【安価】京太郎「宇宙からの侵略者?」

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42 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:03:08.07 ID:lT0Gr0RD0
 改めて、三人の様子を観察する。


 須賀は、普通のユニクロで売っているようなTシャツにジーパンという軽装、手入れのあまりされてなくて少し硬い、チンピラのようなブロンドヘアーをしているが、人がよさそうに表情をころころと変えている。いい笑顔であるが、礼儀は身についていない。しかし勤務歴一年と聞いて、眉を顰める。

 年齢は16のはずだが、亦野より一回り大きい体躯にしなやかそうな鍛えられた筋肉。肉体的にはなかなかのものだが、彼の軽い態度からは精神的な未熟さが見受けられる。

 とはいえ、あの『大災害』の惨状を見てきただろう相手だ。この態度は気味が悪い。ヘラヘラした奴は諜報員を想起させる。厄介な手合いだ。


 萩原は、先の青年とは対照的に底の見えないポーカーフェイス。明らかに訓練を受けたような余裕のある態度である。こういう相手も面倒だ。

 龍門渕財閥……彼らについて亦野の所属していた組織の持つ情報は、日本一の金融系オリガルヒ、それもたったの40年程度で世界全体に拠点を持つほどの規模であることなど、誰でも仕入れられる表向きの部分くらいである。

 かつて、探りを入れる機会があったが……得られたのはオカルト使いを集めていること、恐らくその者たちからなる私兵を持つことである。そういえば、彼ら龍門渕財閥の本家も故郷が長野だったはずだ。

亦野「萩原といったが、名は?父称でもいいから教えてくれ」

萩原「申し訳ございません。今私が名乗れる名は萩原、或いはハギヨシだけです」

亦野「ふむ……今のところはいいか。萩原と呼ばせてもらう」


 最後の一名は白のセーラー服に身を包んだ少女である。自己紹介でも言っていたが、やはり局長、南浦聡の血縁であった。

 そこで思い出した。あのIHの年、長野大会で南浦の孫娘が現れたと小耳にはさんだ覚えがある。祖父に似ず、清廉潔白で冷静な美少女雀士だが、対局中は熱い意志を露にするなどとマスコミが紹介していた。

 見る限りは確かに普通の物静かで礼儀正しい少女である。緑茶が似合いそうで、尭深と気が合いそうな印象を受ける。


 南浦聡の孫娘ということだが、彼のことも自分は多く知っているわけではない。かつて麻雀のプロであって、前”グランドマスター”世代のトッププロである。彼女らが台頭した時代には突如引退、2年前のIH後に突然のシニア復帰を遂げたことくらいである。

