最原「女の子が泣いている所を見たい」王馬「は?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 00:08:01.41 ID:EoQH9Pn00

王馬「え、ゴメン、何言ってるの最原ちゃん?」

最原「僕は思うんだよ王馬君、女の子は泣いている時が一番可愛いのだと」

王馬「いやゴメンなさい、わからないです。」

最原「わかるよ王馬君、今から僕がしようとする行いに戸惑い口調がおかしくなることも…しかしだ!」

最原「イタズラ好きの君の力があればここの女子を皆泣かすことができる!だから協力してよ!」

王馬「嫌だよ!最原ちゃんはオレがどういう目的でイタズラしてると思っているんだよ!」

最原「え…僕と同じ性癖を持っているからじゃないのかい…?(真顔」

王馬「性癖とか最原ちゃんの口から出ること自体驚きだけどオレがそういう嗜好を持ってイタズラしてたと思われていた方がもっと驚きだよ…」

最原「じゃあ早速いってみようか!」

王馬「(マズイ…このまま最原ちゃんを野放しにすればこの平和でつまらない学園生活がコロシアイに変わりかねない…!オレがしっかり見張らないと…!)」

・紅鮭団の世界線

・キャラ崩壊

・拙い文章

・エロ+リョナ要素はなし





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517152081
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 00:26:44.19 ID:EoQH9Pn00

食堂

王馬「で、どうやって女の子達を泣かすの?暴力?」

最原「何馬鹿なこと言っているんだ王馬君!」机バン!

最原「暴力なんて……最低な行為じゃないか!」

王馬「(女の子泣かそうとしてる最原ちゃんが言う…?)」

最原「暴力で生み出される涙なんて美しくないよ!あんなのはただ身体が痛みに反応して起きる自然現象だよ!」

最原「僕が求めてるのは不意に出る涙!そう!ずばり精神的に責められて出る涙だよ!」

王馬「(そっちの方がエゲツないんじゃ…)」

王馬「じゃあどうするの?入間ちゃんにでも作ってもらう?」

最原「ハァ…ティアニズムを理解している王馬君はそんなことをして真の涙は得られると思うの?」

王馬「(ティアニズムって何…?)」

最原「涙を流すには過程が必要なんだよ!『ほら物作りは過程こそが大事』って言われているし!」

王馬「でもいきなり泣かすっていうのも過程がないんじゃない?それで泣かすってただ単に酷いことしてるだけだよ」

最原「僕が過程を用意していない訳ないだろ?」

最原「僕はこの日の為に女子皆の好感度をMAXまで上げているんだ。つまり…」



最原「そこからどん底に落として彼女達の涙を拝見させてもらう」




王馬「ホントにエゲツない…」







3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 00:43:42.59 ID:EoQH9Pn00

最原「実は今赤松さんを『大事な用事がある』ってことで呼んでいるんだ」

最原「王馬君ならこの朝早くまだ誰も来ていない食堂に呼び出されたらどう思う?」

王馬「まぁ異性に呼ばれているんだからオーソドックスに告白されるとか思うんじゃない?」

最原「そうでしょ?だから僕はここであえて…」

最原「赤松さんに酷いことを言う」

王馬「ダメだよ最原ちゃん!それはいくら大悪党のオレでも血の気が引く所業だよ!」

最原「何言ってるんだよ王馬君は、君も『オレだったら貰い手のなさそうな赤松ちゃんをもらってあげようかなあ』とか言ってるじゃないか。それと同じようなものだよ」

王馬「(全然違うんだよなあ…)」

王馬「ええと最原ちゃんはその…サディズム的な嗜好をお持ちで?」

最原「何を馬鹿なことを言っているんだ王馬君は!僕は真性のマゾだよ!」

最原「赤松さんに優しく叱られたいし春川さんにキツく罵倒してもらえるのもいいなあ!いや…東条さんに見下された目で見られるのもいいなあ!」

王馬「最原ちゃんの性癖が歪みまくってる…」

赤松「最原く〜ん!大事な用事って何〜?」食堂外から声

最原「さあ王馬君はロッカーの中に隠れて!」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 00:57:37.92 ID:EoQH9Pn00

