【艦これ】摩耶「提督は私と目を合わせてくれない」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/10(火) 18:17:51.35 ID:AWoyrWfE0
のんびりと気ままに更新していくつもり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523351870
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 18:55:21.36 ID:teyq1zP10
スレ立てから30分以上経ってるけどレス乞食かな?
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/10(火) 21:00:51.26 ID:AWoyrWfE0
鎮守府 会議室

提督「島の西側から敵の補給船を奇襲する。駆逐隊、よろしく頼む」

電「もし補給船ではなく敵の本隊だった場合はどうすればよいのです?」

提督「狙いはあくまで補給船だ。本隊だった場合は攻撃するな」

長門「私達は何をすればいい?」

提督「長門達には敵の本隊を殺ってもらう」

提督「敵本隊は・・・、おそらくこの辺だ」

長門「そこで叩くのか?だったら・・・」

提督「いや、長門達はいわゆる『追い込み役』だ」

提督「長門達第一部隊にはあえて重巡、戦艦が前に来るように展開してもらう。敵はおそらくこちらの戦力を過大評価するはずだ」

金剛「あー、なるほどネ。こちらの戦力を見誤った敵は最も重要な補給船に合流しようとするハズってことですね」

提督「その通りだ。そこでこちらの駆逐隊と合流するのが、大和等を含む第二部隊だ」

提督「敵本隊を長門等が追い込み、大和等第二部隊で挟み撃ちにする」

長門「なるほど・・・」

提督「よし、解散だ。他に質問は?」

長門「私からは特に無い」

電「私も・・・、無いのです」

加賀「・・・」

金剛「私も無いネ」

提督「では解散っ!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/10(火) 21:22:46.02 ID:AWoyrWfE0
提督「霧島、後で今回の作戦海域の海図を持ってきてくれ」

霧島「了解しました」

摩耶「・・・」

提督「・・・」

摩耶「・・・提督」

提督「そうだ、金剛。大本営へ送る書類を執務室に持ってきてくれ」

金剛「Yes!了解デース!」

バタンッ

摩耶「提督・・・」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/10(火) 21:41:36.11 ID:AWoyrWfE0
鎮守府 食堂

摩耶「・・・」

金剛「Hey!摩耶さん」

摩耶「!?」

金剛「大丈夫ですか?随分落ち込んでるように見えました」

摩耶「ああ、大丈夫」

金剛「何か心配事があるなら、他人に相談したほうが楽になりマース」

摩耶「・・・」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/11(水) 17:28:31.08 ID:d0uZMy2q0
摩耶「最近・・・、提督に避けられているみたいなんだ」

金剛「避けられている・・・、デスカ?」

摩耶「会っても目を合わせてくれないし、それに話しかけても・・・、返事をしてくれなくてな・・・」

摩耶「こう言う事は私らしくないっていうか、変な感じだと思うんだけどな」

金剛「提督に限ってそれは無いと思うネー」

摩耶「・・・そうか?」

金剛「提督は艦娘一人一人を大切に思っているデース。摩耶さんだけを除け者にするなんてこと無いハズデース」

金剛「・・・それとも摩耶さんは心当たりがあるんデスカ?」

摩耶「心当たり・・・」

摩耶「・・・」

金剛「・・・?」

摩耶「・・・」

金剛「摩耶さん?」

摩耶「あっ、スマン。考え事をしてて・・・」

金剛「多分摩耶さんが考えすぎなだけデース。あまり気にしないほうがいいかもしれないネー」

摩耶「そっか、ありがとう。少し楽になったよ」

金剛「私ならいつでも力になれマース。気軽に相談してくれるといいネ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:55:40.12 ID:qQMdOyAv0
鎮守府 摩耶の部屋

摩耶「・・・」

摩耶(心当たりが有るかと言われれば無いわけではない)

摩耶(いや、無いと言ってしまえるようになったらそれは私が本当のクズ野郎になった証拠だ)

摩耶(避けられて当たり前・・・だよな。分かっているくせに白々しく振る舞って・・・、私は・・・)

摩耶「ゴメン・・・、提督、鳥海」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 01:21:29.78 ID:riOwqqOi0
乙はよ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 06:59:20.07 ID:Jt743Dbf0
ごめんね、対空カットしか使い道ないんだもん・・・
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:50:42.88 ID:DeRxVNT+0
一週間前 作戦海域

