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オール安価でまどか☆マギカ 22

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1 : ◆xjSC8AOvWI [saga sage]:2018/01/25(木) 20:41:06.43 ID:5dgDqyne0
このスレは、安価で決めた主人公・時系列・前提設定で進める長編多めの安価SSです。
各編で話につながりはありませんので、途中参加は大歓迎です。
全体的にシリアス傾向が強いけど実は作者は安価スレらしいカオス展開も大好きです。

【現行】あすみ編
・・・呪いの願いにより復讐を遂げたあすみが見滝原の事情を引っ掻き回していく話。

【完結した話】
さやか編   :[練習]>>8>>154
・・・マミの死後、さやかが魔法少女になって張り切ったり悩んだりする話
・・・試験作。かなりあっさりしてます。
中沢編   :[練習]>>164〜[2]>>150
・・・まだ試運転。中沢が安価の導きにより魔法少女たちと関わっていく話。
QB編   :[2]>>198〜[4]>>502
・・・感情の芽生えたQBの話。
ユウリ編様 :[5]>>954〜[6]>>792(BadEnd)
・・・契約したばかりのユウリが目的を達成するためにマミの後輩になる話。
恭介編   :[6]>>815〜[7]>>240(BadEnd+)
・・・恭介の病院での日々と、退院してからの話。
Charlotte編 :[7]>>264>>285
・・・チーズを求めるCharlotteの小話。
キリカ編  :[7]>>309>>704,[8]>>475〜[9]>>151
・・・本編時間軸で織莉子が既にいない世界のキリカの話。話はほぼまどマギ本編寄り。
アマネ編  :[7]>>807>>963,[8]>>5>>130(GiveUp)
・・・抗争に破れて見滝原に来た最弱主人公の野望の話。  ※オリ主※
メガほむ編 :[9]>>181〜[12]>>666
・・・非情になれないほむらの4ループ目、織莉子たちとの戦い。
・After『夜明け後の一週間』[12]>>93
なぎさ編  :[12]>>717〜[14]>>616
・・・謎の神様によって魔女化から助けられたなぎさが見滝原で奮闘する話。
・After『あすみ参入』:[13]>>953
杏子編  :[15]>>197〜[17]>>918
・・・マミの“先輩”な杏子のifストーリー。
・・・マミと仲直りしたり、色んな人と仲良くなったりする比較的ほのぼのなストーリー。
・After『マミさんじゅうごさい』:[17]>>436
キリカ編2  :[14]>>719〜[15]>>182,[17]>>927〜[21]>>426
・・・未契約キリカが黒猫と謎の少女に出会い、不思議な運命を知る話。
・・・前半はミステリー風シリアス、後半はほのぼの系。“トゥルーエンド”みたいなものを目指しました。
・『統合後』 [18]>>846

【未完結の話】
Homulilly編 :[4]>>535>>686
・・・生まれたばかりの魔女Homulillyが時空を旅する話。
かずみ編  :[4]>>982〜[5]>>879
・・・ユウリのドジで見滝原に運ばれたかずみが織莉子とともに救世をめざす話。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516880466
2 : ◆xjSC8AOvWI [saga sage]:2018/01/25(木) 20:41:25.47 ID:5dgDqyne0

【注意】
*安価の内容について
★無効安価は自己判断で安価下。明らかに無効になりそうな内容は、その下に別の安価をしてくれるとスムーズに運びます。
★自由安価は基本的に主人公から起こす内容のみ。主人公以外の視点に移っている時はその場にいる人の言動まで可。
★『相談したい事がある』『話したいことがある』のみの安価は不採用とします。必ず話す内容まで書いてください。

*安価の取り方について
★基本的に連続で安価を取っても構いません。連投は1レスとして考えます。
★多数決は連続・連投無しです。
★多数決で同数に意見が割れた場合は指定内の最後のレス内容を採用。
★主レスは安価先を指定する数字に含まない。
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します。

*このスレの話について
★まどマギのほかに、おりマギ本編・かずマギ・漫画版まどマギ・TDS・PSP・劇場版のネタを含みます。
 それ以外からのネタは出さないか考慮しませんが、知ってるとより楽しめるネタはあるかもしれません。


・前スレ

『まどかマギカで安価練習』 :http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369643424/
『オール安価でまどか☆マギカ 2』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370979872/
『オール安価でまどか☆マギカ 3』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371835671/
『オール安価でまどか☆マギカ 4』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372909496/
『オール安価でまどか☆マギカ 5』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373645366/
『オール安価でまどか☆マギカ 6』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377690974/
『オール安価でまどか☆マギカ 7』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385884667/
『オール安価でまどか☆マギカ 8』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397729077/
『オール安価でまどか☆マギカ 9』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409071003/
『オール安価でまどか☆マギカ 10』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417014605/
『オール安価でまどか☆マギカ 11』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424792933/
『オール安価でまどか☆マギカ 12』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430323957/
『オール安価でまどか☆マギカ 13』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439045180/
『オール安価でまどか☆マギカ 14』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448012780/
『オール安価でまどか☆マギカ 15』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461427177/
『オール安価でまどか☆マギカ 16』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475061935/
『オール安価でまどか☆マギカ 17』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483717207/
『オール安価でまどか☆マギカ 18』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491232637/
『オール安価でまどか☆マギカ 19』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497797899/
『オール安価でまどか☆マギカ 20』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504964306/
『オール安価でまどか☆マギカ 21』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511090204/

※『オール安価でまどか☆マギカ 21.5避難所』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516811060/


☆随時募集

*安価で魔女を作ろうぜ*


 主に風見野や見滝原外などで登場するオリジナル魔女を募集中です。

 登場の機会があれば色んな物語に出させます。

 被りは一部再安価か統合。


・名前:【安価内容】の魔女(思い浮かんだものがあれば魔女名も)

・攻撃方法/見た目/特徴/性質/弱点/使い魔 など
3 : ◆xjSC8AOvWI [saga sage]:2018/01/25(木) 20:42:00.42 ID:5dgDqyne0

あすみ「ゆま…………そいつは?」

ゆま「ゆまも『魔法使いさん』になれるんだって!」

QB「『魔法少女』だよ」


 ゆまは無邪気に言う。

 ……――留守を狙われた。あまり一人しないようにという忠告は勿論わかってはいた。

 やっぱり、こんなのと少しも接触させずには済ませられないのか。


あすみ「……なりたいの? 私みたいに?」


 その問いに何かを考え込むゆまの横を通って、キュゥべえを頭から強く掴み上げる。

 無理矢理玄関の外に放り出した。


 ゆまが口を開いたのはちょうどそれと同時だった。


あすみ「変な人上げちゃ駄目でしょ。こいつは悪い奴なんだから」

ゆま「でも、そしたらおねえちゃんとずっと一緒にいられるって――」


 ――扉を勢いよく閉める音が響いて、それから私たち以外に誰も居ない家はしんと静まり返る。


 一緒に居るのに不安が付き纏うのは、どこか違う世界に居るように感じているから。

 でも、ゆまはこっちに来てはだめだ。



1…そいつから何を聞いたの?
2一緒に居るから
3自由安価

 下2レス
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/25(木) 20:52:22.24 ID:srMYyZPv0
1+2
安価↓
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/25(木) 21:15:29.89 ID:lKGVcavI0

追加でゆまに魔法少女の真実を話す
6 : ◆xjSC8AOvWI [saga sage]:2018/01/25(木) 22:05:42.85 ID:5dgDqyne0

あすみ「……そいつから何を聞いたの?」

ゆま「魔法つかえるようになれるって、おねえちゃんと一緒にたたかえるって……」

ゆま「……ゆまのおねがいもきいてくれるってゆってた。そしたらゆま、いっぱいおねえちゃんのこともたすけられるよ」

ゆま「それがゆまのおねがいだから」


 やっぱり、碌な願いじゃない。

 ゆまは、魔法少女になることが願いなんだ。……私と一緒の世界に居るために。

 だったら、その願いはあんな奴に叶えさせちゃいけないのに。


あすみ「一緒に居るから」

あすみ「――――私は、ゆまには私みたいになんてなってほしくないよ」


 ……ゆまの小さい身体を抱きしめる。

 それから、二人でリビングのほうに上がっていく。


 テーブルの前の椅子に隣同士並んで腰掛ける。私が来てからのリビングでのいつもの位置だった。
7 : ◆xjSC8AOvWI [saga sage]:2018/01/25(木) 22:54:16.42 ID:5dgDqyne0

あすみ「……『魔法少女』が何と戦ってるか知ってるの?」

ゆま「“わるもの”をやっつけるんでしょ?」

ゆま「ひどいめにあってる人を助けるの」


 ……その答えにはっとさせられる。

 ゆまはどう思っているんだろう。どういう意味で言ったのだろう。それを正義の行いだと思っているのは――


あすみ「……魔女ってやつと戦うのね。あとはその報酬を巡って他の魔法少女と戦ったり」

ゆま「“魔女”はわるもの?」

あすみ「どうかな。悪者だったり、そうじゃなかったりするよ。別に、大半は悪者を倒すために戦ってるわけじゃないし」

あすみ「魔法をどう使うかはその人次第。私は……やりたいようにやってるよ。――でも、正しい事をしてるわけじゃない」


 今まで経験した情景を思い出すほどに、ゆまにだけは近づかせたくないと思う。

 計画だとか策略だとか、醜い争い。それにさっきのあいつみたいなのとか。


あすみ「とにかく、他の人とは違うようになるから」

あすみ「力のこともそう、身体も、それに全部キュゥべえが人の心を陥れるために契約なんてしてるんだから」

あすみ「……碌には死なないかもよ。化け物になるか、醜い戦いに巻き込まれて死ぬかのどっちかだ」

ゆま「おねえちゃんもそうなるの?」

あすみ「そうかもね。まあ簡単にはそうなってやらないようには気を付けてるけどさ――」


 ……どれだけ伝わったかな。魂とか詳しく説明したって難しい事はまだわからないかもしれない。

 きっと、魔女の事も実際に対峙してみないとよくわからない。でも、そこまで連れ回すのも嫌だった。
8 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/26(金) 00:00:34.77 ID:t/5Y2QJo0

ゆま「――でも、ゆまもほかの人とはちがうんだって」

ゆま「学校にいっても、ゆまとはなすのはつまんないからって、みんなはなしてくれないの」

ゆま「ほかの人はゆまの知らないこといっぱい知っててはなしてて」

ゆま「ゆまはおべんきょうもついていけない」


 ……すると、深刻そうにゆまは話しはじめる。その言葉に、授業風景を見に行った時を思い出した。

 他の人が楽しそうに話しながら教室に戻る中、ゆまはみんなから離れて一人で歩いていた。

 そういうことが続くと心は落ち込んでいくものだ。それ以前の環境、経験……そうして私もこうなっていった。契約して変わる前から。


 ――私が傍に来た時点で、もう『普通』じゃないのかもしれない。私には同学年の子みたいな友達にはなれない。


あすみ「…………それでも、このままで幸せになってほしいの」

ゆま「このまま?」

あすみ「違くないよ」

ゆま「……うん」


あすみ「――それでもひどいことする人がいるなら、そいつらまとめて私が呪ってあげようか?」



 あの崩壊した学級がチラついて、ゆまが『違う』だなんて言う事実が嫌で、そんな言葉を投げかける。

 今の私には力がある。その力の使い方は私次第。


 ――――結局、その言葉に返事が返されることはなかった。

 返ってこなくてよかったのかもしれない。きっとそうしても『幸せ』にはなれないから。



―七日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:32個
・[100/100] …×26
・お菓子[10/100]
・ハコ[0/100]
・[100/100]×4
・[35/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
9 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/26(金) 00:01:46.58 ID:t/5Y2QJo0
------------------------------------
ここまで
次回は27日(土)18時くらいからの予定です
10 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/27(土) 19:01:18.00 ID:MPkgTiIH0
------------------------------------------------
遅れてしまい申し訳ないのですが、ここ最近の寒波のせいか昨日から体調がアレなので今日は中止にします。
次回は28日(日)18時くらいからの予定としたいと思います。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/27(土) 19:05:10.42 ID:kQ3I/ATn0
了解です、お大事に

もしかしてスレ主にもあすみんの呪いが……
12 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 18:45:32.07 ID:9oR2aW590
朝 ゆまの家



 朝、いつもと同じように朝食を食べると、それからなかなか準備をしないゆまに聞いてみる。

 ……ゆまは届かない足をぷらぷらとさせながらテレビを見ているところだった。


あすみ「……ゆま、学校は?」

ゆま「土曜日、やすみだよ?」


 ゆまにそう言われて、すっかり曜日の概念が抜けていたことに驚く。


あすみ「休み……かぁ」


 昨日のこともあったしあまり家を空けたくはないが、休日しかできないこともあるか?

 そんなことを考えつつ棚の上のカレンダーを眺めていると、ゆまがこんなことを言い出した。


ゆま「ねえ、ゆま、どこかいっしょにあそびにいきたい!」

ゆま「今日はおねえちゃん、ゆまをおいていっちゃわないよね……?」


 カレンダーで確認した日付に、何かの心当たりを思い出す。

 ――前に見たプリント。確か今日は。


あすみ(巴マミの葬式の日……か)

あすみ(案内もされてない私が行っても仕方ないけど)



1昨日の経過を見に病院へ
2公園にでも遊びに行く
3ゆまにどこに行きたいか聞いてみる
4自由安価

 下2レス
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 18:46:36.46 ID:px1CiYKi0
1
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/28(日) 18:48:39.41 ID:WzCSGOWJ0
3のあと1
あとキリカに会えたら自分が代わりにマミの葬式に行っていいか聞く
その際ゆまには病室にいてもらう
15 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 19:18:31.18 ID:9oR2aW590

あすみ「どこに行きたいの?」

ゆま「えーとね、えーとね、遊園地にいってみたい!」

あすみ「遊園地?」


 ……私もどのくらい行ってないだろう。お母さんの居た頃もあまり多くは行けなかったし。

 この近くの遊園地って何があるかな。


あすみ「調べておくから今度でいい?」

ゆま「じゃあこんどだよ! でも今日も、近くでもいいからどこかおでかけしたいな」


 一応この街の主要な場所は把握したところだ。

 その場所を頭の中でいくらか思い浮かべる。


あすみ「……少しだけ用事があるからついてきてくれる?」

ゆま「うん!」



 いつも学校に行く時とは違う準備をしてゆまと一緒に家を出る。

 ……残念ながら今日は『楽しいお出かけ』にはならない。ただ、ゆまも知り合いだったから。
16 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 19:47:20.40 ID:9oR2aW590


あすみ「……着いたよ」

ゆま「おねちゃん、病院にしってる人がいるの?」


 ――病院のエントランスに入ると、まず受付に聞いてみる。

 昨日の呉キリカの経過がどうなったか。


 病室に通してはもらえたものの、会話は出来なかった。


 そういえばこいつも巴マミの葬式に行くと言ってたっけ。


ゆま「…………さっきの、キリカのことだよね? すごいけがをしてるの?」

あすみ「そうだね」


 傷の範囲が広くないのは幸いだが、損傷が激しく、この状態でなんとか生きているのが奇跡的なくらいらしい。

 ……あと傷が数ミリでも深かったら即死していたと言うが、本当はありったけ治癒魔法をかけてやっとこの状態まで戻ったんだ。


あすみ(……だから、私がやると割に合わないから治癒は嫌いなんだ。この借りはどうやって返してもらおうか)


 マスクをつけて横たわっているキリカを眺める。

 意識不明の重体扱いだ。いつまで持つかもわからない。――それは『私達』の命の基準としても同じだった。
17 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 20:33:12.85 ID:9oR2aW590


 ――――考えを整理しに病室を出る。ゆまはまだ中に居た。

 考えていた可能性としては、あのまま死ぬか、生き返るか。

 この状態はどちらかといえば…………『死んで』いるといったほうが近い。しかし、それにしては中途半端だ。


あすみ「……アンタ、なんかやった?」

QB「心肺機能が停止してしまった人間の蘇生法として、人体に電気ショックを与えたりするだろう?」

QB「感情の変化の少ない『魔力の消耗による死』、とりわけ魂が身体から離れた状態での魔女化というのはエネルギー変換量は最低だ」

QB「あまりそういう無駄死にはしてほしくない。一応こちらでもソウルジェムに対して近いことをやって、刺激を与えてみたりはしたんだけどね」

QB「どうやら意識が目覚めないらしい。無意識下で認めたくないということかな」


 ……なんにしても、これでは呉キリカは当面は戦線撤退となることは確かだ。

 美国織莉子にとっては計算から外れていたとしても、困ることはない、むしろ嬉しい結果だろう。


 いや、自らトドメを刺さなかったところからすればこういうパターンはまだ想定内か。


あすみ「……まあ、私にとってもやりやすいっちゃあやりやすいけどね」

QB「一応聞いておくけど、君がやったわけじゃないんだね?」

あすみ「わかんなーい、私の魔法はオートだし。でもそいつから殺したいほど恨まれてはいないと思うよ?」


 しらばっくれておく。こいつが美国織莉子の計画に気づけば私達の命も危うくなる。

 あの女と一緒に滅ぶのだけは御免だ。



1原因はなんだと思ってんの?
2ゆまに手を出すなと警告
3病院を後にする
4自由安価

 下2レス
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 20:36:27.22 ID:px1CiYKi0
1+2した後に3
安価下
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/28(日) 20:39:43.70 ID:WzCSGOWJ0
1+2
あとキュウベェに巴マミの死について何かわかったことはないか、推察でもいいから聞く
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 20:41:57.54 ID:px1CiYKi0
もしもあすみがマミの死が自分のせいだとしても別にダメージとか受けないよな?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/28(日) 20:44:42.59 ID:WzCSGOWJ0
うーん、どうだろ
マミとは数回会っただけだし何らかの感情抱く以前に死んじゃったからなぁ
あの突然キュウベェを殺す安価がなければ違った展開になったんだろうけど
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 20:45:24.67 ID:px1CiYKi0
>>21
突然だったし、単発だったのかな?
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/28(日) 20:50:12.13 ID:WzCSGOWJ0
>>22
あの時キュウベェが一緒にいる描写なかったのに突然だったからね
深い意味があっての安価だったのか、深く考えてない安価だったかはわからないけど
スレ主が巧いこと安価を採用しちゃったからマミさんがあんな事に…
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 20:51:15.30 ID:px1CiYKi0
>>23
あれ以降何も言ってこなかったから普通に単発か後者だろうな
25 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 21:16:44.92 ID:9oR2aW590

QB「君の魔法も選択肢として考えなかったわけではないけど、直接関わってなければいいんだ」

QB「本人の分からないことを聞いたって仕方がない」


 ここらでこいつの推測でも聞いてみようか。


あすみ「あんたは原因はなんだと思ってんの?」

QB「まだなんともいえないね。表向きにも今回の件は事故か事件かまだ捜査しているところらしいよ」

QB「なにより、マミの時と違って原因が明確じゃない。もっとも、短期間のうちに起きたマミの件も関連性がないとはいえないけどね」

あすみ「同一犯の可能性があるってこと?」

QB「だとすれば今度こそ本物の『脅威』だ。意図的に魔法少女を狩っている人物が居ることになる」

QB「僕としてはあまりそうは思いたくないね」

あすみ「……ふーん」


 見当違いな推理をしているインキュベーターに適当な返事を返しておく。

 その調子では真犯人は出てこないだろう。――それとも美国織莉子、マジにあいつがどっちも殺っちゃったとか?



あすみ(ま、空想上の犯人探しに躍起になっててくれれば目も逸らせてあいつは万々歳だろうけどねぇ)

あすみ(あいつも容疑者の一人になってることは変わらないか)



あすみ「あと、今後ゆまには手を出すな。ゆまにはこんな契約も魔法も必要ない」

QB「……」


 それだけ警告のように言って一度病室に戻る。

 ……その後姿を、光る赤い目がずっと見つめていた。
26 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 21:30:00.55 ID:9oR2aW590

ゆま「おねえちゃん」

あすみ「そこでお昼買ってきた。休憩スペースの方で食べよう」

ゆま「キリカ、もうおきないのかな……」

あすみ「わからないよ。今は体力がないから起きられないだけかもしれないし、いつか目を覚ましてくれるかもよ」



 病院の休憩スペースのほうで空腹を満たす。

 まだやりたいことはある。そろそろ病院も後にしたいが……どうしようか。


 ――昼食を食べ終わると、ゆまは本棚にある絵本を読んでいた。



・ゆまにはどうしていてもらおう?
1ゆまにはここ(病院)に残っていてもらう
2家に帰す
3自由安価

 下2レス
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 21:32:29.05 ID:px1CiYKi0
3
目を離すといけないから一応、マミの葬式に一緒に行く
安価下
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/28(日) 21:49:01.57 ID:WzCSGOWJ0

行く間に魔法少女になったらこんな危険と隣り合わせだと話す

キリカがこんな風になったのも魔法少女絡みかもしれない
魔法少女は魔女と戦うだけじゃない、契約した力で他の魔法少女に危害を加えるようなのもいるんだ
昨日魔法少女にならないで欲しいといったのは、ゆまにはこんな危険な道に入って欲しくはないからなんだ
(まぁ、何人も地獄に送った私がこんなこと言う資格なんてないけどね)
29 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 22:15:19.16 ID:9oR2aW590

 インキュベーターがまだ居るかもしれないここにゆまを置いていくわけにもいかないな……。

 あまり『こっち』の人間のことに関わらせたくはなかったが。


あすみ「……ゆま、昨日も言ったけどさ。契約しないでね」

あすみ「危険と隣り合わせの世界なんて、ゆまには入ってほしくない」


 何人も地獄に送った私が言うべきセリフじゃない。

 ……ゆまはまだきょとんと私を見上げていた。


あすみ「……あと、帰りにもう一つだけ寄ってもいい?」

ゆま「え?」

あすみ「その代わり、明日までには遊園地ちゃんと調べとくからさ」


 ――それからもう一つ、プリントに書かれていたマミの葬式の場所の近くにまで寄ってみた。

 建物の前に巴マミの名前の書かれた看板が立てられている。

 軽く様子を見てみると、ほとんどは学校の関係者だった。見滝原の生徒たちの姿と、他に大人たちのうちには教師や親族もいるのだろうか。


 ゆまはしばらく遊園地遊園地とはしゃいでいたが、どこか神妙な喪服と制服の集団を見て不思議そうに私に聞いてきた。


ゆま「おねえちゃん、あれなに? 『もうひとつ』の用事ってこれ?」


 別に参列までする気はなかった。

 ただ少しの間このあたりを窺って、その中から離れた場所に一人立っている姿を見つけた。


 ――イレギュラー。暁美ほむら。
30 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 22:23:58.78 ID:9oR2aW590

 てっきり、執着するのは『鹿目まどか』の事だけだと思っていたが。

 意外にもあいつもこんな場所に寄ったりするのか。


 ……それとも、ただ情報を集めたいだけ? 私と同じように、あくまで外から中を気にしている様子だった。



あすみ(……なんにしても、今は関わるわけにはいかないな)



あすみ「……ゆま、帰ろう」

ゆま「うん」



―八日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:32個
・[100/100] …×26
・お菓子[10/100]
・ハコ[0/100]
・[100/100]×4
・[35/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
31 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/28(日) 22:30:35.54 ID:9oR2aW590
----------------------------------
ここまで
次回は29日(月)20時くらいからの予定です
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/28(日) 22:49:56.16 ID:WzCSGOWJ0
乙でした

うーん、あすみはこのまま利害的な関係とはいえ織莉子側にいるのかな?
早いところまどか達と接触して欲しいかな
キリカもこのまま退場しないで生きる意志を持って欲しい
33 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/29(月) 20:57:52.45 ID:PnT8YsmB0
月曜 朝 ゆまの家



あすみ「ゆま、 起きないと遅刻しちゃうよ」

ゆま「うー……ねむい〜……」

あすみ「朝ごはんももうできてるんだから」



 ――――昨日は遊園地の中を回って日が暮れるまで遊んでいた。

 ゆまは私も少し驚くほどずっと元気にはしゃいでいたが、帰ってきてからはぐっすりだった。


 まだ疲れが抜けていないのか、ゆまは眠たそうにしながら朝食を食べている。


あすみ「忘れ物ないか確認したよね?」

ゆま「うん」

あすみ「学校で寝ないでよ?」

ゆま「う〜、たぶん」


 いつもどおり挨拶を交わす。

 ランドセルを背負ったゆまの姿を玄関まで送ると、一旦リビングに戻ってソファに横になる。


あすみ(……私も少し昼寝でもしようかな)

あすみ(そうしたら、やっておきたい事がある)
34 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/29(月) 21:43:46.06 ID:PnT8YsmB0


 午前中は足りなかった睡眠を補給してから適当に昼を済ませ、少しすると良い時間になる。最低限の荷物だけ持って家を出ることにした。

 一昨日は出来なかったイレギュラーの調査もそろそろ進めないといけない。


 見滝原中学校――平日ならあいつの居る場所はわかっている。

 あいつの下校中、校門から出て細い道に入っていったところで声をかけた。


あすみ「お姉さん、ちょっといいかしら?」

ほむら「……ごめんなさい、少し話してくるからみんなは先に帰っていいわ」

「ほむらちゃん、知ってる子?」

ほむら「ええ、そんなところよ」


 周りの取り巻きたちの視線も私のほうに集まる。

 ついでに、前まで気にも留めていなかったが、その中にあいつから読み取った『鹿目まどか』らしい顔もあったことに気づく。


 ――前見た時にも居たんだっけ?


 素質があるだけで死ななくちゃいけなくなった哀れな奴。……まあこいつも十分謎めいてはいるが。
35 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/29(月) 22:03:29.74 ID:PnT8YsmB0

あすみ「悪いね、ご挨拶が遅くなっちゃってさ」

あすみ「貴女、昨日の『葬式』の時にも居たでしょう?」


 取り巻きたちを帰すと、こいつはわざわざ人気のないところまで歩いてきた。

 私【魔法少女】と二人になると、表情は打って変わって冷たくなる。


ほむら「何の用?」

ほむら「呉キリカと一緒に居たでしょう。知り合い……魔法少女よね」

あすみ「だから挨拶だって言ってるじゃん。私は神名あすみ、少し前に離れた街から来たんだ」


 一応自己紹介すると、それから暫くの間沈黙が続く。

 ……会話を続けられない典型のようで呆れてしまう。『興味がない』ということはありありと伝わってきた。


ほむら「……私の名前はどうせ知っているでしょう」

ほむら「私は礼儀だとか挨拶だとかの形式ばったものには興味はない。縄張り争いについてもね。時間の無駄だわ」


 今のところ会話との“食い違い”はまるでない。しかしこれだけで綺麗に終わられては意味がない。

 強引にでも素性を暴く手段――『読心』を活かすにも、引き出す会話をしてこそだ。



※うまく心を引きだしてください
1『お友達』の話を振ってみる
2目的について聞いてみる
3戦闘方法について聞いてみる
4巴マミの話する
5呉キリカの話をする
6自由安価

 下2レス
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 22:05:44.32 ID:oOcc7fYkO
1+4とか?このほむらが冷徹じゃないならいけるか?
安価↓
37 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/29(月) 23:31:59.39 ID:PnT8YsmB0
----------------------------------
ここまで
次回は30日(火)20時くらいからの予定です
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/30(火) 02:57:04.02 ID:i3dFYePC0
↑+2+5
追加でほむらにここ最近新人が増えてる事についてどう思ってるか聞く
初見のまどかの素質の高さが判ったなら、あえてその点も指摘する
39 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/30(火) 20:33:24.69 ID:wmZ18jX10

あすみ「じゃあ単刀直入に聞くけど、アンタが興味あるものって何。アンタの目的はなんなのさ」

あすみ「みんなからイレギュラーとか呼ばれてんのは知ってんの?」

ほむら「イレギュラー……まあそうでしょうね」


ほむら(――“今回”は誰にも事情を話してはいないものね)

ほむら(それなら、そういう扱いになるのも仕方がないのかしら)


 『イレギュラー』の呼称については今知ったような反応をしていた。

 しかし、やはり本人も中で納得できることはあるようだ。


ほむら「でも何故わざわざ目的なんて聞かれなくちゃならないのか、理由がわからないわね」

ほむら「……下手に勘ぐられても困るから、強いて言うなら私は日常が守られるのならそれでいい」

ほむら「それだけよ、何も高望みなんてしないわ」


 こいつの言う日常という言葉に、さっきの取り巻きたちが思い浮かぶ。

 ……私達には似合わない言葉。その中に、こいつが付き纏ってでも守護する人物が居る。


 それはただの友情なのか。こうなると、傍目には楽しげに見えた風景すら怪しく思えてくる。


あすみ「ふーん……意外と無欲なのね」
40 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/30(火) 21:27:44.90 ID:wmZ18jX10

あすみ「別に、私もアンタと似たようなもん」

あすみ「さっきも友達連れてたね。学校楽しいの?」

ほむら「ええ」

あすみ「じゃー邪魔しちゃったかしら? ごめんごめん、私にはあんまり理解できなくてさ」


 そう謝っておくが、イレギュラーは何も言わず変わらない様子でこちらを見下ろしている。


ほむら(……本当に悪いと思っているかしら)


 ……思ってるって。心の声に心の声で返事を返す。いや、本当は結構どうでもいいや。

 すると、イレギュラーはまだ言葉少ない口とは裏腹に言葉を続けた。



 ――頑なに隠そうと思えば思うほどそれは強く引きだされる。



ほむら(……この先も私の魔法や未来から来たことは知られないほうがいいわね。インキュベーターは絶対にそうだけど、もう他の魔法少女にも)

ほむら(折角この世界ではインキュベーターの接触もなく上手く運んでいる)

ほむら(軍事用の武器も追加した。このまま何事もなく“ワルプルギスの夜”を倒すことが出来れば…………)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/30(火) 21:35:56.66 ID:i3dFYePC0
ほむらの心中ダダ漏れか……あすみの読心すげぇ
雄弁は銀、沈黙は金とはまさにこの事だな(違
42 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/30(火) 22:37:10.23 ID:wmZ18jX10

あすみ「でも、貴女だってこの街のことが気にならないってわけじゃないんでしょう?」

あすみ「ね、巴マミに思い入れでもあった? その割に本人にはそっけなくしてたみたいだけど」

ほむら「……一応、関わりがあったから」


 ……だったらちゃんと中まで入ってくればよかったのに。


ほむら「知ってる魔法少女が『事故死』なんて聞けば何があったか気にならないわけじゃない」

あすみ「……もしかして探ってた?」

ほむら「一通りはね。メディアでも学校でも騒がれていたもの。今日になったら別の騒ぎが追加されたけれど」


 呉キリカの事ももう知ってたんだ。

 こいつにも少し、キュゥべえにしたような話題を振ってみる。――こいつは今後そっちのことも探るんだろうか?


あすみ「探ってんなら、アンタはどう思ってる? その二つが繋がってるとかは?」

ほむら「……呉キリカは事件の疑いもあって捜査中、それは即死狙いともとれる外傷があったから」

ほむら「それと違って巴マミは『事故死』扱い、ということは人為的と疑われるような傷はない。……同一犯の可能性は薄いでしょう」


 ……こいつキュゥべえより頭いいんじゃないか?

 そう思ったが、こいつに考え付けるくらいのことをインキュベーターが考えつけないわけもない。あくまで可能性の一つとして、ではあったのだろう。


 どんなきっかけからいつ何を感付かれるかはわからない。……やはり、世界滅亡の予防策は解決を急ぐ必要はある。

 しかし、こいつはもろに事件じみたそっちよりも、巴マミのほうに興味があるようだった。
43 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/30(火) 22:51:54.94 ID:wmZ18jX10

 ――やっぱり。

 ――――自分との『関わりの強さ』による違いか。


あすみ「ここ最近新人が増えてる事についてはどう思ってる?」

ほむら「私には関係のない事だわ」


 イレギュラーはそう言った後に、心の声でこう続ける。


ほむら(インキュベーターの目が私達以外に逸れてくれるのなら、むしろ私にとっては好都合ね)


 ……敵の策略とも知らずにイレギュラーは喜んでいるのだから、間抜けなものだ。


 しかし、イレギュラーの目的が『鹿目まどかとの日常を守ること』なら、その目的は私やあのウシ乳AV女とも被るものもある。

 どちらも鹿目まどかにインキュベーターに近づいて欲しくはないし、契約してほしくはない。

 そして、魔女化してほしくない。


あすみ「……そう」


 でもそれなら、利用できる部分だってありそうなものだが――。

 ――……一応は、これ以上は要報告か。



1自由安価
2さようなら
3親睦を深めるコイバナ

 下2レス
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 23:04:06.60 ID:oJU7Yd4oO
安価↓
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/30(火) 23:18:13.27 ID:i3dFYePC0
3+ほむらにこの間契約した見滝原中の魔法少女のことを聞く

そういえばキュウベェが見滝原中に最近契約した魔法少女がいるって言ってたけど、誰か知ってる?
そっちにも一応挨拶しておきたいんだけど、知ってるなら会いたいと伝えてくれないかな
ひょっとして、さっき一緒にいた連中の中にいるの?

あ、そうそう
巴マミや佐倉杏子にも聞いたから聞いとくけど、あんたって生娘?
…貧相な体つきだけど顔は良いしクール系ってやつ?孤高で近寄りがたい雰囲気でてるからそういう属性持ちが寄ってくるんじゃないの?
そういう奴らって踏まれたいとか罵られたいとか、結構倒錯してるから気をつけたほうがいいかもね
まぁ、あたしと違って力ずくで処女を奪いに来ないだけマシなのかな?
あ、魔法少女の方はわからないけど『女』としては私が先輩だからその手の知識が欲しければいつでも相談に乗るよ?
46 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/30(火) 23:55:20.13 ID:wmZ18jX10

あすみ「貴女の学校にも新しい契約者が居るみたいだけど?」

ほむら「私の知ることではないわね。私には知らない人の面倒まで見られる余裕はない」

あすみ「あっそう? 薄情ー。まあ私も興味ないけどさ、すでに他の魔法少女に脅されて撤退したらしいし」


 んー、しかしどこまでも自己中だなぁ……。

 気持ちはわかるけど、自分の友達と知り合い以外に興味はないらしい。


 ――いや、それどころか……。


あすみ「――あ、そうそう。巴マミや佐倉杏子にも聞いたから聞いとくけど、あんたって生娘?」

ほむら「……きむ?」

あすみ「処女かって聞いてるんだよ。私の見立てだとねぇー……」


 明らかに心の動きが停滞する。

 濃厚な経験談とか聞こえてきたら楽しめたのに。こりゃ絶対処女で確定。

 板みたいなほっそい身体をじっと見る。背だけは私より高いのに同じくらいだ。すると、イレギュラーはわずかに後ずさった。


あすみ「……貧相な体つきだけど顔は良いしクール系ってやつ? 孤高で近寄りがたい雰囲気でてるからそういう属性持ちが寄ってくるんじゃないの?」

あすみ「そういう奴らって踏まれたいとか罵られたいとか、結構倒錯してるから気をつけたほうがいいかもね」

あすみ「まぁ、私と違って力ずくで処女を奪いに来ないだけマシなのかな?」


 未だ固まったままだったイレギュラーがやっと一言発する。


ほむら「貧相……で、孤高で近寄りがたい、というのは褒められてるの?」


 そっちか。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 23:56:50.96 ID:L1fr61400
何度もループしていてもそっち方面は疎いからw
48 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/31(水) 00:09:52.72 ID:h5mnlnSr0

あすみ「一部の変態さんには大ウケだよ! あ、貴女も結構倒錯してそうなタイプだったりするんじゃない? だったらそういう相手でも利害一致だね」

あすみ「あとねー、一番厄介なのはどっちも併せ持ってるタイプかな? そういうのはやらせといたくせにいきなりキレて逆転するから厄介だよ?」

あすみ「魔法少女の方はわからないけど『女』としては私が先輩だからその手の知識が欲しければいつでも相談に乗るよ?」

ほむら「……当分男性とお付き合い?はする気がないわ。とにかく、そういう話題にも知識にも興味はないから」

あすみ「しまった、百合系の人だったか。もしかして話題を間違えた?」

ほむら「…………どこを見てその発言が出たの?……私の思いを勝手に疾しい目で見られるのは不愉快だわ」


 ……なんかこっわい顔で睨まれた。

 つれない奴め。ここまでつれないコイバナも久しぶりだ。


 巴マミも佐倉杏子もあんなに喜んでくれたのに。



あすみ「……わざわざ反応する辺り激重かよ」

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 00:24:10.03 ID:icSXIQBTO
デビほむになるくらいまどかに対してトチ狂った人が何か言ってますよwww
50 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/31(水) 00:32:01.56 ID:h5mnlnSr0


 イレギュラーと別れる。

 ……話している最中ずっとかけていた読心の魔法を切って、私は思わず奴に背を向けたままにやりと笑む。


 あいつがひた隠しにしたがっていた魔法、目的、正体。

 美国織莉子の話で目的についてはなんとなく察しはついていたが、それは私達が知りたかったあいつの力についても密接に関わっていた。


あすみ(インキュベーターも知らなかったのは“今回”の過去で誰にも事情を話していないから――――あいつの魔法は時間操作、ねぇ)

あすみ(わざわざ軍事用の武器なんて必要になるあたり、自力で武器を作り出せない)

あすみ(それでも圧倒的に強いのは、その魔法のおかげでメチャクチャな戦い方が出来たから)


あすみ(…………問題はその攻略法だな)

51 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/01/31(水) 00:35:59.52 ID:h5mnlnSr0
------------------------
ここまで
次回は1日(木)20時くらいからの予定です
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 00:39:05.53 ID:wogNyy2W0

あすみがデビほむを見たら「クレイジーサイコレズかよ。本当に救いようがねーなー」とか思いそう
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 00:44:22.14 ID:icSXIQBTO
乙です
今回の情報、あすみは織莉子に話すのかね?
話してまどか殺しに加担したら本当に外道面に堕ちるような…
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 20:34:26.00 ID:Bg2odx/VO
このあすみは織莉子に情報渡さないだろ
織莉子は頭良いし勘も鋭いから心読んだこと悟られそうだし
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 21:11:34.07 ID:Imv2eUhIO
今日は休み?
56 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/01(木) 21:40:52.33 ID:4YttXmLX0


 ――――家に帰ると、早速教えられた番号に電話をかける。

 ゆまはリビングでテレビを見ているところだった。


あすみ「――……やっほー、約束したイレギュラーの情報だけど、探ってこれたよー。その方法は内緒ね」

織莉子『ええ、ご苦労様』

あすみ「まず、暁美ほむらは時間遡行者だ。『鹿目まどか』やその友達の傍で守りながら、そいつらの死に繋がらない世界を目指して繰り返してる」

あすみ「そこから使える魔法も遡行以外に時間を操る――恐らく止めるか遅くするかできるのかな。もしくは両方を使えるとみていい」

あすみ「ただし自分で武器を作ることができないみたいだ。警察や軍から盗んだ武器を使って戦ってるらしい」


 頼まれていた情報を一通り話すと、美国織莉子は静かにそれを聞いていた。

 ……そして、こんな贅沢なことまで言ってくる。


織莉子『……目的はわかったわ。力についても概ねわかった。もう少し弱点は探れないかしら?』

あすみ「そこまで本人から探るのは難しいかなー」

あすみ「……戦うのが困難なら協力は考えないの? イレギュラーの目的は私達の目的とも被るところはあるよ?」

織莉子『利用できないことはないかしらね。油断させて近づいて隙を窺うのは手かもしれない』

あすみ「うーん、騙し討ちかぁ……」



1自由安価
2どうやって討つか考えてる?
3殺さなくても未来さえ変わればいいんじゃないの?

 下2レス
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 21:43:53.51 ID:Imv2eUhIO
3の後に2
安価↓
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/01(木) 21:53:00.27 ID:TmFCYQE20
3
59 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/01(木) 22:55:32.42 ID:4YttXmLX0

あすみ「殺さなくても未来さえ変わればいいんじゃないの? 暁美ほむらが傍に居る以上、もうどっちも難易度は変わらないよ」

織莉子『……ならどうして暁美ほむらはここまでずっと繰り返し続けている?』

織莉子『私が救世を遂行出来た未来もあったかもしれない。けれど、原因はそれだけじゃないはずよ』

織莉子『彼女が“失敗”したから。この先何かが起こるんでしょう?そして暁美ほむらは失敗するたびにまた違う可能性に逃げ続ける、その元凶を滅さない限りは』


 この先起こる“何か”。あいつも心の声で気になることを言っていた。

 ――――“ワルプルギスの夜”。恐らくこいつだって予知には見ているだろう。


あすみ「……取り入ろうとしたところでどうせ警戒されるよ? 策はあんの?」

織莉子『二人で不意を突けばあるいは。鹿目まどかだけでも最初に斃せば、暁美ほむらの戦意も削げるわ。……一緒に居ればその機会はあるはずよ』

あすみ「それでめでたくハッピーエンドか」

織莉子『ええ、それで世界は救われる。不安を残すよりずっといい。今は誰もわからなくても、それがみんなの望む結末になる』


 美国織莉子はそう言うが、本当にそう言い切れるだろうか。

 こいつは世界を救うとしきりに言うが、私は“みんな”にとって都合の良い結末なんて望んじゃいない。こいつが望む結末とは――


あすみ「本当にそうだといいけど……人の思いをナメると痛い目見るよ。報復に遭うかもしれないし、第二のイレギュラーだって出るかもしれない」

あすみ「それとも、関係者全部、殺っちゃう?」

織莉子『必要ならばそれでも』

織莉子『……私は相討ちになってもいい。それで私の世界が守られるのならば』
60 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/01(木) 23:05:31.92 ID:4YttXmLX0

織莉子『今は家? 千歳ゆまも居るの?』

あすみ「そうだけど?」

織莉子『……子供がはしゃぐ声がするの』


 部屋の外に意識を向ける。

 リビングとは離れた部屋で話しているし、別にゆまが騒いでいるということもない。


あすみ「…………そりゃ間違いなく幻聴だ。耳鼻科行ったら?」


 そう言うと怒ったのか、美国が電話を切った。これからのことももっと打ち合わせなきゃ駄目だろーに。


 ……直接会うなら家に向かうか、もしくは学校に居る時間ならそこへ来ても良いと言っていた。白羽とかいうお嬢様学校に通っているらしい。

 極力家を空けたくはないし、今度遊びに行ってみてもいいが。




あすみ(そうか。……意向はわかったよ)


 ……今回の件で私の力も推測を立てられたかもしれないが、あんな相談相手もいない中二ボッチに私の何を知られたところで痛くもかゆくもない。


 確かに暁美ほむらを相手するなら、一人では厳しいところだ。

 しかし、こいつだって一人じゃ何もできない。私を陥れることすらあいつ一人じゃ不可能だ。私が力を貸さなくては何もできないくせに。


あすみ(――――世界滅亡の未来を知れたことは助かった。でも私からすればアンタももう用済みだ)


―――
61 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/01(木) 23:26:35.19 ID:4YttXmLX0
―――



ほむら(“同一犯の可能性は薄い”――それどころか、そもそも巴マミの『事故』の状況は明確な意思によって狙われたものとも思い難かった)

ほむら(『不幸な事故』と思うのが一番しっくりくる)


 『マミは大事な人を失ったって思ったまま落ち込んで恨んで、そのまま命を落とした』

 『もし運命が変わらなかったとしても、あんな気持ちのまま最期を迎えることはなかったのに』


 ――でも私は、“本当の運命”を知っている。


ほむら「――…………ねえ、キュゥべえ」

QB「どうしたんだい? グリーフシードの回収以外で君から話しかけてくるなんて珍しいね。いつもは僕を見るたびに追い払うのに」

ほむら「今日は一つだけ聞いておきたいことがあるの」


 だからこそ、納得が出来ない。疑うしかなかった。


ほむら「『事故や不幸を引き起こすことのできる魔法』……って、あるかしら?」


62 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/01(木) 23:39:47.25 ID:4YttXmLX0


ほむら(…………神名あすみ)

ほむら(初めて見た時から疑っていなかったわけじゃなかったけれど)


ほむら(故意か否かはわからない。でも故意じゃなかったとしたら……――だからこそ恐ろしい、警戒すべき人物ね)




―十日目終了―


あすみ 魔力[75/100]  状態:正常
GS:31個
・[100/100] …×26
・お菓子[0/100]
・ハコ[0/100]
・[100/100]×4
・[35/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
63 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/01(木) 23:40:37.79 ID:4YttXmLX0
-------------------------
ここまで
次回は3日(土)18時くらいからの予定です
64 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 18:40:50.69 ID:oyibTaaN0
―――
昼 白羽女学院



 昼前に家を出ると、はるばる見滝原から離れた白女の校舎まで足を延ばしてやってくる。

 今は昼の時間らしく、庭園のような場所でマットを敷いて外で食べている姿もあった。女学院の名の通り、見る限り女しかいない。


 折角お嬢様学校なんてものをお目にかかる機会が出来たんだから、まじまじ見ておくのも悪くはないがまずは昨日の続きの挨拶だ。

 敷地内に足を踏み入れると、豪奢なベンチに腰掛ける。


あすみ『……おい、話の途中で電話切るなよ。今後のこと考えなきゃだろ?昨日の話、どうやって近づく気さ』

織莉子『それは……』


 美国が一瞬口ごもると、次の言葉を考えさせないうちにこちらから提案をする。

 ……使われるのは御免だ。ペースはこっちが持っていく。


あすみ『私が先に会ってきてやるよ。自分で言うのもなんだけど、この姿なら警戒されにくいっしょ?』

あすみ『それからアンタのこと紹介すれば印象もちょっとはマシになるでしょ』

織莉子『……そうね。それなら、まずはそれで頼んだわ』


 主導を奪われることに慣れていなかったのか、何かを考えたのかは知らないが、少し戸惑いを見せたものの美国は了承した。


織莉子『信頼させるなら、何か“イベント”を用意したほうが効果があるかしら?』

あすみ『例えば?』

織莉子『魔女に襲われる場所に誘導して、敢えて助けるのはどうかしら。自分や大切な人を助けてくれた人を敵だとは思わないでしょう?』

あすみ『あー、古典的だねぇ……』
65 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 19:04:08.18 ID:oyibTaaN0

あすみ『てか、今アンタも飯食ってんだよね。昼時におヒマだなんて、学校でもボッチしてんの?』


 ちょっとした軽口だが、あえりないことはない。

 それに周りのお嬢様たちにしても、もろにうわべだけで馴れ合ってる雰囲気は私からすれば薄ら寒く見えた。


あすみ『あははは、否定しないところを見るとマジ! じゃあ感謝してよね、私が最初の“友達”になるんでしょ……?』


 ……美国からの反応はそれ以上なかった。無視してるつもりだろうか。

 やがて鐘が鳴った。


あすみ「あ……何のチャイム? 昼終わんのかな」


 外で食べていた生徒たちもちらほらと片づけて校舎内に戻り始めている。

 その中で、目の前を通った生徒の一人が明らかにこっちを振り返り立ち止まる。


 すると、その周りの友人たちも釣られて立ち止まった。


あすみ「…………」

*「ちょっと、小巻」

「……隣の小等部の生徒? にしてもそんなみすぼらしい私服なんておかしいわね」

*「何言ってるの!……あれ……でもそう言われると、子供? だよね?」


 一度疑われて注目を持たれればいくら一般人相手でも効果は薄まる。こいつの言葉で一般人まで“ごまかし”が切れてしまったようだ。

 ……『魔法少女』も、何かこの状況がおかしいことに気づいたようだった。
66 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 19:30:34.64 ID:oyibTaaN0

小巻「あんた、まさか」

あすみ「……この学校にもあいつの他に魔法少女居たんだ」

*「まほっ……――むぐ」

小巻「ちょっと先に戻ってていいわ!この子のことはあたしがなんとかしておくから!」


 ……小巻と呼ばれた魔法少女は焦って友達の口を塞ぐと、教室に帰らせるように押しやっていった。

 この場に二人だけが残ると、それ以外のここを通る生徒たちはもう見向きもせずに素通りしていく。


あすみ「チャイム鳴ったのに大丈夫なの?」

小巻「あれは予鈴。話してからダッシュで戻れば大丈夫」

小巻「それよりアンタここに何しに来たの? あいつって誰?」

あすみ「知り合い? 美国織莉子、見滝原の魔法少女だよ。ちょっと話したいことがあっただけ」


 小巻は何かショックを受けたような顔をしている。


小巻「そんな、あいつ……いつのまに」

小巻「あれほど魔法少女なんか危険なだけだからなるなって言っておいたのに」



 そういうこと……ね。

 私はあいつが今まで隠してたことを意図せずバラしちゃったわけだ。こりゃうっかり。



1自由安価
2あいつが契約したのって結構前の話だよ?
3美国とどういう関係?

 下2レス
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/03(土) 19:35:21.41 ID:GGnEGmzt0
2+3。そして今後も話したいことがあるから連絡交換する
安価下
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/03(土) 19:36:27.57 ID:KnlMQSfV0
3
69 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 19:52:01.46 ID:oyibTaaN0

あすみ「アンタは美国とどういう関係?」

小巻「……別に何の関係でもないわよ。ただのクラスメイト、それだけだけど」

あすみ「そう? てっきり私はあいつに魔法少女の友達なんて居ないと思ってたけど、やっぱりいなかったってことでいいのね?」

あすみ「その割にまともな忠告してると思うけどなぁー。あいつはその忠告すら裏切ったんだ、進んで危険なことするためにその力を使ってる」


 ……小巻は私の言葉を咀嚼し、考え込むようにしながら私を見ている。

 どういう意味だと言いたげだ。


小巻「……アンタ、何を知ってんの?」


 そして、それ以上に、『どうしてお前が知ってるのか』、と言いたげだった。



1自由安価
2あいつが契約したのって結構前の話だよ?
3親睦を深めるコイバナ

 下2レス
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/03(土) 19:53:18.65 ID:GGnEGmzt0
話したいことはあるけど時間がないから連絡交換しない?続きは学校終わった後にしようよ+ごまかすように3
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/03(土) 19:54:57.77 ID:C1t8rxkm0
2
追加で読心を小巻に掛けながら織莉子の擬態を小巻に話す

もうバラしちゃったんだから、今更手遅れだよね?
あいつのこいつに話したらどんな反応するのか見ものだね

あいつ契約した影響かどうかわからないけど結構トチ狂ってるよ?
手駒にした魔法少女を『使えない』って判断したら即効で殺処分したからねー
まぁ、死ななかったみたいだけと重体みたいだよ?ここ数日の話だけどニュースで見なかった?

私は昔のあいつを知らないから何ともいえないけど、今のあいつは『小を切り捨て大を助ける』を当然とする考えで行動してる
あんたもこれ以上あいつには関わらない方が身のためだよ?警告はしたからね
72 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 20:21:21.89 ID:oyibTaaN0

あすみ「まーいいや!このままほっといたって、どォせ碌なことにならないでしょ。もうバラしちゃったんだから、今更手遅れだよねぇ……」

あすみ「それ聞いたあんたの反応も見ものだし」

小巻「だからどういうことかって聞いて――!」


 大声を出す小巻を制止して、一旦落ち着かせるように小さく微笑む。

 そして、魔法をかけてその心の中を見透かしていく。


あすみ「あいつ契約した影響かどうかわからないけど結構トチ狂ってるよ?」

あすみ「手駒にした魔法少女を『使えない』って判断したら即効で殺処分したからねー」

あすみ「まぁ、死ななかったみたいだけと重体みたいだよ?ここ数日の話だけどニュースで見なかった?」

小巻「そんなことしてあいつに何の得が……」


 小巻は知っていたニュースを思い浮かべては、心の半分で否定している。否定したいようだった。

 そんなことをする人間じゃないと思っている?――何を根拠に。


あすみ「グリーフシードとか? 魔法少女の世界は危険なだけ、醜い争いばかりの世界だってアンタが言ったんじゃん」

あすみ「……まあ、全部言うとしたらアンタも“あいつの側”に来る時だ」

小巻「あいつの……側?」

あすみ「私は昔のあいつを知らないから何ともいえないけど、今のあいつは『小を切り捨て大を助ける』を当然とする考えで行動してる」

あすみ「あんたもこれ以上あいつには関わらない方が身のためだよ? 警告はしたからね」
73 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 20:39:59.79 ID:oyibTaaN0


 ――いつのまにか次のチャイムが鳴って、あすみはその場を去っていく。

 その心の中は、絵具を垂らしたようにぐちゃぐちゃと揺れていた。


小巻「さっきのは何者? でも、それと一緒に行動してたあいつは……」

小巻「あいつは…………」

小巻「……本当のあいつって……何だ? どんな人だ?」


 ただ他の人にはない、決して届かない、底知れない何かがあった。

 周りに便乗するだけの浅はかな奴らとは違う、一見穏やかで鋭い光を見た。……だから、そんな奴らに良い様にさせていることにも腹が立った。


 結局は、知ったようになっていただけ。


 嫌い。でも本当に嫌いたくはない。……信じたかった。


小巻「あいつの心の底なんて、あたしは結局何も知らない」

小巻「けど……――――」



 『このままで終わらせたくはない』


 あすみは途中で一度だけ足を止め、それから聞かなかったふりをするように去った。


あすみ「――…………やっぱりね」
74 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 21:09:50.28 ID:oyibTaaN0

 ――――白女からの帰り際、家に帰るより少し寄り道をして、昨日と同じ帰り道でイレギュラーと取り巻きたちに声をかける。

 すると、イレギュラーはあからさまに嫌な顔をした。


ほむら「また何か用かしら? それなら……」

あすみ「待ってよー、別に他の人と離れることはないじゃん。ちょうど帰り道一緒で見かけたから話しかけたの」

ほむら「……」


 『魔法少女の話じゃないの?』イレギュラーはテレパシーでそう聞いてくる。

 それ以外でも関わらせるのは本意じゃない、その気持ちもわからないことはない。


 しかしこうしてると尚更無口に見えるな。そこで見かねた取り巻きの一人が口を挟む。


「ほむらの知ってる子でしょ? 別にいいじゃん、邪険にするほうがかわいそうだよ」

「ほむらちゃんのお友達?」

あすみ「お友達……ってことでいいかな? 私は神名あすみ。よろしくね」


 ……私達がみんなと自己紹介をする中、イレギュラーは白け半分、警戒マックスの顔でこっちを見ている。


 強引に取り入ったが、あいつの策に乗るわけじゃなくても、信頼させるのにわざと危険に陥らせるイベントは手かな。

 しかしまあ、目的がわからなくては何をしたって胡散臭いのは変わらない。一般人は懐柔できてもイレギュラーの警戒を解くのは至難の業だ。



1自由安価
2雑談・好きなものの話とか
3今日はこれくらいでオッケー

 下2レス
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/03(土) 21:11:37.87 ID:GGnEGmzt0
1お姉さんたちはほむら…お姉ちゃんのお友達?


お姉ちゃんはわざとで
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/03(土) 21:51:47.93 ID:C1t8rxkm0
↑+2
77 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 22:18:35.94 ID:oyibTaaN0

あすみ「お姉さんたちはほむら……お姉ちゃんのお友達?」


 わざとちょっとたどたどしそうに呼ぶ。イレギュラーは相変わらずの表情だ。

 『いままで一度もそんなふうに呼んだことないだろう』――心を読まなくてもわかっているよ。


「そうだよー。いやぁ、でもほむらが小さい子と仲良くなってたなんて意外だね。どこで知り合ったのさ?」

 美樹さやかと名乗った騒がしそうな奴は言う。

「ほむらさんは世話焼きな一面がありますから、小さな子からも好かれやすいのかもしれませんわ」

 志筑仁美と名乗ったもろにお嬢様じみた奴は言う。……世話焼きなのはこいつらに対してだけだろう。

「あっ、それなら今度たっくんにも会ってほしいな。ほむらちゃん、今度わたしの家においでよ!」


 ……鹿目まどか。


ほむら「ええ……まあそれはぜひ考えておくわ」
78 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 22:39:14.29 ID:oyibTaaN0

 ――私にとってはその程度の認識にしか思えないこの取り巻き共。

 その中で、特に目立った点もないのに、世界を破滅させる素質を持つのだからこいつだけは意識しないわけにいかない。


あすみ「みんなは何か好きなものとかある?」

「動物は好きだよ。ふわふわした小動物がいいな」

「まどかさん、そういうのお好きですものね」

「さやかちゃんは音楽とか?」

「まあそだね。楽器は出来ないけど聞くのは好き」


 初対面で当たり障りのない話題を選ぶ。


 ――こいつを目的として、取り入るために会いに来た。

 それなのに、こうしてただのどこにでもあるような雑談をしていると不思議な気分になる。


「楽器は上条君の腕が治れば――」

「そりゃ恭介の演奏に敵うものはないよ。音楽の良さなんて恭介がいなかったら絶対知らないままだし。でも――」

「早く治るといいね。この後もさやかちゃんは――――」


 …………いつのまにか私が口を挟まなくても勝手に話が進んでいる。

 その話をところどころに聞きながら、何か嫌なものを感じて拳を握り、ついに足が止まる。


「あすみちゃん、ここでお別れ?」

「ごめんね、こっちで盛り上がっちゃったみたいになって。そういえば、あすみが好きなものは?」

あすみ「……私は」


 何故だろう。……すぐには思い浮かばなかった。


 何て答える?
1家族、かな
2自由安価

 下2レス
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/03(土) 22:40:39.40 ID:GGnEGmzt0
1ゆまを思い出しながら
安価下
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/03(土) 22:47:56.80 ID:C1t8rxkm0

追加で頭に浮かんだのは母親が生きていた頃の情景
自分とゆまが亡き母と一緒に笑っている、本来はありえなかった風景
81 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 23:00:12.23 ID:oyibTaaN0

あすみ「家族、かな」


 ……今は既に失ってしまったもの。

 それからゆまのことを思い出した。今の私にとって一番大事なものはそれ以外にない。


 ――それから、ちょっとした妄想を。

 自分とゆまが亡き母と一緒に笑っている、本来はありえなかった風景。


「家族かあ。わたしも家族は大好きだよ!あとは、ほむらちゃんだね。ほむらちゃんの好きなものは?」

ほむら「……友達」

「うん、家族も友達も大事にしなきゃだね」

「もー、ほむらもイイこと言っちゃってぇ!よしよし二人ともズッ友だ!」

「さやかちゃん、苦しいよ〜」

ほむら「……」


 さやかが二人の肩を抱き寄せている。イレギュラーの答えは聞くまでもなく予測できていた。

 ……その光景を見ながら再び歩き出した。家までもう少しだ。この程度で立ち止まってちゃいけないのに。


 ――――“私は決してしないほうの”コイバナ。その雰囲気にたまらなく鳥肌が立った。


―――
82 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/03(土) 23:25:40.51 ID:oyibTaaN0
―――
放課後 廊下 白羽女学院


織莉子「小巻さん……――――」

小巻「アンタ……契約してたんですってね。私の忠告を破って……いや、その前から!」


 織莉子は暫く引き攣ったように表情をこわばらせる。

 それからすぐにいつもの調子を思い出したように言い訳を口走るが、さっきの話を聞いた後ではそれは見苦しくすら見えた。


織莉子「ごめんなさい。せっかく忠告をしてくれたのに心配をかけさせたくなくて言えなかったの」

織莉子「けど何も危険なことは起きてないわ、私はこうして元気にしているし……」

小巻「……嘘つき。本当は何か危険なことに関わってるんでしょ?」

織莉子「誰から聞いたの?」

小巻「そんなのは問題じゃない。……アンタ、一体何やってんのよ」


 ……今度こそ織莉子は俯いて口を噤む。まるで失敗がバレた子供のように。

 しかし、真っ直ぐな瞳はこのままでいることを許さない。
83 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 00:19:13.40 ID:pED0mdIP0




織莉子「――――……この話を聞いて、私達に協力してくれる気になった?」

織莉子「貴女の刃を汚すことはしなくてもいい。今は標的に近づいて油断を誘おうとしている。ただ少し協力して、状況を整えてくれるなら……」

小巻「……」

織莉子「わかってくれるでしょう? どれだけ残酷でも、私はこの未来を見た時から決心した」

織莉子「貴女だって、貴女の未来や大切なもののためにも受けれるわけにはいかない……覆さなくてはいけない運命でしょう?」

織莉子「……それとも、貴女も私の話が信じられないの?」


 諭すように、縋るように。

 隠し事が一つ減ったことで、織莉子はある種の安心すら覚えていた。


小巻「……さっきから誰に言い訳してんの?」

小巻「話は分かった。確かにそのままで良いとは思わない。――――でも、アンタのこともよくわかった」


織莉子「…………」


―――
84 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 00:19:46.72 ID:pED0mdIP0
-----------------------
ここまで
次回は4日(日)18時くらいからの予定です
85 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 18:44:02.82 ID:pED0mdIP0
―――



あすみ「おっ、ちゃんと宿題やってるんだ」

ゆま「うん!あとね、またわからないところがあるから教えてほしいの」

あすみ「どれどれ……」


 ……今は私が教えられるけど、じきにゆまのほうが賢くなるだろうな。

 真剣そうなゆまの顔を隣で見ながら将来を想像してみる。――その時にも私はずっと隣に居るのだろうか。


あすみ「できたじゃん!」

ゆま「ゆまひとりだとわからないけど、おねえちゃんが教えてくれるとできるんだよ」

あすみ「そのうちゆま一人でも出来るようになるよ。馬鹿にするやつ見返してやろう」

ゆま「ゆまもできるかな……できるようになりたいな」



 ――ゆまの小さい頭を撫でていると、唐突に携帯が鳴った。

 せっかくの時間に水を差されたような気分になりながらも見てみると、案の定あいつからの催促のメールだった。

 いつ紹介してくれるのか、無事会えたか、そんなことが書かれている。
86 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 19:43:13.58 ID:pED0mdIP0

 そして、最後に気になる一文があった。


 『美樹さやかを契約させるな』


あすみ(美樹さやか……あいつね)


 さっきところどころに聞こえてきた話を思い出す。……あいつの願いがあるとすれば、あの話そのものだった。


ゆま「おねえちゃん?」

あすみ「……うん、大丈夫だよ」


 ゆまは私が居る限り契約しない。……契約させない。


 ――同じように、鹿目まどかもイレギュラーがついているうちはそうそう契約しないだろう。

 しかし、やっぱり一人で全員を守り抜くことはできないってことだ。


あすみ(……最終的には一人すら守り抜けなくなるんだからね)

あすみ(でも今回はあいつからしたって、イレギュラーと鹿目まどかをどうにかする目処が立つ前に美樹さやかを殺すわけにはいかない――ってわけか)



―十一日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:31個
・[68/100] …×26
・お菓子[0/100]
・ハコ[0/100]
・[100/100]×4
・[35/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
87 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 19:53:07.70 ID:pED0mdIP0
朝 ゆまの家


 ゆまを見送ると、例のメールのことを考えながら私も外出の準備を整えることにする。

 ……ちなみにあれにはまだ返事は送ってない。 


 しかし、契約させるなったって、どうするのがいーのか。

 まずはインキュベーターに接触させないのが一番ではあるが。



・どこに行こうか?
1白女に行く
2見滝原中に行く
3病院
4自由安価

 下2レス
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 19:55:07.13 ID:rOEtz3eW0
1
安価下
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 20:41:39.50 ID:LEwkZ3LxO
3
90 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 20:54:36.96 ID:pED0mdIP0
病院



 まず病院に行って呉キリカの病室を見にいってみたが、相変わらずだった。

 この前浄化した残りのグリーフシードを使い切る。


 ……しかし、この状態をずっと看病すんのもな。


あすみ「……ホント、このまま起きなかったらグリーフシード返せっての」


 まぁ、元々こいつのなんだけど。



1自由安価
2病院内を回る
3白女に行く
4見滝原中に行く

 下2レス
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 20:55:11.24 ID:rOEtz3eW0
2
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 21:15:39.27 ID:LEwkZ3LxO
2
93 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 21:24:44.68 ID:pED0mdIP0


 病室から出た後、病院内を回ってみる。

 あの時話していた上条恭介とかいう男の病室もあった。


 ……元はと言えばそいつが怪我なんかしてるからいけないんだ。といっても、私は治癒は得意じゃない。


 原因を根本からどうにかするのは不可能だ。



1自由安価
2白女に行く
3見滝原中に行く

 下2レス
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 21:25:13.58 ID:rOEtz3eW0
2
安価下
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 21:40:35.07 ID:ClhECJXl0
2
昨日会った魔法少女を探してみる
96 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 22:22:53.60 ID:pED0mdIP0


 ――寄り道を終えて白女へ向かう。

 着いたのは昨日と同じ昼の時間を少し過ぎた頃だった。


あすみ『ちょっと』


 返信の代わりに直接テレパシーで呼んでやるが、返事が返ってこない。無視を決め込まれた。

 ……私も律儀にこいつに返事しに来ただけってわけじゃないが。


あすみ『メール雑すぎ。もうちょっとなんかないの? いつ契約するかとかさ。説得……とかは極力やりたくはないんだけどねぇ』

織莉子『…………契約は明日、場所は病院』

織莉子『前に言ったでしょう?もう目を逸らしておくのも限界なの。囮も無尽蔵に居るわけじゃ無い』

織莉子『美樹さやかはインキュベーターに見つかれば即契約する。既に“願い”があるのでしょう』


 用件を伝えてやっと反応が返ってくる。

 その間やトーンにちょっとした不自然を感じたが、その内容はまだ普段通りだ。


あすみ『……何か別の目を逸らす手段でも考えてる?』

織莉子『“何者かに”助けられたようだけど、キリカの事は攪乱にもなったようね』

織莉子『その代わりに美樹さやかの存在が見つかりやすくなる結果にも繋がっているのが考え物だけれど……』

織莉子『荒事は騒ぎになる。新たに駒でも獲得できれば利用できないこともないかしら』

あすみ『馬鹿の一つ覚えか。簡単に手懐けられる程度の奴じゃ、すぐにまたその辺の奴に負けて終いだよ』

あすみ『でもま、佐倉杏子とかはそこそこ現実的そうだし味方はしてくれるかもね。それになんかアンタの契約させた新人いびってるみたいよ?』

織莉子『…………』
97 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/04(日) 23:06:29.41 ID:pED0mdIP0

 ……また不自然に間が空いた。


あすみ『おーい?』

織莉子『……極力真実を識る者は増やしたくない。勝手に動かれたら困るわ。私と志を共にしてくれるとは限らないもの』


 まるで私が志を共にしているみたいな言い方。

 世界が滅ぶ云々の利害の一致で協力してただけで、私はこいつの賛同者でも信者でもないんだよなぁ。


あすみ『なんかあったとか?』

織莉子『…………いいえ、いつかはこうなる運命だっただけ』


 なんかあったな。直接の原因も知ってるけど。


あすみ『アンタが暴れて当たり散らすなよ?』


 ……美国とテレパシーで話しながら、友達と昼時を共にしている昨日の魔法少女の姿も遠くから眺めていた。

 あいつも言っても聞かない奴だが――少なくとも受け入れられはしなかったようだ。



1自由安価
2見滝原中のほうに戻る

 下2レス
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 23:08:03.59 ID:/54lqcMqO
2
安価↓
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 23:18:09.76 ID:ClhECJXl0
昨日の魔法少女にテレパシーで接触してみる

おーい、そこの魔法少女Aさーん?
ちょっとお話いいかな?今日の放課後時間取れる?
電話番号教えるから後で連絡頂戴ねー
100 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 00:05:35.83 ID:98FBCcP+0

あすみ『おーい、そこの魔法少女Aさーん?』

あすみ『おーい』

あすみ『……おーい』


 テレパシーで弄ってみるも、いっくら呼んでも無視してくる。


あすみ『……小巻さん?』


 昨日聞いた名前を思い出して呼んでみて、やっとこっちに来る。

 友達に断って席を立つと、苛立ちを隠そうともせずにずんずん歩いてくる。


小巻「うるっさい!気安く呼んでんじゃないわよ!ていうか部外者が入ってくんな!」

あすみ「ちょっちょっちょっ、そっちがうるさいよー。名前呼ばないと来なかったくせに」

小巻「こっちはこっちで楽しく話してんの!それをなんでこんな時まで『魔法少女』に邪魔されなきゃいけないわけ!」


 こいつが所構わずぶちキレてるせいで、段々周りの注目もこっちに集まってくる。

 ……これはまずいな。ホントにこいつもお嬢様か?


