カイト「就職が決まったそうだなクリス」 X「ああ」

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23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/20(金) 22:39:15.07 ID:pu6kuWo10
凌牙「ハンマー・シャークの効果を発動!自身のレベルを一つ下げ手札から水属性・レベル3以下のモンスターを特殊召喚する!トライポッド・フィッシュを特殊召喚!」

凌牙「ターンエンド」

017「私のターン!手錠龍を守備表示に変更しモンタージュ・ドラゴンでトライポッド・フィッシュに攻撃!」

バレット「終わった…辺境の地で獄中生活を送るなんて…」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』相手モンスターの攻撃宣言時に発動!相手モンスター1体の攻撃を無効にし自分フィールド上に魚族・水族・海竜族モンスターが表側表示で存在する場合、その数×800ポイントのダメージを与える!」

017「な、何だと!?」3400→1800

凌牙「へっ」

017「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!レベル3のハンマー・シャークとトライポッド・フィッシュでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ブラック・レイ・ランサー!!」

017「攻撃力2100だと?それでは到底…」

凌牙「そいつはどうかな。オーバーレイ・ユニットを一つ使う事でフィールド上に存在するモンスター1体を選択し発動!選択したモンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする!」

017「効果を無効…はっ!」

凌牙「てめえのモンスター効果で攻撃力を上げたモンタージュ・ドラゴンの攻撃力は0!丸裸にしてやったぜ!」

バレット「神代凌牙!ま、周りを見ろ!」

凌牙「白バイだらけじゃねえか…」

「時間は稼げましたね。ありがとうデュエルチェイサー017」

017「ち、長官…」

「しかし敗者は必要無い。潔く敗北し消えなさい」

「そんな!私は」

凌牙「とりあえずお前は終わりだ。おっさん!手を貸せ」

バレット「いいだろう。アカデミア最高幹部の実力を警官共に味合わせてやる」

凌牙「バトルだ!ブラック・レイ・ランサーでモンタージュ・ドラゴンを攻撃!!」

017「うわああああああああああああああああ」1800→0

凌牙「次はてめえらだ。かかって来い!」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 21:13:03.44 ID:QGxQJ/El0
アストラル「!」

カイト「どうした」

アストラル「シャーク…シャークがこの世界に来ている」

カイト「あいつは塀の中だ。来る事など」

アストラル「毛狩り集団が残したデュエルディスクは幾つか残っていた」

カイト「大方ドルべ辺りが凌牙にデュエルディスクの差し入れでもした…わけが無いか」

亮「君達の仲間か」

アストラル「頼りになる男なんだ。神代凌牙と言って」

亮「神代凌牙…知っている」

アストラル「だろうな」

クロウ「しつけえ奴らだぜ。今度は遊星の家に来やがるなんて…」

カイト「…」

クロウ「訳のわからねえ事にあいつらを巻き込むんじゃねえよ」

アストラル「聞いてくれ私達は同盟を結びに来た。そうだなカイト」

カイト「違う」

アストラル「…違うのか!?」

カイト「俺はそんな事は一言も言ってない」

アストラル「では何故この世界に」

カイト「俺の五体に流れるドラゴン族使いの血がこの世界に呼び寄せた」

クロウ「このガキ!舐めたこと言いやがって!!」

アストラル「やめないか2人揃って」

亮「彼の言う通りだ。ここは人通りが多いから…そもそもさっきの家で話し合えば」

クロウ「それが嫌だから追い出したんだろうが!」

亮「それはすまない事をしたな」

クロウ「クソ…どいつもこいつも話がまるで噛み合わねえ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 23:17:25.72 ID:QGxQJ/El0
クロウ「今も昔もこういう路地裏ってあるんだな」

カイト「…」

クロウ「こいつだけは言っとくぜ!俺はプロだ」

カイト「プロもアマも関係ない。デュエリストは常に平等だ」

クロウ「無機質な野郎かと思ってたがよ…わかってるじゃねえか」

カイト「…」

クロウ「じゃあ始めるか?俺が勝てばあいつらに関わるんじゃねえ!俺が負けたら」

亮「俺達の仲間になる」

クロウ「勝手に決めやがって…ま、それでいいぜ」

カイト「なら始めるか」

トニー「俺らの縄張りに何か変なのが居るぞ」

デイモン「変なの?ありゃクロウ・ホーガンだぜ」

トニー「クロウ?サテライト魂を忘れちまったカラス野郎か」

デイモン「そういう事だわな」

クロウ「何だてめえら」

トニー「俺らを知らねえとさ」

デイモン「仕方ねえよ。おっさん世代にゃ俺らを知るなんて無理な話だぜ」

亮「彼は俺に比べたらおっさんではないぞ」

デイモン「俺らは新世代デュエリストだよ」

トニー「不動遊星にジャック・アトラス?とっくの昔に終わっちまったボンクラ共よ!」

クロウ「この小太り野郎…誰がボンクラだって!?」

デイモン「あんた達だぜ」

クロウ「おい!お前の相手は後だ!この世間知らずのコンビは俺が倒す!」

カイト「好きにしろ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 00:04:19.11 ID:qzyBWLHa0
シンジ「お前らじゃ勝てねえよ」

