【オリロンパ】ダンガンロンパ・フォーシーム【安価】

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9 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:31:50.99 ID:uOhis9+j0
戸叶「もしかして君が、橋本の言っていたスポーツ選手?」

沢村「あっ、昌子ちゃんから話は聞いてるよ。戸叶君だよね。私は沢村巽。ゴルフやってるんだ」

【超高校級のゴルファー】沢村 巽(さわむら たつみ)

戸叶「ゴルフは友達と行ったことあるけど散々だったなあ…」

沢村「私でよければ今度教えてあげるよ!その代わり…」

戸叶「その代わり?」

沢村「私にも野球を教えて欲しいなあ…なんて」

戸叶「御安い御用さ!お互い、頑張ろう」

沢村「うん、これからよろしくね」
10 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:33:14.49 ID:uOhis9+j0
???「あー、何でもいいけどフットサルしてえ。入学式でも何でもいいから早く終わってくれ!フットサルさせろおおおおおおおおおおお!」

彼が橋本の言っていたスポーツ選手のもう一人か。一体何のスポーツをやっているんだろう。いや、分かりやすすぎる。

戸叶「ねえ…」

牧野「あっ、お前戸叶だろ?俺は牧野圭拓郎、天才フットサル選手だ!気軽に圭って呼んでくれよな!」

【超高校級のフットサル選手】牧野 圭拓郎(まきの けいたくろう)

戸叶「う、うん」

牧野「ああ、何でもいいからフットサルがしたい。そうだ戸叶、入学式まで2人でやらねえか?」

戸叶「いや、多分時間ないよ…」

牧野「そうか…」

戸叶(そもそもフットサルって2人でできたっけ…?)
11 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:34:39.11 ID:uOhis9+j0
???「あれ、あんた戸叶麗児だよね?」

戸叶「そうだよ、もしかして知ってるの?」

細川「知ってるも何も大ファンよ!まさか同級生になるだなんて、これほど家柄に感謝した日はないわ!あっ、私は細川智恵、『細川コンツェルン』の一人娘よ!よろしくね!」

【超高校級の令嬢】細川 智恵(ほそかわ ともえ)

戸叶「あ、ああ…こちらこそ」

確かに、世界でもトップレベルの規模を誇る細川コンツェルンはそこらの金持ちとはちょいと格が違う。超高校級の令嬢としてスカウトされるのも納得だ。ただ…

細川「そうだ!サインちょうだいよ!それから握手も!」

戸叶「ははは、随分と活発なんだね…」

細川「そりゃそうよ。いつもパーティーだのなんだのでお高いドレス着せられて、お淑やかにさせられて…もう息苦しくてやってられないわ」

戸叶(だからってこんな性格に育つものなのか…?)

戸叶「まあ、よろしく。サインは後で書くよ」

細川「ホントに?やったー!!」
12 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:36:15.08 ID:uOhis9+j0
戸叶「やあ、自己紹介いいかな?」

大武「…大武相樂。…ドラムをたたいてる」

【超高校級のドラマー】大武 相樂(おおたけ さがら)

戸叶「そういや前テレビで見た様な…人気バンドのメンバーなんだっけ?」

大武「…そう」

戸叶(盛り上がらないなあ…)

戸叶「まあこれからよろしく頼むよ」

大武「…こちらこそ」

戸叶「…」

大武「…」
13 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:37:38.65 ID:uOhis9+j0
???「遂に来たんだ…ここが、ここが俺の夢の舞台だ…!」

戸叶「君も新入生かい?」

石山「ん?ああ、俺は石山達郎。超高校級の幸運としてここに来たんだ」

【超高校級の幸運】石山 達郎(いしやま たつろう)

戸叶「毎年全国から一人だけ選ばれるってやつか…」

石山「そうさ。やっぱり俺は持っていたんだよ!フハハ…ここに来たからには必ず成功してやる。必ずな…」

戸叶「石山?」

石山「あ、悪い悪い、ちょっと興奮しちゃってさ」

戸叶「そ、そう…まあよろしく」

石山「おう!」

14 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:39:19.48 ID:uOhis9+j0
???「おい、お前が戸叶か?」

戸叶「え、ああ、そうだけど」

???「ふうん…流石希望ヶ峰だな。スポーツ選手、学者、探偵…挙句は御令嬢までいやがる。ま、一番すごいのは俺だけどね」

戸叶「あの、君は一体…?」

加藤「俺は加藤秀悟。天才ハッカーとしてここにスカウトされたんだ。まあよろしく頼むよ」

【超高校級のハッカー】加藤 秀悟(かとう しゅうご)

戸叶「ハッカーってよく映画とかで出てくるネットを使う悪い奴のことか?」

加藤「ああ、違う違う。ハッカーは別に悪人とは限らないよ。…ま、俺に限った話ならそれも間違ってないけどね」

戸叶「どういうことだ?」

加藤「俺さ、今までこの素晴らしい才能を生かして色々やってるんだよね。大企業のHPにウイルス送り付けたり、ちょっとやばいメール日本中にばらまいたり…」

戸叶「…!いったいなんでそんなことを…」

加藤「暇つぶしだよ、暇つぶし。しかもそのお陰でここからスカウト貰ったし。一石二鳥ってやつ?」

戸叶(こいつヤバイかも…)

加藤「まあ、お互い楽しくやろうぜ?」

15 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:40:35.44 ID:uOhis9+j0
???「一体なんだ、この建物は…壁は普通木じゃないのかい、木じゃ!」

戸叶(何を言っているんだろう…あの子は)

戸叶「やあ、ちょっといいかい?」

川上「ん…アンタも新入生みたいだね。アタシは川上実巳。代々刀鍛冶の家系に生まれているんだ!」

【超高校級の刀鍛冶】川上 実巳(かわかみ さねみ)

戸叶(本当にこの学園は色んな才能を集めてるんだな)

戸叶「ところで、さっき木がどうのこうのって…」

川上「ん?ああ、アタシの一家、山奥で静かにくらしててさ、こんな建物見たことないんだ」

戸叶「なるほど…そういうことだったのか」

川上「都会は知らないものだらけで面白いね。アンタも色々教えてよ!」

戸叶「ああ、任せてくれ」

16 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:41:41.46 ID:uOhis9+j0
??「〜〜♪」ジャカジャカー

戸叶「一体、楽器ひいて何歌ってるんだ」

???「全く人が気持ちよく歌ってるところだっていうのにねえ」

戸叶「ご、ごめん…でも君も新入生だろ?ちょっと自己紹介したくてさ」

外原「ああ、全然構わないよ。あたしゃ外原稔。世界中をうろついて吟遊詩人をやっているのさ」

【超高校級の吟遊詩人】外原 稔(とのはら みのる)

戸叶「へえ、吟遊詩人か…そんな人初めて会ったよ」

外原「そりゃそうだろうねえ…さ、演奏を続けたいからそろそろいいかい?」

戸叶「ああ、ありがとう!」
17 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:43:47.90 ID:uOhis9+j0
???「はあ…全く、好きなだけ植物いじっていいって聞いたから来たのに…花壇も何もないじゃない」

