【艦これ】高雄「私とあの人と……愛宕」

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1 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 22:46:18.93 ID:58QPkms5O

< しかいない >









高雄「そんな世界を望んだとて」

愛宕「とて? 」

高雄「いえ……それだけ。呟いただけ」

愛宕「願うだけ無駄だものね」

高雄「まったくね」

提督「…………悪いな、本当」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526564778
2 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 22:47:13.05 ID:58QPkms5O

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3 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 22:47:44.84 ID:58QPkms5O

< ある要港部→ 大湊警備府 >








提督……ウイスキー教スコッチ会ニッカ派。道民

高雄……指輪持ち。あなたの好きなお酒が好きなお酒

愛宕……指輪持ち。おっさん舌

明石……割とそれなりに女でもイケる

加賀……指輪持ち。妖怪食っちゃ寝料理人

雲龍……溢(あふ)れる才能溢(こぼ)れる煩悩

天城……諦めの境地から悟りへ

Littorio……汚部屋。弦楽器はお任せ

瑞穂……割と最近レズキチ

叢雲……養女

漣……大人

海風……堕ちた

江風……永遠の新参

龍田……クズ

山城……捻くれ者

扶桑……頭痛が痛い

阿賀野……真面目には生きたくない

能代……偏愛主義者

初月……厨二病重篤患者

涼月……まだまだ常識に囚われている

伊13……妹が心配

伊14……貧弱なアル中

旗風……常識を見失う

松風……常識は捨てた

涼風……闇
4 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 22:48:29.56 ID:58QPkms5O

< 横須賀鎮守府 >







金剛……紅茶党。酒より紅茶。涙より笑顔。

霧島……割と珈琲が好き。心労が減って疲弊

時雨……自称運頼み女。傍観者

春雨……あまり飲まない。少食気味。

浜風……食べます食べます食べます食べます

鈴谷……誑し。

鹿島……理想主義者

若葉……甘いものが好き。屋上同盟

Graf Zeppelin……様々諦めた。屋上同盟

Warspite……淑女なんてものは捨てた

Aquila……面白いことの味方

赤城……赤城さん







あきつ丸……他人殺し。酒は酔うためのもの
5 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 23:02:33.13 ID:58QPkms5O

<自由人なんて気取りたいものですがね >








明石「釣りに着いてきてくれる人ー」

天城「パスで」

山城「行かないわ」

扶桑「ごめんなさいね」

瑞穂「明石さんが出ている間にお部屋を掃除しておりますので」

提督「俺は行

高雄「仕事、残ってますから」

愛宕「はーい、軍令部から追加ー」

明石「…………」








雲龍「え? 釣り? いいけれど……何? 」

明石「雲龍さんだけですよ……取り敢えず付き合ってから考えてくれるヒト」

雲龍「……うん? 」

6 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 23:03:21.79 ID:58QPkms5O

< 調理くらいは自分でするもの >








加賀「あら……雲龍は? 」

天城「明石さんと釣りに」

加賀「そう……また仲間外れね」

天城「いれば呼ばれたと思いますけれど」

加賀「いれば、の話でしょう? タイミングって大事なのよ。疎外感はどうしようもないわ」

天城「それはまぁ、分かりますけれど。今から行ってみては? 」

加賀「そんな無様なこ

伊14「アイナメとかヒラメとか泳いでましたよ?
あとノドクロとかも〜 。河豚はちょっと時期的に駄目かな? 」

加賀「…………ほう」

天城「加賀さぁん……? 」
7 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 23:03:48.24 ID:58QPkms5O

< 分かってないですね…… >









伊13「ヒトミちゃん……それ」

伊14「嘘は言ってないよ? アイナメとかなら美味しいだろうし〜 。
他のも泳いでたのは本当だし? 」

瑞穂「……それなら明石さんは一体何を釣りに? 」
8 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 23:05:32.69 ID:58QPkms5O

< 軍機ですぅ……>








愛宕「いや、そもそもあれよね、私イヨが海潜るの許可してないんだけど」

高雄「あの人では? 」

愛宕「暫く機嫌悪くて適当に私に投げて裁決させてたけど」

高雄「なるほど。…………なるほど? 」

龍田「その悪人面似合うわねぇ〜 ……割と仕事してる風だったけど、何してたの? あの人」
9 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 23:06:16.63 ID:58QPkms5O

< えっ? 何で? >








山城「イヨが無断で潜ってるのがマシなのかそれが嘘なのがマシなのか」

扶桑「さ、さぁ」

雲龍「無断な方がマシね」

山城「ふぅん? 」

雲龍「加賀さんにくだらない嘘を宣うなんて万死に値するわ」

山城「あ、そう。……戻ってくるの、早くない? 」

雲龍「飽きたの。無駄に寒いし風強いし眠いし。
あと加賀さんも来たし話し相手はいるでしょう? 」

山城「…………」

扶桑「…………加賀さんのこと、嫌いなんじゃないの? あなた」
10 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/17(木) 23:07:07.74 ID:58QPkms5O

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【艦これ】愛宕「私とあの人と高雄」
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こちらでもゆるゆるとお願い致します

ありがとうございました
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 23:09:39.98 ID:/cVlvOsXo
おつです
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 06:23:33.74 ID:IbiZKetRo
乙です
ちょこちょこ変わる紹介文は毎回の楽しみです
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:29:56.42 ID:+eh2prAlO
乙です
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 03:41:50.81 ID:dxrsvvx9o
新スレ乙
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 08:14:31.71 ID:XDcOchUg0
スレ立て乙です。
16 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:52:21.40 ID:zrLWRdCvO

< 気怠い朝には下らない戯言を >







龍田「憧れは想い出に変えて、想い出は掃き溜めへ」

山城「何よ朝から……だるいわね」

龍田「ええ。私って何のために生きてるのかなって」

山城「はぁ? 今更思春期でも迎えたわけ? 」

龍田「いいえ? 想い出なんて殆ど無いし何かに憧れるなんて眩し過ぎて馬鹿馬鹿しいもの」

山城「はぁ。…………僅かでも残った想い出でも抱いて生きてなさいな。
あなたみたいなクズでもいなくなれば姉さまが悲しむわ」

龍田「あなたも? 」

山城「そう、ね。……………………本当、何? 明日死んだりするの? あなた」
17 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:53:14.73 ID:zrLWRdCvO

< 慣れるよりは健全 >








龍田「まぁ、ほら、意味も無く感傷的になってみるフリでもしたくなったの」

山城「面倒臭い。偶には黙って座っていられないの? 」

龍田「できないわねぇ。口動かしてないと死んじゃうから」

山城「それなら仕方無いわね。キスでもしてあげましょうか? 」

龍田「息ができないくらい?」

山城「ええ。口が動かなくなるくらい」

龍田「いいの? 本当にするわよ? 」

山城「他人に触れるのが怖くて動かしてる口がどうなるか見ものね」

龍田「あぁら酷い。…………割と、キたのよ。
誕生日とはいってもあの人が高雄とヤってるの、ありありで」
18 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:56:08.78 ID:zrLWRdCvO

< 与り知らぬところで >







山城「何を真っ当な乙女みたいなこと宣ってるのよ」

龍田「あの人の、好いた男の前でだけは乙女でいられるもの」

加賀「雲龍みたいなこと言うわねあなた」

龍田「えっ」

山城「あーあ……ヤれもしない触れることすらできない口だけの雲龍なんて無様な無価値ね」

龍田「」

加賀「あの…………割と内心は可愛らしいわねって揶揄うつも……あの子が可哀想じゃないその反応」
19 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:57:27.01 ID:zrLWRdCvO

< 男女の垣根を越えれば割といつも通り >








提督「そーいや瑞穂にとってオレって何なんだろうな」

高雄「はい? 瑞穂さんまで毒牙にかけるおつもりで? 」

提督「違うし毒牙ってお前。……オレ普通に明石と寝るよ? 離さないよ? 」

高雄「あぁ…………どうなんでしょう? 」

提督「割と謎だよな。そのうち背後から刺されたり…………何かお前がいる限り大丈夫な気もするけどさ」
20 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:57:59.63 ID:zrLWRdCvO

< 終局 >








高雄「実際簡単な話では? 瑞穂さんの倫理観も壊してしまったんでしょう、あなた」

提督「ん……そうなのかな」

高雄「雄らしく、クズらしく」

提督「雌らしく堕ちたとでも? 」

高雄「或いは瑞穂さんとしては。
……そもそも私たちなんて人外の魔性だ、なんて言うこともできますけれど」
21 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:58:32.89 ID:zrLWRdCvO

< 要らない信頼 >







愛宕「じゃあその内に江風だとか涼月も堕ちちゃうのかしら」

高雄「かもしれないわね」

雲龍「叢雲と漣も怪しいと思うわ、私」

愛宕「最高に犯罪的な絵面なのにしっくりくるわね」

高雄「酷い話。……あなたは誰が一番欲しいんですか? 」

提督「やめろよそういうの……いないって、マジで。いねぇよ? 」
22 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:58:59.84 ID:zrLWRdCvO

< まぁ、相対的にだけど >










雲龍「そりゃあヤった後の賢者タイムだものね」

高雄「私も貪られましたよ。誕生日の日」

提督「高雄に食い荒らされたの間違いだと思うけどな」

愛宕「共喰いでしょ? 腐ったクズ同士の慰め合い」

雲龍「…………高雄の言い分が一番、まとも? 」
23 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 22:59:37.15 ID:zrLWRdCvO

< 惨状前の参上回避 >








愛宕「あ! でもそれで思い出したんだけど」

提督「ん? 」

愛宕「瑞穂の誕生日に単車貸したでしょうあなた」

提督「明石がどうしても貸してくれって言うから」

愛宕「何とは無しに有耶無耶になったけど……どこ行ってたと思う? 」

明石「頼まれてた資料持って来まーさよーならーお疲れ様でえぇぇぇぇす! 」
24 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 23:00:31.38 ID:zrLWRdCvO

< 投げ捨てたモノを今更思うの? >








提督「まぁ、待て。単車貸した代価を置いていきな」

明石「はぁ。…………瑞穂さんが予約したレストラン入ってふっつーにホテル行っただけですよ? 」

愛宕「なーんだつまんない」

雲龍「在り来たりね」

明石「だから言ったじゃないですかぁ、もう」

高雄「…………普通って、何だったかしら」
25 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 23:01:10.98 ID:zrLWRdCvO

< だいじょばないね >







提督「待て待て待て。女二人でホテル入ってどう絡んでいくのか滅茶苦茶興味あるぞ、俺」

明石「んなのあなたと大して変わりませんよ。
誘い受けと変なスイッチ入ったクズが登場人物の」

提督「なるほど……なるほど」

雲龍「あなた知らぬ間にひっどいクズになってるじゃない……明石さん大丈夫? 」
26 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 23:01:58.56 ID:zrLWRdCvO

< そこじゃないだろう的なあれ >









天城「噂によるとですね。瑞穂さんって底無しらしいですよ」

加賀「全く要らない情報をどうもありがとう。……明石よね? 」

天城「ええ、愚痴ってたんです。自分も生娘のときはあの人にあんな面倒かけてたのかって」

Littorio「間違っているとしか思えませんね、その方向性」

加賀「まぁ、私は関係無……雲龍が二人になるような状況は少し、怖いわね」
27 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 23:02:24.71 ID:zrLWRdCvO

< 恐怖し訊ね落胆し >








漣「このまま高雄さんを初月くん、LittorioさんをRomaさん、
みたいな感じでバラバラ寝取られてったら面白いかもですね」

Littorio「面白くないですよ。何故よりによって妹の虜にならなければならないんです」

天城「初月さんはまぁ……高雄さんのお料理に餌付けされてますからねぇ」

加賀「飼い主を噛む可能性、か」







初月「うん? 僕が夜何を考えているか? 昨日なら旗風たちと海大の過去問を見……何だっていうんだよ、怒るぞ? 」
28 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/20(日) 23:03:16.05 ID:zrLWRdCvO