摩耶「鳥海、何か見えるか?」

鳥海「いえ、何も・・・」

摩耶「クソッ、何でこの摩耶様が偵察任務なんだよ」

鳥海「まあまあ、赤城さん達が到着するまでの辛抱ですから」

摩耶「そうは言っても・・・」

摩耶「どうする?波が高いし雲行きも怪しい。流石にここまで来て見つからないなら奴等も居ねえだろ」

鳥海「そうですね・・・」

鳥海「いい加減引き返してもいいかもしれません」

摩耶「それじゃあ、そろそろ引き返すか」

摩耶「・・・」

摩耶「・・・?」



その時、海面に映る自分の影が随分と大きく見えた。自分の影というよりもそれは・・・



鳥海「・・・っ!摩耶!?」



何かの影が重なっている様な、そんな影だった。



摩耶(あっ・・・、これは死んだな)



いざ死ぬとなると、意外と冷静なものだ。気付いた時には、回避行動を取るには遅すぎた。



摩耶(鳥海・・・)

摩耶(・・・提督)



『撃て!』
確かにそう聞こえた。
人は死ぬとき、走馬灯とやらを見るらしい。家族や故郷、大切な仲間を。
しかし私は違った。その代わりに聞こえた。心の奥のもう一人の私が私自身に命じた。

『撃て!』

他人はどうなっても構わない。私は生き残りたい。提督の元へと無事に帰りたい・・・
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 19:19:51.12 ID:KTwqZZ8Z0
『撃て!』
頭が真っ白になった。
そして撃った。撃って撃って撃ちまくった。
ただがむしゃらに撃った。砲弾を全て撃ち尽くすまで。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 21:42:17.12 ID:KTwqZZ8Z0
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摩耶「・・・」

コンコン

金剛「失礼するデース」

ガチャッ

摩耶「金剛・・・、どうした?」

金剛「これから飲みに行きませんか?お酒で気分転換するデース!」

摩耶「飲みに行くって、二人でか?」

金剛「Yes!他に誰が居るんですカ?」

摩耶「私は・・・」

摩耶「・・・いや、そうだな。飲みに行くとするか」

金剛「摩耶さんも、たまには息抜きしなきゃ駄目ネー」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:06:01.74 ID:KTwqZZ8Z0
鎮守府付近 居酒屋

摩耶「今日は鳳翔さんの所じゃないんだな」

金剛「Yes!この間買い出しの途中に見つけましたデース」

ガラガラッ

金剛「Hey!お邪魔するデース」

店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」

金剛「二人ネー」

店員「はい、ではこちらへどうぞ」

金剛「摩耶さん、どうですカー?」

摩耶「雰囲気は・・・、悪くない」

店員「最初は何になさいますか?」

金剛「私は生一択ネー。摩耶さんは?」

摩耶「私も同じで」

店員「かしこまりました」

金剛「さて、摩耶さん。摩耶さんは提督の事をどう思っているんデスか?」

摩耶「て、提督の事!?」

金剛「Yes!」

摩耶「・・・悪くない奴だとは思っている」

金剛「本当にそれだけデスかー?」

摩耶「ほ、本当にそれだけだ!本当に・・・」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:28:32.35 ID:KTwqZZ8Z0
店員「生二つになりますー」

ゴトッ

金剛「とりあえず先に乾杯するデース!」

金剛「乾杯!」

摩耶「乾杯」

ゴクッ

金剛「ハァーッ!ヤッパリ最初は生に限りマース!」

摩耶「ああ、そうだな」

金剛「一口飲んだところで話再開デース!」

金剛「摩耶さんが提督をどう思っているかは別としても、提督に無視されるのはやっぱりツライんデスよね?」

摩耶「それは・・・、もちろんだ」

金剛「ンー、でも提督が摩耶さんの事を無視するなんて考えにくいネー」

摩耶「でも、確かに、無視されているんだ」

金剛「・・・」

金剛「くどい様だけど、もう一度質問しておくネ」

金剛「心当たりは無いんですカ?」

摩耶「・・・っ!」

金剛「・・・」

摩耶「そ、その・・・」

金剛「摩耶さんに心当たりが無いんならそれでいいデース」

摩耶「・・・」

金剛「ゴメンネー、攻めるような言い方して」

摩耶「いや・・・」

摩耶「金剛、聞いて欲しいことがある」

金剛「摩耶さんが何を言っても、私は摩耶さんの味方デース」

摩耶「・・・」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 23:00:10.68 ID:KTwqZZ8Z0
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金剛「・・・提督には言ったんですカ?」

