キョン「この戦いの向こうに、『答え』は有るのか…?」

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315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 21:05:44.62 ID:4CBItm330
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/17(火) 20:00:08.09 ID:wzbw+t0A0
お待たせしました。

それではこれより2日目の投下を始めます。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 20:01:16.41 ID:wzbw+t0A0
セレン『「コジマ粒子」が抱えるデメリット……それは"人体や環境に対し、重大な悪影響がある"という事だ』

キョン「……え? えぇ〜〜!!?」

キョン「今サラッと"人体や環境に悪影響がある"って言いましたけど……『KP』ってそんなに危険な物なんですか!?」

セレン『あぁ。 …やっかいな事に「コジマ粒子」は1度使用されると空間に残留し続け、人体や環境に重大な悪影響を与え続けるんだ』
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 20:10:52.67 ID:wzbw+t0A0
セレン『キョン、私がこのテストの会場である「旧ピースシティ」について説明した時の事を憶えているか?』

キョン「はい。 たしかあの時セレンさんは……『この街はかつての企業間抗争による重度の"コジマ汚染"の影響で砂漠化した』と言ってたような……」

セレン『そうだ。 あの時はちゃんと説明してやる事ができなかったが』

セレン『「コジマ粒子」を使用する事によって起こる重金属粒子汚染現象……それが「コジマ汚染」だ』

キョン「……」ゴクリッ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 20:20:51.80 ID:wzbw+t0A0
セレン『「コジマ粒子」による人体や環境への悪影響は広範囲かつ長期に渡る』

セレン『ここ「旧ピースシティ」もかつては世界有数の大都市として、大いに栄えていた』

セレン『……だが「企業」間の軍事衝突が勃発し、この街は戦場へと姿を変えた』

セレン『さらに各「企業」がネクストを投入した事で、この街は致命的な「コジマ汚染」に曝され、最後には放棄されたんだ』
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 20:30:19.32 ID:wzbw+t0A0
キョン「じゃあこの街がこんな事になったのは、ネクストのせいなんですか?」

セレン『ネクストはコジマ技術の塊だからな』

セレン『ネクストが稼働した地域では必ず「コジマ汚染」が発生するし、』

セレン『長時間に渡り戦闘行為が行われると最悪の場合その地域は草一つ生えない不毛の大地と化す』

セレン『……この「旧ピースシティ」のようにな……』

キョン(マジかよ……)
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 20:40:24.07 ID:wzbw+t0A0
キョン(…ん? ちょっと待てよ…)

キョン「……セレンさん、さっきネクストはコジマ技術の塊だって言ってましたよね?」

セレン『あぁ』

キョン「……それじゃあネクストに乗ってる『リンクス』は『コジマ汚染』に曝されたりしないんですか……?」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 20:50:16.01 ID:wzbw+t0A0
セレン『何だキョン、我が身が心配になったのか?』

キョン「当たり前ですよ! セレンさんが丁寧に「コジマ汚染」の危険性を説明してくれるから、」

キョン「心配で心配でしょうがないですよ!!」

セレン『安心しろ。 ネクストを動かせる「リンクス」は代替不可の希少な存在だ』
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 21:00:27.59 ID:wzbw+t0A0
セレン『初期型のネクストならいざ知らず、』

セレン『現在のネクストのコックピットは「リンクス」が「コジマ汚染」に曝されないように、厳重にガードされている』

セレン『だからキョン、お前が「コジマ汚染」の心配をする必要は無いんだ』

キョン「……だったら良いんですけど……」ホッ…
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/17(火) 21:01:41.58 ID:wzbw+t0A0
書き溜め分の投下は以上になります。

ご迷惑をおかけしましたが、ようやく私生活が一段落ついたので、これからはまた定期的に続きを投下できると思います。

お楽しみに!
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 21:47:11.61 ID:pXDMqY9F0
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/22(日) 20:20:07.04 ID:K41JolxA0
お待たせしました。

それでは今から続きを投下します。
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 20:20:42.33 ID:K41JolxA0
セレン『……さて、「PA」についての説明も一段落着いた事だし、』

セレン『いよいよ「AA」の実地試験といくか』

セレン『準備はいいか、キョン?』

キョン「ハイッ! いつでもいけますよ、セレンさん!」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 20:30:13.47 ID:K41JolxA0
セレン『では今から「AA」の使い方を伝えるが……』

