提督「艦娘に殺されたい」

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634 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/09(金) 19:47:49.79 ID:Mh+3RHtr0
司令室前

天城「(緊張する...けど...)」

天城「(前に進まなければ始まらない...!)」コンコンコン

「どうぞー」

天城「し、失礼します!」ガチャッ

明石「あれ?天城さんが持ってきてくれたんですか?」

天城「は、はい!伊良湖さんがお忙しいようで!ところで提督は...?」

明石「提督は今お手洗いに行ってますよ」

天城「あ...そうなんですね」

明石「はい。あっ、私お茶汲みに行ってくるので、天城さんはもう部屋に戻って頂いて大丈夫ですよ!」タタタッ

天城「は、はい」

天城「...」スタスタ

天城「提督の机...」ナデナデ

天城「一時期秘書艦だった頃に、ここで一緒に仕事した事がありましたね...」ポロッ

ガチャッ

天城「ッ!?」クルッ

提督「あ...」

天城「提督...」スッ
635 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/09(金) 19:48:17.28 ID:Mh+3RHtr0
提督「あ...あぁ...」ガタガタ

天城「て、提督!?」

提督「オエェェェ!!」ビチャビチャ

天城「提督!!」タタタッ

提督「く...るなぁ!!」

天城「ぇ...」ピタッ

提督「うぅぅ...」ガクガク

天城「(ど、どうすれば)」オロオロ

提督「た、頼む...」

天城「な、何ですか!?提督の為ならなんでも...!」

提督「もう俺の前に現れないでくれ...お前を見てると...吐き気と震えが止まらないんだ...うぅっ!」ビチャビチャ

天城「そんな...」ポロポロ

提督「頼む!早く出て行ってくれ!また...オェェェ!!」ビチャビチャ

明石「て、提督!?」

提督「あ...かし...」

明石「大丈夫ですか!?」セナカナデナデ

提督「あいつを...つまみ出してくれ...」

明石「天城さん、申し訳ありませんが早急に出て行ってください」キッ

天城「...失礼しました」ポロポロ

提督「...」

ガチャッ

天城「...」チラッ

明石「大丈夫ですか?提督...」

提督「明石...怖かったよ...」ギュッ

明石「もう大丈夫ですからね...」ナデナデ

天城「ッ...」ポロポロ

パタン

ーーーーーーーー
636 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/09(金) 19:48:52.00 ID:Mh+3RHtr0
明石「どうでした?」

提督「敵意むき出しの表情、扉がまだ空いてることを把握した上での慰め。どれを取っても完璧だったぞ」

明石「えへへ、ありがとうございます///」

提督「にしても、そろそろ腹が減ったな」

明石「じゃあ食堂に行きましょうか」

提督「いや、間宮に行こう」

明石「...なるほど。了解です!」

ーーーーーーーー
637 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/09(金) 19:49:20.51 ID:Mh+3RHtr0
とりあえずここまで
続きは今夜か明日か
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 20:55:39.29 ID:pf3q8c4DO
あれだけ殴っておいて許されようなんて甘いよね
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 21:47:06.92 ID:8nB1RZUHO
明石のゲスっぷりが気持ちいい
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 22:20:38.12 ID:9H4AktY90
やっぱ絶望っていいよね
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 22:24:46.07 ID:WDsShgKeo
吐いたらお腹空くもんね
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 22:44:16.80 ID:0AAdDIMX0
そういや海外艦組ってまだ遠征中なんか?
それともこの世界線には存在しないのか
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 22:46:19.04 ID:MMapjVRJO
前回のこともあってかこの世界線では加害者側に回ってほしい感がある
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 02:15:55.02 ID:VWePXQy70
生き残ってしまった提督にとって、あの差別的な海外艦勢はよほど上手く使わない限り邪魔でしかないはずだろうしな。
645 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:42:28.01 ID:Dq//dM+r0
undefined
646 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:43:13.01 ID:Dq//dM+r0
甘味処 間宮

明石「こんにちはー」ガラガラ

伊良湖「はーい?」

明石「あ、伊良湖さん。先ほどはありがとうございました」ペコリ

伊良湖「いえいえ!ちょっと手が離せなくて直接伺えなくてすみません」

伊良湖「あ、ところでまた甘味のご注文ですか?」

明石「ううん。提督とここでご飯食べようって話になったので来ました」

伊良湖「て、提督がいらっしゃるんですか?」フラッ

明石「い、伊良湖さん!?」ダキッ

伊良湖「す、すみません...どんな顔して提督に会えばいいのか...私...」ポロポロ

ガラガラ

伊良湖「ッ!」

提督「いやー、遅くなってすまない」

明石「松葉杖もすっかり使えるようになったんですね」

提督「あぁ。案外腕のトレーニングになるんじゃないか?」ハハハ

伊良湖「ぁ...提督...」

提督「伊良湖...」

伊良湖「...」プルプル

提督「災難だったな...」ギュッ

伊良湖「え...?」

提督「明石から聞いたぞ?間宮に脅されてたんだってな?」

伊良湖「そ...」

伊良湖「そうなんです!!私、間宮さんに無理矢理あの料理を提督に食べさせるように言われて...逆らえなくて...」ギュゥゥ

提督「辛い思いさせてごめんな...?」

伊良湖「ほんとに怖かったです...」ポロポロ

提督「もう大丈夫だからな」ナデナデ

伊良湖「提督...」ポロポロ

明石「ところで間宮さんはどうしてるんですか?」

伊良湖「間宮さんは、あれから包丁が持てなくて...ずっと部屋に引きこもっていらっしゃいます...」

提督「ほぅ...」

伊良湖「...?」

提督「伊良湖、もしよかったら自分の店を持ってみないか?」

伊良湖「...へ!?そんな、私が自分の店だなんて!まだまだ早いです!!」

提督「そう謙遜するな。伊良湖の料理は間宮に引けを取らないくらい絶品だし、現にこうやって店を代わりに切り盛りしてるじゃないか?」

明石「そうですよ。伊良湖さんの最中もアイスに並ぶほど大人気じゃないですか!」

伊良湖「私が...自分の店を...」ゴクッ

提督「(あと一押しだな...)」
647 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:43:55.63 ID:Dq//dM+r0
提督「間宮が心配か?」

