【安価】「いつか勇者のように」

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103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 11:19:17.63 ID:+p4Uf/iSO
埠頭

船員「あー忙しい」

船員B「おい、食料はまだ倉庫に置いておけよ!」

ツナ「色んな人が忙しく動き回ってるな」

ミユリル「とても見学できる雰囲気じゃないわね。残念」

エリス「船、大きい……!」

ミユリル「たしかに。ここから見ても楽しめるかも」

ツナ「この村にいたらいつでも見れそうだけどな」

行動orイベント>>104
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 12:32:07.69 ID:n26KlFqG0
倉庫に泥棒が入るのを目撃する
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 15:09:03.47 ID:pVSKrsMt0
??「……」コソコソ

ツナ(今、いかにも怪しい人影がコソコソ倉庫に入っていったな)

船員C「どいたどいた! 早く仕上げねぇと間に合わんわ!」

船員「おい、それこっちに運べ!」

ツナ(誰も気がついていないか……。追いかけよう!)ダダダッ

エリス「……? お兄ちゃん?!」

ミユリル「どうしたのよ急にー!」

ツナ「2人とも待っててくれ!」

ミユリル「なんでよー?!」

エリス「……行っちゃった」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 15:14:19.98 ID:pVSKrsMt0
倉庫

ツナ「そこまでだ!」

??「……?!」

ツナ「そのオドオドした感じ、恐らく慣れていないだろ! だから素人に見つかるんだ」

??「……」

ツナ「さあ、こっちを向け!」

名前
容姿
特徴
その他>>107->>108
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 16:35:29.19 ID:2z/B/eyw0
名前アベル
容姿薄汚れた子供
特徴スラム街出身
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 16:41:19.14 ID:08Wk0EVDO
名前ストラ
容姿黒髪褐色肌の女性
特徴すばしっこい
その他家族のために盗みをした
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 00:11:29.12 ID:7MLaub/B0
アベル「……」

ツナ「子供か……?」

ツナ(さっき見たときはもう少し大きかった気がするが……)

ストラ「動かないで」ジャキ

ツナ「もう1人いたとはな」チラッ

ストラ「アベル、早く持っていって!」

ツナ「その子の名はアベルか」

ストラ「っ……!」

ツナ「不慣れな泥棒だな。やめておけ。見たところそれは勇者達の荷物らしい」

ツナ「もし見つかれば……考えたくもないな」

ストラ「ゆ、勇者の……?」

アベル「いいんだ! 勇者なんか!」

ツナ「訳ありか? こんな状況だが、話してみてくれないか?」

ストラ「……話したら見逃してくれますか?」

ツナ「……」

行動or肯定する>>110
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 00:37:45.45 ID:GE+lI+Dj0
勇者達の荷物は返そう
もし見つかったら自分も謝る
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/25(水) 22:09:06.27 ID:bqH6k7Nq0
ツナ「それは無理だ。荷物を返そう」

ストラ「……そうですね。アベル、ごめんね」

アベル「……」

ツナ「……はぁ。しかし2人ともボロボロだな」

ストラ「……はい」

アベル「もう用はないだろ! 俺たちに構うなよっ」

ツナ「ほら、これだけあれば服としばらく飯には困らんだろう」

アベル「い、いらねえよ……!」

ストラ「あの! ありがとうございます」

アベル「うわっ?!」

??「へへっ、いただくぜ!」ガシッ

??「このガキを助けたかったらありったけの金を持って山の館まで来い!」

ストラ「アベル!」

??「おっと、動くんじゃねえぞ……!」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/25(水) 22:17:49.43 ID:bqH6k7Nq0
ツナ「……行ったな」

ストラ「……!」

ツナ「待て。お前だけ行ってもどうにもならん」

ストラ「でも!」

ツナ「任せてくれ」

行動orイベント>>113
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 22:18:58.83 ID:lHioengY0
仲間と合流して山の館へ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/25(水) 23:05:53.90 ID:bqH6k7Nq0
山道

ミユリル「お人好しも大概にしなさいよね……」

ツナ「すまんな」

ストラ「悪いのは私です! 責めるなら私を……」

ミユリル「はぁ。そういう問題じゃないの!」

ストラ「……」

エリス「け、けんかはダメ……」キョロキョロ

ミユリル「……わかってるわよ」

ツナ「落ち着いてくれ。今はとにかくアベルの奪還だ」

ストラ「ここが山の館です」

ツナ「外には誰もいないな」

イベントor行動>>115
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 23:24:54.23 ID:xyJ6t7WD0
どこか覗ける場所を探す
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/29(日) 23:25:21.01 ID:7IIUnnUJ0
ツナ「ここから中の様子を確かめよう」

ミユリル「誰もいないわね」

??「そこに金を置いていけ!」

ツナ「どこにいる……?」

アベル「こっちだー!」

ストラ「アベルッ…‥!」

??「チッ、騒ぐんじゃねえ」ドガッ

アベル「ぐぅっ?! ぅぇ……」

ツナ「お前……!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/29(日) 23:33:34.00 ID:7IIUnnUJ0
今更

