キョン「この戦いの向こうに、『答え』は有るのか…?」

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120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 20:45:31.81 ID:f0Y4fA7A0
セレン『…いいかキョン。 戦場では悩みや迷いを抱き、立ち止まる奴から死んでいくんだ』

セレン『現状を変えたいと思うのならば…集中だ』

セレン『後先の事など考えず、目の前の問題ひとつひとつに全力で集中し、対処
しろ!』

セレン『…そうすれば、いつか必ず道は開けるものだ』

キョン「…そ、そんな事言われたって…」

セレン『お前がああだこうだと悩んだところで事態は何ひとつ変わらんよ』

セレン『ましてやお前は「鎖」でコックピットに「繋がれて」いるんだからな…』

キョン「…………」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 20:50:09.89 ID:f0Y4fA7A0
キョン(……セレンさんの言う通りだ)

キョン(俺がどんなに悩んだって、長門達が助けに来てくれるわけでも、元の世界に帰れるわけでもない)

キョン(だったら今、俺がやるべき事は……)















キョン「…分かりました。 セレンさん、俺は何をすればいいんです?」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 20:55:18.68 ID:f0Y4fA7A0
セレン『…ほぉ。 急に物分かりがよくなったな?』

セレン『てっきり、またビービーと泣き喚き始めるものだと思っていたぞ』

キョン「…あまり俺を甘く見ないでほしいですね」

キョン「こう見えて人よりも『いろいろ』と経験してきてるんで」

キョン「適応力と頭の切り替えの早さには自信があるんですよ」ニヤッ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 21:00:13.90 ID:f0Y4fA7A0
キョン「…それにセレンさんも言ってたじゃないですか」

セレン『?』

キョン「『目の前の問題ひとつひとつに集中して対処しろ』」

キョン「『そうすれば、いつか必ず道は開けるものだ……』って」

キョン「…それを聞いてたら、なんだかウジウジと悩んでるのがバカらしくなってきたんです」

キョン「何もせずに悩むより、まずは行動してみよう!…なんてね」ニコッ

セレン(…どうやら、もう心配はいらないみたいだな)フフッ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 21:05:19.81 ID:f0Y4fA7A0
セレン『…まぁいいさ。お前が吹っ切れたというのなら、私は別に構わんよ』フッ

セレン『……よし、それではこれよりリンクス適正試験「AC TEST」を開始するッ!!』

セレン『…やれるな、キョン?』

キョン「えぇ! やってやりますよ!!」ドン!
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/21(水) 21:08:41.23 ID:f0Y4fA7A0
本日の投下は以上です。

明日からは「AC TEST」編が始まります。

果たしてキョンは無事合格することができるでしょうか?

お楽しみに!
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 21:13:43.38 ID:77hGmM3a0
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/22(木) 20:36:11.79 ID:K5qcQLGA0
>>126 いつもありがとうございます!

それでは今日も遅くなりましたが、続きを投下したいと思います。
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 20:37:19.81 ID:K5qcQLGA0
セレン『それでは最初の課題は「移動」だ』

セレン『キョン、そのACをその場から移動させてみろ』

キョン「い、移動たって…こいつには操縦桿やタッチパネルの類はおろか、」

キョン「ボタンの1つも見当たら無いんですよ?」

キョン「どうやって動かせばいいんですか?」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 20:40:07.31 ID:K5qcQLGA0
セレン『フフッ…!』

キョン「な、何スか…」

セレン『キョン。お前は慣れていないとはいえ、物事を難しく考えすぎている』

セレン『そいつを動かす方法は、お前が思っているより、ずっと簡単だよ』
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 20:45:08.67 ID:K5qcQLGA0
キョン「…簡単って言われても…」

セレン『キョン、思い出してみろ』

セレン『「AMS」とはどんな装置だ?』

キョン「『AMS』ですか…? えっとたしか…」

キョン「脊髄を経由して、パイロットの脳の電気信号を直接読み取る為の装置…でしたっけ?」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 20:50:17.61 ID:K5qcQLGA0
セレン『正解だ。 では「AMS」でパイロットの脳内の電気信号を読み取るのは何の為だ?』

キョン「…えぇーっと…あっ! もしかして…!!」

セレン『…そうだ。 ネクストはな、手や足を使って操作するんじゃない…』

セレン『「寓意による操作方法(アレゴリー・マニュピレイト・システム)」…即ち、考えるだけで動かせるんだよ』
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 20:55:08.51 ID:K5qcQLGA0
キョン「…す、スゲェ! 本当に考えるだけで動くんですか、コイツ!?」

