オール安価でまどか☆マギカ 23

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1 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 10:16:02.74 ID:gB41ACLS0
このスレは、安価で決めた主人公・時系列・前提設定で進める長編多めの安価SSです。
各編で話につながりはありませんので、途中参加は大歓迎です。
全体的にシリアス傾向が強いけど実は作者は安価スレらしいカオス展開も大好きです。

【現行】桐野巴編  :[22]>>820
・・・キリカの幼馴染というだけのモブから見た物語。 ※オリ主※
・・・力を持たない男子生徒が物語に関わり、その絶望の運命を変えていけるのか?

【完結した話】
あすみ編  :[21]>>465〜[22]>>680
・・・呪いから生まれた異端な魔法少女の話。
・・・願いにより復讐を遂げたあすみが見滝原の事情を引っ掻き回していく。
キリカ編2  :[14]>>719〜[15]>>182,[17]>>927〜[21]>>426
・・・未契約キリカが黒猫と謎の少女に出会い、不思議な運命を知る話。
・・・前半はミステリー風シリアス、後半はほのぼの系。“トゥルーエンド”みたいなものを目指しました。
・『統合後(後篇)』 [18]>>846
杏子編  :[15]>>197〜[17]>>918
・・・マミの“先輩”な杏子のifストーリー。
・・・マミと仲直りしたり、色んな人と仲良くなったりする比較的ほのぼのなストーリー。
・After『マミさんじゅうごさい』:[17]>>436
なぎさ編  :[12]>>717〜[14]>>616
・・・謎の神様によって魔女化から助けられたなぎさが見滝原で奮闘する話。
・After『あすみ参入』:[13]>>953
メガほむ編 :[9]>>181〜[12]>>666
・・・非情になれないほむらの4ループ目、織莉子たちとの戦い。
・After『夜明け後の一週間』[12]>>93
アマネ編  :[7]>>807>>963,[8]>>5>>130(GiveUp)
・・・抗争に破れて見滝原に来た最弱主人公の野望の話。  ※オリ主※
キリカ編  :[7]>>309>>704,[8]>>475〜[9]>>151
・・・本編時間軸で織莉子が既にいない世界のキリカの話。話はほぼまどマギ本編寄り。
恭介編   :[6]>>815〜[7]>>240(BadEnd+)
・・・恭介の病院での日々と、退院してからの話。
Charlotte編 :[7]>>264>>285
・・・チーズを求めるCharlotteの小話。
ユウリ編様 :[5]>>954〜[6]>>792(BadEnd)
・・・契約したばかりのユウリが目的を達成するためにマミの後輩になる話。
QB編   :[2]>>198〜[4]>>502
・・・感情の芽生えたQBの話。
中沢編   :[練習]>>164〜[2]>>150
・・・まだ試運転。中沢が安価の導きにより魔法少女たちと関わっていく話。
さやか編   :[練習]>>8>>154
・・・マミの死後、さやかが魔法少女になって張り切ったり悩んだりする話
・・・試験作。かなりあっさりしてます。

【未完結の話】
Homulilly編 :[4]>>535>>686
・・・生まれたばかりの魔女Homulillyが時空を旅する話。
かずみ編  :[4]>>982〜[5]>>879
・・・ユウリのドジで見滝原に運ばれたかずみが織莉子とともに救世をめざす話。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523754962
2 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 10:16:29.71 ID:gB41ACLS0

【注意】
*安価の内容について
★無効安価は自己判断で安価下。明らかに無効になりそうな内容は、その下に別の安価をしてくれるとスムーズに運びます。
★自由安価は基本的に主人公から起こす内容のみ。主人公以外の視点に移っている時はその場にいる人の言動まで可。
★『相談したい事がある』『話したいことがある』のみの安価は不採用とします。必ず話す内容まで書いてください。

*安価の取り方について
★基本的に連続で安価を取っても構いません。連投は1レスとして考えます。
★多数決は連続・連投無しです。
★多数決で同数に意見が割れた場合は指定内の最後のレス内容を採用。
★主レスは安価先を指定する数字に含まない。
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します。

*このスレの話について
★まどマギのほかに、おりマギ本編・かずマギ・漫画版まどマギ・TDS・PSP・劇場版のネタを含みます。
 それ以外からのネタは出さないか考慮しませんが、知ってるとより楽しめるネタはあるかもしれません。


・前スレ

『まどかマギカで安価練習』 :http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369643424/
『オール安価でまどか☆マギカ 2』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370979872/
『オール安価でまどか☆マギカ 3』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371835671/
『オール安価でまどか☆マギカ 4』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372909496/
『オール安価でまどか☆マギカ 5』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373645366/
『オール安価でまどか☆マギカ 6』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377690974/
『オール安価でまどか☆マギカ 7』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385884667/
『オール安価でまどか☆マギカ 8』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397729077/
『オール安価でまどか☆マギカ 9』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409071003/
『オール安価でまどか☆マギカ 10』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417014605/
『オール安価でまどか☆マギカ 11』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424792933/
『オール安価でまどか☆マギカ 12』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430323957/
『オール安価でまどか☆マギカ 13』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439045180/
『オール安価でまどか☆マギカ 14』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448012780/
『オール安価でまどか☆マギカ 15』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461427177/
『オール安価でまどか☆マギカ 16』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475061935/
『オール安価でまどか☆マギカ 17』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483717207/
『オール安価でまどか☆マギカ 18』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491232637/
『オール安価でまどか☆マギカ 19』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497797899/
『オール安価でまどか☆マギカ 20』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504964306/
『オール安価でまどか☆マギカ 21』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511090204/
『オール安価でまどか☆マギカ 22』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516880466/

※『オール安価でまどか☆マギカ 21.5避難所』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516811060/
 脇道逸れた小話を書いたり本スレで出来ない安価募集をしたりする場所。次スレが見当たらないよ!という時にも覗いてみると情報があるかも。


☆随時募集

*安価で魔女を作ろうぜ*


 主に風見野や見滝原外などで登場するオリジナル魔女を募集中です。

 登場の機会があれば色んな物語に出させます。

 被りは一部再安価か統合。


・名前:【安価内容】の魔女(思い浮かんだものがあれば魔女名も)

・攻撃方法/見た目/特徴/性質/弱点/使い魔 など
3 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 21:50:45.40 ID:gB41ACLS0

桐野「……学校帰りによく寄り道してるの? 食べ歩きは別にいいけど、この前みたいなところを歩くのは――――」


 それとも、まさかあのあたりに隠れ家的名店でも?

 ――そう思ったが、僕が聞くとキリカは一瞬目を逸らした。


キリカ「……わかってるよ。でも、別に私は大丈夫だよ」


 何を根拠に言うのだろう。

 何かが起きた時にはもう遅いのに。


桐野「記憶のこともそうだけど、今のキリカはなんか、危うい気がするっていうかさ……とにかく、周りが心配するようなことはしないでほしいんだよ」

キリカ「……わかった。心配させるようなことはしないよ」


 一応、キリカとそう約束をする。

 ……それから、注文を待つ間にもまたメニューを捲って見ていた。
4 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2018/04/15(日) 22:24:52.83 ID:gB41ACLS0

桐野「普通の甘味処と思ったら、一風変わったメニューもあるんだな」

キリカ「うん。そういうの好き。でもきりのんはあんまりそういうのは作らないかな?」

桐野「おばあちゃんから習ったのが元だからなあ……別にそういうのが許せないってわけじゃないけどね」

桐野「そんなに好きなら、キリカはお菓子とか作らないのか?」

キリカ「作るより買ったほうが安上がりだよ。労力も込みで考えてね」


 ――それはまあ確かだ。


桐野「お、抹茶の和風バケツプリン……これとか内容の割に随分とお得な価格だと思うけど、限定メニュー?」

キリカ「それはやめよう! ……で、でも、一人の時にはどうあがいても無理だったけど今は工作が可能……それが食べられると思うと興味がなくは――……」


 キリカは慌てた後、小さく何かを呟いている。

 ……すると、そのうちにあんみつがテーブルに届けられる。


*「こちらあんみつ2つです。ご注文、以上でよろしいですか?」


キリカ「!」

桐野「気になるなら頼もうか?」

キリカ「…………はい」


 すごい食欲だなぁ。

 ――呑気に思ってたけど、結局、キリカが慌てた意味はこのあと店を出るまでわからなかった。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 22:27:09.11 ID:zOeUMJeMO
キリカ可愛いなぁ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:29:28.09 ID:hXkD5B6V0
キリカワイイ
7 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/15(日) 22:55:39.93 ID:gB41ACLS0


桐野「たまにはこういうところで食べるのもいいね。参考にもなりそうだよ」

キリカ「うん! それはよかった……」


 店の外の目立つ上りには、しっかりと『カップル限定』の文字があった。

 ……それを敢えて見ていないふりをする。キリカも気づきながら注文してたんだろう。大きなプリンが魅力的だったから。


 買い物を始める頃には、あんみつにプリンと腹いっぱいになっていた。


桐野「そういえば、キリカは他に何か買いたいものある?」

キリカ「んー……別にないかな?」

桐野「じゃあ、先に食材を見てくるよ。それから、この前買い忘れた絵具も」


 予定した買い物を進めていく。

 ――……その途中で、この前『空間の歪み』に囚われた場所にも偶然立ち寄った。


キリカ「……あれ? 行けなくなってる?」

桐野「あ、階間違えた。ここはこの前から改装中なんだった」

キリカ「なんだ、じゃあ別のとこ行こう」


 やっぱりそんなもの、存在しなかったのだろうか。

 再び来てみても、その場所はただ行き止まりになっているだけだった。
8 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/15(日) 23:09:40.36 ID:gB41ACLS0


 目的のものを買い終えて、大荷物を持ったまま休憩用のソファで一息つく。

 ……キリカは自分の鞄だけだ。すると、こっちを心配そうにのぞき込んでくる。


キリカ「……暫く休もうか」

桐野「連れ回して悪いね」

キリカ「だ、だから私、きりのんよりは体力あるんだって! その荷物のほうが大変そうじゃん」

桐野「でも何か持たせるわけにはいかないよ」


 キリカはちょっと納得してない様子だ。朝から意地を張るのはなんなんだろう。



1気遣いだけありがとうと言っておく
2追加で何か買い物
3自由安価

 下2レス
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 23:11:33.81 ID:+KaMUCeSO
1+3キリカは昔と変わらず優しいな
安価↓
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 23:13:15.30 ID:a0LLqERm0
2
おばあちゃんからエイミーの遊び道具を買ってきてくれと言われてた事を思い出す
ペットショップに行ったらキリカに選んでもらう
買ったものはキリカに持ってもらう
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 23:14:58.37 ID:zOeUMJeMO
本屋に行って伊集院おすすめのマンガを買う
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 23:15:10.66 ID:D06VE+pF0
1+今回の買い物で使いすぎた、今月の財布の懐具合が不味くなってきたな
13 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/15(日) 23:31:21.36 ID:gB41ACLS0

桐野「……じゃあ、これからエイミーの遊び道具を買いに行くから何買うか選んでよ」

桐野「キリカにはそれを持ってもらおうかな」

キリカ「ペットショップ?」

桐野「うん」


 ……最後にペットショップに寄ってから帰ることにした。

 帰り道では、キリカの手には猫じゃらしと小さなネズミのおもちゃを入れた袋が追加されていた。


キリカ「本当にこれだけでよかったの?」

桐野「そんなにいっぱい買ってもしょうがないよ」

キリカ「まあそれはそうだけど」


 昨日のようにキリカの家の前にまでつくと、キリカから袋を受け取る。


桐野「持ってくれててありがとうね」

キリカ「……うん。じゃあ、また明日」

桐野「また明日」



 挨拶をして別れる。

 ……今は、その挨拶がなんとなく安心できる響きに思えた。



―4日目終了―
14 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/15(日) 23:36:51.92 ID:gB41ACLS0
-----------------------------
ここまで
今のところキリカルートでほぼ確定って感じかな…? むしろ今から他に乗り換えたらぶっ刺されるんじゃないかって思えてくる
と言いつつヤンデレエンドとかは用意してないです、多分。みんな大体は良い子だからね!

