菜々「一回戦はメイドで勝負です!」みく「ちょっと待つにゃ!!」=3

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273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 04:48:44.72 ID:HdwGf1rjO
こんな低コンマ続くことあるとわ
274 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:16:57.34 ID:6w7F6PI20
ほな進めてくにょ
コンマバトルはまた9時頃からです
275 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:18:24.56 ID:6w7F6PI20

?「ちょと待つさぁ―――っ!!」バッ!


茜「へ?!」

詩織「!」


突然、店内に現れたそのメイド服姿の少女は…!


貴音「!? 貴女は…!!」


我那覇響「はいさぁーいっ! みんな!沖縄を楽しんでるかぁ――っ?!」


貴音「響…!! な、なぜ貴女がここに…??」

響「貴音! 下を向くんじゃないっ! まだ勝負は終わってないぞっ!!」バッ

貴音「!?」


響が一気にそのメイド服を脱ぎ捨てると、その下から、83-56-80のなかなかのプロポーションを誇る健康的な肢体が現れた…!


響「これから・・・このメンバーで、“ビーチフラッグ対決”をやるぞぉっ!!」カッ http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/1/a/1a492976.jpg


一同「「「「「ビーチフラッグ対決!!???」」」」」
276 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:20:33.79 ID:6w7F6PI20

響「ルールはみんな知ってるなー? 砂浜でみんなでダァ――ッと走って、旗を取り合うアレだぞー」

茜「ちょ…ちょっと、我那覇さん! 何をやってるんですか? 困りますよ!!」

響「え?」

茜「いきなり割り込んできて… 何のつもりですか?!」

響「いや、自分は、えっと・・・」

詩織「茜ちゃん、いいんです。 響ちゃんはこのイベントの運営スタッフとして来られたんですよ」スッ

茜「詩織さん?」

詩織「ふふっ、ごめんなさいね? 菜々さんに、選手の皆さんと茜ちゃんには内緒にするように言われてたので・・・」ニコッ


白波の歌姫こと瀬名詩織は、人差し指を口元に当てるとにっこりと微笑んだ。
277 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:24:16.34 ID:6w7F6PI20

詩織「実はカクカクシカジカというわけで……」ペラペラ

茜「え…? もともとこの第三戦は、ボーナスステージとしてビーチフラッグ対決が用意されていた…?」

茜「でも、メイドバトルの盛り上がりや緊張感が欠けるといけないので、私と選手には知らされていなかった、と…」

茜「なんだ、そういうわけでしたか! いやーすいませんでした我那覇さん! 私、全然知らなかったもので…」

響「いや、全然いいぞー! でも、ちょっとびっくりしたぞ!」

貴音「なるほど… 先ほど林の方に見えた“原住めいど”の正体は、響だったのですね」

響「は? ゲンジュウメイド? なんだそれ?」

貴音「詩織殿が話していたのですが… ここ沖縄には、原住めいどなる未確認生物がおり、時々人々をさらっていくと…」

響「み、未確認生物って… 自分はそんなんじゃないぞ! メイドの格好は、伯父さんのメイド喫茶の手伝いをしてただけだし、外で客引きをしてただけだぞ!?」
278 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:27:14.90 ID:6w7F6PI20

茜「なるほど… 我那覇さんの俊敏な動きもあって、それがいつの間にか都市伝説になっていたんですね! ああ、安心しましたッ!」

響「だからそんなんじゃないって! ひどいぞ詩織! 自分をダシに使ったな?」

詩織「ふふ…w 私はウソは言ってませんよ?」ニコニコ

茜「確かに、現地にもともと住むメイドさんだから、原住メイドには違いないですね…」

貴音「? 響と詩織殿は懇意の仲なのですか?」

響「数少ない同じ沖縄出身者だからなー。 詩織とはイベントとかで何度か一緒に仕事したことがあるんだ」
279 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:30:03.25 ID:6w7F6PI20

茜「あっ、でもしかし…! 勝負はいったんついてしまってたわけですから… 特に、上位のお二人は納得して頂けるんでしょうか…?」チラッ


唯「…ん? 何、ゆいのこと? 何言ってんの! ゆいがそんな面白そーなイベントに乗らないわけないじゃん!」

莉嘉「みんなでゲームするんでしょ? あたしそういうの待ってたんだよね! 早くやろーよ!!」ウズウズ


 ウオオオオオオオオオォォーッ!!  ソーダソーダ!  ハヤクヤレエェッ!!  ミズギデダッシュカ、サイコーダナ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!


トップツーの唯と莉嘉の言葉に、観客から歓声と拍手が沸き起こる…


茜「! こ…これは、私としたことが! 失礼しましたぁ!!」

茜「常夏のビーチでのミスコンバトル… それが、ただのメイドバトルだけでは、いささか物足りないというものでしょう!!」

茜「健全なる美は健全なる身体に宿るとも、昔から言われています…! つまり、真の美少女にとって、体力、元気、気合いは重要なファクター!!」

茜「それらを計るのに… ビーチフラッグ対決はまさにうってつけでしょうッ! ではこれより・・・」

茜「ミスコン一回戦メイドバトル第三戦、ボーナスステージ・・・“ビーチフラッグ対決”を執り行いますッ!!」


 ワアアアアアアアアァァァ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・!!
280 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:33:40.69 ID:6w7F6PI20

こうして… 現場には急遽ビーチフラッグ用のスペースが設けられ、その隣に茜、詩織、響の3人が座る実況席が用意された…


茜「さああああぁぁっ!! 準備も整ったようなので、いよいよ試合の方を開始いたしますが・・・!」

茜「その前にまず! この勝負の解説の我那覇さん! 詳しいルールなどの説明をしてもらえますか?!」

響「OKだぞ! えーっとまず、得点のことだけど、このボーナスステージはここまでのメイドバトルでそれぞれが獲得した萌えpに、追加でポイントを稼ぐチャンスだと思ってもらえればいいぞ!」

響「つまり… ビーチフラッグで上位に入れば、下の得点を大幅アップさせて、逆転することも可能ってわけなんだな!」


≪第三グループ・現時点各自萌えp状況≫

1位 大槻唯        166p
2位 城ケ崎莉嘉      151p
3位 イヴ・サンタクロース 126p 
4位 星井美希       105p
5位 乙倉悠貴        92p
6位 四条貴音        86p   
7位 新田美波        65p
8位 喜多見柚         9p


茜「なるほど…? 具体的には、どのくらい得点をアップさせることができるんでしょうか?」

響「えっとだな、3位が+30p、2位なら+50p、そしてトップを取れば+100pが入るルールになってるぞ」

茜「100…? それは凄いですね! えーっと、じゃあ、もし仮に美波さんがトップになったとしたら… 一気に2位まで順位を上げることができるわけですねッ?!」

響「そうだな! でも、他のメンバーも得点を稼ぐチャンスがあって、得点状況は変わるから、そううまくいくかは分からないけどなー、可能性としては無くはないぞ!」
281 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:36:27.33 ID:6w7F6PI20

茜「ビーチフラッグって、確か競技者の数より一本少ない数の旗が刺さってて… それを取り合って、一人ずつ脱落していくルールでしたよね?!」

響「一般的にはそうだけど、今回の勝負はちょっと違う形… トーナメント形式になってるぞ」

茜「トーナメント?」

響「まず8人のメンバーを4人ずつ二グループに分けて、それぞれで一回戦の勝負を行う…」

響「そこで、各グループの上位2名ずつが決勝に進出して、4人で改めて勝負…! 決勝はその一般的な、一人ずつ脱落していく形で順位が決まっていくカンジだな!」


茜「なるほど… では我那覇さん、次は競技についての説明をお願いします!」

響「分かったぞ!」
282 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:41:41.16 ID:6w7F6PI20