< そういえばこんなことも >








天城「そういえば天城の部屋であの人がノロに罹ったことがありまして」

龍田「へぇ? 」

天城「陸軍の方で流行っていたものみたいなのですけれど……浴室から動けなくなったんです」

龍田「人間って大変ね」

天城「天城はそれに気付かなくて、
あの人が内線で助けを呼んだら高雄さんが来たんです。十分な説明も無しに」

龍田「うわぁ……」

天城「扉越しでも狂気が伝わってきましたね、あのときは。
あぁ、天城は海でも戦場でもないただの陸で死ぬんだ、って」
29 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/05/20(日) 23:03:55.38 ID:zrLWRdCvO

ありがとうございました
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 23:34:47.12 ID:gNcix5yto
乙です
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 23:55:25.79 ID:i/pb6hNUo
おつ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/21(月) 00:32:52.46 ID:4Sty8z/J0
乙。
33 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:26:13.31 ID:HBKQ5L5sO

< 唐突に壊れたお人形 >







瑞穂「」

提督「あ? ……何してんの? ここ、廊下、あなた、歩ける。understand? 」

瑞穂「」

提督「瑞穂さーん? あのー? 」

瑞穂「…………無い」

提督「何が? 」

瑞穂「無い無い無い無い無い無い無い無い……無いんですぅ……」

提督「誰だお前。……………………で、何よ。さすがにこれでくだらねぇものだったらキレるぞ、俺」
34 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:27:07.85 ID:HBKQ5L5sO

< 感情的なドールと傀儡 >








瑞穂「あ、明石さんに貰った合鍵が」

提督「合鍵ぃ? 二人部屋なんだしお前も持ってるだろう? 」

瑞穂「お部屋ではなくて、工廠にある事務スペースの、鍵です」

提督「あ、そうで……どう考えても俺に無断だよなぁ。
一応そういうのって上官に一言くらいさぁ……どうなのそれって」
35 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:28:46.20 ID:HBKQ5L5sO

< 証 >








瑞穂「そんなことはどうでもいいんです」

提督「どうでもよくはねぇだろ間抜け」

瑞穂「…………無い」

提督「まぁ、変な所に落とされてるのも穏やかじゃねぇし……。
明石には訊いたのか? あいつが持ってるかもしれねぇだろう」

瑞穂「馬鹿なんですか? 訊けるわけ無いじゃないですか」

提督「理解はしてやらんでもないけどさ……お前ら二人最近おかしいぞマジで」
36 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:29:44.22 ID:HBKQ5L5sO

< 平常運転ドールズ >








雲龍「うん? ……どこで拾ったの? 」

天城「鍵……? サンジョルディ? 」

雲龍「こんな鍵見たこと無いわね。この子の縄張りに落ちてたっていうと……うーん? 」

天城「この子の部屋以外だと基本的に姉様の部屋までくらいしか動きませんよね」

雲龍「私たちが見ていないときは分からないけれど」

天城「ええ。…………ロッカーだとか金庫のサイズではありませんね」

雲龍「…………はい」

天城「はい? 」

雲龍「私、寝るから」

天城「……はぁ? 」
37 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:30:40.82 ID:HBKQ5L5sO

< さりとて望まないわけでもなく >








天城「と、いう流れで持ってきたわけです」

瑞穂「ありがとうございます。これで生きていけます」

天城「そんな大袈裟な」

瑞穂「天城さんだって提督から貰ったものを失くしたら困るでしょう? 」

天城「それはまぁ……鍵なんて貰えないでしょうけれどね」

提督「絡むなよ……悪いとも、思っちゃいけないことなんだしさ、きっと」
38 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:31:18.37 ID:HBKQ5L5sO

< まぁ、でも予想通り >








瑞穂「天城さんも雲龍さんと二人でいればいいのに」

天城「それは瑞穂さんに明石さんを諦めろ、というのと同じですよ」

瑞穂「なるほど」

提督「なるほど。…………ニヤけるの予想してこっち見るんじゃねぇよ」
39 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:32:17.23 ID:HBKQ5L5sO

< 異界の道理 >








山城「相当根深い所まで病んでるみたいだけれど大丈夫なの? あれ」

明石「ははは……いやー、どうですかね」

山城「そのうちあの男に嫉妬して背中刺そうとしたりなんかしたら大変じゃない」

明石「まぁ、確かに」

山城「あのね、水母って貴重な戦力なのよ? ちゃんと考えておきなさいな、真面目に」

明石「……はい」

松風「? 司令官の心配じゃなくて? うん? 瑞穂さんの心配なの? 」
40 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:33:35.50 ID:HBKQ5L5sO

< 彼の人の為ならば >








山城「分かってないわね。あなた試しにあの男の背中に包丁でも投げてみなさい」

松風「いやいやいや……松風たちなら兎も角あの人人間だから。普通に死ぬから」

明石「そんなわけ。下手すると投げようとした段階で松風さんが吹き飛びますって」

松風「はいぃ? 」

山城「瑞穂が病んでるなんて軽いレベルなのよ。
狂犬兼番犬兼牝犬兼忠犬兼、凶悪乙女な護衛から比べれば」
41 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:34:17.79 ID:HBKQ5L5sO

< 弱い犬程よく吠えるとは言うけれどね >








高雄「もしそれが私だけのことを言っているのなら撤回してほしいものですね」

山城「愛宕はそういうタイプじゃないでしょう?
それとも雲龍やLittorioもそうだって言いたいの? 」

高雄「あなたや龍田も同じでしょう、と言いたいんです」

山城「ハンッ。馬鹿にしてくれたものね。私なんて精々よく吠える駄犬止まりよ」

高雄「はぁ。…………変な謙遜なのか、それとも嫌味なのか悩みどころね、これは」
42 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:35:19.48 ID:HBKQ5L5sO

< 傀儡師の理 >








龍田「明石のこと呼び捨てしてみたら? 」

瑞穂「え、いや、呼んではみたいですけれど」

龍田「最初は面映くてもね、相手の顔見ていれば気にならなくなるものよ」

瑞穂「ん、んー……」

龍田「ほら、何なら今ここで口に出すだけでも練習になるわ」

瑞穂「ぁ…………ぁ、あかし? 」

能代「状況だけなら微笑ましい筈なのに……ただただ悍ましいですね」
43 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:36:11.62 ID:HBKQ5L5sO

< 魑魅魍魎の果て >







龍田「っていうことがあったの。期待してて? 」

明石「んな余計なことを……はぁ」

龍田「何? 嫌なの? 」

明石「嫌ですよそりゃあ。“ 明石さん ”って小声で恥ずかしそうにねだるのがいいのに」

天城「えぇ……」

Littorio「まさかあの人の次に駄目なのが雲龍以外だなんて」

雲龍「あのね……せめてそこは私が二番目ではなかったなんて、くらいにしておきなさいよ」
44 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:37:20.06 ID:HBKQ5L5sO

< 本日の戯言アワー >








雲龍「いつだったか私を高級娼婦なんて呼んだ男がいたわ」

山城「あれが消したんでしょうね、その男」

雲龍「あの人がその男だとは思わないの? 」

山城「毛程も。あれがあれの価値を喪ったのならとうに死んでいるもの」

雲龍「ま、そうね。…………東の海で、信じた奴隷に噛まれていたわ」

山城「いいじゃない、お似合いよ」

雲龍「…………」

山城「…………」

雲龍「…………冗談だったのだけれど」

山城「! あっ、なったねぇ……」
45 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/21(月) 23:39:01.40 ID:HBKQ5L5sO

< ずっと見ているのもまぁ、それはそれで >








提督「……五月病だわ。死にたい」

愛宕「何馬鹿なこと言ってるのよ。万年五月病じゃない」

高雄「そもそも五月も終盤に差し掛かってますよ」

提督「何事にもヤる気が起きねぇんだぜ? 酒飲んで即行寝たいもん」

愛宕「そんなのそれこそいつも通…………目の前で高雄が啼かされてても同じこと、いえるかしら? 」
46 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/05/21(月) 23:39:31.57 ID:HBKQ5L5sO

ありがとうございました
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 01:42:22.95 ID:B4r0mWpoo
おつ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 05:35:05.11 ID:BNPE/Hf6o
49 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:53:42.45 ID:fF0sQ25vO

< まだまだ頭が回らない時間の戯言 >








提督「ふぁ……うぃーっすおはよう」

龍田「おはよ。……フ-……」

提督「状況だけ見たらお前と逢い引きする為に吸ってるみたいだな、俺」

龍田「本当にして、いいのよ? 」

提督「お前の心がそれでいいって諦めきれるならな」

龍田「強引にされれば断れないのに」

提督「趣味じゃねぇし。フ-……今日も、可愛いね」

龍田「そ…………踏み込んでほしいときには踏み込んでくれないなんて、酷い男」
50 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:54:58.84 ID:fF0sQ25vO

< 濁り始めた一室で、頭も >








提督「フ-……ってもな、龍田」

龍田「何? 」

提督「本当にお前の心次第なんだぜ?
俺が言うことではねぇけど誰も今更文句なんて無ぇよ」

龍田「……そう? 」

提督「横須賀では割に嫌ってたやつもいたけどな」

龍田「例えば誰に? 」

提督「お前の方が知ってるだろうよ。
……心の清い甘ちゃんには大概そうだったろう? 俺も同じく」
51 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:55:57.31 ID:fF0sQ25vO

< 澱み切らずに終わるのもまた >








龍田「フ-……一人だけ例外がいたのだけれどね」

提督「そいつも今じゃあ土の中だけどな」

龍田「あぁら、どこぞの趣味が悪い高級将校さんのこと? 」

提督「他にいるとでも? 」

龍田「金剛のことよ? 例外はいるにせよ、あぁいうのを誰からも好かれる、って言うと思ってるわ」

提督「なるほどな。…………美しいものを美しいと言える心も、美しくないことってあるんだなぁ」
52 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:56:41.95 ID:fF0sQ25vO

< 偏見というより実体験 >







能代「英国式のブレックファストですか……重い」

阿賀野「うん? どこがどう重

能代「阿賀野姉ぇは黙っててもらえる? 」

阿賀野「」

天城「……さすがにそれは酷くないですか? 」
53 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:57:49.36 ID:fF0sQ25vO

< いるんだよね、何故かできる人 >








能代「頻繁に食べ過ぎて代謝励起させながら水泳なんてしてる阿賀野姉ぇにはこれで十分です」

阿賀野「でもそのお陰で割とタイム伸びてるんだよ?
今なら素の身体能力で高校生のトップレベルは出るよ? 」

Littorio「えっ……あなたは、仲間だと思っていたのに……裏切りですっ」

阿賀野「は、はい? 」
54 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:58:48.16 ID:fF0sQ25vO

< 腹筋とか割と使うよね >







阿賀野「へぇ、運動音痴なんだ」

Littorio「まぁ……認めたくはないものですが」

阿賀野「でもそれなら安心して?
こんなこと言ってる能代も割と駄目な子だから」

能代「……まぁ、阿賀野姉ぇよりは」

雲龍「運動なんてできるからなんなのよ。セックスくらいにしか役立たないじゃない」

Littorio「や…………あなたはそれで十二分に役立てて幸せでしょうが」
55 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 22:59:51.43 ID:fF0sQ25vO

< 優等生だろうが劣等生だろうが終局は >







WS「暇ね」

GZ「結構なことだろう。私たちが活躍するなんてことは無い方がいい」

WS「優等生ね。……今夜、伯爵部屋に行ってもいい? 」

GZ「構わないよ。私は、お前のことを拒めない」

WS「堕落してるわね、劣等生」

GZ「優等生の間違いだろう? お前からすれば」

WS「堕落は堕落よ。それが、気持ちいいだけでね」
56 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/22(火) 23:00:41.37 ID:fF0sQ25vO

