【艦これ】カンコレロンパ File2

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62 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 10:46:24.19 ID:oSV0XYGe0
――――秋雲のアトリエ

古鷹「失礼しまーす・・」

秋雲「・・・・・・」カキカキ

江風「なぁ、やっぱり時津風に聞いた方が・・・」ヒソヒソ

古鷹「秋雲の方が知ってるよーって言ってましたし・・」ヒソヒソ



秋雲「何の用?」カキカキ

古鷹「あ、えっと・・・一つ伺ってもよろしいでしょうか?」

秋雲「手短に」カキカキ

江風「怪盗Uについて教えてほしいんだ」

秋雲「あー時津風と雪風がはまってる奴?後にしてよ」カキカキ

古鷹「今じゃないと駄目なんです、もしかしたら事件の謎を解くカギになるんじゃないかと・・」

秋雲「事件・・?何かあったの?」

江風「提督が貰った記念のワインが盗まれたンだよ」

古鷹「それで怪盗Uと思わしき人物が現れて、今捜査中なんです」
63 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 10:48:30.81 ID:oSV0XYGe0
秋雲「ふーん。まぁ興味はあるし、手助けはしてあげるよ」

秋雲「ちょっと待ってて・・・はいこれ」

江風「ンン?何だこりゃ?」

秋雲「あたしが知ってる限りの怪盗Uだよ。まぁ資料として観てるけど」カキカキ

江風「うっわー恥ずかしい恰好・・よくこんなので怪盗できるよな・・・」

古鷹「単独行動をしていると書いてありますね」

秋雲「あー、そのキャラ。いつも単独行動してるんだ」カキカキ

江風「仲間とかいないのか・・。後はいろんなことが書いてあるな」

古鷹「ありがとうございます、この資料は役に立つかもしれません」

秋雲「んー。用が済んだら部屋から出て行ってー」
64 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 10:53:14.73 ID:oSV0XYGe0
――――執務室

提督「やぁ二人とも。捜査はどんな感じかな?」

古鷹「提督にお聞きしたいのですが・・ワインが入ってた木箱の中身とかは見ましたか?」

提督「いや・・落として割っちゃうかもしれないし、一度も開けてはなかったね」

提督「つまりどんなワインなのかも知らないんだ」

古鷹(中身は誰も知らないという訳か・・)

江風「これって何のリストだ?」

提督「ああ、パーティに使う道具の表だよ。でも明石が数を間違えて多めに作ってしまったものもあるんだ」

江風「なになに・・"テーブル" "ケーキ用の蝋燭" "キャンドルグラス"・・」

古鷹「あれ・・?このキャンドルグラスって・・」

江風「旧館にあったやつっすね。もう使えないけど」

提督「誰かが持ち出したのかな?」
65 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 10:55:29.74 ID:oSV0XYGe0
江風「証拠もだいぶ集まってきたっすね」

古鷹「そろそろ良い時間だと思うんですけど・・」

提督「それじゃあ みんなを集めようか。オリョクルーズ!」

伊58「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」

提督「14人を執務室に集めてくれないかな?」

伊58「了解でち!各自、手分けして呼びに行くでち!」

ワーワー

江風「・・・・相変わらず変な奴らだな」

古鷹「集まるまで待ちましょうか」
66 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 10:57:38.15 ID:oSV0XYGe0
―――――エレベーター内

提督「じゃあ降りていくよ。あと今回はルールの追加をしておいたからよろしくね」

江風「めんどくさいことじゃねーだろな・・?」

ビスマルク「鎮守府裁判・・・グラーフがお仕置き受けてたわね・・」

ガングード「どんな刑だ?」

ビスマルク「わさびパフェを食べさせられたのよ」

松風「それはそれできつそうなお仕置きだね。今回のはどうなるのかな?」

提督「それもまた後のお楽しみという事で。さ、着いたよ」
67 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 11:02:24.56 ID:oSV0XYGe0
―――――裁判場

伊14「ここが裁判場かぁ」

伊58「それでは、所定の位置まで行くでち!」

翔鶴「映像で見てたけど、結構広いのね」

時津風「天津風の隣が良かったなー」

天津風「文句言わないの、学校の席替えじゃないのよ」

占守「なんかドキドキしてきたっす!」

古鷹(まさかまたここに来るなんて思わなかった・・)

古鷹(・・・・ワインを盗んだのは本当に怪盗Uなんでしょうか?)

古鷹(あまり考えたくないけど、もしかしたらこの中にワインを盗んだ人がいる・・?)

古鷹(それもこの裁判でわかるはず・・・真相を突き止めなきゃ!)
68 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/07(日) 11:04:01.17 ID:oSV0XYGe0
今日はここまでです
次回からは裁判パートとなります
69 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:54:55.43 ID:qUijCFss0
証拠品リスト

記念のワイン
 ・提督が本営から貰ったワイン
  中身を確認してないので提督はどんなワインなのか知らない

怪盗Uの予告状
・鎮守府に届いた予告状
  "私の名は怪盗U"
  "鎮守府にある あなたの大切なものを頂戴いたします"
  "瞬く間もなく 盗んでみせましょう"
と書かれていた

・ガラスのショーケース
 提督が貰ったワインを保管していたケース
 鍵は付いてなくて誰でも開けれる状態だった

・防火扉
 旧館の廊下に配置されていた扉

・夕張の証言
 停電後、壁伝いで配電室に向かおうとしたが
 配電室に行けなかった
 その後 時津風に誘われて怪盗Uを目撃した

・ブレーカー
 配電室に設備されていたブレーカー
 メインホールで扱う電力は余裕があった
70 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:56:00.91 ID:qUijCFss0
・気球
 ハリボテを乗せていたと思われる気球
 風に流され、海岸に墜落した

・天津風の探照灯
 演習で天津風が使った探照灯
 倒れた衝撃で光が弱くなっていた

・医務室の天津風
 停電後 医務室から出ようとしたが真っ暗で無闇に動けなかった

・電気式サウナ 
 電気で動くサウナ
 事件当日には稼働していて熱がでていた

・ワインの木箱
 提督が本営に貰ったワインが入っていた木箱
 中身はワインだけが抜かれていて空だった

・怪盗UのDVD
アニメ"怪盗U"の映像が収録されているDVD
墜落した気球のCDプレーヤーの中に入っていた

・キャンドルグラス
 グラスにロウが残っており旧館に落ちてあった
 恐らく装飾用に使うものだろう

・怪盗Uのキャラ設定
 秋雲に簡単にまとめてもらったもの
 "怪盗Uは単独行動をしている"
"予告状は必ず人目がつくところに置いておく"
 などが書かれている

・旧館の非常口
 電子式の扉の非常口
 中から鍵がかかっており外からの侵入は不可
 停電が起こると自動的に施錠されるので中からも外からも開けることができない


・メインホールから酒庫への扉
 酒庫へ通じる扉
 立て付けが悪いせいか少ししか開けず、人が通れるスペースもない

・発注表
 明石がパーティに向けて必要な物を作ったリスト
 テーブル 蝋燭 キャンドルグラスが規定数より少し多めに作られている
71 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:57:41.48 ID:qUijCFss0
鎮守府裁判 開廷

提督「えー・・では鎮守府裁判について説明します」

提督「この裁判では誰が犯人かを議論をしてもらいクロを指名してください」

提督「今回からは正しいクロを指名すればクロだけがお仕置き、間違えればクロを除く全員がお仕置きを受けてもらうことになりました」

江風「うわー!絶対嫌だぞ!」

阿武隈「こうなったら慎重に議論していかないといけませんね・・」

ビスマルク「もう!さっさと自首すればいいじゃない!誰がやったのよ!」

占守「もう犯人は決まってるっす!」

伊14「え?!誰なの?」

占守「"怪盗U"っす!怪盗Uが盗んだっす!」
72 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:59:39.44 ID:qUijCFss0
ガングード「またそいつの名前か・・・何回も聞いたぞ」

翔鶴「い、一応その人の可能性もありますし・・」

雲龍「とりあえず事件について議論を始めないかしら?」

衣笠「そうだね、一つ一つ進めていこうよ」

瑞穂「では事件の内容について議論をしましょう」

古鷹(事件・・たしか、ワインが盗まれたんだよね・・)

古鷹(盗まれたのは私たちがパーティの準備をしていた時・・・丁度夜だった)

古鷹(その時のことを思い出しながら聞いてみよう)
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/14(日) 00:00:13.05 ID:REkJRSD00
今日はここまでです
74 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:09:03.10 ID:ni6O7It50
ノンストップ議論1

