【ガルパン】優花里「おやすみなさい、武部殿」

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1 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:22:52.40 ID:sotZQ4ft0

* 短めゆかさお

* それなりに仲良くなった後


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2 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:23:39.84 ID:sotZQ4ft0

優花里「やーわらか戦車のこころはひとつっ」

優花里「生き延びたいっ、生き延びたいっ」

優花里「♪〜」

優花里「…ふぅ、掃除はこんなものでいいかな」

優花里「(今日はお休み…ですが、あんこうの皆さんは用事で忙しいみたいなんですよね)」

優花里「(両親も旅行で明日の夕方までいませんし…)」

優花里「(ヒマになって部屋の掃除をしていましたが、あっという間に終わってしまいました)」

優花里「…」

優花里「(…うーん、ヒマですね…エルヴィン殿にでも連絡してみましょうか)」


ピンポーン…


優花里「…ん?」
3 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:24:54.66 ID:sotZQ4ft0

ガチャッ

優花里「はーい」

沙織「やっほ、ゆかりん」

優花里「あれ?武部殿?」

沙織「よかったー、いてくれて…」

優花里「ずいぶん気合入った格好ですけど…」

沙織「急にゴメンね。またいつものアレ、頼んでもいい?」

優花里「…あ、大丈夫ですよ。じゃあこちらへ」

沙織「ありがとっ」

4 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:26:41.73 ID:sotZQ4ft0

・・・

優花里「じゃあ、始めますねー」

沙織「はーい」

優花里「…よいしょっと」

沙織「毎回ゴメンね、髪整えるの頼んじゃって」

優花里「いえ、全然大丈夫ですよ」

沙織「もう何回もお願いちゃってるよね」

優花里「そう…ですね。武部殿は髪の質が良いので、やりやすいですけど」

沙織「私もゆかりんなら安心して任せられるから、助かるよー」

優花里「今日もデートですか?」

沙織「そう!そうなの!この前寄港した時に、たまたまあった男の子に声かけられて…」

優花里「それでこんなに気合が入ってるんですね…」

沙織「あ、やっぱりわかっちゃう?」
5 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:27:14.92 ID:sotZQ4ft0

優花里「今度こそ、うまく行くといいですね…」

沙織「あはは…」

優花里「…よいしょ…と、もう少しで終わりますね」

沙織「んー…」

優花里「…」

沙織「ゆかりん、また上手くなった?」

優花里「え?そうですか?」

沙織「うん、初めて頼んだ時よりいい感じかも」

優花里「うーん、特別なことはしてないんですが…たまにお店の手伝いをするくらいでしょうか」

沙織「…ゆかりんはやっぱり、卒業したらお店を継ぐの?」

優花里「…さぁ、まだ考えてないですね」
6 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:28:36.13 ID:sotZQ4ft0

優花里「とりあえず、大学には行きたいと思ってるんですが…」

優花里「その後は、あんまり考えてないですね」

沙織「戦車にかかわる仕事がしたいとか、考えてるの?」

優花里「…それもありますけど、やっぱりお店も大事ですし…そもそももっと別の道に行くかもしれません」

優花里「やっぱり、まだわかりませんね」

沙織「そっか」

優花里「…そういう武部殿は、どうなんですか?」

沙織「んー…私も、まだよくわからないかなぁ…」

沙織「永久就職になるかもしれないし、普通にお仕事してるかもしれないし」

沙織「それに、子猫の世話もいつまでかかるかわからないしさ」

優花里「…あぁ…冷泉殿、どうするんでしょうね…」
7 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:29:16.67 ID:sotZQ4ft0

優花里「…はいっ、こんな感じでどうですか?」

沙織「…わ、すごいいい感じ!ゆかりん、ありがとー!」

優花里「ふぅー…」

沙織「また今度何か奢るねっ」

優花里「デート、頑張ってくださいね」

沙織「ありがと。今日こそ頑張るね」

沙織「…」

優花里「…?」

沙織「…フられたら、また来てもいい?」

優花里「あ、もちろん大丈夫です」

優花里「ウチは明日の夕方まで両親もいませんから」

沙織「よーし、元気出てきた…頑張ってくるね!」
8 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:29:48.63 ID:sotZQ4ft0