人物紹介で大淀さんを忘れていたことに今更気付く
どうしようもないね

ありがとうございました
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 00:42:13.16 ID:UgeVwebco
おつおつ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/23(水) 12:36:17.87 ID:IxbeXCeuO
乙です
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/23(水) 13:18:08.90 ID:gHM3UklnO
乙です
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 14:07:05.84 ID:fxfzJdyj0
乙です
61 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:35:57.36 ID:tnt1P93WO

< 割とお久し振りでございます >







雲龍「ふぁ……おはよう。二日振りね……何故かしら」

江風「本当何でだよ。フツーこの生活環境で二日会わないとか有り得ねぇだろ」

天城「二日くらいならいいでしょうとか言い出して引き籠ってたんですよ」

雲龍「お手洗いと飲み物の補給以外立ち上がってもいないわ」

江風「えぇ……」

雲龍「でもまだ寝たいのよね…………どうしたものかしら」
62 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:36:48.36 ID:tnt1P93WO

< やってやれないことは少なくとも無いけどね >









加賀「食事は天城に持ってきてもらっていたわけ? 」

雲龍「いえ。ベッドのサイドテーブルにガムとチョコを積んでいたので」

江風「えぇ……何それ」

加賀「はぁ? つまりあなた、二日もまともな食事をしなかったわけ? 馬鹿なの? 」

伊13「……ツッコむの、そこなの? 」
63 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:37:38.30 ID:tnt1P93WO

< 選択肢という可能性の魔窟 >







天城「百年後に行くか、百年前に行くのか」

山城「百年前ね。百年後に行って国が無くなっていたり惑星そのものが汚染されていたらどうしようもないでしょう? 」

天城「大戦の時代ですよ? 」

山城「戦争がしたいわけではないけれどね、
その時代だってきっといいものでしょうよ。生きているんだから」

明石「美人はどの時代もイージーですしね」

山城「ええ。…………できれば高級官僚の奥方でもやっていたいわ。お屋敷の奥の方で」
64 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:41:25.44 ID:tnt1P93WO

< 映像的にはまぁシンクロしそうではある >








扶桑「でも割と不幸も付き纏いそうよね……没落したり遊女に落ちたり」

山城「えーっと……姉さま? 」

雲龍「黒木渚の『赤紙』なんて似合いそうよね、あなたたち」

扶桑「それすらあなたの方が上手いでしょうよ」

雲龍「知らないけれど…………あなたそういう曲、分かるのね。意外でもないわ」
65 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:42:30.22 ID:tnt1P93WO

< ごめんね本当 >








提督「ただいまー…………」

雲龍「はいはい、おかえり。……どしたの? 」

提督「…………従兄弟の結婚式出てたろう、俺。今は何となく高雄たちといたくない」

雲龍「それで暫くいなかったものねあなた」

提督「あぁ…………想像以上に俺が心から祝えたことに喜びを覚え自分が祝われることの可能性に虚しさを、ね? 」

雲龍「あ、そう。…………理解してあげるけれど、
あなた私や加賀さんに喧嘩売ってるってことも理解してるわよね? 当然」
66 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:43:13.04 ID:tnt1P93WO

< 苦しめ楽しみ共に堕ち >







提督「お前が何を言いたいかは分かるけど、
駄目な意味で俺たちって似たような関係だろう」

雲龍「さぁ? …………綺麗だったでしょう? 」

提督「あぁ。あの一瞬だけは、高雄よりも愛宕よりも綺麗な新婦だったし、
従兄弟は俺よりも輝いていたよ」

雲龍「本来は逆だけれどね。そのときだけはあなたにも真実の姿が見えていたの」

提督「ハンッ…………はぁ、怠い」

雲龍「欲しいなら、癒してあげる。何ならウェディングプレイてもしてあげましょうか? 」

提督「……勘弁してくれ」

天城「怒っているんでしょうけれど……怒っているんですか? あれ? 」
67 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:44:19.16 ID:tnt1P93WO

< いや、本当許してセンチなの >







天城「で、でもあれですよね、その割に二日も式とは別に遊んできてますよね」

提督「さすがに許せよ。親と会ったり友達と会ってたんだから」

天城「許す許さないでもありませんけれど……」

提督「そもそも友達自体既婚者ばっかりでだな、
会ったことも家族の話も楽しいけどそれはそれで思い返せば心にクる話でーーーー







天城「高雄さんたちの領分でしょうあれは」

高雄「えーっと……いいのかしら、あれを聞く役になっても」

愛宕「逆に辛いんじゃないの? 私たちよりある意味」
68 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:44:47.21 ID:tnt1P93WO

< 絡新婦の断り >








龍田「え、普通に嫌だけど」

雲龍「えっ……うそ」

龍田「殆ど一切蟠りも無く一夫多妻擬き受け入れてるあなたたちがおかしいのよ? 」

雲龍「それは……そうなのだけれど」

龍田「私だってあの人は欲しいけれどね? やっぱり理想は捨てきれないわ」

愛宕「ん、んんっ……何というか、龍田に言われると正論も屁理屈に思えるわねぇ」
69 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:45:19.31 ID:tnt1P93WO

< 誰しもそう思う限りは >








龍田「失礼な。思考は兎も角起こったことだけ見たら私はまだただの乙女なの」

愛宕「そ、うね」

雲龍「う、うーん……」

山城「乙女っていうのは喫煙者で怠惰で陰険な策略家でもなれるものなわけ? 」

龍田「だってあの人は乙女だと思ってくれてると思うわよ? 」

愛宕「そんなこと言ったら私だって乙女だと思われ……好かれてはいるでしょうけどもしかして乙女かどうかは、危うい? 」
70 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:45:59.26 ID:tnt1P93WO

< ゼロなんだし億劫って程でも >







龍田「幾ら複数の女と関わっていてそれなりにまともなクズ男でも、男なのよ? 」

雲龍「なるほど」

愛宕「まぁ、確かに」

山城「いいけど。…………誰がまだまともかすら考えるのも億劫ね、これ」
71 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:46:53.68 ID:tnt1P93WO

< 廊下だって、危険な香り >







扶桑「しかし演習とはいってもこの先を考えるっあっ

提督「っと。……大丈夫? 」

扶桑「え、ええ、ありがとうございました。……私が転ぶ前に動いてませんでした? 」
72 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:47:39.80 ID:tnt1P93WO

< 選択を手放す逃走なんて >







提督「まさか。予言者とかじゃないし」

扶桑「はぁ。……今の姿、見られたら困りません? 」

提督「偶々躓いて手を広げてたから抱き留めて、
そのまま首回りに手回してしなだれかかられてる状態だね」

扶桑「まずくありません? 」

提督「離してほしいの? 」

扶桑「…………離さなくても、いいんですか? 」

提督「それは、扶桑次第? 」
73 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:48:05.12 ID:tnt1P93WO

< 犯し侵され冒される >








扶桑「ん……それなら一差のキスでも、落としてくださいますか? 」

提督「扶桑がそれを望むなら」

扶桑「…………何人の女がいても今更私は何も言えませんけれどね」

提督「あぁ」

扶桑「絶対に離しませんし、離れません。
最後まで共にいさせてくれないと、嫌です」

提督「そ。…………キスして、いいの? 」
74 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:49:09.62 ID:tnt1P93WO

< あなたが抱いてくれるのなら >








山城「ぁ」

龍田「? 」

山城「……嫌な予感がする」

愛宕「山城の予感とか無駄に嫌なことだけ当たりそうねぇ……」

雲龍「どうせ扶桑のことでしょう。そういえばいないし」

山城「はぁ。…………あの男の心臓に爆弾でも仕掛けられないものかしらね、今すぐにでも」
75 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:51:43.15 ID:tnt1P93WO

< 誰に向けてか >






扶桑「んっ…………選択させるなんて、あなたらしい」

提督「…………悪いな」

扶桑「ま、して欲しいの? なんて訊くよりは、マシですけれど」

提督「うん。…………溺れさせてくれる? 」

扶桑「あなたが、溺れさせてくれるのなら」

提督「そ。…………行こっか」

扶桑「喜んで。……………………ごめんなさいね……ありがとう」
76 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:54:00.87 ID:tnt1P93WO

< 他方この日このとき >







初月「そういえば提督様と扶桑が出てったぞ」

海風「」

江風「やめてくれよ……姉貴のテンション下がったら暫く酷いンだぜ? 」

初月「知ったことか」

Littorio「まぁ、ほら、えーっと……知り合った時期は、昔ですし? 」

海風「知ったことですか……はぁ」
77 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/29(火) 22:56:39.96 ID:tnt1P93WO

< 色々とすっ飛ばしまして >






漣「はい、本日の総括」

叢雲「あぁん? 」

雲龍「幸せな結婚式の後で憂える人妻っぽい扶桑に逃げましたとさ」

漣「はい終わり! 」

叢雲「あぁ、そう……」

山城「人妻っぽさ……そう…………あぁ、そうね」

龍田「やめてよね……扶桑がいないときに山城酔わせ…………苦しんで死ねばいいのに」
78 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/05/29(火) 22:57:05.31 ID:tnt1P93WO

ありがとうございました
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 23:17:04.59 ID:5xBrwrM/0
乙 龍田の進水日に煽っていくスタイルww
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 02:09:13.69 ID:lcYx99odo
おつおつ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 07:29:38.89 ID:1HyuXL7q0
おっつ
82 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:16:25.61 ID:oQ1Cbi+PO

< 愛に堕ちたのか、それともつまらない怠惰なのか >







「……………………もう、いないのね」

私は貴方の女になってしまったけれど

貴方は私を女にしてしまったのだけれど

私の心を奪っていってしまったのだけれど

貴方が欲しいのは私の身体でも、心でもない

こんな朝の作法なんて知らないものだから、思い付き、下らない感傷の発露

何て事はない思い付きでシーツを身体に巻いて窓を開け放った

麗らかな朝陽、上がり始めた気温と湿度と、それから多少の不快感

それを不幸せと言ってしまってもいいのだけれど

寧ろそうである筈ではあるのだけれども

そういった倫理からは離れてしまったのだと、逃げてしまったのだと

理解して身体に落とし込んだ、そんな日、そんな朝

こんな日には、思い切り二度寝なんて決め込んでしまってもーーーー
83 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:18:04.71 ID:oQ1Cbi+PO

< 気にしない気にしない >








江風「」

叢雲「何この惨状」

海風「私に付き合って飲んでくれただけだよ」

叢雲「あなたに付き合ったらそれだけで酒瓶に埋まるわけ? 」

海風「江風なら時々ね」

叢雲「そう。…………最大の問題は折角加賀の部屋に逃げたのに漣が防御を放置した所為でね?
あなたたちに散らかされた私の部屋なんだけど? 」
84 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:18:30.33 ID:oQ1Cbi+PO

< こんなことは一度切りだと割り切れるのなら >








扶桑「んっ…………まだ、痛い」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………何の想い出も無く、唐突に、物の弾みで」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………それまでの思慕と関係があったから、そう、思うことが、不仕合せなのよね、きっと」
85 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:19:31.96 ID:oQ1Cbi+PO

< いつもの喫煙所にて >








提督「ふぃー…………何その顔」

龍田「……………………フ-」

提督「フ-……………………」

龍田「……………………」

提督「……………………」

龍田「……………………」

提督「……………………すまん」

龍田「別に? …………どうせ? 祝ってもらって飲んで騒いだ後だし? うぅん……? 」
86 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:20:37.23 ID:oQ1Cbi+PO