あすみ「……わかったわよ。じゃあ放課後でいいからさ、電話番号教えるから後で連絡頂戴」

小巻「誰がするか! ――……アンタみたいな奴と。こっちは全部聞いたのよ」

あすみ「……」


 魔法少女は冷ややかな視線を残して去っていく。……そろそろ昼の終わる時間だ。

 ――――そう思われても仕方はないが、同類と思われるのもやだな。



あすみ(――とにかく、契約阻止は明日か。……放課後ならあいつが動けばいいのに、まだ人のこと使うつもりかよ?)

あすみ(……それとも、今から何かやっておけることはあるか?)



1自由安価
2見滝原中のほうに戻る
3織莉子に文句つける

 下2レス
101 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 00:27:58.31 ID:98FBCcP+0
-------------------------------
ここまで
次回は5日(月)20時くらいからの予定です
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/05(月) 00:36:08.45 ID:kdErSbtq0
小巻にテレパシーで話しかけた後2

ふーん、全部聞いたってことはあのウシ乳AV女と話したんだ?
昨日これ以上関わるなって忠告したのにわざわざ首突っ込んで、何を言われたのか知らないけど苛立って年下に八つ当たりとかサイテー
あいつと同類とか思われるのは癪だから言っとくけど、あいつとは利害が一致してるだけであいつの方から裏切れば始末するだけ
あんたも話を聞いた以上あいつに口を封じられる可能性が高くなったことは自覚しておきなさいよ?
まぁ、こっちの忠告無視して首突っ込んだんだから自業自得だと思って諦めなさい
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 01:23:39.24 ID:t6nW2YdPO
104 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 20:05:59.43 ID:98FBCcP+0

あすみ(あいつもあいつでイライラしちゃって、私にキレるなよ)


*「また小巻さんがキレてる……」

*「あの人怖いよねー。育ちの悪さが出てるのー」


 ――――そう思ったが、そんな会話が聞こえてくるとともに、周囲からは哀れみの目を向けられていた。

 あれは傍から見て通常運転だったのか。素で煽り耐性0のキレキャラとか扱いづれー奴。


*「――でもさ、今日はまだいつもみたいに美国に絡んでないよね」

*「そうそう、なんか雰囲気っていうか、見る目が変わったっていうか……」


あすみ「…………」


 まあ、融通効かなそうだったし。感情の前では大抵の忠告は無力だ。

 これ以上はしーらないっとだけテレパシーで伝えて、ごまかしが完全に切れないうちにと去ろうとする。


*「やっとスルースキル覚えたんでしょ。あんなのに関わっても意味ないって」

*「汚職議員の娘なんて!よくこの学校に来られるわね。父親に似て図太い人なんだから」


 ……よく隠す気もなくそんな話を。その空気がここでの『美国織莉子』という人物の扱いを物語っていた。

 続けられる会話を背後に聞きながら足を進めていく。
105 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 20:19:06.42 ID:98FBCcP+0


 それからほどなく、校門を出たところで、校舎に戻っていく生徒たちとは真逆の方向から美国が私の前に現れた。


織莉子「……まだ居たの」

あすみ「なんでこんなとこに居んの?チャイム鳴ったよ。サボり?」

織莉子「ええ」

あすみ「さっきの奴らの会話、聞こえてたんでしょ。……あいつらのお望み通りイジけてあげちゃっていいの?」

あすみ「それとも『計画』のことで何かやることでも?」


 いつも饒舌なこいつなら、もしやることがあれば淡々とゲスい説明を始めるだろう。

 しかし、返答は返ってこないまま沈黙は続く。


あすみ「……あとさ、ついでに放課後のことはアンタがやっといてよ」

あすみ「美樹さやかの契約はまだ偶然の範疇。一時的でも、ひとまず明日のはちょっとの間引きつけてればオッケーなんでしょ?」

織莉子「……貴女がやって」

あすみ「仲間なら押し付けないで分担してよ。私は出来るだけ家を空けたくないの、わかるでしょ」

織莉子「イジけてなんていないわ。私が気にするはずが無い。……どうせ小さい世界しか見えていない人たちの言うことだもの」

織莉子「私たちはあの人たちすらも救う側なのよ」
106 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 20:35:46.79 ID:98FBCcP+0

あすみ「……はいはい」


 いつもの厨二発言を適当にあしらっておく。私には出来ない発想だなあ。

 ……顔が大分高い位置にある。こいつと向かい合ってると首が疲れるんだよなぁ。見下ろされるのも嫌いだ。


織莉子「……いいわ。明日は私が行動する」

あすみ「ほんとー? ちょっとは話がわかるようになったじゃん」

織莉子「その代わり、敵の懐に入る作戦については良い報告を期待しているわ。私も支援はする」

織莉子「暁美ほむらと鹿目まどかさえ消せれば、あとは脅威再来の可能性をなくすために美樹さやかのことも排除するだけで済むもの」


 …………困ったことに、感情の前では大抵の忠告は無力なんだよなぁ。

 説得しようとどうせ聞かないで破滅を迎えるってんなら、全員ぶち殺して終わりにしたい気持ちもわかるんだけどさぁ。


 そういうのは最終手段に取っとくもんじゃないか? 普通。


あすみ「……一応あの辺の取り巻き連中全員と接触はしてきたよ。アンタのことも紹介できる日も近いと思うから楽しみにしてて?」

織莉子「そう、順調みたいでよかったわ」



1見滝原中のほうに戻る
2まだ続けるの?
3自由安価

 下2レス
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 20:36:23.41 ID:U5Nyx17v0
2
安価下
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/05(月) 20:48:52.80 ID:kdErSbtq0
2+織莉子にこんなことやって何の意味があるのか問う

あのさー、いまさらだけどこんな回りくどいことやって何になるの?
鹿目まどかが世界を滅ぼす魔女になるっていうなら手っ取り早く魔法少女の真実話しちゃえばいいだけじゃん

そもそも世界を救ってあんたに何の得があるの?
世界を救おうが誰もあんたに感謝なんてしないし、あんたは『汚職議員の娘』のまま
世界を救った後も無為に過ごすだけなら死人と変わらないし、破滅願望があるならこのまま世界を滅ぼせばいいんじゃないのー?

それにあんたが何だかんだちょっかい掛ける事自体が鹿目まどかを契約に追い込むことになる未来にしてるんじゃないの
109 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 21:26:16.90 ID:98FBCcP+0

あすみ「まだ続けるの?」

織莉子「……貴女、何を言っているの? 今更怖気づいたの?」

あすみ「怖気づいてるのは私じゃなくてアンタじゃない?」


 小巻と話して確実に何かはあったのはわかった。

 ――しかしこいつはそれで行動を変える選択はしなかった。


あすみ「あのさー、いまさらだけどこんな回りくどいことやって何になるの?」

あすみ「私は政治の話なんてよくわかんないけど、“おしょく”とか言ってたね。あんたの親父のせいで嫌われまくってるんでしょ?」

あすみ「幸せにもならない。不幸にも出来ない。何も変わらないだけ。……私だったら『こんな世界滅んじゃえ』って思うけどね」

織莉子「貴女……」

あすみ「冗談じゃん。今は思うわけないよ」


 険しい顔で向けられる視線をふっと躱わす。

 ……この学校の連中の中から垣間見たこいつの姿にあの時の私も少しだけ被る。けれど、真逆だ。


 私は呪いを振り撒いた。――結果、幸せにはならなかったが不幸には出来た。
110 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 22:08:43.29 ID:98FBCcP+0

織莉子「――……安易な破壊願望に溺れるなんて、父を非難する皆を認めるようなものじゃない」

織莉子「私はずっと父の味方でいる。裏切ったりはしない。私はその志を継ぐのだから」

織莉子「ここで諦めたら今までの事はどうなるの?」


 視線が私の躱した後ろのほうに突き刺さっていく。

 …………何が目的に絡んでるのかと思ったら、親父か。


あすみ「……アンタの熱意はわかったよ。何も事情は話さず、全員殺す方法を取るのでいいんだね?」

織莉子「ええ。あいつらは世界の脅威なのよ?」

織莉子「下手に事情を感付かれれば、いざという時にも対処に踏み切りづらくなるもの。……今まで通りの計画でいいわ」



 ……でも、自分が堪えていることにすら気づいていない。気付こうとしない。



あすみ「…………悪者は殺してオッケーってことか。サイコー」

111 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 22:26:25.04 ID:98FBCcP+0

――――
――――


あすみ「みんな!」


 昨日と同じように通学路に姿を見つけて声をかけると、昨日よりも少し近い距離感を感じる。

 並んで歩く中にしれっと入り込んでいく。


「おー、こんちゃー」

「御機嫌よう」

「あすみちゃんもよくこの時間にこの道を通るんだね。何かの帰り?」

あすみ「こんにちは。うーん、まあちょっと用事があってね。お散歩みたいなものだけど」

あすみ「みんなはこれからもう帰るだけ? それともどこか遊びに行ったりするの?」

「私は習い事が」

「おっ、今日はなに?」

「今日は茶道のお稽古でございますの」

「わたしはこれからほむらちゃんと遊ぶんだ。さやかちゃんはまたお見舞い行くんだよね?」

「あぁ、うん。まあね」



1自由安価
2昨日言ってた人、具合悪いの?

 下2レス
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/05(月) 22:50:21.70 ID:kdErSbtq0
2+さやかのあとをこっそりついて行く
病院に着いたら上条の病室の近くで中の様子をうかがう
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 22:59:57.26 ID:wXeEr0IrO
114 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 23:31:29.21 ID:98FBCcP+0

あすみ「……昨日言ってた人、具合悪いの?」

「上条君は交通事故で怪我をして入院しているんです。早く治るようにってさやかさんもよくお見舞いに行ってるんですけど……」

「……もうバイオリン弾けないんだってさ。医者から治せないって宣告されたんだって」


 私が来てから仏頂面で黙りこくってるイレギュラーが、鹿目まどかと何して遊ぶのか。

 それも気にならない事はないが、やっぱり美樹さやかは例の男のことでお悩み中らしい。


あすみ「そうなんだ……それは残念」


 それを聞くと、私だけでなく他の人も初めて知ったような顔をしていた。


「そんな……!」

「本当に治らないんでしょうか……上条君、あんなにバイオリンを好きだったのに」


 ……イレギュラーを除いて。

 おい、知ってたならなんか気の利いたこと言ってやれよ。お前の友達だろ。
115 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/05(月) 23:45:51.58 ID:98FBCcP+0

ほむら「……医者にそう言い切られたら、仕方がない事もあるわ。早いところ気持ちに区切りをつけてもらうのも手なのかもね」

「そんなの簡単に出来る事じゃないよ!」

ほむら「彼のために言っているのよ。気持ちはわかるけれど、いつまでも囚われているべきじゃない」

ほむら「さやかだって、いつまでも落ち込んでいる上条君を見ていたくはないでしょう?」

「そりゃ……そうだけど……」


 結局イレギュラーの発した言葉は、気が利いているのか突き放してるのかわからない。

 上手くいくといいけどな。

 これで上手くいくなら契約する未来は出ていない。


「なにを勧めたらいいかなぁ……」

「弾くことは出来なくても作曲とかなら出来るかも」

「それじゃきっと恭介は弾くことを諦めきれないよ」

「いっそ、今までとは全然違う趣味を始めるのはどうかな? 同じ芸術なら絵画とか」


 それからみんなで話し合っていた。

 ……美樹さやかがどう思おうと相手次第な部分も大きいからこういうのは厄介なんだよな。
116 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 00:03:05.99 ID:ujEwy3Qb0
―――
病院 上条恭介の病室



さやか「あのさ……今日みんなで話し合ったんだけどさ。違う趣味を始めてみるのってどうかな」

さやか「いつまでも腕の事を考えてたら、やっぱ辛いだろうし……」


恭介「……さやかまで諦めろっていうのか?」


さやか「だって……どうしようもないじゃん」


恭介「わかっているさ……わかってるけど、どうしようもなくたって諦めきれないんだよ!バイオリンは僕の夢だったんだ!」

恭介「今更別のことなんて出来るわけない! ……やりたくもない」

恭介「…………さやかならわかってくれると思ってたのに、やっぱりさやかも先生と同じ事を言うんだね」






あすみ「…………」


 ――怒鳴り散らすような声が、病室の外、私の居る廊下まで聞こえてきた。

 さやかは中に入っていったと思ったらすぐに出てきた。
117 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 00:19:25.87 ID:ujEwy3Qb0

さやか「…………あすみ」

あすみ「ごめん。様子を見に来ちゃった。大丈夫かなって」


 ……結果はやっぱり大丈夫じゃなかったらしいけど。


さやか「……大丈夫だよ。あたしたちがなんとかしなきゃいけない問題だから」

あすみ「あんな感じなのにずっと通いに来てるの?」

さやか「今の恭介はなにするかわかんないから。あたしがついてなきゃいけないんだ」


 最初に感じたのは『騒がしい青い奴』という印象。

 しかし、今のさやかの姿にはみんなと居る時の元気さはなかった。


 さやかはそんな気分のまま何も得られずに帰る。そして明日もここに来る。



 …………私は無性に、腹が立っていた。



―十二日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:31個
・[68/100] …×26
・お菓子[0/100]
・ハコ[0/100]
・[100/100]×4
・[35/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
118 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 00:20:04.15 ID:ujEwy3Qb0
---------------------------
ここまで
次回は6日(火)20時くらいからの予定です
119 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 20:18:25.11 ID:ujEwy3Qb0
―――


 ――――もうずっと、夢を見ている気がする。

 ぼんやりと生活をなぞる夢。それは遠くから見る映像のようであり、一番近くで起きていることにも感じられた。

 しかし、それを見ても心が動くことはなかった。


 私の知らない、私の中から消えていた私の生活。それの原点。

 何が起きることもない日々の中を彷徨う。出口はなく、それはこの生活が永遠に続くことの証明にも思えた。


 ……それだったら、いいかな。それで。

 足掻く必要はない。変える必要はない。足りないものがいくらかあったって、穴だらけの今よりはマシだもの。


 誰かの姿が見える。


 私は確かにこの夢【生活】を変えることを望んでいた。


―――
――――
120 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 20:42:14.02 ID:ujEwy3Qb0
朝 ゆまの家


ゆま「おねえちゃん! ゆまね、お勉強、少しずつだけど自分でわかるようになったんだよ!」

ゆま「昨日がっこうで、ちゃんと手をあげてこたえられたの!」

あすみ「おー! それはすごいじゃん。今までの成果だよ」

ゆま「おねえちゃんのおかげ!」


 元気なゆまを見ているとこっちも嬉しくなる。


 最初会った時はうまく箸が使えてなかったようだったが、教えたら箸の使い方も上手になった。

 目玉焼きを綺麗に食べて、最後にウインナーを口に運んでゆまが朝食を終える。 


ゆま「じゃあ、きがえてくるね!」


 ……別に分けられた小皿にはピーマンが残っていた。ゆまは一つも手をつけていない。

 食べられたら食べてほしいなぁー……とは提案したものの、やっぱりいらないと言われてしまった。


 ピーマンを摘みながら考える。


あすみ「……後は好き嫌いもなくなってくれればなぁ」

あすみ「別に分けたのは逆効果だったかな……ゆまからしたら嫌いな物ばっか載った皿なわけだし」
121 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 21:20:15.26 ID:ujEwy3Qb0
病院 上条恭介の病室



あすみ「……失礼しまーす」

「君は?」


 病室の中につかつかと入っていく。

 まだ朝の時間。美樹さやかは放課後になったらここに来る。そしてこの場で契約する。……それは美国がなんとかしてくれるようだけど。


 腕や足、全身に巻かれた包帯。繊細そうな、ほっそりとした男だった。


あすみ「交通事故だってね。腕、治らないんでしょ? まあ気の毒だとは思うよ」

「……僕を馬鹿にしに来たのか?」

あすみ「なにその被害妄想。こちとらわざわざ人を馬鹿にしにこんなとこ来るほど暇じゃねーよ」

あすみ「気に入らないのはその態度だ。アンタが外まで聞こえるような声で当たり散らしてたから注意しに来てやったんだよ」


 語気を強めると、男は言葉を失ったように息を飲む。


あすみ「どうしようもならないからって人に当たってんじゃねーよ」

あすみ「どうしようもないものはどうしようもないんだよ」

あすみ「アンタだけじゃない、世の中そんなことだらけなのに、自分一人辛い辛いって人に気を使ってもらって当然だって思うな!」

あすみ「わかったらさっさと諦めろ! ……これ以上お前の人生を無駄にすることに人まで付き合わせるな」
122 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 21:32:20.64 ID:ujEwy3Qb0

 …………言いたいことを一通り言ってやると、いつのまにか男は泣いていた。

 ……私もヒートアップしすぎたか、いつのまにか息が上がっていた。


 男が泣き言のように力なく喋りはじめる。


「……じゃあどうすればいいんだよ。わかってるよ、僕が最低なんて」

「このままじゃいけない。そんなことはわかってる。でも何もやりたくないんだ」



1自由安価
2魔女狩りに行く
3白女に行く

 下2レス
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 21:34:48.91 ID:tvyHiW09O
普通に説教というか辛辣な言葉をかけそう
安価↓
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 21:47:34.63 ID:0RhmX5890
上条に説教してからキリカの病室へ行く

さっきも言ったけど、まずは周りへの八つ当たりはもうやめろ
お前が八つ当たりしてた奴はお前のことを心配して会いにきてるんだ、そんな事してたら愛想尽かされてみんなお前から離れてくぞ
とりあえず昨日来てた奴に八つ当たりじゃない、今のお前の気持ちを打ち明けてみたら?
人間なんだから弱音くらい吐いたっていいだろ?お前の本音を理解してくれる相手ならお前と一緒にこれからの事を親身になって考えてくれると思うよ
……まぁ、とりあえず八つ当たりしたことを最初に謝ってからだね
125 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 22:14:35.21 ID:ujEwy3Qb0

あすみ「……とりあえず、お前が八つ当たりしてた奴はお前のことを心配して会いにきてるんだから、八つ当たりはもうやめれば」

あすみ「愛想尽かされてみんなお前から離れてく前にね」

あすみ「それで、とりあえず昨日来てた奴に八つ当たりじゃない、今のお前の気持ちを打ち明けてみたら?」


 怒りに来たっていうのに、こんな姿を見るとその気分も一気に萎んでいく。

 ……泣くなよ。 泣くなよ…………あすみよりずっと年上なのに。男なのに。


あすみ「お前の本音を理解してくれる相手なら、お前と一緒にこれからの事を親身になって考えてくれると思うよ」

あすみ「…………人間だから弱音くらい吐いたっていいよ。まぁ、とりあえず八つ当たりしたことを最初に謝ってからだね」


 インキュベーターさえどうにかすれば契約はしない。

 でも、今日さやかがここに来る前に、私は無性に文句を言ってやりたかったんだ。


 ……契約は禁断の果実。

 本当ならどうしようもできないとわかってても、どうにかする方法があると聞かされれば手を出したくもなる……


 ――まぁ、こいつのこと救ってやるとしたら私のやることじゃ無いかな。
126 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 22:25:05.00 ID:ujEwy3Qb0

 病室を出ると、圧し掛かるようだった空気から解放されたように身体が軽くなる。


あすみ「だから……説得なんて極力やりたくなかったんだけどな…………」


 来た時は怒りのほうが強かった。

 ……その勢いがなくなると、重さと圧迫感で息が詰まりそうだった。


あすみ「どうせまた美樹さやかが来るんでしょ? 折角なら、ヤりたいことヤったらちょっとは欲求も解消されて気力沸くんじゃね?」

あすみ「身体も不自由で入院してたら溜まってるだろうし」


 ギリギリ聞こえないくらいの声で、病室に向かって吐き捨てる。

 気を取り直すと、ついでにソウルジェムの状態をチェックしに呉キリカの病室も巡回に行った。



1魔女狩りに行く
2白女に行く
3自由安価

 下2レス
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 22:29:27.45 ID:pGxVEYe2O
安価↓
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 22:30:23.31 ID:0RhmX5890
1の前にGSの回収にキュウベェを呼ぶ
その際にキリカを目覚めさせる方法がないか聞く

今のこいつって自分の殻に閉じこもってるみたいな感じなんでしょ?
魔法を使ってこいつの精神に干渉とか、マンガであった意識の底に潜って行くとかできないの?
129 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 22:58:10.15 ID:ujEwy3Qb0


 前に来た時からいくらか濁って、半分弱くらいまで黒みが差していた。

 ……濁りのペースが早くなってないか?

 このままだと病院で爆発しかねない。


 いくら意識飛んだまま魔女になったら弱いといっても、老人や弱った患者にめそめそしてる上条みたいな餌が揃ってれば、そこそこの被害は出そうだ。


あすみ(瀕死のまま浄化を続けていても延命措置は取り続けられない?)

あすみ(…………殺す、か?)



 病院から出て魔女を探しに歩いていく。



行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院[現在地]
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 22:59:12.98 ID:0RhmX5890
1
131 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 23:34:35.68 ID:ujEwy3Qb0
公園



あすみ「…………てゆーわけでさ、なんとかしてよ。このまま死なれたらマジでグリーフシード損じゃん」

QB「僕には最初にやってみたのが限界だよ」

あすみ「じゃあ深層心理とか操れる魔法使えるやつ連れてきて」

QB「無理を言わないでくれ。見知らぬ人のために魔力を使おうとする魔法少女の方が少ないことは、君も知っているだろう?」

あすみ「そりゃ知ってるよー。冗談だし」


 ……ホント改めてつっかえねーなぁ。

 インキュベーターからしたら既に見捨てモードに入ってるのか。気になるのはいつ限界が来るかだろう。


QB「……しかしなるほど。ソウルジェムを浄化しに来てたのは君だったのか。君が他人に何かするなんて珍しいね」

あすみ「……まー、流れってやつだよ」


 私だって、あいつが勝手にああなったんだったらここまでしない。

 面倒みてやってるのは一度気になって助けてしまったからだ。


QB「まあ、まだ目覚めないと決まったわけじゃないよ」

あすみ「……だといいけど」


下1レスコンマ判定
21~40 魔女
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 23:36:22.19 ID:5OslIDE70
133 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 23:47:17.77 ID:ujEwy3Qb0

QB「使い魔の魔力があるよ」

あすみ「はい無視あんてー」


 公園はゆまよりももっと小さい子供とその親ばかりだった。

 ちゃんと人の集まる場所に出てるなんてわかってる。


あすみ「じきに魔女になるでしょ。そしたら倒してやるよ」

QB「本当は今倒してほしいんだけどね……」



行く場所
1公園[現在地]
2通学路
3駅
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 23:48:27.91 ID:5OslIDE70
2
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 23:49:08.07 ID:0RhmX5890
9
136 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/06(火) 23:53:22.34 ID:ujEwy3Qb0

 公園を出るとスクールゾーンに指定された住宅街の中に入る。

 一度うちの近所を通って、それからいつもは通らない道を通って散策してみることにする。





下1レスコンマ判定
21~40 魔女
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 00:01:49.82 ID:FkyCh5Z70
低い
138 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/07(水) 00:08:20.16 ID:q6/A1hrw0

あすみ「このあたりは気配なしかー」

QB「あすみはもう昼は済ませたのかい?」

あすみ「そういえば食ってねえや……あと一か所くらい回ったらでいいかな」



行く場所
・通学路[現在地]
1駅
2繁華街
3歩道橋
4土手
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場

 下1レス
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 00:09:23.98 ID:FkyCh5Z70
7
140 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/07(水) 00:11:24.86 ID:q6/A1hrw0
--------------------------
ここまで
次回は7日(水)20時くらいからの予定です
141 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/07(水) 20:28:44.30 ID:q6/A1hrw0

 ……更に歩いてやっと反応を見つける。

 立体駐車場の中を駆け上がっていって、気配のするほうに近づいていく。


 すると、結界の入り口の前で誰かと鉢合わせた。


杏子「!」


 ……佐倉杏子。お久しぶり。


あすみ「……先に聞いとくけど、譲ってくれる気はあるかい?」

杏子「譲るメリットは?」

あすみ「私からの好感度アップかな!」


 語尾にハートでもつけるように言ってみるが、しっしと虫を払うように返される。


杏子「いらねえよ!」

あすみ「じゃあ私が譲るメリットは?」

杏子「この団子くらいならやるよ」

あすみ「アンタと間接キッスはしたくないかなぁー。確かに腹は減ってるけど」



1譲ってもらうよう要求
2飯でも要求して譲る
3自由安価

 下2レス
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 20:30:20.85 ID:FkyCh5Z70
安価下
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 21:02:20.62 ID:6ftaDfUKO
昼飯まだなんだ〜
この後お昼食べさせてくれるなら譲っていいよ
あ、お菓子とかじゃなくてちゃんとしたご飯ね
あすみ、ラーメン食べたいな♪
144 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/07(水) 22:02:15.98 ID:q6/A1hrw0

杏子「いちいち変な意味にすんなよ! チッ、細かい奴だな」

あすみ「……じゃあお菓子じゃなくて飯でも要求しよーかな。昼まだなんだよね」

杏子「この時間でか?」

あすみ「なんかいい店教えてよ。あすみ、ラーメン食べたいな♪」


 巴マミみたいに洒落た店は知らなくても、そのくらいだったら知ってるでしょ?

 期待の視線を送る。


杏子「――要求は飲んでやるよ。金くらいならいくらでも手に入るからな」

杏子「ちょっと待ってろ!」



 ――――杏子はそう言って結界の中に入って行った。

 まあ、今はグリーフシードも余裕はあるし。


 すると、足元からキュゥべえが現れる。……まだ着いてきてたんだ。


QB「君と杏子、こうして見ていると生活は似ているようで反対なところがあるね」

あすみ「……どういうことよ?」

QB「君は自分の欲求を後回しにしがちだけど、杏子は素直だ。特に食事の時間がズレたことはほとんどない」
145 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/07(水) 23:02:12.48 ID:q6/A1hrw0

あすみ「今はそんなにズレてないよ、他は。 ていうかやめてよ私を欲求不満みたいに言うのー」

QB「……それに、よくそういう発言をする割には男性との関わりを避けているようにも見える」

あすみ「…………あたりまえじゃん? ヤなとこいっぱい思い知ったんだから」


 そんな話しているうちにマークが消えて杏子が出てきた。

 さすがこの辺りじゃマミに次ぐベテランかな。実力はあるみたいだ。やはりあまり敵に回したくはない。


あすみ「……早っ」

杏子「行くぞ。このあたりのラーメン屋でいいんだな」

あすみ「そだよー。アンタはもう済ませたんだっけ?」

杏子「昼はな。ちょっと食ったら出る」


 ……店に入ると、とりあえずお勧めのものを選んでみる。

 そしてこいつは、『ちょっと』と言いつつ大盛りのラーメンにご飯までつけたのを頼んでいた。


 腹の中どうなってんの?
146 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/07(水) 23:22:44.82 ID:q6/A1hrw0

あすみ「……そういえばあれからなんかあった? 新人大量発生は収まったの?」

杏子「それが一匹潰したと思ったら、別の新人が敵討ちとか言って襲ってきやがったよ」

あすみ「あー、面倒くさそうなタイプね」


 苦々しそうに話している。嫌な思い出でもあったか。

 アイツが候補者も有限みたいなこと言ってたから、もう大して増えない気はするけど。


あすみ「手に負えそう?」

杏子「それからは会ってない。まあ何度かかってきたってぶっ潰すだけだけど」

あすみ「まあ頑張ってね」

杏子「……問題はそこじゃない気がするがな」


 ……やっぱこいつも異変は感じてるんだ。



1というと?
2何か気になることでもあんの?
3自由安価

 下2レス
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 23:35:41.89 ID:FkyCh5Z70
安価下
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/07(水) 23:36:15.88 ID:MMPrgtZa0
1+2
追加で杏子にキリカの現状を話して深層心理とかに干渉できる魔法少女に心当たりがないか聞く

あたしの知ってる魔法少女、呉キリカって言うんだけど、今入院してるんだ
襲われたらしくて重態みたいなんだけど...ニュースにもなってたけど知らない?

傷はともかく精神的にダメらしくて意識がないままなんだよね
キュウベェも打つ手がないみたいなこと言ってるし、深層心理とかに働きかける魔法が使える魔法少女がいればね
このままだと死んじゃうと思うしなんとかしたいんだけどそんな魔法使えるやつ知らない?
149 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/08(木) 00:00:00.55 ID:n/R+neyN0

あすみ「っていうと?」

杏子「キュゥべえの野郎が何でそんなに張り切ってんのかってことだよ」

杏子「契約は一期一会とか言ってやがったが、普通はもうちっとバランスとか考えるだろ。大体今までずっとここにはマミだけだったんだ」


 ……新人が増える少し前にここに現れた奴の中の誰かを疑っているんだろう。

 その中には多分私も入っている。


 やっぱり、誰かの仕業だってことくらいは気付き始めてるんだ。


あすみ「……何か気になることでもあんの?」

杏子「そりゃいくつかはな。新人のこともそうだが、急に事故だか事件だかまで2つとなりゃ、いくらでも気になることはあるだろ」

杏子「キュゥべえの野郎はろくに情報寄越さねえし、アンタもなんか知らないか?」

あすみ「あすみ? あすみもあんまり情報通って感じじゃないからなぁ……」

あすみ「まあその事件のことは知ってるよ。呉キリカでしょ、今入院してる。意識不明らしいね」

杏子「……そいつ、魔法少女か?」

あすみ「うん。そう」
150 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/08(木) 00:12:28.15 ID:n/R+neyN0

杏子「……マジか」


あすみ(……?)


あすみ「知り合いならなんとかしてやったら。ベテランのツテとかで」

杏子「いや、あたしはそういうのはない。世渡りとか苦手なんでな。まあ今度見に行ってみるよ」


 杏子が箸を置いて立ち上がる。あすみより明らかに量の多いものを頼んだのに杏子のが先に完食していた。

 大食いなだけじゃなくて早すぎる。


あすみ「…………マジで腹の中どうなってんの」



 あれと比べられたらそりゃ生活も違くなるわ。

 キュゥべえに心の中で突っ込んでおいた。



あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:31個
・[68/100] …×26
・[100/100]×4
・[35/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
151 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/08(木) 00:23:55.60 ID:n/R+neyN0

 ……杏子が出ていってから暫くして、私も遅い昼を終えた。


 もうすぐいつもの放課後の時間になる。

 私はもう帰るだけ。


 あとはあいつに任せたが、上手くやってくれるだろうか。

 計画に関わることならまともにやらないわけはないとは思うが。



―――
美国邸


 暗い部屋の中でもぞりと影が動く。


織莉子「私はやらなければならない。引き返す道などない」

織莉子「…………そうわかっていても、今は何もしたくないのよ」



 昨日から、織莉子は気の抜けたようにここに居た。

 その身体を動かすのは捻じれきった使命感だけだった。


―――
――――
152 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/08(木) 00:24:31.14 ID:n/R+neyN0
------------------------------
ここまで
次回は10日(土)18時くらいからの予定です
153 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 18:34:58.45 ID:0Zmu1nyM0


 インキュベーターが来るまでにはまだ時間があった。

 奴が美樹さやかに会う前にここらへんにでも呼び出して、一通り話でもしていれば任務は終わり。

 ただ、それだけ。


 ふらりと病室に入ると、ベッドの傍に立って、私がいつか始末しようとしたその人を――そこに横たわる身体を見下ろした。


織莉子「夢を、見たの」


 私を責める言葉を訴えながら私を見上げて、ついに血溜まりの中に顔を伏せる。

 やったのは私。最後まであの真っ直ぐな瞳が射抜いていた。

 ――わかってくれないのなら殺シテシマエ。意識のなくなった身体にはいくつもの穴が空いていた。


 ……あの時あの人は、何て言ってたのだったかしら? あの人ならなんと言うだろう。


織莉子「あれはまだ現実ではないわよね…………それとも、いつかは現実になる未来【ビジョン】?」

織莉子「私は今になって、そうすることが怖くなってしまっている」

織莉子「だって、私の使命は……――――」


 『世界』を守るためならなんでもすると誓った。

 でも、これではまるで……


 …………ただの殺戮者。
154 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 19:19:34.58 ID:0Zmu1nyM0


 まだ時間はある。


織莉子「……何寝ているのよ」


 機械に身体だけ生かされてる不毛な状態。

 あの時死んだくせに。身体から離れかけたままの魂はすでに濁りかけていた。


織莉子「どうせもう起きないわ」


 顔についたその機械を一つ外すと、病室を去る。この顔を見ているとどうにかなりそうだった。

 これも私の言うこと【真実】を受け入れなかった結果だもの。


織莉子(…………誰か)


 ――私の為すべき事は。

 ――――私の望みは。


 階段を降りていく。そろそろ美樹さやかが病院に来る頃だろう。

 エントランスの人混みの中を通り抜ける。周りの振り返る視線は気にならない。私に見えているものはただ一つだけだった。


織莉子「――――貴女達のような人が居るから!」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 19:36:54.00 ID:zeYZ6XZ30
うおい、この織莉子ほんとにただの人殺しだな
156 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 19:40:15.20 ID:0Zmu1nyM0

「――おい。こんなとこで何やってんだ?」


 力を振るおうとしていた手を掴まれてハッとする。

 そちらに視線を向ければ、予知で視たことのある魔法少女の顔があった。


杏子「ここに魔女の反応はないけどな。同業者として、あんまり目立つコトはやめてくんねーかな?」

杏子「で、誰に用なんだ? ほっといたら人でもぶっ殺しそうな顔してるけど」


 私が一つだけ追っていた姿は目の前を通り過ぎていく。

 こんなところで争っている場合じゃない。時間がきてしまう。


織莉子「……そこを退いてくれないかしら」

杏子「そりゃ無理な相談だな。抗争に首突っ込む気はないが、事情くらい話してくんなきゃ危なくてしょうがねえ」
157 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 19:57:33.39 ID:0Zmu1nyM0

杏子「――!」


 佐倉杏子は私が放った水晶を最小の動作で弾いてみせた。

 しかしその瞬間に煙幕が上がる。


杏子「目くらましか!」


 隙を突いて非常階段に逃げ込むと、相手もすぐに変身して追いかけてくる。

 美樹さやかが行く場所は決まっている。その階で階段から廊下に飛び出すと、エレベーターの方向に突き進んでいく。


杏子「だからっ、こんなとこに逃げんなっての!あたしだってお前と追いかけっこしたかねーんだよ!」


 後ろから槍のバラけた鎖が伸びてくる。

 それを予知で視て回避しながら廊下にあった消火器を後ろに投げつけた。しかし、佐倉杏子はその程度で私を見逃してはくれなかった。


 このまま一本道では行けない。少々回り込む羽目になってしまった。


杏子「こいつ、ちょこまかと……!」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 20:17:25.57 ID:zeYZ6XZ30
杏子が病院にいるのはキリカの様子を見に来たからなのか
でもキリカは織莉子がまた……この騒ぎで看護師が早く見つけてくれれば
159 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 20:21:46.94 ID:0Zmu1nyM0

 この病院の構造を把握しきれていないのは相手も同じようだった。

 チェイスはまだ続いていた。最初は鎖での拘束を試みていたようだが、捕まえられないとなると段々と手段は激しさを増してくる。


 ――私が廊下の行き止まりで足を止めると、佐倉杏子はここぞとばかりに攻撃を繰り出そうとする。


杏子「もう追い詰めたぞ、観念しやがれ!」

織莉子「私が、ただ闇雲に逃げているだけだと思ったの?」


 曲がり角から、目の前に美樹さやかが飛び出してきた。

 それを見て佐倉杏子は驚いた顔をする。


 ――手を下すのは私じゃない。相手の攻撃を“利用”させてもらった。佐倉杏子、貴女の手によって彼女は殺されるのだ。


 美樹さやかは抗争に巻き込まれた哀れな一般人として命を落とす。

 少しずつ調節して、こうなるように仕向けた。これはただの“不幸”に過ぎない。
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 20:36:11.00 ID:zeYZ6XZ30
この織莉子マジ外道
161 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 20:41:37.94 ID:0Zmu1nyM0

杏子「っ……!」


 ――――……しかし、佐倉杏子は直前で攻撃を逸らした。

 これも積み重ねられた戦いの経験がなせる業だろう。


 だがそれでも確かに私に有利な隙は生まれていた。


織莉子「……勝った!」


 これなら二人まとめて始末することも可能。


 しかし、目の前にそれを阻む影が現れる。

 その存在を“予知”できなかったのは当然だった。――私が“予想”から外していたんだ。


織莉子「貴女……まさか起きてくるなんて予想外だったわ」

織莉子「呉キリカ」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 20:43:54.58 ID:zeYZ6XZ30
うおっ、まさかのキリカ復活か
163 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 21:05:09.49 ID:0Zmu1nyM0

キリカ「声が…………聞こえたんだ」

キリカ「思い出したんだよ。本当の私のことを」

織莉子「そう」


 本当のこいつのこと何て、私が知る訳もない。

 如何でもいい――何故私にそんな話をする?


さやか「な、なんなのよあんたたち!? ここでなにしてんの!?」

杏子「……とりあえず怪我人はそいつ連れて下がってろ!」

キリカ「う、うん!」


 …………佐倉杏子の言葉に、二人が横の廊下へと戻っていく。

 再びここには私達だけになってしまった。


織莉子「どうして貴女達は……いつも“私達”の邪魔をするんだ!」

織莉子「まだ捕まるわけにはいかないのよ。私は何も為していない」


 私の背にある空の配膳用ワゴンに手を触れると、そこに魔力を乗せる。

 それを佐倉杏子に向けて直進させながら宙に舞い上がり、脇を抜ける。


 それから、突き当りの窓の外へ足から飛び込んでいく。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 21:06:16.23 ID:2uyE6MZC0
私たちって誰のこと?いつもなら織莉子だけじゃないのか?
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 21:18:06.94 ID:zeYZ6XZ30
普段ならキリカを含めてのことだと思うけど、この時間軸ではあすみの事を示唆してるのかな?
というか、織莉子のこの発言そのものが驚き
予知でいくつもの分岐で悉く邪魔されたのを見たからなのかな?
166 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 21:18:47.42 ID:0Zmu1nyM0

杏子「はあ!? ためらいもなく……」


 後ろからそんな声が聞こえたが、それこそどうでもよかった。

 魔力を使っても無傷とまでいかないかもしれない。しかし、どうせ死ぬ事などない。

 こんな身体などもう私にはどうなってもいい。


 ――もう一つ、ここに来ることのないと思っていた姿が下に見える。

 落下してから少しして、こちらに近づいてきた。


 …………神名あすみ。



―――



 建物を見上げて、上を指す。


あすみ「……そっから来たの? アグレッシブな帰り方するなあ」

あすみ「で、アンタこんなとこで何やってんの? 私が頼んだのはすっごく簡単な任務だったはずなんだけど」

あすみ「どうしてこんなことになった?」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 21:19:36.96 ID:2uyE6MZC0
ここであすみが織莉子に止めを刺しても違和感はない
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 21:23:58.32 ID:zeYZ6XZ30
このあすみなら織莉子を「こいつ使えない」と切り捨ててもおかしくはない
ていうかもう見限ってたよね、たしか
169 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 21:39:38.22 ID:0Zmu1nyM0

織莉子「…………失敗したわ。でも、結果としてインキュベーターの目を美樹さやかから逸らすことには繋がった」

あすみ「あのね……どうしてこんなことになったか、って聞いてんの」

あすみ「やっぱ来て正解だったね。昨日の様子見てたら、こんな簡単な任務すらできないんじゃないかって心配になっちゃってさ」


 美国はびくりと身体を震わせた。

 本当は口から吐かせるより早く、大体の事情はもう掴んでいた。どんな言い訳をしてくれるだろう?


あすみ「……今美樹さやかを殺したら鹿目まどかの格好の契約理由が出来ちゃうじゃん」

あすみ「しかもこんな誰が殺ったかバッチリわかるようなとこで。騒ぎ起こしまくって無関係の魔法少女まで敵に回したら困るのこっちでしょ」

織莉子「それより前に鹿目まどかも排除すれば済む事よ」

あすみ「それが出来たらアンタもこんな回りくどいことやってねーだろってば」


あすみ「あんたの考え全然理解できない。考える事を放棄するなら、せめて忠実な『駒』として動いてよ」


 ……だから、私は『冷静な状態じゃない』と判断したんだ。

 元から冷静かどうか怪しいところはあるが、今のこいつはいつにも増して何も考えず衝動的に行動している。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 21:43:11.53 ID:iZiF4d9mO
織莉子、駒に格下げwww
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 21:49:36.70 ID:zeYZ6XZ30
予知できるからといってもこの織莉子がやることなすこと悉く裏目ってきてる
杏子にけんか売ったあげく顔バレもしたしポンコツ臭が半端ないなぁ
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 21:55:06.34 ID:2uyE6MZC0
このまま煽って悪意を持ってしまって死んでもらったら楽だよなぁ……
173 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 22:00:31.78 ID:0Zmu1nyM0

 それでもこいつはいざ自分がそう言われると、それを認めたくなさそうにギリギリと唇を噛んで悔しそうにした。

 いくら怒ったって、私のことはあの猫の時みたいに、当たり散らしてどうにかしようなんてできないしそんなの許さない。


 ――なぜなら私も見下されることが大嫌いだからだ。

 一歩も引かずにいると、美国は地面のほうに顔を伏せた。



1自由安価
2さっさと逃げたほうがいいんじゃない?
3中の様子を見てくる

 下2レス
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 22:01:19.62 ID:2uyE6MZC0
1 徹底的に煽る。自分に悪意を向けるぐらいに
安価下
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 22:04:00.49 ID:zeYZ6XZ30
↑+3

もうここで退場してもいいんじゃないかな?救いがないけど自業自得だし
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 22:05:22.41 ID:2uyE6MZC0
正直、馬鹿は死ななきゃ直らないというしね……
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 22:13:26.14 ID:zeYZ6XZ30
この織莉子は救いようのないバカだからな
キリカ編の織莉子みたいに生きることも出来たはずなのに、自分からそういった道を選ぶ事を放棄してるからね
178 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 22:14:47.97 ID:0Zmu1nyM0

あすみ「よしよし、やっと立場がわかったみたいだね」

あすみ「これから心を入れ替えてくれるなら私もアンタのこと見捨てないであげるっからさ」

織莉子「……本当に、見捨てないでくれる?」

あすみ「うん。ほら、アンタはさっさと行きなよ。私も今この場でアンタが捕まるのは避けたいし」


 美国を向こうに行かせると、私は少し中の様子でも見に行くことにした。

 ……最後にその後姿を冷めた目で見やる。




あすみ「…………またまたぁ」

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 22:16:40.27 ID:iZiF4d9mO
ここで死ぬならさっきの配膳台が上から落ちてきて不幸にも下敷きになってお陀仏で良いんじゃね?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 22:20:25.94 ID:zeYZ6XZ30
あすみ、心を読んだか
織莉子ろくでもないこと考えたのかね、やっぱり

>>179
何そのスプラッタ、こわい
181 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 22:58:58.51 ID:0Zmu1nyM0

 建物の正面に回ると、なにやら騒然としていた。通報があったらしく、対処と確認に追われているらしい。

 ……この様子だと美国と戦ってたらしい佐倉杏子はもう逃げたか。それとも探し回ってるところか。

 どのみち中にはいなさそうだ。


 病院内に入ってみると、すでに一部は立ち入り禁止になっていた。

 監視カメラの映像から“不審者”の一人は自殺したってことで片が付いたらしいが、もう一人のほうはどこへいったか不明らしい。


あすみ(こんなの残って調べられちゃうもんなのね……恐ろし)


 あ、でも完全に身バレしてるだろーしこれからどうなっちゃうのかしら。

 そんなことを思ってると、隣を担架が通る。――見慣れた顔だが、いくらか顔色は戻ったように見えていた。


あすみ「その人は?」

「騒ぎに気づいて1Fまで逃げて来たらしいんだけど、気が緩んだのかさっき気を失ってしまってね……」

「もともと重傷だったから。意識が回復したのが奇跡だよ。とにかくしばらくは安静にさせるつもりだ」

あすみ「へぇー……」


 あいつ、起きたんだ。

 もうダメかと思ったのに、今になって回復したのはどうしてだろう。
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 23:08:33.16 ID:zeYZ6XZ30
キリカにソウルジェム大丈夫かな?
183 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 23:15:16.09 ID:0Zmu1nyM0


あすみ「――……あ、目が覚めた?」

キリカ「…………なんであんたがここにいるの?」


 ……そろそろ帰ろうかと思った頃に目を覚ました。

 この騒ぎの後でインキュベーターもすぐにゆまのとこには来ないとは思っていても、やっぱりあまり家を空けておきたくはなかった。


あすみ「これ、さっさと返しておこうと思ってね」


 拝借した分のグリーフシードをベッドサイドにのせる。

 こいつはやっぱり何がなんだかわからなそうな顔をしてた。


あすみ「とにかく、これでアンタは自由だから」



1自由安価
2目が覚めて何か変わったことはあった?
3帰る

 下2レス
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 23:19:18.91 ID:KXfnTjmWO
1これからどうする?+2
安価↓
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 23:20:55.32 ID:zeYZ6XZ30

追加でキリカに退院したら約束守ってもらうよと告げる
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 23:23:27.74 ID:zeYZ6XZ30
あ、約束とは生姜焼きのことです
187 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/10(土) 23:52:21.04 ID:0Zmu1nyM0

あすみ「目が覚めて何か変わったことはあった?」

キリカ「…………身体がめちゃくちゃ痛い」

あすみ「そりゃそうだろうね」

キリカ「今思えば、さっき立ち上がれてたのが不思議で仕方ないなぁ……」


 そういえばこいつはどこまで記憶が残っているだろう。襲われたことは覚えてるかな。


あすみ「で、これからどうすんの?」

キリカ「……そんなのわからないよ。やっと全部思い出したんだ。でも、何も変わらなかった」

キリカ「きっかけ、相手も覚えてなかったからね」

キリカ「結局、あいつに呼び出されてどうなったのかな。襲われたんだろうけど、なんで生きてるんだろ?」

キリカ「こうなったのもあいつのせいだけど、私を呼び戻したのも結局あいつだったんだ」
188 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/11(日) 00:12:47.26 ID:z5Nxc/4K0

 私にはよくわからないが、自分の中では何か整理がついたようだった。


あすみ「……さあ? アンタのおっぱいの防御力が高かったんじゃない?」

キリカ「はっ!? また君はそういう…………痛っ、もう、怒ると胸が痛むんだよこっちは――」


 適当にはぐらかす。やっぱりこいつみたいのは真実なんて知らないままのほうがよさそうだ。

 しかし今はリアルに胸元の骨が砕けてるんだからいじるのもシャレにならないか。


あすみ「まずは退院してよ。退院したら約束守ってもらうから」

キリカ「約束?」

あすみ「忘れるなよ、寝てたアンタからしたらそんなに昔のことでもないでしょ」


 こいつもやっと何のことか察したようだった。

 私もそろそろリベンジを待ちくたびれていた頃だった。



―――
189 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/11(日) 00:16:42.32 ID:z5Nxc/4K0
―――


QB「やあ、さっきは揉めていたようだね。織莉子と何があったんだい?」

杏子「知らねーよ。あたしはあいつが変なことしようとしてたから追ってただけだし」

QB「変なこと?」

杏子「だからあたしは知らねーっつってんだろ。まったく、こっちはいい迷惑だよ」


 しかし、杏子は考え付く。ずっと自分が追っていた疑惑の正体。

 ……まだ話題に上ったことのなかった魔法少女の存在。


杏子「……けど、あいつは何かろくでもないこと企んでんじゃないの?」

杏子「例えばマミやキリカを嵌めるか襲うかした奴とかさ。お前に新人を吹き込んでんのも、関係がないとは言えないよな」

QB「全てではないかもしれないけどね。つまり、君が考えるには――」

杏子「…………もしそれらに何か目的があるとしたら? ってことだよ」



―――


あすみ 魔力[86/100]  状態:正常
GS:26個
・[68/100] …×26

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
190 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/11(日) 00:21:20.42 ID:z5Nxc/4K0
---------------------------------
ここまで こういうとあれですが…今回の織莉子はまあ、原作寄りにした結果ああなりました
次回は13日(火)20時くらいからの予定です

前22スレ(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516811060/)
になんか投下したのでよかったらレスしてやってください
前後忘れてたり読んでなかったりしても感情豊かなQBがなんかしてる話ってくらいの認識でよいです
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/11(日) 00:30:09.37 ID:ca2hFsZ20
乙でした

なんというか、この織莉子は悪役に徹しようとしてるのにボロが出まくりなんですよね
論理も破綻してるしやってること自体予知があるのに前後の見境がない行動しかしていないうえにプライドだけは高い
3流というかなんというか…小物臭しかしないんですよね
まぁ、自分のやったことの報いはしっかりと受けて欲しいですね
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/12(月) 15:13:37.27 ID:V6vg76Uk0
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197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/12(月) 15:17:04.60 ID:V6vg76Uk0
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198 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2018/02/13(火) 21:03:39.27 ID:IpvBkVEr0


 ……家に帰ると、ゆまはリビングのテーブルに伏せたまま寝ていた。

 もしかして、ずっとここで待っていたのだろうか。

 寒そうな背中に毛布をかけてやると、ゆまが目を覚ました。


ゆま「あ……おかえりなさい」

あすみ「ただいま。お昼寝ならちゃんと寝てきたほうがいいよ」

ゆま「ううん、もうだいじょうぶ!おねえちゃんと一緒にいたいもん」


 やっぱり極力家を空けたくはない。さっさとこの騒動が解決すればもっと一緒に居られるようにもなるはずだけど。


あすみ「じゃあ、私も夕飯の時間まで隣にいようかな」

あすみ「そういえば、今日は宿題はないの?」

ゆま「…………」

あすみ「ゆま?」

ゆま「ううん! もう一人でもなんとかなるよ」

ゆま「それより、きょうのごはんはオムライスがいい!あと、野菜はあんまりつけないでほしいな」

あすみ「オムライスの中に玉ねぎは入れるよ? あと……野菜はこれだったら食べられるってものない?」

ゆま「うーんと……ブロッコリーとかなら、たっぷりマヨネーズつければ大丈夫かも」

あすみ「ホント! よし、それでいこう。食べられるものも増やしていければいいんだけどねぇ……」



―十三日目終了―
199 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2018/02/13(火) 21:20:29.10 ID:IpvBkVEr0
朝 ゆまの家


 簡単にメインのものを作ると、最後に野菜をカットして朝食をプレートに盛り付けていく。

 すると、ゆまが起きてきた。


あすみ「ゆまー、朝ごはんできてるよー!」

ゆま「またブロッコリー……」

あすみ「だって、昨日大丈夫って聞いたから」


 食べられる野菜が限られてるから、新しく大丈夫なものを見つけるとつい嬉しくなったんだけど。

 続くと飽きるかな。他にも探したほうがいいかもしれない。

 ……朝食も毎日作ってると同じようなものになってきてしまう。何かバリエーションを増やしたほうがいいか。



会話/これからの予定
1自由安価
2散策・魔女狩りに出かける
3料理修行

 下2レス
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/13(火) 21:35:15.43 ID:Bw24dmpV0
2+ゆまにキリカが目を覚ましたことを話す

ゆま、キリカお姉さん目を覚ましたよ
今日の放課後お見舞いにでも行く?ゆまが行けば喜ぶと思うよ?
行くなら学校の近くで待ち合わせしようか?
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 21:37:03.00 ID:4yTELq/NO

午前中は3で午後から出かける
202 : ◆xjSC8AOvWI [sage saga]:2018/02/13(火) 22:01:55.14 ID:IpvBkVEr0

あすみ「ゆま、キリカお姉さん目を覚ましたよ。今日の放課後お見舞いにでも行く? 多分ゆまが行ったほうが喜ぶと思うし」

ゆま「そうかなあ……おねえちゃんはいくの?」

あすみ「私はゆまが行くならかなー。行きたいなら学校の近くで待ち合わせしようか?」


 そう言うとゆまは少しの間考え込むようにする。


ゆま「……やっぱり、きょうはいいや」

あすみ「そう? じゃあ明日にしよっか?明日なら休みだもんね」

ゆま「うん。でも……今日もはやく帰ってきてね?」

あすみ「……うん」

ゆま「ごちそーさまでした!」

あすみ「待って、ゆま、ほっぺについてるよ」


 ゆまと目線を合わせるようにしゃがんで口元を拭う。


ゆま「じゃあ、いってきます!」

あすみ「いってらっしゃーい」
203 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/13(火) 22:14:29.94 ID:IpvBkVEr0


 …………ゆまを玄関まで送って、家の中に私一人になる。

 そこで思い返してみる。最近のレパートリーといえば卵とウインナーと炒め物ばっかり。それに野菜を足すのもやっぱり種類が限られてくる。

 安いからっていうのもあるけど、なんだかんだと手間を惜しむことが多かった。


 昼は家で食べないことが多いし。


あすみ「…………そろそろ料理修行でもしてみるか」


 折角あいつがくれた本もあるんだ。……今だったらもう少しマシな気持ちで出来るだろうか。



 何を作る?
・自由安価

 下2レス
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 22:16:14.92 ID:AqmcyVCgO
安価↓
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/13(火) 22:19:08.57 ID:Bw24dmpV0
チキンライス
206 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/13(火) 23:08:56.08 ID:IpvBkVEr0

 ゆまが気に入ってくれたから、昨日作ったオムライスのブラッシュアップでもしよう。

 卵は朝食べたから今日はチキンライスだけでいーや。


あすみ「さて……と。なんかいい情報ないかな」




下1レスコンマ判定 成長度
0~30 小
31~60 中
61 大
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/13(火) 23:13:02.02 ID:Bw24dmpV0
ほいさ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 23:13:54.38 ID:5z5OnUo20
ガチで呪われているわ……
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/13(火) 23:14:08.59 ID:Bw24dmpV0
また安価運が…
あすみん、自分に呪いが向いてるよ
210 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/13(火) 23:25:33.32 ID:IpvBkVEr0


 暫くパソコンと向き合ってたが、疲れたのでやめた。

 実際に作ってみるのが一番かな。




あすみ「…………うーん、何が変わったかわからない」


 出来たチキンライスを食べながらぼやく。そもそも改善点がわからない。

 強いて言うならちょっとべっとりしてる?


 途中でスプーンを置く。


あすみ「付け合わせに何か作ろう」



・自由安価

 下2レス
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/13(火) 23:27:38.64 ID:Bw24dmpV0
野菜を小さく切って煮込んだコンソメスープ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 23:32:39.33 ID:5z5OnUo20
213 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/13(火) 23:47:53.40 ID:IpvBkVEr0

 再びキッチンに向かう。

 前に作ってくれたのを思い出して、余ってた野菜を小さく切ってコンソメスープを作ってみた。


 野菜を小さく切ることで煮込み時間も少なくなる。時間と光熱費の節約にもなるからそれはありがたかった。

 ……これならゆまも食べてくれるかな?