伊良湖「ッ...」ビクッ

提督「心配するな。間宮には俺から話をつけておく。伊良湖に逆恨みがないようにするよ」

明石「提督お墨付きならトラブルの心配もありませんよ?」

伊良湖「(私の店...提督のお墨付き...)」

伊良湖「や、やります!」

提督「そうか、それはよかったよ」ニコッ

明石「じゃあ早速看板も変えちゃいましょうか」

伊良湖「えっ!?それはいくらなんでも早すぎでは!」

提督「いいじゃないか。間宮はもう退役だ。それじゃあ話をつけてくるから。明石、後は頼んだよ」

明石「はい!」

ーーーーーーーー
648 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:44:35.82 ID:Dq//dM+r0
甘味処 伊良湖

明石「ふぅ。終わりましたよ!」

伊良湖「ありがとうございます...」

明石「どうしたんですか?浮かない顔ですね?」

伊良湖「あの...」

明石「はい?」

伊良湖「どうして私が脅されてたなんて嘘ついたんですか...?」

明石「...」

伊良湖「私にとっては渡りに船...まさに地獄に垂らされた一本の蜘蛛の糸のようでした。けど...」

明石「提督に許されたんだからそれでいいじゃないですか」

伊良湖「そ、それは...」

明石「確かに私があそこで助けを出さずに、伊良湖さんも提督に見捨てさせることは出来たかもしれません」

伊良湖「ッ...」

明石「けど」

伊良湖「?」

明石「伊良湖さんも間宮さんも許されないなら、どっちかが犠牲になって片方が許された方がいいじゃないですか?」

伊良湖「そ、そんな他人を踏み台にするようなことって...」ブルッ

明石「でも伊良湖さんも直ぐにその話に乗りましたよね?」

伊良湖「それは...」

明石「いいじゃないですか。素直でいるとどっちも救われないなら、嘘をついてでも自分だけが救われたって。お店まで持てたじゃないですか?」

伊良湖「明石さんは...悪魔ですね...」ポロッ

明石「悪魔の誘惑に乗ったのはあなたですけどね、伊良湖さん」

明石「(ま、本当の悪魔は提督なんだけどなぁ...)」

ーーーーーーーー
649 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:45:10.81 ID:Dq//dM+r0
廊下

提督「(チッ...間宮は部屋にいないし、他の奴に聞こうにも誰も外を歩いてない...)」

マミヤサン!

提督「ん?」サッ

ーーーーーーーー

明石「間宮さん!このままじゃお店乗っ取られちゃいますよ!?」

間宮「そんな...伊良湖ちゃんが...どうして...」ガクガク

明石「実は私...聞いちゃったんです...」

間宮「な、何を!?」

明石「伊良湖さんが...全部間宮さんに命令されたって...」

間宮「そ、そんな指示してません!!」

明石「けど、提督はすっかりそれを信じちゃってて...」

間宮「許さない...!!」ダッ

明石「あっ!間宮さん!」

明石「...」

明石「ふふっ、提督、もう出てきて大丈夫ですよ」クルッ

提督「お前...なかなか出来るじゃないか」

明石「えへっ、提督の為ならなんだってしちゃいますよ?」デレデレ

提督「それで、これからどうするつもりだ?」

明石「おそらく怒り狂った間宮さんが店でひと暴れするのは確実ですから、頃合いを見て提督も入ってください」

提督「そこで一方的に伊良湖の肩を持てば...」

明石「そういう事です」ニコッ

提督「明石...」ギュッ

明石「へ?提督...?」

提督「愛してるぞ...」ボソッ

明石「ッ!?///」

明石「ま、待ってください!提督には榛名さんが!!///」

提督「指輪はもうない。指もだけどな」ハハハ

明石「わ、笑えませんよ///」

提督「これからも俺の為によろしく頼むぞ」

明石「はい...提督の為ならこの命も捧げます...」ギュゥゥ

ーーーーーーーー
650 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:45:58.49 ID:Dq//dM+r0
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651 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:46:47.09 ID:Dq//dM+r0
甘味処 伊良湖

ガシャーン

伊良湖「な、何!?」

間宮「何よ...これ...」

伊良湖「ま、間宮さん...!!」

間宮「何...?甘味処伊良湖って...?」

伊良湖「こ、これは...」

ガシャーン

伊良湖「キャッ!?」ビクッ

間宮「テーブルの位置とか少しだけ模様替えしたのね...けど、ここのテーブルはこうした方がいいかな...ッ!」ブンッ

ガシャーン

間宮「ほら、全部外に出したら中が開放的になって素敵よ!」

伊良湖「ぁ...テーブル...窓もめちゃくちゃ...」

間宮「それで伊良湖ちゃん」

伊良湖「...」ビクッ

間宮「提督に色目使ったんですって?」

伊良湖「色目...?ち、違います!!」

間宮「おかしいなぁ...伊良湖ちゃんが私に無理矢理命令されたんだって涙ながらに抱きついて訴えたって聞いたんだけど...?」

伊良湖「抱きついたのは提督からで...!」

間宮「また人のせいにするの!?」バキッ

伊良湖「いたっ!」ドサッ

間宮「ふふ...まだ物は持てないけど、叩き料理くらいなら作れるかもしれないわね...」ユラッ

伊良湖「や、やめ...!」

提督「何をしている!!」
652 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:47:20.54 ID:Dq//dM+r0
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653 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:48:16.86 ID:Dq//dM+r0
提督「間宮...貴様...伊良湖に命令を強制した挙句、この仕打ちか...」

間宮「こ、これは違うんです!!」

提督「何が違う!!これだけ店内を荒らして伊良湖を殴って...!言い訳はできんぞ!」

間宮「提督はこの子に騙されてるんです!私はそもそも命令すら出していません!」

提督「...どうなんだ?伊良湖。俺はお前を信じてるぞ...」

伊良湖「(こ、ここで本当のことを話せば提督に嫌われる...!店も失う...!それだけは!)」

伊良湖「提督...助けてください!先ほどお話ししたことが真実です!!このままじゃ殺されちゃいます!」ポロポロ

間宮「このっ!」

提督「止まれ!」チャキッ

間宮「ッ!?」ピタッ
654 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:48:46.29 ID:Dq//dM+r0
提督「一歩でも動けば撃ち殺す。伊良湖、こっちへおいで」スタスタ