< 余計なお世話 >








提督「や、でもさ……ねぇ? 」

龍田「まぁ……私が踏ん切りつかなくて逃げたのは仕方無いけれど」

提督「お、おう」

龍田「扶桑には強引にいったのに何故かしら? 私には及び腰なの」

提督「え、えーっと……あー……」

龍田「……………………フ-」

提督「……………………何か言っても、いいのか? 」

龍田「フ-……言ってもいいけど、言わなくても大して変わらないわね」

提督「あ、あぁ。…………何なら、灰皿にでも椅子にでも、なりますよ? 」
87 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:21:21.71 ID:oQ1Cbi+PO

< 探偵役こそ真っ先に逝きそうな空間 >








愛宕「ふぁ……おはよ」

高雄「おはよう。早いわね」

愛宕「そう? …………ここで殺人事件なんて起きたら」

高雄「? ええ」

愛宕「ほぼ全員に動機があるしほぼ全員にアリバイなんて無いわね」

高雄「まぁ、確か…………あの、やめて、ね? 」
88 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:22:00.27 ID:oQ1Cbi+PO

< 受けたダメージ >







愛宕「しないわよ、私は。寧ろ私と高雄が一番耐性あるでしょう? 」

高雄「そ、うね……余計なこと言ってそう」

愛宕「どうでもいいわよ。勝手にしてくださいな」

高雄「はぁ」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………龍田? 海風? 」

高雄「龍田、のような……ある種山城さんの方が酷いかもしれないけれど」
89 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:22:31.04 ID:oQ1Cbi+PO

< 部屋は完璧にしてもですね…… >








山城「」

扶桑「あら……おかえり」

山城「」

扶桑「山城? 」

山城「」

扶桑「…………あの」

山城「」

扶桑「…………………………………………怖い」
90 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:23:25.79 ID:oQ1Cbi+PO

< 現在は別の意味で衝撃を >








涼月「おかしいでしょう。高雄さんと愛宕さんが割と平然としていて、ですよ? 」

明石「ええ」

涼月「何故龍田さんや山城さんの方が機嫌最低なんですか」

明石「んなこと言われてもね……当然というか平常というか」

涼月「はぁ? 」

江風「江風たちにもこンな時期があったンだなぁ……はははっ。なぁ、姉貴? 」

海風「…………そだね」
91 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:24:04.14 ID:oQ1Cbi+PO

< 端ではいつもの >







雲龍「もし自分よりも女らしく、積極的でかつ消極的で、従順であって勝ち気で、そんな女が現れたら……む」







天城「命題も姿も乙女らしいと言えないことも……いえいえ」
92 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:25:12.02 ID:oQ1Cbi+PO

< 別にどうも >







天城「大体ですね、姉様」

雲龍「? 」

天城「姉様よりも女らしい女って難しいと思いますよ、色んな意味で」

雲龍「そう? でも、女の言う女らしい女って基本的に悪意よね。……どうしたものかしら」
93 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:25:44.51 ID:oQ1Cbi+PO

< ただまぁ、そんな相手が本当に現れたら >









明石「割と簡単に落ち込むと思いますけどね、私は」

雲龍「そんなもの? 」

明石「そんなものでしょ。それから躍起になって頑張ったりして、その先は知りませんけど」

雲龍「なるほどね。さすが女に好かれる女は違うわ」

瑞穂「まったくです」

明石「……は、い? 」
94 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:26:11.75 ID:oQ1Cbi+PO

< 似ているところと反対と >






鹿島「色々といますけど、例えば時雨さんと海風さんも姉妹なんですよねぇ……」







時雨「あれ、どっちにとってより失礼なこと考えてるんだろう」

春雨「さぁ……香取さんと鹿島さんのこと考えればいいんじゃない? 」
95 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:26:59.61 ID:oQ1Cbi+PO

< 安酒でもグラスに揺らしつつ >








GZ「ぼんやりと何もせず葛城と話していたのだがな」

WS「ええ」

GZ「『もし、子供ができたらどうしよう』などと言われた」

WS「…………」

GZ「…………」

WS「…………私も、気にするべきなのかしら」
96 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:27:25.55 ID:oQ1Cbi+PO

< 養子なのか人工なのかただの冗談なのか >








GZ「どう頑張っても女同士ではどうにもならないと思うのだがな」

WS「まさか瑞鶴以外の、それも男性となんてことは」

GZ「無いとは思うのだが……なんだったのだろうな、あれは」

WS「さぁ……子供をつくるためには、なら考えてもみるのだけれど」
97 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:28:09.78 ID:oQ1Cbi+PO

< そういえばこんなことも >







山城「そういえばあなた、あれどうしたのよ」

龍田「あれ? 」

山城「お亡くなりになった不幸な将校様からの贈り物」

龍田「あぁ、髪飾り……即行捨てたわ」

山城「酷い女」

龍田「売るよりマシじゃない? 」

愛宕「…………普通の女はそれ以前にお断りすると思うけど? 」
98 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:29:44.42 ID:oQ1Cbi+PO

< 捩れた諦念を芯に回転でもしたような >







龍田「はぁ……嫌んなるわ」

山城「そうね」

龍田「…………あぁぁぁぁっ……あぁっ」

山城「鬱陶しい……やめなさい。見苦しいわね」

龍田「……………………」

山城「……………………」

龍田「……………………」

山城「……………………」

龍田「……………………格闘訓練でもしましょう、本気で」

山城「はぁ? ……………………あぁ、でも、やっぱりいい気もするわね。乗ったわ」
99 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:31:07.27 ID:oQ1Cbi+PO

< 大事になって参りましたが >








高雄「私たちもやりますよ」

漣「はいはーい! 賭け金はこちらでーす! チーム変更が最後まであるので払い戻しも直前まで受け付けますよー! 」

加賀「なるほど……リーダー固定でバランス調整していくのね? 」

漣「その代わり早めの投票で払い戻しも増えますよー! 」

愛宕「高雄にだけ負けなければいいかなー」

海風「やるよ、江風」

江風「えっ、ちょっ、フッツーに嫌なんっ……涼風ーっ! 」

涼風「あたいはパス。…………暗器とか無ぇしな」







提督「えーっと、女の子が一時的にでもカタワになるのとかは、えーっと……」

叢雲「ばーか。あんたと扶桑は出禁よ。もっかいしけこんでくれば? 」

扶桑「」

提督「」
100 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:31:42.82 ID:oQ1Cbi+PO

< 百禍繚乱 >







龍田班

龍田
愛宕
天城
海風
加賀


山城班

山城
高雄
雲龍
江風
叢雲








提督「らしい」

扶桑「純粋な格闘なのですよね? 」

提督「らしい」

扶桑「道具無し、急所狙い有りの殺し無し」

提督「あぁ」

扶桑「…………」

提督「…………」

扶桑「…………山城の着替えでも用意してきますね」
101 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:33:13.78 ID:oQ1Cbi+PO

< 超常現象かはたまた神代の戦闘か >








漣「さーって! 江風くぅん、逃げてばっかじゃ仲間の負担が酷いぞー! 」

江風「ンなっ、ことっ、分かっ……ッ! 」

叢雲「馬鹿ッ、上よっ! 」

龍田「あら〜 ? 麗しい仲間愛じゃない? 」

愛宕「はいこんにちはぁ〜 」

江風「ひぃぃぃぃっ」

加賀「馬鹿っ、二人の、突出っ、やめなさいっ」

海風「落ちろ叢雲ッ」







伊13「重力って何だっけ? 人体って何だっけ? 」

伊14「さぁ……そりゃあ一時的にでも筋肉膨張させたり励起したら、ねぇ」
102 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:35:57.11 ID:oQ1Cbi+PO

< キャンプセットの椅子とかテーブルみたいなもので集まり >







旗風「どっちに賭けたの? 」

松風「龍田班。叢雲をどう見るかで変わる感じだよね」

瑞穂「山城班の方が有利ですよね」

明石「まぁ、そう思いますけど……龍田班の方が抱かれてる数は多いんですよねぇ」

Littorio「何の指標ですかそれは。……案外と誰も落ちませんね。つまらない」

明石「いいじゃないですかお酒飲んで適当なこと言っても。治療担当なんですよ? 私一人で」

松風「それなら余計アルコール入れない方が……もうそれどころではないけどさ」

103 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/30(水) 23:36:51.77 ID:oQ1Cbi+PO

< 割と冷静な方では >







阿賀野「むぅ……阿賀野もやりたかったんだけどぉ? 」

能代「能代に阿賀野姉ぇを殴り飛ばせと? 」

涼風「海風姉妹とか高雄姉妹とかは本気でやってるけどな」

初月「主人が見ていないのではね、面白くない」

涼月「単純に嫌なんだけど…………あ、江風吹っ飛んだ。大丈夫じゃないよね? 腕の向きとかさ? ねぇ? ねぇったら! 」
104 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/05/30(水) 23:37:19.01 ID:oQ1Cbi+PO

ありがとうございました
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 00:12:52.45 ID:Nc+Wq21ko
お疲れ様です
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 01:25:53.98 ID:8H7dqqqVo
おつおつ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 01:25:55.49 ID:V71jZSjr0
乙でーす
108 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:53:44.21 ID:5ELRwu7dO

< 偶にはメンズトークでも >







提督「あー、あれだよな? 水着の上にショートデニムのボタン外して履いてるやつ」

「エロいっすよねー。腰の上まで出たヒモもグッド」

提督「そうだなぁ……奥さんと最近遊んでる? 」

「ぼちぼちは。そんなに帰れないんで今年は海まで行けるか分かんないですけど」

提督「そっか。ま、大事にしろよ? 」

「少将閣下こそそろそろ結婚なされては? 」

提督「そのうちな。……行けよ。あんまりこっちにいても良いこと無いぞ」

「またまた。俺は単に迷ってきちゃっただけですって。何なら副官にでもなりますよ? 」

提督「ばーか。…………もう一本、吸ってけ。用事ができた」

「うぃーっす、またー」
109 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:54:23.10 ID:5ELRwu7dO

< 話したいことしたくないこと >







雲龍「随分と楽しそうね。誰? 」

提督「ん? まぁ……後輩だよ。シーレーンの方でちょっとな」

雲龍「ふぅん? 」

提督「…………マジな話な、時々男と話さないと心潰れると思う」

雲龍「私はあなたがいればそれでいいけど? 」

提督「他の男つくってから言いに来な」

雲龍「耐えられないくせに」

提督「まぁな。…………今度さ、また水着水鉄砲大会やりたいんだけどね? ちょっといい? 」
110 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:55:11.19 ID:5ELRwu7dO

< 何は無くともカレーがあれば >








鈴谷「ふぁ……カレーって幸せ味の食べ物だよねぇ」

あきつ丸「知らん」

鈴谷「お寿司はお寿司味。パスタはパスタ味。うどんはうどん味。カレーは幸せ味なんだなぁ」

あきつ丸「意味が分からんな」

鈴谷「だってさ、単純に美味しいでしょ? これって余り物突っ込んだ適当カレーだけど」

あきつ丸「まぁ…………鈴谷のつくった鈴谷の好きなものを鈴谷と食べているからだと思うでありますが」
111 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:55:57.31 ID:5ELRwu7dO

< 真逆すら有り得る振れ幅 >







提督「えっ? 愛宕と加賀? まぁ、似てるといえば……あぁ、言われてみると確かに似てるな」






雲龍「お料理の話だったのだけれど……どこが似ているのかしら? 」
112 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:56:23.69 ID:5ELRwu7dO

< 有り得るのは分かるのだけれど >










漣「ところで明石さんって、瑞穂さんが」

明石「ええ」

漣「誰かと浮気するなんてこと考えたことあります? 」

明石「え……え、あれ…………うん? 」
113 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:56:58.26 ID:5ELRwu7dO

< 他の女のこととか思ったり >








漣「だってご主人様がいるんですよ? 割に堕とされたり絆されたりとか」

明石「それはまぁ……あの人となら今更ですよ」

漣「じゃあ、何が琴線に触れたんです」

明石「それは…………難しいですね、難問ですよ」
114 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:57:36.33 ID:5ELRwu7dO

