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穂乃果「季節」
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72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/07(木) 18:43:50.52 ID:Vi/36LK50
エタ?
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/10(水) 00:42:55.91 ID:Yq6/KsfMO
にこちゃんのお母さんと話を終え、私は病室の前に立つ。
呼吸をする…
「ーーーー…………よし」
ガラガラ
病室をドアを開けると皆んなが楽しそうに話している様だった。
「あっ、おかえり!穂乃果ちゃん!」
一番はやく私の存在に気付いたのはことりちゃんだった。
「……」
私が入ってきたからか、皆んな一斉に黙ってしまった。
そりゃ気まずいか。
でも私はにこちゃんに謝って、にこちゃんと一緒に頑張っていくんだ。
「………あのね!」
「待ってください!」
私の発言を早々と遮ったのはにこちゃんだった。
「穂乃果さん、きっと今私に謝ろうとしてくれたんですよね」
「…え?」
「それなら謝らなくていいです!貴方達の事をまだ思い出せては居ないけど、私が身体をかけて貴方を守ったのなら、それはきっと貴方が心の底から大事な仲間…だったのだからだと思います」
仲間…にこちゃんの口からそんな言葉が出てきた。
「それならば私は私のした行動に誇りを持てます!だって仲間を身体を張って守れるなんて素敵な事でしょう?」
にこちゃんは笑顔でそう言った。
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/10(水) 00:53:05.73 ID:Yq6/KsfMO
「…うっ…ひぐっ…にこぢゃんんん!ごめんねええ」
私は気がつくと泣きながらにこちゃんに抱きついていた。
「もう、謝らなくていいって言ったのに」
にこちゃんは笑って囁いてくれた。
コンコン
「にこさん、診療のお時間ですよ〜」
「あっ、はい!今行きますー!」
どうやら検診の時間らしい。
「じゃあ、私達は帰るわ。にこ。安静にするのよ」
絵里ちゃんがそういうと
「どうも。ご心配なく」
と、可愛く微笑んで見せた。
…心のどこかでまだ罪悪感のある自分がいた。
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