輿水幸子&森久保乃々「トイレが…ない…?」

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19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 01:46:02.11 ID:683sVZJno
まだか
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 01:35:10.07 ID:IlEuCvfZO
幸子「…スマホでトイレを探しましょう…」

乃々「えっ…」

幸子「…やったことは無いですけど…地図アプリでトイレって打ち込めば出てきたりしませんかね?」

乃々「……確かにそう言われてみたら…出てくる可能性も…」

幸子「とにかく調べてみます!」ポチポチ

乃々「は、はい…お願いします…」

幸子「……!!出てきましたよ!」

乃々「ほ、ホントですか!?」

幸子「はい!公園トイレというトイレがすぐ近くにあるみたいです!」

乃々「……いや…それこのトイレだと思うんですけど…」

幸子「………ゴホン。冗談ですよ。次に近いトイレは…」

乃々「………」

幸子「……ビル最上階トイレ…というところです」

乃々「…ビル最上階トイレ…?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 01:49:33.60 ID:IlEuCvfZO
幸子「…どうやら…すぐ近くのビルの最上階に穴場のトイレがあるらしいですよ!?」

乃々「…あ、穴場のトイレ…?」

幸子「はい!普段使われてなくて空いているみたいです!」

乃々「おぉ…」

幸子「乃々さんこれ見てくださいよ!」

乃々「えっ?」

幸子「レビューで星5がついてます」

乃々「…なんでレビューなんかあるんですか…」

幸子「結構綺麗みたいですよ!?もうここにしましょう!」

乃々「は、はい…!」

幸子「じゃあ走って…………」

乃々「…走るのは…むーりぃー…」

幸子「えぇっ」

乃々「も、もう今にも…決壊しそうなので…。歩いてしか…行けません…」

幸子「あぁ…」

乃々「……」ヨチヨチ

幸子「分かりました…。乃々さん…ボクも一緒に歩きますよ…!」

乃々「えっ…」

幸子「仲間を見捨てていけるわけないじゃないですか!どんな結末になろうと…最後まで一緒にいますよ」

乃々「幸子…さん……!」

幸子「さっ急ぎましょう!」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 02:05:53.51 ID:IlEuCvfZO
乃々「……ふぅ…ふぅ…」ヨチヨチ

幸子「……」

乃々「ふぅ…ふぅ…」ヨチヨチ

幸子「…えっと乃々さん…」

乃々「は、はい…」

幸子「えーっと…。その手の位置…ちょっと…」

乃々「………でも…ここ…抑えてないと…今にも漏れてしまいそうで…」

幸子「そ、それは…分かるんですけど…。今からちょっとだけ人通りがあるところに出るので…何とかなりませんか…」

乃々「……なんとか……じゃあちょっと頑張ってみます…」

幸子「は、はい…」

乃々「……ふぅ…ふぅ…」ヨチヨチ

幸子「……」

乃々「……ふぅ…ふぅ…」ヨチヨチ

幸子「……乃々さん…手が戻ってます」

乃々「…あっ…」

幸子「こ、困りましたね…」

乃々「こ、この際…少しくらいなら人目を気にせず歩けますけど…」

幸子「そ、それはそうなんですけど…やっぱり女の子として…そこを抑えて歩くのはちょっと…」

乃々「あっ…じゃあ…」

幸子「?」

乃々「スカートのポケットにいれて歩くというのは…」

幸子「……乃々さん。それ余計にダメな感じになってます…」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 02:17:27.53 ID:IlEuCvfZO
幸子「……何ともしようがなさそうですね…。じゃあ人通りがあるところに出たらボクがなんとか目隠しになりますよ」

