遊矢「エンタメデュエル…」零児「決着をつけよう」

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1 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/26(月) 23:03:06.45 ID:9rFDbaX50
遊矢「エンタメデュエル…」ラストデュエル編
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501431194/から二年後くらいの話

・柚子シリーズと遊矢シリーズが分裂(ユーリは除く)している
・次元が一つになっていない
・デュエルはマスタールール3
・作者の勝手な設定
・前回も言ったかもしれないが、今回こそ本当のラスト
久しぶりで覚えてないところも多い思うけど、書いていくぜ!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519653786
2 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/26(月) 23:04:16.29 ID:9rFDbaX50
エクシーズ次元

黒咲「バトルだ!アルティメット・ファルコンで、ダイレクトアタック!」

黒咲「ファイナル・グロリアス・ブライト!」

「うわあああぁぁっ!」LP0

「決まったー!」

「期待の新人、黒咲隼!デビュー戦以降、破竹の10連勝!すごい、彼の快進撃を止める者はいつ現れるのか!?」

黒咲!黒咲!黒咲!
3 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/26(月) 23:07:10.07 ID:9rFDbaX50
黒咲「ふぅ…」

サヤカ「お疲れ様、隼!」

アレン「なんか、隼もすっかりプロデュエリストって感じだな」

黒咲「当然だ、何の為の次元戦争だったと思っている?」

サヤカ「次元戦争…か…」

アレン「ま、今となっては懐かしいぜ」

サヤカ「瑠璃とユートはまだ?」

黒咲「ああ、柊柚子達と一緒にやっている。今度の休みには帰って来るそうだ」

アレン「柚子と瑠璃…それに今はシンクロのユーゴやリンって奴も一緒なんだろ?同じ顔した奴がこうも固まっちゃ、スタンダードも混乱しちまうんじゃねーの?まあ、遊矢はどっかに行っちまったままみたいだけど」
4 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/26(月) 23:28:49.30 ID:9rFDbaX50

サヤカ「遊矢も今は?」

カイト「結局、父との一戦以来戻ってないようだな」

黒咲「カイト…」

アレン「確か、赤馬零王が次元戦争を起こしたきっかけは遊矢の中に居る…ズァークだったか?あいつがきっかけだったんだろ?流石に顔合わせづらいのかもな」

サヤカ「ちょっとアレン…」

アレン「勘違いすんなって、別に憎んじゃいねぇよ。それに、あいつにはちゃんと感謝もしてる。ハートランドに笑顔が戻ったのも、全てはあいつのおかげだ」

カイト「だが、それだけに借りも多い」

黒咲「わかっている。結局俺はユートを、瑠璃を、誰一人として救い出せはしなかった。俺もひとりのデュエリスト。ならば借りはデュエルで返す!」

アレン(素直に親友と妹を助けてくれてありがとうって言えばいいのによ…)

黒咲「なんだ?」

アレン「なんでもねぇよ」

サヤカ「全く、素直じゃないのはアレンも同じでしょう」

カイト「ふん…」

5 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/26(月) 23:55:18.94 ID:9rFDbaX50
「ほぅ…ならば君の目的は私と同じという訳だ」

カイト「?」

アレン「誰だ!?」

黒咲「貴様は…」

零児「久しぶりだな、黒咲。それにカイト」

零羅「黒咲…」

サヤカ「え?隼達の知り合い?」

黒咲「ランサーズ、俺達と一緒に次元戦争を戦い抜いた仲間だ」
6 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/26(月) 23:58:41.13 ID:9rFDbaX50

零児「崩壊した街もすっかり元通り何よりだ」

アレン「あ、ああ…お陰様でな」

黒咲「貴様は武者修行の身だと聞いていたが」

零児「うむ、この二年の間、私は彼と決着をつけるべくデュエリストとしての腕を磨いていた」

零児「来る日も来る日も、私は世界中のデュエリスト達と戦い続けた。滑稽だろう?この私がそんな努力など」

黒咲「ふん…確かに、いつも高みの見物の貴様程努力という二文字が似合わぬデュエリストはいないな」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 00:07:21.55 ID:AgXDuhc60
オッドアイズアークドラゴン出るのかな?
8 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 00:21:18.01 ID:OydikxXB0
カイト「で、わざわざ何をしに来た?」