ミユリルの使えそうな氷、水の魔法の案を
>>118->119

魔法名
効果
などなど
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 23:42:59.70 ID:S+8mbSR40
サファケイトウォーター
肺の中に水を作り出し窒息させる
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 06:55:19.83 ID:Ec+jMroDO
アクアウォール
周囲に水の壁を作り出して、物理衝撃や炎を軽減する
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/30(月) 10:43:49.80 ID:Iu63L+KW0
??「おい、その辺にしておけ、グリス。あいつら金は持ってないらしい」

グリス「わかったよ。……ったく」

ツナ「お前は……?」

??「俺か? 良いだろう、教えてやる!」

名前
性別 男
特徴
容姿
などなど>>121->>122
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 10:46:43.76 ID:zmQgl7g10
名前:エイブ
性別:男
特徴:気は優しくて力持ち
容姿:二メートルほどの長身

イメージはFQのノル
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 13:36:45.18 ID:Ec+jMroDO
名前 ドリー
性別 男
特徴 豪快
容姿 筋肉質
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/30(月) 20:12:38.74 ID:Iu63L+KW0
ドリー「ドリー。魔王を倒して勇者になる男だ!」

ツナ「勇者に……?!」

ミユリル「ぷ……あはははははっ! あんたが勇者ぁ?!」

ドリー「いくらでも笑え! そして俺も笑うぞ! ふはははははッ」

ツナ「な、なあ! 俺も、勇者を目指している」

ミユリル「え、そうだったの?」

エリス「うん。……知らなかったの?」

ミユリル「あの森から出た時に、普通じゃないとは思ったけどね」

ドリー「ほう」

ツナ「今回の事はお前が指示したのか! それともそいつの独断か!」

ドリー「何を聞きたい? そんなの……俺の命令に決まってんだろうがッ!!」ビュンッ

ツナ「エリス、離れろ!」ガキンッ

ドリー「防いだか! やるなぁ!」

ミユリル「っ……!!」

ストラ「エリスちゃん、こっち!」ダダダッ

エリス「うぅ……」ダダダッ

ドリー「さあ、俺を楽しませてくれ!」

ツナ「ぐっ……」

行動>>124
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/01(火) 13:27:13.22 ID:nDpL7sl90
相手の攻撃をかわして様子を見る
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/01(火) 21:09:35.64 ID:8he7tjSy0
ツナ「見た目以上に素早いな」ササッ

ドリー「おいおい、向かってこいよ。逃げ回るだけじゃ面白くないだろう?」

ミユリル「そのセリフ、仮にも勇者を目指しているとは思えないわね! アクアウォールッ!」ザバァッ

ドリー「何だ?! くははは、ただの水の壁で俺を止める気か?」

ミユリル「舐めてもらっちゃ困るわ。やれるものならやってみなさい!」

ツナ「……」

ツナ(あの剣、普通じゃないな。奴自身より、先にそちらを見極めないとやられる……)

行動>>126
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 00:39:36.17 ID:o3nNlj0DO
剣の大振りに合わせて、相手の持ち手を攻撃
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/02(水) 23:58:48.04 ID:w7McpMRd0
ドリー「言ってくれるな! そらよッ!」ブォンッ

ミユリル「うっ……嘘!壁が全部消し飛んだ?!」

ツナ「今だッ!!」ガキンッ

ドリー「柄を突かれるとはな! 見事だ」

ミユリル「上手くないわよ! さあ、観念しなさい!」

ドリー「まさか。戦いはここからだろ? 剣が無いと何もできないなんて甘い考えだぞ」

ツナ「……! ミユリル、離れろ!」

ドリー「遅いッ」ドゴッ

ミユリル「うぐっ……うぇぇ」バキィッ

ドリー「ふははははッ!! 生意気な口もきけないようだな!」ガシッ

ツナ「や、やめろ! うおおおおおッ」ゴゴゴゴッ

ドリー「……何だ? あの光は……」


目覚めた力or技など>>128
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 00:16:21.08 ID:ZXUSw+peo
仲間のダメージを癒し
その分のダメージを自分と他者に半分ずつ与える
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 00:41:19.54 ID:huZ/SIz70
>>128の名前を>>130
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 00:47:18.19 ID:Wgfr5+uw0
ぬめぬめファンタジー
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 01:11:49.96 ID:huZ/SIz70
ツナ「うおおおおッ!」