セレン『その前にまず、KPゲージの残量をチェックするんだ』

キョン「え、『KP』の残量を見るんですか?」

セレン『あぁ。 「AA」を発動するには大量の「コジマ粒子」が必要になるからな」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 20:40:07.83 ID:K41JolxA0
セレン『まずは「AA」を使用できる位の十分な残量があるかをチェックするんだ』

キョン「ハイッ! …えぇっと…KPのゲージは満タンに回復してますね」

セレン『うむ。 「AA」はKPゲージが緑色の時に使用が可能だ」

セレン『「コジマ粒子」の残量が少なくなり、ゲージが赤色に変色している時は使用できないぞ』

セレン『憶えておけよ、キョン』

キョン「わ、分かりました!」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 20:50:21.93 ID:K41JolxA0
キョン「ところでセレンさん、『AA』はどうやって使用するんですか?」

セレン『そう急かすな。 今からちゃんと教えてやるさ』

セレン『……「AA」を使用する方法、それは"機体を中心に巨大な爆発が起きるイメージを思い浮かべ、その直後に「OB」を使用する"……というものだ』

キョン「『OB』を? ……何で『AA』で、『OB』を使う必要があるんですか?」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 21:00:10.94 ID:K41JolxA0
セレン『それはな、「AA」は機体自体が発動しているのではなく、』

セレン『実は「OBブースター」で起こしているからなんだ』

キョン「え? そうなんですか?」

セレン『あぁ。 では今から「AA」をなぜ「OBブースター」で起こせるのかを、簡単に説明してやろう』
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/22(日) 21:02:12.10 ID:K41JolxA0
短くなりましたが本日の投下は以上です。

明日はいつも通り20時に投下をしたいと思っています。

お楽しみに!
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 21:50:20.32 ID:n1uNdoDY0
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/23(月) 20:00:08.30 ID:j4GfmSWA0
お待たせしました。

それでは今から2日目の投下を始めます。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:01:19.74 ID:j4GfmSWA0
セレン『キョン、私がネクストが「AA」を使えるようになったのは、』

セレン『近年になって実装された"ある装置"のおかげだ…と言ったのを憶えているか?』

キョン「えぇ、もちろん覚えてますよ……あッ!」

キョン「もしかして、その"装置"っていうのが……!?」

セレン『そうだ。 「AA」の使用を可能としたその"装置"こそが「新型OBブースター」だ』
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:10:30.51 ID:j4GfmSWA0
セレン『ひと昔前まで、ネクストには武器を使用する以外の攻撃方法が存在していなかった』

セレン『だから武器の弾薬を使い切ってしまうと、ネクストは攻撃の手段が無くなり、』

セレン『相手側の一方的な攻撃に曝されてしまうという致命的な欠点があったんだ』

キョン「なるほど……」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:20:26.48 ID:j4GfmSWA0
セレン『このような状況を重く見た各企業は事態を打開すべく、』

セレン『ネクスト自体に攻撃手段を獲得させる装置の開発に着手し始めた』

セレン『……そして試行錯誤の末に出来上がったのが、"「コジマ粒子」の爆発的拡散現象"である「コジマ爆発」……』

セレン『即ち「AA」を意図的に起こせる、「新型OBブースター」だ』
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:30:02.37 ID:j4GfmSWA0
セレン『この「新型OBブースター」を機体に組み込む事で、』

セレン『ネクストはたとえ弾薬を使い果たしたとしても攻撃を続行できるようになり、』

セレン『継戦能力が大幅にアップした……というわけだ』

キョン「そうだったのか……」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:40:10.17 ID:j4GfmSWA0
セレン『では改めて「AA」のやり方を説明するぞ』

セレン『「AA」の発動プロセスは先ほど説明した通りだ』

1・機体を中心に巨大な爆発が起こるイメージを思い浮かべる。

2・活性化した「コジマ粒子」に「OB」をぶつけ、爆発を起こす
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:50:05.44 ID:j4GfmSWA0
セレン『まず1のプロセスを踏むことで「AMS」がジェネレーターへと働きかけ、」

