異世界トーチカ

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34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 21:29:59.89 ID:BRlJwZpZ0
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「兵の間でも不安が広がってるな」

「しかし我々もなんと説明たらいいのかね」

「我が陣地丸ごとが…別の世界にでも飛んだ…」

「そんなバカな…」


一等兵「徐州 徐州と人馬は進むっとくらぁ…」

竹原「あの捕虜の人が引き連れてた軍隊が通過してからもう4日経ちますが、
なんの伝令も通りませんね」

一等兵「あー玉砕よ玉砕、誰1人として退くことなくな」

竹原「はぁ…」

一等兵「元の場所に帰りゃ俺らも玉砕よ、ソヴィエトの津波に飲み込まれてな」

日本兵「…」

一等兵「日本兵さん、あの団長とやらになんの思入れがあったか知りませんがねぇ、諦めましょうやもう
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 22:52:33.57 ID:M7KEm64j0
日本兵「いや…思入れは無いけど…」

一等兵「でなければ、あの戦闘で死んだってぇ言うどっかの偉いさんの事ですかい?」

日本兵「まぁ…」

一等兵「日本兵さん自分はね、支那各地の戦場を転々としましたよ、その先々で人が死んで行くのを見てきて…
まぁ慣れってこたぁないですが…段々と耐性が着くモンなんですよ」

日本兵「そりゃ…僕はここ以外に出たことは無いけど…」

一等兵「分かりますよ、殺された奴を好いてたかどうかはさて置いて…
そいつが死んだことにとてつもなく悲しいって感情出した奴をそいつを殺した自分が間近で見ちまったから」

日本兵「僕は…あの時なんて声かけりゃ良かったのかな」

一等兵「なーんにも言わない事ですな、なーんにも…慰めも挑発もせずただの一兵卒として
黙っとけばよかったんすよ」
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