10年後のラブライブ

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15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 23:12:57.75 ID:hYtX4YUaO
穂乃果「って感じだし」

絵里「今の子達って結構冷めているのよ。夢を見る事は恥ずかしい事だって」

穂乃果「夢を見るのは恥ずかしいかぁ。なんか寂しいなぁ」

絵里「夢を追いかけるのは素晴らしい事だけどそれを押し付けるのも私は違うと思うの」

穂乃果「うん。それが分からない程私ももう子供じゃないよ」

絵里「まあ、悩んでてもしょうがないわ。それに全員が全員そうだとは限らないのよ?」

穂乃果「え?どういう事?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 23:25:28.53 ID:hYtX4YUaO
穂乃果「えーーーー!!!絵里ち…絢瀬先生がアイドル研究部の顧問?」

絵里「プライベートだから絵里で良いわよ」

穂乃果「は〜、アイドル研究部まだあったんだねぇ」

絵里「正確にはアイドル同好会だけどね」

穂乃果「え?そうなの?」

絵里「部員が一人しかいないのよ」

穂乃果「え?そうなの?」

絵里「ええ。一年生の頃から細々とやってたみたいなんだけどね。私が元スクールアイドルだって話を職員室で聞いたみたいで」

穂乃果「なるほど。なんか、にこちゃんみたいだね」

絵里「そうね。でも、現実はもっと酷いわ。部室もなければ練習場所もなし」

穂乃果「え?屋上は?」

絵里「危ないからって立ち入り禁止になっているのよ」

穂乃果「そうなんだ。で?その子は何年生の子なの?」

絵里「ウチのクラスの子よ?支倉さんって子なんだけど」

穂乃果「あ〜、あの茶髪の子だよね?」

絵里「え?もう覚えたの?」

穂乃果「ウチのクラスの子は全員覚えたよ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 23:29:42.04 ID:hYtX4YUaO
絵里「そうなの。凄いわね」

穂乃果「そうかな?」

絵里「流石は穂乃果。そうでなくっちゃ。ねえ?穂乃果もアイドル同好会に顔を出してみない?」

穂乃果「私が?」

絵里「そうよ。それが良いわ」

穂乃果「でも、新任だし…放課後は他にやる事があるんじゃや ないの?大丈夫かな?」

絵里「大丈夫よ。何も放課後まるまる顔を出す訳ではないから」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/20(火) 23:35:07.24 ID:HLrRtpDGO
スクフェスモブが絡んでくるのは良いな
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 02:02:17.51 ID:75wzgDJiO
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 21:54:21.23 ID:G35wRkPh0
絵里「で?高坂先生は今日も遅刻したという訳?」

穂乃果「ち、遅刻はしてないですよ?」

絵里「あのねぇ、最低でも10分前に来るのは社会人として常識なのよ」

穂乃果「悪しき日本の風習だなぁ」

絵里「何か言いました?」

穂乃果「い、いえ」

絵里「全く。だいたい社会人にもなって朝起きれないってどう言うことなのよ。だから実家に居ればいいのに」

穂乃果「だって実家には雪穂達が居るし…」

同僚「あはは。絢瀬先生も朝から新人教育に精が出るね」

絵里「あっ、いえ…」

穂乃果「そんな事言うけど昨日遅くまで連れ回したのは絢瀬先生じゃん。散々愚痴聞かされるし」

絵里「くっ。と、とりあえず。あなたは一限目から授業でしょ?用意しなくていいの?」

穂乃果「え?あっ、そうか」

絵里「はあ。先が思いやられるわ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 22:04:20.73 ID:G35wRkPh0
キーンコーンカーンコーン

生徒「礼」

穂乃果「はい。お願いします。えっと…これから1年間、数学を担当する高坂穂乃果です。よろしくお願いします」

生徒「知ってるって〜」

生徒「だって先生このクラスの担任じゃん。昨日自己紹介したばっかりなのに」

穂乃果「あ、あはは…そうだったね」

生徒「高坂先生ってもしかして天然?」

穂乃果「いやぁ…どうだろ」


絵里「はあ…心配になってコッソリ見に来てみれば。この調子で大丈夫かしら?」


穂乃果「じゃあ、今日はこの1年間でどんな風に授業を進めていくかをですね」


絵里「それにしても、あの穂乃果が数学教師か。何がどうなるか分からないものね」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 22:17:40.63 ID:gLq/YxrsO
数学……大丈夫か?
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 22:28:18.53 ID:G35wRkPh0
生徒「あっ!絵里ちゃんがこっそり見に来てる」

穂乃果「え?。絢瀬先生が?」

絵里「やばっ!?」

生徒「あははー。絵里ちゃんって高坂先生の保護者みたい」

穂乃果「なっ。ちょっと絵里ちゃん。私ももう子供じゃないんだから」

絵里「だから絵里ちゃんはやめなさいって言ってるでしょ」

同僚教師「絢瀬先生…何やってるの?」

絵里「え?あっ…あはは」

生徒「あはははは」

穂乃果「は、ははっ…ん?」

支倉「ふふふっ」フリフリ

穂乃果(支倉さん…。何で笑顔で手を振りながらこっち見てるんだろ)

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「あっ!授業終わっちゃった。えっと…今日はここまで」


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 22:41:03.65 ID:G35wRkPh0
支倉「先生!」

穂乃果「え?な、何かな?」

支倉「先生ってもしかして絢瀬先生の後輩だったりする?」

穂乃果「う、うん。そうだけど?」

支倉「やっぱりだ!ねえ、先生。放課後音楽室に来てくれませんか?」

穂乃果「音楽室に?」

支倉「うん。待ってるからね」

穂乃果「あっ、ちょっと」

絵里「どうやら気づいたみたいね」

穂乃果「うわっ、絵里ちゃん。どこから」

絵里「絵里ちゃん禁止!」

穂乃果「気づいた?」

絵里「あなたがμ’sの高坂穂乃果って事によ」

穂乃果「なるほど。もう10年経つのにね」

絵里「そうね…」

穂乃果「って言うか絢瀬先生は暇なの?」

絵里「授業がないのよ…」

穂乃果「なるほど」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 22:54:32.76 ID:G35wRkPh0
〜放課後〜