間宮「提督...信じてください...嘘をついてるのはその子なんです...」ポロポロ

提督「貴様には何度となく拷問を受けたが、伊良湖からはあの一度限りだ。どちらの意見が正しいかは自明だ」

伊良湖「提督...怖かったです...」ギュッ

明石「て、提督!!大丈夫ですか!?」タタタッ

提督「あぁ明石!丁度いい所に!こいつを営倉にぶち込んでおいてくれ!」

間宮「あ、明石ちゃん!!あなたからも提督に言ってちょうだい!!」

明石「何をですか?」

間宮「伊良湖ちゃんが提督に嘘をついてるってことよ!明石ちゃんが教えてくれたんじゃない!!」

明石「な、何のことですか...提督、この人ほんとにヤバくなってるかもしれないですね...」

間宮「ち、違っ!提督!!信じてください!!本当に伊良湖ちゃんは嘘をついてるんです!!それに明石さんがそう教えてくれたんです!!」

提督「だそうだが。明石?」

明石「提督、誓ってそのような事実はありません」

間宮「こ、このぉぉぉぉ!!」ダッ

明石「フンッ!」サッ

ドサッ

間宮「くぅっ!?」ガクッ

提督「綺麗な一本背負いが決まったな...」

明石「ありがとうございます。それじゃあ間宮さんは営倉へ入れておきますね」

提督「あぁ。よろしく頼んだ」

伊良湖「...」

提督「伊良湖、大変だったな」ナデナデ

伊良湖「う...うぅ...」ポロポロ

提督「もう大丈夫だからな...」ナデナデ

伊良湖「(違う...この涙は間宮さんを売って自分だけ幸せになった悲しみの涙...)」ポロポロ

伊良湖「(一生この罪を背負って生きていくなんて...私には無理です...)」ポロポロ

提督「大丈夫...大丈夫だぞ...」ギュゥゥ

ーーーーーーーー
655 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 18:49:55.86 ID:Dq//dM+r0
次のターゲット↓1(霞と七駆除く)
提督の対応もお願いします
656 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/10(土) 19:04:03.51 ID:Dq//dM+r0
あと一つ意見を聞きたいんだけど、前急に出てきた海外艦に感情移入が出来ないって意見あったじゃん?
正直俺もその通りだと思うから他の艦娘との過去の話も別スレでも立てて書きたいと思ってるんだけど、どうだろうか
ここでやるには多分足りなくなっちゃうからやるとしたら新スレ建てるしか無いんだよね
余計な話書いてエタるの嫌だからやめろとかそういう意見も全然オッケーだから聞かせてほしい
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 19:05:24.02 ID:6BA2Hl6po
安価 鹿島
見返したら土下座させて司会してたくらいしかしてないやん!
これはテノヒラクルー勢に・・・いやいい加減多いか
仲間勢に攻められてプレッシャーで乙るなんか的な
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 19:07:31.32 ID:Sr/gK0W20
このルートの海外艦もあーいう風になるんなら正直邪魔だからなぁ
味方にも引き入れづらいポジションだし本当に扱いに困る
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 19:14:50.59 ID:aheBX95Qo
話を一通り終わらせてから書いてほしいかな
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 19:15:55.39 ID:r6NoNKlm0
海外艦達はチョロいから「俺達と一緒に、危険な艦娘達の蔓延る鎮守府を管理する側に回ってくれ」って耳元で囁けば?
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 19:17:19.65 ID:msUhqVNyo
>>659
これ
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 19:40:31.75 ID:Up/3X7yA0
とりあえずこの話終わらせてからこのままこのスレで続けて埋まったら次スレ立てたら?
663 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/10(土) 19:58:45.85 ID:Dq//dM+r0
ありがとう
皆の言う通り書き終わってからにする
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 00:14:22.44 ID:xwQ8iNOoO
海外艦に感情移入出来ないのって、根本的に例のスイッチの影響下にないからだと思うんだよね
この手の物語は客観的には当たり前であるスイッチの影響を受けた艦娘がおかしいと言うのが当人たちにとってはそうでは無いというギャップを楽しむものだと思っていて
その枠組みから外れた海外艦はエピソード関係なく面白く使うのはほぼ不可能だと思う
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 00:24:14.90 ID:axL/sDBVo
個人的には最初からジャップだ猿だ言ってたのもなんだかなぁと
まだ日本艦達とも仲良くやってたなら友情ブレイクからの愉悦だったんだが
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 03:19:09.52 ID:7Fuvz66Q0
無理に海外艦挟まなくてもいいんじゃないかな

或いは遠征中に嫌いになってたけど悪態程度(目の前に居ないから)→元通りで罪悪感(実害はないから皆んな程ではない)とか

例外で一人だけ変化無しで(耐性持ち?)、他海外艦が提督嫌い状態で孤独と困惑生活→元通りで「一人で怖かった」「なんで貴女だけ何も無かったの」ギスギスとか
667 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 08:23:49.16 ID:7Kx0FXVo0
司令室

提督「さーて、飯も食ったし執務でも...っと」

明石「なんかやることありましたっけ?」

提督「そうなんだよなぁ...鎮守府がこの状態だから出撃遠征演習はまず無理だし、上からもしばらく身体を休めるよう言われてるからなぁ」

明石「今日はこのまま休んじゃっていいんじゃないですか?」

提督「うーん...お、予定通りだと今日の秘書艦は鹿島なのか」

明石「昨日まであの状態だったのに、予定通り出勤なんてできるんですかね?」

提督「鹿島は真面目だからなぁ...」

明石「まぁでももうお昼ですし。来るならとっくに来てるはずですよ」

提督「それもそうだな」

「提督ー!入るぞー!」

ガチャッ

提督「おぉ天龍、どうした?」

天龍「鹿島が自殺未遂しやがったんだ!今医務室で治療受けてる!」

提督「何!?すぐに行く!天龍と明石は帰っていいぞ!」ヨロヨロ

天龍「お、おい...行っちまった...あの足じゃ不便だろうから連れてってやろうと思ったのに」

明石「提督なら大丈夫ですよ。それより命令通り私達は部屋にでも戻りましょう」

天龍「あ、あぁ」

ーーーーーーーー
668 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 08:24:23.71 ID:7Kx0FXVo0
undefined
669 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 08:25:06.45 ID:7Kx0FXVo0
医務室

提督「妖精さん、容体は?」

妖精さん「...」パクパク

提督「そうか、手首を浅く切っただけなら大丈夫だな。妖精さん、ありがとう。あとは俺が見とくから戻ってくれ」ナデナデ

妖精さん「...」コクコク

提督「さて...」

鹿島「ん...」パチッ

提督「...」ジッ

鹿島「て、提督さん!!」ガバッ

提督「お前は...」

鹿島「は、はい...」

提督「どれだけ俺に迷惑をかければ気がすむんだ?」

鹿島「ッ...」ビクッ

提督「お前は今回の反乱を主導し、挙げ句の果てに自殺未遂か。お前は俺をどうしたいんだ?殺したいのか?降格させたいのか?」

鹿島「ち、違います!そんなつもりはありません!!」
670 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 08:25:51.55 ID:7Kx0FXVo0
提督「なら...」

