凛「行くわよセイバー!」アーチャー(言えない…!実はアーチャーとか言えない…!)

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308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/24(水) 06:19:37.36 ID:qgPRDzMj0
これで何故か愉悦を感じているのは自分だけ…?
309 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/26(金) 02:15:18.33 ID:5JqXcNoF0


イリヤ「ひどい。…ひどいよ…キリツグのこと信じてたのに…」グスッグスッ

バーサーカー「■■■■■■」ソッ…

イリヤ「こんなのってないよ…!」

イリヤ「そうよ…このまま…バーサーカーを突撃させて…私が欲しかった幸せなんて壊して…」

バーサーカー「…」ジッ

イリヤ「…」

イリヤ「…だって…、だって…」エグッエグッ

イリヤ「ずるいよ…」

バーサーカー「…」

イリヤ「だってさぁ…っアレってさぁっ…!本当ならあの女の子が私だったじゃんっ…!」

バーサーカー「■■■■■■■」

イリヤ「…」グスッ…ズルフルルル!

イリヤ「へぅっ…んっ…ぐずっ」ヨロヨロ

バーサーカー「■■■■■■■■■」

イリヤ「もう帰る…冬木のアインツベルンの城に帰る…」

バーサーカー「…」

イリヤ「もう…何もしたくない…」

バーサーカー「■■■■■…」


310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/26(金) 02:15:55.97 ID:5JqXcNoF0


イリヤ「…」

イリヤ「…あは…そっか。スマホもお金も…この辺知ってる人ももう無いんだっけ…」

イリヤ「…」

イリヤ「…」クルルルルー

イリヤ「…おなか。すいたなー…」

イリヤ「…」

イリヤ「……」パタッ

イリヤ「…いいな…」

イリヤ「キリツグいいな…みんなでおなべ、いいな…」

バーサーカー「…」

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/26(金) 02:16:38.40 ID:5JqXcNoF0


イリヤ「…」

イリヤ「ちゃんと家族と…あったかくて、美味しいごはん食べれて…いいな…」

イリヤ「私もキリツグとごはん、食べたかったな…」







イリヤ「約束、守って欲しかったな…」ポロポロ…

バーサーカー「…」


312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 02:18:27.70 ID:qoXG9867O
やめてくれ、このシリアスは俺に効く
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/26(金) 02:20:53.80 ID:5JqXcNoF0


イリヤ「キリツグとね、とりとめのないおはなししてねね、ごはん美味しいねって…」

イリヤ「…しょうがないよね…」

バーサーカー「■■■■■■!!!■■■!!!■■■■■■■■■■■■■■■■!!」

イリヤ「…いいの…」

イリヤ「キリツグは私なんて…要らないんだもんね…」ポロポロ

バーサーカー「■■■!■■■■!!■■■■■■!!■■■■■■■■■■■■■■■■!」

イリヤ「…すんっすんっ…」

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■■■■ーッ!!!」

バーサーカー「■■■■■■■!!■■■■■■!!!」

バーサーカー「■■■■■■■■─────ッ!!!」

バーサーカー「■■■…!■■■■■■■■■■■■■■■■!!」

バーサーカー「!」

バーサーカー(霊体化)「…」スゥッ…






314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/26(金) 02:24:24.04 ID:5JqXcNoF0






「えっ、ちょっと大丈夫!?」




藤村「何!何行き倒れ!?この飽食の時代の現代二ポーンで行き倒れ!?どしたのこの子!?」

イリヤ「ひぐっ…ひぐっ…」




315 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/26(金) 02:30:09.75 ID:5JqXcNoF0
>>273

×セラ『…そうだね。失礼だった』

○リズ『…そうだね。失礼だった』


短けーけど今回はここまでにゃ。百重塔のランサー枠でジャガーマン(藤ねえ)が全体宝具のサブ枠として割と使えました。育てといて良かった。

自分勝手に戦う自己強化藤ねえは強いぞ。

316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 02:33:39.53 ID:kb1a1bKYo
おつ
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 05:53:13.58 ID:VvdblfBX0
虎に拾われたイリヤ、ひとまず不幸からは脱出できそうかな。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 08:52:00.98 ID:CsIsbjkqo
使ってみると案外強いからね、たいg…ジャガーマン
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 09:13:05.02 ID:qNhry1y9O
藤村は同レベル、同スキル帯、同宝具レベルで計算した場合、殴りも宝具も槍頼光に勝ってるレアリティ詐欺だから……
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 19:03:50.09 ID:03GUd1oA0
虎聖杯が降臨するのか…
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 23:42:15.57 ID:dhac9LIvo
鬱フラグブレイカーだわ
結婚してほしいわ
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/27(土) 11:07:57.21 ID:Ra1xQt8EO
>>321
タイガー、自演やめなさい
323 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/31(水) 02:06:30.94 ID:PCiHIqIM0



×イリヤ「キリツグとね、とりとめのないおはなししてねね、ごはん美味しいねって…」

○イリヤ「キリツグとね、とりとめのないおはなししてね、ごはん美味しいねって…」


324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:07:20.28 ID:PCiHIqIM0

藤村「どうしたの?どこか痛いの?」

イリヤ「ふぇ…?」グスッグスッ

藤村「あーほら、とりあえず起きなさい?」

イリヤ「ん…」グスッグスッ

藤村「ん!あらら、服泥だらけじゃない!」

イリヤ「…」グスッグスッ

藤村「高そうな服なんだから大事にしなきゃダメよー?」

イリヤ「…あなたは?」グスッ

藤村「私?私は近所に住む美人なおねーさんさ!」ドヤッ

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:09:45.18 ID:PCiHIqIM0


イリヤ「…そんな美人じゃないじゃん」

藤村「ごふぁっ!!!?」

イリヤ「中の上くらいでしょ」

藤村「そ、そそそそんなことねーしゅっ!それなりには美人だもん!」

イリヤ「私のお母様のが綺麗だもん」

藤村「あー…まぁお人形さんみたいなガチ美少女のあなたのお母さんならそりゃ美人そうですけども」

イリヤ「…もういいでしょ。私の事はほっといて」プイ

藤村「ヤダ」



イリヤ「…」

藤村「…」

326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/01/31(水) 02:12:00.60 ID:PCiHIqIM0