< 一粒ずつなら俵もイケるとかなんとか >








愛宕「別に食費が足りないわけではないんですけどね? 」

加賀「? 」

愛宕「ゆっくり噛んで味わって二倍くらいの時間掛けてみたらどうでしょう? 」

加賀「む……」

愛宕「普段とは違った味わいと時間が……あぁっ、そんな考えた顔でキッチン行かないでくださいよぅ」
115 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:58:11.84 ID:5ELRwu7dO

< そもそも何の話で出てきたのか >








江風「あぁっ、苛々するぅ! あとちょっと、あとちょっとで出てくる気がするンだけど」

海風「? 」

江風「ほら、あれだよあれ、この前言ってたあの

海風「バードカーヴィング? 」

江風「そう! それだよそれ姉貴! サンキュー! 」

涼風「…………何で今ので分かるんだ? 」
116 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:58:37.12 ID:5ELRwu7dO

< 鑑みて顧みてさらに振り返った先 >









高雄「愛宕ですか……何というか基本的には仲の良い姉妹ですよ、それは確実」

加賀「ええ」

高雄「でもそれを越えて敵対はできるんです。そこからさらに裏切るなんてことはできませんけれど」

加賀「なるほど……大体分かったわ」

山城「はぁ……? 」
117 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/05/31(木) 23:59:06.76 ID:5ELRwu7dO

< 付加価値? >









雲龍「あなたと天城が結婚したとして」

提督「え? お、おう? 」

雲龍「あなたは私の義弟になるわけ」

提督「うーん……」

雲龍「でも私とあなたが結婚すると天城が義妹になるの」

提督「ほ、ほう? 」

雲龍「でも加賀さんと結婚すると……どうかしらね? 」

提督「は? うん? えーっと…………いやいやいや」
118 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 00:00:04.17 ID:DDRmqV7EO

< エロいよねアレ >








海風「そもそもぉ、泣き黒子とか天城さんがいるじゃないですかぁ」

天城「……」

海風「何から何まで上位互換とかやめてくださいよぉ……泣いちゃいますよぅ……」

天城「……」

龍田「なぁに? これ」

加賀「二日もテンションが鬱陶しいから飲ませたの」

龍田「はぁ。……私も泣き黒子、あるわよ? 」

天城「! ありがとうございましたっ」

龍田「はい? 」

海風「龍田さぁん……それもいで私にくださぁい ♪ 」

龍田「イヤッ! やめ、やめなさいって! 」

加賀「あなた、こういうので昂ったりはしないの? 」

瑞穂「瑞穂を一体何だと……しませんよさすがに」
119 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 00:00:38.80 ID:DDRmqV7EO

< そんなものは知らない >








加賀「何って……漣? 」

漣「レズキチ? サイコレズ? 」

瑞穂「失礼な。瑞穂は明石さんが好きなだけです」

加賀「レズはいいとして気持ちだけ見たら随分とサイコじゃない」

漣「っすよねー。レズはいいとして、からもう意味分かりませんけど」

龍田「いいから! これ離してよ! 無駄に力強っふぁっ⁈ あぁっ⁈ 」
120 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 00:01:41.70 ID:DDRmqV7EO

< 強さを弱さの糧にして >








龍田「疲れた……」

山城「何やってんのよ。今更レズにでもなるの? 」

龍田「海風ちゃんに言いなさいよ。…………楽しい」

山城「は? 」

龍田「誰も、私を見てない、趣くままにいればいいの。周りなんて精々自分のファッションくらい」

山城「そうね」

龍田「…………」

山城「…………」

龍田「…………ただ、最も欲するものだけが、手に届かないけれど」

山城「諦めなさいな。……それでもあなたの弱さ、いつかきっと報われることだって、あるでしょうよ」
121 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/01(金) 00:02:08.08 ID:DDRmqV7EO

ありがとうございました
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/01(金) 00:28:45.41 ID:pF0Ydu5do
お疲れ様です
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/01(金) 00:39:52.50 ID:/vf15nN8O
乙です
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/01(金) 00:54:21.90 ID:CmPrOcPSo
おつです
125 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:43:04.72 ID:DDRmqV7EO

< 知られてはならない >








明石「この身体って簡単に高速修復できちゃうんですよねぇ」

雲龍「そうね」

明石「我ながら有り得ない」

雲龍「…………」

明石「…………? 」

雲龍「…………このド変態! 」

明石「は、はいぃ? 」
126 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:43:49.56 ID:DDRmqV7EO

< ヤりたいことの意味で可愛さも >








提督「何てーかね、扶桑にネコ耳を着けてもらうのは凄い燃える、ヤバい」

伊13「はぁ」

提督「でもさ、海風に着けてもらうのは何か違うんだ。寧ろ似合うというか可愛いんだけどね」

伊13「うーん……分からない」

伊14「どっちも経験がー、ってのは言わない約束かな? 」
127 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:44:31.74 ID:DDRmqV7EO

< 寧ろインプリンティングの可能性 >








雲龍「淫魔って動物や風に変化するって聞いたの」

天城「聞いた、というか見たですよね、ネットで」

雲龍「サンって淫魔じゃないのかしら。綺麗な黒猫でしょう? 」

天城「だとしたら姉様の使い魔みたいな? 」

雲龍「雄を見つけてきてあげないと」

天城「そうですね。…………選り好みが遺伝してたら、お先真っ暗ですけれど」
128 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:45:35.84 ID:DDRmqV7EO

< ポケモンか何かかな? >







漣「ご主人様ー、対戦しましょー」

提督「かったるい……これ俺のデータじゃなくてお前と明石以外の不特定多数のデータだよな、買ったのは俺だけど」

漣「まぁまぁ。テキトーに誰かのキャラ出してくださいよ」

提督「ん。……っても江風が殆どで戯れの雲龍とかLittorioとかだな、キャラの名前見る限り」







漣「……キャラ名がどっかで見た名前ばっかなんだけど」

叢雲「誰よ! むーたんとかむーちゃんとかシリーズ化したやつ! 馬ッ鹿じゃないの? 」
129 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:47:49.70 ID:DDRmqV7EO

<いやまてポケモンならサブロムを中国語にしてそれから……あれ? >








漣「ちなみにご主人様のキャラどれです? 」

提督「ん? 浦河とか七飯とか清水沢とかいるだろう、それだ」

漣「はぁ、何か普通の名前ですね」

提督「考えるの面倒だし駅名でいいかなって」

漣「そっすか。……寧ろ打線で浮いてて気持ち悪いんですけどこれ」
130 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:48:25.74 ID:DDRmqV7EO

< 狩場? >








高雄「はぁ、サクランボ狩り、ですか」

加賀「割と近いのよ。別に車を出してくれなくても勝手に行くわ」

瑞穂「まぁ、免許も取らせていただきましたしレンタルでもいいですね」

高雄「その辺りは心配しませんけど……うーん? 」

Littorio「六月オープンの果樹園が六月中に閉鎖しそうですから、やめた方がいいのでは? 」
131 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:48:55.42 ID:DDRmqV7EO

< 遠くに在りて、憧憬 >








春雨「思ったんだけどさ」

浜風「ええ」

春雨「司令官にもっと見てほしかったとかデートしてみたかったとか色々あるでしょう? 」

浜風「まぁ……はい」

春雨「でも春雨を選んでくれた司令官ってきっと春雨の欲しい司令官じゃないんだなぁっ、て」

浜風「難しいですね…………分かりますけれど」
132 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:49:30.21 ID:DDRmqV7EO

< 意識が残っていないのはどうなんだろうか >








扶桑「冷凍保存って、どうなの? 」

明石「はい? 」

扶桑「人体への応用は完全に確立されたわけでもないようだけれど……ほら、私たちに」

明石「え……ぉ? 」

扶桑「あら、何をそんな急……嫌なもの始めさせたかしら、これ」
133 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:50:06.87 ID:DDRmqV7EO

< 女の子の部屋で見たときの、あの >








雲龍「バッグにゴムが入っていないのは女子力低いのかしら」

涼月「普通に低いんじゃないですか? 」

天城「また下らない雑誌を……姉様なんてその雑誌鼻で笑えるでしょう」

雲龍「そうね。…………こういうのって割と笑えないものだけれど、そういうことにしておくわね」
134 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:50:47.46 ID:DDRmqV7EO

< これが、普通なんです >








漣「そーいやご主人様のお友達にアイちゃんとかユウキくんとかいました? 」

提督「まぁ、知り合い程度なら。何で? 」

漣「や、ザッピングしてたら久々にアンパーンチとハヒフヘホ観まして」

提督「はぁん? ……ユウキちゃんならいるな」

漣「エロい友達でしょ? 」

提督「や、俺が二十代の頃に友達と結婚した普通の人」

漣「またまたー、ねぇ? 」

提督「その顔やめろ張っ倒すぞ」

涼月「……普通に考えれば上官で歳上で男性な相手にこんな冗談投げたらそんなんじゃ済まなくないです? 」
135 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:52:05.11 ID:DDRmqV7EO

< 死ん賢ゼミ、始まります >







漣「まぁ、ほら、漣とご主人様って魂の同胞と書いてココロのトモと読む関係だから」

提督「んなわけ。精々腐れ縁の遊び仲間くらいだろうよ」

漣「ね? 似たようなこと思ってるでしょ? 」

涼月「分からないけど……まぁ、いい関係なのは分かりますよ」

叢雲「かったるいこと言ってないで、ほら勉強。
テストまで日にち無いんだからね? 」
136 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:53:03.75 ID:DDRmqV7EO

< だって二人きりとか何か、ほら >







提督「ってもさ、何で俺も家庭教師やんなきゃいけないわけ? 勤務中なんだけど」

叢雲「部下のブラッシュアップや研修管理も仕事の内でしょ」

提督「でも涼月別にどっかで詰まってくれるわけじゃないし」

叢雲「じゃあ、休憩時間だと思っておきなさい」

提督「酒

叢雲「は、無し。空母チームがおしえた初月とこっちの涼月で勝負するんだから。本気でやりなさい」

提督「へーい仰せの通りに。…………教材も練習題も叢雲が用意してるんだし俺と漣ガチで要らねぇと思うけどな」
137 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:54:09.86 ID:DDRmqV7EO

< まぁ、未知ではあるけれど >








漣「そもそもあれだよね。叢雲ちゃん含めて駆逐全員と潜水艦二人が受けるんだしさ」

叢雲「あぁん? 」

漣「涼月も敵だよ? 叢雲ちゃん一位取れないと泣くでしょ? 」

提督「叢雲は負けないからいいぞ。ハンデみたいなもんだ」

漣「左様で。……高雄さんと愛宕さんの問題が一番優しそうな辺りは幸せなのかな、これ」
138 : ◆5z7C0EoTrg [saga ]:2018/06/01(金) 22:56:39.21 ID:DDRmqV7EO

< ギャンブル狂の狂詩曲 >







提督「ちなみに叢雲は俺とも勝負してるぜ? 」

漣「はぁ? 」

提督「自分の点数、涼月の点数、あと叢雲の順位な」

叢雲「賭けるとやる気湧くのよ。別にいいでしょ? 」

涼月「いいけど。……そういえばこの前の格闘も自分で自分に賭けてたね」

漣「…………外の世界とか出ない方がいいかもね、叢雲ちゃん」
139 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 22:57:19.72 ID:DDRmqV7EO

< だらだらと戯言を >








龍田「テストねぇ……私たちも参戦してみる? 代理戦争」

山城「面倒だしパス。そもそも誰にするのよ」

龍田「簡単そうなのは涼風ちゃん? 」

山城「何でよ。海風の方が真面目にやりそうじゃない。あとヒトミとか」

龍田「だって結構情報流してくれたことあるから何かやってそうだし」

山城「あ、そう……この話自体無かったことにするわね。
本当に面倒なことやりたくないの、今」
140 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:00:19.84 ID:DDRmqV7EO