ビスマルク「盗まれたのは提督が貰ったワインね」

雲龍「私たちが怪盗Uを追いかけて」

雲龍「また"旧館に戻ったら無くなってた"わね」

阿武隈「外で"ハリボテを乗せた気球"を見つけて・・・」

阿武隈「気球は海岸に落ちたんですよね」

松風「海岸で見つけたときはもぬけの殻・・・」

松風「本物はどこに行ったんだろうね?」

瑞穂「けれどどうしてワインなのでしょうか?」

時津風「何らかの方法で旧館に入って・・」

時津風「酒庫の"棚に保管していた"記念のワインをたまたま見つけて盗んだんだよ!」

ガングード「そうか・・なら犯人を見つけ次第銃殺刑だ!」


古鷹(あの人の言葉が矛盾している・・)

古鷹(証拠品を突き付けてみようかな・・)
75 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:13:25.19 ID:ni6O7It50
>時津風「酒庫の"棚に保管していた"記念のワインをたまたま見つけて盗んだんだよ!」→ガラスのショーケース

古鷹「それは違います!」 論破

古鷹「時津風さん、あなたも見たはずですよ?」

古鷹「記念のワインは他のワインと違って"ガラスのショーケース"に保管されていたんです」

時津風「え?そうだっけ?」

江風「いや、みんな見ただろ・・・怪盗Uのカードも置いてあったし・・」

翔鶴「つまりショーケースに保管されていたワインを見て盗んだってことで良いのかしら?」

衣笠「ショーケースに保管してたら大事な物ってのは分かりやすいからね」

天津風「それに どれでもいいのなら記念のワインじゃなくてもいいしね」

ポーラ「記念のワインじゃなくてもポーラのワインですから立派な窃盗です〜!」

伊14「んーと、じゃあ次は現場について話し合おうよ!」

夕張「現場と言えば酒庫のことよね?」

ガングード「それでは始めるとしよう」
76 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:24:37.08 ID:ni6O7It50
ノンストップ議論2

夕張「あの時の酒庫の状況について話そうよ」

翔鶴「ショーケース以外の棚は漁られてなかったわね」

天津風「部屋も散らかってもない・・」

天津風「"争った形跡"もなさそうね」

江風「ショーケースには"鍵もついて無かった"し」

江風「無理矢理"こじ開けた形跡も無かった"よな」

ポーラ「戻ってきたころには怪盗Uのカードがあったんですよね〜?」

伊14「それも"ワインがあったショーケース"の中に刺さってたんだよね」

衣笠「そもそも怪盗Uはどうして中に記念のワインが入ってることを知ってたの?」

占守「怪盗Uに不可能はないっす!」

占守「情報を手に入れた怪盗Uは"颯爽とワインを盗んだ"に違いないっす!」

時津風「怪盗Uさまさまだねー!」


古鷹(うーん・・どうしても引っかかるけど・・)

古鷹(ワインが盗まれた時ってどんな状況だったのかな?)
77 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:33:17.70 ID:ni6O7It50
>占守「情報を手に入れた怪盗Uは"颯爽とワインを盗んだ"に違いないっす!」→ワインの木箱

古鷹「それは違います!」 論破


古鷹「ちょっと細かいんですけど・・颯爽と盗んだのであれば」

古鷹「"ワインの木箱"が置いてあるのはおかしいと思うんです」

ビスマルク「怪盗Uが木箱を開けてワインだけを盗んだんじゃないの?」

阿武隈「でも予告状には瞬く間もなく 盗んでみせましょうって書いてありましたし・・」

阿武隈「一理あると思うんです」

雲龍「わざわざ木箱を開けてワインだけを盗む・・・手順を増やすのはどうかと思うわね」

ガングード「私なら面倒だから木箱そのまま盗むがな」

時津風「え?もしかしてガンちゃんが・・・」

ガングード「そんなわけないだろ!あとその呼び名はやめろ!」
78 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:36:24.17 ID:ni6O7It50
衣笠「あのさ、一つ気になったんだけど・・」

衣笠「怪盗Uはどうして"旧館に記念のワインがあること"を知ってたの?」

瑞穂「そうですよね、予告状にも鎮守府と場所は限定されてますし・・・」

天津風「旧館も鎮守府の中に入ってるんじゃないの?」

松風「・・・・ははっ、もしかしたらそうかもしれないね」

古鷹「松風さん?どんなことでしょうか?」

松風「簡単さ、旧館に記念のワインがあることをどうして知ったのか」

松風「それは 怪盗Uが"誰かから情報を貰った"ってことだよ」

翔鶴「つまり誰かが情報を与えたってこと?!」
79 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:39:18.91 ID:ni6O7It50
時津風「だったらポーラさんが怪しいよ!だって酒庫担当だったんでしょ?」

ポーラ「ポーラは人のワインを盗んだりはしません〜!イヨさんやガングードさんも酒庫担当でしたよ〜!」

伊14「い、イヨは盗みなんかしないよ!」

ガングード「人を犯人扱いするとは・・・貴様も銃殺されたいらしいな!」

古鷹「ちょ、ちょっとみなさん落ち着いてください!」

衣笠「だめだよ!みんな聞く耳を持たないって!」

江風「お、おい!どうするんだよこれ!」

古鷹(どうすれば・・・)

古鷹(そういえば、裁判が始まる前に鹿島さんと会って・・・)
80 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:41:17.54 ID:ni6O7It50
――――数時間前 鎮守府

鹿島「古鷹さん、また鎮守府裁判が行われるんですね」

古鷹「はい、今回も窃盗事件です」

鹿島「メンバーは・・・ビスマルクさんにガングードさん、そしてポーラさんですね」

鹿島「ふふ♪賑やかな裁判になりそうですね」

古鷹「みなさん、意見を聞いてくれるのでしょうか・・?)

鹿島「そうですね、私から一つアドバイスを差し上げます」


鹿島「"パニック議論"についてを」
81 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:43:54.18 ID:ni6O7It50
古鷹「パニック議論・・・ですか?」

鹿島「議論が行われてる中、複数の人物が発現する議論もあります」

鹿島「ですが基本は普通の議論とほぼ同じです」

鹿島「複数の人物からのある人物の矛盾点を聞き分けて論破すると道が拓けますよ」

鹿島「最も、聞く耳が十分であれば苦労はしませんけど・・・」

古鷹「でも、ここまで来たんですからどんな議論も立ち向かうだけです」

-----

古鷹(こういう時はよく聞き分けて論破する・・)

古鷹(鹿島さんの言うとおりに進めるしかない!)

ポーラ「ポーラは情報なんか流してません〜!」
時津風「酒庫にいた人が怪しいよ!」
ガングード「まとめて全員銃殺刑だ!」
82 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/17(水) 23:44:32.10 ID:ni6O7It50
今日はここまでです
別の作品と平行しながら書いていこうと思います
(こっちのほうが更新遅めになりそうですけど)
83 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:25:26.21 ID:piR9C8L60
パニック議論

ポーラ「怪盗Uなんかに情報を渡してません〜」
時津風「酒庫で準備してた人ならいつでも情報を流せたはずだよー」
ガングード「誰があんな小悪党に協力するか!」

ポーラ「神に誓ってほんとにしてませ〜ん」
伊14「酒庫だからと言って疑うのもおかしいよ!」
占守「怪盗Uは悪党じゃないっす!正義の味方っす!」

夕張「"盗み聞きした可能性"もあるかも知れないよ?」
翔鶴「それを証明できる根拠はあるの?」
ビスマルク「じゃあどうして罪のない鎮守府のワインが盗まれるのよ!」

瑞穂「こっそり忍び込んだのでしょうか?」
伊14「それは・・ないけど・・」
天津風「"怪盗Uと協力し合った"ってことも考えられるわね」

ポーラ「そんなことするなんてやっぱり悪なんですね〜」
伊14「でもイヨ達は流してなんかいないよ!」
ガングード「なら協力した奴は名乗り上げろ!」

古鷹(みなさんの声が集まって聞き取りにくいけど・・)

古鷹(でもあの人の証言が引っ掛かります・・集中して聞いてみましょうか・・)
84 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:27:19.02 ID:piR9C8L60
>天津風「"怪盗Uと協力し合った"ってことも考えられるわね」→怪盗Uのキャラ設定

古鷹「聞こえました!」 論破

古鷹「ちょっと待ってください!怪盗Uが他の人から協力して貰ったり情報を貰ったりするのはないと思うんです!」

雲龍「何か根拠でもあるの?」

古鷹「この"怪盗Uのキャラ設定"には"単独行動をしている"と書かれているんです」

古鷹「秋雲さんからもらった資料を見る限り、怪盗Uが私達から情報を貰うというのはやっぱりないと思います」

松風「うん、そうだね」

古鷹「えっと・・・もしかして知ってて言ったんですか?」

松風「ああ、姉貴から教えられてね。よっぽど好きみたいだね、あのアニメ」

江風「どんだけ流行ってるンだよあれ・・」
85 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:30:20.01 ID:piR9C8L60
江風「つーか今までの議論を聞くかぎり、怪盗Uの仕業というのはあんまり考えない方が良いと思うぞ」

占守「しゅしゅしゅ〜・・・」

松風「・・・となると、次に考えられるのはもう分かるよね?」

江風「あ?どういうことだよ?」

古鷹「ひょっとして・・・"私たちの中に盗んだ人がいる"ってことですか?」

ビスマルク「やっぱりそうなるのね」

松風「とりあえずさ、怪盗Uの件は置いといて別の事で議論を始めようよ」

夕張「じゃあ、停電の事について話さない?」

阿武隈「停電ですか・・・たしか夕張さんが電飾着けた後に落ちたんですよね?」
86 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:32:59.92 ID:piR9C8L60
ビスマルク「なるほど、そういうことね・・・」

時津風「へ?どういうこと?」

ビスマルク「私は分かってしまったのよ、犯人が」

古鷹(え・・・?)