響「みんな大体知ってると思うけど、まず最初に、フラッグがささっている場所から30m離れた場所で、選手たちは旗に背を向けてうつぶせになる…」

響「そしてスタートの合図でみんなで立ち上がって反転してダッシュ…! 先に旗を取れた人が勝ちっていうルールだぞ!」

響「ビーチフラッグは、もともとはライフセイバーの人たちが俊敏性を競った海の遊びが発展してできたものなんだ」

茜「なるほど! ポイントはやはり…走力や反射神経でしょうか?」

響「そうだな! でも、単純なフィジカルだけで勝てるほど、ビーチフラッグは甘くないんだぞ?」

茜「? と言いますと?」

響「陸上競技みたいに整ったトラックで走るわけじゃないからね… 砂浜を裸足で全力で走るには、バランス感覚や体幹が重要になってくるんだ」

茜「確かに、コケてしまっては元も子もないですからね!」

響「それと、最後旗を取る時は、ジャンプしてスライディングして取った方が断然早い… だから、自分の身長とどこまで前に飛べるか計算して、ジャンプのタイミングを計ることも重要だぞ」

茜「なるほど…! いやしかし、我那覇さんは随分ビーチフラッグのことをよくご存知ですね!!」

詩織「響ちゃんは、沖縄のビーチフラッグ大会のチャンピオンなんですよ。 男性にも負けたことがないんだって」

茜「ええっ?! それは凄いですねっ!!」

響「なんくるないさー♪ 自分カンペキだからな!w」
283 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:44:33.00 ID:6w7F6PI20

 ザワザワ… ガヤガヤガヤ……


茜「さあ、いよいよ…! ただ今、最初の対決を闘う選手たちが入場してきました…!」

茜「一回戦第一戦の出場メンバーは、こちらの4名!↓」


大槻唯 イヴ・サンタクロース 乙倉悠貴 新田美波


詩織「これは… さっきのメイドバトルの、1・3・5・7位の子たち… つまり奇数グループということですね…」

茜「そうですね! 詩織さんは、このメンバーならどんな展開になると思いますか?」

詩織「そうね… やっぱり現役陸上部の悠貴ちゃんが一番走るのが速いような気がするけど…」

詩織「さっき響ちゃんが言ってたようにこれはトラック勝負じゃないから、そう単純じゃないかもしれませんね…」

茜「美波さんも、ああ見えてラクロス部で鍛えてますし、決勝に行ける可能性は高いんではないでしょうか!」

詩織「そうね。 美波ちゃんはテニスにゴルフ、アーチェリーに乗馬… スポーツならなんでもソツなくこなすフィジカルがあるから、それをここでも生かせれば勝つ可能性は高いと思うわ…」
284 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:47:06.04 ID:6w7F6PI20

詩織「でも、私が注目してるのはやっぱりイヴさんかしら?」

茜「イヴさん? 何故です?」

詩織「イヴさんはサンタとして大量のプレゼントを配るお仕事をしてるから… ああ見えて、物凄い体力があるそうですよ?」

茜「ああ… そういえば、愛海ちゃんや梨沙ちゃんが、イヴさんの開いた“サンタになるための講習会”に参加したら、まるで軍隊のように厳しかった、ともらしてましたねぇ…!」

茜「ここでも何かやらかすかもしれませんねっ! 不気味な存在です、イヴ・サンタクロース…!!」
285 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:49:30.30 ID:6w7F6PI20

美波(この勝負で… 優勝すれば、私にも勝つチャンスはある…! とにかく全力で取りに行く!)

悠貴(走るのには慣れてるけど… 砂浜だから、転ばないように気をつけないと…)ドキドキ

イヴ(昆布じゃないちゃんとした水着に付け替えました…! これで勝利は私のモノですね〜♪)ムフフ

唯(走るのとか、そこまで得意じゃないけど… とにかく、ゆいらしく楽しんでいこっ!♪☆)


四者四様の思惑を抱えながら、砂地の上で腹ばいになったアイドルたち・・・


茜「では・・・まいりますよおぉっ! ビーチフラッグ対決第一戦・・・!」

茜「皆さんの気合いと根性を魅せて下さいねッ! よおおおおおぉぉ〜〜〜〜〜い・・・・・!!」


 ゴクリ…!


パアアアァ―――ンッ!!


美波「やっ!!」バッ!

悠貴「ふっ!!」バッ!

イヴ「それぇっ!!」バッ!

唯「うおおっ!!」ババッ!


茜の鳴らしたピストルスターターの合図と同時に、一気に砂埃を巻き上げて走り出した四人!!


茜「さああああぁぁっ!! 皆さん!旗に向かって全力ダッシュですッ!!!」
286 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:51:46.03 ID:6w7F6PI20

 ウオオオオオオォォーッ!!  イケエェッ!!  ガンバレエエェッ!  ワアアアアアアアァァ――ッ!!


悠貴「……!」ズダダダダダダダダアアァ・・・!!


茜「おっとこれは…! まず飛び出したのは乙倉悠貴ィ!! アッという間に2mほどの差をつけましたァ!!」

響「走るのも速いけど… いい体幹してるぞあの子…!」


常夏のビーチに、悠貴のカモシカのように締まった長い美脚が躍動する…!!


悠貴(よしっ、行けますっ! このままトップで…)ダダダダアアァ…


が、その直後!


悠貴「あっ?!?」グラッ
287 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:53:52.95 ID:6w7F6PI20

 ピョ――ンッ! ゴロゴロゴロ・・・ ズベシャアアアアアアァァッ!!


茜「わおっ?! なっ、これは・・・??」

茜「トップ快走の悠貴ちゃん転倒!! 何か… 前方に自分で飛ぶようにして転びましたが… 大丈夫でしょうか?!!」

響「…? 何かよけたのかな?」


悠貴(しまった…! 足元に小さいカニさんがいて… 咄嗟に跳んでよけたけど…)


イヴ「ふふふw いただきですぅ〜〜!」ズベベベベベベッ!!


茜「おおおっ! そして悠貴ちゃんが転んだスキに、2番手のイヴさんがトップに躍り出ましたッ!!」

響「変なフォームで走るなぁ、あの人…」

茜「怪しげなサンタ走りでゴールに迫りますッ!! これは決まったかァ!??」
288 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:55:50.11 ID:6w7F6PI20

が・・・!


イヴ「むふふっ!w あれっ!?」ツルッ


  スッダアアアアァンッ!!


茜「あぃえぇ…!? ま、また転倒! イヴさん、後ろに尻餅をつくようにして転んでしまいましたァ!!」

響「今、何かで滑ったみたいだぞ?!」


イヴ(ううぅ…! ワカメを踏んでしまいましたぁ…)
289 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 20:58:01.73 ID:6w7F6PI20

美波(よしっ、今だ!!)ダダッ!


イヴが転んだスキに、今度は美波が先頭に躍り出る…

が、その刹那!


イヴ「あ、美波ちゃん! 待って下さい!!」バッ!

美波「えっ!? キャ――ッ! イヴさんドコさわってるんですかぁ!??」=3
290 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:00:31.38 ID:6w7F6PI20

なんと…! 尻餅をついていたイヴが、横をすり抜けようとした美波の腰の水着をつかんだのである!!


 オオオオォォッ!??  ミナミンノハンケツ…!///  ヤレ!ヌガセェッ!!  ワアアアアァァ――!!


