他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【艦これ】カンコレロンパ File2
Check
Tweet
1 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:01:20.01 ID:4Ep7QZXT0
このSSを始める前に
・前に書かせていただいた
提督「鎮守府裁判を始めまーす」!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486912032/
と同じようにダンガンロンパ風に進むお話です
・紛れもなく不定期更新(こっちはスローペースかもしれません)
では始めます
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1513782079
2 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:07:16.41 ID:4Ep7QZXT0
――――執務室
提督「ジングルベール♪ジングルベール♪」フンフーン
古鷹「提督、今日は機嫌が良いですね。何かありましたか?」
提督「実はね、この前本営さんの所に報告しに行ったんだ」
提督「最近の評価の事もあってクリスマスの日は出撃しなくてもいいよって言われたんだよ」
古鷹「それでご機嫌だったんですね。という事は提督・・」
提督「古鷹と一緒に過ごしたいこともあるけど・・その前にパーティーを開こうと思うんだ」
古鷹「わぁ!それは楽しみですね!」
提督「まだ先の話なんだけど、少しずつ準備をしてもらいたいんだ。もちろんある程度の艦娘にも声をかけるし」
古鷹「わかりました。でも、場所はどうするんですか?結構な人数もいますし・・」
提督「丁度良い場所を見つけたから、一緒に行こうか」
3 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:16:00.00 ID:4Ep7QZXT0
――――旧館 メインホール
古鷹「この広さなら・・十分ですね」
提督「うん。準備するにも結構かかりそうだけど、ここが一番いいかもしれないと思ってね」
提督「パーティーの準備を古鷹にも手伝ってもらおうかなって思うんだ」
古鷹「テーブルもそれなりに必要になってきますね」
提督「明石にテーブルの開発をしてもらうように交渉してみるよ」
提督「明日から準備を始める方向でお願いしていいかな?」
古鷹「明日からですね、昼頃で良いでしょうか?」
提督「そうだね。じゃ、お願いするよ」
4 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:18:44.37 ID:4Ep7QZXT0
――――翌日 旧館 メインホール
ガチャ
古鷹「どうやらまだ私だけみたい・・他の人は来るのかな・・?」
古鷹(しかし広いなぁ・・こんなところがあったなんて・・)
江風「へぇー結構広い所なンだな」
古鷹「江風さん。提督に呼ばれてここに?」
江風「おー古鷹さん。こンちゃーっす。まぁそんな感じっすね」
江風「あ、他のみんなもここにきて他の部屋を探索してるみたいだぜ!」
古鷹「もう来てたんですね。折角だし一緒に回りましょうか」
江風「ウス。・・ってこの組み合わせ、あの時以来っすね」
古鷹「そういえばそうですね・・・」
江風「何もなけりゃいいけどなぁ・・」
5 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:22:33.96 ID:4Ep7QZXT0
――――旧館 配電室
古鷹「ここは配電室みたいですね」
???「あれ?古鷹?」
古鷹「この声・・・衣笠?」
衣笠「やっぱりそうだ。提督に呼ばれてここに?」
古鷹「うん、私は昨日ここに来るように言われたんだ」
衣笠「しかし古鷹が江風と一緒だなんてねー。加古と一緒だと思ってた」
江風「あンまりこの組み合わせ、いいことないっすよ・・」
古鷹「ここで何をしていたの?」
衣笠「夕張と一緒に電力のチェックをしてたんだ」
江風「電飾するときには必要だしな」
6 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:32:55.44 ID:4Ep7QZXT0
夕張「電気通ってるみたいだし、電飾はできそうね」
古鷹「あの広さですし、かなりの量が必要みたいですけど・・」
夕張「大丈夫!電気をたくさん使わない限りブレーカーは落ちないみたい」
古鷹「それなら安心ですね」
衣笠「よぉーし!派手な電飾でパーティーの準備しちゃうからね!」
江風「あんまり派手すぎるのもなぁ・・・」
――――旧館 酒庫
ポーラ「うへへへへ〜」
江風「・・・・なーんか見覚えのある人がいるな・・」
古鷹「えっと・・どうします?」
江風「何も見なかったことに――」
ポーラ「二人とも〜何してるんですかぁ〜」
江風「げぇ!見つかった!」
7 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:34:45.45 ID:4Ep7QZXT0
古鷹「ポーラさんもパーティーの準備で・・?」
ポーラ「提督に言われてここに来たんですけど、他の人はどこかの部屋に行ったみたいなのでポーラも探索してたらこの部屋を見つけました〜」
江風「ここの旧館、どんだけ部屋があるンだろうな」
ポーラ「ポーラはここに来た時に運命を感じました・・今日からここを拠点にします〜!」
江風「そンな事言ってると、ザラさんにまた怒られるぞ?」
古鷹「それに、この場所がばれたらザラさんが閉めちゃうかもしれませんよ?」
ポーラ「は?!こ、この場所はばらさないでください〜」
ナニヤラサワガシイナ
江風「お・・あれって・・」
8 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:36:06.12 ID:4Ep7QZXT0
ガングード「何だ、貴様らもいたのか」
古鷹「ガングードさんも・・」
ガングード「ふんっ、この私をこき使うとはな。まぁパーティーと聞いたんだ。酒は飲ましてもらうぞ」
ポーラ「一緒にワインを飲みましょう〜」
ガングード「悪いが私はシャンパンが飲みたい」
江風(案外この二人仲良くなりそうな気がするな・・)
古鷹「他に誰か人を見ませんでしたか?」
ガングード「そうだな。ちっこいのはいなかったが、同じような奴らは見たぞ」
江風「江風以外にも駆逐艦がいるってわけか」
9 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/21(木) 00:37:19.54 ID:4Ep7QZXT0
今日はここまでです
【艦これ】酒匂「一年前のあたし」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511797063/
こちらの方が先に完結しそうなので終わり次第こちらを進めていきたいと思います
10 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 00:46:33.85 ID:Jd3voys00
――――旧館 医務室
古鷹「ここは・・医務室ですね」
江風「ベッドに誰かいるけど・・・これって、雲龍さん?」
古鷹「そのようですね・・寝てるのでしょうか?」
雲龍「んぅ・・あら、あなたたちも来てたのね」
江風「ここで何してたンすか?」
雲龍「皆どっかに行ってしまって私もうろうろしてたらこの部屋を見つけて・・」
雲龍「ベッドがあったから座ってみたの」
古鷹「それで寝てしまったんですね」
雲龍「そう。私はもう少しここにいるわ、時間が来たら起こして」モゾ
江風「また寝ちゃったよ・・・」
古鷹「今はそっとしておきましょうか」
11 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:01:44.00 ID:Jd3voys00
――――旧館 キッチン
古鷹「ここはキッチンのようですね」
江風「ここには・・・瑞穂さんと翔鶴さんがいるな」
瑞穂「お疲れ様です」ペコ
江風「あ、どもども」ペコ
翔鶴「あなた達もパーティーの準備で来たの?」
古鷹「はい。キッチンがあるという事はここで料理を作ることになりますね」
瑞穂「とってもおいしいライスコロッケ。たくさん作りますね」
江風「おー!あれ結構おいしいンだよな!」
翔鶴「ところで、また集合するとなるとメインホールに集まればいいのかしら?」
古鷹「そうですね。お願いします」
12 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:04:29.96 ID:Jd3voys00
―――――旧館 浴場
江風「ここは風呂場みたいだな。湯は入ってないけど」
伊14「あ!おーい!こっちこっち!」
古鷹「伊14さん、どうしたんですか?」
伊14「イヨで良いよ!ここにお湯を入れたら楽しそうだよね!」
古鷹「この大きさなら温泉代わりにはなりそうですね」
阿武隈「他にはサウナもありました」
ビスマルク「まったく・・提督も偉くなったわねほんと・・この私に準備をさせるなんて!」
江風「いーや、提督はビスマルクさんが頼りになるから頼んだと思うっす」
ビスマルク「そ、そう?なら仕方ないわね!このビスマルクに任せなさい!」
古鷹(切り替えが早いですね・・)
13 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:07:13.67 ID:Jd3voys00
―――――旧館 中庭
占守「しむしゅしゅ〜」タッタッ
時津風「待て待てー!」タッタッ
天津風「はぁ・・どうしてあんなに元気なのかしら」
松風「はは、元気なことは良いことだと思うよ」
江風「おーお前らも来てたのか」
天津風「あら江風、あなたも?」
松風「おや、誰かと思ったらおバカさんじゃないか」
江風「だぁれがバカだ!」
時津風「やっほー。江風と古鷹も来てたんだね」
占守「お二人とも!こんにちわっす!しむしゅしゅ〜」クイクイ
14 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:10:25.97 ID:Jd3voys00
天津風「急にパーティーするから準備お願いって言われてびっくりしたわ」
時津風「クリスマスパーティー♪嬉しい嬉しい♪」
松風「とはいえ準備を任されるとはね・・」
江風「去年はできなかったんだし、今年は盛大にやりたいもんだな!」ニシシ
占守「楽しいクリスマスパーティーにするっす!」
古鷹「そういえば他に誰か見ませんでした?」
松風「戦艦や空母の人達は見たね、司令官が言うには16人集まるそうだよ」
古鷹「16人・・これでどうやら全員みたいですね」
江風「何か少なくないっすか・・?」
15 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:13:35.52 ID:Jd3voys00
+゚*。:゚+でっちー!+゚:。*゚+
古鷹「わぁ!吃驚した!」
江風「またお前らか!」
伊58「鎮守府の平和を守るため」
伊168「鎮守府に愛を築くため」
伊8「鎮守府を豊かにするため」
伊13「鎮守府の友情を守り抜くため・・」
伊19「そして海の平和を守る」
呂500「我ら!」
伊401「潜水艦隊!」
ルイ「オリョクルーズ!」
「「「「「「「抜錨!!」」」」」」」
16 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:18:01.62 ID:Jd3voys00
江風「・・・何か無理矢理詰めた感があるな」
伊58「メンバーが多くなってきたからでち」
伊13「イヨちゃんがいないと寂しい・・」
古鷹「イヨさんは準備係ですからね・・・」
伊19「それはそうと、みんなメインホールに集まるのね!今から作業を開始するの!」
時津風「えー!?もうちょっと遊びたかったのにー!」
天津風「文句言わないの。ほら、行くわよ」
江風「古鷹さん、そろそろ行こうぜ」
古鷹「そうですね、ホールに向かいましょうか」
17 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/27(水) 01:18:59.83 ID:Jd3voys00
今日はここまでです
クリスマスは終わったけど細かいことは気にせず進めます
18 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/31(日) 23:05:12.08 ID:Z4wkIDx90
―――旧館 メインホール
古鷹「それではまず、掃除を始めましょうか」
ビスマルク「とは言っても、結構な広さよ」
天津風「かなりの時間が費やされそうね」
ガングード「まぁパーティができるんだ、やるしかないだろ」
衣笠「じゃあみんなで始めましょ!」
数時間後...