ミユリル「……あれ? 痛みが……」

ツナ「水のマナよ、我が魔力に応えろッ! 友の傷を癒し、その半分をドリーへ。我が身を代償に残りを受け入れるッ」

ミユリル「……!」

ツナ「ぬめぬめファンタジーッ!!」

ドリー「なんだと……?!」

ミユリル「それあたしのこと馬鹿にしてるだろーー!」

ツナ「今の口上的なのは即興だ。自分でもなぜ言ったのかわからない」

ドリー「その偽善を具現した力、解せんな。いや、しかし勇者としては……。いいだろう、今回は痛み分けだ」

ドリー「グリス、そのガキを解放しろ。行くぞ」

グリス「わかった。ほら行け」

アベル「うぅ……」

ツナ「待てよ。土産だ。ぬめぬめファンタジーッ」

グリス「いっ……」

ツナ「アベルの痛み、半分持っていけ」

ミユリル(ぬめぬめってあたしのことよね……?)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 01:20:21.80 ID:huZ/SIz70
ツナ「行ったか。さて、どうしたものか」

エリス「お兄ちゃん!」

ツナ「エリス、怪我はないか?」

エリス「うん。お兄ちゃん、傷だらけだよ!」

ツナ「本当にな」

ミユリル「……ところで、これからどうするの?」

ツナ「まずは町に戻ろう」

ストラ「あの……!」

ツナ「ん?」

ストラ「ありがとうございます!」

ツナ「気にするな。しかしもう渡してやれるほどの金はないんだ」

ストラ「いえ、それは私が働いてどうにか……」

アベル「なあ兄ちゃん。勇者を目指すってさ」

ツナ「ああ」

アベル「悪くないな。勇者は嫌いだけど、兄ちゃんが勇者になったら……その、考え直すよ」

ツナ「ははは、頑張るよ」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 01:23:50.71 ID:huZ/SIz70
翌朝

ミユリル「本当にいいの?」

ツナ「まあな。またいつでも会えるさ」

エリス「……うん!」

ツナ「勇者達は船で旅を続けるらしい。俺たちは陸路で行くぞ」

ツナ「ストラとアベルのいる港町。またいつか来るぞ」

ミユリル「当たり前よ」

エリス「またね……!」


次に向かう場所(町)>>134
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 02:08:20.51 ID:kBosCZ3xO
>>52
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 02:34:39.71 ID:huZ/SIz70
ツナ「この先に小さな村がある」

ミユリル「へえ」

ツナ「道なりに進めば着くはずだ」

エリス「お兄ちゃん、強くなったね」

ツナ「いきなりだな」

ミユリル「最初に森で見たときより成長したって感じね」

ツナ「お前がぬめぬめしてた時か」

ミユリル「……ばかっ」

ツナ「ははは、悪かったよ」

イベント>>136
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/05/03(木) 03:41:11.87 ID:+xsh/lDR0
幽霊屋敷の女の悪霊の退治が勇者に依頼される
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 14:55:28.63 ID:huZ/SIz70
バジー「本当か?」

村長「申し訳ありません」

僧侶「食料がないなら何もできねえな」

パーシャ「いつまでに再補充できる?」

村長「明日までには、必ず」

村人「勇者様ー!」

バジー「どうした?」

村人「町外れの館に化け物が出ました! た、退治してくださいっ」

バジー「いいだろう。どうせまだ出発できないんだ」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 14:57:18.71 ID:huZ/SIz70
僧侶(男)の名前、見た目、容姿など
>>139-140
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 15:06:45.09 ID:nOmj1ZFk0
名前 ラバン
見た目(容姿) 糸目の優男
勇者と同郷
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 15:56:47.62 ID:7MA1Zyia0
  名前:ジーン
見た目:ごついおっさん
  容姿:丸坊主でヒゲ面
その他:近衛師団にいたことがある
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 17:54:48.59 ID:huZ/SIz70
幽霊屋敷

バジー「行こう」

パーシャ「本当に入るのか……?」

付与魔術師「……」グイッ

ラバン「どうした? 怖いのか?」

付与魔術師「……」コクコクッ

ラバン「清らかな存在の僧侶たる俺がいるんだ。大丈夫だろうよ」

パーシャ「拳で語り合うタイプのくせに……」



付与魔術師(女)の名前、容姿、特徴など>>142->>143
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 18:49:13.14 ID:mL48OP2a0
名前 アルセナ
容姿 小柄で白髪
特徴 オッドアイ(金と赤)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 18:59:23.05 ID:poD+gZgAo
特徴:肉便器、ビッチ
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 01:04:04.22 ID:+Wz13RCb0
幽霊屋敷 内部

バジー「ランタンを灯せ」

パーシャ「先行する……! まずはこの部屋ッ」

ラバン「また始まったよ。ったく、この狂戦士め」

アルセナ「……マジックライト」パシュン

バジー「この部屋は……」

ラバン「悪霊はいたかー?」

イベント>>145
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 01:23:39.89 ID:sAZQxx8YO
何もない
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 09:50:17.98 ID:+Wz13RCb0
バジー「何もない、ただ真っ黒な空間……?」

バラン「……アルセナがいねえ!」

パーシャ「敵影もなし。……罠のようだ」

バラン「……くッ」

バジー「落ち着け。アルセナなら大丈夫だ」

バラン「いや……ああ、そうだな」

バジー「それより、ここから一刻も早く脱出するべきだろう」

パーシャ「でなければ救えるものも救えないという訳か。流石だ、勇者」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 09:54:39.96 ID:+Wz13RCb0
バジー「何もない、ただ真っ黒な空間……?」