支倉「待ってましたよ、高坂先生。遅いじゃないですか」

穂乃果「あ〜ごめん。放課後ってやる事が多くて」

支倉「じゃあ、本題に入りますけど高坂先生ってあの高坂穂乃果ですか? 」

穂乃果「あ〜…それは…」

支倉「違うんですか?」

穂乃果「えっと…」

絵里「別に隠す事ないじゃない」

穂乃果「絢瀬先生」

絵里「そうよ。高坂先生はμ’sの高坂穂乃果よ」

支倉「やっぱり」

穂乃果「ちょっと、絵里ちゃん」

絵里「いいじゃない。私もバレたんだから。時間の問題よ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 23:05:06.54 ID:G35wRkPh0
穂乃果「それで?支倉さんはもしかしてμ’sのファンだったとか?」

支倉「いえ。μ’sの事は知ってましたけどそこまで詳しくは…」

穂乃果「え?そうなの?」

絵里「まあ、私達が活動してた頃ってまだ小さかっただろうしね」

支倉「はい。でも、絢瀬先生が元スクールアイドルだって聞いて調べてμ’sについて詳しくなりました」

穂乃果「そうなんだ」

支倉「はい。中学生の頃にラブライブを見てそれからずっとスクールアイドルに憧れてました。高坂先生。お願いします。私にスクールアイドルを教えて下さい」

穂乃果「ええ?教えるって言っても。何を教えれば。だいたい、私達の頃は顧問なんていなかったし誰も教えてくれなかったもんね?」

絵里「私も最初はそう思ったけど…。これも何かの運命だって考え方も出来るわ。ね?少しくらい力を貸すのもいいんじゃない?」

穂乃果「まあ…それもそっか」

支倉「やった!」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 23:10:40.20 ID:G35wRkPh0
穂乃果「ん〜でも何から始めればいいんだろう?私達の時って何から始めたっけ?」

絵里「さあ?私は最初から参加してた訳じゃないから」

穂乃果「あっ、そっか。そう言えば支倉さんは作詞はできるの?」

支倉「少しくらいなら」

穂乃果「作曲は?」

支倉「出来ません。ピアノは少し弾けるけど」

穂乃果「衣装作りは?」

支倉「多少なら」

穂乃果「うん。私よりはマシだね。でも、作曲が出来ないとなるとなぁ」

絵里「そうね。それが問題よね。私達の時は運良くメンバーに音楽に精通してる子が居たから良かったけど」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/21(水) 23:20:34.53 ID:G35wRkPh0
支倉「それなら一応考えがはあるんです」

穂乃果「え?そうなんだ!なんだ〜しっかりしてるじゃん」

絵里「無計画で始めるのは高坂先生くらいのものよ」

支倉「新任の音楽の先生がなんと自分で作曲出来るらしいんですよ。だから、教えて貰おうかなって」

穂乃果「へ〜そうなんだ。音楽の先生って…えっと…桜内先生だったっけ?」

絵里「確か。まだ挨拶程度しか交わした事ないけど」

穂乃果「ふ〜ん。でも、物腰柔らかそうな人だったよね?うん。良いんじゃない?」

支倉「ですよね!よ〜し。そうと決まったらさっそく」

絵里「それもそうだけど。もしラブライブを目指すならどちらにせよあなた一人じゃ無理よ?同時にメンバーを勧誘もしなければダメ」

支倉「ですよね」

穂乃果「うん。むしろ、そっちの方が先だよ」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 23:30:24.70 ID:ltMh/4fN0
スクスタに選ばれなかったモブ救済ssかな?
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 00:55:25.68 ID:rFBwlHIiO
期待しかない
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 19:12:01.36 ID:pnLqISCsO
ワイワイガヤガヤ

教頭「であるので新任の先生方は」

穂乃果「教頭先生話し長いね。いつ乾杯始まるのかな?」

絵里「毎年そうなのよ。ほら?理事長も苦笑いでしょ」

穂乃果「って言うか教頭先生いたんだね。うちの学校も」

絵里「あなたねぇ…一応生徒会長もやってたんでしょ?なんで知らないのよ」

穂乃果「だって…」

教頭「なので気を引き締めていきましょう。乾杯」

乾杯ーーー

穂乃果「やっと始まったよ」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 19:30:48.19 ID:pnLqISCsO
ワイワイガヤガヤ

同僚「ねえ?高坂先生ってあのμ’sの高坂穂乃果なのよね?」

穂乃果「え?はい…そうですけど。知っていたんですか?」

同僚「勿論。世代だもんね」

同僚「うん。私達世代はμ’sとかA-RISEとか凄い応援したもん」

同僚「UTXでのライブとか見に行ったよ」

穂乃果「へ〜そうなんだ」

同僚「まさかスクールアイドルと同じ職場になるなんて思わなかったなぁ」

同僚「ねえ?三人も居るなんてね」

穂乃果(ん?三人?)

穂乃果「え?三人って?」

絵里「穂乃果〜飲んでる〜?」

穂乃果「絵里ちゃん…うわっ。酒くさ」

絵里「何よ〜。随分な言い草ね〜。チューするわよ」

穂乃果「うわぁ。絵里ちゃんがこんなに酒癖悪いとは…。そんなんだから男の人が逃げちゃうんだよ」

絵里「何?何か言った?」

穂乃果「何でもない。何でもないよ」

絵里「も〜、今日は最後まで付き合ってもらうからね?覚悟してなさい」

穂乃果「分かったよ。聞こえてるんじゃん。皆んなごめんね?」

同僚「あはは…大丈夫」

同僚「絢瀬先生。ちょっとイメージが変わったかも」

穂乃果「あはは…それは私もだよ」







33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 19:40:43.40 ID:pnLqISCsO
桜内「ふふっ」

穂乃果「あっ、ごめんなさい。うるさかったですよね?」

桜内「いえ。大丈夫ですよ。私、賑やかなの大好きですから」

穂乃果「あっ、そうなんですか。良かった」

桜内「絢瀬先生と仲が良いんですね」

穂乃果「高校の頃からの付き合い何ですよ。私達音ノ木坂出身で」

桜内「有名ですもんね。お二人とも」

穂乃果「あ〜まぁ。知ってました?昔の事ですけど…。もしかして、桜内先生も音ノ木坂?」

桜内「私は一年生の頃まで。進級する前に転校しちゃったんです」

穂乃果「へ〜そうなんだ。じゃあ、音ノ木坂に来るのは凄い久しぶりなんですね」

桜内「……そうですね」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 20:08:33.81 ID:0i5mL0PSO
>>5
穂乃果に注意したのに普通に生徒に呼ばれてて草
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 21:36:22.54 ID:9e1H2ekYO
慕われてるね
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 21:49:18.79 ID:pnLqISCsO
桜内「本当久しぶり…」