あすみ「……まあ、今日はこんなもんでいーや」


 そろそろ昼も過ぎる頃だ。

 少しゆっくりしてから、今日も散策に出ることにした。




行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/13(火) 23:48:39.21 ID:Bw24dmpV0
5
215 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/13(火) 23:50:08.54 ID:IpvBkVEr0
-------------------------------
ここまで
あすみんの魔法は相手を不運にするだけで、決して自分が幸運になるわけではないのです…

次回は16日(金)20時くらいからの予定です
216 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/14(水) 23:04:49.10 ID:qh3ZdBlW0
---------------------------------
>>190のQB編おまけ投下しました

甘いもの苦手を公言してたからか、周りがチョコもらえてる中もらえなかったのが微妙に悲しい、
というどうでもいい自分語りとは関係ないバレンタイン小話を追加で投下中です
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 17:35:14.27 ID:QTRFA2gM0
感情豊かなQBを本編で操ってみたい
218 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 20:33:58.41 ID:HbSmC+Jt0


 ――大通りの人混みに紛れて歩き出す。

 昼時の活気が引っ込んで、みんな忙しそうにどこかへと通り過ぎていく頃だった。


 周りの雑踏をなんとなく眺めてみた。みんなどこへ向かっているのだろう。



下1レスコンマ判定
21~40
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/16(金) 20:34:40.26 ID:ncfcxH6f0
あすみん
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/16(金) 20:34:51.14 ID:54CuAHic0
ほい
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 20:37:04.24 ID:ncfcxH6f0
箱の魔女?
222 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 21:06:09.48 ID:HbSmC+Jt0

 そんな人々の流れに逆らうように、途中で道を逸れて裏通りのほうへと足を進めていく。


あすみ「――はいはーい、お楽しみ中すいませーん」

あすみ「まったく昼間っから嫌だよねえ、こういうの。どこも変わんないね」


 女を囲んでた奴らがこっちを向く。結界を開いて奥に進むと、その元凶が見えてきた。

 結界の近くで騒いでた奴は潰しておいた。



あすみ 魔力[86/100]  状態:正常
GS:26個
・[100/100] …×25
・[68/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


敵:魔女Albertine
  使い魔Anja×4
  使い魔Anja×3[攻撃圏外]

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
5死神の鎌(魔力-60) :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 21:10:15.95 ID:w9t4Hm0g0
まずは使い魔に1a
224 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 21:23:57.84 ID:HbSmC+Jt0

 最深部に入ると、まずは使い魔の数を減らしに行く。

 すばしっこく小さい的は相手にするにはあまり得意じゃない……が、こいつは大したことはなさそうかな。



 下1レスコンマ判定 殲滅度
0~99

+一桁0クリティカル
+補正 自[格闘Lv7]*3
+補正 相[呪いの影響]+15
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 21:25:02.54 ID:bBdSDUGQO
あすみん
226 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 21:33:52.65 ID:HbSmC+Jt0

 使い魔が豆鉄砲を吐き出すタイミングを見計らって、一つずつなぎ倒していく。

 正面から突破したってなんてことはない。


 逃げ出そうとする魔女を目線の先に捉え、次の標的に狙いを定める。



あすみ 魔力[86/100]  状態:正常
GS:26個
・[100/100] …×25
・[68/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


敵:魔女Albertine

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
5死神の鎌(魔力-60) :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/16(金) 21:41:02.90 ID:54CuAHic0
3
228 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 21:56:31.13 ID:HbSmC+Jt0

 魔女を囲んでフレイルを散らし、一点に向けて一斉に鎖を伸ばしていく。

 すると、ついに魔女は声を上げて泣きはじめた。


あすみ「何泣いてんだよッ!」


 耳障りな声をかき消すように鎖の中心へと鉄球を振るう。


 ……グリーフシードを拾い上げて結界の消えた路地裏の隅を見やると、さっきの女が倒れた男の一人を心配そうに腕に抱いていた。

 女は私の方を見ると複雑そうな眼差しを送る。


あすみ「…………」


 あぁ、そっちの男は味方だったの。それは思いつかなかった。

 そろそろここにも警察とか来そうだ。この場を去って、繁華街の大通りを抜けていく。
229 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 22:17:32.13 ID:HbSmC+Jt0


 ……駅のほうから戻ろうとした途中で、見覚えのある集団がこっちに向かってくる。

 学校帰りの鹿目まどかたちだった。


「あすみちゃん! こんにちは」

あすみ「……あぁ、こんにちは。これからどこか行くの?」

「これからみんなでデパート寄っていこうってことになってさ」

あすみ「デパートか。ちょっと一緒についていってもいい? 私もそっちに用事があるから」


――――
――――


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
230 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 22:35:22.45 ID:HbSmC+Jt0


「見て見て、このアイス可愛いー!」

「仁美のも美味しそうだね。一口もらっていいー?」


 フードコートにやってくると、イレギュラーは私を少し離れた場所へと連れ出した。

 ここからでも声が聞こえるくらいにはみんなの様子も窺える。イレギュラーは声を潜めて私に詰め寄る。


ほむら「……用事って何? 本当はそんなのないんでしょう」

ほむら「一体……この前から不必要に私たちに近づいて何を考えてるの」


 何も知らない一般人たちがはしゃぐのを背に、いやに緊迫した雰囲気を醸し出している。


あすみ「うーん、やっぱ怪しまれるかぁ。貴女だけは絶対警戒してくるだろうなとは思ってたけど」

あすみ「実は紹介したい人がいるんだよね」
231 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/16(金) 22:52:01.05 ID:HbSmC+Jt0

あすみ「美国織莉子ってひと」


 イレギュラーは何を言いたいのかわからないという風にする。


あすみ「魔法少女だよ。私はそいつから全部聞いたんだけどさ」

あすみ「鹿目まどかさんって、こっちの世界の素質あるんでしょう? それも結構な」

あすみ「その件でアンタもそいつからから狙われてるよ? 一応忠告。鹿目まどかもアンタも、ここに居る全員皆殺しにする気だから」


 その名を出した時には明らかに表情を険しくしたが、イレギュラーは更に驚きとも怒りともつかないような気を漂わせ眉根を寄せる。

 私を睨まれたって困るんだけど。こいつも状況次第じゃ何しでかすかわからないから、とりあえずここが人の居る場所でよかった。


ほむら「どういうこと。その魔法少女は何を知っているの?何故私たちを……」

あすみ「魔法で未来を見て全部知ってるみたいよ? 鹿目まどかが契約して魔女になったら世界が滅ぶんだってさ」

あすみ「アンタも今から考えたほうがいいよ? 友達を殺されるのも魔女にするのも、どっちも嫌でしょう?」



1自由安価
2アンタはどこまで知ってるの?
3帰る

 下2レス
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 22:55:52.70 ID:bBdSDUGQO
1そいつのすみかを教えておこうか?
まあ、あいつは未来予知できるから殺しに言ってもすでにいないか待ち構えているだろうけど。
それであんたはどこまでしってんの?
イレギュラーさん?

安価↓
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/16(金) 23:08:58.95 ID:54CuAHic0

追加で昨日の病院での騒動の顛末も話す

昨日の病院での騒ぎ、知ってる?あれも美国織莉子の仕業だよ
何でも美樹さやかを契約させないために話しに行くとか言ってたのにいきなり殺しにかかったみたいだよ
口では論理的なこと言いながらすぐ感情的に動くのって救いようのない馬鹿だよねー
佐倉杏子がその場にいたみたいだから、詳しい話が聞きたければ佐倉杏子に会ってみたら?

あ、そうそう
あの猫……じゃない、呉キリカを襲ったのも美国織莉子だよ
呉キリカが駒として使えないから処分したとか言ってたけど、酷い話だよね
234 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 00:02:34.36 ID:OsFo8l0n0

ほむら「…………貴女は」

あすみ「あすみ? あすみはそいつに味方する気はないよー、そりゃ死にたかないけどさ。なんならそいつの住み処とか教えるし」

あすみ「まあ、あいつはお得意の予知で逃げるかもしんないけど」


 イレギュラーは少しの間疑うようにこっちを見ながらも、ここで争っても仕方ないと判断したのかふっと目線を下に落とす。


あすみ「アンタはどこまで知ってるの?」

ほむら「……私はこの周りの事なら、大体のことは知っているはずよ」

あすみ「そう。あいつは本気だからね。昨日の病院での騒ぎ、知ってる?あれも美国織莉子の仕業だよ。美樹さやかを殺しにかかって、佐倉杏子とぶつかったの」

あすみ「あと呉キリカを襲ったのもそいつ。呉キリカが駒として使えないから処分したって話だけど、酷い話だよね」

あすみ「……まあ、病院のことは佐倉杏子がその場にいたみたいだから、詳しい話が聞きたければ佐倉杏子に聞いてみて?」

ほむら「わかったわ……――貴女が私にそいつを始末してほしいということは」

あすみ「まさか。親切心だよ。でもこうなったらどこに火の粉が向くかわからないでしょう?」


 イレギュラーは私の言葉をあからさまに信じていなさそうにしている。

 一応、今は情報を信じてくれればいいや。――でも、やっぱこいつも頭固いなぁ。


ほむら「……貴女だって、それを知っているということは私の敵にもなり得るということ」

ほむら「覚えておいて。私達に牙を剥くなら貴女もその時点で――」

あすみ「はいはいはい。言われなくてもわかってるよ」
235 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 00:15:06.19 ID:OsFo8l0n0


 ……元々敵対するつもりだったことは気づいてる。今こうしたのと同じように、いつ寝返るかわからないってのは当然の考えだ。

 ―――でもこいつら、どっちも頑固だから自分の首絞めてんじゃないの?


 最後に要求されたあいつの情報をテレパシーで伝えてイレギュラーたちと別れた。

 これで今度こそ家に帰るだけだ。



 …………その帰り道、またもや駅前の大きな通りを抜けたところで、見知った姿が私の前に現れる。



織莉子「…………見捨てたの? 私のこと」


 道の真ん中を塞ぐように、美国織莉子はまるで私を待っていたようにぽつんと立ち尽くしていた。

 その顔色は蒼白だ。
236 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 00:20:55.50 ID:OsFo8l0n0

織莉子「……私の説明が不足していたのかしら? そうじゃなければ、おかしいものね――貴女もそれだけの覚悟がなかった?私の見込み違い?」

織莉子「どうして……どうしてわかってくれないのよ! みんな――――あぁ、もしかして、小巻さんに私のことを話したのも貴女なのね?」

織莉子「あの人にだけは……絶対に知られたくなかったのに……!」


 見捨てられた犬じみた悲劇的な顔。

 聡明なお嬢様の仮面はもう完全に剥がれ落ちた。痩せて飢えた狼のようだった。


あすみ「……アンタはどうせ、このままでも何もできずに終わるよ。足掻き散らして、最後にはまた自分のエゴに周りを盛大に巻き込んでね」

あすみ「ヤリ逃げなんてクソビッチなんだからぁ」


織莉子「…………」


あすみ「そうなる前に私はあっちにつく。その方がまだ長生きできそうだ」

あすみ「だって、私が死んだら世界が終わるのと同じだよ。他の誰がどうなろうが私は知ったこっちゃないね」

織莉子「……何故そんなことがわかるの? 未来も視えない貴女に」

あすみ「わかるよ。自分の状態にも気づけないアンタよか現状は見えてるさ」

あすみ「だって、ガッタガッタじゃんアンタ。もう大分酷いよ?」
237 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 00:22:27.41 ID:OsFo8l0n0
---------------------------
ここまで
次回は17日(土)18時くらいからの予定です
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 00:30:57.85 ID:RQtCYL2U0
あすみは賢い。織莉子はバカ。ただそれだけ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 00:31:02.48 ID:VstMF3zQ0
乙でした

織莉子、もうガタガタですね
未来予知の力に振り回されて現在の自分が観えてないし
この織莉子にとって小巻はやはり特別だったのか……知られたくないなら責められるような事やらなきゃいいのに
240 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 18:23:45.85 ID:OsFo8l0n0

織莉子「何を言っているの!?」

あすみ「じゃ、言われてた私の用事はもう終わったから」


 興味なしと通り過ぎようとするが、美国はまだ退く気はないようだった。

 ……すれ違うように並んで、背を向ける前に私は足を止める。


あすみ「それとも、ここで私に抗うかい?」

あすみ「……こんだけ一緒に行動して、アンタのことも少しだけ理解できたよ。――アンタと私は真逆なんかじゃなかった。同じなんだよ」

あすみ「ただ呪いを振り撒いてるだけ。でもそれに気づかないならタチ悪いよ?」


 動揺の滲んだ視線がこちらに向けられる。

 ――あの学園で人々の中に見たこいつの姿。


あすみ「現実逃避がしたいんでしょ? 大それた使命を狂信して、自分は周りの矮小な奴らと違う崇高な救世主なんだーって思えばイジけなくて済むから」

織莉子「違う! 私は決して自分のためになんて動いてたわけじゃなかった!」

あすみ「違わないよ。親父のせいにするなよ。結局アンタの根底にあるのは自分たちを裏切った世間への憎悪の感情で、それに突き動かされてあんな短絡的な手段に出たんだ」

あすみ「そりゃ誰も、自分すら救えるわけがないよ。救う気がないんだもの」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 18:34:17.88 ID:VstMF3zQ0
あすみん、ズバズバ言うなぁ……正論だから織莉子には弁解できないけど
242 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 18:48:36.77 ID:OsFo8l0n0

織莉子「…………ええ。“私達”の邪魔をしてくる人たちだもの――あいつらさえいなければ、私はこんなことをしなくて済むはずだった」

織莉子「この世界はいつも“私達”の邪魔をしてきた。あの優しい輝きを奪い、貶めるのはいつも周りの汚い人たち」

織莉子「……それでも、私はお父様の遺志を継ぐ。そのつもりだった。この力を手にした時決意した。揺らぐことはなかったのに――――」

あすみ「感情で動いちゃおしまいだよ。呪いの結末はいつだって決まってるんだ」


 人を呪わば穴二つ。

 その先に幸せは訪れない。


あすみ「イレギュラーのことを『別の可能性に逃げ続けているだけ』……とか批判してたけど、そっちのほうがよほどマシだと思うよ?」

あすみ「理想を塗り固めて自分の汚さから目を背け、『今この瞬間にも出来た別の可能性』からすら逃げ続けたお前の末路」


 ……だから、こいつの姿は私にとってはひどく滑稽に映っていた。



1帰る
2これからのことについて考える
3自由安価

 下2レス
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 19:16:50.22 ID:VstMF3zQ0
2+織莉子に畳み掛ける

何を願って契約したか知らないけど、あんたはそのイジけた本性を救う願いで契約すべきだったんだよ
さっき小巻に知られたくはなかったって言ってたけど、彼女に知られるのが怖ければそもそも救世なんてすべきじゃなかったんだ
彼女に認めてもらいたいと思いながら、彼女が絶対に認めない方法を選択した
それでも認めてもらえるとありもしない幻想に縋ったの?馬鹿なの?アホなの?
あんたは契約する前に勇気を出して、そのイジけた本性を晒け出してでも友達になってほしい、見捨てないでとでも彼女に言うべきだったんだ
彼女も次に会ったら殺すの?キリカにそうしたように自分を認めないものは排除するのがあんたのやり方なんでしょ?
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 19:25:12.27 ID:FwUT494D0
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/17(土) 19:35:13.50 ID:Ei7us6zO0
1たしか、あなたの願いは『わたしが生きる意味を知りたい』だったよね?
まあ、その結果、見たモノがあの破滅の未来だったようだけど。
自分の進むべき道さえも誰かに指し示されなければ動く事も出来ないなんてダメ駄目過ぎだよ。
だから失敗続きでガタガタなんじゃないの?
だいたい未来予知といったって予知は予知に過ぎないよ?
起こってもいない事に大騒ぎして馬鹿みたい。
そういうのをキユウっていうんでしょう?あってるかな?
さて、言いたい事も言ってスッキリしたし本題に戻すよ?
あなたの今までやってきたその行動が本当にあなたのやりたかった事なの?
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 19:43:29.98 ID:FwUT494D0
>>245
ごめん…
247 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 20:12:12.58 ID:OsFo8l0n0

 ――でも、アンタは“願い”で契約したんじゃなかったの?

 何を願って契約したかは知らないけどさ。それならせめて、そのイジけた本性を救う願いで契約すべきだったんだ。


 一歩足を踏み出す。美国の姿は私の背へと遠ざかっていく。

 見上げるのも辛い育ちすぎた長身が、今はアスファルトに崩れて小さくなっていた。


織莉子「……私はこれからどうなるの?」

あすみ「さあ。それこそアンタの専門分野じゃん? 見て見れば? その勇気があるならば」

あすみ「知られるのが怖い人が居たのなら――まだ憎まない人がいるなら、あの時にでもやめるべきだったのに」

あすみ「私はちゃんと提示したよ、他の道を。
    それでもアンタは、彼女に認めてもらいたいと思いながら、彼女が絶対に認めない方法を選択し続けた」

あすみ「それでも認めてもらえるとありもしない幻想に縋ったの? 馬鹿なの?アホなの?」


 ――身体はただの肉の檻。魂を捨てたなら、そこに中身の何も映さない。


あすみ「結局ホントは何がしたかったのさ」

あすみ「聞くだけ聞いてあげる。ここで最後に言ってみなよ、どうせ叶わない願い事を」

織莉子「私は…………」
248 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 20:51:32.37 ID:OsFo8l0n0

織莉子「……違う自分になりたかった。何も考えず幸せになりたかった」

織莉子「今まで必死で作り上げてきた自分とそれを縛るもの、それと大切なものをすべて消してでも、ただの人に生まれ変わりたかった」

あすみ「そっか。来世は楽しく過ごせるといいね」


 さすがにこいつの魔法だって来世までは見えない。

 そんなあるかもわからないもの。……でもそっか。幸せになるとしたらそれだけか。



 ――後ろから小さく話し声が聞こえる。



『ちがーう。また嘘ついてる。それは今思いついた願いでしょ。これだけ経って今になってボロが出て、やっとどうしようもないことに気づいたから』

『自分の全てを放棄したら、それは結局【私】じゃない。死にたかったんだっけ?じゃあさっさと死ねよ。もうゲームオーバーなんだから』

『これでもう本当にさよなら、【私】の嫌いな【私】』
249 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 21:14:44.40 ID:OsFo8l0n0

織莉子「……今の自分じゃダメだったの? 過去には戻れない。 死ぬのが願いならこれからでも叶う」

織莉子「……大切なものまで消したくはないからこれまで動いてきたはずなのに」

織莉子「今になって逃げたいなんて――――『馬鹿丸出しでしかない』」


織莉子「…………勇気なんて私にはない」


あすみ「……うん、違うね」

あすみ「契約する前に勇気を出して、そのイジけた本性を晒け出してでも友達になってほしい、見捨てないでとでも彼女に言うべきだったんだ」

あすみ「彼女も次に会ったら殺すの? キリカにそうしたように、自分を認めないものは排除するのがあんたのやり方なんでしょ?」

あすみ「自分のことは否定しかしないから、手下には精神安定のためのイエスマンが欲しいなんてとんでもない我儘だよね」


あすみ「――――……最後くらい自分の口から全部喋れ。人形ごっこやってんじゃないよ」


あすみ「ホントの自分はそっちでしょ?おチビさん」

織莉子「……そっか、貴女には見えてたんだ。一回くらい、貴女ともみんなとも、本当の自分で話したらよかったのかもね」

織莉子「…………私が一番に排除したかった、【私】の嫌いな【私】で」



 通り過ぎた背後に姿は遠ざかっていく。

 ――私は更に帰路を進んでいく。ゆまが待ってる。
250 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 21:49:38.84 ID:OsFo8l0n0


ゆま「おかえり!」

あすみ「ただいまー。どのくらい待ってた? 今日はそこまで遅くないつもりだったんだけど」


 家に帰るとゆまが抱きついてきた。

 そのままの体勢で二人でリビングに向かう。いつものことながら、やっぱり離してくれないのだ。


ゆま「えっとね、このくらい」

あすみ「えー、どのくらい?」

ゆま「あ!さっきねー、テレビで……――〜〜」


 それから自然と雑談がはじまる。

 しかし今は、その頭の片隅で少し違うことも考えていた。


 ……これからどうしようか。改めて鹿目まどかの魔女化を防ぐ方法を考え直す。

 今後殺す方法に戻るのは論外。協力者が居ない限り、イレギュラーから敵視されれば抗う術もない。これまでとは違う意味で勝手な行動はとれなくなった。


 魔法としてだけ見れば、未来予知は確かに有効ではあった。その力があればその時点で目標を達成できているかどうかわかる分、行動もしやすい。


あすみ(……せめて持ち主がもう少し話せる奴だったらなぁ)
251 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 21:55:57.10 ID:OsFo8l0n0

ゆま「ねえおねえちゃん、明日から休みだよ。またどっか行こうよ!」

あすみ「えー? ……病院じゃダメ?」

ゆま「病院のかえりー」


 ひとまずこっちに意識を向け直す。そういえば休日か。

 ……あの近くならいろいろあるにはある。連続で金のかかることは避けたかった。


あすみ「じゃあ明日考えよう」

ゆま「うん!」



―十四日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
252 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 22:36:56.36 ID:OsFo8l0n0
―――
美国邸 書斎



織莉子「…………」


 一人きりだったはずの広い家の中に、唐突に人の姿が現れる。

 織莉子はただそこに立っていた。手元には一冊の本を持って。


ほむら「……意外だったわ。逃げ回るものかと思ったけれど」

ほむら「私としては少しお話をしてもいいのだけど、何か言うことはある? 何をしに来たのかはもうわかっているのよね」

織莉子「……ええ。今から私が話すことは何もないわ」

ほむら「なら一つだけ聞かせてもらえないかしら? どうしてそんなことをしようと思ったの」


 織莉子は本を手放し、手を広げて振り返る。


織莉子「――――さあ。どうしてだろう。もうわからない」

織莉子「私の世界を守るため、だった」

織莉子「しいて言うなら、呪いを振り撒くため。それだけだった。本当にただの勘違いだらけの、私怨に任せた暴走だった」

織莉子「撃つのなら撃てばいい。どうせ貴女にこの世界は救えない。――私がこの手で呪いを広めるか、世界が滅ぶか、どっちも同じ」


 瞬時に白色の衣装を纏い、全身全霊を込めて鋭く魔力を尖らせた水晶を向ける。

 殺気。――ドス黒い魔力の気。


織莉子「もう……こんな世界は消えてしまえばいい!」

ほむら「…………」



 ――――銃声が響く。水晶が届くことはなかった。


 藤色の瞳はただ哀れみを映して床を見下ろし、その場を去った。


―――
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 22:38:48.35 ID:FwUT494D0
ほむらに殺されたか。まあ、この世界の彼女らしい最後か
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 22:45:07.30 ID:VstMF3zQ0
他人を道具としか見ていなかった者の末路か……哀れだが同情は出来んな
255 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 23:02:25.56 ID:OsFo8l0n0
午前 病院



 いつもより少し遅い朝食をとり終えると、久しぶりにゆまと一緒に外に出る。

 手をつないで歩いていた。


あすみ「これからお見舞いに行くんだよ。何かやりたいこととかある?」

ゆま「ケガがよくなったら、またうちにきてほしいな」

あすみ「ゆまが頼めば来てくれるよー。あと料理見てくれる約束もしてるから。……今度の生姜焼きこそ期待しといてね?」

ゆま「うん!」


 けど、いつ退院できるかな? 魔力と技量があって治そうとすればすぐだろうけど、どうしたがるか。

 あとは本人の回復力次第か。


 病院に着くと、入り口に前までは居なかった警備員が増えている。この前の件以降警戒態勢が強化されているらしい。


あすみ「病室も覚えてる?」

ゆま「うん!」


 受付を通ってエレベーターで階を上がると、病室に向かっていく。
256 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/17(土) 23:16:53.96 ID:OsFo8l0n0

あすみ「おーい、私が来たぞー」

ゆま「ゆまもきたよー」


 私達が来た時にはキリカはまた寝ていた。

 あまり身体を動かせられないからそのくらいしかすることがないんだろうか。


 少しすると、声と気配に反応してマスクを外す。


キリカ「…………あぁ、今日はゆまも一緒なんだ」

ゆま「土日でお休みだから、つれてきてくれたの」

キリカ「土曜日かぁ……」

あすみ「それまだ着けてんの?ていうか外してヘーキなの?」

キリカ「今は補助みたいなものだよ。してると楽だけど喋れないし、そこそこ邪魔」



1具合について
2いつ頃退院出来る?
3戦線復帰する気はあんの?
4ゆまが生姜焼き楽しみにしてたよ
5自由安価

 下2レス
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 23:20:30.37 ID:+EYVXkZFO
1〜4全部
ただし3だけはテレパシーで話す
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/17(土) 23:22:35.77 ID:VstMF3zQ0

あとお土産のアイスを食べさせてあげる

はいこれ、某有名店のアイス
寝たままでいいよ、食べさせてあげるから
はーい、あーんしてー。ゆまもやってみる?
259 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/18(日) 00:18:56.92 ID:W/NXTk0I0

キリカ「それに口が渇くんだよ。飲みにくいし」


 ベッドサイドにペットボトルが置いてある。……これは大変そうだ。


あすみ「ふーん。じゃあこれは丁度良かったかもね」

キリカ「え?」

あすみ「はいこれ、某有名店のアイス。寝たままでいいよ、食べさせてあげるから」

キリカ「えっ!ホント! 気が利くこともしてくれるんだね!……あいたたっ」

あすみ「喜んでくれるのはいいけどわざわざ起き上がろうとしないでね? はーい、あーんしてー」


 スプーンを近づけるとキリカは素直に口を開く。 あら、こうしてるとかわいいじゃない?


キリカ「わー、こういうの久しぶり」

あすみ「ゆまもやってみる?」

ゆま「やる!」


 ……しかし、弱った姿を見てるのもなんかなぁ。

 さすがに毒気が抜ける。けどいつまでもこのままでいいのか。
260 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/18(日) 00:41:38.76 ID:W/NXTk0I0

あすみ「具合どう?」

キリカ「良いとはいえないよ、そりゃ。目が覚めたらいきなりこうだし」

あすみ「いつごろ退院出来んの? ゆまが生姜焼き楽しみにしてたよ?」

ゆま「うん、たのしみだよ!この前はしょうがやきじゃなくなっちゃったから……――」

あすみ「あっ! いや……うん、あれは生姜焼きじゃないからね」


 ゆまがふいにそのことについて口走ったから焦った。……人と話してる中じゃここ最近で一番だ。あれ関連は失態が多すぎる。

 キリカもさすがになんか感付いたのか、少し得意な顔になっている。


キリカ「生姜焼きじゃなくなった? ……結局失敗したんじゃん」

あすみ「違うしー。あれは生姜焼きを失敗したんじゃなくて、アレンジを少し失敗しただけ」

キリカ「典型的な失敗理由じゃないか。なんで見栄張るんだか」

キリカ「……退院はどのくらいだろうね。まだ動けるようになるのはもう少し先じゃないかな。あと数週間くらいは骨が固まるのを待つんだって」

あすみ「へー、結構かかるね」
261 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/18(日) 00:42:13.63 ID:W/NXTk0I0
----------------------------
ここまで
次回は19日(月)20時くらいからの予定です
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/18(日) 00:53:41.63 ID:iqWvO9As0
乙でした

織莉子は救いがない最期でしたね……まぁ、因果応報なんですが小巻が織莉子の死を知ったらどう思うのかねぇ

キリカの怪我、魔法での治療は止めておいたほうが良さげですね
骨が逝っちゃってるこの状態からいきなり回復したら怪しまれそうだし

そういえば恭介はどうなったんだろ?
263 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/19(月) 21:05:36.99 ID:OIWrNzKv0

キリカ「骨だけじゃないからね。縫合した痕も綺麗には治んないらしいよ」

あすみ「あー、そりゃデカイ穴いっこ増えてたからねぇ」

あすみ「縦ズリどころじゃないじゃん。なにそれ、ヤバい趣味の人が歓喜しそー。大抵の人はゲロ吐くジャンルだろうけどね」

キリカ「だから人の身体でそういうこと――」

ゆま「?」


 ゆまは少しも意味わかんなそうにしている。

 ……似てるとこは多くてもまだそっちは汚れてなくてよかった。でももう少し育ってたら危なかったかも。親父は不潔っぽいし。


 キリカはいつも通り呆れと嫌悪感とたっぷりに言いかけた言葉を途中で途切れさせる。

 まだ何か納得いかないとこがあるのか思案顔をしていた。


あすみ「冗談だよ。それに、『治せない』ってことはないでしょ? 出来るならすぐにでも」


 同じく治療の得意なタイプじゃないにしても、さすがに考えてないことはないはずだ。

 『戦線復帰する気はないの?』 そうテレパシーを送ると、答えが返ってきた。
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/19(月) 21:11:37.46 ID:psI4xa+h0
キリカも魔法少女の真実を織莉子から聞いて知ってるんだっけ?
知ってるならGSがないと魔女化するわけだから、必要最低限の強さは身に付けないといけないはず
265 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/19(月) 21:51:13.76 ID:OIWrNzKv0

キリカ『わざわざ魔法で治してまで戦いに行きたくないよ。この街には他にも戦える人が居るんでしょ?』

あすみ『もちろん、私は取り分増えるなら嬉しいけどね』


 まあそうだろうな。いつもどおりやる気のない答えだ。しかしまだ言葉を続ける。


キリカ『まあでも治ったらちゃんと戦うよ。私の願いが叶った対価だから』

キリカ『……それに、いつまでもこんなとこで一人で寝てるのも御免だね』


 ――何が起きたか、心持ちは前と変わったらしかった。


あすみ『まだ信じてたんだ………そんな使命』

あすみ『一人で無茶してたらすぐまた危険な目に遭うよ?
    それに、意地汚いベテランたちの中で半端者が張り切って使い魔まで全部倒してたら食いっぱぐれるからね』

キリカ『別に私そんなに弱くないから!』

あすみ『精々、新人としてはってとこでしょ。最低限のグリーフシードくらいは常に持っておきなさいよ』


 食べ終わったアイスのカップを片づけて、帰りの支度をする。


 魔法少女の真実は、結局まだ信じてないんだっけ?

 いつか目の当たりにしたら、こいつはその時どう思うだろうか。


 ――最後にゆまと二人で『おだいじに』と言って、去り際にキリカが呼び止めた。
266 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/19(月) 22:12:41.99 ID:OIWrNzKv0

キリカ「ねえ! ……なんで私のこと助けてくれたの?」


 ……あれ、なんで私が助けたってバレちゃったんだろ。口がすべったか。


あすみ「…………さあ。ただ、あいつに『アンタ自身』まで持ってかれるこたないんじゃないかと思っただけだよ」


ゆま「おねえちゃん、次どこにいく? おでかけー」

あすみ「うーん、この近くでしょー?」



1駅のほう
2公園
3自由安価

 下2レス
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 22:14:53.78 ID:timStF/Q0
3 遊園地のお化け屋敷
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/19(月) 22:20:49.00 ID:psI4xa+h0
病院を出る前に上条の部屋に寄ってみる+2
269 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/19(月) 22:56:21.31 ID:OIWrNzKv0


 病室を離れていく。


 ……あいつはもう大丈夫だろう。平和ボケしてたって馬鹿じゃない。

 魔法少女としてはまだ危なっかしいとこはありそうだが、前みたいな不安定さはなくなっていた。


あすみ(……そういえばあの男もこの病院に居たか)

あすみ(まあ、あっちはあまり関わる気はしないかな)


 ゆまが急かすように手を引いてくる。ゆまの前でこれ以上変なとこは見せられない。


ゆま「ねえー、おでかけー」

あすみ「そうだね、あっちにある大きな公園でいい?」

ゆま「うん!」

あすみ「なにしよっかー。何か玩具とか持ってきたほうがよかったかな」

ゆま「ゆま、やってみたいことがあるの!」

あすみ「えー、なに?」

ゆま「ブランコに乗りたい!ゆまがのるから、おねえちゃんが後ろからおして?」

あすみ「そんなこと? いいよ。着いたらやろう」


 ……公園にもろくに行ったことなかったんだっけ。

 家にも遊び道具みたいなものはほとんどなかった気がする。
270 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/19(月) 23:43:09.55 ID:OIWrNzKv0


 ――公園に着くと、さすがに休日の昼前。いつもより人で賑わっていた。

 噴水のある広場は少し落ち着いた雰囲気だが、元気に走り回る声も聞こえた。その隣のコートでは何かスポーツをやっているようだ。


 遊具のあるエリアに行くと、ブランコはすでに埋まっていた。ここは特に親子や友達同士で遊ぶ子供たちが多かった。


あすみ「ブランコ空いてないねー」

ゆま「うん……」

あすみ「少し待ってよっか。ブランコ空くまで違うことする?」


 他にも遊具はある。しかし、ゆまは渋った。


ゆま「……ううん、いい! やっぱりちがうとこに行きたい!」

あすみ「違うとこ?」

ゆま「ちがうとこならブランコあいてるかも……」

あすみ「違う公園か。この近くにも確か小さな公園あったと思うけど」


 急いだ様子のゆまについていく。


あすみ「…………待ってっ」


 いつも後ろをついてくるゆまにしては珍しいことだった。

 ……ゆまは急ぎながらも、どこか後ろを気にしているように思えた。

271 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/20(火) 00:08:26.95 ID:4+MBbrOP0


 …………近くの小さな公園はこの時間でも私達以外に人の姿がなかった。みんな大きい公園に行ってしまうのだろうか。

 空いているブランコにゆまが座って、私がその背をそっと押す。


あすみ「どう?」

ゆま「たのしい!」

あすみ「ゆまってブランコ一人で乗れる?」

ゆま「できるよ!ひとりで遊んだことあるもん!」


 さすがに遊んだことがないってことはなかったらしい。

 ゆまはちょっと誇らしげだ。


ゆま「でも、おねえちゃんといっしょのほうがたのしいな」

あすみ「そっかそっか。じゃあ、今度はお姉ちゃんも久しぶりに横で漕ごうかな」

ゆま「うん!」


 ゆまの隣に座ると、二つしかないブランコの席は満席になる。

 前へ後ろへ、風を切って揺れていく。私も魔女狩りで寄ることはあるけど、公園で遊ぶのは随分と久しぶりかな。



1自由安価
2ゆまとお話

遊ぶ
3鉄棒
4滑り台
5砂場

 下2レス
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 00:10:21.21 ID:KvB5rcw50
1 遊ぶのならブランコ
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/20(火) 00:11:25.20 ID:di0B21+70
↑+2
274 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/20(火) 00:25:08.90 ID:4+MBbrOP0
------------------
ここまで
次回は22日(木)20時くらいからの予定です
275 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/22(木) 20:36:28.53 ID:aqkddflj0

ゆま「わぁ、おねえちゃんたかい!」

あすみ「そうかなー?」

ゆま「どうやったらもっと高くできるかな! ゆまももっと高くこぐ!」

あすみ「まぁむりしない程度にね?」


 私が押してた時は任せきっていたけど、横に並ぶとゆまは友達と遊ぶように張り切っていた。

 ……意外と楽しい。まるで心の奥から懐かしい部分を擽られてるよう。今だったら一回転くらいできないかな?



あすみ(今度一人の時にやってみようかな……)



 …………熱中していると、時間が経つのも忘れていた。ゆまも同じようだった。


 ここから見える通りを歩く人たちは、小さな公園で遊ぶ私達【こどもたち】に見向きもせず素通りしていく。

 そんな中一人こっちに目を向けて近づいてくる人が現れて、内心で『げっ』と声を上げる。


 知ってる人だった。
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 20:38:08.55 ID:KLlRONBG0
ほむらかな?
277 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/22(木) 20:58:22.09 ID:aqkddflj0

 まるで何やってるんだと言いたげに見てくるその視線から目を逸らして、知らん顔をしてみる。

 ……その程度では逃れられない。しかし、何を言ってくるかと思ったら無言のままで時間が経っている。


 すると、ゆまが先に反応した。


ゆま「おねえさん、どうぞー?」

小巻「別に遊びたいわけじゃないの。じゃなくて……やっぱりあの時のアンタよね」



 ……面倒くさい時に面倒くさい人に会うなぁ。



1しらを切る
2開き直る
3挨拶だけして逃げる
4自由安価

 下2レス
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:03:14.84 ID:1saUTX130
4ゆま、このお姉さんと少しお話があるからあっちで遊んでな
あまり遠くに行かないでね
の後に+2
安価↓
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 21:07:27.42 ID:iErLfSi+0

ただし開き直るではなく認めたうえで普通に話す
280 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/22(木) 21:52:25.79 ID:aqkddflj0

 仕方なく立ち上がって目の前に立つ。

 出来るだけいつもの調子に戻して言おうとする。


あすみ「…………あのね、今こっちもプライベート」

あすみ「アンタ自分の時は邪魔されてキレてたじゃん。ならわかってよ?」

小巻「公園のブランコで遊ぶプライベートね……見間違えかと思ったけど」


 鼻で笑われたような言い方に、さっと血が沸騰しそうになる。

 ――するとその時、目の前でばさりと“布”が舞い上がった。


ゆま「おねえちゃんに意地悪しないでよ!」

小巻「は!? ちょっと、なに……知り合いなの?」

ゆま「ゆまだっておねえちゃんを守るんだからー!」


 露わになった肌と白色を隠すように小巻が奮闘しているが、ゆまはスカートの端を掴んだまま放そうとしない。

 小巻はゆま相手にたじたじだ。この攻防は小巻の完敗だった。


 本当にゆまに守られてしまったとは。


小巻「あーもー、わかった!わかったからその手を放してよ!さっさとあっち行けばいいんでしょ!」

あすみ「……ゆま、そろそろ放してやっていいよ。こっちも少しだけ話してくるから」

ゆま「ほんとに? 意地悪したら……」

あすみ「その時は、私がしっかりさっき以上の“調教”してやるから」

小巻「!?」

281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 21:56:21.05 ID:iErLfSi+0
お、ゆまの必殺スカート捲りが炸裂したか
あとで下着の柄で小巻を弄りたいなー
282 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/22(木) 22:12:33.49 ID:aqkddflj0


 ――……それから、小さな公園の隅のほうへ少しだけ場所を移動する。


あすみ「しっかし、公衆の面前でパンツ丸見えの刑とは。ゆまも意外とやるなぁ……」

あすみ「にしてもアンタもやっぱお嬢様なんだね。あんな清楚っぽいパンツ穿いてるなんて(笑)」

小巻「べ、別に普通じゃない。なんなのよ……そう言うアンタこそクマちゃんパンツとか穿いてたりすんじゃないの」

あすみ「まっさかー。でも子供パンツも需要はあるんだよ?ある層には」

あすみ「無駄に大人っぽいのよりそっちのがマニア感が増すってね。でも清楚なお嬢様かぁ……」


 けらけらと笑う。すっかり形勢は逆転していた。

 もういつもの調子も戻っていた。


小巻「ていうか絶対おかしいでしょ! なんであたしが悪者みたいになってるのよ」

あすみ「しょうがないじゃん、邪魔してきたのはアンタなんだから。当然の報いだよ」

小巻「ていうか、悪者っていうなら……――」


 あぁ、納得がいかないのはあの事があるからか。まあ確かに私はこいつみたいなタイプじゃない。

 小巻は横のほうを気にして言葉を一旦切った。


小巻「……さっきからあの子、すごい見てきてるんだけど?」

あすみ「…………」


 ゆまはすぐ傍の木の影に隠れる気があるのかないのか、じっとその傍でこっちの様子を窺うように見つめていた。
283 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/22(木) 23:02:10.18 ID:aqkddflj0

小巻『……もうあたしには関係ないけど、美国、あいつとんでもないことになってたわよ』

小巻『病院で暴れ回って、窓から飛び降りたって』

あすみ『うん、知ってる』


 ……なにをいきなりテレパシーで言うのかと思えば、今更だった。

 私の反応が気に入らなかったのか、小巻は嫌悪を込めたようにテレパシーを吐き捨てる。


小巻『そう、アンタは仲間だったものね』

あすみ『いや? 私ももう知らない。あいつが私のことをどう思ってるかは知らないけど、計画に賛成してたわけでもないし』

あすみ『いきなりトチ狂ったとなりゃどーでもいいよ』


 小巻は真意を確かめるように私の顔を見る。


小巻『……どっちにしたって、やっぱりアンタも自分のことしか考えてないんだ』

小巻『あたしが今まで出会った魔法少女……それに美国もそうだった。魔法少女はみんなそう』

あすみ『私のことを軽蔑するのは構わないけどさ。私は賢く生きたいだけだよ』



1自由安価
2生き残るには自分のことも考えないと生きられないよ?
3美国についてどう思うか?

 下2レス
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 23:06:43.30 ID:ky87DlMyO
2を言ったあとに「それであんたはどうなの?なんのために戦っているわけ?まさか「正義のため」とか青臭いこというじゃないよね?」
安価↓
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 23:52:28.98 ID:iErLfSi+0
↑+2
286 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/23(金) 01:05:39.65 ID:VK2hC+Dm0
--------------------------
寝落ちてた ここまで
次回は24日(土)18時くらいからの予定です
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:03:01.42 ID:WQGPnTVdO
2がダブってるのもったいないな
288 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 19:22:56.32 ID:Ph5EEvL20

あすみ『生き残るには自分のことも考えないと生きられないよ?』

あすみ『アンタもあいつから全部聞いたんだったら考えといてよ。こっちの考えじゃ今のところ殺害する予定はない。それ以外で、これから私たちが生き残る方法をね』

小巻『それって……あたしにも協力しろってこと!?』


 ……どうかな。こいつが仲間になるのも悪くはないと思うけど。

 ただの甘ちゃんは欲しくない。


あすみ『だって、人の事を批判するだけして、このまま何もしない気で居るならあいつの言うとおりただの腑抜けだよ?』

あすみ『それでアンタはどうなの? なんのために戦っているわけ? まさか“正義のため”とか青臭いこと言うワケじゃないよね?』


 美国が心の底で見込んでたこいつってのは、そんなもん?

 小巻は暫くの間どうとも答えずにいた。


小巻『…………いいわよ。あたしも自分の身くらいは自分で守る気でいたから』

小巻『こうなったらあたしがやってやろうじゃない。美国が取らなかった方法で』


あすみ「……うん、その意気だよ」


 ――でも、勝手に仲間増やしたらイレギュラーは怒るかな。


 これからあいつとも少し話を進めてかないといけない。

 公園の隅を抜け出してゆまのほうに歩いて行った。


 来た時には高かった日が段々と落ちてきている。
289 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 19:27:53.11 ID:Ph5EEvL20

ゆま「おはなし、おわったの?」

あすみ「うん、一応ね。揶揄えるだけ揶揄っといたし」

小巻「ちょっと、何言ってんのよ!」


 私が出て行くとゆまがぱっと表情を明るくする。

 ……その代わりに後ろからは怒った声が聞こえた。



1自由安価
2帰ってお昼食べよっか

 下2レス
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 19:31:09.15 ID:VNFjSm44O
2
安価↓
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/24(土) 19:37:14.07 ID:WE95x2s10
お昼を小巻にたかる

ゆま、このお姉さんがお昼ごちそうしてくれるって
さっき私を虐めたことのお詫びしたいんだって
292 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 20:05:48.38 ID:Ph5EEvL20

あすみ「ゆま、このお姉さんがお昼ごちそうしてくれるって。さっき私を虐めたことのお詫びしたいんだってー」

小巻「はぁ!? あたしまだ魔女狩――用事の途中!」

あすみ「ケチくさいこと言うなよ。ブルジョワなんでしょ?あんなパンツ穿いてたんだし。あんなパンツ穿いてたんだし。あんなパンツ穿いてたんだし」

小巻「それは関係ないでしょ!」


 予想通りの反応だが、からかいすぎるとすぐキレるのは考え物かな。

 一時的な仲間とはいえこれから付き合ってくのはちょっと面倒くさそうだ。


 ……そうこうしてると、ゆまがぎゅっと私の服を掴んで見上げる。


ゆま「……おねえちゃんと二人がいい。このひとなんかこわい」

小巻「なっ……」

あすみ「あら、嫌われたねー。まあ私もゆまと二人きりのほうがいいや。じゃーもう邪魔するなよ」



 最後にもう一回だけ釘を刺すと、後ろから聞こえる声を無視して遠ざかっていく。



ゆま「こーえん、たのしかったね!」

あすみ「そうだね」


 家への帰り道を二人で歩く。

 ……結局今日も昼は遅くなってしまった。それにしても、その理由が自分でも情けなかった。
293 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 20:47:21.61 ID:Ph5EEvL20

ゆま「ねえ、またいこう!あしたもまたあの公園にいきたいな!」

あすみ「……いいよ。行こう、公園くらいいつでも連れてってあげるよ」


 ゆまは初めて楽しいことを発見したようにはしゃいでいる。

 今までゆまが知っていた楽しいことといえば、テレビくらいしかなかった。それすらあの女から解放されてからのことだ。


 ずっと家でテレビを眺めてるよりはこっちのが良いはず。



あすみ「――――ただいまー」

ゆま「ただいまー」


 誰もいない家で、二人で挨拶をして玄関の扉を開ける。

 リビングの明かりをつけてソファに腰掛けると、やっと帰ってきた感じがした。


ゆま「今日はおひるごはん、なにたべる?」

あすみ「そうだなぁ……この時間にあんまり食べすぎない方がいいかなあ」


 そう言われて、軽い昼食の準備をはじめる。

 ……こんな時自分一人だったら手を抜いてたけど、ゆまと居る時に変なものは出したくない。



・今日のお昼に作るもの(自由安価)

 下2レス
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:48:09.47 ID:jYE5zFZ+0
安価下
今日こそコンマがよくありますように
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:52:45.87 ID:WQGPnTVdO
ミートソーススパゲッティ
296 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 21:12:16.73 ID:Ph5EEvL20

あすみ「パスタ茹でよう。何かソースがとってあったはず……」


 棚を探る。


1完成したソースを使う(判定スキップ)
2簡単調理用
3いちから作る(難易度高)

 下2レス
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:13:07.72 ID:WQGPnTVdO
1
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:15:44.97 ID:jYE5zFZ+0
1
299 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 22:04:24.10 ID:Ph5EEvL20

 ミートソースがあった。麺を鍋にかけて、ソースを温める準備をする。


ゆま「ふわぁぁ……」

あすみ「ねむい? 今作ってるから、出来たら起きてね」

ゆま「うん!」


 ゆまがソファで横になる。さすがにいっぱい遊んだから疲れたみたいだ。

 遊んでる時は本当に、時間も忘れるほど元気なんだけど。


あすみ「……まあ、私もちょっと気持ちはわかるか」


 ……私も久しぶりに楽しかったから。



―十五日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
300 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 22:59:01.36 ID:Ph5EEvL20
午後 小さな公園


 昨日は気付いたら遅くなっちゃったので、今日は遊べる時間が長いように昼を食べてから出かけていた。

 とはいえ、やりすぎたら困るかな。明日はゆまは学校あるし。


ゆま「みてみて!トンネル!」

あすみ「すごいすごい」


 今日は砂場でどろんこになって遊んでいた。


 ゆまにとってはやっと見つけた楽しみだ。お金をかけなくてもこうして遊べるんだ。

 ……しかし、私もずっとこうして遊んでいていいんだろうか。 

 まだ時間はある。でもきっと、思っているよりも期限は少ない。事が順調に運ぶとは限らないから。


 ――行動するために、また新しく方針くらいは決めなくては。



1自由安価
2ゆまとお話

遊ぶ
3鉄棒
4滑り台
5砂場

 下2レス
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 22:59:38.03 ID:jYE5zFZ+0
安価下
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:06:38.59 ID:lY9U0va70
安価下
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:26:12.02 ID:JyhmJwcW0
2
304 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/24(土) 23:54:11.75 ID:Ph5EEvL20

ゆま「えへへ、ここはおねえちゃんとゆまのひみつの場所だね!」


 秘密って言うには大分道路が近いけどなぁ〜……。


あすみ「ここにはいつも私達しかいないから、自由に遊びやすいね」

あすみ「でも、あっちの大きい公園のほうも休みの日じゃなければもう少し空いてるんじゃない? あっちのほうが変わった遊具があるし、広いでしょ?」

ゆま「でも……ゆまはこっちのほうがいい」

あすみ「他の人と遊ぶのやだ?」


 ゆまは少し答えにくそうにする。……まあ、それはそうか。

 話題を変えてまた砂場遊びに戻る。


あすみ「私もこんなに大きいの作ったのはじめてだよ。隣にも何か作ろうか?」

ゆま「うん! いっぱいお山つくって、トンネルのなかにお水ながしたいな!」

あすみ「あぁ、いいね」


 これだけ色々と作れるのも、他に誰もいなくて邪魔する人もいないからだ。

 そう思うとこれはこれでいいのかも。


 ……それから、また遊びに没頭していた。
305 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 00:10:31.99 ID:EQWnWDJH0


 最初に作った大きい山の隣にまた新しいものを作っていく。

 こうして見てるとゆまの表情は真剣だ。それも、勉強中とも違うわくわくした顔をしている。


 ――その表情を見守りながら、私はこの場に現れた異変に気づいた。


 魔女の気配がした。出来立てのグリーフシードの魔力だった。

 ……そういえば、育ててた使い魔が一匹居たっけ。


あすみ「ゆま……ちょっと待っててくれる?」

ゆま「え? ゆまもいっしょにいきたい!」

あすみ「……それは駄目」

ゆま「どうして?」


 でも、ほっといたらこっちまで危ないかもしれない。

 ……どうするべきだろう。



1ゆまをここで待たせる
2結界に連れていく
3今日はもう帰ろうと提案
4いまのところ放置
5自由安価

 下2レス
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 00:13:06.21 ID:ia7HorgC0
テレパシーで届く範囲に魔法少女がいないかどうか確認する
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 00:18:22.98 ID:uvtBYen20
308 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 00:44:58.65 ID:EQWnWDJH0

 私が最初に取った選択は――――。

 ……助けを呼ぶことだった。この場に“誰か”が居合わせてくれることに縋った。


 すると、応答のある魔法少女が一人居た。


ほむら『今どこに居るの?』

あすみ『……近くの公園だよ。アンタに譲るからさっさと倒してきて』

ほむら『ええ。言われなくてもそうするつもりだったもの』


 短いやりとりを交わして、少しすると魔力の反応は消える。

 私はそれにほっとしていた。でもこれなら、助けを乞うまでもなかったか。


 長い黒髪をかき上げてそいつはこの場に現れた。


あすみ「……お、今日は一人なんだ」

あすみ「本当だったらプライベートは邪魔されたくないけど、まあ私もアンタには話したいことがあったから丁度いいや」
309 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 00:45:36.42 ID:EQWnWDJH0
---------------------------
ここまで
次回は25日(日)18時くらいからの予定です
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 00:47:55.65 ID:ia7HorgC0
乙です

テレパシーに応えてくれたのはほむらだったか
てっきり杏子辺りが来るかと
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 00:49:47.10 ID:ia7HorgC0
乙です

テレパシーに応えてくれたのはほむらだったか
てっきり杏子辺りが来るかと
312 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 19:16:56.16 ID:EQWnWDJH0

ほむら「……何?」

あすみ「そろそろ今後のことについて話し合いましょうよ?」


 公園の入り口まで歩いてイレギュラーの傍に近づくと、柵に軽く腰掛ける。

 『隣どうぞ』と手で示すが、イレギュラーはここで腰を落ち着ける気はないようだった。

 後ろではゆまがまだ遊んでいる。


ほむら「待って頂戴……貴女と仲間になった覚えはないわ。何を考えているの?」

あすみ「本当に一人きりでお友達を守る気なの? アンタ一人じゃ美樹さやかすら守れなかったのに」


 その言葉に、イレギュラーは図星のように反応する。


あすみ「協力してくれるってのにわざわざ拒むことないじゃん。疾しいことしないなら仲間は多いほうがいいはずでしょう?」

あすみ「アンタが拒んだってこんな被害が大規模に関わる話、協力したいって人はいるよ。ていうかアンタ一人で抱え込める問題じゃない」

あすみ「まあ詳しいことは明日の放課後。そいつも含めてみんなでね」



1自由安価
2とりあえず、今までのアンタの考えは?

 下2レス
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 19:23:34.78 ID:uvtBYen20
1アタシは「最悪」だけど、別に好きで人を不幸にしていこうとかそんな考えはないからね。
お人よしというわけではないけど、善人がどっかの馬鹿のせいで死ぬとかそういうのは許せないタチでねの後に2
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:28:40.13 ID:i4DR4Jkw0
安価↑+ 話してる最中にほむらに日本セクハラ尻を触る、
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:32:38.80 ID:i4DR4Jkw0
失礼、日本の文字は誤字です
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:33:20.47 ID:uvtBYen20
「日本セクハラ尻を触る」って?
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:34:11.79 ID:uvtBYen20
本来はどんな文章?
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:43:24.53 ID:i4DR4Jkw0
話している最中にほむらの尻を触りセクハラする
あすみ「良い尻してるはね、アンタ」 本来はこんな感じ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:49:38.57 ID:uvtBYen20
そこに「胸はアタシと同じくらいぺったんこだけど」と言わせたら完璧だな
320 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 20:23:02.63 ID:EQWnWDJH0

ほむら「……なら聞かせて。そいつはどんな人なの?」

あすみ「心配しなくても殺して解決を考える人じゃないさ」

あすみ「私も『最悪』だけど、別に誰彼構わず不幸するわけじゃない」


 ……こいつからすれば、この前のことがあったから無理もない事。

 鹿目まどかの事を知れば、また美国のような人が現れるかもしれない。人は選ぶ必要はある。善人でも悪人でも、計画を狂わす馬鹿はノーサンキューだ。


 私は現実的に賢い方法を選びたいだけ。自分自身が陥れられることを避けたいだけ。

 けど、善人が外道な馬鹿のせいで陥れられて死ぬのはやっぱ後味悪いからねぇ――。


あすみ「……それで、とりあえず今までのアンタの考えも軽く聞いておこうか?」

ほむら「私は……本人の傍で全ての危険を消すことを考えていた。ここまでずっとそうしてきた」

あすみ「ふーん」


 それだけ。やっぱノープランだなあ。

 そう思いつつ、座ったままイレギュラーの後ろに手を伸ばして尻を触る。
321 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 20:37:26.47 ID:EQWnWDJH0

ほむら「……ちょっと、何をやっているの?」

あすみ「良い尻してるなーと思って。胸と同じくうっすくて」

ほむら「っ!」

あすみ「やーん、怒ったー」


 イレギュラーは尻から手を払うと、こっちを睨みながら構える。私はぴょこんと飛び跳ねるように柵から飛び退いた。

 いつも鋭い目がキッと鋭さを増している。――すると、追い打ちをかけるように、いつのまにかゆまが後ろから近付いていた。


ゆま「おねえちゃんのこと、いじめないでー!」


 制服のスカートが舞い上がる。……そういえばなんで休みなのに制服なんだ?

 しかしスカートの中は黒いタイツが堅くガードしている。


あすみ「甘い、それじゃノーダメージだよゆま」


 すかさずガードを外しにかかる。

 ……その中からは昨日のお嬢様パンツとも違う、質素な白い布が覗いていた。



★ほむらの脱ぎたて黒ストをもぎとった!
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 20:41:56.93 ID:nxvlRXeMO
あすみんがセクハラおやぢになってるw
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 20:43:06.44 ID:uvtBYen20
まどかやさやかにはできないからなwwww
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 20:45:03.03 ID:nxvlRXeMO
いや、待て
ストッキングをもぎ取ったって……靴履いてるんだから簡単には取れないのでは?
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 20:49:07.76 ID:uvtBYen20
>>324
破り取ったんだろう
元々弁償とかする気はないからな
326 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 21:07:52.11 ID:EQWnWDJH0


 イレギュラーは地面に転がったのち、小さく座り込んで沈んでいた。

 立ち上がってくる様子がない。ダメージが効きすぎたらしい。


あすみ「……とりあえず涙拭けよ」

ほむら「それ私のタイツじゃないの」

あすみ「うん、あったかいよ?」


 ……わかってはいたけど、こいつも冗談通じないなぁ。


ほむら「ていうか私、いじめてないわよね?」

あすみ「純粋な子供の目から見て、そう見えたんだよ。いつも怖い顔してるから」



 ゆまは私を守れたと思ったのか、ちょっと誇らしげだ。



1自由安価
2計画を考えることの必要性を説く

 下2レス
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 21:09:58.91 ID:uvtBYen20
1 とりあえず、ほむらが本気でダメージ受けているのでゆまをなだめてほむらに謝らせる
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 21:17:08.47 ID:nxvlRXeMO
↑+ほむらが落ち着いたら2
329 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 22:05:08.56 ID:EQWnWDJH0

あすみ「まあ私はこの通りなんてことないし、いちおー一緒に謝っとこうか。まあ悪かったよ(笑)」

ゆま「ごめんなさーい」

ほむら「何故だか謝ってる気がしないのだけどね……」


 まあ、一応体勢を整えて立ち上がってきたからよしとして良いでしょう。

 それは置いといて、さっき話してたこいつの雑な計画に突っ込みを入れてみる。


あすみ「……私はアンタのノープランぶりに呆れたわけ」

あすみ「現にそういう予知は出てたんだし、このままじゃ駄目なのはわかるでしょ? 明日、話し合うよ」

ほむら「…………ええ、わかったわ」

あすみ「あと、助けてくれたのはまあ感謝するよ」


 ……こいつとの会話を終わらせると、ゆまが何か思い出したように私の手を引いた。


ゆま「おねえちゃん、どこかいかなくていいの?」

あすみ「……大丈夫。もう終わったから」

ゆま「じゃあこっちにきて!今からお水をながすの!」

あすみ「おっ、完成したんだ!」


 ゆまと一緒に砂場のほうを見に行ってみる。

 ……それからイレギュラーは私達に関わることはなくこの場を去って行った。
330 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 22:30:32.61 ID:EQWnWDJH0


 ――夕方になると、近くにある大きな公園の方から鐘の音が聞こえる。

 綺麗に手を洗って帰りの支度を整える。帰り際になるとゆまは寂しげだった。


ゆま「次くるときものこってるかな?」

あすみ「どうかな……このままにはできないと思う。雨とか降るかもしれないし、ほかの子もくるかもしれないからね」

ゆま「そっか……」

あすみ「寂しいけど、しょうがないよ。またこよう」

ゆま「うん!」


 手を繋いで帰り道を歩く。


ゆま「ゆま、おなかすいた!」

あすみ「そうだねー。今日は何食べたい?」

ゆま「ハンバーグがたべたいな!」

あすみ「……付け合わせの野菜はまたブロッコリーでいい?」

ゆま「えー」


 そんなどこにでもあるようなやりとり。

 ……そんなささやかな『幸せ』に、記憶の中の帰り道を思い出していた。



―十六日目終了―


あすみ 魔力[85/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
331 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 22:49:18.95 ID:EQWnWDJH0
午前 白羽女学院


あすみ『昼休みに邪魔すると怒りそうだから、授業が終わったところでしつれいしまーす』

あすみ『放課後にイレギュラーさんと話し合う用事を取り付けたのでー、学校が終わり次第見滝原中学校のほうにきてくださーい』


 休日が終わり平日の午前中になると、私はまた白羽に来ていた。

 といっても今日は美国に会うためじゃない。目的はこいつに会いに行くために変わっていた。


 授業終了らしきのチャイムが鳴ったと同時に話してみた。


あすみ『繰り返しまーす?』

小巻『繰り返さんでいい!なにその一方的なアナウンス』

あすみ『今言ったじゃん。あんまりキレられるのは困るんだもん』


 ……そういえばあれから美国はどうなったんだ? 病院の時の飛び降り自殺は知れ渡ってたみたいだけど。



1自由安価
2美国について何か言われてないか

 下2レス
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 22:54:03.83 ID:uvtBYen20
2の後に1あんたはこれからどうする?
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 23:01:14.32 ID:ia7HorgC0

見滝原中に行く前にキリカの顔を見に行く

時間までどこかで時間つぶすか
あの猫おちょくり…じゃなくてお見舞いにでも行くか、また何かお土産でも持っててやるか
334 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 23:26:18.81 ID:EQWnWDJH0

あすみ『あとさ、美国について何か言われてない?』

小巻『飛び降りた――――ってのはもう話したと思うんだけど、それ、監視カメラの映像だけなのよね』

小巻『あの日から学校には来てない。……どう思う? あいつ、生きてるの?』

あすみ『……さぁ?』


 生きてたらどうする気か。しかし、どのみちもうすでに決着はついている気がした。


あすみ『今後のことは放課後に話してもらうから、一応どうしたいか考えておいてね』

小巻『……どうするもなにもないでしょ。あたしはまだ“鹿目まどか”って奴について、何も知らないんだから』

あすみ『そっか。まあこれから知ることができるんじゃないかな?』


 ――用件は伝えたので見滝原のほうに戻ることにする。

 こんなブルジョワ学校、長居したくもない。


 時間までどっかで時間つぶすかな。負傷した猫ちゃんのお見舞いにでもいくか。こいつはおちょくったらすぐキレるし。



・お土産(自由安価)

 下2レス
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 23:29:47.75 ID:uvtBYen20
DVD。昔やっていた魔法少女アニメ(1クール)
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 23:31:12.35 ID:ia7HorgC0
屋台で見かけたチェロス
337 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/25(日) 23:58:43.25 ID:EQWnWDJH0


 見滝原の駅前につくと、そのへんの屋台で土産を買って病院に向かった。

 病室の扉を開けると、キリカが頭だけこっちに動かして目が合った。


 サイドテーブルにはお菓子の箱がいくつも置いてある。


キリカ「……あれ? また来たの」

あすみ「何、私が来ちゃ嫌なの? ていうかいっぱいお土産あるね。これなら私が買ってくることなかったかなー?」

キリカ「別に。変な話しにきたわけじゃないならいいよ。それで、今日のお土産って――……あっ、それは!」

あすみ「欲しい?」


 ――食いついた。

 届くか届かないかくらいで目の前でひらひらとさせると、キリカは精一杯首だけ動かす。本当に食いつく勢いだ。


あすみ「……おい怪我人、無茶するなよ」

キリカ「だって素直に食べさせてくれないから」

あすみ「しょーがないなぁ。……はい」


 この前みたいに口に咥えさせる。


あすみ「粉砂糖こぼれてるよー。口の周り拭くからね?」

キリカ「むぅ……」
338 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 00:16:00.96 ID:GEMsmUlf0

 チュロスを食べさせながら、片手で頬や首元のあたりをティッシュで拭く。

 それから食べ終わってから口を拭うと、キリカはなんともいえない表情で目線を逸らした。


キリカ「……ここまで世話されると屈辱的だなぁ」

あすみ「食べこぼしたままだと虫が沸くよ?」

キリカ「うっ……」

あすみ「あら? 経験あり?」


 まさに苦虫を噛み潰したような反応。


キリカ「……まあね。ちょっとナースさんに迷惑かけたから」

あすみ「へー?」


 なにそれ、あとで聞いてみよっか。



1自由安価
2私のコイバナを変な話呼ばわりしないでよ

 下2レス
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/26(月) 00:23:38.06 ID:P8tFbGUQ0
2+ちょっと話す

んで?ナースに迷惑かけたとか何やらかしたの?
おねーさんに話してごらん?あとであたしも一緒に謝ってあげるから(違

ていうか、そこのお菓子の山どうしたの?誰かお見舞いに持って来てくれたの?
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/26(月) 00:26:27.46 ID:DLbJ6kBb0
2で歪んでいるのはわかっているけどさー。結局の所、恋って『性欲』と結びつくと思うわけよ。
安価下
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 00:29:34.96 ID:mRt3sluNO
安価339
342 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 00:31:27.41 ID:GEMsmUlf0
----------------------------------
ここまで
次回は26日(月)20時くらいからの予定です
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 17:48:20.83 ID:G5iOEjhPO
支援
344 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 20:25:11.82 ID:GEMsmUlf0

あすみ「ていうか私のコイバナを変な話呼ばわりしないでよ」

キリカ「それもそうだけど……わざわざアンタだけで来るってことは、魔法少女のことで何か変なことでもあったのかと思って」

あすみ「ああ、そういうことねぇ……――」


 変なことなんていくらでも起きてるような気はするが、こいつに話すことでもない。

 今日は何をしに来たわけでもない。


あすみ「ただの暇つぶし。どうせアンタも暇そうじゃん」

キリカ「ん、まぁそれは否定できない……」

あすみ「なに?このベッド周りの素晴らしいスペースは。 そこのお菓子の山どうしたの?誰かお見舞いに持って来てくれたの?」

あすみ「寝て食って寝て読書マンガ携帯なんて良いご身分だことー」

キリカ「……あんたも一発胸抉られればぐーたらできるよ? 全然嬉しくないから」

あすみ「いやん☆ 私のぺた胸がさらに減っちゃう」
345 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 21:14:43.81 ID:GEMsmUlf0

 ……見ていると、キリカは治りかけの傷が気になるのかしきりに胸に手をやっていた。

 今どうなってるかはしらないが、何か包帯だかサポーターのようなものを巻いている。


あすみ「んで? ナースに迷惑かけたとか何やらかしたの?」

キリカ「言うと碌なことにならなそう。好きなお菓子ありったけ買ってきてもらったのはいいんだけどねぇ……」

あすみ「そんなこと言わずにおねーさんに話してごらんよ? あとで私も一緒に謝ってあげるから」

キリカ「なんだよお姉さんって。ちびのくせに」

あすみ「あ、言ったな? アンタよかベテランだし思慮は深いから」

キリカ「ベテランはともかくなにが思慮深いだよ!いっつも下ネタばっか言ってるおませさんでしょ」


 ……久しぶりにしょうもない言い合いなんてしてるけど、これはちょっと聞き流せないかなー。


あすみ「……あとそっちの経験も私のが先輩だから」

キリカ「はあ? それならそれで汚い!」


 私汚いかー。知ってるよ?