零児「ならば単刀直入に言う。黒咲、私と戦え」

サヤカ「え!?」

黒咲「まさか、俺を奴と戦う前のウォーミングアップの材料とでも言うつもりか?」

零児「多少似たようなものかもしれないな」

黒咲「なるほど、随分と舐められたものだ。いいだろう」

アレン「お、おい隼」

黒咲「二年前のあの日、俺は貴様を人質に瑠璃を取り戻すつもりだった。事情を知り手を組んだ今、貴様と戦う事はなかったからな」

零児「言っておくが、今の私は二年前とは比べものにならんぞ?」ガチャ

黒咲「それは俺とて同じ事。貴様が武者修行をしている間、俺が何もしていないと思ったか?」ガチャ

零児「では、お手並み拝見といこうか」

黒咲「いくぞ」

黒咲「デュエル!」
零児「デュエル!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/27(火) 00:35:22.43 ID:OydikxXB0
(ふぅ…やっと着いたな。二年ぶりくらいだったか)

「スタンダード、変わらないな…」

遊矢(柚子達はどうしてるか…少し会いづらいかも…)

「うわああああぁぁっ!!」

「ちょっとユーゴ!ブレーキブレーキ!!」

「ぐっ……!おーい!前の奴!どいてくれぇぇぇーーっ!」

遊矢「っ!?」

がちゃあああぁぁんっ!!

ユーゴ「いてて…」

リン「っ……ったく、没収されたDホイールなんかで走るから!本当馬鹿なんだから!」バシ!

ユーゴ「いだ!わりぃわりぃ、悪かったって!それよりあんた、大丈夫だったか?」

ユーゴ「って……お前…!」

リン「嘘…!?」

遊矢「まあ…なんだ。久しぶりだな。ユーゴにリン」
10 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 00:57:39.71 ID:OydikxXB0
リン「本当に久しぶりじゃない。元気にしてた?」

遊矢「まぁな。そっちは随分と賑やかそうで」

リン「そんないいもんじゃないわよ。毎日毎日トラブルばっかり。今日だってこの馬鹿が学園に没収されたDホイールを先生達の目を盗んで取り返しに行く途中でばったりとね」

遊矢「学園?」

遊矢(そういえば、二人のその格好…まさか…)

明日香「やっぱり、この騒動はあなた達だったのね」

ユーゴ「げっ、明日香!いだっ」

リン「こら、今は天上院先生でしょ!」

遊矢「天上院先生…?」

ユート「何事かと思って来てみれば…」

瑠璃「久しぶりね、遊矢」

遊矢「ユート…瑠璃…」
11 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 01:25:11.62 ID:OydikxXB0

数分後

遊矢「驚いたな…スタンダードにアカデミアか」

瑠璃「アカデミアじゃないわ。デュエルアカデミア」

ユート「本来、アカデミアはデュエル戦士の養成を目的としていたな。優秀な成績を収めた選手達は、デュエル戦士として別次元に送還され、武力的侵攻を行っていた」

ユート「デュエルアカデミアもまたデュエリストを養成する施設。だが、ここに来る者たちはデュエルを笑顔で楽しむ為のもの。榊遊勝や、かつてのお前のように」

遊矢「まさか、プロフェッサーが?」

瑠璃「いいえ、プロフェッサーじゃないわ。これは天上院先生と、彼の決意」

遊矢「彼?」
12 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 01:54:26.01 ID:OydikxXB0
みんな、エドが帰って来たぞ!

かっこいい!

きゃー!エド様ー!こっち向いてー!

遊矢「エド・フェニックス…?」

エド「っ!?」

エド(榊、遊矢…)

ねぇエド、今日もデュエルを見せて!

DーHERO最高だぜ!

エド「すまない、少し待ってくれ」

エド?