セレン『あぁ。今から簡単に操作できるコツを教えてやる』

セレン『キョン、モニターを見てみろ』

キョン「あ、はい!」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:00:12.57 ID:K5qcQLGA0
セレン『モニターの中央にACの姿が見えるだろ?』

セレン『そいつを参考にしながら、ACが1歩踏み出す姿をイメージしてみるんだ』

セレン『そうすれば、機体はイメージ通りに動き出すハズだ』

キョン「あ、もしかしてモニターが3人称なのってその為なんですか?」

セレン『あぁ。 主観視点じゃ機体の姿が見えず、今いちイメージしづらいだろう?』

キョン「なるほど…!」ヘー…
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:05:18.58 ID:K5qcQLGA0
キョン「…よし! それじゃいっちょやってみるか!」

キョン「モニターのACを見ながら…とりあえず一歩踏み出す姿をイメージする…」

キョン(動け…動け…動け!)














ズシーーーン!!

キョン「うおおぉぉぉ!?」ガタガタ!
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:10:19.60 ID:K5qcQLGA0
キョン「い、今のは…!?」チラッ

キョン「!!」

キョン(モニターのACが1歩動いてる…!)

キョン(それに今さっきの大きな揺れ…ということは…!!)

キョン「…やった! やりましたよセレンさん!!」

キョン「俺、ACを…ロボットを自力で動かしたんだ!!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:15:12.53 ID:K5qcQLGA0
キョン「スゲー!? ヤベェ…感動した!」ジーン…

キョン「どうでしたセレンさん!? 俺の操縦…」

セレン『1歩動いたくらいで、いちいち喜ぶんじゃないッ!!』

セレン『これは「テスト」だ! 喜ぶ暇があったら、さっさと2歩目・3歩目と踏み出して行け!!』カッ!!

キョン「…あ…はぃ…」シューン…
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:20:27.45 ID:K5qcQLGA0
キョン「よーし! それじゃあさっきの要領でもう一歩…!」

キョン(…動け…動け!)

ズシーーーン!!

キョン「………」ジーン!

セレン『…感動してる場合か!』
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:25:35.95 ID:K5qcQLGA0
キョン「…はいはい。 分かってますって…」シラー…

キョン(…それじゃあ気をとり直して、もう1歩!)

ズシーーーン!!

キョン(…よし、コツは掴んだぞ!)
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:30:38.91 ID:K5qcQLGA0
1分後

キョン「セレンさ〜ん! 見てくださいよ、コレ〜!」

ガシャコン!
ガシャコン!

セレン『…ふむ。 「移動」に関しては、もう問題はないな』

第1テスト「移動」◎
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/22(木) 21:35:00.44 ID:K5qcQLGA0
本日の投下は以上です。

実はここ最近微妙に投稿時間が遅くなっていたのは、本作と平行して書いていた短編SSの仕上げの為です。
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:39:29.00 ID:IaOtOXLT0
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:42:32.85 ID:K5qcQLGA0
そちらのスレ立ては明日の21時頃を予定しています。

良かったらそちらの方もぜひ読んで下さい。

ちなみにアーマードコアとは無関係のゆゆゆSSですが、本作の宣伝も忘れずにやるので、それで同じ作者のものだと分かると思います。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 21:50:48.22 ID:K5qcQLGA0
さて、これでようやく集中して本作の執筆に専念できそうです。

宣言通りまた少しの間お休みをいただきますが、すぐに続きを書き上げて、還ってくる予定です!

それでは皆様、明日の21時にお会いしましょう!

"執筆(たたかい)"し続ける歓びを!
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/26(月) 20:15:45.98 ID:o+0M87dA0
お待たせしました。 とりあえず2日連続で続きを投下したいと思います。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:17:30.08 ID:o+0M87dA0
セレン『それでは次の課題は「ブースト移動」だ』

キョン「ブースト移動?」

セレン『ネクストの機体各部には移動を補助する為の装置「ブースター」が備え付けられている』

セレン『「ブースト移動」とは主に背中と足のブースターを使った移動方法を指す言葉だ』

キョン「なるほど…」

セレン『現役の殆どのネクストが、移動の際にはこの「ブースト移動」を使用している』

セレン『…それくらい重要な項目なんだ。 キョン…確実にモノにしろよ?』

キョン「は、はい!」ドキッ!
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:20:29.55 ID:o+0M87dA0
セレン『では「ブースト移動」のやり方を伝授する』