古鷹「だいぶ綺麗になりましたね」
江風「遅くまではかからなかったな」
時津風「あー・・疲れた・・ご飯食べたいー」
19 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/31(日) 23:14:35.77 ID:Z4wkIDx90
提督「やぁ。準備の方はどうかな?」
古鷹「今日はメインホールの掃除を行って、ちょうど今終わったところです」
提督「そっか。さっき本営さんの所に行って、いいもの貰ったんだ」
古鷹「木箱・・ですか?」
ポーラ「!!!! そ、それは!」
阿武隈「知ってるんですか?」
ポーラ「そ、その中には数量限定のとても高級なワインが入ってるんですよー!」
提督「え・・・そうなの?」ドキッ
ビスマルク「ちょっと!落として割ったりでもしたら承知しないわよ!」
提督「まぁ・・・大丈夫なんじゃないの?」ダラダラ
翔鶴「その割には汗が出てたり震えてますね・・」
20 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/31(日) 23:27:15.04 ID:Z4wkIDx90
提督「手元に置いておくのも怖いし、どこか保管できるところでも探さないとね」
ポーラ「そうだ!ならここの酒庫なんでどうでしょー?」
雲龍「そんな部屋があったのね」
提督「そうしようかな、あと他のお酒も準備で持ってきそうだし見分けがつくようにしようか」
夕張「保管箱とか作っておきます?」
提督「そうだね、何かのショーケースに入れてくれないかな?」
夕張「明石に言って作ってもらいますね!」
時津風「それよりもお腹空いたし晩御飯食べたいなー」
松風「じゃあ今日はここまでにして次の準備は明日からということで良いのかな?」
古鷹「そうしましょうか。では解散しましょう」
21 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/31(日) 23:36:47.67 ID:Z4wkIDx90
――――翌日 酒庫
古鷹「提督が貰ったワインは・・あのショーケースに入ってますね」
夕張「明石が特注で作ったものです。他のお酒も持ってきそうだしとりあえずこのショーケースに分けておきました」
ポーラ「このまま置いておいて、眺めながら他のワインを飲むのも良いかもしれません〜」
古鷹「でも飲まないと勿体ない気がしますね」
ポーラ「楽しみです〜」
夕張「冷蔵庫もありますし、ジュースとかも置いておくといいかもしれませんね」
古鷹「ポーラさん、お願いしてもよろしいでしょうか?」
ポーラ「了解です〜。また後日お酒と一緒に持ってきます〜」
夕張「それじゃあ、メインホールで作業に戻りますね」
古鷹「私たちも作業に戻りますね」
ポーラ「は〜い、ポーラも少ししたらメインホールにもどります〜」
22 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2017/12/31(日) 23:54:17.48 ID:Z4wkIDx90
――――数日後.. 執務室
提督「準備の方はどうかな?」
古鷹「後はお酒や料理の材料ですね」
提督「その様子だとパーティーまでには間に合いそうだね」
ガチャ
時津風「しれぇええええ!大変だよー!」
提督「時津風じゃないか、どうしたの?」
時津風「これ見てよ!見てよ!」
提督「そんなに慌てなくても・・どれどれ?」
"私の名は怪盗U"
"鎮守府にある あなたの大切なものを頂戴いたします"
"瞬く間もなく 盗んでみせましょう"
23 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 00:09:04.40 ID:J98uT6rn0
提督「か、怪盗U!?」
提督「・・・って誰だい?」
時津風「えー?知らないのー?今ナウなヤングに人気の怪盗なんだよー」
提督「怪盗プリムなら知ってるけど・・怪盗Uは知らないや・・」
古鷹「私はどっちも知らないんですけど・・」
時津風「えー・・じゃあ仕方ないから時津風が教えてあげようかなー」
時津風「怪盗Uはねー、アニメキャラクターの女性怪盗なんだー」
時津風「多くの警備を華麗にかわしたり、罠なんてあっという間に解除しちゃうエキスパートなんだよー」
提督「うーん・・・要はル○ン三世の女性バージョンって考えた方が良いのかな?」
古鷹「とはいえ、鎮守府にある大切な物って何でしょうか?」
24 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 00:23:11.91 ID:J98uT6rn0
提督「は!?もしや改装設計図や勲章?!あるいは海峡賞?!」
時津風「海峡賞って大切なものなの?」
古鷹「記念品ですし・・・盗られたら山城さん泣いちゃいますよ・・」
提督「一応対策として、ちょっと鎮守府内の警備を増やしてみようか」
古鷹「旧館のパーティー会場はしなくても大丈夫そうですしね」
提督「そうだね、じゃあ古鷹と時津風は引き続きパーティの準備の続きをお願いするね」
古鷹「わかりました、行きましょうか」
時津風「怪盗U見たかったなー・・」
提督「こんなこと言うのもあれだけど、怪盗なんているわけないと思うよ」
時津風「・・・しれぇって夢ないね」バタン
提督(いや・・普通に考えてもいないと思うよ・・)
提督「・・・・・とりあえず春雨に警備担当の艦娘を集めてもらうようにお願いしようか」
25 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 00:31:03.98 ID:J98uT6rn0
―――――旧館 メインホール
衣笠「へぇー・・予告状かぁ・・」
松風「怪盗U・・姉貴が夢中になってるキャラクターじゃないか」
伊14「そんなの初めて知ったよ・・」
江風「江風は知らないぜ、まぁ白露の姉貴とかは知ってそうだけど・・」
古鷹「とりあえず鎮守府の警備を増やすみたいなので、大丈夫だとは思います」
瑞穂「でも、一度はどんな人なのか見てみたいですね」フフッ
江風「そンなのいないって、どうせ卯月の悪戯かなんかだろ」
雲龍「イニシャルが"U"だからって私でもないわよ」
阿武隈「潮ちゃんもするはずないし・・」
夕張「あ!私は知ってるけど盗みとかしないからね!」
26 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 00:35:23.93 ID:J98uT6rn0
古鷹「皆さん集まりましたね」
江風「にしてもメンバー足りなくないっすか?」
ビスマルク「そうね・・翔鶴と天津風、ポーラ、占守がいないわね」
ガチャ
翔鶴「ごめんなさい、ちょっと演習が長引いて・・急いできたから演習に使った道具も持ってきちゃいました・・・」
天津風「私も、翔鶴さんと一緒で演習してたから・・探照灯は着けっぱなしできたわ」
ポーラ「ポーラはお酒の選別してました〜」ガラガラ
江風「代車使って持って来た!」
占守「ごめんなさいっす!怪盗UのDVD見てたら遅くなったっす!」
時津風「あ!見てたんだ!面白いよねー」
占守「クナと見ててはまってしまったっす!怪盗U,参上!」キラーン
27 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 00:43:35.70 ID:J98uT6rn0
ガングード「そんなことよりさっさと準備を始めるぞ。もうすぐだしな」
天津風「あとはテーブルのセッティングと電飾ね」
ポーラ「お酒を酒庫に入れる準備もありますー」
瑞穂「それでは、私はキッチンで食材の管理をしに行きますね」
翔鶴「私は倉庫に行って、道具の準備をするわ」
夕張「そうそう!前にも言ったけど、今日はちょっとテストで電飾を点けてみるからね!楽しみにしてて!」
古鷹「それではみなさん、各自で動きましょうか」
"怪盗U"の噂が絶えない中 パーティの準備は着々と進んで
もうじき完成するところまできました
28 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 00:45:17.60 ID:J98uT6rn0
今日はここまでです
みなさん明けましておめでとうございます
29 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 09:53:37.46 ID:J98uT6rn0
夕張「じゃあそろそろテストで点けてみるね」
古鷹「はい、お願いします」
ガチャ
ポーラ「お〜間に合いました〜」ヒック
衣笠「ああっ!勝手にお酒飲んでる!」
江風「お、おい!それって提督が本営に貰ったワインじゃないっすよね?!」
ポーラ「違いますよ〜ポーラが持ってきたワインですよ〜だから飲んでいいんです〜」ヒック
雲龍「駄目ね・・完全に酔ってるわ」
ポーラ「お酒のほかに、ジュースやお水の準備も済ませました〜伊14さんにも手伝ってもらいましたよ〜」
伊14「んっふふー褒めてもいいよ!」
30 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 09:58:08.17 ID:J98uT6rn0
古鷹「ポーラさん、大丈夫なんですか・・?」
ポーラ「だいじょぶです〜・・・あっ・・その前にトイレに行ってきます〜」フラフラ
江風「途中で転ンだりすんなよ・・・・?」
伊14「あっ イヨが連れていくよ!大丈夫!」
ドンッ
天津風「キャッ!」ドテッ
古鷹「だ、大丈夫ですか?!」
天津風「ええ・・・大丈夫・・っつ!」ズキン
31 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 10:03:00.13 ID:J98uT6rn0
松風「どこか痛めたのかい?」
ガングード「見せてみろ・・・ふむ、足をグネったみたいだな」
伊14「ご、ごめんなさい!ぶつかっちゃって・・」
天津風「気にしないで、大丈夫だから。ちょっと医務室に行ってくるわ・・」
時津風「時津風もついていくよー!」
ポーラ「それでは改めてトイレに行ってきますー」
伊14「じゃあ行ってくるね」
古鷹「・・・二人とも大丈夫でしょうか?」
江風「ったく、やっぱりロクなことしか起きねぇな・・」
――――数分後...
夕張「それではテスト点灯をしてみるね」パチッ
占守「おー!点いたっす!綺麗っす!」
ビスマルク「結構いけるじゃない。中々いいわね」
古鷹「これで電飾は完成で―――」
32 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 10:04:58.73 ID:J98uT6rn0
おはようございますと明けましておめでとうございます
親戚の家に行くので中断します
33 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 14:19:38.15 ID:J98uT6rn0
ブツン
江風「なっ!急に真っ暗になったぞ!」
阿武隈「ちょっと!電飾点けても大丈夫じゃなかったの?!」
夕張「そ、そうなんだけど・・・どうして?」
衣笠「今衣笠さんのお尻触ったの誰?!」
占守「ごめんなさいっす!占守っす!」
雲龍「どうにかして電気を点けないとこのまま真っ暗なままよ」
夕張「ちょ、ちょっと待ってて、今壁伝いで配電室に行ってくるね!場所は分かってるし・・」
江風「天津風ー!早く戻ってきてくれー!」
松風「彼女は医務室にいるし、怪我もしてるからそう動けないはずだよ」
34 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 14:25:36.47 ID:J98uT6rn0
ガングード「・・・まだ明るくならないな」
ガチャ
時津風「みんなああああああ!大変だよー!」チカッ
阿武隈「あ!時津風ちゃん!!懐中電灯持ってるんですね!」
ビスマルク「いいタイミングね!」
江風「どうしたんだよ、停電になってるのはこっちも知ってるンだぜ?」
時津風「いいからみんな外に出てみてよー!」ダッ
古鷹「あっ!時津風さん!待ってください!」
衣笠「私たちも行くわよ!」
35 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/01(月) 23:55:16.29 ID:J98uT6rn0
―――――旧館 中庭
松風「一体何なのさ、外は寒いし・・」
古鷹「何を見つけたんですか?」
時津風「あれだよ!ほらっ!」
占守「気球・・・っすか?」
気球にいる人影を見ると 私たちは呆然としていた
私たちが見たのは 艦娘でもなく提督でもなく
気球に乗って逃げようとする 怪盗らしき姿の人だった
???「私は怪盗U!貴方たちのお宝 確かに頂戴した!では諸君!さらばだ!」
36 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:00:50.55 ID:af7FyVfU0
江風「な・・・な・・・」
江風「なんじゃありゃああああああああ!?」
夕張「あれが怪盗Uなのよ!まさか本当にいるなんて・・」
時津風「かっこいい!かっこいい!」キラキラ
占守「サインくださいっす!」
衣笠「そんな簡単にくれないでしょ!どうする古鷹?!このままだと逃げられちゃうよ?!」
古鷹「えっと・・どうしたらいいの・・?」
ビスマルク「翔鶴よ!演習で使った道具持って来たって言ってたし発艦して撃ち落とせば!」
37 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:07:13.42 ID:af7FyVfU0
ポーラ「何やら騒がしいですね〜」
翔鶴「何かあったの?」
瑞穂「みなさんどうかされたのですか?」
古鷹「あの怪盗Uが現れたらしいんですよ・・本物かどうかは知りませんけど・・」
天津風「それって本当なの?!」
伊14「えぇ?!ど、どこにいるの?!」キョロキョロ
江風「翔鶴さん!今すぐ発艦してあの気球を撃ち落としてくれ!」
翔鶴「え?!ちょ、ちょっと待って・・」
雲龍「待って。・・・気球の様子がおかしいわ」
衣笠「あ・・流されて海岸の方に落ちちゃった・・」
江風「と、とりあえずラッキーだ!追いかけて捕まえようぜ!」
38 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:26:45.71 ID:af7FyVfU0
―――――海岸
雲龍「確かここのあたりに落ちたはずだけど・・・」
時津風「あったよー!気球が!」
ビスマルク「観念しなさい!怪盗!・・・ってもぬけの殻じゃない。それにこれ・・ハリボテよ!」
松風「・・・・どうやら先に逃げられたようだね」
江風「じゃあもう遠くに行っちまったのか・・」
阿武隈「とりあえず、提督に報告した方が良いと思います」
古鷹「そうですね、私は執務室に向かうので何人かは先に旧館へ戻ってもらってもいいでしょうか?」
江風「江風も行くっす!」
時津風「あたしもー!」
39 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:28:42.34 ID:af7FyVfU0
――――執務室
提督「えぇ・・・本当にいたの?」
古鷹「はい、全員しっかりと目撃しました」
時津風「あのセリフは間違いなく怪盗Uだったよー」
古鷹「それで、何か鎮守府内で盗まれたとかありませんでしたか?」
提督「いや・・その報告は何も聞いてないけど・・」
江風「何だよ・・悪戯ってわけかい・・」
古鷹「でも何事もなくてよかったです」
40 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:29:39.23 ID:af7FyVfU0
バーン
ポーラ「はぁ・・・はぁ・・オエップ!」
江風「うわっ!何吐いてんすか!?」
ポーラ「すみませんー・・急いでたもので・・」ゼェゼェ
提督「それで、どうかしたのかい?」
ポーラ「い、今から皆さんを集めて旧館に来てくださいー!」
古鷹「何かあったんですか?」
ポーラ「来たらわかります〜」タッ
江風「はっや!ちょっと待ってくれよ!」
41 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:31:21.74 ID:af7FyVfU0
――――旧館
ポーラ「酒庫の部屋に入ればわかりますー・・・」オエ
衣笠「じゃ、じゃあ、開けてみるね・・」キィ
酒庫に入って私たちが見たのは
ショーケースに入っていたであろう提督が貰ったワインが
無くなっていた
そしてそのそばにはカードが刺されてあり
"お宝を頂戴した 怪盗U"と書かれていた
42 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:35:38.26 ID:af7FyVfU0
古鷹「え・・?!ワインが無くなってる!」
翔鶴「そ、そんな!」
ポーラ「あの後、酒庫に向かってみたら無くなってたんですよ〜!」
ガングード「誰だ!盗んだ奴は!ひっ捕らえて銃殺刑だ!」
ビスマルク「すぐにそれを持ってこないでよ!」
阿武隈「窃盗事件があったって大変なことなんですけどぉ!」
提督「まさかこっちを盗るなんてね・・一本取られたよ」アハハ
古鷹「何笑ってるんですか!」
提督「まぁ、怪盗Uの件でもそうだけど窃盗事件なんだしみんなで捜査してくれないかな?」
江風(ン・・・これってまさか・・)
古鷹「あのー・・もしかしてまたやるつもりでしょうか・・?」
提督「うん。"鎮守府裁判"をね」
43 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:38:54.42 ID:af7FyVfU0
江風「えー・・・またやるのか・・」
ガングード「"チンジュフサイバン"とは何だ?」」
松風「僕は聞いたことがあるね。みんなで議論をしあうんだっけ?」
提督「怪盗Uであれど、捜査をして本当に盗んだのかどうかという訳だよ」
古鷹「やるしかないんですね・・・わかりました」
江風「ちっくしょー!こうなったらとことん付き合ってやるぜ!怪盗U!絶対捕まえてやるよ!」
時津風「その前にサイン欲しいなー」
衣笠「よしっ!じゃあ始めよっか!」
捜 査 開 始
44 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/02(火) 00:39:32.62 ID:af7FyVfU0
今日はここまでです
艦これアーケードのイベント難しい・・
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/02(火) 04:10:25.52 ID:PBFoh3fH0
辛いけどプレイヤースキルで希望が中途半端に見えるからマゾい気分になってしまうんよなあアケイベント。
何回うちの春雨は対空カットインしのぎきれず大破されただろうか…(下手糞
46 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 21:38:23.35 ID:kHgMC8HL0
古鷹「盗まれたのは提督が本営から貰ったワインですね」
江風「つっても木箱だけはあるんだな」
古鷹「それにこのショーケース、鍵とかは付いてないみたいですね」
江風「食材盗み食いとかじゃないし、ポーラさんも勝手に飲むとは思わないしな」
ポーラ「ポーラは自分が持ってきたお酒しか飲みません!」ビシッ
江風「でもなんで、中身だけ盗んだんだ?そのまま木箱のケースごと盗めばいいのに・・」
古鷹(確かに、怪盗Uが盗んだとなると・・予告状には"瞬く間"にと書かれているのにわざわざワインだけを引き抜いた・・)
古鷹(これに何か意味があるのかな?)