エド「しばらく留守にするのは聞いていたが、本当にしばらくだったようだね。榊遊矢」

遊矢「…明日香はともかく、何故あんたが?」

エド「さぁね。僕は自分の決めた道を歩むと決めただけだ」
13 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 01:56:25.71 ID:OydikxXB0
遊矢「………」

エド「意外そうだね。プロフェッサーに従順としていた僕が、何故デュエルアカデミアを設立したのか」

エド「悪いが、その問いに答える事はできない。だが一つだけ覚えておけ。僕は必ず君を倒す。次はあの時のようにはいかないぞ」

遊矢「そっか…」

エド…

エド「…すまない、もう行こう」

うん!

遊矢「ふ…」

エド「ふん…」
14 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 01:59:21.17 ID:OydikxXB0
ユート「相変わらずだな、エドも」

遊矢「まさか、エド・フェニックスと一緒に居た子供達もデュエルアカデミアの生徒なのか?」

瑠璃「いえ、あの子達は親元のない…いわゆる孤児院の子供達なの」

ユート「まあ、デュエルアカデミアの生徒じゃないといえば違う気もするな」

遊矢「どういう意味だ?」

瑠璃「彼もデュエルアカデミアの設立者ではあるんだけど、エドはほとんどアカデミアにいない事が多いから」

ユート「親元の知らない子供達の為、奴はあの孤児院の子達に寄付してるからな」

遊矢「あのエド・フェニックスが…?」
15 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 02:13:43.27 ID:OydikxXB0

遊矢「みんな、それぞれの道を歩みだしたんだな」

ユート「当然だ、お前がこのスタンダードを離れてから何年が過ぎたと思っている?」

遊矢「そうだったな…」

瑠璃「でも、その道を守ってくれたのはあなたよ」

遊矢「そうでもないさ、そもそも…」

ユート「いいから聞け、アカデミア、次元戦争、赤馬零王、そしてズァーク。その全てをお前に背負わせてしまった」

ユート「今でもすまないと思っている。すまなかった。そしてありがとう、瑠璃を救ってくれて」

瑠璃「ごめんなさい。そしてありがとう、遊矢」

遊矢「…ああ」
16 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 02:27:50.53 ID:OydikxXB0

瑠璃「私達は遊勝塾に戻るけど、あなたはどうするつもり?」

遊矢「ああ、俺は適当にその辺を散歩してから戻るよ。父さん達には宜しく言っておいてくれ」

ユート「あんまり遅くなるなよ。例え偽りの存在であろうと、彼らは遊矢の両親なんだからな」

遊矢「わかってる、それに偽りなんて思ってないさ」

瑠璃「じゃあ、また後でね」
17 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 02:32:20.83 ID:OydikxXB0
とりあえず今日はここまで。独自の設定追加は大目に見てくれるとありがたいです(平和な日常が書きたかっただけなのに…
もう少し日常編が進んだから遊矢VS零児になるが、黒咲VS零児見たい人って居たりする?書くとテンポ悪くなりそうだから省略しようか悩んでる
18 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 12:37:16.58 ID:eRoZinlDO
遊矢(新しい道か…ユーゴやリンのように変わられない者、エド・フェニックスや明日香のように変わろうとする者。ならば俺は――)

――これで終わる!バトルだ!

――ま、待ってくれ!

遊矢「ん?」

「私はムーンライト・キャット・ダンサーで、ダイレクトアタック!」

「うわああああぁぁっ!」LP0

遊矢「…あっちは相変わらずか」
19 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 12:41:18.49 ID:eRoZinlDO

セレナ「弱い。この程度か、デュエルアカデミアの優等生というのは」

柚子「ちょっとセレナ、いくらなんでもやり過ぎ!大丈夫ですか!?」

「僕のせいじゃない……カードが悪いんだよォォォ!!」ダッ

柚子「ちょっ」

セレナ「尻尾を撒いて逃げたな…大体、先に喧嘩を売ってきたのはあっちだ」

遊矢「どうやら、二人は変わらない方みたいだな」

セレナ「な…!?」

柚子「う……そ……!?」

遊矢「ホッとしたような、拍子抜けしたような。まあ、久しぶりだな、柚子。セレナ」

柚子「遊矢!」

セレナ「…遅いぞ、馬鹿」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 13:27:17.91 ID:ZMmfddazo
おぉ久しぶり
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 18:25:39.62 ID:3wfBk3XhO
マジか嬉しい
22 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 18:57:06.61 ID:NvBC4EQ+O
数分後