キョン「お願いします!」

セレン『基本的にやる事は先ほどと同じだ』

セレン『モニターを見ながら、ACが移動する姿をイメージする…ただし』

セレン『さっきよりも、もっと速く移動するイメージを抱く事が重要だ』
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:25:59.92 ID:o+0M87dA0
セレン『とにかく速く、進行方向へと移動する姿をイメージしろ。 …そうすれば「AMS」がそのイメージを拾って』

セレン『背中と足のブースターを展開し、通常よりももっと速く移動できるようになる』

セレン『説明は以上だ…さぁキョン、実際にやってみろ!』

キョン「…よ、よーし!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:30:10.06 ID:o+0M87dA0
キョン(…やる事はさっきと一緒…)

キョン(…スクリーンを見て、ACが動く姿を想像する…)

キョン(…ただし、さっきよりも、もっと速く動く姿をイメージするんだ…!)

キョン(もっと速く…前へ…! 前へ…!)

キョン(前へ…!!)














カチ…カチ…ブオオオォォーーーン!!
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:35:04.66 ID:o+0M87dA0
キョン(…動いた!)

ブオオオォォーー…

キョン(普通に移動するよりもかなり速いな…けどすごく静かだし、衝撃もない)

キョン(どんな風に移動してるんだ? モニターは…?)チラッ

キョン「…ゲェ!! 浮いてるッ!?」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:40:07.03 ID:o+0M87dA0
キョン「セレンさん、コイツ浮いてますよ!?」

セレン『あぁ。 「ブースト移動」はブースターの推力で低空飛行しながら移動するんだ』

セレン『だから通常の移動と比べてスムーズだし、コックピットへの衝撃もほぼ無い』

セレン『リンクス達の多くが好んで使用するのも分かるだろう?』

キョン「えぇ…スゴく!」ジ〜ン!
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:45:09.77 ID:o+0M87dA0
セレン『さぁ、これで終わりじゃないぞ!』

セレン『前後左右に問題なく動けるかどうかを試してみろ!!』

セレン『そうじゃないと、この課題は終わった事にはならないぞ!』

キョン「はい! コツもバッチリ掴んだ事だし」

キョン「絶対合格してみせますよ!」

スイ〜〜〜♪

セレン(…自信がついてきたようだな。 これならこの課題も問題なくクリアできるだろう…)

第2テスト「ブースト移動」◎
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:50:03.31 ID:o+0M87dA0
セレン『では3つ目の課題を始める』

セレン『今回の課題は「ブースト飛行」だ』

キョン「飛行!? いま飛行って言いましたよね!?」キラキラ!

セレン『…たしかに言ったが、えらく食いつくな…?』

キョン「…そりゃあ男だったら誰でも、1度は空を自由に飛びたいな、って思いますよ!?」

キョン「ましてやロボットに乗ってだなんて!! くぅ〜…ロマンだ!!!!」キラキラ!

セレン『…分かったからさっさと始めるぞ…』ハァー…
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:55:04.38 ID:o+0M87dA0
セレン『さて、「ブースト飛行」のやり方だが…』

キョン「空を飛ぶイメージを思い浮かべればいいんですよね!? それッ!!」

ブワァァアアアーー!!

セレン『…いや、まぁ…そうなんだが…』
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 20:57:08.98 ID:o+0M87dA0
キョン「くぅー! 自分でロボットを飛ばせるなんて…最高だぁ!!」ジーン…

キョン「…よし! もっと高く飛んでやるぞッ!」

ブワァァアアー!!

セレン『おい、キョン! 少しは休みを取らないと…』

キョン「大丈夫ですって!それッ!!」

ブワァァアアーー!!
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 21:00:57.32 ID:o+0M87dA0
キョン「うぉぉおお……ん?」

ガクンッ!

キョン(な、何だ?急にスピードが落ちたぞ…?)

ーー……プスンッ

キョン「……え?」














ヒューーー……↓

キョン「ヒエエェェーー!!?」ガビーン!?
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/26(月) 21:04:32.86 ID:o+0M87dA0
本日の投下は以上です。

続きは明日の20時頃に投下予定です。

お楽しみに!
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 18:52:09.10 ID:muPtOY1B0
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/27(火) 20:03:44.83 ID:Q5QXkisA0
>>157 応援ありがとうございます!

それでは今から続きを投下します。
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/27(火) 20:03:50.73 ID:Q5QXkisA0
>>157 応援ありがとうございます!

それでは今から続きを投下します。
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:05:05.71 ID:Q5QXkisA0
キョン「うわあああぁぁぁーー!!?」

ヒューーン……!