鹿島「それに、主導したのは私じゃありません!」

提督「話を遮るな。お前が主導したのは俺がよく分かってるんだ。楽しそうに司会してたもんな?」

鹿島「あ、あれは...何かに意識を乗っ取られてたんです!信じてください!」

提督「はぁ...話にならんな。俺は執務に戻る」スッ

鹿島「ま、待ってください!」ダキッ

提督「なっ...!離せ!」

鹿島「お願いします。もう少しだけ説明する時間をください!」ドゲザ

提督「...30秒で話せ」

鹿島「は、はい!提督さんに対して取り返しのつかないことをしてしまい申し訳ありませんでした!死んで償おうと自殺未遂してさらに提督さんにご迷惑をおかけしてすみませんでした!許して頂かなくても構いません...どうかもう一度だけチャンスをください!!提督さんへの誠意は、態度で見せます!!」

提督「...」スッ

鹿島「...」フルフル

提督「...はいこれ」チャキッ

鹿島「ぇ...?」

提督「死んで償うつもりだったんだろ?」

鹿島「うぅ...」ポロポロ

提督「どうした?口だけなのか?」

鹿島「た、確かに死んで償うつもりでした...けど、提督さんとお話ししたら、命が惜しくて...もっと提督さんのお側に居たいです...」ポロポロ

提督「はぁ...鹿島、お前の望みは大方分かってる。俺を消すことによってより上の環境へ行きたかったんだろ?お前は優秀だ。俺が消えれば欲しがる奴はたくさん居たはずだ」

鹿島「ち、違います!!」

提督「お前の望み通りにしてやる。俺もお前と仕事をする気は一切ない」

鹿島「待ってください!私は本当に主導なんてしてないんです!信じてください!」ポロポロ

提督「もう演技はいいぞ。それじゃあな」

鹿島「いや...提督さん...」グスッ

ーーーーーーーー
671 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/11(日) 08:28:03.32 ID:7Kx0FXVo0
↓1次のターゲット 提督の対応も
鹿島のことはもう少し書くかも
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 08:29:19.11 ID:P6T8bF9QO
金剛型
比叡だけえこひいき
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 08:44:35.82 ID:fgo6Pmo20
前回の世界線ではドロドロだった金剛型が、今回も殺伐とするのか・・・
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 08:45:58.57 ID:JadhF5Wzo
比叡だけってのがまた
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 09:56:29.15 ID:7Fuvz66Q0
比叡が隠れlove勢か姉様loveかでかなり変わるな
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 10:19:55.70 ID:wCzXcl810
ここで榛名じゃなくて比叡ってとこがえっげつない
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 10:22:47.04 ID:axL/sDBVo
比叡か霧島にヘイト稼がせた場合のぞくぞく感堪らない
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 10:39:20.97 ID:USIg70aB0
命が惜しくて死ぬ死ぬ詐欺の鹿島に幻滅
そしていよいよ金剛にも制裁が入るか。あいつはある意味榛名よりも邪悪
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 14:55:10.98 ID:nJIwD68SO
そりゃ一応海外艦だからな
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 16:05:48.13 ID:jGNiF3gmO
ちょっと海外に言ってたからって「欧米じゃ常識だよw(カタスクメ」が口癖になってるイヤミ野郎みたいだw
もしかしたらbad世界では海外艦と一緒に日本攻撃してたのかしら







681 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 23:51:52.94 ID:7Kx0FXVo0
戦艦寮

金剛「どうしてくれるんデスカ...」

榛名「...」セイザ

金剛「榛名のせいで私達まで嫌われたらどうしてくれるんデスカ!?」

霧島「お、お姉様!落ち着いてください!」

金剛「落ち着けるわけないデショ!?指輪は!?私達の気持ちを踏みにじって提督とケッコンしたのに、こいつは私達を裏切ったんデス!」

比叡「で、でも、榛名が嫌われることがあっても、私たちに飛び火することはないと思いますけど...」

榛名「...」ビクッ

金剛「比叡は甘いデス...榛名がケッコンしたおかげで、私達の提督との交流時間は激増シマシタ。それなのに一方的に指輪を捨てて、しかも提督の指をへし折ったなんてバレたら...」ゾクッ

霧島「...全ての責任は榛名にある」

比叡「え...?」

霧島「全ては私たちの認知しないところで起きた。私達は事実を知って榛名に制裁を加えた...」

金剛「...そんなstoryがあれば話は変わるカモネ...」

比叡「ちょ、ちょっと待ってください!いくらなんでも榛名一人に責任を押し付けるのは...!」

金剛「じゃあ私達に少しでも責任があるとでも言うんデスカ!?」

霧島「そうです。事実榛名は勝手に指輪を破棄したんですから」

比叡「それは...」

金剛「それじゃあ制裁...加えマスカ...」スッ

榛名「ッ...」ビクッ

霧島「そういえば榛名...しばらく生理が来てないって言ってなかった?」

榛名「そ、それは!」

金剛「へぇ...提督の赤ちゃんデスカ...きっと可愛いデス...」

金剛「けど、榛名の子供なんて見たくもありマセン」ガシッ

榛名「や...!離してください!!やめ!」

ドゴッ

榛名「〜〜〜」ビクビク

金剛「Nice Punchダヨ霧島!」

霧島「えへへ、つい力が入っちゃいました」

比叡「(く、狂ってる...)」ダッ

金剛「あれ?比叡はどこへ?」

霧島「さぁ?まぁいいじゃないですか。さっさと堕胎しちゃいましょ」コキコキ

榛名「提督...助けて...」

ーーーーーーーー
682 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 23:52:28.35 ID:7Kx0FXVo0
司令室

バンッ

比叡「で、提督!!」

提督「うわっ!ビックリした...なんだいきなり...」

比叡「は、榛名を!榛名を助けてください!!」

提督「...榛名を?」

比叡「はい!!今金剛お姉様と霧島が、榛名に制裁だって...何度もお腹を殴ってるんです!!!」

提督「...」

比叡「お腹の中には、提督の赤ちゃんだっているのに...」ポロポロ

提督「...!それは本当か?」

比叡「はい...ずっと生理が来てないってこの前言ってたので、間違いありません...」

提督「分かった。すぐに行く」ヨロヨロ

比叡「提督...ちょっと失礼しますね!」ヒョイッ

提督「うわっ!?」オヒメサマダッコ

ーーーーーーーー
683 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 23:53:01.13 ID:7Kx0FXVo0
戦艦寮