 当時の男性プロとして、やはり相応の判断力とオカルトを持っていたのだろう。現在の局長職はそれが買われてのことなのか、調べることは多い。


43 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:19:35.82 ID:lT0Gr0RD0

亦野「よし、お前たちはそれぞれ須賀、萩原、南浦は局長と被るので数絵と呼ばせてもらおう」

 確認を終えると、質問を受け付けることにした。

須賀「あ、はい」

 間髪入れずに須賀が言った。

須賀「貴方は……二年前のIHの、……白糸台の副将だった亦野さんですか?」

 彼の声ははきはきとしていたが、表情は聞いていいのかどうか迷い気であった。

 今の質問に不備があったかと反芻してみるが、思い当たらない。内心で首をかしげながら答える。
 
亦野「ああ、その通りだ。改めて自己紹介すると、私は白糸台高校出身で、株式会社Большой Болото元所属だよ」

須賀「バリショイ…バレェ?」

 惜しい。

須賀「行方不明と聞いてたのですが……」

亦野「ん……それは大分古い情報かな。今年の五月に帰国してるし、その前にも白糸台には絵葉書を送っていたよ」

 初めは連絡をとれるような状態でなかったために遅れてしまったのだが。そのせいで迷惑をかけていたようだ。それで動揺していたのだろうか。

須賀「そうだったのですか……何はともあれよかった」

亦野「結構大事になってたようで私としてはお恥ずかしいが、まあともかく私はその亦野だ。その件はまた、追々話そう」

44 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:21:24.19 ID:lT0Gr0RD0

亦野「さて、ざっと自己紹介も終えたことだ」

 ゆっくり間を空け話を切り出すと、少し緊張した面持ちで身構えられる。

亦野「まずは親交を深めよう」

 と言いながら、懐からスキットルを取り出す。

萩原「かしこまりました。では、簡単なものをご用意します」

亦野「おお、気が利くな。頼む」

 表情を変えないまま萩原が直ぐに応じる。元執事なだけあってよく配慮ができてるようだ。上司としてはありがたい。

数絵「……はい?」

須賀「あの、その手に持っているものは」

亦野「アルコールだ。」

須賀「いや、ええ……」


45 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:22:40.04 ID:lT0Gr0RD0

数絵「すみません。私と須賀さんは未成年なので飲めま」

亦野「問題ない。ここは国際組織、つまり日本の法律に縛られないな」※縛られます

須賀「はあ、それならまあ……」

数絵「……」

須賀「いや、俺も遠慮しておきますよ。また別の機会に」

亦野「ふむ、まあいいか。要は親交を深めようというだけで、深い意味もないからな」

 目的を言うと、二人も納得したようだ。

萩原「どうぞ」

亦野「お、すまないな。……ん、紅茶にしてくれたのか?」

萩原「ええ、おそらくお二人がお断りするだろうと考えておりまして。勝手ながら紅茶とケーキを用意しておきました」

 なんだこの超絶気が利く人は。

46 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:24:27.56 ID:lT0Gr0RD0

数絵「流石といいますか……」

須賀「ハギヨシさんは相変わらずですね。……それで、何について話しますか?」

亦野「そうだな……『あの日』のことにしようかな」


 三人の顔が強張ったのを感じる。

 特に須賀と萩原の男二人は、俯いたり目を開いたりと激しく動揺している。


数絵「あの、日ですか?」

亦野「ん?」

 まず口を開いたのは数絵だった。

数絵「……いえ、何でもありません」

 しかし、私の表情から何かを読み取ったのかそれ以上続けず、残りの二人の様子を眺めた。

 すでに萩原は立ち直ったようだ。萩原は須賀に目配せするが、須賀はそちらを見ずに懐から何かを取り出す。

47 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:30:11.91 ID:lT0Gr0RD0

 スキットルだった。

須賀「……っ、……っ、ぷはっ!」

数絵「ちょっ」

 美味そうに飲む須賀を数絵は慌てて止めようとするが、すでに手遅れである。

亦野「おっ、須賀も持っていたのか。何飲んだんだ?」

須賀「ええ、気が変わったので。中身は、まあちょっとしたものでした」

須賀「さて、話しましょうか。あの日、」

亦野「じゃあ、あの日、一年前のIHの決勝の話でもしてもらおうか」

 意気込んでいた須賀が固まり、数絵は嘆息した。

萩原「私もまだまだ未熟ですね。すみません、おつまみをご用意し直してきます」

亦野「知っての通り、私はあの日途中でいなくなってね。あの後の事件の流れを詳しくは知らないんだ」

須賀「……分かりました。まずは俺から話しましょう。長い話になりますが」

亦野「ああ、どんどん話してくれ」

 自分も4人分のグラスを取ってきて、中にウォトカを注いだ。

須賀「あの日は、俺の居た清澄高校が全国大会に出場してから……



  −−−−−−−−−−ー
ーーーー自分語りタイムーーーー
  −−−−−−−−−−−

48 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 22:46:45.40 ID:lT0Gr0RD0
>>19->>24中略


亦野「エイリアンどもを、全員釣り上げてみせましょう」



聡「いや、今回は研究のほうの任務だぞ?」

亦野「……了解です」

 脱力する。

亦野「緊急の任務ではないので?」

聡「人員不足だ。内容は県内に報告があった宇宙人との初接触。危険度的に当たれるのがお前たちだけだ、すまない」

亦野「危険なのにですか」

聡「言っておくが、亦野隊長、お前を試すためではない。言いたいことはわかるな?」

 後方を軽く見る。萩原、数絵、須賀。三人とも真面目な表情で話を聞いている。……須賀の顔はまだ少し赤いが。

 つまるところ本来はこの三人で十分なのだろう。

亦野「了解。対象の位置は?」

聡「渡されているスマートフォンに画像付きで送られて……ないか?」

 スマホを取り出して確認する。後ろの三人のほうも見るが、首を振られる。

聡「まったく、遅れているのか。これだから……位置は甲府、駒ヶ岳麓だ。移動中には届くだろう」

 と同時に、

聡「噂をすれば、だな。歩きながら確認してくれ。行ってこい」

『はい!』

 全員の声が響いた。

 さて、初仕事だ。

49 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 23:10:18.88 ID:lT0Gr0RD0