戸叶「君も新入生だよね。名前聞かせてくれないかな」

森崎「おっ、私に話しかけるなんていいセンスしてるじゃない!私は森崎礼。超高校級の栽培委員としてここにきたのよ」

【超高校級の栽培委員】森崎 礼(もりさき れい)

戸叶「へえ…栽培委員ってどんなことしてるの?」

森崎「まあ、本来は学校の花壇や菜園の植物の世話…なんだけど…」

戸叶「なんだけど?」

森崎「私、それが暇すぎて勝手にいろんな品種掛け合わせて、新たな品種作っちゃったのよね」

戸叶「ええ、そりゃすごい」

森崎「まあ、失敗続きで先生から何度も怒られたけどね。でもここに来たからにはもう心配はいらない。心行くまで品種改良してみせるわ!」

戸叶「おお…」

戸叶(ん?何か本来の目的から外れてるような…)
18 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:44:57.86 ID:uOhis9+j0
戸叶「ちょっといいかい、自己紹介したいんだけど」

???「ん?ああ、君は戸叶君だね。この前の試合見てたよ」

戸叶「はは、何か照れくさいなあ…」

???「スポーツ観戦は結構好きだからね。参考になることもあるし」

戸叶「え、参考っていったいなんの…?」

山本「ああ、言い忘れていた、申し訳ない。俺は山本飛雄馬、脚本家をやっている」

【超高校級の脚本家】山本 飛雄馬(やまもと ひゅうま)

山本「スポーツは誰にも結末が分からない最高のシナリオだ。あれほど人をワクワクさせるものは中々ないよ」

戸叶「そういうことか…てっきり何かの選手かと…」

山本「それにしてもここは嫌な臭いがする。とても恐ろしい物語の臭いが」

戸叶「おいおい、縁起でもないこと言わないでくれよ…」

山本「単なる勘だ。そんなに気に病むことはない」
19 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:49:52.12 ID:uOhis9+j0
???「あなたも新入生ですか?」

戸叶「ああ、そうだよ。戸叶麗児、超高校級のサウスポーだ。君は?」

古坂「私は古坂快永。超高校級の考古学者としてスカウトされました」

【超高校級の考古学者】古坂 快永(ふるさか かいえい)

戸叶「へえ、考古学者か。高校生でそんなことやってるなんてね…」

古坂「別に大したことではないですよ。私の書いた論文が2、3本学会の方々から評価されまして。それだけです」

戸叶「何気に凄いこと言ってないか?」

古坂「戸叶さん達に比べればまだまだ未熟者です。未だに失敗ばかりですからね」

戸叶「失敗ばかりなのはこっちだって変わらないさ。これからよろしく」

古坂「ええ、こちらこそ」
20 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:51:46.54 ID:uOhis9+j0
???「クソッ、俺を一体誰だと思っているんだ!学園長だかなんだか知らないがこんなに待たせやがって…ん?お前も新入生か?」

戸叶「僕?そうだけど…」

江頭「何の才能でスカウトされたか知らないが間抜けそうな面をしてるな。いいか、よく聞け。俺は江頭崇光。ここにいる下らん才能を持つ連中とは一線を画す存在、超高校級の起業家だ」

【超高校級の起業家】江頭 崇光(えがしら たかみつ)

戸叶「君の名前はよく聞くよ。最近引っ張りだこだね」

江頭「当たり前だろ!俺みたいな天才、そうそういないぜ」

戸叶(なんか前テレビで見た時もこんな感じだったような…これでよく会社経営出来てるな…)

江頭「ん?お前、今…」

戸叶(やばい、顔に出たか…?)

江頭「俺の事を尊敬しただろ?まあ無理もねえな、ハハハ」

戸叶(ますます何でこんなのが超高校級か分からなくなってきたよ…)
21 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:53:04.06 ID:uOhis9+j0
???「どうも怪しいわねえ…」

戸叶「ねえ…」

梶矢「あらまあ、こんなところにもハンサムでカワイイコが。アタシは梶矢三次。超高校級の探偵よ」

【超高校級の探偵】梶矢 三次(かじや みつぐ)

戸叶(よくこの人の話聞くけど…まさかオネエだったなんて…)

梶矢「あらぁ、何強張っているのかしら?まあ考えていることは大体分かるけど、心配しないで。アタシの口調、今じゃ全然珍しくないから」

戸叶(そうなのか…?いや、違う。そういう問題じゃない。何かこの目線はまともに見ちゃいけないような…)

梶矢「まあ、緊張なんかしちゃって、見掛けによらす案外シャイね。これからよろしくね、戸叶ちゃん♡」

戸叶「は、ははは…」
22 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:53:49.03 ID:uOhis9+j0
今日はこんなところです。
最後に生徒一覧貼っておきます。
23 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 22:01:19.78 ID:uOhis9+j0
〜男子〜

【超高校級のサウスポー】
戸叶 麗児(とかの れいじ)
交友10 精神9 ※主人公


【超高校級のアクション俳優】
能海 影高(のうみ かげたか)
交友7 精神9


【超高校級の起業家】
江頭 崇光(えがしら たかみつ)
交友4 精神3


【超高校級のフットサル選手】
牧野 圭拓郎(まきの けいたくろう)
交友8 精神4


【超高校級のハッカー】
加藤 秀悟(かとう しゅうご)
交友2 精神10


【超高校級の探偵】
梶矢 三次(かじや みつぐ)
交友5 精神10


【超高校級の幸運】
石山 達郎(いしやま たつろう)
交友6 精神6



【超高校級の脚本家】
山本 飛雄馬(やまもと ひゅうま)
交友5 精神8
24 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 22:06:12.85 ID:uOhis9+j0
〜女子〜

【超高校級のゴルファー】
沢村 巽(さわむら たつみ)
交友10 精神3


【超高校級の栽培委員】
森崎 礼(もりさき れい)
交友9 精神7


【超高校級の考古学者】
古坂 快永(ふるさか かいえい)
交友6 精神6


【超高校級の吟遊詩人】
外原 稔(とのはら みのる)
交友4 精神9


【超高校級のドラマー】
大武 相樂(おおたけ さがら)
交友3 精神5


【超高校級の令嬢】
細川 智恵(ほそかわ ともえ)
交友8 精神8


【超高校級の刀鍛冶】
川上 実巳(かわかみ さねみ)
交友7 精神7


【超高校級の記者】
橋本 昌子(はしもと しょうこ)
交友10 精神8



25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:08:31.53 ID:zwo/asAB0

誰がヒロインになるかわからんな、これは
個人的にはゴルファーの沢村と睨んでいる
26 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:37:56.09 ID:gfxypMh40
眠れないので少し進めようと思います。
しばらく安価はないです。
27 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:39:13.04 ID:gfxypMh40
戸叶「ふぅ…これで全員かな?しかし、心配になるなぁ…特に梶矢とか…」

ピンポンパンポーン

戸叶「いきなりなんだ?」

橋本「入学式が始まるんじゃないの?知らないけど」

牧野「マジ?よっしゃあ!やっとフットサルが出来るぜ!」

『ほらそこ!私語は慎むように!ていうか段階飛ばしてフットサル始めようとするな!まだ入学式始まってすらいねえよ!』

牧野「なっ…なんだよ今の声!誰が喋ってるんだ?」

圭が驚くのも無理はない。なぜならその声はどこか不気味さのあるアニメ声で、さらにどこを見渡してもその声の主がいなかったからだ。

森崎「い、一体何が…」

能海「おい、隠れてないで出てこい!一から説明しやがれ!」

『もう…能海クンはせっかちだなあ…まあいいでしょう!ボクのキュートな姿をご覧あれ!』
28 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:40:19.44 ID:gfxypMh40
そう言って壇上に現れたのは…