次回は16日(月)20時くらいからの予定です
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 23:38:09.78 ID:hXkD5B6V0
乗り換えるというよりハーレムが望みだ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/15(日) 23:42:08.06 ID:a0LLqERm0
乙でした

ほぼ丸半日、お疲れ様でした
キリカルートもいいんですけど、そろそろマミ以外の他の娘達も登場して欲しいですね
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 00:06:23.04 ID:mgdv90e90
キリカの攻略はもう良いから他の子を攻略しようよ、杏子ちゃんとかさ
18 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 20:36:56.29 ID:5aO7h55M0
通学路 朝


 家の近くの交差点でキリカと合流する。

 最近はすっかりキリカと居ることが多くなってきていた。


桐野「おはよう、キリカ」

キリカ「おはよーう。エイミー、昨日ので遊んでくれた?」

桐野「うん。食いつきはよかったよ」



1今日の昼休みのこと
2またうちに来てみる?
3自由安価

 下2レス
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 20:38:03.54 ID:J+TNFTy/0
2+話していたら巴マミさんを見かける
安価下
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 20:43:04.69 ID:2IAvJBXw0
↑+1

今日はお菓子作ってきてないけど、おばあちゃんがお昼のおかず色々作ってくれたんだ
キリカの分もあるみたいだから今日はお昼一緒に食べない?
21 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 21:17:57.55 ID:5aO7h55M0

桐野「またうち来てみる?」

キリカ「うん、行く! じゃあ、その次はうちにも来てよ。……きりのんの家とはちがって、面白いものは何もないかもしれないけどね」

桐野「久しぶりにおばさんと話すのもいいね」

キリカ「あっ、そういえば昨日のリクエストは作ってきてくれた?」

桐野「まあ昼の楽しみにしておいて。あ、でも全員分はないんだよな……」

桐野「今日はおばあちゃんがお昼のおかずを多めに作ってくれたんだ。一人だと余りそうだし、お昼一緒に食べるのはどう?」

キリカ「女子に囲まれて!?」

桐野「いや……、出来れば二人きりがいいです」


 ……それきり会話が途切れる。

 なんでもない意味で言ったはずだけど、言ってからその表現でよかったのかと考えこむ。


 “二人きり”……二人きり、か。
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 21:21:17.81 ID:2IAvJBXw0
あ、芋で何か作るっての忘れてた…
23 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 21:35:25.76 ID:5aO7h55M0

キリカ「…………いいよ。本当は私もそろそろ何かお返ししようかと思ってたけど、おばあちゃんに先越されちゃったね」

桐野「お返し? 気にしてないよそんな!」

キリカ「……キミには助けられてるよ、色々と」

桐野「…………」


 ……――僕はお菓子以外でキリカに何か出来ていただろうか。

 むしろ、話す相手すらいなくなりかけてた僕の日常を支えてくれてるのはキリカなのに。



 学校に着くと、廊下でキリカと別れる。

 それからもまだキリカの事を考えていた。
24 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 21:46:32.43 ID:5aO7h55M0

――――
――――


 午前の授業が終わるチャイムが鳴ると、さっそくキリカが僕の教室の外にまで来ていた。


桐野「ここで食べる?」

キリカ「他にいい場所ある?」



1廊下
2外
3屋上
4自由安価

 下2レス
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 21:49:17.73 ID:V8Kxw2BeO
3かな?
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 21:50:18.56 ID:7e6iBWDb0
3
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 21:50:25.33 ID:J+TNFTy/0
3
まどかたちと出会ったりしてりしてね
安価下
28 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 21:58:30.64 ID:5aO7h55M0

桐野「少し外に行こうか。歩きながら見つけよう」

キリカ「うん、わかった」


 食べる場所を探して廊下を歩く。

 ……この辺の空き教室も結構使われてるんだなと、普段自分の席から離れることのなかった僕は今になってそれを知る。


 屋上に向かうと、そこにもすでに先客が居た。

 別に本当の意味で『二人きり』になる必要もないが、立ち去ろうとすると、その子たちは声をかけてきた。


「あの……、別に占拠する気はないので、大丈夫ですよ?」

桐野(女子たち……)

キリカ「だって。どうする?」



1ここにする
2他で見つける
3自由安価

 下2レス
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 22:00:18.24 ID:J+TNFTy/0
3こっちはいいけど、そちらはいいのかい?
他の人がいる話ずらくなることもあると思うけど……と聞いた後によかったら1
安価下
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 22:04:05.82 ID:2IAvJBXw0
31 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 22:27:12.51 ID:5aO7h55M0

桐野「こっちはいいけど、そちらはいいのかい? 他の人がいる話しづらくなることもあると思うけど……」

「こっちはこっちで勝手に話してます。 屋上広いんだからそんな聞こえませんよ」

キリカ「ありがと、ごめんね。キミたちいつもここで食べてるの?」

「はい、大体ここで食べてますよ」


 了承を得ると、先客の子たちから離れた隅に荷物を置いて陣取る。

 ……風も吹いているし、確かに隅から隅まで離れているとほとんど声も姿も気にならない。


キリカ「じゃ、食べようか。いただきまーす」

桐野「こっちもどうぞ。もしかしたらキリカの好みには合わないかもしれないけど……」

キリカ「煮物! 昔よくうちにおすそ分けしてくれたよね。素朴で好きなんだよー。甘さも丁度いいの」

桐野「オレも好きなんだこれ! いい味だよね」


 おばあちゃんが持たせてくれた箱を開けると、キリカも思った以上に喜んでくれた。

 そういえばよくおすそ分けとかしてたっけな。懐かしい。



1この前の女子たち、今日はどうだった?
2自由安価

 下2レス
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 22:32:34.51 ID:J+TNFTy/0
1+2あの子達、2年生かな?少なくても僕のクラスでは見ないな
安価下
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 22:33:03.13 ID:7e6iBWDb0
34 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 22:47:04.05 ID:5aO7h55M0

桐野「ところで、あの子たち二年生かな? 少なくともうちのクラスでは見ないな」

キリカ「私もわかんない。見たことない……と思う…………」


 キリカは少し自信なさげに言った。

 ……『知らない』とはっきり言ったはずの人が昔の友達だったんだ。


キリカ「――……あ。でも一人知ってるかも。どこで見たんだっけなー」

桐野「違う学年なら部活とか? もしくは委員会?」

キリカ「多分それ。委員会はやってないけどね」


 それなら部活か。キリカはどんな部活をやってるんだろう?

 意外と運動部にでも入って自信がついたからどこか意気込んでたのかもしれない。


キリカ「手芸部だよ。でもあんまり知ってるわけじゃない」

桐野「……そうか」


 ――……と思ってたが、あっさり予想は裏切られた。

 あっちの詮索はひとまず置いといて、弁当を食べ終わるタイミングに合わせてお菓子の包みを開ける。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 22:49:34.71 ID:2IAvJBXw0
手芸部っていうことはまどか達で確定かな
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 22:51:35.53 ID:7e6iBWDb0
やっと知り合えたけど絡む理由が無いのがつらいな
37 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 23:26:52.19 ID:5aO7h55M0

キリカ「山吹色のお菓子!」

桐野「おぬしも悪よのう?」

キリカ「そうそう、私からの好感度が上がる超ラッキーアイテムだよ? ……ってのは置いとくとして」

キリカ「食べてもいい? 食べてもいい?」

桐野「どうぞ」


 キリカは餡子を使った和風のスイートポテトにかぶりついて幸せそうにしている。

 その姿を目の前で見ると、思わずこっちも嬉しくなった。


桐野「……何を作ろうか悩んだんだけどね、昨日の“和風洋菓子”っていうのから考えてみたんだ」

キリカ「それですぐ作れちゃうなんてすごいよ」


 上機嫌なキリカを見ながら、ゆったりと昼の時間を過ごす。

 今までこんな過ごし方をしたのは初めてだった。


 ……そうしていると、食べ終わった弁当とお菓子を入れていた袋を片づけて、キリカが立ち上がって伸びをする。


 いつのまにか、先客の二年生たちの姿は消えていた。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 23:30:39.50 ID:J+TNFTy/0
なんかカップルとか思われたのかな?
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 23:33:47.98 ID:V8Kxw2BeO
気を使われた感じはするね
40 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/16(月) 23:54:14.96 ID:5aO7h55M0

桐野「そういえばこの前の女子たち、今日はどうだった?」

キリカ「えぇっと……まぁ、この前みたいな感じだよ。多分面白がってるだけだと思うけど」


 ……やっぱ囃し立てられたんだ。僕は苦笑いした。

 呆れる、というのとは少し違うだろうか。でも少し気の毒だ。


キリカ「……ここだとつい時間を忘れるね。 あと昼休みどのくらい?」

桐野「あと10分くらいかな? 予鈴まではあと5分」

キリカ「えっ、もうそんな時間なの?」


 キリカに言われて腕時計を見た。この近くには時計がない。


桐野「もう戻る?」


 キリカのほうを見上げると、その足と膝よりも高い位置で揺れるスカートが目に入った。

 ……その瞬間に風が吹いた。


キリカ「! ――きゃっ」


 今まで気を抜いた様子で伸びをしていたキリカが慌ててスカートを押さえる。

 しかし、その拍子によろけたのか、足元の荷物を避けようとしてこっちのほうに来て、僕の肩に手をついた。


キリカ「――……あっ、ごめ」

桐野「!?」


 目の前が覆われて、思わず目を瞑る。

 …………再び目を開く時には、キリカの胸が目の前にあった。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 23:57:29.20 ID:V8Kxw2BeO
お、パフパフか?
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 23:58:47.43 ID:2IAvJBXw0
桐野君、何色だったか教えなさい
あとちょっと代わりなさい
43 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 00:04:48.92 ID:JG/UA5WK0

キリカ「えっ! わあぁっ、ごめん! ホントごめん! そんなつもりじゃないんだよ!」


 キリカが慌てて僕から距離を取って立ち上がる。――顔が真っ赤だ。

 僕はどうすることもできずに固まっていた。


桐野(どうしてキリカのほうがそんなに謝ってるんだ……?)