セレン『「PA」を構築する「コジマ粒子」が活性化した状態となる』

セレン『そして間を置かずに2のプロセスを行う事で、「AA」が発動するんだ』

キョン「……は、はぁ……」キョトン

セレン『……どうやらいまいちピンと来てないようだな……』ハァー…
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 20:55:16.05 ID:j4GfmSWA0
セレン『まぁそんなに難しく考えるな』

セレン『……そうだな、"「AA」はライターと同じようなもの"だと考えてみろ』

キョン「え? ライターですか?」

セレン『あぁ。 「コジマ粒子」がライターの中の可燃性ガスで、「OB」がライターのスイッチだと考えるんだ』
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 21:00:10.82 ID:j4GfmSWA0
キョン「……つまり、「AA」は活性化した「コジマ粒子」に「OB」で刺激を与えてやる事で巨大な「コジマ爆発」を意図的に起こす攻撃、ということですか?」

セレン『分かってるじゃないか。 どうだ? 原理的にはライターとさほど変わらんだろう?」

キョン「えぇ。 言われてみるとたしかにそうですね」

キョン「すごく分かりやすいです!」

セレン『よし、それではいよいよ待ちに待った「AA」のテストといこうじゃないか……!』
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/23(月) 21:05:54.98 ID:j4GfmSWA0
書き溜め分の投下は以上です。

最近このSS速報で新しいACを扱ったSSが始まったみたいですね。

この調子でACのSSがもっと増えると嬉しいですね!
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 18:41:24.13 ID:lRAHu/8S0
ハルヒSSかと思ってた
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 18:41:51.28 ID:lRAHu/8S0
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/28(土) 21:30:29.58 ID:08c0Ts3A0
>>344 いえ、これはハルヒがメインのSSなので間違いではないです。 ただ、数多くあるハルヒのSSに比べるとACはマイナーな題材なので……。

>>355 いつも応援ありがとうございます!

それでは少し時間帯がずれてしまいましたが、これより続きを投下します。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 21:31:24.95 ID:08c0Ts3A0
セレン『テストの内容はいたってシンプルだ』

セレン『"「AA」を使ってネクストを取り囲むMTを全滅させる"……ただそれだけだ』

セレン『さぁ、キョン! 「AA」の使い方はもう分かっているだろう?』

セレン『さっさとMTを片付けて、お前の有用性を改めて「企業」の連中に見せつけてやれッ!!』

キョン「は…ハイッ!」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 21:40:08.59 ID:08c0Ts3A0
キョン(よーし…! 今までだって何とかなったんだ…!)

キョン(このテストだって、余裕で合格してやる!)

キョン(まず最初にやる事は……)

キョン("機体を中心に巨大な爆発が起こるイメージを思い浮かべる"だったな……!)
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 21:50:12.55 ID:08c0Ts3A0
キョン(まずは呼吸を整えて、イメージを思い浮かべることに意識を集中するんだ……)スゥー…

キョン(集中して…巨大な爆発をイメージする…!)

キョン(爆発…、巨大な爆発…!)

………。
……。
…。









ブウウウゥゥーン……!!!


キョン(……来たッ!!)
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 22:03:58.51 ID:08c0Ts3A0
バチッ…! バチバチバチッッ!!


セレン『おぉ…! でかしたな、キョン!』

セレン『「PA」の活性化に成功したぞ!!』

セレン『さぁ、間髪を入れずに『OB』を使って、「AA」を起こすんだ!!』

キョン「えぇ、分かってますよ!」
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 22:16:21.85 ID:08c0Ts3A0
バチバチバチバチ……ッ!!!


MT16「ナンダナンダー?」

MT17「キレイダナー……///」ポー…

キョン(……今だッ!)

キョン「いくぞッ! アサルト・アーマーッッ!!!」


ギュオオオーーーン………!!!
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 22:30:19.57 ID:08c0Ts3A0
MT18「……ファッ!?」

MT17「キレイダナー……///」ポー…


ギュオオオーーー………!!!












ズ ガ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! ! !


MT「「「「ギャアアアアアアーーーーッッッッ!!!?」」」」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/28(土) 22:32:06.42 ID:08c0Ts3A0
本日の投下は以上です。

明日はいつも通り20時頃の投下を予定しています。

お楽しみに!
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/29(日) 20:00:48.41 ID:1N9MCRQA0
お待たせしました。

それでは2日目の投下を始めます。
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 20:01:49.19 ID:1N9MCRQA0
キョン「ウォッ!!?」


ガタガタガタガタ!!!!