茜「でえええぇぇっ!?? 転倒していたイヴさんが突然美波さんの水着をつかみましたッ!!?」

茜「美波さん、ずり落ちないように必死に水着を抑えていますが… ちょっと、あれって反則じゃないですか!?」

響「…う〜ん… ビーチフラッグは、ある程度の身体接触はあって当たり前だから…」


唯「やったねラッキー!w これでゆいちゃん旗ゲットォ――ッ!♪」ズダダッ!


美波とイヴがもみ合っているスキに、一番後ろを走っていた唯が遂にトップに立つ…!

が!


悠貴「えええっ!!」ズドドッ!

美波「さあああっ!!」ズババッ!

イヴ「負けませんよぉ〜!!」シャカシャカシャカ!!


唯「どひっ!?」=3
291 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:02:40.06 ID:6w7F6PI20

その唯の背後から、三人のアイドルが絡み合うようにしながら迫ってきた…!

そして・・・


 ズベシャアアアアアアァァ――――ッ!!!


茜「おおおぉっ!??」


四人が二本の旗の差さっていた場所に一気に滑り込み… もうもうと砂埃が舞いあがる…!


茜「…こ、これは… ほとんど同時に四人が飛び込みましたが…!」

茜「は、旗を取ったのは果たして…!?」


 バッ!


?「取った!」

?「取りましたよっ!」


砂埃から、しっかりと旗をつかんだ二本の腕が上がる…!


茜「!? あれは・・・!!」


※誰が取った?(コンマバトル、上位2名が決勝進出)

↓1悠貴
↓2美波
↓3イヴ(+10pのアドバンテージ)
↓4唯
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 21:07:30.99 ID:laisNynjO
砂浜Running
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 21:09:27.06 ID:9dLBRhm+0
ソイヤ!サイヤ!
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 21:10:17.94 ID:lA3/JyKA0
はい
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/01(日) 21:13:11.19 ID:x9VRHlv+0
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 21:16:36.94 ID:6v2x3YTP0
悠貴ちゃん凄い
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 21:23:49.63 ID:lA3/JyKA0
1位の唯が脱落したから一気に逆転あるな
298 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:31:37.80 ID:6w7F6PI20
悠貴99 美波06 イヴ94+10=104 唯19


悠貴「取ったっ!」バッ

イヴ「取りましたよ〜っ!」ババッ


茜「で・・・! せ、接戦を制したのは、乙倉悠貴ィ! そしてイヴ・サンタクロォースウウゥッ!!」

響「す、凄い闘いだったぞ…」

詩織「悠貴ちゃん頑張ったわね…」

茜「お二人とも、途中で転倒して、もはやここまでかと思われましたが… あきらめない強い心で見事に復活、逆転を果たしましたッ! 熱い!! 熱過ぎますうううぅぅっっ!!!」=3


美波「っく…!」ガクッ

唯「あちゃあ〜…」テヘッ


茜「ビーチフラッグ対決第一戦! 結果は… 乙倉悠貴、イヴ・サンタクロースの2名が決勝進出!!

茜「美波さんと唯ちゃんは、残念ながらここで脱落となります…!」


 オオオオオオオオオオオオォォォ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!
299 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:37:03.99 ID:6w7F6PI20





茜「いやぁー熱い女の闘いを見せてもらいましたねっ! 続きましては第二戦… 出場者はこちらの四名!!↓」


 城ケ崎莉嘉 星井美希 四条貴音 喜多見柚


茜「さあ! これも展開を占ってみたいと思うのですが…!」

茜「765プロの方が二人エントリーされていますが、我那覇さん! 星井さんと四条さんはどーなんでしょうか?!」

響「美希はかなり運動神経がいいぞ。 こないだの運動会の時も、リレーで雪歩が遅れた分をゴボウ抜きで取り返してたし…」

響「貴音もその運動会の時、自分と二人三脚でトップになったからな! 普段はおしとやかなカンジだけど、やる時はやる奴だぞ!」

茜「なるほど… 対して、346プロの中学生二人はどうでしょうね? 詩織さん!」

詩織「柚ちゃんは確かバドミントン部の副部長をしているんですよね… それに、莉嘉ちゃんも木登りがすごい上手だし、こういうのも得意なんじゃないかしら…?」

響「バドミントンはかなり瞬発力と足腰が鍛えられるスポーツだからな… 喜多見さんは強そうだぞ!」

茜「莉嘉ちゃんの野生児ぶりもナメてはいけませんよ! この中では一番小柄とはいえ… きっと、何かを見せてくれるはずです!!」
300 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:39:43.96 ID:6w7F6PI20

茜「さあ! そうこうしているうちに、四人の選手のスタンバイが整いました!!」


莉嘉(あたしが勝っちゃうと盛り上がらないのかな? でも… 手は抜かないよ!)ゴゴォ…!

美希(ここで勝って… 絶対に点を取り返すの!)キッ

貴音(…らぁめんが若干お腹にたまっていますが… 問題ありません!)カッ

柚(柚が準決勝に行ける可能性はもう無いみたいだけど… このままじゃ終わらせないよ!!)ズモモォ…!


茜「では、よろしいでしょうか!! ビーチフラッグ対決第二戦・・・!!」

茜「まいりますっ!! よおおおおぉぉ〜〜〜い・・・!!」


シイイィーン……


 タアアァァ――ンッ!!


一瞬の静寂、そして号砲…!

四人のアイドルが一気に立ち上がり、体をひるがえす!!


茜「さあッ! 今度は誰が… ぅわっ?!?」
301 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:42:41.62 ID:6w7F6PI20

 ズベシャアアアアアァァッ!!


美希「ちょ… 貴音邪魔なの! 早くどいてなのっ!!」=3

貴音「み…美希こそどいて下さい!」=3


茜「こ、これは…? なんとスタートの直後に星井さんと四条さんが接触! 二人とも転倒してしまいました!!」

響「ビーチフラッグは、スタートの時にどこに走ればいいのか分からなくなる時があるからな… たまにああいう事が起きちゃうんだ」


柚「へっへーw おっ先ぃー♪」ダダダダッ!


茜「そのスキに柚ちゃんが飛び出しましたッ! バドミントンで鍛えた健脚で一気に旗へ・・・んぉっ?!」


 ベシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ・・・!!!


茜「こ、これは・・・!?」
302 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:45:51.12 ID:6w7F6PI20

莉嘉「 い っ く よ お ぉ ―――っ!!♪」シャシャシャシャシャシャシャ…!


茜「す…凄い! 莉嘉ちゃん、スタートでやや出遅れましたが、ものすごい前傾姿勢で… まるで小さなイノシシのように突進していきますッ!!」

響「よ、よく転ばないなあんなフォームで…!」


柚「…ん? あれ!?」ダダダッ

莉嘉「へへっ! 遅いよ柚ちゃん!!」シャシャシャシャアァッ!


茜「そ、その勢いで一気に柚ちゃんを抜き去りましたァッ!?」


柚(う、うそっ? あたし学年で1番か2番に脚速いのに…??)
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 21:48:10.24 ID:3UYTASfA0
ゆい残念(>_<)
304 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 21:48:51.08 ID:6w7F6PI20

響「城ケ崎さんは、きっとこういう所で走ることに慣れてるんだな… 裸足で土の上や砂の上で遊んだ経験が多いんじゃないかなー?」


ブラウンの髪をなびかせ、風を切って走る莉嘉…! その様はまさに渚の妖精!!