47 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 21:44:00.02 ID:kHgMC8HL0
――――配電室
江風「配電室には・・夕張さんと阿武隈さんがいるな」
夕張「うーん・・・」
古鷹「どうしたんですか?そんなに悩んで・・」
夕張「実はね、停電になった後壁伝いで配電室に行こうと思ったんだけど・・」
夕張「たどり着けなかったの」
江風「ン?どういうことだ・・?」
夕張「その途中で懐中電灯を持った時津風ちゃんに来てほしいって言うからついて行ったら」
阿武隈「中庭で怪盗Uを見たらしいんです」
江風「夕張さんが配電室に行けなかったって気になるな・・」
夕張「そこなんだよねぇ・・」
古鷹(確かに壁伝いで行けば配電室には行けそうですが、何かあったのかな?)
48 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 21:46:36.46 ID:kHgMC8HL0
江風「このブレーカーが落ちて停電になったンだよな」
古鷹「そのようですね、けどメインホールでの電気だけなら落ちないって言ってましたよね?」
夕張「そこも気になるのよね・・仮にエアコンの暖房とか一緒につけても落ちないはずだし・・」
夕張「そうそう、古鷹さんたちが提督に怪盗U目撃の報告しに行ってる間に旧館に戻ったら電気が復旧してたんだ」
阿武隈「おそらく怪盗Uを見つけたと同時に点いたと思われます」
古鷹「でもどうしてブレーカーが落ちたんでしょうか・・?」
江風「ブレーカー自体の故障とか?」
夕張「私はもうちょっとここでブレーカーの点検をしておくね」
古鷹「よろしくお願いします」
49 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 21:53:06.26 ID:kHgMC8HL0
――――風呂場
江風「ン・・?なんか暑くないっすか?」
古鷹「そうですね・・どこからでしょうか?」
江風「・・・・ここだ。サウナから熱を感じるっす」
古鷹「入ってみましょうか」
江風「服を着たまま汗はかきたくないな・・」
――――サウナ
江風「あっっつ!サウナが稼働してるんじゃねぇのか?!」
古鷹「電源は落とされてますけど・・熱があるという事はさっきまでついてたみたいですね」
古鷹(このサウナ・・電気式のサウナみたいですね・・)
江風「あーっつ!先に出るぜ!」バンッ
古鷹(ここに長くいると逆上せちゃいそう・・私も出よう・・)
50 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 21:56:06.86 ID:kHgMC8HL0
――――キッチン
瑞穂「何か分かりましたか?」
古鷹「まだそんなには調査をしてないので今のところは・・」
瑞穂「鎮守府裁判・・・そこで明らかになるんですね」
江風「あんまりやりたくはないんだけどな・・」
古鷹「瑞穂さんは停電の時にはキッチンにいたんですよね?」
瑞穂「はい、ただ真っ暗なのでこの場で立ってるしかできませんでした」
江風「そうだ!コンロとか点ければ灯りになったンじゃないのか?」
瑞穂「いえ・・コンロを点けようにも危ないと思ったので点けませんでした・・」
古鷹「服に燃え移っちゃうと大変ですしね」
江風「やっぱ難しいか・・・」
51 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 22:00:14.71 ID:kHgMC8HL0
――――倉庫
古鷹「そういえば倉庫もあったんですね」
江風「旧館に初めて来たときは入らなかったな」
雲龍「あら、あなた達も来たのね」
古鷹「雲龍さん、確か停電前は私たちと一緒にメインホールにいたんですよね」
雲龍「ええ、その後みんなについていって怪盗Uを見たわ」
江風「雲龍さんがその間に盗むなんてできなさそうだな・・」
雲龍「他のみんなは気球が落ちた海岸に向かってるわ」
江風「後で合流します?」
古鷹「そうしましょうか」
52 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 22:10:27.16 ID:kHgMC8HL0
――――廊下
江風「ン?何してんだ?時津風の奴」
時津風「あ!見てみてー!これ扉になってるらしいよ!」
伊14「でも何のためにあるんだろう?」
古鷹「これは"防火扉"といって火事の際に火を防ぐ扉なんですよ」
時津風「へぇー」
江風「それはそうと事情聴取だ、二人とも停電の時何してたんだ?」
伊14「イヨはポーラさんをトイレに向かわしたあとトイレの外で待ってたんだ」
53 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 22:11:51.69 ID:kHgMC8HL0
時津風「あたしは天津風を医務室に連れて行った後にトイレに行ってイヨと会ったよー」
古鷹「そして停電した後に懐中電灯を手にしたんですね」
時津風「それでね 高笑いしてる声が聞こえたから外に出てみたら・・
時津風「いたんだよ・・・怪盗Uが・・・」
江風「そんな幽霊を見た風に言うなよな・・」
伊14「イヨはポーラさんが危ない目に合わないか心配だったからトイレにいたよ」
古鷹(ポーラさんと一緒だったという事になりますね)
54 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/03(水) 22:14:02.25 ID:kHgMC8HL0
今日はここまでです
推理物はやっぱり書くのは楽しいですね(結構頭使いますけど
55 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:36:44.38 ID:DK/gBXNL0
――――医務室
古鷹「具合はどうですか?天津風さん」
天津風「さっき、テーピングを巻きなおしてくれたの」
衣笠「はい!衣笠さん特製のテーピングだよ!」
江風「普通のテーピングじゃん」
古鷹「衣笠は私たちと一緒にいたし、天津風さん停電の時は何をしていましたか?」
天津風「私は停電した後、壁伝いを探って医務室の扉を開けて出ようとしたの。けど真っ暗だったし無暗に動けなかったわ」
江風「つーことは医務室にいたってわけか・・」
衣笠「足も痛めてるしあまり歩いちゃだめだよ」
天津風「今は痛みもひいてるし、大丈夫よ」
56 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:39:17.30 ID:DK/gBXNL0
江風「そういや探照灯持ってたよな?使ったのか?」
天津風「使いたかったけど・・・使えなかったのよ」
古鷹「どうしてですか?」
天津風「ほら、メインホールで私が倒れたときあったでしょ?その衝撃で探照灯が壊れちゃって、光が弱くなっちゃったのよ」
江風「でも一応は点くんだよな?」
天津風「そうだけど・・すぐに復旧すると思ってたから・・」
衣笠「夕張ならすぐにしてくれると思ったけど・・」
古鷹「点いたのはみなさんが怪盗Uを見つけた時だったから、後という事になりますね」
57 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:41:29.16 ID:DK/gBXNL0
―――――海岸
占守「怪盗Uはどこっすか?!」キョロキョロ
翔鶴「もうとっくに逃げたと思うんだけど・・」
古鷹「皆さん来てたんですね」
ビスマルク「警備してた武蔵と交代したのよ、それに見なさいよこれ・・」
江風「案山子かぁ・・怪盗Uに見せかけるようにしたんだな」
ビスマルク「つまりこれを気球に乗せて、本物は別のルートで逃げたって訳になるわね」
ガングード「くっ・・!あんな奴に私たちが負けるとはな・・・!」
松風「勝負も何もないんじゃないかな?」
58 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:44:50.12 ID:DK/gBXNL0
江風「この気球で逃げようとしたんだな」
ガングード「しかし風に流されて落ちたのだったな」
松風「どうやら声も、このDVDで補っていたらしいね」
占守「う〜本物はもうどっかに行ったってことっすか?」
古鷹「それにしてもこの気球、何処から持ち出したのでしょうか・・?」
翔鶴「明石さんが気球を作ってたのは見たけど・・・」
占守「怪盗Uの計画に失敗など無いっす!」
ビスマルク「じゃあどうして気球は落ちたのよ?」
占守「・・・・・」
江風「あ、黙った・・」
古鷹(それにしてもよくできてるなぁ・・)
59 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:53:50.80 ID:DK/gBXNL0
――――旧館
江風「お、何か見つけたぜ!」つグラス
古鷹「グラスですね、中には・・何だろう?ロウの残りみたいだけど・・」
江風「わかった!"キャンドルグラス"っていう装飾のやつだ!」
古鷹「あのテーブルによく置いてあるやつですね、恐らくパーティに使うものでしょう」
古鷹(誰かが使っちゃったのかな?)
江風「この扉は非常口か、なんか変な鍵だな」
古鷹「これ、電子錠ですね。停電時には施錠される仕組みになってます」
江風「なら停電じゃないときに外から侵入したってことも・・」
古鷹「うーん・・中から鍵がかかってますしこっちから開けないと外からは入れないと思います」
江風「停電したら閉まるし、侵入はできなさそうだな」
60 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:56:07.72 ID:DK/gBXNL0
――――旧館 メインホール
江風「お!ここの扉から酒庫が見えるぜ!」
古鷹「お酒の準備等に使うための通路みたいですね。ひょっとしてここから侵入したのかも・・」
江風「どれどれ・・」ガタガタ
江風「あれ・・?これ以上開かないぞ?どうなってンだ?」
古鷹「・・・・どうやら立て付けが悪くて少ししか開けないみたいですね」
江風「んぎぎ・・・人が通れるスペースはなさそうだな」
時津風「ねぇねぇ、怪盗Uって見つかった?」
江風「見つかんねぇよ。ってかいねぇだろ」
古鷹「時津風さん、怪盗Uについて詳しく教えてもらえないでしょうか?」
時津風「あ、それならね・・」
61 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/04(木) 23:57:38.01 ID:DK/gBXNL0
今日はここまでです
アーケードのイベント ビスマルクが欲しいです
62 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 10:46:24.19 ID:oSV0XYGe0
――――秋雲のアトリエ
古鷹「失礼しまーす・・」
秋雲「・・・・・・」カキカキ
江風「なぁ、やっぱり時津風に聞いた方が・・・」ヒソヒソ
古鷹「秋雲の方が知ってるよーって言ってましたし・・」ヒソヒソ
秋雲「何の用?」カキカキ
古鷹「あ、えっと・・・一つ伺ってもよろしいでしょうか?」
秋雲「手短に」カキカキ
江風「怪盗Uについて教えてほしいんだ」
秋雲「あー時津風と雪風がはまってる奴?後にしてよ」カキカキ
古鷹「今じゃないと駄目なんです、もしかしたら事件の謎を解くカギになるんじゃないかと・・」
秋雲「事件・・?何かあったの?」
江風「提督が貰った記念のワインが盗まれたンだよ」
古鷹「それで怪盗Uと思わしき人物が現れて、今捜査中なんです」
63 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 10:48:30.81 ID:oSV0XYGe0
秋雲「ふーん。まぁ興味はあるし、手助けはしてあげるよ」
秋雲「ちょっと待ってて・・・はいこれ」
江風「ンン?何だこりゃ?」
秋雲「あたしが知ってる限りの怪盗Uだよ。まぁ資料として観てるけど」カキカキ
江風「うっわー恥ずかしい恰好・・よくこんなので怪盗できるよな・・・」
古鷹「単独行動をしていると書いてありますね」
秋雲「あー、そのキャラ。いつも単独行動してるんだ」カキカキ
江風「仲間とかいないのか・・。後はいろんなことが書いてあるな」
古鷹「ありがとうございます、この資料は役に立つかもしれません」
秋雲「んー。用が済んだら部屋から出て行ってー」
64 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 10:53:14.73 ID:oSV0XYGe0
――――執務室
提督「やぁ二人とも。捜査はどんな感じかな?」
古鷹「提督にお聞きしたいのですが・・ワインが入ってた木箱の中身とかは見ましたか?」
提督「いや・・落として割っちゃうかもしれないし、一度も開けてはなかったね」
提督「つまりどんなワインなのかも知らないんだ」
古鷹(中身は誰も知らないという訳か・・)
江風「これって何のリストだ?」
提督「ああ、パーティに使う道具の表だよ。でも明石が数を間違えて多めに作ってしまったものもあるんだ」
江風「なになに・・"テーブル" "ケーキ用の蝋燭" "キャンドルグラス"・・」
古鷹「あれ・・?このキャンドルグラスって・・」
江風「旧館にあったやつっすね。もう使えないけど」
提督「誰かが持ち出したのかな?」
65 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 10:55:29.74 ID:oSV0XYGe0
江風「証拠もだいぶ集まってきたっすね」
古鷹「そろそろ良い時間だと思うんですけど・・」
提督「それじゃあ みんなを集めようか。オリョクルーズ!」
伊58「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」
提督「14人を執務室に集めてくれないかな?」
伊58「了解でち!各自、手分けして呼びに行くでち!」
ワーワー
江風「・・・・相変わらず変な奴らだな」
古鷹「集まるまで待ちましょうか」
66 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 10:57:38.15 ID:oSV0XYGe0
―――――エレベーター内
提督「じゃあ降りていくよ。あと今回はルールの追加をしておいたからよろしくね」
江風「めんどくさいことじゃねーだろな・・?」
ビスマルク「鎮守府裁判・・・グラーフがお仕置き受けてたわね・・」
ガングード「どんな刑だ?」
ビスマルク「わさびパフェを食べさせられたのよ」
松風「それはそれできつそうなお仕置きだね。今回のはどうなるのかな?」
提督「それもまた後のお楽しみという事で。さ、着いたよ」
67 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 11:02:24.56 ID:oSV0XYGe0
―――――裁判場
伊14「ここが裁判場かぁ」
伊58「それでは、所定の位置まで行くでち!」
翔鶴「映像で見てたけど、結構広いのね」
時津風「天津風の隣が良かったなー」
天津風「文句言わないの、学校の席替えじゃないのよ」
占守「なんかドキドキしてきたっす!」
古鷹(まさかまたここに来るなんて思わなかった・・)
古鷹(・・・・ワインを盗んだのは本当に怪盗Uなんでしょうか?)