 いつも通りの素直な反応。



1自由安価
2結局の所、恋って『性欲』と結びつくと思うわけよ

 下2レス
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/26(月) 21:20:02.85 ID:sNHT3zzeO
2
安価↓
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/26(月) 21:37:54.86 ID:P8tFbGUQ0
↑+キリカに自分なりの人生観を語る

まぁ、今更わたしは人並みや女としての幸せは求めてないからね
でもあんたはお嫁さんになりたいんでしょ?だったら頑張って自分を磨きなさいよ、いつか出会える人の為にさ
料理できるし見てくれも悪くないし、おっぱいも大きいし悪い男に誑かされなければ女としての幸せ手に入れられるんじゃないの?
目を覚ましてから何か吹っ切れたみたいだし、退院したら死なない程度で頑張ってみたら?
348 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 22:41:16.31 ID:GEMsmUlf0

あすみ「……結局の所、恋って『性欲』と結びつくと思うわけよ」

あすみ「所詮男と女のくせに、愛がどうのとか言ってるやつはくだらない。ホントに欲しいのは肉だけでしょって。ムリヤリってのは欲望に忠実な最たる例だよね」

あすみ「だから男は信用できないんだよ。だったら割り切るべきだと思わない?」

あすみ「アンタなら料理できるし、見てくれも悪くないし、おっぱいも大きいし、群がる男はいっぱいいるよ」

あすみ「恋は盲目というでしょう? その時に愛なんてまやかしに誑かされて後悔しないようにね。相手はただの獣なんだから」


 唐突に恋愛観を語って忠告する私を、キリカは少しつまんなそうな表情で見ていた。

 ただしくは、『何言ってんだこいつ』って表情。


キリカ「なんでわかった気になってるんだよ。恋なんてしたことないくせに」

あすみ「アンタはしたことあんの? ……私より、そっちについてわかってるっていうの?」

キリカ「どーだろうね……どっちにしたって子供が語れる程度のお話だよ」

あすみ「――じゃあこれ以上は不毛か」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 22:44:32.00 ID:sNHT3zzeO
レイプされてそこら辺はぐちょぐちょだこらしゃーない
350 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 23:12:07.93 ID:GEMsmUlf0

 ――……はじめて他人とこんな話をした。『コイバナ』なんて、碌なもんじゃない。


あすみ「あ、男と女じゃなかったらどうかっていうツッコミはなし」

あすみ「今更私は女としての幸せみたいのは求めてないから。……まぁ小さい頃にトラウマあると性癖歪むってゆうししょーがないよね」


あすみ「アンタはお嫁さんになりたいんだっけ?」


 肉を剥いで、身体を消して、それでも愛せるっていうなら信じてもいいかな。

 ……こいつは目を覚ましてから何か吹っ切れたみたいだし、これから出会いなんていくらでもある。


あすみ「……だったら、退院したら頑張ってみたらいいじゃん。死なない程度に」


 ――いつか、私の話を根っから否定してくれる日がくるだろうか。

 そう思うと私の大人ぶった話の化けの皮が剥がされそうで、少し怖かった。

351 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/26(月) 23:51:55.63 ID:GEMsmUlf0


 ……結局キリカがごまかしていた事は、近くのナースに聞いてみると真相が発覚した。

 深夜にゴキブリが出たとかで、ナースコール連打して騒いでた人ってことで今目を付けられているらしい。


あすみ(……まあ、なんとなくそんなこったろーと思ったよ)

あすみ(お菓子の山に囲まれて幸せそうだったけどね)




 ――――病院の近くで買った昼飯を食いながら外の様子を眺める。

 今日の昼下がりは実に平和な景色をしていた。



 ゆまには帰りが遅くなることは伝えてある。

 放課後に待ち合わせとしたが、小巻がこっちに来るのは少し時間がかかるだろう。

 先にそろそろ中学校のほうに向かおうとすると、途中でいつもの集団に出くわす。
352 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 00:03:31.19 ID:b2NpyYgB0

あすみ「帰り途中?」

「今日はみんなで恭介のお見舞いに行く途中なんだ」


 ――病院から出たところで、またお見舞いの話か。しかもあの男の。

 けど、少しいつもとは違った。


あすみ「みんなで?」

ほむら「私達が新しい趣味を考えて提案しにいこうってことになったの。……まどかの提案よ」

「うん、最近は少し前向きになってくれたみたいだから……わたしたちも上条君が辛いならほっとけないなって」


 その中にはやはりイレギュラーも一緒に居る。……こいつがどんな話をするのやら。



1自由安価
2『ついてったほうがいい?』

 下2レス
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 00:06:40.05 ID:AgXDuhc60
2
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/27(火) 00:10:18.89 ID:d34xZRAO0
2+ほむらにテレパシーでこのあとの話はどうするんだと話す
355 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 00:18:15.47 ID:b2NpyYgB0
----------------------------
ここまで
次回は27日(火)20時くらいからの予定です
356 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 20:44:26.13 ID:b2NpyYgB0

 あまり乗り気じゃないが聞いてみようか。


あすみ『……ついてったほうがいい?』

ほむら『この後の話は? まだ昨日言っていた人とは一緒じゃないのね』

あすみ『こっちに着くにはもう少しかかるかもね』

ほむら『ならついてきたら? ……この話だってまどかの契約に関係ないとは言えないわ。私もあまり人を励ますのなんて得意じゃない』

 ……やっぱそうなるよねぇ。

あすみ『…………』

ほむら『どうしたの?』

あすみ『いーや?』


 私もこの集団に混じって歩き出す。

 ――……私も得意じゃねぇよ。


ほむら「……あすみも一緒で構わないかしら?」

「来てくれるのは構わないよ?」

「賑やかになりますわね」


あすみ『――じゃあついてくだけね?』
357 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 21:14:59.66 ID:b2NpyYgB0

 ぞろぞろ並んで歩いて来た道を戻っていくと、その間にも無駄で賑やかな普通の女子中学生的会話をしている。

 イレギュラーはギリギリその中に溶け込んでいる。……何が楽しいのか。


 私は異物だ。でも雰囲気くらいは合わせてやるよ。


 さっきとは違う階の病室に大勢で入っていく。

 そこには、いつか見たままのほっそりとした男がぼーっとベッドから身体を起こして座っていた。

 男は入ってきた人の中に私の顔を確認すると、こっちに目を合わせる。


 ……両手に花だぞ、喜べよ。


「恭介、みんな来たよー」

「お久しぶりですわ、上条君」

「本当久しぶりだね。今日は友達も連れてきたの。こっちがクラスメイトのほむらちゃん」

ほむら「……初めまして。暁美ほむらよ」

「初めまして。転校生なんだよね、さやかから聞いたよ」


 それから、イレギュラーは私のほうを見ると雑に振ってくる。


ほむら「こちら……神名あすみ」

「……あすみ――さんは、みんなの知り合いなの?」


 一応礼だけしておくとこいつ、食いついてきやがった。

 余計なこと食いつかなくていいのに。みんなの後ろから睨むと、男はわずかに座ったまま後退った。



1ほむらにテレパシー
2みんなに任せる
3自由安価

 下2レス
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 21:21:19.71 ID:QdrTgJK+O
3 うん!"初めまして"お兄さん!
とまるであのときあったのは夢であったように装う
もしほむらがテレパシーで聞いてきたらあとで話すと返す
安価↓
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/27(火) 21:23:46.47 ID:d34xZRAO0
恭介の対応で話を振られたら適当に流す
ほむらにはこの後の話で誰が加わるのかテレパシーで聞く
あとキュウベェにもテレパシー、返事があったら小巻に大まかな合流時間等の伝言を頼む
360 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 22:19:37.56 ID:b2NpyYgB0

ほむら「ええ……――」


 こっちみんな。


ほむら『……貴女のことはなんて紹介すればいいの?』

あすみ『知らない、適当に流して』


 そう言うとイレギュラーは困ったようにしていたが、少しすると他の人は特に気にした様子もなく違う話を振って、話が進んでいく。

 とりあえずこの前のことはこいつにとっては結構効いてるようだった。


「――でね、今から始めるのによさそうなものを考えてきたの!」

「色々と趣味にできそうなものを揃えてみましたわ。興味を持てるものがあると良いのですけど」

「そうだね……ありがとう。一人だと何もやる気が起きないけど、行動してみたら変わることもあるかもしれないよね」

「これとかどう?コピックスケッチセット。漫画とかも描いてみたらハマるかも」

「絵はわたしの案なの! わたしも大したことはできないけど絵を描くのはすきだし……」

「まずはリハビリとしてはじめてみてもいいかもしれませんわ。あ、それならこっちの、編み物なんかも手先を使いますよ?」

「でも、何から始めようか迷うな……」


 ……その中で、会話に入れないヤツが後ろにもう一人居た。


ほむら「……今日は何も話さないの? いつも誘わなくても勝手に会話に入っていくのに」

あすみ「アンタこそ何か話せば?」

「――ねえ、あすみはなにかオススメはある?」

あすみ「え?」


 こっちで小声で話していると、いきなり話を振られた。

 ……色々提案して用具を持ってきたはいいが、どれから手をつけたらいいか迷ってるらしい。


「あすみちゃんの趣味とかでいいよ。実際に好きな人なら魅力もわかるだろうから!」


 趣味……そんなもの……。


あすみ「ごめん、わからない」
361 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 22:42:16.10 ID:b2NpyYgB0

恭介「あすみさんって……――」

あすみ『うるさい、話しかけんな』


 みんなにわからないように直接一言だけテレパシーを送ると、唖然とした反応をしていた。

 本当はこいつには一つだけ、一つだけわかってればよかった。

 ――何があっても美樹さやかを契約させてはいけないこと。こいつの趣味なんかどうでもいい。この前の事から、そろそろ隠しておけるかもわからないんだ。


あすみ『……気分悪くなった。外出てくる。あとインキュベーターがこっちに居たら気ィ逸らしてくるよ』


 イレギュラーにテレパシーを送って外に出て行く。


「……あれ? あすみはどうしたの?」

ほむら「少し外に出て行くって」

「じゃあほむらで! ほむらのおすすめはなんだっけ?」

「わたしと同じ、絵だったよね」

ほむら「…………」



 下1レスコンマ判定 0~20 病院内か近くにQBがいる
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/27(火) 22:46:55.26 ID:d34xZRAO0
いるか?
363 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/27(火) 23:12:25.84 ID:b2NpyYgB0


 ……テレパシーを送ってみるが、返事はない。

 今はこのあたりにはいないのか。無視されてるなら考え物だが。


あすみ「…………ホントいいことないなぁ」


 廊下のソファに腰掛けて、私は後悔していた。

 あの男に特別に悪い態度を取った事は別にいい。

 いつもの調子じゃないのを気づかれてはいないだろうか。そもそも意地でもついてこなければよかった。



1一足先に待ち合わせ場所の学校に行く
2ほむらにテレパシー
3自由安価

 下2レス
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/27(火) 23:17:19.75 ID:d34xZRAO0
ほむらに先に行くと伝えてから1
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 23:18:53.70 ID:QdrTgJK+O
2で1の先に行くことをテレパシーしておいて行く
安価↓
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 23:20:43.60 ID:y1ut3QsFO
367 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/28(水) 00:04:01.45 ID:2yHE+aDP0

あすみ『……やっぱ私は一足先に行くから。後で学校に来て頂戴ね』

ほむら『無理に来てもらうつもりはなかったのだけど』


 ……こいつはいつもの私を見て、当然のように自分より頼れると思ってたのだろう。

 こいつも会話に自信がないから。


あすみ『期待に応えられなくてごめんね? でも私が提案したら“女漁りでも始めたらいかがかしら”くらいしか提案できないよ?』


 一人で病院を出て歩いていく。

 来た時とは反対の気を遣わなくて良い雰囲気が心地よい。やっぱこっちのほうが私には合ってる。

 聞こえてくる世間の雑踏、すれ違う人。それすらもなくなってしまえば綺麗になるのにと思った。――自分が幸せな時にはそんな事思わない。




小巻「……アンタ一人? イレギュラーって奴がここの生徒なんじゃないの?」


 ……一人何をするでもなく待っていると、待ち合わせ相手がやって来た。


あすみ「よう。イレギュラーさんはちょっとした用事に行ったよ。少ししたらこっち来るらしいからちょっと待ってて?」

小巻「そう、よその学校に部外者二人で待つなんて変なもんね。呼びつけといて早くしてほしいもんだけど」



1アンタって人励ますの得意?
2自由安価

 下2レス
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 00:07:03.05 ID:keJEoU3H0
1
369 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/02/28(水) 00:22:05.55 ID:2yHE+aDP0
-------------------------------
ここまで
次回は3日(土)18時くらいからの予定です
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 01:13:13.28 ID:xFT+Raw40
安価↑+話してる最中にまたも尻を触る
あすみ「あんたも良い尻してるわね〜
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 01:30:19.86 ID:keJEoU3H0
レズと女の子が女の子にセクハラは完全には結び付かないからね
あすみはセクハラは煽りに近いかな
372 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/03(土) 21:59:55.47 ID:lqlJVWSi0
--------------------------------
予定が長引き今帰ってきました…(激遅)
散々待たせた挙句で悪いのですが、本日はなしにして次回は4日(日)18時くらいからの予定とさせていただきます
もし明日も帰って来なかったら休日出勤にやられたと思ってください
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/03(土) 22:15:57.88 ID:4e4wf8vp0
お疲れ様です。
休日出勤は嫌ですよね…そうならない事を祈っております。
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 00:04:58.26 ID:R1X67Vw10
お疲れ
休日出勤が今後来ないことを祈ります
375 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/04(日) 22:28:35.71 ID:5JLQGsmP0
------------------------------
…大分がっつりやられました()
間が空いて申し訳ないのですが、次回は10日(土)18時くらいからの予定です
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 22:38:43.01 ID:5s/hjwSIO
休日出勤お疲れ様でした。
ゆっくり休んでください。
377 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 18:21:18.55 ID:vJyp8i4x0

 校門の傍に立ちながら眺める。半端な時間、ここを通る生徒は見かけられない。


あすみ「……アンタって人励ますの得意?」

小巻「いきなり何よそれ」

あすみ「いや?」


 こいつの言葉はキツすぎて潰しちゃいそうだな。

 そんなことを考えながら、尻に手を伸ばす。さすがにイレギュラーよりはしっかりした感触。


小巻「おい!なにやってんだ!」

あすみ「今日の下着は何穿いてんのかなーって思って。良い尻してんね」

小巻「このエロガキ」

あすみ「あイタイ〜、何も本気でゲンコツすることないじゃない。それにエロガキってなに」


 ゲンコツ食らった脳天を押さえる。

 こいつ、私がただのイタズラ好きの子供だと思ってるんだ。……ふーん。へぇ。


 それも癪だ。


あすみ「……そっちの経験は私のが先輩だから。なんならもっとすごいことしてやってもいいよ?イタズラじゃ終わんないヤツ」

小巻「はいはい、ゲンコツされたくなかったらほどほどにしとけ」


 ――ゲンコツのポーズを取る小巻の手を抑え込んで押し倒してみる。
378 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 19:23:46.58 ID:vJyp8i4x0

小巻「ちょっと、何やってんのよ……!」


 いつものイライラ顔を向けて振りほどこうとしてるけど、体勢のせいですぐに力任せにはほどけないでいる。

 多分、力自体は互角ってとこなのかな。


あすみ「白羽って女子校なんでしょ? やっぱりそういうことってあんの?」

あすみ「あすみそっちは知らないから、経験談があるなら教えてよ」

ほむら「あの…………」


 そこに後ろから声がかけられて、それまでの空気が解けた。

 二人そろってやっとその存在へと目を向ける。……イレギュラーが少し躊躇ったように控え目に佇んでいた。


ほむら「二人がどんな趣味を持って何をしていようと私の知ることではないけれど、ここで目立つのはどうかと思うわ」

ほむら「……約束があるでしょう? 後にしてくれないかしら」

小巻「ちがっ――アンタも見てないで助けなさいよ!」

ほむら「……助けが必要だったの?」


 仕方なくぽいっと手を放してやる。


あすみ「きゃははっ、もしかしてビビッた? 冗談冗談、イレギュラーさんも引かないで?」

小巻「誰がビビるか!アンタのせいで誤解されたし!冗談が悪質すぎんのよ!」

あすみ「あイッタイ!一々ぶたないでよー」


 ……小巻はまだぎゃーぎゃーと言っている。

 ひとまず学校から離れて、三人で歩き始めることにした。
379 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 20:00:45.93 ID:vJyp8i4x0

小巻「で、どこに向かってんのよ」

あすみ「出来るだけ誰にも聞かれずに話せるとこでしょ? 別にどこだっていいけどね」

あすみ「あの学校は結構中に人いそうだったから」

ほむら「この近くなら私の家に寄ってもいいけど」


 適当に線路沿いに歩っていると、イレギュラーさんが提案してきた。

 ……意外とチョロいのね。私なら一時の作戦会議で自分のテリトリーに信用ならない魔法少女を上げたくなんてないけどなあ。

 後々襲撃されたりとかは考えないのかしら?


あすみ「じゃーそこで決まり。アンタもいいよね」

小巻「別にいいけど?」


 その一言で行き先が決定する。

 駅近くのアパートに着いて部屋に上がらせてもらうと、お茶もなしにみんなで大きな丸いテーブルを囲む。
380 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 20:28:29.86 ID:vJyp8i4x0

ほむら「今後についての事だったかしら。そちらが協力してくれるという……」

小巻「浅古小巻。いっとくけど、あたしはそいつと仲良いわけでもないから。殺さずに世界滅亡を回避するってこと以外あんたらの考えに賛成してるわけでもないし」

小巻「……アンタは? イレギュラーとか呼ばれてるのは何?」

ほむら「暁美ほむらよ。イレギュラーというのは……」


 未だにこいつはその呼び名については不満そうだった。

 まあ勝手に付けられたのだから不本意か。


あすみ「キュゥべえがつけた仮称だよ。キュゥべえが契約した覚えがないから、魔法少女としてイレギュラーだって――」


 ――その理由については私はもう大体知っているが。


あすみ「そろそろ自分の事は話さないの?」

ほむら「…………」


 軽くそう聞いてみると、イレギュラーは押し黙った。



1美国織莉子について
2契約の事をまどかたちに話すことを提案
3ワルプルギスの夜について
4自由安価

 下2レス
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 20:46:35.27 ID:c364wLWs0
2の前にまずは小巻に織莉子からどこまで話を聞いているのか聞く
あと読心もかけながら話す

ねぇ、確認しておきたいんだけど浅古さんはどこまで知ってるの?
今『殺さずに世界滅亡を回避する』って言ったけど、ウシ乳AV女からどこまで聞いたの?
殺さないと世界が滅ぶっていう事は原因があるってことなんだけど、その原因を知ってるって事なの?
浅古さんはそういうところはぼかさずはっきりさせないと納得しない性分だと思うんだけど

あとさ、『鹿目まどか』にはっきり自分の状況と立場をはっきり伝えた方がいいよ?
ていうか、契約させたくないならさっさと話すべき、『美樹さやか』にもね
危機感がない人間はこっちがどんなに守ろうとしても守りきれないんだからさ
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 20:47:39.14 ID:frD3ICiJ0
3
383 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 21:52:42.52 ID:vJyp8i4x0

あすみ「最後に、私はみんなご存知神名あすみちゃん」

あすみ「……今日話し合うことは無論、『鹿目まどかの契約をどう回避するかについて』だ」

あすみ「今まで美国がキュゥべえの目を逸らし続けてきたわけだけど、それも限界。そろそろあいつも鹿目まどかの存在に気づくだろう」

ほむら「たとえ気づかれても、直接話す隙さえ与えなければ……」

あすみ「みんなで24時間体制で見守るってのも手ではあるけど、この先ずっとそれ続けるのって無理じゃない?」

あすみ「『話す隙させ与えなければ』って、話す隙があれば即アウトってことだよね」


 この期に及んで無茶な強硬手段しか考えないイレギュラーに呆れつつ反論する。

 ……これでは殺したほうがいいなんて極論も強ち間違いじゃなくなってくる。


小巻「あたしだって見ず知らずの女の子ストーカーすんのは御免よ。そんな暇じゃないし」

あすみ「美国が言ってたワルプルギスの夜ってのが大きい期限になるかな。そこで人員取られるのは相当痛そうだ。私達が居てよかったね」

ほむら「……ええ。それは感謝するわ。それなら戦闘員と監視役に分かれて――」

小巻「ちょっと質問なんだけど……ワルプルギスの夜ってそんな簡単に倒せんの?」

あすみ「まあ、簡単に倒せなかった時が問題かな」

あすみ「だから、それまでに現実的に目処を立てなきゃ誰も安心出来ないでしょ?」

あすみ「貴女も“もうこれから何周もしたくないだろうしさ”?」


 イレギュラーが驚いた様子できつく睨んでくる。


ほむら「……もうそこまで知られていたのね。それも美国織莉子が?」

あすみ「ちゃんと対策立てるなら話すほかないよ。貴女が見てきた“ワルプルギスの夜”を教えてよ」

ほむら「…………わかったわ」


 ここからの説明はイレギュラーに任せることにする。

 ……とはいえ、まだまともな情報としてまとまっているわけではなさそうだった。この段階じゃただの経験談だ。
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 21:54:04.29 ID:S0X/2HoE0
>>381のほうがよかったかな?
385 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 22:15:39.76 ID:vJyp8i4x0


小巻「……しかし、強いのか弱いのかわからないわね。『鹿目まどか』込みなら倒せてるんだ」


 ――そして、この『体験談』がまともな情報にならない理由もそれがあったからだった。


あすみ「それだけ『鹿目まどか』の力が強いってことじゃないの?」

あすみ「あと次までに地図くらいは作っといてよー。たった三回のデータでも少しは統計取れるところはあるでしょ?」

ほむら「そうね……」


 イレギュラーもまともに準備をして挑むのは初めてらしい。

 いつか心を読んだ時と同じ、今度の武器は軍事基地から盗むと言っていた。――それがどれだけ効くのかもわからない。


 しかし、今考えるべきは一番はそこじゃない。


小巻「一応何が起こって世界が滅ぶのかも聞いてるわよ。魔女化させなきゃいいんでしょ」

小巻「契約しても無茶させなければいいって考えはないの?」

ほむら「……ないわ。私はまどかに魔法少女なんてものと関わらず、戦いと絶望の運命なんて背負わずに普通に生きてほしいだけなの」

ほむら「何よりそれを、“まどか自身が望んでいた”」

あすみ「ふーん、それなら尚更に戦いの前に考えることがあるよねぇ」



1美国織莉子について
2契約の事をまどかたちに話すことを提案
3佐倉杏子を仲間に入れることを提案
4自由安価

 下2レス
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 22:18:18.21 ID:S0X/2HoE0
ほむらに近づいて1のことを聞いて後で2とか?
安価下
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 22:26:02.79 ID:BHv39ZwTO
重複した部分を除いて安価381
追加で小巻に魔女化の事を知ってショックじゃなかったか聞く

へー、意外だな
魔女化の事聞いてネガティブにならなかったんだ?
まぁ、小巻さんがさつ……じゃない、竹を割ったような感じだもんね
あ、慰めが欲しいならあたしにいってね?たっぷり弄って……じゃない、慰めてあげるから。肉体的に
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 22:29:25.43 ID:BHv39ZwTO
あ、3いれ忘れた
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 22:36:44.72 ID:zykWZe8h0
杏子はマミの事はっきりさせないと仲間にならないかな
390 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 22:48:17.75 ID:vJyp8i4x0

あすみ「でも意外だな、魔女化の事聞いてネガティブにならなかったんだ?」

小巻「……キュゥべえや自分のことを考えるよりも、アイツのことが許せなくて腹が立ってただけ」

小巻「あのままネガティブになって家族も友達も見捨てて絶望しろと?そんなの冗談じゃない」

あすみ「まぁ、小巻さんがさつ……じゃない、竹を割ったような感じだもんね」

あすみ「あ、慰めが欲しいなら私にいってね?たっぷり弄って……じゃない、慰めてあげるから。肉体的に」

小巻「じゃないじゃないうるさい!言いたいことがあるんだったらはっきり言ったら?」


 そう言いながら席を立ち、ぶん殴る気まんまんで拳掲げる小巻。

 こっちも立ち上がって逃げ回る。


あすみ「なんだよー!言わなくても殴る気じゃんかよ!」

小巻「まーたどこで覚えたのか気持ち悪いこと言ってっからでしょ!」

あすみ「まーたエロガキ扱いしやがったこいつ!絶対犯す!SM的に躾けてやる!」


 そうこうしてると、突然瞬間移動したようにイレギュラーが目の前に現れた。


ほむら「…………あの」

ほむら「下品な会話は謹んで」


 ……こいつに本気出されたら絶対敵わないから、仕方なくみんな大人しく席に戻る。
391 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 23:11:39.02 ID:vJyp8i4x0

小巻「……ていうか、あんまりそういうの言わない方がいいんじゃないの?」

あすみ「は? なんで?」

小巻「あたしは知らない。でもアンタのためによ」

あすみ「…………なにそれ、意味わかんない」


 話が逸れすぎたかな。イレギュラーまでこいつと同じ目で見てる気がした。

 ……この空気も好きじゃない。話を戻す。


あすみ「……それより、鹿目まどかが契約しないように根本解決しなきゃいけないでしょって言いたいんだよ」

あすみ「鹿目まどかは何を願った? まずはそれをこっちで解決出来ればまだ余裕はある」

小巻「あ、それはそうね」

ほむら「まどかの願いは『車に轢かれた野良猫を助ける事』……でも次の世界では『家族みんなが幸せに過ごせる事』に変わってたわ」


 それを聞いたら余計に厄介さが増した。

 野良猫についてはその場に居合わせなきゃいい。が、特に理由がなくても契約するならまさに話しただけでアウト。


 なんでよりによってそんな願い事で強くなれるんだ。


あすみ「……だったら契約の事を教えといたほうがいいと思うけどね。ついでに自分の状況と立場もはっきり伝えた方がいいんじゃない?」

あすみ「ていうか、契約させたくないならさっさと話すべき。『美樹さやか』にもね」

あすみ「危機感がない人間はこっちがどんなに守ろうとしても守りきれないんだからさ」
392 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 23:37:45.81 ID:vJyp8i4x0

 ……そう言うと、イレギュラーはまた押し黙る。

 出来るだけそうしたくないんだろうというのは表情を見ればわかる。


ほむら「……あまりあの日常に『そのこと』を持ち込みたくなかったの。自分の素質も私の正体も、何も知らずに関係なく過ごしてくれるのが一番良いから」

あすみ「その気持ちはまあわかるよ。……でも、きっと“そのままではいられない”」

あすみ「そうなった時に自分の知らないうちに契約されてるよりはマシだよ」


 ――私だって本当はゆまに少しも関わってほしくはなかった。

 ゆまは小さいからまだ話してもわからないかもしれないけど、『鹿目まどか』ならきっとそんなことはない。

 話した事は全部理解はしてくれるはずだ。


 ……私は人の心を信用していない。本当の意味で納得してくれるかは別問題だが。


あすみ「いいよね? 励ますのは苦手だけど、なんて言って説得するかは私も考えるから」

小巻「あたしだって関係なくはないんだから、ガツンと言ってやるわ。アンタの無責任な契約のせいで世界滅亡の危機なんだぞって」

あすみ「まぁまぁ、最初から責めるのはよくないんじゃない? 知らなかったなら悪くないんだしさ……」


 ……小巻に鋭い視線を向けるイレギュラーを一応なだめておく。

 これで行動する許可は得られた。協力する風だが、正直イレギュラーにだけは任せておけない。


 人の心なんていつ変わるかはわからないが、私が心の中まで見ておけば少しは安心できるだろう。
393 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/10(土) 23:48:25.38 ID:vJyp8i4x0
-------------------------
ここまで
次回は11日(日)18時くらいからの予定です

>>371
あすみは男視点の性欲は理解してるのでそれに倣って痴女してる感じじゃないかなぁ…今のところは
かといって男と恋愛は無理だからまあレズに走るしか道はないけど
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 23:51:16.28 ID:S0X/2HoE0

あすみは恋愛をしないっていう選択肢はないのね
世の中は恋愛しない人間や無関心な人間も要るけど
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/10(土) 23:55:01.66 ID:c364wLWs0
乙でした

周りの女の子達があすみの過去を知ったらどう思うのか…
まぁ、このあすみなら同情なんてほしくないと突っぱねそうだけど
396 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 18:56:10.20 ID:GNDMJuQH0
---------------------------------------------------------------------------------
>>394 それに近いのは趣味が一番に来る上条っぽい、さやかは救われないけど
あすみはなんだかんだでまだ子供なので今後のことはわからないが、
元々お嫁さんに憧れてたりするおませさんなあたり恋愛に興味ない人ではなさそうなんだよね
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 18:58:12.60 ID:WEroPpRW0
トラウマで興味がなくなったりしないのね
398 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 18:59:20.46 ID:GNDMJuQH0


あすみ「ん――。まあ久々にまともな話し合いが出来たかな」

あすみ「結局どっちについても目指すところは変わらないや。どっかの誰かみたいに散々他人のこと見下しながら外道で馬鹿とか救いないからね!」

小巻「…………」

あすみ「ワルプルギスの件でもっと人が欲しいなら、佐倉杏子は? あいつも話せば協力はしてくれると思うけどね」

あすみ「そうそう、どっかのウシ乳AV女にも提案したんだけど断られちゃったのよ。勝手に動かれたくないって」

ほむら「……まどかのことで勝手に動かれるのは困るのは私も同じだけど、もう貴女達が居る時点で同じね。共闘してくれるのなら嬉しい」

ほむら「今度掛けあってみるわ」

あすみ「そっかそっか」


 小巻は何か言いたげだったが、何も言うことはなかった。納得できない。だがもう関わりたくもない。――そんなところか。


 ……どうせ美国の事はもう片付いてるんでしょ?
 
 イレギュラーの表情を目線だけで窺う。――じゃなきゃこんなに落ち着いてない。



1自由安価
2美国が死んでたらどう思うか、と小巻に聞く
3解散

 下2レス
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/11(日) 19:12:32.32 ID:WEroPpRW0
2の後に1「もし織莉子が誰かに殺されていたとしたらアンタはどうするつもり?復讐つもりじゃないよね?」と言う
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/11(日) 19:25:42.95 ID:ST/q2s3z0

追加で読心を使いながらほむらに巴マミの死について何か知ってることはないかと聞く

美国は鹿目まどかも、その周りも皆殺しにしようとしてたからね
……どんな綺麗事や理想を語ろうがやろうとした事はただの人殺し
人を殺そうと考えたんなら、それが自分の身に降りかかってきても自業自得、因果応報ってやつだね
ま、いつかあたしの身にも降りかかってくるかもね

そういえば暁美さんはあの猫…じゃなくて、呉キリカから話を聞いたんでしょ?巴マミのこと
暁美さんに襲われたって言ってたけど、話を聞いて開放したんでしょ?そのとき何を聞いたのか教えてよ
キリカも何か知ってるみたいだけど、教えてくれないのよ
まぁ、犯人じゃないのはわかるよ?どっかの誰かさんが死に敏感で人を殺せないような駒は不要だって殺処分しようとしたくらいだから
あれは恐怖や怯えから隠してるわけじゃない、後ろめたさや後悔から隠し事してると思うんだけど?
401 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 20:12:54.78 ID:GNDMJuQH0

あすみ「……ねえ、アンタはさ。美国が死んでたらどう思うの?」


 それから、小巻のほうにも視線を移してみる。


小巻「そんなの自業自得だわ」


 少し経ってから返事が返ってきた。

 ……わかってはいるんだ。だからこそ許せない、てこと。


あすみ「まあそうだよね。アンタの忠告も無視して美国は鹿目まどかも、その周りも皆殺しにしようとした」

あすみ「……どんな綺麗事や理想を語ってもね。それが自分の身に降りかかってきても自業自得、因果応報ってやつだ」

あすみ「せめて上手くやってくれればよかったものを。無茶がわかっても曲げようとせずにボロ出し続けて自滅したんだからしょうがない」

あすみ「あ、睨まないで? イレギュラーさん。ちょっとした仮定の話みたいなものだよ。今はこっちで手を尽くすまでだよ」

ほむら「……ええ」


 イレギュラーは仏頂面で短い返事を返す。

 ま、こいつもみんなが単なる善意で協力してくれてるわけじゃないのはわかってるだろうけど。
402 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 20:53:25.07 ID:GNDMJuQH0

小巻「でも本当にあの佐倉が協力してくれるの?」

あすみ「少なくとも私達より長い事生き残るくらいの知恵はある。この状況で何をしたらいいかくらいはわかってくれると思ってるけど――」


 ――元々巴マミのことで来たんだっけ? まあそんなの後回しにしてくれるとは思うが。


あすみ「懸念があるとしたら『容疑者と組みたくない』って意地張られることかなあー。イレギュラー、アンタはなんか進展あった?」

ほむら「……彼女も感情を優先するところはあるけど、後先考えられないほど愚かではないと思うわ。自分の不利になる事なら尚更ね」

小巻「……まあアンタらと似たようなものか」


 すると、小巻が心底呆れたようにため息をついた。

 元からなのか美国のことが発覚してからなのか、そういう奴を毛嫌いしているらしい。


あすみ「アンタも意地張るね。あのチビは元からアンタがどうこう出来るものじゃなかったよ。なるべくしてああなったんだ」

小巻「“チビ”? ……美国の事?あのデカブツを?」

あすみ「うん」


 そう言うと、二人は不思議そうにする。

 ……そりゃそうだろう。いくら外がボロボロだってあんなの私以外に見つけられない。


あすみ「私には見えちゃったからね」


 心の中の本当の姿。
403 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 21:48:04.69 ID:GNDMJuQH0


小巻「じゃあ、お先」

ほむら「ええ」


 …………話し合いが終わると、小巻が鞄を持って席を立つ。

 場所を借りていただけ。なんかもてなしてくれてもいいのに。なんの準備も必要なしに荷物だけ持てば出られる状態だった。


ほむら「貴女はまだ帰らないの?」

あすみ「いや、ちょっとね」


 ――さっきは『容疑者』と言ったが、結局犯人は誰なのか。さっきのイレギュラーの誤魔化した言い方が気になっていた。


 イレギュラーが殺ったとは思ってない。改めて考えれば、この縄張りに居る魔法少女はほとんど可能性がないように思えた。

 小巻が殺るわけないし。何か知ってそうだったキリカだって。殺して平気でいられる奴らならどっかの誰かに処分されかかってない。


あすみ「……イレギュラーさん、巴マミのことについて何か知ってるの?」

あすみ「『犯人』がいるのかいないのか。何が起きたのか」


 問いかけると、イレギュラーは冷ややかにこちらを見る。

 その視線に一瞬、悪意の切れ端のようなものを感じた気がした。


ほむら「……別に。知らないならいいんじゃないかしら」

ほむら「私もその件についてはもうあまり触れたくはない」



404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 22:02:36.96 ID:fvuMNg8gO
ほむらはあすみのせいだと考えてるのか
405 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 22:30:29.32 ID:GNDMJuQH0
――――
――――
美国邸


 ……イレギュラーのアパートを出てから久しぶりに美国の家に向かってみると、その中の一室にあいつが『居た』。

 いくつも連なる部屋の中で一つだけ雰囲気の違って見える、書斎らしい部屋だ。


あすみ「……そっか。やっぱもう死んでたか」


 既に大分時間が経っているのだろう。その肌も屍らしく、見れたものではなかった。


 大量の本が綺麗に整頓されて並んでいる中、机に置かれている一冊の本に目を移す。

 アルバムのようだった。美国織莉子が生まれる前から、細かくメッセージまで添えられている。写真はまるで普通の家族団欒のようだった。

 ……幼稚園、小学校と続いて、アルバムの中ではあの見知ったチビの姿も屈託なく笑っていた。


 大きくなるにつれて写真は減っていく。それでも例の親父が書いたらしいメッセージは日記のように書かれていた。



 ――……途中から続く空白のページまで見終えて本を閉じる。



あすみ「…………――やっぱ親父の願いなんてなかったんじゃん」

あすみ「あいつのやったことって、あいつにとってすら意味なかったんだね。アホらし」


 醜く、冷たく、ひとりぼっちで、広い家の中このままひっそりと取り残される。気づいてもらえるのはいつになるだろう。

 せめてもの情けに通報を入れてからこの家を去った。


 ……小巻も言った通り、『自業自得』だ。



―十七日目終了―


あすみ 魔力[85/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
406 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 22:55:54.72 ID:GNDMJuQH0
――――――
*おまけ*裏話
十六日目深夜 病室


キリカ「……もう2時、かー。ずっと寝てたから寝付けないや」


 小さなランプだけが照らす暗い病室の中、キリカはデジタル時計を確認して呟く。

 胸の傷のせいで寝返りも自由に打てない。目だけは冴えてしまって、寝転がっているはずなのにそうしているほど眠気は遠ざかっていく気がした。


キリカ「そんな夜は、深夜のお菓子ターイム!」

キリカ「お母さんに頼んどいたお菓子に加えて、クラスの子からも色々もらったもんね。気付いたら、今の私は結構充実していたらしい」


 ごそごそとテーブルの上のお菓子を漁っては口に運ぶ。思わず顔がゆるんだ。

 布団の上で寝ながら食べるなんて、いつもならだらしないって怒られそうだけど今は仕方ない。


 不便な生活を強いられていたら少し自分にも甘くなる。だから、普段は避けなきゃいけないはずの寝る前の甘いものも……今は仕方ないと思うことにした。


キリカ「んー。入院生活でこれだけは幸せかも」

キリカ「……それにしても、最近は治ってきた証拠かもしんないけど傷口が痒くなってきたなぁ」


 固定用のサポーターの上から軽く患部を掻いてみる。

 まだ痛みが引いたわけじゃないから、『痛痒い』という厄介な状態だった。


キリカ「少し窮屈な感じもするし、早く解放されたい。……あ、お菓子おいしい。 かゆい、うま……―― !」


 ――キリカが思わずお菓子をつまむ手を止める。

 動く影が暗闇の中からついに明るみへと姿を現す。


 視線の先には、茶色い“見てはいけないもの”が強い存在感を放ってこっちを見つめていた。


キリカ「みゃーー!!」


 …………その夜、皆の寝静まった病棟に悲鳴が響いた。
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/11(日) 23:00:47.52 ID:ST/q2s3z0
キリカ……w
かゆい、うまって、バイ○○ザードのTウィルスに感染したのかと思ったw
退院に体重計に乗ったら更なる悲劇が待っていそうw
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 23:03:30.33 ID:fvuMNg8gO
織莉子とキリカの差が酷いw
409 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 23:09:57.39 ID:GNDMJuQH0

キリカ「う、うわぁぁぁぁ!あ、あっちいけ!あっちいけ!――あっ、お菓子は渡さないぞ!」


 転げ落ちそうな勢いでベッドの上でもがく。この時だけは怪我の痛みなど感じなくなっていた。

 そんなことよりも気にするべきものが目の前にある。


 とりあえずお菓子の箱を抱えて布団の中に隠し、どうにもできないのでベッドの横のボタンを連打する。


 しかし、知っているだろうか。――ゴキブリが、怖がっている人に突撃していく習性を。

 そして大体彼らも甘いものは好物である。


キリカ「きゃぁぁぁぁぁ」


 無論、キリカはそれでもお菓子を手放す気はなかった。


*「何事ですか!」


 ナースがそこに駆けつけると、ナースは状況を察してベッドサイドからティッシュを取って素早く仕留める。手慣れたものであった。

 ……事が落ち着くと、キリカは布団を抱き寄せて、半泣きのままその場に固まる。
410 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 23:19:53.63 ID:GNDMJuQH0

キリカ「…………」

*「とりあえず、夜中に大声を出さないように。安静にしててくださいね。やっと骨がくっつきはじめたばかりなんですから」

キリカ「……はい」

*「それと、虫を寄せた原因はわかってると思うけど……」


 お菓子の山を見る。ざっくりといえば原因はそれだった。

 ……布団の上やベッドの下にまで落ちているクッキーの食べかす、それに食べかけで寝落ちて放置したコアラのマーチ。


キリカ「も、もうだらけませんから……いや、綺麗に食べます」

*「……頼みましたよ。こういうことは二度も起こさないように」


 食べかすを掃除すると、仕事を終えたナースは去っていく。彼女もまた日夜理不尽な患者たちの要求と戦う歴戦の戦士であった。

 ……戻ってきた平穏に安堵してお菓子の続きを食べはじめる。


キリカ「はぁ〜……どうなるかと思った。とりあえず食べかけの分は全部食べちゃおう」

キリカ「……疲れた、寝よう。今なら寝られる気がする……――」


キリカ「――ぴゃあぁぁぁ!?」


 ――――キリカはもう一つ“彼ら”について大事な事を忘れていた。それはあの白い悪魔と同じ。

 一匹見たら三十匹はいると思うべきだったのだ。


 結局その日キリカが寝られたのは、ナースに泣きついて部屋の隅々まで確認してもらってからであった。


――――――
――――――
411 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/11(日) 23:22:40.32 ID:GNDMJuQH0
----------------------------
ここまで
次回は14日(水)20時くらいからの予定です

そういえば小話投下してたスレhtml化依頼するの忘れてたな…もう未練なさそうならさくっと頼んできます
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/11(日) 23:29:15.09 ID:ST/q2s3z0
乙でした

食べ散らかしてたからキリカも自業自得か
食べかけのお菓子の袋の中から出てきたらもっと大騒ぎになってただろうなぁ……
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 23:40:42.12 ID:fvuMNg8gO

Gと同じ扱いのキュウベェに草w
414 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/14(水) 21:42:52.31 ID:wOojHc5x0
―――
町外れ 午前


 見滝原と風見野をどちらも見渡せる場所に陣取って二回目の朝食を食べ始める。

 鉄塔の上で朝食を摂りながら、杏子は遠くに街を眺めていた。


 その傍に一匹の獣が現れる。杏子は気配でそれを察知すると、振り向かずに言葉を投げる。


杏子「……キュゥべえ、なんか新しいことでもわかったか?」

QB「まだ調査している最中だよ。でもあれから一つだけ動きはあった。織莉子が死んだんだ」

杏子「は…………? これじゃ結局振り出しじゃないか」 


 杏子は落胆したように頭を抱える。

 その様子に獣は長い耳を揺らして首をかしげた。


QB「杏子は織莉子がマミを殺したと疑っているのかい?」

杏子「…………もしそうだったらあたしの手で決着をつけたかった、それだけだ」



杏子(――あいつ自身どこで誰に恨まれてるかわかったもんじゃないし、争って殺される可能性は十分あった)

杏子(けど、マミを殺したのもあいつなのか? それとも、あいつもマミと同じ奴に殺られたのか?)
415 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/14(水) 21:56:36.14 ID:wOojHc5x0

杏子(――いや、マミの事だけじゃない。何か意味があるなら目的はなんだったんだ?)

杏子(新人増やして、人襲って暴れて何になる。何かあるとしたら…………何か――)



QB「――――……僕か他の魔法少女に“何か”を隠そうとしている?」

QB「織莉子が隠して得をするもの――か」



 ……鉄塔の上、キュゥべえが去った事も気配で察知すると杏子は更に考えていた。

 そして、考えてもわからなかったので更に手元の食料を食い尽くすことに専念していった。


 どちらも現時点で断定はできなかった。


QB「……一度関係者を洗い出してみたほうがよさそうかな」


 小さな姿は街の中に溶けていく。断定はできないから、可能性を巡るほかなかった。


―――
416 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/14(水) 22:46:02.71 ID:wOojHc5x0
―――
武者の魔女結界


あすみ「――……大分蹴散らして進んできたけど、無駄に使い魔の多い結界ねー」


 立派な日本庭園風の結界の奥、使い魔とは明らかに姿の違う甲冑を目の前に捉える。

 ……先程まで鬱陶しく纏わりついてきた使い魔たちはまだ残っている。魔女に向かう前に周りの様子を窺う。


あすみ「……あれ? 邪魔してこないの?」

あすみ「ま、こいつ一匹だけ攻撃できるなら楽か」



あすみ 魔力[85/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


敵:魔女Swort

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
5死神の鎌(魔力-60) :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/03/14(水) 23:41:27.60 ID:NbzlXoM10
2
418 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/15(木) 00:01:02.38 ID:ySaLGEEp0
---------------------------
ここまで
次回は16日(金)20時くらいからの予定です
419 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/16(金) 20:10:59.06 ID:S0rmP3c00

 馬鹿正直に正面から近づいてやる必要もない。

 その場でフレイルを一振りすると、鉄球は鎖から離れて真っ直ぐに飛んでいく。


あすみ「それっ」


 衝撃を受け止めて魔女は大きく後退し、一瞬骨組が崩れるようにぐらつきを見せる。中身は見えない。すぐに甲冑の隙間から淀んだモヤを立てて元の形を保った。

 両腕は開き、その手に持っている刀は横に向けられたままだ。


 私は軽くなった棒をくるくると回転させながら構える。次の瞬間にも踏み込む準備と踏み込まずに追撃を仕掛ける準備、どちらも出来ている。



あすみ 魔力[75/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[34/100]
・落書き[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


敵:魔女Swort

1モーニングスター【現在:スタッフ】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
5死神の鎌(魔力-60) :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/16(金) 20:46:50.16 ID:mUp+Ylob0
3で動けなくしたら1aで殴る殴る殴る!
421 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/16(金) 21:21:00.88 ID:S0rmP3c00

 突きつけた柄の先から鎖を伸ばして絡ませると、それを放って武器を持ち替える。

 魔女を四方から鎖で縛って、フレイルを振りかぶった。


あすみ(動けなくすればこっちのもの――――!)


 魔女は甲冑をガタガタと鳴らしている。

 やがて胸当てに凹みが出来ると、ついに籠手だけが、中から魔力のモヤを伸ばしたまま身体から外れる。


 少しだけ距離を取る。

 ……ついに身体を見捨てやがった。でもそれって、本末転倒かも。



 下1レスコンマ判定 戦況
0~99

+一桁0,ゾロクリティカル
+補正 自[格闘Lv7]*3
+補正 相(手だけ)[格闘Lv3]*-3
+補正 相[呪いの影響]+15
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/16(金) 21:23:15.55 ID:SyuwTb/I0
ほい
423 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/16(金) 21:55:11.11 ID:S0rmP3c00


 所詮振るえないし、動きも限られる。


 身体と独立して動く刀を鉄球の威力と重みを乗せて制すると、今度こそ甲冑に中をぶち破る。

 魔女はボロボロに崩れ去り、モヤも抜けていく。


あすみ「ふぅー、危ないところだった(笑)、なんてね。昼飯どうしよっかなぁ……一旦帰るか」


 ――街の中に戻ると、帰りの方向に歩いていく。

 残ってたご飯をなんとかしにいこう。適当なものが家にあるはずだ。



あすみ 魔力[89/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[0/100]
・落書き[100/100]
・武者[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
424 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/16(金) 22:12:15.54 ID:S0rmP3c00


 家で昼を済ませて携帯をチェックしていると、イレギュラーから連絡が入っていた。

 昨日頼んだ話し合いの件で、この後取り巻き二人と都合がついたらしい。


 ……後は私達の都合か。まぁ私はいつでもオッケーだけど。ていうかやるなら早いほうが不安が消えて助かる。

 そう送って再び家を出る準備をはじめる。

 気がかりがあるとするなら、ゆまのことだけだった。でも、いつにしてもそれは同じ。


あすみ(……これもゆまとの生活のためだ)



1ほむらに何か追加で連絡(自由安価)
2家を出る前に準備(自由安価)
3出発

 下2レス
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 22:14:45.28 ID:ah7PwIbi0
安価下
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/16(金) 22:15:04.53 ID:SyuwTb/I0
1小巻と杏子はその場に呼ばないのかと連絡
427 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/16(金) 22:35:34.70 ID:S0rmP3c00

 ……小巻はいつも忙しいアピールしてたがどうだろうか。

 佐倉杏子にも出来れば声をかけてくるとは言ってたが、その二人に関しては『呼べるなら呼ぶ』らしい。でもあいつはどこにいるかも不明。


あすみ(全員の都合が合う時を待っていたらいつになるかわからないな)



 いつも通り必要最低限のものだけ持って家から出ていくことにした。



―――
428 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/17(土) 00:09:16.61 ID:ZbWqxhTd0
―――


 終業のチャイムの後、小巻は校舎の前を歩く。

 携帯を片手に開いてそこに視線を移す。


「お姉ちゃん、今日は一緒に帰れる?」


小巻「……いや、悪いけど今日もちょっと出かけてくるから。途中までね」

「また『魔女狩り』? やっぱり私もついていかせてよ!」

小巻「馬鹿、つれてくわけないでしょ危ないんだから」

「…………」




QB「……織莉子の関係者といっても、この学校の中でも思い入れがありそうな人物はせいぜい数人程度か」

QB「もちろん、僕としてはこれを機に話しておくのも悪くはないんだけどね――――」
429 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/17(土) 00:20:40.21 ID:ZbWqxhTd0

QB『やあ、小巻。これからどこに行くんだい? パトロールなら僕がついていこうか?』

小巻『は? 別にいらない。アンタがついてきたとこでなんにもできないでしょ。大したアドバイスしてもらった覚えないんだけど』

小巻『それよりこんなとこで話しかけんのやめてよ……周りに怪しまれたらどうすんのよ』

QB『わかったよ。僕もアドバイスできる時もさせてもらうよ』


 ……帰りの電車の中、簡潔にテレパシーの会話を終わらせると文面を見られないように手元だけで携帯を操作する。


「なにやってるの? 『魔女狩り』じゃなかったらもしかしてデートとか?」

小巻「違うわよ!」


―――
430 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/17(土) 00:21:48.49 ID:ZbWqxhTd0
----------------------
ここまで
次回は18日(日)19時くらいからの予定です
431 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/18(日) 20:13:43.40 ID:FVr+T+MH0
―――


 昨日と同じ指定の場所につくと、今回のメインとなるイレギュラーと取り巻き二人はもう揃っていた。

 場所が場所だけに、二人は未だ友達の家に遊びにきたような感覚でいる。


 ……出されたコップに口をつけて、ジュースを一口すする。私はその雰囲気から一歩離れたところにいた。


あすみ「……『インキュベーター撒いてから来る』って、あいつ。もう始めててもいいんじゃない?」

ほむら「…………」

あすみ「嫌? この雰囲気崩しにいくの」


 私にとってはうっすら寒い友達ごっこだけど、イレギュラーは案外“普通の人”なのかもしれないな。



1自由安価
2ほむらを促す
3あすみが声をかける

 下2レス
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 20:17:28.44 ID:fY+vc7uL0
3
安価下
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/03/18(日) 20:57:30.68 ID:C5kkNTkY0
3
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/18(日) 20:57:48.81 ID:chIDsBEy0
まずは世間話から入る
ただし本題には入らず小巻が来てから話す
435 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/18(日) 22:44:53.16 ID:FVr+T+MH0

あすみ「はい、注目! あすみからの大事なお話をはじめます」


 パンと手を叩くと取り巻き二人は雑談をやめる。

 イレギュラーが渋るなら強引にでもこっちで進めてしまうしかない。こちらとしては目的が達成できればいいんだから。

 ジュース片手にどうでもいいやりとりを眺めてるのは時間の無駄でしかない。


 ――――なんてことは態度には出さない。親しみやすく表情を作る。あくまで二人の事は心配してるからって体だ。


あすみ「突然ですが、私達は人間じゃありません。今からはじめる突拍子もない話に耳を傾けて聞いていて欲しいのです」

ほむら「……」

「……突然何を言い出すかと思ったら、人間じゃなかったら何? 宇宙人ですとか?」

「えーと、幽霊とかじゃないよね? 実は死んでますとか言わないでね」


 イレギュラーも引っ張ってみるが、まだだんまりだ。

 二人ともあからさまに冗談として受け取っている。……おいなんか言えよ、一人だけ痛い子と思われるのはあすみでもちょっと傷ついちゃう。


あすみ「『死んでます』は近いかもね……ほむらさんはどう思う? 人間じゃないっていうのもちょっと違うかな?」

ほむら「……いずれ化け物になるかもしれない『人間と化け物の中間』というのが近いかもしれないわね」

ほむら「今まで騙していてごめんなさい。二人は甘い言葉で奇跡を約束する者が現れても耳を貸しては駄目。……さもないと、すべてを失うことになるわ」


 二人は更に苦笑いともに首をかしげる。

 ……こいつはこいつでふわっふわの言い方だなあ。これじゃただの電波ちゃん。
436 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/18(日) 23:07:43.56 ID:FVr+T+MH0

あすみ「魔法少女っていうの、まだ聞いたことないよね? これからキュゥべえって名乗るものが現れると思う。そしたらすぐに私たちに知らせてほしいの」

あすみ「もちろん契約しないことが絶対ではあるのだけど、まずはそれだけでいい。とにかく自分で決めないでほしいのね」

あすみ「キュゥべえと契約すれば、願いを叶えるかわりに魔法少女になることができるんだ」

あすみ「多分まどかさんの場合、『どんな願いでも叶えられる』ってしつこく迫られると思う。それほど『素質』が高いからね」

あすみ「でもそれは自分も他人も、むしろ世界ごと巻き込んで滅ぶ選択だよ。魔法少女は魔女に成って現実世界に災害をもたらす……素質が高ければ高いほどにね」


 ……鹿目まどかは戸惑ったように返事を考える。

 信じたと言うべきか、信じるべきか、固まらない心の動きが広げた魔力の底から透けて見えている。


「……これがほむらちゃんとあすみちゃんがしたかった『大事なお話』?」

ほむら「今は何を言ってるかわからないかもしれないけど、いつかわかる日が来ると思うから」

ほむら「……わからないのならそれが一番いい」

「えー、あたしは? あたしは素質高くないの?」


 すると、今度は美樹さやかが声をあげた。まだネタとして受け取ってる様子。

 ……こいつ単体ならともかく、鹿目まどかに影響が出る上に願いになりそうなものがすでにあるから厄介なんだよな。


ほむら「……良くも悪くも普通。でも、そうなったらまどかや周りの人も心配する」

「なんだよそれ!まどかとの扱いの差ひどいじゃん」



1さやかに釘を刺しておく
2さやかの願いについて触れる
3自由安価

 下2レス
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 23:09:40.73 ID:ZWR71Sd50
1+2とか?
安価下
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/18(日) 23:29:16.32 ID:chIDsBEy0

追加でキュウベェが契約の際に話さない事をまどかたちの前で実践
痛覚を切ってからコップを握りつぶして怪我をする

はい、これがソウルジェム
契約の際に魂がこれになるの、つまりこの体はもうからっぽでゾンビみたいなものだからこうゆう事もできるの(バキン
痛覚を切ってあるから痛くはないよ?まぁ、戦いやすいように痛みもあまり感じないようになってるんだけどね
もちろんキュウベェは契約の際にこうなるとは一言も話さないよ?『聞かれなかったから』とか『戦いやすいようにした』とかほざくけどね
まぁ、そうやって徐々に精神的に追い詰めて魔女化させるための布石なんだけど
439 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/19(月) 00:31:20.94 ID:sDnwJPIp0

あすみ「扱いとかじゃないんだよ、まどかさんが魔女になったら世界まで滅ぶっていうのが一番最悪の事態なんだから……」

あすみ「さやかさんは本当にキュゥべえが現れたら、上条さんの腕を治すことを願いたいんじゃないの?」


 話しながらコップの中身を飲み干す。ジュースなくなっちゃった。

 話し合いの前に近くで買ってきてもらったパックのジュース。


あすみ「これがソウルジェム。魔力の源だよ」

あすみ「契約の際に魂がこれになるの。……つまりこの体はもうからっぽでゾンビみたいなものだからこうゆう事もできる」


 紙をつぶすように、音を立てて薄いガラスが破片となって手の中に残る。

 ……目を見開いて焦り始めた二人とは別に、イレギュラーはまた別のほうを心配し出した。


ほむら「……掃除しておくけど、あまり汚さないでほしいわね」

あすみ「これが一番わかりやすいかなって思って」


 コップを握りつぶした右手から血がだらだらと垂れている。イレギュラーはそれを見ても汚れを心配するだけだ。酷い話。

 ……私が一番最初に覚えた魔法。
440 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/19(月) 00:52:14.11 ID:sDnwJPIp0

「――えっ、割ったの!?」

「い、痛くないの?」

あすみ「心配してくれてありがとう、痛覚は切ってあるから痛くはないよ? 元から必死で戦ってる時には痛みもあまり感じないようになってるらしいんだけどね」

あすみ「キュゥべえはこうなるとは一言も話さないんだよ? 知った時には言い訳して、『聞かれなかったから』って、『戦いやすいようにした』って言うの」


 イレギュラーは壊れたコップの始末をしている。


ほむら「……血は落ちにくいわ。自分で後始末しておいて」

あすみ「ごめん、コップは弁償しておくよー。あと出ちゃったものはしょうがないからティッシュくれる?」




あすみ(めんどくさい。表面だけテキトーに止血したらあとは小巻に治してもらうか)

あすみ(……二人とも引き気味か)


 『普通と違うもの』に出会ってしまった反応。関わったらヤバいとすら思い始めている。

 ……しかし、そうしながらも鹿目まどかはやっぱり心配そうに懐からティッシュを差し出してきた。


 ――なんで? 関わったら本当にヤバいんだって。
441 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/19(月) 01:15:54.86 ID:sDnwJPIp0

 ヤバいものから逃げないから、わざわざ首突っ込んじゃう奴だからこんなことになるんだ。


 ……そうこうしてると玄関のチャイムが鳴って、イレギュラーが扉を開けに行く。


あすみ「インキュベーターに絡まれて大変だったね。撒いてこれた?」

小巻「ええ、もうついてきてないと思うわ。基本的なとこはもう全部話したとこ?」


 小巻は部屋に入ってくると取り巻き二人を見る。二人も控え目に初対面の挨拶をした。

 ただし、さやかのほうは少し警戒もしながら。


「その人も魔法少女とかいうの? ……みんな、“魔法少女だから”近づいたの?」


 私は勿論それは間違いじゃない。やっと気付いてくれたらしい。

 イレギュラーはまただんまりに戻っている。


小巻「……未来が見えるっていうあたしの知り合いが言うにはね、アンタたちのせいで世界が滅ぶってのよ」

小巻「それがわかったなら自覚したほうがいいわよ? 私達からすればアンタたちのほうがよっぽど怖い」

小巻「……あたしは怖いからってアンタ達を殺したくはないからこんなこと言ってるの」


 小巻の言葉に、二人はわかりやすく委縮していった。

 ――さっきのガラスが握りつぶされる光景が既に効いている。素手でも骨くらいなら握りつぶせるかな。


「なんであたしたちだけ! 大体、そんな話が本当だなんて証拠もないし、魔法少女とかいうのだって――」

「ほむらちゃんもわたし達を契約させたくないから……わたし達の友達になったの?」


 さやかは話を否定しにかかる。

 ……しかし、まどかはイレギュラーをまっすぐに見上げて、潤んだ目を向けていた。
442 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/19(月) 01:24:31.34 ID:sDnwJPIp0

 イレギュラーは言葉を失っていた。


 確かにこいつ、誰よりも鹿目まどかの契約阻止に人生をかけてたようなものだったから。

 すでにただの友情としての役割を超えている。


ほむら「…………そうかもしれないわ」

「!」


 でも、なんでそんなこと言っちゃうのかなぁ。


1もう一度念を押して解散
2自由安価

 下2レス
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 01:31:46.59 ID:OTeJKBe10
2まあ、こいつの真意は置いとくしても少なくても契約なんてするんじゃないよ
悪いのはそれを知っていて契約してくるインキュベーターなんだから
もし契約しそうな事態になっても決断しないで私たちに連絡しな
契約したら後戻りなんかできないよ
安価下
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/19(月) 01:41:02.21 ID:6TMLNkv40
見てられないのでほむらのことをバラす

あんたさぁ……そんな事言ってわざと距離をとろうとしてるの?

まどかさん、そいつはね、あんたを守るために契約して何度もこの時間を繰り返してるの
詳しい理由まであたしの口から言う気はないけど、自分と関われば魔法少女の世界に触れて契約してしまうからそんな態度とってるのよ
本当は仲良くしたくて仕方ないのに、不器用な生き方してるよね

さやかさんのことも契約させないようとしてるのも、繰り返してきた時間の中で契約して魔女化してきたのを知ってるから、その理由もね
正直に話したところで今みたいに警戒されて反発されるのがわかってたからなんでしょ?
445 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/19(月) 02:15:23.48 ID:sDnwJPIp0

「……正直さ、ほむらはちょっと変わったとこあるとは思ってたんだよね」

「転校してきた時からなんか態度おかしかったし。でもうちらのほう来て、ハブるのも可哀想じゃん。……まさかそんな話されるとは思わなかったから」


 さやかはやっぱりとばかりに言葉を続ける。

 ――あぁ、ついに醜いとこが出てきた。今まで抱いてた不信感が一気に出てきたってとこかな。


ほむら「……ごめんなさい。もう無理して付き合わなくていいから」

「無理して絡みたくないのはそっちじゃないの? あたしを悪者みたいに言わないでよ」


 コップの破片なんかよりずっと鋭い刃だ。

 それとも嘘がバレちゃったのかな? 繰り返してきた結果か、イレギュラーの中にこいつへのうんざりしたような悪意は確かにあった。


「さやかちゃん……」


 鹿目まどかはというと、どっちについたものかとオロオロとしている。どこか悲しそうだ。

 でも、ただの友情から変質して冷たくなってしまっても、こいつへの思いはまだ本物のはずなのに。


 ……これをまだ友情と呼べるのなら、薄っぺらい偽物じゃない友情は確かにここにあった。それは悔しいけど認めてやる。


 でも私は捻くれてるから、一々丸裸にして拗らせて確かめないともう何も信じられないんだ。――――ああ、悔しいことに、そんな自分にも嫌気が差す。


あすみ「ほむらさん……――アンタさ、何でそんな事言ってわざと距離をとろうとしてるの?」

あすみ「まどかさん、そいつはね、あんたを守るために契約して何度もこの時間を繰り返してるの」
446 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/19(月) 02:18:43.05 ID:sDnwJPIp0
-----------------------------
ここまで
次回は21日(水)20時くらいからの予定です
447 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/21(水) 21:57:40.40 ID:3DvM1b9+0

ほむら「――! 何でそんなこと勝手に言うのよ! そんなこと言ったら……」

あすみ「じゃあここからは自分で話してよ」


 イレギュラーは必死の形相で私の両肩を掴む。

 ……私はその手をそっと除ける。


あすみ「……魔法少女の話だって、正直に話したところで今みたいに警戒されて反発されるのだってわかってたから。だから言いたくなかったんでしょ?」

あすみ「仲良くしたい気持ちだって本物だったから」


「ほむらちゃん」


 ――それから、除けられた手を鹿目まどかがそっと掴んだ。

 頼りなさそうな声だけど、責めるようではなかった。


「わたしのことが嫌じゃなかったならいいの。……疑ってごめんね」

「わたしもほむらちゃんの口から話が聞きたいよ。どんな話でもちゃんと聞くから」


ほむら「……私は昔、あなたに助けてもらったの。でも私はあなたを何度やっても助けられなかった。それどころか、どんどん失敗を重ねていく一方」

ほむら「私はもう誰にも頼らないと決めてしまった、こんなやり方しかできないようになってしまった」

ほむら「そんな私が――ずっとあなたの傍に居たって知られたくなかった」
448 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/21(水) 22:35:26.39 ID:3DvM1b9+0

ほむら「さやかのこともそう。失敗を重ねるうちに、いつしか貴女のことを疎ましいと思ってしまったことがあるの」

ほむら「……正直、今の私はいざとなったらあなたを切り捨ててもいいと思ってしまっていた」


「……じゃあ、今の思いはどうなのさ」

「これから先のほむらはどんなほむらで居るの? まどかのことはわかったけど、やっぱ無理には居てほしくはないよ」


ほむら「まどかのことは何があっても助けたい。……それは変わらない。今のまどかは覚えてないだろうけど、『約束』したもの」

ほむら「でも、嫌な人にはなりたくない。……そうしたら、まどかの友達でいる資格がない」


 ……イレギュラーが泣き崩れる。

 いつのまにか三人の慰め合いタイムがはじまってしまっていた。


 それを遠巻きに見ながら荷物を取る。


小巻「……あいつらはどうすんの?」

あすみ「さあ、ほっといてやりましょ。あいつも言いたいことはあるだろうし」

あすみ「私には関係ないし、世界が滅ばなけりゃいいよ」


 それから、したくもない観察をするように、もう一度その光景を冷たい目で見てから去る。


あすみ(…………こいつ、『今回』が駄目だったら潰れるな)


 ――もしそうなったら、私のせいだというのだろうか?