ラバン「……アルセナがいねえ!」

パーシャ「敵影もなし。……罠のようだ」

ラバン「……くッ」

バジー「落ち着け。アルセナなら大丈夫だ」

ラバン「いや……ああ、そうだな」

バジー「それより、ここから一刻も早く脱出するべきだろう」

パーシャ「でなければ救えるものも救えないという訳か。流石だ、勇者」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 09:56:03.18 ID:+Wz13RCb0
名前間違えたので訂正しました

149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 11:28:01.01 ID:+Wz13RCb0
アルセナ「……」

悪霊「あなたも私と同じ」

アルセナ「……」

悪霊「でも、あなたには仲間がいる」

アルセナ「……」コクッ

悪霊「恨めしい」

アルセナ「……?」

悪霊「恨めしいィィィッ! 恨めしい恨めしい恨めしいイヒヒヒヒヒヒヒィィィアハハハハッ!!」

アルセナ「……」ビクッ

悪霊「……あなたもこっちに来て。私と友達になろう?」

アルセナ「……それはできない」

悪霊「……殺す」

悪霊「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

アルセナ「…………本気?」

悪霊「そんなの当然に決まっているわ! 呪い殺してやるッ! 私の魔力はうふふぁはははは!」

アルセナ「そう」

悪霊「ヘイトレッドシャドウ! 私のために戦いなさい!!」

???「グゥゥァァ……」

アルセナ「従者……? それにしては……」

悪霊「この男は私を苦しめた。罰として魔力で魂を縛り付けた! くふふふふアハハハッ」

アルセナ「形態がわからない。……曖昧すぎる」

???「ウゥヴゥゥッ」ダダダダッ

アルセナ「……従者召喚」


アルセナの従者>>150
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 11:31:01.35 ID:yq1WQzwE0
ウンディーネ
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 15:57:40.97 ID:+Wz13RCb0
???「ウゥゥグッ……」

ウンディーネ「ハーイ! 呼んでくれてありがとっ!」

アルセナ「……」

悪霊「水の精霊? いいわ、私の──と戦わせてみましょう!」

???「ウヴヴァァァァッ!!」

ウンディーネ「えぇ、あんなのと戦うの?! ウンディーネちゃんこわーい!」

アルセナ「……応戦して」

ウンディーネ「はーい。それじゃあ、頑張っちゃうよー!」

悪霊「終わりのない意趣遺恨の地獄に落ちろッ」

???「ヴァァアァァァァゥァァ」ダダダッ

アルセナ「……早く」

ウンディーネ「逝っちゃえぇぇぇ! ウンディーネちゃん特製・トライデント6連装!」ググググッ

アルセナ「……全槍強化。出力を3倍にする」

悪霊「何それ……」

ウンディーネ「発射!!」

ドゴォォォォォンッ

アルセナ「やりすぎ」

ウンディーネ「えーー。今のは明らかにアルのエンチャントのせいでしょー?!」
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 16:57:07.48 ID:+Wz13RCb0
アルセナ「……ウンディーネ」

ウンディーネ「嘘……? なかなかやるねー!」

???「ヴヴァィァァグァァァ」

悪霊「ああああああああああッ!!」

ウンディーネ「でもその技は見たことないなー。アル、あれ何?」

アルセナ「わからない。……曖昧なものが混ざり合っている」

???「ヴァァグゥ……ああああッ何これェェ! ウゥゥあはははは!! 憎いィッ恨めしいイィッ!」シュンッ

ウンディーネ「あらら、消えちゃったね」

アルセナ「……あなたの仕事も終わり」

ウンディーネ「はーい。まったねー!」パシュン
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 18:16:41.45 ID:+Wz13RCb0
バジー「……ここは」

パーシャ「アルセナ!」

ラバン「無事だったか?!」

アルセナ「……」コクコクッ

バジー「何だこれ……。何をした?」

ラバン「アルセナがこれを?」

アルセナ「……違う」

パーシャ「敵はどこに?」

アルセナ「……もういない」

バジー「そうか。アルセナが戦った相手が何かはわからねーけど、幽霊じゃないか? だとしたら依頼は一応達成だ!」

ラバン「適当だなー、おい」

パーシャ「この屋敷もいつ崩れるかわからないんだ。帰ろう、勇者」

バジー「おう!」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 18:48:27.94 ID:+Wz13RCb0
エリス「あの……ミユリル、羽見せて!」

ミユリル「嫌よ」

エリス「うぅ……」

ツナ「うわぁ。泣かせるのか」

ミユリル「むぅ……。少しだけならいいわよ。ほら」

エリス「……思ってたのと違う」

ミユリル「はぁ?! 他の妖精も割とこんなものよ」

エリス「そ、そうなの?」

ミユリル「うん」

ツナ「……見えてきたな。次の町」

行動>>155
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 19:30:50.29 ID:zqJWYTieO
まずは宿を探そう
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:38:07.66 ID:+Wz13RCb0
宿屋