『ボクはモノクマ』




半分は凶悪で、半分はどこか人懐っこい…




『この学園の』




白黒のグラデーションをした…




『学園長なのだー!』




クマのヌイグルミだった。
29 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:41:47.14 ID:gfxypMh40
石山「は、はぁ?クマ?」

川上「違う!あんな形態のクマ、アタシの家の周りには一匹もいなかったよ!」

加藤「あのさあ、あれが生物なわけないでしょ。ヌイグルミ…いや、操作されてるからラジコンって言った方がいいのかな?」

モノクマ「ボクはラジコンなんかじゃない!正真正銘のモノクマなのです!」

江頭「そんなの俺の知ったことか!早く学園長を出せ!」

モノクマ「え、言ったじゃん。ボクが学園長だけど?」

江頭「おのれ…俺が誰だか分かっておちょくっているのか?」

山本「落ち着け、江頭。まずはあいつの話を聞こう」

外原「まあ、それがいいだろうねえ」

モノクマ「さすが!賢明な人たちがいると、スムーズに進むよ。さあさあ、どこから話しましょうか」

能海「この訳の分からねえ状況はなんだ!何で窓や扉が封鎖されている?」

モノクマ「あ〜やっぱりそれかあ…いいでしょう!それはオマエラ新入生を歓迎するための準備なのです!」

能海「歓迎?監禁の間違いじゃねえのか」

モノクマ「人聞きの悪いこと言わないでよ!いいかい?全国の高校生の中でも特に希望に満ち溢れた才能を持つオマエラが将来、社会で大活躍できる人間になれるように、皆さんで共同生活を送ってもらうことになりました!」
30 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:43:02.13 ID:gfxypMh40
大武「…共同生活、か」

川上「なんだい、面白そうじゃないか!それで、どのくらいここで過ごすんだい?」

モノクマ「いい質問ですねぇ!な、な、なんと!期限なんてものはありません!つまり一生この学園の中で過ごしてもらうのです!」

古坂「え、それって…」

石山「そんなバカな!話が違うぞ!ここから出せ!」

細川「こいつの言う通りよ!私がどんな家の娘が知ってるの!早くしないとあんたこそ痛い目に合うわよ!」

モノクマ「はあ…これだから最近の若者は…いい、細川さん?君が一体誰の子供だとかそんなのは関係ないんだよ」

細川「ど、どういうこと…」

モノクマ「巨大財閥の主だけじゃない。もっといえば警察でも政府高官の子供だとしても…オマエラが助けられることはないんだよ」

細川「一体何を…」

モノクマ「この学園は今や鉄壁の要塞なのだ!嘘だと思うなら暫くここで過ごしてみればいい。きっと何日、何か月…いや、何年経っても、何も起きない。オマエラはここで死んでいくのです!」

細川「そ、そんな…」
31 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:44:10.32 ID:gfxypMh40
梶矢「待ってちょうだい」

モノクマ「ん、なんだい?梶矢さん…じゃないや、梶矢クン?」

梶矢「今のあなたの言い方…まるでここで過ごす以外に選択肢があるかのようだったわ。まだ何かあるんでしょう?」

モノクマ「流石、探偵やってるだけのことはあるね。その通り!なんと、たった一つだけ、ここから出る方法があるのです!」

森崎「なんだびっくりさせて…早くそれを教えなさいよ」

モノクマ「それは…」

牧野「それは?」
32 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:44:45.86 ID:gfxypMh40







モノクマ「この中の誰かを殺すことです!」

牧野「なんだってえええええええええええええええええええええええええ!!!」









33 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:45:37.88 ID:gfxypMh40
モノクマ「うぷぷ…牧野クン、君面白いよ!リアクション芸人になれるよ!」

牧野「俺はそんなの興味ねえ!俺はフットサルに人生をささげたんだ!」

江頭「そんなことはどうでもいい!モノクマ、今お前なんて言った?」

モノクマ「ん?聞こえなかったのかな?じゃあもう一度だけ言うね」

モノクマ「コロシアイです!この中の誰かが、他の誰かを殺すことです!殺し方は問いません!」

江頭「ふざけるのもいい加減にしろ!」

沢村「そ、そんなのって…」

山本「…嫌な予感が当たってしまったな」

加藤「へぇ…」

外原「全く、こんなバカげた話、古今東西の伝承を探しても見つからないよ」

石山「そ、そんな…」

古坂「人を…殺す…?」

モノクマ「うぷぷぷ…みんないいよ、その表情!あとこれで入学式終わりだから。早速殺すもよし、暫く様子見するもよし、ま、せいぜい疑いあってくださいな!」
34 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:46:38.44 ID:gfxypMh40








能海「…待てよ」





35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 01:47:40.36 ID:vr5oSHvM0
糞スレ立てんなカス
36 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:48:00.24 ID:gfxypMh40
モノクマ「ん?」

能海「全く…黙って聞いてりゃ好き放題言いやがって…」

そう言って能海はゆっくりと壇上にあがり、モノクマに詰め寄った。

モノクマ「能海クン、どうしてそんなに怒ってるのかな?」

能海「どうしてもクソもあるか!思い知れ!」

能海はこぶしを握り締め、思い切りモノクマの顔面を殴った。

モノクマ「」

能海「へっ、くだばりやがったか。俺に指図するなんて100年早いんだよ。おい、本体はどこに隠れてるんだ?茶番は終わりだ。とっとと俺らをここから出せ!」

モノクマ「」ピコンピコン

能海「ん?なんだこの音は…」

直観的にヤバイと感じた僕は能海に向かって叫んでいた。

戸叶「能海、早くそれを上空に投げるんだ!」

能海「ああ?なんで俺がそんなこと…」

戸叶「いいから早くしろ!」

能海「チッ、分かったよ!」

僕の表情と声から何かを察したのか、能海はモノクマを力いっぱい上へ投げつけた。

37 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:49:24.16 ID:gfxypMh40
ドカーン


それと同時に巨大な爆発音が響き、モノクマが投げられた場所を煙が包む。

能海「ば、爆発…?」

本当に間一髪だった。幸いにも能海は無傷で済んだようだ。

川上「な、なんだい、これは?アタシさっきから全然ついていけてないよ」

沢村「で、でもこれでモノクマは…」

モノクマ「いなくなったとでも言う気かい?」

沢村「えっ、えっ?」

牧野「お前、木っ端みじんになったんじゃないのかよ!」

モノクマ「残念ながらボクは何度でもよみがえるのです!能海クン、学園長への暴力は校則違反だからね。初犯だから見逃してあげるけど、次はないよ!」

能海「こいつ…どこまでも人をイライラさせやがる…」

モノクマ「まあでもこれで皆分かったよね、僕が本気だって事。あと、生徒手帳に校則事項は書いてあるから確認しといてね、木っ端みじんになりたくないなら!それじゃ、ばいばいき〜ん」