 ……そして、セリフを取られてしまったようで暫く何も言えなくなった。


桐野「け、怪我がなかったならいい……――けど…………」

桐野「も、戻ろうか。そろそろ」

キリカ「……」


 スカートの端をぎゅうっと握りしめて、キリカは自分の荷物を取ると何も言わずに先に歩き出した。


キリカ「……うん」


 そして、僕の前を歩く姿が完全に後姿になってから、小さな返事を聞き取る。

 ……このまま自分のクラスに向かう気だろう。


桐野「…………」


 ――やっぱり僕にはどうすることもできなかった。

 でも、僕も出来るだけ早く下に戻ったほうがいい。
44 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 00:05:28.44 ID:JG/UA5WK0
---------------------------------------------
ここまで
次回は17日(火)20時くらいからの予定です
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 00:05:36.27 ID:kNO5cn5N0
これは完全に異性として意識し始めたな
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 00:08:44.02 ID:z3FhpMuQ0
この世界のキリカが織莉子に惚れていないならチャンスは大きくあるな
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/17(火) 00:08:47.23 ID:cepSfev10
乙でした

思春期真っ盛りの時だしねぇ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 00:13:30.51 ID:01cvWDkZO
乙です
ラッキースケベが発動したか
主人公、後でキリカの友人達から何やったと問いつめられたりして
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 00:15:46.49 ID:kNO5cn5N0
前スレのリクエストが採用されたな、まだ前スレ書き込めるし何か思いついたらリクエストしよう
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/17(火) 00:25:12.95 ID:cepSfev10
あれが採用されたのか…この後がどうなるか楽しみですねぇ(ゲス顔
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 00:44:19.36 ID:01cvWDkZO
巴くんは家に帰ったらナニをするのかなー?(すっとぼけ
52 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 20:46:32.38 ID:JG/UA5WK0


 ……それからも、午後の授業はあまり耳に入らない。

 教師が前でマジメなことを言っているのが他人事のように見えている。



 擬音にすれば『むにゅ』とか『ふにゅ』とかになりそうな感触。それに匂いと光景も。

 ……多分その感覚はこのまま意識の外に流したほうがいい。



 最近はずっと話してなかったとはいえ、小さな頃から一緒に居た相手と今更すぐ結び付けようとされても困る。

 僕もそう思っていた。誰が相手でも、周りが面白がって囃し立てようとしているだけだと思っていた。――まあ、それは事実だと思う。


 でも、もしキリカをそういうふうに見るとしたら?

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 20:48:25.85 ID:kNO5cn5N0
キリカ可愛いし胸もあるよな
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/17(火) 20:56:51.67 ID:cepSfev10
ムラ黒江さんの言だと『並』らしいけど、イラストとかだと大抵デカく描かれてるんだよね
マギレコでもどこが『並』なんだとツッコミ入るくらいデカい
55 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 21:04:14.10 ID:JG/UA5WK0


 ――――あまり知り合いに対してそういうことを考えるべきじゃないのかもしれないけど。

 よりによって幼馴染に対しては考えないほうがいいのかもしれないけど……キリカって、胸大きいよな?


 最後に一緒に風呂に入った時の裸がはっきりと思い出されてしまう。

 あの頃から周りの子より発育は良いと思ってたけど、それと比べても今となっては急激に育っていた。


 ……あれは、いつも見る制服の下は今だったらどうなっている?


桐野(――いや、そんなこと考えちゃ駄目だろ! 放課後にもうちで遊ぶかもしれないんだぞ!)


 僕なんかが女子生徒を品定めするなんて、やっちゃいけないことだ。

 せめてグラビアで我慢しておくべきなんだ……



桐野「…………あの、お腹痛いのでトイレ行ってきます」

*「おー、いってらっしゃい」



 教室の後ろのほうを通って出て行く。

 ……このクラスで誰からも関心がないのが救いだった。


 何をするにも、少し頭を冷やしてこないともやもやした気持ちがおさまらなそう立った。


――――
――――
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 21:11:25.00 ID:kNO5cn5N0
もしかしてキリカはノーブラだったとか?
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 21:16:39.95 ID:01cvWDkZO
さすがに学校来てるときにノーブラはないでしょ
巴くんはキリカの胸のことばかり考えてるけどパンツも見たんだよね?
そっちの方は妄想しないのかね?
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/17(火) 21:20:44.26 ID:cepSfev10
>>もやもやした気持ちがおさまらなそう立った。

誤字のようで誤字でないような気がする
何が立ってるのやらw
59 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 21:44:30.94 ID:JG/UA5WK0


 HRが終わって、チャイムが鳴り、放課後の時間になる。

 …………今日は結局、どうしようか。


 昼のことは忘れて何事もなかったようにしたほうがいいか、それともそれも無配慮に思われるか。

 どうしようか答えの出ないままこの時間が来てしまった。


 ……向こうはどうしたいと思ってるんだろう。

 朝話した通りなら、放課後はまたエイミーを見にくることになっていたかもしれない――けど。



1キリカと合流
2こっそり家に帰る
3自由安価

 下2レス
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 21:46:36.51 ID:zMdnD+R70
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 21:47:26.82 ID:i9cPjVpY0
2+帰り道巴マミさんとばったり遭遇、そのまま一諸に変える事になった
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/17(火) 21:47:39.11 ID:cepSfev10
1
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 21:49:09.84 ID:i9cPjVpY0
すいません 誤字です、変えるではなく帰るです
64 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 22:09:44.89 ID:JG/UA5WK0


 結局悩んだ末、今日は気まずくてこっそりと学校を出て帰ってしまった。

 わざわざキリカに会わないように道を変えて。

 …………僕はやっぱり、度胸がないのかもしれない。


 ――違うことを考えよう。


 一人になって帰り道を歩いていると、ふと次に頭に浮かんできたのは、あの“空間の歪み”のことだった。

 空想だとしても、鮮烈に感性に刺激を受けた記憶が残っていた。それが、あの日から妙に気になって仕方がなかった。


 ……まあ今日の昼のことも別の意味で感性に刺激は受けたかもしれないが、それとは全く別の方向でだ。


桐野(……折角戻ってこれたのに、自らまたあれに飛び込みたいなんて考えるのは愚かだ)



 ――そんなことを考えていると、横から声をかけられる。



マミ「あら? 桐野君、帰りこっちだったかしら」

桐野「いや……ちょっと今日は」

マミ「寄り道?」

桐野「まあ、そんなところかな」



1マミさんはもう帰るところ?
2今度モデルを頼んでいいかと聞く
3自由安価

 下2レス
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 22:22:04.47 ID:kNO5cn5N0
3途中で落書きの酷い家(織莉子邸)を見つけたので落書きを消す

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/17(火) 22:22:48.08 ID:cepSfev10
1+思い切ってこの間のことを聞いてみる
キリカの言った『魔法少女』の言葉も口にするが、キリカのことは伏せる

この間不思議な空間で出口を教えてくれたの、マミさんなんですよね?
『空間の歪み』みたいなあれは何だったんですか?
それと…マミさんは『魔法少女』なんですか?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 22:35:52.36 ID:kNO5cn5N0
3途中で落書きの酷い家(織莉子邸)を見つけたので落書きを消す

今日は違うルートを歩くから発見したみたいな
68 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 22:46:24.97 ID:JG/UA5WK0


 理由に詰まって言葉を濁したけど、マミさんが聞いてきた言葉に乗っかった。


桐野「マミさんはもう帰るところ?」

マミ「いいえ、私も少し寄り道する予定よ。一人暮らしは大変なの、その代わりに自由も多いけどね」

桐野「そういえば、一人暮らしか……」


 ……理由は知っている。

 1年の頃、ご両親が交通事故に遭ったって話だ。


 僕にはずっとおじいちゃんとおばあちゃんが居て、両親がいて、いきなりそれを失って一人になるなんて考えもつかない。


 でも、マミさんだって本当は考えもつかなかったんじゃないかな。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 22:51:20.82 ID:kNO5cn5N0
中学1年が一人暮らしとかおかしい、親戚が引き取るべきだろ
70 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 23:27:11.30 ID:JG/UA5WK0

マミ「桐野君はあまり遅くならないようにね」

桐野「もう帰るよ。 あっ、ところでさ……――この前、もしかしてデパートで会った?」


 ……そう別れ際に思い切って聞いてみる。

 でも、マミさんに聞いたところで、多分僕の望む答えは得られないだろう――


 ――返ってきた答えは、思った通りだった。


マミ「……桐野君と? いいえ、会ってないと思うわよ」

桐野「……そうか」


 それ以上に手がかりもない。折角の話せる人に、痛い妄想をしてるヤツと思われるのも嫌だった。

 特に、あの絵のことなんて。


桐野「マミさんも気を付けて」

マミ「ええ」


 別れの挨拶をして、別ルートから交差点を曲がっていつもの道の方向へと進んで家に帰る。

 ……それから、部屋で一人になってからまたキャンバスに向かう。


桐野(……この前の絵はキリカには使うなって言われちゃったしなぁ)


 あれこれ考えながら描きはじめてみる。

 もやもやを発散するにも足りない気分を埋めるにも、絵に集中するのはちょうどよかった。


 …………しかし、やっぱり何かが物足りない気がした。



―5日目終了―
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 23:28:49.96 ID:kNO5cn5N0
好感度低いから嘘つかれたか
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 23:29:09.60 ID:swCv0yruO
キリカと再会できるかな?
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/17(火) 23:35:53.45 ID:wK/OEi8V0
オール安価て言っても書いてる事全てが実行される訳じゃないのか
74 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/17(火) 23:54:08.34 ID:JG/UA5WK0
―――
夕方


キリカ「…………」


 日の暮れかかった自室の中、キリカは何をするでもなくただベッドの横に座っていた。


 すると、誰もいなかったはずのその場に声だけが現れる。

 夕日の差す窓の外に、その影があった。


「――やあ。久しぶりだね、キリカ」

キリカ「何の用?」

「最近活動してないみたいだから、『自分の使命』を忘れてはいないかと思ってね」

キリカ「……まだ一週間も経ってないじゃん。そこまで監視されるものなの?『魔法少女』ってのは」

「君は特に意識が低いように見えたからね。ノルマはないけど、一応注意はさせてもらうよ」

キリカ「考えてみれば、やらなかったところで何の罰則があんの? ないなら別に意味もないよね」

「まあ、罰則は特にない。君の願いから生まれた力をどう使うかも自由ではあるんだけどね……」


 その言葉に、キリカは手元に抱えたクッションを握りしめて、一瞬表情を険しくする。

 ……しかし、『それすら無駄だ』とばかりに力を緩めた。


キリカ「…………私はもう、危ないことは進んでしないことにしたんだよ」


―――
――――――
75 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/18(水) 00:04:02.35 ID:yCFTOZWS0
-------------------------------
ここまで
次回は19日(木)20時くらいからの予定です

あと、初期の頃情報が乏しかった分を除いて、物語によってキャラの基本的な設定や性格が変わるってことはないです
違うとすればタイミングだろうけど、まあ一番手遅れになりやすいのはキリカだったろうなぁ

それにしても>>58が奇跡すぎる
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 16:20:42.95 ID:b2LKinWs0
77 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 20:16:25.53 ID:BILDT17n0
自宅 朝


 朝ごはんを食べ終えると、家を出る前に鞄を確認して玄関に向かう。

 家を出たら今日もキリカと会うかもしれない。昨日のもやもやは引きずったままだ。


 足元には見送るようにエイミーがついてきていた。


桐野「……なぁー、エイミー。お前はどうしたらいいと思う?」

エイミー「にゃ」


 頭から首の下を撫でると、猫は『にゃ』と満足そうに鳴くだけだった。

 相談相手にはならないが独り言をつぶやくにはいい相手だ。


 ……ただし、難点は朝早い父さんを除いて、家には家族が大集結していること。



1普通に学校に向かう
2キリカと合流する交差点を避けて学校に向かう

 下2レス
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 20:18:35.51 ID:M35bQ9b90
1

