花陽「みなさんっ!旅館に行きませんかっ?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sags]:2018/03/29(木) 19:09:19.96 ID:9t2IsurV0
>>117投稿ミス 続きから

花陽「まあこのタイプのボウガンは結構小型だし、キャリーケースの奥の方にしまっとけば意外とバレないよ」

凛「そうなんだ…」

花陽「おしゃべりしてる暇無いよ、ほら、仕掛けちゃお」

凛「うん」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:13:49.24 ID:9t2IsurV0
203号室前

花陽「…よし、こんなもんかなっ」

凛「これで、ドアを潜れば…」

花陽「うん、1発で頭抜かれちゃうね」

凛「…そっか」

花陽「あぁ、早くみたいなぁ」

凛「うん…そだね(かよちんは確実に壊れてる。多分もう手遅れ)」

凛(だったら凛だけでも一緒にいてあげないと)

花陽「よしっじゃあ大広間戻ろっか」

凛「うん!」

花陽「話し合わせてね凛ちゃん」

凛「わかってるよー!」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:18:42.47 ID:9t2IsurV0
ガラガラ

絵里「あら、おかえり」

花陽「ただいまぁ…あ、希ちゃん寝ちゃってるんだ」

希「zzzz」

凛「可愛い寝顔だにゃ〜」

にこ「なにが可愛い寝顔よ。にこの方がもぉ〜っとぷりてぃなんだから?」

花陽「あれ、そういえば真姫ちゃんは?」

にこ「ぬわぁんで無視するのよ!」

絵里「真姫は今さっきトイレに行ったわ。そろそろ戻ってくると思うけど」

花陽「そうですか。」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:21:22.86 ID:9t2IsurV0
ガラガラ

穂乃果「おーいみんな!もうすぐご飯できるから準備しててねっ!」

皆「はーい」

穂乃果「あれっ、海未ちゃんと真姫ちゃんは?」

にこ「真姫はトイレよ、海未は…まだ玄関にいるのかしら」

花陽「あっ、じゃあ私が呼びに行ってきますね」

穂乃果「おーけー!よろしく花陽ちゃん!」

花陽「はいっ!」

>>65に続く
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:29:50.21 ID:9t2IsurV0
11:00 203号室(真姫が亡くなったらへん)

にこ「…どうしてこんなことになっちゃったの…」

トントン

「にこちゃん」

にこ「その声は…凛…?」

凛「…うん。入っていい?」

にこ「…」

凛「…返事がないなら入っちゃうね」

ガチャ

にこ「…!!あんた、それ!」





凛「…うん、包丁」

にこ「…なるほど、一連の犯人はあんたってわけね」

凛「…半分正解かな」

にこ「…どういう意味よ」

凛「凛もほんとはね、こんなことしたく無いんだ、でもね、かよちんの為なの」

にこ「花陽…?」

凛「うん…でもお喋りはここまでだな、ばいばいにこちゃん。真姫の所に送ってあげるね」

にこ「まっーーー…」

グサッ

凛「…ごめんね…ごめんね…」

凛(…確かかよちんの計画だとこの後窓から落とせばいいんだよね…)
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:37:38.63 ID:9t2IsurV0
11:30 外 (絵里が外に出たらへん)

絵里「…あれは、にこ!!!」



花陽(…思った通り、絵里ちゃん外に出てきてくれたね)

花陽(凛ちゃんに任せた方はうまくいったみたい。)

花陽(本当はにこちゃんも自分の手で殺したかったけど、しょうがないよね)

花陽(今から絵里ちゃんを殺すんだから、それでいいや)

花陽「…」

絵里「にこ…にこ…!!!」


花陽「……さよなら、絵里ちゃん」

絵里「!!!誰?!」

ザクッ

絵里「かはっー…ッ!!!!」

花陽「あぁ!血です!首から血が出てますよ絵里ちゃん!」

絵里「はな………よ………!!!」

花陽「そんな悲しい顔しないでくださいよ。折角死ぬ時なのに、もっと恐怖に満ち溢れた顔を見せてください」

絵里「」

花陽「…もう死んじゃいましたね…でも、やっぱり気持ちいいです!!!あはは!!!」

花陽「さて、この後穂乃果ちゃんの部屋で待機してましょうか」

→そして現在
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:42:33.63 ID:9t2IsurV0
現在

海未「あぁああ…ああああ!」

花陽「うるさいなぁ」

穂乃果「海未ちゃん…!逃げて!」

花陽「逃がすわけないでしょ?!この後において!」

穂乃果「私はどうなってもいいから!海未ちゃんだけは!」

海未「穂乃果…!」

花陽「ふうん、どうなってもいいんだ、凛ちゃん、ちょっと包丁持ってきて」

穂乃果「!!!」

凛「わかったにゃ」タタッ

海未「ま、待ってください!穂乃果に手は出さないでください!私が代わりに!」

穂乃果「いいの海未ちゃん!私がいけないの!」

海未「…!」

穂乃果「私が…みんなを…信じてあげられなかったから」

花陽「どっちでもいいですけど、どっちが死んでくれるんですか?」

海未「…」

穂乃果「…」

125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:46:27.46 ID:9t2IsurV0
海未「…私が死にます。その代わり」