ツナ「小さい町の宿屋の割には、破格の大きさだな」

看板娘「いらっしゃーい! 見ての通り向こうが宿でこっちが酒場! 地下には温泉もあるよ!」

ツナ「なぜこの施設だけ充実しているんだ?」

看板娘「この辺りには観光のお客さんが多いのです! それで、こうなったってお姉ちゃんが言ってました!」

ツナ「なるほどな」

エリス「……温泉」

ミユリル「あたしは一杯ひっかけたいわね」

ツナ「それでも妖精かよ」

イベントor行動>>157
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 20:39:09.43 ID:7K2qnHon0
温泉のそばで思わぬ拾い物
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 21:28:06.94 ID:+Wz13RCb0
温泉

ツナ「なるほど。この便利なタオルを巻くことで安心安全な混浴を実現しているのか」

ツナ「クソだな」

ツナ「……ん? これは……」

ツナ「布か」チラッ

ツナ「周囲に人影なし。ミユリルとエリスは2人でどこに行ったんだ?」

ツナ「しかし落し物とあらば確認せざるを得ないか。よし」


落ちていた布の正体>>159
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 21:30:34.13 ID:3ljnLbm80
命からがら逃げ出した悪霊が一時的に憑依してる布
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 22:14:08.97 ID:+Wz13RCb0
ツナ「邪悪なオーラを感じる……! 何だこれは!」

ツナ「見た感じではただの下着……! だからこそかッ」

ツナ「それも特に下半身に身につけるタイプのアレだな」

ツナ「邪悪だ。こんなものは危険すぎる。回収するべきか……」

ミユリル「ダメ! それに触れちゃダメ!」

エリス「……」

ツナ「ど、どこから?!」

ミユリル「隠れてあなたを驚かせようとしてたのよ」

エリス「うんうん」

ツナ「それで、この布きれがどうした?」

ミユリル「どう見ても女の子のぱん……」

エリス「ぱんつだね」

ミユリル「そ、そうね。でも何か真っ黒なヤバイのが潜んでる」

???(あれは……)
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 22:19:22.82 ID:+Wz13RCb0
???(逃げる……殺すゥゥゥッ!! まだ……駄目なのッ)ヒラヒラ

エリス「……?」

ツナ「飛んでいった。不自然な動きだ」

ミユリル「やっぱり意思があるように見えたわね」

ツナ「そうだな。観光地なんだし、そういうこともあるさ」

ミユリル(あるの……?!)

エリス「温泉、人いっぱいだね……」

ミユリル「そ、そうね」

ツナ「時間をずらして入るのも手だな。この建物の中に他の店とかいっぱいあるみたいだし、どこか行くか?」

>>162
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 22:22:25.25 ID:KC/2TaKE0
温泉○○シリーズが揃ってる食べ物屋
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:22:22.49 ID:+Wz13RCb0
エリス「……すごいね、お兄ちゃん」

ツナ「そうだな。何か温泉に由来する食べ物や料理なんかを売っているのか」

ミユリル「あっちにお酒と肴まで! 至れり尽くせりね!」

ツナ「この温泉卵はいけるな」

エリス「お兄ちゃん、エリスにも!」

ツナ「ほら、美味いぞ。こっちのチーズも」

エリス「本当に。お兄ちゃん、あの奥のお肉何かな?」

ツナ「ええと……」

ツナ(温泉ゴブリン……?! え、温泉ゴブリン?!)

エリス「……?」

ツナ「あれはやめておこうな。あれ? ミユリルは?」

ミユリル「ツナ〜! 飲みなさいよぉ」

ツナ「……大丈夫か?」

ミユリル「ひっく。当たり前じゃないのよぉ」

ツナ「ったく。行こうエリス」

ミユリル「待ってよぉ〜。えへへへ」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 23:30:59.05 ID:hRxa78w/o
可愛い(可愛い)
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:46:16.19 ID:+Wz13RCb0
宿屋

ツナ「もう寝ろよ」

ミユリル「なんでよ〜」

エリス「これが、酔ってるってこと?」

ツナ「そうだ。面倒だろ?」

ミユリル「なんでそんなこと言うのよ。ううぅぅ……」

ツナ「お、おい」

ミユリル「うぅ嘘だよ〜〜! あははは!」

ツナ「……エリス、温泉行こう」

エリス「う、うん!」

ミユリル「ひっく。あたしも行くぅ」

ツナ「駄目だ。危ないぞ」

ミユリル「心配してくれてるんだぁ。じゃあやめる!」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:53:43.85 ID:+Wz13RCb0
温泉

ツナ「どれだけ動いても外れなさそうなタオルだな」

エリス「お兄ちゃん、ちょっと恥ずかしいけど……」

ツナ「それなら、あまり見ないようにするよ」

エリス「……うん」

ツナ「お! 温泉はなかなかの大きさだな。行こう、エリス」

エリス「うん!」

167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 00:00:28.70 ID:8Gohb0IV0
エリス「きもちいいね!」