・・・

TV『ところがどっこい…!夢じゃありません…!現実です…!』

優花里「…」ボーッ

優花里「(…あ、そういえばもう夜ですね)」

優花里「(武部殿、うまく行ったんでしょうか)」

優花里「(この時間まで何もないってことは、もしかしてうまく行ってるのかもしれませんね)」

優花里「(もしかして朝帰りとか…)」


ピンポーン…


優花里「(あっ)」


ピンポーン…


優花里「…まさか」


ピンピンピンポーン


優花里「あああ!出ます!出ますから!」バタバタ
9 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:30:29.47 ID:sotZQ4ft0

〜〜〜

沙織「んっ、んっ…」ゴッキュゴッキュ

沙織「ぶはーっ!」ダンッ

優花里「武部殿、飲み過ぎですよ…」

沙織「ぁによぉ…」

優花里「というかただのオレンジジュースですよねコレ?何で酔ってるんですか…?」

沙織「えっぷ…」

優花里「あぁもう、吐かないでくださいよ…」

沙織「…ねぇ、ゆかりぃん」

優花里「な、何ですか?」

沙織「女の幸せって、何だろうね…」

優花里「うわっ、凄い事言い出した」
10 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:31:09.43 ID:sotZQ4ft0

沙織「重いって何よぉ…付いていけないってどういうことよぉ…うぅぅ…」ゴクゴク

優花里「だ、大丈夫ですか武部殿…?」

沙織「ぅん…」

優花里「…あの、夕食は取りましたか?」

沙織「ううん、まだ…」

優花里「今から作ろうとしてたんですが、食べていきませんか?」

沙織「いいの?」

優花里「はい。一人より、二人の方が美味しいですから」

優花里「(というか、今の武部殿を放っておくわけにもいきませんし…)」

沙織「ありがとぉ。私も手伝うよ」

優花里「い、いえ!武部殿はお客様ですから!手伝わせるわけには…」

沙織「そ、そう?」

優花里「大丈夫ですから、しばらく寛いでいてください」
11 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:31:48.73 ID:sotZQ4ft0

〜〜〜


沙織「…あ、この肉じゃが美味しい!」

優花里「ホントですか?それなら良かったです」

沙織「うんうん、前食べた時よりずっと美味しくなってるよ!」

優花里「…そういえば、武部殿に私の料理を食べてもらうのもずいぶん久しぶりですね」

沙織「そうだね。初めては確か、全国大会の1回戦が終わった後くらいだったっけ?」

優花里「えぇ。あの時に、私からお料理を教えてもらうように頼みましたから」

沙織「私も最初はビックリしたけどねー…あのゆかりんが…」

沙織「…それで、結局、みぽりんにはご馳走したの?」

優花里「…えっと……」

優花里「…実は、それがまだ…」

沙織「えーっ!?なんで!?」

優花里「その…確かに、武部殿に料理を教わったときは、西住殿にご馳走したいのが一番の理由でした」

優花里「今でもその気持ちはあるんですけど…」

優花里「お口に合わなかったらどうしようとか…いろいろ考えてしまって…」

沙織「こんなに美味しいんだから大丈夫だって!自信持ちなよ!」
12 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:32:48.11 ID:sotZQ4ft0

〜〜〜


優花里「…すみません武部殿、洗い物まで手伝わせてしまって…」

沙織「ううん、私にもそれくらいは手伝わせてよ」

優花里「凄く助かりました。ありがとうございます」

沙織「…はぁ」

沙織「…ゆかりん、将来は良いお嫁さんになるよね…」

優花里「え?」

沙織「ごはんも美味しいし、片付けだって手際良かったじゃん」

沙織「旦那さんは幸せだろうなー、と思って」

優花里「いえ、そんな。私なんかより、武部殿の方が…」

沙織「ほら、そういうとこ!」

優花里「え、えぇ?」
13 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:33:27.94 ID:sotZQ4ft0

沙織「ふぅ…」

沙織「…でも、ホントに…ゆかりん…」

優花里「…武部殿?」

沙織「……」ボーッ

優花里「あのー…」

沙織「ねぇ、ゆかりん」

優花里「はい?」

沙織「…」

沙織「私たち、結婚しよっか」

優花里「…」

優花里「…」

優花里「……え?」

沙織「ん?」
14 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:34:00.14 ID:sotZQ4ft0

