勇者「ニートになりたい」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 12:00:38.05 ID:J1t1zDf6O
【勇者宅 自室】

勇者「俺の名前は勇者。なんでも生まれた時に“聖痕”なんてもんがケツにあったお陰で神官は大騒ぎ。王様にまで上告した」

母上「勇者ぁ〜! 朝よぉ〜! 起きなさぁあ〜い」トントン

勇者「そして、扉をノックしているのは我が親の片割れ(妻)。王様から金を積まれて18歳になったら魔王退治の旅へと行かせる約束した……」

母上「寝てるのぉ? 開けるわよぉ?」

勇者「うるさいな! 自己紹介の最中に話しかけないでよママン!」

母上「……あら? 起きてるじゃなぁ〜い。ちゃんと返事はしないとぉ〜」

勇者「い、嫌だからな! 俺は王様のところなんて行かへんぞ!」

母上「またそんな駄々こねぇてぇ。みんなの希望なのよぉ?」

勇者「希望なんてクソくらえ! 誰が死にに行きたいもんか!」

母上「それにぃ、お金も〜」

勇者「やっぱり金か畜生!」

母上「うふふ〜。今日が旅立ちの日ねぇ〜」

勇者「いやだ。俺はいやなんだ。なんで俺ばっかり、というか、ピンポイントで俺だけ」

母上「さぁ、朝ごはんできてるから、食べなさい〜。下でお父さんも待ってるわよぉ〜」

勇者「なぁ、母上。やっぱり、俺には無理だ……」

母上「あらあらぁ〜。そんな弱音を吐く子に育てた覚えはないんだけどぉ〜」シャキン

勇者「ひっ⁉︎ ほ、包丁を構えるのはやめて⁉︎」

母上「しごきたりなかったのかしらぁ? 親失格でお母さん悲しいわぁ」ユラァ

勇者「た、足りてる! 足りてるよ! いやぁ! 行きたい! 行きたいなぁ! 魔王なんかけちょんけちょん! ほら、こうやって、この枕め! おりゃ!」ボスボス

母上「……」ジィー

勇者「はっ! 魔王なんて楽勝だぜ! 雑魚が!」チラ

母上「そうよねぇ」ニコォ

勇者「……ふぅ」

母上「それじゃあ、下で待ってるからぁ〜。はやく降りてくるのよぉ〜」ギィー バタン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515466838
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 12:17:59.61 ID:J1t1zDf6O
【勇者宅 居間】

父上「シャオラッ! シャオラッ!」ブン ブン

勇者「母上。つかぬことを聞きますが父上は居間でなぜに斧をふりましておられるので?」

母上「ご近所の武器屋さんから頂いたみたいねぇ。勇者のめでたい旅立ちを祝してってぇ〜」

父上「おっ! 起きたか! まったく、旅立ちの日にまで朝寝坊するとは肝っ玉の据わったやつだ! さすが俺の息子!」

勇者「(引きこもりたかっただけなんだけど)」

父上「ガハハハッ!」キラン

勇者「(正直に言ったら斧で一刀両断されそうな気がする)」

母上「貴方もそれぐらいにしてぇ〜。今日は家族揃って最後の朝食になるかもしれないんだからぁ」

勇者「不吉なこと言わないでくれる⁉︎」

父上「そうだな……。勇者、立派になって。俺は、俺はっ、ぐすっ」

勇者「ち、父上。泣いてるの? そんな、俺なんかまだまだ」

父上「さ、飯でも食うか」ケロッ

勇者「あー、そうですか。あんたらマイペースだったわ」

父上「ところで勇者。伝えわすれていたが、お前今日からこの家出入り禁止な」

勇者「はぁっ⁉︎ なんで⁉︎」

父上「魔王倒したら入っていいぞ」

勇者「俺の家だろーが!」

父上「おい、テメェ誰に口きいてやがる」ポキポキ

勇者「僕の家です、はい」

父上「早い話が王様に親権を譲った。今日からお前は王様の子」

母上「私たちも涙をのんでぇ〜。だって、勇者がそうすれば王族になれるしぃ」

勇者「そんな……」

父上「そして、俺たちも王様に恩を売ってがっぽり、ごほん」

母上「あなたぁ、今度ここの温泉に行きたいわぁ」

勇者「それでいいのかよ!」

父上「……」

勇者「俺を育ててくれたんだろ⁉︎ 俺を生んでくれたんだろ⁉︎ そりゃ親孝行はしてないかもしれないけど」

母上「勇者……」

勇者「父さん、母さん……」

父上「いい」キッパリ

勇者「……っ!」プルプル

父上「いずれお前も大人になる。そうなったら嫁ができ、家庭を持ち、自分の子を持つだろう。そうなった時に、俺の気持ちがわかる。お前のためなんだ」

勇者「……俺の、ため」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 12:32:49.04 ID:J1t1zDf6O
父上「なんて言うと思ったか!」