セレン『馬鹿野郎!休みもせずに飛び続けるから、EN(エネルギー)が切れたんだッ!!』

キョン「ず、ずっと飛び続けられるんじゃないんですか!?」

セレン『そんな訳あるか!』

キョン「そ、そんなぁ!?」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:10:53.08 ID:Q5QXkisA0
ヒューーー……!!

キョン(ヒッ…!? 地面が近づいてきた…!)

キョン(お…落ち…落ちるぅ…!!?)

キョン「うわぁぁぁぁあああああッ!!!?」















ズドオオオォォォォンッッ!!!!
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:15:04.59 ID:Q5QXkisA0
キョン「うわわわわわわ!?」

ガタガタガタガタ!!

セレン『…キョン!? 大丈夫か?』

キョン「…な、ななな何とか…」ガクガク…

セレン『まったく…人の話を聞かないからそうなるんだ!』

セレン『このお調子者がッ!!』カッ!

キョン「き…気をつけます…」ガクガク…
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:20:10.92 ID:Q5QXkisA0
キョン「…か、かなりの高さから落ちちゃいましたけど」

キョン「…ACは大丈夫ですか…!?」ガクガク…

セレン『心配しなくても、ネクストには優れた姿勢制御システムが搭載されているから』

セレン『どれだけ高空から落下しても、必ず足から落下するし、落下の衝撃で機体が故障したりする事はない』

キョン(さすがはゲームの中…理不尽なほど高性能だ…)ガクガク…
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:25:14.33 ID:Q5QXkisA0
キョン「ようやく痺れが取れてきた…」イテテ

セレン『ちゃんとENの残量を把握していないからそうなるんだ!』

キョン「そ、そんな事言われたって、教わってもない事は分かんないですよ…」

セレン『それを教えてやろうとしたら、お前が人の話も聞かずに、文字通り空に舞い上がって行ったんだろうが!?』

セレン『今からきちんと教えてやるから、しっかりと頭に焼きつけておけよ!』

キョン(AMSの逆流でもう頭は焼きついちゃってるんだけどな…)ヒリヒリ…
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:30:08.12 ID:Q5QXkisA0
キョン「それじゃあセレンさん、ENの残量はどうやって把握するんですか?」

セレン『モニターの上部を見てみろ』

キョン「モニターの上? …あ、そういえば棒状のゲージみたいなのが表示されてますね」

セレン『そうだ。 それがENの残量を分かりやすく可視化した物だ』

キョン「なるほど〜…」フムフム
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:35:15.33 ID:Q5QXkisA0
セレン『キョン、ACを上空に飛ばしてみろ』

キョン「了解ッス!」

ブワアアァァー!!

キョン「…あッ! ACが飛んだら、ゲージが減り始めました!」

セレン『当たり前だ。 ブースターはENを消費して使用する物だからな』
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:40:04.26 ID:Q5QXkisA0
セレン『…よし、それではキョン。 次は適当なビルの屋上に着陸してみろ』

キョン「はい!」

ヒューー……ドスンッ!

キョン「お、今度はゲージが回復してきた」

セレン『ブースターの使用を止めたから、ENが再供給され始めたんだ』
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:45:17.10 ID:Q5QXkisA0
セレン『いいかキョン。 ENはどれだけ減ってもENを消費するような行動を取らなければ、自動的に全快するんだ』

キョン「へー! スゴいじゃないですか!」

セレン『馬鹿者! 人の話は最後までよく聞け!』

セレン『…ただし、だ。 ENは全快するまで時間がかかるし、その間は行動に大きく制限がかかる事になる』

セレン『最悪の場合、常にENがカツカツの状態になり、まともに行動できなくなる恐れがある』

セレン『だからENが減ってきたら、ある程度回復するまではできるだけ無駄に行動をせず、回復だけに努めるんだ。 憶えておけよ?』
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:50:03.95 ID:Q5QXkisA0
キョン「…つまりENの状態には常に気を配らなきゃいけない…という事ですね?」

セレン『そうだ。 ENはネクストにとって、最も重要な項目の1つだからな』

セレン『常に気をつけておくんだ。 分かったな?』

キョン「は、はい……」ゴクリッ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 20:55:10.39 ID:Q5QXkisA0
キョン「…あ、そういえば今回のテストの結果はどうなりました?」

セレン『…一応合格、でいいんじゃないか?』シラー…

キョン「よっしゃーー!! …ってなんか含みのある言い方ですね?」

セレン『当たり前だ! …こちらにもいろいろと手順があるというのに』

セレン『お前は人の話も聞かずに、まっ先に飛んで行くんだからなッ!』

セレン『…さすがの私でも、お前に小言や不満の1つくらい言いたくもなる…分かるだろう?』ピキピキ…!