古鷹(あまり考えたくないけど、もしかしたらこの中にワインを盗んだ人がいる・・?)
古鷹(それもこの裁判でわかるはず・・・真相を突き止めなきゃ!)
68 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/07(日) 11:04:01.17 ID:oSV0XYGe0
今日はここまでです
次回からは裁判パートとなります
69 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/13(土) 23:54:55.43 ID:qUijCFss0
証拠品リスト
記念のワイン
・提督が本営から貰ったワイン
中身を確認してないので提督はどんなワインなのか知らない
怪盗Uの予告状
・鎮守府に届いた予告状
"私の名は怪盗U"
"鎮守府にある あなたの大切なものを頂戴いたします"
"瞬く間もなく 盗んでみせましょう"
と書かれていた
・ガラスのショーケース
提督が貰ったワインを保管していたケース
鍵は付いてなくて誰でも開けれる状態だった
・防火扉
旧館の廊下に配置されていた扉
・夕張の証言
停電後、壁伝いで配電室に向かおうとしたが
配電室に行けなかった
その後 時津風に誘われて怪盗Uを目撃した
・ブレーカー
配電室に設備されていたブレーカー
メインホールで扱う電力は余裕があった
70 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/13(土) 23:56:00.91 ID:qUijCFss0
・気球
ハリボテを乗せていたと思われる気球
風に流され、海岸に墜落した
・天津風の探照灯
演習で天津風が使った探照灯
倒れた衝撃で光が弱くなっていた
・医務室の天津風
停電後 医務室から出ようとしたが真っ暗で無闇に動けなかった
・電気式サウナ
電気で動くサウナ
事件当日には稼働していて熱がでていた
・ワインの木箱
提督が本営に貰ったワインが入っていた木箱
中身はワインだけが抜かれていて空だった
・怪盗UのDVD
アニメ"怪盗U"の映像が収録されているDVD
墜落した気球のCDプレーヤーの中に入っていた
・キャンドルグラス
グラスにロウが残っており旧館に落ちてあった
恐らく装飾用に使うものだろう
・怪盗Uのキャラ設定
秋雲に簡単にまとめてもらったもの
"怪盗Uは単独行動をしている"
"予告状は必ず人目がつくところに置いておく"
などが書かれている
・旧館の非常口
電子式の扉の非常口
中から鍵がかかっており外からの侵入は不可
停電が起こると自動的に施錠されるので中からも外からも開けることができない
・メインホールから酒庫への扉
酒庫へ通じる扉
立て付けが悪いせいか少ししか開けず、人が通れるスペースもない
・発注表
明石がパーティに向けて必要な物を作ったリスト
テーブル 蝋燭 キャンドルグラスが規定数より少し多めに作られている
71 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/13(土) 23:57:41.48 ID:qUijCFss0
鎮守府裁判 開廷
提督「えー・・では鎮守府裁判について説明します」
提督「この裁判では誰が犯人かを議論をしてもらいクロを指名してください」
提督「今回からは正しいクロを指名すればクロだけがお仕置き、間違えればクロを除く全員がお仕置きを受けてもらうことになりました」
江風「うわー!絶対嫌だぞ!」
阿武隈「こうなったら慎重に議論していかないといけませんね・・」
ビスマルク「もう!さっさと自首すればいいじゃない!誰がやったのよ!」
占守「もう犯人は決まってるっす!」
伊14「え?!誰なの?」
占守「"怪盗U"っす!怪盗Uが盗んだっす!」
72 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/13(土) 23:59:39.44 ID:qUijCFss0
ガングード「またそいつの名前か・・・何回も聞いたぞ」
翔鶴「い、一応その人の可能性もありますし・・」
雲龍「とりあえず事件について議論を始めないかしら?」
衣笠「そうだね、一つ一つ進めていこうよ」
瑞穂「では事件の内容について議論をしましょう」
古鷹(事件・・たしか、ワインが盗まれたんだよね・・)
古鷹(盗まれたのは私たちがパーティの準備をしていた時・・・丁度夜だった)
古鷹(その時のことを思い出しながら聞いてみよう)
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/14(日) 00:00:13.05 ID:REkJRSD00
今日はここまでです
74 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:09:03.10 ID:ni6O7It50
ノンストップ議論1
ビスマルク「盗まれたのは提督が貰ったワインね」
雲龍「私たちが怪盗Uを追いかけて」
雲龍「また"旧館に戻ったら無くなってた"わね」
阿武隈「外で"ハリボテを乗せた気球"を見つけて・・・」
阿武隈「気球は海岸に落ちたんですよね」
松風「海岸で見つけたときはもぬけの殻・・・」
松風「本物はどこに行ったんだろうね?」
瑞穂「けれどどうしてワインなのでしょうか?」
時津風「何らかの方法で旧館に入って・・」
時津風「酒庫の"棚に保管していた"記念のワインをたまたま見つけて盗んだんだよ!」
ガングード「そうか・・なら犯人を見つけ次第銃殺刑だ!」
古鷹(あの人の言葉が矛盾している・・)
古鷹(証拠品を突き付けてみようかな・・)
75 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:13:25.19 ID:ni6O7It50
>時津風「酒庫の"棚に保管していた"記念のワインをたまたま見つけて盗んだんだよ!」→ガラスのショーケース
古鷹「それは違います!」 論破
古鷹「時津風さん、あなたも見たはずですよ?」
古鷹「記念のワインは他のワインと違って"ガラスのショーケース"に保管されていたんです」
時津風「え?そうだっけ?」
江風「いや、みんな見ただろ・・・怪盗Uのカードも置いてあったし・・」
翔鶴「つまりショーケースに保管されていたワインを見て盗んだってことで良いのかしら?」
衣笠「ショーケースに保管してたら大事な物ってのは分かりやすいからね」
天津風「それに どれでもいいのなら記念のワインじゃなくてもいいしね」
ポーラ「記念のワインじゃなくてもポーラのワインですから立派な窃盗です〜!」
伊14「んーと、じゃあ次は現場について話し合おうよ!」
夕張「現場と言えば酒庫のことよね?」
ガングード「それでは始めるとしよう」
76 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:24:37.08 ID:ni6O7It50
ノンストップ議論2
夕張「あの時の酒庫の状況について話そうよ」
翔鶴「ショーケース以外の棚は漁られてなかったわね」
天津風「部屋も散らかってもない・・」
天津風「"争った形跡"もなさそうね」
江風「ショーケースには"鍵もついて無かった"し」
江風「無理矢理"こじ開けた形跡も無かった"よな」
ポーラ「戻ってきたころには怪盗Uのカードがあったんですよね〜?」
伊14「それも"ワインがあったショーケース"の中に刺さってたんだよね」
衣笠「そもそも怪盗Uはどうして中に記念のワインが入ってることを知ってたの?」
占守「怪盗Uに不可能はないっす!」
占守「情報を手に入れた怪盗Uは"颯爽とワインを盗んだ"に違いないっす!」
時津風「怪盗Uさまさまだねー!」
古鷹(うーん・・どうしても引っかかるけど・・)
古鷹(ワインが盗まれた時ってどんな状況だったのかな?)
77 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:33:17.70 ID:ni6O7It50
>占守「情報を手に入れた怪盗Uは"颯爽とワインを盗んだ"に違いないっす!」→ワインの木箱
古鷹「それは違います!」 論破
古鷹「ちょっと細かいんですけど・・颯爽と盗んだのであれば」
古鷹「"ワインの木箱"が置いてあるのはおかしいと思うんです」
ビスマルク「怪盗Uが木箱を開けてワインだけを盗んだんじゃないの?」
阿武隈「でも予告状には瞬く間もなく 盗んでみせましょうって書いてありましたし・・」
阿武隈「一理あると思うんです」
雲龍「わざわざ木箱を開けてワインだけを盗む・・・手順を増やすのはどうかと思うわね」
ガングード「私なら面倒だから木箱そのまま盗むがな」
時津風「え?もしかしてガンちゃんが・・・」
ガングード「そんなわけないだろ!あとその呼び名はやめろ!」
78 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:36:24.17 ID:ni6O7It50
衣笠「あのさ、一つ気になったんだけど・・」
衣笠「怪盗Uはどうして"旧館に記念のワインがあること"を知ってたの?」
瑞穂「そうですよね、予告状にも鎮守府と場所は限定されてますし・・・」
天津風「旧館も鎮守府の中に入ってるんじゃないの?」
松風「・・・・ははっ、もしかしたらそうかもしれないね」
古鷹「松風さん?どんなことでしょうか?」
松風「簡単さ、旧館に記念のワインがあることをどうして知ったのか」
松風「それは 怪盗Uが"誰かから情報を貰った"ってことだよ」
翔鶴「つまり誰かが情報を与えたってこと?!」
79 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:39:18.91 ID:ni6O7It50
時津風「だったらポーラさんが怪しいよ!だって酒庫担当だったんでしょ?」
ポーラ「ポーラは人のワインを盗んだりはしません〜!イヨさんやガングードさんも酒庫担当でしたよ〜!」
伊14「い、イヨは盗みなんかしないよ!」
ガングード「人を犯人扱いするとは・・・貴様も銃殺されたいらしいな!」
古鷹「ちょ、ちょっとみなさん落ち着いてください!」
衣笠「だめだよ!みんな聞く耳を持たないって!」
江風「お、おい!どうするんだよこれ!」
古鷹(どうすれば・・・)
古鷹(そういえば、裁判が始まる前に鹿島さんと会って・・・)
80 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:41:17.54 ID:ni6O7It50
――――数時間前 鎮守府
鹿島「古鷹さん、また鎮守府裁判が行われるんですね」
古鷹「はい、今回も窃盗事件です」
鹿島「メンバーは・・・ビスマルクさんにガングードさん、そしてポーラさんですね」
鹿島「ふふ♪賑やかな裁判になりそうですね」
古鷹「みなさん、意見を聞いてくれるのでしょうか・・?)
鹿島「そうですね、私から一つアドバイスを差し上げます」
鹿島「"パニック議論"についてを」
81 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:43:54.18 ID:ni6O7It50
古鷹「パニック議論・・・ですか?」
鹿島「議論が行われてる中、複数の人物が発現する議論もあります」
鹿島「ですが基本は普通の議論とほぼ同じです」
鹿島「複数の人物からのある人物の矛盾点を聞き分けて論破すると道が拓けますよ」
鹿島「最も、聞く耳が十分であれば苦労はしませんけど・・・」
古鷹「でも、ここまで来たんですからどんな議論も立ち向かうだけです」
-----
古鷹(こういう時はよく聞き分けて論破する・・)
古鷹(鹿島さんの言うとおりに進めるしかない!)