大武「…いなくなった」
石山「…何が希望ヶ峰だ!俺の行く先は結局地獄だっていうのか…?」

森崎「全く…詐欺もいいところよ…」

江頭「この野郎!こんな事が許されてたまるか!俺は絶対に死なねえぞ!」

沢村「殺し合いだなんて…許されるはずがないよ…」

古坂「まさか、こんなことになるだなんて…」

モノクマが残していった重い雰囲気は、この後の絶望を予感させるには十分すぎるものだった…
38 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:50:50.88 ID:gfxypMh40






PROLOGUE【絶望のマウンド】完





39 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:51:26.34 ID:gfxypMh40
今度こそ以上です。
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 15:48:00.74 ID:XjV/FtqV0
乙。頑張れ。
41 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:00:14.33 ID:gfxypMh40
進めていきます。
少ししたら安価も入ってきます。
42 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:01:08.53 ID:gfxypMh40








Chapter1【マーダーの条件】(非)日常編





43 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:04:08.50 ID:gfxypMh40
川上「もう、なにがなんだか…」

牧野「もう訳がわかんねーよ…」

細川「あのヌイグルミ…ふざけるにもほどがあるわ!」

橋本「みんな、一度落ち着いて」

細川「こんなこと言われて誰が落ち着いていられるのよ!」

橋本「ごめんなさい、無神経だったわ。でも今やるべきことは嘆くことじゃない」

細川「ッ!!…それもそうね」

山本「橋本の言う通りだ。今やらなくちゃいけないのは今度の対策だ。とりあえずそれを話し合おう」

加藤「いいこというじゃん。それで、何を対策するわけ?」

山本「俺たちはこの学園について何も知らなすぎる。まずは探索だ」

加藤「ふぅん、そんなんで殺人が防げるのかなあ…?」

山本「何が言いたいんだ、加藤」
44 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:05:41.05 ID:gfxypMh40
加藤「ぶっちゃけさ、こんな所に一生閉じ込められるくらいなら、一人くらい殺してでも外に出たいってやつ結構いるんじゃないの?俺達会って間もないしさ」

加藤の発言に対し、沢村が真っ先に反応した。

沢村「殺人なんて、起こらないよ」

加藤「ん?お前…じゃあ聞くけどさ、あんたはここに居る奴ら信じられる?何考えているか分かる?もしかしたら仲良くなるふりをして自分を殺すチャンスをうかがっているのかもしれない…そんなこと考えたりしない?」

沢村「そんなこと…」

加藤「言い切れないならそれが答えなんじゃないの?まあ気にしなくていいよ、多分これ、全員が思っていることだからさ」

橋本「あなた、場の雰囲気を悪くして何がしたいわけ?」

加藤「別に?俺は忠告しただけだよ。事件が起こらないようにね」

山本「それならもう用は済んだはずだ。一度黙ってもらおうか」

加藤「はいはい、分かりましたよ」

森崎「フン、何よあいつ、感じ悪い」

山本「沢村もあまり気にしないでくれ。真に受ける必要は全くない。さて、本題に戻ろうか」
45 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:07:18.54 ID:gfxypMh40
梶矢「確か、探索するって話だったわよねえ、山本ちゃん」

山本「ああ、それで、ここにいるのは16人だから、ちょうど4人ずつの4グループに分けて行動したい。それでいいか?」

森崎「異議なーし!」

外原「それが手っ取り早いだろうねえ」

牧野「えーと、4人が4グループで、4+4にあと1,2,3、回4を足して…あれ?」

能海「お前、掛け算もできないのかよ」

46 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:12:47.64 ID:gfxypMh40
石山「俺もそれでいい。3人もいればこいつも変な事出来ないだろうからな…!!」

そう言って石山は加藤を睨みつけた。加藤はそれに対し、涼しい表情で返す。

加藤「俺が?一体なにをやるわけ?」

石山「とぼけるなよ!どうせ今誰を殺すか考えてたんだろ!」

加藤「はっ、馬鹿馬鹿しい。あんた、かなりおめでたい頭してるね」

石山「何だと!?」

石山は怒りのあまり、加藤に詰め寄る。今にも殴りかねない様子だ。一方の加藤は、相変わらずすまし顔をしているが、一触即発であることは間違いない。

戸叶(まずいな…石山を止めないと…)
47 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:22:33.47 ID:gfxypMh40
沢村「ストップ!そこまで!」

石山「さ、沢村…」

沢村「どんなことがあったって喧嘩は良くないよ」

戸叶「沢村、お前…」

沢村「よし、収まった!飛雄馬君、話の続きお願い」

山本「悪いね、沢村。それじゃあ公平にクジで決めようか」

江頭「ったく…無駄な時間使いやがって…」

橋本「まあ無理もないわね。この状況で平然としていられる方がおかしいわ」

牧野「よっしゃ、チーム分けの時間だ!俺からくじを引くぜ!戸叶や沢村あたりと同じチームなら最強だろうなあ…」

古坂「彼、すっかりフットサルするつもりでいますけど?」

能海「反応するな。馬鹿が移るぞ」

細川「ていうか、チームメートに関わらず牧野のチームが最強なんじゃ…」

牧野「よし、1だ!おい、俺のチームメートは誰だ?」

森崎「あんたがいの一番に引いたんでしょ」

そうして、一人ずつくじを引いて、僕の番がやってきた。


戸叶(さて、誰と一緒になるかな…)



↓3まで、戸叶と同じグループになったのは?

人物が被る等した場合は安価下





48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 22:23:09.80 ID:/DZsqxlW0
梶谷
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 22:23:40.74 ID:ZeGhq5bR0
沢村にしたいけどメンタル的に心配なので「細川」で

てか、俺以外に安価する人といるかな…
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 22:25:11.45 ID:51VVAg2Po
大武
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 22:26:25.84 ID:ZeGhq5bR0
>>48
梶谷なんていないんだけど…
キャラ参考は>>23,>>24
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 22:27:29.79 ID:/DZsqxlW0
すまんただの誤字
梶矢君で
53 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:28:20.58 ID:gfxypMh40
>>51
恐らく梶矢だと思うので、それで進めます。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 22:30:28.86 ID:ZeGhq5bR0
すいません。今見直したら>>49は沢村で
無理ならそのままでかまいません…細川って精神は8だったのか……
55 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:35:53.03 ID:gfxypMh40

戸叶「3番か…同じ番号の人は…」

沢村「私と一緒ね。戸叶君、よろしく!」

戸叶「沢村か、さっきはありがとう。石山達を止めてくれて」

沢村「ううん…大したことじゃないよ」

大武「…私も3番」

戸叶「大武も一緒なんだね。よし、楽しみながら回っていこう!」

大武「…」コクッ

戸叶(割と良い班かも…ん?誰か一人忘れてるような…)

梶矢「戸叶ちゃあん♡私も3番よ♡」

戸叶「あ、はは、これはどうも…」

戸叶(いや、最悪の班だ…)
56 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:45:52.25 ID:gfxypMh40
〜1班〜