キョン(何てスゴい振動なんだ……!!)

キョン(それにこの強烈な閃光……!!!)

キョン(まるで『AMS』の逆流で、脳を焼かれた時みたいだ……ッ!!)
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 20:10:31.22 ID:1N9MCRQA0
セレン『……い、オイ、キョン!!』

キョン「……ん? あれ…セレン…さん?」ボー…

セレン『……呆けてる場合か! しっかりするんだッ!』

キョン「す、すみません……』クラクラ…

セレン『…まったく…! 心配ばかりかけさせやがって…バカやろうが……ッ!』ホッ…
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 20:20:10.87 ID:1N9MCRQA0
キョン「……あ!? そういえば…テストはどうなりました?」

セレン『モニターを見てみろ』

キョン「……あれ? MTがいなくなってる……」

セレン『ヤツらなら、綺麗さっぱり消し飛んじまったよ。 ……お前の放った「AA」でな』
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 20:30:23.84 ID:1N9MCRQA0
キョン「……え? ということは……」

セレン『そうだ。 …このテストは、文句なしの合格だ』

セレン『実に見事な「AA」だった。 …よくやったな、キョン!』

キョン「ィヨッッシャァァアアア!!!!」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 20:40:19.47 ID:1N9MCRQA0
キョン「それにしても本当にスゴい威力ですね、『AA』ってのは!」

キョン「1度発動しただけで、4機のMTが跡形も無くなるなんて……」

セレン『そりゃあ「AA」は"ネクスト最後の切り札"、などと呼ばれている代物だからな』

セレン『条件しだいでは、敵ネクストでさえも1撃で葬り去る事が可能だ』

キョン「えぇ!? それって本当なんですか!?」

セレン『もちろんだ』
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 20:50:23.64 ID:1N9MCRQA0
キョン「スゴいな…! もしこれを連発できたら、向かうところ敵無しの状態じゃないですか!」

セレン『おいおい、そんなうまい話があるわけ無いだろう?』

セレン『キョン、「PA」のゲージを見てみろ』

キョン「ゲージのチェックをするんですか? …あれ、0になってる…」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 21:00:22.54 ID:1N9MCRQA0
セレン『見ての通りだ。 「AA」は莫大な量の「コジマ粒子」と引き換えに発動するから、」

セレン『1度使うと「PA」は完全に消失してしまう』

セレン『つまり、もし使い時を間違えてしまうと「PA」無しで敵と戦う事になってしまう…というわけだ』

セレン『「PA」が無ければ、いくらネクストといえど苦境に立たされるのは明らかだ』

セレン『……最悪の場合、"死"を覚悟することになる』

キョン「…………」ゴクリッ…
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 21:05:35.60 ID:1N9MCRQA0
セレン『「AA」とはまさに"両刃の剣"だ。 だからキョン……絶対に使い時を間違うんじゃないぞ! ……分かったな?』

キョン「……は、ハイッ!!」

セレン『……まぁ何はともあれ、テストは合格だ。』

セレン『まさか1発で成功してみせるとはな…私の想像以上だよ、お前は…』
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 21:10:32.87 ID:1N9MCRQA0
キョン「当たり前ですよ。 だって俺はセレンさんの"最高傑作になる男"なんでしょう?」

キョン「だったらこんな所で立ち止まったり、躓いてなんかいられませんよ!」

セレン『……フフッ! 本当におもしろい男だな、お前は……!』クスクス…

セレン『とにかく、合格おめでとう……キョン!』

キョン「ハイ! ありがとうございます……セレンさん!」

第10テスト『AA(アサルトアーマー)』◎
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/04/29(日) 21:15:56.49 ID:1N9MCRQA0
本日の投下は以上です。

長くなりましたが、次回でいよいよ『ACテスト』も最終段階に突入します。

次回の更新をお楽しみに!
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/09(水) 20:21:16.73 ID:d3qZAo9A0
お待たせしました。

諸事情によりあまり筆が進まず、投下は今日の分だけになりますが、これより続きを投下します。
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:22:39.58 ID:d3qZAo9A0
セレン『……さて、「AA」に成功したことで、』