ツナ「ああ。疲れが取れるな」

エリス「……でも人いっぱいだね」

ツナ「そうだな。温まったら出ようか」

エリス「うん……」

ツナ「エリス。ミユリルとは仲良くなれて良かったな」

エリス「うん!」

ツナ「この辺に観光地が多いって言ってたな。明日見てみるか?」

エリス「……どういうところがあるのかな?」

ツナ「うーん。明日聞いてみよう」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 00:03:53.17 ID:8Gohb0IV0
宿屋

ツナ「ふう。湯冷めする前に寝よう」

エリス「うん!」

ミユリル「えへへ……」

ツナ「寝てるのか? 寝ながらにやけてるのか?」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 00:06:19.47 ID:8Gohb0IV0
翌朝

ツナ「おはよう」

エリス「おはよう、お兄ちゃん!」

ミユリル「ふぁぁ。よく寝たわ!」

ツナ「本当にな」

ミユリル「何よ朝から。感じ悪いわねー」

ツナ「はいはい」

ミユリル(なんだか雑じゃないの……?)

行動orイベント>>170
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 00:10:01.57 ID:ymBrKHwvO
宿屋中の女性が下着泥棒の被害に
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 09:30:03.67 ID:8Gohb0IV0
看板娘「あのー」ソワソワ

ツナ「ん?」

看板娘「申し上げにくいのですけどー」

ツナ「何か?」

看板娘「他の部屋のお客さんの荷物から下着が無くなっているのです……」

看板娘「それも女性限定とのことです。あとついでに私のも無くなってました……」

ツナ「それは大変だな。エリス、確認してくるんだ」

エリス「……うん!」

ミユリル「あ、あたしも荷物見てくる!」

ツナ(荷物なんか持っていたか?)

看板娘「ということです。では、失礼します……」ソワソワ

ツナ(ソワソワしてるなぁ)

エリス「ないよ、お兄ちゃん!」

ミユリル「あたしのもない!」

ツナ「そうか。まあ、それくらい買い直せばいいんだけど。一応探してみるか?」

行動orイベント>>172
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 09:37:49.35 ID:v+8yPJ2F0
なぜかツナの荷物からどっさり女性の下着が出てくる
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 09:51:05.98 ID:8Gohb0IV0
ツナ「どこに行くかはさておき、まずは準備だな」

エリス「着替えようかなぁ」

ツナ(どこに金入れたかな……。あれ)

ツナ(おいおいおいおいおいおいおい! 何だこれ!)

ミユリル「ねえ、あたしの着替えって」

ツナ「……」

ミユリル「どうしたのよ、震えてるけど」

ツナ「な、なんでもない!!」

ミユリル「っ?! そ、そう……」

エリス「お、お兄ちゃん?」

ツナ「……すまん」

ツナ(なぜこうなった?! このままでは勇者になるとか以前の問題だッ)

行動orイベント>>174
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 09:56:39.69 ID:3xjDg21D0
道々下着を落としつつ
パーティ全員で大脱走
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 10:04:33.27 ID:BnGGpdZGO
ミユリルって常時飛んでるから常にパンツ丸だしなのかな?
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 10:29:54.53 ID:8Gohb0IV0
小さい町

ツナ「この建物中を下着を落としながらグルグル回って、なんとか全てを置けたな」

ミユリル「まさかあなたが持ってるなんてね」

エリス「……ミユリル。な、何か理由があるんじゃないかな」

ミユリル「……そうね。あたしとエリスのならわざわざこのタイミングで盗むことないし」

ツナ「いや、どのタイミングでもないだろ」

ミユリル「な、何よそれ! 失礼ねっ!」

ツナ「どういうことだよ。……例の邪悪な下着と関係あるのかもな」

ミユリル「ぱんつのくせに嫌がらせしてくるの?」

ツナ「恐ろしいな。……面倒なことに巻き込まれる前にもう行こう」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 10:36:13.81 ID:8Gohb0IV0
おっさん「はぁ。今日も元気に無職だぜ」

???(力を使いすぎて、あの男に憑依できなかったか)

おっさん「こ、これは! ラッキー! うへへへへ」

おっさん「持って帰ってぐへへ」ガシッ

おっさん「っ?! グアァァァァァ!!」

???「ヴヴァァァ恨めしいィィッ!!」

ぱんつ「……」ヒラヒラ

178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 10:41:19.54 ID:8Gohb0IV0
ミユリル「そんなに?! は、恥ずかしいわね」

エリス「でも、少し可愛かったかも」

ミユリル「そ、そんなこと言ってもっ……。ありがと」

エリス「うん!」

ツナ「見えないなー」

ミユリル「どうしたのよ」

ツナ「ん? いや、次の町が見えないなーって」

ミユリル「そりゃあたし達の後ろにいるからでしょ」

ツナ「どちらにしても見えんな」

イベント>>179
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 10:49:24.93 ID:+vqM2M1eo
気紛れな風の妖精が強風と共に通り掛かる
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 11:16:32.52 ID:8Gohb0IV0
風の妖精「温泉だー!」ビュンッ