穂乃果「?」

桜内「あっ、いえ。それで、高坂先生はアイドル研究部の顧問を引き受けるんですよね?」

穂乃果「ん〜、まだ決定って訳ではないんですけどね。まだ、部じゃなくて同好会ですし。あっ!それで桜内先生にお願いしたい事があったんです」

桜内「私に?」

穂乃果「桜内先生作曲が出来るんですよね?」

桜内「ええ…まあ…それをどこで?」

穂乃果「そのアイドル同好会の部員の支倉さんって子に聞いて。ぜひ桜内先生に作曲の仕方を教えて欲しいって」

桜内「私にですか?」

穂乃果「はい。力になってあげたいんです。教師として。スクールアイドルの、この学園の先輩として」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 21:56:40.16 ID:pnLqISCsO
桜内「もしもし?うん、うん。私は元気にやってるよ?そっちは?ふふっ。そうなんだ。あの…今日ね、スクールアイドルの手伝いをしてくれないかって言われたの。え?誰にって?それを聞いたらきっと驚くと思うな…。うん、それじゃあ」

ガチャ

桜内「スクールアイドルかぁ。懐かしいなぁ…」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 22:03:10.68 ID:pnLqISCsO
翌日

穂乃果「と言う事で支倉さん。先ずは部員を集める事から始めます」

支倉「絢瀬先生は?」

穂乃果「絢瀬先生は忙しいので今日は来ません」

支倉「え〜」

穂乃果「あと、一応桜内先生にもお願いはしてみたけど」

支倉「え?本当ですか?教えてくれますって?」

穂乃果「それが…答えを聞くの忘れちゃったんだよね」

支倉「え?何それ?」

穂乃果「文句だったら絢瀬先生に言ってください」

支倉「え?どう言う事?」

穂乃果「いや…とにかく」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 22:06:57.39 ID:pnLqISCsO
コンコン

支倉「ん?は〜い」

ガチャ

穂乃果「あっ!」

梨子「私もお手伝いします」

支倉「え?本当ですか?」

梨子「うん。でも、やるからには厳しくいくわよ?」

支倉「え?」

穂乃果「あれ?桜内先生って思ったより熱血?」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 22:15:05.22 ID:pnLqISCsO
梨子「で?どう言う計画でいくつもりだったんですか?」

穂乃果「取り敢えず部員を増やして曲もジャンジャン作ってって感じだよね?」

支倉「はい」

梨子「なるほど。わかりました」

穂乃果「おおっ!理解が早い」

梨子「要するにノープランという訳ですね」

穂乃果「いや、だから」

梨子「いいですか?冷静に考えて下さい。がむしゃらに部員集めをしても2、3年生はもう殆どが部活に入っているんです」

支倉「はい」

梨子「と言う事は2、3年生からの新規開拓は難しいと言う事は分かりますよね?」

穂乃果「確かに…言われてみれば」

梨子「と言う事はどう言う事か分かりますよね?」

支倉「一年生を狙うって事ですか?」

梨子「そう言う事」

支倉「じゃあ、チラシを作って一年生を主にして勧誘すれば」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 22:21:21.06 ID:pnLqISCsO
穂乃果「そうと決まればチラシを作らなきゃ」

支倉「はい」

梨子「それもいいですけど!いくらスクールアイドルが人気だからってなんの実績もない実態も分からない同好会に一年生が入ろうと思いますか?」

支倉「思わない…かも…」

梨子「でしょう?ならやるべき事は一つ」

穂乃果「そっか!ライブ!」

梨子「そう言う事です。それも狙うのは部活動説明会」

穂乃果「その手があったか!そうか。目から鱗だよ。部活動説明会なら少なくとも一年生は絶対に目にする」

支倉「強制的にお客さんが入るって事ですね」

梨子「このチャンスを使わない手はないわ」

穂乃果「ですね。桜内先生賢い」

梨子「いえ。誰でも思いつきます」


42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 23:06:34.59 ID:F43PpCba0
あれ?かしこくてかわいいと噂の顧問がいたはずだが・・・
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 23:16:47.49 ID:pnLqISCsO
絵里「ふ〜ん。それで部活動説明会でライブをやると?」

穂乃果「うん。そう言う事」

絵里「って言っても説明会は来週よ?間に合うの?」

穂乃果「取り敢えず曲はμ’sの曲で行こうって事になったからさ歌とダンスの練習に集中出来ると思うんだよね」

絵里「それでも一週間じゃ」

希「穂乃果ちゃんもすっかり先生やなぁ。ウチもびっくりや」

穂乃果「私はもうすぐ結婚って方がびっくりだよ」

希「は?何それ?穂乃果ちゃんもう酔っ払ってるん?」

穂乃果「え?違うの?え?絵里ちゃん言ってたよね?こないだ?」

絵里「私が?」

穂乃果「うわっ。最悪。酔っ払って適当言ったでしょ?」

絵里「記憶にないんだけど…」

穂乃果「絵里ちゃん酔っ払うといつも言ってるよ?希が裏切ったーーーって」

希「だから、それはえりちの勘違いで」

絵里「どうだか」

希「もう。いつからそんなに捻くれてしもうたんか」

絵里「どうせ私は捻くれてるわよ」

穂乃果「明日学校あるからね?考えて飲んでよ?」

絵里「」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 23:32:13.66 ID:pnLqISCsO
絵里「分かってるわよ」

希「まあ、えりちの事は放っておいて。そうかぁ、その穂乃果ちゃんのクラスの子は」

絵里「担任は私よ?」

希「穂乃果ちゃんのクラスの子は一年の頃から一人でやってたんや?」

穂乃果「うん。みたいだね」

希「なんかその話聞くと重なるなぁ」

穂乃果「だね…」

希「えりちももっと早くに力を貸してあげれば良かったやん」

絵里「仕方ないでしょ。私だって色々あるのよ」

希「なんや色々って。えりちもつまらん大人になってしまったなぁ」

絵里「やめて。その言葉心に凄い突き刺さる」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 23:40:01.18 ID:pnLqISCsO
希「しかし、音楽の先生を仲間に出来たのはラッキーやったなぁ」