ビスマルク「それは・・"夕張"!あなたよ!」

夕張「えぇええ!?ど、どうして?!」

ビスマルク「フン!今から私が証言するからしっかりと聞きなさい!」

衣笠「結構自信ありそうだなぁ・・」

ガングード「まぁ 聞いてみようじゃないか」

ビスマルク「さぁ!ビスマルクの証言!見せてあげるわ!」
87 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:39:09.57 ID:piR9C8L60
ノンストップ議論3

ビスマルク「まず最初に夕張はメインホールに飾ってあった電飾を点けて」

ビスマルク「"ブレーカーを落とした"のよ」

ポーラ「トイレにいましたけど真っ暗になってびっくりしましたね〜」

翔鶴「倉庫にいたけど真っ暗になって廊下に出ようとしたら同じだったわ」

瑞穂「私はキッチンから一歩も動けませんでした・・」

雲龍「停電後、夕張は壁伝いで"配電室に向かった"わね」

ビスマルク「そして配電室に行くと見せかけて酒庫へ向かった」

ビスマルク「配電室から酒庫はそう遠くないはずよ!」

夕張「ちょ、ちょっとまってよ!」

夕張「私はメインホールから【配電室に向かおうとしたけど行けなかった】のよ」

ガングード「配電室の道のりは覚えてるんだろう?」

ガングード「だったら迷うことなく行けるはずだが?」

伊14「もしかして、【怖くて動けなかった】とか?」


古鷹(夕張さんが配電室に行けなかった・・)

古鷹(この証拠で明らかになるはず・・)
88 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:44:36.83 ID:piR9C8L60
>夕張「私はメインホールから【配電室に向かおうとしたけど行けなかった】のよ」→夕張の証言

古鷹「それに賛成です!」 賛同

古鷹「夕張さんに賛成です。実際に配電室には行けなかったんです」

古鷹「夕張さんの証言では"壁伝いで向かったけど行けなかった"と証言しています」

松風「でも、彼女自身の証言では信憑性もないと思うよ?」

古鷹「そのほかには"時津風さんと会って"外に出たと言っています。そうですよね?時津風さん」

時津風「うん、外に出た後旧館に入ったらゆうばりんがうろうろしてたから外に連れ出したんだよー」

夕張「時津風ちゃんに連れられて外に出たら、気球を見つけたの」

古鷹「この点から夕張さんは停電後、"配電室には行けなかった"ということです」

江風「最終的には旧館に戻った後で行けたんだよな」
89 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:46:38.72 ID:piR9C8L60
ビスマルク「そ、そうなの・・・?ま、まぁ私にだって間違いはあるし・・仕方ないわね」

衣笠「あーあ、ビスマルクさん落ち込んじゃった」

阿武隈「時津風ちゃん、よく気球が浮かんでることに気付けたよね」

時津風「うん、びっくりだったよー」

ガングード「旧館の中にいたのにどうやって気付けたんだ?」

古鷹「恐らく、これのせいだと思われます」

古鷹(時津風さんが外の気球の存在に気付けた要因は?)→"怪盗UのDVD"

古鷹「これで証明できます!」
90 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:57:11.53 ID:piR9C8L60
古鷹「気球の中にある、DVDプレイヤーに入ってた"怪盗UのDVD"に収録されている"高笑いの声"を聞いて、時津風さんは外に出た思われます」

瑞穂「そのDVDを再生することで時津風さんと夕張さんをおびき出したんですね」

翔鶴「夕張さんが配電室に行けなかった一つの要因ね」

江風「以上のことから、夕張さんが配電室に行けなかった以上 メインホールにいた人たちは容疑者から外れそうだな」

雲龍「そうね、停電中にメインホールから出たのは夕張だけ」

占守「その夕張さんが配電室に行けないところ、時津風さんと一緒に外に出たんすね!」

古鷹「はい、以上のことから。メインホールにいた人は容疑者から外して―――」



ポーラ「反論も飲み会も行けますよ〜!」 反 論



ポーラ「甘いワインは好きですけど古鷹さんの推理は甘いのはいけません〜」

古鷹「え?す、推理が甘いって・・?」

ポーラ「いいですか〜?行きますよ〜Fuoco!」
91 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/22(月) 23:59:52.91 ID:piR9C8L60
今日はここまでです
92 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 23:50:14.03 ID:bsFqQfCd0
反論ショーダウン1

ポーラ「夕張さんが配電室に行けなかったからって」

ポーラ「メインホールにいる人が無実だなんて思えません〜」

ポーラ「メインホールにいた人たちだって」

ポーラ「停電しても行けたはずです〜」


古鷹「いえ、メインホールから酒庫へ向かうには」

古鷹「配電室の前を通らないといけないんです!」


ポーラ「ほんとに甘いですね〜古鷹さんは〜」

ポーラ「メインホールには"もう一つ扉があった"んですよ〜」

ポーラ「それはホールから酒庫が見える扉です〜」

ポーラ「ポーラは何回も見てましたし〜」

ポーラ「そこからなら"メインホールから酒庫へ行ける"はずです〜」


古鷹(配電室を経由せずにメインホールから酒庫へ向かえる・・・)

古鷹(本当にできたのかな?)
93 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 23:55:41.63 ID:bsFqQfCd0
>ポーラ「そこからなら"メインホールから酒庫へ行ける"はずです〜」→メインホールから酒庫への扉

古鷹「その言葉、斬らせていただきます!」 論破

古鷹「違うんですポーラさん。あそこの扉は立て付けが悪くて完全には開けられないんです」

江風「開けても少しだけで、人が通れるスペースなんて無かったしな」

古鷹「だからメインホールから酒庫へ向かうのは不可能なんです!」

衣笠「それに、強引に開けたら音もなるんだし 私たちがホールにいたときはそんな音聞かなかったしね」

ポーラ「あぅ〜・・推理が外れました〜・・飲むしかない・・」キュポン

阿武隈「こんな時に飲まないでください!」

伊14「ずるい!イヨにも頂戴!」
94 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/30(火) 00:08:47.78 ID:e7ydhqMH0
時津風「じゃあホールにいた人は酒庫に行けなかったってことで良いの?」

雲龍「そうね、となると・・・次に怪しいのは・・」

江風「おまえじゃねぇか時津風!」

時津風「えー!なんでなんでー!?」

翔鶴「だって、天津風さんを医務室に連れて行った後行動ができるじゃない」

夕張「私と会うまでに気球の準備とかもできそうだし・・」

ビスマルク「たしか気球を最初に見つけたのもあなただったわね!」

ガングード「よぉーし!覚悟しろ!」

時津風「だからあたしじゃないってー!」
95 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/30(火) 00:26:17.63 ID:e7ydhqMH0
ノンストップ議論4

時津風「時津風は酒庫へ行ってないよー!」

時津風「大体"ゆうばりんが配電室に行けなかった"んだから・・」

時津風「絶対酒庫へは行けないよ!!」

阿武隈「その夕張さんと会ったのも時津風ちゃんなんだよね」

衣笠「外に出た後に酒庫へ向かうのなら」

衣笠「配電室の前を通らないと行けないね」

松風「旧館の"入り口は一つ"だけとは限らない」

松風「裏口からも入れるはずだよ」

江風「酒庫近くにあった非常口の事だな」

ビスマルク「時津風は何らかの方法で気球を浮かべ」

ビスマルク「次に"非常口から旧館に侵入して"酒庫のワインを盗んだのよ!」

ガングード「そしてワインをどこかに隠して・・・」

ガングード「旧館で徘徊してた夕張を連れて外に出たのだな」

ガングード「よぉーし!刑は決まった!」


古鷹(時津風さんが外から別の入り口を経て酒庫へ向かった・・)

古鷹(そんな可能性があるのかな・・?)
96 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/30(火) 00:27:35.62 ID:e7ydhqMH0
>ビスマルク「その"非常口から旧館に侵入して"酒庫のワインを盗んだのよ!」→旧館の非常口