勇者「えっ」

父上「ウジウジしてんじゃねぇ! 男だろ! 魔王倒してこい!」

勇者「そんな、無理やり」

父上「世の中なんてもんはなぁ、理不尽の塊なんだ! 社会勉強と思って行ってこい! お前にゃ女神様の加護がついてる!」

勇者「加護って、クジ運なんて一度もよかったことないよ」

父上「あぁん?」キラン

勇者「……わかったよ。俺なんかどうせ、どうせいらない子なんだ。邪魔者なんだろ!」

父上「ようやくわかったか」

母上「あ、あなた……」

父上「黙っていなさい」

勇者「だったらお望みどおり出ていってやるよ!」ガタ

母上「あ、朝ごはん……」

勇者「く……っ! うっ、ぐすっ」ダダダッ バタン

父上「やれやれ……。相変わらず慌てん坊なやつだ」

母上「本当によかったの?」

父上「にこやかに笑って見送る、それができればなぁ。だが、泣いてしまいそうで」

母上「……もう、見栄っ張りなんだからぁ」

父上「あいつも18。いつかは自立しなければならない。信じよう、俺たちの息子を」

母上「(勇者……。辛かったら帰ってくるのよ……)」ホロリ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 15:20:08.88 ID:TqZDSh6WO
【城下町】

勇者「とは言ったものの。どうしたもんかなぁ」テクテク

道具屋店主「勇者! ついに旅立ちだな! 期待してるぜ!」

勇者「あ、ども」ペコ

武器屋店主「おっ、王様に謁見しにいくのか! 頑張れよ!」

勇者「ウース」ペコ

老人「あの頼りない子供が」

勇者「俺って立派に見える?」

老人「……やはり、子供のままじゃの」

勇者「……」ガックシ

犬「ワンワン!」

勇者「いいよなぁ、お前は。なんにも悩みなさそうで」

犬「わん?」

勇者「毎日与えられた飯くって、ゴロゴロして、遊んでさ。俺もそんな生活送りてぇなぁ」ナデナデ

犬「ハッハッ」

勇者「王族になりゃそんな生活……だめか。俺は魔王退治で送りだされちゃうもんな」

兵士「勇者か」

勇者「ん? おや、兵士さんじゃありませんか。いまから出勤ですかい?」

兵士「村人Aみたいな喋り方をするんじゃない。まったく、こいつは」

勇者「俺は元々そんなもんすよ」

兵士「王様に謁見だろう。お前を迎えにいっていたところだったのだ」

勇者「はぁ、それはお疲れさんです。じゃ、俺はこれで」クルッ

兵士「待たんか」ガシッ

勇者「勇者ならあっちにいました」

兵士「三文芝居をするんじゃない。ほら、いくぞ」グイ

勇者「いやじゃ〜〜〜! 堪忍してぇ〜〜〜〜!」ズルズル
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 15:39:56.86 ID:TqZDSh6WO
【王城 謁見の間】