赤松「最原君…その…大事な…用って何かな?」モジモジ

最原「(ああああああああああ!モジモジしてる赤松さん可愛いなぁ!今すぐ抱きしめたい!大好きだよと叫び続けたい!)」

赤松「その…私も実は最原君に言いたいことがあって…」

最原「ガハッ!」

赤松「最原君…!?大丈夫…!?口から血が吹き出して…!?」

最原「大丈夫だよ赤松さん…ザオラルを2回分回してなんとかなったよ…」

王馬「(その理屈でいくと赤松ちゃんの言葉はザキ二回分に相当するよ…)」

最原「ゴメンね…いきなり血を吐いて話を逸らしちゃって…でも僕が赤松さんを呼んだんだから僕から先に言うよ」

赤松「は…はい!」

赤松「(やっぱりこのシチュエーションは告白かな…!?最原君も私と同じ気持ちだったなんて嬉しいなぁどうやって最原君に返事返そうかなあ!)」ウキウキ

王馬「赤松ちゃんの反応が辛い…これから起きることを想像すると涙が…)」涙ブワッ

最原「赤松さん…実は僕は君のこと…」







最原「とっても嫌いなんだ」















5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:03:32.75 ID:/Yx0C9GGo
やべえぞ…
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 01:14:04.06 ID:EoQH9Pn00

赤松「はい…喜んで…!ってえ……?」

最原「聞こえてないならもう一度言うね、僕は君のことが嫌いなんだ」

赤松「え…ちょっと待ってよ…私何か酷いことしたかな…?」

最原「(困っている!予想外の展開に対して戸惑っているよ!ああ!赤松さんの震えている姿をメトロノームにしてピアノを練習したい!そしてその後『よくできたね最原君』って言ってもらいたいぃぃぃぃぃぃ!可愛いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ赤松さんんんんんんんん!」

最原「僕はいつも一人で本を読みたいのに君は僕の気持ちなんか考えないで連れ回して…いい加減にしてよ」

赤松「違うよ…私はそんなつもりじゃ…」

最原「ほらそうやって自分が間違っていないってことを前提に話してる」

赤松「……」

王馬「(やめてあげてよ最原ちゃん…もう赤松ちゃん目ウルウルしてるよ…)」

最原「普通相手が困っていたってことを知ったら自分の行いが間違っていることを認めて謝るべきじゃないの?そんなこともできないなんて…本当にピアノばっかりしてきたんだね」やれやれ

赤松「ゴメン…私最原君の気持ち考えていなかった…でも…!」

最原「言われてから謝るなんて猿でもできるよ。君の今の謝りは王馬君の嘘泣きくらい信用できないよ」

王馬「(なんでオレの名前出すの!?関係ないじゃん!」

赤松「それは…ぞの…わだじが…最原ぐんのこと…考えてなぐて…ホントにゴメンなざい…」ボロボロ

王馬「(ちょっと!オレをトリガーに泣かないでよ!オレ何もしてないのに凄い罪悪感感じるよ!)」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 01:30:09.35 ID:EoQH9Pn00

赤松「私…最原君と仲良くなりたくて…だからヒック…一緒にいる時間が増えればヒック…仲良くなれるかなって…」

最原「……」

最原「(ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!頭がどうにかなりそうだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)」

最原「(いつも健気で優しい赤松さんがボロボロになって涙を流している!僕の為に!なんと言う背徳感!なんという申し訳無さ!だがそれがいい!)」

最原「(なんて可愛いんだ…!もうこの赤松さんの光景だけで僕はこれから食事を摂らなくても生きていけるよ…!光合成のようにこの光景を思い出しエネルギーを補給しよう…)」