古鷹「それは違います!」 論破

古鷹「ちょっと待ってください!非常口から侵入したとは考えられないんです!」

ビスマルク「ど、どうしてよ!?また私が違うっていうの?!」

江風「あの非常口にかかってる鍵は"電子錠"なんだ」

江風「その電子錠は停電中、自動的に閉まる設定になってるから外からの侵入は無理なんだ」

江風「つまり時津風は非常口からの侵入は無理で、更に外部の人間も侵入は無理ってことなンだよ」

松風「へぇー!君ってそんなことも考えれるんだね。おバカさんからおっちょこちょいに改名してあげるよ」

江風「うっせぇ!そんな長い名前より短い名前の方にしろ!」

古鷹(そっちの問題ですか・・?)
97 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/30(火) 00:33:04.42 ID:e7ydhqMH0
夕張「それとね、追加しておくとあの扉を無理やり開けようとするとブザーが鳴るらしいんだ」

翔鶴「そんな音聞こえなかったわね」

瑞穂「つまり停電中に非常口から侵入したという事は無しですね」

時津風「ほらー!時津風は無実じゃん!」

雲龍「次なんだけど・・停電になる前にメインホールにいなかったのは誰かしら?」

阿武隈「えっと・・あたしの記憶では・・」

阿武隈「時津風ちゃん 天津風ちゃん 翔鶴さん 瑞穂さん ポーラさん イヨさんでしたね」

翔鶴「でも、私は倉庫から道具を持ってきてたからみんな見てるはずよ?」

瑞穂「私もほぼキッチンにいましたけど、ホールで料理の置くテーブルとかを見に来ていましたよ」

江風「時津風はさっきの通り、ポーラさんはイヨとトイレに向かった・・それじゃあ・・」
98 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/30(火) 00:34:00.51 ID:e7ydhqMH0
天津風「えっ?わ、私?!」

衣笠「そういえば時津風ちゃんが連れて行った後一人だったよね?」

ポーラ「はっ!わざと転んで足を痛めたふりをして・・・」

天津風「足を痛めたのはほんとよ!」

松風「じゃあさ、停電中君はどうしてたか言ってもらえないかな?」

天津風「わ、わかったわよ・・」

古鷹(天津風さん・・何かを隠してるんでしょうか?)

古鷹(・・・まさか天津風さんが?とりあえず聞いてみよう・・)
99 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/30(火) 00:34:59.26 ID:e7ydhqMH0
今日はここまでです
100 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:05:19.27 ID:jxrMA9Qj0
ノンストップ議論5

天津風「私は"時津風に医務室に連れられて"・・・」

天津風「【テーピングを巻いてもらった】のよ」

時津風「とてもいい出来だったよねー」

松風「停電中はどうしてたのかな?」

天津風「停電した後は無闇に動かなかったわ」

天津風「すぐに復旧すると思ってたから・・」

夕張「けど私が"配電室に行けなかった"から相当かかったのよね」

ポーラ「最終的に復旧したのは気球を見つけた後でしたね〜」

翔鶴「けど天津風さんには探照灯があったはずよ」

翔鶴「それを使えば"灯りの代わりになった"はずじゃあ・・」

天津風「演習から"探照灯は使ってないわ"」

天津風「だから私は停電後はずっと"医務室にいた"わよ」

瑞穂「あの暗さじゃどうすることもできませんからね・・」



古鷹(・・・何か引っかかる・・)

古鷹(言ってる事と違うような・・)
101 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:07:27.53 ID:jxrMA9Qj0
>天津風「その日は演習から"探照灯は使ってないわ"」→天津風の探照灯

古鷹「その矛盾!打ち抜きます!」 論破

古鷹「天津風さん、忘れたんですか?あなたが捜査中に言ったことを」

-----

天津風「使いたかったけど・・・使えなかったのよ」

古鷹「どうしてですか?」

天津風「ほら、メインホールで私が倒れたときあったでしょ?その衝撃で探照灯が壊れちゃって、光が弱くなっちゃったのよ」

江風「でも一応は点くんだよな?」

天津風「そうだけど・・すぐに復旧すると思ってたから・・」

-----

古鷹「演習の後から一度も使ってないと言っていますが・・」

古鷹「どうして"探照灯の光が弱くなった"ことを知っているんですか?」
102 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:09:17.80 ID:jxrMA9Qj0
天津風「!? い、いやこれは医務室で・・」

松風「明るい時の医務室だと光が弱くなったのか分かり辛くないかい?」

雲龍「そうなると・・・天津風は停電後に探照灯を使ったってことになるわね」

江風「どんだけの光か見せてみろよ!」

天津風「で、できるわけ・・!」

提督「いや、できるよ。一度真っ暗にしてみて点けてみたら?」

ガングード「よし!今すぐ照明を消してくれ」

伊58「あいあいさーでち!ライトOFF!」


瑞穂「あ・・・探照灯が光ってます!」

伊14「確かにいつもの探照灯よりかは光が弱いけど前方が見えるぐらいには十分だね」
103 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:12:17.02 ID:jxrMA9Qj0
時津風「でも、探照灯が光ったからって天津風が犯人だなんておかしいよ!」

江風「いや、天津風は壁伝いで医務室から出ようとしたんだぜ」

松風「ふーん・・・それでその後はどうしたのかな?」

翔鶴「探照灯を使えば光が弱くても前方の道は見えそうだし、廊下に出ても動けるはずだけど・・」

ビスマルク「さぁ!どうなのよ!?答えなさい!」

天津風「わ、私は・・」


???「!!!!!!」 反 論
104 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:14:00.80 ID:jxrMA9Qj0
古鷹「・・・・え?」

連装砲くん「!! !!」ワタワタ ブンブン

占守「これは・・何してるっす?」

伊14「ジェスチャーをして何か伝えようとしてるみたいだけど・・」

江風「おい天津風!何言ってるのか訳してくれよ!」

天津風「そ、そんなことすぐわかるわけないじゃない!」

夕張「じゃあ、夕張さんの出番だね!ちょっと待ってて・・たしか・・」ゴソゴソ

夕張「あった!"ホウリンガル"よ!」

衣笠「何か胡散臭そうなのでてきた!」

夕張「これを連装砲くんに着けて・・・よし!これでOK!」
105 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:17:20.76 ID:jxrMA9Qj0
連装砲くん「違うよ!天津風ちゃんは酒庫なんか行ってないよ!」

江風「うわっ!本当に喋った!」

瑞穂「可愛らしい声ですね」

阿武隈「何か幼い女の子みたいな声ですね・・」

時津風「あぶぅの声もそうじゃないの?」

阿武隈「私の声を引き合いに出さないでください!」

連装砲くん「それに!探照灯なんて使ったら簡単にばれちゃうよ!」

古鷹「えっと・・どういう事でしょうか・・?」

連装砲くん「天津風ちゃんは探照灯を使ってないんだよ!」
106 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:19:09.80 ID:jxrMA9Qj0
反論ショーダウン2

連装砲くん「停電後に天津風ちゃんは壁伝いで医務室から出ようとしたけど」

連装砲くん「その先は真っ暗だったんだよ!」

連装砲くん「酒庫の場所も覚えてるわけないし」

連装砲くん「どうやって向かったの?!」


古鷹「だから探照灯の出番なんですよ」

古鷹「光が弱くなっても前方の確認さえすれば行けないことはないんです!」


連装砲くん「でも"探照灯を点けたら灯りは点く"んだし」

連装砲くん「他のみんなにばれちゃうよ!」

連装砲くん「いくら"光が弱くなった"というけど」

連装砲くん「"灯りを知られずに点ける"なんて無理なんだよ!」


古鷹(必死になって反論してるけど・・)

古鷹(これで灯りを知られないようにすることができるはず・・・)
107 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:21:51.74 ID:jxrMA9Qj0
>連装砲くん「"灯りを知られずに点ける"なんて無理なんだよ!」→防火扉

古鷹「その言葉!斬らせていただきます!」

古鷹「探照灯の灯りを知られずに済む方法はあるんです!」

雲龍「探照灯に何かを被せたという訳かしら?」

古鷹「いえ、"防火扉"を閉めて探照灯を点ければ灯りを知られずに点けれるんです」

江風「その防火扉・・医務室の手前にあったな」

古鷹「更に医務室よりその先には配電室 酒庫へと通じる道でもあるんです」

古鷹「即ち、この扉さえ閉めれば灯りの存在を知られることもなく、酒庫へ向かえる可能性があるんです」

連装砲くん「!!」
108 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:22:45.32 ID:jxrMA9Qj0
ガングード「・・・らしいぞレンソウホウ」

連装砲くん「ち、違うよ!天津風ちゃんはそんなこと――」

天津風「もう・・いいのよ・・」

時津風「あ・・天津風?」

天津風「私・・・点けたのよ・・探照灯を・・」

ビスマルク「探照灯を点けたことは認めるのね。そして酒庫へ向かったのかしら?」

時津風「違う違う!天津風がそんなことするわけないよ!」

衣笠「じゃあ何か反論要素でもあるの?」

時津風「うっ・・・ないけど・・違うよ・・・」

江風「おい、このままじゃお前が犯人に決まってしまうぜ?いいのか?」

天津風「・・・・いいわよ」

松風「それじゃあ 事件の内容をまとめておしまいにしようか」
109 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 23:23:43.92 ID:jxrMA9Qj0
今日はここまでです
いつか連装砲ちゃんや長10cm砲ちゃんが喋るときが来るんでしょうか・・・?
110 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/08(木) 23:42:39.91 ID:ogVKZWIq0
ノンストップ議論6