穂乃果「そうなの。しかも凄く頼りになるしさ。歳下なのに。なんか物腰柔らかそうなイメージだったんだけどもしかしたら海未ちゃんタイプかも」

希「あはは。穂乃果ちゃんってつくづくそのタイプと相性いいんやな」

穂乃果「そうかな?」

希「そうやって。な?えりち?」

絵里「ZZZ」

希「うわっ、寝とる」

穂乃果「絵里ちゃんってロシアの血が流れてるのにお酒弱いよね。やっぱり関係ないのかな」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 23:51:44.68 ID:pnLqISCsO
梨子「という事で練習場所の確保をしなきゃいけません」

穂乃果「で、高校の時の絢瀬先生ってまあ最初はおっかなくて


支倉「え〜、意外ですね」

穂乃果「でしょ?今からじゃ信じられないよね」

梨子「あの…」

支倉「でも、絢瀬先生って今でもたまにクールを気取ってる時ありますよね」

穂乃果「あるある。あれやめた方がいいよね?」

梨子「真剣にやる気あるんですかっ!!!!」

穂乃果「え?あっ…」

支倉「あります。あります」

梨子「説明会まで時間がないんです。練習場所を早く確保しないといけないでしょう?」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 23:56:34.65 ID:txY/V2610
酒弱いえりちとか貞操が心配になるわけだ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 00:37:19.56 ID:b6/CPVIEO
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 01:01:35.69 ID:Azq01LBtO
>>43
レズ拗らせてる?
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/23(金) 07:44:37.36 ID:sonsaj/eO
支倉「桜内先生って怒ると怖いですね」

穂乃果「だね。絶対に怒らせないようにしなきゃ」

支倉「そう言えばμ’sの時はどんな感じでやってたんですか?」

穂乃果「練習?」

支倉「もそうですし全体的に活動を」

穂乃果「私達の頃は屋上が使えたからそこを練習場にしてたよ。後は三人の時は裏にはとかかな。校庭とか体育館は他の部の邪魔になっちゃうしね」

支倉「へ〜え?三人?」

梨子「μ’sも最初は三人だったんですか?」

穂乃果「はい。最初は幼馴染の園田海未ちゃんと南ことりちゃん。実は理事長の娘なんだけどその三人でやってたんです」

支倉「ええ?理事長の娘さんもμ’sのメンバーだったんですか?なんですかそれ?μ’sのバーゲンセールですね」

梨子「それもびっくりだけど…理事長って歳いくつ?とても高坂先生と同じ歳の娘がいる様には見えない」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 11:19:47.25 ID:0xLKXtbSO
南だから
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 14:10:13.83 ID:qJYqcrfRo
まじすか理事長
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 22:03:55.62 ID:w24FR841O
誰がメンバーになるのかなぁ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 09:27:08.13 ID:HNnspzTSO
>>49
お前この会話が男同士だったらホモ疑うのかよ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 02:09:53.05 ID:buiSXS8l0
穂乃果「取り敢えずさ裏庭でいいんじゃないの?一人なんだし」

梨子「そうね。それが一番いいかも」

支倉「やっぱりそうなりますよね。でも、裏庭って…」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 02:15:33.70 ID:buiSXS8l0
〜裏庭〜

不良生徒「……」

支倉「いつもあの人が居るんですよね」

梨子「な、なるほど」

穂乃果「あの子は?」

梨子「あれは二年生のリボンですよね?」

支倉「二年生の志賀仁美さんですね」

穂乃果「知ってるの?」

支倉「有名ですからね。音ノ木坂唯一のヤンキーって事で。誰かと喋ってる所は見た事ないですけど」

梨子「こんな人気の無い所で何をしてるのかしら。まさか…」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 02:26:10.93 ID:buiSXS8l0
穂乃果「あの〜」

志賀「あん?」

梨子「高坂先生?」

支倉「わっ、わっ」

穂乃果「二年生の志賀さんだよね?」

志賀「だったら何?センコーがなんの用だよ?」

支倉「センコーですって?死語ですよね?」

梨子「そ、そうね。あまり良くない言葉ね」

穂乃果「ここで何してるのかな?」

志賀「なんだっていいだろ。何?ここに居たらいけないの?悪さなんて何もしてないけど」

穂乃果「うん。それは分かってるよ。そうじゃなくてね?実はこの裏庭でスクールアイドルの練習をしたいんだ。だから、お邪魔していいかな?」

志賀「スクールアイドル?何それ?」

穂乃果「うん。実はここにいる支倉さんはアイドル同好会でスクールアイドルをやってるんだ」

支倉「こ、高坂先生。ここはやめましょうよ。他の場所で…」

穂乃果「え?なんで?」

支倉「だって…」

志賀「別にいいんじょない?私のものじゃないし」

支倉「え?」

穂乃果「本当?ありがとう」

志賀「別に…」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 02:36:08.51 ID:yL8PE5OCO
番長きたか!
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 07:14:32.61 ID:e0fOuqfzO
はよよ、
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 09:34:28.15 ID:buiSXS8l0
支倉「あれ?思ったより…」

ガサガサ

子猫「にゃ〜」

穂乃果「あっ、猫ちゃん」

猫「にゃ〜 」スリスリ

志賀「あっ…」

支倉「猫ちゃんが志賀さんに…」

梨子「もしかして懐いてる?」

志賀「…」

穂乃果「ここにいつもいるのって?」

志賀「うるさい。関係ないだろ」ダッ

バサッ

穂乃果「行っちゃった…」

猫「にゃ〜」

梨子「あら?何か落として行ったわ」

穂乃果「これって…パンの耳?あっ!猫ちゃんの餌か」

支倉「私、志賀さんの事ちょっと誤解していたかもしれないです」

梨子「そうね」

穂乃果「所で」

梨子「はい?」

穂乃果「あの制服は校則違反ですよね?」

梨子「そうですね。それだけは注意しないと」

支倉「どこで買うんですかね?桜内先生」

梨子「なんで私に聞くの?」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 09:39:38.35 ID:Rxe29xLSO
制服改造してそうな顔してるのか
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 10:45:23.36 ID:buiSXS8l0
穂乃果「さあ、それじゃあ練習を開始します」

支倉「はい」

穂乃果「…」

支倉「…」

穂乃果「何から始めようか?」

支倉「ですね」

梨子「もう慣れて来ましたけど。随分と行き当たりばったりですね」

支倉「いや〜あはは。ですね」

梨子「やる事は沢山あるんですよ。何を歌って踊るのかもそうですし」

穂乃果「いや〜でも、歌はともかく先ずは基本からやらないと」

梨子「残り一週間何ですよ?基本は大事ですけどそれだけで終わっちゃいます」

絵里「桜内先生の言う通りね」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「ある程度基本のステップを練習したらすぐに曲の練習に移るべきね。本格的にダンスの練習するのはその後よ」