須賀「うげ、大分形状が崩れてるなあ」

 須賀が言うように、画像によると対象はドロドロになっており、人型どころか不定形に近い。数絵も須賀と同様顔をしかめていた。

 スマホに表示されている内容は位置に加え、対象の画像と種類の予測、その他簡単な特徴分析だった。

 相手は『エイリアン』で、不定形或いは甲殻類系。推定地球到達日は不明……予測襲来地点は同山。のろのろと人の居るほうへ動いて行っているようだ。

亦野「まあ、宇宙から来た相手なら普通はこういうものじゃないのか?」

萩原「負荷で潰れいたりするものも多いですが、地球に来るだけの強力なオカルトで守られていることもあります」

 かつて宇宙人があり得ないとされていたのは、宇宙の広大さだけが理由ではない。地球という特殊環境に適応できるかも問題である。

 さらには、相手に形がある場合、到達する前に人間によって撃退されることが基本である。今回は後者は何らかの手段で突破したようだ。

須賀「今回の相手は見る限り、大したことはなさそうですね」

数絵「また油断して……油断も無理も禁物ですよ」

 須賀の軽口を数絵がたしなめる。

50 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 23:32:23.99 ID:lT0Gr0RD0

 私は荷物のためにも先に外に出た。ほかの三人は各々の準備をしている。

 隊員のことも、この機関のとこも色々確かめなければいけないことが山積みなのだが。

 こうなることならそれらを確認すべきだったのだが、まあ元は予定になく初日なので仕方がない。

 なにはともあれ、宇宙人が相手だ。



 振り返ると、建物の向こうから夕日が目に痛いほど照り付ける。

 久しく会っていない先輩の顔が思い返された。首を振って、今は彼方へと追いやる。




萩原「屋上と地下にヘリが用意されていますが、今回は車を使います」

 自動ドアが開いたと見るや否や、横から萩原の声がした。

萩原「車でも間もなくつく距離であり、相手の動きも緩慢なようですので」

亦野「なるほど、運転は?」

萩原「私が。裏に黒のリムジンが止めておりますので、そちらに」

亦野「ああ、私の荷物も裏の車の中だ。早速移動しよう」




 八ヶ岳南部、権現岳。長野と山梨の県境に位置するところにこのIESO中部局がある。

 夕日の方角、つまり西側はすぐ長野県である。

亦野「……」

 ほかの三人にとっては故郷である長野県。ちょうど展望台のようになっているこの地点からの風景は、美しい諏訪の街並みがよく見えたはずだ。

 ……私は目を閉じずに、夕日の向こうを見た。

 奥のほうには茶色の山肌をした飛騨山脈がよく見える。

 間には何もない。

 『大災害』の中心、長野県諏訪市。飛騨山脈、浅間連峰、八ヶ岳に囲まれたこの地には、現在は巨大なクレーターが広がっているのみだった。


51 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/06(火) 23:34:26.24 ID:lT0Gr0RD0
今日はここまで。ひとまずの方針は数日毎で2時間くらいずつ上げていきたい
全然進まなくてすまんな。次は雑魚エイリアンとの遭遇
亦野さんと数江さんのAAください…ください…
自分じゃ適当なの一つ作るのでも優に1時間は食うのよー
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 23:37:26.86 ID:5OslIDE70
逆に考えるんだ「作らなくてもいいのさってね」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 00:23:57.94 ID:FkyCh5Z70
今思ったけど、代用として別のアニメキャラのaaを使えば?
「※これはあくまでイメージです」をつけてればOK
54 : ◆n1WwUycRpWcy [sage]:2018/02/07(水) 22:53:19.87 ID:Cc2uw6am0
>>52
せやな……と言ってたら増えないし……
個人的な趣味としてAAが好きだから…
>>53
それも考えてるけれど今のところは咲キャラに関しては>>41の数絵ちゃんみたいに改変してる
今後疲れたらそうなりそう

今日は更新ないです 数絵ちゃんの誕生日には更新する
55 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 00:56:09.30 ID:PtfpNGLQ0
帰宅したけどもう日付超えてる…
遅れましたが数絵さん誕生日おめでとうございます…
新AAとか用意したかったのですが今回は予め用意していた本編のちょっと前の数絵さんミニエピソードを投下します
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/10(土) 01:09:08.40 ID:PtfpNGLQ0
数絵編 0【風、火、地】