ツナ「うっ、何だ?!」

エリス「……」フワァッ

ミユリル「妖精ねっ……!」フワァッ

ツナ(あっ、真っ白……)

ミユリル「むっ……。ツナ!」

ツナ「っててて。目に砂が入って」

ツナ(セーフだろ)

ツナ「お、おい。もう次の町が見えてきたぞ。思ったより早いな」

次の町の特徴と行動>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 11:21:27.61 ID:3xjDg21D0
中央広場に巨大な立像
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 12:14:49.96 ID:8Gohb0IV0
ツナ「なるほど。ここが」

エリス「……?」

ツナ「この像、2代目の勇者だよ」

ミユリル「えっと、たしか」

ツナ「2代目勇者 クラウだ。彼は仲間を持たない孤高の勇者だったという」

ツナ「二刀流の使い手で、かなりの実力だったらしい。像じゃよくわからないが、無精髭を生やした、少し怖い見た目だな」

ミユリル「詳しいのね」

ツナ「まあな。しかし人が見当たらないな」

行動orイベント>>183
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 13:00:32.09 ID:gLD/n38BO
街中人の石像だらけで人間がいない
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:20:58.84 ID:8Gohb0IV0
ツナ「……石像ばかりだな」

エリス「怖いよ……」

ミユリル「不気味ね。静かだし他に人はいないのかしら?」

ツナ「おい、そこに誰か倒れているぞ」

おっさん「……」

ツナ「おい、大丈夫か?!」

エリス「ひぃぃ……」

ミユリル「酷いわね……。早く治療しないと」

おっさん「……うぅ、むこ……うだ……」

ツナ「そっちに何かあるのか?」

おっさん「ぐ……」

ミユリル「もういいわよ。とにかく私達にできることをしましょう」

ツナ「ああ。そうだな。といっても止血くらいか」

185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 21:10:38.48 ID:8Gohb0IV0
???「ヴェェァァォァ!!」

ツナ「何だあれ……」

ミユリル「邪悪ね。あのぱんつくらい」

エリス「……多分、同じ」

ミユリル「そうなの? じゃあ別の依り代を得たってところね」

???「ウグァァァッ……!?」

ツナ「あの感じ、人間に憑依したようだな。剣士のようだが」

エリス「……うぅ」

ミユリル「下がってて、エリス!」

???「ヴァァァァッ!!」

ツナ「向かってくるか。……仕方がない」

行動orイベント>>186
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 22:25:26.93 ID:mnBpM8b2o
全裸になって真顔で全力腰振り
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 22:35:41.00 ID:8Gohb0IV0
ごめん安価下で
なんか笑ったけど
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 22:37:29.96 ID:dOMuut5DO
カウンター
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 23:28:31.94 ID:8Gohb0IV0
ツナ「早いッ」バギッ

ミユリル「ツナ!」

ツナ「なんとか防いだ。しかし包丁が折れたな。ならば剣一本でッ」

???「ヴァァッ!! グルゥゥガァァッ」

ツナ「勇者クラウかぶれの二刀使い! どうした、この程度か?」

???「クラウゥゥッ!! グァァァッ?!」

ツナ(この剣技……)

???「グァァァァッ」ブンブンッ

ツナ「攻撃が雑になってきたな! 避けるのも容易い」

???「……」ピタッ

ツナ「止まった? 諦めたか?」

ミユリル「まずい! そいつの力が高まっているわ!」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 00:01:24.36 ID:0nVBgsz2o
えぇ…安価拒否は萎えるわ…
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 01:01:25.83 ID:m/Onu2fko
>>190
あんな糞つまらない安価採用されて誰が得するんだよ
もしかして安価取った本人かな?
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 10:27:35.17 ID:w4duP8iH0
???「ヴゥゥゥゥッ……ぁぁぐあぁぁッ」

???「ニィィ……逃ゲロォォッ!」

ツナ「なに……?」

ミユリル「くっ……アクアウォールッ!!」ザバァァンッ

???「恨めぇぇッ! ……ぁぁ──剣ンンンンッァァグゥッ」

ツナ「来るぞッ!!」

ミユリル「前方に圧力を集中させるわよ! それでもあれは……」ゴゴゴゴッ

ツナ「剣の切っ先から黒いエネルギーが……」

ミユリル「これは多分、依り代の魔力ねっ……。ぱんつの時に感じたのとは別物だから」

ツナ「防ぎきれそうか?!」

ミユリル「無理そう……ごめんっ」パシュンッ

ツナ「……間に合えッ」ガシッ

ミユリル「えっ?!」

ツナ「エリス、こっちだ!」ダダダッ

エリス「うん……!」ダダダッ

ドゴォォォォォン

ツナ「よし、このまま逃げるぞ」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 10:36:19.22 ID:w4duP8iH0
おっさん「…………」