ポーラ「ポーラは情報なんか流してません〜!」
時津風「酒庫にいた人が怪しいよ!」
ガングード「まとめて全員銃殺刑だ!」
82 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/17(水) 23:44:32.10 ID:ni6O7It50
今日はここまでです
別の作品と平行しながら書いていこうと思います
(こっちのほうが更新遅めになりそうですけど)
83 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:25:26.21 ID:piR9C8L60
パニック議論
ポーラ「怪盗Uなんかに情報を渡してません〜」
時津風「酒庫で準備してた人ならいつでも情報を流せたはずだよー」
ガングード「誰があんな小悪党に協力するか!」
ポーラ「神に誓ってほんとにしてませ〜ん」
伊14「酒庫だからと言って疑うのもおかしいよ!」
占守「怪盗Uは悪党じゃないっす!正義の味方っす!」
夕張「"盗み聞きした可能性"もあるかも知れないよ?」
翔鶴「それを証明できる根拠はあるの?」
ビスマルク「じゃあどうして罪のない鎮守府のワインが盗まれるのよ!」
瑞穂「こっそり忍び込んだのでしょうか?」
伊14「それは・・ないけど・・」
天津風「"怪盗Uと協力し合った"ってことも考えられるわね」
ポーラ「そんなことするなんてやっぱり悪なんですね〜」
伊14「でもイヨ達は流してなんかいないよ!」
ガングード「なら協力した奴は名乗り上げろ!」
古鷹(みなさんの声が集まって聞き取りにくいけど・・)
古鷹(でもあの人の証言が引っ掛かります・・集中して聞いてみましょうか・・)
84 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:27:19.02 ID:piR9C8L60
>天津風「"怪盗Uと協力し合った"ってことも考えられるわね」→怪盗Uのキャラ設定
古鷹「聞こえました!」 論破
古鷹「ちょっと待ってください!怪盗Uが他の人から協力して貰ったり情報を貰ったりするのはないと思うんです!」
雲龍「何か根拠でもあるの?」
古鷹「この"怪盗Uのキャラ設定"には"単独行動をしている"と書かれているんです」
古鷹「秋雲さんからもらった資料を見る限り、怪盗Uが私達から情報を貰うというのはやっぱりないと思います」
松風「うん、そうだね」
古鷹「えっと・・・もしかして知ってて言ったんですか?」
松風「ああ、姉貴から教えられてね。よっぽど好きみたいだね、あのアニメ」
江風「どんだけ流行ってるンだよあれ・・」
85 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:30:20.01 ID:piR9C8L60
江風「つーか今までの議論を聞くかぎり、怪盗Uの仕業というのはあんまり考えない方が良いと思うぞ」
占守「しゅしゅしゅ〜・・・」
松風「・・・となると、次に考えられるのはもう分かるよね?」
江風「あ?どういうことだよ?」
古鷹「ひょっとして・・・"私たちの中に盗んだ人がいる"ってことですか?」
ビスマルク「やっぱりそうなるのね」
松風「とりあえずさ、怪盗Uの件は置いといて別の事で議論を始めようよ」
夕張「じゃあ、停電の事について話さない?」
阿武隈「停電ですか・・・たしか夕張さんが電飾着けた後に落ちたんですよね?」
86 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:32:59.92 ID:piR9C8L60
ビスマルク「なるほど、そういうことね・・・」
時津風「へ?どういうこと?」
ビスマルク「私は分かってしまったのよ、犯人が」
古鷹(え・・・?)
ビスマルク「それは・・"夕張"!あなたよ!」
夕張「えぇええ!?ど、どうして?!」
ビスマルク「フン!今から私が証言するからしっかりと聞きなさい!」
衣笠「結構自信ありそうだなぁ・・」
ガングード「まぁ 聞いてみようじゃないか」
ビスマルク「さぁ!ビスマルクの証言!見せてあげるわ!」
87 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:39:09.57 ID:piR9C8L60
ノンストップ議論3
ビスマルク「まず最初に夕張はメインホールに飾ってあった電飾を点けて」
ビスマルク「"ブレーカーを落とした"のよ」
ポーラ「トイレにいましたけど真っ暗になってびっくりしましたね〜」
翔鶴「倉庫にいたけど真っ暗になって廊下に出ようとしたら同じだったわ」
瑞穂「私はキッチンから一歩も動けませんでした・・」
雲龍「停電後、夕張は壁伝いで"配電室に向かった"わね」
ビスマルク「そして配電室に行くと見せかけて酒庫へ向かった」
ビスマルク「配電室から酒庫はそう遠くないはずよ!」
夕張「ちょ、ちょっとまってよ!」
夕張「私はメインホールから【配電室に向かおうとしたけど行けなかった】のよ」
ガングード「配電室の道のりは覚えてるんだろう?」
ガングード「だったら迷うことなく行けるはずだが?」
伊14「もしかして、【怖くて動けなかった】とか?」
古鷹(夕張さんが配電室に行けなかった・・)
古鷹(この証拠で明らかになるはず・・)
88 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:44:36.83 ID:piR9C8L60
>夕張「私はメインホールから【配電室に向かおうとしたけど行けなかった】のよ」→夕張の証言
古鷹「それに賛成です!」 賛同
古鷹「夕張さんに賛成です。実際に配電室には行けなかったんです」
古鷹「夕張さんの証言では"壁伝いで向かったけど行けなかった"と証言しています」
松風「でも、彼女自身の証言では信憑性もないと思うよ?」
古鷹「そのほかには"時津風さんと会って"外に出たと言っています。そうですよね?時津風さん」
時津風「うん、外に出た後旧館に入ったらゆうばりんがうろうろしてたから外に連れ出したんだよー」
夕張「時津風ちゃんに連れられて外に出たら、気球を見つけたの」
古鷹「この点から夕張さんは停電後、"配電室には行けなかった"ということです」
江風「最終的には旧館に戻った後で行けたんだよな」
89 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:46:38.72 ID:piR9C8L60
ビスマルク「そ、そうなの・・・?ま、まぁ私にだって間違いはあるし・・仕方ないわね」
衣笠「あーあ、ビスマルクさん落ち込んじゃった」
阿武隈「時津風ちゃん、よく気球が浮かんでることに気付けたよね」
時津風「うん、びっくりだったよー」
ガングード「旧館の中にいたのにどうやって気付けたんだ?」
古鷹「恐らく、これのせいだと思われます」
古鷹(時津風さんが外の気球の存在に気付けた要因は?)→"怪盗UのDVD"
古鷹「これで証明できます!」
90 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:57:11.53 ID:piR9C8L60
古鷹「気球の中にある、DVDプレイヤーに入ってた"怪盗UのDVD"に収録されている"高笑いの声"を聞いて、時津風さんは外に出た思われます」
瑞穂「そのDVDを再生することで時津風さんと夕張さんをおびき出したんですね」
翔鶴「夕張さんが配電室に行けなかった一つの要因ね」
江風「以上のことから、夕張さんが配電室に行けなかった以上 メインホールにいた人たちは容疑者から外れそうだな」
雲龍「そうね、停電中にメインホールから出たのは夕張だけ」
占守「その夕張さんが配電室に行けないところ、時津風さんと一緒に外に出たんすね!」
古鷹「はい、以上のことから。メインホールにいた人は容疑者から外して―――」
ポーラ「反論も飲み会も行けますよ〜!」 反 論
ポーラ「甘いワインは好きですけど古鷹さんの推理は甘いのはいけません〜」
古鷹「え?す、推理が甘いって・・?」
ポーラ「いいですか〜?行きますよ〜Fuoco!」
91 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/22(月) 23:59:52.91 ID:piR9C8L60
今日はここまでです
92 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/29(月) 23:50:14.03 ID:bsFqQfCd0
反論ショーダウン1
ポーラ「夕張さんが配電室に行けなかったからって」
ポーラ「メインホールにいる人が無実だなんて思えません〜」
ポーラ「メインホールにいた人たちだって」
ポーラ「停電しても行けたはずです〜」
古鷹「いえ、メインホールから酒庫へ向かうには」
古鷹「配電室の前を通らないといけないんです!」
ポーラ「ほんとに甘いですね〜古鷹さんは〜」
ポーラ「メインホールには"もう一つ扉があった"んですよ〜」
ポーラ「それはホールから酒庫が見える扉です〜」
ポーラ「ポーラは何回も見てましたし〜」
ポーラ「そこからなら"メインホールから酒庫へ行ける"はずです〜」
古鷹(配電室を経由せずにメインホールから酒庫へ向かえる・・・)
古鷹(本当にできたのかな?)
93 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/29(月) 23:55:41.63 ID:bsFqQfCd0
>ポーラ「そこからなら"メインホールから酒庫へ行ける"はずです〜」→メインホールから酒庫への扉
古鷹「その言葉、斬らせていただきます!」 論破
古鷹「違うんですポーラさん。あそこの扉は立て付けが悪くて完全には開けられないんです」
江風「開けても少しだけで、人が通れるスペースなんて無かったしな」
古鷹「だからメインホールから酒庫へ向かうのは不可能なんです!」
衣笠「それに、強引に開けたら音もなるんだし 私たちがホールにいたときはそんな音聞かなかったしね」
ポーラ「あぅ〜・・推理が外れました〜・・飲むしかない・・」キュポン
阿武隈「こんな時に飲まないでください!」
伊14「ずるい!イヨにも頂戴!」
94 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/30(火) 00:08:47.78 ID:e7ydhqMH0
時津風「じゃあホールにいた人は酒庫に行けなかったってことで良いの?」
雲龍「そうね、となると・・・次に怪しいのは・・」
江風「おまえじゃねぇか時津風!」
時津風「えー!なんでなんでー!?」
翔鶴「だって、天津風さんを医務室に連れて行った後行動ができるじゃない」
夕張「私と会うまでに気球の準備とかもできそうだし・・」
ビスマルク「たしか気球を最初に見つけたのもあなただったわね!」
ガングード「よぉーし!覚悟しろ!」
時津風「だからあたしじゃないってー!」
95 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/30(火) 00:26:17.63 ID:e7ydhqMH0
ノンストップ議論4
時津風「時津風は酒庫へ行ってないよー!」
時津風「大体"ゆうばりんが配電室に行けなかった"んだから・・」
時津風「絶対酒庫へは行けないよ!!」
阿武隈「その夕張さんと会ったのも時津風ちゃんなんだよね」
衣笠「外に出た後に酒庫へ向かうのなら」
衣笠「配電室の前を通らないと行けないね」
松風「旧館の"入り口は一つ"だけとは限らない」
松風「裏口からも入れるはずだよ」
江風「酒庫近くにあった非常口の事だな」
ビスマルク「時津風は何らかの方法で気球を浮かべ」
ビスマルク「次に"非常口から旧館に侵入して"酒庫のワインを盗んだのよ!」
ガングード「そしてワインをどこかに隠して・・・」
ガングード「旧館で徘徊してた夕張を連れて外に出たのだな」
ガングード「よぉーし!刑は決まった!」
古鷹(時津風さんが外から別の入り口を経て酒庫へ向かった・・)
古鷹(そんな可能性があるのかな・・?)
96 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/30(火) 00:27:35.62 ID:e7ydhqMH0
>ビスマルク「その"非常口から旧館に侵入して"酒庫のワインを盗んだのよ!」→旧館の非常口
古鷹「それは違います!」 論破
古鷹「ちょっと待ってください!非常口から侵入したとは考えられないんです!」
ビスマルク「ど、どうしてよ!?また私が違うっていうの?!」
江風「あの非常口にかかってる鍵は"電子錠"なんだ」
江風「その電子錠は停電中、自動的に閉まる設定になってるから外からの侵入は無理なんだ」
江風「つまり時津風は非常口からの侵入は無理で、更に外部の人間も侵入は無理ってことなンだよ」
松風「へぇー!君ってそんなことも考えれるんだね。おバカさんからおっちょこちょいに改名してあげるよ」
江風「うっせぇ!そんな長い名前より短い名前の方にしろ!」
古鷹(そっちの問題ですか・・?)
97 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/30(火) 00:33:04.42 ID:e7ydhqMH0
夕張「それとね、追加しておくとあの扉を無理やり開けようとするとブザーが鳴るらしいんだ」
翔鶴「そんな音聞こえなかったわね」
瑞穂「つまり停電中に非常口から侵入したという事は無しですね」
時津風「ほらー!時津風は無実じゃん!」
雲龍「次なんだけど・・停電になる前にメインホールにいなかったのは誰かしら?」
阿武隈「えっと・・あたしの記憶では・・」
阿武隈「時津風ちゃん 天津風ちゃん 翔鶴さん 瑞穂さん ポーラさん イヨさんでしたね」
翔鶴「でも、私は倉庫から道具を持ってきてたからみんな見てるはずよ?」
瑞穂「私もほぼキッチンにいましたけど、ホールで料理の置くテーブルとかを見に来ていましたよ」
江風「時津風はさっきの通り、ポーラさんはイヨとトイレに向かった・・それじゃあ・・」
98 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/30(火) 00:34:00.51 ID:e7ydhqMH0
天津風「えっ?わ、私?!」
衣笠「そういえば時津風ちゃんが連れて行った後一人だったよね?」
ポーラ「はっ!わざと転んで足を痛めたふりをして・・・」
天津風「足を痛めたのはほんとよ!」
松風「じゃあさ、停電中君はどうしてたか言ってもらえないかな?」
天津風「わ、わかったわよ・・」
古鷹(天津風さん・・何かを隠してるんでしょうか?)