牧野「よっしゃ早速2対2に分かれてフットサルだ!」

能海「バカ野郎、探索するって聞いてなかったのか」

細川「そもそも4人でフットサルって…」

外原「世の中にはいろんな人間がいるんだねえ」

〜2班〜

石山「クソッ、なんでよりによってこいつと一緒なんだよ!」

加藤「仕方ないじゃん、クジなんだから。俺だって本当は単細胞の相手なんてしたくないよ」

森崎「二人とも、やめなさいよ!はあ、何でこんな班に…」

橋本「森崎さん、頑張って。私も手伝うから」

〜4班〜

江頭「どうだ、驚いたか?俺は新事業として、通販サービスにも参入し…」

古坂「なるほど、すごいですね」

川上「次から次へと専門用語を言わないでおくれ。もう何が何だか…」

山本「江頭、そのへんにしておけ。みんな聞き飽きてる」





戸叶(…前言撤回。うちは比較的マシだったな)
57 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:48:57.83 ID:gfxypMh40
戸叶「とりあえず、班は決まったみたいだね。それじゃ、さっそく探索に出ようか」

梶矢「ちょっと待って」

古坂「どうしたんですか?」

梶矢「知らず知らずのうちに能海ちゃんみたいに校則違反をして、殺されたらひとたまりもないわ。一度全員で校則を確認しておきましょう」

能海「ケッ、悪かったな」

山本「それもそうだな。それじゃ生徒手帳を開こうか」

川上「これ、どうやってページめくるんだい?」

古坂「これ、本じゃないんですよ。貸してください、私がやります」





1 生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

2 夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

3 就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

4 希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

5 学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

6 仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

校則は順次、増えていくことがあります。
58 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:50:44.98 ID:gfxypMh40
外原「全く、ろくでもないルールばかりだねえ」

石山「最初から期待なんてしてねえよ」

大武「…校則が増えていくっていうのが気になる」

江頭「どうせ下らんことだろ。考えたところで時間の無駄だぜ」

山本「みんな確認し終えたな?それじゃ各班、探索に向かってくれ」


飛雄馬の言葉を合図に、僕達はそれそれ、探索に向かっていった。
59 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:03:29.70 ID:gfxypMh40
〜保健室〜

戸叶「保健室か。小学生の頃よくお世話になったなあ」

大武「…野球の練習で?」

戸叶「いや、単純に昔ちょっとヤンチャでさ…」

沢村「へえ、一体どんなことがあったの?」

戸叶「え、い、いや、まあ…鬼ごっこして転んだりとかかな…ははは…」

沢村「それなら私もやったことあるよ。結構痛くて、泣いちゃったなあ…」

戸叶「そうそう!結構痛いんだよね、薬も傷にしみるしさあ…」

戸叶(危ない危ない…まさか、映画に憧れて全身で窓ガラス突き破ったなんて言えるわけないもんな…)

梶矢「…」ニヤニヤ

戸叶(それにしても、一体なんなんだ、あいつは)

戸叶「そろそろ、次行かないか?」

大武「…待って」

戸叶「どうしたんだ?」

大武「…毒薬がある」

戸叶「えぇ!?」

沢村「本当に!?」

大武「…うん、種類は少ないけど」

戸叶「どうする、隠そうか?」

梶矢「いや、やめときましょう。他の班も探索してるはずだし、アタシ達が使おうとしてると思われたら面倒くさいわ。定期的にチェックするしかないんじゃないかしらね」

大武「…それもそう」

戸叶「そうだね。じゃ、気を取り直して次行くか」
60 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:16:15.17 ID:gfxypMh40
〜視聴覚室〜

戸叶「視聴覚室か、色々映画とか見れるのかな」

能海「それ以外に使用用途ねえけどな」

戸叶「の、能海…なんでここにいるんだよ!君、1班だろ?」

能海「なんでって、お前達が遅いからだろ?他の連中もいるぜ?」

牧野「はあ…こんなところじゃフットサルはできないなあ…」

外原「全く、さっきから馬鹿の一つ覚えだねえ…」

細川「あんたそれ以外の事考えられないの?…あっ、戸叶君!サインの話忘れてないよね?」

戸叶「も、勿論!ファンは大事にする主義だからね!」

能海「まだ大してファンいねえくせによく言うぜ。じゃ、俺たちは先に行くからな」

戸叶「うるさい、余計なお世話だよ!」

すぐに、1班の面々は行ってしまった。

沢村「あれ、抜かされちゃったね」

梶矢「別に慌てることないわ。自分のペースで周ればいいのよ、沢村ちゃん」

沢村「うん、そうだね」

大武「…ここには危険なものはなさそう」

戸叶「本当?それは良かったよ、さて、景気づけに1本映画でも観てから…」

梶矢「そんな時間があると思ってるの?戸叶ちゃん」

戸叶「分かったよ、行けばいいんでしょ。というかいちいち名前呼ぶな!」

大武「…そもそも、肝心のDVDが一本もなかった」

戸叶「ええ…そんなぁ…」

沢村「生きてればこういうこともあるよ!ほら、次行こう?」

大武「…駄々をこねる子供に言い聞かせれいる様」
61 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:26:56.77 ID:gfxypMh40
〜玄関ホール〜

戸叶「ここが開いていればなあ…」

橋本「あり得ない仮定をしても仕方ないでしょう」

戸叶「うわ、何でここにいるんだよ!2班じゃないのか?」

橋本「追いついちゃったのよ。あなた達、1番に出ていったくせにトロいんだから。ほら、他の3人もあそこにいる」

石山「お前って奴は…さっきからムカつくことばかり言いやがって…」

加藤「あんたが一々絡んでくるのがいけないんでしょ。むしろ俺は被害者。馬鹿は死ななきゃ治らないって言うし、いっそのこと殺されてみれば?」

石山「なんだと…」

森崎「いい加減にしなさいよ!石山は喧嘩を吹っ掛けない!加藤はそれを買わない!お互い気に入らないのなら、なんでほっとくことができないのかしら?」

戸叶「…森崎も大変だな」

橋本「まあ喧嘩で済んでいるうちはいいけどね。それじゃ、私たちは先に行くから」

2班の面々は行ってしまった。その方がありがたかったけど。

沢村「はあ…礼ちゃんも大変そうだな…」

戸叶「まあ、あの班になったのが運の尽きだね」

大武「…お気の毒に」

梶矢「アタシ達も行くわよ。ここじゃ特に発見もなさそうだから」
62 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:37:21.19 ID:gfxypMh40
〜食堂〜

戸叶「へえ、食堂もちゃんとあるんだな。ん?食料はどうするんだ…?」

山本「その心配はない。モノクマによれば、絶えずあいつが供給してくれるそうだ」

戸叶「ふうん、それは良かった…って、なんで山本がいるんだよ!」

山本「追いついただけだ。奴らもそこにいる」

川上「広い…こんな建物があるなんて、本当に驚きだよ」

江頭「まあ俺の会社の社員食堂に比べれば、全然狭いけどな。どうせ、安っぽい食材しか供給されないんだろ?はぁ…」

古坂「まあまあ江頭さん。こんな状況で食べ物にありつけるだけ良しとしましょう」

戸叶「あれ、意外と上手くいってる…?」

山本「ああ、思ったよりみんな落ち着いてくれている。あまり心配することもないかもしれないな」

4班の面々は行ってしまった。

戸叶「よし、ここも特に何もなさそうだし次の場所へ…ってあれ?大武と梶矢は?」

沢村「厨房の方へ行ったよ」

戸叶「え、僕達をおいて?」

沢村「戸叶君、飛雄馬君と話し込んでたから。因みに私は戸叶君が迷子になるといけないから残っただけで、置いていかれたわけじゃないよ」

梶矢「あら、山本ちゃん達はもう行っちゃったみたいね」

沢村「あ、帰ってきた。どうだった?」

大武「…包丁をはじめ、凶器は多い」

梶矢「まあ、かと言ってどうすることもできないし、これも定期的にチェックが必要ね」

沢村「そっか、ありがとう!じゃあ食堂出ようか」

戸叶「…もしかしてハブられてる?」
63 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:38:50.55 ID:gfxypMh40