キョン(あ…ヤバ…)サァ〜…
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 21:00:12.40 ID:Q5QXkisA0
キョン(((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

セレン『……とはいえ、結果はちゃんと残したんだ。 今回は大目に見てやろう』

キョン「…え!? いいんですか、セレンさん!?」

セレン『リンクスは結果を出す事が全てだ。 …そういう意味では、お前はこの課題の始めから良くやっていたよ』
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 21:06:50.56 ID:Q5QXkisA0
セレン『多少のアクシデントはあったが、これで無事「ブースト飛行」を使いこなせるようになったと私は判断する』

セレン『だから合格だ。 …胸を張れ、キョン』

キョン「セレンさん……」ジ〜ン…















セレン『……ただし、こちらが指示を出すより前に、勝手に行動した件については話は別だぞ……?』ゴゴゴゴゴ…!!

キョン「……え?」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 21:16:02.70 ID:Q5QXkisA0
セレン『…さっきも言った通り今回"は"大目に見てやる…』

セレン『ただし、2度目は無いぞ?』

セレン『…もう1度言う…』

セレン『 2 度 目 は 無 い ぞ ! ?』ギロッ!!

キョン「」コクコクコクコク

セレン『……分かればいい』フンッ

第3テスト『ブースト飛行』△(ギリギリセーフ)
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/02/27(火) 21:22:09.98 ID:Q5QXkisA0
書き溜め分の投下は以上です。

また書き溜めができたら続きをすぐに投下しますので、すみませんが少しの間お休みをいただきます。
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 22:12:52.86 ID:muPtOY1B0
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/03/01(木) 20:02:07.69 ID:L+1H3a5A0
お待たせしました。

それでは今から続きを投下します。
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:03:30.46 ID:L+1H3a5A0
セレン『さぁ、休んでいる暇は無いぞ!』

セレン『これからの課題は今までとはダンチだ! 気合いを入れていけよ、キョン!!』

キョン「ハイ! 絶対に何が何でも合格してみせます!』


−−こうして俺はセレンさんの指導のもと、


ビュン! ビュン!

キョン「うわぁ!? 速ッ…速ッ!?」グルグル

セレン『目を回している場合かッ!!』

第4テスト『QB(クイックブースト)』◎
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:06:44.92 ID:L+1H3a5A0
困難なテストをなんとかクリアしていった……−−


ドッヒュゥゥゥウウウーーーン!!!

キョン「あばばばばばば!!!!?」ガタガタガタガタ

セレン『こらッ! 白目を剥いてないで、ちゃんと前を見ろ!!』

第5テスト『OB(オーバードブースト)』◎
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:10:12.57 ID:L+1H3a5A0
セレン『…さて、なんだかんだで「AC TEST」の内、移動の項目はモノにできたな』

キョン「ハァ、ハァ…そりゃどうも」ムスッ

セレン『まぁ腐るな。 本気で感心してるんだ。 …よくやった』

キョン「何が何でも合格するとは言いましたけど…最後の2つは相当ハードルが高かったですよ…」オエェ…
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:16:13.59 ID:L+1H3a5A0
セレン『たしかに「QB」と「OB」はどちらも超高速で移動を行う為、慣れるまでは苦痛や不快感を伴うだろう…』

セレン『だが、瞬間的な回避力を生み出す「QB」は鈍重なネクストにとって必要不可欠であるし、』

セレン『「OB」の特大の推力は移動時間の大幅な短縮に繋がる』

セレン『どちらもリンクスになる為には避けては通れない重要な要素だ』

セレン『…まぁ初めてだったし、荒削りで正直誉められた出来ではなかったが』

セレン『お前はその2つをなんとかクリアした。 …それだけで十分だ』
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:20:14.83 ID:L+1H3a5A0
セレン『前にも言っただろう? リンクスは結果を出す事が全てだと』

セレン『お前はちゃんと結果を出したんだ。 私も、「企業」の連中も、その点はきちんと評価している』

セレン『多少不恰好でも、お前は立派にリンクスだ』

セレン『ここまで来れた事をもっと誇れよ、キョン』

キョン(…普段はけっこうキツい人だけど、意外と褒めたり、やる気を出させるのが上手いんだよな…この人)クスッ
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:25:25.30 ID:L+1H3a5A0
キョン(そんな人にこう言われたんじゃ、こちらとしてもやる気を出すしかないよな…!)メラメラ…!