穂乃果「ん〜、そうか」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 14:00:37.70 ID:Kk3kmHaVO
急にかしこさアピールしてきたな
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 15:32:25.57 ID:qQIRo1meO
支倉「いやぁ…疲れた。絢瀬先生って結構スパルタですね」

穂乃果「でしょ?でも、絵里ちゃんなんてマシな方なんだよ?」

絵里「呼び方」

穂乃果「分かってますってば。メンバーの中にかなり体育会系がいてさ。普段は全然そんな感じじゃないんだよ?なのに急にスイッチが入ってランニング15kmやろうとか続けて遠泳をやろうと言いだすんだから」

支倉「ええ?それってもうトライアスロンじゃないですか」

絵里「確かにあれはきついわよね」

梨子「そうですね。あの後何もする気にならなかたっし」

絵里「え?」

梨子「え?」

穂乃果「え?」

支倉「ん?」

穂乃果「いや、とにかく。練習をした後はキッチリ休む。もう暗いしダラダラ喋ってないで解散」

支倉「先生も喋ってたましたけどね」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 18:34:45.49 ID:qQIRo1meO
支倉「それじゃあ、先生。また明日です」

穂乃果「は〜い。また明日」

絵里「さてと、それじゃあ私達も演出を考えなきゃね」

穂乃果「演出?あっ、そっか。μ’sの時はヒデコ達が手伝ってくれてたけど」

絵里「そうよ。今度は私達がサポートに回る番なんだから」

梨子「そうですね。音響から照明まで、私達が何とかしないと」

穂乃果「よーし、可愛い後輩の為にも気を引き締めていかなくちゃ」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 20:21:00.99 ID:/xPQKOQIO
>>64
ダイヤさんあの練習メニュー表どっから手に入れたんやろな……
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 22:14:01.61 ID:qQIRo1meO
支倉「ふぅ。それにしても絢瀬先生の練習厳しかったぁ。なんか疲れたけどこの調子なら来週までになんとかなりそうな気がして来たな」

ザッ

志賀「よぉ」

支倉「え?あっ、し、志賀さん」

志賀「ちょっとあんたに話があるんだ」

支倉「え?な、何かな?」

志賀「あんた…スクールアイドルなのか?」

支倉「そ、そうだけど?」

志賀「そっか。あの…その…」

支倉「うん?」

志賀「いや、やっぱり…」

支倉「あっ、もしかして…スクールアイドルに興味あるの?」

志賀「あっ…いっ…その…」

支倉「ちょっと、待って。その時代遅れらの学帽取って?」

バサッ

志賀「ちょっと」

支倉「やっぱり。凄い美人。これ。私の制服着てみてよ」

志賀「おいっ」

支倉「わ〜、やっぱり。何さ。超正統派美人じゃん」

志賀「そ、そ、そんな事」

支倉「これは…イケる」


68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 22:28:49.38 ID:qQIRo1meO
穂乃果「えーーーーー!?」

梨子「あ、あなた…志賀さんなの?」

志賀「くっ…」

支倉「そうですよ。他に誰に見えるんですか?」

梨子「いや…余りの変わりように…」

絵里「服装は人を作るって言うのは本当なのね」

支倉「しかも、なんと志賀さんはスクールアイドルに興味津々なのです」

穂乃果「え?そうなの?」

志賀「まあ…子供の頃からアイドルが好きで…でも、私はこんなんだし…」

穂乃果「いやいや、普通の服装してれば超正統派アイドルって感じだよ?」

梨子「ねえ?髪も長くて綺麗だし」

志賀「で、でも…喋り方とかも乱暴だしさ」

支倉「いや、むしろそれもキャラが立ってて良いんじゃないかな?ねえ?」

穂乃果「うん。ギャップ萌えとか狙えるよね?」

絵里「そうね。女性人気も狙えそうね」

穂乃果「ね?壁ドンとかいけそうだよね」

梨子「うん。激しく同意出来るわ」

穂乃果「え?」

梨子「え?」

支倉「ですって?皆んなこう言ってるけど…どうする?」

志賀「その…でも…」

絵里「やってみたら良いんじゃないの?」

支倉「志賀さん。いや、仁美ちゃん。一緒にスクールアイドルやろう?」

志賀「…おう」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 22:45:34.40 ID:qQIRo1meO
ザッ

志賀「ふぅ…」

穂乃果「おおっ。凄い。志賀さん踊り完璧じゃん」

梨子「元々運動神経も抜群なのね」

支倉「先輩の私の立場がなくないですか?」

志賀「μ’sの曲は死ぬ程見たし練習もしたから」

穂乃果「そうなんだ。なんだか照れるなぁ」

志賀「勿論。Aqoursの曲も踊れる」

穂乃果「Aqours?Aqoursって?新しいスクールアイドル?ここ数年教員試験の勉強で忙しかったから。絢瀬先生知ってますか?」

絵里「いや、私も最近のは…亜里沙達の世代で止まってるわ」

支倉「Aqours…。Aqoursって5、6年前にラブライブで優勝したグループの名前じゃないですか?私がスクールアイドルに憧れる前なんで詳しくないですけど」

志賀「皆んな、何言ってるんだ?Aqoursのメンバーが目の前にいるじゃねえか」

絵里「え?目の前?」

穂乃果「いや、私は違うよ?」

絵里「それは分かってるわよ」

穂乃果「え?じゃあ…」

梨子「…」

支倉「桜内先生?」

穂乃果「え?嘘?」

梨子「別に黙ってた訳ではないんですけど…」

志賀「皆んな、知らなかったのか…」

穂乃果「あ〜、本当だ。桜内梨子で検索したらAqoursで出てきた」

絵里「え?待って?頭が追いついていかない。何?桜内先生もラブライブ優勝経験者って事?」

支倉「と言う事は…ラブライブ優勝経験者が三人も居るって事ですか?最強の布陣じゃないですか」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 22:52:28.22 ID:qQIRo1meO
絵里「って事は…Aqoursの曲も?」