王様「ワシが王様でアル」

勇者「はい」

王様「……え? そんだけ?」

勇者「はい?」

王様「もっと、ははーっとか、本日はご機嫌麗しゅうとかないの?」

勇者「子供の頃から知ってるじゃないですか」

王様「あ、そう。……うぉっほんっ、勇者よ! よくぞまいった!」

勇者「(やりたいのね)」

王様「此度の日をどれだけ待ち望んだことか! まずは18の誕生日、おめでとう。祝福するぞよ」

勇者「ありがたき幸せ」ペコ

王様「うむ。と、同時に女神様のお告げどおりの旅立ちの日でもある」

勇者「……」

王様「お主にはこの世界を魔王の脅威から救ってもらわなきゃならん。引き受けてくれるな? 勇者よ」

勇者「いや」

王様「まさかイヤなどとは言うまいて。まさかのぅ」

勇者「あの、ちなみに断ったらどうなるんです?」

王様「税金」ボソ

勇者「え?」

王様「実はの、お主の家だけは税を特別免除しいて、尚且つ、毎月お金を振り込んでいた。勇者という理由での。断れば今までの分を請求する」

勇者「そ、そんな話はじめて聞きました」

王様「まぁ家計事情なんて子供には普通話さんじゃろ」

勇者「(父さんがロクに仕事もせずに毎日過ごせてたのはそういうことか……! クソ親父め!」

王様「ちなみにじゃが、ワシも養子縁組したのは聞いとる?」

勇者「あ、それは今朝」

王様「うむうむ。よって、請求は親にではなく勇者本人にいくことになる」

勇者「なんでだよ!」

王様「だって、実の親とは赤の他人じゃもん。わしも肩代わりするつもりないし。無能の」

勇者「無能って言うな! あの、ちなみに請求っておいくらまん?」

王様「ざっと軽く見積もって300万ゴールドってとこかの」

勇者「さ、さ、さ、さ、さんひゃくっ⁉︎」

王様「18までずっと支給しておったんじゃ。当たり前じゃろ」

勇者「買ってもらったおもちゃといえば竹とんぼだけなのに」

王様「それは1ゴールドじゃの」

勇者「あの、分割とかはもちろんできるんですよね?」

王様「ならん。一括で返納してもらう」

勇者「一括で⁉︎ 無理に決まってる!」

王様「それならば、そうじゃな。やっぱり魔王退治にいってもらうしかないの」

勇者「め、めちゃくちゃや。こんなの」ガックシ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/09(火) 15:53:23.27 ID:TqZDSh6WO
大臣「王様、よろしいですかな?」

王様「お、おお。大臣、おったのか。よいぞ」

大臣「失礼致します。勇者よ、話を聞け」

勇者「なんでせう?」

大臣「泣くな。うっとうしい。旅立ちの手引き書を用意した。これ」ゴソゴソ

衛兵「はっ!」ザッ

勇者「手引き書?」

衛兵「受け取れ」スッ

勇者「……向かう場所、ですか」ペラ

大臣「なにはともあれ旅には仲間がつきものだ。アイーダの酒場で仲間を募集しろ。そして次の国に向かうのだ」

勇者「……」ペラ ペラ

大臣「そして――……」

勇者「あ、あのっ! ちょっといいですか!」

大臣「なんだ?」

勇者「この、ダーマ神殿てなんすか⁉︎ 転職できるって書いてありますけど!」

大臣「そのままの意味だ。職とは、女神様により定められた天命。だが、その洗礼を変えることができる」

勇者「行きます! 俺行ってきます!」

大臣「……?」

勇者「急ぐなくては! じゃ、そゆことで!」ダダダッ

王様「お、おい、勇者よ」

大臣「……」

王様「走って行きおった」

大臣「よもや、勇者も転職できると思ってるんじゃないでしょうか」

王様「できんのにのぅ」
7 :勇者コロミ [sage saga]:2018/01/09(火) 16:08:34.69 ID:D7Ap6RIc0
〜王宮、王の間〜

国王「おお勇者よ! よくz」ゴオッ

側近「陛下!? ウワアアア!」ゴオッ

勇者「おれはゆうしゃになんてなりたくなかった」

勇者「ただひとりで、しずかにすごしていたかった」

勇者「まおうも、おまえたちもじゃまだ」

勇者「ぜんぶもやしてやる」

勇者「ぜんぶはいになれば、しずかになっていい」

勇者「それがおれののぞみだ」

ゴオオオオオオオオオオオオ……

勇者「よし、こくおうたちはぜんぶはいになったな」

勇者「しろのれんちゅうをもやしたら、つぎはまちのれんちゅうだ、そのつぎは」

勇者「あかい、あかい、あかい、あかい」

勇者「ほのおはきれいだ、ぜんぶもえて、しろもとけていく」
8 :勇者コロミ [sage saga]:2018/01/09(火) 16:09:22.63 ID:D7Ap6RIc0
〜勇者の家〜

父親「うわあああああああ!」ゴオッ

母親「ゆ、ゆうしゃ、ああああ!」ゴオッ

勇者「もえろ、もえろ、ぜんぶもえろ」

ゴオオオオオオオオオオオオ……

勇者「…………だいぶしずかになったな、おれのせかいはぜんぶはいになった」

勇者「このまま、まちをでて、ぜんぶもやそう」

魔王「勇者よ、よくぞ」ゴオッ

魔王「な、に、?」ゴオオオオオオオオオオオ……

勇者「いきなりうるさいやつだ、おまえもはいになれ」
9 :勇者コロミ [sage saga]:2018/01/09(火) 16:10:35.01 ID:D7Ap6RIc0
〜街外れ〜