乃々「…ありがとうございます…」

幸子「いえいえ」

〜2分後〜

乃々「…ま、まだですか?…まだつきませんか?」

幸子「…えっとこの辺なんですが……あ!ありました!」

乃々「…!!」

幸子「ああ!ついにトイレが…」

乃々「や、やっと……。……っ!」ガシッ

幸子「おおっと…!乃々さん大丈夫ですか…!?何かつまづきました…?」

乃々「……ちょっと…段差で…。幸子さんの腕に助けられました…」

幸子「転ばなくてよかったですよ」

乃々「……あっ…」チョロ…

幸子「…?」

乃々「…………」

幸子「……えっ?」

乃々「……ちょっとだけなので大丈夫です…」

幸子「えっえっ…何がちょっとだけなんですか…」

乃々「……早くトイレ行きましょう…」

幸子「えっあっ…はい…」

乃々「……こうして幸子さんの腕にしがみついて行けば…楽に歩けることに気づきました…」

幸子「最初からこうして行けばよかったですね…(しがみつく力強すぎて痛いですけど)」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 02:29:32.57 ID:IlEuCvfZO
幸子「…このビルの最上階…」

乃々「……さっと入ってさっとエレベーター乗っちゃいましょう…」

幸子「ですね…」

〜ビル内〜

乃々「…おじゃまします…」

幸子「の、乃々さん…個人の家じゃないんですから」

乃々「つい…」

幸子「あっ!エレベーターですよ!1階に止まってるみたいですし乗っちゃいましょう!」

乃々「はい…!」

幸子「ここに乗っちゃえばこっちのものですよ!あとは最上階を押すだけ!」ポチ

乃々「………」

幸子「……どうしました?」

乃々「……もし最上階にあるなんて嘘で…何も無かったら…」

幸子「………」

乃々「………」

幸子「その時はフロントに行ってトイレを貸してくださいって言いましょう!」

乃々「……その頃にはきっと…もりくぼはいなくなってます…」

幸子「ま、負けないでください!」

乃々「……あっ…もうすぐ着きますよ…」

幸子「……(お願いです…。トイレ…あってください…)」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 02:39:42.77 ID:IlEuCvfZO
〜最上階〜

幸子「……」

乃々「……」

幸子「ありますね…」

乃々「トイレ…」

幸子「しかもわりと綺麗ですね…」

乃々「はい…。ちゃんと洋式トイレですし…」

幸子「でも……一つしかありませんね…」

乃々(……ここまで一緒にやってきて…最後の最後…。二人の仲を引き裂くような展開が待っているなんて…むーりぃー…)

幸子「……乃々さん先にどうぞ…」

乃々「えっ……」

幸子「乃々さんの方が危なそうなので…先に…」

乃々「………」

幸子「早くしないとお互い間に合わなくなりますよ!」

乃々「…幸子さんだってだいぶ危険な事…もりくぼは分かってるんですけど…」

幸子「………」

乃々「1人だけカッコつけようなんて……」

幸子「でもどうするんですか…トイレは一つしかないんですよ!?」

乃々「……どうしましょう…」

幸子「……どちらが先か後か……決められないなら一緒にするしかないですね!!!」

乃々「い、い、一緒に!?」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 02:58:45.86 ID:IlEuCvfZO
幸子「さあ、入りましょう」

乃々「えっえっ」

幸子「早くっ!」

乃々「えっあっはい…」

幸子「…カギ…閉めてくださいね」

乃々「は、はい…」ガチャ

幸子「………」

乃々「………」

幸子「…ボクが奥に座るので乃々さんは手前に」

乃々「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!!」

幸子「…は、はい」

乃々「一緒にって…ど、どうするんですか?」

幸子「……その言葉の通り…一緒にやるんですよ…。一緒に一つのトイレに座ってやるんですよ!」

乃々「…!?!?!?」

幸子「ぼ、ボクだって恥ずかしいんですからね!?」///

乃々「い、いやそれなら幸子さん先にしてください!もりくぼは後でいいので!」

幸子「だ、ダメです!!乃々さん!たぶんその頃には漏らしてますよ!」

乃々「い、いやなんとか我慢するので……!」

幸子「絶対無理です!たぶんボク5分くらいはトイレから出ませんよ!」

乃々「な、何でそんなに」

幸子「5分間くらいは出続ける気がするので…」///

乃々「あわわ…///ちょっと幸子さん…さっきから…発言が…///」

幸子「わ、分かってます!でもそれは乃々さんを納得させるためですから…!ここまで来たらもう…やるしかないじゃないですか!」

乃々「…うぅ…」

幸子「たぶんどちらか1人が入れば…もう1人はトイレの前でそうとう待たされることになります…。そんな状況…1人で耐えられるはずがありません!確実に漏らします…。それなら…もう選択肢は一つですよ!一緒にするしかないです!そして一緒に救われるしかないんですよ!」