梨子「はい。作曲は私がやってました」

支倉「ちょっと、びっくりですね。もしかして、他の先生もラブライブ優勝経験者が居たりしませんよね?」

梨子「いや…多分この三人だけだと思うけど」

志賀「それでも、十分凄い事だけど」

支倉「確かに」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 23:07:40.32 ID:qQIRo1meO
希「へ〜、それでいよいよ明日なんや?どうなん?調子は」

穂乃果「形にはなったと思うけど。なんか自分の時より緊張しちゃうよ」

希「ふ〜ん。そんなもんなんかな。でも、びっくりやなぁ。あの、Aqoursのメンバーが音ノ木坂で教師をしてたなんて」

穂乃果「え?希ちゃんはAqoursの事知ってたの?」

希「一応ラブライブは毎年チェックしとるからなぁ」

梨子「すいません。なんか…私までμ’sの飲み会に参加させて頂いて」

希「ああ、ええんよ。むしろ飲み仲間が増えて嬉しいわ。μ’sの飲み会なんて言ってもいつもえりちと穂乃果ちゃんとウチの三人しか集まらんから。他は皆んな忙しいみたいでなぁ」

梨子「そうなんですか」

希「で、えりちは直ぐに酔いつぶれるやろ?実質穂乃果ちゃんと2人やしな」

梨子「あはは…意外ですよね」

絵里「何よぉぉぉ。希のバカァァ。裏切り者ォォォ」

梨子「な、何があったんですか?」

希「気にせんでええよ。いつもの事だから」

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 23:23:09.58 ID:Kk3kmHaVO
酔っぱらいえりちめんどくさ可愛い
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 23:35:10.98 ID:buiSXS8l0
ツバサ「あっ、やっぱりここに居た」

穂乃果「あっ、ツバサさん」

希「おっ、珍しい」

梨子「え?嘘?」

ツバサ「あら?あなた…どこかで…確か…」

穂乃果「Aqoursの桜内梨子さんですよ」

ツバサ「あっ、そうだわ。数年前のラブライブで優勝した!あの時見てたわ。ラブライブも私達の頃と比べて随分と規模が大きくなったわよね」

梨子「あの…え?A-RISEの。芸能人じゃないですか。どうして…」

希「あ〜、そっか。梨子ちゃんからするとスクールアイドルのA-RISEってよりも芸能人のA-RISEの方がピンと来るんやな」

梨子「あっ、そう言えばダイヤさんが昔そんな事を言ってた様な」

穂乃果「大丈夫なんですか?」

ツバサ「何が?」

穂乃果「マスコミとか」

ツバサ「いいのよ。せっかく穂乃果さんに教えて貰ったのに滅多にこれないし。私、ここのおでん大好きなのよ?」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 23:41:59.45 ID:buiSXS8l0
穂乃果「それで…今日は何かあったんですか?」

ツバサ「ああ…ちょっと報告が。こないだ歌番組でアーティストのNIKOと一緒になったんだけど」

希「それって」

穂乃果「どう考えてもにこちゃんだよね?」

ツバサ「ええ。やっぱり矢澤にこさんだったわ」

希「そっか。にこっち。元気にやってるんやな。まあ、どっからどう見てもサングラス取ったらにこっちやったけどな」

穂乃果「急に連絡取れなくなっちゃったから心配してたんだよ。安心したよ」

ツバサ「そうね…。うん。元気か…」

穂乃果「え?何ですか?」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 23:50:37.65 ID:buiSXS8l0
ツバサ「矢澤にこさんがあなた達と連絡を絶ってる理由は何となく知ってるでしょ?」

穂乃果「はい。人気No.1になるまで私達とは会わないって宣言してましたから」

希「だからウチ等も敢えて連絡を取ろうとは思わんかったけど」

ツバサ「そう。6月にライブがあるみたいなんだけど」

穂乃果「6月?」

ツバサ「多分…最後のライブになるだろうから」

希「は?最後のライブ?何?引退でもするん?」

梨子「そう言えば…アイドルのNIKOって。こないだネットのニュースに…」

ツバサ「ええ。もう、思う様に歌えないんですって」

穂乃果「え?」

ツバサ「喉が…限界なんですって。きっと、矢澤さんはあなた達にそんか姿見られたくないと思うけど…だけど…」

穂乃果「嘘…」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 00:06:56.20 ID:sfEucd2BO
急に重い話に…
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 01:56:20.43 ID:05wXN9nUO
やめてくれ...やめてくれ...
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 07:42:13.02 ID:3Ty8P/jBO
〜部活動説明会当日〜

支倉「さ〜本番です。ドキドキしますね」

志賀「大丈夫。練習通りやれば」

支倉「なるほど。確かに」

梨子「二人とも頑張ってね」

絵里「私達も全力でサポートするから」

穂乃果「…」

支倉「先生?」

穂乃果「え?ああ…うん。頑張って!あなた達なら大丈夫」

はいっ!

絵里「穂乃果」

穂乃果「高坂先生でしょ…」

絵里「穂乃果…。頼むわよ」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 07:56:10.57 ID:ofXOFMZSO
天然尋問ほのかわいい
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 17:30:27.34 ID:DKcHjOW5O
穂乃果「絢瀬先生。そんなことより髪切ろうよ!」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:08:32.75 ID:DKcHjOW5O
支倉「さ〜本番です。ドキドキしますね」

志賀「大丈夫。練習通りやれば」

支倉「なるほど。確かに」

梨子「二人とも頑張ってね」

絵里「私達も全力でサポートするから」

穂乃果「…」

支倉「先生?」

穂乃果「え?ああ…うん。頑張って!あなた達なら大丈夫」

はいっ!