茜「速い速い速い城ケ崎莉嘉ァ!! ダントツだァ!! アッという間に旗に迫っていきます!!」


そして…!


莉嘉「いっちばぁーんっ!!♪」タァーンッ!


勢い良くジャンプして、旗にスライディング…! 

だが!!


莉嘉「あれ!?」ツルッ!
305 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 22:00:59.61 ID:HoxkYUlc0

 ズベシャアアアアアァァッ!!


莉嘉「!? しまった!!」


なんと… 一度旗に触れた莉嘉だったが、つかみそこねて明後日の方向に吹っ飛ばしてしまったのである…!


茜「あぁ…? り、莉嘉ちゃん、取れてない取れてないっ!! 旗を前方に吹っ飛ばしてしまいましたァ!!」

響「勝ちを意識して集中力が切れたな… ちゃんと確実に手にするまで油断はできないぞ!」

茜「そ、そのスキに… 遅れていた柚ちゃん、星井さん、四条さんの三人がやって来ましたよォ!!」


美希「勝つのはミキなのおおぉぉっ!!」ズダダダダッ

貴音「いえわたくしですううううぅぅっ!!!」ドドドドドドッ

柚「どちくしょおおおおおおおおぉぉっ!!!!」=3=3


莉嘉「っく…!?」バッ!


迫り来る猛獣の如き三人に、慌てて飛ばしてしまった旗に飛び掛かった莉嘉…

そして!


 バッシャアアアアアアァァッ!!!


再び舞い上がる砂埃…!

その中から、旗を持った二本の腕が上がるっ!


茜「おおぉ…! こ、今度は誰が…?? なっ!?」


誰が取った?(コンマバトル、上位2名が決勝進出)

↓1柚
↓2貴音(+10p)
↓3美希(+20p)
↓4莉嘉
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 22:02:20.54 ID:iPgGrlvyO
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 22:10:06.52 ID:3UYTASfA0
どうなる
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 22:10:11.16 ID:lA3/JyKA0
てい
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/01(日) 22:12:09.57 ID:x9VRHlv+0
はい
310 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 22:28:51.11 ID:gNDZ4xqH0
柚54 貴音52+10=62 美希16+20=36 莉嘉57 (貴音、莉嘉、決勝進出)


貴音「取りましたっ!!」バッ

莉嘉「取ったよおぉっ!!」ババッ


茜「と・・・取ったのは四条貴音! そして城ケ崎莉嘉ァ!!」

茜「素晴らしいガッツでした!! これぞまさにスポーツの醍醐味!!」

響「さすが貴音… 闘志がむき出しになってたぞ!」

詩織「莉嘉ちゃんも、最後、一瞬の判断で取り直したのは凄かったですね…」

茜「これにてお二人は決勝進出…! そして柚ちゃん、星井さんは・・・」

茜「残念ながらここで脱落です!!」


柚「くっそー… もうちょいだったんだけどナァ…」ガクッ

美希「… ミキが… こんなとこで負けるなんて…」ガクゥ
311 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 22:41:21.28 ID:gNDZ4xqH0

美希「貴音・・・」

貴音「はい? なんでしょう、美希…」

美希「悔しいけど、今回はミキの負けなの… 春香も、前の闘いで負けちゃってるし…」

美希「もう私たちで残ってるのは貴音だけなの。 こうなったら絶対・・・貴音に準決勝に行って欲しいの!」

貴音「…もちろんです。 わたくしは…負けませんよ!!」ニコッ


柚「莉嘉ちゃん」

莉嘉「ん? 柚ちゃん?」クルッ

柚「正直負けると思ってなかったんだけど…完敗だわこりゃ。 凄いね莉嘉ちゃん!」

莉嘉「へっへー♪ このまま一気に優勝しちゃうから、見ててよね!★」ピース!


  ワアアアアアアアアアアアアァァァァ――!!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!!


茜「敗れた選手が、勝ち上がった選手に励ましの声をかけています…! いやあ熱いっ! さいっこうに熱い場面ですねえぇっ!!」

茜「しかし… 勝負はまだ、ここからなのです!! これより、乙倉悠貴、イヴ・サンタクロース、四条貴音、城ケ崎莉嘉の四人により・・・」

茜「ビーチフラッグ対決決勝戦を行いますッ!!」クワッ!
312 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 22:56:41.78 ID:vsXLsHwa0

茜「が、その前に・・・ 現在の得点状況を、もう一度チェックしておきたいと思います!」


≪第三グループ・現時点各自萌えp状況≫

1位 大槻唯        166p
2位 城ケ崎莉嘉      151p
3位 イヴ・サンタクロース 126p 
4位 星井美希       105p
5位 乙倉悠貴        92p
6位 四条貴音        86p   
7位 新田美波        65p
8位 喜多見柚         9p


茜「えーっと、このビーチフラッグ、3位で30点、2位で50点、トップで100点のボーナス得点が入るので…」

茜「現在5位の悠貴ちゃん、6位の四条さんも、準決勝進出可能圏内へ得点を上げることが十分可能ですね!」

響「逆に上位の二人は、決勝戦の初戦だけは落としたくないところだろうなー… 4位は0点だからな!」

詩織「一回戦を見る限りでは、単純な脚の速さは悠貴>莉嘉>イヴ>貴音、の順に見えるけど… 何が起こるか分からないから、結果は読めませんね…」

茜「ですね! しかし何が起きるか予想できないところがスポーツの面白いところです!! まずは初戦… どんな展開が待っているのでしょうか!!?」
313 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 23:14:27.90 ID:vsXLsHwa0

 ザワザワザワザワ・・・  ガヤガヤガヤワイワイ・・・・!


悠貴(よぉーっしここまで来たら… 優勝して、準決勝に行くぞっ!)

イヴ(ここで勝って… 順位を2位以上に上げておきたいところですねぇ〜…)

貴音(春香や美希たちのためにも… 負けられません!)

莉嘉(お姉ちゃん、テレビで見てくれてるかな…? あたし頑張るからね!)


砂地に腹ばいになり… それぞれ思いを巡らせる四名…!


茜「では! ファイナリストの皆さん、準備はOKですか!?」

茜「ビーチフラッグ対決決勝戦初戦! よおおおぉぉ〜〜〜〜い・・・!!」


シィィ――ン…  ゴクリッ!


 パアアアァ――ンッ!!!


茜「スタァートォッ!! さあ、全力アタックですよぉ皆さん!!!」
314 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 23:16:49.10 ID:vsXLsHwa0
ーーーーーーーーーーー
コンマを3回やって、1位2位3位を決める予定だったんですが、ちょっとそれは時間がかかり過ぎるかもしれないので、次のコンマ一回で順位を決めてしまおうと思います。
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 23:24:46.38 ID:3UYTASfA0
無難ですの
316 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 23:33:58.43 ID:vsXLsHwa0

貴音「ふっ!!」サッ!

莉嘉「えっ!?」ギョッ


号砲と同時に立ち上がって、反転した莉嘉が最初に見たモノは… 92cmもある貴音の見事なヒップであった…


莉嘉(!? しまった、スタートダッシュで先手を取られた…?)

莉嘉(っく…! あたしの進路上にこの人がいて… 本気で走れない!!)ムググッ


茜「おや、これは…? 四条さん、スタートダッシュと同時に莉嘉ちゃんの前に来て走り始めました!!」

詩織「あれは… 意識的に進路を妨害しているのかしら…?」

響「もちろんそうだぞ! ビーチフラッグでは、相手の進路上に自分を持ってくることは、基本的な技術の一つだからな!」

響「それに、スタートの前… 貴音だけ、自分の足元の砂をよく踏み固めてたんだ。 アレをやると、スタートの時に砂に足を取られずにスムーズに走り出せるからなっ!」
317 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 23:47:08.94 ID:UzRh28g+0

お尻ちん「……」フリフリ

莉嘉(ぐぅ…! み、見れば見るほど凄いお尻…! お、お尻が気になって前に出れないよっ!)