イリヤ「…何か用でもあるの?」

藤村「用はないわね!」(*′ω′)b

イリヤ「…だったらさっさと消えて。」

イリヤ「私、今はすごく…誰とも何も話したくないの」

藤村「…じゃあ会話はしなくてもいいから私に一方的に話ししてみない?」




イリヤ「ねぇ」




藤村「」ゾッ





イリヤ「あんまりしつこいと…」ニジリ





イリヤ「殺すよ?」

藤村「…」




327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:13:40.02 ID:PCiHIqIM0



藤村「…随分恐い事言うのね。それにそれ、本気で言ってるでしょ」

イリヤ「ええ。私は一般人を機嫌しだいで殺しても何も問題なんて起きないようにできるの」

藤村「…そう。じゃあ、コレだけ言わせて。」

イリヤ「…」



藤村「用はないんだけどね、」

イリヤ「…」

藤村「なんだかほっとけないのよ」ニコッ

イリヤ「…そう。遺言はそれでいいのね?じゃ、死になさ──」



藤村「昔ね、私があなたぐらいの年の時、不思議な場所であなたにそっくりな…」





藤村「私にとっての”正義の味方”と出会ったの」

イリヤ「…」ピクッ



328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:14:47.66 ID:PCiHIqIM0


藤村「すっごい綺麗な女の人で…それこそ『この子のお母さんです』ってあなたとセットで紹介されたら信じちゃうくらいには」

イリヤ「…」


藤村「その人とお別れをする時。最後に約束してきたの」


イリヤ「…」




藤村「───『どれだけ皮肉な運命でも、どれだけ危険な選択で命を落としても』」




イリヤ「…」



藤村「『ぜんぶを乗り越えて幸福に辿り着くための道しるべにアタシはなってみせます』」



イリヤ「…」

藤村「ってね」

329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:15:36.63 ID:PCiHIqIM0



藤村「たぶん違うとは思うんだけどね、あなたはあまりにも彼女にそっくりなのよ」

イリヤ「…」

藤村「彼女からも…アイリ師匠からも『娘に会ったら仲良くしてあげてね』って言われたしね」

イリヤ「…!」

藤村「なんだか懐かしくって。ほっとけないのよ」





イリヤ(お母様…だ…)





─────────
────────────
────────────────


アイリ『…』ニコッ


───────────────
──────
──



イリヤ「…」ポロッ…



330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:16:19.29 ID:PCiHIqIM0


藤村「…良かったらウチでちょっとお茶でもしていかない?」ニコッ

イリヤ「…」ポロポロ

イリヤ「…ぐっ、ううっ…グスッ、」

藤村「…」






イリヤ「…おじゃま、シマス…」

藤村「ん!」ニコッ



331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:17:58.56 ID:PCiHIqIM0

・・・・・。




〜藤ねえ邸〜


藤村「んー…」

イリヤ「?」泥まみれ。

藤村「んー…」チラッ



洗濯籠に山盛りの藤ねえ服(使用済み)



藤村(…まぁアレを提供するのはさすがにね。他に何か無かったかしら)



332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:20:41.09 ID:PCiHIqIM0


藤村「あ、そういえば。えーとあなた名前は?」

イリヤ「…イリヤスフィール。」

イリヤ「私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。」ペコリ

藤村「名前なっが!?何それひょっとして貴族?!」

イリヤ「そーよ。高貴でお金持ちで尊い血筋のお嬢様なんだから」フフン?

藤村「ハイハイ。そんじゃーイリヤちゃんって呼ぶわねー」

イリヤ「あ、信じてないでしょ」

藤村「イリヤちゃん早速だけど我が藤村組の掟で『泥だらけになったら風呂入れ』ってのがあるんだけど」

イリヤ「聞いてる?」

藤村「お風呂入って来てちょーだいっ」

イリヤ「…でも私着替えが」

藤村「ダイジョーブ大丈夫。イリヤちゃんに合うやつ探しといてあげっから!」b

藤村「あとで下着類とタオルも持ってってあげるから。入っといで」ニコッ

イリヤ「…わかった」


333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:21:23.37 ID:PCiHIqIM0


藤村「風呂場の床で転んじゃダメよー」

イリヤ「私、そんなに間抜けじゃないから!」トコトコ


バタン。



藤村「…さて、と!」



334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:22:32.84 ID:PCiHIqIM0

〜藤ねえ自室〜


藤村「んー…私の子供の頃の服とか下着とかなんてあったかな…」ガサゴソ

藤村「んーアレでもないコレでもない」ガサゴソ

藤村「!」

藤村「そーいえば…随分前に美遊ちゃんがウチに忘れてった服があったっけ!」

藤村「洗濯済だし。ちょっと借りるくらいいいわよね?」


ドンガラガッシャーン!!!!