 私が知る由もない先の世界など、それこそ私には関係ないことだ。


―――
449 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/21(水) 23:00:42.31 ID:3DvM1b9+0


あすみ「こまきち、こっち」


 ……アパートの隅のほうまで手を引いていく。さっきガラスの破片がぶっ刺さってた手だ。


小巻「……ちょっと、なにその呼び方は。うわっ、手がグロいんだけど」

あすみ「こんな可愛いあすみに向かってグロとかやめてよー。ま、アンタに治してもらおうと思って。私はさっきからちょっと魔力を使っちゃってるからさ?」

あすみ「私は治癒得意じゃないから、仲間として出来ることはやってよ」

小巻「まったく」


 そう言うと、小巻が渋々私の手に魔力を流していく。

 みるみる内出血の色が引いていく。魔法少女の中じゃ回復性能は良好、役立つ機会はありそうだ。


あすみ「お上手お上手」



1今日の話し合いについて
2自由安価

 下2レス
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/21(水) 23:06:32.30 ID:AhhnSxIk0
1+小巻に杏子のことを聞く

そういえば佐倉杏子のこと何か知ってるような口ぶりだったけど、知り合いなの?
佐倉杏子のことで何か知ってるなら教えてよ
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 23:11:51.19 ID:S7aYboxM0
452 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/22(木) 00:05:27.04 ID:BOyKdWPA0

小巻「……今日の話し合いはうまくいったと思う?」

あすみ「んー イレギュラーのことも含む『お友達』に今後なにかなければ、かな」

あすみ「ま、当面の目標はワルプルギスの夜にしてもいいんじゃない。そういえば佐倉杏子のこと何か知ってるような口ぶりだったけど、アンタなんか知り合い?」

小巻「仲良くはないわよ」

あすみ「だろうね」


 ……だって、こいつが毛嫌いしちゃってるタイプだから。


小巻「ちょっと縄張りのことで問題あっただけ。それに、他人のためにあたしの願いのことまでぐちぐち文句つけてきたのよ。人の勝手だろうに」

小巻「新人増えた時もちょっかいかけてたみたいだし、よっぽど人増えるのが嫌なのね」

あすみ「そりゃやだよ、取り分減るじゃん」

小巻「はいはい、そうなんでしょうね! おかげで関わる必要のなかった友達と妹にまでバレてこっちは最悪な思いよ」

小巻「ホント、こんな最悪な『魔法少女』なんかもうやめたい気分だわ。でも、自分がやるって言ったことだから」

あすみ「…………」


 治療が済むと、小巻はさっさと私の手を放す。

 解散でいい? とぶっきらぼうに聞く小巻に返事を返して、やっと別れる。


あすみ「……友達と妹、ねえ」


―――
453 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/22(木) 00:11:05.37 ID:BOyKdWPA0
-----------------------
>>452 【訂正】
誤 小巻「ちょっと縄張りのことで問題あっただけ。それに、他人のためにあたしの願いのことまでぐちぐち文句つけてきたのよ。人の勝手だろうに」
正 小巻「ちょっと縄張りのことで問題あっただけ。それに、他人のために願ったのがどうって、あたしの願いのことまでぐちぐち文句つけてきたのよ。人の勝手だろうに」
454 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/22(木) 00:20:11.23 ID:BOyKdWPA0
―――
夜 繁華街


ほむら「……やっと見つけた。貴女、いつもこんなところで遊んでいるの?」


 騒音の中に埋もれないように、ほむらは声を張る。

 昨日から探して、その姿があったのはほむらからすれば縁遠い場所、繁華街のゲームセンターのダンスゲームの台の上だった。

 今もそこでステップを踏んでいる。


杏子「アンタから来るとは珍しいな。てっきり避けられてるものかと思ってたんだけどな」

杏子「進展でもあったか? ……結局どうだったかわからないが、キュゥべえも怪しいっつってた“織莉子”ってのも死んじまったしよ」

ほむら「そいつを殺したのは私」

杏子「……へえ、マジか。やっぱなんか企んでたんだろ?」

ほむら「ええ。まさかとは思ったのだけどね。襲ってきたから仕方なくよ」
455 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/22(木) 00:35:23.79 ID:BOyKdWPA0

 ポップな音楽と、靴の音だけがほむらの目の前で鳴っている。

 ――ほむらにも杏子の求めていることはわかる。


ほむら「……事情は後で話すわ。でも、私は一応貴女が知りたいことは知っている」

杏子「…………」

ほむら「犯人が見つかったら、貴女は“その人を恨むのかしら”?」

杏子「……どういう事だよ。そいつがあたしに目を付けられたら困ることでもあんのか?」

ほむら「私は困るわ。でも一番困るのは――…… っ!」


 音楽が止まる。

 それと同時に、杏子が怒りの形相で振り返り、ほむらのほうに踏み出した。


杏子「……そんで、アンタは何企んでやがる? あたしが最初に怪しいと思ってたのはアンタなんだよ」


 ……持ち上げられた細身の身体が足先から浮かび上がる。

 杏子はほむらの胸ぐらを掴みあげていた。


ほむら「……それを今から教えようとしているの。放してくれないかしら」

ほむら「私は貴女に何かあったら困る。貴女には私達と組んでほしいから」

杏子「なんだと?」


ほむら「巴マミのことはそんなに簡単な話でもないの。間接的な原因がいくつか絡み合っている、とだけ伝えておくわ」


――――
――――


―十八日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[0/100]
・落書き[49/100]
・武者[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
456 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/22(木) 00:35:53.63 ID:BOyKdWPA0
------------------------
ここまで
次回は24日(土)18時くらいからの予定です
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 00:40:16.98 ID:DfzzjxnI0
乙でした

小巻の妹の小糸のセリフからしてやっぱり魔法少女バレしてたか
しかし『こまきち』って何だか芸者みたいなあだ名だなw

ほむらはマミの死にあすみが関わってると予測はついてるみたいですね
まぁ、あすみ本人は関与してないんだが呪いがオートで仕事しちゃったからなぁ…
458 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 18:32:08.52 ID:4P/2NBLz0
午前 ゆまの家


ゆま「いってきます!」

あすみ「うん、いってらっしゃい」



 ――……ゆまを送り出してリビングのソファに腰掛けると、これからの予定を頭に描きはじめる。

 携帯を手に取ってメールをチェックする。ここ最近ではそれが日課になっていた。


 ……ついに『美国の死体が見つかった』ことが学校でも連絡されたらしい。

 私にとってはやはり今更なのだが、わざわざメールにしたことを考えると、あまり口にはしたくなかったのだろうか。


 そして、もう一つはイレギュラーから。佐倉杏子を仲間にできたらしい。


あすみ(……今度会ったら挨拶しとくかね)

あすみ(戦力については一応これで整った――かな。あとはインキュベーターの動向と、それに対する取り巻き共の反応をチェックしないと)


 暫くは忙しくなるが、もう少しの辛抱だ。

 あいつらが『契約しない』目処さえ立てば、もっとゆまともいられるようになる。



・午前の予定
1街に出る
2風見野まで遠征
3メールに返信(自由安価)
4自由安価

 下2レス
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 18:47:02.30 ID:/MwXgdJhO
安価↓
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/03/24(土) 19:02:08.79 ID:f03ffo4R0
4、気分治しにに映画でも見に行く、
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/24(土) 19:06:01.86 ID:Z4Q7mF2p0
キリカにマミの事を吐かせに行く
読心もかけてカマをかけるような感じで
462 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 19:30:32.29 ID:4P/2NBLz0


 ――それから軽く準備をして、今日も街へと出て行った。

 背の高いビル郡と人混みの喧騒に紛れて歩き出す。


 目的地は特にない。最初の頃は行く先々の景色が目新しかったが、そろそろ慣れてきた。

 しかし、ごみごみとした景色をよく見れば、その中の情報の細部はいつのまにか日々変わっている。


 大きな映画館の前にはポスターが貼ってある。

 今度ゆまとこういうところに出かけたら喜んでくれるだろうか。……でも、どんなのが好きだろう。



下1レスコンマ判定
21~40 魔女
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/24(土) 19:34:01.97 ID:Z4Q7mF2p0
464 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 20:01:45.78 ID:4P/2NBLz0

あすみ(……あ、これゆまがハマってるアニメのやつだ。チラシ持ってっとこうかな――――)


「……そういうのが好みなのか?」


 ……手を伸ばそうとしたところで声をかけられた。

 横を見てみると、コーラにポップコーンを抱えた佐倉杏子がこっちを見ている。


 慌てて手を引っ込める。


あすみ「……ッ違う!これは――妹が好きかと思っただけ」

杏子「じゃあエンリョせず取れば? 何持ってったって自由だぞ」


 咄嗟にゆまのことを『妹』と言ってしまったが……――こいつ、信じてないな。

 チラシを一枚取り直してその内容のほうに目を映す。


あすみ「アンタこそ映画なんて見んの?」

杏子「いや? あたしは朝飯食いに来ただけ」

杏子「……鹿目まどかの話、ほむらから聞いたぞ。あと『ワルプルギス』のことも」

あすみ「協力してくれるんでしょ?」

杏子「ああ。一応はな」


 ……その言い方から察するに、こいつからすれば本意じゃなさそうだ。

 利害が合う間だけの協力関係ってとこ。


あすみ(……『容疑者とつるみたくない』は半分正解か)
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/24(土) 20:14:32.59 ID:Z4Q7mF2p0
杏子、朝飯食いに来たのが映画館??
466 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 20:29:42.64 ID:4P/2NBLz0

あすみ「じゃあさ、どうせあんたも毎日暇してんでしょ。私もこの時間は暇なの、どうせならなんかオススメ紹介してよ」

杏子「はあ? なんでお前と時間つぶさにゃならねーんだよ」

あすみ「折角そんなスペシャルなセット持っちゃってるのに観ないとか損だろ。ていうか朝飯が映画館ってのもどうなの」

杏子「今が朝なんだから朝飯でいいだろ。立ち寄った先で目に入ったもんを適当に買ってってるだけだよ」


 少し話題を逸らすために無理やりひっぱっていく。

 挨拶したことにするなら無言でいられる映画はアリっちゃアリだ。




 …………結局どっちも最近の映画事情なんて知らなかったから、適当なところに入って時間を潰すことにした。

 私も正直よくわからなかったが、杏子は途中で寝ているのが見えた。
467 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 20:52:12.96 ID:4P/2NBLz0


あすみ「いやー、つまんなかったね!」

杏子「お前、無理矢理引っ張りまわしてそれかよ」

あすみ「あ、この後またまどかたちにも会いに行くから。アンタにもちょっと来てもらうからね」


 ほどよく時間を潰すことはできた。

 寝やすい環境に整備された映画館が雨風と寒さ暑さをしのぐのに使えるのは確かだ。


 これだったら子供向けのアニメ映画でも見といたほうがよかったかも。――決してそういうのが好みなわけじゃないけど。


 ゆまと一緒に行く時には期待かな。


杏子「……まあ、こっちも『世界を滅ぼす』とかいう奴の顔くらい拝んでおきたいとは思ってたとこだ」

杏子「でもあんまべたべたする気はないぞ」

あすみ「だろーね。まあ必要な時に対処できればいいよ」



1ワルプルギスについて
2さっきの映画の内容について
3自由安価

 下2レス
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 21:02:12.13 ID:WtLyhUBSO
昼飯食べてからキリカに会いに行く
昼飯は杏子に選ばせる
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/24(土) 21:03:45.90 ID:Z4Q7mF2p0
安価↑+2
470 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 21:46:46.68 ID:4P/2NBLz0


 すると、杏子は早速どこかに行こうとする。


あすみ「どこ行くの?」

杏子「その前に昼飯」

あすみ「……奔放だなあ、お外で食うと高くつくよー?」

杏子「別にいいだろ。なんならおごってやるよ、アンタの分も」

あすみ「マジで? やったー、タダ飯最高」

杏子「その代わりあたしの好きなもんな」


 ぴょこんと杏子についていく。

 ……案外金は持ってるらしい。やっぱロクな手に入れ方はしてないと思うけど。


 ――そう思ってると、ふらっとコンビニに立ち寄って、私を横に立たせたかと思うと杏子は素知らぬ顔でATMを一発叩いて中をこじ開けはじめた。


杏子「よし、行くぞ」

あすみ「……あすみはなにもみてなーい」



 …………札束をポケットに突っこんで出て行く。

 想像通りすぎて笑いもでない。



・映画ってどんなのだった?
※上の描写から子供向けアニメと、年齢制限(エログロ)ありそうな内容はNG

 下2レス
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 21:55:59.77 ID:dU8dhC8i0
アンパンマンのアニメ映画、バイキンマンが氷の国の王女をさらって王女を洗脳して氷の国の魔法で世界中を吹雪をして起こした
アンパンマンは太陽の国の王子様と一諸にバイキンマンを倒し、氷の国の王女様の洗脳は太陽の王子様のキス出正気に戻り
2人は結ばれてめでたし、めでたし、で終わる
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 21:56:21.52 ID:WtLyhUBSO
愛と感動のドラマ、君たち名もなくまずしく美しいエリマキトカゲっこだね

山でヘルパーやってた青年が都会に出て政治家になって、最後に世の中金だ!って叫ぶのなかなか良かったね、意味不明でさ
ところでタイトルのエリマキトカゲが出て来なかったけど何の意味あったんだろ?
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:00:43.81 ID:pR9Pnn5e0
杏子のATM強盗ってこんなやり方だったのか
魔法で誤作動起こしてやってるイメージだったんだが随分荒っぽいな
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:05:45.95 ID:WtLyhUBSO
魔法は使ってるだろうから足はつかないとは思うけど……
小巻やさやかがみたら怒り狂いそう
475 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 22:17:21.78 ID:4P/2NBLz0


あすみ「――てかさ、やっぱ愛と感動のドラマなんて流行んないと思わない?」

あすみ「でも最後に『世の中金だ!』って叫ぶのなかなか良かったね、意味不明でさ」

杏子「あー、あたしそこまで見てない」


 結局、大金持ってどこへいくのやらと思ったら、安い牛丼屋で食べている。

 いくらでも金があるならお高い店にでも連れてってくれればよかったのに。――イタい成金みたいなことしてもつまんないか。


 ……しかしこいつ、映画中ほとんど寝てたもんな。


あすみ「じゃあどこまで見てたっていうのよ?」

杏子「なんか山でヘルパーやってたとこ」

あすみ「それくっそ序盤。その後あいつ、都会に出て成功して政治家になるから」

杏子「マジか。じゃあエリマキトカゲは?」

あすみ「さあ。出て来なかったけど何の意味あったんだろ?」


 飯を食いながらさっきの映画の話をしてみる。


 愛と感動のドラマ、『君たち名もなくまずしく美しいエリマキトカゲっこ』。

 ガラガラだったのは時間のせいだけじゃない。絶対不人気だ。
476 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 22:35:18.51 ID:4P/2NBLz0

あすみ「しかし――――……ね」

杏子「なんだよ」

あすみ「さっきみたいの、イレギュラーの取り巻き共やこまきちには絶対見せちゃダメよ? メンドイことなるから」

杏子「……どーかね。見せる機会がなければだな。うっかり金欠になったりとか」

あすみ「アンタにとってなんでもないことなら無駄に煽んなよ。犯罪自慢も流行らないよ」

杏子「…………」


 杏子はもくもくと食べている。こいつ、言葉に詰まって不機嫌になると途端に食べるスピードが増すからわかりやすい。

 気分害しちゃった?


 取り巻き共に反感持たれたら都合悪いのはわかるだろうけど、小巻相手にはやってもおかしくないから油断できない。


あすみ「別に私はどっちにつく気もないから。私は私が得になるならそれでいいや」

あすみ「アンタもそういう人間でしょ?」


 ……今の私が望むのはゆまとの平穏無事な生活だけ。そのためにイレギュラーにも手を貸している。

 こいつはそういうのないんだろうか。だったらちょっと、ささくれてんのもわかる気がした。
477 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/24(土) 23:09:35.48 ID:4P/2NBLz0


 イレギュラーによると、放課後はみんなあの男のお見舞いにいくらしい。

 昼飯を済ませて一足先に病院に向かうと、私達はキリカの病室に寄っていた。


杏子「久しぶりだけど、結構元気そうじゃんか。こんなにお菓子まで溜め込んでさ。一つとっていいか?」

キリカ「え……、私見舞われる側なのに取ってかれるの? それよりそれ何? 見たことないやつ!」

杏子「……一口食うかい? けどやらないぞ、一個しかなかったんだから」

キリカ「食べる……けど、一口に釣り合うとしたら袋の中の一個だけだと思うけど? こっちは生菓子なんてほとんど食べられないんだよ」


 互いに羨ましそうにしてお菓子を取り合っている。……呆れた光景だ。

 結構元気になってきた――のか? ベッドの上でなら少し身体を起こせるようになっているようだ。


キリカ「……食べるのはいいけど散らかさないでね。虫が沸くから」

あすみ「アンタに言われたくはないと思うけど」



1いつのまに知り合ってたの?
2そろそろイレギュラーたちが来る時間だ
3ほむらか小巻にメール(安価内容)
4自由安価

 下2レス
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 23:28:37.69 ID:m7louQgn0
1
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 23:29:04.63 ID:WtLyhUBSO
1+安価461
杏子に知られたくなかったら明日にして別の話題で

何かこいつら仲良いな……いつのまに知り合ったのかね
この猫の飼い主は私なんだけど(イラッ)
甘い物繋がりかな?仲良いなら退院したら戦い方教えもらったら?
あ、これ私から。コンビニで売ってた新作スイーツ
480 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 00:04:07.89 ID:sdkljaz+0

 ……そう言うと、キリカは何も言えなくなったように口をつぐむ。


あすみ「まあまあいいじゃない、アンタもこれだけ持ってるんだから。はい、これ私から。コンビニで売ってた新作スイーツ」

杏子「おい、そんなの聞いてないぞ」

あすみ「選んだのは私。まさかアンタに買ってやるわけないでしょ」


 杏子の持ってたレジ袋から勝手に取り出す。

 むしろこれだけ持ってて一つも見舞い品にする気がなかったのがドン引きだ。


杏子「金払ったのはあたしなんだけどな」

あすみ「……でもアンタの金じゃないじゃん?」


 ……このあたりは深く突っ込むとまた面倒なことになりそうだからやめておこうか。

 何があったのか、折角こいつらは仲良さげにしてるんだし――――


 やっぱり甘い物繋がりか?
481 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 00:19:30.26 ID:sdkljaz+0

あすみ「ていうか、アンタらはいつのまに知り合ってたの? 仲良いなら退院したら戦い方教えもらったら?」


 二人が顔を見合わせる。まるで今まで考えもしなかったように。


杏子「……アンタはどうだよ」

キリカ「……見てくれるなら。でもいいの? 私のこと魔法少女って知っちゃったのに」

杏子「そんなの今更だ」


 でもちょっと、私からしたらこの空気つまんない。


あすみ「イレギュラーたち学校出たってさ。そろそろ行くよ」

杏子「じゃ、アンタもさっさと退院しろよ。アンタも魔法少女だろ? 病院の飯はクソまずいからな」

キリカ「別に“くそまずい”ってほどじゃないよ」


 病室を出て階を下りていく。 …………別に友達とられたって嫉妬してるわけじゃない。

482 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 00:20:40.20 ID:sdkljaz+0
---------------------------
ここまで
次回は25日(日)18時くらいからの予定です
483 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 19:46:41.60 ID:sdkljaz+0


杏子「――本当は『魔法少女』として付き合う気はなかったんだけどな」

あすみ「ねえ? 仲良くするのはいいけどさ。 あいつには“アンタの生き方”見せられんの?」

杏子「…………さあ、どーかね」


 杏子は軽くぼやくように言った。

 ……私だって全部見せようとは思ってない。でも別に好かれるために隠してるわけじゃない。それはあいつに限ったことでもなかった。


杏子「しかっし……これからわざわざみんなでお見舞いに来るんだっけ? 随分心配されてんだなー、相手の奴」

あすみ「あー、そうねー。私は関わりたくないから気になるなら後で勝手に行ってよ」

杏子「別に、たださやかって奴に契約されたら困るってだけの話だろ」


 エントランスを進んで、更に入口のほうへと来た道をたどっていくと、イレギュラーと取り巻きたちの姿があった。


あすみ「ほら、そこ」


 いつもどおり素質のないお嬢様も一緒だ。

 あっちでの話に夢中なのか、イレギュラーもまだこっちに気づいてないようだった。


杏子「…………後で顔合わせに行ってみるよ」
484 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 20:12:07.68 ID:sdkljaz+0

 その時にあの男の調子も教えてもらえばいい。奴が元気にさえしてればさやかも満足するだろ。

 ひとまずあいつらのお見舞いが終わるまで見守って、それから声をかけようとする。


 ――――しかし、その前に後ろから声がした。


QB「やあ、あすみに杏子。こんなところにみんな揃ってどうしたんだい?」

QB「誰かのお見舞いかな」

あすみ「……この病院には入院してる魔法少女がいるでしょう?」

あすみ「ここに私たちが居るのはそんなにおかしいことじゃないんじゃないかな?」


 ……ついに来た。それでもまずは何も気にしてないふりを貫く。


 気づいてるのか、気づいてないのか、この会話だけじゃわからないから余計なことは言えない。

 しかし、“みんな”と言ったのがイレギュラーにまで気づいたのなら気付いているはずだ。――規格外の素質を持つ存在にも。



1ごまかす
2別の場所に誘導
3単刀直入に聞く
4自由安価

 下2レス
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 20:12:52.34 ID:bP2gAQj30
3
安価下
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/25(日) 20:28:36.39 ID:pzDMC4ia0
2してから3
487 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 20:52:23.91 ID:sdkljaz+0

あすみ「飲み物でも買いに行こうかな。ちょっと私にもそれちょうだい」

杏子「……はいよ」


 椅子から立ち上がると、フロア隅の自販機のほうへと歩いていく。

 杏子の持ってたレジ袋の残りからカップ入りのお菓子をもらってつまみはじめた。


杏子「あれから“調査”は進んだか?」

QB「一応、まだ進めている途中だよ。でも、あれから一つ進展はあった」

あすみ「……はっきり言ったら? 見つけたんでしょう?」

QB「何のことかな?」

杏子「織莉子が隠したかったものの答え……だ」


 ――赤い瞳の視線が交わる。

 片方はガラス玉のように無感情で、もう片方は鋭さを湛えている。


QB「……その様子なら君も『気づけた』ようだね」

QB「もしくは、教えてもらったのかな」



1これから狙うの?
2GS回収
3自由安価

 下2レス
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 20:55:47.25 ID:bP2gAQj30
1+2 
安価下
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/25(日) 21:10:19.27 ID:pzDMC4ia0

追加でいつ、どうやって気付いたのか問いただす
でもまどかとさやかの名前はあえて出さない

ふーん、あんたもやっと気付いたんだ。でも遅すぎない?
あんたこそ誰かに教えてもらったの?それとも情報を纏めて答えを導き出したの?
その割にはウシ乳AV女に手玉に取られて気付くのが遅れるとかダサすぎー
490 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 21:37:11.05 ID:sdkljaz+0

 思わずくすくすと笑いながらインキュベーターの耳毛を掴んで、こっちを向かせる。

 ――事態は面白くもなんともないが、これだけは笑えるほど面白かった。


あすみ「うふっ…………そうだよ? 私はずーっと知ってたの。これでもあいつの元仲間だからね」

あすみ「あんたもやっと気付いたんだ……でも遅すぎない? まんまとウシ乳AV女に手玉に取られてたとかダサすぎー」

QB「まさかそこまで影響力のある存在が居るとは思わなかったからね。『あり得ない可能性』はまずは考えないようにするものだよ。でも現実にあり得てしまった」

QB「織莉子の関係者の中に答えがないとなれば、織莉子自身が行動を起こした“この場所”しかない」


 じゃあ結局、美国自身が教えたようなものじゃん。

 あの時は目を逸らせたとか言ってやがったけど――――


あすみ「……ほら、アンタも餌」


 濁りを溜めたグリーフシードを、人差し指で小さい口に押し込む。


QB「じゃあ、ちゃんと報告は済んだからね。僕は行くよ」

あすみ「今から狙いに行くの?」

QB「まさか。僕もちゃんと空気くらいは読むよ。……契約は一期一会、機を逃せば上手く運ばなくなるから油断は出来ないんだ」

あすみ「…………」
491 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 21:54:25.50 ID:sdkljaz+0

 ――こんなの不測の事態でもなんでもない。

 ずっと予期していたことだ。“こっちのやり方”を選んだ時点で避けられなかった。

 だから、この時のための手は打ったはずなんだ。


杏子「……一つ聞きたいんだが、お前、“仲間”だったのか?」

あすみ「元だよ。一緒にしないで。先にアイツから聞いてただけ」

あすみ「…………そろそろ行くよ」

杏子「ああ」


 自販機横から戻って、イレギュラーたちのほうに合流する。

 すると私達の気も知らずに取り巻きたちが呑気に手を振ってきた。


 ……それから習い事にでも行ったお嬢様を抜いて、エントランスの椅子で話し込みはじめる。
492 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 22:10:12.08 ID:sdkljaz+0

「えっと……そっちの人も『魔法少女』?」

杏子「佐倉杏子だ。今日はちょっと顔見世に来た」


 杏子がガサガサと残り少ないレジ袋の中身を漁る。

 ……しかしどこか気まずげにしている取り巻きたちの様子を見てか、その手は止まる。


「……あたしたち、そんなに厳重に監視されてるわけ?」

ほむら「それだけじゃないわ。私が一緒に戦ってくれる約束を頼んだの」

ほむら「もちろん、契約はしてほしくないのは昨日言った通りよ」

あすみ「あー、でもね、インキュベーターにはもう『見つかってる』から」

ほむら「え……」

あすみ「この時が来ないと思っていたわけじゃないでしょう? それを防ぎ続けるのは出来ることじゃないって言ったよね」

ほむら「……そうね。むしろここまで存在すら見つからなかったのを奇跡と思うべきだわ」


 ……イレギュラーはそう言うが、それは奇跡なのか?

 実際には奇跡でも何でもない。いくらかの候補者たちを犠牲にした、ウシ乳AV女の策略だ。



1杏子を交えて再度作戦会議を提案
2小巻にメール
3自由安価

 下2レス
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 22:11:31.85 ID:bP2gAQj30
1
安価下
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/25(日) 22:23:20.94 ID:pzDMC4ia0
1+2
あとほむらに存在が見つからなかったのは織莉子の策略だったからと話す
ついでにさやかに杏子は一応命の恩人だとも話す

あのねぇ、今までバレなかったのはウシ乳AV女の策略の結果で奇跡でもなんでもないよ?
素質ありの新人の情報をキュウベェに教えて営業に奔走させて、自分はその隙に世界を滅ぼす魔女の素体を見つけて始末する気だったの
そのうえ答えを割り出されてたんだから結構ギリギリだったんだよ?

あ、そうそう。さやかも危なかったんだよ?
この間の病院の騒ぎもあんたの命を狙ってあんな騒ぎになったんだよ
あの時杏子がいなかったら命落としてたと思うよ?
一応命の恩人なんだから今度お菓子でも食べさせたら喜ぶと思うよ?
495 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 22:51:28.36 ID:sdkljaz+0

 ……これだけは言わせてもらおうか。


あすみ「あのねぇ、今までバレなかったのは美国の策略の結果で奇跡でもなんでもないよ?」

あすみ「素質ありの新人の情報をインキュベーターに教えて営業に奔走させて、自分はその隙に世界を滅ぼす魔女の素体を見つけて始末する気だったの」

あすみ「そのうえ答えは結構すぐに割り出されてたんだから、結構ギリギリだったんだよ?」


 こいつもこう見えて頭の中がお花畑というかなんというか……都合の良いことしか見えていないらしい。

 この期に及んでまだ『奇跡』なんてものを信じてるなんて。


あすみ「……それに、さやかさんも危なかったんだよ。この間の病院の騒ぎもあなたの命を狙ってあんな騒ぎになったの」

あすみ「あの時杏子おねーちゃんがいなかったら命落としてたと思うなあ」

さやか「〜〜もうわかったわよ、あの時のもただの不審者じゃなかったってのは」


 ……レジ袋の中で手に掴んだ菓子を、結局杏子は誰にもあげることなく自分で食べていた。


あすみ「今度お菓子でも食べさせたら喜ぶかも!」

杏子「……べっつに、そこらの一般人に恩着せる気はねえよ」


 食い散らかしてる横で携帯を弄って、小巻にもメールする。


あすみ「仲間も増えたことだし、もっかい作戦会議しよっか?」

ほむら「ええ、そうね」
496 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 23:02:38.58 ID:sdkljaz+0

 素直に返事を返してくれたかと思うと、イレギュラーはいつになく殊勝なことを言う。


ほむら「……ありがとう」

あすみ『ばっかじゃないの、死亡フラグ立てんな。そういうのは全部終わってから言えよ』



 ……なんか照れ臭かったから、口悪くテレパシーでだけ返しといた。

 こんなこと言っといて失敗したらたまんない。



杏子「で、お見舞い行ってた奴の怪我だかの具合とやらはどうなんだ?」

ほむら「怪我は相変わらず。でも……」

「……勧めた趣味はやってくれてるみたいだよ。元々手先が器用だから、何やってもそこそこにはやれちゃうみたい」


 イレギュラーの代わりに、続きをさやかが答える。


あすみ「それなら今更手のことは思い出させないほうがいいね」

「そうだよね……」


 折角前を向いてくれているのだから。

 そう思ってはいながらも、少し納得がいってなさそうなのは隠れてはいない。


あすみ(……そうなんだよ)


 煮え切らない態度にイラついてくる。

 ――……そうしてると、病院の正面から遅れて小巻がやってきた。
497 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/25(日) 23:28:20.90 ID:sdkljaz+0

あすみ「……お、やっと来てくれたんだ」

杏子「…………」


 一斉にそっちに視線が向かう。

 すると小巻は、私たちの目の前に来るなりどこか困ったような顔をしてこう言った。


小巻「――……妹に接触された」


あすみ「……ええ?」

小巻「もちろん言っといたわよ、『絶対に魔法少女になんかなるな』って。あの時みたいに……――」

小巻「あいつがこっちの世界に触れちゃった時から言って聞かせてきた」


 ……そう言いつつ落ち着かない様子なのは、“あの時”――――美国のことがあったからか。

 しかしたったさっきインキュベーターがこっちに来て、これは偶然だろうか。


小巻「関わって欲しくなかったのよ、『魔法少女』なんか嫌いだから! 身内まで嫌いになりたくないし」

小巻「…………本当、あいつにだけは素質なんかなきゃよかったのに」


 小巻が捲し立てた後、ぽつりと杏子が言う。


杏子「素質があったからって嫌いにはならないだろ。信じてやれよ」

小巻「…………あんでアンタに言われなきゃならないのよ」


 ……嫌ってたらしいのに、珍しくフォローに入るんだ。
498 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 00:02:04.43 ID:1KJYjVeB0

あすみ「インキュベーターが美国の関係者巡ってたって言ってたから、そのついでかもね」

あすみ「早く帰りたいのなら、作戦会議、手短に済ませましょうか?――妹さんのためにも」

あすみ「まず、これだけ居れば『ワルプルギスの夜』は倒せそう?」

ほむら「……そう思いたいわね」

あすみ「よかった、それなら一人くらいはみんなのほうにつけておきたいと思うんだけど…………」


 そう言って取り巻き共のほうを見る。

 ……ワルプルギスを倒すことに全力を注ぐのも大事だが、こいつらが契約したら全てが台無しになる。


あすみ「それの適任はやっぱりほむらさんだと思うんだよね」

あすみ「準備してたのをあらかた撃ち終ったら、避難所に戻っておいでよ。みんなもほむらさんのこと心配でしょ?」

ほむら「……みんなに任せていいの?」

杏子「万一ヤバくなったら呼び戻す。それでいいだろ」

ほむら「私の魔法はあまり“長持ち”しないから、それは助かるかもしれないわね……ほかには何か出来ることはないかしら?」



1小巻に稽古つけることを提案
2みんなで魔女狩りに行くことを提案
3自由安価

 下2レス
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 00:04:07.02 ID:CGjBuNsZ0
2
安価下
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/26(月) 00:11:54.95 ID:FKds1dgb0
2+小巻にワルプル戦のときに妹さんもまどか達と一緒にいさせるよう提案
501 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 00:46:52.55 ID:1KJYjVeB0

あすみ「連携を確認するために、明日にでもみんなで魔女狩りに出かけようか」

あすみ「あとは――……小巻さんのご家族は避難するでしょう? その時妹さんも二人やほむらさんたちと一緒に居させるのはどうかな」

小巻「……アンタたちに頼んだらちゃんと契約させないでいてくれる?」

ほむら「新しくこちらに増やすことは望まない。それはここのみんなも同じ。……二人も、いいわよね」


 取り巻きもこくこくと頷く。


 ……考えてみれば、こっちにも私がいない間のことが気になる存在は居た。

 ゆまのこと、当日が近づいたら誰かに頼んでおいたほうがいいだろうか。


 当日になればキリカもいるはずだ。頼める当てはいくつかある。


あすみ「よし、ワルプルギスに関してはもう残ってる不安はないね」

あすみ「それより、二人とも契約しないでよ……それだけがお願いだからね」

「わ、わかってるよ」


 最後に念を押すと、二人は少ししつこいとでも言いたそうに返事をしてくれた。

 ……これだけ言っときゃ大丈夫だと思うけど。


あすみ「じゃ、これ以上なければ解散!」


 会議を終わらせて、私も早くゆまのもとに帰ることにした。


 ――ひとまず、明日の連携確認が終わればもう少し放課後の時間もゆっくりできそうだ。


―――
502 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 00:47:34.93 ID:1KJYjVeB0
-------------------------
ここまで
次回は26日(月)20時くらいからの予定です
503 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 21:17:55.65 ID:1KJYjVeB0
―――
キリカの病室


 廊下の奥から靴の音が近づいて、ついにその姿が見えるとキリカは顔を上げた。

 ……前に二人が顔を合わせてからは二週間以上が経っていた。


キリカ「…………随分と久しぶりだね。何しにきたの」

ほむら「あの時は手荒な行動を取ってごめんなさい」

ほむら「マミのことだけど、あまり自分を責めないほうがいい。別に、貴女が悪いわけじゃない」


 その言葉に、キリカはハッとする。


キリカ「何かわかったの!?」

ほむら「……『不幸を引き起こす』事の出来る魔法というものがある」

ほむら「私に今言えるのはそれだけよ。……貴女も気を付けた方がいい」


 そう言うと、ほむらは本当にそれ以上は言うつもりがないように口をつぐんだ。

 ……――忠告にしては足りない。慰めにきたのかもわからない。


キリカ「……なんだよ、もう。相変わらず勝手な奴」

504 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 21:40:13.81 ID:1KJYjVeB0


 ――病院の階を下りて帰り道を歩くほむらにさやかが声をかけた。


さやか「――――……ねえ、ほむら」

ほむら「まだ居たの」

さやか「うん。……みんなが契約反対してるのって、『まどかが契約したら世界が滅ぶ』……から、なんだよね」

ほむら「ええ、みんなはそうでしょうね」

さやか「だったら、あたしが契約してもまどかが契約することがなければ大丈夫なはずだよね?」


 さやかがそう言うと、ほむらは真剣な顔つきになる。

 ただの小さな疑問としても、見過ごせなかった。


ほむら「……契約したいの?」

さやか「そんな怖い顔するなよ。……確かにさっき、キュゥべえって奴は来たよ。やっと少しみんなの話も現実味は沸いた」

さやか「あたしが契約すれば恭介が夢を諦めなくて済むならって思わないこともない」

ほむら「だからそれは……――」

さやか「最後まで聞いてよ。それもあたしに与えられた選択肢なら、納得できないまま終わりにはしたくないんだよ」

さやか「どんな答えでも自分が納得できるようにはしたいから」
505 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 22:00:09.52 ID:1KJYjVeB0

ほむら「あなたは自分が納得するためなら周りの人やまどかを巻き込んでいいの?」

ほむら「……その選択が合っていたか間違っていたか、結末を知った時にはもう遅い。そんな選択肢なんて最初からないものと思いなさい」


 さやかはまだ納得できなさそうに黙り込む。


さやか「……――でも、結局それって、みんな自分の都合しか考えてないじゃん」

ほむら「そうかもしれないわね。でも、私はあなたの絶望だって見てきてるから」

ほむら「何も考えずに『契約しないで』と言っているわけじゃないわ」

さやか「…………」



――――
――――


―十九日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・[0/100]
・落書き[49/100]
・武者[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/26(月) 22:04:15.73 ID:FKds1dgb0
キュウベェの餌にしたGSが残ったままになってますよ
507 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 22:07:13.42 ID:1KJYjVeB0
----------------------------------------------------
>>506 本当よく見てくれてて感心しますわ…ありがとう!
----------------------------------------------------

【訂正】

―十九日目終了―


あすみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:27個
・[100/100] …×25
・落書き[49/100]
・武者[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
508 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 22:32:14.85 ID:1KJYjVeB0
ゆまの家 午前


 ――昨日持ってきたチラシを見せて、週末に映画を見に行こうと話すとゆまも喜んでくれた。

 そういうゆまとの日常を考えると私も心が弾む。


 映画の内容については私はほとんどわからない。

 ゆまが見ていたアニメを少し一緒に見た限りでは、わかりやすい勧善懲悪的な内容だった気がする。


 ……ゆまはやっぱりそういうのが好きなのだろうか?



 今日は放課後の時間からみんなで魔女狩りに行くから、その時まで魔女は残しておくことにする。

 特にやることもなくソファの上で横になりながらテレビをつけてみる。テレビはゆまが大好きなものだった。――今は遊園地と公園の次になるけど。


 午前中のこの時間は、もろにつまらなそうなワイドショーがやっていた。

 ……そのうちにいつのまにか一眠り眠りについていた。
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/26(月) 22:38:36.02 ID:FKds1dgb0
キリカのとこには行かないんだ?
510 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 23:14:37.74 ID:1KJYjVeB0


 それから、昼になると料理本を片手に昼食を作り始めていた。

 この本もまだまだ見てないページがある。全部作り終えるのはいつになるだろうか。


 ……今のところ生姜焼きは封印しっぱなし。


あすみ(そろそろ元気そうだったし、昨日退院日も聞いときゃよかったな)



 作っているもの
・自由安価

 下2レス
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 23:17:47.13 ID:2aYR9rSEO
オムレツ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/26(月) 23:20:04.04 ID:FKds1dgb0
早くてカンタン野菜炒めカレー
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 23:20:09.84 ID:CGjBuNsZ0

コンマは任せた
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 23:21:05.31 ID:uHkAkUw50
ホットケーキ
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 23:26:36.81 ID:2aYR9rSEO
ヴァンプ将軍が紹介してた料理か
516 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 23:31:55.67 ID:1KJYjVeB0


 ……具がだいぶ炒まってきた。

 白菜にもやしと、野菜も苦くなくて歯ごたえのあるものだから食べやすそうだ。

 今度ゆまに作る時はピーマン抜きにしよう。



 下1レスコンマ判定
完成度0~99
+0=100
+『花嫁修行』補正+10…家事系補正
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/26(月) 23:32:48.09 ID:FKds1dgb0
こい!
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/26(月) 23:33:17.70 ID:FKds1dgb0
すまぬ…
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 23:34:58.35 ID:2aYR9rSEO
517と518のコンマ逆なら良かったのに
520 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 23:47:46.15 ID:1KJYjVeB0

あすみ「おー、思ったより早くできちゃったな……ご飯炊いてないや。昨日食べきっちゃったんだっけ?」


 こういう少し手際の悪いところは猛反。

 フライパンを放って一合分米を炊きに行って、それからフライパンをテーブルに持っていく。


あすみ「! 水…………っぽ……――?」


 もやしの水きりが不十分だったというのはあるかもしれない。

 しかし、放置しといたらさらに水気が増えた気がする。


あすみ(…………あいつに見てもらう分が増えた)


――――
――――
521 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/26(月) 23:56:30.76 ID:1KJYjVeB0
-------------------------
ここまで やはり恵まれない料理系コンマ…
次回は27日(火)20時くらいからの予定です
522 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 20:27:16.62 ID:HdNylbW50


 昼を過ぎてからイレギュラーたちに会う前に病室を見てみたが、何か検査中らしくキリカは不在だった。

 仕方なく周辺を軽くぶらついて、この前の休みに寄った公園が目に入る。


 ……今は誰もいない。


あすみ(元々普段からほとんどなんて人いなかったもんね。親子連れは大きいほうに行くし)

あすみ(何もなければ意識することなく素通りするような場所)


 なんとなくそこで一人ブランコを揺らしながらぼうっと過ごす。

 きっと「ただの遊んでる子供」としか映らない。こうしていれば景色に紛れ込める気がした。


 ある時は――少し前までは、そう取られるのは癪だったのに。



 約束の時間が近づいて、みんなと合流しにいく。

523 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 20:57:43.84 ID:HdNylbW50

あすみ「――これでみんな揃ったね?」

杏子「今日は連携の確認だろ? さくっと始めて終わらせようぜ」

ほむら「ええ……そうね」


 普段だったらこんなに魔法少女連れて戦いに行くことなんてまずなかった。

 ……気を付けないと。よほどの強敵が現れてくれないと、うっかりしたらすぐに倒してしまいそうだ。


 集まったところで歩きはじめていく。


杏子「……連携はいいけど、アンタら足引っ張んじゃないぞ。特に小巻とか、盾役のくせに一人で突っ走りそうだからな」

小巻「ちょっと、余計なお世話よ!これから合わせるために見るんでしょ!」

あすみ「まあまあ。一番経験があるのは杏子なんだから、フォローする形でいけばいいじゃん」




あすみ(…………みんなの実力が純粋にプラスされてくれればいいけどな)


 心の中でぼやく。私も少し心配になってきた。

 けど、イレギュラー曰くワルプルは“とにかくパワーがないと倒せない敵”らしいから、多少足を引っ張られてでも人数が居たほうがダメージの足しになりそうだ。



行く場所
1公園
2通学路
3駅
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

・自由安価

 下1レス
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 20:58:38.31 ID:MU0znOdf0
6
525 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 21:21:20.79 ID:HdNylbW50

 ……通学路から街中を抜けて川沿いの道を歩く。


小巻「……結構歩いたわよ」

あすみ「そうだね、そろそろ出てくれてもいいと思うんだけど」

ほむら「気配は近くなってきているわ」

杏子「こっちにはないな、外れのほうか」


 ベテランの杏子を先頭に、道路を外れて探っていく。すると、確かに魔女の魔力は強まっていった。

 自分以外に仕切られてるのは癪だがしょーがない。




戦う魔女※1つ選択
1銀
2趣
3委員長
4回転
5砂

 下2レス
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 21:22:29.44 ID:MU0znOdf0
4
安価下
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 21:23:05.72 ID:OYEwuUbN0
5
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 21:27:27.41 ID:MU0znOdf0
そういえば本編で登場していない魔女は>>525でいる?
砂は出た記憶はあるけど……回転はなかったはず……
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/27(火) 21:36:45.67 ID:YsqqXTu+0
ワルプル戦はあすみ以外には杏子と小巻だけって正直キツいだろ
530 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 21:37:58.66 ID:HdNylbW50
---------------------------
回転は未登場です
あとおりマギ発の趣が地味に一回も出てなかった…はず(一応それも理由はあるっちゃあるのですが)
531 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 21:39:14.57 ID:HdNylbW50


―砂の魔女結界


 結界に足を踏み入れると、まるで土手から砂浜にでも来てしまったかのように景色は変わる。

 砂浜といっても水辺はない。ひたすらに広がっているのは砂漠だ。


小巻「こほっ――砂っぽい! また変な場所に来たわね……どっちに進めばいいの?」

あすみ「はいはい、油断大敵」



 ……一見して砂とサボテンしかない景色に“敵”が潜んでることは、私はすでに感じ取れていた。

 ところどころに『悪意』の片鱗は見える。ただ、何故それがわかったのかと突っ込まれれば厄介には厄介だ。



1あすみが先制攻撃を仕掛ける
2様子を見る

 下2レス
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/27(火) 21:42:09.36 ID:YsqqXTu+0
他の3人の能力を見極めたいので2かな?
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 21:43:02.96 ID:MU0znOdf0
534 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 21:58:59.23 ID:HdNylbW50

あすみ(――ま、私が叩く必要はないわな。ほかの人はどうするかしら?)


 手探りに歩いていくみんなに合わせて、安全な位置を取りながらついていく。とりあえず様子を見てみることにした。

 前を歩いていた杏子の足元にサボテンを装った使い魔が居る。


 ……あー、そこ。近づいたら危ない。


使い魔ChollaBoy「〜〜♪!♪!!」


 そう思った矢先に使い魔から長い針が飛ぶ。使い魔はそのままサボテンの下に足を生やして囃し立てるように走り回っている。

 ――なんだ、ベテランといってもこんなもんか。あすみのほうが有利な場面だってあるんじゃん。


杏子「てえなこら!」


 杏子がさっくりと使い魔を槍で斬り潰して、みんなもう一度周囲を見渡した。

 さすがに今度は警戒している。


小巻「なによ、偉そうにしといて」

杏子「うるさい、この程度なんでもないっての」

あすみ「回復が得意な人はいる? アンタも得意じゃないなら小巻にでも治療してもらったら?」

ほむら「それより気を付けて。魔女も近くに潜んでいるかもしれない」


 不機嫌そうにする杏子をよそに、イレギュラーは立ち止まって真剣に動きを待つ。


ほむら「!」
535 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 22:24:42.08 ID:HdNylbW50

 私たちを飲み込もうと地面が大波のように姿を変えて盛り上がる。

 その瞬間に、砂の一部が爆散して穴が開く。


 ――いつのまにか、私達は波の向こう側に居た。

 一仕事終えたようにイレギュラーは長い髪をかき上げる。


あすみ「そう……これが『時間停止』ね」

杏子「あたしもこれ以上変なとこは見せてられないな! 要は見えてるうちに叩けばいいわけだ」


 砂は再び姿を変えて、いくつもツララのようなものを形作ってこちらに向ける。

 小巻がバリアを展開するが、そこまで迫る前に杏子が槍を崩して鞭のようにしならせて散らせた。


 ……すると、横で小巻が私に向けて文句を言った。


小巻「アンタもなんか仕事しなさいよ」

あすみ「アンタこそそれ何の役にたってんの?」

小巻「〜〜〜……」


 小巻は言い返す言葉を失ったようだった。

 しかし、残った砂が一か所にまとまって人型のようになって現れると、今度こそ斧を振り上げる。


 同時に私もそこに鉄球をぶち当てる準備はしていた。


小巻「――こうしてまとまってくれれば、一撃で仕留めるのは得意だわ」

あすみ「そーだね」


 そして跡形もなく魔女は消えて、『悪意』も消えましたとさ、めでたしめでたし。
536 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 22:45:28.98 ID:HdNylbW50


 ……現実世界に戻ってくると、濁った川の見える土手に座り込んで話し合いがてら休憩する。

 一応、みんなの武器や戦闘スタイルくらいは大体わかった。


小巻「……さすがにこれだけいるとすぐね」

ほむら「ええ、この分なら連携も悪くはないでしょう」

あすみ「ワルプルギスの夜がどんなもんか知らないけど、これに耐えられる魔女がいるのなら見てみたいくらいだわ」

ほむら「そうね……上手くいくといいのだけど」


 ……すると、さっき先頭歩いて負傷してた杏子が、ちょっと言いにくそうにして言う。

 結局あの怪我はすぐに小巻に治してもらっていた。


杏子「……さっきの、まあ治してくれたのは感謝するけど、あのくらいのミスで鬼の首取ったように思うなよ。どうしても避けられない攻撃ってのはあるからな」

あすみ「どうしても避けられない攻撃……ねぇ」

杏子「なんだよ」

小巻「まったく、一言多いのよね。素直に感謝できないのかしら……」



行く場所
1公園
2通学路
3駅
4繁華街
5歩道橋
・土手[現在地]
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

・自由安価

 下2レス
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 22:48:32.75 ID:rVRSt+gy0
7
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 22:49:07.40 ID:MU0znOdf0
8
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/27(火) 22:55:21.82 ID:YsqqXTu+0
あすみん、ワルプル戦は甘くはないぞ…
アタッカーは杏子だけだし、このシリーズ今までの事を考えたら火力不足だしこれといった決め手もない
ほむらもキリカも参戦しないし、せめてマミが存命してたら…
540 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 23:03:14.64 ID:HdNylbW50


 それから、土手を離れて更に川沿いを歩いていく。

 このあたりは風見野の方面も近いらしい。杏子の縄張りも近くか。



下1レスコンマ判定
21~40 魔女
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 23:04:29.78 ID:MU0znOdf0
542 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/27(火) 23:15:21.69 ID:HdNylbW50


杏子「……闇雲に歩ってても見つかんないもんだな、少し方向を変えてみるか」

あすみ「んー、そうねえ」

小巻「みんな何を基準に見てるの? 運任せ?」

杏子「人が集まるとこか、逆に人の寄り付かないとこが狙い目だ。『不満』や『悪意』が集まりやすい場所には魔女も集まる」


 ……自分で調べたのかどこかからの情報かは知らないが、その話には納得した。


あすみ(『悪意』……か)


杏子「…………今まで深く考えなかったが、魔女がそんな場所を好むのにも『理由』はあったんだな」

ほむら「……そうね」



行く場所
1公園
2通学路
3駅
4繁華街
5歩道橋
6鉄塔
7廃工場
・立体駐車場[現在地]

・自由安価

 下2レス
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 23:16:59.26 ID:MU0znOdf0
2
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/27(火) 23:17:58.66 ID:YsqqXTu+0
3
移動中ほむらに今日はまどかとさやかはどうしてるのか聞いてみる
学校での様子とか、まだ契約を考えていそうとかないかどうかも
545 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 00:08:53.06 ID:Sl/37h3t0

あすみ「ところで、今日はあの取り巻き共はどうしてんの? この期に及んで契約を考えてないといいけど」

ほむら「もう帰ったはずよ。まどかは契約しないと言ってくれたけれど……」

ほむら「さやかはまだ納得出来ていないみたい。契約しないように何度も言っているのだけどね……」


 それを聞くとやっぱ少しイラッときた。

 杏子もうんざりしたようにしている。


杏子「なんだ、あいつまだ契約しようとしてんのか?」

あすみ「あれで納得しろよ、メンドイなぁ」

ほむら「……“他人の都合に振り回されていること”に気づいているのでしょう」

あすみ「生意気!」

小巻「その割にアンタ、なんであの子たちの前では猫かぶってるの?」


 ……いきなり態度変えたらさすがに反感買いそうだから、仕方なくだ。

 しかし猫――猫……、ね。


小巻「……まあ確かにちょっと気持ちはわかるわ」

あすみ「とか言って、アンタだって結構物騒な言葉で脅しつけてたくせに。絶対私より怖い人って思われてるよ」

小巻「あれはそういう意味じゃないわよ」



戦う魔女※1つ選択
1芸術家
2趣
3穴掘り
4階段
5たわわ

 下2レス
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 00:13:50.22 ID:FNWY8LA30
5
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/28(水) 00:17:08.53 ID:BtpjiJR10
5
あすみのセクハラが炸裂するか?
548 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 00:24:39.56 ID:Sl/37h3t0
------------------------------
ネタ枠に決まってしまったか、ここまで
しかし考えてみるとこの面子だと心許ないような…

次回は28日(水)20時くらいからの予定です
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 00:25:59.25 ID:FNWY8LA30
たわわって?
少なくても俺は書いていないような……
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/28(水) 00:28:44.15 ID:BtpjiJR10
乙です

現戦力では不安しかない…あすみんの呪いがワルプルに効くとは思えないしなぁ

>>549
スレ主が考えたオリジナル魔女ではないかと
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 00:32:13.74 ID:FNWY8LA30
別にワルを倒せなくても防衛すればいいんじゃないかな?
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/28(水) 00:35:29.37 ID:BtpjiJR10
倒す必要はないかもしれないけど、現戦力だと追い返す事ができるのかどうか心もとない
てこずってたら避難所も危ないしそうなるとまどかが契約しかねないし
553 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 00:36:07.89 ID:Sl/37h3t0
---------------------------------------------------------------------------
(16スレ目)
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/06(日) 13:30:41.70 ID:FgbWNOSd0

たわわの魔女「グラマニュウ」
直接攻撃としては、両腕による殴打(近)と、魔法的な謎の塊による質量攻撃(中〜近)だが、彼女の真価は
精神攻撃のうえでのデバフにある。それは胸の小さい(本人が小さいと思っていても効果あり)魔法少女に対して
無自覚なイライラと精神異常「強がり」と「ムキになる」を与え、攻撃自体も自覚無しに胸に集中させるようにする
そして極めつけは、上記二つの効果を受けて胸に攻撃した魔法少女の攻撃を、その豊かな胸の柔らかさと弾力によって
弾き返し、その際の胸の感触を、攻撃した(たとえ武器や遠距離攻撃を使ったとしても)魔法少女に味わわせつつ
攻撃力を下げるというもの。この術中にハマった魔法少女は、攻撃が効かないというイライラにより、更に魔女の
胸を攻撃し、また攻撃力を下げられては魔女の胸を攻撃するという悪循環にとらわれる/全身真っ黒で胸が大きい
上半身のみの人型。ピンクと赤が基調のローブとネグリジェが混ざった様な服を着て、頭にはとんがり帽子/見せつける
様に主張している胸/脱力/胸以外の場所から攻められる事、驚異的な攻撃力でもって胸をえぐられる事、既に胸が
大きい相手、自分の胸は大きいと完璧に思い込める相手、そもそも胸の大きさに全くコンプレックスを感じない相手


……そうだよ、時事ネタだよ

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元ネタはわからなかったのでなんとなくでやりますが
…まあどちらにしても心許ないけど、今回大きい人がみんな亡くなるか戦闘不能になってることに気づいた
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/28(水) 00:43:38.84 ID:BtpjiJR10
>>553

言われてみれば確かに…マミぱいとおりぱいは既に亡くなってるんだよなぁ
キリぱいはあすみんがお手つき済みだから生き残ったのかな?
555 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 20:22:56.66 ID:Sl/37h3t0

 話してるうちに段々魔女の気配が強くなって会話を中断する。

 駅のほうからだ。その中に入った通路の隅に入り口はあった。


―たわわの魔女結界



魔女Glamournew「.........」


 いかがわしいホテルにでも入っちゃったかと思った結界の中を進むと、最深部はまるで魔女の寝室のよう。

 ひらひらとした衣装を纏ったセクシーな魔女の姿が大きなベッドから身体を起こし、結界の奥に浮かぶように佇んでいる。


あすみ「うわー、どこかで見たことある胸部と思ったらウシ乳AV女じゃないの。いつのまにか魔女になってたのね」

小巻「え…………そうなの?」

ほむら「適当なことを言うのはやめなさい」

小巻「どっち!?」

杏子「なんでもいいだろ、あれは魔女だ。つうかウシ乳えーぶいって……?」

あすみ「そうだよー。遠慮なくやっつけちゃいなさいって、こんないかがわしー奴!」


 魔女はこちらを見ると、両手をかざす。

 道中でも見た醜い人形のような使い魔が周りに居るが、そいつらごと射線に巻き込んで何かを撃ち出す気だろうか。


 鎖を伸ばし、その手に目掛けて鉄球をぶつける。

 どうせならその奥でこれでもかというほど谷間を強調してる乳もぺしゃんこにしてしまいたかったのだけど。


 代わりにすかさずイレギュラーが拳銃を構えて前に出て、何発かの追撃を撃ち込んでくれた。


ほむら「――……効いていない?」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 20:25:55.14 ID:FNWY8LA30
杏子はさすがにAVは知らなかったかwwww
557 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 20:46:54.98 ID:Sl/37h3t0

杏子「下がれっ! その銃じゃ効かないんだろ!」

ほむら「……――ごめんなさい」


 イレギュラーは威力不足を悟り悔しそうにしながら銃をリロードする。


杏子「あたしがやる、アンタたちはボロ人形の相手でもしてな」


 槍を一直線に突き出す。しかし、貫けないどころか――――


杏子「!? くっ!」

ほむら「何をふざけてるの」

杏子「違うんだよ、抜けなくなったんだ!」

あすみ「おっぱい真剣白羽どりとかやるじゃん! てか頑張ってそのまま押し込めよ!」


 すかさず下がると、釘を打つように、後ろから杏子の持つ槍の柄に鉄球をぶつけて押し込もうとする。

 それでも入っていかなかった。


あすみ「いや谷間突かれてノーダメージはおかしいだろ心臓破れろや!」

杏子「ああもう柔らかい!」

小巻「バッカあんたら、使い魔迫ってきてるわよ!」
558 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 21:12:02.09 ID:Sl/37h3t0

 小巻が斧を振り回し、一直線に周りの人形を裂いていく。

 投げやりに暴れてるだけにも見えるが、威力の籠った刃が当たると魔女の身体は横から途中まで裂けて槍が勢いよくすっぽ抜ける。


 杏子が尻餅をつくように倒れ込んだ。それに巻き込まれて私の身体も下敷きになる。


あすみ「重い、どいて」

杏子「……悪い悪い」

ほむら「本当に貴女たち何やってるの」

杏子「そんなこと言うならお前がやれ!」

小巻「いや、そもそも魔女に心臓はないんじゃないの……わざわざ狙わなくてもいいじゃない」

あすみ「でもさっきので手こずってなければいけたかもしれないのにねー」


 腕は潰した。あと一歩のところまで追い詰めてはいる。

 ……魔女は再び胸の前から魔力を渦巻かせ、その塊をこっちに放出してきた。その攻撃から小巻が刃を大きな盾に変えて防ぐ。


小巻「あぁっ、もう!こうなったらその胸真っ二つに引き裂いてやるわよ!」

あすみ「そうだ、やっちまえこまきち」


 …………その後はこまきちお得意の力任せな一撃で片乳ずつもぎとることに成功し、主力を失った魔女は無惨にもバラバラ死体に。


 魔女自身が悪意を抱いていたわけじゃなく、結界に来た私達に悪意を抱かせるようにコントロールをしていたようにも思えた。

 ――後から考えれば、本当にそのやり方が上手いと思った。
559 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 21:29:39.06 ID:Sl/37h3t0


ほむら「……ねえ、今更なのだけど一つ疑問を言ってもいいかしら?」

あすみ「どうぞ?」

ほむら「いつから私たちは『魔女を倒すこと』から『魔女の』、その……“胸部”を破壊することに目標が変わっていたのかしら」

小巻「そんなのあたしも言ったわよ」

杏子「でもその後張り切って攻撃してたのお前だろ」


 結界から出た後、今日街を回って手に入れた2つのグリーフシードを回して浄化していた。

 ……どうせこれだけ居てみんな大して魔力を使ってはいないとは思うが、余りが発生すると面倒だ。


あすみ「まーまーまー、無事に倒せたんだから……ね」

ほむら「どうしたの?」

杏子「あ、どさくさに紛れて一個くすねようとしただろ」


 ――途中で手を止めた私に気づくとみんなが注目した。

 …………それをごまかすように話題を振る。


あすみ「……まっさかー、しかし今日の取り分どうするかね」



1じゃんけんとでも言っておく
2自由安価

 下2レス
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/28(水) 22:04:26.70 ID:LikED/rL0
1+さっきの魔女について考察からコイバナ

なんていうかさー、さっきの魔女って人の意識に漬け込む能力持ちだったんじゃない?
全員むきになってたのはそういうことだったんじゃないかな
まぁ、推測に過ぎないけど…巨乳なんて絶滅すればいいのよ

あたしらそれほど豊満じゃないしねー、こまきちは並盛りだけどあんこっこはお菓子ばかり食べてるから栄養が胸に行かないんじゃない?
そんなんじゃアレ挟んで悦ばせることとかできないよー?
…イレギュラーは絶望的状況だけど、魔法少女は夢と希望を叶える(笑)ってどこかの神様も言ってたし、諦めなければいつかは…ないか
あ、あたしはまだ未来があるし『女』なとこではあんたらより先輩でフェロモン出まくりで将来有望だからいいの
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 22:05:30.51 ID:PiwmWhxm0
2 このままじゃんけんで決めても良いけどちょうど4人居るし、せっかくだから麻雀で決めない?
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 22:08:29.40 ID:gaqF+OFLO
麻雀なんてやってる暇ないだろ
安価↑↑
563 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 22:35:32.13 ID:Sl/37h3t0

あすみ「ちょうど四人居るし、せっかくだから麻雀で決めるか!」

ほむら「どこに行くの? 私ルール知らないわ……」

あすみ「よし、なら私が勝ったも同然ってことね」

杏子「いや、あたしも知らないから別のにしろ」

あすみ「そうなの? そんなんじゃオジサンたちの相手ができないゾ」

ほむら「別にオジサンを相手にする予定はないわ……」

杏子「……不潔」


 ――……まあ、イカサマなら他のゲームでもできるしね。

 そう思って適当にみんな知ってそうなものを提案しておく。


あすみ「……じゃあじゃんけんでいいよ。じゃんけん」

あすみ「ていうか不潔って。さっきも全員ムキになっちゃってさー、巨乳の策略に乗るなんてまだまだね」

あすみ「まぁ私らそれほど豊満じゃないしねー……こまきちで並くらい? 巨乳なんて絶滅すればいいのよ。ロリコンの次に不潔だわ」

小巻「不潔なのはアンタだけでしょ」

あすみ「私はまだ未来があるし、『女』なとこではあんたらより先輩でフェロモン出まくりで将来有望だからいいの」

あすみ「その年で絶望的状況なイレギュラーさんと、食ってる栄養がどこにも行ってない杏子には勝ってるわ」
564 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 23:00:40.25 ID:Sl/37h3t0