霧島「ふふ、見事に股から血がドバドバと...」

金剛「これだけやれば流産は確実デスネ...」ニヤニヤ

ガチャッ

提督「貴様ら何をしている...」

榛名「て、提督...」プルプル

霧島「(マズイ...見られた...)」

金剛「あっ!提督ぅー!」タタタッ

金剛「提督に酷いことした榛名に、お仕置きしてマシタ!」

パシッ

金剛「...?どうして叩いたんデスカ...?」ヒリヒリ

霧島「お、お姉様は提督の為を思って...!」

提督「はぁ...お前達は比叡とは大違いだな...」

金剛「は...?」

提督「お前達は自分とこばっかりだ。もうウンザリなんだよ、お前達の利己主義に付き合うのは」

霧島「...」

提督「その点比叡はどうだ?お前達の話に乗って榛名をリンチするわけでもなく、俺に言い訳を並べ立てるでもなく、真っ先に榛名の心配だ。お前達に同じことができたか?」

比叡「ひ、ひぇぇ...」

提督「お前達二人は少し頭を冷やせ。榛名こっちにこい。治療してやる」

榛名「は、はい...」フラフラ

ーーーーーーーー
684 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 23:53:54.89 ID:7Kx0FXVo0
医務室

提督「全て内出血だから薬を塗るくらいしかしてやれんが...こんなもんだろう」

榛名「提督...すみませんでした...」

榛名「指輪を捨てたり...提督の指を折ったり...今度は赤ちゃんまで...私、全て守れませんでした...」ポロポロ

提督「...比叡、行こう」

比叡「えっ!?でも榛名が...」

提督「比叡...」ギュッ

榛名「ッ!」

比叡「え...?えっ!?」

提督「一番辛い思いをしたのはお前だろ?日常が突然壊されて...姉妹のいがみ合いまで見ることになって...お前は優しいから、溜め込んじまわないか心配なんだ...」ギュゥゥ

比叡「ダメです...榛名の前なんですから...」

提督「榛名の前じゃなきゃいいんだな?」

比叡「...」コクッ

提督「行こう...慰めてやる...」

比叡「...」チラッ

榛名「...」ポロポロ

ーーーーーーーー
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 23:54:24.62 ID:7Qwk/U6M0
正直前回の様子見る限り榛名は溶鉱炉ダイブ決めたからともかく、金剛だけは飛び抜けてクソだったからな……
686 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/11(日) 23:54:44.02 ID:7Kx0FXVo0
司令室

明石「いやー、マジで慰めるだけだとは...」

提督「当たり前だろ。比叡だって最初からやましい気持ちなんてなかったよ。ただあぁ言えば榛名にとってはそうとしか取れないだろうな」

明石「まぁそうなんですけど...」

提督「もう夜か。そろそろ寝るかぁ...」

明石「そうですね。ていうか本当はしっかり身体休めないと行けないんですから、早く寝てください!」

提督「はいはい。おやすみ明石」チュッ

明石「お、おやしゅみなしゃい///」

ーーーーーーーー

次のターゲット↓1 提督の対応も
霞と七駆も指名可能です
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 23:57:07.10 ID:JQI0+pqg0
いいセンスだ。霞ちゃんで
688 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/12(月) 00:04:39.20 ID:5uppHq640
寝ます 続きはまた明日
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 00:42:26.06 ID:B0TlWMlU0
流産パンチは心身ダメージでかいだろうな
他所の男に仕込ませるか、深海悽艦あたりの肉片でも腹に詰めて「赤ちゃん無事でしたよw<●><●>」とかぶっ壊れそうw
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 06:10:22.47 ID:ChYrVm+DO
金剛「反省して今度は霧島シメといたネ!これで私は許されるはずデース!」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 11:37:49.00 ID:3zZQ3ux/0
金剛も霧島もずっと「なんで榛名が選ばれたんだ」という鬱屈した思いがあったのかねぇ
やった事の免罪符にはならないだろうが
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 11:41:05.17 ID:jY4mpeVuo
でもみんな提督の被害者なんだよなぁ…
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 11:41:48.35 ID:cp1n+PYHO
>>692
提督さえいなけりゃ幸せだったかもね
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 17:16:35.68 ID:1cbmKLRy0
この提督は冬木市に行っても楽しんでいけそうだ……
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 19:44:57.47 ID:15sJxrW40
麻婆食うか?
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 20:35:02.37 ID:MDxZiPY5O
冬木市で愉悦するなら最低限自分の身は自分で守れないと
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 21:00:13.48 ID:vPlPtfKLo
いつかネタバラシされた時に艦娘たちは何を思うのか

怒って良いのか悲しんで良いのか笑っていいのか分からなくなりそう
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 21:11:33.93 ID:ChYrVm+DO
ところで誰も書いてないけど霞への対応はどうするの?
暴言返しや暴力や無視や明石とのイチャイチャ見せつけとか候補はあるけど
何かもっと素敵な愉悦を感じさせるようなのはないかな?
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 04:53:49.07 ID:/NuNNNwV0
艦娘の選択肢はともかく、愉悦の内容は全て>>1に任せたいと思ってる
700 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/13(火) 05:40:31.09 ID:gNQ01S2v0
書き溜めてるのでまた貼ります
701 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/13(火) 22:16:41.33 ID:gNQ01S2v0
だめだ眠すぎる
最後まで書ききってから投稿しようと思ってたけどまた間空くと悪いので途中まで投下します
702 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:17:13.30 ID:gNQ01S2v0
提督私室 朝

提督「ッ!?」ガバッ

提督「ハァ...ハァ...」ダラダラ

提督「(クソッ...俺の精神はなんともないが、身体自体はあの記憶がトラウマになってる...寝てる時ばかりは抗えんな...)」

提督「(ひどい汗だ...シャワーでも浴びるか...)」ヨロヨロ

ガチャッ

霞「あ...」

提督「ひぃっ!?」ビクッ

提督「(マズイ、あの夢の後だからつい素で...)」

霞「お、驚かせてごめんなさい...」トボトボ

提督「(...なんだったんだ?)」

ーーーーーーーー
703 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:17:45.38 ID:gNQ01S2v0
風呂場