茜「これは四条さん、見事な頭脳プレイ…! 走力の差を作戦で埋めようということですねっ!?」

茜「さあ残りの二人は・・・むっ!?」


イヴ「ふふふふふううぅっ!!w」ズベベベベベベッ!!

悠貴「っく・・・?」ダダダダダッ!


茜「こ…これは意外! イヴさんが悠貴ちゃんをわずかにリードしています!?」

詩織「悠貴ちゃんはやっぱり、砂地で走ることに慣れてないみたいですね…」


しかし、それはイヴ・サンタクロースも同じこと…!


イヴ「うふふw この勝負いただ…あれっ!?」グラッ!


  ズドオオッシャアアアァッ!!=3


茜「い、イヴさんまたこけたぁっ!?? 今度は前のめり、顔面から突っ込みましたァ!!」

響「砂地は平らじゃなくって、あちこちに微妙な窪みがあるからな… 大きい窪みに足を取られたみたいだな」
318 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/01(日) 23:54:58.59 ID:UzRh28g+0

悠貴(よし、チャンス…! ここは少し距離を取って…)ダダダッ


一回戦で水着をつかまれた美波のことを思い出し、転倒したイヴの1mほど横を駆け抜けた悠貴…!

だが!


悠貴「へあっ!??」=3


横目でイヴを確認した悠貴は思わず奇声を発した…


イヴ「………!」シャカシャカシャカシャカシャカシャカ・・・!!


茜「げええぇっ?!? こ、これは・・・??」

茜「い、イヴさんが・・・そのままほふく前進で走っています!!!」=3
319 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/02(月) 00:04:04.79 ID:uYLLB3Mo0

イヴ「………」シャカシャカシャカシャカシャカ・・・!


響「ま、まるでフナムシみたいだぞ…」

詩織「人間の動きではありませんね…」

茜「そ、そういえば… サンタ講習会に参加した愛海ちゃんたちが言ってましたね… イヴさんはほふく前進が尋常でなく速かったと…!」

茜「なんでも、プレゼントを配る時にビルのエアダクトに侵入することが多いので… 狭い場所を素早く進むため、ほふく前進が得意になったのだと…!」

響「と、得意ってレベルじゃないぞ…! 走ってる乙倉さんに追いすがってるぞ!?」

茜「恐るべしサンタクロース!! さあぁ残りは10m切ったぞぉっ!!」
320 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/02(月) 00:17:40.53 ID:GzmDfdjJ0

莉嘉「んんん〜〜! どいてよこのお尻ィ!!」グイッ

貴音「いえ、どくわけにはまいりません!!」グイッ!


残り5m、莉嘉と貴音がお互いの体を寄せ合うようにして走り…


イヴ「負けませんよぉ〜〜!」シャカシャカシャカシャカシャカ・・・!

悠貴「くっ…!」ダダダダダッ!


ほふく前進のイヴから逃げるように悠貴の脚が躍動する…!

そして!


莉嘉「たぁっ!!」バッ
貴音「はっ!!」バッ
イヴ「それっ!!」バッ!
悠貴「ええいっ!!」ババッ!


同時にジャンプ…! 旗に向かって四人の体が飛ぶ!!


 ズバシャアアアアアアァァッ・・・!!


茜「ま、またほぼ同時…! 凄い砂煙ですっ!!」

茜「さあ・・・この決勝戦を制したのは・・・!!」


誰が取った?(このコンマにて順位決定)

↓1貴音(+10p)
↓2悠貴
↓3イヴ(+10p)
↓4莉嘉
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 00:20:28.41 ID:5gGZGvJA0
765プロの命運いかに
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 00:26:50.62 ID:Aoy/LhyH0
悠貴!
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 00:29:21.42 ID:6FZ2yQXIO
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 00:31:43.68 ID:ae4IO9aA0
がおー
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/02(月) 00:32:08.08 ID:ERj3hZaD0
どうだ
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 00:40:00.58 ID:5gGZGvJA0
総合変動なし、か…?
327 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/02(月) 00:48:38.82 ID:vOF1swBo0
貴音41+10=51 悠貴62 イヴ42+10=52 莉嘉68 (1位莉嘉、2位悠貴、3位イヴ、4位貴音)


悠貴「と、取りましたっ!!」バッ

イヴ「取りましたよ〜」バッ!

莉嘉「取ったあぁっっ!!」ババッ!


貴音「うっぐぅ…!」


ゴール地点で、空の手を空しく見つめていたのは・・・四条貴音!


美希「あ、ああ、貴音…!」シュン…


茜「決勝戦初戦…! 脱落者は四条さん…! 4位決定!」

茜「では! 続けて第二戦にまりますっ!!」





そして、更に2回の対決が行われ、頂点に立ったのは・・・!


莉嘉「がおー! 取ったぞおぉっ!!」ババッ!

悠貴「く…!」


残り1本となった旗を持ち、立ち上がったのは、城ケ崎莉嘉!!


茜「決イイイイィまったアアアアアアァァッ!!! この、過酷なビーチフラッグ対決を制したのは・・・!」

茜「カリスマJCギャル・城ケ崎莉嘉ですッッ!!」


ワアアアアアアアアアァァァァ―――――ッ!!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・!!!
328 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/02(月) 01:04:12.39 ID:dqou61uz0

茜「さあこれにて… 3位のイヴさんに30p、2位の悠貴ちゃんに50p、1位の莉嘉ちゃんに100pが入るので…!」

茜「萌えpの得点状況は、えーっと、とりあえず今のを足すとこう↓だから・・・」


≪第三グループ・現時点各自萌えp状況≫

1位 大槻唯        166p
2位 城ケ崎莉嘉      151p(+100=251p)
3位 イヴ・サンタクロース 126p(+30=156p) 
4位 星井美希       105p
5位 乙倉悠貴        92p(+50=142p)
6位 四条貴音        86p   
7位 新田美波        65p
8位 喜多見柚         9p


茜「これで順位を入れ替えると・・・こう↓ですねっ!!」


≪第三グループ・最終結果≫

1位 城ケ崎莉嘉      251p
2位 大槻唯        166p
3位 イヴ・サンタクロース 156p 
4位 乙倉悠貴       142p
5位 星井美希       105p
6位 四条貴音        86p   
7位 新田美波        65p
8位 喜多見柚         9p
329 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/02(月) 01:10:47.50 ID:dqou61uz0

茜「えーっと、1位と2位が入れ替わって、悠貴ちゃんが星井さんを抜いて4位に上がりましたが…」

茜「上位3名には変動なしッ! 莉嘉ちゃんとイヴさんは自力で現ポジションを守りましたッ!!」

茜「最後まで莉嘉ちゃんとトップを争った悠貴ちゃんの快進撃は見事でしたが、残念ながら準決勝進出はならず・・・!」

茜「しかしッ! 私たちに最後まで熱い闘いを見せてくれましたっ! 皆さん、乙倉悠貴ちゃんをはじめ、惜敗を喫したアイドルたちにも・・・どうか! 惜しみない拍手をお願いしますッ!!!」


 オオオオオオオオオオオォォ――ッ!!  ユウキチャンオシカッタッ!  ヨクガンバッタヨッ!  タカネモヨカッタゾオォッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


悠貴「ふぅ… 皆さん、ありがとうございましたぁっ!」ペコリン


茜「これにて本当に、第三戦終了オォ!! 準決勝進出を決めたのは・・・」

茜「総合1位城ケ崎莉嘉! そして2位の大槻唯!のお二人ィ!!」

茜「3位のイヴさんにはまた敗者復活戦に回っていただきます! 皆さん、お疲れ様でしたああぁっ!!!」


 オオオオオオオオォォ・・・  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・




330 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/02(月) 01:14:07.19 ID:dqou61uz0
本日ここまでですわ
コンマ対応あざした!