小巻「まったく、またそういうことを……」

ほむら「それより、対ワルプルギスのための連携はこんな感じでいいかしら?」

杏子「問題ないだろ、いつも通りやるだけだ」

あすみ「あとは当日だね。それまでにくれぐれもあいつら契約させないようにしてよ」



 ――――今日の予定も終わると、現地解散ということでみんなあっさりと別方向に帰りはじめた。

 ……そんな中、イレギュラーが残って私に一言話しかける。


ほむら「……本当に、私はこれでもう繰り返さなくて済むのよね」

あすみ「だからしめっぽいのやめてよ。アンタの失敗にこれ以上私まで付き合わされなくないんだっての」





 ……ちなみに、余ったグリーフシードは『平等に』じゃんけんをしてくすねてきた。

 心を覗く魔力だけで1つ分が手に入るならお安いものだ。

565 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 23:22:38.79 ID:Sl/37h3t0


 あとは当日だけ。

 イレギュラーのこれまでの失敗はともかく、これでゆまと安心して暮らすことができるのだと思うと荷は軽くなった。


 ……帰り道に、ふとさっきの違和感を再び考える。

 連携確認のための二戦では、そこまで魔力を使った気はしていなかったのだけど――。


あすみ(……いや、気のせいか)


 ――――家に帰ってみると、そこにゆまはいなかった。

 全部の部屋を探して、ランドセルが置かれているかも確認したけど、それもないままだ。


 学校から帰ってきていない――。


あすみ「……ゆまっ!?」


 再び外に出て行く。

 こんなことははじめてだった。最近は忙しさを理由にゆまを気にかける時間が減っていたかもしれない。

 友達の家にでも遊びに行ったのならそれでもいい。でも、もしそうでなかったら――。

566 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/28(水) 23:31:20.95 ID:Sl/37h3t0
-----------------------------
ここまで
次回は31日(土)18時くらいからの予定です
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/29(木) 20:28:11.40 ID:HEt1n56o0
>>561
採用してよかったのか?
568 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 18:45:30.66 ID:NhYqUYKr0


 …………心当たりのある場所を探し回って、ゆまが居たのは私が昼にも寄ったあの公園だった。

 この前の休みに見つけた、ゆまと私の秘密の場所。 そこにやっぱり一人で居た。


あすみ「――探したんだよ。ずっとここにいたの?」

ゆま「……おねえちゃん家にいなかったから」

あすみ「そうだよね……ごめん」


 私や友達と遊ぶならともかく、ここも一人だと危ない。

 あまり人が寄らないから、変な人に目を付けられたら他の人にも気づかれにくい。


あすみ「帰ろう。それとも、もうちょっと遊ぶ?」

ゆま「うん!」


 でも、なんともなくて安心した。

 この前と同じようにブランコを押す。今日は久しぶりに少し遅くまでゆまと外で遊んでいよう。

 これからだって、学校が終わった後こうやってここで遊ぶこともできる。



1一人でいたら危ないと注意しておく
2自由安価

 下2レス
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 18:52:24.73 ID:pG77o5GZ0
1+学校での勉強はどうだ大丈夫か?、もし苦手な教科とかが合ったら私に聞くといい
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 18:52:46.71 ID:qdyWAaaXO
571 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 19:33:32.46 ID:NhYqUYKr0

あすみ「でも、一人でいたら危ないからね?」

あすみ「私と一緒に来るか、一人の時はあっちの大きい公園のほうだったら――」

ゆま「……でもゆま、おねえちゃんと一緒がいいよ。おねえちゃんはゆまとずっと一緒にいてくれる?」

あすみ「うん! 最近はちょっと忙しかったけど、これからは大丈夫だよ」



 ――――来た時から傾きかけていた日が更に落ちてくる。

 めいっぱいにゆまと遊んでから、小さな公園を去ろうとゆまと手をつないで歩き出した。


 名残惜しみながらも、こうしている時間が幸せに思える。


あすみ「いっぱい遊んだね」

ゆま「うん!」

あすみ「帰ったらご飯を食べて、そしたら明日のこともやらなくちゃね」

あすみ「今日は宿題は出てる? 学校での勉強はどう? 苦手な教科とかない? またわからないとこがあったら私が見るよ」


 すると、ゆまが去り際に足を止めて言った。


ゆま「…………おねえちゃんは、ゆまのこと守ってくれるんだよね?」

ゆま「学校でゆまにいじわるする人がいるの」
572 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 20:13:40.48 ID:NhYqUYKr0

ゆま「ゆま、おねえちゃんに教えてもらって、すこし勉強ができるようになったんだよ」

ゆま「学校の授業でも答えられるようになって、でも、そしたら『生意気だ』ってゆわれて……」

ゆま「……宿題のノートも、きたなくされてすてられちゃったの」


 私も同じように足を止める。


 ……それを聞いた時、私は目の前が真っ白になった。

 今まで気づけなかったことが悔しかった。

 この世界は他人を陥れようとする汚さで溢れている――そんなことは私はとっくにわかっていたのに、どっかで甘く考えていた。


ゆま「勉強ができるようになったら、みんなと『同じ』になれると思ってた……――でも、いじわるされるならもうやだよ!」

ゆま「おねえちゃん、ゆまのこと助けてよ! あんな人たち……もうどうなってもいい!」


 それでもゆまは、今まで私に“助け”を求めなかった。


あすみ「……わかった。話してくれてありがとう。それならもう無理に頑張らなくてもいいよ」

あすみ「あっちの公園には、ゆまにいじわるする人がいるの? だから行きたくないの?」

ゆま「うん……」

あすみ「まずは帰ろう。私がなんとかしておくよ」


 帰り道を歩く。

 ……学校なんて、無理に行くほど価値のあるものじゃない。でも、ゆまが怯えなきゃならないのはおかしいじゃないか。


 私はただ、怒っていた。

573 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 21:13:53.41 ID:NhYqUYKr0


 ――家に帰った後はゆまとテーブルを挟んで夕飯を食べていた。

 昼に作ったのはまだうまくいってないからまた今度。いつもと同じくあまり変わったものは作れないけど、それでもゆまは喜んでくれていた。


あすみ「ねえ、映画観に行くのも明日にしてもいいんじゃない? 土日は混むだろうし」

ゆま「でも、学校……」

あすみ「行きたくないなら行かなくていいよ。気晴らしにはなるでしょ」

あすみ「でも別に、このまま泣き寝入りするってわけじゃないよ。……明日もその後少しだけ時間をくれる?すぐに帰ってくるから」

ゆま「うん」



 ゆまと話しながら、私は『ゆまを助ける』ためにどうしたらいいか考えていた。


 ゆまと二人だけの世界でも幸せに暮らせるならいい。

 それよりも、ゆまの『心』が誰かに殺されないことのほうが大事だ。



―二十日目終了―


あすみ 魔力[76/100]  状態:
GS:28個
・[100/100] …×25
・落書き[49/100]
・武者[100/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
574 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 21:43:03.97 ID:NhYqUYKr0
午後
駅前広場 映画館前


あすみ「――――ゆま、どうだった?」

ゆま「たのしかった!」


 学校に行く時よりも大分遅めに家を出ても、思った通り、金曜のこの時間の劇場は空いていた。


 映画の内容は期待した通りだった。

 愛と勇気が勝つ簡単なヒーローもの。私のようにスレた人には陳腐にも思えた。

 しかしまあ、子供向けだが王道で、この前のよくわからない映画よりはずっといい。


 ゆまは帰りに劇場で買ったパンフレットとグッズの小さなキーホルダーを大事そうに持っている。




 ――それから一度家に帰ってお昼を食べると、再び家を出る準備をする。



あすみ「……それじゃあ、お姉ちゃん少しだけ出てくるからね」

ゆま「うん。すぐもどってくるんだよね?」

あすみ「すぐ戻ってくるよ」



 今日は寄り道をする気はない。ただ、やるべきことを片づけてこないと。



1学校に向かう
2自由安価

 下2レス
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 21:45:00.94 ID:e0OIuH8c0
1
安価下
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/31(土) 21:45:38.55 ID:ljmuI1N/0
1
577 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 22:13:33.29 ID:NhYqUYKr0


 小学校の校門の前に立つと、まだ授業中の今は校舎の外に人影はなかった。

 中では授業をしている。


 ゆまのクラスに近づく。


 ……一見して平凡な風景。

 それに虫唾が走った。どこだって同じ。前に見た時に気づくべきだったんだ。


あすみ「…………」


 私を貶める者から無意識中に守ってくれるはずの私の魔法は、悲しいほど『私自身』以外に向けられる悪意には無反応だった。


 この魔法がゆままで守ってくれるものだったら、ゆまもこんな思いをしなかったかもしれないのに。


 私への呪いじゃないから呪いを返すこともできない。

 でも、こんなにも私は呪う気でいる。


あすみ「だったら私から一方的にでも呪いをプレゼントするまで……!」


 懐の中から黒い宝石を掴んで手の中の魂へと押し当てる。私から見て“一方的”なだけに、とても「全部」をやってる場合じゃない。


 「一番悪い奴」から潰していく。その罰の「程度」は私が選ぶ。

 こいつらの末路は知らない。でもこれだって自業自得のうち。




 私は映画の中のヒーローじゃない。

 ――……でも、ゆまは私のことも同じように見ていた。

578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/31(土) 22:25:48.23 ID:ljmuI1N/0
自業自得だがいじめをするような連中は相応の報いを受けるべき
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ sage]:2018/03/31(土) 22:32:25.76 ID:pG77o5GZ0
あすみちゃんやり過ぎていじめ子を殺さないと良いけどね、まあ痛い目をみないと分からないだろうから
死なない程度に痛めつけるなら良いけど
580 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/03/31(土) 22:59:24.75 ID:NhYqUYKr0


あすみ「――ただいま」

ゆま「おねえちゃん、おかえりなさい!」

あすみ「きっと月曜にはゆまも学校に行けるようになるよ。それでもまだ嫌なことがあったらまた私に言って」

ゆま「うん。……ゆまをいじめてた人たち、どうなったの?」

あすみ「さあ、私も知らない。でも、それでいいんでしょ?」

ゆま「うん……」


 それからまた家に帰ると、すぐにゆまの傍に戻った。


あすみ「さっ、これでもう気にすることはなくなったんだから、宿題のことはちゃんと先生に言ったほうがいいよ」

ゆま「でも、『ズルしてようとしてる』って思われないかな?」

あすみ「先生もそんな無能なら、私が学校に居られないようにしてあげるよ」




1ゆまとお話
2ゆまとテレビでも見る
3勉強を見る
4自由安価

 下2レス
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 23:01:41.47 ID:e0OIuH8c0
4何かあったら私にきちんというんだよ。私がそういう奴らを"成敗"してあげるよ
正義の味方が悪者を倒すように(嘘だけど)
安価下
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 23:10:01.48 ID:pG77o5GZ0
安価↑+3
583 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 00:29:31.50 ID:RElGgNO30

あすみ「……でも別に、もう行きたくないなら行かなくてもいいよ。ゆまが幸せになれるほうでいい」

ゆま「うん……月曜日はいってみる」

あすみ「そっか。これからも、学校だけじゃなくて、ゆまを貶める奴らは全員私が“成敗”してあげる」

ゆま「おねえちゃんはヒーローだもんね」

あすみ「……そうだね。『正義の味方が悪者を倒すように』――ね」


 ……正義の味方に倒された悪役はどうなるのだろう。

 さっきの映画のように改心して去るか、味方につくか。その後が描かれない悪役だっている。


 改心? そんなの、あるわけない。それこそ物語の中のお話。


 何が起きたかなんてゆまは知らないほうが良いのかもしれない。


あすみ「じゃ、ゆま。わからなくなった分の勉強は見るよ」

ゆま「えー、今から勉強するの!?」

あすみ「月曜も行くなら宿題のことがあるでしょ?」

ゆま「う〜……わかった。おねえちゃんといっしょならいい」


 ゆまの隣で私も勉強道具と向き合う。

 ……私とゆまの間に戻った日常をかみしめる。誰を見返すだとか認めてもらうだなんて、考えてたからいけないんだ。 

584 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 00:48:29.37 ID:RElGgNO30


 ――それから、そろそろ寝る準備をしていた頃、真夜中になってから私達以外の姿が家の中に現れた。

 どうやら異変を察知してきたらしい。

 大量に出た“不用品”をインキュベーターに押し付ける。


QB「この近くの小学生たちのこと、あすみが何かやったのかい」


 そう言われても私にはわからないが、きっと事故か何かでも起きたんだろう。

 あの時は私もそこまで明確にイメージを持ってやっていたわけじゃなかった。


あすみ「……だったら何か?」

QB「確認しようとしただけだよ」

あすみ「あっそう」



1まだゆまのこと狙ってんの?
2追い返す
3自由安価

 下2レス
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 00:50:36.07 ID:6QayhJC50
1
安価下
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/01(日) 00:53:51.89 ID:fEAe/QpS0
1+何が起きたのかキュウベェに詳しく聞く

何かやったのか、ってそんな遠まわしな言い方じゃわかんないよ
いったい何が起きたのかはっきり言いなさいよ
587 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 02:05:45.95 ID:RElGgNO30

あすみ「で、何が起きたの?」

QB「なんでも通学路にバスが突っ込んだ、っていう話だよ」

QB「それ以外にも、遊んでいるうちに頭を打ったなんていう怪我が同時に多数、ここまでくればさすがに偶然にしてはおかしい」

QB「全員ゆまの関係者だ」


 ……ああ、なるほど。それは私を疑うしかないだろうな。


QB「……今のは、今日の段階で僕が知っていることだけだ。あすみは何を起こしたかすらわかっていないんだね」

あすみ「…………」


 今更に納得している私を見てインキュベーターは言う。

 『不運』そのものをぶつけた。――ゆまをいじめる奴らにも私の時と同じにしてやっただけ。その結果までは私の知ったことではなかった。


あすみ「だからなに? アンタ、まだゆまのこと狙ってんの?」

QB「君が居る限りあまり積極的に迫る気はないよ。僕としてはいつでも歓迎してるけどね」

QB「まだチャンスを失ったわけじゃない。ゆまの契約に関しては、あすみ、君の存在がキーとなっているだろう」

あすみ「だから、この私が簡単にやられてあげるわけないでしょ!」


 これまで世界滅亡を回避する計画を練って、ついにここまで来たんだ。

 ワルプルギスの夜だって倒してやる。
588 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 02:13:51.36 ID:RElGgNO30

 ――インキュベーターが去った後、残りのグリーフシードを整理して懐にしまう。

 しかしその時、ふと気づいた。


あすみ「!」


 昨日も感じた“違和感”が。その正体が今度こそはっきりと見えてしまった。


あすみ「ソウルジェムが……濁っている……――?」

あすみ「魔法を使ってから浄化したはずなのに?」



 それは【呪い】じゃない。怒りでも絶望でもない。

 正反対のもの。私には縁がなかったもの。


 ゆまのことはなんとしても幸せにしてやりたい。

 そのためには私がいないといけないのに――



―二十一日目終了―


あすみ 魔力[80/100]  状態:
GS:16個
・[100/100] …×13
・落書き[49/100]
・武者[100/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
589 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 02:14:17.38 ID:RElGgNO30
-----------------------
ここまで
次回は1日(日)18時くらいからの予定です
590 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 18:26:58.17 ID:RElGgNO30


 ……息苦しさを感じて目を開く。

 誰かに身体を押さえつけられている。それに気づくと、私は咄嗟にそいつを引き剥がそうとする。


あすみ「……あなた、誰ッ!?」


 今の私なら人一人に組み付かれたところで抵抗するのは簡単なはずだった。

 しかし、どんなに力を込めてもがいても、太い腕は少しも動く気配を見せなかった。


 それだけで焦りと恐怖は記憶の中そのままによみがえる。自分の力でねじ伏せられない相手は怖い――。


 見上げると、そこには私の良く知る姿があった。

 小さい私の身体では振りほどくことなどできない――――



――――
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/01(日) 18:28:36.53 ID:fEAe/QpS0
あすみ、精神的にヤバくなってきてる?
592 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 18:46:43.00 ID:RElGgNO30
ゆまの家 朝


 ――……久しぶりに夢を見た。目を覚ましてみれば、白いカーテン越しに朝日の差し込む寝室があった。

 ソウルジェムの濁りを確認する。悪夢で私の魂は濁らない。


 ……今になってこうなったのは、ゆまと出会って多少なりとも私自身にも希望が見えたから。


 その矢先にこれとはひどい話だ。


あすみ(……夢は不安の現れ、か?)

あすみ(希望が見えて、自分の本質まで見えて、今が怖くなったから)


 抵抗できないとわかったら、諦めるしかない。出来るだけ痛い思いをしないように、惨めったらしく息をひそめながら。

 もうそんな情けないことは二度としたくない。……だから私は“呪った”。


 どれだけ取り繕おうと、私にはすでに汚れと傷が根底まで染みついている。

 魔法少女として力を振るい、この願い【呪い】に囚われる限り、それは変わらなかった。



 本当は私に将来なんてものはない。呪いの結末はいつだって決まっている。

 ……でも。



 『きっと月曜にはゆまも学校に行けるようになるよ』


 ――――ワルプルギスの夜はもう明日の朝にまで迫っている。

 その言葉を実現するためにも、この勝負には勝たないといけない。
593 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 18:53:45.37 ID:RElGgNO30


 ……隣を見れば、ゆまはまだ寝ていた。

 学校もない土曜日の午前。早くも遅くもない時間だった。


 少し気晴らしに外にでも出かけようかと思って、少し考える。


あすみ(……起きた時、私がいないとゆま寂しがるかなぁ)



1魔女狩り
2見滝原大橋に下見に行く
3病院を訪ねる
4自由安価

 下2レス
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/01(日) 19:04:49.46 ID:fEAe/QpS0
朝ごはんを2人で食べてから3

……ちょっと猫に会って来るか
いい加減巴マミの死の真相を知りたいし、キリカにワルプル戦の時ゆまを預かってくれるよう頼んでこなきゃ
鹿目まどか達だと人見知りするゆまだと不安にさせそうだからね
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 19:06:20.46 ID:VL2SGZjUO

あんな夢を見たせいで股が濡れてたのでゆまが起きる前にシャワーを浴びるを追加
596 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 19:42:52.94 ID:RElGgNO30

 ひとまずベッドから起き上がる。すると、不快な感触に顔を顰めた。

 あんな夢を見たせいか、下着が濡れている。

 決しておもらしをしたってわけではない……おもらしとどっちがマシだろうか?


あすみ(…………どっちも最悪だな。しかし防衛本能ってすごいわね、愛なんかなくなって諦めて慣れちゃえば成立しちゃうんだから)

あすみ(――……一人でしてこよ)


 そんなことを考えて、前に小巻の言ったことも思い出した。

 誰のためになるのかもわからない汚い強がり。

 ゆまが起きる前に軽くシャワーを浴びてくることにした。



 ――それから、ゆまと朝ごはんをとる。

 今日は時間が遅めなので、いつもと比べて少な目だ。


あすみ「ゆま、この後ちょっと出かけてくるよ」

ゆま「またどっかいっちゃうの?」

あすみ「少しだよ。それに、買い物もしなくちゃ夕飯作れなくなっちゃう」

ゆま「……わかったー」


 明日のこともキリカに頼まないと。

 この前行った時は会えなかったし。

597 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 20:25:41.07 ID:RElGgNO30


 ――……病院に向かうと、エントランスでわんわん泣いている子供が目についた。

 ゆまと同じくらい。見覚えのある子供だ。


あすみ「……お嬢ちゃん、どうしたの?」


 極めて白々しく声をかける。

 ……昨日の今日で忘れるわけがなかった。どうなったかなんてどうでもいいのに。


*「ママが……」


あすみ「……ママがどうしたの? ……死んだの?」


 意地悪いほどに声色だけは優しくしたその声は、次の瞬間泣き声で掻き消された。

 ……私はあいつの話から誰かが怪我をしたくらいしか知らなかったが、昨日からこの場所に増えた患者は多いはずだ。


 ――――その人にとって何がどのくらい重い不幸かなんてのは人それぞれ。

 誰かを不幸にすればその周りさえも不幸になる。……私達子供はとくに、一人で生きているわけじゃないのだから。
598 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 20:38:31.83 ID:RElGgNO30


あすみ「…………」


 泣いてる子供を放って行く。

 あいつがどうなったかは知ったことじゃないが、私はそうなった。だが私が何をした? あいつは『何か』はした。


 ――病室のある階にまで上がろうとすると、その途中で声をかけられる。


杏子「……よう、キリカならもう退院したぞ」


 思ってもない姿。……明日まで会わないつもりだったのに、なんでこいつがここにいるんだ?


あすみ「なんでアンタが知ってるのよ」

杏子「そりゃ直接あいつから聞いただけだ」

あすみ「……あっそ」


 ホント、いつから仲良くなったんだか。

 ……だったら別にもうここには用はない。そう思って去ろうとしたが、杏子はまだ呼び止めて私に問いかけた。


杏子「――『不幸を操る魔法少女』って知ってるか?」

あすみ「…………」

杏子「マミの死因はそいつだ。このあたりで事故が起きて小学生が数人運び込まれたのもそいつの仕業らしい」
599 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 20:54:26.37 ID:RElGgNO30

あすみ「……それで?」

杏子「そうだな、急にそんなこと言われてもそりゃ困るわな。今はそれどころじゃないもんな」


 一応とぼけてみる。すると、杏子もとぼけたようにそう言った。


 気づいていない? ここまで来て気づかないわけない。


 ……巴マミの死因については私も薄々感付いてはいた。この間イレギュラーの心を覗いた時から。

 それでも今ここでその事実を突きつけられると、わずかに心は跳ねた。


 いや、『今だから』――か。



1敵討ちでも考えてるの?
2あいつどこに居るか知らない?
3自由安価

 下2レス
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 20:57:20.90 ID:6QayhJC50
1+3あんたが敵討ちしようがアンタの勝手だけれど、そんなことしても巴マミは帰ってくるわけでもないし、やり遂げ後にむなしいだけだよ?
安価下
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/01(日) 20:58:40.14 ID:3C0kbOfY0
1
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/01(日) 20:59:45.58 ID:fEAe/QpS0
1+2
603 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 21:41:37.88 ID:RElGgNO30

あすみ「敵討ちでも考えてるの?」

杏子「……さあな、まあ今は明日のことに集中しようぜ」


 今度は杏子のほうから去って行く。私も病院を出ることにする。



 ……敵討ちなんて考えたところで巴マミの二の舞になるだけ。

 そんなの杏子もわかってるだろうに。


 でも、どうして巴マミが私に“殺意”を抱いたのだろう。

 あいつが死ぬ前に私が起こした行動といえば、不法侵入してきたインキュベーターを始末したくらい。キリカもそれを見ている。

 まさかそれで自暴自棄になるほどあんなのに入れ込んでたなんてオチだったら滑稽すぎる。


あすみ「…………」


 『自業自得』――――。


 大抵の社会では、悪いことをすれば法律による罰則を受ける。秩序を保つためだ。でもそれだって完全じゃない。

 罪の重さと“それ相応の罰”を完全に決められるとしたら、本当はそれは【神】だけなのだろう。


 私の呪いはそれと並ぶ。でも私は神様なんかじゃない。


 呪いがなければ、もし巴マミが錯乱して襲い掛かってきたとしたら私は死んでいたかもしれない。

 貶められるのが嫌だから、貶められる前にやり返す。でもそれは、自分の気に入らないものを拒んで排除するのと変わらないんじゃないか?


 私の意思と関係なくそれは発動する。――――なるほど、それは確かに“呪い”だ。


 今更に、今だからそんなことを考えた。

604 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 22:01:59.90 ID:RElGgNO30


 ――……先にスーパーで今日の特売品を手に入れて、袋を手に提げたまま帰り道を歩く。

 病院に行ったはいいが、当てが外れてしまった。

 そんなことを考えて歩いていると、道の隅でしゃがみこむ背中を見て途中で足を止めた。


あすみ「……猫が猫と戯れてる」

キリカ「なっ――――」


 声をかけるとこちらを振り向いた。

 どうやら道端に居た野良猫を撫でていたらしい。


キリカ「あ……猫逃げちゃったじゃん。きみのせいだよ」

あすみ「知ったことじゃないし。それよりアンタ、いつのまに退院してたの?」

キリカ「昨日。一昨日検査して、経過もいいからあとは自宅療養でいいって。いつまでも入院してたくないからね」

キリカ「学校でも激しい動きをしなければ大丈夫だって言われたし」



1ゆまのことを話す
2アンタは巴マミのこと知ってんの?
3自由安価

 下2レス
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 22:03:39.90 ID:6QayhJC50
1の後に2。例えば死因とかさ
安価下
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 22:13:06.76 ID:eLAsH1RV0
安価↑+あすみ巴マミの死に付いて罪悪感からかキリカと話した後巴マミの幻を見る
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/01(日) 22:13:47.34 ID:fEAe/QpS0

読心も使用してかまをかけるようにキリカに問い詰める
織莉子がマミの死を予知で知っていながらそうなるように仕向けたことを聞き出すような感じで
608 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 22:54:30.65 ID:RElGgNO30

あすみ「ふーん、じゃあ戦えるようになるのは遠そうだね」

キリカ「完治は大分かかりそうだけど。でもその前にもなんとかしたいとは思うよ」

キリカ「……生きてたのはいいけどね、さすがにでこぼこしたままで醜いのはショックだよ」


 年月が経過しても綺麗に治らないって言ってたっけ。魔法のおかげで一生ものにならなかっただけマシか。


あすみ「それならそういう魔力の扱いも慣れておいてね」


 ……私はとっくに自分の身体への執着は消え失せた。

 ただ、他人に好き勝手されることだけが許せない。――怖いのだ。


あすみ「……明日はちょっと、私の代わりにゆまのこと頼むよ。契約しないように見てて」

あすみ「明日は朝から“大災害”が起きて、街全体で避難に呼び出されるからね」

キリカ「……なにそれ、あいつの予知?」

あすみ「んー、まあそうだね。私はそこから知ったけど」

キリカ「まだあいつとつるんでるんだ。あいつ今どうしてんの?」


 こいつは何も知らないままだった。

 ずっと入院してたからか、ニュースも耳に入ってないようだった。
609 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 23:14:14.17 ID:RElGgNO30

あすみ「……明日が終わったら少しずつ話そうかな。でも、また巻き込まれたくないなら深入りしないように」

あすみ「アンタは巴マミのこと知ってんの?」


キリカ「『こと』って?」


あすみ「――たとえば『死因』とか?」


 ……何をきっかけに、誰かに恨まれただけで何が起こるかわからない。

 それはたとえ私のほうが悪かったとしてもだ。それが私の振り撒く“呪い”。


キリカ「誰かにやられたっていうことくらいはね。一応聞いた」

あすみ「……そう」


 用件は伝えた。それだけで去っていく。

 早く半額の冷凍食品をしまわなくては。





あすみ「…………あ、いけない、フラグみたいになっちゃったかなぁ」
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 23:21:56.26 ID:VL2SGZjUO
結局話の核心には触れずじまいかよ
疑念残したまんまだしワルプル戦は全滅エンドかな?
611 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/01(日) 23:50:01.86 ID:RElGgNO30


あすみ「ただいまー」

ゆま「おかえりなさい!」


 家に帰って冷蔵庫の整理をし終えると、ゆまの隣で一息つく。

 ……いつまでこのやり取りを聞けるだろうか。


 私はいつまでゆまの隣に帰ってこられるだろう。


ゆま「なにをかってきたの?」

あすみ「今日はゆまの好きなヨーグルト買ってきたよ! ちょうど安かったんだ」

ゆま「わあい!」

あすみ「おやつの時間に食べよう」



2翌日へ
3自由安価

 下2レス
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 23:52:53.40 ID:6QayhJC50
1は?
安価下
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 23:58:04.88 ID:VL2SGZjUO
今日はゆまと一緒にいることにする
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 23:58:54.85 ID:eLAsH1RV0
3 夜眠っていると夢枕に巴マミが現れた
それはあすみ罪悪感から見せた幻だったのか、それとも本当に巴マミの幽霊だったかは解らないが
夢の中のマミは一言、貴女を許します、だから貴女も私の事で思い煩うのを辞めなさい、と言われた
615 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/02(月) 00:13:57.54 ID:yTNS/ieJ0


 明日一緒に戦う『仲間』からのメールのチェックをする。

 見てみると、イレギュラーから改めて集合時間と場所について連絡のメールが入っていた。


あすみ(……この『仲間』も、もう明日までの仲か)


 ……そして、携帯をしまった。


 せめて今日はゆまと一緒にいよう。



―二十二日目終了―


あすみ 魔力[80/100]  状態:【希望】
GS:16個
・[100/100] …×13
・落書き[29/100]
・武者[100/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
616 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/02(月) 00:40:49.34 ID:yTNS/ieJ0
--------------------------------
ここまで 次の土日であすみ編は終わるかもしれません。
次回は7日(土)18時くらいからの予定です
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/03(火) 01:53:28.10 ID:k0AhmTOH0
618 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 18:35:44.05 ID:3LxbtYn90


あすみ「……じゃあ、ゆまのこと頼んだよ」


 避難所の前でゆまをキリカに預ける。……きっと、イレギュラーと小巻もあっちで今頃同じようなことをやってるだろう。

 私がやられるかもしれないなんて聞かされたらゆまは契約しかねない。


ゆま「おねえちゃん、ホントにお外にいっちゃうの? 風すごいんだよ?」

あすみ「大丈夫だよ、私はヒーローだからね。ちょっと見てくるだけ」


 だからこそ軽い調子で別れる。

 ――――嘘ついてごめんね。私はきっとこれからも嘘をつき続けるけど、いつか限界が来る時まで一緒に居るよ。


 踵を返すと、テレパシーが聞こえてきた。


キリカ『……これから戦いに行くんでしょ。私も行ったほうがよかったんじゃないの?』

あすみ『ゆま放っとくほうが危ない。待機しといてよ、途中でイレギュラーさんもここに来るから』


―――


キリカ「…………」



 ――ほむら『マミのことだけど、あまり自分を責めないほうがいい。別に、貴女が悪いわけじゃない』


キリカ(『不幸を引き起こす事の出来る魔法』…………か)

キリカ(本当にそれなら私が悪くはない?)


―――
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 18:48:57.39 ID:dA1lM8E00
キリカは悪くはないよね、マミ事を思って行動したのが裏目になっただけ
邪魔者になりそうなマミを始末するためにそうなるように、黙って何も行動しなかった織莉子が諸悪の根源
620 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 19:14:13.73 ID:3LxbtYn90
朝 見滝原大橋


『本日午前7時 突発的異常気象に伴う避難指示が発令されました。
 付近にお住まいの皆様は速やかに最寄の避難場所への移動をお願いします。
 こちらは見滝原市役所広報車です。本日午前7時……』


 避難指示の放送を流しながら車が横を通っていく。

 暴風圏の中心に約束通り、4人の魔法少女が集う。


ほむら「おはよう、これでみんな揃ったわね」

あすみ「敵はどこー? この辺の使い魔ちょっと適当にぶっ倒しといたけど、反撃しようとしないんだよね」

ほむら「あれは放っておいていいわ。『ワルプルギスの夜』はこれから少ししたら出現する。今は待ちましょう」

小巻「あと少し、ね……」

あすみ「オーケー。欲を言えば前回までで測っといてほしかったけど」

杏子「…………」


 ……未だに杏子はむすっとしたままだ。

 ストレスを発散するようにポケットからお菓子を漁って食い散らかしている。



1今は敵を倒すのが優先でしょ?
2自由安価

 下2レス
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 19:28:36.96 ID:dA1lM8E00
杏子に苦言とほむらにゆまのことも頼む
あとほむらにGSを寄越せと要求

あんたさぁ、何イラついてるの?この中で一番ベテランなのはあんたでしょ?
余計なお世話かもしれないけど、別のことに気をとられて目の前の敵に集中できないなら死ぬよ?
死んだらそれで終わり、何もできなくなるだけ、そんなんじゃあんたが今一番知りたい事知らないで死ぬだけ
それが嫌なら集中しろ!

あ、イレ…ほむら、避難所着いたらゆまのことお願い
キリカと一緒にいると思うけど、あの子も素質持ちだからあの畜生が狙ってるの
まどか達と一緒にいさせて?その方がリスク減るから
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 19:31:27.63 ID:r9V3BIbMO


ほむらは戦闘に参加しないから少しでも分けてもらいたいよね
溜め込んでそうだし
623 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 19:59:19.20 ID:3LxbtYn90

あすみ「……アンタさァ、何イラついてるの? この中で一番ベテランなのはあんたでしょ?」

あすみ「余計なお世話かもしれないけど、別のことに気をとられて目の前の敵に集中できないなら死ぬよ?」

杏子「わかってるよ、んなことは!」


 そう言いつつ、声は不機嫌そのものだ。


小巻「あいつ何があったの?」

あすみ「さあ? とにかく、死んだらそれで終わり、何もできなくなるだけだから」

あすみ「私は死にたくない。アンタも今死ぬのが嫌なら集中しろ!」


 杏子は私のをほうを睨むと、舌打ちして身体を外に向け直した。

 ……足元に落ちたお菓子のゴミが風に乗って散らばっていく。荒っぽい性格とは聞いてたけど、ふて腐れた子供みたい。


 『あんたには言われたくない?』――まあ、そう思うだろうね。


ほむら「……それは正論だわ」

あすみ「あとイレギュラーさん。どうせ使わないなら、ちょっとくらいグリーフシードちょうだいよー」

あすみ「ま、使わなかったら後で返すし」


 調子良く言ってみるが、こんな時に借りたものが返されるはずもない。

 こんなのに引っ掛かる馬鹿はいないだろう。


 そう思っていたが、イレギュラーは少し考えるそぶりを見せたのち、こちらに手を差し出した。


ほむら「……どうぞ」

あすみ「え、マジ」

ほむら「私が持っていても意味がない。……私はグリーフシードが欲しいわけじゃないもの」

あすみ「……あんがと、ほむら」

ほむら「でも、みんなで分けてほしいわね」

小巻「アンタ何一人でくすねようとしてんのよ!」

あすみ「そ、そんなことしようとしてないよ? みんなにも配るつもりだったって!」


 ……あいつはあいつで、意外と私たちのことを本当に『仲間』だと思っているのかもしれない。


 そんなやりとりをしてからすぐ、何もなかったはずの空間に大きい魔力が現れた。



あすみ 魔力[80/100]  状態:【希望】
GS:18個
・[100/100] …×15
・落書き[29/100]
・武者[100/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]
624 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 20:20:50.87 ID:3LxbtYn90

 上空には逆さを向いた魔女の姿。

 この場のみんながそこに意識を向け、ほむらが攻撃のために走り出す。


ほむら「作戦通り、私の攻撃から始めるわ。その後ここには戻らずに避難所に行く」

あすみ「あと、避難所着いたらキリカのほうにも寄ってみてよ! 妹と一緒に居るけど、あの子も素質持ちだから」


 イレギュラーは頷いて、その直後に姿を消す。

 すると、海の向こうから派手に爆発が起こりはじめる。軍事兵器を用いた大規模な攻撃が流れるように炸裂していく。


小巻「聞いてはいたけど……派手にやるわね。これは落ち着くまであたしたちには近づけないわ」

杏子「これで倒しちゃうんじゃないのか?」

あすみ「私たちの出番まるでなし? それはそれで、さっきのグリーフシード返さなくなったら困るんだけど」


 私たちには暫く眺めているしかなかった。

 …………やがて攻撃が終わり、ワルプルギスの夜は爆炎の中に沈んで姿が見えなくなる。


 しかし、予想を裏切るようにその姿は炎の中から再び浮かび上がってきていた。

 ほむらの撤退の宣言を聞いたのはその矢先だ。
625 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 20:28:34.94 ID:3LxbtYn90
【訂正】
「それはそれで、さっきのグリーフシード返さなくなったら困るんだけど」↓
「それはそれで、さっきのグリーフシード返さなくちゃいけなくなったら困るんだけど」
------------------------------------------------------------------------------

あすみ「……耐えちゃったようねー」

小巻「でももう弱ってんでしょ。それなら今が狙い時よ!」

杏子「ああ、こんなところでもたもたしてられないからな」



 遅れて、私たちも一斉にワルプルギスへと近づいていく。

 ビルの上へと昇り、そこからその巨体を間近に眺めて武器を向ける。



あすみ 魔力[80/100]  状態:【希望】
GS:18個
・[100/100] …×15
・落書き[29/100]
・武者[100/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


敵:ワルプルギスの夜

1モーニングスター【現在:スタッフ】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
5死神の鎌 :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 20:30:38.56 ID:dA1lM8E00
5は使えないの?
つかえるなら5、そうでないなら1c
627 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 20:56:37.73 ID:3LxbtYn90

 ……斬りかかりにいく二人を見ながら足を止める。

 私はそれを見ながら少し考えていた。


 魔女の力の性質は少しずつ違いはあれど、基本的には『呪い』で出来ている。こいつはその頂点だ。

 私を巻き込み街全体にまで牙を剥かんとする、呪いを含んだ魔力は身を灼くほどひしひしと伝わってきている。


 ――もし私の魔法で、この溢れ出る呪いの力をそっくりそのままこいつに返したらどうなる?


あすみ(そのまま倒せるなら万々歳…………)

あすみ(……ただ、その力を扱い切れなければどうなるかはわからない。魔力の消費はいつも以上になることは確実……ね)


 身の危険、とでもいうのだろうか?

 灼き尽くされる。――直感的に言えばそんな感覚。それが私に感じ取れることだった。


あすみ「ま、私もみんなに混じって身体動かして活躍しとこうかなっ」


 舞い上がるように跳び、手に構えたモーニングスターの鉄球を最大限に大きくして振りかぶる。

 鉄球はその重量のままにワルプルギスぶつかり、大きく金属音を鳴らした。
628 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 21:04:33.72 ID:3LxbtYn90

 一撃では傷がつく気配も見せない。

 二発、三発と当てられるまで振るい続け、降下する巨体を追うようにその上に乗って追撃していく。


 しかし、そうするとワルプルギスは、その重量を持った私ですら吹き飛ばすほどの風を巻き起こしてくる。


あすみ「……うっそ、こんな魔女初めて会った」


 跳び回りながら移動する戦いの中で重すぎる武器は扱い続けられない。

 仕方なく通常のフレイルに戻して鎖を伸ばし、しがみつく。


 そこから再び体勢を整え直して再び攻撃に移る。


あすみ「でももうサヨナラッ!」



あすみ 魔力[100/100]  状態:【希望】
GS:18個
・[100/100] …×15
・落書き[0/100]
・武者[59/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


杏子 状態:正常
小巻 状態:正常


敵:ワルプルギスの夜

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
・死神の鎌 :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 21:06:36.50 ID:r9V3BIbMO
1cかな?
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 21:06:50.19 ID:dA1lM8E00
1c
631 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 21:27:08.66 ID:3LxbtYn90

 巻き起こされた風に乗り、下に見える巨体目掛けて再び巨大な鉄球のハンマーを振るう。

 体勢を整え、最大限に力は込めたはずなのにさっきとほぼ変わらないことにギリ、と歯を食いしばり、再び体勢を整え直す。


小巻「……こんなカッタイなんて聞いてないわよ」

あすみ「私もだよ」


 隣に来た小巻のぼやきに共感の返事を返す。

 みんな感想は同じのようだ。パワーに秀でた奴ばかりが集まってるから似たような戦い方にもなる。


 すると、辺りを魔力の黒い塊が包み、そこから人型になって散っていく。

 ――使い魔だ。


あすみ「見たことない使い魔が沸いてきたよ。あいつらは闘る気らしいね」

小巻「このタイミングで面倒ね」


 話していると、同じく近くに居た杏子が跳びあがってこの場から去っていく。


杏子「あたしがやってくる。お前らは目の前に来たのだけでいい。魔女を狙え!」

あすみ「さっすがー、頼りになるよ先輩!」


 ……返ってきたのは舌打ちだ。

 私たちはお言葉に甘えて攻撃を続けることにした。



 あすみ 魔力[ 100/100]  状態:【希望】
GS:18個
・[100/100] …×15
・落書き[0/100]
・武者[9/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


杏子 状態:正常
小巻 状態:正常


敵:ワルプルギスの夜 <-攻撃対象
  影魔法少女

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
・死神の鎌 :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 21:32:41.76 ID:dA1lM8E00
小巻に自分のガードを頼んで1c
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/07(土) 21:35:09.60 ID:4VHjMtOz0
次の主人公は男にして魔法少女が存在しない世界にしてギャルゲーにしたい
634 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 22:13:49.67 ID:3LxbtYn90

 ふわふわと移動し続けるワルプルギスを追いながら間合いを測る。


 しかし、魔女はこうしながらも手当たり次第に火を噴いて近くのビルを焦がし、吹き飛ばした街並みの残骸すら塵にしていく。

 こっちに攻撃が向かないだけマシか?

 敵であるはずの私たちを狙わないことが『余裕』を表しているようにも思えた。


 少々面倒にはなるが、武器の使い分けは必要だ。この状況で機動力を削がれるのは痛い。


小巻「火が厄介ね」

あすみ「自分のことだけじゃなくてこっちの援護も頼むわよ! 今は『仲間』なんだから」

小巻「……今だけよ」


 なんだかんだと防御を小巻に任せつつ、フレイルをハンマーに戻し攻撃の準備をする。

 あまり渋っていては今いる足元も危ない。


あすみ「仕掛けるよ、そろそろ穴でも開いてくれないかなァッ!」


 ハンマーを大きく振るい打撃を続けていく。すると、小巻が呼びかけた。


小巻「ちょっと、アレ!」


 飛んできた破片で細かい傷くらいはいくらでもついている。そんなの全部は防ぎようがない。

 しかし小巻の指す方向を振り返って、今度はそれとは比べ物にならないビルの残骸が横から迫ってきていた。
635 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 22:37:54.82 ID:3LxbtYn90

あすみ「こまきち、どうにかできる?」

小巻「無理。押しつぶされなくても追いやられるわ」

あすみ「じゃあ一時撤退だ」


 巨大ハンマーを置き土産にして盾代わりにし、隙間から看板を伝って下へと降りて撤退する。

 元居た場所にはビルが見事に突き刺さっていた。


 ……やっと使い魔を倒しに行っていた杏子が戻ってくる。

 これで三人そろったが、元通りというにはこっちが消耗している。


あすみ「……どうすんのこいつ。思ってた以上なんだけど?」

杏子「そうだな―― !」


 次の攻撃をどうするか。話し合おうとした次の瞬間には強烈な突風によりそれが掻き消される。

 近くにはしがみつけそうなものもなかった。


 途中で近くの電柱目掛けて鎖を伸ばすが、『不運』なことに力に耐えきれずに電柱が傾く。


 …………分断された。瓦礫の中から身体を起こす。

 思えば、私は契約してから戦いで苦戦することがほとんどなかった。

 普段が恵まれすぎていた。自分が『幸運』になっていたわけじゃない。相手を『不運』にしたから相対的にそう思えていたんだ。


あすみ(……とはいえ、どうするもこうもないな)

あすみ(やられる前にやる以外に勝つ方法はないんだから)



 あすみ 魔力[100/100]  状態:【希望】 【負傷:中】
GS:18個
・[100/100] …×15
・落書き[0/100]
・武者[9/100]
・たわわ[100/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


杏子 状態:??
小巻 状態:??


敵:ワルプルギスの夜

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
・死神の鎌 :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。
5自分の負傷を回復(重打撲) 【回復:E】:1ターン分なにもできなくなる代わりに治療に専念する
 a全快(魔力-45)
 b負傷:小にする(魔力-23)

 下1レス
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 22:41:53.78 ID:dA1lM8E00
2人にテレパシーで状況確認しながら5a
637 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 23:04:38.82 ID:3LxbtYn90

あすみ『二人とも、どこいった? なにしてんの?』

杏子『どこかわかんねーよ。とりあえず敵を追ってるとこだ』

小巻『こっちは平気。途中でバリア張ったから』


 自分の傷を治しながら、とりあえず生存確認。魂の真実を知りながら気絶する甘ちゃんや、一撃でソウルジェム粉砕されるほど不運な奴はいなかったらしい。

 ワルプルギスを追っていけばまた会えるだろう。


あすみ『こまきち自分だけずるーい。じゃあ暫く攻撃頼んだわよ』


 ……しかし、いくら防御のできる小巻といえど、目に見えるビルや障害物ならともかくこいつの起こす風は予測が出来ない。

 食らった時にはすでに手遅れ、防ぐことはほぼ不可能だ。そう何度も食らってはいられない。


あすみ(どうにかならないものかね……)


 予知能力持ちの魔法少女はもう死んだ。せめて予兆を読み取れるくらい風の発生が遅ければよかったものの……。


あすみ(…………それでも私とこまきちが足引っ張りそうだけど、防御と組み合わせればいけるか)

あすみ(ま、誰が居れば勝てたと言うにも、私がこのザマじゃね)


 ……考え事をやめて、治療だけに専念する。

 効果はすぐには感じられない。……だから治癒は苦手なんだ。こうなってから実感する。


 いつまでここに足踏みしていればいい?
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 23:19:08.36 ID:dA1lM8E00
マミがいればリボンで足場とか作れたのにねぇ
639 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 23:28:45.47 ID:3LxbtYn90

 治療に気が逸れていた間に、後ろのビルが軋む音がして目の前の影が濃くなる。

 あいつの居る中心からは外れているが、ここも十分に暴風圏だ。


あすみ「!」


 ……痛覚を切って立ち上がる。いつもそうしてきたじゃないか。

 でもあんまりボロボロなの見せたくないなぁ。


あすみ「……行くか」


 瓦礫の上を渡ってワルプルギスを追っていくと、二人が闘っているところが見えた。

 さすがにあっちは盾と回復があるからあまりダメージを食らってない。


杏子「おせーぞ。おい、大丈夫か」

あすみ「……仇の心配してどうすんの」

杏子「今は『仲間』なんだろ。小巻、もうこっちのことはいいから治療してやれ」

小巻「わかったわよ」


 小巻はバリアを張りながら治癒の魔法を使う。

 ……自分には出来ない魔法。


あすみ「……身体の傷なんて負傷に入らないんだっての」

小巻「いつ動けなくなるかわからないんだから、傷だらけで戦うよりはマシでしょ」
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 23:34:18.78 ID:dA1lM8E00
自分のことを『仇』か……あすみも確信してるんだ、自分の呪いがマミの死因だって事
641 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 23:43:07.32 ID:3LxbtYn90

 ……耳の痛い正論だ。


 そうしてる間にも、私たちの前で戦っている杏子は飛んできた破片を防ぎきれずに押されている。

 最初に比べて瓦礫の数は増えている。その代わりに失われているのは見滝原の“街並み”だ。


 傷は治しても疲労は蓄積する。


あすみ「治ったね。じゃあまたあっちやってあげてよ」


 しかし、今のところはこうして交互にやっていくしかない。

 いつしか私達の意識は、倒すための戦いから倒されないための戦いへと変化していた。


 そんな時、杏子がつぶやいた。


杏子「…………こんな時、マミがいればな」


 ……無いものねだりをするのは誰も同じらしい。巴マミがいたら何が出来ただろうか?

 私達よりもベテランなのだからきっと強いんだろう。でも私はそれ以上あいつのことは知らない。


 私の『呪い』がなければ? 私があいつの恨みを買う行動を取らなければ?

 キリカがそれをマミに伝えなければ? 恐らくその未来もどこかで気づいてたであろう美国が善い人だったら?


 ……それで何かは変わる。杏子にとってその違いは大きい。
642 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/07(土) 23:57:42.17 ID:3LxbtYn90

小巻「あいつ、また使い魔増やしてきたわよ」


 そう言われて見てみれば、周りはまたいつのまにか使い魔に囲まれている。


あすみ「……私がやってくる!」


 しかしこのペースで攻撃され続けるのはまずい。


 もしここでまた突風でも吹かれれば今度こそアウトだ。

 小巻だって回復が専門なわけじゃない。防戦になればいつかは魔力のほうが尽きる。



 あすみ 魔力[100/100]  状態:【希望】
GS:18個
・[100/100] …×15
・落書き[0/100]
・武者[0/100]
・たわわ[64/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]


杏子 状態:正常
小巻 状態:正常


敵:ワルプルギスの夜
  格闘少女の影×5 <-攻撃対象デフォルト
  射撃少女の影×3

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
・死神の鎌 :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

 下1レス
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 23:59:44.64 ID:dA1lM8E00
4+3
使い魔から悪意が感じられるかも?
644 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 00:23:16.97 ID:HMGcgsQc0

あすみ(手間取ってはいられないわね……)


 キャハキャハと笑う周りの使い魔へと伸ばし、いくつもフレイルを使って鎖を張り巡らせるように貫いていく。

 漏らした使い魔が居れば直接鉄球をお見舞いするまでだ。


 ……魔女や使い魔の心は人間ほどはっきりとはしていない。強いて言うなら悪意の『塊』。

 ワルプルギスのほうはというと、読もうにも返そうにも強烈かつ雑然としすぎている。

 だが、ワルプルギスの使い魔くらいになれば、目の前の私たちへとその対象と行動は絞られている。集中して読み取れば読み取れないことはない。


あすみ「さっさと終わらせて――」


 使い魔はもう少しで片付く。

 そう思った矢先、二人の居た足場――すでに傾いていたビルが炎に噴かれ崩れていくのが見えた。


あすみ「――――もうっ!」


 いくら盾があっても下から崩れれば準備が間に合わない。

 そこに狙ったように風が吹いて、二人は塵となったビルから更に地面へと転がり落とされる。


 最後に残った使い魔に鉄球を当てて、すぐに二人が落ちていったほうへと駆けていく。


―――
645 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 00:23:46.82 ID:HMGcgsQc0
--------------------
ここまで
次回は8日(日)18時くらいからの予定です
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 00:30:18.14 ID:uG+HD65Y0
乙でした

うーん、3人でワルプル先生相手はキツいですねぇ
今回は避難所の描写がないから向こうがどうなってるか不安……

そういえばあすみのイラストってまだないですよね?
久しぶりのリクエストですが、キリカを弄って楽しむあすみんをお願いします
なるべくエロくておやぢ臭さ全快な感じでw
647 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 18:46:49.81 ID:HMGcgsQc0
―――
避難所 廊下


 ――ここに来てからどのくらいになるだろうか。

 ここは数少ない外の見える場所だった。人の声でざわめくホールを抜ければ、時折自分たちが会話する以外には風がぶつかる音しか聞こえない。

 何の報せもないまま災害が続く気配だけがはっきりとわかれば、さすがに不安にもなってくる。


 しかし、それはこの場に居るみんなも同じようだった。

 ほむらは自分が不安を見せてはいけないと思いながらも、やはり心配を隠せずにいた。


さやか「治まらないね……風」

まどか「……ほむらちゃん、みんなは本当にワルプルギスの夜を倒せるの?」

ほむら「あなたたちが心配することはないわ。私たちは一旦中に戻りましょう。ここにいたって不安が増すだけ……信じましょう」


 ほむらは強引にでもそう言って、二人を連れて中に戻ろうとする。

 その時、すれ違うようにこっちに向かってくる姿があった。


キリカ「……ちょっと外の様子見てくる! この子頼んだよ」

ほむら「待ちなさい、怪我は?」

キリカ「治そうと思えば今にだって治せるよ、――慣れてないけどやってやる」

ほむら「…………」


 外へ続くほうへと走り去っていく。

 戦力外と思っていた同業者にすら頼らなければいけない状況は明らかな異常事態を意味している。

 やはり、『自分の認識が甘かった』のだと痛感するしかなかった。


 それでもほむらにとって、もう今の世界を捨てたくはなかった。そうなったら自分が耐えられない。

 それなら、『捨てる』のなら違うものにするしかない。今戦っている仲間とこの街を見捨ててでも、まどかを契約させないことのほうが大事だった。


 たとえ全てが滅んでも、自分が二人を守り通す――――ほむらは新たな覚悟を決める。


 ……足元では小さな姿が見上げていた。
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 18:51:57.08 ID:CqObQ5Qd0
次の主人公は男にして魔女が存在しない世界にしてギャルゲーやりたい
649 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 19:16:40.60 ID:HMGcgsQc0

ほむら「貴女はこの前の公園の……――」

ゆま「ねえ……おねえちゃんはどこへいっちゃったの? …………みんな死ぬの?『魔法使い』だから?」

ゆま「だれか助けてよ! ゆまをひとりにしないで!」


 ――ほむらはそれになんと声をかけたらいいかはわからなかった。自分になんて縋らないでほしい。

 たった今見捨てようとしたばかりの決心が痛んでしまう。


 …………ゆまはこの先何が起こるかを理解している。何も知らない子供のようで、安い言葉で言いくるめられるほど単純じゃない。


まどか「……ほむらちゃん、あのね。わたし、考えたんだけど」

まどか「わたしはどんなことでも叶えられるんだよね?」

まどか「だったら、わたしが魔女にならないような、みんなを助けられる方法だってあるんじゃないかな――って」

ほむら「そんな……やめてよ! あなたはそんなことしなくていいの!」

さやか「……あたしも実は考えてた。あたしもみんなも納得できる答えだって他にあるかもって」

ほむら「さやかまで!」


 みんなを助けられる方法――――そんなことがあるだろうか?

 ほむらは自分の無力さを呪って、再び考えを巡らせる。それを希望とするには危うすぎる。


ほむら「相手はまどかを魔女にできればなんだっていいのよ、契約したって自分の思い通りに行くとは限らない…………私のように」

まどか「でも…………、わたしはこの街とみんなのこと見捨てたくないよ」

ほむら「!」


 自分が心の中で決めていたことを否定されたようで目を見開いた。まどかの“願い”なんて本当はわかっていたのに。


ほむら「だったらどうすればいいの…………」

ゆま「…………みて、お外」


―――
650 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 19:49:41.58 ID:HMGcgsQc0
―――


 ――瓦礫の上に立つ。地面へと打ち付けられた二人が血の滲んだ身体を修復しているところだった。

 二人に背を向けて、敵の姿を遠くに眺める。……まるで空から私たちを嘲笑っているよう。


杏子「クッソ――――……これはまずいな」

小巻「あたしは打たれ強いとは思ってるけど……これはきついわね」

小巻「いつのまにかあんなに引き離されてる。さっさと仕掛けにいくわよ!」


 しかし、一足先に立ち上がった小巻についてこようとする者はいなかった。


小巻「……は!?」

杏子「このまま戦ってたらマジで死にかねない。そろそろ考える時じゃないか?」

杏子「そもそもあたしはこんなところで命懸けで戦う義理もないんだよね」

小巻「じゃあまどかのことはどうするのよ!」

杏子「そんなのテキトーに見滝原から連れ出しでもすりゃいいじゃねーか!」

小巻「まどかに見捨てさせろっていうの!? この街には知り合いや家族だって居るのよ」

杏子「おい、お前はどう思うよ」


 話を振られるが、振り返らずなかなか返事を返さない私に杏子が焦れたように再び呼びかけた。


杏子「……おい」

あすみ「……アンタたちやっぱ馬鹿なの? こんなところで争ってる場合じゃないじゃん」

あすみ「今逃げたって、そろそろ避難所のほうもヤバいんじゃない。私達で守り切れればいいけど、アンタが抜けるなら確実に不可能になるね」
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 19:54:31.34 ID:CqObQ5Qd0
町は復興すればいいし人を連れて逃げたほうが良いか
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 19:59:43.58 ID:MRW3FDhL0
いつもならワルプル帰還の判定があった気がするが
今回はなしなら、総ダメージが足りてない?
魔法少女4人いて足りないのは初めてかも
653 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 20:06:00.56 ID:HMGcgsQc0

 圧倒的な力。私達には勝ち目がない。このまま戦闘が長引いて鹿目まどかに契約されてもアウト。

 だったら絶望する? ――――……いや、違う。


 私はもう絶望なんかしない。


あすみ「……アンタたちもう抜けていいよ。ここから先は私一人でやるから」

小巻「はぁ……!? 今度は何を言い出すのよ」

杏子「二人じゃ守り切ることすらできないって言ったばっかじゃねーか、何意地張ってんだよ」

あすみ「意地じゃない。……現実的な作戦だよ」

あすみ「これで無理だったらもう無理だからね。その時は本当に鹿目まどかたちを連れてどっか逃げて」


 私の後ろで気配が動く。

 ……二人は戸惑いながらも私の提案を受け入れたようだった。


杏子「……考えがあるんだな。なら任せる」

小巻「じゃあ先行ってるからね! 倒せたならすぐ来なさいよ」
654 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 20:27:32.65 ID:HMGcgsQc0


 …………二人が遠ざかっていく。一人になってから私は呟いた。


あすみ「私だってここで死ぬ気なんかなかったんだよ…………ホントは」

あすみ「……でも、意味のある形でいつかが今になるならそれでもいいかなってさ」


 ――私の最後の賭けは、『呪いの力を返す』ことだった。

 さっきは躊躇ったが、この灼き尽くすほどの【悪意】をそのまま返すことが出来るなら、他の魔女や魔法少女と同じ。

 戦って敵わないほど強い敵でも滅ぼすことだって出来るだろう。


 この【呪い】で誰かを救うことが出来るなら、貶めるよりも素敵なことじゃないか。


あすみ「……――行こう」


 命を刈り取る鎌を片手に、魂を燃やしその呪いを最大限に放つ。

 絶望はしない。最後くらいはこの先の未来へと希望を抱きながら安らかに終わらせられる。

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 20:28:34.83 ID:CqObQ5Qd0
何この綺麗なあすみん
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 20:29:58.09 ID:uG+HD65Y0
刺し違える気か
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 20:30:36.96 ID:0PezrlE80
658 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 20:36:52.28 ID:HMGcgsQc0


 ――――ある者の願いは世間への恨みとなり救世という名の狂信的な呪いを振り撒いた。

 ――――ある者の願いは叶った途端に願いが願いでなくなり、希望を生むことはなかった。

 ――――ある者の願いはいつしか約束へと変わり枷となって自身を苦しませ、

 ――――ある者の願いはその者の祈りを裏切りすぐさま世界を滅ぼす呪いに転じるらしい。


 ――――そしてある者<私>は。



あすみ(……私は【呪い】から生まれた存在)

あすみ(幸せにはなれない存在)


 人を呪わば穴二つ。

 その先に幸せは訪れない。――そんなことは契約してからもすぐにわかっていた。


 いつかそうなるとわかってやっていた。


 それでも私は今になって願ってしまう。『幸せになりたい』と。

 ……それが願いから生まれた魔法少女たちとは反対に、私に設定された結末らしい。


 “魔女に最も近い魔法少女”。


 もう……壊れる前の私には戻れないんだもんなぁ。



あすみ(――でも、こんなことを想える最期になるなら、私は十分に幸せ者だ)



 空に浮かぶワルプルギスは逆さのままボロボロに崩れ落ちていく。それとともにソウルジェムがより一層に輝いて砕ける音がした。

 ―――――――これで文字通り、“サヨナラ勝ち”だ。

659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 20:37:53.17 ID:CqObQ5Qd0
安価で作られた釣りキャラがここまでになるとは
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 20:42:27.15 ID:uG+HD65Y0
1番上は織莉子、3番目はほむら、4番目はまどかだと思うけど2番目はマミ?
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:51:01.53 ID:RybCMIEZO
2番目はマミさんでしょ

それにしてもなぎさ編ではあれだけの対策と神様の手助けがあったとはいえ苦戦したワルプル
それを相討ちとはいえ単独で倒すあすみの呪いカウンター凄すぎ
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 20:53:14.38 ID:CqObQ5Qd0
反転させずに倒したってすげえ
663 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 21:02:49.75 ID:HMGcgsQc0
―――


 分厚い黒い雲と風が消え、一気に空は晴れていく。

 いつのまにか雲一つない晴天になっていた。


小巻「ねえ、ちょっと……あれって!」

杏子「嘘だろ、あいつマジでやりやがったのか……!」


 二人は離れた場所から空を見上げていた。

 そこに避難所のほうから遅れてやってきたキリカが駆け寄ってくる。


キリカ「……なんで二人? 今の、倒したんじゃないの?」

杏子「あすみだよ。あいつが一人でやったんだ」

小巻「ホント、どんな秘策を取っといたんだか。これで『仲間』は終わりだけど、こんな時くらいは褒めてやってもいいわね」

杏子「なんだその上から目線は。……けどまあ同感だよ、今くらいはな」


 三人はさきほど別れた地点へと戻っていく。


 ――――そこで全員、言葉を失った。


――――
――――
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 21:03:23.08 ID:uG+HD65Y0
このあすみなら悪魔ほむらも倒せそうな気がする…
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 21:04:51.21 ID:CqObQ5Qd0
誰かが生き返らせてくれるかな?
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 21:10:10.06 ID:uG+HD65Y0
呪い返しでワルプルギスを単独で倒したという事実に、あすみの魂とか因果とかがとんでもない事になってそう
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 21:20:32.34 ID:RybCMIEZO
あすみ死んじゃったんだよね?
まさか魔女化してたりとかはないよね……?
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 21:26:44.34 ID:uG+HD65Y0
>>667

ああ、そういう可能性もあるのか
ソウルジェムが砕けた描写があるから、ないとは言えないのが怖い…
濁りきって砕けたわけじゃないから魔女にはなってない、と思いたいけど
669 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 21:35:53.23 ID:HMGcgsQc0
避難所


 吹き荒れていた暴風が嘘のように落ち着き、ホールの中は人がまばらになりかけていた。

 しかし、外のあまりの状況に数日間はここに留まることになる人は多かった。


 ――もちろん、その裏で何があったかを知っている人はほとんどいない。


まどか「ワルプルギスの夜、倒せたんだね……」

小巻「……ええ。でもあたしたちの力じゃないわ」

ほむら「魔女との戦いはいつでも命懸け……あすみも覚悟はしていたでしょう。私たちが嘆いたって喜ばないわ」

杏子「でもさ……今死ぬかよ。ワルプルギスが終わったら、決着のついてない恨みとか色々あったんだ」

ほむら「それも決着なんかつけたって仕方がないことよ」


 さっきまでいなかった人も含めてホールの隅で話している。

 ――その中でも、ゆまはみんなとは違う方向を向いて一人で泣いていた。その小さな肩にほむらが手をかける。


ほむら「…………あなたも、これをきっかけに契約するのはやめておきなさい。そういうのは絶対に望まれない」

ゆま「どうして? ゆまが生きてたって、おねえちゃんが死んじゃったらやだよ! これからゆまはどこにかえればいいの!?」

ほむら「親戚にでも身寄りがあれば引き取りに来てくれるでしょう。一人で生きていかなければいけないわけじゃない」

ゆま「おねえちゃんじゃなきゃやーだー!」
670 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 22:10:35.96 ID:HMGcgsQc0