セレン『テストの殆どの行程を終えたわけだが……』

セレン『どうだキョン。 「リンクス」としてネクストを動かしてみた感想は?』

キョン「いやぁ〜、"大変だった!" としか言いようがないですよー……」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:30:30.93 ID:d3qZAo9A0
キョン「ネクストの起動テストから始まって、ブーストを使ったさまざまな移動方法……」

キョン「それを何とかクリアしたと思ったら、休む間もなく今度は武器のテストが始まって、〆は『AA』とかいうトンデモ兵器の実地試験!!」

キョン「……今までいろんな常識はずれでブッ飛んだ出来事に遭遇してきましたけど、」

キョン「今日のテストはそれらが遠くに霞んで見えるくらい、何から何まで現実離れな出来事の連続でしたよ……」ハァー…

キョン「……まぁ、楽しかったといえば、楽しかったですけどね」クスッ
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:42:30.95 ID:d3qZAo9A0
セレン『…なるほどな。 …まぁそうやってまるで"ゲーム"のように楽しく感じたのは、』

セレン『お前が「リンクス」として、大きく成長したからだろう』

セレン『……初めてお前と話した時は、こんなにピーピーと喚くひよっこに本当に「リンクス」が務まるのか、と怪しく思ったものだが、」

セレン『お前は私の予想を越え、次々とテストをクリアしていった』

369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:50:49.01 ID:d3qZAo9A0
セレン『前にも言ったかもしれないが、改めて宣言しよう』

セレン『……キョン、今のお前は立派な「リンクス」だ。 ……間違いなくな』

セレン『今までよく頑張った……お疲れ様』

キョン「セ、セレンさん……!」ジ〜ン……
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:00:15.09 ID:d3qZAo9A0
キョン「い、いえ! 俺のほうこそ、セレンさんになんてお礼を言ったらいいか……」

セレン『……よし、それでは労いの言葉もかけ終わったことだし、』

セレン『気持ちを切り替えて、"最終テスト"に挑むとするか!』

キョン「……ってうえぇッ!?」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/09(水) 21:03:15.49 ID:d3qZAo9A0
本日の投下は以上です。

いつもより少ない内容になってしまいましたが、次の更新はいつも通り2日連続の投下を予定しています。

お楽しみに!
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/19(土) 20:30:18.19 ID:HfOv5FJA0
お待たせしました。

それでは今から続きを投下します。
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 20:30:48.89 ID:HfOv5FJA0
キョン「ちょ、ちょっと待って下さいよ、セレンさん!」

セレン『どうした、キョン?』

キョン「最終テストって…まだ『ACテスト』があるんですか!?」

セレン『あぁ。 そう言ったつもりだが?』

キョン「マジか……」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 20:40:04.31 ID:HfOv5FJA0
キョン「え? だ、だって各種動作のテストに合格したし、」

キョン「全ての武器のテストにだって合格したじゃないですか!?」

キョン「それなのに、まだテストがあるっていうんですか……」ゲンナリ…

セレン『おいおい、さっき私が言った事を聞いてなかったのか?』
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 20:50:25.70 ID:HfOv5FJA0
セレン『私は今しがた"これでテストの殆どの行程を終えた"と言った筈だ』

セレン『……という事は深く考えれば、』

セレン『"まだテストは残っている"……と思わないか?』

キョン「……まぁ、言われてみればたしかにそうかもしれませんけど……」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 21:00:31.68 ID:HfOv5FJA0
セレン『それに今までのテストは只の"実技試験"のようなものだ』

セレン『お前はたしかに1度は全てのテストをクリアした。 …だが、お前が真の意味で今までのテストの内容を理解できているかは少し疑問が残る……』

セレン『だからお前の適性を確かめる為にも、これまでの復習を兼ねた"卒業試験" が必要なのさ』

キョン「…分かりましたよ…」ハァ〜…
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 21:12:14.24 ID:HfOv5FJA0
キョン「"卒業試験"だか、"最終テスト"だか、なんだかよく分からないですけど……」

キョン「それをクリアすればこの『ACテスト』に本当の意味で合格したことになるんですよね?」

セレン『あぁ、そうだな』

キョン「だったら早く、テストを始めましょうよ!」
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 21:20:28.87 ID:HfOv5FJA0
セレン『どうした? 急に勇ましくなったじゃないか』

