陽炎「霞のカレーの」不知火「カスミックス」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 22:20:37.50 ID:3Yql+NXZ0
まさか記念に残していた秋刀魚缶がカタパルト引換券になるとは…
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:19:39.77 ID:LwjTUw6n0
おはようございます、更新します
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:20:28.61 ID:LwjTUw6n0
皐月「へー、慌ててないなら、霞が帰って来てから聞けばいいのに」

陽炎「それは……ダメなの、霞を驚かせるんだから」

雪風「まあ、初霜が知っているというのですから」

陽炎「その中、ポン」

長月「ぐ、特急券を持っていたか!」

陽炎「まあ、驚かせる為にちょっと早めに動きたかったのは本当だけど」

雪風「それにしたって、少し雑な動きだと思いますけど。考え無しです」

陽炎「雪風の八ソー、ポン」

長月「おい二人で麻雀するな」

陽炎「……悪かったわよ、迷惑かけて」

雪風「別にいいですよー、です。それカンします」

霰「不貞腐れてる……良くない部下」

皐月「めくるよー、えい……あ」

不知火「それ難しいですよ、普通に捲りましょう」

皐月「決まるとかっこいいのになー」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:21:57.04 ID:LwjTUw6n0
雪風「雪風だって不満は溜まります」

長月「ちょっと待て、いきなりドラ4ってどういうことだ!?」

不知火「たった一鳴きで手を化けさせてくるとは……」

霰「怒りがにじみ出ている」

長月「むむ、ここはこれで様子見を……」

霰「えっ」

長月「怖くなってくるからやめてくれ」

皐月「ふーん、ボクには隠し事があるように見えるけどねぇ……リーチ」

長月「待て、待て!なんだこのスピード!?」

霰「遅れてる」

長月「誰の味方だおい」

霰「そんな口調だから長波の口が悪くなった」

長月「ぐっ……」

不知火(長月、やられっぱなしですね…)

陽炎「なによ、陽炎に何か落ち度でも」

雪風「落ち度以外有りません」

長月「なんだこれ……もう降りるべきか……?」

霰「降りれるの?皐月の手、分かるの?」

長月「ぐ、うぅ……安パイの筈だ……これで」

霰「えっ」

長月「お前なぁ!」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:24:01.94 ID:LwjTUw6n0
皐月「心配しなくて大丈夫だよ、ほらツモ!」

陽炎「むう……」

雪風「良くない風が吹いていますね」

皐月「でもって裏も……ほら乗った!」

霰「リーチ、一発、タンヤオ、ドラドラで五飜。四千オール」

不知火「いきなり差を付けましたね」

不知火(まさか雪風が押されるとは……これが改二の力なのでしょうか……)

霰(そんなわけないって言っても聞かなそう)

皐月「さあてそろそろ、余裕のなさそうな陽炎から取っちゃおうかな」

陽炎「上等よ、あたしが容易く堕ちる女だと思わないことね」

雪風「どうでしょうか」

長月「見てろよ、派手に巻き返してやる」

皐月「さてさて、ドラも握って好調な滑り出し!」

陽炎「ふふん、ドラごときで大きく出ても無駄よ」

雪風「……」

長月「うーむ……」

不知火(スイッチが入った?……無言が怖い)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:25:15.62 ID:LwjTUw6n0
チャカチャ
 

不知火「鳴かずに回りますね」

霰「誰かが三元牌を握りつぶしてる……いや、睨み合ってる」

不知火「雪風が持ってます、發ですね」

霰「あとは……多分、皐月」

不知火「ここからは雪風の手だけは見えますが」

霰「勘」

不知火(この戦いって長月がもの凄く不利なのでは……)

皐月「んっふっふー」

陽炎「ふむ……」

雪風「いただきます、ポンです」

長月「ん、そう動くのか」

皐月「さ、鳴くかな?」

陽炎「あら、陽炎にくれるの?チーよ」

雪風「うー……」

不知火(雪風の大型完成よりも陽炎に安く上がらせるつもりでしょうか……この二人、容赦がありません)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:26:35.82 ID:LwjTUw6n0
長月「よしこれだ!」

霰「えっ」

長月「騙されないぞ!そこからじゃ雪風の手しか見えないだろう!」

雪風「ポンします」

長月「……」

霰「あーあ」

長月「ぐぅ……」

不知火(霰、楽しそうですね)

皐月「それじゃ、リーチ」

霰「皐月強い」

皐月「来てるときは攻めないとね」

陽炎「う……むぅ……」

雪風「は、早いです……」

長月「ノっているな、皐月め……ここはこれだ」

霰「えっ」

長月「う……っ!」

皐月「あはは、大丈夫だよ」



不知火(しかし誰かが和了をすることは無く、静かに流局となったのです)
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:27:41.06 ID:LwjTUw6n0
皐月「うーん残念」