キョン「…えぇ。 そうしたいのはやまやまですけど、まだテストは残ってますよね?」

セレン『あぁ。 それがどうした?』

キョン「だったらお褒めの言葉は後に残しといてください」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:30:11.59 ID:L+1H3a5A0
キョン「…俺はよく人から『ダウナー系高校生』だの『やれやれ系男子』だの言われるけど、」

キョン「1度やると決めたら、徹底的にやらないと気が済まないタイプなんですよ」

セレン『…ほぉ。 それは意外だな』

キョン「だからやりきってもないのに褒められると、なんか落ち着かないんですよね」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:35:20.64 ID:L+1H3a5A0
キョン「そういうことなんで、褒め言葉はこのテストが終わるまでとっといてください」

キョン「そのかわり、このテストが終わったら思いっきり褒めてもらおうかなーー? …なんて(笑)」

セレン『…了解した』クスリッ

セレン『人のやる気の出し方はそれぞれだ。 …それでお前の気が済むのなら、私としては構わんよ』
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:40:44.68 ID:L+1H3a5A0
セレン『…よし! それでは「AC TEST」の後半戦に突入するッ!!』

セレン『ここからがリンクスとしての腕の見せ所だ!』

セレン『気合いを入れていけよ、キョン?』

キョン「まかせてください! 後半戦でも、バッチリ結果を出してやりますよ!!」フンスッ!
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:46:00.05 ID:L+1H3a5A0
セレン『それではテストを開始……する前に、準備を済ませておかないとな』

ガシャン、ガシャン!

キョン「わ!? ビルの陰からワラワラとなんか出てきた!?」

??「………」ガシャン、ガシャン!
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:52:02.30 ID:L+1H3a5A0
キョン(なんだこのロボット…? やたら細い足に丸っこいボディー…)

キョン(…すごく弱そうだが…これもACなのか?)

キョン「…セレンさん、このいかにも雑魚っぽいロボット、コイツもACなんですか?」

セレン『そいつはMT(マッスルトレーサー)だ』

キョン「MT?」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 20:56:16.24 ID:L+1H3a5A0
セレン『あぁ。 ACが普及するより前に生産されていた、旧時代のガラクタだ』

セレン『性能でいえばACの足元にも及ばん。 …ネクストの前ではさしずめ只の的だな…』ニヤリッ

MT×4「………」ガシャン、ガシャン

キョン「…へ、へ〜…」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 21:00:14.22 ID:L+1H3a5A0
キョン「でも、何で今このMTが出てきたんです?」

セレン『言っただろう? 「ネクストの前では只の的」だと』

セレン『文字通り、コイツらには「的」になってもらう』

キョン「え?」

セレン『…今から実弾を用いた「武器」テストを行うぞッ!』
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/03/01(木) 21:04:04.65 ID:L+1H3a5A0
本日の投下は以上です。

明日、明後日と続きの投下を予定しているので、お楽しみに!
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 21:27:53.90 ID:xNx74l9O0
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/03/02(金) 20:04:26.91 ID:JMQ2R0MA0
>>191 いつもありがとうございます!

それでは今日の投下を始めます。
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:05:54.47 ID:JMQ2R0MA0
キョン「ぶ、武器ですか!?」

セレン『あぁ! ネクストが装備している武器には、全て実弾が装填されている』

セレン『それをMTに向かって使用し、対象を破壊できればテストは合格だ』

セレン『MTは自律制御でその場から動かないし、反撃の心配も無い』

セレン『……ちとつまらんシチュエーションではあるが、武器を使って豪快にMTを破壊するのはかなり爽快だぞ?』ニヤリッ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:11:06.93 ID:JMQ2R0MA0
キョン「ちょ、ちょっと待って下さいよ!?」

キョン「さっきから『ネクストの武器』って言ってますけど、モニターのネクストは何の武器も持ってないですよ!?」

セレン『あぁ、それはだな…』


ブワアアアァァ〜〜!!


キョン「!!?」

キョン(な、何だ!?ネクストの見た目が…変わっていく!?)














セレン『…そちらの画面に反映していなかっただけで、始めから武装してたのさ』
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:17:51.79 ID:JMQ2R0MA0
キョン(うぉッ!? …このAC、めちゃくちゃ重武装してるじゃねーか!!)