ポーラ「天津風さんは"時津風さんに連れられて"医務室に向かったんですね〜」

ガングード「停電後 天津風は一人だったな」

衣笠「停電後はとても"真っ暗"だったから迂闊には動けなかったね」

雲龍「しかし天津風には"唯一の道具"があった」

雲龍「それは演習で使った探照灯よ」

ビスマルク「光が弱くなったとはいえ・・」

ビスマルク「"前方が見える"くらいの明るさはあったわ」

松風「廊下で探照灯を点ければばれてしまうけど・・・」

松風「防火扉を閉めればばれることもなくできるね」

雲龍「つまり天津風だけが停電後に"自由に動ける"はず」

雲龍「そうなるとなれば天津風、あなたが犯人と言ってもおかしくないの」

阿武隈「天津風ちゃん・・・本当にそうなの?」

天津風「・・・・・」


古鷹(・・・やっぱり天津風さんが盗んだとは考えられない・・)

古鷹(どうにかして疑惑を晴らさないと・・・)


古鷹(・・・やっぱり天津風さんが盗んだとは考えられない・・)

古鷹(どうにかして疑惑を晴らさないと・・・)
111 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/08(木) 23:45:38.25 ID:ogVKZWIq0
>雲龍「つまり天津風だけが停電後に"自由に動ける"はず」→医務室の天津風(医務室から動けなかった天津風)

古鷹「この嘘で真実を明かす・・!」 偽証

古鷹「でも・・本当に天津風さんは医務室から出れたのでしょうか?」

夕張「え?どういうこと?」

古鷹「だって、天津風さんはイヨさんとぶつかって足をぐねりましたよね?」

ガングード「まぁな、軽い症状だと思うが・・」

時津風「そんなに腫れてはなかったけどねー」

古鷹「いえ・・私も様子を見に行きに医務室へ向かったんですけど」

古鷹「その時はすごく腫れていたんです」

天津風(え・・・?)
112 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/08(木) 23:47:12.78 ID:ogVKZWIq0
江風「でも、ガングードさんは軽い症状だって言ってたぞ?」

古鷹「その時はそうでしたけど・・時間経過で恐らく腫れあがったものだと思います」

瑞穂「そんなにひどい怪我だったのですね・・」

松風「・・・・・・・」

古鷹「あれほど腫れていたら歩くこともできず、歩けたとしてもワインを盗むまでとはいかないんです」

古鷹「だから天津風さんは、"医務室から動けなかった"と言えるんです」

占守「おー!それなら納得いくっす!」

時津風「ほらー!天津風も無実じゃん!」

雲龍「・・・・古鷹、本当にそうなの?」

古鷹「・・・・・・」
113 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/08(木) 23:48:40.72 ID:ogVKZWIq0
松風「アハハ!君はずいぶんと面白い嘘をつくんだね!」

古鷹(うっ・・やっぱり気づかれてた・・)

江風「あぁ?天津風がグネって歩けなかったって言ってたじゃねーか」

松風「一度思い出してみなよ?僕たちが気球を見つけたときの状況をさ」

江風「ンー・・あっ!」

松風「思い出したかい?あの時・・」

松風「彼女は一人で来てたのさ、それに"走って"ね」

古鷹「・・・・・」

ビスマルク「ちょっと・・どういうつもり古鷹?!」

ガングード「貴様が嘘をつくなど思いもよらなかったな」

提督「これには僕もびっくりだよ」

呂500「びっくり!どっきり!松ぼっくり!」
114 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/08(木) 23:51:12.76 ID:ogVKZWIq0
古鷹「・・・ごめんなさい」

翔鶴「だとすると・・怪我で酷く腫れてたというのも・・」

雲龍「嘘ってことね」

天津風「古鷹さん・・どうして・・?」

古鷹「・・・・・」

ポーラ「じゃあ改めて、天津風さんがワインを盗んだという事でよろしいんでしょうか〜?」

江風「天津風が医務室から出た後酒庫へ向かったとは限らないっすよ!」

衣笠「念のために聞くけど、医務室から出たとしたら何をしたか教えてくれる?」

天津風「・・・一度メインホールに向かおうとしたの」
115 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/08(木) 23:55:44.08 ID:ogVKZWIq0
古鷹(え・・?)

天津風「けれど、メインホールには行けなかったの・・・そのまま壁伝いで歩いてたら"酒庫"と書いてある扉を見て・・」

瑞穂「まさか・・・本当に・・?」

天津風「怪盗Uの事もあったし・・ワインだけは守ろうと思って・・」

古鷹「ま、待ってください!天津風さん!今なんて言いましたか?!」

天津風「え?怪盗Uの事もあったからワインだけは・・」

古鷹「違います!その前です!」

天津風「メインホールに向かおうとしたこと?」

伊14「これがどうかしたの?」

古鷹「・・・天津風さんが防火扉を閉めたということはないと思います」
116 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/09(金) 00:00:35.29 ID:iGGH9QdY0
ビスマルク「え?何でなのよ?探照灯を使うから防火扉を閉めたんでしょ?」

古鷹「いえ、そこではなくて天津風さんが壁伝いでメインホールに向かったのなら・・・」

古鷹「"ある人物"に会うはずなんです!」

瑞穂「え?!それはどなたでしょうか!?」

古鷹(思い出して・・・あの時の状況・・何があったのか・・)

古鷹(そうだ・・・会うはずの人物は・・この人のはず!)

117 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/09(金) 00:01:38.78 ID:iGGH9QdY0
今日はここまでです
118 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/09(金) 00:44:22.45 ID:iGGH9QdY0
>>110の最後に古鷹の台詞が二回続いてますが間違いです・・・
119 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 08:47:34.47 ID:kcj0ZbmM0
人物指名→夕張

古鷹「あなたです!」

古鷹「停電直後、天津風さんがメインホールに向かったのならメインホールから出た人物と会えないはずはないんです」

古鷹「それが、メインホールから壁伝いで部屋から出た"夕張"さんです」

夕張「あっ!そっか!天津風ちゃんが壁伝いでこっちに来たのなら会えるはずだよね!」

衣笠「でも、夕張は停電後は時津風以外には会えなかったって・・・」

江風「ンン?どういうことだよ?」

松風「・・・そっか。その考えもあったね」

松風「古鷹さんは天津風がメインホールに行けなかったのと夕張さんが配電室に行けなかった要因は」

松風「"すでに閉まっていた防火扉"のせいだってことだね?」

古鷹「そうなんです!仮に天津風さんが探照灯を使うためには防火扉を閉めないといけないんです」

古鷹「それと同時に、夕張さんも配電室に行けなかった原因にもなります」

占守「それじゃ、防火扉を閉めたのは天津風さんじゃなかったってことっす?!」
120 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 08:51:18.10 ID:kcj0ZbmM0
天津風「・・・・・!」

時津風「じゃあ!天津風は無実ってことで良いんだよね!?」

伊14「でも・・・その後の行動が気になるんだけど・・」

伊14「そのまま酒庫へ向かって盗んだって言ってたよ?」

古鷹「壁伝いとはいえ、酒庫への道も覚えてない天津風さんには相当な時間がかかります」

古鷹「探照灯を使おうにも誰かに知られるので防火扉を閉めなければいけません」

雲龍「というと・・・防火扉を閉めたのは・・」

古鷹「"もう一人の人物"ということになります」

江風「まじかよ!」
121 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 08:58:21.91 ID:kcj0ZbmM0
古鷹「天津風さん、廊下に出た後について話してくれませんか?」

古鷹「あなたが盗んだとは・・考えられないと思うんです」

天津風「・・・・・・」

天津風「わかったわ、その時について話すわ」

ガングード「どうやら、刑が決まるのはまだ先のようだな」

阿武隈「あの・・話が凄く変わって結構前の話題なんですけど・・」

阿武隈「"停電の原因"について話し合ってみませんか?」

江風「停電の原因?何で今更?」

阿武隈「だって、前の停電の時の話題は夕張さんの行動の議論でしたし・・」

ポーラ「停電の引き金となった原因を探すんですね〜」

古鷹(停電の原因・・・どうやって犯人は引き起こしたのかですね・・)
122 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 09:00:30.32 ID:kcj0ZbmM0
ノンストップ議論7