長引くと危険だから
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 20:20:16.80 ID:mQYN4upA0
1
80 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 20:40:29.03 ID:BILDT17n0

桐野「……行くか」

エイミー「にゃ?」


 覚悟を決める。

 エイミーを外に出させないようにおばあちゃんのとこに戻して、家を出た。


 ……学校に向かって歩きはじめると、キリカはいつもの交差点で待っていた。

 キリカが僕に気づいてこっちに振り向く。


キリカ「あ……」


 声をかける前に気づかれたけど、とりあえず挨拶しないと。


桐野「おはよう」

キリカ「うん、おはよう!」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 20:41:33.72 ID:b2LKinWs0
待っててくれたのか
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 20:42:56.87 ID:M35bQ9b90
本当にここのキリカは乙女だな
いや、一応相手が同性なだけでおりマギでも乙女か
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 20:51:53.49 ID:J2BMZ9KuO
いや、別にキリカ同性愛者じゃないだろ
84 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 21:05:54.60 ID:BILDT17n0

 声をかけると、キリカも元気な挨拶を返してくれた。

 昨日までみたいに並んで歩きはじめる。


桐野「もしかして待っててくれた?」

キリカ「だって、一緒に行くって話だったでしょ?」

桐野「そうだったね。いや、ちょっと出る前にエイミーと遊んでてさ……」


 ……エイミーのことはただの口実だ。実際にはそんなに構ってた時間はない。


 昨日の事も何か謝ったほうがいいだろうか。屋上での事故について? それとも、帰りにこっそりと帰っちゃった事?

 なんとなく横を歩くキリカを眺める。……すると、キリカが隠すように手を胸元に置いた。


 ――げ、まずい。そう思って目線を逸らす。


キリカ「あの……、なんていうか、見られてるのって結構気づくよ? ……そういう視線は結構嫌だった」

桐野「ご、ごめん!」

キリカ「…………」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 21:07:37.31 ID:mQYN4upA0
異性として意識しまくりだな
86 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 21:23:08.19 ID:BILDT17n0

 少しの間気まずい雰囲気が流れたと思うと、キリカが目の前に回り込んできた。


桐野「え!?」

キリカ「そっちは見なくていいから、顔を見てよ! こっち!」


 向き合って、真っ直ぐに目と目を合わせる。

 ……今は目の前よりも少し下。いつから追い抜いたんだろう。少し前まで同じくらいだった気がする。


 見詰め合ってるのも恥ずかしくなって、また横に並んで歩きはじめた。

 いけない、バカなことばっかりやってると遅刻する。


キリカ「ごめんって言ったじゃん。そういうつもりじゃないって。……それより、エイミーのこと聞かせてよ」

桐野「エイミー? エイミーは外に行こうとすると見送りしてくれるんだよ」

キリカ「へえー、いいなあ」



1エイミーについての話
2いつうちに来るかという話
3自由安価

 下2レス
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 21:25:19.82 ID:b2LKinWs0
3昨日一人で帰ったことを謝る
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 21:27:05.66 ID:M35bQ9b90
1人で帰ったことを謝ったら逆に引きずっていて悪い印象持たれないかな?
安価下
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 21:27:22.96 ID:mQYN4upA0
↑と1+2

今度僕が家を出る前にうちに来てみる?
あ、それならうちで朝ごはんも食べればエイミーがお見送りしてくれるよ?
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 21:29:04.54 ID:b2LKinWs0
お泊りか、最高だな
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 21:30:47.21 ID:M35bQ9b90
幼馴染設定だから昔はお泊りしてそう
あと>>89は3を含んでくれるだろうか……>>88はなしでおねがいしたい
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 21:37:25.45 ID:mQYN4upA0
お泊りというかキリカ編で毎朝キリカ宅に来てたメガほむ?

>>89は一応>>87を安価したつもりだったんですけど17秒差でしたね
スレ主がどう判断するか、だね
93 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 21:45:28.15 ID:BILDT17n0

桐野「大体おばあちゃんのところに居るけど、名前で呼んだり戻らせたりもできるようになってきたし、良い猫だよ」

キリカ「頭いいんだねー。私でも反応してくれるかな?」

桐野「どうだろうな……そこまで人見知り激しいタイプじゃなさそうだけど」


 エイミーのことを話して、キリカがうちにくる話があったことも浮かぶ。

 昨日は帰っちゃったし有耶無耶のままだ。どうしよう。


桐野「あとさ、昨日は一人で帰ってごめんね!」

桐野「そういえば、うちに来るって話、いつにする? 今日も放課後は空いてるけど……」

キリカ「今日? ……うーん」

桐野「いや、駄目ならいいんだ。いつでもいいし」


 ……考え込む姿を見ると、あまり乗り気じゃなさそうだった。

 やっぱり、さっきのことで嫌になったのかな。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 21:47:57.67 ID:M35bQ9b90
いきなりは無理っていう話だろうか?
95 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 22:01:33.42 ID:BILDT17n0

 けど、そんな予想に反して了承の返事が返ってきた。


キリカ「……いいよ。今日ね」

桐野「いいの!?」

キリカ「うん」


 ……そう言われて少しほっとした。


桐野「今度、朝うちに来てみる? エイミーが見送りしてくれるよ」

桐野「それなら、うちで朝ごはんも食べるのは? あ、泊まってってもいいし!」

キリカ「そこまでお世話になれないよ。明日は朝、迎えに行ってみるよ」

桐野「そうか。じゃあ明日は待ってるよ」

キリカ「あ、もし寝てたら起こしてね? 私を待って遅刻したらシャレにならないよ!」

桐野「寝てたらオレがキリカの家まで起こしに行くよ」

キリカ「えぇー」


 ……そう言ってるけど、今日だって僕があの場所を避けてたら、キリカはずっと待ってたかもしれないんだよな。


 話している間に学校が見える。

 すると、校門の前のあたりで横から声をかけられた。


マミ「桐野君、おはよう」

桐野「ああ、おはよう」

マミ「今日は少し渡したいものがあって。お昼、時間とれるかしら?」

桐野「お昼、か……」



1いいよ
2時間がかかりそうなら別の時間にしたい

 下2レス
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 22:03:29.80 ID:b2LKinWs0
1
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:04:17.92 ID:M35bQ9b90
1
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 22:04:21.27 ID:mQYN4upA0
2の返事次第で1
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:06:44.96 ID:M35bQ9b90
>>98にしておくべきだったかな……
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:07:49.92 ID:+V45A4yrO
今キリカ一緒にいるんだよね?
あの絵のモデルがマミだと気づくかな?
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 22:09:50.18 ID:b2LKinWs0
キリカがやきもちしそう
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:11:42.71 ID:M35bQ9b90
やきもちしてまた話がこじれた困るから渡されたものは正直にキリカに見せた方がいいかな?
103 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 22:21:01.52 ID:BILDT17n0

桐野「いいよ。渡したい物って?」

マミ「まあ、ちょっとしたものよ。この前のお礼にと思ってマドレーヌを焼いてきたから、一緒にどうかと思って」

桐野「え、ありがとう! マドレーヌかぁ」


 さらっと言ってるけど、そういうのを作ってこれるのは結構すごいんじゃないか?

 もしかしたら僕とも気が合うかもしれない。昼に話してみよう。


 ……マミさんが先に自分のクラスの方に向かうと言って別れると、横に居たキリカが大きな声を出した。


キリカ「……私も! お礼になんか作ってきて――……はないけど、明日はお弁当とか作ってくるよ、うん!」

桐野「別にいいよ、そんなことしなくても」

キリカ「だってそれじゃ、私がものすごく図太い人みたいじゃないか」

桐野「いやいや、マミさんが気を遣いすぎなだけだって。もしくは、そういう趣味があるのかも」

キリカ「…………」


 キリカといえば、おままごとにつき合わされて泥だんご食わされそうになった思い出が強いなぁ。

 とか、そんなことを思い出す。



 …………教室の前で別れた後に、キリカは呟く。



キリカ「…………マミさん、ねえ」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 22:21:57.42 ID:b2LKinWs0
あれ、いつの間にか下の名前で呼んでるのね
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:23:38.00 ID:M35bQ9b90
マミは別に名前で呼ばれても気にしなさそう
桐野の苗字的に間際らしいという理由で許してくれそうだし
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 22:25:46.23 ID:mQYN4upA0
以前一緒のクラスの時紛らわしいから名前呼びでいいって言ってなかったっけ?
107 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 22:26:01.40 ID:BILDT17n0
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前スレの>>828を読むと呼び方のことが書いてありますよ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:29:59.24 ID:+V45A4yrO
このキリカも料理上手なのかね?
後キリカのヤキモチスイッチが入ったみたい
109 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 22:53:42.71 ID:BILDT17n0
―――


 朝は思い切って会ってみたら、普段通りに話せた。あのことはやっぱり忘れたほうがよさそうだ。

 そう思いながら、自分のクラスで席に座っていると、教室の外から見覚えのある“女子たち”が怒涛のように押し寄せてきた。


*「あー、いた! 桐野君!」

*「ちょっとー、きみ、呉ちゃんと何かあったの? 昨日お昼終わってからずっと上の空だったよ?」

*「何? なんかしちゃった?」

桐野「な、なん…………――」

*「えー? なに聞こえないー」


 ――何かしたか、といえば僕はなにもしていない。そう、僕からは。

 ……しかし、何かあったといえば確かにあった。


*「別にあたしたち責めてるわけじゃなくてさ! 疾しいことじゃなければいいんだよ?」


 しかも、どちらかといえばかなり疾しいことだ。

 仲良くもない女子の集団に囲まれて話すのなんか得意じゃない僕は、しどろもどろになって、そのうちにみんな去っていった。
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 22:57:56.21 ID:mQYN4upA0
やっぱり問い詰めに来たか
キリカのあの様子なら主人公が何かやったと考えるのが普通だしね
111 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 23:03:34.73 ID:BILDT17n0


 ……忘れようとしても気まずい部分があるのは確かだ。

 授業が始まる少し前になって、僕は隣のクラスへと駆け込む。


桐野「……なぁ、伊集院。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ」

伊集院「なんだ?」

桐野「意図的じゃないんだけど……本当に意図的じゃないんだけど……、女子の――その、パンツ見て、胸に顔うずめた時はどうしたらいい?」

伊集院「速攻で土下座しろ。蹴られなかっただけ相手は天使だと思え」

桐野「いやでも、パンツは一瞬だけなんだよ!」

伊集院「は!? マジなの? 一瞬見てんじゃねーか羨ましい! むしろそれで殺されても本望だよ!」

桐野「羨ましいことなんかあるか! 殺されたくもないし……ていうかそういう人じゃない。むしろ謝られたんだよ」

伊集院「はあ? 神様かよ。最近の暴力系ツンデレなめんなよ」

桐野「……でも、ついでに『そういうつもりじゃない』って念押されたんだけどどう思う?」


 ……そう言うと、彼はなにか納得したような表情をした。


伊集院「ああ、そういうことか。そりゃ蹴り殺す価値すらなかったってことだ」

伊集院「『お前とは1ミリもフラグなんて立たせる気ねえからいやらしい目で見んな糞豚』ってことだよ」


 それを聞くと、何か残念な気になった。オブラートに包まれてただけで、本心はそういうことなのか。

 でも、今まで通りには付き合ってくれる気ではいる……はずだ。それは嘘ではない?