ザバッ

提督「いててててて!!!自分が大怪我したって完全に忘れてた!!」ジンジン

「提督ー。入りますよー」

提督「は!?待て!入るな!」

ガラガラ

明石「えへへ、来ちゃいました♪」

提督「来ちゃいましたじゃねえよ!帰れ!」サッ

明石「ちょっとちょっと!隠さないでいいですって!私が全部洗ってあげますから!」グイッ

提督「マジでいいって!俺の身体今超グロいし!普通に見ないで欲しいから!」

明石「私も提督のこと、あ...愛してますから///どんな提督でも受け入れますよ///」

提督「...お前なぁ」

提督「まぁ...分かった。お前がこの鎮守府で誰より俺を想ってるかはよく知ってるからな」

明石「提督...」

提督「それじゃ早いとこ洗ってくれるか?」

明石「あっ///はい///」

ーーーーーーーー
704 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:18:14.93 ID:gNQ01S2v0
脱衣所

提督「はぁ...さっぱりした。ありがとうな明石」

明石「はい///」

提督「お、下着も全部変えてくれたのか?流石だな。気が利いてる」ニコニコ

明石「え...?」

提督「どうした?」

明石「私、変えてません」フルフル

提督「じゃあ一体誰が...」ゾクッ

明石「あの、もしよければ新しいの持って来ますけど...」

提督「すまないな、そうしてもらえるか?」

明石「はい。すぐにお持ちします」タタタッ

「...」ギリッ

ーーーーーーーー
705 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:19:34.22 ID:gNQ01S2v0
司令室

提督「そろそろ朝飯にするかー」

明石「そうですね。食堂へ...はまだ行けないですよね?」

提督「そうだなぁ。全員の顔を一通り見るまではあまり人目につくとこには行きたくないかな」

明石「そもそも人がいませんけどね!」フフッ

提督「ハハハ!笑わせてくれるな...ほんと、お前の事好きだわ」ケラケラ

明石「ちょ、急にやめてくださいよ///」

提督「あ、飯だけど明石なんか作れる?手料理とか食べて見たいなぁ」

明石「え、私の手料理ですか...ちょっと自信ないんですけど...」

提督「クサいこと言うけど、お前が作ったものならなんでもいいよ」

明石「じゃ、じゃあ作って来ますね///」タタタッ

ガチャッ

ゴンッ

明石「ん?」

提督「どうした?扉に何かぶつかったか?」

明石「は、はい...これって...」

提督「ん?」ヒョコッ

美味しそうな料理「タベテ」

明石「い、伊良湖さんが置いてくれたんでしょうか?」

提督「(...霞か。盗聴器、隠しカメラはどこだ?)」チラッ

明石「提督...?」

提督「え?あぁ、気味が悪いから捨てちまおう。また毒でも入ってたら嫌だしな」パチッ

明石「(合図...演技はもう始まってるんですね。了解)」パチッ


明石「分かりました。そうですよね。私以外の人間が作った料理なんて、提督に食べさせられませんよ」

提督「あぁ。俺も明石以外の奴が作ったものは食べたくない」

明石「またそんなこと言う///じゃあちゃっちゃと作って来ますから、待っててくださいね///」

「...」ギリギリ

ーーーーーーーー
706 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:21:33.18 ID:gNQ01S2v0
司令室 昼

ジリリリリ

提督「はい」ガチャッ

元帥『やぁ提督君、無事かね?』

提督「あぁ、お疲れ様です。お陰様で何事もなく過ごせております」

元帥『それは良かった...安心したよ』

提督「ご心配をおかけしてすみません...」

元帥『いやいや、とんでもない。それより調査官のことだがね』

提督「(来た!)」

元帥『予定より大幅に早く、今日到着する事になった』

提督「えっ!?今日ですか!?」

元帥『あぁ。ちょうど近くに憲兵隊が視察へ行っていてね。輸送機で直行させたんだ』

提督「それはどうも...ご迷惑をおかけしまして...」

元帥『迷惑だなんてよしてくれ。海軍としては君の安全が第一なんだ。君を失うわけにはいかないからね』

提督「はぁ...それで、時間はいつ頃...」
707 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:22:20.58 ID:gNQ01S2v0
undefined
708 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:23:12.92 ID:gNQ01S2v0
バンッ

明石「提督!」

提督「おぉ、明石か。どうした?」

明石「だ、大本営より調査官の方が派遣されて来ました!」ケイレイ

提督「元帥...今来たと...」

元帥『...予定より10分遅いな。この間に提督君が殺されていたらどうするつもりだったんだ?』

提督「まぁまぁ...結果的には無事なわけですし...」

元帥『フン、陸の奴らは信用ならんからね。ただ、その調査官にはウチの息がかかってるからなんでも伝えてくれ。必ず力になってくれるよ』

提督「ありがとうございます」

元帥『あぁ、最後に今入ってきた艦娘に代わってくれるかな?』

提督「明石ですか?分かりました」チョイチョイ

明石「?」

明石「はい、トラック泊地所属の工作艦明石です」

元帥『貴様、上官の会話中にドアを許可もなく勢いよく開けたか?』

明石「ぇ...」

元帥『貴様は提督君を舐めているのか?その場にいれば反逆罪で後頭部をぶち抜いてやりたい気分だ。以後気をつけろ。次は無いぞ』ガチャン

明石「は、はぃ...」チョロロッ

提督「なんだって?」

明石「て、提督によろしくと...」ガクガク

提督「そうか...それじゃ調査官の所に案内してくれるか?」

明石「あーーーっ!!!」

提督「なんだ?」

明石「へ、部屋の前で待たせてるんでした...」

提督「それを早く言え!」ヨロヨロ

ガチャッ

提督「す、すみません長らくお待たせし...ッ!?」

ガバッ

調査官(以下女)「提督君...」ギュッ
709 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:23:49.15 ID:gNQ01S2v0
提督「うわ、女さんじゃないですか!なんでこんな所へ!?所属は海軍のはずじゃ...」

女「元帥の意向でね。私みたいに陸へ転向するスパイも多いのよ」

提督「せっかく海軍でのキャリアがあったのに...」

明石「あの...元々海軍の所属だったんですか?」

提督「あぁ。この人は俺が士官候補生だった頃の教官でな。めちゃくちゃ優秀な人なんだぞ?」

明石「へぇー」

女「ところであなたは?」ギロッ

明石「あ!申し遅れました!今提督の秘書艦...の代理を務めている明石です。よろしくお願いします!」

女「で...」

チャキッ

明石「ぇ...?」

女「こいつは例の件に関わったの?提督君、怖がらないで答えてちょうだい。もしそうならこの場で射殺してあげるから」ニコッ

提督「と、とんでもない!明石は唯一俺の治療にあたってくれた艦娘です!」

女「ほんとに?」

提督「本当です。俺の目を見てください」ジッ

女「...分かったから。もういいわ///」

提督「それで...今後のご予定は?」

女「サッと聞き取り調査をして終了ね。あなたは明石の報告は冗談であると伝えてきたでしょう?私達としては万が一の事を考え、明石の意見を信じてここへ来てるの。そうである以上、あなたが虐待を受けたという事実が確認できない事を確認しなければならないの。ややこしいわね...」