キョン「早くこの『ACテスト』を終わらせたいだけですよ…」

キョン「…それに、数々の課題をクリアしてきて、多少自信もついてきましたからね!」

キョン「今までのテストの内容だってバッチリと覚えてますし、」

キョン「"最終テスト"がどんな内容でも、絶対にクリアしてみせますよ!」
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 21:30:22.37 ID:HfOv5FJA0
セレン『フム…、やる気と自信は十分のようだな…よしッ!』

セレン『それではさっそく"最終テスト"を始めるとするか!』

セレン『キョン、準備はいいか?』

キョン「えぇ! いつでもイケますよ!!」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/19(土) 21:32:25.10 ID:HfOv5FJA0
本日の投下は以上になります。

明日はいつも通り20時頃の投下を予定しています。

お楽しみに!
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/20(日) 20:20:14.98 ID:PzuBsPdA0
お待たせしました。

予定より遅れてしまいましたが、これから続きを投下します。
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 20:20:45.07 ID:PzuBsPdA0
セレン『では最終テストの準備にとりかかるとしよう』


バラバラバラバラ……!!


キョン(ん? 何の音だ…?)

セレン『キョン聞いているか? 今から最終テストの内容を説明するぞ』
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 20:31:30.37 ID:PzuBsPdA0
セレン『この最終テストの内容はいたってシンプルだ』

セレン『……これまでのテストで培った"知識"と"技術"を総動員し、最後まで"生き残る"……ただそれだけだ』

キョン「えッ!? い、生き残るって…随分と物騒ですね…」

セレン『当たり前だ! 最終テストは「企業」の用意した戦力と、お前のネクストの1対多数の物量戦なのだからな!』

キョン(マジかよ……)
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 20:41:54.11 ID:PzuBsPdA0
セレン『改めて最終テストの内容を説明するぞ』

セレン『先ほど言った通り、最終テストはネクスト対「企業」の戦力で行われる』

セレン『このテストの合格の条件はただ一つ、"手段は問わない。 あらゆる武装を駆使して、敵を全滅させること"、だ!』

セレン『…まぁ、要は武装のテストと一緒で、こちらの用意した戦力を片っ端から片づければ合格、…というわけだ。』
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 20:50:08.65 ID:PzuBsPdA0
キョン「…なるほど。 つまり今まで習ってきたことを駆使して、MTを全滅させればいいんですね?」

キョン「そんなことなら楽勝ですよ、まかせてください!」

セレン『…フフ。 そんな軽口が叩けるのも今のうちだけだと思うぞ?』

キョン「……え?」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 21:01:50.63 ID:PzuBsPdA0
キョン「……それってどういう意味ですか、セレンさん?」

セレン『実はな、最終テストは実戦を想定して、MTの実弾使用が許可されているんだ』

キョン「はぁ……」

セレン『鈍いやつだな……! つまり、さっきまでの武器テストと違って、MTは実弾で攻撃してくると言っているんだ!』

キョン「うえぇ!!?」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/20(日) 21:05:13.88 ID:PzuBsPdA0
本日の投下は以上になります。

次回の投下をお楽しみに!
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/30(水) 20:20:31.11 ID:0rg//xgA0
続きの投下が遅れてしまいすみません。

迷い猫を飼うことになりまして、あまり続きを書くことができませんでした。

ですので、申し訳ないのですが、今週の投下は本日だけとさせてもらいます。

それでは、続きを投下します。
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 20:21:50.11 ID:0rg//xgA0
キョン「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!? MTが攻撃してくるなんて、聞いてないですよ!?」

セレン『バカ野郎! お前こそ、人の話を聞いてないのか?』

セレン『"最終テストは実戦を想定して行われる"と、ついさっき説明したばかりだろうが……』

セレン『それに、どこの戦場に反撃もしてこずに、戦場で棒立ちでつっ立っている敵がいるというんだ?』

キョン(ぐ…そ、そりゃあそうかもしれないけど…)
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 20:23:40.83 ID:0rg//xgA0
セレン『そういう訳だから、この最終テストではMTはバンバン攻撃してくるぞ』

キョン「…で、でもそうは言ってもただの"テスト"なんだし、危険は無いですよね…?」

セレン『何を言っている。 これは"実戦を想定した"テストなんだぞ?』

セレン『敵はネクストが大破して動かなくなるまで撃ってくるに決まってるだろう』

キョン「うげえぇ!?」
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 20:37:30.86 ID:0rg//xgA0
セレン『…もし当たり所が悪ければ、最悪の場合"死ぬ"ハメになるかもな…』ニヤリ…ッ!