藤村「!?」バッ



< イリヤ「アイッダァァアアアッ!!!」



藤村「ほーれ言わんこっちゃないっ!」ダッ



335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:24:12.34 ID:PCiHIqIM0


・・・・。


〜居間〜


藤村「あーららら。でっかいタンコブできちゃってまぁ」

イリヤ「…ふんっ//」ぶすーっ

藤村「はい。冷やしてあげるからじっとしてなさーい?」

イリヤ「ところでちょっと聞きたいんだけど。」

藤村「はいはい?」

イリヤ「あなたさっき『似合うやつを用意する』って言ったわよね?」

藤村「そーね。ピッタリでしょ?サイズとか」

イリヤ「うん…なんかビックリするほど色々ジャストフィットしてて腹立つ」


336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:25:25.65 ID:PCiHIqIM0



イリヤ「でね、聞きたいのはね?」

藤村「うんうん」








イリヤ(E:ブルマ)「なんでその似合う服が体操服なの?」

藤村「いやぁ、もうコレを見た瞬間、『もうこれ以外ねぇだろ!!』って神様が私に囁くもんで」



337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:32:14.79 ID:PCiHIqIM0


イリヤ「いや…うん…なんて言うか…」ミョーン

イリヤ「…うん…落ち着く…今までの人生で1回も袖を通したことない服なのに何度も何度も着てきた相棒とか戦友のような…」

イリヤ「…なんだかよくわからないけど妙にしっくりくる…何コレ」ぐにー

        ソウル・クロ-ズ
藤村「人には”私の魂に似合う服”ってのがあるからね!」

イリヤ「いや聞いたことないし」ナイナイ

藤村「───”体はブルマで出来ている”─」

イリヤ「気持ち悪いよ」

藤村「まま。そんじゃ身も清めたことだし。」

イリヤ「…」



藤村「ブレイクタイムしよっ♪」

イリヤ「…ふんっ。」



338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:36:21.65 ID:PCiHIqIM0

藤村「ほらオレオよ!オレオもあるわよ!オレオ美味しいわよねっ私好きっ!」

イリヤ「いや私も好きだけど…そんなテンションあがるほどでは」

藤村「あと…かりんとうとか麩菓子とかお煎餅とか」

イリヤ「急にチョイスがおじいちゃんに!?」

藤村「あと緑茶…って、オレオに緑茶とか合わないわよね。じゃあヤクルトとか」

イリヤ「いやヤクルトも合わないでしょ」

藤村「あとポテチうす塩味にポッキー、バームロール、プチシュークリームね」

イリヤ「お母さん!?なんか急に『友達が家に遊びに来た時に出すお母さんのチョイス』になったんだけど!?」

藤村「別にいいじゃない?さ、好きなのを好きなだけ食べていいわよ?」ニッコリ

イリヤ「…」




339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:37:39.25 ID:PCiHIqIM0



イリヤ「…」オズオズ

イリヤ「…いただきます。」

藤村「召し上がれー」ニコッ


340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 02:40:15.21 ID:PCiHIqIM0

イリヤ「はぐ。はぐはぐ。」モキュモキュ。

藤村「…あ、そういやまだ名乗ってなかったわね」

藤村「私は藤村大河。別名”冬木の虎”、”ジャガーマン”、”弟子ゼロ号ことゼッちゃん”、”タイガー”、”藤ねえ”、”師匠”、”藤村先生”etc…」

藤村「好きにお呼びなさい!」

イリヤ「いっぱい呼び名があるんだね…」

イリヤ「…じゃあ普通に藤村さんで」

藤村「え〜つまんなーい!」(づ ̄ 3 ̄)づブーブー

イリヤ「つまんないって。好きに呼べって言ったクセに」

藤村「…じゃあせめて師匠と呼んで!」

イリヤ「ええ…なにゆえ?」コンワク




341 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/31(水) 02:47:01.59 ID:PCiHIqIM0
 


 ア イ オ ニ オ ン ヘ タ イ ロ イ
”今回の   王の軍勢  はここまで”



342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 03:12:26.80 ID:0OP4bJ4A0
エクスかリバー乙
予想通りのブルマ装着とタイガー道場開幕に胸が熱くなるぜ
イリヤの胸はまな板だけどな!
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 08:20:54.55 ID:+IiXczPt0
よかった、イリヤがひとまずどん底から脱出できて本当によかった……。
虎と衛宮家の関係が現状どうなってるのか気になるけど今は安心できるかな。
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 09:06:34.77 ID:SjTIcw/AO
アイリと接触があった≒ケリィとも接触があった≒衛宮家と接触がある≒未だ地雷原


じゃね?少なくとも士郎達の学校の教師でご近所さんである事は変わらないだろうし
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/03(土) 17:51:27.73 ID:1yox+uHa0
意図的に聞いたわけじゃなくて、昔のアイリ(母親)の言葉を未だに尊守して自分を助けてくれた人=タイガーて状態だし、タイガーには牙向けないと思いたい
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 09:49:03.25 ID:JRBJNL7t0
改めてイリヤが幸せになる√がいかに難しいか思い知らされるな
更新乙
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 17:53:43.54 ID:SPkr3vIOO
続きまだですかい?
348 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/03/26(月) 01:59:34.16 ID:AcFoCLa20


・・・・。


藤村「あ、そうだ」

イリヤ「?」

藤村「コレ!ウチの庭でとれたミカン!」ドヤッ

イリヤ「どっから出したのそれ…」

藤村「んでもって〜はいっ!1番美味しそうなのをあなたにプレゼントフォーユー!」つ

イリヤ「…どうも」

藤村「たくさん採れたのよねぇ〜あ、そうだ」

藤村「私!お隣さんにもお裾分けしてくるわね!」

イリヤ「…」

349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:00:35.82 ID:AcFoCLa20


イリヤ「…」

イリヤ「…おとなりさん」ポソッ

藤村「?」

イリヤ「…」

藤村「どうかした?」

イリヤ「…」

350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:01:23.47 ID:AcFoCLa20


イリヤ「…」

藤村「どうしたの?一緒に行く?」

イリヤ「いかないッッ!!!」

藤村「うぉ!?」ビクッ

イリヤ「ぜったいっ!絶対いかない!」

イリヤ「お隣さんの顔なんか!二度と見たくない!」

藤村「…」

イリヤ「フーッ…!フーッ…!」

351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:03:20.96 ID:AcFoCLa20


藤村「…お隣さんと何かあったのね?」

イリヤ「知らないっ!」

イリヤ「お隣さんは皆嫌い!大ッ嫌い!」

藤村「…そう」

イリヤ「ええ!そのミカンに呪いとか毒とか蟲とかバーサーカーの陰毛でも仕込んでおきたいくらいよッ!」

バーサーカー(霊体)『!?』


藤村「そっか…嫌な事聞いたわね。ごめんね?」

イリヤ「…べつに」プイッ

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:07:11.72 ID:AcFoCLa20



・・・・。



藤村「…じゃ、ちょっとヤボ用済ませてくるわね」


ガラガラガラ…バタン。





イリヤ「…」



353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:14:07.14 ID:AcFoCLa20


イリヤ「…きらいだもん。キリツグなんて…きらいだもん…」

イリヤ「あの人たちも嫌い…!私からキリツグ盗っちゃったやつら…!みんな、みんなみんな大ッ嫌いッ!」

イリヤ「…」

イリヤ「…ぐすっ、ひぐっ。」

イリヤ「…」グスグス…

イリヤ「…」

イリヤ「…」

イリヤ「…」


イリヤ(…ヤボ用だなんて言ってたけど…ミカンこっそり持ってってた)