 私は独り溜息をついた。

 私は、彼を気になっているのでしょうか。

 私は、かれを他の人と特別としているのでしょうか。

 分らない。判らない。理解らない。今日も独り、暗闇に身を預けた。

 ずっとそうしてきた。

 そうすれば、私はただ思考えることができるから。
57 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 01:11:39.87 ID:PtfpNGLQ0
 母も、父も、それを願っていた。そうなるよう、願っていた。

 故に私は、それしかできない。

 言い訳だとは、知っている。

 唯、私のよ縋が闇にしかないだけ。

 馴染み深い場所がそこというだけ。

 母と父が導いてくれた、残る場所がここというだけ。


58 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 01:23:25.23 ID:PtfpNGLQ0
 感っている。その全てが、言い訳なだけ。

 足りないから、外に求めただけ。

 二人が去って、残ったのはこの闇だけ。

 生まれて初めて、生まれたことを考えた。

 死に瀕してようやく、死のことを考えた。

 そうして私は、お爺様に出逢った。

 この世界の常識を知った。

 生きることの、楽しみ方を知った。

 こうして私は、彼と出遭った。

 この世界の不条理を識った。 

 生きる上での、失うことを知った。


59 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 01:30:07.71 ID:PtfpNGLQ0

 私はお爺様の隣にはいられないのだ。

 私は彼の隣にもいられないみたいだ。

 私の隣にいるのは、ただ空気の流れだけです。

 ならば、せめてそれだけは守ろうと思った。

 この可笑しな世界の、周りにあるものくらいは守りたいと思った。

 ここは、私の居る場所です。

 この地は、この火は、この風は、私が守る世界です。


60 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 01:34:52.39 ID:PtfpNGLQ0
プロローグ亦野編@ 後編【同じ巣には二頭は暮らせない】



亦野「須賀が前衛、萩原がそのサポート、数絵が管制役……でいいんだな?」

 飛ばしているというのに非常に快適な キャデラック・リムジンの中で、萩原と須賀は運転席で何やら話しているため、数絵に話しかけて接敵の前に隊員のそれぞれの役割を確認していた。

亦野「なら私はお前の近くで狙撃手でもやっているか」

数絵「狙撃、ですか?」

亦野「ああ、私の今の武器は銃だからな」

 脇に抱えているケースを叩いて見せる。

数絵「……今回の任務は、あくまで研究としての接触ですが」

亦野「『そうはならない』、とはわかってるのだろう?」

61 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 01:48:40.89 ID:PtfpNGLQ0

 宇宙人、エイリアン、イーバ、特殊生態、妖怪、悪魔、化け物。様々な呼び方はあり、マスコミなんかは一番目を多く使っているが、どれも実態を正確に表したものではない。
 というのも、定義が多種多様であるからだ。今回は宇宙からの襲来と予測されているが、そもそも地球外生命体であるとも限らない。また地球上で発生した敵対生命体も同じように扱われることが多い。
 二番目を広義に解釈すると、一番適している呼び方である。我々が彼らに対してその呼び方を使うのは、基本的に敵対心をもって異質なモノとして考えているからだ。

数絵「ただ、今回はまだ人間を襲ったという報告はないので、……平和的接触ができる可能性は比較的に高いとは言えます」

亦野「話せる状態にあったらいいんだがな。そもそも自壊しそうにも見えるが……」

 この崩れかけている相手が宇宙人だとして、地球に到達してなお生きているのだから、たとえ溶けかけていたとしても回復するだけの力は持っていると思っていいだろう。
 相手が十分に生命のある状態であり、十分な知性を持つ宇宙人だといえるとき、ようやく対話の可能性が出来てくる。しかし、そこからがまた困難である。何せ相手は滅多に言葉も通じない相手である。地球へ到達する目的も、この星を目掛けて来たのかすらも理解ができない。
 ましてや、相手は衰弱してる中、明らかに殺傷能力の高い武器を持つこちらと対話をしなければならないのだ。宇宙人の立場で人間が考えるなら、普通冷静に交渉などできない。
 だからこそ、対話できるような存在は、容易でない相手であるのもまた可能性が高いのである。


62 : ◆n1WwUycRpWcy [saga]:2018/02/10(土) 01:51:23.97 ID:PtfpNGLQ0
駄目だ眠い
次はちゃんと書きためてプロローグ終わらせます
それと数絵ちゃんのAAを作ります。寝る
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