桐野「……や、やっぱそうなのか?」

伊集院「ああ、そうだ」


 こいつに話しても意味があるのだろうか。

 しかし、相談できる相手はこいつしかいなかった。


 ……とりあえず、そんなセリフをキリカの口から聞いたら僕は立ち直れない。

112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 23:04:40.01 ID:b2LKinWs0
そんなこと言うのはあすみぐらいだぞ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 23:06:07.93 ID:mQYN4upA0
ユウリ様も言いそう
でもあんな痴女い格好してたらいやらしい目で見られるのはねぇ…
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 23:07:42.66 ID:+V45A4yrO
相談する相手を間違えてると思います
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 23:11:45.09 ID:mQYN4upA0
そういえばやっとパンツの事が話に出てきたか
さぁ、何柄だったか話せ主人公よ!
116 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/19(木) 23:43:04.17 ID:BILDT17n0


 …………授業が始まるギリギリで教室に滑りこむ。

 今日の授業も一時間目はやっぱり集中できそうになかった。



 ――――それから、昼休憩の時間になると、朝の約束通りマミさんがこっちのクラスに顔を出してきた。



マミ「桐野君」

桐野「あ、マミさん。お疲れ」

マミ「ええ、お疲れ様。隣失礼してもいいかしら」

桐野「いいと思うよ、誰も使ってないから」


 そう言うと、マミさんは僕の隣の机の椅子に腰かける。

 机の上に広げられるランチセットが華やかでマミさんらしい。


桐野「サンドイッチ? 前見た時も思ったけど、いつもマミさんの弁当美味しそうだよね。手作り?」

マミ「ええ、朝に少し早く起きて作ってるわ。桐野君のも豪華だけど、それはご家族が?」

桐野「これは母さんだけど、たまにおばあちゃんが作ってくれることもあるかな」




1料理上手なんだね、と話す
2自由安価

 下2レス
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/19(木) 23:46:53.37 ID:mQYN4upA0
1+マミの手にキリカがしてたのと似た指輪を見つける

僕はお菓子のほうしか作れないなぁ
料理だとカレーくらいかな

あ、その指輪…(キリカがしてたのと色違いかな?同じお店で買ったのかな?)
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 23:50:10.93 ID:M35bQ9b90
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 23:52:07.34 ID:+V45A4yrO


マミと話してると教室の入り口にキリカの姿が見えた
120 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 00:02:29.87 ID:k0ul8Q6o0

 ……マミさんはお菓子を作る上に、料理まで得意らしい。

 つくづく出来すぎた人だと感心してしまう。


桐野「オレは和菓子は作るんだけどね。料理だとカレーくらいかな」

マミ「和菓子に対しての情熱は伝わったし、料理も作れるなら十分立派だと思うわよ。何のカレーを作るの?」

桐野「箱の裏通りの普通のやつだよ」


 それは、うちの家族がみんな、あまりアレンジを利かせた凝ったものよりも、

 昔ながらの素朴なもののほうが好みだからというのもあった。


 マミさんは凝った料理をたくさん作ってるのかな。

 そんなふうに料理についての話をしてから、ちょうど昼飯を食べ終わる頃にマミさんが鞄から弁当とは違うバッグと水筒を出す。


桐野「あ、その指輪……」

マミ「これ? 似合ってるかしら」


 マミさんの手には、キリカがしてたのと似た指輪があった。

 マミさんのはその髪や瞳の色と同じ金色だ。――色違いかな? 同じお店で買ったのかな?


 キリカが気に入っていたのが落ち着いたイメージのぶどう色の琥珀糖なら、金色はレモンかパイナップルといったところか。


桐野「うん、華やかな感じが似合ってると思うよ」
121 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 00:10:13.02 ID:k0ul8Q6o0

マミ「ありがとう。じゃあ、ティータイムにしましょうか。こっちは紅茶、マドレーヌに合うわよ」

桐野「いただきます。お洒落だなあ……こういうの、オレの家だとほとんどないよ」


 マミさんが紅茶のボトルから僕の水筒のコップに入れてくれた。良い香りが漂っている。

 プレーンとチョコレートのマドレーヌを一つずつ取ってみる。


 うちでよくある緑茶と和菓子のおやつもいいけど、こういうのもいいかもしれない。

 ただ、誰かの影響がなければこういう『ティータイム』なんて味わうことないだろうな。



1マミさんは和菓子を作ることはある?
2自由安価

 下2レス
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 00:15:01.45 ID:1BI1qpIK0
1
マミと話してると教室の入り口にキリカの姿が見えた
安価下
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/20(金) 00:16:18.35 ID:hRGn8ZZi0
1+さっきの指輪をどこで買ったのか聞いてみる

その指輪ってどこで買ったの?
そっくりの指輪してる娘がいたんだけど、なかなか良いデザインだから他にもよさげなアクセサリー売ってるかもしれないね
ちょっと覗いてみたいんだけど、店の場所教えてくれないかな?
124 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 00:17:49.35 ID:k0ul8Q6o0
-----------------------------
ここまで
次回は20日(金)20時くらいからの予定です(遅くなるかもしれません)
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 00:21:50.53 ID:Na3JIpcUO
乙でした

これは主人公、口滑らせた?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 01:02:45.30 ID:1BI1qpIK0
どうすればよかったという話になるけどね
ここのキリカは別に織莉子とのせってんがあるわけじゃないっぽいし……
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/20(金) 17:12:31.01 ID:08SUVda30
http://マギアレコード速報.com/wp-content/uploads/2017/10/1289113603.jpg
128 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 20:12:13.26 ID:k0ul8Q6o0

桐野「マミさんは和菓子を作ることはある?」

マミ「和菓子は作らないわね。桐野君は和菓子だけ?」

桐野「うん。おばあちゃんの影響でね」


 なんとなくだけど、洋菓子は難しそうなイメージがある。

 ……あまり変わらないかな?


 ティータイムを楽しみながらも、またマドレーヌを持つマミさんの手を見ていた。

 すると、マミさんに気づかれる。


マミ「……これ、気になる? この指輪は大事な友達からもらったものなの」

桐野「そうだったのか。良いデザインだね。店の場所がわかったら一度覗いてみたかったけど」


 ……僕の視線がわかりやすすぎるのか、女の子は視線を感じ取りやすいのか。

 とりあえず疾しいところは見てないからいいか。


マミ「誰かにプレゼント?」

桐野「えっ、いや、そういうわけじゃないけど……」


 するとしたら、やっぱりキリカに?

 キリカが気に入ってるなら、他にもよさげなアクセサリーをプレゼントしたら喜ぶだろうか、なんて考えが浮かぶ。


 ……けど、さすがに相手からすれば僕からそんなのもらったって困るだろう。


マミ「でも残念、そこのお店には男の子用のものは売ってないと思うわよ」

桐野「そ、そうなの?」

マミ「ええ」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/20(金) 20:13:15.44 ID:08SUVda30
嘘が上手いな
130 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 20:21:24.47 ID:k0ul8Q6o0


 ――暫くティータイムを楽しんでゆっくりしてから、隣の席の人が戻ってきてマミさんが席を立つ。


マミ「じゃあ、私はもうそろそろ行くわね。よかったら、またお菓子を交換出来たら楽しいわね」

桐野「そうだね……。オレもまたなんか作ってくるよ」


 …………教室の外に向かうマミさんのほうに視線を移すと、入口のほうにキリカの姿が見えた気がした。

 けど、マミさんが廊下に出る頃にはいつのまにかいなくなっていた。


桐野(通りがかっただけか……?)



―――
廊下


 ……廊下に出た後、食らいつくような視線にマミは足を止める。


マミ「……桐野君に用事?」

キリカ「…………いや、べつに」

マミ「?? ?」


 そして、マミは自らの胸元を隠すように手を置いた。


マミ「その……なんというのかしらね。舐め回すような視線を感じたからつい」

キリカ「べ――別にそういう目で見てないよ! 物色してたわけでもあるまいし!」

マミ「まあ、そうよね……」


―――
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 20:30:36.21 ID:nJxl3pY6O
キリカ、ヤキモチやいてるな〜
132 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 21:04:27.27 ID:k0ul8Q6o0


 ――――学校が終わった放課後の時間、帰り道を歩く。

 今日はキリカも隣に居た。


キリカ「きりのんの家に行くの、この前から二度目だね。昔はいっぱい遊んでたけど」

桐野「そうだね。家だけじゃなくて色んなとこに遊びに行ったよね」


 けど、キリカは内気な僕と違って、女の子の友達ともよく遊んでいた。

 そう、たとえば間宮とか――。


 それはもう、あまり言わないほうがいいんだろうか? 本人が覚えてないんじゃ意味がない。

 …………ただ、そう思うと今以上にその喪失が広がることが怖かった。


キリカ「――……そういえば、庭の隅にタイムカプセルとか埋めたよね。 覚えてる?」

桐野「あぁ、言われるまで忘れてたよ。そういえばあったな、そんなの――」


 キリカに言われて思い出す。

 今はキリカのほうが覚えていることもあった。そう思うと少し嬉しい。



1どこにやったっけ?
2自由安価

 下2レス
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 21:07:05.47 ID:1BI1qpIK0
2でも急にどうしてそんな話を?
安価下
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/20(金) 21:10:56.01 ID:hRGn8ZZi0
1キリカに今度掘りに行こうと提案
追加でキリカに指輪の事を聞く

そういえばマミさんもキリカがしてたのと似た指輪してたね、色違いだったけど
キリカはその指輪どこで買ったの?マミさんは大切な友人から貰ったって言ってたけど
135 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 21:38:16.52 ID:k0ul8Q6o0

桐野「今度堀りに行こうよ、また忘れないうちに」

キリカ「えぇ――? 忘れないよ。遠くに行っちゃわなければ。きりのん、ここを離れる予定はないんでしょ?」

桐野「まあ、ないけど…………ところで、何入れたかまで覚えてる?」

キリカ「そこまで覚えてない。……たしかに、それは気になるけどね」


 遠くに行っちゃわなければ――……か。


桐野(どこにも遠くには行かないけど、高校から違う学校になったら、また会うことも少なくなるのかな)

桐野(そうしたら、どうなるだろう)


 目指す未来は違う。

 それでもずっと今みたいに話せるんだろうか。――そんなことを想った。

136 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 22:05:16.78 ID:k0ul8Q6o0
――――
――――


桐野「ただいまー」

キリカ「おじゃましますー!」


 家に入ると同時にみんなに聞こえるように帰宅の挨拶をして、それからキリカも言った。

 すると、母さんが廊下の奥から出てくる。


*「おかえり。キリカちゃんもいらっしゃい」


 ……その間にもキリカが何かを目で探してる。多分エイミーのことだ。

 僕がこうして挨拶するとこっちに来ることが多いはずだけど、この前みたいに来客の雰囲気を感じ取ったんだろうか。


桐野「さ、上がろうか。エイミーも多分こっちにいるんじゃないかな?」

キリカ「うん!」


 キリカをみんなの居るリビングに案内する。

 ここは大体この前と同じような雰囲気だ。
137 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 22:31:08.07 ID:k0ul8Q6o0