陽炎「テンパイ、一応ね」

長月「同じくだ」

雪風「ノーテンです」

皐月「白々しいなあ」

不知火(雪風の手は緑一色テンパイ……皐月の和了を握りつぶしたことを隠しますか)


〜〜


皐月「そういえば思ったんだけどさ」

陽炎「何?霞の話?」

皐月「それポン、曙に聞くよりもさ、潮に聞いた方が良くない?」

不知火(初手で東をポン……来てますね)

陽炎「でも潮は南西海域で作戦中だしねぇ」

雪風「中々に苦戦しているらしいですね」

長月「だが初霜の持ってくるレシピだけで解決するとは限らないだろう」

皐月「横須賀や呉でレシピ見ても分らなかったんでしょ?」

陽炎「うっ……それを言われると……」

雪風「大丈夫ですよ、初霜ですから」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:29:38.30 ID:LwjTUw6n0
長月「誰かに潮と代わってもえば良いだろ、緊急の用事とか言いつけて」

皐月「潮なら多号作戦改の時、霞の調理を直接手伝う場面だってあったろうに」

霰「その後の遊撃作戦や、機動部隊での決戦にも霞や初霜と参加していた」

不知火「多号作戦改の後は隊を離れた曙よりも、霞と共に行動した時間が長いのですね」

陽炎「あのねぇ、潮と代われる腕の子なんて中々いないの」

雪風「潮さんに並ぶ練度の方なんて、それこそ曙さんや皐月さん位です」

霰「許そう……けど火力の差もあって、皐月が代われるかと言うと」

不知火「吹雪さん達は新人の面倒を見たりで都合がつきませんでしたし」

長月「潮に並ぶ…なんならそれ以上の練度を持ってて、特型改二並みの火力が有る者の心当たりならあるぞ。しかもそいつは明日休みの予定と来ている」

皐月「ボクも、目の前にいる」

陽炎「う、うーん……」

雪風「知らない子ですね、ぜひご尊顔を拝観したいものです」

霰「鏡、持ってくる?」

雪風「衝動的に叩き割りそうなので遠慮したいです」

長月「良いじゃないか、もう一度休みがずれるくらい」

皐月「そうそ、さっきの中華料理屋さん美味しかったでしょ?」

陽炎「いや、けど……」

雪風「雪風、ここ三ヶ月ほどお休み無かったんですけど」

長月「陽炎、お前……」

皐月「えぇ……」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:31:10.14 ID:LwjTUw6n0
霰「霰もずっと無かった」

陽炎「だ、だってぇ」

雪風「ぶーぶーです」

長月「ふむ、だがちょうど良かろう」

雪風「え」

皐月「そうだね、ここから一日二日連勤が増えても誤差だよね」

陽炎「ま、まあ……そりゃ」

雪風「 」

不知火「こ、これが噂の十四駆仕込み……!」

霰「心意気(強制)ってやつ」

長月「ちなみにそれはロンだ、悪いな雪風」

雪風「不幸です……」

霰「平和一盃口ドラドラ、四飜直撃で七千七百」

長月「艦娘麻雀は三十符固定なのがな……」

皐月「ほとんどロンで決まるし、待ち手で揉めるからねぇ。ローカルルールが多すぎだよ」

陽炎「百飜の役とか存在自体がギャグなのもあるし……さあいよいよ、あたしの出番ね!」

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:38:32.66 ID:LwjTUw6n0

不知火「雪風が刺されましたね、色々と」

霰「雪風が刺されるのは珍しくない、あの子の強さは引きの良さ」

霰「呉の駆逐艦娘なら対雪風の動きを守ることで互角以上に戦える」

霰「色々さされるのはいつも通り『助兵衛の雪風、吞兵衛の時雨』と並び称されているくらいだから」

不知火「何を挿されたらその様な呼び名がつくのですか……」

霰「ちなみに実際はどっちも助兵衛で吞兵衛」

不知火(その内そこに曙と潮が加わるのでしょうか……)

霰「徹底的に雪風対策をしても勝てるから、雪風は強い」

不知火「急に話を戻されて焦りましたが、成程です」


霰(多分浜風達が教えたからだけど、皐月と長月は雪風対策の動きが出来てる……)

霰(この状態で最適戦術を全員が選択し続けたなら、一番不利なのは雪風)

霰(『選択し続けたら』だけど)
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/29(火) 06:44:07.93 ID:LwjTUw6n0
今回はここまでっしゅ


霰「お願い、死なないで陽炎。あなたが今ここで倒れたら、霞のカレーの秘密はどうなっちゃうの?」

霰「点棒はまだ残っている、ここを耐えれば、雪風に勝てるんだから」

霰「次回、陽炎死す デュエルスタンバイ」

霰「……お疲れ様」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 21:45:33.59 ID:E7Q5zHFwO
雪風と麻雀なんてするから…
54.28 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)