セレン『今から武装についてのデータをそちらに送信する、確認しておけ』

AC NAME TYPE-LANCEL

R ARM UNIT RF-R100(旧式ライフル)

L ARM UNIT EB-R500(レーザーブレード)

R BACK UNIT POPLAR01(高追尾ミサイル)

L BACK UNIT EC-O300(レーザーキャノン)

SHOULDER UNIT SM01-SCYLLA(ASミサイル)

キョン「スゲー…!」ポカン…

セレン『では今からネクストの武装について説明をするぞ』
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:23:43.21 ID:JMQ2R0MA0
セレン『ネクストは主に「両手」、「背中」、「肩」、「ハンガー」にそれぞれ武器を装備する事が可能だ』

セレン『ただし、全てを同時に使用できるワケじゃない。 …例えば両手の武器と肩の武器を同時に使う事はできても』

セレン『両手の武器を使用しながら、背中の武器を使う事はできない…という感じだ』

キョン「え? 何でですか?」

セレン『急かすな。 それを今から説明してやる』
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:27:01.95 ID:JMQ2R0MA0
セレン『それには「AMS」が関係してくる』

キョン「AMSが…?」

セレン『あぁ。 …ところでキョン、ネクストは何故人の形をしていると思う?』

キョン「え? う〜んなんでだろうな……」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:33:12.53 ID:JMQ2R0MA0
セレン『効率でいえば、2足歩行は明らかにロボットにはむいていない』

セレン『優れた姿勢制御システムを積んでいるとはいえ、転倒のリスクは多脚型の比ではないし、』

セレン『無限軌道ほどの走破性もない。 だが、事実として現在稼働している殆どのネクストが2脚の人型だ。 それは何故だ?』

キョン「う〜ん。 ……ひょっとして、それもAMSと関係ありますか?」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:38:14.01 ID:JMQ2R0MA0
セレン『!! …何故そう思った?』

キョン「いえ、そんな大した理由じゃないんですけど…」

キョン「ネクストを動かすのに、AMSは必要不可欠な装置じゃないですか?」

キョン「だからネクストが人型である必要があるのなら、それにもAMSが関係してるんじゃないかな〜…って思って」

セレン『なるほど…』
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:43:17.17 ID:JMQ2R0MA0
キョン「…ところでセレンさん、ちょっといいですか?」

セレン『なんだ?』

キョン「実はネクストの操作方法で、気づいた事があるんですけど」

キョン「聞いてもらえませんか?」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:49:25.85 ID:JMQ2R0MA0
キョン「実は俺、少し前から自分の動きにネクストが連動しているイメージで動かすようになったんです」

キョン「例えばネクストの腕を動かす際には、まず自分の腕が動く姿をイメージして、」

キョン「それと連動してネクストの腕も同じ様に動く姿をイメージする…」

キョン「すると不思議なんですけど、モニターを見ながらACを動かすより、」

キョン「滑らかにネクストが動く気がするんですよね…」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 20:56:04.80 ID:JMQ2R0MA0
セレン『…ほぉ…』

キョン「まぁそうは言っても、俺の体にはブースターは付いてないんで」

キョン「各種のブーストを使う時は、モニターのACを利用させてもらってるんですけどね」

セレン『…なかなかいいセンスを持ってるじゃないか…感心したぞ』
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 21:00:12.30 ID:JMQ2R0MA0
キョン「え?」

セレン『「AMS」を使えば自分の体のように機体を動かせると前に言ったが、』

セレン『それは元はといえば、「AMS」が中止になった身障者用の新型義体のシステムを応用した物だったからだ』

キョン「そうだったんですか…」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 21:05:07.85 ID:JMQ2R0MA0
セレン『だからモニターを見ながら、ネクストを動かそうとするよりも』

セレン『自分の身体の延長線上にネクストがあるとイメージしたほうが、動きが良くなるのは当然の事なんだ』

キョン「へー…じゃあ俺はたまたまそれに気づけたってわけか…」フムフム

セレン(…もっとも、並みのリンクスだったらその事実に気づきはしないがな…)
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/03/02(金) 21:08:03.31 ID:JMQ2R0MA0
本日の投下は以上です。

明日の投下後、すみませんがまたお休みをもらう予定です。
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 00:50:24.29 ID:jokRWKkN0
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/03/03(土) 20:10:10.37 ID:HFomH/5A0
>>206 いつもありがとうございます!

それでは3日目の投下を始めます。
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:11:55.40 ID:HFomH/5A0
セレン(キョンが気づいた"感覚"は、本来ならば幾多の実戦をこなしたベテランリンクスが)

セレン(ようやく掴めるレベルの、いわば『裏マニュアル』ともいうべきものだ…)

セレン(それを初めてネクストに乗って、しかも実戦よりも前に気づくだと……?)