…その後、ランドリーやそれぞれの個室があることを確認し、集合場所へ戻った。



64 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:48:47.60 ID:gfxypMh40
集合場所に戻ると、他の班は既に集まっていた。

能海「全く、おせえんだよ」

外原「まあいいじゃないか。そう怒りっぽくてもいいことはないよ」

橋本「これで全員集まったわね」

山本「それじゃあ念のためだ。1班から順に結果を発表してくれ」

その後、4つの班は順番に発表をしていった。特に真新しい情報はなかったが、凶器などについて、全員で認識を共有する出来た

橋本「最後に確認したいころがあるわ」

江頭「なんだよ、俺そろそろ寝たいんだけど」

橋本「まあ、そうかからないから。まず、出来るだけ夜間は出歩かないでほしい。何があるか分からないから」

山本「…そうだな、夜間の出歩きは禁止しようか」

橋本「それと、殺人を防ぐためにも、友好関係を築く場が欲しいわ。朝食は全員一緒に食べるということでどうかしら」

加藤「…フン」

戸叶「問題ないよ、そうしよう」

橋本「じゃ、反対意見がなければ決まりでいいかしら。私からは以上
65 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 23:53:17.99 ID:gfxypMh40
山本「全体としてもこれでお開きにしようか」

牧野「待ってくれ!」

山本「どうした?」

牧野「友好を深めるんならイイ方法があるぜ!」

橋本「へえ、なにかしら」

能海「耳ふさいどけ、聞くのも馬鹿馬鹿しい」

牧野「オールナイトフットサル大会だ!」

山本「却下だ」

牧野「そんなあ…」

そんなわけで、圭は結局フットサルが出来ないまま、今日を終えることになってしまった。



さて、少し誰かと話してから帰るかな…
↓1 話す相手(2人まで)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:54:19.23 ID:vSTxFJZU0
外原
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:54:55.10 ID:47KoCZrvO
沢村
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:59:54.27 ID:47KoCZrvO
下2までで一人ずつとかもいいかもしれません
69 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 00:01:22.30 ID:plpo4Q7O0
戸叶「外原、少し話さないか」

外原「いいよ、今日は色々あったしねえ」

戸叶「ホントだな」

外原「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかい?」

戸叶「ああ」

外原「戸叶って、そのまま高校卒業してもプロ入り間違いなしだったんだろう?何でわざわざここに来たんだい?」

戸叶「…!それは…」

外原「どうやら、あまり言いたくない事情みたいだね。悪かったよ、こっちも無神経に聞いてしまって」

戸叶「いや、いいんだ」

戸叶(なんか気まずいムードになっちゃたな…こっちから話題ふるか…)




1外原の才能について
2コロシアイについて

↓1 
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 00:05:18.88 ID:i1ASD2VpO
1
71 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 00:17:20.55 ID:plpo4Q7O0
戸叶「そういや、外原って超高校級の吟遊詩人だったよな?どんな事してるのさ」

外原「特に特別なことはしてないよ。ただ、世界中を旅して歌っているだけさ」

戸叶「それ特別な事なんじゃないのか…?でも、そういうのってなかなか高校生がなろうと思うモノじゃないと思うんだけど」

外原「まあ、小さい頃からあらゆる地域の伝承や神話を読み漁るのは好きだったけどねえ。なんで吟遊詩人になったかって聞かれても、いつの間にかなってたって感じだねえ」

戸叶「だからなんでそうなるんだ…」

外原「特殊に見える人間ほど案外普通だったりするものさ。戸叶、割と細かいことを気にするタイプだろう?」

戸叶「まあ、そうかもしれないけど…」

外原「頭をスッキリさせれば大したことなかったりするものさ。ともかく、これからよろしく頼むよ」

戸叶「ああ、ありがとう」






戸叶「もしかしたら野球を選んだことが間違いだったのかもしれないな…」
72 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 00:17:53.52 ID:plpo4Q7O0
今日はここで終わりです。
ご参加、ありがとうございました。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 09:41:14.69 ID:mumXLWF90
おつです
外原さんかわいい期待
74 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:45:01.81 ID:plpo4Q7O0
始めます。
75 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:46:00.99 ID:plpo4Q7O0
さあ、そろそろ自室に戻ろう。

戸叶(えーと、僕の部屋は…ここか)

僕は『戸叶』と書いてあるネームプレートの貼られたドアを開けた。

戸叶「ふぅん、流石希望ヶ峰なだけはあるな。かなり快適そうだ」

部屋には机や椅子はもちろん、ベッドなども配置されていた。個室の割には広さもある。

戸叶「シャワールームなんかもあるんだな」

モノクマ「そうです!これが日本最先端の学校なのです!すごいでしょ?」

戸叶「うわっ、いきなり出てくるなよ!驚くじゃないか」

モノクマ「いや〜失敬失敬〜」

戸叶「全く…あれ?机の上に乗ってるのは…ワープロ?日本最先端じゃなかったのか?」

モノクマ「いや、ホントはさ。パソコン置いてあげたかったんだけど、加藤君あたりが何を仕出かすかわからないからね」
76 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:46:44.83 ID:plpo4Q7O0
戸叶「でもワープロなんて置く意味あるか?」

モノクマ「大いにあるよ!自分の筆跡をバラすことなく呼び出し状を作れるじゃないか!ほら、そこのコピー機で印刷してね」

戸叶「結局それか…で?こんな事言うために不法侵入したのか?」

モノクマ「も〜不法侵入だなんて人聞きの悪い。まあでも、他に用があって来たのは
事実だよ」

戸叶「じゃあそれを早くいってよ」

モノクマ「はい、これ」

それだけ言ってモノクマが渡してきたのは何かの鍵だった。
77 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:47:25.46 ID:plpo4Q7O0
戸叶「???なんだこれ。まさか凶器とか言い出したりしないだろうな…?」

モノクマ「さすがのボクでも凶器ならもう少しまともな物を渡すよ!そうじゃなくて、これ、とラッシュルームの鍵!」

戸叶「トラッシュルーム?」

モノクマ「そうです!ここで暮らすんだから当然ゴミを捨てる場所が必要でしょ?そこで、今日のゴミ捨て当番を君にお願いしたいのです!」

戸叶「ここの管理者なんだろ?そこのくらいやってくれよ」

モノクマ「残念ながら君に拒否権はないよ。それじゃ、さよなら!」

そういうとモノクマは消えてしまった。

戸叶「全く、最後の最後にこれかよ…まあ初日だし今日はやらなくてもいいよな?」

僕はベッドに身を投げ出すと、意識を失ったかのように眠りについた。


78 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:47:53.47 ID:plpo4Q7O0








【1日目終了】





79 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:48:34.84 ID:plpo4Q7O0
【2日目】