赤松「でもね…最原君…」

ギュッ…

赤松「私は最原君のことが大好きなの…今までは酷いことしちゃったかもしれないけどこれからも友達でいたいんだ…ダ…ダメかな?」涙目ウルウル

最原「ダメだよ。僕は今すぐ視界から君に消えてほしいのに。早く離してよ」

赤松「そうだよね…そうだよね…私なんか…」大粒の涙を目に溜めながら


最原「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!赤松さんの告白いただきましたああああああああああああ!それも上目遣いで!しかもリスみたいに僕の服ギュッて持ちながら!さらに涙しながらああああああああ!可愛い!可愛いよ!赤松さん!大変だ!もう僕のパンツがビチャビチャだ!もうここで死んでも悔いはない…!)」

赤松「今まで迷惑掛けてゴメンね最原君…これからはできるだけ君が嫌な気持ちにならないように私は遠くにいるようにするから…」

王馬「うわあ…これからどうするつもりだよ最原ちゃん…明日から空気が重いよ!なんなら今日の朝食の時間から重いよ!)」

赤松「じゃあね…」クルッ


ギュッ

赤松「え…?最原君…?」

最原「ゴメンね赤松さん…嘘でも酷いこと言っちゃって…」

赤松「え…?嘘…?どういうこと…?」

最原「(ここからがメインディッシュなんだ…持ってくれよ僕の身体…!)」











8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:41:35.33 ID:NiNX+jsdO
正直期待
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 01:54:45.17 ID:EoQH9Pn00
undefined
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:57:47.04 ID:o4LiXyMUo
行数オーバーだとunderfindになるよ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 02:06:42.50 ID:EoQH9Pn00

最原「ゴメンね…王馬君が好きな人には逆のことを言った方が効果的って言われたから…」

赤松「え?」

王馬「え?」

最原「僕も初めは信じていなかったけど『最原ちゃんは女性経験がないから仕方ないけどそんなんじゃ赤松ちゃんはゲットできないよ!』って王馬君に言われて…」

最原「クソッ…!嘘だとはいえ赤松さんになんて酷いことを…!」

王馬「(その通りだよ)」

赤松「心配しないで!悪いのは全部王馬君なんだから!最原君は悪くないよ!」

王馬「(あれ…?オレに矛先向かってる?)」

最原「嘘で人を騙してその表情を見て楽しむなんて…!なんて最低なんだ…!僕が王馬君の考えを察知できていれば…!」

最原「赤松さんの優しさが胸に突き刺さるよ…!」

王馬「(刺さっているのはブーメランだよ)」

赤松「私のことを思ってしてくれたことなんだし私は大丈夫だよ!」

最原「クソッ!なんて赤松さんは優しいんだ!その優しさにつけ込んで僕はなんて…なんてクソ野郎なんだ…!」

王馬「(激しく同意)」

赤松「私ももしかしたら知らず知らず最原君に迷惑掛けていたかもしれないし…!だから最原君は悪くないよ!」

最原「(さっきまでボロボロ泣いていたのに涙を堪えて僕を励ますなんて…なんて尊いんだ…浄化されるよ…)」



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 02:08:23.70 ID:EoQH9Pn00

最原「ゴメンね…王馬君が好きな人には逆のことを言った方が効果的って言われたから…」

最原「ゴメンね…王馬君に好きな人には逆のことを言った方が効果的って言われたから…」

訂正です。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 02:20:31.95 ID:EoQH9Pn00