 ……エイミーはこの前と同じように物陰に隠れていた。

 僕が近づいて呼ぶと出てきて、この前キリカが選んでくれたおもちゃを目の前に見せてみる。


エイミー「にゃ」


 エイミーはまだ遊び盛りの子猫だ。おもちゃや動くものにはよく反応する。


キリカ「私もやってみたい! コツとかある?」

桐野「最初から大きく振りすぎないことかな?」


 キリカがねこじゃらしを取って、小刻みに左右に動かす。

 その先端がふわふわの両手で捕まえられると、キリカがエイミーの頭を撫でた。


キリカ「可愛い」


 ……僕はしばらくそれを見守ることにしていた。

 すると、おばあちゃんがテーブルに何かを持ってくる。


*「丁度冷蔵庫にようかんがあったから切ってきたよ。二人もお食べなさい」

桐野「はーい」

キリカ「え? やった! ……でもちょっと待って、もう少しエイミーと遊んでるから」


 ……それを聞いて、僕は先に食べていることにする。

 ようかんもうちではおばあちゃんがよく作ってくれるものの一つだった。レシピは結構小さい頃から覚えている。



1家族にタイムカプセルの話を振ってみる
2自由安価

 下2レス
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 22:32:27.14 ID:1BI1qpIK0
2キリカとの思い出を家族に聞いてみる
安価下
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 22:37:33.82 ID:hRGn8ZZi0
↑+1
追加で家族の前で掘ってみる
140 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/20(金) 23:08:26.18 ID:k0ul8Q6o0


桐野「……そういえば母さん、うちの庭にタイムカプセル埋めたのって覚えてる?」

*「ああ、小学校の頃の話でしょ? みんなには秘密だー、って言ってたけど」

桐野「それ、どこかに埋めたかって知らない? 探してみようと思うんだけど手伝ってくれないかな、別に秘密にはしないからさ」

桐野「キリカも別にいいよね?」

キリカ「へ?」


 エイミーをじゃらすのに夢中だったキリカが、話を振られて小首を傾げるようにこっちを振り向く。

 それから立ち上がると、皿の置いてあるテーブルの前についた。


桐野「どこに埋めたか検討つかないから、みんなで探そうと思うんだけど」

キリカ「あー、そんなこと? いいんじゃない?」


 キリカがフォークで切ったようかんを突き刺して頬張る。

 ……さっきから幸せそうだ。


キリカ「食べ終わったらいこっか、庭」

桐野「じゃあ、汚れるといけないし指輪は外したほうがよくないかな? 預かってようか?」

キリカ「え?」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 00:48:45.48 ID:JoMHEyv+O
寝落ち?
142 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/21(土) 00:49:33.68 ID:2oBKxGPz0

桐野「気に入ってるんだろ、それ。オレの知り合いにも色違いの着けてる人がいてさ。友達から貰ったんだって」

キリカ「……友達? 私は違うけどね」

桐野「キリカはどっかで買ったのか?」

キリカ「あー……うん。そうだね、でも忘れちゃった。じゃあ、ちょっとここに置いとくよ」


 キリカが指輪を外して置く。

 ……青紫の宝石の嵌まったリングがテーブルの上で輝いている。



 ――おやつを食べ終わると、小さいシャベルを持ってみんなで庭に出た。



桐野「確か隅のほうだったよな?」

キリカ「何か目印みたいのってなにもないの?」

*「たしか、地図を書いてなかった?」

桐野「それだ、ちょっと机探してくる!」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 00:59:35.11 ID:JoMHEyv+O
この展開はヤバいんじゃ……
144 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/21(土) 01:05:23.97 ID:2oBKxGPz0


 母さんの一言で一旦中に戻って、部屋を探しに行く。

 すると、引き出しの奥に、子供の頃に描いたらしい拙い『宝の地図』があった。


桐野「みんな、地図あったよ!」

*「このあたりって、前はおばあちゃんが育ててたお花があったね。今もプランターだけ置いてある」

*「じゃあこの近くになるのかな?」

キリカ「この辺だね…………えーと」


 地図を頼りに掘ってみると、その中からお菓子の缶が出てきた。

 土を手で払い落として、缶を持つ僕をみんなが囲む。


 …………どことなく期待と緊張感がこの場を包んでいる。


桐野「……開けるよ」



タイムカプセルに入ってたもの
・自由安価

 下3レスまで
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 01:12:04.01 ID:JoMHEyv+O
きりのんのおよめさんになる、キリカのおむこさんになると書いた誓約書
結婚式のイラスト付き
146 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/21(土) 01:37:43.79 ID:2oBKxGPz0
-------------------------
ここまで
次回は22日(日)18時くらいからの予定です
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 09:18:47.87 ID:TmYkLtYa0
巴マミと杏子を描いた絵が出てくる、タイムカプセルを埋めた日にたまたま近くを遊んでいた2人と貴方が友達になり
2人に絵のモデルになって貰った事を思い出した 、そして2人と遊んでる最中妙にキリカがカリカリしてるのも思い出した
(キリカは幼いながらもマミと杏子に嫉妬していました、キリカ自身も幼かったので嫉妬という言う感情を知らない無意識かのものでしたが)
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 09:48:50.38 ID:gtHqkSO+0
絵以外に何かあるかな?
両親がとってくれたキリカと桐野が笑って映っている写真とか?
安価下
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 11:19:08.79 ID:Jv2QmHd00

追加で昔遊んでたおもちゃとかかな?
水鉄砲とかおもちゃの刀とかビー玉とかアクセサリーとか
その中に主人公がキリカに買ってあげたおもちゃの指輪もあって、プロポーズした事を互いに思いだす
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 17:33:04.64 ID:krdxvU6K0
ゲーセンか教会に行けば杏子にあるかな?
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 23:57:05.68 ID:krdxvU6K0
前スレ埋まったな
152 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 18:41:28.23 ID:/fgHamkN0

 蓋を開けてみると、まず昔大事にしていたおもちゃが入っているのが目に入った。

 大きいものでは水鉄砲とおもちゃの刀――これは僕が遊んでいたもの。それらの周りを、綺麗な感じのビーズやアクセサリーが飾っている。


キリカ「わー、懐かしい! こういうの、私よく集めてたんだ」

桐野「この頃はそんなにちっちゃかったんだな」


 そっちはキリカの持っていたものだ。

 キリカがブレスレットを手に取ってみているが、今のキリカの腕には少しきつそうだ。


キリカ「ほかには? ほかには?」

桐野「……あ、これ」


 こまごまとしたアクセサリーを取り出して掻き分けていくと、その中に指輪があるのに気づく。

 ……手に取ってみる。大きなハートの飾りに、輪っかの部分がプラスチックでできているおもちゃの指輪だった。
153 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 19:29:48.09 ID:/fgHamkN0

*「それ、巴がキリカちゃんに買ってあげたやつでしょ! お母さんと一緒に選んだよね」


 それを見ると、僕らよりも先に母さんがなつかしそうに言った。


 ――……確かに覚えている。

 僕にはこまごまとしたアクセサリーの良さなんてわからなかったけど、家族でデパートに行ったとき、キリカにプレゼントするって言って買ってもらったんだ。

 あの時の僕にとってキリカは一番に仲の良い女の子だったから。……――今でもそれは同じか。


 ……だから、小学校に上がってキリカに女の子の友達が出来るとちょっと寂しかったりしたっけ。


キリカ「あぁ、そういえばもらったよ。なにか書いたはず……」


 キリカが缶の中を掻き分けて探す。僕やキリカの描いた絵の中に、結婚式らしきイラストが描かれた紙があった。

 『きりのんのおよめさんになる、キリカのおむこさんになる』なんて書かれた、誓約書のようなもの。


 ――――よく意味も分かってないままのプロポーズごっこ。

 ただ、キリカのことは純粋に好きだったから。もちろんそれはずっと一緒に居る友達として。


 ……今になってみるとちょっと恥ずかしい。
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 19:31:56.41 ID:Lpe3yzqX0
キリカは顔を真っ赤にしてそう。今ならあり得る
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 19:55:12.34 ID:UL3F62Ne0
おばあちゃんから、ひ孫の顔が見れそうとか言われたりしてw
156 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 20:00:08.80 ID:/fgHamkN0

 キリカもそれは同じようだった。


キリカ「…………」


 キリカが顔を覆う。

 母さんとおばあちゃんはそんな僕らを見て微笑ましそうに笑っている。


キリカ「……まさか、これを今になって一緒に見ることになるなんてね」

桐野「いや、うん……そうだね」

*「巴はキリカちゃんのことが大好きだったのね」


 そんなふうに母さんが茶化してくる。

 キリカや周りの反応を見て、とにかく恥ずかしかった。――これはなにもわかってなかった昔のことだから。


 でも、キリカは更にこんなことを『今』、聞いてくる。


キリカ「今は私のことはどうなの?」


 ……僕は戸惑った。

 それをどういう意味で言えばいいのか?


キリカ「この時のままの意味でいいよ」

桐野「……――――あぁ、」


 ――――あれから離れていた時間もある。

 その間にいつのまにか、あの時より色んなものが育ちすぎていて、あの時より世界も少し広がった。

 小さい頃は、母さん、父さん、おばあちゃん、おじいちゃん、そしてキリカ…………それらが一番にあるのが僕の世界だった。


 その『間』せいで、どうすればいいかわからなくなってる部分もある。あの時と全く同じ気持ちの『好き』なんて多分ありえない。

 けれど、僕はこう答える。


桐野「好きだよ」

キリカ「…………私も好きだよ」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 20:01:39.71 ID:Lpe3yzqX0
なんか温度差があるな。絶対
158 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 20:39:31.10 ID:/fgHamkN0


 ――それから、缶の中に入っていた絵や写真を見ていた。


 僕の描いているのは、身近にある景色や、出かけたときの景色だった。確か一度何かを描いて褒められたから色々と描くようになったんだ。

 その中から公園が描かれた絵が出てくる。それを見ると、公園で遊んだ時の記憶も浮かんできた。


 大体キリカと遊んでいたけど、キリカがいない時にはたまに声をかけられて他の人と遊ぶこともあった。

 でも、そういう時にキリカが来ると、決まってキリカの機嫌が少し悪くなるんだ。

 そうじゃない時はキリカのほうがすぐ色んな人と仲良くなってたのに。そんなキリカを少しずるいと思っていた。


 ……その時はまったく気づかなかったけど、寂しく思ってたのはキリカも同じだったんだな。


桐野(……それよりさっきの、なんかすごく恥ずかしくなってきた)

桐野(なんでキリカは今になってあんなことを聞いたんだろ?)