穂乃果「海未ちゃん!」

花陽「へえ…その代わりなんですか?」

海未「その代わり、穂乃果には絶対手を出さないでください。」

花陽「んー、海未ちゃんが、いい死に方してくれたら考えるね」

海未「…絶対です!絶対に約束してください!」

花陽「わかったよお…そんな大きい声出さないで」

ガチャ

凛「かよちんー、持ってきたよ!」

花陽「ありがとう凛ちゃん!」

花陽「じゃあ穂乃果ちゃん」











花陽「この包丁で海未ちゃん刺しちゃおっか」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:53:20.17 ID:9t2IsurV0
ほのうみ「?!?!?!」

穂乃果「で、出来るわけないじゃんそんなこと!」

花陽「ふうん、じゃあ穂乃果ちゃん先に殺しちゃおうか」

海未「ま、待ってください!!」

海未「…穂乃果、刺してください」

穂乃果「そんなことできるわけないよ!」

海未「…貴方はこんな時まで本当にお人好しですね」

海未「穂乃果…あなたに殺されるなら私もきっと天国に行けます」

海未「…さあ早く刺してください、そうすれば貴方は自由です」

花陽「…だって、早くやったらどう?穂乃果ちゃん」

穂乃果「い…嫌だよ…私が海未ちゃんを殺せる訳が…」

海未「やるんです穂乃果!」

穂乃果「でも!」

海未「大丈夫、恨みなんてしませんよ」ニコッ

穂乃果「海未ちゃん…」

花陽「早くしないと私が海未ちゃん殺しちゃうよ」

海未「さあ早く!穂乃果に殺されたいです私は!」

穂乃果「くっ……ごめんね」

穂乃果「ごめんね…海未ちゃん!!!」







ザク


海未「かはっ…」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 19:56:03.14 ID:9t2IsurV0
穂乃果「ああ…ああ…海未…ちゃん」

海未「…は…あ…あな…たは…なんて顔…してるんです…か」

穂乃果「…喋んないで海未ちゃん!」

海未「…可愛い…顔…が、だい…なしです…よ」

穂乃果「もういいよ!海未ちゃん!」

海未「穂乃果…これ…だけ…聞いてください…」


穂乃果「…」









海未「愛して…ました…」

128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:00:28.57 ID:9t2IsurV0
海未「」

穂乃果「そんな…!海未ちゃん!海未ちゃん!起きてよ海未ちゃん!!!私まだ返事してないよ!ねえ!」


花陽「あーあ!やっちゃいましたね!」

穂乃果「…!!」

花陽「穂乃果ちゃんって自分の事を好きでいてくれるような人を殺しちゃうんですね!」

穂乃果「…やめて」

花陽「でも海未ちゃんも海未ちゃんです!好きな人に殺されるって時なのに、あんな嬉しそうな顔しちゃって!」

穂乃果「…」

花陽「変態さんなんですかね海未ちゃんって?!」

穂乃果「やめて!!!」

穂乃果「…もう…やめてよ!」


凛「…で、本当に穂乃果ちゃんは無事に帰らすの?」

花陽「…そんな訳ないでしょ?」


穂乃果「?!!?!」

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:05:09.58 ID:9t2IsurV0
穂乃果「そんな…!じゃあ何のために海未ちゃんは!」


花陽「あはははははははは!」

穂乃果「?!」

花陽「そう!その顔です!その絶望に満ちた顔が見たかったんです!!!」

穂乃果「…」

花陽「全く…良いものを見せてもらいました本当に!!あはは!!笑いが止まりません!」

穂乃果「狂ってる…」

花陽「そんな狂ってる私の計画を見抜けなかった貴方達の負けです!!!」

穂乃果「…」

花陽「さて、では海未ちゃんと、2人仲良くここで横になって死んでください」


穂乃果「やめーーー









ドタドタダダダダ

ガチャッ







「警察だ!!!!!」

りんぱな「?!?!?!」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:09:24.51 ID:9t2IsurV0
花陽「…どうして…警察がここに…?」


凛「あ……外…」

花陽「…晴れてる…」


警察「小泉花陽、星空凛、ここで逮捕する」


ガチャ


花陽「でも…なんでここに来れたんですか…?」

警察「…南ことりという人物から緊急で救助の要請が入った」

穂乃果「ことりちゃん…!」

凛「…まだ生きてたんだ」




花陽「そっか…じゃあ…全員殺せなかった私の負けか」


花陽「あはは!あははは!!!」


穂乃果「花陽ちゃん…」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:13:22.59 ID:9t2IsurV0
警察「さて、話は署で聞く、連行させてもらう」

ガチャ

穂乃果「…これで…全部終わったんだ…」

穂乃果「ごめんね…海未ちゃん、みんな…守れなくて」

穂乃果「あっ、そうだことりちゃん…!」


一階 大広間

ガラガラ

穂乃果「う、すごい警察の数…」

警察「ああ君か…救助遅くなってしまい、本当にすまない」

穂乃果「あ、あの…ことりちゃんは…」

警察「…ああ…残念だが、電話をくれた後に息を引き取ったみたいだ…」

穂乃果「そんな……!」

警察「…本当にお気の毒だ…」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:14:56.06 ID:9t2IsurV0
穂乃果(ことりちゃんも死んじゃった?)