次はまた土曜の20:00頃から… ちょっと遅れるかも

第四戦は頭脳的な勝負になります

出場めんばぁ↓

佐城雪美(10)  アナスタシア(15) 大石泉(15) 速水奏(17) 北条加蓮(16)  鷺沢文香(19) 鷹富士茄子(20)  三船美優(26)
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 02:48:50.92 ID:6FZ2yQXIO

ほぼクールメンバーすね
332 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [sage]:2018/04/07(土) 19:27:22.90 ID:YO2IHD+60
乙あざす
あかん、やっぱ遅れます
第四戦は明日の20:00頃から始めるのでよろしくお願いします

今日なんかさみー お風邪にお気をつけあそばせ
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 22:15:51.90 ID:llrzxpARO
了解
334 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:11:54.73 ID:m/zsWLBC0
ほなまったり進めてくにょ

第四戦はボーナスステージとしてクイズ対決を行います(今日はメイド勝負のみ)
335 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:13:44.11 ID:m/zsWLBC0

〜実況室〜


菜々「一回戦第三戦終了ォ――!☆ 準決勝進出決定となったのは、まずはカリスマJC城ケ崎莉嘉! そして、ついに高校生からも突破者が出ましたね。大槻唯さんが2位に滑り込みました! おめでとうーさみん!!」キャハッ

瑞樹「凄い闘いだったわね… 菜々ちゃんが“ハードな勝負になる”って言ってたのは、こういうことだったのね」ワタシニハムリダワ…

菜々「ビーチフラッグは体力、瞬発力、気合い、根性、運などなど、様々な要素が試される競技ですからね…!」

菜々「しかし、メイド勝負で2位、ビーチフラッグで1位を取った莉嘉ちゃんはお見事でした! 一気に優勝候補に名乗りを上げたと言っても良いでしょう…!」

菜々「時代は彼女のようなニューウェーブを求めているのかもしれませんね!」
336 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:16:13.84 ID:m/zsWLBC0

菜々「さあ、続きましては一回戦最終戦、第四戦ですが… 出場メイドはこちらになります!↓」


<ミスコン一回戦“メイドバトル”第四グループ>

 佐城雪美(10) アナスタシア(15) 大石泉(15) 速水奏(17) 北条加蓮(16)  鷺沢文香(19) 鷹富士茄子(20)  三船美優(26)


瑞樹「今度は… さっきとは逆で、大人しめというか、クールな雰囲気の子たちが集まったカンジかしら?」

菜々「そうですね。 この第四戦も通常のメイド勝負の後にボーナスステージが用意されているのですが…」

菜々「今回は先ほどとは打って変わり、頭脳的勝負…真の美少女としての“教養”や“知識”を試される勝負なのです!」

瑞樹「へえ…具体的にはどんなことをするの?」

菜々「えっと、それはですね・・・ むむっ!?」ピピッ!
337 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:20:41.15 ID:m/zsWLBC0

瑞樹「? どうしたの菜々ちゃん。またウサミン星からの交信?」

菜々「いえ、これは違いますね… これはまさしく、新しいニューウェーブたちからの電波ですね!」ムムム…

菜々「第四戦をお伝えしてくれるリポーターの子たちが現地に着いた模様です! 呼んでみましょう! 聞こえていますか?さくらさぁーん!」


“村松さくら「はあぁーい! 聞こえますよナナさん!えっへへ――っ、…へっ、へっ、ヘックショイィッ!!」=3”

“さくら「…あ、いやー、失礼しましたぁ! 誰かわたしの噂でもしてるんですかね?w ただ今わたしたち、ちょーど346カフェに到着したところでぇすっ!」ズビビッ”


テレビカメラに映し出されたのは… リボンのついたカチューシャとマシュマロのようなほっぺが特徴的な、まだ中学生の新人アイドル村松さくらだった。
338 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:22:54.19 ID:m/zsWLBC0

〜346カフェ前〜


さくら「皆さんこんにちはぁー! メイドバトル第四戦の模様は、不肖・村松さくらがお送りさせて頂きますよぉ! とゆーことでお楽しみにぃ!」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/2/2/22a3e320.jpg

土屋亜子「こら!アタシも忘れたらあかんで! あーまいどまいど! リポーター2号の土屋亜子です! どーもシクヨロッ!」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/4/9/4932d149.jpg

さくら「えっへへへ――!w アコちゃん! なんでも我らがイズミンがこのメイドバトルに参加してるようですよぉ?!」

亜子「せやな。 泉のことやから、得意のプログラミングを生かしてご主人様たちの心もハッキングしとるかもしれんな…」

さくら「そーかな? イズミンは弟想いで世話焼きだから… けっこう“甘えさせてくれるお姉ちゃん風メイド”でガンバっちゃってるかもよぉ?」

亜子「百聞は一見に如かずや! 早速突入やでさくら!」

さくら「ラジャー! いぇーいオジャマしまぁーっす!!」ガチャッ!


 カランカラン…


?「オカエリなさいませ…お嬢様? キャハ☆」

亜子「へ?!」
339 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:25:30.74 ID:m/zsWLBC0

アナスタシア「アーニャンがイッショーケンメー… ゴホウシするにゃん?☆」ニャッ♪http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/b/1/b1344cbc.jpg

さくら「どひぃーっ!? アーニャちゃんのそれ…和服風のメイド? ちょーカワイイねっ!」

アナスタシア「本当ですか…? スパシーバ、サクラ♪」ニコッ

亜子「確かに、随分手ぇ込んだメイド服やな。ナンボするんやろ…? って、そうじゃないわ! なんやねんさっきの“キャハ☆”とか“にゃん☆”ってのは? キャラ崩壊しとるで!」

アナスタシア「? ナナさんやミクに教わったメイドさんの言葉なのですが… おかしかったですか?」

亜子「あー、なるほど… ちょっと、純粋になんでも取り入れ過ぎやで…」

さくら「わたしはアリだと思うけどなぁー♪ にゃんにゃんアーニャン!」
340 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:28:28.84 ID:m/zsWLBC0

アナスタシア「他にもありますよ… “世界は光と闇で出来ている…! 女神よ、我が刹那の宴の席へ誘おう… 参れ!”」

さくら「え…何? 今度は、蘭子ちゃん…?」

アナスタシア「ダー、日本語、まだまだオクブカイです…」

亜子「いや、その日本語はアタシにも難解やで… でも、そんな付け焼刃のキャラ作りって、逆に客から引かれるんちゃうか…?」

さくら「確か、メイドさんそれぞれに“萌えp”っていうのが入る仕組みになってるんだよね! どれどれ、アーニャちゃんの今の萌えpは・・・むむ!?」


さくらが、壁の電光掲示板で確認したアーニャの得点は…!