古鷹(・・・まさか天津風さんが?とりあえず聞いてみよう・・)
99 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/01/30(火) 00:34:59.26 ID:e7ydhqMH0
今日はここまでです
100 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:05:19.27 ID:jxrMA9Qj0
ノンストップ議論5
天津風「私は"時津風に医務室に連れられて"・・・」
天津風「【テーピングを巻いてもらった】のよ」
時津風「とてもいい出来だったよねー」
松風「停電中はどうしてたのかな?」
天津風「停電した後は無闇に動かなかったわ」
天津風「すぐに復旧すると思ってたから・・」
夕張「けど私が"配電室に行けなかった"から相当かかったのよね」
ポーラ「最終的に復旧したのは気球を見つけた後でしたね〜」
翔鶴「けど天津風さんには探照灯があったはずよ」
翔鶴「それを使えば"灯りの代わりになった"はずじゃあ・・」
天津風「演習から"探照灯は使ってないわ"」
天津風「だから私は停電後はずっと"医務室にいた"わよ」
瑞穂「あの暗さじゃどうすることもできませんからね・・」
古鷹(・・・何か引っかかる・・)
古鷹(言ってる事と違うような・・)
101 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:07:27.53 ID:jxrMA9Qj0
>天津風「その日は演習から"探照灯は使ってないわ"」→天津風の探照灯
古鷹「その矛盾!打ち抜きます!」 論破
古鷹「天津風さん、忘れたんですか?あなたが捜査中に言ったことを」
-----
天津風「使いたかったけど・・・使えなかったのよ」
古鷹「どうしてですか?」
天津風「ほら、メインホールで私が倒れたときあったでしょ?その衝撃で探照灯が壊れちゃって、光が弱くなっちゃったのよ」
江風「でも一応は点くんだよな?」
天津風「そうだけど・・すぐに復旧すると思ってたから・・」
-----
古鷹「演習の後から一度も使ってないと言っていますが・・」
古鷹「どうして"探照灯の光が弱くなった"ことを知っているんですか?」
102 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:09:17.80 ID:jxrMA9Qj0
天津風「!? い、いやこれは医務室で・・」
松風「明るい時の医務室だと光が弱くなったのか分かり辛くないかい?」
雲龍「そうなると・・・天津風は停電後に探照灯を使ったってことになるわね」
江風「どんだけの光か見せてみろよ!」
天津風「で、できるわけ・・!」
提督「いや、できるよ。一度真っ暗にしてみて点けてみたら?」
ガングード「よし!今すぐ照明を消してくれ」
伊58「あいあいさーでち!ライトOFF!」
瑞穂「あ・・・探照灯が光ってます!」
伊14「確かにいつもの探照灯よりかは光が弱いけど前方が見えるぐらいには十分だね」
103 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:12:17.02 ID:jxrMA9Qj0
時津風「でも、探照灯が光ったからって天津風が犯人だなんておかしいよ!」
江風「いや、天津風は壁伝いで医務室から出ようとしたんだぜ」
松風「ふーん・・・それでその後はどうしたのかな?」
翔鶴「探照灯を使えば光が弱くても前方の道は見えそうだし、廊下に出ても動けるはずだけど・・」
ビスマルク「さぁ!どうなのよ!?答えなさい!」
天津風「わ、私は・・」
???「!!!!!!」 反 論
104 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:14:00.80 ID:jxrMA9Qj0
古鷹「・・・・え?」
連装砲くん「!! !!」ワタワタ ブンブン
占守「これは・・何してるっす?」
伊14「ジェスチャーをして何か伝えようとしてるみたいだけど・・」
江風「おい天津風!何言ってるのか訳してくれよ!」
天津風「そ、そんなことすぐわかるわけないじゃない!」
夕張「じゃあ、夕張さんの出番だね!ちょっと待ってて・・たしか・・」ゴソゴソ
夕張「あった!"ホウリンガル"よ!」
衣笠「何か胡散臭そうなのでてきた!」
夕張「これを連装砲くんに着けて・・・よし!これでOK!」
105 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:17:20.76 ID:jxrMA9Qj0
連装砲くん「違うよ!天津風ちゃんは酒庫なんか行ってないよ!」
江風「うわっ!本当に喋った!」
瑞穂「可愛らしい声ですね」
阿武隈「何か幼い女の子みたいな声ですね・・」
時津風「あぶぅの声もそうじゃないの?」
阿武隈「私の声を引き合いに出さないでください!」
連装砲くん「それに!探照灯なんて使ったら簡単にばれちゃうよ!」
古鷹「えっと・・どういう事でしょうか・・?」
連装砲くん「天津風ちゃんは探照灯を使ってないんだよ!」
106 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:19:09.80 ID:jxrMA9Qj0
反論ショーダウン2
連装砲くん「停電後に天津風ちゃんは壁伝いで医務室から出ようとしたけど」
連装砲くん「その先は真っ暗だったんだよ!」
連装砲くん「酒庫の場所も覚えてるわけないし」
連装砲くん「どうやって向かったの?!」
古鷹「だから探照灯の出番なんですよ」
古鷹「光が弱くなっても前方の確認さえすれば行けないことはないんです!」
連装砲くん「でも"探照灯を点けたら灯りは点く"んだし」
連装砲くん「他のみんなにばれちゃうよ!」
連装砲くん「いくら"光が弱くなった"というけど」
連装砲くん「"灯りを知られずに点ける"なんて無理なんだよ!」
古鷹(必死になって反論してるけど・・)
古鷹(これで灯りを知られないようにすることができるはず・・・)
107 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:21:51.74 ID:jxrMA9Qj0
>連装砲くん「"灯りを知られずに点ける"なんて無理なんだよ!」→防火扉
古鷹「その言葉!斬らせていただきます!」
古鷹「探照灯の灯りを知られずに済む方法はあるんです!」
雲龍「探照灯に何かを被せたという訳かしら?」
古鷹「いえ、"防火扉"を閉めて探照灯を点ければ灯りを知られずに点けれるんです」
江風「その防火扉・・医務室の手前にあったな」
古鷹「更に医務室よりその先には配電室 酒庫へと通じる道でもあるんです」
古鷹「即ち、この扉さえ閉めれば灯りの存在を知られることもなく、酒庫へ向かえる可能性があるんです」
連装砲くん「!!」
108 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:22:45.32 ID:jxrMA9Qj0
ガングード「・・・らしいぞレンソウホウ」
連装砲くん「ち、違うよ!天津風ちゃんはそんなこと――」
天津風「もう・・いいのよ・・」
時津風「あ・・天津風?」
天津風「私・・・点けたのよ・・探照灯を・・」
ビスマルク「探照灯を点けたことは認めるのね。そして酒庫へ向かったのかしら?」
時津風「違う違う!天津風がそんなことするわけないよ!」
衣笠「じゃあ何か反論要素でもあるの?」
時津風「うっ・・・ないけど・・違うよ・・・」
江風「おい、このままじゃお前が犯人に決まってしまうぜ?いいのか?」
天津風「・・・・いいわよ」
松風「それじゃあ 事件の内容をまとめておしまいにしようか」
109 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/04(日) 23:23:43.92 ID:jxrMA9Qj0
今日はここまでです
いつか連装砲ちゃんや長10cm砲ちゃんが喋るときが来るんでしょうか・・・?
110 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/08(木) 23:42:39.91 ID:ogVKZWIq0
ノンストップ議論6
ポーラ「天津風さんは"時津風さんに連れられて"医務室に向かったんですね〜」
ガングード「停電後 天津風は一人だったな」
衣笠「停電後はとても"真っ暗"だったから迂闊には動けなかったね」
雲龍「しかし天津風には"唯一の道具"があった」
雲龍「それは演習で使った探照灯よ」
ビスマルク「光が弱くなったとはいえ・・」
ビスマルク「"前方が見える"くらいの明るさはあったわ」
松風「廊下で探照灯を点ければばれてしまうけど・・・」
松風「防火扉を閉めればばれることもなくできるね」
雲龍「つまり天津風だけが停電後に"自由に動ける"はず」
雲龍「そうなるとなれば天津風、あなたが犯人と言ってもおかしくないの」
阿武隈「天津風ちゃん・・・本当にそうなの?」
天津風「・・・・・」
古鷹(・・・やっぱり天津風さんが盗んだとは考えられない・・)
古鷹(どうにかして疑惑を晴らさないと・・・)
古鷹(・・・やっぱり天津風さんが盗んだとは考えられない・・)
古鷹(どうにかして疑惑を晴らさないと・・・)
111 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/08(木) 23:45:38.25 ID:ogVKZWIq0
>雲龍「つまり天津風だけが停電後に"自由に動ける"はず」→医務室の天津風(医務室から動けなかった天津風)
古鷹「この嘘で真実を明かす・・!」 偽証
古鷹「でも・・本当に天津風さんは医務室から出れたのでしょうか?」
夕張「え?どういうこと?」
古鷹「だって、天津風さんはイヨさんとぶつかって足をぐねりましたよね?」
ガングード「まぁな、軽い症状だと思うが・・」
時津風「そんなに腫れてはなかったけどねー」
古鷹「いえ・・私も様子を見に行きに医務室へ向かったんですけど」
古鷹「その時はすごく腫れていたんです」
天津風(え・・・?)
112 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/08(木) 23:47:12.78 ID:ogVKZWIq0
江風「でも、ガングードさんは軽い症状だって言ってたぞ?」
古鷹「その時はそうでしたけど・・時間経過で恐らく腫れあがったものだと思います」
瑞穂「そんなにひどい怪我だったのですね・・」
松風「・・・・・・・」
古鷹「あれほど腫れていたら歩くこともできず、歩けたとしてもワインを盗むまでとはいかないんです」
古鷹「だから天津風さんは、"医務室から動けなかった"と言えるんです」
占守「おー!それなら納得いくっす!」
時津風「ほらー!天津風も無実じゃん!」
雲龍「・・・・古鷹、本当にそうなの?」
古鷹「・・・・・・」
113 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/08(木) 23:48:40.72 ID:ogVKZWIq0
松風「アハハ!君はずいぶんと面白い嘘をつくんだね!」
古鷹(うっ・・やっぱり気づかれてた・・)
江風「あぁ?天津風がグネって歩けなかったって言ってたじゃねーか」
松風「一度思い出してみなよ?僕たちが気球を見つけたときの状況をさ」
江風「ンー・・あっ!」
松風「思い出したかい?あの時・・」
松風「彼女は一人で来てたのさ、それに"走って"ね」
古鷹「・・・・・」
ビスマルク「ちょっと・・どういうつもり古鷹?!」
ガングード「貴様が嘘をつくなど思いもよらなかったな」
提督「これには僕もびっくりだよ」
呂500「びっくり!どっきり!松ぼっくり!」
114 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/08(木) 23:51:12.76 ID:ogVKZWIq0
古鷹「・・・ごめんなさい」
翔鶴「だとすると・・怪我で酷く腫れてたというのも・・」
雲龍「嘘ってことね」
天津風「古鷹さん・・どうして・・?」
古鷹「・・・・・」
ポーラ「じゃあ改めて、天津風さんがワインを盗んだという事でよろしいんでしょうか〜?」
江風「天津風が医務室から出た後酒庫へ向かったとは限らないっすよ!」
衣笠「念のために聞くけど、医務室から出たとしたら何をしたか教えてくれる?」
天津風「・・・一度メインホールに向かおうとしたの」
115 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/08(木) 23:55:44.08 ID:ogVKZWIq0
古鷹(え・・?)
天津風「けれど、メインホールには行けなかったの・・・そのまま壁伝いで歩いてたら"酒庫"と書いてある扉を見て・・」
瑞穂「まさか・・・本当に・・?」
天津風「怪盗Uの事もあったし・・ワインだけは守ろうと思って・・」
古鷹「ま、待ってください!天津風さん!今なんて言いましたか?!」
天津風「え?怪盗Uの事もあったからワインだけは・・」
古鷹「違います!その前です!」
天津風「メインホールに向かおうとしたこと?」
伊14「これがどうかしたの?」
古鷹「・・・天津風さんが防火扉を閉めたということはないと思います」
116 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/09(金) 00:00:35.29 ID:iGGH9QdY0
ビスマルク「え?何でなのよ?探照灯を使うから防火扉を閉めたんでしょ?」
古鷹「いえ、そこではなくて天津風さんが壁伝いでメインホールに向かったのなら・・・」
古鷹「"ある人物"に会うはずなんです!」
瑞穂「え?!それはどなたでしょうか!?」
古鷹(思い出して・・・あの時の状況・・何があったのか・・)
古鷹(そうだ・・・会うはずの人物は・・この人のはず!)
117 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/09(金) 00:01:38.78 ID:iGGH9QdY0
今日はここまでです
118 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/09(金) 00:44:22.45 ID:iGGH9QdY0
>>110
の最後に古鷹の台詞が二回続いてますが間違いです・・・
119 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 08:47:34.47 ID:kcj0ZbmM0
人物指名→夕張
古鷹「あなたです!」
古鷹「停電直後、天津風さんがメインホールに向かったのならメインホールから出た人物と会えないはずはないんです」
古鷹「それが、メインホールから壁伝いで部屋から出た"夕張"さんです」
夕張「あっ!そっか!天津風ちゃんが壁伝いでこっちに来たのなら会えるはずだよね!」
衣笠「でも、夕張は停電後は時津風以外には会えなかったって・・・」
江風「ンン?どういうことだよ?」
松風「・・・そっか。その考えもあったね」
松風「古鷹さんは天津風がメインホールに行けなかったのと夕張さんが配電室に行けなかった要因は」
松風「"すでに閉まっていた防火扉"のせいだってことだね?」
古鷹「そうなんです!仮に天津風さんが探照灯を使うためには防火扉を閉めないといけないんです」
古鷹「それと同時に、夕張さんも配電室に行けなかった原因にもなります」
占守「それじゃ、防火扉を閉めたのは天津風さんじゃなかったってことっす?!」
120 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 08:51:18.10 ID:kcj0ZbmM0
天津風「・・・・・!」
時津風「じゃあ!天津風は無実ってことで良いんだよね!?」
伊14「でも・・・その後の行動が気になるんだけど・・」
伊14「そのまま酒庫へ向かって盗んだって言ってたよ?」
古鷹「壁伝いとはいえ、酒庫への道も覚えてない天津風さんには相当な時間がかかります」
古鷹「探照灯を使おうにも誰かに知られるので防火扉を閉めなければいけません」
雲龍「というと・・・防火扉を閉めたのは・・」
古鷹「"もう一人の人物"ということになります」
江風「まじかよ!」
121 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 08:58:21.91 ID:kcj0ZbmM0
古鷹「天津風さん、廊下に出た後について話してくれませんか?」
古鷹「あなたが盗んだとは・・考えられないと思うんです」
天津風「・・・・・・」
天津風「わかったわ、その時について話すわ」
ガングード「どうやら、刑が決まるのはまだ先のようだな」
阿武隈「あの・・話が凄く変わって結構前の話題なんですけど・・」
阿武隈「"停電の原因"について話し合ってみませんか?」
江風「停電の原因?何で今更?」
阿武隈「だって、前の停電の時の話題は夕張さんの行動の議論でしたし・・」
ポーラ「停電の引き金となった原因を探すんですね〜」
古鷹(停電の原因・・・どうやって犯人は引き起こしたのかですね・・)
122 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 09:00:30.32 ID:kcj0ZbmM0
ノンストップ議論7
阿武隈「停電の原因を探してみませんか?」
ビスマルク「夕張が電飾を点けた後にブレーカーが落ちたのよね」
翔鶴「なら、電飾が停電の引き金になったのかしら?」
夕張「でも、あのブレーカーは"メインホールの電飾だけじゃ落ちない"はずよ」
江風「"手動で落とす手段"もあるけどどうなんだ?」
松風「電飾を点けるタイミングがわからないと難しいよ」
ポーラ「【ラジコンか何かで操作】したんでしょうか〜?」
衣笠「【配線か何かを弄った】んじゃないかな?」
伊14「えっとね・・もしかしたら【電気の使い過ぎ】なんじゃないかな?」
時津風「きっとこれも【怪盗Uの仕業】なんだよ!」
占守「怪盗Uかっこいいっすー!」
古鷹(停電の原因・・・電飾だけじゃ落ちないはずだけど・・)
古鷹(他に考えられる方法はあったかな?)