イリヤ(私に気を使ったつもりなんだろうけど、バレバレじゃない)

イリヤ(…気軽そうにお裾分けなんてするぐらいだから、きっとお隣さんと仲良いんだろうな)

イリヤ「…」

イリヤ(ちょっと感情的になり過ぎた…よね)

イリヤ(とっても子供っぽい理由で。)

イリヤ「…」コテン




イリヤ(思春期なんてとっくに終わったと思ってたんだけどな)






354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:22:20.94 ID:AcFoCLa20


イリヤ(…ああ…そういえば私、さっき咄嗟に『お隣さんの顔なんか二度と見たくない』って言ったけど)



イリヤ(聖杯戦争の参戦者だから…イヤでも顔見なきゃいけないんだったね)



イリヤ「…」コロリ。

イリヤ(…きっとキリツグは何らかの形で関与してくる)

イリヤ(あんなに仲良さそうだったんだもの。口や手を出さないわけがない)

イリヤ「…」

イリヤ(…落ち着こう。)

イリヤ(感情的になって本来の成すべき事を忘れちゃダメだわ)

イリヤ(…殺さなきゃ。そう、お隣さんは全員。)



355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:35:13.79 ID:AcFoCLa20

イリヤ(セイバーが既に召喚されてる以上、キリツグ達に既に先手を打たれてると見るべきね)

                ア ヴァ ロ ン
イリヤ(気になるのはセイバーの”全ては遠き理想郷”の在り処。)

イリヤ(あの”鞘”は誰の体内に入ってるのか)

イリヤ(普通に考えればセイバーのマスター…けどキリツグがそんな単純な手を打つかどうか)

イリヤ(もしかしたらキリツグは自身の体に入れて己を捨て身のコマとしてマスターの盾や剣となる気かも)

イリヤ(死ぬ事を恐れない不死身に近いベテランの暗殺者…)

イリヤ(そうだとしたら私は私で何かコマを用意するべきね)

イリヤ(…リズ達連れてこれば良かったな)

イリヤ「…」


イリヤ(そういえば)

イリヤ(私、居場所も行く所もお金も無いけど)



イリヤ(いつまでここに居てもいいんだろ)



イリヤ(早く出てかなきゃな…)ウトウト

イリヤ「…」

イリヤ「すー…すー…」




356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:37:56.92 ID:AcFoCLa20



・・・・・。



357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:38:50.34 ID:AcFoCLa20


〜衛宮家〜


藤村「どうぞ!ウチで採れたんですけど、良かったら」

舞弥「いつも御丁寧にありがとうございます」ニコニコ

藤村「いえ…ところであの、切嗣さんは?///」

藤村「挨拶をs」

舞弥「寝てます」ニコッ


藤村「…」

舞弥「…」

358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:39:46.79 ID:AcFoCLa20


藤村「…じゃああそこの部屋の奥でめっちゃ腹筋してる人は」



切嗣「シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!」フンフン!

切嗣「お腹を…!空かせ…!汗をシャワーで流し…!士郎の…!ご飯を…!いただく!」

切嗣「239!240!」フンフンフンフン!



舞弥「…」

藤村「…」





舞弥「切嗣…妙な寝言と寝相をするようになりましたね…?」

藤村「いやそれは無理あるでしょ」



359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:41:24.89 ID:AcFoCLa20


藤村「切嗣さーん!切嗣さーん!私来たよ!?タイガちゃん来たよ!?」ブンブン

舞弥「あーあー!そういえばお湯を沸かしてたのでしたー!!切嗣ー!早く筋トレ終わってお風呂入って下さーい!」



切嗣「?」


藤村「こンのぉお!!」グイグイグイ

舞弥「い・か・せ・ま・せ・ん!!」グギギギギギ


360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:43:15.78 ID:AcFoCLa20


藤村「いい加減ちょっとお話するだけですら邪魔するのはっ!やめてもらえませんかね舞弥さんんん!?」グギギギギ

舞弥「あなたはいつもそのまま切嗣にベッタリ甘えるでしょう!?」グギギギギ

藤村「好きな人が『僕に甘えてくれていいよ』って言ってるんで!甘えて何が!悪い!!」グギギギギ

舞弥「人の夫を誑かすのは悪い事で、しょう、が!」グギギギギ

藤村「つーかそもそもあなただって切嗣さん誑かして切嗣さんの本妻から寝取ったんでしょ、うがっ!私知ってんだかんな!?」グギギギギ

舞弥「寝とってません〜切嗣から迫られたんですぅ〜」グギギギギ

藤村「嘘つけ!絶対切嗣さんが精神的に弱ってる時に”女”を使ったんでしょ!?」グギギギギ

舞弥「違いますぅ〜私が魅力的過ぎたのがいけなかったんですぅ〜舞弥たんが愛らしすぎたのがいけなかったんですぅ〜アイリスフィール、サーセン!だったんですぅ〜」グギギギギ

藤村「そのムカつく蛸クチ顔と喋り方やめてもらえませ、んかね!?」グギギギギ

舞弥「なんのことですかぁ〜私は元々こんな感じですけどぉ〜」グギギギギ


361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 02:46:18.33 ID:M9IyyWli0
まあいいやww
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:48:03.08 ID:AcFoCLa20


藤村「まぁババァの過去と真実はどうでもいいんでぇ〜今は私の方が若いんでぇ〜切嗣さんも若くてピチピチ(死語)のがいいに決まってるんでぇ〜」

舞弥「でも残念〜あなたが切嗣に可愛がられてるのは切嗣の幼馴染のシャーレイって人に貴女がなんとなく似ているからってだけですからぁ〜」

舞弥「切嗣が甘えさせてるのは貴女に重なるシャーレイさんであって貴女じゃないですぅ〜女として見られてません〜残念ですた〜ぷぷぷ〜」

藤村「別に大丈夫ですぅ〜むしろシャーレイと誤認させてのめり込ませる切っ掛けを作り、その後でゆっくり堕していくんでぇ〜」

舞弥「というかミカン渡しに来ただけでしょう貴方は!?ミカン置いても・う・か・え・れぇ〜!」グギギギギ




壁|セイバー「…」ジー


セイバー(…女性の争いというのは…やはりいつの時代も醜いですね…)ハフゥ

セイバー(いえ、私が言うことではなかったですね。ミカンが無事に置いていって貰えることを祈りましょうか)