↓1 アナスタシア
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:32:15.21 ID:nNZW8C9zO
はい
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:41:08.49 ID:/oaIUPrA0
ちょっと引かれてるー!?www
343 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:44:11.80 ID:m/zsWLBC0
21+10=31(アナはアドバンテージ+10p)


電光掲示板

“アナスタシア 31p”


さくら「31ポイント… ほぉー… これって高いのかな低いのかな?」

亜子「さあ… ま、始まったばかりやし、こんなもんちゃうか」

さくら「アーニャちゃん、このあともガンバッてね!」

アナスタシア「はい。 スタラーツァ、がんばります…!」ニコッ


と、そのとき…


  シュルッ!


さくら「ひゃっ!?」

亜子「ん? どないしたんやさくら」

さくら「え、いや、今、あたしの足に、何かさわ・・・ん?」


黒猫「… ニャー…」


さくら「ね、ネコちゃん?!」
344 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:47:46.49 ID:m/zsWLBC0

佐城雪美「ペロ… ダメだよ… こっちに出てきたら……」ヒョイッ http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/b/f/bffeda04.jpg

ペロ「ニャーニャー… ニャ−…」

雪美「うん… うん、お仕事終わったら…… 遊んであげるから…ね…」テコテコ


ペロを抱えて店の厨房の裏へと戻っていった雪美…


さくら「雪美ちゃんのネコちゃんかぁー… あービックリしちゃった☆」

亜子「あの子まだ小学生やんなぁ? あないコマい子もメイドとして働いとるんやな…」
345 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 20:50:57.46 ID:m/zsWLBC0

雪美(ご主人様には…… 責任…もって…… 届ける… ごほうし…… がんばる……!)ヨロヨロ


再び厨房の方から現れた雪美は、自分の顔ほどもあるジャンボパフェをトレ―にのせていた…


さくら「わぁー…! あのパフェすごっ! 美味しそう…!」ジュルリ

亜子「だ、大丈夫なんか? なんか転びそうやで?」


 ガヤガヤ… ユキミチャンガンバッテルナ…!  コロブナヨー! カワッテアゲタイ…  ザワザワ…


さくら「でも、そんな雪美ちゃんの健気なガンバリが、お客さんたちの視線を集めてるみたいだねぇ…」

亜子「ほんまやな。 どれどれ雪美ちゃんの今のポイントは…?」チラッ


↓1 雪美
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:52:06.02 ID:NjrYNieYO
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:52:46.11 ID:/oaIUPrA0
伸びしろ期待で
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:52:51.84 ID:NjrYNieYO
なんかすまん
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 21:07:39.95 ID:/oaIUPrA0
コケちゃったかー(>_<)
350 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 21:09:57.83 ID:m/zsWLBC0
02


“佐城雪美 2p”


雪美「おまたせ…しました……」コト…


 オオオオォ…! ヨカッタ… パチパチパチパチパチ…


雪美が無事パフェを届けると、それだけで周りから軽く拍手が沸き起こる…


亜子「雪美ちゃんは、あの目が離せない幼さが武器なんやろな… 保護本能に訴えかけてくるで」

さくら「でも… 雪美ちゃん、まだ2pしか入ってないね」

亜子「ん? ああ、ほんまやな。 ま、若いし、これからの伸びしろ期待ってカンジちゃうかー?」

さくら「そーだね! さぁーて、他のメイドさんたちは・・・ん? アレは・・・?」
351 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 21:14:02.77 ID:m/zsWLBC0

速水奏「ご主人様、知ってる? さくらんぼのヘタを口の中で結ぶのって、キスのいい練習になるんですよ…?」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/e/4/e418191a.jpg

奏「えっ? 私にやってみせて欲しい? しょうがないですね…」クチュクチュ

奏「…ほぉら、ちゃんと結べてるでしょ? フフ…w」ンベッ


さくら「ふぇ…/// か、奏さんは、お客さんとさくらんぼのヘタの結びっこしてるよぉ…!///」

亜子「JKらしからぬ妖艶な魅力があるもんなぁあの人…」


奏「…ん? あら、さくらちゃんに亜子ちゃん… 何?ジッと見て、キスでもしたくなっちゃったの?」ニコッ

さくら「へっ!? い、いや、わたしは別に、その、そのそのその・・・//////」

亜子「ろ、籠絡されたらあかんでさくら…!」


↓1奏
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 21:16:03.17 ID:yGPTKqXV0
353 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 21:26:03.78 ID:m/zsWLBC0
17


“速水奏 17p”


亜子「奏さんは現在17p… 魔性の女の本領はこれから発揮ってとこやろか…」

さくら「そ、それより、イズミンは一体どこに・・・ん?」


泉「……」ツーン http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/e/7/e704cf35.jpg


さくら「あ、あれ、いた・・・ でも、フロアにただ立ってるだけ…?」

亜子「こら、何サボってんねん泉! キリキリ働かんかい!!」

泉「………」イラァ…
354 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 21:29:19.61 ID:m/zsWLBC0

泉「うるさいわねもう… 声かけないでよ、今いいとこだったんだから…」

亜子「いいとこ…? 何にもしとらんかったやんか、泉は」

泉「この店の中の、お客様たちの視線が最も集まりやすいポジションを探してたのよ」

さくら「ポジション??」

泉「この勝負は接客だけの勝負じゃない… 萌えpを入れてもらうには、まず出来る限り多くの人に“見て”もらうことが必要でしょ?」

泉「私が、客席の配置から割り出した視線の最も集中するポイントが、今立っていたあのコーナーだったの。 あそこにいれば、お客様に声をかけてもらえる数も多いだろうしね」

亜子「ほぇ… さすがはロジックアイドル言われるだけあるな」

泉「こういうのは、技術力以上に観察力や状況判断力がモノを言うのよ」
355 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 21:31:01.90 ID:m/zsWLBC0

さくら「えー? でも、ホントにそんな方法で萌えpなんて入るの?」

泉「論より証拠。 ほら、私の萌えpを見てみれば?」スッ

さくら「むむ…? これは…!」


泉の指し示した電光掲示板には・・・!


↓1 泉(アドバンテージ+10p)
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 21:44:23.89 ID:LB+uRgxA0
はい
357 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 21:57:33.77 ID:m/zsWLBC0
89+10=99


“大石泉 99p”


さくら「…きゅ、きゅ、99ポイント…??」

亜子「ホンマかいな・・・圧倒的やんか・・・!」

泉「ほらね。 こういうのは、一人一人への接客がどうこうより、うまく立ち回ること…“作戦”が重要なのよ」ドヤッ

さくら「す、すごいよイズミン…!」

亜子「IQ150以上は伊達じゃあらへんな… 末恐ろしいやっちゃで…!」
358 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 22:02:59.97 ID:m/zsWLBC0

恐るべしロジック美少女大石泉…!

が… ここで、年長アイドルたちが遂にその本領を発揮しようとしていた…


三船美優「お帰りなさいませ、ご主人様。 お席にご案内しますね?」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/d/2/d2416166.jpg

美優「…え? はい? “ご主人様”じゃなくって、“あなた”と呼んでみて欲しい、ですか…?」

美優「え・・・は、恥ずかしいですよ・・・/// 一回だけでいいから、ですか…?」

美優「仕方ありませんね… 本当に、一回だけですよ?」スゥー…

美優「…お帰りなさい、あ・な・た♪」ニコッ


 ブバアァッ!!


