

カウンターを防ぐために盾を王の財宝から取り出す。持ち主に逆らう武具は全て防いだが、

セイバー「ハッ!」

宝具を囮にしたセイバーの一閃には間に合わなかった。

アーチャー「ほう…悪くない…」

セイバー「そんなワンパターンな攻撃を防げないとでも思ったか?私を侮るな、アーチャー!」

アーチャー「フッ、ここに来て一段と鋭さが増すか…だが!」

アーチャー「その剣を包み隠したまま、我を倒せると思うなよ!」

アーチャーは不可視の剣の間合いを完璧に把握し、宝具の波状攻撃を仕掛ける。

アーチャー「思い上がるな、セイバー!さあ、さらけ出せ!聖剣を!」

セイバー「ぐっ…」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/08(水) 14:36:08.59 ID:NqN4o8Tv0
切嗣(あれほどまでの攻防…流石、トップレベルのサーヴァント共だ…)

切嗣(剣の技量は間違いなくセイバーが上、だが向こうにあるのはセイバーを上回る宝具…こちらが不利なのは火を見るより明らか)

切嗣(ライダーが控えているのを考えて、魔翌力の消費は抑えておきたかったが…)

切嗣(短期決戦どころか、これではやがて…)

切嗣「チッ…不味いな」
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 15:30:22.18 ID:NqN4o8Tv0
遠距離から宝具を射出していたアーチャーの手が止まった。

アーチャー「やれやれ…」

地面に刺さっていた自分の宝具を引き抜き、セイバーに近づき鍔迫り合いを演じる。

セイバー「な、何のつもり…」

セイバー(受けきれない…)

セイバー「うああっ!」

アーチャーは宝具を宝物庫に戻し、フラフラと体勢を崩したセイバーを見下す。

アーチャー「ほら見ろ、この程度ですら捌けぬではないか。最優のサーヴァントが聞いて呆れる」

セイバー「くっ…」

接近戦が得手ではないアーチャーに押し負け、見下ろされる。

これはセイバーにとって屈辱でしかなかった。


アーチャー「あまり我を幻滅させるな」


回復はしたが、セイバーの魔力は無限ではない。

風を放出するにも一定期間のインターバルが存在し、常には使えない。

そして何より強敵との連戦による疲労が体に刻み込まれている。


セイバー「…!」

セイバーは既に、限界に達していた。

552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/08(水) 15:31:05.69 ID:NqN4o8Tv0
ーーーーーーーーーーー


ウェイバー「セイバーが…」

ガッシュ「ヌウ…ウェイバーはここにいるのだ。私が助けに…」

綺礼「駄目だ。お前達には限界まで耐えてもらう」

ガッシュ「セイバーがやられてしまうのだ!今がその時ではないのか!?」

ガッシュ「キレイ、これを黙って見ていろと…ムグッ!」

綺礼「そうだ、黙って見ていろ」

ガッシュ「〜〜!」

綺礼「ウェイバー・ベルベット。分かっているな?」

ウェイバー「…」

ーーーーーーーーーーー
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 15:49:03.39 ID:NqN4o8Tv0
一旦ここまで
中途半端だなぁ
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 16:31:23.08 ID:b05n7brB0
今日見つけて読み始めたけど、まだ終わってなかったのか

とりあえず続き楽しみにしとくよ
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/08(水) 23:28:55.53 ID:nU+ARoEvO
つまんな…
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/10(金) 23:03:30.63 ID:vNAKz+Oj0
アーチャー「無様よなぁ、その剣よりも生き恥を晒すことを選ぶか」

アーチャー「貴様のような者が王になり、束ねられた国の民が憐れで仕方ない」

セイバー「…っ、黙れ!」

セイバー(いけない、熱くなっては…アーチャーがここで私に切り札を切らせるつもりなのは分かっている…)

セイバー(今は、耐えるしか…)


アーチャー「敵を前にしてただ滅びを待つ…ブリテンと同じ、いやそれ以下の結末だ」


アーチャー「貴様らの持つ騎士の誇りとやらも安くなったものよ」

セイバー「貴様ッ!私だけならいい!だが…ブリテンを…騎士の誇りを…侮辱することは許さない!」

アーチャー「許さない?フハッ、ならばどうする!貴様の中ではもう答えは出ている筈だ!」

アーチャー「貴様はただ望めばよい!愉しめばよいのだ!我との戯れを!」

セイバー「…」

セイバー(私の全魔力をかけた、約束された勝利の剣での一撃なら、アーチャーを倒せるかもしれない…)

セイバー(いいや、必ず倒す!魔力を出しきれば必ず…!)
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 01:06:44.15 ID:zAUF3jZLO
完結させろおおおお
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