キョン(おいおい……『PA』のテストの時にMTの弾丸の直撃を食らったけど、)

キョン(凄い衝撃だったぞ……。 それをもし四方八方から食らうことになったら……ッ!)ゾッ…!

セレン『……おい、キョン?』
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 20:45:22.71 ID:0rg//xgA0
キョン「…セ、セレンさん…俺、やっぱ大丈夫じゃないかも…」プルプル…

セレン『ハァ?…おいおい、これから最終テストだってのに、ま〜た臆病風に吹かれたのか?』

キョン「いやいや、"最悪の場合死ぬかもな"……なんて言われたら、誰だってビビりますって!!」アワアワ…!

セレン(…マズいな、ちょっと脅かしすぎたか…?)
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 20:56:40.00 ID:0rg//xgA0
セレン『…心配するな、キョン。』

セレン『敵の砲撃は「QB」を使えばカンタンに回避できるし、』

セレン『もし直撃を喰らっても「PA」がダメージを軽減してくれる…』ハァー…

キョン「そ、そうは言ってもですねぇ…!」
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 21:05:50.99 ID:0rg//xgA0
セレン『大丈夫だと言ってるだろ。 …それにお前もさっき言ってたじゃないか』

セレン『「今までのテストの内容だってバッチリと覚えてます」ってな。』

セレン『何だかんだあったが、お前は今までのテストを全部合格してきたじゃないか』

セレン『これまでに得た知識と経験と技術を持ってすれば、問題なく合格できるさ…』

キョン「セレンさん…」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 21:16:23.14 ID:0rg//xgA0
キョン(…そうだ、セレンさんの言う通りだ…!)

キョン(…今までだって、何とかなったんだ!)

キョン(それにMTとネクストじゃ、比較にならないくらいの性能差があるハズだ…)

キョン(だったらMTがどんな攻撃をしてこようが、片っぱしから避けて、避けて、避けまくってやる!!)

キョン「…わかりました、セレンさん」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 21:20:29.81 ID:0rg//xgA0
キョン「これまでだって何とかなったんだ…」

キョン「MTがどれだけ来ようがッ! 弾丸を何発撃ち込まれようがッ!」

キョン「全部返り討ちにして、スクラップにしてやりますよ!!」ドドンッ!

セレン(…何とかメンタルは持ち直したようだな…)ホッ…
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/05/30(水) 21:24:21.26 ID:0rg//xgA0
今週の投下は以上になります。

次回の更新ではいつも通り2日に分けて投下できるよう、努力したいと思います。
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/06/16(土) 22:31:37.55 ID:8xvtgnaA0
大変お待たせしました。

遅くなりましたが、これより続きを投下します。
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 22:32:28.64 ID:8xvtgnaA0
セレン『…よしッ! キョンのモチベーションも回復したことだし…』

セレン『最終テストに取り掛かるとするかッ!!』

セレン『準備はいいか、キョン!』

キョン「ハイッ! いつでもイけますよ、セレンさん!』
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 22:40:33.74 ID:8xvtgnaA0
セレン『それではまずテストの準備を始めるとしよう』


ガッシャン! ガッシャン!


MT×10「ヨロシクオネガイシャーーーッス!!!」

キョン「ゲ…MTの数が多いな…」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 22:50:30.85 ID:8xvtgnaA0
セレン『では改めて最終試験の内容を説明するぞ』

セレン『先ほど説明した通り、最終テストは「企業」の用意した戦力と、お前のネクストとの1対多数の形式で行われ、』

セレン『「企業」側の戦力を全滅させれば合格となる』

キョン「えぇ、了解してます」
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 23:00:24.61 ID:8xvtgnaA0
セレン『次に「企業」側の戦力についてだが、』

セレン『見ての通りMTが10機。 それと……』

キョン(…まぁいくら数が多いからって、しょせん旧式のMT ばっかりだからな…)

キョン(慌てずに1機ずつ片づけていけば、大丈夫だろ……ん?)