さくら「わわわ…!? あっちでは、三船さんの萌え度の凄まじさに鼻血を出しちゃってるお客さんが…?」

亜子「無理もないで。 あんな癒しの女神みたいな人に言い寄られたら、アタシも鼻血出るかもしれんわ」
359 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 22:05:37.32 ID:m/zsWLBC0

ところが、美優に代わって入り口の出迎えに入ったその少女のインパクトは… さらにその上をいっていた。


?「…お帰りなさいませ、ご主人様…」ニコッ…

客1「ぼふっ!!?」=3


亜子「ん? アレは・・・?」
360 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 22:10:35.05 ID:m/zsWLBC0

鷺沢文香「…あ、あれ、どうしました…? ご主人様、気分でも…?」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/2/d/2da87f00.jpg

客1「……」チーン…


そう、その時客を出迎えていたのは… 長いまつ毛、コバルトブルーの瞳、白く透き通った天女のような肌…!

あらゆる美少女アイドルの中でも際立った美しさをもつと言っても過言ではない・・・鷺沢文香・・・!


さくら「あ、あれは… 文香さんが、“お帰りなさいませ”をしただけで、お客さんが頓死してる…?」

亜子「常人の目には、アレだけの美しさはかえって毒なんやろな… まさに殺人的美…! あの人こそ、完成された美少女の究極の形…“美少女の最終形態”やで…!」

さくら「た、確かに文香さんってモノスゴク綺麗だよねぇ… 同じ人間だと思えないくらい… わ、わたし、鳥肌立ってきちゃった…!」ブルブル

亜子「あの人に比べたらアタシらなんかただのチンチクリンやで… まさに奇跡の女神…!」

亜子「千年に一人の美少女なんかメじゃない。 文香さんは四億年に一人の美少女や… 多分もう、人類滅亡するまであんなに綺麗な人は現れんやろなぁ…」


文香の尋常ならざる美貌を前にし、戦慄するさくら亜子・・・

が、その時…!


?「お帰りなさいませ〜、ご主人様♪」ピカァー…!


亜子「なっ!?」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 22:11:48.62 ID:/oaIUPrA0
三船さん、風俗スレスレwww
362 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 22:14:00.46 ID:m/zsWLBC0

鷹富士茄子「どうぞ、お席にご案内しますね♪ ・・・って、ご主人様?」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/d/7/d7d9814e.jpg


 アリガタヤ、アリガタヤ…!  メガミサマ…!  ドウカゴリヤクヲ…!


茄子「あらあら、私を拝まないで下さいよ〜w そんなことしても何も出ませんよ?」ウフフ


茄子のあまりの神々しさに、出迎えられた客のみならず、周囲の客全てが茄子を拝み始めてしまった…


さくら「あ、あれは… 鷹富士茄子さん…! あ、あの人も凄い存在感…!」

亜子「本物の幸運の女神様の登場や! アタシも拝みに行くでっ!」ダダダッ!

さくら「ちょっ、アコちゃん!?」
363 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 22:20:47.87 ID:m/zsWLBC0





亜子「ふぃ〜・・・w 茄子さんに頭なでてもらったで! うぇひひひ…ww こりゃ帰りに宝くじ買いに行くしかあらへんな!w」

さくら「幸運を配ることが出来るなんて、茄子さんは本当に神様みたいだよねぇ…」


そう… その時、茄子の神々しさすら感じる笑顔は、連鎖的にあらゆる人間に伝播し… 店内どころか、テレビカメラの向こう側… 日本中全体を笑顔にし、萌えさせていた…!


さくら「癒しの女神と、奇跡の女神と、幸運の女神さまの勝負…! い、一体、どうなっちゃうのぉ…?」チラッ…


究極の女神対決勃発・・・! 最強の女神の座は・・・?!


↓1 美優
↓2 文香(+20pのアドバンテージ)
↓3 茄子
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 22:26:35.06 ID:/oaIUPrA0
この3人だと、茄子さんだけは女神扱いも満更じゃなさそう
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 22:28:02.07 ID:LB+uRgxA0
ふみふみ
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 22:30:28.59 ID:9vHrUHDn0
幸運は相手を不幸に?
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 22:33:32.21 ID:/oaIUPrA0
なるほど、1ケタ連続は茄子フィールドだったのか

いずみんは結果的にその効果範囲外を見抜いたんだな…
368 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 22:43:34.92 ID:m/zsWLBC0
美優06 文香07+20=27 茄子59


さくら「あ…!」
亜子「お…?!」


“三船美優   6p”
“鷺沢文香  27p”
“鷹富士茄子 59p”


さくら「こ、これは… 女神対決を制したのは、鷹富士茄子さん! 59pで、イズミンに続いての暫定2位でぇす!」

亜子「ほえ… レベルが高過ぎてもうワケ分からんで…」


茄子「うふふ♪」ゴゴゴォ…
369 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 23:06:16.41 ID:B3n4WWCj0

さくら「さ、さあ… もう少しで開始30分…! 折り返し地点に入りますが…」

さくら「今のとこ、イズミンが99pで飛び抜けてる以外は、まだそんなに差はないですねぇ… 雪美ちゃんや美優さんも、まだまだ盛り返すチャンスはあると思いまぁす!」

亜子「ちょ、ちょっと待ちぃなさくら… まだ、7人しかチェックしとらんちゃうか?」

さくら「へ?」

亜子「全部で8人おるやろ。ほれ、トライアドプリムスの、あの人…」

さくら「あ…!」チラッ
 

慌てて電光掲示板を確認するさくら… そこには…!


“北条加蓮 0p”


さくら「えっ…? ほ、北条加蓮さんが・・・まだ、1ポイントも入ってない・・・?」


加蓮「……」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 23:14:24.88 ID:/oaIUPrA0
メイドスタイルで穏和に接客してたら
加蓮か伊吹か区別できない自信がある…
371 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 23:19:52.04 ID:B3n4WWCj0

加蓮(あっちゃー… マズイなこれ… そりゃ、アタシがこのメンバーで萌え度の勝負なんかして、上位に入れるとは思ってないけどさ…)http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/6/4/64b86aa6.jpg

加蓮(奈緒と凛もテレビで見てるだろうし… このまま無様に負けるわけにいかない… アタシは、これでもトラプリの代表としてここにいるんだから…!)

加蓮(とは言っても… アタシ接客の経験なんか無いし、愛想振りまくのも苦手だしさ…)

加蓮(っく…! やっぱりアタシなんかじゃこんなの…! 奈緒か凛が代わりに出てくれれば良かったのに……)ハア…


何も出来ず、ついため息をついてしまった加蓮…

しかし、その時、加蓮の脳裏に浮かんでくるある少女の姿があった…!


“菜々「加蓮さん… メイド喫茶のウェイトレスにとって、一番大切なことは何か、分かりますか…?」”


加蓮(? ナナさん…?)
372 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/04/08(日) 23:34:14.98 ID:qlTqmMuz0

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ーー

加蓮「一番大切なこと…? さあ…」

菜々「それはですね、“何を運ぶか”なんです」

加蓮「? 何って… そんなの食べ物や飲み物じゃないの?」

菜々「もちろんそうです! でも、それ以上に重要なモノがあるんです!」

加蓮「……」

菜々「普通のメイドでも普通のウェイトレスでもない、掃除洗濯はもちろん料理もほとんどしない…」

菜々「仕事場はカウンターから客席の間のわずか十数m… そんな“メイド喫茶のウェイトレス”が運ぶモノ…!」

菜々「それは『幸せ』なんです! メイド喫茶のウェイトレスは、『幸せを運ぶ』ことが仕事なんです!」

加蓮「…!」

菜々「そんなメイドの仕事は… みんなに幸せを配るアイドルの仕事と、似てると思いませんか…?」

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