セレン(……こいつはもしかしたら、『ダイヤの原石』どころか)

セレン(リンクス戦争の英雄、『アナトリアの傭兵』に並ぶ『伝説』になるかもしれん……!)…ゾクッ!
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:15:20.70 ID:HFomH/5A0
キョン「? セレンさん?」キョトン

セレン『…あぁ、すまんな。 少し考え事をしていた…』

セレン『話を戻すぞ。 ネクストが人型である理由、それはお前の言った通り「AMS」が原因だ』

セレン『自身の身体の延長線上にネクストがある…という事は逆に言えば、』

セレン『ネクストのフォルムが人型から離れていくほど、操縦が困難になるということだ』
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:20:27.09 ID:HFomH/5A0
セレン『…キョン、お前は自分の足が蟲みたいな4つ脚になって地を這う姿や、戦車みたいにキャタピラで移動する姿を想像できるか?』

キョン「…いやぁー、難しいっスね…というより考えたくもない…」ブルブル

セレン『だろ? ネクストの操縦に想像力は必要不可欠だが、』

セレン『人型以外では規格外のそれが要求される』
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:25:36.93 ID:HFomH/5A0
セレン『だからネクストの黎明期からずっと、人型がネクストの主流となっているんだ』

キョン「なるほどー…」

セレン『…まぁ、あくまで主流なのであって、リンクスの中には』

セレン『己の才能や弛まぬ努力をもってして、2脚以外の脚部を使いこなしている者もいるがな』
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:30:10.38 ID:HFomH/5A0
セレン『…さて、そのような「AMS」の弊害だが』

セレン『実は先ほど言っていた武器の取り回しにも影響している』

キョン「え? そうなんですか」

セレン『あぁ。 今からそれを例えを交えて説明するぞ』
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:35:24.74 ID:HFomH/5A0
セレン『例えばキョン、お前は今両手に拳銃を、背中に2丁のライフルを持っているとする』

キョン「あ、はい」

セレン『では聞くが、お前は両手の拳銃を撃ちながら、背中のライフルを同時に撃てるか?』

キョン「…いや、それはさすがに無理ですよ…」

セレン『だろう? …ネクストも同じなんだよ』
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:41:09.46 ID:HFomH/5A0
セレン『人間と同じ形をし、人間と同じ挙動を取れるように作られた結果、』

セレン『ネクスト…特に上半身を構成するパーツは、人間にできない動きは同じようにできないという欠点を抱える事になってしまったんだ』

キョン「そうだったのか…」

セレン『…では聞くが、背中の武器を使うにはどうすればいい?』
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/03(土) 20:45:56.91 ID:HFomH/5A0
キョン「背中の武器ですか? えぇ〜っと…」

キョン「…手の拳銃を使うのをやめて、背中の武器に持ち変える…とか?」

セレン『正解だ。 ただしネクストの場合は手に持ち変えなくても、背中に接続したまま使用する事ができる』

セレン『これを武器の「切り替え」という…憶えておけよ、キョン』

キョン「ハイ!」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:50:18.47 ID:HFomH/5A0
セレン『…さて、解説が長くなってしまったが、そろそろテストを始めるとするか…』

セレン『…ではこれより、実戦形式の「武器」テストを開始するッ!』

キョン(…武器かぁ…今までもいろいろとヤバい事に巻き込まれてきたが、)

キョン(まさかゲームの中とはいえ、こんな物騒な物を俺がぶっ放す事になるなんてなぁ…)
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 20:55:16.19 ID:HFomH/5A0
セレン『…どうしたキョン?』

キョン「セレンさん…実は俺、生まれてこのかたこういった武器とか使ったことがなくて…」

キョン「だから何つーか…柄にもなく、ちょっと緊張しちゃってるみたいで…」ハハッ…

セレン『何だそんな事か…』
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 21:02:57.60 ID:HFomH/5A0
セレン『安心しろ、武器の扱い方から何から何まで私がサポートしてやる』

セレン『だからお前は何も心配しなくていいんだ』

キョン「セレンさん…」

セレン『…それにこの私から直接手ほどきを受けられるんだぞ?』

セレン『このテストが終わる頃には、お前は喜んで武器をぶっ放す立派なトリガーハッピーになっているさ…!』ニヤリッ!

キョン「…あんまりそうはなりたくないですね…」クスッ















セレン『では今度こそテストを始めるぞ。 キョン、準備はいいか?』

キョン「はい! お願いします!!」

セレン『…よし! それでは「武器」テストを開始するッ!!』
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/03/03(土) 21:09:39.75 ID:HFomH/5A0
本日の投下は以上です。

実は以前書いたゆゆゆSSが某まとめサイトで予想以上にコメントをもらえたので、このSSと平行して 書いています。

なので次回の投下まで少し時間がかかるかもしれませんが、どうかご了承下さい。
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