 キリカが描いているのは大体が人の絵だ。

 このくらいの時テレビでやってた、ピンク色をした魔法少女がポーズをとっている。

 ……今はもうさすがにとっくに卒業してるらしいけど、そういうのが好きだった時も一応確かにあったらしい。
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 20:48:17.18 ID:Lpe3yzqX0
絵に描かれていた少女がマミさんと似ている気がする安価とかできるのかな?
160 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 20:52:12.93 ID:/fgHamkN0
子供の頃の絵だからなぁ…髪型も違うしそこまではわからなそう
そして確認とろうにもお互いほとんど覚えてなさそう
161 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 20:52:39.04 ID:/fgHamkN0


 僕も少ないけど人の絵を描いているものもあった。母さんの絵だ。

 今からすれば当然ながらお世辞にもうまいとは言えないが、それを母さんに手渡してみる。


桐野「……はい、母さん」

*「あら、嬉しいわね。昔はたまにお母さんのことも描いてくれてたよね」

桐野「今度久しぶりに描いてみるよ」

*「だったら出来るだけ綺麗に描いてよ? 上手になったのはいいんだけど、しわとかまで描かなくていいからね」


 難しい注文だなぁ。

 そんなことを思いながら、その下にあった写真を眺める。


桐野「キリカと二人の写真があるよ! 母さんが撮ってくれたやつ」

キリカ「…………えっ?」


 キリカに見せてみる。

 小さいキリカは今と変わらない明るい笑顔をしている。……それに、僕も同じように笑っていた。


キリカ「ホントだ」

桐野「……今、何かぼーっとしてた?」

キリカ「え、ううん、別に」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/22(日) 20:54:35.33 ID:dbSwPWdj0
まあ覚えていたんだったら、マミさんや杏子ちゃんは今も貴方の友達だったろうしね
163 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 21:23:40.07 ID:/fgHamkN0

桐野「缶の中に入ってるのはこんなところかな? そろそろ、家の中に戻ろうか」

*「そうだね、また見るのはいつでもできるし。堀り返したところちゃんと埋めとかないといけないわね」

*「おばあちゃんそろそろ腰が痛くなってきたから、先に戻っていてもいいかい?」

桐野「オッケー、後はこっちでやっとくよ。おばあちゃんは休んできて」


 掘り返した地面を埋めようとしゃがむ。

 その時、キリカがわずかに身体をふらつかせた。


桐野「キリカは大丈夫?」

キリカ「……ンー? ちょっと疲れたかも。張り切りすぎたかな」

桐野「じゃあ、無理しないでおばあちゃんと一緒に休んでていいよ」

キリカ「おかしいな、きりのんより体力あるつもりだったのに」

桐野「キリカの言うとおり、張り切りすぎたんだよ」


 ……まだ意地を張ってるらしい。

 今キリカの調子が良くないかもしれないことを思い出した。これからは無理させないようにしないと。


桐野「こっちが片付いたら戻るから! 危なそうなら母さんも一緒についてって肩かしてあげてよ」

キリカ「そこまでしてもらわなくていいよ! 多分ただの立ちくらみ?だから」

*「それなら巴がついていったほうがいいんじゃないの?」



 ……ついていくのはともかく、肩を貸すのまではキリカのほうが嫌がりそうだ。



・自由安価

 下2レス
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 21:26:09.97 ID:Lpe3yzqX0
キリカと一緒についていく。アブなかったら嫌がっても肩を貸す
それでさっき掘り出したものについてキリカに感想やら思い出とかを話し合う
安価下
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 21:31:37.34 ID:woIjSPcYO

キリカのふらつきがひどそうならお姫様抱っこする
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/22(日) 21:32:56.70 ID:dbSwPWdj0
僕がお手製の和菓子を作ってあげるよ、今日のメニューはたい焼きで良いかな
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 21:43:20.98 ID:woIjSPcYO
これは浄化してないから不調になってきてるのかね
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 21:48:23.95 ID:YLv3+7GM0
いや、密着するためのイベントだろう
169 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 21:53:03.12 ID:/fgHamkN0

桐野「……じゃあ、肩を貸さなくても大丈夫そうならついていくよ」

キリカ「うん、大丈夫だから。いこっか」


 キリカと二人でゆっくりと歩きながら家の中に戻る。

 その間、さっき掘り出したものについてキリカと感想やら思い出やらを話し合っていた。


桐野「それにしても、さっきの誓約書……あれはちょっと恥ずかしかったな」

キリカ「きりのんも意外と大胆なコトしてたね、あの時は」

桐野「違うんだって、そういうつもりまったくなくってさ!あの時は……日頃の気持ちとか、そういうのを伝えたかったんだと思うよ、多分」

キリカ「ふふ……恥ずかしいのー」

桐野「……そうだな、恥ずかしい」


 キリカは照れながら笑う。

 隣に歩くキリカを見て、その様子を眺める。


キリカ「……でも、なんかさ」

桐野「――キリカはさっきから体調はどう?」

キリカ「悪くはなってないよ? 多分、少し良くなってきたかも。でも……肩まではいいから、少し手をつないでいてほしいかな」

キリカ「ほら……またうっかりバランス崩したら困るし…………」

桐野「あ、あの時は立ちくらみじゃないんだよな!?」

キリカ「あれはただ荷物を避けようとしてつまづいただけ!」


 そんなことを言いながら手をつなぐ。

 ……考えてみれば、手を握ることは最近でも普通にあった。キリカもなんともなさそうな様子だ。


 ――そういえばさっきは何を言いかけたんだろう?
170 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 22:14:19.76 ID:/fgHamkN0


キリカ「ありがとう、ちょっと横になっておくね」

桐野「うん、オレはまた母さんの様子を見てくるよ」


 キリカをソファに寝せて、僕は庭のほうに戻る。

 おばあちゃんも同じリビングにいる。キリカのことは少しの間任せていても大丈夫だろう。




キリカ「…………」

*「そこで大丈夫? 具合が悪いならベッドで寝てきてもいいんだよ」

キリカ「いえ、そこまでは……――ちょっと疲れただけだし。でも、やっぱりちょっとそうしてこようかな」


 ――ソファから起き上がる時、キリカは一瞬テーブルに置いたままの指輪を見る。

 しかしそれには触れずに、そのまま立ち上がって寝室のほうへと向かった。


――――
――――
171 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 22:28:05.39 ID:/fgHamkN0


桐野「――ふう、終わった」


 穴を元に戻して家の中に戻ると、道具を洗って片づけてからリビングに向かう。

 ……キリカの姿がない。


桐野「おばあちゃん、キリカは?」

*「寝室のほうで寝てるよ。起こしに行ってあげたら?」

桐野「わかった、じゃあ起こしてくるか」



 ――いつも母さんたちが使っている寝室に向かうと、キリカはそこのベッドに横になっていた。

 まあ確かにソファよりはこっちのほうがいいだろう。

 部屋に入るとキリカが身体を起こした。


キリカ「……あ、終わった? お疲れさんー」

桐野「ああ、キリカは疲れは取れた?」

キリカ「うん、多分ね」

桐野「よかった。じゃあ、遅くなる前にそろそろ帰ったほうがいいかな……? それならまた送るけど」

キリカ「その前に、ちょっと聞いてほしいことがあるんだけどいい?」

桐野「え?」


キリカ「…………――今の私と昔の私の話」
172 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 22:58:19.74 ID:/fgHamkN0


 今日久しぶりに昔の思い出を掘り起こしたからだろうか。

 けれどキリカが何を言いたいのかわからなくて、僕はもう一度聞き返す。


桐野「どういうこと?」

キリカ「……っていうか、私も少し聞きたいことがあるんだよね」

キリカ「間宮って人のこと覚えてないって言ったじゃん。私、ホントは昔の記憶って少し曖昧なとこあったんだ」

キリカ「だから知ってることがあるなら昔のことを教えてほしくて」


 昔のこと、といっても間宮について僕が話せることはそこまで多くはなかった。それとも、それ以外というのなら――。


桐野「でもオレに会った時、キリカは覚えていてくれた。さっきのことだって、キリカのほうが色んなこと覚えてくれてることもあるじゃないか」

キリカ「……うん。それはそうなんだけど」


 ……キリカは躊躇うようにしてから話を続けた。


キリカ「願いを叶えてもらったらしいんだ。『今とは違う自分になりたい』って」

キリカ「その結果なんだよ。だから病気でもないし、今から関係ないことを忘れることもないんだ」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 23:01:18.40 ID:Lpe3yzqX0
トラウマになって記憶から消したんじゃない?
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 23:07:19.85 ID:UL3F62Ne0
原作でもトラウマにはなってたけど望んで記憶を消したわけじゃない
違う自分になりたい、の願いで契約したら何でその願いをしたのかを忘れしまってストレスになってたはず
根底に消したいぐらい嫌な記憶がったからこんな結果になっちゃったのかな?
175 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/22(日) 23:25:10.73 ID:/fgHamkN0

キリカ「私が変な場所を探し回ってたのは、対価。願いを叶えてもらった対価に戦わなくちゃいけないんだって」

桐野「……はあ!?」

キリカ「……だから、もしかしたら私、昔の私じゃないかもしれないんだよね。私がわかってるのは記憶だけかもしれない」

キリカ「いっぱい思い出はあるんだけどね? 私にとっては今が全てだから……――きりのんのこと、今まで昔と全く同じようには思えなかったとこあったんだ」


 ……そんなことない。

 久しぶりに会っても、キリカは昔と変わらずに話してくれた。笑ってくれた。昔と違うなんて思えなかった。


桐野「それは騙されてるよ! 記憶が不確かだからって付け込んで、キリカに何か危ない事させようとしてるだけだよ!」

桐野「よく考えてみろよ、そんなオカルトありえるわけないだろ! そんな奴の言うこと相手にすることない!」


 都合の良いオカルトは嘘だと思え――――それは僕が信条としていることだった。

 『お前は人が良いから、変なものには騙されるなよ』小さい頃から何度かそう聞かされたのを覚えている。おじいちゃんの言葉だ。


 その影響があってか、僕はオカルトを信じていない。非現実的な話は嘘か勘違いによるものだ――と。


キリカ「そ、そうかな?」

桐野「絶対そうだよ。弱気になるからいけないんだ。自分を強く持てばいいよ、キリカは何も変わってなんてないんだから」


 ……キリカは少し驚いたような顔をしていた。


キリカ「そっか…………ありがとう、そう言われればそうだ。 そう思うことにするよ」

桐野「ああ」



1キリカを送っていく
2昔の話
3病院でもすすめる
4自由安価

 下2レス
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 23:28:37.15 ID:Lpe3yzqX0
1をしながら2
テーブルの上に置いたままの指輪をキリカに渡すのを忘れずに
安価下
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/22(日) 23:28:45.70 ID:dbSwPWdj0
4 キリカ君は疲れてる今日は僕の家に泊まっていきなよ、そうキリカに提案、
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 23:31:10.61 ID:UL3F62Ne0
願いを叶えたってどうやって?誰に叶えてもらったのかを聞く+1

今願いを叶えてもらったって言ったけど、それは誰にどうやってかなえて貰ったの?
叶えた代わりに女の子に、キリカに戦えだなんてそんな馬鹿な話があるもんか!
いったい誰なの?僕がそいつに会って文句を言ってやるから、そいつに会わせてよ
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 23:32:58.75 ID:Lpe3yzqX0
断られそうだな―
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/22(日) 23:35:43.62 ID:dbSwPWdj0
安価追伸、「貴方の両親にキリカを家に泊めてくれるようお願いする」も追加で
181 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/23(月) 00:10:51.78 ID:JOVhQekK0

桐野「……キリカ、やっぱり疲れてるんじゃないか? まだ寝ててもいいよ? なんならこのまま泊まっていきなよ」

キリカ「ほ、ほんとに大丈夫だよ。さっきよりは疲れもとれた感じするし、家ってすぐそこじゃん。帰れないほどじゃないよ?」

桐野「本当に?」

キリカ「疑り深いなぁ、もう。 それに……」

桐野「それに?」


 ……キリカは僕のことを見ていた。 もしかして、疑いをかけられてる!?


