【幼馴染SS】男 「高校で見返してやる」

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56 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/02/25(日) 14:27:17.66 ID:8pqsIfcHo
それから男は幼馴染に目を合わすことすらしなかった。関係は悪化したまま時は流れる



青年 「そんな冷たい態度じゃダメじゃないか男君、君の幼馴染だろ、」


男 「……あぁ」イラッ


青年 「幼馴染に何かしたのか?」


男 「いや、してないよ(めんどくせぇ)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
57 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/02/25(日) 14:27:57.25 ID:8pqsIfcHo
やる男 「最近幼馴染と話してないみたいだけど、大丈夫か?」


男 「別に大丈夫だよ」イライラ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


オタ男 「幼馴染ちゃん可哀想デヒよ、もっと話すべきデヒ」


男 「……」イライライライラ


男 「(まるで俺が悪者みたいだな)」イライラ


男 「(こいつ、何も分かってねぇよ)」
58 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/02/25(日) 14:28:33.99 ID:8pqsIfcHo
男 「いいか、オタ男。あっちから無視してくるんだ、俺がこれ以上関わろうとしても嫌がられるだけだ」


男 「それに、俺はあんな奴に振り回されるのはもう嫌だ」


オタ男 「あんな奴ってひどいデヒ、大切な幼馴染では無かったデヒか?」


男 「デヒデヒデヒデヒうるせぇよ!!」


男 「お前は何も知らないだろ!!」


オタ男 「なっ、男君、どうしたデヒか?」
59 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/02/25(日) 14:29:14.06 ID:8pqsIfcHo
男 「分かってねぇだろ、俺と幼馴染の関係」


男 「そもそもあっちはエリート層、俺たちとは住む世界が違う」


男 「きっと心の中で見下している」


男 「小学生の頃はまだそんなこと意識しなかっただろうが、高校生になった今」


オタ男 「男君は間違ってるデヒ!!」


男 「……(人の話を最後まできけよ)」
60 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/02/25(日) 14:29:53.65 ID:8pqsIfcHo
男 「分かってねぇだろ、俺と幼馴染の関係」


男 「そもそもあっちはエリート層、俺たちとは住む世界が違う」


男 「きっと心の中で見下している」


男 「小学生の頃はまだそんなこと意識しなかっただろうが、高校生になった今」


オタ男 「男君は間違ってるデヒ!!」


男 「……(人の話を最後まできけよ)」
61 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/02/25(日) 14:30:51.66 ID:8pqsIfcHo
男 「お前には分かるのか?約束を破られ、その上無視され続ける気持ちが」


男 「確かに幼い頃の約束だったが、それでも無視まではしなくてもいいいいだろ!」


男 「なのに俺が悪者扱いかよ」


オタ男 「……」


男 「なにも知らないくせに、知ったふうな口をきくなぁぁぁああ!!」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/08(木) 23:18:53.78 ID:WxLXXGwH0
はよ
63 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:18:44.77 ID:WchGxxOro
それ以来、男君とはあまり話さなくなったデヒ、僕が話しかけても一言、二言で会話が終わるデヒ


男 「(やっと放課後、予備校の授業まで時間はあるけどこの教室は居づらい、富士そば食べに行こう)」スタスタ ガラガラ


オタ男 「男君、行っちゃったデヒね」


やる男 「あぁ」


やる男 「あの2人、誤解してんのかな?」


オタ男 「そう思うデヒ、幼馴染ちゃんの照れ隠しを男君は自分が嫌われてると勘違いしてるデヒ」
64 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:19:12.96 ID:WchGxxOro
やる男 「幼馴染が自分の本心を男に伝えないと無理そうだな」


オタ男 「その手助けを青年君と協力して3人でするデヒ」
65 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:19:47.58 ID:WchGxxOro
〜〜富士そば〜〜

男 「お前もここ来るんだ」


古男 「うましゆえ」


男 「そっか」


ズルズルズル


男 「所で、音を立ててすするのは行儀悪いのか?」


古男 「そばは例外、すすって聞こし召せ」

ズルズルズル
66 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:20:13.11 ID:WchGxxOro
〜〜S予備校〜〜

カキカキカキ

男 「(友達は選ぶべきだ)」カキカキカキ


男 「(もう俺には勉強しかない)」カキカキカキ


男 「(これじゃダメだ。もはやこの予備校にいても意味は無い」カキカキカキ


男 「(やめてやる)」
67 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:20:54.95 ID:WchGxxOro
〜〜男宅〜〜

男 「母さん、俺予備校やめる」


男母 「いいよ」


男 「軽くね?」


男母 「男には考えがあるんでしょ?それに〜〜


男 「!!」


男 「……突然すぎるだろ」


男 「(でも、悪くないかもな、ハッハッハッハッハ)」
68 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:21:30.44 ID:WchGxxOro
〜〜翌日〜〜