< 分かってる反応なのだがしかし >







涼風「んー? 山城さんの前なら素でいていいの? 」

山城「やめなさいって言ったでしょう鬱陶しい。私と姉さまは龍田とは違うの」

龍田「扶桑が私やあなたと違っちゃったんじゃなくて? 」

山城「ッ…………あの男苦しんで死ねばいいのに、今すぐ」

龍田「でもそうなったらあなた泣くでしょう? 」

山城「だからなんなのよ。少なくとも悩み事は減るじゃない」

涼風「ふぅん? 殺ってあげようか? それこそ色々ツテあるけど」

山城「やめなさいよ馬鹿。巫山戯んじゃないわ」

涼風「…………はぁ? 」
141 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:05:21.76 ID:DDRmqV7EO

< ポジティブ >








初月「僕、姉さん、叢雲、漣、旗風、松風、涼風、ヒトミ、イヨか。
九人というとせめて五位には入りたいところだな」

涼月「そうだね」

初月「主人が見ていることでもあるし」

涼月「加賀さんたち、どう? 」

初月「実に分かりやすいものの時々意味の分からない知識も与えられているな。……叢雲たちは? 」

涼月「叢雲ちゃんが真面目で提督は時々難しいこと。
漣ちゃんは採点係だね」

初月「なるほど。採点なんて一番面倒で難しいことをできるってことは……三位を目指そうかな」

涼月「私に勝つ気? 」

初月「主人の教え子を倒す、それだけだ」

涼月「あ、そう……負けたら負けたで次の理由と目標でも探しそうだね、初月は」
142 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:06:09.54 ID:DDRmqV7EO

< 確実とは言えないものの >








あきつ丸「鬱陶しいやつだな、あれは」

赤城「蝿なんて殺気で落とせるものかと」

あきつ丸「できるなら既にしている。……赤城こそやってみる価値はあると思うが」

赤城「むむっ……むーん? 」

あきつ丸「その様なものではなくて自分が最も気に入らない人間の背中を狙うときのだとか」

赤城「……………………あ」

あきつ丸「真っ直ぐ窓から出て行ったな。…………偶然だろうがまったく、恐ろしい」
143 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:07:54.86 ID:DDRmqV7EO

< 大切にするって約束したでしょう? >








瑞穂「瑞穂が明石さんに執着してしまっているのは本当ですけれどね」

明石「はぁ。…………そんな生易しいものではない気が」

瑞穂「マンネリも面白くないので偶には明石さんからベタベタしてほしいな、と。ベッド以外で」

明石「マンネリ……? 」

瑞穂「さぁ、さぁっ! 」

明石「そもそもからして瑞穂さんの方も……や、腕広げてベッドの縁に座られてもですね? 」
144 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:10:02.28 ID:DDRmqV7EO

< 一人五猫くらいが標準かな、とか >








雲龍『あはっ、もっといい声で啼いて……鳴いてやりなさいなっ』

提督『クク……そーら』

加賀『ッ……ぁ…………んっーーーー







加賀「…………あなたの姉、たぶん十人分くらいは猫被ってるわね」

天城「えーっと……最低五十猫? 」

Littorio「その単位は一体……いや、分かりますけれど」
145 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:12:07.85 ID:DDRmqV7EO

< 就寝前の穏やかな団欒 >








時雨「何もしたくないな。強いて言えば何もしないでぼんやりしていたい」

春雨「してるじゃん」

時雨「春雨とお喋りしてるよ」

春雨「黙ろうか? 」

時雨「いいかい? 」

春雨「うん」

時雨「……………………」

春雨「……………………いなくなろうか? 」

時雨「? 何で? 」

春雨「うぅん? 」
146 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:13:14.94 ID:DDRmqV7EO

< 雨音に艶声隠して、或いはいつか >







時雨「大切なヒトとさ、黙って一緒にいるのが好きなんだ」

春雨「ふーん……春雨はお話くらいしていたいけどね」

時雨「それでもいいさ。いいけど……ね」

春雨「…………」

時雨「…………」

春雨「…………寝てみる? 」

時雨「それもまた……拒めないさ、春雨が欲しいのなら、ね」
147 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:16:19.84 ID:DDRmqV7EO

< 失礼な >








阿賀野「マキシワンピってあれだよね、時々面倒くさい」

能代「まぁ、お手洗いとかは少し面ど

雲龍「それがいいんじゃない。あれはあれで愉しいと思うし」

加賀「あなたのそれは別のタイミン……お手洗いに反応してるのではないわよね? 確認しておくけれど」
148 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:16:54.83 ID:DDRmqV7EO

< 声でも漏れていたのかな >








雲龍「そうですね。それにそこまで露出には付き合ってくれません」

能代「提督って割にまともですよね」

加賀「雲龍に比べてまともっていうのは成り立たないわ」

阿賀野「加賀さんも割と好き者って聞きましたけど」

加賀「はっ? 」

雲龍「私じゃないですよ」

阿賀野「あと提督さんでもないです」

加賀「えっ……え? 誰? 」
149 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:18:51.28 ID:DDRmqV7EO

< あらゆるものを飲み下し >







鹿島「極上の……痛苦……よし」

鈴谷「何かまた危ないこと呟き始めたけどこの子酔ってるの? 」

あきつ丸「明らかにそうだろうが……最近は一人で飲んでいることが多いな」

Aquila「鹿島さーん。そろそろお風呂行きましょー 」

Pola「ストレスはお酒で流しましょ〜 。気持ちよーく寝ましょうね〜 」

鈴谷「えぇ……何この面子」

あきつ丸「…………まぁ、鹿島がそれで構わないのならいい、だろう? 」
150 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:21:05.17 ID:DDRmqV7EO

< 自覚が無いわけでもないけれど >







龍田「あなた真っ正直過ぎるのよ。
女が相談持ちかけてきてそれが文字通りの相談なわけないじゃない」

山城「慰めとか共感とか、後押しでも期待しているわね」

江風「や、それが自分の姉妹でもか? 」

龍田「当然。女としての自分を妹に聞いてほしいんでしょ? 海風ちゃんは」

江風「まぁ……そうかもだけど、さ。龍田さンでもそうなの? 」

龍田「さぁ? 山城にでも訊いてみる? 」

江風「いや、いいや。何か全く為にならないことしか言ってくれそうもないし」

山城「あなたね……」
151 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:25:46.30 ID:DDRmqV7EO

< お風呂帰り子供帰り >








鹿島「…………Zzz」

赤城「壊れるのも大概にしてほしいものですね。
山城や龍田が消えて少しは平穏になるかと思いきや」

時雨「ふぅん? 赤城さんはそういう目で彼女たちを? 」

赤城「当然。……ちなみにこれは少しだけ平穏になる、程度の意味ですが」

時雨「意味の無いことだよ、それは」

赤城「ええ、そうですね」

春雨「まぁ、壊れてるのなんて皆元からだし反論なんてできないよ? 」

時雨「そうだね。…………そうなんだけどさ」

鹿島「んふっ…………Zzz」

時雨「…………僕のベッドだよ? これ。どうするのさ、僕は」
152 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:28:30.07 ID:DDRmqV7EO

< 別のと合わせたりできますからね >







江風「やっぱテートクって女物とかでも結構知ってるの?
高雄さンたちとかいっつもセンスいいの着てるけど」

提督「や、俺そんなにファッション詳しくないしそこまでまともなことは言えねぇわ」

江風「ンな馬鹿な」

提督「俺にできるのは俺の好みの話だけであってだな、つーかーーーー






愛宕「女って割にちょろいのよねぇ〜……それでいいの、それだけで。
ある程度センス悪いのは兎も角男の好みで、いいのよ? 」
153 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/01(金) 23:32:30.47 ID:DDRmqV7EO

< 瑣末なこと >








瑞穂「ん…………ぁ」

明石「ぁ……綺麗な、月と星」

瑞穂「二人きりで見るなんて勿体無いかも」

明石「そんなわけ。だからいいんですよ。ロマンティックってそういうものなの」

瑞穂「…………」

明石「…………」

瑞穂「…………」

明石「…………」

瑞穂「…………そういえば瑞穂と明石さんってロマンティックな面で気が合うところが……あれ? 」

明石「? ……どしたの? 眠れないとか? 」

瑞穂「いえ。…………ま、いっか」
154 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/01(金) 23:32:57.21 ID:DDRmqV7EO

ありがとうございました
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 00:18:23.18 ID:3ibFCOsEo
お疲れ様です
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 00:49:29.19 ID:8c5cgzHW0

>>141あれ海風・江風は?あとPola参戦ww
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 06:50:54.25 ID:wq7Hcbgz0
乙でしゅ
158 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:22:01.23 ID:Jwpg06/TO

< 今の環境とか正直よく分からないけど >








漣「叢雲ちゃんは種族値高めの代わりに進化無しのノーマル単体」

明石「私はまぁ、でんき/はがねタイプかな」

瑞穂「そもそも皆さんみずタイプでは? あと船体的にははがねも勿論」

雲龍「はがねの身体は兎も角としてみずは淫水のことね? 」

漣「……」

明石「いやいやいや……」

瑞穂「それは雲龍さん、と他数名だけでしょうが。
瑞穂は絶対に違いますからね? 誰に、何と、言われようと」
159 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:23:47.46 ID:Jwpg06/TO

< 何とはなくタイプ表でも見つつ雑談中 >








Littorio「それならみずタイプは禁止にしますか」

加賀「でもそうなると私なんて確実にひこう/はがねになるわね」

天城「同じく」

雲龍「名前的に私、ドラゴン/ひこうね。……強そう? 」

高雄「目の色でほのおタイプにでもしますか。不愉快ではありますが」

江風「や、カラー的には江風がほのおでいいじゃン? 熱いの好きだし」

愛宕「じゃあ私フェアリーで。可愛いから問題無いわね? 」

提督「はいはい。…………んなこと真面目にやらないで面倒だし三タイプ掛け持ちとかすれば? 」
160 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:24:50.32 ID:Jwpg06/TO

< アイデンテテーのほーかい >







Littorio「その場合愛宕にはあくタイプも付くんですね? 」

愛宕「小悪魔、って柄でもないしゴーストでしょう? 憑座的に」

明石「フェアリー/ゴースト……? 」

漣「布……でんのうせんし……電子の世界……」

明石「…………」

漣「…………」

明石「…………何だか色々と危ないこと考えちゃいそうですね。本当、色々なものに対して」

漣「…………ですね」
161 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:26:11.94 ID:Jwpg06/TO

< 続きまして >







雲龍「たまごグループ? は簡単でいいわね」

天城「姉様が言うと不純な何かを感じますが」

漣「そりゃまぁ一応は人型なんですし陸じょ

明石「たまご未発見ですね」

天城「え? 」

漣「…………」

雲龍「まぁ、胎生だか…………私そんなプレイしたこと無いわよ? 天城ちゃん? うん? 」
162 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:28:03.71 ID:Jwpg06/TO

< 雰囲気とかで案外変わるものではある >







伊13「なんでも似合って……羨ましいよ、イヨちゃん」

伊14「そんなことないって。全然駄目だよ? 」

伊「自分にはそういう可愛いの似合わないから……うん」







龍田「あの子たちって一卵性双生児並ってこと忘れてない? 」

扶桑「そうね。…………山城も、似たようなこと言ってくるけれど」
163 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:31:44.11 ID:Jwpg06/TO