ほむら「…………」


 ほむらは困ったような顔でさやかのほうを見る。


さやか「えー? あたし? いくらなんでも初対面だし」

ほむら「子供の相手も慰めるのも得意じゃないのよ……」

キリカ「……まずは私達と一緒にここにいようよ。ここにはまだ帰れない人がいっぱいいるから」

ゆま「う〜〜……」


 ……ゆまは泣きながらもどうしようもなくなって、そのうち泣き疲れて寝てしまった。

 それに周りもひとまずは安堵したものの、このままというわけにはいかない。


まどか「あの……その子、とりあえずうちのほうで見ましょうか? うちは一人小さい子供もいるし……」

ほむら「子供が増えたら大変でしょう。 杏子は?」

キリカ「さっきどっか行ったよ。もう帰ったんじゃないの」

ほむら「じゃあ貴女が見てて」

キリカ「なんで!」

ほむら「しっ! ゆまが起きちゃうでしょう」

キリカ「私だってそろそろここから動きたいし、ずっとこのままは困る」


 あれから、もう家族のところに戻っている人も居た。

 寄りかかった状態から、用意した布団にゆまをそっと寝かせてあげてその場を離れる。

 それから結局まどかの家族と一緒に居させることにした。ほむらも両親が来る数日まではまどかと一緒に居る予定だった。
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 22:24:01.48 ID:uG+HD65Y0
キュウベェが出てこないのが不気味だ
672 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 22:50:18.94 ID:HMGcgsQc0


 ――――みんなの寝ている夜にふとゆまは起きる。

 昼に寝てしまったからだろうか。眠りが浅かった。


ゆま「おねえちゃん……」


 泣いたって喚いたって助けを求めたってどうしようもないことがあることをゆまは知っている。

 ゆまと同じことを一番にわかってくれるのもあすみだった。



 少しの間一緒に居たまどかの家族も、あたたかい家庭であることはわかった。

 でも、『違う家族』は『違う家族』だ。


 願いを叶えてくれるとしたら、魔法少女になるしかない。


ゆま(……でもそれは、おねえちゃんが『よろこばない』こと)


 そんなゆまに、どこからか声が語りかける。


『――願いを叶えてあげようか?』


ゆま「!」


 それは白いドレスを纏った“魔女”。
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 22:51:42.06 ID:uG+HD65Y0
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 22:52:45.32 ID:CqObQ5Qd0
あすみの魔女の姿か
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 23:03:58.14 ID:RybCMIEZO
これはBADエンドかな?
676 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:08:19.63 ID:HMGcgsQc0

ゆま「だれ? だれなの?」


 魔女は通常絶望から生まれ、【呪い】と【悪意】を撒き散らす。しかし、彼女は違った。


 変わり果ててなお、大切なものの泣く声を聞きとめる。


 ――Entbehrliche・Braut。

 鬱屈とした呪いから希望を求め、【奇跡】と【幸運】を振り撒く者。


ゆま「ゆまの願いは――――」






『――わかりました。叶えてあげましょう』
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 23:10:17.11 ID:uG+HD65Y0
な、なんだと!?
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 23:12:58.50 ID:RybCMIEZO
大どんでん返し来るのか?
一瞬来たのがマギレコのホーリーマミだと思った
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 23:13:04.65 ID:CqObQ5Qd0
すごい魔女になったな
680 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:36:56.15 ID:HMGcgsQc0

――――――――
――――――――


あすみ「――……しかしさぁ、アンタもたまには人を救うこともするのね」

QB「どういうことだい?」

あすみ「せっかくだから、もう人の弱みに付け込むのやめればいいじゃん」

あすみ「人々を絶望から救って、幸せを振り撒いて、ついでに宇宙問題まで解決するならものすごいヒーローになれると思うんだけど」

QB「それはどうかな。そんなに深い呪いと絶望に染まった人ばかりいるわけじゃないからね」

QB「絶望しているようでも、『なんでも願いが叶う』と言われれば自分の希望になることを願って契約する者のほうが多いよ」

あすみ「私そんなに異端かな?」


 “魔女に最も近い魔法少女”。気づいてはいたが、これまでが魔女みたいなものだった。


 『魔女から人間に戻るという奇跡』――――

 起こした呪いを考えれば、それは釣り合うのだろうか? 呪うことは簡単だった。でも、救い出す事はずっと難しい。


QB「どちらにしても、魔女は副産物にすぎない。僕らは別に地球人を苦しめることが目的じゃないからね」

あすみ「全く、これだからアンタは……」

ゆま「おねえちゃん!今度運動会があるんだよ!みにきてよ!」

あすみ「運動会? いくいく! ゆまはなにやるの?」

ゆま「えーっとね……――」



 私の望んだ日常は今のところ変わらない。

 でも、全く元通りに戻ったというわけじゃなかった。



 ――――『Entbehrliche・Braut』人の形と意識を取り戻した異端な魔女は、今も呪いの代わりにささやかな幸せを振り撒き続ける。

 ずっと、彼女の大切なものの傍で。



―END―
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 23:37:31.14 ID:CqObQ5Qd0
ついにエンドか
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/08(日) 23:42:34.58 ID:uG+HD65Y0
キュウベェは何かしたのかな?
ワルプル戦後に姿見せなかったし、あすみが魔女化することを予想して観測対象として監視してたとか?
ある意味すごい存在になったなぁ、あすみ
後日譚が読みたいですねぇ
683 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:44:52.94 ID:HMGcgsQc0

・主人公
【神名あすみ】(契約・魔女化)


あすみ 戦闘コマンド

1モーニングスター【現在:フレイル】
 aフレイル(近〜中):基本形態。柄に鎖で棘鉄球がついた形態。
 bスタッフ(近):鎖も鉄球も取っ払ったらこうなった。非常に身軽に動ける。でもモーニングスターでもなんでもなry
 c必殺ビッグハンマー(魔力-50) :棘をなくして鉄球部を大きくした超重量武器。威力は絶大だが機動力は最低。主に必殺技として使う。
2スターシュート(魔力-10):棘鉄球を飛ばす。主に拘束時や不意打ちに使える。
3チェインバインド(魔力-20) :フレイルを複数ばら撒き、鎖を伸ばして敵を雁字搦めに捕える。予め設置しておけば罠としても使える。
4読心(魔力-7/1ターン):自分を貶めようとする相手の意思が透けて見える。そうでない人には能動的に使える能力。
5死神の鎌(魔力-60) :問答無用でクリティカル確定・相手の攻撃分のダメージを返す。ただし大きすぎる呪いの代償は使用者の精神、人に安易に使えば病みます。

6自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:E】
7他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:E】


魔力性質<呪い> :戦闘時に“運(コンマ)”を補正します。クリティカルヒットで“何か”が起こります。


◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]



 ※もしも続編をやる時は、コマンドとステータスがいくらか変わります。


原作同様の身の上だが父親の居場所を知らなかったので会いに行けなかった
その結果『自分に酷いことをしたり虐める人間の不幸』の願いで契約
引き取り先の一家を破滅させたあと流れて見滝原にやって来る

684 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:46:36.18 ID:HMGcgsQc0


この物語での神名 あすみ:

主人公らしくはない主人公。ラスボスらしさも失わない、冷静なダークヒーロータイプの主人公。
なぎさ編とかの悪堕ちしたあすみとも根の部分は同じで、開始当初は今後心根まで悪堕ちするかしないかの境界に居た。
二人暮らしだった母の死後、引き取られた先での終わらない虐待と自身を追い詰め続ける周囲に絶望し契約する。
暫くは契約した都市で見守っていたものの、引取先の男や虐めていた人たち・学級などが崩壊した頃見切りをつけて見滝原にやってきた。

願いが若干違うため、系統は本家と似ているもの主となる魔法が異なる。
『自分に危害を加えようとする人間の不幸』が願いであり、『悪意を察知して跳ね返す』魔法を持つ。派生して読心や軽度の幻惑系の魔法も使える。
『呪い』そのものを魔力の性質としており、あすみの意思に関係なく発動するが、多量の魔力を使えば強制的に相手の悪意のレベルに応じた不幸を引き起こすことも出来る。
これがあるため基本“殺意”を持って襲ってくる魔女や使い魔には非常に相性が良い。
対峙すれば相対的に運が良くなったように見えるが、あすみの魔法はあくまで不幸をもたらすものであり使用者を幸運にはしない。悪意のない模擬戦闘などでは効力を発揮しない。


魔法少女歴は“1〜2か月”程度だが、戦闘については積極的に行っているため期間にしては経験も多く戦闘センスは高い。魔法のおかげもあり戦闘は有利に進めやすい。
元居た縄張りには新人にも厳しい魔法少女が多く、攻撃的で利己的な性格ながらも魔法少女としての規律は重んじるほう。
陥れられることを恐れ、隙を見せない振る舞いを徹底している。そこから、見くびられることも嫌う。
子供らしからぬ言動をとるが、人から盗んだ部分で足りない部分を取り繕っている。気を抜くと素や脆さが出ることもある。まともに授業を受けたのは中学年まで。
自分の心身を殺されないために契約したが、それによって元の自分を失う結果にもなっている。

毎回“コイバナ”と称して自らえげつない猥談をするスタイリッシュ痴女いキャラになったが、これもトラウマを覆い隠そうとする心の動きの表れとしている。
無駄に知識豊富で、引取先の男本人以外にも知人を呼んで相手させられたり、客を取らされたりもしていたっぽい。
猥談の雄弁さとは裏腹に男性恐怖症気味で男性と近くで接することができず、(男女の)恋愛についても嫌悪を抱く。
幸せになれないどころかまともな恋愛をすることも不可能と諦めている。昔抱いていた幸せなお嫁さんの夢は完全に潰えてしまった。
なお、男女以外の恋愛についてはその辺りの観念が大分ぶっ壊されてるので、何が起きてもおかしくはないとは本人も認めている。男よりは抵抗はない。
傷ついたまま達観もできず、本人にとっては自ら傷を抉ってノーダメージアピールしているようなもの。同情してほしくはないが軽視されることはとても嫌う。
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 23:47:10.58 ID:CqObQ5Qd0
最近は話が複雑になって分かり難くなってきたな、初期みたいに簡略化してた方がよかったな
686 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:50:47.81 ID:HMGcgsQc0


キャラごとの好感度・進展表

・巴マミ(死亡)
見滝原の元管理者。あすみが見滝原に来た初日に学校まで挨拶に行った。
その後も見滝原の問題についての報告に行っていたが、三日目にてキュゥべえを殺した事がキリカから伝わり、
マミは自暴自棄になると当時に、あすみに対して『殺意というほどの悪意』を抱き復讐の念を抱く。
しかしあすみを探して歩く途中、志半ばで通りがかった廃屋が不幸にも倒壊して瓦礫の下敷きになり死亡。
関係:[元縄張りの主]/[苦手+警戒→殺意]

・呉キリカ
二日目にて魔女狩りで鉢合わせた時、手柄を奪おうとしてきた賊さん。居るかもしれない『危険な存在』としてキュゥべえに問題として数えられていた。
が、蓋を開けてみたらちょっと考えの足りなさそうなただの新人だったので猫扱いしてあしらっている。
契約時願ったはずの願いを忘れ、それによってストレスを抱えている。
実は根っからの馬鹿というよりも、平和な考えの抜けていない新人がゆえに、事を軽く考えがちなままストレスで突っ走ってたという面が大きい。
同じ縄張りの仲間であり、美国織莉子の使いでもある。GS調達係兼、交渉の中継役として矢面に立たされていた。
一度の敗北から良い様にされるままのキリカを見てあすみはいくつか忠告をしており、四日目に連れ出してからはキリカも魔法少女界隈とは離れていた。
しかしその後、織莉子はあすみに真実を教え協力者として選ぶ代わりに、キリカを駒とすることの限界を考え、駒としてのコントロールが効くうちに殺害を図る。
呼び出された時にキリカが迷っていた「行くか行かないか」が運命の分かれ道となった。

最期は自分が死の原因になった相手、マミの結界に取り込まれ、跡形もなく消え去る。
…予定だったものの、その他の死者と同じく魂まで消えてはいないので助かる道は一応あった。

SGの真実は教えられていたが信じてなかったため、あすみに助けられても意識は戻らず。
しかし十三日目についに目を覚まし、忘れていた過去と『願い』を抱いた経緯を思い出す。
元々不満だらけの現実に戻る意思は消極的であり、リミットも迫っていたが、皮肉にも自身を殺した織莉子が願いの経緯に関わっており、本人が現れたことが引き戻すトリガーとなった


キリカもあすみが助けたことには気づいた。願いの希望を取り戻し、魔法少女としての使命も受け入れるようになったが、やはり戦線からは外れることに。
二十一日に退院。その後、怪我はワル夜戦で戦場に駆けつけようとした時に自力で治した。
関係:[縄張り仲間]→[知人]/[苦手]→[怖い]→[怒らせられない+信頼]
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 23:52:19.32 ID:RybCMIEZO
先の展開が読めないのは読んでて面白い
あすみ編のラストは良い意味で裏切られたし
688 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:54:23.12 ID:HMGcgsQc0

・美国織莉子(死亡)
キリカを捕まえた時に話に出てきた目的不明の人物。突っかかってきたキリカを負かして以来駒として扱っているらしいことが判明した。
キリカにグリーフシードの調達をさせると同時に他の魔法少女を襲わさせ、『危険人物』の存在を仕立て上げていた。
三日目にキリカを通じてあすみに取引を持ち掛ける。四日目には家を訪ね、『ゆまの未来』について直接交渉をした。
利害関係としての『仲間』の協定を結んだが、あすみは織莉子の『本音』を知り啖呵を切る。ギリギリ対立はしていないが、駒であるキリカも含め仲間同士の関係は冷え切っている。
七日目に織莉子はあすみに自分の目的とまどか・ほむらのことを話し、改めて世界滅亡を防ぐための協力関係を結び直した。

十日目にほむらの素性を知り、あすみは殺害のリスクから別の案を提案するが、織莉子は方針を変えようとしない。重要な情報は揃ったのであすみはいつか見限る気でいた。
小巻に契約がバレたことから織莉子の不安定さが目立ちはじめ、十三日の暴走にて、これ以上余計なことをされないうちにさっさと手を切ることを決意。
織莉子のことをほむらに“紹介”し、そのまま始末となった。
関係:[嫌悪+協力者]/[警戒+恐れ+怒り+協力者]→[唯一の協力者]

・千歳ゆま
偶然通りがかった住宅街から悲鳴を聞きつけ、あすみが“助けた”幼女。
虐待していた母親を目の前で殺してからゆまはあすみに依存しており、一緒に暮らしている。母親のことは二人の秘密。
あすみもゆまに昔の自分を重ねて『幸せにする』と誓っている。あすみの唯一の心の癒し。
キリカからは義理の姉妹と思われている。野菜が苦手。
関係:[大切な存在]/[依存]

・暁美ほむら
キュゥべえから聞いた『契約した覚えのない魔法少女』。
マミから聞いた情報では見滝原中学校の二年生で、やはり目的は不明だが縄張り争いをする気はないらしい。
とはいえ当初はそこまで調べまわるほどの興味は持っていなかったが、七日目に織莉子の話を聞いてから読心による強硬策で素性を暴く。

「もう誰にも頼らない」後、まどかたちと仲良くし、一番傍で見守ることを最優先にしている。
マミの死を知ってからはその事故について調べ、死体の第一発見者として情報の出てきたキリカをほぼ黒確定と思いつつ話しに行ったが、
その結果、事故直前に関わっていながらも直接なにかがあったわけではなさそうだと改め疑問を抱いたままその場を去った。
キリカと一緒に居たところを見てあすみの存在を知る。あすみがほむらの素性を知ったのと同日に、ほむらもあすみの魔法とマミの本当の死因を知ることとなる。
十四日目にあすみから織莉子について聞き、一応鵜呑みにせず本人から話も聞くつもりで織莉子に接触を図ったところいきなり襲ってきたので哀れみつつ殺害。その後あすみと仲間に。
十八日目にまどかたちには自分のことを全て話し、固い殻を捨てて泣き崩れる。
あすみに対してはマミの死因となったことに恨みと警戒は感じているものの、協力してくれたことには感謝している。
関係:[あんまり興味ない]+[警戒]→[守護者]→[敵わない相手+仲間]/[こいつも魔法少女?]→[マミを殺した元凶…]

・佐倉杏子
風見野のホテルで目が合った。マミの死後見滝原に偵察に来ているのを発見し、キュゥべえから話を聞く。
六日目にあすみのもとに挨拶に来た。十三日には魔女狩り中に偶然出くわし情報交換、その後杏子が織莉子と病院で揉める。
互いに魔法少女として常識的かつ話が出来る相手という評価だが、それ故人間的にはあまり良く思っていない。
二十一日目にてついにマミの死因となった魔法を持つあすみにたどり着く。ワル夜を倒すまでは仲間として割り切ることに決めるが、いらいら。
関係:[知人]/[警戒+汚い!おっかねえ!]→[マミの仇]

・浅古小巻
十一日に白女に行った際、あすみの『誤魔化し』を見破って話しかけてきた。
織莉子が自分の契約を隠していると知らずにあすみが口に出したため、織莉子は小巻に詰め寄られ救世の計画を話すことになった。
その後は小巻はその計画に関わる織莉子とあすみを軽蔑していたが、あすみがほむら側に寝返り小巻にも協力を求めたため、一応仲間同士となる。
しかし、小巻が利己的な魔法少女を毛嫌いしているため、あすみのこともやはり良くは思われていない。あすみに悲しい事情があることは少しだけ悟っている。
関係:[顔見知り]→[仲間]/[ヤバげな奴]→[軽蔑]
689 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:56:43.31 ID:HMGcgsQc0

・巴マミ(死亡)
神名あすみ:苦手+警戒→殺意
呉キリカ:知人
美国織莉子:---
千歳ゆま:---
暁美ほむら:よくわからない人+警戒

・呉キリカ
神名あすみ:苦手→怖い→怒らせられない+信頼
巴マミ:知人→罪悪感
美国織莉子:苦手→反感+怖い
千歳ゆま:可愛い子供
暁美ほむら:他人+格上の相手
佐倉杏子:知人
浅古小巻:---

・美国織莉子(死亡)
神名あすみ:警戒+恐れ+怒り+協力者→唯一の協力者
巴マミ:一応警戒→無興味
呉キリカ:駒→用済み
千歳ゆま:許せない・本能的に毛嫌い
暁美ほむら:自分が殺すべき守護者
佐倉杏子:他人→邪魔者
浅古小巻:クラスメイト+態度は厳しいけど自分を見てくれる特別な人→この人にだけは知られたくなかったのに
鹿目まどか:自分が殺すべき標的
美樹さやか:自分が殺すべき関係者→邪魔者
志筑仁美:自分が殺すべき関係者
上条恭介:---

・千歳ゆま
神名あすみ:依存
巴マミ:---
呉キリカ:優しいお姉ちゃん
美国織莉子:---
暁美ほむら:顔見知り+いじわるしないで!
佐倉杏子:---
浅古小巻:顔見知り+いじわるしないで!

・暁美ほむら
神名あすみ:こいつも魔法少女?→マミを殺した元凶…
巴マミ:苦手
呉キリカ:他人
美国織莉子:哀れな奴
千歳ゆま:---
佐倉杏子:話の分かる人
浅古小巻:---
鹿目まどか:執念
美樹さやか:知人+少し苦手
志筑仁美:クラスメイト
上条恭介:知人

・佐倉杏子
神名あすみ:警戒+汚い!おっかねえ!→マミの仇
巴マミ:未練
呉キリカ:知人
美国織莉子:怪しい奴
千歳ゆま:---
暁美ほむら:一時的な仲間
浅古小巻:めんどくせー奴

・浅古小巻
神名あすみ:ヤバげな奴→軽蔑
巴マミ:---
呉キリカ:---
美国織莉子:嫌いだけど認めてる→失望+軽蔑
千歳ゆま:顔見知り
暁美ほむら:軽蔑+一時的な仲間
佐倉杏子:困った奴+軽蔑+一時的な仲間
690 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/08(日) 23:57:45.05 ID:HMGcgsQc0
○オリジナル・安価募集魔女図鑑○


古代の恐竜の魔女 ディゾール/Dissol
性質は暴食。荒野のような、まるでタイムスリップしたかのような結界に棲む恐竜型魔女。
リアルさを追求するあまり、寒さに弱いなど本物の恐竜と同じ弱点を持っている。
普通の生物が苦手とするものも大体苦手としており、似たような本能に従う。特に食欲が強く、餌で誘導することも可能。
名前は『怪獣の魔女』と似てるかなぁと思って、意味はないが『古代の海の魔女』と対っぽくそれっぽくしました。

使い魔 小型恐竜・小型翼竜
ヴェロキラプトルやディノニクスなど様々な種類の恐竜が闊歩しており、“わかる人”が見ればわかる。
わからない人にとってはただの脅威としか見えず、大抵は理解されない。たまに共喰いしてたり魔女に食われたりしている。


たわわの魔女 グラマニュウ/Glamournew
性質は脱力。ほとんどをベッドの上で寝て過ごしている。
ぽわぽわとした雰囲気で色香を振り撒くが、それはあくまで表面的なもの。
セクシーな衣装に身を包み、同性であれば敵意を沸き起こすほど魅力的な外見をしている。しかし外敵が敵意を抱きぶつけるほどに外敵の力は弱められてしまう。
魔女もそれをわかっているため、どこか怠そうな動作で魔力の塊を撃ち出し、近づいた相手には両腕で殴打する攻撃を行う。異性の来客があれば優しく迎え入れる。
魔女自身は同性と仲良くしてもらえないことに嘆いている。弱点は魔女の魅力に張り合おうとしない外敵と、魔女自身の“最大の魅力”を削られること。
この魔女に取り込まれれば、死ぬほど駄目になる代わりにとっても幸せになれることだろう。人生に疲れた中年男の犠牲が後を絶たない。

使い魔 リゾ/liso
ぼろぼろの醜い姿をした人形。来客があるとやかましく騒ぎ立てて群がる。
魔女の魅力に嫉妬し蹴落とそうとする女たちを表している。しかし最終的には魔女に逆らえない。
魔女は自分の攻撃に使い魔が巻き込まれることを構わず、使い魔も来客の排除時には魔女よりも自分の攻撃を優先する。



おめかしの魔女 Candeloroキャンデロロ
その性質はご招待。
理想を夢見る心優しき魔女。寂しがり屋で友達思いのこの魔女は、自分の友達を傷つける者を決して許さない。
大好きなお友達に囲まれて暮らしているが、本心ではみんな偽物だとわかっている。
そのため、自分の結界で開いたお茶会に客を招き、本当のお友達と自分の憎む相手をずっと探している。
しかしたとえ『本当のお友達』が結界内に来たとしても、魔女にはわからないだろう。魔女は心の底で『本当のお友達』はもうこの世に居ないと思っているのだから。

使い魔 きゅうべえ
愛らしい外見をした魔女のお友達。でも本当は偽物。


あすみを探している途中で瓦礫に潰され力尽きたマミが、友達を失った悲しみと復讐の念を抱いたまま魔女化したもの。
今回はその経緯から、使い魔がキュゥべえになってしまった。描写で針の魔女(Quitterie)と思わせておいて実はマミという罠。針使い魔との違いは○○さんと同じく頭が長いこと。
あすみに倒され、織莉子の手に渡り、工業地帯に再孵化させられて放たれる。その後どうなったかは不明。
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 00:01:49.04 ID:jIN3i18Q0
あれ針の魔女じゃなかったのか……
692 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 00:09:40.61 ID:RGQcplR20

・世界観
ほむらが織莉子と初めて関わることになる4周目。
縄張りを狙う存在がいて、魔法少女を襲う危険人物がいて、契約した覚えのないイレギュラーがいるという問題だらけの世界。
おりマギの舞台を、主に織莉子の思惑を狂わせる形で引っ掻き回していくような感じに。
織莉子はキリカを駒にした後グリーフシードの補充にささを狙っていたが、あすみに取られたのであすみに交渉を持ちかけた。


1日目 あすみが見滝原に来る、マミに挨拶、不届きものさん始末、風見野にGSを取りに行ってホテルに侵入
2日目 賊さんを懲らしめてマミに突き出す、織莉子の存在を知る、ゆまと出会う
3日目 キリカを介して織莉子から交渉、ゆまに素質があることが発覚、キリカがマミに相談したせいでマミ死亡
4日目 織莉子の家に押しかけて交渉の続き・一応仲間になる、昨日から美国邸に引き籠ってたキリカを連れ出す、ほむらがキリカに接触
5日目 杏子が見滝原に来る、生姜焼き、キリカと杏子顔合わせ
6日目 杏子とあすみ顔合わせ
7日目 織莉子がキリカ始末、織莉子とあすみが救世の件で手を組む
8日目 マミの葬儀
9日目 遊園地
10日目 イレギュラーの情報収集
11日目 織莉子のことが小巻にバレた
12日目 蔑む小巻、早退する織莉子
13日目 上条に説教、織莉子が病院で大暴れ、キリカが目を覚ます
14日目 あすみがほむらたちに織莉子を“紹介”、ほむらが織莉子を始末
15日目 キリカの見舞い、公園にお出かけ、小巻のぱんつ
16日目 公園にお出かけ、ほむらの黒スト
17日目 話し合い、あすみが織莉子死亡を知る。まどかたちに事実を話す方針が固まる
18日目 まどかたちに話す、杏子が仲間になる、QBが小糸にロックオン
19日目 QBがまどかたちを見つける
20日目 連携確認魔女狩り、ゆまのいじめ発覚
21日目 映画、ゆまを自分に重ね、あすみがクラスメイトたちに呪いをかける。杏子がキリカと話し、マミの死因を知る。キリカ退院。あすみが希望で濁り始める。
22日目 ついにあすみも明確に巴マミの死因を知る。
23日目 ワルプルギスの夜


*避難所スレでの展開安価*

*まどか達と接触
*ゆまと一緒にキリカのお見舞いに行く
*あすみの手により織莉子の救世(笑)が完膚なきまでに叩き壊される
*ゆまのスカート捲りが小巻に炸裂
・原作にあったさやかVS杏子の場に鉢合わせる、おまけに杏子を追って来たらしい小巻も参戦してカオスになる(さやかが契約したら…ね)

↑おれてきにはほむらの黒ストをもぎとるシーン入れたい!ゆまのスカート捲り+黒ストもぎとりのコンボでほむらちゃんを泣かせたい!


※自分用とはいえ酷いメモだ……
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:15:17.54 ID:nn2hHAcJO
マミも哀れだが一番哀れなのは名前すら出て来なかった誰かさんだよなぁ
694 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 00:20:29.70 ID:RGQcplR20
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あすみ編、お付き合いくださりありがとうございました。

誰かさん…合掌。安価によってはあのくだりがキリカになるかもしれなかったけど、同じ展開が続くのは面白くないのでああなったという裏話が。
まあ、救いようのあるキャラだったら出来るだけ救えるようにしたいよなぁ。

ついでに>>658ですが、あすみはマミの願いを知らないはず。
言われてみればマミも当てはまってますが、2番は誰がイメージされているかは…
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○続編

後日談や続編の希望があれば。
イベント事とかifとかの小話を受け付けてます。


○セーブデータ

※こっちも完結した物語の小話は受け付けてます。

【未完結】
・かずみ編 【6日(水)朝 ヒュアデスの学校襲撃を翌日に予知】
・Homulilly編【二周目の世界】

【続編開始/指定場所からロード】
・ほむら編 【続編:After1後から再開。新展開】 [獲得補正:(料理)Lv2中級者 アルティメット炒め物]
・キリカ編1【続編:ワルプル後から再開。翌日へ】
・QB編【続編:ワルプル後から再開。翌日へ】  ※暫定END
・中沢編【続編:ワルプル後から再開。翌日へ】 [獲得補正:成績関係の結果+18]
・なぎさ編【続編:あすみ編後から再開。あすなろ編】
・杏子編【続編:あすなろか安価】


○新しい物語

・まどか☆マギカ登場キャラ
・おりこ☆マギカ登場キャラ
・かずみ☆マギカ登場キャラ
・上記作品中のモブ
・オリキャラ
・百江なぎさ
・神名あすみ

↑のキャラから一人選択。
同キャラ2回以上選択も可能。


※オリキャラの生成安価が新しくなりました!

前のオリ主編が雑魚な上に性格のせいかそこそこ不人気だったりスレまで荒らされたりで酷かったので、
今回からキャラメイクの自由度を大幅に増やしつつ細部を考えてます。無駄にギャルゲ要素もあるよ!


下4レス中までで多数決
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 00:24:45.87 ID:dKUccdod0
男のオリキャラ
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:26:12.05 ID:nn2hHAcJO
あすみ編の続きをお願いします
生き返ったあとのみんなの反応とか、杏子の仇討ちがどうなるのかとか知りたいので
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:26:35.25 ID:6KLQ82I7O
>>695
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:28:37.33 ID:yIfn68gi0
マミ編
699 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 00:34:34.37 ID:RGQcplR20
------------------------------
次回はオリキャラ編でいきます。
次回は9日(月)20時くらいからの予定です
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 00:34:50.50 ID:jIN3i18Q0
男オリ主は荒れるだけだから止めておいたほうが…
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/04/09(月) 00:37:34.78 ID:WBEBcd2A0
マジでやるの…?
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 00:38:21.10 ID:dKUccdod0
戦わない主人公だな
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:39:32.20 ID:yIfn68gi0
女でも別にいいと思う
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 00:42:08.17 ID:dKUccdod0
男の方が良いよ、今まで女だったし
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:43:13.74 ID:6KLQ82I7O
よくわからないから適当に選んだわ
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 01:09:03.52 ID:nn2hHAcJO
ここはあすみ編の後日でしょ、流れ的に
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 01:14:44.84 ID:yIfn68gi0
>>696にしておけばよかったな
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 09:11:43.58 ID:B0/6fm6eO
反対意見多いし、もう一度安価したら?
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 16:24:50.56 ID:dKUccdod0
安価は絶対、文句あるなら見るな
710 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 20:18:26.65 ID:RGQcplR20
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途中でも要望は出てたし、なによりせっかくなので話やキャラに幅を持たせる意味ではアリかなって思ってます
あくまでゆるーい雰囲気で、割り切ってね!
ただまあ、完結直後を逃すとなかなか続編がやりにくくなるのも事実
まだ残ってる避難スレを活用してもいいし、小話程度ならちょくちょくと機会は増やしたいかなあ


>>646 それはそうと、あすみの携帯には例の写真が未だに残ってるという事実。
あすみちゃんのエッチ!
https://i.imgur.com/F8BtaJv.png
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 20:21:32.04 ID:mT6fZIiR0
>>710

ありがとうございます!
まだ写真残ってるのかw
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:33:19.22 ID:TTSEMH0CO
あすみの表情、邪悪っぽさが出てたらもっと良かったかも
何にしてもスレ主GJ!
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:35:24.30 ID:dKUccdod0
http://i.imgur.com/F8BtaJv.png
714 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 20:39:51.58 ID:RGQcplR20
>>713 あ、もしかして[saga]の効果ってリンクも打ち消してるのか… ありがとう!
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新編はじめます


○キャラメイク

まず一個目の項目。

・女性か男性か
 ※男性主人公の場合、安価によってはハーレム・ギャルゲー的要素あり
  (特定のキャラに頻繁に会いに行ったりしてるとルート入りするかも……)
 ※男主人公でも超低確率で素質持ちの可能性もあります



……今回、多数決から男性は確定なのですが、主人公の個性をどこまで決めましょうか?
完全に『ギャルゲ―』な世界観を目的とするなら安価に任せて影を薄くしたほうがよさげ?



1個性設定を最初に安価で決める
2最低限の設定以外は決めない

 下4レス中多数決
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:42:29.69 ID:BpmjP8NZ0
男性
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:43:05.06 ID:TTSEMH0CO
あまり影を薄くするのもねぇ
とりあえず1
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 20:43:30.36 ID:mT6fZIiR0
1
ここは男の娘でw
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:44:21.03 ID:dKUccdod0
1男で
719 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 20:48:06.06 ID:RGQcplR20
・魔法少女(?)の素質

 女性:3以上で契約可能、0〜2なら未契約確定
 男性:0で素質あり

わりとあいまいな基準: 織莉子(9)、杏子(8)、マミ(7)、さやか(6)、まどか一周(5)、ゆま・キリカ(4)、ほむら(3)、仁美(2)

※素質による人物像への影響
 『あまりに高い』とどこか脆い部分を抱えているか、浮き沈みの激しい性格、多くの人に影響を与えるような立場を持っているキャラの傾向、
 『あまりに低い』と非常に達観しているか、あまり人と関わってこなかったキャラ、もしくは適齢でないキャラの可能性が高い?
 加えて、素質は物語中の精神状況により変動するかもしれません。0以外だった男子が契約できるようにはならないと思うけど。


 下1レスコンマ判定一桁
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:49:31.57 ID:SUDaDp3M0
a
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 20:50:03.72 ID:mT6fZIiR0
ほいさ

キリカって素質高くなかったけ?
722 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 20:51:12.33 ID:RGQcplR20

・現住所

1見滝原
2風見野
3あすなろ
4完全オリジナル舞台(上記都市との位置関係などを書いたり、もしくは実在する地名とかでもOK)

 ※『見滝原駅の近く』など、更に詳細な位置設定があれば付け足してください
 ※ここで大体舞台が決まります

 下2レス
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:51:22.06 ID:dKUccdod0
誰かと既に知り合いとか幼馴染だとか親がいない子を引き取った義理の姉か妹にしたいな
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:52:38.99 ID:SUDaDp3M0
1
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 20:54:05.78 ID:mT6fZIiR0
神浜だったらどうなってただろ?
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:54:28.52 ID:dKUccdod0
主人公が結界に巻き込まれて死んだり、推しキャラが死んだりしたら嫌だし魔女が存在しない世界にできないかな
727 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 20:54:56.60 ID:RGQcplR20

・学校と学年

見滝原
1見滝原中学校(1〜3年)
2見滝原高等学校(1〜2年)
3見滝原小学校(1〜6年)

・白羽女学院(中等部1〜3年・高等部1〜3年)
4中卒フリーター・フリーランス・自営業など(15〜17歳くらい)
5中卒引きこもり(15〜17歳くらい)
6飛び級で大卒とか高卒とか(〜17歳くらい、15未満だと日本に『滞在』の設定)
7特殊事情により学校には通っていない・通えない(5〜17歳くらい)

 下4レス中多数決
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:55:18.20 ID:dKUccdod0
ちょっと質問、神浜もありですか?
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 20:55:20.13 ID:mT6fZIiR0
世界観を決めるのはスレ主の裁量だから何ともいえないなぁ
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:56:14.32 ID:SUDaDp3M0
3
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:56:36.70 ID:S81hyxGm0
3
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:56:43.29 ID:TTSEMH0CO
1
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 20:56:56.38 ID:mT6fZIiR0
1
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:56:57.32 ID:dKUccdod0
735 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:02:14.47 ID:RGQcplR20
---------------------------------------------------------------
>>728 なしです
>>2に出てる作品以外のやつは無しで

特にあそこはまだ色々わかってないし設定が面倒すぎる…マギレコとかほぼ見てないしなぁ
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・関わりのある原作キャラと関係

 ※一人だけ選択

  キャラによっては周りのキャラとの関係も決まります
    ex.まどかと友達の場合はさやかや仁美とも友達など

  ここで学年やクラスなんかが決まることもあるかもしれません
    exまどかとクラスメイトなら見滝原中の2年生で確定など


1自由安価
2特にいない

 下2レス
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 21:05:47.17 ID:dKUccdod0
一人だけだと悩むなここは譲るよ安価下
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:06:04.18 ID:mT6fZIiR0
キリカ
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:06:21.44 ID:TTSEMH0CO
さやか
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:06:31.79 ID:SUDaDp3M0
1まどか
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:07:34.20 ID:S81hyxGm0
恭介の弟
741 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:08:57.45 ID:RGQcplR20

・キリカとの関係性

 下3レス
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:09:35.97 ID:SUDaDp3M0
幼馴染
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 21:10:29.32 ID:dKUccdod0
幼馴染
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:10:56.48 ID:TTSEMH0CO
745 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:12:43.82 ID:RGQcplR20

・名前 下4レスまでの安価を組み合わせます。
    漢字については後の安価で決めるので、すべてひらがなで記入してください。
    ※外国人名の場合はカタカナでOK

    両方ファーストネームらしい名前な分には問題ありませんが、
    両方苗字らしい名前だと二個目を安価下にするかもしれません
    原作キャラと被る場合は…血縁などの関係があるかないか後で決めます
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 21:13:37.18 ID:dKUccdod0
じゃあ原作キャラと被せたほうがお得だな
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:15:30.60 ID:TTSEMH0CO
こういち
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:16:54.48 ID:S81hyxGm0
ともえ
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:17:15.92 ID:mT6fZIiR0
幼馴染ならキリカと似てる名前がいいかな?

きりお
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:21:03.40 ID:mT6fZIiR0
>>749ミスりました
きりおではなくきりので
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 21:23:02.58 ID:dKUccdod0
なんでもいいから原作キャラと被る苗字で頼む
752 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:30:54.61 ID:RGQcplR20

・表記

1桐野弘一
2桐野巴
3巴こういち(マミには遠い親戚しかいない設定だが…ifにすれば弟もアリなのか?)
4桐野康一
5他、安価内容

※読みとかけ離れすぎた当て字は不採用。月でライトとかは…ちょっと悩むところ

 下4レス中多数決
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:32:53.44 ID:S81hyxGm0
3
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 21:33:07.36 ID:dKUccdod0
3かな
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:33:10.51 ID:mT6fZIiR0
2
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:33:40.87 ID:TTSEMH0CO
2
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:36:42.50 ID:BpmjP8NZ0
2
758 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:42:13.23 ID:RGQcplR20

・能力と性格について
 キャラによって違うけれど、普通の主人公の物語では数値として表されることのない補正。


1【手先の器用さ】の補正 0〜9

 0 不器用。細かいことを続けるのが困難で荒っぽい。料理も大体下手。魔力コントロールや射撃が上達しにくい。
 9 器用。繊細なことに向いている。魔力コントロールや射撃も上達しやすい。美的センスがある。

 下1レスコンマ判定1ケタ


2【頭のよさ】の補正 0〜9

 0 直情直感タイプ。頭脳戦や計画を練るのは苦手。策略を見破ったり推理したりするのも苦手。考えるより先に行動しやすい。勘が良い。
 9 冷静頭脳タイプ。計画を練ったり、策略を見破るのが得意。戦闘時にも冷静に推察し攻略法を考えられる。合理的。記憶力も良い。

 下2レスコンマ判定1ケタ


3【未契約時の体力】の補正 0〜9

 0 病気がち。無理をすると倒れてしまう。格闘センスがない。契約時の願いによってはこのペナルティは完全になくなることもある。
 9 アスリートの卵。普段から鍛錬しており、抜群の運動能力を持つ。格闘センスが高い。

 下3レスコンマ判定1ケタ


 *下1レス内容 :上記三つのうちから一つ選択したものを結果+3の補正をつける。
 *下2、3レス内容 :上記以外で特記したい特技。
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:44:05.09 ID:BpmjP8NZ0
特技、絵が上手い将来は画家になろうと思っている
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:44:24.87 ID:TTSEMH0CO
1で
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:45:25.93 ID:BpmjP8NZ0
絵が上手
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:46:47.52 ID:mT6fZIiR0
和菓子限定でお菓子作りが上手い
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:47:32.88 ID:S81hyxGm0
工作が得意
764 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:48:47.54 ID:RGQcplR20

1【コミュ力】の補正 0〜9

 0 コミュ障。仲良くない人と話すと上手く話せない。友達は極端に少ないか居ない。説得も苦手。嘘や悪事もバレやすい。
 9 カリスマ。初対面の相手とも仲良くなりやすいが、友好的かどうかは別問題。…頭脳を兼ね備えれば、説得や人を利用したり唆すことも得意に。

 下1レスコンマ判定1ケタ


2【頑固】の補正 0〜9

 0 素直だが自虐的。人の意見は素直に受け入れ、友好的。劣等感を持ちやすい。
 9 頑固でプライドが高い。警戒心が高く疑り深い。能力は高めだが、人に頼ったり弱みを見せることを嫌がりやすい。

 下2レスコンマ判定1ケタ


3【良心】の補正 0〜9

 ※大きいほど『無条件に』善人らしい行動をしようとする。
  誰かを見捨てたり非人道的なことをすると罪悪感に苦しむ。話の性質上、高すぎるとむしろメンタルは弱くなりがち…?
  0でも悪人というわけじゃないが、デフォルトで罪悪感の制約なし。考え方はややドライで人への関心が薄めに描かれる。
  ただし本質的なところは安価で取らせる行動によって決まる。精神的負荷や経験によっても変動することがある。


 *下1レス内容 :上記三つのうちから一つ選択したものを結果+3か-3(要選択,-の指定がなければ+)の補正をつける。
 *下2、3レス内容 :上記以外で特記したい性格的特質や信条。


・【食べ物を粗末にするな】…食べ物を粗末に扱う人を見ると激怒。失敗した料理だろうとなんでも食べる。
・【正義の意思】…自分の正義に基づいて行動する。ただし善人とは限らず、周囲にとって良い結果を生むかはわからない。
・【綺麗好き】…清潔を好み、汚いものを嫌う。戦いの中でも汚れることを好まない。

 ……など。
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:50:41.00 ID:BpmjP8NZ0
3
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:50:53.06 ID:mT6fZIiR0
1の+で
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:51:33.46 ID:TTSEMH0CO
どうなる?
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:53:08.41 ID:BpmjP8NZ0
まさか00が来るとはビックリ 安価なら正義感が強く女性に優しいで
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 21:54:04.27 ID:dKUccdod0
いくらなんでも細かすぎやしませんか
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:54:23.17 ID:S81hyxGm0
SOA(そんなオカルトありえません)
都合のいいオカルトには詐欺を疑う
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:56:16.90 ID:TTSEMH0CO
あ、信条忘れてた
細かすぎだとキャラ付けが滅茶苦茶になるからねぇ
772 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 21:56:43.96 ID:RGQcplR20

・現状について


1実は悩みがある
2大切な人の悩みを知っており、力になってあげたい
3転校や長期入院からの退院などで大きく状況が変わり、漠然とした不安と期待がある
4現状が不明(魔法や願いなどにより生みだされたばかりとか、記憶喪失など。何か目的や使命があればそれを果たすために動く)
5心身ともに問題なし、安定した生活を送っている

 下3レス中多数決
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:57:32.75 ID:S81hyxGm0
4
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:58:38.40 ID:BpmjP8NZ0
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 22:00:36.13 ID:mT6fZIiR0
2
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 22:01:06.56 ID:TTSEMH0CO
5
777 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 22:06:45.32 ID:RGQcplR20

・その大切な人と、悩みの内容とは?

 下3レス中多数決
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 22:16:45.81 ID:dKUccdod0
大切な人は自分で悩みは女の子にモテたい
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 22:17:11.85 ID:TTSEMH0CO
キリカ
少6の頃までお風呂に一緒に入ってたのが今の年頃になって急に恥ずかしく感じる
互いの裸を見てる事とか特に意識してしまう
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 22:17:46.41 ID:mT6fZIiR0

思春期ですね
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 22:18:46.86 ID:S81hyxGm0
流石に細かすぎだと思うのだが…

キリカ
「何かに悩んでいる」とオリ主は思い込んではいるが、詳細不明
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 22:21:14.20 ID:mT6fZIiR0
ちょっとダレてきたかな
名前・性格・容姿・信条・身体能力ぐらいでよかったのでは?
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 22:23:17.83 ID:dKUccdod0
細かすぎると管理とか面倒なんだよな
784 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 22:31:39.30 ID:RGQcplR20

必要な項目が出そろったのでいくよー

================================================

主人公【桐野巴】

・見滝原中学校(三年生?)
・キリカの幼馴染


1【手先の器用さ】の補正 [9]
 器用。繊細なことに向いている。絵が上手で将来は画家になろうと思っている。和菓子限定でお菓子作りが上手い。

2【頭のよさ】の補正 [7]
 冷静に考えることのできるタイプ。

3【未契約時の体力】の補正 [3]
 体力にはあまり自信がない。

1【コミュ力】の補正 [0]
 コミュ障。仲良くない人と話すと上手く話せない。友達は極端に少ないか居ない。嘘も苦手。

2【頑固】の補正 [6]
 全てを受け入れるわけじゃないが、全てを疑ってかかるわけではない。SOA(そんなオカルトありえません)。自分の価値は冷静に見極めており、卑下しすぎることもない。

3【良心】の補正 [9]
 めちゃくちゃいい奴。困っている人を見るとほっとけない。女性に優しい。

================================================
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 22:34:06.77 ID:dKUccdod0
安価で主人公を操作するのにそのステータス決める必要あったのか?
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 22:38:05.53 ID:S81hyxGm0
男だから戦闘不参加なのに、ステータスやたら多くない?
女で魔法少女だったら、これよりずっと多かったということになるよね…
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 22:54:30.63 ID:S81hyxGm0
ステータス決めでの00は0扱いなのね…
まどマギでコミュ障で戦闘力0の男オリ主か…やばくね
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 22:55:53.39 ID:dKUccdod0
コミュ障は致命的だな何もできない
789 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 22:56:27.14 ID:RGQcplR20
---------------------------------------------------------------------------
主人公=自分とするか、主人公を一つのキャラとするかってところで変わるかな
何も決めないと基本的には平均的な行動に寄ってしまう気がするので、有名キャラ並に描けるくらいには決めてます
しかしもし単純なギャルゲにするならかなり多くなってるかも

ちなみに女で魔法少女の場合は「見た目」+契約理由・武器・格闘と魔力のステータスが追加になります
----------------------------------------------------------------------------
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 23:00:28.15 ID:dKUccdod0
そういうの悪い癖だと思うよ
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 23:42:18.91 ID:lR/+elI00
いや、話の進め方次第でしょう。
例えばコミュ障でも自分の好きな事(趣味)とか得意分野とかなら相手に聞かれなくてもバリバリ話すことだって・・・
まあ、周りを置いてきぼりにするのでドン引かれる事、請け合いでしょうが
792 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/09(月) 23:47:53.49 ID:RGQcplR20
――――――
見滝原中学校 教室


 ――――……中学三年生の春。

 そろそろ慣れてきた三年生の授業を終えて、机の上に顔を伏せる。


 ……周りではみんなが楽しそうに話している。

 そんな中で、まだこの教室の中で話せる友達ができずにいた。


巴(…………まずいな)


 友達が少ないのは元々だ。1,2年で一緒だった友達と離れたのが大分痛い。

 ……そんなことを考えながら、僕は扉の奥を通った姿に目を移す。


 ――呉キリカ。僕の幼馴染だった。


 小学生時代、家が近いこともあり、よく遊んでいたのが彼女だった。

 しかし、いつからかだろうか。今では彼女と話すことはほとんどなくなっていた。


 たまにこうして姿を見かけるくらいだ。
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 23:50:59.23 ID:dKUccdod0
コミュ障なギャルゲ主人公とかありえないだろ
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 23:54:32.65 ID:TTSEMH0CO
文句があるなら見るなよ
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 23:57:56.64 ID:dKUccdod0
女子14番・沼井千尋(ぬまい・ちひろ)

陸上部。女子主流派グループ。
冷静沈着で、グループ内の姉的存在。
普段は穏やかな空気を纏っているが、本気になると一変するらしい。

身長/161cm
愛称/千尋、千尋ちゃん、千尋サン
特記/二松千彰(男子15番)とは幼馴染

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★★

★★★★☆

★★★★☆

★★★★☆

★★☆☆☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ブローニング・ベビー
kill:

なし
killed:

滝川渉(男子8番)
死亡話数:

23話
凶器:

ミニウージー
 

安藤悌吾(男子1番)に恋心を抱いている。

G=04エリアにて潜伏していた。悌吾に会いたいと願う。茂みの中にいた人物とコンタクトを取ろうとしたが、背後から渉に襲われる。逃げようとするが全身に被弾、死亡。<23話>

 

おっとりさんのはずが、あんまりおっとりしていなかったかな、と後悔。
色んな人を羨ましがりながら死んでしまったけど、人のことが羨ましく感じるのは人の性かな、と思います
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 23:58:22.55 ID:dKUccdod0
女子1番・東ちとせ(あずま・ちとせ)

部活は無所属。女子不良組。
いつもぼーっとしていて何事にもやる気が感じられない。
普段はまったり口調だが、キレると口調が一気に変わる。

身長/159cm
愛称/ちとせ、ちとせちゃん

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★☆☆☆☆

★★★★☆

★★★★☆

★★★★☆

★★☆☆☆

★☆☆☆☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

フライパン
kill:

なし
killed:

上総真央(女子4番)
死亡話数:

33話
凶器:

S&W M36 チーフススペシャル
 

G=03エリアでやる気なくぼーっとしていたところに荒れている真央が現れる。普段見たことのないような真央の様子に興味を持ち、真央の神経を逆撫でた。結果、全身に被弾し死亡。

 

しかし人の不幸に興味を持つとはいけない子ですね、この子は。
改稿前よりも早い退場になってしまいましたが、ちとせ好きですよ。
暴れさせられなかったのがちょっと残念ですが・・・
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 23:58:49.34 ID:dKUccdod0
女子2番・上田昌美(うえだ・まさみ)

家庭科部。ゲーム組。
内気な性格で、人と関わる事が苦手。
クラス1小柄で目立たない。

身長/146cm
愛称/昌美

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★☆

★☆☆☆☆

★★★★☆

★★☆☆☆

★★☆☆☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

アイスピック
kill:

中田智江子(女子12番)
天道千夏(女子10番)
killed:

近原公孝(男子9番)
死亡話数:

52話
凶器:

Vz61 “スコーピオン”
 

因幡彰人(男子2番)に恋心を抱いている。

G=04エリアで智江子と遭遇。智江子の小刀で刺殺。小刀入手。<12話>

D=06エリアに潜伏していたところに、彰人・大塚豊(男子3番)に発見される。自分のことを何とも思っていない彰人に怒り攻撃するが、彰人の態度に殺害を断念。別れた後、自分のやり方に疑問をもつ。<35・36話>

I=05エリアで恐怖に駆られ背後から千夏を襲撃、殺害する。相模晶(女子6番)にそのことを詰問された。<44・45話>

自分の今までのことを悩んでいたが、「自分は悪くない」という決断を下す。そこを近原公孝(男子9番)・谷口まどか(女子8番)に発見され、襲い掛かるが、公孝に諭され、生き続けることを決意。しかし、突然上総真央(女子4番)に襲われる。逃げる途中で真央に撃たれそうになったが、まどかを盾にして凌いだ。しかし、それが公孝の怒りに触れ、全身を撃たれて死亡。<51・52話>

 

改稿前に比べて考えをつなげた・・・つもりです。悩みがうまく表現できていればいいなぁ。
最後は、人を庇うシーンはよく見るので、逆に人を盾にして死を逃れようとするという行動を書いてみました、いかがでしょう。
798 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/10(火) 00:09:55.71 ID:hbTq6m4T0


 …………暫く見ていると、彼女もこっちに気づいて目が合った。

 しかし少しして、キリカは早足で去っていく。


巴「…………」


 その空気感に少しの悲しみを感じる。

 ――――僕は昔からずっと変わらなかった。彼女が変わったんだ。彼女のことを昔から知る僕の目にはそう見えた。


 その様子を心配に思いながらも、今までずっと何もしてこなかった。


 いつのまにか午後の授業開始のチャイムが鳴る。



 ……僕の頭には、久しぶりに見た去って行った姿がまだずっと残っていた。


799 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/10(火) 00:25:04.46 ID:hbTq6m4T0
-----------------------------------
とりあえずここまで
「男のオリキャラ」でも、「ギャルゲ」にするのか「恋愛要素も可」のモブから見た物語になるのか定まってなかったからなぁ。
これだと普通にシリアス目にはなりそう。

荒れるのは本当か。オリキャラって難しいなあ。
これからどうするかはもう少し意見をもらってから決めたいところです
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 00:27:46.05 ID:agmzxxzn0
シリアス無しの難易度低いギャルゲーが良いな
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 00:36:47.06 ID:RQ7rB3nA0
一夫多妻が良いですね、マミさんや杏子ちゃんなど両手に花を持ちたいですし
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 00:42:53.45 ID:4+PfCrFN0
マミと関係ないのに、名前が巴だとなんかわかりにくいな
正直戦闘力なし、さらに男なので契約不可でコミュ障
幼馴染のキリカとは関係が切れてるっぽいので誰ともコネがないも同然で
どう動けばいいのかさっぱり思いつかん
とりあえず、ほむらを確認してクーほむだったらワルプルが来ると考えた方がいいんかな
803 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/10(火) 00:56:06.92 ID:hbTq6m4T0
>>802
もしコミュ力高い幼馴染がいたら離れてくだろうキリカを追ってしまうだろうし、
そうするとキリカのキャラが原作通りに成り立たなくなるので主人公コミュ障設定は話を作る側にはむしろありがたかった
今後の流れは全く考えてないわけじゃないので安心してください

一発ガチなギャルゲやるとしたら、試験的におまけというか小話みたいなノリでやるかなあ…
巴君の話はそれからでもいいかも。このままだとモヤモヤがあるだろうし。
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 07:35:16.69 ID:cC73hFHuO
始めた以上は今まで通りに進めて欲しいな
実験的なことは避難所でやれば良いのでは?
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 08:10:44.06 ID:pp27sKLn0
↑同意
このまま進めて良いと思うよ
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 13:15:56.90 ID:BX9L4n2S0
コミュ障って酷いステータスだな
アマネと初期状態どっちがマシだろう
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 15:11:17.15 ID:K12D7Bi50
表記は苗字の方がいいかもしれないかな
808 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 20:01:17.32 ID:hbTq6m4T0
----------------------------------------------------------
>>806
ステータスというか出た数を総合して性格を決めるって感じ
参考としてアマネであてはめてみるとこんな感じで

あんまり明確に数値化して定義できるものでもないし、キャラ解釈についての細かい考察とかも置いとくとして、
こんな数値だとこんな感じになるっていうのをあくまでなんとなく参考にする程度に。↓


【アマネ(前回オリ主)】
1【手先の器用さ】の補正 [2]
 あまり器用だったり要領のよいタイプではない。ついでに絵のセンスが壊滅的だとか。

2【頭のよさ】の補正 [2]
 持って回った堅い喋り方を好むが大分直情的。アマネの行動はほぼ全部感情によるものだし。学力もよろしくない。

3【未契約時の体力】の補正 [3]
 身体は弱くはないけど単に運動音痴。機会にも恵まれなかった。契約後も大した身体強化はされていない上、そのセンスも変わらない。

1【コミュ力】の補正 [2]
 シャイなタイプのコミュ障ではないから喋ることに抵抗はないけど、コミュニティに馴染むのは著しく苦手で友好的でない。

2【頑固】の補正 [8]
 大した信念はないけど、人を信じることは愚かだと思ってるので警戒心は高く疑り深め。ただし頭の良い子ではないので騙されないかは…

3【正義感】の補正 [1]
 みんなをひざまづかせようとしてる悪い人なので、むしろ悪い事や意地悪、裏切りなどは積極的に行う。
 でもそこは元はただの捻くれた中学生、さすがに殺しとか関わったら平常じゃいられないかなってところがマジ小悪党。
 まあ一回やっちまったらすぐに振り切れて0に変動しそうなキャラでもある。GiveUp後はなんだかんだで3くらいには上がってるかな。

 ・・・まあ、思った通り頑固さしか取り柄のないキャラだな…
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 20:07:42.44 ID:XiU7pDjA0
大丈夫ですよ1確かにコミュ力が低いて言うのはこの子の欠点ですけど、それを上回るくらいの長所がこの子にはあるんですから
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/10(火) 20:14:02.68 ID:agmzxxzn0
トレーニングして上げるしかない
811 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 20:21:22.63 ID:hbTq6m4T0
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
参考いくつか作ってるけど、実はメガほむと契約前キリカも0で出してたはず
まあ、そんな感じと思っていただけたら


「ギャルゲにだけ特化した話」となると、あくまでネタや余興みたいなもんになるのでストーリーに期待は厳禁
新しいのも始まってるのでやるとしたら避難所か新規別スレにします

あと一つ言いたいのは、「やりたい」と出たことは出来るだけ全部やりたいと思うし一つに絞る必要もないと思ってるんだけど、
すでに決まったものが気に入らないから荒らせば意見が通るとは思わないでほしいってことは覚えておいてほしいのね

主人公=自分だから個性はいらないというのが多ければキャラメイクは簡略化できたし、安価とはいえ内容次第で補正もできた
すでに決まったものや設定は覆しません。ただ、今後主人公がどうなるかはこれからの行動次第です


さて、あまりスレを浪費するのもあれなんで、「今」やることはどうしましょう?
オリキャラの話が出た時不安だったので全く別のことをしてもと思っていたのですが、続行しても大丈夫そうですかね
短期+不定期に「ギャルゲ」やってもいいし、話の続きが気になるならこっちでも。
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 20:23:23.98 ID:ApbUdyl8O
せっかくやり始めたんだから続けてほしい
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 20:28:09.52 ID:XiU7pDjA0
そもそも人間は1っか2っの短所を持ってるが当たり前、この子場合の短所がコミュ力が低いて事だけ
失敗作の子と今回の子を比べないで欲しいです
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 20:35:47.45 ID:cn7UOCMK0
続きが気になるので続けるに1票
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:08:18.44 ID:0RNAGfTn0
続けちゃっていーよ
816 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 21:50:21.67 ID:hbTq6m4T0
-----------------------------------------------------
ではこちらで続けます。
間が空いて見づらいので2レス分再投稿しようと思うけど、表記は名前と苗字どっちが良いですかね?

>>813 既存キャラでのコミュ力低い子もいるし、コミュ力以外は長所がたくさんあるのにね。…アマネと違って
しかしそう言われるとアマネも哀れだな…まあもうしょうがない、失敗を活かしていきましょう
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:56:43.84 ID:K12D7Bi50
苗字の方がいい。名前だとマミさんと被る
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/04/10(火) 21:57:45.85 ID:rWEJfmA50
苗字の方でお願いします
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/10(火) 22:05:35.00 ID:xdBjeE6u0
苗字でお願いします
820 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 22:06:32.86 ID:hbTq6m4T0
――――――
見滝原中学校 教室


 ――――……中学三年生の春。

 そろそろ慣れてきた三年生の授業を終えて、机の上に顔を伏せる。


 ……周りではみんなが楽しそうに話している。

 そんな中で、まだこの教室の中で話せる友達ができずにいた。


桐野(…………まずいな)


 友達が少ないのは元々だ。1,2年で一緒だった友達と離れたのが大分痛い。

 ……そんなことを考えながら、僕は扉の奥を通った姿に目を移す。


 ――呉キリカ。僕の幼馴染だった。


 小学生時代、家が近いこともあり、よく遊んでいたのが彼女だった。

 しかし、いつからかだろうか。今では彼女と話すことはほとんどなくなっていた。


 たまにこうして姿を見かけるくらいだ。
821 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 22:07:44.21 ID:hbTq6m4T0


 …………暫く見ていると、彼女もこっちに気づいて目が合った。

 しかし少しして、キリカは早足で去っていく。


桐野「…………」


 その空気感に少しの悲しみを感じる。

 ――――僕は昔からずっと変わらなかった。彼女が変わったんだ。彼女のことを昔から知る僕の目にはそう見えた。


 その様子を心配に思いながらも、結局僕は今までずっと何もしてこなかった。


 いつのまにか午後の授業開始のチャイムが鳴る。



 ……僕の頭には、久しぶりに見た去って行った姿がまだずっと残っていた。


822 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 22:10:44.10 ID:hbTq6m4T0
――――――
――――――


 ――――午後の授業もなんとかこなし、学校での一日を終えて校舎から出ようとする。

 ……すると、どこからか呼びかける声が聞こえた。


「巴さん!」


 自分の名前を呼ばれて反応して、僕はビクッと肩を揺らした。

 女の子の声。……まあ、僕にそんなに親しげに話しかけてくれる女の子なんていないか。


桐野(……違う人か)


 ――――……くやしいが、何処に行っても目立たない存在の僕は、やっぱりモテるほうじゃない。


 彼女の名前は『巴マミ』。

 同じ学年で、偶然にも自分と同じ名前だったのですぐに顔と名前は覚えてしまった。



・マミとの関係性
1~30 名前だけ知ってる
31~50 同じクラスになったことがある
51~70 話したことがある
71~99 同じクラスになったことがある+話したことがある
00,ゾロ 選択・自由安価

下1レスコンマ判定
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 22:11:07.83 ID:XiU7pDjA0
ほい
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/10(火) 22:15:40.24 ID:xdBjeE6u0
マミと同じクラスになった事があるなら3年生か
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 22:44:37.58 ID:K12D7Bi50
今回は上げないで進める方針か?
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/10(火) 22:49:54.38 ID:xdBjeE6u0
別にage進行でなくてもいいのでは?
827 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 22:53:03.37 ID:hbTq6m4T0

 同じクラスになった時は、それを話題にいくらか話したりもしたっけ。


 『共通点』と言えばそのくらい。名前が被ってるとか似てるとかいう些細なこと。

 そんな小さな出来事に、久しぶりに幼馴染との思い出も頭に浮かべる。


 自己紹介をした後、『女の子みたいな名前だね!』と今の僕がひそかに気にしていることをズバッと言ってのけられたのが最初の会話だった。

 『わたしと名前が似てる』と言いたかったらしい。それから、彼女は自分の名前を『キリカ』と誇らしげに名乗った。

 苗字だよ、とそう言うにも、名前も似たような響きだからあまり気休めにはならないけど――――


 そんな一部始終を今でも覚えていた。

 そういえば、キリカにも似たような友達が他に居たと思うがどうなったんだろう?


「――おーい、巴ちゃん」


 ……と、考え事をしていたら絡まれた。これは今度こそ僕だ。


桐野「……なんだよ。だからその呼び方やめろって」

「久しぶりにアキバでも行こうぜってことになってるんだけど、どうよ? お前の好きなラノベも今新作出てるだろ!」

桐野「あ、あれは別にそんなに好きってわけじゃ……」


 とまあ、数少ない“話せる奴”も似たり寄ったりだ。……けど、似たような奴とだったら少しは遠慮なく話せる。

 ――はずだったが、いつのまにかあまり話したことのない人が増えていることに戸惑いを感じた。


 同じ“目立たない人たち”の中だって、行動力のある奴は行動力がある。主に自分の趣味の方向に一直線に。
828 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/10(火) 23:48:07.13 ID:hbTq6m4T0


桐野「……それに、今はあんまりそういう気分じゃないんだよな」

「そうか? まったく、連れないなぁ。ていうかさ、それより、今思いっきり巴『さん』のことガン見してたろ。わかりやすいんだよ、お前」

「ああいうのが好みかぁ、まあ悪くないよな。折角なら話しかけて来いよ!」

桐野「はあ?」


 『さん』付けで呼ぶのはマミさんのほう。

 僕は『巴さん』と呼ぶのも違和感があるから名前で呼ぶことを提案してみたら、なんとマミさんは許可してくれた。

 ……『わざわざ聞くなんて律儀ね』、と笑いながら。その笑顔が印象深い。


 ――彼は言いたいだけに言うと、とくに気にした様子なく隣の人と話をしながら去っていった。

 話題はもちろんマミさんの話題だ。


桐野(あいつら、ホント言いたいだけ言ってくな……)


 こういうところがなかなか馴染めないところなんだろうか?