摩耶「いや・・・」

摩耶「最低だよな。周りのみんなに嘘をついて・・・」

摩耶「私は解体されても文句は言えない、クズ野郎だ。ゴメン、金剛」

金剛「最初に言ったデース。『私は摩耶さんの味方』って」

金剛「私は摩耶さんを責めたりはしないネ。でも、いずれ提督には摩耶さんの口から告げるべきデス」

摩耶「・・・」

金剛「店員さん、勘定お願いするデース!」

店員「はい、分かりました」

金剛「今日はもう帰りましょう。あんまり遅くなっても守衛さんに怒られマース」

摩耶「・・・そうだな」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 21:29:43.59 ID:/+zzkeew0
鎮守府 金剛の部屋

金剛(提督の行動からすれば、摩耶さんの事に気付いているはずデス)

金剛(しかしそうなると・・・・分からないのは提督の振る舞いデス)

金剛(摩耶さんの事を憎んでいるのなら、大本営に報告して解体処分にでも出来るハズ。それに無視をしているだけで摩耶さんを攻めるような事もしていませんデスからね・・・)

金剛(ンー、これは何か提督にも事情がありそうデスね。・・・少し調べてみましょうカ)
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 19:29:30.66 ID:CNA3g+JK0
鎮守府 工廠

金剛(通常は艤装の開発等を行う工廠デスが・・・)

金剛(轟沈した艦娘の艤装を保管、管理するのも工廠デス)

金剛(確か裏口はこの辺に・・・)

ガチャッ

金剛「失礼するデース!」

金剛「って明石さんは不在デスか。まあ、その方が都合が良いネ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:48:10.78 ID:CNA3g+JK0
金剛「鳥海さんの艤装保管庫は・・・、これデスか」

ガチャリ

金剛「・・・」

金剛(これは確かに鳥海さんの艤装デスネ・・・)

金剛(深海棲艦の弾痕じゃない。明らかに分かりマス)

金剛(ということは提督は明石さんから報告を受けているハズですから知っている、ということデス)

?「な、何者っ!!」

金剛「ッ!?」

金剛「あ、明石さん!」

明石「金剛さん!?何しているんですか!」

金剛「えっと、これは・・・」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 18:22:28.15 ID:0yIqiwzy0
_____
___
__

明石「・・・成る程、そう言うことですか」

金剛「このままでは摩耶さんが可哀相デース。どうにかなりませんか?」

明石「私はなんとも・・・、提督には話していないんですよね?」

金剛「Yes、私から提督に言っても仕方ありませんから」

明石「提督からこの件は内密にと指示されていたもので・・・、摩耶さんがそこまで思い詰めていたとは知りませんでした」

金剛「・・・摩耶さんと話してはもらえませんカ?」

明石「私がですか!?」

金剛「お願いしマース。この件について摩耶さんや提督に次いで関わりが深いのは明石さんデスから・・・」

明石「うーん、気は進みませんが・・・」

明石「分かりました。今夜時間をつくってみます」

金剛「ありがとうございマース!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 22:47:27.40 ID:0yIqiwzy0
鎮守府 食堂

摩耶「・・・」

ゴクッ

摩耶「・・・少し飲みすぎたな。これ以上は悪い方に酔いそうだな」

明石「やけ酒は体に悪いわよ、摩耶」

摩耶「あ、明石!?」

明石「自室に居ないからどこへ行ったかと思ったら・・・、食堂に食堂で一人酒なんて」

摩耶「・・・飲むか?」

明石「ええ、少しなら」

トクトク

明石「それじゃ、乾杯」

摩耶「乾杯」

摩耶「・・・それで、何の用だ」

明石「あれ、分かってましたか」

摩耶「普段工廠に引きこもっているお前がわざわざ訪ねてくるなんて、用が有るとしか思えないだろう」

明石「何を話に来たか、心当たりはあるんでしょ」

摩耶「・・・無いと言ったら?」

明石・摩耶「その時は私が最低のクズ野郎になった証拠だ」

明石「でしょ?」

明石「何年つるんでいると思っているのよ」

摩耶「七年だ、丁度今日で」

明石「そうかぁ、そのぐらいになるのね」

明石「ってそうじゃなくて・・・、話を戻すわ」

摩耶「ああ、スマン」

明石「さてと、単刀直入に言うわね。貴女が鳥海を撃った件について話をしに来たの」

摩耶「・・・撃っただけじゃない。私は鳥海を殺した上に皆に嘘をついた」

明石「あまり、自分を責めないで。今日金剛さんから聞いたわ」

摩耶「そうか・・・」

明石「本当にごめんなさいっ!」

摩耶「あ、明石?」

明石「提督の命令で本営に送る書類を改竄したの。私のせいで・・・」
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