363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:50:57.51 ID:AcFoCLa20

藤村「このっ、切嗣さーん!切嗣さーん!」

舞弥「あー!あー!急に発声テストしたくなりましたね!ラララララーイッッ!」

切嗣「さっきからうるさいよ舞弥…あれ?大河ちゃんどうしたんだい」

藤村「切嗣さん!コレっ!ミカン!ウチでとれたんで!」

切嗣「やぁ、わざわざ悪いね。ありがとう、美味しくいただくよ」ニコッ

藤村「えへ…//」

切嗣「…よかったら夕飯も食べてくかい?」

藤村「えっ//」

舞弥「ぐっ、」


364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:53:55.07 ID:AcFoCLa20


切嗣「その後でミカンを皆で食べよう」ニコッ…

舞弥「チッ」

藤村「わー!ホントですか!?それじゃ、お邪魔し──」




イリヤ『…』グスッ



藤村「…」


365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 02:55:29.86 ID:AcFoCLa20

藤村「…」

舞弥「? あがらないのですか?」

切嗣「?」

藤村「…」




やたらアメリカンなイリヤ『I'm hungry…』グーキュルルル…




藤村「いえ…やっぱり…今日は遠慮しときます」ハハ

切嗣「そうかい?」

舞弥「…?」


366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 03:00:11.39 ID:AcFoCLa20



藤村「…じゃ、私はこれで!」


たたた…


ガラッ、ガラララララ…カタン。



舞弥「…」

切嗣「…」




舞弥「…珍しい」

切嗣「そうだね?」



367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 03:11:57.39 ID:AcFoCLa20


セイバー「あの」オズオズ

舞弥「どうしました、セイバー」

セイバー「…彼女、みかん置いていってくれたのですか?」

切嗣「…」ササッ

舞弥「…切嗣、ミカンの入った袋を隠さないで下さい」




士郎「みんなーご飯もうすぐできるぞーっ」


368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 03:14:10.93 ID:AcFoCLa20




・・・。



369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 03:26:58.04 ID:AcFoCLa20


切嗣(さて…”アサシン”の召喚だが)


切嗣(正直めちゃくちゃ急すぎて触媒は何も用意していない)ドーン


切嗣「そんなわけで」コホン

切嗣「お父さん令呪を持って命ずる!」

切嗣「衛宮家総出で召喚に使えそうな物を何か家中から探してきてくれるかい?」


「「「「了解!」」」」ビシッ



370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 03:33:30.59 ID:AcFoCLa20



美遊「それじゃ…折角ですし誰が1番早くお父さんのお眼鏡に適う物を用意できるか、競走しませんか?」ワクワク

セイバー「いいですね!負けませんよ?」

士郎「おっ、じゃあオレも!」

舞弥(確か…私の部屋に…いえ、アレはダメか)





371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 03:34:29.63 ID:AcFoCLa20



・・・・・。



372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 04:00:01.38 ID:AcFoCLa20

切嗣「…それで、皆が持ってきてくれたのが…」




美遊「蔵にあった古そうな兜です」

切嗣「おっ、ありがとう」

美遊「歴史的遺物かどうかはよくわからなかったけど…コレから召喚したら強そうな気がするから」

切嗣「なるほどね」ヨスヨス

373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 04:01:09.16 ID:AcFoCLa20

舞弥「私は蔵にあった手裏剣です」

切嗣「さすが舞弥だな」

舞弥「ありがとうございます。コレならジャパニーズアサシン…水破が喚べるかもしれません」

切嗣「そうだね。ありがとう」

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 04:02:34.07 ID:AcFoCLa20

士郎「えーと…よくわからなかったし?そこら辺にあった物干し竿なんだけど」

切嗣「ははぁ、なるほどさっきの勝負で美遊に負けてやろうとしたわけか」

士郎「バレた?」ニヤリ

切嗣「まあね」ニヤリ

375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 04:07:25.35 ID:AcFoCLa20


セイバー「蔵の奥にしまいこまれていました、ドクロの仮面の破片です」

切嗣「…」

セイバー「これならば少なくともアサシン、ハサン・サッバーの内の誰かを召喚しうるでしょう」

切嗣「…」

セイバー「…懐かしいですねキリツグ。前回の時、あのアサシン…ハサンは手強かった」

切嗣「…」

セイバー「きっとコレは恐らくあなたが前回のアサシン召喚に使われた触媒を回収し保管していた物だったのでしょう?」

切嗣「…」

セイバー「…キリツグ。あなたが私を嫌っているのはわかります。ですがコレは聖杯戦争」

セイバー「シロウやあなたの生死がかかっています。あなたがようやく掴んだ幸せを壊さないようにするためにも…どうか適切な判断を」


切嗣「よし、物干し竿でいってみようか」クルッ

セイバー「キリツグゥウウアアッ!!!」

376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 04:09:19.37 ID:AcFoCLa20

 ザバー・ニーヤ
”今回はここまで”


次回、切嗣「ねぇ舞弥、リセマラってどうやるんだっけ?」!

絶対見てくれよなっ!


377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 04:27:48.53 ID:andk43Wy0
乙ですー
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 07:22:28.74 ID:Thv4UHtn0
久しぶりの更新乙でした!
それにしても切嗣を筆頭に大人たちの大人げなさはホントに凄いですね。
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 15:36:17.24 ID:3RIXFL2EO
あれ?これ虎さんも潜在的にイリヤの敵じゃない?
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 17:20:32.77 ID:dGg7IkJw0
アサ次郎か
当たりかどうかはわからんがトップクラスに凄い人だよね
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 21:59:23.62 ID:I/mTim83O
剣技だけでアーサーを圧倒したアサシン()
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 00:51:30.13 ID:enLp1D8N0
小次郎は間違いなく凄い人だけど、鯖としてはぶっちゃけ外れに近い気が。
チャンバラで戦う限りはアーサー王やらクーフーリンやらとも互角以上にやり合えるけど、正真正銘チャンバラしか出来ない。
運用の幅が狭すぎる。
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 01:47:24.96 ID:rN2v+Mhe0
更新乙
ギャグだから面白いけどやっぱり切嗣の無視はこれかなり酷いよな
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 13:52:33.04 ID:teHOvlKfo
正面戦力としては強力なセイバーがいるしアサシンは諜報向けの四次アサシンのほうがいいよな。あれ?これって遠坂時臣と同じ戦略か
385 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/05(木) 03:18:59.72 ID:HzRLjymH0
>>375
×セイバー「これならば少なくともアサシン、ハサン・サッバーの内の誰かを召喚しうるでしょう」