赤松「ほら笑って最原君!私は笑っている最原君の方が好きだよ!」

最原「(天使や…天使がここにおる…ワイは死んでもうたんか?)」

最原「最低な僕を許してくれるの…?」

赤松「もちろんだよ!人は失敗するからね!王馬君は許さないけど!」

王馬「(ええええええ!?オレだけ許されないの!?)」

最原「ありがとう赤松さん。でも…」

最原「赤松さんは明るく振舞っているけど我慢しているんでしょう?」

赤松「…え?」

最原「今ここには僕しかいないんだから我慢しなくてもいいよ。それを少しでも慰めることがせめてもの僕の罪滅ぼしだよ」

赤松「……私…わだじ…」涙ウルウル

赤松「うわああああああん!最原君に嫌われてなくて良かったああああ!」

赤松「わだじ…わだじ…最原君に嫌われていたら生きていけない!好き!大好き!大好きだよ最原君!ずっと君と一緒にいたいの!ずっと君の笑っている姿を見ていたいの!好き!好き好き最原君!」ギュウウウウウウウウ

最原「可愛い…すぎる…」ガクッ

王馬「(幸せのあまり最原ちゃん死んじゃったな…)」

王馬「(上げて下げて再び上げる…この構図ってDVじゃん…DVされてまで相手に依存する奴なんて馬鹿だとか思ってたけど実際目にしたらDVが起きる理由がわかった気がするよ…)」

王馬「でも…このままじゃ…」

王馬小吉は悟った。このままではどうなるかを。しかしそれは全て最原終一の自業自得であるから彼は行く末を見届ける決意をした。



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/29(月) 02:22:39.39 ID:EoQH9Pn00
今回はこのへんで、時間が空き次第続き書きます。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 03:08:05.13 ID:V6YSF0+DO
王馬その想像が実現するまでの間生きてられたらいいな…
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 05:38:57.41 ID:IbNBR6BA0
オデ原じゃないか…
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:47:55.98 ID:/w185JcDO
茶柱に期待。なまじ男嫌いで通してたからその辺りを責めて泣かせて
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 10:51:04.86 ID:JBMRvjfDO

最原「どうだったかな王馬君?君にも僕の考えが理解できただろ?」

王馬「いや…あのままじゃ死ぬよ最原ちゃん…」

最原「確かに僕はさっき赤松さんの可愛さに死にかけたけどね。でもこれから待ち受ける希望を想像すると死んでなんていられないよ!」

王馬「キャラ違いだよ最原ちゃん」

最原「さてと次は茶柱さんかな」

王馬「ええ!?茶柱ちゃん!?最原ちゃんホントに殺されるよ!?」

最原「僕の内なる声が次は茶柱さんがいいって言ってるから仕方ないんだ」

王馬「(キー坊じゃあるまいし…)」

茶柱「転子に何か用ですか?」

王馬「茶柱ちゃんいつからそこに!?」

茶柱「何やらいつもと口ぶりが違いますね王馬さん。ツッコミキャラにシフトですか?いつも気持ち悪いですが今の王馬さんも気持ち悪いです。そう!何故なら男死ですから!」

王馬「(これどうやって泣かすん…)」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/30(火) 10:59:43.43 ID:JBMRvjfDO

最原「あのね茶柱さん実は…」肩ポン

茶柱「……」

茶柱「キエエエエエエエエエエエ!転子に触らないでくださいぃ!」

王馬「おー、これまた見事な背負い投げで」

茶柱「まぁ転子はネオ合気道の達人ですからね!」

王馬「でもこれ最原ちゃん大丈夫なの?下手したら怪我するよ?」

茶柱「最原さんなら大丈夫ですよ!いつも転子の練習に付き合ってもらっていますから!これくらいは受け身で…

最原「ッ…!痛いッ…!背中が…」

茶柱「そんな!?いつもの最原さんなら受け身ができるはずなのに!?」

最原「酷いよ茶柱さん…僕はただ昼に夢野さんがマジックの練習をするらしいから誘おうと思っただけなのに…」

茶柱「しかしそれは最原さんが転子の肩を…」

最原「いつもネオ合気道の練習に付き合っている時は平気じゃないか…どれが大丈夫でどれがダメかなんて僕にはわからないよ…」

茶柱「そ…それは…」オドオド

王馬「(うわあ…暴力に対してこの仕打ちはエゲツないな…これじゃあ茶柱ちゃんが下手に出るしかないじゃん)」



41.82 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)