【ミリマス】その想いに気付く時【杏奈×百合子】

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4 : ◆bncJ1ovdPY [saga]:2018/04/17(火) 00:09:18.42 ID:7eNavJSg0
「百合子さん。おはよう」
「あ、ああ、杏奈ちゃん!?お、おはよう!!」

いつの間にか杏奈ちゃんがこちらを覗き込んでいたようで、自分でも驚く程おかしな声を上げてしまった。
さっきまでの私の醜態を見ていたのか、どこか心配するような視線を向けて来ている。

いや、心配事があるのは間違いじゃない。ないんだけどーーそれを杏奈ちゃんに話すのは、かなり恥ずかしい。
その悩みの原因は、昨日の夕方まで遡る。





ーー借りた本全部読んじゃったし、新しい本を借りに行こうかなーー

そんな思いの元、学校の帰り道で図書館に寄った。

本棚に収められている本を眺めながら、見慣れた表紙の本を取っては戻していく。
そろそろ新しい刺激が欲しいなんてことを考えーーふと事務所内の会話が頭を過ぎった。

ーー翼さん、恋ってなんですか?
ーー恋?それはね〜……恋をするとその人のことしか考えられなくなって、とても苦しくて、でも心地良くて……
ーーよくわかんないです。

事務所で聞こえた翼と星梨花ちゃんの会話にあった、恋というジャンル。
あの時の翼の解説じゃ流石に分からないけど、考えてみれば読んだことはないと思った。恋愛小説なんて手に取る機会も無かったし、取ろうとも思わなかった。
でもこうして気になってしまった以上、取らないわけにはいかない。気になってしまったらそれを知るまで止められないのが探究心というもの。
そう思い立ち恋愛小説のコーナーに向かうと、様々な恋愛小説が並んでいた。

表紙とあらすじを見つつよく分からないなりに面白そうなものを適当に選び出し、テーブルに座って本を開く。
タイトルなんて見ても分からないから気にしない。知らないジャンルなんだから、内容を見た後にタイトルを評価すればいいだけ。

ーー主人公の女の子が仲の良いとある男の子を好きになり、様々な仕草を眺めるようになる。
そこから必要以上に近付いたりすることも増え、スキンシップを繰り返した後に遂に屋上へと呼び出すーー

恋愛小説の標準みたいなあらすじを見てからと言うものの、最初思っていたよりも食い入る様に文章へと目を走らせる。
妄想の中では主人公は私。そして主人公が好きになってしまった男の子ーー

ーーそこまで読んで、事務所で仲が良い杏奈ちゃんの姿が思い浮かぶ。
登場人物としては似合わないけれど……立場としては一番近いのかな、って思ってしまう。
妄想の世界では男の子か女の子かなんて区別は必要無い。そのためか滞りなく妄想を加速させていくーー
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