○セイバー「これならば少なくともアサシン、ハサン・サッバーハの内の誰かを召喚しうるでしょう」


短いけど更新。
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:19:30.67 ID:HzRLjymH0

セイバー「私の話を聞いていたのですかキリツグ!当てつけにしたって物干し竿はないでしょう!」バッ

切嗣「…」

セイバー「というかそもそもアレで召喚が出来るとは思えませんし、あんな物で召喚に応じる英霊など…って、」

切嗣「…」

セイバー「…あの、何故頬を膨らませてるのです?」

切嗣「…」プクゥ

387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:20:52.45 ID:HzRLjymH0


セイバー「…まさか…家族ではなく、気に食わない私が1番それらしい物を持ってきたから拗ねている…とか…?」ゴクリ

切嗣「…」プクー

セイバー(いい年した中年男性が頬を膨らませてるのはちょっと…)

セイバー(ですが…いえキリツグは可愛い所もあるのですね。ふふっ)

セイバー「…えい」ツン

切嗣「…」ポヒュ

セイバー「ふふっ。膨れっ面のキリツグつんつーん。です♪」ツンツン

切嗣「…」




切嗣「フンッ!」( ' ^'c彡))Д´) セイバーパーン

セイバー「!?」

388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:22:36.85 ID:HzRLjymH0

切嗣「…」スタスタ

セイバー「」ポカーン


セイバー「…えぇ〜…?」




セイバー(や、別に痛くはないですけど…膨らませた頬潰されるのイヤだったなら言ってくれれば…)

セイバー(…いえ、そもそも私とキリツグとはそんな間柄ではなかった。)

セイバー(嫌われているとわかっていたのに馴れ馴れしいコミュニケーションで雪解けを狙った私がいけなかった)

セイバー(私はまた人の事を考えずに…これではまた『王は人の心がわからない』と言われてしまいますね…)ショボン


389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:24:25.09 ID:HzRLjymH0

士郎「大丈夫かセイバー?!」

セイバー「シロウ…!//」パァッ…!

士郎「安心してくれ。じいさんは殴っといた」

セイバー「…っ、」

士郎「ゴメンな?じいさん子供っぽいから…」

セイバー「…」

士郎「セイバー?」

セイバー「…シロウ、私を思ってやってくれたのですね。そうやって私を思いやってくれる事はとても嬉しいです。」ギュ

セイバー「…ですが暴力はやめてください。やるなら自分でやりますし、私はあなたにそういった事は望んでいないのです」

士郎「でも…オレ、許せなくて」

セイバー「ええ。わかります。私のために怒ってくれてありがとうシロウ」

セイバー「ですが…私はあなたには仇敵に拳を振るうのではなく、優しく抱いて慰めてくれる方が嬉しい」

士郎「セイバー…なんか余計な事した。ゴメン」ギュ

セイバー「ふふっいえ。少しスッキリしましたから。ありがとうございます士郎」ニコッ



・・・・。



390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:24:51.20 ID:HzRLjymH0


切嗣「さて、では召喚しようか」ズキーンズキーン

舞弥「切嗣頬が赤いようですがどうしたのですか」

切嗣「ちょっと家庭内暴力がね」

舞弥「はぁ」

切嗣「…」

舞弥「では触媒はこのセイバーが持ってきてくれた仮面の1部で」コト

切嗣「いや物干し竿…」

舞弥「…」キッ

切嗣「…」ぷいっ

391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/05(木) 03:25:44.27 ID:HzRLjymH0


切嗣「…では」


切嗣「…」スゥ


切嗣「──”素に銀と鉄。礎に石と契約の大公”」


切嗣「”祖には我が大師シュバインオーグ”」


切嗣「”降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ”」



    ミタセ  ミタセ   ミタセ  ミタセ   ミタセ
切嗣「”閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ”。」




切嗣「”繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する”」


          セット
切嗣「──────”Anfang”。」


切嗣「────”告げる”」



切嗣「”汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に”」


切嗣「”聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ”」


切嗣「”誓いを此処に”」


切嗣「”我は常世総ての善と成る者。我は常世総ての悪を敷く者”。」


切嗣「”汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ”!」



ぴきゃーん!!!




392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:27:39.19 ID:HzRLjymH0




アサシン「…」シュゥウウウウ…!


切嗣「…」





アサシン「───サーヴァント、”アサシン”」



アサシン「影より貴殿の呼び声を聞き届けた」





393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:28:07.69 ID:HzRLjymH0

切嗣「ドクロの仮面…ハサン・サッバーハの1人とお見受けする」

アサシン「いかにも。真名ハサン・サッバーハ。通称名は─────」







アサシン「”呪腕のハサン”なり」



394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:30:12.80 ID:HzRLjymH0


切嗣「…”呪腕”か…」

舞弥「”神性”持ちや心臓がないなどの特定の条件以外の敵ならば一撃必殺の宝具を持つサーヴァントですね」

セイバー「やりましたねキリツグ。いい英霊を召喚出来たようで何よりです」

切嗣「…」

セイバー「…」

セイバー「…士郎!いいサーヴァントが味方になりましたね!」

士郎「ああ!仮面とかすっごいかっこいい!セイバーがいい物持ってきてくれたからだな!」

セイバー「シロウ…!」



切嗣「…」ベー

舞弥「切嗣」ペシ




395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:31:21.02 ID:HzRLjymH0


アサシン「はは、それは買い被りというものですぞ?しかし嬉しいお言葉です。恐悦至極…」

切嗣「舞弥」

舞弥「はい?」




切嗣「サーヴァント召喚のリセマラってどうやるんだっけ」

舞弥士郎セイバー美遊「「「「切嗣?(キリツグ!)(じいさん!)(お父さん!)」」」」




396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:33:33.41 ID:HzRLjymH0

切嗣「いやだって…四次のアサシン召喚時の触媒に使われた仮面の破片だぞ?」

切嗣「理屈からして”百貌のハサン”が来るはず。正直あの分身が欲しかったしもうその頭で作戦考えていた」

切嗣「それに正直諜報能力とか戦闘能力、宝具自体もそんなに…」

セイバー「だとしても!それは礼を失していますキリツグ!貴方は彼に謝るべきだ!」

切嗣「…」

セイバー「…すみませんシロウ、私ではダメなようです。貴方からも言ってはもらえませんか」

士郎「じいさん?」パキポキ

切嗣「…そうだね。すまなかったアサシン」

アサシン「はっはっはっ」



397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/05(木) 03:40:55.87 ID:HzRLjymH0