巫女「ゆ、勇者ちゃん……?」

勇者「なんだ、みこか。なんのようだ」

巫女「神殿にいたら、街が物凄い火事になっているのが、見えて、心配で、わたし」

勇者「しんぱいするな、おれがもやしただけだ」

巫女「えっ、燃やしたって」

勇者「じゃまだから、もやしたんだ」

巫女「えっ? 燃やし、勇者ちゃんが、全部?」

勇者「これからすべてをもやしにいく」

勇者「おまえはしんでんにかえれ、あそこはしずかでいい」

勇者「そしてはたけのやさいをたべ、やぎのちちをのみ、くだものをたべてすごすといい」

勇者「そうだな、しんでんはもやさないでおこう、あそこはうるさくないからな」

巫女「すべて……もやし……」

勇者「じゃあな、みこ。おわかれだ」

巫女「!!」

巫女「だめ!」

巫女「お別れも、燃やすのも、全部だめ!」

勇者「じゃまをするな」

ゴオッ

巫女「勇者ちゃん!」

勇者「ほのおのかべでおってこれないようにした」

勇者「おまえはしんでんにもどれ、おれはあそこはもやさない」

ザッ、ザッ、ザッ、ザッ……

巫女「勇者……ちゃん……」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 16:28:24.88 ID:TqZDSh6WO
【再び城下町】

勇者「ひゃっほーーーーい! 俺の人生はバラ色だぁーー! 勇者とおさらばでっきるぅ〜〜〜! スキップスキップランランラン♪」

子供「ママァ。あの人」

母親「シッ。見ちゃいけません」

勇者「なんだよ、こんな神殿があるならもっとはやくいっときゃ……いや、待てよ」ピタ

アイーダ「勇者」

勇者「あれ? 結構遠くね? まずいんじゃないか、これ。モンスター多いだろうし」

アイーダ「勇者ってばよ」パコーン

勇者「いっ、てぇなぁ! 誰だよ、頭はた、いた……の?」

アイーダ「あたしだよ」

勇者「こ、これはこれは。腕っ節が強いで評判のアイーダおばさまじゃないですか」

アイーダ「あいかわらず腰の低い子だねぇ」

勇者「いやいや、あっしなんてもう」

アイーダ「誰があっしだよ。ふざけてないでうちにきな」

勇者「なぜでしょーか」

アイーダ「この鳥頭は。王様からなにも聞いてないのかい?」

勇者「あ、あぁ! そういえばなんか言ってたような」

アイーダ「うちにくれば名簿に登録してあるやつと連絡がとれる。仲間、必要だろ?」

勇者「仲間、仲間ねえ。たしかに神殿にいくには仲間がいた方が……アイーダさんってダーマ神殿聞いたことあります?」

アイーダ「あん? ダーマって転職ができるとこだろ?」

勇者「さすが! 荒くれ者どもと繋がりがあるってことは事情通!」

アイーダ「ほんで? それがどしたい?」

勇者「あのですね、ちょびっと気になったんですけどもぉ、転職ってどんな職があるのかご存じです?」

アイーダ「職? あぁ、戦士とか武闘家とか?」

勇者「うんうん」

アイーダ「あとは、魔法使いに僧侶、踊り子」

勇者「そんでそんで?」

アイーダ「一風変わって遊び人とか」

勇者「キタ━(゚∀゚)━!!」

アイーダ「うお、な、なんだこいつ」

勇者「勝つるwwwwこれで勝ったも同然ww」

アイーダ「……」

勇者「うひょおおお! やったぜ! ハーレルヤー!」

アイーダ「……頭おかしくなった?」

勇者「アイーダさん! ありがとう!」ガシッ ブンブン

アイーダ「いたっ、いたたっ、握手はいいけどちょっと」

勇者「そうとわかれば、やはりさっさと行かなければ」ダダダッ

アイーダ「お、おいっ! 仲間はっ⁉︎」

勇者「俺には必要ない! むしろ足手まといだ!」

アイーダ「お、おぉ……」

勇者「待ってろよぉ〜〜〜〜っ!!(ダーマ神殿!!)」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 16:29:55.36 ID:TqZDSh6WO
>>7
>>8
>>9
この人まったく知らない人なんでNGID登録で
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/09(火) 16:50:19.25 ID:qUI6h+8FO
これは期待
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