 …………しかし、もう遅い。

 本当は僕も話を合わせておけばよかったのだろうか。



1マミに声をかける
2帰り道に出る

 下2レス
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 23:50:20.80 ID:XiU7pDjA0
1
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/10(火) 23:50:47.99 ID:xdBjeE6u0
2
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 23:51:36.62 ID:v4+btXJEO
コミュ障なら2
832 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/11(水) 00:29:27.61 ID:b+21xlYQ0


 そんなこんなで立ち止まっていた校門付近から外に出て、僕も一人帰路について歩き出す。

 ……学校から離れて家が近づくと、その途中でキリカの姿を見つけた。


 家は近所だ。偶然見かけることは珍しいことじゃない。

 しかし、家に帰る途中というわけではないようだった。方向が違う。


桐野(どこに行くんだろう?)


 少しだけ僕も気になって、その姿を追ってみる。


桐野(…………つけ回しているようで悪いかな)


 声をかければ済むこと、と言われればそうなんだけど。



 キリカが行こうとしている場所
・自由安価

 下2レス
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/11(水) 00:36:18.06 ID:ditlNecR0
魔女の結界
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/11(水) 00:39:18.22 ID:Srllc+7E0
風見野との境にある廃教会
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 00:40:37.02 ID:ZCFroL9tO
織莉子邸
836 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/11(水) 01:00:32.73 ID:b+21xlYQ0
----------------------
ここまで
sage進行はそろそろスレの終わりが近いためです
次回は11日(水)20時くらいからの予定です
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/11(水) 08:17:28.81 ID:QjnSkZSi0
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/11(水) 22:04:29.69 ID:Srllc+7E0
今日は来ない?
839 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/11(水) 22:16:37.00 ID:b+21xlYQ0


 ――すると、キリカは僕の思っていた以上に長い距離を歩いていく。

 街を外れ、人の歩く道すら消えていく。この先には見滝原と風見野を結ぶ大きな線路だけが一直線に通っている。


 隣町にでも向かおうとしているのか? わざわざこんな場所を歩いて?


 どうしてこんな場所に……。

 そう思いながら、僕はこれ以上追うべきか悩み始めていた。


 その疑問からやっぱり心配にも思えてきたし、危険なことに出会う前にとめておきたい。

 声をかけるべきか。でもどうやって――?


 …………そんなことを考えているうちに、その姿を見失った。

840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/11(水) 22:21:07.07 ID:QjnSkZSi0
見失うのかよ
841 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/11(水) 22:26:39.13 ID:b+21xlYQ0


桐野(あれ……――?)


 心のなかで疑問の声をあげつつ、足を止めて辺りを見回す。

 町外れの寂れた景色のなかで、まるで一人取り残されたような気分だ。


 そうしていると、後ろから声をかけられる。



0~20 知らない人に声をかけられる
21~50 知っている人に声をかけられる

 下1レスコンマ判定
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 22:27:38.62 ID:hMP2qoLY0
ストーカーっぽい
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 22:27:47.10 ID:9pkw0RhU0
ゾロ目
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/11(水) 22:32:49.16 ID:Srllc+7E0
適用外のコンマだと誰に声をかけられたのかな?
845 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/11(水) 22:49:05.17 ID:b+21xlYQ0


キリカ「こんなところで何してんの?」


桐野「!?」


 ――――どうしてそこから現れた!?


桐野「あ、あっちから来たはずじゃ……!」

キリカ「なんでそんなこと知ってるの!? もしかしてストーカーさん?」

桐野「違う!」


 いや、確かにつけ回すことになっていたのは事実だけど…………

 そんな久しぶりの会話にしては大分最悪なやりとりをしていると、それから彼女はなにか考え込むようにする。


キリカ「あー……、キミそうか。久しぶりだよね?」

桐野「う、うん! ほら、幼稚園から一緒で家の近かった!」

キリカ「うん、思い出した。まあ、私の事なんかどうでもいいからさ、こういう変なトコはあんまし行かないほうがいいと思うよ?」

キリカ「私がこっちから来たカラクリはね……この先にはね、ちょっとした空間が歪む呪いがあったのさ」

桐野「!?」

キリカ「今はもうないよ? 探し回らないでね」


 ――困惑した。

 それと同時に、キリカを追ってここまで来た僕としては違和感を抱いた。……なんで僕が心配されているんだろう?



1キリカにも危険を注意する
2自由安価

 下2レス
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 22:53:27.98 ID:9pkw0RhU0
安価下
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/11(水) 23:00:24.68 ID:Srllc+7E0
1+気まずい雰囲気をごまかす
鞄に入ってる自作の和菓子を食べるか聞く

あ、今日家庭科の授業で和菓子作ったんだけど食べる?
848 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/11(水) 23:52:45.02 ID:b+21xlYQ0

 その違和感――怒りともいえる感情は、キリカが自分の事を『どうでもいい』と言ったことに対してだ。

 何かを知っている。知っていて、ごまかしてる。


桐野「……よくわからないけど、どうでもよくはないよ! オレが危険なら、女の子のほうがもっと危険だ!」

キリカ「わっ」


 鞄にごそごそと手を突っ込んで、その中にある小さな包みをキリカに持たせる。

 ……今日の家庭科の授業のおまけだった。メインを早く作り終わって、余りの材料で作ってた小さなどら焼きだ。


桐野「これあげるから、帰るよ」

キリカ「なにそれ! 餌付けしないと言うこと聞かない子じゃないぞ!」


 キリカはそう言いつつも黙って食べていた。――だって、キリカは昔からそういうの好きだったし。


 …………怒ってたから、思ったよりも積極的に出ちゃって会話の続かなさに気まずくなる。

 こういうやりとり、昔だったら普通にしてたっけ?

 とにかく今は、キリカのごまかしたような言い方から、尚更こんなところに少しでも長く居てはいけないと思った。


キリカ「…………」

桐野(……勢いとはいえ、手を握ってしまった。さっきのストーカー疑惑からこれ以上気持ち悪がられないといいな…………)



 周りに車も人も通らない町外れは静かだった。



1和菓子についての話
2自由安価

 下2レス
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 23:54:30.94 ID:9pkw0RhU0
1
安価下
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/12(木) 00:04:46.70 ID:KKM7ea0Q0
1+キリカの口から『おいしい』と言われたらまた作ると話す

和菓子なら大抵のは作れるけど、何か食べたいのある?食べたければ作るけど…
851 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 00:31:42.92 ID:wdmANdwN0

桐野「……ど、どうかな。それ」

キリカ「美味しいよ。昔からこういうの得意だったんだっけ」

桐野「前よりレパートリーは増えたんだ。 ……よかったら、また作るよ。食べたいもの言ってくれれば、和菓子なら大抵のものは作れるから!」

キリカ「ほんと? じゃあまた何か作ったら持ってきてね」

桐野「うん」


 街外れから抜けて、二人で僕らの家のあるほうへと帰る。

 ……久しぶりのキリカとの会話は、どこかぎこちないながらも少し懐かしかった。


 結局、キリカがここで『何をしていたか』というのはわからなかった。聞いてもごまかされてしまった。

 今のキリカがどう過ごしているのか、僕にはまだわからない。



―1日目終了―
852 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 00:32:27.23 ID:wdmANdwN0
------------------------
ここまで
次回は12日(木)20時くらいからの予定です
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 00:43:44.60 ID:BTMLGeMx0
もしかしてもう契約してる?それも安価で決めるんだと思ってた
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 08:34:48.03 ID:emFTzmVAO
空間が歪む呪いとか言ってるしもう契約してるっぽいね
織莉子がらみでなければ良いんだけど
855 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 20:18:39.33 ID:8KZ23u4jO
----------------------------------------------------------------
唐突ですが、開始前に『主人公の友人枠』の名前(苗字のみ)を安価募集します。
正直何でもいいです。これ以降出番があるかは不明ですが、まどマギで言う「中沢君」ポジションくらいになるかと思います。

・下1レス
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856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/12(木) 20:26:11.14 ID:KKM7ea0Q0
伊集院
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 20:27:01.18 ID:BTMLGeMx0
誰だよ
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 20:33:39.73 ID:6/HV5duX0
皆本
859 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 21:01:56.26 ID:8KZ23u4jO
昼 見滝原中学校廊下


 ……休み時間になって、廊下にその姿を見つけて呼び止めると、包みを渡す。


桐野「…………はい」

キリカ「へっ?」

桐野「和菓子作ってきたから、食べてもらおうと思って」

キリカ「わぁ、綺麗! 宝石みたい。食べられるの?」

桐野「それ、寒天とグラニュー糖で作れるんだよ。琥珀糖っていって、食べられる宝石って言われてるんだよ」


 キリカは包みを開けると期待通りの反応をしてくれた。

 こういうのは素直に嬉しい瞬間だった。


キリカ「……でも、まさか本当に作ってきてくれるって思ってなかったよ」

桐野「いや、ああ言っちゃったし、たまには家族以外にも食べてもらいたくてさ……」

キリカ「ありがとう。 桐野……くんって、女子力高いね」

桐野「じょしりょく……」


 ……その一言になんと受け取っていいのか脱力する。また初対面の自己紹介の時を思い出した。

 でも、『くん』付けかぁ。

 久しぶりに呼び方が変わっている。そこにやっぱり子供の頃とは違う距離があるのを感じた。
860 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 21:26:40.10 ID:Z8q6Ebo50


 名前で呼ぶのは馴れ馴れしすぎる?

 今更『呉さん』とか他人行儀に呼ぶのは違和感があるけど、こっちもそう呼んだほうがいいのだろうか?

 それはそれで、意識しているみたいで恥ずかしい。


 互いに裸すら見たことがあるくらいには小さい頃から知っている。

 というか、まだ一緒に遊んでいた頃……――記憶の限りでは結構最近、小6までは一緒に風呂とか入っていたことあったのも覚えている。



桐野「〜〜〜〜……」

キリカ「……どうしたの?」



 …………変なこと思い出した。



1呼び方について
2自由安価

 下2レス
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:27:21.77 ID:BTMLGeMx0
1
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 21:29:20.17 ID:6/HV5duX0
この世界の織莉子がどうなのかが不明慮だからキリカと仲良くなっていいのかが気になる
安価下
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:39:42.45 ID:BTMLGeMx0
2昔みたいに呼び捨てで良いよ、他人行儀で違和感あるしこっちもキリカって呼ぶからいいよね?
桐野とキリカできりきり舞いだ!なんちゃってね
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/12(木) 21:39:46.13 ID:KKM7ea0Q0
1+家に遊びに来ないかと提案

昨日さ、おばあちゃんに呉…さんに会った事伝えたら久しぶりに会いたいって言ってたよ
昔よく食べた牡丹餅作ってあげるって言ってたけど…どうする?
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 21:41:44.66 ID:6/HV5duX0
4秒の差が憎い!
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 21:42:31.33 ID:emFTzmVAO
コミュ障なのにアクティブすぎないか?
867 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 22:18:47.14 ID:Z8q6Ebo50

桐野「いや…………その、『くん』っていうのやめよう。呼び捨てでいいよ!」

キリカ「じゃあ……――きりのん?」

桐野「ぶっ――」


 いきなり不意を突かれたように噴き出す。

 そういえばそんな風に呼ばれてたこともあった。けど、そんなふうに呼ぶ人が他に居ないから。


桐野「そうだね……まあ好きに呼んでくれていいよ」


 照れ隠しのように笑うと、キリカもそれに返すように控え目に笑った。

 僕は、キリカは変わってしまったと思っていた。でも、昨日からこうして話してみるとそんな雰囲気は感じなかった。


桐野「…………そういえば、小学校の時さ、間宮とはどうなったんだ?」

キリカ「どうって?」

桐野「ほら、途中で転校していって……仲良かっただろ?」

キリカ「…………――――知らない」

桐野「え」

キリカ「知らないよ、そんな人。覚えてない」
868 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 22:42:30.22 ID:Z8q6Ebo50

 そんなはずはない。

 小学校の頃、二人はよく話していたし、同じクラスで一緒に写ってる写真だっていっぱいあるはずだ。


桐野「そんなはずは……ほら、名前はたしか、えり――」

キリカ「だから知らないってば!」


 ……――もしかして、怒らせてしまったのだろうか?

 関係が拗れた? キリカの中ではよほど記憶から消したい思い出なのか。


 そう言い切られてしまうと、やっぱりこれ以上は突っ込んだことを聞けなかった。


 …………キリカが自分のクラスに帰ってからも、僕はまだ廊下に立って考え事をしていた。


伊集院「巴ちゃん!」


 すると、やっぱり変な奴に絡まれた。

 昨日話した中にいた、僕が話すことのできる太めのほう。暑苦しい腕が肩に回される。


桐野「うげ」

伊集院「おい、今の何渡してたんだよ!? ラブレター? 俺たちを差し置いてお前にそんな積極性があるとは知らなかったぞ!」

桐野「そんなわけあるか。 キリ――、呉さんとは同じ小学校で……――――」

伊集院「同じ小学校?」



 キリカにはああ言ったけど、さすがに他の人の前で名前で呼ぶのは少し恥ずかしかった。



 ……こいつには好きに呼ばせる気はない。

 何度言っても聞かないから仕方なく黙認してるだけだ。
869 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/12(木) 22:57:11.74 ID:Z8q6Ebo50


 ――――今日も午後の授業を終えて、あとは帰るだけになる。

 特にこれからやることもないのだが、やっぱり昨日のことは頭の隅で気になっていた。




1昨日の場所に再び行ってみる
2同じ小学校の人に話を聞いてみる
3帰宅
4自由安価

 下2レス
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 23:00:14.04 ID:BTMLGeMx0
1
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 23:03:23.90 ID:X8jmP5ot0
4 今度の絵のコンクールに書くための絵を書く道具を買いに行く
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 23:07:39.05 ID:X8jmP5ot0
追伸、使っていた絵の具も少なくなってきたので補充の意味も含めての買い物 安価↑
873 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/13(金) 00:09:13.90 ID:hstwb8qn0

 ……ああ、やることならあった。

 今度の絵のコンクール用に描くための道具類を補充しなきゃ。使っていた絵具も少なくなってきたところだったんだ。



 ――僕は昔から、言葉で表現するのが苦手な代わりに絵を描くのが好きだった。筆でなら自分の世界を表現できる気がして。

 コンクールでは何度か賞をもらったこともある。将来は画家になるのが夢だ。



 道具を揃えるなら、駅前の大きいデパートがいい。

 それも、市の中では一番賑わっている見滝原駅だ。そこに行けばほとんどのものは揃った。


 行先を決めて歩き出す。


 ――――デパートに着いて、画材の売っている階で目当てのものを探す。

 画材ならなんでもいいってわけじゃない。選びたいのは、一番使いやすくて、使いたい表現に適したものだ。



 そんなこんなで見ていると、結構時間がかかってしまった。

 でもまあ、目的は達成できたし、後は描くだけだ。


 買い物を済ませてフロアを下りていく途中、色んな景色を頭に浮かべながら、どんな題材を描こうか考える。


 …………そうして空想をしながら歩いていると、その途中で僕はとんでもない景色に出くわすことになった。

874 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/13(金) 00:09:51.64 ID:hstwb8qn0
----------------------
ここまで
次回は14日(土)18時くらいからの予定です
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 00:40:55.26 ID:VgGPEtfx0
強制イベントか
876 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 18:32:28.75 ID:9K2d32tZ0

 ――僕が考えたどんな景色よりも、想像を超える世界。

 よく知っているはずのデパートの中を歩いていたはずなのに、いつのまにか見たことのない場所に立っていた。

 一体どんな風に筆を走らせたらこんな世界を描けるだろう。


桐野(…………すごい)


 何かを考えるよりも先に、僕はその非現実的な情景を誰かが作った『作品』を見たように感動していた。

 ……今度描くならこんな世界を描けたらいいかもしれない。



 ――――暫くそんな空想の続きに囚われてから、昨日聞いた“空間の歪む呪い”という言葉を思い出した。

 その時、世界の隅から見知った姿が現れて、僕のほうを振り向く。


マミ「!」

桐野(――マミさん?)
877 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 18:39:18.07 ID:9K2d32tZ0



 すると、マミさんは少しだけ僕の方に近づいて、

      『この世界からの帰り方』を手で示した。



1指示に従う
2無視して進む

 下2レス
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 18:47:27.97 ID:qug2+4VBO
1
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 18:48:13.80 ID:1fWG0s070
1
まぁ、虎穴から出るほうがいいよね
880 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 19:03:57.21 ID:9K2d32tZ0


 僕は少し戸惑ったものの、その指示に従って示された方向へと進んでいく。


 …………そうすると、景色はいつのまにかいつものデパートへと戻っていた。

 『帰ってきた』のか。



 来た方向を再び見てみれば、“改装中”と書かれた看板だけがあって、立ち入り禁止になっていた。

 いつのまにかここは改装工事をしていたんだ。


桐野(夢だったのか…………?)


 釈然としない気持ちのまま、よく知る道を通って自宅に帰る。

 あの景色にマミさんが出てきたことも今となっては本当とは思い難かった。



 しかし、自宅に帰った後も、あの非現実的な情景は頭の中に鮮明に焼き付いていた。



―2日目終了―
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 19:11:10.12 ID:Qfw2D1ny0
来たな
882 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 19:23:22.67 ID:9K2d32tZ0
見滝原中学校 昼



 ……午前の授業の終わりを知らせるチャイムが鳴ると、周りは一気に活気づく。

 そんな中、僕は自分の席で気だるい気持ちでのろのろと弁当を取り出していた。……寝不足だ。



 あれから、家に帰ってキャンバスに向き合うと、その衝動のままに深夜までかけて絵を描き上げてしまった。

 『空想世界と少女』――そんなタイトルをつけた作品は、誰に見せる気もなく部屋にしまいこんである。

 当然、少女のモデルはマミさん。


 これをコンクールに出す気はない。やっぱり、何かがしっくりこない気がしていた。


桐野(ていうかこれ、もしマミさんに知られたら気持ち悪がられるかなぁ……)


 ……それはきっと、本当は僕の作品じゃないからだ。

 見たものをそのままなぞっただけなら、別のものの『模倣』でしかない。

 といっても、それすら僕の空想だったと言われればそれまでなのかもしれないけど……。



1知り合いと昨日の体験について話してみる
2自分の席で寝る
3自由安価

 下2レス
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 19:26:41.41 ID:1fWG0s070
キリカに会いに行く

話す内容は>>864
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 19:28:45.54 ID:qug2+4VBO

マミの方から接触して来るかな?
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 19:33:30.71 ID:he1i8iB/0
3 マミさんと会話 貴方「昨日は助けてくれてありがとう、あのままあそこに止まっていたら僕はきっと危なかった
これ僕の作った和菓子だよ,マミさん口に会えば良いんだけど」
886 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 20:05:25.33 ID:9K2d32tZ0

 …………弁当を食べ終えると、眠気覚ましに席を立つ。

 廊下に出るとフロアを一周するように歩く。


 ――その途中で、すれ違いざまにキリカが僕に気づいて、開口一番にこんなことを言ってきた。


キリカ「あ、今日はお菓子くれないの?」


 もしかして、段々と僕はキリカの中でお菓子をくれる人になってないか?

 でも昨日はそもそも絵のことで頭がいっぱいでそんな時間がなかったんだ。


桐野「……いや、昨日はちょっと忙しかったから。ていうか、毎日作ってるわけじゃないよ」

キリカ「そうなの?」


 ……そう言うと、キリカはわかりやすく落胆した。


桐野「…………オレは作ってないけど、おばあちゃんにキリカのこと話したら久しぶりに会いたいって」

桐野「牡丹餅作ってくれるって言ってたよ。ほら、昔一緒によく食べた」

キリカ「ホント!? じゃあ、放課後行っていい?」

桐野「いいよ」


 今度はキリカはわかりやすく喜んでいる。

 ……幼馴染の僕だからだと思いたいけど、お菓子でホイホイつられるなよ。

 そんなふうにちょっと心配になった。――まあ、大丈夫か。
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 20:14:47.02 ID:1fWG0s070
放課後にキリカが来るなら家に連絡入れておいておかないと
888 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 20:15:24.24 ID:9K2d32tZ0


 ……キリカと話してから、一周したついでに最後に隣のクラスの知り合いに話しに行ってみることにした。

 話題は昨日のことだ。気軽に話せる相手がこいつしかいなかった。マミさんには勝手にモデルにしたことについて後ろめたい気持ちもあるし。


 都市伝説みたいなものなのか、意外とみんな知ってるものなのかとも思ったが――――


桐野「……なあ、ところでお前って『空間が歪む呪い』って知ってるか?」

伊集院「はあ? なんだそれ! ついに中二病に目覚めたのか?」

桐野「ッそういうのじゃない!」

伊集院「だって空間の歪みだぞ!今度は邪気眼とか、包帯巻いた腕でも押さえて『離れろ!』とか言うんだろ!明日は眼帯でも増えてるんじゃね?」

桐野「それじゃただの怪我人じゃないか……」


 こいつに話したら、ちゅーにびょーと囃し立てられてしまった。

 まさか原因は中二病? そんなばかな。 けど、考えてみればその反応が一番現実的だった。




 …………ついでに、くしゃみが聞こえた気がした。

 考えてみれば、その発言を中二病扱いするならキリカのことも巻き込んでいる。
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 20:17:32.13 ID:1fWG0s070
言ったキリカはともかく、マミさんも中二病くさいと思うのだが
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:20:34.13 ID:qug2+4VBO
マギレコのホーリーマミはぶっ飛び過ぎてたな、色々な意味でw
891 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 20:43:03.87 ID:9K2d32tZ0

――――
――――


 今日の学校が終わると、久しぶりにキリカと一緒に帰り道を歩いていた。

 ……中学に上がってからは初めてかもしれない。


キリカ「久しぶりだよね? そういえばどうして誘ってくれなくなったの?」

桐野「え? それは…………」


 小6の頃まではまだ話すこともあったし、たまにお互いの家に行くこともあったが、

 その少し前からキリカのほうから誘ってくることはなくなってその回数は減っていた。


 ――――僕はそう思っていたが、キリカからすればそういう風に思っていたのか。


桐野「……だったら、もっとこっちから誘えばよかったのかな」

キリカ「……」



 …………考えてみれば、そうなったのは中学年頃、間宮が転校したぐらいからだった。

 その頃からキリカは他人と関わることに消極的になったように思えた。



・おばあちゃん以外の家族構成
1自由安価(ペットとかも可)
2おばあちゃんと二人

 下2レス
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 20:45:34.90 ID:Qfw2D1ny0
1最近家に引き取られたゆまとあすみ
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 20:47:01.19 ID:1fWG0s070
両親と祖父と一緒、あと最近猫を飼い始めた
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:47:49.41 ID:urE+nDTbO
>>892みたいなのはいいのか悩む
安価↓
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 20:48:05.04 ID:qug2+4VBO
2
あと柴犬がいる
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:49:45.53 ID:he1i8iB/0
母、祖母貴方の3人暮らし、父親は貴方が幼い頃交通事故で亡くなった
897 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 21:27:20.45 ID:9K2d32tZ0


桐野「ただいまー。キリカも一緒に来てるよ」


 玄関を開けて帰宅の挨拶をすると、早速おばあちゃんがこっちに来た。


*「まあ、ひさしぶりだね。キリカちゃん。見ないうちに大きくなったね」

キリカ「お邪魔します! 今日は久しぶりにお婆さまの牡丹餅がたべられるって聞いて!」

*「うん、来てくれるって聞いたから用意してるよ。その前に手を洗ってきちゃってね」

キリカ「洗面所行こう!」

桐野「その前にちょっと荷物置きに行こうか」


 ……僕が和菓子作りをはじめたのもおばあちゃん譲りだった。

 おばあちゃんの作るお菓子で喜ぶキリカやお母さんたちを見て、みんなの気を引きたかったのもあった。


 リビングに行く前に一旦部屋に行こうかと思ってると、その途中で物陰に隠れた耳を発見する。

 最近になって猫を飼いはじめていた。キリカと会うのははじめてか。



猫の名前
・自由安価

 下2レス
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 21:28:25.06 ID:Qfw2D1ny0
エイミー
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 21:33:17.00 ID:pMbtL1J10
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 21:33:53.27 ID:qug2+4VBO
コジロー(♂)
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 21:36:31.22 ID:1fWG0s070
このエイミ−はまどかやほむらと関わりのあるいつものエイミーなのかな?
おばあちゃんが拾ってきたとか
902 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 22:04:15.99 ID:9K2d32tZ0

キリカ「猫飼ったの?」

桐野「まあ、ちょっと縁があってね」


 エイミーは保護猫だった。

 前々から猫を飼いたいという話が出てたところを、おばあちゃんが一目惚れしてもらってきたんだ。


 ……キリカが興味津々に見ている。


桐野「……あんまり無理に出さない方がいいよ」

キリカ「ん〜……」


 少し後ろ髪を引かれつつも、部屋に荷物を置きにいく。

 僕の部屋も子供の頃とは色々変わっている。キリカは珍しそうにきょろきょろとしていた。


キリカ「このでっかいので絵描いてるの?」

桐野「たまに描いてるよ。今度コンクールもあるんだ」

キリカ「へえー、昔からなんか賞とかもらってたもんね」

キリカ「……ま、あとにしよう! それより今は牡丹餅だね」


 キリカは暫くイーゼルを見ていたが、それから思い出したように言った。

 今は、おばあちゃんに言われた通り、手を洗ってからリビングに向かうことにした。
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:13:15.97 ID:qug2+4VBO
現段階だと、ぼた餅>猫なんだ
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 22:17:57.79 ID:Qfw2D1ny0
織莉子と知り合いたいな
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:27:07.02 ID:qug2+4VBO
織莉子と知り合ったらマズいんじゃ……
あすみ編でのキリカの駒扱いが酷すぎたし
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 22:29:46.93 ID:Qfw2D1ny0
じゃあメガほむかな
907 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 22:44:46.13 ID:9K2d32tZ0


 ――リビングに向かうと、テーブルにはおばあちゃんお手製の牡丹餅が並んでいた。

 台所のほうに行っていた母さんがお茶を運んでくる。


*「お茶も入ったよ」


 みんなでテーブルにつくと、気になるのはやっぱりキリカのことのようだった。

 キリカは昔と同じように牡丹餅を両手で持って食べているが、昔と比べるといくらか小さく見えた。


*「どう? おばあちゃんあんまりお洒落なお菓子は作れないけど、和菓子だけは自信があるから」

キリカ「おいしいです! ケーキとかも好きだけど、和菓子も好きだよ?」


 ……キリカは甘いものならなんでも喜ぶように思える。

 でも、おばあちゃんの作る和菓子は上品で食べやすいのは確かだ。僕の作るのもそう思われてるといいな。



1学校でのことについて
2自由安価

 下2レス
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:50:19.23 ID:qug2+4VBO
今は昨日の事には触れないでおく
食べてたらエイミーがキリカに寄ってきた

せっかく上機嫌で味わってるんだから間宮の事には触れないでおこう
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:51:00.10 ID:urE+nDTbO
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 22:54:19.58 ID:Qfw2D1ny0
しかしキリカルート一直線だな
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 23:00:48.44 ID:1fWG0s070
まぁ、この主人公の性格的に女の子に積極的に関わろうとは思えないからね
関わろうとしても二の足を踏みそう
912 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 23:27:22.81 ID:9K2d32tZ0

*「学校はどう? 勉強はついていけてる? 中学校になると、途端に難しくなるんでしょう」

桐野「そんな、もう中学に入ってからも大分経ってるんだから。この一年で卒業だし」

*「もしわからないところがあったらこの子に聞くといいよ。巴はお勉強は出来るほうだからね」

キリカ「はーい」

桐野「そーかなぁ……いや、教えられるほどかはわかんないけど」


 理解できてたとしても、『教える』能力が足りない気がする。

 けど、キリカが相手ならまだやりやすいかな。……そんな時が来るかはわからないけど。


*「キリカちゃんは高校はもう考えてるの?」

キリカ「えー、早いですよ。何したらいいかもまだわかんないし」

*「巴は芸術を考えてるっていうんだけど……応援していいのかはまだみんな悩んでるところでね。私はいいと思うんだけど」

桐野「…………おばあちゃん、真面目な話ばっかりじゃ多分つまんないよ」


 頭を掻きつつ、自分のことから話題を逸らす。

 ……この先にも色んな人から言われるだろうことは覚悟はしていた。それに、まだ絶対と決めているわけじゃない。


 しかし、その後にキリカは言う。


キリカ「……でも、いいんじゃないかな。やりたいことがあるのはすごいと思うよ」


 そう言われると、少し自分の意見に自信がついた気がした。
913 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/14(土) 23:34:42.92 ID:9K2d32tZ0

 ――――牡丹餅を食べ終わる頃にはエイミーがやっと物陰から出てきて、キリカとも少し触れ合っていた。

 それから荷物を置いた部屋のほうに向かう。


キリカ「可愛いね、エイミー。私も猫ほしいな」

桐野「猫とか好き?」

キリカ「可愛いものは好き」



 ……せっかく上機嫌で味わったところなんだから、間宮の話は触れないでおこう。



1勉強見ようか?
2ゲームでもやる?
3自由安価

 下2レス
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/14(土) 23:48:20.22 ID:1fWG0s070
エイミーを一緒に部屋に連れて行ったらキリカが上機嫌で可愛がり始めた
そんなキリカの姿が琴線に触れてスケッチし始める
下書きを終えて次のコンクールの絵はこれでいこうかなと考えていたらキリカに見られたのでモデルを頼む
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 23:49:13.54 ID:Qfw2D1ny0
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 23:49:26.77 ID:qug2+4VBO


キリカが晩御飯も食べていくことになったので帰る時送っていくことになった
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 01:12:20.83 ID:19ai102rO
寝落ち?
918 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 10:30:28.54 ID:gB41ACLS0
---------------------------
\こっそり再開します/
919 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 10:37:55.13 ID:gB41ACLS0

桐野「こっちに呼んでみようか?」

キリカ「呼んだら来るの?」

桐野「……多分ね。最近名前覚えはじめたところだから」


 部屋のドアを開けてエイミーを呼んでみる。

 ……普段はおばあちゃんによく懐いてるけど、僕だって懐かれてないわけじゃない。


キリカ「へえー、えらいねキミ」


 キリカがエイミーの頭にそっと手をやると、小さく『にゃ』と鳴いた。

 僕はその姿をなんとなく横で眺める。
920 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 11:09:43.70 ID:gB41ACLS0

桐野(可愛いものが好き、か)


 ……昔通り、雰囲気は変わらないといえば変わらない。けど、こうして接していると僕らとはやっぱり違うものは感じた。

 昔は気にしてなんていなかったものの、男同士で遊ぶのとは全然違う雰囲気だった。


桐野(……いや、それはあいつがオタク趣味一本だからか)


 可愛いものといえば可愛い女の子。

 あいつなら猫よりも迷わず猫耳の女の子を取るだろう。――いや、同じモテない同士でも、完全にあれと一緒にされるのは僕でもちょっと嫌だ。



 ――キリカがエイミーを可愛がっている間、少し暇になると、僕は机の横から鉛筆とスケッチブックを取ってその場面を軽くスケッチしはじめてみていた。

 ……次のコンクール、こういうのでもイケるかもしれないな。


 そんなことを思ってると、暫くしてこっちに気付いたキリカが覗いてくる。


キリカ「何描いてるの?」

桐野「!」
921 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 11:22:43.86 ID:gB41ACLS0

キリカ「絵……――、上手!」


 キリカは驚いたように言う。

 なんて言われるかと思ったけど、そう褒められるとそれはそれで反応に困った。もちろん、これは見せる気ではあったけど。


キリカ「どうせなら、あれで絵描いてるとこ見せてよ」

桐野「いいよ。じゃあちょっと、道具のセット取ってくれる? そこの引き出しに入ってるから」

キリカ「こっち?」


 キリカにそう頼んでから思い出した。

 ――絵の道具が入ってる場所、昨日の絵を仕舞い込んだところだ。


桐野「――あっ、待った! その引き出しはダメ!」

キリカ「なに? エッチなものでも隠してるの? それともどんな恥ずかしいものが――――」

キリカ「…………ん〜?」


 『空想世界と少女』――――不思議な世界に佇む金色の髪をした少女の絵。

 我ながら、ここ最近の中では上手く描けてはいた。
922 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 11:43:33.60 ID:gB41ACLS0

キリカ「魔法少女?」


 ……それを見ると、キリカはそう呟いた。


桐野「開けないでって言っただろ!」

キリカ「ご、ごめん!」


 強く言いすぎたことにこっちも反省する。元はと言えば僕が頼んだんだ。絵の道具も本当にこっちにある。

 例の絵を隠して、それから焦った思考で考えた。


 ――キリカはこれをマミさんだとは気づいていない?

 もしくはマミのことを見たことがない……知らない、というのは同じ学年でありえるだろうか?

 僕もあまり人を覚えるのは得意じゃない。一度も話したことのない人も含めて全員知ってるかと言われれば危ういかもしれない。


 でも、それならまだ誤解はされずに済む。


桐野「いや、こっちこそ本当にごめん……」

キリカ「うん……」


 目的の道具だけ取り出して、気を取り直して絵を描くことのほうに戻る。

 ……キリカもそれ以上さっきのことは触れてこなかった。
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 11:53:54.13 ID:hXkD5B6V0
924 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 11:59:16.36 ID:gB41ACLS0

桐野「やっぱ、さっきのスケッチはあげるよ。その代わりにモデル頼んでもいい?」

キリカ「モデル? 何すればいいの?」

桐野「出来るだけ同じ体勢で動かないでくれると嬉しい」

キリカ「じゃあ、どんなポーズとればいい?」

桐野「自然にしててくれていいよ」


 『自然に』とは言ったものの、そう言われると意識するのか視線がこっちに合う。

 さっきのも自然な感じがして良かったんだけどな。
925 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 12:13:43.37 ID:gB41ACLS0

キリカ「こう……?」

桐野「うん、描くよ」


 ……下書きからはじめて、ざっくりとパースを取ってから線を足して細かく修正していく。

 そこに色を乗せると、絵は一層に表情を持って輝いて見える。


 絵に集中していると、暫く沈黙が続いていた。

 キリカも少し表情がぎこちなくなってきていた。無理に表情を作ってほしくはないけど……



1退屈かと聞いてみる
2さっきのことについてもう一度謝罪
3マミのことを知ってるか探りを入れてみる
4自由安価

 下2レス
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 12:17:33.89 ID:Ri6HYxi70
3+その子に助けられたんだ
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 12:32:38.62 ID:Ri6HYxi70
人が居ないようなので連投します 安価↑
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 12:33:04.72 ID:tn7mDk1S0
1+2
描きおわったら3

何かこの間変な空間に迷い混んじゃってね
さっきの絵はその時の風景なんだけど、絵の人はそこで会ったんだ
……ところでさっきキリカが言った魔法少女って何?
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 12:36:47.37 ID:tn7mDk1S0
魔女の結界に迷いこんだけと危険な目には会わなかったから、助けられたという表現は少し変なのでは?
930 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 12:55:19.50 ID:gB41ACLS0

桐野「…………退屈?」

キリカ「んー、それもあるけどさ、ずっと見られてるからちょっと恥ずかしいよ……」


 ……たしかに、普通こんなにじっと人を見ることはないから。

 まともにモデルなんて頼めたのもこれが最初だった。


桐野「……あと、さっきは本当にごめんね」

キリカ「もういいよ、ダメっていうのに悪ノリして開けたのこっちだし」

桐野「もう少しで描き終わるから、もう楽にしてていいよ」

キリカ「ちょっと見てていい?」


 キリカは立ち上がると、こっち側に回り込んで覗いてくる。

 あと少しだけ整えれば完成だ。細かく筆を入れていくのをキリカはまじまじと見ていた。


 もういいかな、というところまで描きこむと僕も一息ついた。
931 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 13:09:02.66 ID:gB41ACLS0

桐野「ありがとう! 普段模写以外でちゃんと人物を描くことなかったから、すごく助かったよ」

キリカ「でも本当に私がモデルで良かったのかな?」

桐野「だって他に頼める人いないよ」

キリカ「そうかそうか、消去法ね」

桐野「いや……そういうわけじゃなくてさ」


 ……何か今の、墓穴堀ったなぁ。

 そんなことを思いつつ完成した絵を見ていると、キリカがぽつりとこんなことを言う。


キリカ「――……さっきの絵も綺麗だったと思うけどな。なんで隠すの?」

桐野「あ、あれは…………」

キリカ「……ごめん、聞いてほしくないならもう二度と口にしないよ」


 本当は隠したかったけど、キリカにそこまで言わせてしまうのも悪い気がした。

 それに、マミさんのことを知ってるのか知らないのかだけでも知っておきたかった。
932 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 13:31:23.45 ID:gB41ACLS0

桐野「……あれは、『空間の歪み』に居た人だ。あの人がその世界から助けてくれたんだ」

キリカ「…………」


 ……キリカからの反応がないことを確認して、更に言葉を続ける。

 マミさんのこと知ってるならなんかしら突っ込んでくるだろうし。


桐野「まあ、全部オレの空想かもしれないけどね。あの風景はその時の風景だよ」

桐野「……でも、“魔法少女”にしては絵柄がおかしくないか? ていうかキリカ、そういうの好きだったっけ?」

キリカ「す、好きじゃないよ! もういくつだと思ってるの。そんなのとっくに卒業してるから!」


 ま、あいつ(伊集院)は好きだけどな。

 ……そんな話している途中、キリカは携帯を確認して立ち上がった。


キリカ「……家から連絡入ってる。そろそろ行かないと」

桐野「送ろうか?」

キリカ「いいよ、大丈夫」
933 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 13:49:03.86 ID:gB41ACLS0


 キリカは荷物を取って帰る支度を済ませると、部屋を出る前に一度立ち止まる。


桐野「……何か忘れものでもある?」

キリカ「――……『間宮』って人のことだけどさ、昨日、卒業アルバムを見たんだ」


 ……僕があれから避けていた話題。

 キリカが何を言うのか、少しだけ緊張感が走った。


キリカ「本当に一緒に居たんだね。それをやっと思い出した」

桐野「えっ?」

キリカ「それだけ。じゃあね」



1さようなら
2自由安価

 下2レス
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 13:54:34.16 ID:XiMV1Kqu0
キリカに明日から一緒に登校、お昼も一緒に食べないかと話す

モデルしてくれたお礼に和菓子も一品持ってくよ、何かはお楽しみってことで
いつも一緒に食べてる人がいるなら和菓子だけ持ってくけど……どうかな?
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 13:58:40.77 ID:+aX59xnEO

キリカが帰る時女の子を一人で帰らせるとは何事だ!と祖父に怒られたので送る事にはなった
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 14:00:46.01 ID:Ri6HYxi70
1+最近物忘れが激しいなら病院行った方が良いぞ
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 14:14:17.81 ID:a0LLqERm0
うげ、出遅れた
まさか午前中から再開してるとは…
938 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 14:42:19.14 ID:gB41ACLS0

 キリカはそう言うと、本当にそれだけで部屋を出て玄関に向かおうとする。

 そこでおばあちゃんに声をかけられる。


*「あら、キリカちゃん帰るの?」

キリカ「はい、今日はごちそうさまでしたー」

桐野「じゃあ、気を付けて帰って」


 ……すると、もう帰るというところで、今度はおじいちゃんまで出てきた。


*「……待て、送っていかんのか?」

桐野「え、でもいいって……」

キリカ「別に大丈夫ですよ?」

*「そりゃ言われた側は遠慮くらいするだろう、そこでお前が引き下がってどうするんだ! 女の子を一人で帰らせるとは何事だ!」


 …………怒られてしまったので、キリカも送ってくことで納得してくれたようだった。

 本当に断ったのは遠慮だったのかな?
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 14:53:41.25 ID:a0LLqERm0
昔気質のおじいちゃんか
940 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 15:05:39.91 ID:gB41ACLS0


 家を出て二人で歩きはじめる。


キリカ「おじいちゃん、厳しいねー。いい人なんだけど」

桐野「まあね……結構昔ながらのところはあるから」

桐野「明日はモデルやってくれたお礼に何かお菓子作ってくるよ。何かはお楽しみってことで」

キリカ「ほんと? 別にそれ日課にしなくてもいいよ?」

桐野「明日のはお礼だよ」

キリカ「……じゃあ楽しみにしとく」


 話していると、そろそろ別れの時も近づいてくる。キリカの家も近くだった。


桐野「……いつも朝何時に出てる? 明日から一緒に登校してもいいかな」

桐野「あと、昼の時間とかも……もしよかったら、一緒に食べてくれると嬉しいな。あ、もう食べてる人いる?」

キリカ「朝はいいけど、お昼は女子に囲まれることになるよ」

キリカ「……囲まれたい?」

桐野「いや、別にそういうわけじゃ!」


 ……その雰囲気には僕は耐えられそうにない。

 けど、今キリカがどんな人たちと過ごしているのかは少し気になる。
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 15:09:10.19 ID:a0LLqERm0
おりマギ新編だと契約してから話す人が増えたって描写があったね、たしか
942 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 15:25:24.48 ID:gB41ACLS0


桐野「今日はありがとう」

キリカ「別に私は何もしてないよ」


 久しぶりに見るキリカの家の前に着いて、別れる前に言葉を交わす。

 ……色々と伝えられたから、少しだけ別れの時間が伸びてよかったかもしれない。


桐野「……あ、最近物忘れが激しいなら病院に行ったほうがいいよ! おじいちゃんが通ってるお勧めの病院があるから!」

キリカ「えーと……私をいくつだと思ってるのかな!? 老人じゃないよ?」

桐野「あ……――そうだよな……」


 ――……だって、僕が積極的にならないと、また離れていってしまう気がしたから。


 間宮のことは本当に忘れてたんだ。

 でも、僕のことはまだ覚えてくれてた。忘れられたくはなかった。


キリカ「でもね――――」

桐野「え?」

キリカ「……『どう』なったかは、未だに思い出せないんだよ」

943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 15:26:00.35 ID:+aX59xnEO
おじいさんが昔何やってたのか気になる
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 15:32:44.20 ID:a0LLqERm0
あー、やっぱり契約を願った理由を忘れてるのか
このままだとストレス貯めて魔法少女に喧嘩を売る→織莉子に負けて駒にされてしまうぞ
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 15:49:55.38 ID:hXkD5B6V0
作品によって契約理由とか織莉子との関係とか違うからな
946 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 16:29:18.71 ID:gB41ACLS0


桐野「本当に病院に行ったほうがいいんじゃないか? 別に年じゃなくてもあるだろ、そういう難病的な……」

キリカ「あー、別に病気じゃないから。じゃ、今度こそまたね?」

桐野「ああ…………明日な」


 ……後姿を見送る。


 いつ記憶が消えるかもしれないだとか、難病だなんて、そんなドラマの中みたいなことが身近に起こるなんて。

 本人は否定するけれど、僕の中ではまだキリカのことが心配だった。



―3日目終了―
947 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 16:52:38.78 ID:gB41ACLS0
通学路 朝


 昨日聞いた時間の少し前に着くように合わせて、キリカと同じ通学路に合流する地点の交差点で待つ。

 すると、キリカがこっちの方向に歩いてきて目が合った。


キリカ「おはようー」

桐野「お、おはよう!」


 それからはいつもの通学路だ。でも、誰かと歩くのは初めてだった。

 今までも見かけることは度々あったんだけどな。



1今日の体調について
2自由安価

 下2レス
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 17:17:36.36 ID:a0LLqERm0
1+今日の和菓子について

昨日話したとおりちゃんと作ってきたから
一緒に食べる人の分も含めて多めに作っておいたから
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 17:18:25.06 ID:a0LLqERm0
1+今日の和菓子について

昨日話したとおりちゃんと作ってきたから
一緒に食べる人の分も含めて多めに作っておいたから
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 17:20:12.79 ID:hXkD5B6V0
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 17:21:32.11 ID:a0LLqERm0
あれ、なぜか連投になってる
申し訳ない
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 17:28:00.71 ID:1jKph7WC0
この世界の織莉子が本気で悪い奴じゃないことを祈る
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 17:35:31.19 ID:hXkD5B6V0
早く織莉子と知り合いたい
954 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 17:44:37.58 ID:gB41ACLS0

桐野「今日の調子はどう? 具合悪くない?」

キリカ「えー、別に普通だよ。なんか病弱扱いしてない?」


 ……そりゃあだって、あんな話を聞いたらな。

 そんなふうに思ってると、何かキリカは意気込み始めた。


キリカ「私、運動音痴のきりのんよりは体力あると思うよ! かけっこだって私が負けたことなかったもんね」

桐野「え…………それは子供の頃の話で、今はさすがに違うんじゃないか? 運動得意じゃないのはキリカもだっただろ」

キリカ「……そうかな? まあ今勝てるかは別だよ。でも身体の丈夫さは上だと思う」

桐野「そうか……?」


 答えの出ないやりとりをいくらかして、違う話題に移ろうと考える。

 今になって体力勝負でキリカを負かしたところで面白いことなんか何もない。
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 17:54:57.78 ID:hXkD5B6V0
そりゃ魔法で肉体強化してるからな
956 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 18:16:31.97 ID:gB41ACLS0

桐野「それよりさ、昨日話した通り和菓子はちゃんと作っておいたから。一緒に食べてる人が居るんだろ?多めに作ってきたよ」

キリカ「ありがとう! 楽しみだなー、みんなもきっと喜ぶよ。これからモテるかもね、女子会とかに呼ばれるかも」

桐野「いや、それはちょっと勘弁してほしいかな……」


 お菓子の入った紙袋を渡す。

 ……よくわからない世界だが、キリカも友達と女子会とかやってるんだろうか。


キリカ「……そうそう、この前のお菓子もありがとうね。すごく良かったよ。宝石みたいなやつ」

桐野「琥珀糖か。何味が一番好き?」

キリカ「うーん……全部良かったけど、ぶどうだったかな、青紫の。味もだけど綺麗だったから」


 キリカはそう言うと自分の手元に目を移した。 

 ――僕もそこに目を向けてみると、似た色の宝石のついた指輪が目についた。


桐野(そういうのが好き……か。覚えておこう)
957 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 18:21:56.16 ID:gB41ACLS0


 ――――
 ――――学校に着くと、それぞれ自分のクラスに行って席につく。


 ……最近はキリカと過ごす時間が増えたから、一人になる時間が少し寂しく感じた。

 授業の準備をして、午前の授業が終わる時間まで今日もそこで過ごす。



今日の和菓子
・自由安価

 下2レス
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 18:29:48.64 ID:+aX59xnEO
三色団子
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 18:30:01.64 ID:Ri6HYxi70
マミさんと会話「この間はありがとう、良く分からないけど、あのままおかしな世界居たらきっと僕は危なかった 和菓子はどら焼き
         それだけは分かるよ、これお礼の和菓子だよ、マミさんの口に合えば良いんだけど」
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 18:31:52.23 ID:a0LLqERm0
あんこを使った和風スイートポテト
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 18:39:51.39 ID:a0LLqERm0
ところで午前中からずっと続けてるけどスレ主は大丈夫?
この後も続けるならいったん時間取って間を空けた方がよくありませんか?
962 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 18:42:35.89 ID:gB41ACLS0
----------------------------
あまり遅くまではやらないつもり
ずっと続けてるといっても書いてる側は結構好きに色んな事してますよ
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 18:45:15.99 ID:a0LLqERm0
了解です
964 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 18:56:24.46 ID:gB41ACLS0


 …………それから、昼休みになると、途中でキリカと数人の女子たちがこっちにやってきた。

 それに僕は目を丸くして驚く。キリカだけならともかく、ちょっと心の準備ができていない。


*「幼馴染の桐野君ってこの人だよね? お礼だけ伝えておこうと思って!ありがとう!どら焼きおいしかったよー!」

桐野「――ど、どうも」

*「去年あたしと同じクラスだったよねー。そんな特技あるなんて知らなかった! ていうかそんなに呉ちゃんと仲良い幼馴染がいるなんて、ねぇ」

*「いきなり惚気られるんだもんねー」


桐野(の、のろ……――そういうふうに見られてるのか?)


 ……キリカのほうを見るが、そっちも慌てた様子だった。


キリカ「え、いや……だからただの幼馴染だってば」

*「本当に何もないの!? そんなこと言ってその態度あやしいぞー! このー」

キリカ「わぁん、なんとかしてー!この子恋愛脳ー!」

*「いつも通りのことじゃない」



 ……キリカは今、こういう人たちと話してるのか。

 だとしたら思ったよりもアクティブだ。


1また作るよ、と言っておく
2キリカとはなんでもないと言う
3自由安価

 下2レス
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 19:01:04.94 ID:Ri6HYxi70
安価↓
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 19:04:28.58 ID:a0LLqERm0
1+焦ってモデルをしてくれたお礼だと口をすべらせてしまう

967 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 19:32:27.72 ID:gB41ACLS0

桐野「き、昨日はキリカは絵のモデルになってくれたし、そのお礼でどうせなら全員分作ろうって……」

*「絵のモデル!? 絵描いてるんだ! キリカのどんな絵描いたの?」

桐野「……普通に、自然な感じで座ってるだけの絵だよ。お菓子はまた作るよ、みんなにも。好評みたいでよかったから」

*「マジー? じゃあ楽しみにしてるよ! 呉ちゃんと友達になってよかった!」

*「二人も末永く仲良くねー」


 ……ぎこちなく笑ってやり過ごす。キリカのほうもそんな感じだった。

 他の女子たちが嵐のように過ぎ去った後、落ち着いてからもまだキリカは少しの間教室に残っていた。


キリカ「……さっきは大変だったね。きりのんがモテるどころか、まさか自分のほうに標的が向くとは思ってなかったよ」

桐野「オレはちょっと予想ついてたけどね……似たような人種は性別が違っても反応は同じわけだ」

キリカ「誰のこと?」

桐野「オレの知り合いのモテない奴だよ」

キリカ「だいたい、昔から一緒に居るのにねぇ。今更すぐそういう風に結びつけようとされても困るよね」

キリカ「……迷惑じゃなかった? きりのんは騒がれるの嫌いそうだし」



1喜んでもらえたのはわかったのでよかった、と言っておく
2マミさんと話しに行く
3自由安価

 下2レス
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 19:34:15.55 ID:hXkD5B6V0
1してから2
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 19:35:53.78 ID:1jKph7WC0
970 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 19:52:28.02 ID:gB41ACLS0

 ……キリカは少し申し訳なさそうに言った。

 キリカは結構こういうところで気を回してくれるから、こっちこそいらない気を使わせたかもしれない。


桐野「喜んでもらえたのはわかったからよかったよ。それよりこっちも口すべらせたかな」

キリカ「え?」

桐野「いや……昨日のこと、さ」

キリカ「あぁー、モデルの話? まあ事実なわけだし、これを機にきりのんの特技も色んな人に知ってもらったらいいんじゃない?」

キリカ「…………私の絵は恥ずかしいから、あんまり他の人に見せないでほしいけどね」

桐野「そうなのか? 折角コンクール用にも考えてたのに」

キリカ「だ、だめ! あれは禁止!」

桐野「えぇー」

キリカ「昔から引っ込み思案なのに、なんでそういうとこ恥じらいないんだよ、もうー……」


 僕からすれば、なんでキリカはそういうところで恥ずかしがるのかがわからない。

 僕は曲がりなりにも、『自分の表現』を人に見てもらうことが好きだから。


 ……コンクール用のネタもまた他になにか考えないと。


 ――――……それから、午後の授業が始まる間際になって、自分の教室を出て他の教室へと向かった。
971 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 20:06:38.13 ID:gB41ACLS0


マミ「――……あら、桐野君?」

桐野「ひさ……しぶり」

マミ「ええ、久しぶりね」


 教室に行ってみると、昼休みの終わりも近いからか、マミさんは次の授業の準備を整えて自分の席に座っていた。


 僕がここに来たのは当然あのことがきっかけではあるが、空想かもしれないと思うとどう挨拶していいかわからなくて曖昧に言う。

 すると、マミさんはそれにはっきりと『久しぶり』と返した。


 ……やっぱり会ってはいない?


マミ「今日はどうしたの?」

桐野「……久しぶりに会いたいと思って。あと、和菓子を作ってきたから……どう? どら焼きなんだけど」

マミ「ありがとう、いただくわね」


 キリカと友達たちの分とは別に、一つ分けて鞄に入れてきていた。

 マミさんにそれを渡すと無事受け取ってくれた。
972 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 20:21:57.80 ID:gB41ACLS0

 ……これだけでも目的は達成したわけだけど、じっと見ていると、マミさんも気にしたようにこっちに声をかけた。


 二つに分けて巻かれた鮮やかな金色の髪。上品な雰囲気。

 あの絵と――あの時の風景と重なる。


マミ「教室、戻らなくていいの? 授業がはじまっちゃうわよ」

桐野「……そうだね。戻るよ。授業頑張って」

マミ「ええ、そちらもね」



 ――――何事もなかったように言葉を交わして、別れる。

 あれは本当に空想だったのだろうか。少なくとも、マミさんに聞いたら答えはそう返ってくる気はした。


 ……けど、折角の知り合い同士、仲良くするのは悪いことじゃない。



・放課後の予定
1帰りもキリカを誘ってみる
2同じ小学校の人に話を聞きに行く
3この前の街外れに再び行ってみる
4お菓子作り用の買い物
5帰宅
6自由安価

 下2レス
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/15(日) 20:36:27.13 ID:1jKph7WC0
1
安価下
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 20:37:03.84 ID:a0LLqERm0
1+4
キリカ誘って色々と買い物
お菓子はキリカのリクエストを聞いてその材料を買う
あと絵の具で買い忘れがあったので買いに行く、その際に不思議な空間のあった辺りにも寄ってみる
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 20:37:57.61 ID:Ri6HYxi70
5+ 帰り道マミさんと帰る方角が一緒だったので会話しながら帰宅
  貴方「マミさんて髪をリボンしてるから朝セットするのが大変でしょう?、もっと楽にストレートに下ろしたら?あの子みたいに」
   そう言って前を歩いているほむらを指差して言ってみる
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/15(日) 20:39:19.72 ID:1jKph7WC0
マミさんとも仲良くしたいけど、死亡フラグ経ちそうだからなー
977 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 21:09:29.56 ID:gB41ACLS0
――――
――――


 今日の学校が終わると、帰りもキリカを誘ってみる。

 どうせ帰り道はほとんど一緒だ。それに、少し寄りたい場所もあった。


キリカ「今日は買い物?」

桐野「お菓子の材料を買おうと思うんだけど、何作ろうか悩んじゃってさ。何か食べたいものはある?」

キリカ「えーとねぇ、じゃあ……お芋さんが食べたいかな! あとはなんでもいいよ、楽しみにしたいし」

桐野「わかった。考えてみるから、色々揃ってそうなデパートのほう行こうか。ついでに、ちょっと追加したい画材もあって」

キリカ「画材のことは私はよくわかんないけどねー……――」


 歩きながら、何を作ろうか考える。――さつまいもなら、芋けんぴとかかな。茶巾絞りにしてもいい。

 とりあえずよく使う材料も買い足したいと思っていた。


 ……駅前のほうに着くと、デパートに向かう前にキリカが僕の腕を引いた。


桐野「デパートはあっちだよ」

キリカ「知ってる。 ちょっと私にも付き合ってよ! まずは今食べたいものを思いついたから!」



 ……一人の買い物も気楽だけど、こういう風に振り回されるのも悪い気分じゃなかった。

978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 21:27:02.42 ID:+aX59xnEO
まんまデートですねぇ
979 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 21:28:15.12 ID:gB41ACLS0


 ――キリカに連れられて向かった先は、カフェのようだった。

 店に入ってメニューを見てみると、少しカジュアルな甘味処のようなところらしい。内装も落ち着いた雰囲気だった。


 ……慣れてなさそうな感じを察したのか、キリカが身を乗り出して聞いてくる。


キリカ「和菓子が好きなら絶対知ってると思ったけどなぁ。あんまりお店で食べることってないの?」

桐野「キリカはこのあたりの店によく行くのか?」

キリカ「うん、和洋ジャンル問わず。ここのおすすめはあんみつだよ」


 いつのまにかキリカの甘いもの好きは随分と進化していた。

 ……たしかにそれは学校には持っていけないな。そう思って、僕も同じものを頼もうかと決める。



1学校帰りによく寄り道するの?
2お菓子談義
3自由安価

 下2レス
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 21:31:57.39 ID:D06VE+pF0
3キリカと帰る途中魔女の結界に取り込まれる、魔女の使い魔に貴方が攻撃される瞬間マミさん銃で貴方の危機を救ってくれる
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 21:34:30.05 ID:1jKph7WC0

無理なら1+2
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 21:35:00.70 ID:hXkD5B6V0
これが可能ならもう何でもありだな
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 21:35:14.91 ID:+aX59xnEO
限定メニューを選んだらキリカが慌て始めた
よく見るとカップル限定だった


あんみつも良いけどこの限定メニューが気になるかな
スライス秋山考案のスイーツだってさ
どうしたの、急に慌てて……あ
984 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 21:50:55.28 ID:gB41ACLS0
-------------------
帰りは早くないですか!?
一応>>2っていうものがあってですね、

★自由安価は基本的に主人公から起こす内容のみ。

っていうルールがあるんだ。それでも主観で、むしろ指定以外の安価だろうと話的に問題なくて面白そうなものを見たら出来るだけ採用しちゃうので、
書いてみても損はないですが、安価下にされてもご了承くださいね…という感じでやっております

985 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 21:52:44.05 ID:gB41ACLS0

さて、ここからは次スレに移ります。

つ次スレ
『オール安価でまどか☆マギカ 23』:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523754962/
986 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 21:57:08.68 ID:gB41ACLS0

☆埋め恒例企画☆
ここから>>1000までで有効安価10個分書かれた内容を今後の展開のどこかにいれるかも


〃∩ ∧__∧
⊂⌒ ( ・ω・)  あー。ねこきたねこ
  `ヽ_つ  ,.ヘ_ヘ
      (   )
       u,__っ) ))))

987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 21:59:53.78 ID:1jKph7WC0
キリカが友達として桐野を織莉子に紹介する
織莉子は綺麗な織莉子(無理なら二行目は無視で)
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/15(日) 22:01:14.64 ID:Ri6HYxi70
一夫多妻ハーレムエンドの許可をください1
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 22:07:30.33 ID:+aX59xnEO
マミさんとも仲良くなった場合
マミとキリカが手料理(キリカ編での料理大得意前提)を作って来て主人公に勧めて来る
両者の間に火花が交わりどっちの方が美味しいか主人公に迫って来る
周りにいたギャラリーも逃げ出す位のプレッシャーが漂い主人公ガクブル
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 22:19:50.25 ID:UGN1q9fZ0
主人公がキリカにラッキースケベ発動

キリカのパンツを見たり胸に顔を埋めたりしてしまう
家でその時の事とか昔風呂に一緒に入った時のキリカの裸を鮮明に思いだしムラムラ、オカズにしてしまう
事後、賢者モードで自己嫌悪(でもまたしてしまう)
上条と違い健全(笑)な15歳ということでw
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 22:50:37.60 ID:a0LLqERm0
キリカとの帰り道、いつもと違う道を通ってたら道端で2人の女の子が何かを探している場に出くわす
声をかけたら理由を話してくれたが、片方の子はキリカを見て酷く驚いているみたいだった

>>990
もはやギャルゲーじゃなくてエロゲーになってるけど、いいのかそれw
まぁ、読んではみたいですけどね
もし採択されたら、キリカの方もそれが原因でしちゃった事が後日判明を追加でw
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 23:33:17.24 ID:hXkD5B6V0
親を亡くした織莉子が家に引き取られて義理の妹になる、
ついでに親を亡くしたあすみが家に引き取られて義理の妹になる、
さらに親に虐待されたゆまが家に引き取られて義理の妹になる

ここまでくるとまるでゲームだな
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 00:02:08.04 ID:mgdv90e90
キリカとマミさんだけじゃあ物足りない、杏子ちゃんやほむほむも貴方のハーレムに入れる
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 02:27:21.36 ID:7e6iBWDb0
織莉子が転校生として同じクラスの隣の席になる、なぜか気に入られていつの間にか友達になる
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 13:19:38.23 ID:YB6jPp9n0
甘いものフードファイトにキリカが参戦
スイーツ無料券と賞金を巡って赤髪ポニテの娘と渡り合う
勝負後にキリカと赤髪ポニテの娘は互いに認め会う仲になる
桐野は勝負後にダウンしたキリカをおんぶして帰る事になるが、背中にあたるキリカの胸の感触にドキドキ
赤髪ポニテの娘は一緒に観戦してたマミが連れ帰った
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 12:08:07.39 ID:+V45A4yrO
桐野巴くんの健全な日常 〜パンツ編〜

キリカの胸で妄想昂らせて学校でしちゃうくらいなんだから、パンツの方でもしちゃって下さい
昔のお風呂でキリカの胸を発育が良いとかバッチリ見ててたんだから、下の方もしっかり見てますよね?
そっちでも昂らせてやっちゃって下さいw
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 16:20:26.75 ID:b2LKinWs0
定番のあーんと間接キスが見たいな
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 16:40:33.69 ID:M35bQ9b90
定番の「おおきくなったらきりののおよめさんになる」というキリカの約束を思い出して赤面するキリカとか(桐野も思い出すとか)
2人で埋めた昔のタイカプセルを掘り出すとか(そこに↑の内容を書いた紙を入れて合ってキリカが恥ずかしがるとか)


他の女の子ともかかわってほしいけど、桐野にはキリカ一筋でもいてほしいというジレンマ
男の子にデレるキリカなんて安価スレでも珍しいから期待している
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/20(金) 21:02:50.66 ID:08SUVda30
水着イベントが見たい
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 21:50:16.37 ID:cucHWkuk0

水着イベントするならキリカの水着は旧スク水でお願いします
1001 :1001 :Over 1000 Thread
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | アパム!アパム!次スレ建てて来い!アパーーム!
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      /\     _. /  ̄ ̄\  |_____.|     / ̄\
     /| ̄ ̄|\/_ ヽ |____ |∩(・∀・;||┘  | ̄ ̄| ̄ ̄|
   / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|  (´д`; ||┘ _ユ_II___ | ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
   / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|( ” つつ[三≡_[----─゚   ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
  / ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| ⌒\⌒\  ||  / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|   SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
「ラブライブ×イナイレ〜11人の女神の奇跡〜」前半 @ 2018/04/21(土) 21:20:46.76 ID:/lO6Sql+0
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【ラブライブ】海未「耳かきですか?」希「そうやね」 @ 2018/04/21(土) 21:02:33.56 ID:ltyWb9J+0
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{安価}男がスパロボOG世界で戦うようですpart3 @ 2018/04/21(土) 20:53:02.02 ID:7ocANkd70
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千枝「Pさんのお家お泊りに行きます!」 @ 2018/04/21(土) 20:40:54.57 ID:Jz3Qh7kq0
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三船美優「一億円拾いました」 @ 2018/04/21(土) 20:35:25.70 ID:H2KcNo5b0
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暇だから最近あった恥ずかしいことを敢えてあげてこうず @ 2018/04/21(土) 20:33:51.76 ID:OSHMse480
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【バンドリ】月島まりな「私がハーレム主人公に!?【ガールズバンドパーティ!】 @ 2018/04/21(土) 20:21:04.48 ID:3TlPm2Hm0
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童話少女野崎くん〜金の斧、銀の斧編〜 @ 2018/04/21(土) 20:00:55.07 ID:EFfYCkx/0
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