< だから煽るんじゃないですかやだなー >







江風「>>156 みたいなことがあったような」

海風「うん? 」

初月「うん? 」

江風「うン? 」

海風「何か忘れられてた気がするんだけど」

初月「さぁ? 忘れていたことすら忘れるくらい眼中に無いってことかも」

海風「あ? 」

初月「うん? 」

江風「どうどう。…………姉貴はテートクにおしえてもらえなくて拗ねてたンだぜ? やめてくれない? 」
164 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:37:52.14 ID:Jwpg06/TO

< 気の所為ですよ? >






海風「自分で従者なんて一歩引いたようなこと気取って」

初月「愛なんて無くても敬することはできるからね」

海風「こんな鳥籠にいて綺麗事過ぎるよ」

初月「いいじゃないか。そんなことで綺麗であれるのなら」

海風「あれてもいないよ」

初月「そうなのかい? 」

海風「……」

初月「そもそもさ、その言い方だと提督に執着しているのは鳥籠にいるから仕方無くってこッ……

雲龍「やめておきなさいな。あなたが馬鹿にしていることでもね、誰かにとっては必要なことなの。逆もそうだし」

初月「ッ…………悪かった。少し自分を失くしてたよ」

海風「ん…………私もごめんね」

江風「……………………声って物理技だったンだな? うーン? 」
165 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/02(土) 23:39:19.25 ID:Jwpg06/TO

< どちらとも言えない >







龍田「安定は愛を殺し、不安は愛をかき立てる、って言葉があるけど」

Littorio「プルーストですね」

龍田「愛宕たちって不安なのかしら」

雲龍「単に欲求不満なだけでしょ」

能代「実に説得力がありますけど……逆に雲龍さんであるからこそ不安なのでは、とか」
166 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/02(土) 23:40:08.07 ID:Jwpg06/TO

どうも人数を増やし過ぎた感が……言い訳ですけどねぇ……

ありがとうございました


167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 00:16:27.10 ID:IImnXb5Eo
お疲れ様です
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 01:26:22.21 ID:82wkmHml0
お疲れ様です。まぁ選択肢的には減らすのもまた一興ですかねぇ……
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 02:43:11.46 ID:fropKltI0

一度に増やしすぎた感もあるけど>>1なら慣れてくれば回せるんじゃないかと思ってる
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/04(月) 07:18:52.56 ID:/zcH3B4w0
>>169に激しく同意
171 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:23:15.35 ID:irZXwQVnO

< 論点の創作へ >







雲龍「ふぁ……眠い」

天城「はいはい、寝間着はこちら……また毛塗れにしたんですか」

雲龍「サンが入ってきただけよ。私は悪くないわ」

天城「その辺りの躾もしていただかないと」

雲龍「確かに最近寝苦しくなってきたものね」

天城「はぁ……それでいいですから」

雲龍「この子、あの人を呼んだときは察してくれるし。
……もう少し来ていてくれれば寝間着も綺麗よね、ねぇサン? 」
172 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:24:27.43 ID:irZXwQVnO

< エンジン暖まって参りました >







瑞穂「女の生命に精粗の差も貴賎も優劣もありません」

明石「やー、瑞穂さんみたいにお手入れもしっかりしてな

瑞穂「ありません」

明石「や、でも私の髪なん

瑞穂「ありません! 」

明石「は、はい! 」







明石「…………」

愛宕「それで朝からやたら……こんな時間からベタベタされ始めたら夜には死んでるんじゃない? 明石」
173 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:25:26.42 ID:irZXwQVnO

< いない、というのもまた想像できませんけどね >








阿賀野「ふぇ……猫さんかわいー ♪ 」

雲龍「あなた、いい触り方ね。それならサンも嫌がらないわ」

能代「能代にはよく分かりません」

雲龍「あなただってあるでしょう? 撫でられるにしても、軽く触れてくれるにしても」

能代「余計分かりませんよ。誰にも許したことないんですから」

雲龍「寂しい女」

能代「まさか」

阿賀野「あはー……いいなぁ、猫さん。猫さんは面倒な仲間、周りにいないもんねぇ〜 」
174 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:26:01.69 ID:irZXwQVnO

< 見渡せない限りの…… >








天城「サンジョルディの部屋は掃除が楽でいいですよね」

瑞穂「まぁ、物も玩具箱? に入れて終わりですし、
粗相なんて一回も見たことがありませんもの」

天城「何と言っても姉様が抱いて出て行ってしまえばあの子も掃除機のストレス感じませんし」

瑞穂「猫は威嚇したり引っ掻いたりするみたいですね、掃除機の音に驚いて」

天城「ええ」

瑞穂「…………」

天城「…………」

瑞穂「…………Littorioさんのお部屋、どうしたものでしょうね」
175 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:27:36.74 ID:irZXwQVnO

< 続けると嫌な地雷に当たりそうだったので >








提督「こいつら全員適当だしそういうの気にしてなさそうだからいいんだけどさ」

高雄「? 」

提督「もし飲みのときだけでも上下関係出てきたら席順とかどうするんだろうな」

高雄「あなたが一番上座で……まぁ、階級等含めても私と愛宕がいて」

提督「そこから加賀までは、いいよ。だけどさ、階級で言えば山城たちも加賀と同じだし」

高雄「ここの面子としては浅いですけれど、上下関係とは階級と言い換えてもいいのでは? 」

提督「ってなると今度は山城たちの次に龍田たちと並んで雲龍たちか? 」

高雄「中尉としては同じですけれどね、空母と軽巡は同じなんでしょうか」

提督「んんっ……楽でいいなぁ、頭空っぽでいけるとー…… はは」
176 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:29:51.03 ID:irZXwQVnO

< いいんじゃないです? >






漣「でもここで叢雲ちゃんより上座に座れる度胸なんて誰も持ってないでしょ? 」

海風「そだね」

江風「まったくだぜ」

涼月「ええ」

初月「そうなるな」

旗風「うん」

松風「あぁ」

叢雲「…………誇っていいのかしら、これ」
177 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:32:25.78 ID:irZXwQVnO

< 後から他方 >







涼風「まぁ、あたいも……あたいは誰の上にも座れないな」

叢雲「殺しの数なんて誰も数えてないんだから気にしなくていいじゃない」

涼風「程度ってものがあるだろ。殺り方も理由も」

叢雲「馬鹿馬鹿しい……馬鹿馬鹿しいわよね? 」

提督「おう。…………倫理から見たら俺なんてガチで座にも加われないだろう? 」

涼風「胸張って言うことじゃ……ま、気にしないんなら、いいけどさ」
178 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:33:05.56 ID:irZXwQVnO

< 信仰以前に神経からして >







涼風「そーいやさ、あたいも色んなヒトに会ってるけど」

Littorio「ええ」

涼風「誰もクリスチャンなんていないよな。知識はあっても」

Littorio「本国にはまぁいないことも……ただですね、Littorioが」

涼風「うん」

Littorio「主の教えを守っていたら、ここで生活なんてできると思います? 」

涼風「あー…………あぁ」
179 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:33:32.55 ID:irZXwQVnO

< 経路不明トレース不能 >








Littorio「そもそもの話教会自体がLittorioたちを疎ましく思っているはずですし」

龍田「迷い戸惑い蔑まれ石を投げられている者にこそ主は手を差し伸べる筈じゃない? 」

Littorio「差し伸べてくれたことあります? 」

龍田「信じないと差し伸べてくれないわよ? 」

Littorio「…………」

龍田「…………」

Littorio「…………どうせ死ぬのなら早めに死んだ方がマシですね」

涼風「はいぃ? 」
180 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:34:22.45 ID:irZXwQVnO

< それで、堕ちたのですねとか何とか >








山城「大体神を語るとか烏滸がましいんじゃないの? 化物の分際で」

龍田「被造物の中でもこんなに不幸を押し付けられてるんだし、ねぇ? 」

Littorio「聖書によれば人間には他の被造物全てへの裁量権が与えられているとか」

龍田「あぁ……それで」

提督「それで、じゃねーよばーか。こっち見んな」
181 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:35:25.80 ID:irZXwQVnO

< 近場でもいいけどね >







提督「ガス抜きとしてどっか行ってもいいよ。
三組くらいに分かれて、だけど」

雲龍「例えばどこ? 」

提督「東北圏から南北海道じゃない? 三日くらいならいいしどこ行ってもいいけど」

雲龍「ふぅん……あなたは? 」

提督「留守番」

雲龍「……」

提督「一人遊び呆けるわけにもいか……だって嫌だろう、多種多様な女の子に囲まれてるのをオフの軍人に見られたりするの」
182 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:35:52.87 ID:irZXwQVnO

< でも旅客機に乗れるよって言ってみた >








加賀「…………」

雲龍「…………」

天城「大声ではしゃいだりしてるわけではないので構いませんけれどね……」

涼月「こんなに目をキラキラと……いっそ怖いですよ」
183 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:36:36.92 ID:irZXwQVnO

< ただでさえ目立つのに >







加賀「そもそも私は気にしませんが」

提督「俺が気にするんだよ……一般人にだって変な集団だと思われるぞ」

雲龍「男がいないとナンパなんてされそうですね」

加賀「あぁ……面倒な」

愛宕「確かにいた方がいいかもですよねー。…………罪無き臣民の皆様の安全の為にも」
184 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:39:37.27 ID:irZXwQVnO

< 人聞き悪い >






漣「ってもご主人様も雲龍さんと並んで傷害の前科持ちですからねー」

旗風「えっ……」

提督「引くんじゃねぇよ。あれは正当防衛だ」

漣「自分の女蔑まれて手が出ちゃったんですもんねー? 」

提督「仕方ねぇだろうが。つーか何? 雲龍何かやったの? 」

漣「ご主人様と似たような理由で何倍も酷いことを」

提督「あ、そう」

旗風「納得しちゃ駄目なような……誰に訊いても今更って言われそうですけどね」
185 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:40:06.37 ID:irZXwQVnO

< 関係の無い瑣末事として >







江風「でもあれだよな、何の気無しに飛行機乗って隣が雲龍さンだったときとか」

海風「ときとか? 」

江風「落ち着かないだろうなぁ、って」

海風「女かもしれないし……そもそも窓の外にずーっと集中して気付かないから、あのヒト」
186 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:41:04.94 ID:irZXwQVnO

< あくまで冗談ですよ? >







龍田「実現したとしたら空母組とか高雄姉妹とか阿賀野姉妹プラス私なんて確実に別班よね」

瑞穂「扶桑姉妹もですね」

龍田「明石も出すっていうんだから防衛的な戦力配置なんて気にしなくてもいい気がするけど」

瑞穂「単にあれでは? 仲が良過ぎて班員と蟠りが、とか」

龍田「そんな女子高生のグループみたいな」

山城「そんなものでしょうよ。女なんていつまで経っても陰湿なんだから」

初月「実に説得力があるな。山城が言うと」

山城「……あ? 」
187 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:44:00.02 ID:irZXwQVnO

< してもいいんですけど何となくね >






初月「まぁ、山城がまともな方なのは知っているさ」

山城「あぁん? 」

初月「山城がそもそもあまり好んでいないだろう? 無駄に群れるの」

山城「それは単に私が姉さましか必要としていないからよ」

初月「幼稚な嘘を……まぁ、いいけど」

山城「あなたこそまともそうよね。姉妹に比べると」

初月「まぁね」

山城「否定は? 」

初月「できないよ、僕も、女だから」

山城「……そ」

188 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:45:19.15 ID:irZXwQVnO

< 多少大袈裟些少危険域 >









能代「思ったんですけどね、瑞穂さん」

瑞穂「はい? 」

能代「明石さんに似合う獣耳は何でしょう? 」

瑞穂「えっ……え? うん…………はい? 」

能代「ここまで悩むんだ……さすがに驚いた」

叢雲「私はあなたが真顔でサイコ地味た実験みたいなことした方が驚きなんだけど……」
189 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:46:06.20 ID:irZXwQVnO