絵里「穂乃果」

穂乃果「高坂先生でしょ…」

絵里「穂乃果…。頼むわよ」

穂乃果は絵里の肩にタオルを掛け、腰まである髪をさわりながら、語りかける。

絵里「えっ・・・・いきなり・・・・」

穂乃果「そんなこと言わずにイメチェンしちゃおうよ!」

絵里「高坂先生が言うのなら・・・・」

穂乃果は、絵里の髪をはさみで肩のラインでカット

髪が30センチほどバッサリ落ちる。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:10:52.82 ID:DKcHjOW5O
>>81
訂正

穂乃果は絵里の肩にタオルを掛け、腰まである髪をさわりながら、語りかける。

絵里「えっ・・・・いきなり・・・・」

穂乃果「そんなこと言わずにイメチェンしちゃおうよ!」

絵里「高坂先生が言うのなら・・・・」

穂乃果は、絵里の髪をはさみで肩のラインでカット

髪が30センチほどバッサリ落ちる。
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:42:46.76 ID:1ToJxyb40
教員「次はバレー部お願いします」

支倉「次だね」

志賀「ああ…」

支倉「心の準備は?」

志賀「大丈夫。肝は座ってる方だから」

支倉「良かった。私もドキドキが心地いいくらいだよ」

教員「バレー部ありがとうございました。続けてアイドル同好会」

絵里「さあ、二人とも。出番よ」

梨子「大丈夫。二人なら出来るわ」

穂乃果「うん。二人とも…ファイトだよ!」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:45:29.62 ID:1ToJxyb40
支倉「…」

志賀「…」

梨子「良く…やったわよ。たったの一週間であそこまで」

支倉「で、ですよね?まあ、一週間であそこまで出来れば。ね?」

志賀「う、うん」

支倉「でも…もうちょっと、興味持ってもらえると思ったんだけどなぁ」

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:49:57.22 ID:1ToJxyb40
教員「それでは、アイドル同好会お願いします」

支倉「皆さん。こんにちは。私たちは」

ワイワイ ガヤガヤ

支倉「あっ、私たちはアイドル同好会です」

生徒「でさ〜」

生徒「え?マジで?」

生徒「それってヤバくない?」

支倉「あの…」

支倉(誰も話を聞いてない)

志賀「支倉先輩!」

支倉「え?あっ、えっと…今日は私達がどんな活動をしているか紹介したいと思います」

ワイワイ ガヤガヤ

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:56:04.46 ID:1ToJxyb40
支倉「いや〜失敗しちゃったなぁ。まさかあそこで転んじゃうなんて。でも、誰も見てなかったし」

志賀「先輩…」

支倉「うん。そうだね。無様な所を見られてなくて良かった」

梨子「そんな…無様だなん…」

絵里「そうね。無様だったかもね。無様でみっともなかったかもしれない。だってたった一週間ぽっちしか練習してないんですもの」

梨子「絢瀬先生。それは」

絵里「でも、私はそんなあなた達をかっこいいと思ったわ。やっぱり、一生懸命な人はかっこいい。私はそう思うわ」

支倉「先生…」

絵里「きっとそれを見てくれてる人は必ずいるわ」

トントン



87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 19:09:27.73 ID:DKcHjOW5O
支倉「それにしても、だいぶ髪切ったのですね・・・」

絵里「そうですね、だいぶ変わりましたね。」

支倉「ほんとはショートにしたかつたのでしょ?」

絵里「うん、どうしようかな」

支倉「せっかくだから、ショートにしてみようよ。」

支倉「顎のラインでそろえるくらいが似合うかも」

支倉はハサミを持ち出し、絵里の髪を顎のラインでそろえる。

支倉「このくらいでどうでしょうか」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 19:11:09.10 ID:1ToJxyb40
一年生「失礼します」

穂乃果「入部したいんだって」

支倉「え?嘘?」

志賀「だって…」

一年生「あの…先輩達のライブかっこ良かったです」

穂乃果「私達の時も最初は上手く行かなかったけど、それでも見てくれてる人は必ずいるんだよ。ですよね?」

絵里「ええ。そうね」

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 19:17:58.66 ID:DKcHjOW5O
すると穂乃果は、サイドテールを解いた後、まっすぐに一つ結びにした。

穂乃果「ねぇ、みんな。」

ハサミをもって一つ結びにした髪の結び目から断髪。

穂乃果「ほら、これが穂乃果の髪だ」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 19:20:07.63 ID:DKcHjOW5O
穂乃果「ほら、みんなも髪切ろうよ!」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 19:22:36.94 ID:Qc5P1gOJO
完敗からのスタート…にはならなかったか
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 19:35:22.40 ID:DKcHjOW5O
一年生「先輩達、髪なんか切ってどうしたのですか?」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 19:44:58.96 ID:ofXOFMZSO
>>91
なりすましだぞ
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 19:46:12.85 ID:ofXOFMZSO
【ラブライブ】絵里のノーシャンプーチャレンジ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522060400/

こいつと同じだ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 20:04:24.50 ID:1ToJxyb40
5月

支倉「いや〜、良かった。念願の部室。うれしいなぁ」

志賀「毎日同じ事言ってるよな。先輩って変な奴だよな」

支倉「だって嬉しいんだもん。念願の部室に新部員!ね?白木ちゃん?」

白木「はい!」

支倉「それにしても先生遅くない?」

白木「今日は三年生の進路相談だって言ってましたよ」

支倉「へ〜」

志賀「へ〜って…先輩行かなくて良いのか?」

支倉「え?あっ、忘れてた」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 20:06:41.46 ID:tT68zxQLO
(白木ってどんな子だっけ…)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 20:09:59.70 ID:1ToJxyb40
絵里「それで…これは?」

生徒「将来の夢はお嫁さんです」

絵里「ふざけてるの?」

生徒「まさか。本気ですよ」

絵里「はあ。明日までにちゃんと書いてくる事」

穂乃果「……」

生徒「はーい。失礼しました」

絵里「全く。頭痛くなっちゃうわよ」

穂乃果「あはは…」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 20:12:34.23 ID:GAyxlIjzo
髪切ったエリーの参考画像はよ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 20:17:12.67 ID:1ToJxyb40
トントン

絵里「どうぞ」

鬼崎「失礼します」

絵里「さっ、座って」

鬼崎「はい」

絵里「進路希望は書いてきた?」

鬼崎「…」

絵里「ほら?進路希望表だして?」

鬼崎「それが…」

絵里「もしかして書けてないの?」

鬼崎「…」

絵里「だって、あなた大学に行くって言ってなかった?」

鬼崎「…」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 20:48:13.76 ID:1ToJxyb40
絵里「どうしたの?ちゃんと答えて」

鬼崎「大学には…行かない」

絵里「え?じゃあ、働くの?」

鬼崎「…」

絵里「二年生の時の三者面談では○○大学に行くって…」

鬼崎「…」

穂乃果「何かやりたい事があるの?」

鬼崎「…」

絵里「答えたくないの?」

鬼崎「すいません。実は○○大学に受かる自信がなくて。迷ってたら…でも大丈夫です。○○大学に挑戦します」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 20:58:18.49 ID:1ToJxyb40
絵里「そう」