〜戸叶の部屋〜

戸叶「」ムクッ

戸叶「…」

僕は頭を起こすと周囲を見渡し、そしてため息をついた。

戸叶「はぁ…やっぱり悪夢とかいうオチはなかったか」

戸叶(いや、これが夢だったとしても決して手放しで喜べるわけじゃないな)

戸叶「とりあえず、事件が起きないようにしながら突破口を探してくしかないか…えっと今は…5時半…」

戸叶「ちょっとランニングしてから食堂に向かうかな。それでも早いとは思うけど、まあ誰かしら来るだろ」

そう考えた僕は、着替えると個室の扉を開けた。
80 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 21:50:16.18 ID:plpo4Q7O0
〜食堂〜

戸叶「ふぅ…やっぱりまだ誰もいないな。早すぎたか」

戸叶「まあ、のんびり待つとするか…あれ?」

戸叶(そういや、朝食って誰が作ってるんだ?食材ならたくさんあるって聞いたけど…行ってみるか)

そう思った僕は厨房へ入っていった。

戸叶「あれ、どうして君がここに…」

完全に一番乗りだと思っていたが、違ったようだ。そこには先客がいた。


↓1 厨房にいたのは
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 21:50:37.26 ID:xkOhPWDFo
古坂
82 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:05:27.90 ID:plpo4Q7O0
戸叶「…古坂か?」

古坂「あら、戸叶さん起きてたんですね。おはようございます」

戸叶「おはよう、早起きなんだな」

古坂「今日は目が覚めてしまっただけです。昨日あんな事がありましたから」

戸叶「そうか…やっぱり現実なんだな…」

古坂「ええ。残念ですが…」

戸叶「ところで、こんなところで何やってるんだ?」

古坂「料理ですよ。私たちの中にはそっち系統の才能の方もいないし、誰が朝食作るか決めていなかったので」

戸叶「なるほど…なんか悪いな。僕も手伝うよ」

古坂「本当ですか?ありがとうございます」

戸叶「それで作ってるものは?」

古坂「アンモナイトパンです」

戸叶「…は?」
83 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:06:44.74 ID:plpo4Q7O0
古坂「あ、いや、別にアンモナイトを食材にしているわけじゃなくて、パンをアンモナイト型にしているだけですよ」

戸叶「別にそんなことは聞いてない。君はそれでいいとしても、嫌がる人とかいるんじゃないか?」

古坂「…!それは失念していました。そうですね…そんな方にはアンモナイトパンの代わりに、アノマロカリスパンを、実物大で」

戸叶「考え直せ!それだけはやめるんだ!」

僕は暴走しかけた古坂を全力で止めた。

古坂「すみませんでした。つい…」

戸叶「はぁ…代替品は僕が作るから君はアンモナイトパンに集中してていいよ」

古坂「ありがとうございます…」

戸叶(全く、礼儀正しい子だと思って油断してたよ…そういや、まともに古坂と話すの初めてだったな…)




1古坂の才能について
2コロシアイについて

↓1
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:08:51.81 ID:jmgLGMYDO
85 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:20:27.23 ID:plpo4Q7O0
戸叶「なあ、古坂…」

古坂「どうしたんですか?」

戸叶「一体なんで高校生にして、学者やってるんだ?そりゃ、古代生物が好きな事はさっきの事で分かったけどさ」

古坂「…」

戸叶「古坂?」

古坂「私、初めはそんなに好きじゃなかったんですよ。そもそも、勉強自体嫌いでした」

戸叶「え、古坂が?だったらなおさらどうして…」

古坂「姉がいたんです」

戸叶「え、古坂に?」

古坂「ええ、最初考古学にハマっていたのは、その姉で…」

戸叶「…」

古坂「でも、亡くなったんです。病気で。それで私は姉の夢をかなえるために…」

戸叶「…そうか、悪いこと聞いちゃったな」

古坂「いえ、もう過去の事ですから。それに、さっき言ったように今では好きでやってることです。そうじゃなけりゃここにスカウトなんてされませんよ。戸叶さんだって、そうでしょう?」

戸叶「…まあね」

古坂「ムードが重くなってきてしまいましたし、この話は終わりにしましょう。ところで戸叶さん、何であなたもアンモナイトパンを作ってるんですか?」

戸叶「ん?あっ…」

古坂に指摘されて手元を見た僕は驚愕した。普通の丸いパンを作っていたはずの僕の手は、いつの間にかアンモナイトパンの製造手順を覚えてしまっていたようだ。

古坂「でも、結構上手ですよ?」

戸叶「…それはどうも」
86 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:38:59.70 ID:plpo4Q7O0
そうこうしているうちに、朝食は完成した。僕の活躍もあり、アンモナイトパンの割合は50%くらいに抑えられていた。

牧野「あ〜腹減った〜」

橋本「どうやらフットサルに勝る欲求があるときは静かになるみたいね」

加藤「よくもまあ、集まるもんだ」

細川「ふぁ〜あ、よく寝た。いつもの暑苦しいベッドより、全然寝やすいわ〜」

そして、続々と人が集まってくる。

山本「さて、朝食は…しまった!誰が作るのか決め忘れてた…!」

沢村「そういや、そうだったね。今から作ろうか…」

古坂「その必要はありませんよ。山本さん、沢村さん」

沢村「あれ?快永ちゃん?」

古坂「私と戸叶さんでパンを焼いておきましたから」

山本「そうだったのか。すまないな、古坂、戸叶」

沢村「二人ともありがとう!」

江頭「あのなあ、俺が誰だか分かってるか?食材的にフランス料理のフルコースや最高級中華料理が出来ないのは仕方ないとして、もう少し工夫の使用があっただろ」

能海「一々うるせえな、お前は。胃に入れば全部同じだろ。黙って食えねえのか」


87 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:40:00.92 ID:plpo4Q7O0
森崎「それで、どんなパンなの?私お腹すいたわ」

古坂「はい、アンモナイトパンです!」

森崎「…は?いやいやいや…アンタ感覚おかしいって!」

古坂「…そうでしょうか」

石山「間違いないな…」

大武「…」モグモグモグ

石山「…って、大武、お前食べてんのかよ!」

大武「…味に変わりはない」

森崎「まあそりゃそうだけど…」

梶矢「あら、結構キュートじゃない。何が悪いのかしら?」

外原「わたしゃ、こういうのが好きだねえ」

森崎「えええ…」

戸叶「あっ、因みに普通のパンもあるよ!」

石山「早く言えよ!」

川上「それで、お箸はどこにあるんだい?」

戸叶「…」

↓3まで 食べる相手
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:41:19.29 ID:i1ASD2VpO
細川
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:41:26.56 ID:mumXLWF90
外原さん
あと、更新するとき通知しておくとひとがくるかも
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:42:09.77 ID:49qySg1Fo
大武
91 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:44:01.12 ID:plpo4Q7O0
≫89
ありがとうございます。
次回から10分前くらいに通知するようにしてみます。
92 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:45:47.50 ID:plpo4Q7O0
>>89
間違えました
こうですね
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:46:17.92 ID:mumXLWF90
>>91
おお、すみません。
こちらこそありがとうございます。
94 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:56:16.93 ID:plpo4Q7O0
戸叶「ここで食べようかな」