提督「とんでもないです。ご迷惑をおかけしてしまって...」

女「それじゃ私は聞き取りをしてくるから。あなたは通常通り業務を行って下さい」スタスタ

明石「...」

提督「はぁぁぁ...バレてないよな?」

明石「バレてたら私はもう殺されてますよ...」

提督「義眼に義指...って言うのか?見えるところの傷は全く分からなくなってるようだな」

明石「それより調査、大丈夫ですかね?」

提督「皆も素直に答えれば俺がここからいなくなることくらい分かってるだろうから大丈夫だ」

明石「そうですね。それじゃ次の作戦、行きますか」

提督「おう」ニヤッ
710 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:24:19.37 ID:gNQ01S2v0
司令室

カキカキ

紙『以上が作戦内容だ』

明石「...」コクッ

提督「いくぞ...」ボソッ

明石「提督ぅ...」

提督「うわっ!なんだ急に!?」

明石「もう我慢できません...提督、お慕いしてます」ギュッ

提督「あ、明石...」

明石「提督...キスして下さい...」

ドゴッ

提督「(来た!)」

明石「な、なんの音ですか...?」

提督「分からんな...ちょっと様子を見てくる」ヨロッ

明石「提督は座ってて下さい!私が見て来ますから!」スッ

提督「あぁ...すまないな」

明石「すぐ戻りますから!」タタタッ
711 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:24:50.58 ID:gNQ01S2v0
廊下

明石「おかしいな...誰かが扉を叩いたはずなんだけど...」キョロキョロ

ガチャン

明石「!?今誰かが司令室に!?」ダッ

明石「くっ!開かない!!」ガチャガチャ

明石「(ま、作戦通りなんですけどね)」クスッ

ーーーーーーーー
712 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:25:53.29 ID:gNQ01S2v0
書き溜めたのはここまでです
おやすみなさい
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 22:28:33.03 ID:rP+iSVwzO

霞かわいい、手籠めにしたい
714 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/13(火) 22:37:55.77 ID:gNQ01S2v0
すまん>>709が矛盾してる
↓が正しいです
ーーーーーーーー

調査官(以下女)「提督君...」ギュッ

提督「うわ、女さんじゃないですか!なんでこんな所へ!?所属は海軍のはずじゃ...」

女「元帥の意向でね。私みたいに陸へ転向するスパイも多いのよ」

提督「せっかく海軍でのキャリアがあったのに...」

明石「あの...元々海軍の所属だったんですか?」

提督「あぁ。この人は俺が士官候補生だった頃の教官でな。めちゃくちゃ優秀な人なんだぞ?」

明石「へぇー」

女「ところであなたは?」ギロッ

明石「あ!申し遅れました!今提督の秘書艦...の代理を務めている明石です。よろしくお願いします!」

女「で...」

チャキッ

明石「ぇ...?」

女「こいつは例の件に関わったの?提督君、怖がらないで答えてちょうだい。もしそうならこの場で射殺してあげるから」ニコッ

提督「と、とんでもない!あの通報は誤報でして...」

女「ほんとに?」

提督「本当です。俺の目を見てください」ジッ

女「...分かったから。もういいわ///」

提督「それで...今後のご予定は?」

女「サッと聞き取り調査をして終了ね。あなたは明石の報告は冗談であると伝えてきたでしょう?私達としては万が一の事を考え、明石の意見を信じてここへ来てるの。そうである以上、あなたが虐待を受けたという事実が確認できない事を確認しなければならないの。ややこしいわね...」

提督「とんでもないです。ご迷惑をおかけしてしまって...」

女「それじゃ私は聞き取りをしてくるから。あなたは通常通り業務を行って下さい」スタスタ

明石「...」

提督「はぁぁぁ...バレてないよな?」

明石「バレてたら私はもう殺されてますよ...」

提督「義眼に義指...って言うのか?見えるところの傷は全く分からなくなってるようだな」

明石「それより調査、大丈夫ですかね?」

提督「皆も素直に答えれば俺がここからいなくなることくらい分かってるだろうから大丈夫だ」

明石「そうですね。それじゃ次の作戦、行きますか」

提督「おう」ニヤッ
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 23:01:39.60 ID:4mXepsFDO
明石ですら処刑されかけたのに…
この調査官から処刑されずに済ませれるのか、霞…
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 23:36:55.13 ID:d764frdA0
元帥にヤンホモ疑惑が再浮上した件、
いや、これは確定か
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 01:18:18.85 ID:Ul8ZwraSO
この元帥潰したい
718 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 08:07:12.63 ID:8DPh3zn+0
司令室

ガチャッ

霞「司令官...」

提督「霞...!?」ビクッ

霞「怯えないで...司令官を助けに来たの...」スッ

提督「は...?お前は何を言ってるんだ!?お前にされたことは忘れてないぞ!」

霞「あれは違うの!あの時の私は私じゃないわ!」

提督「お前...めちゃくちゃだぞ」

霞「司令官、あなたは明石さんに洗脳されてるのよ!大体おかしいじゃない!どうして明石さんだけがあなたに友好的に接し続けたの!?」

提督「(マズイな...それに関しては言い訳が思いつかない...)」...」

ドカッ

明石「ふぅ...やっと開きました...」

提督「あ、明石!!」

霞「チッ...もう入って来たの...」

明石「提督をお守りするのが私の役目ですから。提督、後ろへ」スッ

提督「すまないな...」

霞「このッ!!貴女だけは絶対に許さない!!」バキッ

明石「くっ...」ドサッ

霞「あら、この程度のパンチは避けれると思ったけど、工作艦には難しかったかしら?」ニヤッ

明石「フフ、こうすれば大義名分ができますからね...」

霞「...は?」

女「提督君、調査終わったよ...!?貴様!そこで何をしてる!」チャキッ

霞「ぁ...いや、これは!」アセアセ

提督「女さん!!良いところに!あいつが明石を殴ったんです!」

女「ほう...憲兵隊が滞在中の鎮守府で喧嘩とは勇気があるな」

霞「ち、違うの!提督は明石さんに洗脳されてて、それで私が...」

女「手を頭の後ろに回して跪きなさい。言い訳は取調室でたっぷり聞いてあげる」

霞「そんな...」ガクガク

ーーーーーーーー
719 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 08:07:39.10 ID:8DPh3zn+0
提督「明石...ありがとう。助かったよ...」ギュッ