穂乃果(…私はこれから1人で生きていくの?)

穂乃果(そんなの耐えられないよ)

穂乃果(みんな…どうしてこんなことになってしまったんだろう)





ーーーーーーー
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:17:29.13 ID:9t2IsurV0
ーーーー1週間後 高坂家

穂乃果ママ「…まだあの子部屋から出てきてないのね」

雪穂「…仕方ないよ…あんなことがあったんだもん」

ピンポーン


穂乃果ママ「あら、誰かしら…はーい」

ガチャ

穂乃果ママ「あら…あなたは…」











ツバサ「こんばんは、高坂さん」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:20:04.25 ID:9t2IsurV0
穂乃果ママ「ツバサさんね!どうしたの?」

ツバサ「…穂乃果さんに会わせてくれませんか?」

穂乃果ママ「そうねえ…あの子今誰とも会う気ないみたいなの…」

ツバサ「少しだけで良いんです!話がしたいんです!」

穂乃果ママ「…そうね、聞いてくるわね」


ツバサ「はい、よろしくお願いします」

ガチャ

ドタドタ…

ガチャ

穂乃果ママ「おまたせ」

ツバサ「どうでした…?」


穂乃果ママ「上がってちょうだい!」

135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:21:52.96 ID:9t2IsurV0
ツバサ「よかった…!それじゃあ失礼します!」

穂乃果ママ「ええ!あの子の部屋は二階だから」

ツバサ「ありがとうございます」


ドタドタ

トントン

ツバサ「ツバサです。」

穂乃果「…入って…」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:25:33.94 ID:9t2IsurV0
ツバサ「失礼するわ」

ガチャ

ツバサ「…!(ひどく痩せ細ってる…可哀想に)

穂乃果「…どうしたんですか…?私と話したいなんて」

ツバサ「…本当に残念だったわね」

穂乃果「…もういいんです…」

ツバサ「……生きるのが怖い?」

穂乃果「…?」


ツバサ「これから1人で生きてくのが怖い?」

穂乃果「…私…これからどうしたらいいか…海未ちゃんもことりちゃんも他のみんなも誰もいない」

穂乃果「1人でどうやって生きてくのかわからなくて…!」

ツバサ「……」






ツバサ「また…アイドル…やってみない?」

137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:30:40.93 ID:9t2IsurV0
穂乃果「どういう…?」

ツバサ「そのままの意味よ。亡くなったみんなのためにもアイドルをまたやったほうがいい。そう思ってきたの」

穂乃果「みんな居なくなったのに私だけのうのうとアイドルなんて出来ません」

ツバサ「本当にそう思ってる?」

穂乃果「…!」

ツバサ「きっとμ'sの他の皆さんも言うんじゃないかしら、【アイドルを続けて】って」

穂乃果「でも…1人じゃ生きてくことも不安で…私…」

ツバサ「…アイドルじゃなくたっていい。あなたのその声に歌を乗せて皆んなに届けて欲しい」

ツバサ「あなたのその歌を待っている人たちがたくさんいると思うの」

穂乃果「…私に…出来るのかな」



ツバサ「できるわよきっと!だって!μ'sのリーダーの高坂穂乃果さんですもの!」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:41:19.97 ID:9t2IsurV0
2ヶ月後 秋葉原駅前

穂乃果「ーーーこの曲は、私が塞ぎ込んでるときにある友達がもらった曲です」

穂乃果「聞いた時涙が溢れ出そうになりました」

穂乃果「それと、今はもういないけどどこか遠くできっと見守ってくれてる皆に向かって歌います」

穂乃果「聞いてください」


【もうひとりじゃないよ】

もう しないで 1人で 閉篭もるのは

悲しくなるでしょ 呼んでほしいな

もう しないで?

1人になりたがるのは

傷付きたくない気持ちなんだね

どうか私を思い出してよと

呟いた 夜中の星は綺麗


泣きたい時もあるよ 一緒にいればいいよ

言葉が見つからない 一緒ならば いいじゃない






ーーーーーーENDーーーーーー

139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/29(木) 20:42:46.06 ID:9t2IsurV0
終わりです。

ちょっと曖昧になってしまったところが多々ありますが、申し訳ないです。

みてくれた方ありがとうございました!
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/29(木) 21:55:38.68 ID:/AnBM75SO
やっぱりツバほのよねぇ…
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/29(木) 23:21:25.85 ID:XfQ7coEOO
81.77 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)