細川「あっ戸叶君!サイン書いてくれた?」

戸叶「もちろんだよ。はいこれ」

細川「やったー!家宝にするわね!代々通じる掛け軸に代えて!」

戸叶「それはやめた方がいいんじゃないかなあ…」

戸叶(ランニング出る前に思い出してよかった…)

外原「女子3人のところに割り込むなんて随分と勇気あるんだねえ。それとも下心かい?」

戸叶「え?いや、そうじゃなくて、見えざる手みたいなものに押されて…」

大武「…別に構わない」

戸叶「そ、そう…?それはありがとう…」

細川「それにしてもさあ、細川さんと大武さんって落ち着きあるよね。私とは真逆って感じ」

大武「…細川も令嬢としてどうかと思う」

外原「ホントだよ。まあ元気があるのはいいことだけどねえ…」

細川「いっそのこと私の代わりにそこで暮らさない?養子になるとかしてさ」

外原「遠慮しておくよ。私にはさすらいの旅が似合っているからねえ…」

大武「…同じく、今くらいがちょうどいい」

細川「ええ…残念だなあ」




戸叶「…蚊帳の外」
95 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 22:59:24.92 ID:plpo4Q7O0
【自由行動・朝】

戸叶「朝食も食べ終わったし、どこか行こうかな…?」


1誰かと話す(人物指定)
2探索(場所指定)

↓1
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:00:53.06 ID:i1ASD2VpO
1沢城
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:01:24.40 ID:i1ASD2VpO
沢村でした。すいません
98 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 23:10:34.94 ID:plpo4Q7O0
沢村「あ、戸叶君」

戸叶「調子はどう?」

沢村「寝たら疲れもなくなったし…ノープロブレムだよ。みんな和気藹々としてるし、殺し合いさせられてるなんて、今でも信じられない」

戸叶「そうだな。でもまだ誰も死んでない」

沢村「…そうだね。みんなで脱出すればいいだけだよね」

戸叶「ちょっと空気が重くなっちゃったかな。関係ない話に変えよう」

1沢村の才能について
2橋本との接点について
3誰か乱入(人物指定)

↓1
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:12:56.46 ID:mumXLWF90
3石山
100 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 23:29:43.86 ID:plpo4Q7O0
石山「よう、なんか楽しそうじゃないか」

沢村「石山君」

戸叶「どうしたんだ、こんなところで」

石山「うろついていただけだよ。特に面白い場所はないけど、部屋に引きこもってるのもアレだしな」

沢村「…加藤君とは仲直りできたの?」

石山「俺がアイツと?するわけねえだろ、元はと言えば悪いのはアイツじゃねえか」

沢村「それはそうだけど…」

石山「まあでも、森崎にキレられて少しは頭が冷えたよ。似た様な事があっても今度は血が上らねえようにするよ」

沢村「それならよかった…でも、いつかちゃんと仲直りしてよ?」

石山「分かった分かった。いつかな」

戸叶(…する気ないな)
101 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 23:31:22.10 ID:plpo4Q7O0
沢村「そういや、石山君って超高校級の幸運だったよね?」

石山「そうだけど?それがどうかしたか?」

沢村「それって、いきなり案内がお家に届くんだよね?どんな反応だったの?」

石山「…」

戸叶(あれ、今一瞬、石山の表情が強張ったような…気のせいか)

石山「そりゃ驚いたよ。でも俺はすぐに入学を決めた。俺みたいな人間が成功を掴める最初で最後のチャンスだったからな。…まさか、こんなことになるとは思いもしなかったけど」

沢村「そ、そうだよね…でも、みんなで協力すればきっと…」

石山「うるさい!お前なんかに何が分かる!?」

戸叶「お、おい石山!」

石山「…」ハッ

沢村「ごめん、無神経だったよね…」

石山「いや、俺の方こそ怒鳴って悪かった。じゃあ、俺はそろそろ行くわ…」

沢村「石山君…」

戸叶「沢村、大丈夫か?」

沢村「私は全然。ただ…」

戸叶「…」
102 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 23:38:18.13 ID:plpo4Q7O0
【自由行動・昼】


戸叶(まずいな…まあどうしようもないけど…切り替えるか)



1誰かと話す(人物指定)
2探索(場所指定)

↓1
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:38:48.31 ID:49qySg1Fo
1山本
104 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/30(土) 23:49:07.18 ID:plpo4Q7O0
戸叶「…!飛雄馬か…」

山本「どうしたんだ?顔色が優れないように見えるんだが」

戸叶「やっぱりこういう時って顔に出るのな…飛雄馬、みんな大丈夫だと思うか?」

かなり抽象的な質問だったが、飛雄馬は僕の考えていることを察し、答えてくれた。

山本「何とも言えないな。だが、俺も含めてみんな根本は普通の高校生だ。そう簡単に間違いを犯すとは思っていない」

戸叶「…そうか」

山本「もっとも、モノクマがこのまま傍観しているだけとは思えない。あいつはどうしても俺たちに殺し合わせたいみたいだからな」

戸叶「おい、それって…」

山本「…俺は超高校級の脚本家だ。他人の脚本に踊らされるわけには行かない。あいつが何を企んでいるか知らないが、俺はこの物語を、俺の運命を必ず書き換えてみせる」

戸叶「飛雄馬、そんなことを考えていたのか」

山本「いずれにしても、今はお互いの友好を深めるべきだ」

戸叶「…そうだな」



1飛雄馬の才能について
2飛雄馬という名前について
3誰か乱入(人物指定)

↓1
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:50:52.53 ID:opMpkdiS0
2
106 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/31(日) 00:00:39.40 ID:Fxwmaomk0
戸叶「そういや、飛雄馬って名前、やっぱりあれからなのか?」

山本「あれからだ」

戸叶「う〜ん、やっぱりイメージと合わないなあ…」

山本「まあ、そうだろうな。親は俺にスポ根的な人間になってほしいという意味でつけてくれたらしいが」

戸叶「スポ根的ねえ…」

山本「どうやら正反対の人間になってしまったようだ」

戸叶「むしろ、スポ根的な飛雄馬は見たくないかな…」

山本「まあ脚本家という仕事に熱中できているからな。その意味では名前通りになったんじゃないか?」

戸叶「ま、そんなもんか」


・・・

モノクマ「うぷぷ…戸叶クン達、ボクのアレがアレな話題並みにアレな話をしてるね…それにしても『運命を書き換える』ねえ…やれるものならやってみなよ…山本クン…」

・・・

戸叶「ん?今なんか嫌な声が聴こえたような…」

山本「幻聴だろう。睡眠はちゃんと取った方がいい」

戸叶「昔っから早寝早起きだよ!」
107 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/31(日) 00:02:32.13 ID:Fxwmaomk0
今日はここまでです。ご参加、ありがとうございました。
影の薄いキャラとかいれば、教えて欲しいです。善処します。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 13:26:28.09 ID:PienMkhl0
女子キャラ勢が可愛い
影の薄いキャラは現時点では何とも言えない
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