阿武隈「停電の原因を探してみませんか?」

ビスマルク「夕張が電飾を点けた後にブレーカーが落ちたのよね」

翔鶴「なら、電飾が停電の引き金になったのかしら?」

夕張「でも、あのブレーカーは"メインホールの電飾だけじゃ落ちない"はずよ」

江風「"手動で落とす手段"もあるけどどうなんだ?」

松風「電飾を点けるタイミングがわからないと難しいよ」

ポーラ「【ラジコンか何かで操作】したんでしょうか〜?」

衣笠「【配線か何かを弄った】んじゃないかな?」

伊14「えっとね・・もしかしたら【電気の使い過ぎ】なんじゃないかな?」

時津風「きっとこれも【怪盗Uの仕業】なんだよ!」

占守「怪盗Uかっこいいっすー!」


古鷹(停電の原因・・・電飾だけじゃ落ちないはずだけど・・)

古鷹(他に考えられる方法はあったかな?)
123 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 09:05:58.32 ID:kcj0ZbmM0
>伊14「えっとね・・もしかしたら【電気の使い過ぎ】なんじゃないかな?」→ブレーカー

古鷹「それに賛成です!」

古鷹「イヨさんの言うとおり、停電が起きたのは電気の使い過ぎだったんです」

古鷹「"ブレーカー"はメインホールで扱う電力でも余裕があったんです」

古鷹「即ち、他に電力を使って落としたと考えられるんです」

伊14「やった!当たった!」

伊58「流石はオリョクルーズの一員でち!」

瑞穂「とは言っても・・電飾以外に電力を使う物なんてありましたか?」

ビスマルク「エアコンとかもあるけど・・それでも足りなさそうね」

古鷹「一番の要因は他にもあったんです」

古鷹(停電を引き起こした要因・・・これが物語っているに違いない!)→"電気式サウナ"

古鷹「これで証明できます!」
124 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 09:08:48.12 ID:kcj0ZbmM0
古鷹「浴場にあった"電気式サウナ"です。これを常時点けていればタイミング等の問題はクリアできるはずです」

阿武隈「あのサウナって電気で動いてるんだ・・・」

江風「調査の時には熱も籠ってたし、かなり高い設定で点けてたと思うっす」

江風「そうすることでより停電を引き起こしやすいからな」

ポーラ「でも〜いつ停電になってもおかしくないのに犯人は計画を実行したんですよね〜?」

ポーラ「なら、突如停電になったら身動きもできないんじゃ・・」

古鷹「・・それなら大丈夫です。その前に"犯人を指名"したいと思います」

衣笠「ええ?!分かっちゃったの?!」

古鷹「仮定の話だけど・・・つながれば犯人とも言えるんです」

古鷹(恐らくこの人が・・・この犯行を実行できたはず!)
125 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/12(月) 09:12:12.87 ID:kcj0ZbmM0
今日はここまでです
126 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/18(日) 23:58:21.80 ID:fd9e6k8A0
―――――オリョクル劇場

伊58「みんなはランニングとかジョギングとかしてるでち?」

伊58「中には長く続かない人もいそうだと思うけど・・いい方法を教えてあげるでち!」

伊58「まずあらかじめ好きな曲を詰め合わせて1曲のメドレーを作る」

伊58「次にこの曲が始まったら走り、終わったら速度を緩める・・これを繰り返せば楽しくなるでち!」

伊58「後は風景が綺麗なところでも走るのもあるよ!近場にある人は是非行ってみるでち!」

伊168「スマホを持って走るのもあるよ!」

伊58「その場合はながらスマホは大変危険だから立ち止まって使用してね!」
127 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:13:32.17 ID:rLK3ZwDE0
人物指名→翔鶴

古鷹「翔鶴さん・・・あなたじゃないですか?」

翔鶴「・・・・・・」

翔鶴「え、えぇ!?私?!」

古鷹「反論があるのならしてもかまいませんけど・・」

阿武隈「でも、倉庫から酒庫までの道のりもそんなには遠くないですよね?」

ガングード「待て、その前に天津風の行動についても聞きたいのだが・・」

ビスマルク「なら、一緒に聞いてみましょ」

江風「頼んだぜ、天津風!」

天津風「わかったわ」
128 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:17:36.55 ID:rLK3ZwDE0
ノンストップ議論8

天津風「私が医務室から出た後・・・」

天津風「奥で灯りらしきものを見たわ」

伊14「灯りらしきものって、探照灯?」

時津風「でも"天津風しか持ってない"よー?」

江風「見つけた後はどうした?」

天津風「追いかけてみたんだけど途中で見失っちゃって・・」

天津風「メインホールにも行けなかったし仕方なく壁伝いで医務室に戻ったのよ」

阿武隈「灯りって他にありましたっけ?」

衣笠「【懐中電灯】とか使ったのかな?」

翔鶴「倉庫にはそんなものなかったわよ」

翔鶴「停電中は"灯りになるものなんて身近になかった"し・・」

占守「倉庫から酒庫の道のりは遠くないはずっす!」

ガングード「【壁伝い】で行くことも可能だな」


古鷹(探照灯以外にも灯りがあったのか・・)

古鷹(これで証明できるはず)
129 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:18:51.19 ID:rLK3ZwDE0
>翔鶴「私の周りにも"灯りになるものなんてなかった"し・・」→キャンドルグラス

古鷹「それは違います!」

古鷹「翔鶴さん、あるじゃないですか。灯りになるのに十分な物が」

雲龍「そんな物があると言うの?」

古鷹「パーティー用に使う"キャンドルグラス"ですよ。捜査中に使用済みの奴が廊下に落ちてたんです」

ポーラ「ほほぉ・・結構お洒落な物を使うんですね〜」

江風「蝋も完全に溶け切ってて、使ってたと証明できるぜ」

天津風「じゃあ、私が停電中で廊下で見た灯りってそれのことだったの?」

古鷹「はい、恐らく翔鶴さんはこれを使うことで停電中でも動くことが――」


ビスマルク「私が一から教えてあげるわ!」 反論
130 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:20:12.13 ID:rLK3ZwDE0
ビスマルク「ふんっ!あなたもまだまだね!」

古鷹「ど、どういうことでしょうか?」

ビスマルク「キャンドルグラスを使ったのなら、ある問題点が生じるじゃない!」

ビスマルク「それが分からないのなら、私に秘書艦を譲って貰ってもいいのよ?」

提督(何か勝手に始まっちゃったなぁ)

古鷹「う、受けて立ちます!」

ビスマルク「さぁ!覚悟しなさい古鷹!」
131 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:23:18.72 ID:rLK3ZwDE0
反論ショーダウン3

ビスマルク「翔鶴がキャンドルグラスを使って廊下を歩いた」

ビスマルク「それをあなたは証言してるけど」

ビスマルク「ある問題点が発生するのよ!」

ビスマルク「それが何か分かるのかしら?」

古鷹「灯りは天津風さん以外は知られずに済んだんです」

古鷹「他に問題点はあるんですか?」

ビスマルク「まだ分からないっていうの?」

ビスマルク「"パーティーで使用されるもの"なのよ?」

ビスマルク「それを使ったとなれば」

ビスマルク「"過不足"が起きてばれるに違いないじゃない!」

ビスマルク「この問題はどうやって解決するのかしら?!」

古鷹(・・・・単純なことだし矛盾点はあるにちがいない・・そこを突き付ければ・・!)
132 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:24:30.76 ID:rLK3ZwDE0
>ビスマルク「"過不足"が起きてばれるに違いないじゃない!」→発注表

古鷹「その言葉、斬らせていただきます!」

古鷹「そのキャンドルグラスは、過不足になることはないんです!」

ビスマルク「なっ・・!どういうこと?!秘密道具とかで増やすとか無しよ!」

古鷹「そうではなくて、そのグラスは元々多めに作られてあるんです!」

古鷹「この"発注表"を見れば、テーブル 蝋燭 キャンドルグラスが間違いで多めに作られているんです」

古鷹「つまり過不足という問題もクリアできるという事です」

ビスマルク「そ、そうなの・・今回はあなたの勝ちね・・」
133 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:25:39.45 ID:rLK3ZwDE0
瑞穂「でも、翔鶴さんは時々メインホールに行ってたとおっしゃってましたが・・」

古鷹「おそらく・・タイミングを見計らってたんでしょうね」

古鷹「夕張さんが電飾を点ける時を」

翔鶴「・・・・!」

ガングード「なるほど・・点けると言った瞬間に急いで倉庫に戻り、キャンドルグラスを持ち出して」

ガングード「停電になってもいつでも灯りを点けれる準備をしていたんだな」

衣笠「だとしたら本当に翔鶴さんが・・?」

翔鶴「ちょ、ちょっと待って!私は確かにキャンドルグラスを使ったけど」

翔鶴「ワインなんて盗んでないわ!」
134 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/19(月) 00:27:32.31 ID:rLK3ZwDE0
今日は短めですがここまで
135 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:39:37.48 ID:YfJbiunL0
ノンストップ議論9