デイモン「シンジ!」

トニー「けどよシンジ!」

シンジ「間違いなく負けるぜ?それも入院コースは確定だろうな」

トニー「…」

デイモン「…」

シンジ「ダチが無礼な事しちまったな。申し訳ねえ」

クロウ「お前…」

シンジ「プロが口車に乗っちゃいけねえよ。俺らみたいなガキなんかにさ」

カイト「…」

シンジ「お前ら先に帰ってな」

トニー「けどよ!」

デイモン「俺らが新しい風をこの街に」

シンジ「レジェンドは敬うもんじゃね?」

デイモン「つまらねえ奴に成り下がったな!」

トニー「それがコモンズの頭か!?」

シンジ「ったくよ。じゃクロウさんよ来てくれねえか」

クロウ「何処にだよ」

シンジ「ファミレス」

クロウ「何じゃそりゃ」

シンジ「ファミリーレストランだぜ」

クロウ「それぐらい知ってんだよ!何で俺がお前と茶なんか」

シンジ「不動博士が連れて来てくれってさ」

クロウ「不動博士…遊星?お前遊星の知り合いか!」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 00:18:18.10 ID:qzyBWLHa0
遊星「久しぶりだな」

クロウ「何が久しぶりだよ。ブルーノの命日だぞ!?」

遊星「知ってる。悪かったなシンジ」

シンジ「いいって事よ」

カイト「…」

遊星「今この場で頼りになるのはクロウだけだ。今この街はロジェという男に支配されている」

クロウ「ロジェ?知らねえな」

亮「ジャン・ミシェル・ロジェ…組織の幹部クラスだ」

遊星「その人の言う通りだ。謎の組織が俺達の世界にも降り立った」

クロウ「おいおい…お前もか?」

遊星「信じられないかも知れないが事実だ」

クロウ「で?何をしろって」

遊星「ロジェは収容所に隔離されている囚人または素質のあるデュエリストを人体改造し己の兵士にしている」

アストラル「毛狩りではないのか?」

遊星「毛狩り?まさか」

亮「いや組織は毛狩りを重要視している。人体改造なんて真似は」

クロウ「ちょっと待てよ。牛尾は?イェーガーは?」

遊星「連絡がつかない」

クロウ「俺とお前でか」

遊星「いいや俺は身動きが取れない状態だ。下手に動けばアキの身に危険が迫る」

クロウ「そんな重要な話をファミレスでするか普通」

遊星「逆に人目の多いファミレスで重大な話をする奴は居ないだろ」

アストラル「裏をかいたわけか…カイト並の天才だ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 00:43:50.78 ID:qzyBWLHa0
クロウ「話はわかったぜ。俺はどうすりゃいい」

遊星「ロジェの計画を潰し倒す」

クロウ「シンプルな話だぜ」

遊星「本当は龍亞も呼ぶつもりだったが」

クロウ「連絡がつかねえんだろ?何処で何やってんだか」

シンジ「兄ちゃんはあれで強え男よ。言わなくても知ってるわな」

クロウ「さっきから気になってたんだけどよ。こいつ誰なんだ」

遊星「シンジ・ウェーバー…1年前この街にやって来た男だ」

クロウ「へえ…龍亞の事も知ってるのか」

遊星「龍可が教えた生徒だからな」

クロウ「生徒?まだ大学生だろ」

遊星「元々龍可は天才デュエリストと呼ばれていた。だがデュエルをする機会に恵まれず気がつけばデュエルから身を引いてしまった」

クロウ「やっぱりな。デュエリストっぽく無くなったもんな」

遊星「だが俺は才能を風化させるのもマズいと思ってな。あの日…俺とアキの結婚式だったな。全員が集まった最後の日は」

クロウ「ジャックが余興でバーニングソウルしちまって教会丸焼けにしちまったもんな」

遊星「俺は燃え盛る炎の中で龍可に助言をした。教える側に回ればいいと」

クロウ「…本当にそんな状況でか!?」

遊星「いや普通に二次会でだが」

クロウ「微妙な嘘つきやがって」

遊星「その方がドラマチックだと思わないか」

クロウ「何処がだよ!あの騒ぎで俺はマスコミに追っかけ回されたんだぞ!」

遊星「そんなこんなで近所の子供達にデュエルを教え始めた。このシンジは龍可の知識を教え込まれた最初のデュエリストなんだ」

クロウ「真面目な龍可の教え子にしちゃ軽くねえか」

遊星「基本的に最近の若者だからな」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 00:59:30.57 ID:qzyBWLHa0
クロウ「大体話はわかったぜ。で?どうやってロジェを倒すんだ」

遊星「今度行われるフレンドシップカップと呼ばれる大会に奴は現れる」

クロウ「簡単な事じゃねえか…ぶっ倒すんだろ」

遊星「いいや奴は優勝者にトロフィーを贈呈する時にしか現れない」

クロウ「良く知ってるじゃねえか」

遊星「何せ週一でやってるぐらいだ。今まで9回行われていて9回とも現れている」

クロウ「それで何するんだ?」

遊星「雑賀が調べた奴の全貌を暴露する」

クロウ「けどプロの俺が出るんじゃ色々目立つんじゃねえか」

遊星「カップラーメンマンの格好で出てくれればバレないさ」

クロウ「あ、あれか?他にねえのかよ!?」

遊星「コスチュームがこれしか残ってなかった」

クロウ「仕方ねえ…背に腹は変えられねえってやつだ」

遊星「それと神代凌牙という男を知っているか」

カイト「ああ」

遊星「ついさっき情報が入ってな。エクシーズと呼ばれる召喚を使うデュエリストが捕獲されたようだ」

カイト「俺がエクシーズ使いだとわかるのか」

遊星「君からは俺達の知らないオーラが流れている。半分は勘だが」

アストラル「仕方が無い。私達はシャーク救出に専念しよう」

クロウ「何だか知らねえがよ。お互い面倒な事に巻き込まれてんだな」

カイト「…」

クロウ「この一件が終わったらケリでもつけようぜ」

カイト「俺が覚えていたらな」

クロウ「生意気な野郎だぜ」
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