少女「幼稚園・オブ・ザ・デッド」

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28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 03:25:40.67 ID:AjXTnhqV0
舞ってる
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 18:17:41.41 ID:XCLgkgmI0
待ってる
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/25(金) 20:12:28.59 ID:0KUo6c+g0
保母「う、ううう……」

少女「ちょっと、どうしたのよ」

保母「い、いえ、栄養士さんがやっぱり心配で……」

少女「大丈夫だって、ココは外に比べれば楽園みたいなもんなんだから」

少女「ゾンビは貧弱だし、乱暴な生存者もいないし」

保母「……外は、そんなに酷いんですか?」

少女「阿鼻叫喚よ、私の家族も生きてるんだか死んでるんだかわかんないし」

保母「……す、すみません、無神経なこと聞いちゃって……」

少女「あー、いいのいいの、あんな人たちがどうなったって別に気になんないから」

保母「え?」

少女「それより、ほら、そこが調理室じゃない?」

保母「あ、は、はい、そうです、今鍵を開けますね」

少女「鍵がかかってるなら中にゾンビがいることはないと思うけど……一応気をつけてね」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 01:34:24.16 ID:Qy8XrxuLo
あくしろー
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/07(木) 02:58:48.03 ID:txKMWQ4KO
カチャッ


保母「……見た所、中には誰もいないみたいですね」

少女「うーん、本当に誰もいないのかなあ」

保母「まあ、鍵がかかっていたわけですし、誰も居る筈が……」


「……だれ」


保母「ひゃっ!?」

少女「誰かいたねえ」

保母「どどどどどど、どなたさまですか!」


「……せんせい?」


保母「この声は……」

少女「園児?喋ってるって事はゾンビじゃないんだろうけど……」

保母「あああ!良くぞ無事で!本当に良かった!」ギュウ

幼女「……せんせい、くるしい」

保母「あっ!ごめんなさい!私ったら……」

幼女「せんせいと、その人だけなの?きゅうじょたいは?」

保母「……ごめんね、私達だけなの、あと栄養士さんも倉庫で待ってるけど……」

幼女「……そ」

少女「貴女は一人なの?他に生き残りは?」

幼女「いない」

少女「ふーん」

保母「この子は、年長組の中でも特にしっかりした子なんですよ!園児の中でも中心人物で!」

少女「へー、そうなんだあ」

幼女「……」

少女「食料、割と沢山あるね、非常食も含めれば四人で一週間くらい生きられそう」

保母「お、おおおー、流石は栄養士さん!」

少女「んー、調理室の電源も生きてるみたいね、簡単な料理なら出来そう」

少女「けど、私は料理とか苦手だなあ、おなかが減ってるのに、困ったなあ」チラチラ

保母「えっと、私も多少なら料理できますけど、早く栄養士さんと合流しないと心配で……」

少女「ほら、この子もずっと1人で居たんだし、きっとお腹がすいてるよね?」

幼女「……」

保母「ああ、もう……じゃあ、簡単なものをパパっと作っちゃいますから!」

少女「やったあ!」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/07(木) 03:01:17.22 ID:txKMWQ4KO

少女「さて、保母さんがご飯作ってる間、ちょっとお話ししよっか」

幼女「……おはなし?」

少女「うん、さっきね、私がお腹すいたって言った時、君、がっかりしたでしょ」

幼女「……どうして?」

少女「どうしてなのかは、私が聞きたいよ、けどね、予想はつくんだ」

幼女「……なに」

少女「貴女は、食料が減ることに対して、ガッカリしたんだよね」

幼女「……」

少女「だってここには沢山食べ物がある」

少女「小柄な貴女1人なら、一ヶ月以上生きていけるだけのご飯がある」

少女「ここに1人で立てこもってるとき、計算してたんじゃない?何から先に食べるのかとか」

少女「腐りやすいものは残しておくと無駄になっちゃうしさ」

少女「けど、私達がここに来たことで、計算が狂った」

少女「救援隊が来ないこの状態で人が増えると、取り分が減ってしまう」

少女「それが嫌で、がっかりしたんだよね?」

幼女「……そんなことない」

少女「いやいや、隠さなくってもいいって、自己生存本能が強いのは良いことだと……」

幼女「うそつき!」

少女「……おっと」

幼女「どうしてそんな酷いこというの!」


保母「こらー、子供をいじめちゃ駄目ですよー!」チラッ


少女「はいはいはーい、反省してまーす」

幼女「……ふん」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 23:46:33.82 ID:ulUCUAjK0

ところで少女はいつ襲われますか?
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