柚子「そっか。もうユート達とは会ってきたのね」

遊矢「色んな話を聞いたよ。二人もデュエルアカデミアの生徒なんだな」

セレナ「どうにも私は、この青い制服が気に入らないがな」

柚子「贅沢言わないの。そもそもその制服はアカデミアの中でも優秀な証なのよ?」

セレナ「そんな肩書きなど不要。私は結果が得られればそれでいい。他者からの結果と評価は後から付いてくる。そうだろう?遊矢」

遊矢「まあな」

柚子「まったく…」
23 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/27(火) 19:00:13.57 ID:NvBC4EQ+O
柚子「それより遊矢、これからどうするの?」

遊矢「他に行く宛もないしな、瑠璃達には適当にぶらついてから遊勝塾に戻るって言ってある」

柚子「そうこなくちゃ。私もお父さんに知らせるわね」

遊矢「いや、余計な気は使わなくて…」

柚子「あ、もしもし。お父さん。遊矢が――」

遊矢「…言うだけ無駄か」

セレナ「…少し変わったか?」

遊矢「そうかな?」

セレナ「どことなく柔らかくなったというべきか。元々あまり表情を変えない遊矢だからか。それに、肩の力が抜けた感じもするな」

遊矢「ちょっと留守の間にここまで環境の変化があったんだ。大目に見てくれ」

セレナ「まさか、新たな次元で平和ボケした訳ではないだろうな?」

セレナ「万が一そうだとしたら、この私が直々に鍛え直してやるぞ」

遊矢「信用されてないな。俺がこの二年間、何もしていなかったと思うか?」

セレナ「ならいいがな、それからもう一つ約束しろ」

遊矢「ん?」

セレナ「これからは、話せ…」

セレナ「もう二度と、一人で背負い込むのはやめてくれ…」

遊矢「わかってるよ…悪かったな…」
24 : ◆tBjmwb8gIY [saga]:2018/02/28(水) 12:02:47.96 ID:hNFkJO9lO
遊勝塾

塾長「よーし皆、準備はいいか!?それじゃあ、熱血の〜〜…!!

「「「「「「かんぱ〜〜い!!」」」」」」

フトシ「よっしゃあ!ケーキケーキ!」

タツヤ「おぉっ」

アユ「すっごい大きい…」

素良「おっと、この僕を差し置いて独り占めする気?それは頂けないかな!」

セレナ「貴様はいつもキャンディーを食べているだろうが!ここは私が先だ!」

瑠璃「大丈夫よ、人数分あるから。一人ずつ並んで」

フトシ「おっ、流石は瑠璃ねぇちゃん。やっぱり柚子ねぇちゃんとは…」

柚子「」ギロッ

フトシ「柚子ねぇちゃんと同じで優しいなぁ!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/28(水) 12:04:32.94 ID:hNFkJO9lO
ユーゴ「ったく、どいつもこいつもデザートばっかで困ったもんだぜ」もぐもぐ

リン「あんたも、食べるか喋るかどちらかにする」

ユート「平和だな…」

遊矢「…………」

権現坂「どうした遊矢、浮かぬ顔だな」

遊矢「権現坂…」

権現坂「悩み事か?」

遊矢「いや、なんとも言えない光景だと思ってさ。ユートやユーゴ、柚子や瑠璃達があんな風にはしゃいでる姿なんて」

ユーゴ「なぁ、そろそろ瑠璃とはキスくらいまでは行ったのかよ?」

ユート「ぶっ」

ユーゴ「おわっ、汚ねぇな!いきなり吹き出すな!」

ユート「いきなりはこっちの台詞だ!なんだ、いきなり」

ユーゴ「だってお前ら、アカデミアに襲撃される前は黒咲に隠れて乳繰り合ってたんだろ?」

ユート「だ、誰から聞いた…?」

ユーゴ「あん?おめぇと一体化した時に、遊矢の奴が"瑠璃とユートは必要以上にくっついてた"って」
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