明石「提督がご無事で良かったです...」ギュゥゥ

明石「...」チラッ

霞「ッ...!」キッ

明石「フフッ」ニヤッ

霞「いつか殺す...」ボソッ

憲兵「行くぞ、早く立て!」

霞「チッ...指図さんじゃないわよ...」

女「提督君、君の言った通り虐待の事実は確認できなかったわ。これで私達は帰る...と言いたいところなんだけど、生憎帰路に嵐が発生してるらしくてね。あと1日はここに泊まらせてもらうわ」

提督「女さん、ありがとうございます。何もないとこですが、ゆっくりしていってください」ニコッ

ーーーーーーーー
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 08:30:52.80 ID:rQfaD1sio
憲兵に連れていかれて何も思わないんじゃ提督実は艦娘のこと嫌いだろw
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 09:29:09.02 ID:Ul8ZwraSO
指図さんじゃないのか…
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 09:33:09.47 ID:Y9HaQ7Evo
結局提督の目的はなんなのか
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 09:39:54.08 ID:1JdqvNbMO
苦しむ艦娘が見たいだけでしょ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 10:06:51.53 ID:mAJzLkIAo
愉悦
これに尽きる
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 15:45:52.31 ID:Q36S3UlmO
かつて艦娘に家族を殺されたが、自分の優しい艦娘達のことは好き。

それでもその好きな艦娘達の苦しむ姿が見たい。(愛のある嗜虐願望)

さらにそれによって自分が死にたい(破滅願望)

家族を奪った艦娘達自身に、敬愛する自分を奪わせることで苦しめたい(潜在的復讐願望)

死に損なったことでそれらを超越し、もはや愉悦の権化となった←イマココ

そう単純でもないかな?
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 18:16:21.28 ID:ylLxfAP/O
最初の傷つけたいとは思わないってのが何処かにいってしまった
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 18:57:51.79 ID:CY3yRjmco
暴走は止まらないんだよ…
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 19:19:29.74 ID:Ul8ZwraSO
>>725
>かつて艦娘に家族を殺された

よりも深海棲艦に襲われたのに来るのが遅かったからのほうが愉悦感ある
729 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/14(水) 19:19:41.15 ID:O5MFYQvl0
>>726
すまん、この傷つけたくないは殴る蹴るとかの物理的な攻撃で傷つけたくないって意味で書いた
いかに自分の手を汚さずに艦娘を苦しめられるかがこの提督の課題
ーーーーーーーー
司令室 夜

提督「もうこんな時間か...明石、頼んだ」

明石「はいっ」タタタッ

女「...?何を頼んだの?」

提督「食事です」

女「食事?食堂へは行かないの?仕事も片付いてるみたいだけど」

提督「恥ずかしながら、食事は明石と二人でって決めてるんです」

女「へぇ〜、そりゃお熱いことで...」

提督「よかったら女さんもどうです?一緒に食べましょうよ?」

女「え?いいの?」

提督「女さんなら大歓迎ですよ」ニコッ

女「そ、それならお邪魔させてもらいます///」

ガチャッ

明石「提督、女さんの分もお持ちしたんですけど、大丈夫ですか?」

提督「おう、ナイスだ明石」

女「ふーん、貴女以外と気がきくのね。いいお嫁さんになるわ」

明石「えっ!?あ、ありがとうございます///」

提督「それじゃあ頂きましょう」

ーーーーーーーー

730 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:20:34.67 ID:O5MFYQvl0
提督「ご馳走様でした。明石、ちょっといいか?」

明石「はい?」

提督「曙をここにけしかけてくれ」ボソッ

明石「分かりました」ボソッ

女「?」

ーーーーーーーー
731 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:21:02.61 ID:O5MFYQvl0
駆逐寮

コンコンコン

明石「すみませーん、曙さんいますか?」

曙「何?」ガチャッ

明石「あ、提督が曙さんに用事があるそうで」

曙「て、提督が!?何の用事か言ってた!?」

明石「いえ、そこまでは...」

曙「そ、そう...けど、何か困ってるに違いないわ。私が行ってあげなくちゃ。全くクソ提督ったら...」ニヤニヤ

明石「調査官の方も一緒なので言葉遣いには気をつけたほうがいいですよー」

明石「って...聞こえてないか」ニヤッ

ーーーーーーーー
732 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:21:39.98 ID:O5MFYQvl0
司令室

女「あーそこそこ...気持ちいい...」

提督「だいぶ凝ってますね...ちゃんと身体動かしてます?」

女「ぶっちゃけあんまり動かしてないのよねー...デスクワークの方が多くって...」

コンコン

提督「(来たか...)」

「クソ提督、入るわよ」

ガチャッ

提督「(ソファーに寝てる女さんはそこからじゃ死角だ...さぁ、楽しませてくれよ...)」ニヤッ

曙「あら、思ったより元気そうじゃない。全く、何の用なのよ?」

提督「いや『おい』!?」

女「お前所属と名前は?」

提督「(凄まじいスピードで起き上がりやがった...もう一言二言くらい罵倒させてやりたかったんだが...まぁいいか)」

曙「あ...調査官の...」ビクッ

女「聞こえなかったか?所属。名前。答えろ」

曙「だ、第七駆逐隊の曙です」

女「何ださっきの態度は?」

曙「あ、あれは普段からの対応で、その、反抗的な意味はないんです」

女「は?普段からあの態度なのか?」

曙「...」

女「答えろ。私も提督君の仕事部屋でお前の汚い脳髄をぶちまけたくないんだ」チャキッ

曙「普段からです...」

女「19時37分...抗命罪で現行犯逮捕だ」

曙「ぇ...?」

提督「あの...」

女「提督君、輸送機に憲兵が待機してるから連行するよう連絡してちょうだい」

提督「りょ、了解です」

ーーーーーーーー
733 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:22:17.21 ID:O5MFYQvl0
憲兵「全く...1日に何人逮捕者が出るんだ?この鎮守府は...」カチャカチャ

憲兵「ほら、歩け」

曙「...嫌」

憲兵「...」バキッ

曙「ッ...」ドサッ

憲兵「提督さんは優しいからな...今まではそんな態度でも通用したかもしれんが、陸ではそうはいかんぞ?」

曙「提督に一言だけ言わせて...」ヨロッ

憲兵「ダメだ。行くぞ」

曙「...」

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