翔鶴「私はキャンドルグラスで灯りを作ったけど」

翔鶴「酒庫へは向かってないわ!」

松風「じゃあどこに向かったというんだい?」

翔鶴「メインホールから酒庫が見える扉があったはずよ」

翔鶴「でもそこの"扉が開かなかった"から仕方なく倉庫に戻ったのよ!」

阿武隈「天津風ちゃんと会ったりはしませんでした?」

夕張「でも "医務室に戻った"って言ってたから無いと思う」

雲龍「"防火扉が閉まってた"せいね」

ポーラ「"非常口からも出れない"というのもありますね〜」

翔鶴「そもそも私はあの"白ワイン"を盗んでないのよ」

時津風「倉庫に戻ったのならそうなるよねー」

ガングード「やはり・・・天津風が犯人ではないのか?!」

古鷹(・・・・・おかしい 何か引っかかります・・これは聞いてみた方が良いのかな?)
136 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:41:30.68 ID:YfJbiunL0
>翔鶴「そもそも私はあの"白ワイン"を盗んでないのよ」→記念のワイン

古鷹「それについてお聞きしてもいいでしょうか?!」 尋問

古鷹「翔鶴さん、記念のワインが"白ワイン"というのは誰から聞いたのでしょうか?」

翔鶴「そ、それは提督に教えて貰ったからよ」

古鷹「・・・・やっぱりそうだ」

古鷹「翔鶴さん、それは"嘘"ですね?」

阿武隈「えっ!嘘なの?!」

ビスマルク「ちょっと!今回嘘多すぎないかしら?!」
137 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:43:00.29 ID:YfJbiunL0
衣笠「それが嘘ってどういうこと?古鷹」

古鷹「提督は"木箱の中身を一度も開けてない"んですよ」

古鷹「だから白ワインなのか赤ワインなのか・・提督も知らないはずです」

ポーラ「あ、スパークリングワインというのもありますよ〜」

江風「そういう問題じゃねぇっすよ・・」

時津風「じゃあなんで翔鶴さんは木箱の中身が"白ワイン"って知ってるの?」

雲龍「答えは簡単じゃない、盗んだ時に見たのよ」

伊14「えっとね、甘口辛口が書いてる方が白でライトボディフルボディーって書いてる方が赤なんだよ」

阿武隈「へぇ・・・知らなかった・・」

ガングード「さて、どうなんだ?翔鶴?」
138 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:44:41.73 ID:YfJbiunL0
翔鶴「・・・・・・」

翔鶴「わかったわ・・けど、盗んだのは私じゃないの」

古鷹(え・・・?)

ガングード「まだしらばっくれるのか、さっきの発言で墓穴を掘ったというのに」

翔鶴「いえ、そうじゃないの。"私は翔鶴ではない"の」

江風「ン?どういうことっすか?」

占守「もしかして、瑞鶴さんっす?!」

瑞穂「でも髪の色が明らかに違いますよ・・・」

翔鶴「いいわ・・じゃあ、正体を見せてあげる」

翔鶴「私の正体はこれよ!」バッ

古鷹「・・・・!」
139 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:47:48.96 ID:YfJbiunL0
翔鶴「私の名は"怪盗U"!」

翔鶴「この世に散らばっているお宝を頂戴すべく参上いたした!」

翔鶴「全ての宝は、私の手の中に納めてみせよう!」

翔鶴「私の辞書に!不可能という文字はない!」

古鷹「・・・・・・」

ガングード「・・・・・・」

松風「・・・・・」

提督「・・・・・」

「・・・・・・」

江風「う・・・・う・・・」

江風「うわああああああああああああああ!!翔鶴さんが壊れたああああああ!!」
140 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:49:53.45 ID:YfJbiunL0
衣笠「これが・・・怪盗U?!」

占守「ちがうっす!決めポーズは左腕の方が下っす!」

ビスマルク「そういう問題じゃないのよ!」

ガングード「ええい!そのふざけた格好はやめろ!さっさと投票に入るぞ!」

翔鶴「ノンノン・・まだこの事件には疑問が残っていますよ?Ms.ガングード?」

ガングード「黙れ!不愉快な格好め!」

翔鶴「Ms.古鷹・・疑問がまだあるという事を知っているかな?」

古鷹「え・・・?疑問がまだある・・?」

松風「どうやら、まだ悪あがきをするみたいだね」

翔鶴「それでは!私が華麗に議論して見せよう!さぁ!素敵なパーティーの時間だ!」
141 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/27(火) 00:50:44.04 ID:YfJbiunL0
今日はここまでです
書いててパワポケに出てきたレッドローズを思い出しました
142 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 14:49:05.48 ID:jRTspUss0
ノンストップ議論10

翔鶴「まだこの事件には謎が残っている!」

江風「何か疑問とかあるンすか?」

ビスマルク「もう出尽くしたでしょ!観念なさい!」

翔鶴「この事件で眠っている疑問」

翔鶴「それは気球だ!」

伊14「たしか、"ハリボテを乗せてた"んだよね?」

翔鶴「その気球で中にいる人物を導き出す」

翔鶴「しかし準備をしている最中に見回りの物に気付かれてしまうではないだろうか!」

ガングード「ふん!どうせ林の中に隠しておいてしていたんだろう!」

阿武隈「でも飛ばすとなると林から出さないといけませんよ?」

翔鶴「そうなると見回りの人物は気球の存在を知ってしまう」

翔鶴「つまり"気球を知られずに浮かべることは不可能"ということだ!」

ポーラ「か、怪盗U恐るべし・・・!」


古鷹(気球を浮かべる準備は知られずにできたか・・・)

古鷹(もしかしたらこれで証明できるかもしれない・・!)
143 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 14:55:32.78 ID:jRTspUss0
>翔鶴「つまり"気球を知られずに浮かべることは不可能"ということだ!」→怪盗Uの予告状

古鷹「その矛盾!撃ちぬく!」論破

古鷹「いえ、見回りの人に気付かれずに気球を浮かべることは可能です」

江風「そンなもんがあるのか?」

古鷹「時津風さんが持ってきた"怪盗Uの予告状"ですよ」

------
提督「一応対策として、ちょっと鎮守府内の警備を増やしてみようか」

古鷹「旧館のパーティー会場はしなくても大丈夫そうですしね」

提督「そうだね、じゃあ古鷹と時津風は引き続きパーティの準備の続きをお願いするね」
------

古鷹「提督は鎮守府内の警備を強化とのことで見回り役を鎮守府内に配置したんです」

古鷹「そうすれば旧館に目を向けることはないので気球を上げる準備はできたはずなんです」

翔鶴「!! そ、そんな・・!」
144 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 15:13:52.71 ID:jRTspUss0
江風「翔鶴さん!そんなふざけた格好はやめて、とっとと認めてくださいよ!」

ビスマルク「見てて恥ずかしくなるわよ!」

翔鶴「ま、まだ!まだ疑問は残っている!」

ガングード「まだ抵抗する気か・・・」

衣笠「どうするの?古鷹?」

古鷹「こうなってしまった以上、罪を認めてもらうしかないよ・・」

古鷹「翔鶴さん!いえ・・怪盗U!あなたをここで仕留めます!」

翔鶴「私に・・・敗北という二文字など無いのだ!!」
145 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 15:25:26.15 ID:jRTspUss0
翔鶴「停電中で灯り無しで移動は不可能なはずだ!」

古鷹「倉庫にあった"キャンドルグラス"・・・これを使えば灯りができるはずです!」

翔鶴「灯りを点ければ他人に知られてしまうではないか!」

古鷹「そのために"防火扉"を閉めるんですよ。そうすれば誰にもばれず、夕張さんの進行も妨害できたんです!」

翔鶴「き、気球の準備をしているところを見回りが・・」

古鷹「"怪盗Uの予告状"で提督が鎮守府内の警備に集中させ、目を離せることで見つからずに準備ができるんです!」


翔鶴「なら・・・ワインを盗んだとして、どこに隠すのよ!?」→翔鶴の矢筒の中

古鷹「これで終わりです!」

翔鶴「どうして・・どうして私だけぇ!」
146 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 15:43:03.38 ID:jRTspUss0
古鷹「簡単な話です・・ワインをその"矢筒の中"に隠せばいいんですよ」

伊14「あー、翔鶴さんのそれって結構大きいよね」

ポーラ「ポーラもヤヅツの1本でも持ちたいですね〜」

江風「で、でもさ!気球を撃ち落とすときに矢を出そうとしてたはずだぜ?!」

雲龍「翔鶴は気球が落下することも計算に入れて、演技をしてたのよ」

雲龍「急な発艦をお願いされて慌てて出すふりをしてね」

松風「その時矢筒の中には・・盗んだワインが入ってたんだね」

ビスマルク「さぁ!観念しなさい!怪盗U!」

翔鶴「・・・・・わかったわ」

翔鶴「私が・・盗んだのよ・・」
147 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 15:51:53.26 ID:jRTspUss0
夕張「衣装を脱いだ・・・」