乃々「うううう……」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 03:13:39.27 ID:IlEuCvfZO
幸子「迷ってる暇はありません…!乃々さん…覚悟を決めてください…」

乃々「ううううううう……はい…。分かりました…」

幸子「…ありがとうございます!じゃあ……ボクは…奥に座るので…」

乃々「…私が手前……」

幸子「…はい…。あとたぶん…」

乃々「……はい…」

幸子「パンツは先に完全に脱いじゃった方がやりやすいと思います…」

乃々「もう……泣きそうなんですけど…」

幸子「ボクだって恥ずかしくて泣きそうですよ…」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 03:31:20.64 ID:IlEuCvfZO
幸子「……とりあえずパンツはここ置いときましょう」チラチラ

乃々「…見ないでください…もりくぼの……ちょっと出ちゃったパンツを見ないでください…」

幸子「…すみません」

乃々「……」

幸子「じゃあ…ボクが奥に座って……。はい、乃々さんは向かい合わせになるように前に来てください」

乃々「…うぅ…足…結構開かないと2人座れないんですね…」

幸子「まあ…そりゃあ…」

乃々「………」

幸子「早く早く!」

乃々「……はい…」

幸子「……後は…するだけです…」

乃々「……緊張してちょっとひっこみました…」

幸子「……ボクも…」

乃々「……幸子さん…耳塞いでてください…」

幸子「は、はい…。じゃ、じゃあ乃々さんも塞いでてください…」

乃々「はい…」

幸子「終わったら…乃々さんの目を見るので…」

乃々「じゃあ……お互い目が合ったら…耳塞ぐのやめましょう…」

幸子「………」

乃々「………」

幸子・乃々((私達・ボク達……なにしてるんでしょう…))
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 03:44:12.18 ID:IlEuCvfZO
幸子「………」

乃々「………」

幸子「………」チョロチョロ

乃々「………」

幸子「………」チョロチョロチョロチョロ

乃々「………」ジョジョジョ

幸子「………///」チョロチョロ

乃々「………///」ジョジョジョジョ

〜5分後〜

幸子「………」

乃々「………」ジョジョジョ

幸子「………」

乃々「………」ジョジョジョ

幸子(乃々さんが…半泣きでいっこうに目を合わしてくれません…)

〜7分後〜

幸子「………」

乃々「………」

幸子「……OK…ですか」

乃々「……はい…」

幸子「えっとじゃあ…」

乃々「………拭くので…ちょっとだけ…目をつむっててください…」

幸子「あっあっ…はい…」///

乃々「………」

幸子「………」

乃々「……じゃあ…次…幸子さん…」

幸子「は、はぃ…」

乃々「………」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 03:49:32.61 ID:IlEuCvfZO
幸子「………」

乃々「………」

ジャーーーー

幸子「……終わりましたね」

乃々「……はい」

幸子「……もうトイレを我慢しすぎないようにしましょうね…」

乃々「……はい」

幸子「帰りましょっか…」

乃々「……はい」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 04:03:24.17 ID:IlEuCvfZO
〜後日談〜

P「お、おい幸子!幸子!」

幸子「なんですか?」

P「お、お前…この記事!」

幸子「……えっ…」

『某346プロの未成年アイドル2人がトイレの個室へ一緒に入っていくところを激写!平成最後の夏の思い出?テレビ関係者への取材で浮かび上がる二人のトクベツな関係…』

幸子「………は?」

P「これはどういう事なんだ!?何が何だか…説明してくれ!」

幸子「はは…………もう…むーりぃー…」


〜Happy End〜
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 04:04:54.24 ID:IlEuCvfZO
色々悩みましたが自分の一番好きな展開にしました。

読んでくださった方、ありがとうございました。

あと期待して待ってくださってたのに長い間更新出来なくてすみませんでした…
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 15:02:07.45 ID:5YnKpSnNO
おつ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/03(月) 10:56:28.73 ID:dBoUy4oDo
おつおつ
また頼む
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