優花里「た、武部殿、その…い、今なんて」

沙織「え? ん?」

沙織「…」

沙織「…」

沙織「……!!!」

優花里「えっと…」

沙織「あっ、あははは!わ、私何言ってんだろ!」

沙織「ご、ごめんねゆかりん!聞かなかったことにして!」

優花里「…はぁ…」

沙織「わ、私そろそろ帰るね!じゃあ…」

優花里「…あ、あの!」

沙織「え?」

優花里「武部殿…」

優花里「その…今日は、泊まっていきませんか?」
15 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:34:35.84 ID:sotZQ4ft0

〜〜〜


沙織「ねぇ、ホントにここで寝ていいの?」

優花里「えぇ、普段は母が使っているベッドですけど、明日の夕方まではいませんから」

沙織「じゃあ、遠慮なく…」

優花里「じゃあ、電気消しますね」

カチッ

沙織「…ゆかりん」

優花里「ん?」

沙織「今日はありがとうね。何から何まで…」

優花里「いえ。私も、武部殿と一緒に居られて、楽しかったですから」
16 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:35:06.45 ID:sotZQ4ft0

沙織「…さっきはゴメンね。変な話しちゃって」

沙織「何か、ゆかりん相手だと悩みでもなんでも話しちゃうかも」

優花里「武部殿…」

優花里「…いいんですよ。私で良ければ、何でも話してください」

沙織「ありがとぉ…」

優花里「…」

沙織「麻子には、こんなところ見せられないもんね」

沙織「みぽりんも華も、戦車とかおうちのことで大変だし」」

沙織「…何か、前にもこんな話したっけ?」

優花里「その時は確か、戦車のことが良くわからないって話でしたね」

沙織「そうそう。それでノートを作り始めたんだけど…これ、役に立つのかなぁ」

優花里「きっと、無駄にはなりませんよ」

沙織「…そうだよね」
17 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:35:40.47 ID:sotZQ4ft0

優花里「…それに、私も嬉しいんです」

沙織「え?」

優花里「これまで友達がいなかった私が、何というか、こう…」

優花里「武部殿にこうして…頼られてるような、必要としてもらえることが、凄く嬉しいんです」

沙織「ゆかりん…」

優花里「あはは…ごめんなさい、私も変なことを言ってますよね」

沙織「ううん、ホントに凄く助かってるよ」

優花里「ん…」
18 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:36:15.77 ID:sotZQ4ft0

沙織「でも…」

優花里「武部殿?」

沙織「…こうして頼れるのも、いつまでなのかなぁ…」

沙織「卒業したら、離れ離れになっちゃうのかなぁ…」

優花里「…それは」

沙織「あ、ごめんね。またこんなこと…」

優花里「その…」

沙織「それじゃあ、そろそろ…」

優花里「…武部殿」

優花里「そっちのベッドで、一緒に寝てもいいですか?」

沙織「え?」

19 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:36:53.25 ID:sotZQ4ft0

ゴソゴソ

優花里「窮屈じゃないですか?」

沙織「うん、大丈夫。ゆかりんこそ平気?」

優花里「はい、大丈夫ですよ」

沙織「じゃ、そろそろ寝よっか」

優花里「…」

沙織「…ゆかりん…ホントに、ありがとうね」

優花里「…? 武部殿?何か…」

沙織「ううん、何でもない」

優花里「…ふふ」

沙織「えへへ」

優花里「…おやすみなさい、武部殿」

沙織「うん…おやすみ、ゆかりん」



 おしまい
20 : ◆o8JgrxS0gg [saga]:2018/04/30(月) 21:37:47.38 ID:sotZQ4ft0
武部殿はゆかりんに悩みを打ち明けてる説を推しています

今更だけどらぶらぶ作戦1巻でみぽりんの風邪看病してるあんこうチームがマジで尊い…尊みザウルスなんだが…
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 23:42:09.69 ID:6gBcQBQKO
仰げば尊死…
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/01(火) 03:37:43.79 ID:SVV+M7L70
乙乙です
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