衣笠「・・・・念のために、矢筒の中を調べたいんだけど・・」

伊19「矢筒ならここにあるのね!」

夕張「勝手に持ってきちゃってる!」

翔鶴「・・・・・・調べてもいいわ」

衣笠「えーっと・・・あっ!あったよ!」

阿武隈「本当に矢筒の中に入ってたんですか?!」

天津風「すんなり入るものなのね・・・」

ガングード「これではっきりとしたな・・翔鶴」

翔鶴「・・・・・」

江風「・・・古鷹さん、事件の流れをまとめようぜ」

古鷹「そうですね、それでは事件を振り返っていきましょう」
148 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 22:21:47.57 ID:jRTspUss0
Act.1

事件当日 怪盗Uの予告状が届きました

しかしそれは犯人があらかじめ作って置いたもので見回りの人たちを鎮守府内に集中させる罠だったんです

演習を終えた犯人は 気球を浮かべ 遅れて私たちと合流しました

そして準備が始まり 犯人は道具を持ってくると言い 倉庫へ向かいました

Act.2

倉庫へ向かった犯人は道具を持ち出す振りをして メインホールの様子を何度も伺いました

夕張さんが電飾のテストを行うと聞いた瞬間、犯人は急いで倉庫に戻りある道具を取り出したのです

それが 明石さんが必要以上に発注したキャンドルグラスです

これでいつ停電になっても火を点ければ灯り代わりになります
149 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 22:34:25.90 ID:jRTspUss0
Act.3

停電直後に犯人はキャンドルグラスに火を点け、灯りの存在を知られない為に防火扉を閉めて酒庫へ向かいました

天津風さんがみた灯りはキャンドルグラスだったんでしょう

酒庫へ着いた犯人はショーケースを開けて、木箱の中にあるワインを取り出した犯人は

演習で使用した矢筒の中に入れたんです

事を終えた犯人は防火扉を開けた後に倉庫へ戻り、キャンドルグラスの灯りを消しました

Act.4

時津風さんが外に浮かんでる気球を発見し メインホールにいた私たちを外に連れ出しました

それと同時に騒ぎを聞きつけた犯人も外に出ました

江風さんに発艦して欲しいと言われ 慌てて矢を取り出そうとしましたが

これも犯人の計算に入っており、気球は墜落するようになっていたんです
150 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 22:54:19.40 ID:jRTspUss0
Act.5

私たちは提督に報告後 ポーラさんに呼ばれて 旧館にある酒庫へ向かうと ワインが無くなっていました

捜査中に気球が墜落した海岸に向かいましたがすでにもぬけの殻・・・

怪盗Uがそのまま持ち去ってしまったという考えになりましたが、ワインは矢筒の中に隠されたままでした

こうして犯人の計画は成功し、怪盗Uの仕業ということに思わせるように仕向けたんです



古鷹「これがこの事件の真相で、実行できた人物・・・」

古鷹「それがあなたなんです!翔鶴型航空母艦1番艦 翔鶴さん!」
151 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/11(日) 22:56:48.98 ID:jRTspUss0
今日はここまでです
152 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:10:31.47 ID:beqyEdDA0
ビスマルク「・・・・これが犯行の流れって言うことね」

提督「それじゃ、事件もまとめれたし投票タイムに移ろうか。みんなお手元の画面に注目してね」

雲龍「この画面から犯人を選ぶのね」

夕張「とは言ってももう分かってるけどね」

江風「これを見るのは二度目だなー」

古鷹「前のポーラさんの時以来でしたね」

ポーラ「あぅう・・・嫌な事件でしたね〜」

江風「あんたが悪いんだろ!」

衣笠「ほら、さっさと投票して終わらせましょ」
153 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:15:25.94 ID:beqyEdDA0
提督「投票が終わったみたいだね、それじゃ答え合わせをするよ」

提督「・・・・・・・大正解!犯人は翔鶴だったね!」

時津風「信じられないよねー、あの翔鶴さんが・・」

天津風「ほんとそうね・・」

翔鶴「ごめんなさい・・」

ガングード「どうしてこんなことをした?何か恨みでもあるのか?」

ポーラ「いえ!きっとワインを独り占めしようとしてたんです〜!」

江風「いや、流石にそんなことは・・」

翔鶴「ええ・・そうよ」

江風「当たってた!?」
154 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:18:56.21 ID:beqyEdDA0
翔鶴「だって!あのワイン、提督と古鷹さんで飲むつもりだったんでしょ?!」

提督「えっ」

時津風「やだっ」

古鷹「そうなんですか?!提督!」

提督「いや・・・そうじゃないんだけど・・」

「・・・・・・・」

江風「また勘違いかよ!」

ビスマルク「ちょっと!どうするのよ!?」

瑞穂「それじゃあ、どうするおつもりなのですか?」
155 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:25:47.29 ID:beqyEdDA0
提督「えっとね、手伝ってくれたみんなに飲んでもらおうと思ってたんだ」

提督「せっかく手伝ってくれたのに何の礼もないのは申し訳ないからね」

伊14「じゃあイヨ達も飲めるってことだね!」

ポーラ「それならうれしいです〜」

時津風「ワインはあんまり好きじゃないなー」

占守「ワインってどんな味がするっす?

衣笠「飲んでからのお楽しみね」

夕張「とりあえず、これにて一件落着ね」

提督「・・・・と、思うじゃん?」

古鷹「・・・そういえばまだ残ってましたね・・"おしおき"が」

翔鶴「どんなことされるのかしら・・・」
156 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:29:50.02 ID:beqyEdDA0
ガングード「刑は決まっているのか?決まってないのなら私が」

提督「いや、もう決まっているよ。オリョクルーズ!」

伊58「了解でち!今回は時間がかかるので待っててほしいでち!」

伊19「みんなで行くのー!」

伊14「・・・・行っちゃった」

雲龍「時間がかかるって言ってたけど・・」

江風「こういうのって嫌な予感しかしないンだよな・・」

瑞穂「とりあえず待ちましょうか・・」
157 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:37:10.76 ID:beqyEdDA0
――――数分後

翔鶴「あの・・・これって・・」

天津風「ケーキ・・・なのよね?」

松風「あはは・・随分とこったケーキだね。上に乗っているのは肉団子かい?」

阿武隈「ケーキに肉団子はないと思うけど・・・苺じゃないんですか?」

江風「こんな苺あってたまるかって!」


古鷹「提督・・これは一体・・・」

提督「今回、翔鶴に受けてもらうおしおきは"磯風特製の手作りケーキを食べてもらう"事だよ!」

江風「うわああああああああ!!ぜってぇいやだあああああ!」

伊58「みんなにばれずに持ってくるのは大変だったでち」

時津風「だから時間がかかったんだねー」
158 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:45:26.36 ID:beqyEdDA0
翔鶴「これを食べるんですか・・?」タラタラ

提督「うん、鎮守府裁判のルールだから絶対食べてもらうよ」

提督「逃げるんじゃねぇぞ・・・」

ビスマルク「前回のグラーフのとは格段に違うわね・・・」

雲龍「ケーキって言えるのかしら・・」

翔鶴「ご、ごめんなさい!やっぱり無理!」ダッ

江風「あ!逃げた!」

ポーラ「流石にこれを見たら逃げ出したくなるのもわかりますね〜・・」
159 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 09:57:29.35 ID:beqyEdDA0
翔鶴「食べたくない!食べたくない!!食べたくないぃぃ!」ポチ

夕張「エレベーターに乗って逃げるつもりだわ!」

ガングード「顔ももう必死になっているな・・」

翔鶴「早く!早く上に上がってぇえええ!!」

伊58「オリョクルーズ!全員出撃で翔鶴さんを捕まえに行くでち!」

翔鶴「嫌!嫌!嫌あああああ!」


翔鶴「まだ死にたくないのぉおおおおお!!」
160 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 10:05:56.05 ID:beqyEdDA0
その後 オリョクルーズ全員によって捕らえられた翔鶴はケーキを強制的に食べさせられた

ケーキを無理やり完食させられた翔鶴はその場で倒れこみ、医務室へと運ばれた

ちなみに目が覚めたのはパーティーが終わった三日後のことである

――――執務室

提督「いやはや・・まさかあそこまで気絶するとは・・」

古鷹「あのおしおきは流石にやり過ぎじゃ・・・」

提督「けどまぁ罪は罪だからね。ワインも翔鶴の分も残してあげたし・・」

古鷹「翔鶴さん、泣いたり喜んだりしながら飲んでましたね。ところで翔鶴さんは?」

提督「今頃みんなでテレビを見てるんじゃないかな?」
161 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/03/25(日) 10:11:36.68 ID:beqyEdDA0
――――食堂

佐渡「かっこいー!」

占守「今日もまた活躍したっす!」

翔鶴「こんな衣装もあるのね・・・」


瑞鶴「ふーん・・・怪盗Uねぇ・・」

加賀「あなたは見ないの?」

瑞鶴「み、見るわけないじゃない!」

占守「みんなで決めポーズとるっすー!」

瑞鶴「えぇ・・・」

その後日 瑞鶴もはまってしまうのはまた別のお話...
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