ガヤガヤ

化学男 「そこで、僕をビスマスとして、幼女さんを亜鉛とすると〜〜」

キモ男 「それいい」クヒヒヒヒヒ


オタ男 「なんと、そこでエンディングが始まるんデヒよ」

オタ女 「斬新メヒ、いつかプレイしたいメヒ」

オタ男 「明日持ってくるデヒ」


男 「(流石昼休み、エリート校にも関わらずこの騒がしさ)」


男 「(世間話、笑い合う、友人と遊ぶ、彼女とデートする)」
69 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:21:56.75 ID:WchGxxOro
男 「(すべて嫌いだ)」


男 「(所詮ここにいる奴らみんな三流)」


男 「(そんなこと考える俺が一番レベルが低いな)」


男 「(嫌いだ嫌いだ、幼馴染もやる男もオタ男も俺もみんな)」


男 「(もう俺には勉強するしかないのかもな)」カリカリ


男 「(上手くいかなければ死んでやるよ)」カリカリ
70 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:22:27.32 ID:WchGxxOro
〜〜放課後〜〜

オタ男 「幼馴染ちゃんと男君をくっつけるデヒ」


やる男 「おっしゃ、行くか」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

幼馴染 「え?私が、恥ずかしいよぉ」


やる男 「まあそう言わずに、このままじゃ君と男の関係が危ない」


やる男 「男は君のこと誤解しているよ、見下しているんじゃないかってね」


幼馴染 「そ、そんなことは無いよ!」


やる男 「じゃあ早速、明日行動だ、じゃあな」


オタ男 「また明日デヒー」
71 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:23:39.93 ID:WchGxxOro
〜〜男宅〜〜

男母 「おかえりー」


男 「ただいま。」タッタッ ドン カチャリ


男 「勉強するか」


男母 「?」
72 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:24:14.69 ID:WchGxxOro
〜〜翌日〜〜

オタ男 「さぁ、行くデヒ」


幼馴染 「無理だよぉ」


やる男 「まぁ、そういわ」

タッタッタッ


やる男 「逃げられた……」



幼馴染 「てことがあったんだ、青年君、どう思う?」


青年 「やる男たちの気持ちは分かるな。俺も男と幼馴染には仲良くしてほしいし」


男 「(…… 何で隠れてるんだ、俺)」


青年 「なぁ、最近男の話ばっかりだよな。そんなことばかり言ってると」


男 「(これはこのままキスするな)」
73 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:25:05.28 ID:WchGxxOro
幼馴染 「いやっ」


男 「(!?)」


男 「(断っただと!? なにを考えている)」


青年 「……」


青年 「やっぱり、男のことが好きなんだね」


男 「(はっ!?)」


幼馴染 「……ご、ごめんなさい」


青年 「良いんだよ、俺もこんなことして悪いと思っている」


青年 「ただ君の本心を知りたかったんだ」


青年 「その気持ち、伝えてきなよ」


幼馴染 「う、うん」
74 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:25:40.25 ID:WchGxxOro
タッタッタッタッタッタッ


青年 「誰か、そこにいたのか!?」


幼馴染 「!」


青年君 「まぁいいや、君の男への思いを伝えるんだ、いい?」


幼馴染 「うん」


男 「……」タッタッタッタッタッタッ


男 「……」ハァハァ


男 「……」タッタッタッタッタッタッ


男 「(意味がわからない意味が分からない、一体どうなっている)」タッタッタッタッタッタッ


男 「(しかもこの変な気持ちは何だ)」ハァハァ


男 「(俺は、あんな奴、嫌いだ、嫌いなはずなんだ)」ゼェゼェ


男 「(もうワケわかんねぇよ)」ゼェゼェ
75 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:26:08.98 ID:WchGxxOro
〜〜男宅〜〜

男 「ただいま」タッタッタッ


ガチャ バタン


男 「……」


男 「……」カキカキカキ


幼馴染の行動に混乱し、俺はただ勉強して気を紛らわしていた

−そのうち男は考えるのを止めた−
76 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:28:31.55 ID:WchGxxOro
オタ男 「幼馴染ちゃん、決意固めてもう3日たったデヒ、夏休みも始まってしまうデヒ」


幼馴染 「う、うん。でも最近の男は前より一層鋭くなったというか」


オタ男 「まぁそれは分かるデヒ。だけど」


オタ男 「男君は帰宅部。夏休みが始まると基本会えなくなるデヒよ。チャンスは今しかないデヒ」


オタ男 「じゃあ、今日の放課後また来るデヒ」


幼馴染 「うん」
77 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:29:48.07 ID:WchGxxOro
〜〜放課後〜〜

オタ男 「ほら、男君が来たデヒ、GO!」


幼馴染 「ちょっと、まだ心の準備が、って、うわぁ」


男 「……?」


男 「どうした?」


幼馴染 「え、あ、その」


男 「ごめん、先急いでるから」タッタッ


幼馴染 「え、う、うん」


オタ男 「(男もいい加減にしろデヒ)」イラッ


幼馴染 「ご、ごめんなさい。オタ男君」


オタ男 「いや、悪いのはこっちデヒ。次はもっと考えてみるデヒ」
78 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:30:36.71 ID:WchGxxOro
そんなこんなで夏休み1週間前


男 「(世界史どうしようかな。センター試験までと割り切りたくないし、参考書買おうか)」


男 「(そうと決まればジュンク堂まで走るか)」タッタッタッ


タッタッタッ ドン!