123 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 09:05:58.32 ID:kcj0ZbmM0
>伊14「えっとね・・もしかしたら【電気の使い過ぎ】なんじゃないかな?」→ブレーカー
古鷹「それに賛成です!」
古鷹「イヨさんの言うとおり、停電が起きたのは電気の使い過ぎだったんです」
古鷹「"ブレーカー"はメインホールで扱う電力でも余裕があったんです」
古鷹「即ち、他に電力を使って落としたと考えられるんです」
伊14「やった!当たった!」
伊58「流石はオリョクルーズの一員でち!」
瑞穂「とは言っても・・電飾以外に電力を使う物なんてありましたか?」
ビスマルク「エアコンとかもあるけど・・それでも足りなさそうね」
古鷹「一番の要因は他にもあったんです」
古鷹(停電を引き起こした要因・・・これが物語っているに違いない!)→"電気式サウナ"
古鷹「これで証明できます!」
124 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 09:08:48.12 ID:kcj0ZbmM0
古鷹「浴場にあった"電気式サウナ"です。これを常時点けていればタイミング等の問題はクリアできるはずです」
阿武隈「あのサウナって電気で動いてるんだ・・・」
江風「調査の時には熱も籠ってたし、かなり高い設定で点けてたと思うっす」
江風「そうすることでより停電を引き起こしやすいからな」
ポーラ「でも〜いつ停電になってもおかしくないのに犯人は計画を実行したんですよね〜?」
ポーラ「なら、突如停電になったら身動きもできないんじゃ・・」
古鷹「・・それなら大丈夫です。その前に"犯人を指名"したいと思います」
衣笠「ええ?!分かっちゃったの?!」
古鷹「仮定の話だけど・・・つながれば犯人とも言えるんです」
古鷹(恐らくこの人が・・・この犯行を実行できたはず!)
125 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/12(月) 09:12:12.87 ID:kcj0ZbmM0
今日はここまでです
126 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/18(日) 23:58:21.80 ID:fd9e6k8A0
―――――オリョクル劇場
伊58「みんなはランニングとかジョギングとかしてるでち?」
伊58「中には長く続かない人もいそうだと思うけど・・いい方法を教えてあげるでち!」
伊58「まずあらかじめ好きな曲を詰め合わせて1曲のメドレーを作る」
伊58「次にこの曲が始まったら走り、終わったら速度を緩める・・これを繰り返せば楽しくなるでち!」
伊58「後は風景が綺麗なところでも走るのもあるよ!近場にある人は是非行ってみるでち!」
伊168「スマホを持って走るのもあるよ!」
伊58「その場合はながらスマホは大変危険だから立ち止まって使用してね!」
127 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:13:32.17 ID:rLK3ZwDE0
人物指名→翔鶴
古鷹「翔鶴さん・・・あなたじゃないですか?」
翔鶴「・・・・・・」
翔鶴「え、えぇ!?私?!」
古鷹「反論があるのならしてもかまいませんけど・・」
阿武隈「でも、倉庫から酒庫までの道のりもそんなには遠くないですよね?」
ガングード「待て、その前に天津風の行動についても聞きたいのだが・・」
ビスマルク「なら、一緒に聞いてみましょ」
江風「頼んだぜ、天津風!」
天津風「わかったわ」
128 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:17:36.55 ID:rLK3ZwDE0
ノンストップ議論8
天津風「私が医務室から出た後・・・」
天津風「奥で灯りらしきものを見たわ」
伊14「灯りらしきものって、探照灯?」
時津風「でも"天津風しか持ってない"よー?」
江風「見つけた後はどうした?」
天津風「追いかけてみたんだけど途中で見失っちゃって・・」
天津風「メインホールにも行けなかったし仕方なく壁伝いで医務室に戻ったのよ」
阿武隈「灯りって他にありましたっけ?」
衣笠「【懐中電灯】とか使ったのかな?」
翔鶴「倉庫にはそんなものなかったわよ」
翔鶴「停電中は"灯りになるものなんて身近になかった"し・・」
占守「倉庫から酒庫の道のりは遠くないはずっす!」
ガングード「【壁伝い】で行くことも可能だな」
古鷹(探照灯以外にも灯りがあったのか・・)
古鷹(これで証明できるはず)
129 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:18:51.19 ID:rLK3ZwDE0
>翔鶴「私の周りにも"灯りになるものなんてなかった"し・・」→キャンドルグラス
古鷹「それは違います!」
古鷹「翔鶴さん、あるじゃないですか。灯りになるのに十分な物が」
雲龍「そんな物があると言うの?」
古鷹「パーティー用に使う"キャンドルグラス"ですよ。捜査中に使用済みの奴が廊下に落ちてたんです」
ポーラ「ほほぉ・・結構お洒落な物を使うんですね〜」
江風「蝋も完全に溶け切ってて、使ってたと証明できるぜ」
天津風「じゃあ、私が停電中で廊下で見た灯りってそれのことだったの?」
古鷹「はい、恐らく翔鶴さんはこれを使うことで停電中でも動くことが――」
ビスマルク「私が一から教えてあげるわ!」 反論
130 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:20:12.13 ID:rLK3ZwDE0
ビスマルク「ふんっ!あなたもまだまだね!」
古鷹「ど、どういうことでしょうか?」
ビスマルク「キャンドルグラスを使ったのなら、ある問題点が生じるじゃない!」
ビスマルク「それが分からないのなら、私に秘書艦を譲って貰ってもいいのよ?」
提督(何か勝手に始まっちゃったなぁ)
古鷹「う、受けて立ちます!」
ビスマルク「さぁ!覚悟しなさい古鷹!」
131 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:23:18.72 ID:rLK3ZwDE0
反論ショーダウン3
ビスマルク「翔鶴がキャンドルグラスを使って廊下を歩いた」
ビスマルク「それをあなたは証言してるけど」
ビスマルク「ある問題点が発生するのよ!」
ビスマルク「それが何か分かるのかしら?」
古鷹「灯りは天津風さん以外は知られずに済んだんです」
古鷹「他に問題点はあるんですか?」
ビスマルク「まだ分からないっていうの?」
ビスマルク「"パーティーで使用されるもの"なのよ?」
ビスマルク「それを使ったとなれば」
ビスマルク「"過不足"が起きてばれるに違いないじゃない!」
ビスマルク「この問題はどうやって解決するのかしら?!」
古鷹(・・・・単純なことだし矛盾点はあるにちがいない・・そこを突き付ければ・・!)
132 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:24:30.76 ID:rLK3ZwDE0
>ビスマルク「"過不足"が起きてばれるに違いないじゃない!」→発注表
古鷹「その言葉、斬らせていただきます!」
古鷹「そのキャンドルグラスは、過不足になることはないんです!」
ビスマルク「なっ・・!どういうこと?!秘密道具とかで増やすとか無しよ!」
古鷹「そうではなくて、そのグラスは元々多めに作られてあるんです!」
古鷹「この"発注表"を見れば、テーブル 蝋燭 キャンドルグラスが間違いで多めに作られているんです」
古鷹「つまり過不足という問題もクリアできるという事です」
ビスマルク「そ、そうなの・・今回はあなたの勝ちね・・」
133 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:25:39.45 ID:rLK3ZwDE0
瑞穂「でも、翔鶴さんは時々メインホールに行ってたとおっしゃってましたが・・」
古鷹「おそらく・・タイミングを見計らってたんでしょうね」
古鷹「夕張さんが電飾を点ける時を」
翔鶴「・・・・!」
ガングード「なるほど・・点けると言った瞬間に急いで倉庫に戻り、キャンドルグラスを持ち出して」
ガングード「停電になってもいつでも灯りを点けれる準備をしていたんだな」
衣笠「だとしたら本当に翔鶴さんが・・?」
翔鶴「ちょ、ちょっと待って!私は確かにキャンドルグラスを使ったけど」
翔鶴「ワインなんて盗んでないわ!」
134 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/19(月) 00:27:32.31 ID:rLK3ZwDE0
今日は短めですがここまで
135 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:39:37.48 ID:YfJbiunL0
ノンストップ議論9
翔鶴「私はキャンドルグラスで灯りを作ったけど」
翔鶴「酒庫へは向かってないわ!」
松風「じゃあどこに向かったというんだい?」
翔鶴「メインホールから酒庫が見える扉があったはずよ」
翔鶴「でもそこの"扉が開かなかった"から仕方なく倉庫に戻ったのよ!」
阿武隈「天津風ちゃんと会ったりはしませんでした?」
夕張「でも "医務室に戻った"って言ってたから無いと思う」
雲龍「"防火扉が閉まってた"せいね」
ポーラ「"非常口からも出れない"というのもありますね〜」
翔鶴「そもそも私はあの"白ワイン"を盗んでないのよ」
時津風「倉庫に戻ったのならそうなるよねー」
ガングード「やはり・・・天津風が犯人ではないのか?!」
古鷹(・・・・・おかしい 何か引っかかります・・これは聞いてみた方が良いのかな?)
136 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:41:30.68 ID:YfJbiunL0
>翔鶴「そもそも私はあの"白ワイン"を盗んでないのよ」→記念のワイン
古鷹「それについてお聞きしてもいいでしょうか?!」 尋問
古鷹「翔鶴さん、記念のワインが"白ワイン"というのは誰から聞いたのでしょうか?」
翔鶴「そ、それは提督に教えて貰ったからよ」
古鷹「・・・・やっぱりそうだ」
古鷹「翔鶴さん、それは"嘘"ですね?」
阿武隈「えっ!嘘なの?!」
ビスマルク「ちょっと!今回嘘多すぎないかしら?!」
137 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:43:00.29 ID:YfJbiunL0
衣笠「それが嘘ってどういうこと?古鷹」
古鷹「提督は"木箱の中身を一度も開けてない"んですよ」
古鷹「だから白ワインなのか赤ワインなのか・・提督も知らないはずです」
ポーラ「あ、スパークリングワインというのもありますよ〜」
江風「そういう問題じゃねぇっすよ・・」
時津風「じゃあなんで翔鶴さんは木箱の中身が"白ワイン"って知ってるの?」
雲龍「答えは簡単じゃない、盗んだ時に見たのよ」
伊14「えっとね、甘口辛口が書いてる方が白でライトボディフルボディーって書いてる方が赤なんだよ」
阿武隈「へぇ・・・知らなかった・・」
ガングード「さて、どうなんだ?翔鶴?」
138 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:44:41.73 ID:YfJbiunL0
翔鶴「・・・・・・」
翔鶴「わかったわ・・けど、盗んだのは私じゃないの」
古鷹(え・・・?)
ガングード「まだしらばっくれるのか、さっきの発言で墓穴を掘ったというのに」
翔鶴「いえ、そうじゃないの。"私は翔鶴ではない"の」
江風「ン?どういうことっすか?」
占守「もしかして、瑞鶴さんっす?!」
瑞穂「でも髪の色が明らかに違いますよ・・・」
翔鶴「いいわ・・じゃあ、正体を見せてあげる」
翔鶴「私の正体はこれよ!」バッ
古鷹「・・・・!」
139 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:47:48.96 ID:YfJbiunL0
翔鶴「私の名は"怪盗U"!」
翔鶴「この世に散らばっているお宝を頂戴すべく参上いたした!」
翔鶴「全ての宝は、私の手の中に納めてみせよう!」
翔鶴「私の辞書に!不可能という文字はない!」
古鷹「・・・・・・」
ガングード「・・・・・・」
松風「・・・・・」
提督「・・・・・」
「・・・・・・」
江風「う・・・・う・・・」
江風「うわああああああああああああああ!!翔鶴さんが壊れたああああああ!!」
140 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:49:53.45 ID:YfJbiunL0
衣笠「これが・・・怪盗U?!」
占守「ちがうっす!決めポーズは左腕の方が下っす!」
ビスマルク「そういう問題じゃないのよ!」
ガングード「ええい!そのふざけた格好はやめろ!さっさと投票に入るぞ!」
翔鶴「ノンノン・・まだこの事件には疑問が残っていますよ?Ms.ガングード?」
ガングード「黙れ!不愉快な格好め!」
翔鶴「Ms.古鷹・・疑問がまだあるという事を知っているかな?」
古鷹「え・・・?疑問がまだある・・?」
松風「どうやら、まだ悪あがきをするみたいだね」
翔鶴「それでは!私が華麗に議論して見せよう!さぁ!素敵なパーティーの時間だ!」
141 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/02/27(火) 00:50:44.04 ID:YfJbiunL0
今日はここまでです
書いててパワポケに出てきたレッドローズを思い出しました
142 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 14:49:05.48 ID:jRTspUss0
ノンストップ議論10
翔鶴「まだこの事件には謎が残っている!」
江風「何か疑問とかあるンすか?」
ビスマルク「もう出尽くしたでしょ!観念なさい!」
翔鶴「この事件で眠っている疑問」
翔鶴「それは気球だ!」
伊14「たしか、"ハリボテを乗せてた"んだよね?」
翔鶴「その気球で中にいる人物を導き出す」
翔鶴「しかし準備をしている最中に見回りの物に気付かれてしまうではないだろうか!」
ガングード「ふん!どうせ林の中に隠しておいてしていたんだろう!」
阿武隈「でも飛ばすとなると林から出さないといけませんよ?」
翔鶴「そうなると見回りの人物は気球の存在を知ってしまう」
翔鶴「つまり"気球を知られずに浮かべることは不可能"ということだ!」
ポーラ「か、怪盗U恐るべし・・・!」
古鷹(気球を浮かべる準備は知られずにできたか・・・)
古鷹(もしかしたらこれで証明できるかもしれない・・!)