ツナ「……間に合わなかったか」

おっさん「ぐ……」

ミユリル「ううん、まだ生きてる!」

エリス「お兄ちゃんっ!」

ツナ「よし。ここから隣の町までもってくれ……」

「ふははははッ! また会ったな!」

ツナ「……!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 10:42:50.21 ID:w4duP8iH0
ドリー「ふはははははッ!!」

グリス「……」

ドリー「お前もそこのおっさんもボロボロじゃないか!」

ツナ「見ての通りだ。お前、この人を治癒できないか?」

ドリー「なぜだ?」

ツナ「なぜ? 理由がいるのか?」

ドリー「ふむ。よし、いいだろう」

グリス(しかし石像しかねえな……)

ドリー「紹介しよう、うちの回復担当だ!」


名前
性別
容姿
特徴
その他>>195->>196
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 12:12:38.78 ID:7GJemR+x0
名前ジェニー
性別女
容姿褐色肌で露出の多い衣装
特徴ギャルっぽい
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 12:40:52.24 ID:IZ8uHPXco
アニア

色白で黒髪巨乳
よく下を向いていて自分が悪くなくてもすぐ謝るそしてすぐに泣く
回復魔法以外はてんで駄目でドジ
だが回復魔法と魔翌力は世界トップレベル
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 14:57:42.56 ID:w4duP8iH0
アニア「はじめまして、アニアですっ」

ツナ「よろしく。早速だがこの人を頼む」

アニア「ひっ……ひどい怪我」

ミユリル「治せそう?」

ドリー「当たり前だ」

ミユリル「なんであんたが言うのよ」

アニア「オールヒーリング!」

おっさん「うぅ……」

ツナ「傷が癒えている。とりあえず一安心だな」

ミユリル「中級クラスの魔法でこんなに治るなんてね……!」

ドリー「だから言っただろう。アニアは最強の回復魔術師だ」

アニア「うぅ……」

グリス「おいおい、またかよ」

エリス「な、泣いてるの……?!」

アニア「う、嬉しくて……ごめんなさいぃ……」

198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 16:01:50.16 ID:w4duP8iH0
ツナ「ドリー」

ドリー「何だ?」

ツナ「この先に化け物がいる」

グリス「さっきの爆音もそのせいか?」

ツナ「そうだ。かなりの威力だった」

ドリー「それがどうした?」

ツナ「倒さなければまだまだ犠牲者が出る。手伝ってくれ」

ドリー「……いいだろう」

ツナ「よし、そうとなれば話は早い。エリスはここで待ってろ」

グリス「お、俺も残るぜ」

ミユリル(情けないけど、賢明ね)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 16:40:26.72 ID:w4duP8iH0
???「ヴヴァァァッ……ヤメロォォッ……」

ドリー「あれか。化け物というのは」

ツナ「ああ。2代目勇者に似た戦い方をしている」

ミユリル「でも回復魔法があるわ。ね、アニア」

アニア「は、はいっ」

ツナ「行くぞッ」

行動orイベント>>200
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 16:44:55.64 ID:zTh2v03r0
何をやめてほしいのか聞く
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 19:55:03.02 ID:w4duP8iH0
ツナ「やめるって何をだ!」

ドリー「いや、何というか。取り憑かれた人が抗っているんじゃないか?」

???「逃ゲロォォッ!! ウォアアァァァァッ」ダダダッ

ドリー「【雷の剣】ッ!! うおおおおッ」バチバチッ

ツナ「何それ羨ましい!」ガキンガキンッ

ドリー「効かねえか。下がれ!」

ツナ「……?! わかった」

???「ヴヴヴゥゥゥッ……【ナイトメアァァッ」

ドリー「アニアッ!」

アニア「【遮断壁展開】……ごめんなさい!」

ドリー「どうした?!」

アニア「まだまだ不完全ですっ」

ミユリル「ど、どうするの?!」

ドリー「【雷の螺旋】ッ!!」バチバチッ

ツナ「そんな技使えたのか……!」

ドリー「まあな! しかし……」

???「オォォォォォォッ!!」

ドリー「効いてるのか、あれ!」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 20:27:41.73 ID:w4duP8iH0
ミユリル「これだけは嫌だったけど……」

ミユリル「【サファケイトウォーター】!! あいつの体内に水を送ったわ!」

ドリー「よし……!【雷の剣】ッ」バリバリバリッ

ツナ「しかし単純なネーミングだな」

???「アアアアアアアアァァァァッ!!!」バリバリバリッ

悪霊「憎い……憎い憎いィィッ!! 」ビュンッ

ツナ「あれが憑依していたのか……!」

ミユリル「逃げ足だけは早いのね。飛んでたけど」

アニア「……!」

「うう……すま……ない」

ツナ「おい、あんたの名前は?」

「ソラスだ……。ぐっ……」

ドリー「アニア」

アニア「は、はいっ。【オールヒーリング】!」

ソラス「っ……?!」

ツナ「傷は癒えた。もう大丈夫だ」

行動>>203
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