桐野(あれから昨日の授業中と……今朝にも前科あるしなぁ)


 久しぶりに会って、全く同じように思えないのは僕だって同じだ。あの頃とは年も違うし、それだけの時間が空いているんだから。

 数日で溝は埋まってきたとはいえ、最初はお互いよそよそしさはあった。


 そう考えてふと思った。


 ――――もしキリカに『今と変わった』ところがあるとすれば、それは僕の知らなかった間のキリカのことなんじゃないだろうか?

 そう考えて、すぐに考え直す。オカルトを信じるわけじゃない。

 けど、記憶の一部が消えてしまっているのは本当のことなのだから。


桐野「……わかった。でも、一つだけ聞いてもいいかな?」

キリカ「何?」

桐野「キリカはこれから、オレのことは忘れないでいてくれるんだよな」


 祈るような思いを込めて言う。


キリカ「忘れないよ。絶対忘れない」


 ――すると、キリカはそう言ってまた太陽のように微笑んだ。
182 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/23(月) 00:11:26.64 ID:JOVhQekK0
-------------------------
ここまで
次回は23日(月)20時くらいからの予定です
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 21:07:38.20 ID:oDSDoGQ80
これはメインヒロインだな
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 21:17:06.62 ID:69lywD4N0
今日は休み?
185 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/23(月) 21:18:47.69 ID:JOVhQekK0


 …………キリカと一緒に家から出る頃には、すっかり日が沈みかけていた頃だった。

 無事送り届けてキリカの家につくまでの少しの時間。早めに歩いていたらすぐについてしまう。


キリカ「今日はごめんねー、なんか。ベッドまで貸してもらっちゃってさ」

桐野「いいよ、そんなこと」

キリカ「でも別に大したことしてないはずなのになぁ……調子悪かったのかな?」

キリカ「まあ、私も今度から気を付けることにするよ」


 ――キリカは今日のことをまだ少し納得いってなさそうにしているけど、

 こうして見てると、これまでに何度か聞いた意地も、僕には空元気だったんじゃないかと思えたんだ。


 でもキリカは約束をしてくれたから。……今はそれを信じたかった。



1調子が悪い時は素直に休めばいいよ
2自由安価

 下2レス
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 21:20:05.34 ID:vJDywfNQ0
2 強がることが最も危険だ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 21:20:05.54 ID:69lywD4N0
1+そういえば願いを叶えたってどうやって?誰に叶えてもらったのかを聞く
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 21:20:42.87 ID:69lywD4N0
>>187は安価下でおねがいします。忘れていました
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 21:20:52.57 ID:iC5geJGb0
1+貴方調子の悪いキリカの為に得意ではないがおかゆをして作ってあげる
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/23(月) 21:30:59.54 ID:l8bQxwBu0
安価178の内容を話す
あとキリカが指輪をしてるかどうか手を見てみる
191 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/23(月) 22:14:35.61 ID:JOVhQekK0

桐野「調子が悪い時は素直に休めばいいよ。……あっ、そうだ、おばさんに頼んでキッチン貸してもらって、おかゆとか作ろうか?」

桐野「おばさんに手伝ってもらえばなんとかなるかも…………そういうの作ったことはないけど」

キリカ「えー、そんな病人食よりも普通の夕食と甘〜いデザートがあるほうがイイんだけど」

桐野「……〜〜わかった。甘いデザートくらいなら明日、持ってくよ。そういうのは得意だから」


 ……とりあえず、食欲は十分みたいだ。それだけでも安心する。

 僕が何を作ろうか考えていると、キリカが笑った。少し照れるように。


キリカ「――……心配されてるなぁってさ」

桐野「そりゃそうだよ」

キリカ「でも、これじゃまた私がわがまま言っちゃったみたいになったかなぁ」



 やがてキリカの家の前に着くと、扉の前でキリカがこっちに身体を向けて振り返った。



キリカ「……やっぱ明日はお弁当持ってこなくていいから!」

桐野「えっ。それって」

キリカ「また明日」


 キリカは僕にそう別れの挨拶をすると、鞄から鍵を取り出して扉の奥に消えてゆく。

 ……暫く閉まった後の扉を見ながら、僕はあっけにとられたように考える。



桐野(――キリカの弁当!?)


 今になっても、思い浮かぶのはやっぱりおままごとの泥だんご。

 ……キリカがどんなものを作るのか、まだ想像がつかなかった。


―6日目終了―
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 22:16:04.56 ID:oDSDoGQ80
土日になったらデートしよう
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 22:16:47.58 ID:69lywD4N0
きちんと指輪はつけている?
194 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/23(月) 22:48:05.52 ID:JOVhQekK0
自宅 朝



 今日は朝にキリカが来る予定の日だ。

 だから、いつもより少し早目に家を出る準備をして待っていたのだけれど……


桐野(…………遅いな)


 ……来ないまま時間が過ぎていた。

 時計を見るが、そろそろ出ないと遅刻してしまう。


 もしかして今日休みとか? 昨日も具合悪そうだったし、何かあったのかも――


桐野「――行ってくるよ!」

*「いってらっしゃい。そういえば、キリカちゃん来るって言ってたのは?」

桐野「これから様子見に行ってくる」


 自宅を出て、昨日送り届ける時にも来たキリカの家の玄関のチャイムを鳴らす。

 中に入るのは本当に久しぶりだ。
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 22:54:57.85 ID:69lywD4N0
やはり指輪をとったからか……?
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/23(月) 23:09:22.08 ID:l8bQxwBu0
キリカから事情聴く機会あったのに、ことごとく外した安価ばかりだったからね
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 23:13:21.58 ID:69lywD4N0
>>196
ごめん。今度から考えて安する
198 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/23(月) 23:14:14.67 ID:JOVhQekK0


 ――すると、おばさんが出てきた。


*「本当に久しぶりだね、大きくなったね巴くん。それで、今日は? キリカならもう出ていったと思うけど……」

桐野「今日、うちのほうに寄っていくって約束してたんですけど。すれ違いになったかな?どのくらいに出てってますか?」

*「……えっ、まだ出てないの?」


 ……もし一人で学校に向かったんだとしたら、それはそれでショックだ。

 おばさんは廊下の奥へ行くと、ずんずんと階段を上がって二階のキリカの部屋に向かう。


 扉を開けると、制服姿のまま、ベッドの上で毛布を抱きしめるようにして丸まってる姿があった。

 そして、こっちに気づくとびくりと跳ね起きる。


キリカ「ん…………あれ? きりのんなんでここにいるの!?」

桐野「それはだって、約束してたのに来なかったから心配して……」


 キリカは乱れた髪に手をやって慌てていた。

 ……この部屋を見るのも久しぶりだ。昔と作りは変わらないのに、やっぱり子供の頃とは雰囲気は違っていた。


キリカ「色々準備して、まだ時間があったからほんのちょっとだけ寝ようと思って〜〜……」

*「今日はなんだか張り切って早くから起きてたもんね? 早くいったら?」

桐野「そ、そうだ! 早く行こう!遅刻するよ」

キリカ「う、うん!」


 キリカが鞄を取る。

 二人で急いで外のほうに出て行った。
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 23:15:26.38 ID:oDSDoGQ80
よかった
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/23(月) 23:18:35.48 ID:l8bQxwBu0
まだわからないよ
家同士が100M範囲内かもしれないから、登校途中でゾンビ状態になるかも
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 23:19:28.63 ID:69lywD4N0
念のために放課後ぐらいに前の願いをかなえてもらった存在とかの話を聞かせてもらうとか?
安価下
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 23:26:28.83 ID:l8bQxwBu0
キリカの不調はアニメ本編の魔女化する前のさやかの状態に似てる気がする
とてもこの状態で魔女狩りなんてできないし、魔法少女事情を聞いてれば主人公がキリカが危険な状態だと認識出来てたかも
安価次第でマミさんに話をつけてGSを譲ってくれる交渉とかできたかもしれないに
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 23:31:25.56 ID:E0v0+iGkO
もう手遅れ?
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 23:43:16.45 ID:iSyXxiSdO
手遅れだろ、危機感が感じられないし
重要な場面で考えなしの安価するからこうなる
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 23:44:54.99 ID:E0v0+iGkO
やり直すとしたらどこだろう?
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 23:48:25.28 ID:iSyXxiSdO
昨日の寝てるキリカと話す辺りか、思いきってマミの警告無視する辺りか?マミルートに行くかもしれないが
207 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/24(火) 00:02:01.89 ID:BOG7DHj10


 ――少し小走りで通学路を進んでいく。


キリカ「あぁもう、やらかしたなぁ……これで完璧だと思ったのに。こんな慌てる羽目になると思わなかったよ」

桐野「キリカ、大丈夫? 早くない?」

キリカ「大丈夫!」


 キリカは早くから起きて時間をかけて弁当を作ってたんだ……。そう思うと期待が沸いてきた。

 ある程度まで来たところで、もう急がなくても大丈夫だろうと普通に歩くことにする。


 ……キリカのほうを見てみるが、あまり疲れた様子ではなさそうだった。

 僕の方が息を切らしていたくらいだった。


桐野「……意外と息切れてないね、キリカ」

キリカ「体力あるって言ったでしょ?」


 ――自信があるのは本当だったんだ。それとも、僕がひ弱すぎるだけかな。

 けれど、キリカは少し自慢げに言ったのち、寂しげに目を逸らす。……どこか考え込むようにしていた。


キリカ「……まあでも、気を付ける」


 学校まではあと少しだ。



1作ってきたお菓子について
2自由安価

 下2レス
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 00:06:01.17 ID:OHY67W6nO
1+2ねぇ、キリカ……君に一体何があったの?
君の願いを叶えてくれた相手って誰なの?
僕は君からしたら頼りないかもしれないけど、君のちからになりたいんだ
だから、頼む。話してくれないかな?

安価↓
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/24(火) 00:08:16.02 ID:h48VCjDo0
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 00:10:19.94 ID:OHY67W6nO
出来たら>>208の奴は「全部話して」でお願いします
211 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/24(火) 00:14:48.79 ID:BOG7DHj10
---------------------------------
ここまで
次回は24日(火)20時くらいからの予定です
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 00:22:43.33 ID:4l8AjoAy0
今のキリカは放置したらやばいのか、放置しても大丈夫なのか教えて
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 00:28:40.62 ID:h48VCjDo0
乙でした

魔法少女的には放置はヤバイ
魔女狩りしてないから浄化できてない
214 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2018/04/24(火) 00:40:43.45 ID:BOG7DHj10
-------------------------------------------------
SGが輝いている→「切羽詰まってはいない」とだけ
あとは主人公はオカルトを信じない人なのでどう関わるか…といったところ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 10:33:00.78 ID:9c1VxFuqO
確かに指輪外した際の描写で輝いてると書いてありますね
濁ってないとなるとキリカの不調の原因が何なのか気になりますが
あと魔女狩りしないとGS入手出来ないんだが、本人がその気じゃないのがね
ストック何個あるかわからないし、戦闘経験も積まなきゃいけないし問題山積みだな
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 10:54:53.93 ID:lFHkJpi00
事情を聴いた後にマミさんにお願いして師匠になってもらうしかないのでは?
マミさんは善人だから事情を話せばやってくれそうだけど……キリカは必死に説得するしかないけど
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