バラバラバラバラ……!!


キョン(? ……さっきから聞こえてたけど、これって何の音だ?)
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 23:15:08.70 ID:8xvtgnaA0
セレン『……おい、キョン! 聞いているのか!?』

キョン「あ、すみませんセレンさん。 …なんかさっきから大きな音が鳴ってて、集中できなくて…」

セレン『まったく…しっかりしろ。 もう間もなくテストが始まるのだからな』

キョン「申し訳ないです…」

404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 23:31:44.32 ID:8xvtgnaA0
バラバラバラバラ……!!


キョン(またあの音だ…。 いったい何の音なんだ?)

キョン「……あのー、セレンさん」

セレン『……今度は何だ?』ハァ〜…
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/06/16(土) 23:34:12.59 ID:8xvtgnaA0
本日の投下は以上になります。

続きの投下は明日の20時以降を予定しています。

お楽しみに!
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/06/17(日) 21:01:38.30 ID:/GgsOcgA0
お待たせしました。

予定より遅くなってしまいましたが、これより続きを投下します。
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 21:04:06.89 ID:/GgsOcgA0
キョン「…ついさっき、大きな音がするから話に集中できないって俺言いましたよね?」

セレン『あぁ』

キョン「実はまだその大きな音が聞こえるんですけど…これって何の音ですか?」

キョン「バラバラバラって…、なんかヘリのプロペラ音みたいなんですけど…」
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 21:15:09.42 ID:/GgsOcgA0
セレン『…それはだな…』ニヤリッ


バラバラバラバラ……!!


キョン「うォッ!? な、何だ!?」

キョン「空からデカいヘリが降ってきた!!?」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 21:26:37.37 ID:/GgsOcgA0
???「…………」


バラバラバラバラ……!!


キョン「な…何だコレ…? 重武装の…攻撃ヘリ!?」

セレン『コレが今回のテストのスペシャルゲスト……!』

セレン『GA製爆撃翌用大型戦闘ヘリ、「GALH5」…通称「FLYINGJOLT」だ!!』
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 21:35:46.52 ID:/GgsOcgA0
キョン「ば…爆撃翌用ヘリィ!? まさか、そんな物まで最終テストに参加するんですか!?」

セレン『もちろんだ。 最終試験の相手が楽勝なMTだけのハズがないだろう?』

セレン『それにこういう重要な局面には、立ちはだかる障害が必ずいるものだ』

セレン『…まぁ分かりやすく例えるなら、さしずめコイツはゲームのステージの最後に立ちはだかる"ボスキャラ"のような物だな!』
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 21:46:15.08 ID:/GgsOcgA0
セレン『準備が整ったようだな』

セレン『それではこれより「ACテスト」の最終段階、「実戦形式の模擬戦闘」を開始するッ!!』

キョン「あのー…セレンさん?」

セレン『何だ、キョン?』

キョン「やっぱりこのテスト…ちょっと待ってもらえません?」

セレン『……駄目に決まってるだろう』

キョン(ですよね〜……)
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 22:04:46.02 ID:/GgsOcgA0
セレン『いいか、もう準備は出来ているんだ』

セレン『グダグダと言う暇があったら、さっさと覚悟を決めて、テストに臨めッ!』

キョン「あ〜、もう! 分かりましたよ!」

キョン「こうなったら、MTだろうが、大型ヘリだろうが、木っ端みじんにフッ飛ばしてやりますよ!!」

セレン『その意気だ。 よし! それでは今度こそ、最終テストのスタートだッ!!』
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2018/06/17(日) 22:17:18.16 ID:/GgsOcgA0
本日の投下は以上です。

ところで次回の投下ですが……。

諸事情により週1での投下を止めて、以前のように書き溜め分がある程度溜まったら続きを投下するスタイルに戻したいと考えています。
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 22:18:30.26 ID:/GgsOcgA0
私生活の変化など様々な問題があり、現在の週1の更新ではモチベーションやクオリティの低下が避けられないため、やむなくの決断となりました。

なので更新頻度は下がると思いますが、どうかご了承下さい。
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