鬼崎「すいません。そういう事なんで。失礼します」

ガララ

絵里「どう思った?」

穂乃果「何か隠してますね」

絵里「そうね」

トントン

支倉「失礼します」

絵里「どうぞ」

支倉「すいません。用紙を忘れてしまいました」

絵里「なるほど。一年多く高校生やる?」

支倉「大丈夫でーす」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 21:01:15.62 ID:1ToJxyb40
穂乃果「それじゃあ、お先に失礼します」

絵里「高坂先生。先に行って待ってて」

穂乃果「え?また、今日も行くの?」

絵里「良いでしょ?どうせ帰ったって暇なんでしょ?」

穂乃果「デートかもしれないじゃん」

絵里「ふっ」

穂乃果「今鼻で笑った」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 21:03:36.87 ID:DKcHjOW5O
>>98
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62189992
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 21:06:14.76 ID:1ToJxyb40
穂乃果「で酷いんですよ。絢瀬先生ったら。お店に着いたら絢瀬先生のキープしてるお酒全部飲んじゃいましょうよ」

梨子「全部飲む前に倒れちゃいますよ」

穂乃果「あれ?」

梨子「どうしたんですか?」

穂乃果「あの子…うちのクラスの…」

鬼崎「……」

穂乃果「鬼崎さん?」

鬼崎「あっ、先生」

梨子「鬼崎さんのお家ってこっちの方だったの?」

鬼崎「いや…そう言う訳では…」

穂乃果「え?じゃあ、こんな所で何をしてたの?」

鬼崎「な、何でも」

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 21:19:10.88 ID:1ToJxyb40
梨子「ここってバイクショップじゃないもしかして、鬼崎さん…バイクが好きなの?」

鬼崎「うん。あそこに飾ってあるバイクがずっと欲しくって」

穂乃果「へ〜そうなんだ。鬼崎さんバイクに乗るんだ。あれ?でも、音ノ木坂ってバイクの免許は取って良いんだっけ?」

梨子「申請さえしてあれば免許の取得自体は問題ないはずですけど。何ぶん女子校ですから」

穂乃果「なるほど。それで?鬼崎さんの欲しいって言うバイクはなんてバイクなの?」

鬼崎「あれはRZってバイクなんですけど。250ccだけどナナハンキラーって言われるくらい早くて…」

穂乃果「あ〜…」

鬼崎「あっ、すいません。つい夢中になってしまって」

穂乃果「ふふっ。鬼崎さんバイクが大好きなんだね」

鬼崎「はい。子供の頃からずっと好きで…大人になったら……いや…何でもないです」

穂乃果「え?鬼崎さん」

鬼崎「それじゃあ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 21:38:43.41 ID:uQpck9JQO
なんだこいつ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 21:40:24.99 ID:AGWV5ODaO
絢瀬先生もバイク好きそう
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 21:42:17.28 ID:1ToJxyb40
絵里「それね」

穂乃果「え?何が?」

絵里「鬼崎さんの進路希望が白紙の理由よ」

梨子「バイク関係の仕事に就きたいとか?」

絵里「そうね」

穂乃果「でも…だったら最初から」

絵里「穂乃果も知ってるでしょ?夢を追う事が出来る環境って凄く恵まれている事なの。この職に就くとそれが嫌でも分かるわわ」

穂乃果「うん」

絵里「二人とも忘れないで?理由は色々あるだろうけど自分の夢を追う事が出来ない人もいるって事を」

穂乃果「でも、それって」

絵里「だから!私達教師が居るのよ。ね?」

梨子「そうですね。私達が全力でサポートしないと」

穂乃果「ですね」

絵里「さて、仕事の話はここまでにして飲みましょうか」

穂乃果「程々にね」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 22:34:23.67 ID:1ToJxyb40
コンコン

鬼崎「失礼します」

穂乃果「あっ、きたきた」

鬼崎「何ですか?」

穂乃果「進路希望の件だけど」

鬼崎「あれだったら○○大学に行くって昨日」

穂乃果「本当は違うんじゃないの?」

鬼崎「え?」

穂乃果「本当はバイクの専門学校に行きたいんでしょ?」

鬼崎「そんな事一言も。だって…あんなのただの趣味だし」

穂乃果「鬼崎さん」

鬼崎「…無理だよ。うちの親…私に凄い期待してるんだ。元々バイクは父親の趣味だったんだけど」

穂乃果「そうなんだ」

鬼崎「うん。子供の頃はよく後ろに乗せてもらったなぁ」

穂乃果「うん」

鬼崎「最初は小学生の時に受けた全国一斉の学力テストで凄いいい点取っちゃって。そしたら親が変に期待しちゃってさ。ただのまぐれだったのにね」

穂乃果「だから、○○大学に行くって言ったの?」

鬼崎「うん」

穂乃果「それ…親御さんには言ったの?」

鬼崎「言う訳ないよ。言える訳…だって…」

穂乃果「言ってみなよ」

鬼崎「でも…」

穂乃果「言ってダメなら諦めればいいじゃん」

鬼崎「そう言う事じゃないんだよ。親がガッカリする顔を見たくないから。自分の夢さえ叶えばそれで良いなんて考え方私には出来ないんだよ」

穂乃果「うっ」

鬼崎「そう言う事だから…先生。私は○○大学に行くよ」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 22:38:27.36 ID:DKcHjOW5O
鬼崎「あの・・・・・、先生、髪切って可愛くなりましたね」

穂乃果「>> 111」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 22:50:51.70 ID:1ToJxyb40
絵里「で?言い返せないまま職員室に帰ってきたと」

穂乃果「あ〜、私単純に考えてた…最悪だ。教師失格だよ」

梨子「親の期待を裏切ってまで自分の夢を叶えたくないか」

穂乃果「でも…やっぱり、いくら考えてもおかしいと思う。だって、誰の人生でもない。自分の人生なんだよ」

絵里「高坂先生の言ってる事は最もだって私も思うわ。でも、誰しもがそうやって割り切れる訳じゃないのよね」

穂乃果「あ〜どうすれば…」

ベテラン教師「若い先生がそうやって生徒の為に悩んでいる姿を見るとまだまだ日本も捨てたもんじゃないと思えますね」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 23:48:32.45 ID:w3A2ttJVO
金八先生的な学園もの感すき
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/27(火) 03:25:12.44 ID:6UqfFM6b0
つまんね
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/27(火) 06:28:26.04 ID:1oVN+GqPO
ベテラン教師「それにしても、2人とも髪切りましたね 」

穂乃果「私は自分で切りましたから」

絵里「>>115
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