アサシン「いえお気になさらず。魔術師殿が気を落とされるのも無理はない」

アサシン「私は確かに歴代の”ハサン・サッバーハ”の中でもハズレと言えるハサンですからなぁ」

士郎「え、そうなの?」ヒソヒソ

セイバー「そんな事はありません。確かにキリツグが言った部分の事もあり、運用の仕方自体は確かに難しい部分はあるかもしれませんが」

セイバー「考えても見てください。特定の条件を持たない相手ならば力量差があっても”必ず殺せる”のですよ?」

セイバー「シチュエーションは限定されますが下手なサーヴァントよりは能力はあるかと」

切嗣「…やっぱり物干し竿の方が良かったんじゃないか?」

舞弥「いいわけないでしょう」

アサシン「…ふむ」

アサシン「魔術師殿」

切嗣「ん?僕かい?」

アサシン「はい。…申し訳ない魔術師殿。歴代のハサンの中でも、他のアサシンクラスのサーヴァントの中でも確かに私は平々凡々」

アサシン「ですが、…自分で言うのもなんですが忠義にかけては歴代ハサンの中でもトップクラスであると自負しております」

アサシン「任務は必ず遂行致しましょうぞ。なんなりと申しつけ下さい魔術師殿」ニコッ…

切嗣「バカバカしい。サーヴァントが裏切らないのは普通だし、忠義で勝てたら世話ないよ」

アサシン「む、確かに…では最善を尽くし、勝ちましょう」

切嗣「…僕自身を、というよりは僕の期待を裏切らないでくれ」

アサシン「承知。」ニコッ


士郎(い、今ので怒らないだと…!?この人、なんて人間ができた御仁なんだ…!)ゴクリ






398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:51:32.99 ID:HzRLjymH0

舞弥(しかし…何故第四次の”百貌のハサン”ではなかったのでしょうか)

舞弥(キリツグが触媒を回収した時に側に”呪腕のハサン”の仮面もあって間違えて回収してしまった…)

舞弥(あるいはハサンの仮面を触媒に使った場合、本当にランダムで喚ばれるからなのか)

舞弥(…というかそもそもあんなアサシン召喚にお誂向きな触媒があったのに何故切嗣は私達に触媒を探させ、…忘れていたのでしょうか?)

舞弥(自分で回収したのに?ありえるのでしょうか…?)チラッ


切嗣「…」ポヘー

舞弥(…なるほど!忘れていたようですね!)



399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 03:57:40.15 ID:HzRLjymH0