143 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 14:55:32.78 ID:jRTspUss0
>翔鶴「つまり"気球を知られずに浮かべることは不可能"ということだ!」→怪盗Uの予告状
古鷹「その矛盾!撃ちぬく!」論破
古鷹「いえ、見回りの人に気付かれずに気球を浮かべることは可能です」
江風「そンなもんがあるのか?」
古鷹「時津風さんが持ってきた"怪盗Uの予告状"ですよ」
------
提督「一応対策として、ちょっと鎮守府内の警備を増やしてみようか」
古鷹「旧館のパーティー会場はしなくても大丈夫そうですしね」
提督「そうだね、じゃあ古鷹と時津風は引き続きパーティの準備の続きをお願いするね」
------
古鷹「提督は鎮守府内の警備を強化とのことで見回り役を鎮守府内に配置したんです」
古鷹「そうすれば旧館に目を向けることはないので気球を上げる準備はできたはずなんです」
翔鶴「!! そ、そんな・・!」
144 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 15:13:52.71 ID:jRTspUss0
江風「翔鶴さん!そんなふざけた格好はやめて、とっとと認めてくださいよ!」
ビスマルク「見てて恥ずかしくなるわよ!」
翔鶴「ま、まだ!まだ疑問は残っている!」
ガングード「まだ抵抗する気か・・・」
衣笠「どうするの?古鷹?」
古鷹「こうなってしまった以上、罪を認めてもらうしかないよ・・」
古鷹「翔鶴さん!いえ・・怪盗U!あなたをここで仕留めます!」
翔鶴「私に・・・敗北という二文字など無いのだ!!」
145 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 15:25:26.15 ID:jRTspUss0
翔鶴「停電中で灯り無しで移動は不可能なはずだ!」
古鷹「倉庫にあった"キャンドルグラス"・・・これを使えば灯りができるはずです!」
翔鶴「灯りを点ければ他人に知られてしまうではないか!」
古鷹「そのために"防火扉"を閉めるんですよ。そうすれば誰にもばれず、夕張さんの進行も妨害できたんです!」
翔鶴「き、気球の準備をしているところを見回りが・・」
古鷹「"怪盗Uの予告状"で提督が鎮守府内の警備に集中させ、目を離せることで見つからずに準備ができるんです!」
翔鶴「なら・・・ワインを盗んだとして、どこに隠すのよ!?」→翔鶴の矢筒の中
古鷹「これで終わりです!」
翔鶴「どうして・・どうして私だけぇ!」
146 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 15:43:03.38 ID:jRTspUss0
古鷹「簡単な話です・・ワインをその"矢筒の中"に隠せばいいんですよ」
伊14「あー、翔鶴さんのそれって結構大きいよね」
ポーラ「ポーラもヤヅツの1本でも持ちたいですね〜」
江風「で、でもさ!気球を撃ち落とすときに矢を出そうとしてたはずだぜ?!」
雲龍「翔鶴は気球が落下することも計算に入れて、演技をしてたのよ」
雲龍「急な発艦をお願いされて慌てて出すふりをしてね」
松風「その時矢筒の中には・・盗んだワインが入ってたんだね」
ビスマルク「さぁ!観念しなさい!怪盗U!」
翔鶴「・・・・・わかったわ」
翔鶴「私が・・盗んだのよ・・」
147 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 15:51:53.26 ID:jRTspUss0
夕張「衣装を脱いだ・・・」
衣笠「・・・・念のために、矢筒の中を調べたいんだけど・・」
伊19「矢筒ならここにあるのね!」
夕張「勝手に持ってきちゃってる!」
翔鶴「・・・・・・調べてもいいわ」
衣笠「えーっと・・・あっ!あったよ!」
阿武隈「本当に矢筒の中に入ってたんですか?!」
天津風「すんなり入るものなのね・・・」
ガングード「これではっきりとしたな・・翔鶴」
翔鶴「・・・・・」
江風「・・・古鷹さん、事件の流れをまとめようぜ」
古鷹「そうですね、それでは事件を振り返っていきましょう」
148 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 22:21:47.57 ID:jRTspUss0
Act.1
事件当日 怪盗Uの予告状が届きました
しかしそれは犯人があらかじめ作って置いたもので見回りの人たちを鎮守府内に集中させる罠だったんです
演習を終えた犯人は 気球を浮かべ 遅れて私たちと合流しました
そして準備が始まり 犯人は道具を持ってくると言い 倉庫へ向かいました
Act.2
倉庫へ向かった犯人は道具を持ち出す振りをして メインホールの様子を何度も伺いました
夕張さんが電飾のテストを行うと聞いた瞬間、犯人は急いで倉庫に戻りある道具を取り出したのです
それが 明石さんが必要以上に発注したキャンドルグラスです
これでいつ停電になっても火を点ければ灯り代わりになります
149 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 22:34:25.90 ID:jRTspUss0
Act.3
停電直後に犯人はキャンドルグラスに火を点け、灯りの存在を知られない為に防火扉を閉めて酒庫へ向かいました
天津風さんがみた灯りはキャンドルグラスだったんでしょう
酒庫へ着いた犯人はショーケースを開けて、木箱の中にあるワインを取り出した犯人は
演習で使用した矢筒の中に入れたんです
事を終えた犯人は防火扉を開けた後に倉庫へ戻り、キャンドルグラスの灯りを消しました
Act.4
時津風さんが外に浮かんでる気球を発見し メインホールにいた私たちを外に連れ出しました
それと同時に騒ぎを聞きつけた犯人も外に出ました
江風さんに発艦して欲しいと言われ 慌てて矢を取り出そうとしましたが
これも犯人の計算に入っており、気球は墜落するようになっていたんです
150 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 22:54:19.40 ID:jRTspUss0
Act.5
私たちは提督に報告後 ポーラさんに呼ばれて 旧館にある酒庫へ向かうと ワインが無くなっていました
捜査中に気球が墜落した海岸に向かいましたがすでにもぬけの殻・・・
怪盗Uがそのまま持ち去ってしまったという考えになりましたが、ワインは矢筒の中に隠されたままでした
こうして犯人の計画は成功し、怪盗Uの仕業ということに思わせるように仕向けたんです
古鷹「これがこの事件の真相で、実行できた人物・・・」
古鷹「それがあなたなんです!翔鶴型航空母艦1番艦 翔鶴さん!」
151 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/11(日) 22:56:48.98 ID:jRTspUss0
今日はここまでです
152 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:10:31.47 ID:beqyEdDA0
ビスマルク「・・・・これが犯行の流れって言うことね」
提督「それじゃ、事件もまとめれたし投票タイムに移ろうか。みんなお手元の画面に注目してね」
雲龍「この画面から犯人を選ぶのね」
夕張「とは言ってももう分かってるけどね」
江風「これを見るのは二度目だなー」
古鷹「前のポーラさんの時以来でしたね」
ポーラ「あぅう・・・嫌な事件でしたね〜」
江風「あんたが悪いんだろ!」
衣笠「ほら、さっさと投票して終わらせましょ」
153 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:15:25.94 ID:beqyEdDA0
提督「投票が終わったみたいだね、それじゃ答え合わせをするよ」
提督「・・・・・・・大正解!犯人は翔鶴だったね!」
時津風「信じられないよねー、あの翔鶴さんが・・」
天津風「ほんとそうね・・」
翔鶴「ごめんなさい・・」
ガングード「どうしてこんなことをした?何か恨みでもあるのか?」
ポーラ「いえ!きっとワインを独り占めしようとしてたんです〜!」
江風「いや、流石にそんなことは・・」
翔鶴「ええ・・そうよ」
江風「当たってた!?」
154 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:18:56.21 ID:beqyEdDA0
翔鶴「だって!あのワイン、提督と古鷹さんで飲むつもりだったんでしょ?!」
提督「えっ」
時津風「やだっ」
古鷹「そうなんですか?!提督!」
提督「いや・・・そうじゃないんだけど・・」
「・・・・・・・」
江風「また勘違いかよ!」
ビスマルク「ちょっと!どうするのよ!?」
瑞穂「それじゃあ、どうするおつもりなのですか?」
155 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:25:47.29 ID:beqyEdDA0
提督「えっとね、手伝ってくれたみんなに飲んでもらおうと思ってたんだ」
提督「せっかく手伝ってくれたのに何の礼もないのは申し訳ないからね」
伊14「じゃあイヨ達も飲めるってことだね!」
ポーラ「それならうれしいです〜」
時津風「ワインはあんまり好きじゃないなー」
占守「ワインってどんな味がするっす?
衣笠「飲んでからのお楽しみね」
夕張「とりあえず、これにて一件落着ね」
提督「・・・・と、思うじゃん?」
古鷹「・・・そういえばまだ残ってましたね・・"おしおき"が」
翔鶴「どんなことされるのかしら・・・」
156 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:29:50.02 ID:beqyEdDA0
ガングード「刑は決まっているのか?決まってないのなら私が」
提督「いや、もう決まっているよ。オリョクルーズ!」
伊58「了解でち!今回は時間がかかるので待っててほしいでち!」
伊19「みんなで行くのー!」
伊14「・・・・行っちゃった」
雲龍「時間がかかるって言ってたけど・・」
江風「こういうのって嫌な予感しかしないンだよな・・」
瑞穂「とりあえず待ちましょうか・・」
157 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:37:10.76 ID:beqyEdDA0
――――数分後
翔鶴「あの・・・これって・・」
天津風「ケーキ・・・なのよね?」
松風「あはは・・随分とこったケーキだね。上に乗っているのは肉団子かい?」
阿武隈「ケーキに肉団子はないと思うけど・・・苺じゃないんですか?」
江風「こんな苺あってたまるかって!」
古鷹「提督・・これは一体・・・」
提督「今回、翔鶴に受けてもらうおしおきは"磯風特製の手作りケーキを食べてもらう"事だよ!」
江風「うわああああああああ!!ぜってぇいやだあああああ!」
伊58「みんなにばれずに持ってくるのは大変だったでち」
時津風「だから時間がかかったんだねー」
158 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:45:26.36 ID:beqyEdDA0
翔鶴「これを食べるんですか・・?」タラタラ
提督「うん、鎮守府裁判のルールだから絶対食べてもらうよ」
提督「逃げるんじゃねぇぞ・・・」
ビスマルク「前回のグラーフのとは格段に違うわね・・・」
雲龍「ケーキって言えるのかしら・・」
翔鶴「ご、ごめんなさい!やっぱり無理!」ダッ
江風「あ!逃げた!」
ポーラ「流石にこれを見たら逃げ出したくなるのもわかりますね〜・・」
159 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 09:57:29.35 ID:beqyEdDA0
翔鶴「食べたくない!食べたくない!!食べたくないぃぃ!」ポチ
夕張「エレベーターに乗って逃げるつもりだわ!」
ガングード「顔ももう必死になっているな・・」
翔鶴「早く!早く上に上がってぇえええ!!」
伊58「オリョクルーズ!全員出撃で翔鶴さんを捕まえに行くでち!」
翔鶴「嫌!嫌!嫌あああああ!」
翔鶴「まだ死にたくないのぉおおおおお!!」
160 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 10:05:56.05 ID:beqyEdDA0
その後 オリョクルーズ全員によって捕らえられた翔鶴はケーキを強制的に食べさせられた
ケーキを無理やり完食させられた翔鶴はその場で倒れこみ、医務室へと運ばれた
ちなみに目が覚めたのはパーティーが終わった三日後のことである
――――執務室
提督「いやはや・・まさかあそこまで気絶するとは・・」
古鷹「あのおしおきは流石にやり過ぎじゃ・・・」
提督「けどまぁ罪は罪だからね。ワインも翔鶴の分も残してあげたし・・」
古鷹「翔鶴さん、泣いたり喜んだりしながら飲んでましたね。ところで翔鶴さんは?」
提督「今頃みんなでテレビを見てるんじゃないかな?」
161 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 10:11:36.68 ID:beqyEdDA0
――――食堂
佐渡「かっこいー!」
占守「今日もまた活躍したっす!」
翔鶴「こんな衣装もあるのね・・・」
瑞鶴「ふーん・・・怪盗Uねぇ・・」
加賀「あなたは見ないの?」
瑞鶴「み、見るわけないじゃない!」
占守「みんなで決めポーズとるっすー!」
瑞鶴「えぇ・・・」
その後日 瑞鶴もはまってしまうのはまた別のお話...
162 :
◆Lsw27IvP02kT
[saga]:2018/03/25(日) 10:28:17.80 ID:beqyEdDA0
以上でこの話は終わりです
イベントやら別の話とかでクリスマス過ぎてしまったのは内緒
101.08 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)