男 「大丈夫ですk、て、幼馴染!?」


幼馴染 「男君!?」


男 「あ、ごめん。今先を急いでるから」


幼馴染 「う、うん」
79 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:31:03.06 ID:WchGxxOro
幼馴染 「(え、、これでいいの?)」


幼馴染 「(今この機会を逃したら男君に一生勘違いされたままになってしまう)」


幼馴染 「(そんなの、絶対に嫌だ)」


幼馴染 「(緊張なんてしていられない、恥ずかしがっていられない)」


幼馴染 「(今必要なのは行動!)」
80 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:31:48.41 ID:WchGxxOro
幼馴染 「待って!」


男 「!!」


幼馴染 「話したいことがあるの、聞いてくれる?」


男 「うん」


幼馴染 「小さい頃、私たち仲良しだったよね」


幼馴染 「いつも一緒にいて結婚しようとまで約束してたの覚えてる?」


男 「(まさか、覚えていてくれたのか!!)」


男 「うん」
81 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:32:17.52 ID:WchGxxOro
男 「(もしかすると俺は大変な勘違いをしていたのかもしれない)」


幼馴染 「わ、わたし」


幼馴染 「男君のこと好きです」


幼馴染 「だから謝らせて」


幼馴染 「ごめんなさい」


幼馴染 「約束があるのにこっちは勝手に彼氏作って、その上男君にも勘違いされる態度取り続け、それにあの日、理由も言わず勝手に分かれてしまったこと。」


幼馴染 「あと、えーっと」アタフタ


男 「もういいんだ」
82 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:32:54.52 ID:WchGxxOro
男 「幼馴染は昔から気が弱く自分の意見をはっきりと言えないところがあったよな」


男 「幼馴染にも幼馴染なりに理由があったんだろ」


男 「それに、あの約束を覚えていてくれた。それだけで十分だ」


男 「それと俺からも謝らせてくれ」


男 「ごめん」


男 「勝手に幼馴染のこと勘違いして、避け気味になってた」


幼馴染 「」グスン


男 「え?」


男 「ごめん、俺何かした?」


幼馴染 「いや、違うの、これは。
安心したら急に涙が出てきて」
83 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:33:30.88 ID:WchGxxOro
男 「(言えない、言えるわけがない。
この状況であのことを)」
84 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/09(金) 22:35:03.65 ID:WchGxxOro
男 「(夏休みに引っ越すだなんて)」


男 「(こんな時に幼馴染との誤解が解けるだなんて)」


男 「(タイミング良いのか悪いのか分かんねぇよ)」


男 「(だけど、幼馴染は本当のことを言ったんだ。俺も本当のことを言わなければ)」


男 「なぁ幼馴染、俺は一つ言っておかなきゃいけないことがあるんだ。決していい知らせじゃないけど聞いてくれ」


幼馴染 「うん」
85 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/10(土) 18:42:29.87 ID:Uorzqg1po
男 「俺、夏休みに引っ越すんだ」


幼馴染 「え、そんなことって」


男 「ごめんな」


幼馴染 「いや、仕方ないことだよ、男は悪くない」


男 「でも、俺はそれじゃあ気が済まない」


幼馴染 「じゃあ」


幼馴染 「付き合ってくれる?」


男 「え?」


幼馴染 「まだ夏休みまで1週間、思いっきり楽しも!」


男 「」フッ


男 「その通りだ、ラスト1週間全力で楽しもう」
86 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/10(土) 18:43:05.36 ID:Uorzqg1po
あの後やる男やオタ男とも仲直りした
俺は最後の1週間を全力で楽しんだ。
そして、最後の1日


男 「みんな、今までありがとう」


男 「俺、まだ未熟者でみんなに迷惑かけたけど、今まで本当に楽しかった」


幼馴染 「うん」
やる男 「あぁ」
オタ男 「デヒ」
古男 「……」
幼女 「私も」
青年 「こっちこそ」
友 「……」
厨二病男 「……」


厨二病 「最後も楽しく終わりたいとは思わんかね」


厨二病 「この餞別の儀式、楽しもうではないか!」

やる男 「そうだな」
青年 「確かにその通りだよ」
オタ男 「同意するデヒー」


友 「男」


男 「ん?」


友 「お前、いい友達つくったな。向こうでも上手くやれよ」


友 「そして、戻ってきたくなったらいつでも戻ってこいよ」


男 「おう」


男 「(俺は幸せ者だな)」


男 「みんな、次は成人式でまた会おう!」


あれから俺は遠く離れた所で暮らした
みんな優しくてすぐに馴染むことができた。
87 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/03/10(土) 18:43:48.67 ID:Uorzqg1po
幼馴染をどん底に突き落とす方向で行こうと思ったけど長くなりそうなのでやめました
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 01:08:07.84 ID:2RD08o3TO
どうでもいいよ。つまらないし
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 02:21:45.24 ID:Nj72GiUDo
おつ
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