〜言峰教会〜




言峰「…ついに7騎のサーヴァントが揃ったようだ」




言峰「…歴史、伝説、物語、神話に存在する英雄、傑物を召喚し」

言峰「最後の一人になるまで殺し合う」

言峰「最後のマスターとサーヴァントが願いを叶える権利を得る」

言峰「…さて、過去四度も行われているにも関わらず1度も、1人も願いを成就させた者がいない聖杯戦争だが…」



言峰「此度はどうなることやら」ククク…







400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:04:21.54 ID:HzRLjymH0


〜セイバー陣営〜


士郎「あ、そういえば明日社会の葛木先生の結婚式出席するんだ」

セイバー「そういえばそうでしたね。新婦がサーヴァントかもしれません用心してくださいシロウ」

士郎「…そういえばセイバーは結婚とかって」

セイバー「え?…まぁ経験はありますが政治の手段だったりとか裏切り、すぐ浮気とか部下と駆け落ちとかされましたね」ギリッ

士郎「…オレだったらそんな事しないけどな」

セイバー「え?」

士郎「…な、なんでもないっ///」

セイバー「…///」


401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:11:30.98 ID:HzRLjymH0


〜アーチャー陣営〜


アーチャー「…凛」コト

凛「なぁに?セイバー」コト

アーチャー「凄く久しぶりな気がするが…いや、」コト

凛「何よ?」コト

アーチャー「…なんでもない。それと凛」コト

凛「何よ?」コト

アーチャー「…私達はアレからずっとオセロをやってたが」コト

凛「そうね…やった!5個もとれたわ!」コトコトコトコトコト

アーチャー「君はホントに弱いな」コト

凛「いやー!角取られた上に今私が取ったやつ全部引っくり返されたー!」

アーチャー「君が『本気で来なさい!』と言ったんじゃないか」



アーチャー「別に、倒してしまっても構わんのだろう?」ドヤッ


凛「ぐぬぬぬぬぬ!…もう1回!もう1回!今の無しで!もう1回!」



アーチャー「しかしそろそろ動き出さないと」

凛「令呪を持って命ず。セイバー、私とオセロを」ペカー

アーチャー「わかったわかった!やるからやめろ!」

凛「やった♪じゃ、私今度は黒ね!」コトコト

アーチャー「ハァー…」コトコト




402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:14:57.02 ID:HzRLjymH0


〜ランサー陣営〜



ランサー「へっへっへっ」ガッタガッタ

ランサー「夜釣り夜釣り♪」

ランサー「魚屋のバイトでいい釣り場と釣り方教えて貰っちまったからには釣らねぇとな!」

ランサー「待ってろバケツいっぱいの魚ども!」

ランサー「…たくさん連れたらウチのマスターにもお裾分けしてやるかね」

ランサー「フンフンフ〜ン♪」


403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:25:40.61 ID:HzRLjymH0


〜ライダー陣営〜


慎二「ひゃはははははっ!!!おらぁっ!オラオラ!」

桜「ひっ、痛い!やめて!そんな、もうやめて!こんなの死んじゃう…!」

慎二「[ピーーー]よ!コレはそーいうゲームだろ?いいから死んじまえ!ひゃーははははは!」




テレビ『ファルコォン!プァンチ!』

テレビ『あわわわわわわ〜…!』

テレビ『キラーン☆』


桜「うう…兄さん強い…」

慎二「ひゃははははは!!弱い!弱すぎるぜ桜ァ!」

慎二「お前には色々と普段勝てないからなァ?!こういう所で存分にイキがってやる!ひゃははははは!」

桜「ふんだ!次は負けませんから!」

慎二「はん!僕のキャプテンに勝てるものか!」


臓硯「ほっほっほっ」

雁夜「はいお茶。」コト

臓硯「すまぬな」ズズズ

ライダー「…では。次は私が」

慎二「はん!けど流石にテレビゲームに騎乗スキルは使えないだろ?」

慎二「あんまり上手そうにも見えないしなぁー?」

ライダー「…」






テレビ『ンッ!やぁ!えいっ!』

テレビ『うぁああああああああ!!!』




慎二「ぐぁああああ!!!ぼっ!僕のキャプテンがァァァァッッ!!」

ライダー「…ふっ。」ニヤリ

404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:34:56.44 ID:HzRLjymH0


〜〜キャスター陣営〜


キャスター「ああん宗一郎様ぁ!私マリッジブルーですぅ!」スリスリ

葛木「…どうしたらいい」

キャスター「私が不安にならないように今夜はずっと抱いていてください」キリッ

葛木「…」ギュ

キャスター「♪」

葛木「…」

葛木「…結婚が嫌になったのか」

キャスター「いいえ!!」

葛木「…抱くだけでいいのか」

キャスター「はい…///」

葛木「…」

キャスター「♪」

キャスター「!」

葛木「…」ナデナデ

キャスター「宗一郎様?」

葛木「…こうすると安らぐ…らしい」

キャスター「あら誰から?」

葛木「本で読んだ。…間違っていたか」

キャスター「まさか!合ってます!合ってますわ!」

葛木「…そうか。それなら良かった。私はされた事がなかったからわからなかったが」

キャスター「…」

キャスター「…じゃあ私もお返しにしてあげますわね?」

葛木「…」

キャスター「…」ヨスヨス

葛木「…ああ」

葛木「確かに。…間違っていなかったようだ」

キャスター「でしょう?」フフ





キャスター「明日、楽しみですわね」

葛木「…ああ」



405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/05(木) 04:48:57.15 ID:HzRLjymH0


〜アサシン陣営〜


切嗣「アサシン」

アサシン「ハッ」サッ

切嗣「重要な任務を言い渡す」

アサシン「なんなりと」

切嗣「セイバーの額に油性マジックで『肉』と書いてこい」

アサシン「ハッ!」

アサシン「しかし少々よろしいですかな?」

切嗣「…なんだ?やはり忠義だなんだなんて言っていても結局は従わないんじゃないか」

アサシン「いえそうではなく。任務遂行にあたってより良き仕事をするためにも、差し支えなければ目的等をお聞かせいただければと」

切嗣「…」

アサシン「忖度…とでも言いましょうか。目的に沿って行動できた方が何かと都合が良いでしょう」

切嗣「…面倒臭くなった。もういい忘れてくれ」

アサシン「おや?よろしいのですかな?」

切嗣「ああ。余興じみた物だったからね」

アサシン「左様ですか。ではまた何かありましたら…」

切嗣「ああ」

アサシン「ああそれと」ゴソゴソ

切嗣「?」

アサシン「冷蔵庫にてこのような物が見つかりましたがいかかですかな?」

切嗣「!それは!」


アサシン「ええ、蓋に『セイバーの』と書かれたプッチンプリンです」

切嗣「いる。スプーンもくれ」

アサシン「承知しました」つ


切嗣「なんだ、君は結構使えるサーヴァントだったな」モクモクモク

アサシン「恐悦至極」



アサシン(まぁそれ本当は坊っちゃんから私にと頂いたものに私が『セイバーの』と書いただけですが)

アサシン(これで魔術師殿の私への評価と機嫌が良くなるならば安いでしょう)



アサシン(私に不満はあるでしょうが…勝ち残りましょうぞ、魔術師殿)
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/05(木) 05:06:07.62 ID:HzRLjymH0


〜バーサーカー陣営〜



イリヤ「…」

イリヤ(キリツグは間違いなく徒党を組む)

イリヤ(舞弥やセイバーとセイバーのマスターにだけ戦わせるとも思えない)

イリヤ(絶対真っ当じゃない手も使ってくるはず)

イリヤ(…いくら私のバーサーカーが強靭でも限界はあるし、私がピンポイントでやられたら終わり)

イリヤ「…」

イリヤ(ひとまず私に必要なのは拠点)

イリヤ(”工房”もそうだし…それと雑用の一切を任せられる召使いがいるわ)

イリヤ(けど財布やら何やらを失くした私じゃ無力過ぎる)

イリヤ(せめてアインツベルンの城に帰れたら)

イリヤ「…」


?藤村『───『どれだけ皮肉な運命でも、どれだけ危険な選択で命を落としても』』

???イリヤ「…」 ???

藤村『『ぜんぶを乗り越えて幸福に辿り着くための道しるべにアタシはなってみせます』』


イリヤ「…」

??藤村『昔ね、私があなたぐらいの年の時、不思議な場所であなたにそっくりな…』??

藤村『私にとっての”正義の味方”と出会ったの』??

イリヤ「…」


イリヤ(そういえば居たわね)

イリヤ(私にとって都合がいい人間が。)クス

イリヤ(昔お母様に何かしてもらったんでしょ?)

イリヤ(じゃあ、お母様はもう居ないから娘の私に恩返ししてもらおうかな)


「ただいまー」


イリヤ(私に今よりももっと都合のいい”傀儡”になる事で)クスッ











藤村「あら?玄関まで御出迎え?ありがとね」

イリヤ「…」ニコッ



バチッ。





407 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/05(木) 05:07:19.47 ID:HzRLjymH0
別に今回はここまでにしてしまっても構わんのだろう?
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