< 戯れに戯れ、そして戯れ >








能代「や、確かに龍田やLittorioさんの領分だとは思うんですけど」

叢雲「それはそれでどうかと思うけど、そうね」

能代「私もここでキャラを立てておかないと埋まっていくな、と」

叢雲「埋まって悪いことなんてあるの? 」

能代「さぁ? でも……考えると止まらなくて」

叢雲「変なことしなくてもキャラなんて立ってるわよ? 」

阿賀野「そうだそうだー。能代にはぐうたらをお世話する保護者属性があるぞー ♪ 」

旗風「いやいや…………阿賀野さんの方がある意味、サイコなんじゃあ」
190 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:46:59.69 ID:irZXwQVnO

< 発端はいつも突然に >







瑞穂「っく……んんっ、久方振りのっく………………ヒック」

明石「しゃっくりですかー……冷たい水でも持ってきます? 」







龍田「こういうときは驚かせるんだったかしら」

山城「あとは水を飲むとか舌を伸ばすとか? 」

龍田「ふふ、明石ちゃーん? 」

明石「はい? ……はぁ、まぁいいですけど」

龍田「瑞穂ちゃーん? 」

瑞穂「……ヒック……嫌な予かっ…………予感しますぅ……ヒッ」
191 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:48:10.72 ID:irZXwQVnO

< まぁ、恋人の匂いが嫌いという人も中々いませんが >








明石「この前私のベッドに私以外の髪の毛が落ちてたんですけど、知りません? 」

瑞穂「瑞穂のですよ。ック……提督のが落ちていたらすぐに片付けていますもの……ヒッ」

龍田「自分以外のがあると嫌よね、当然」

山城「まぁ、そうね。雲龍の場合猫の毛塗れみたいだけれど」

瑞穂「ック…………まぁ、提督も、最近は来ていない、ですけック」








明石「基本的に二人で寝るときって瑞穂さんのベッドなんですけどね……あーあ、聞かなきゃよかった」

龍田「しかも全然驚いたりしなかったわねぇ……当然の出来事扱いなんて」
192 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:48:44.78 ID:irZXwQVnO

< それとも自分にいくタイプ? >








龍田「ぁ、そういえば」

山城「何よ……また余計なこと言い出さないでしょうね」

龍田「明石が瑞穂に偏愛されてるって言ったらどうなるかしら。
しかも最初は明石から誘ったって言ったら」

山城「大淀? 」

龍田「ええ」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………大淀って明石にいくタイプ? それとも相手にいくタイプ? 」
193 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/04(月) 23:49:19.51 ID:irZXwQVnO

< 今夜はゆっくりとこのまま >








提督「しっかしあれだな、眼鏡かけただけでここまで……うんうん」

高雄「ん……伊達とはいっても何だかキスもしにくいですし変な感じです」

提督「ふぅん? 」

高雄「……外しちゃ、駄目? 」

提督「駄目」
194 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/04(月) 23:50:20.40 ID:irZXwQVnO

ありがとうございます
まぁ、暫くはこんな感じだと思うんですけどね
どうも名前を忘れたり間違えたり出てこなかったり……

ありがとうございました
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/05(火) 02:44:50.96 ID:sAx9fRZpo
おつおつ
196 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:45:41.40 ID:hl9wzaxWO

< いっそ投げ遣りに >







涼風「ふぃー……朝から広い風呂入ってコーヒー牛乳とか最ッ高だなマジで」

叢雲「よかったわね。今日はあいつ来なくて」

涼風「あたいは別に。そりゃあ平常心ではいられないだろーけど」

旗風「本当だよ……本当、本当さ」

松風「まぁ、風呂が一つとはいえ入っていったら男がいた状況っていうのもね」

瑞穂「瑞穂も慣れるのに一年は掛かりましたよ」








龍田「自称ですらレズキチなのにあれはいいのかしら」

山城「さぁ……男、というよりあれオンリーの歪んだ倫理なんでしょう、きっと」
197 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:46:54.12 ID:hl9wzaxWO

< 知らず侵される蠱毒のウタ >








扶桑「仕方無いでしょう? 二つも大浴場を稼働させる程の人数ではないし」

涼風「そりゃあ提督にイかれてる扶桑さんは構わないかもだけどさ」

旗風「私たちは違うんですよ? 」

加賀「是非そうあってほしいものね。
今のところ天城と海風がそう言いながら堕ちていったわ」

旗風「いざとなったら松姉さんに守ってもらいますから」

松風「まぁ、僕は別に構わな……守ってもらう、っていうのも深読みすると些か不味い気がしてくるな、ここにいると」
198 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:47:32.97 ID:hl9wzaxWO

< 色んな枠がありますけれど >








高雄「次の天城さん枠は誰なんでしょうね」

天城「はい? 」

高雄「瑞穂さんに引き継がれていた『もうヤダこの警備府』枠です」

雲龍「瑞穂は明石の所為で外れたものね」

高雄「旗風さんだとかヒトミさんが今のところ有力ですか」

天城「あぁ……高雄さん時々真顔でとんでもないこと言いますよね」
199 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:50:26.65 ID:hl9wzaxWO

< 難易度初級レベル >







伊13「それ……入ったとしていつか、外れるんですか? 」

高雄「どうでしょうね。天城さん? 」

天城「天城は枠に入ったつもりも外れたつもりもありませんよ」

雲龍「そんなこと言ったら私もピンク枠に入ったつもりなんて無

伊13「抜け出せないんですね? 」

雲龍「……」

高雄「ふふ……取り敢えず、順調に雲龍さんの扱い方には馴染んでいるようですね? 」
200 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:51:35.12 ID:hl9wzaxWO

< フランツくんもあれはあれで楽しいとは思うけど >







提督「歴史上の美女ってロマンあるよな」

雲龍「うん? 」

提督「妲己とかアントワネットとかエリザベートとか」

雲龍「全員奇人変人の類ね」

提督「仕方ねぇだろう。個人にしろ国家にしろ負けた側の人間だし。
それを差し引いてもまともでは無ぇとは思うけどさ」

雲龍「酒池肉林女とハンカチーフ女と美貌至上主義旅狂いウエスト五十一女ね」

提督「エリザベートだけやたら詰め込んでるのは何なの? 」

雲龍「一番親近感湧くもの」

愛宕「自分の選んだ女を宮廷半公認で夫に宛てがったりしてるんだけどね〜 。私の方が近いんじゃないの? 」

提督「…………」

雲龍「…………」
201 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:52:13.39 ID:hl9wzaxWO

<エアリーディング講座のお時間です >









雲龍「じゃ、じゃあ、宛てがってくれるわけ? 」

愛宕「そんなわけ。仕方無く黙認してるだけよ」

提督「…………」

雲龍「…………」

叢雲「…………そこで変に話続けようとするから」
202 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:54:02.52 ID:hl9wzaxWO

< アホの無限級数 >








阿賀野「……zzZ」

加賀「余裕の表情で寝ているわね、これ」

能代「許してあげてください。阿賀野姉ぇは常人の三倍はアホの割にその三倍は気を遣うんです」

加賀「分かるけれど」

能代「さらにその三倍はアホでその三倍は優しいんですよ」

加賀「ん、んん? 」

能代「さらにさらにその三倍はアホでその三倍は真面目でーーーー
203 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:54:40.48 ID:hl9wzaxWO

< 楽しいことだけ胸に抱けるならば >








提督「ふぁ……めんどくさ」

涼風「許せよ。適当に誤魔化せばいいんだから」

提督「高雄とか愛宕とか……まぁ、平たく言えば幹部とかそういうのは懐柔できるし意見も共有できるけどな」

涼風「末端はできないって? 」

提督「できないわけじゃねぇけど……したくねぇってことだよ。半分洗脳だもん」

涼風「はぁん? できるんなら使うべきだと思うけど? 才能だぜ? それ」

提督「生死が関わるんならな。…………どうでもいいと思ってるやつと深く関わるの、疲れるだろう? 」
204 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:56:00.64 ID:hl9wzaxWO

< 理由何てものよりも確かな結果を >








時雨「阿鼻叫喚らしいじゃないか」

あきつ丸「うん? 」

時雨「例の清く正しい将校一派の支援者が続けて摘発されてるとか」

あきつ丸「あぁ……何故か、ピンポイントに重要人物から挙げられているらしいでありますね」

時雨「何故か、ね。…………まだ分かってはいないらしいけど」

あきつ丸「……ん」

時雨「陽炎たちが探してるからね。リスト、横須賀から漏れたって噂だし」

あきつ丸「ご注進痛み入るであります。…………自分とてどうやってつくったのか、知りたいくらいだがな」
205 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:57:28.62 ID:hl9wzaxWO

< 止めば降る、降れば止む >







あきつ丸「フ-……まぁ、復讐など何も生まないでありますなぁ」

時雨「いいじゃないか。生産性なんてものを考えるより憎しみを抱えて鬱屈している方が余程マシだ」

あきつ丸「憎悪は向けるられるものであって向ける相手などいない。
そんな阿呆には眩し過ぎる、直視できない」

時雨「君を恨む人間なんていないさ。
誰も知らないよ、苦労も痛苦も、怨嗟もきっとちいさな幸せだって」

あきつ丸「そうか。…………時雨程、達観できればいいのだが」

時雨「達観? 馬鹿なことを。僕はただね、色々と諦めてるだけさ」

あきつ丸「そうは見えないであります」

時雨「嬉しいよ、本当なら。…………雨はきっと止む、なんて悲観しながら生きてる道化の身分には、ね」
206 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:58:24.84 ID:hl9wzaxWO

< いつだって駒は待つことしか >








あきつ丸「生産性といえば」

時雨「あぁ」

あきつ丸「何故かは知りたくもないが、秋津班などというものを設立する動きがある」

時雨「僕に言っていいのかい? 」

あきつ丸「秋津班筆頭の時雨殿にならば構うまい」

時雨「…………僕に、軍の狗になれと? 」

あきつ丸「いいや、殿下の目的の為の下僕になれということだ」

時雨「…………」

あきつ丸「生産性、などというものの対極ではあるが……それがある種の更生といえるらしい」

時雨「ふふ……更生なんて笑わせてくれるね」

あきつ丸「だろう? ま…………断る権利など最初から無い更生に、価値など無かろうがな」
207 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 22:59:46.08 ID:hl9wzaxWO

< それでも追い出せないのですけれどね >







提督「うーん、苛々する……疲れた」

高雄「コーヒーのお代わり淹れてきますね」

雲龍「私は応援でもしてあげましょうか? 」

加賀「椅子にでもなる? 」

提督「そんなことしなくていいから黙って執務室から出て行ってくれよ……馬鹿なの? 」
208 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 23:00:13.90 ID:hl9wzaxWO

< 勘弁してください >








加賀「悲しいわね。少しでも役に立ちたいだけなのに」

雲龍「健気だと思わないわけ? 」

提督「うるせぇな。……お前が雲龍の椅子になって雲龍が応援してればいいんじゃないか?
高雄もコーヒーくらいくれるだろう」

高雄「人数分持ってきましたけど……雲龍さんに二つ渡します? 」

加賀「…………? 」

雲龍「…………? 」

加賀「…………止めておくわ」

高雄「そうした方が。……少し二人で考えたあたりからしていつかやりそうですね」
209 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 23:06:59.74 ID:hl9wzaxWO

< お酒があるならいいですよぉ〜? >









WS「傘、なんてものはね、自ら持つものではないの」

GZ「他者に差しかけられるもの、か」

WS「ええ。日傘を差して庭園を散歩する、なんてときには構いませんけれどね」

GZ「あぁ」







Aquila「でもあれって単に相合傘で歩きたいだけですよね〜。
外が雨、とか傘の話とか関係無く」

Pola「そうなんですかぁ〜 ? Polaは〜、お酌も一人でできちゃういい子なので傘も持てますよぉ〜 」

鈴谷「はいはい分かったから。そろそろお風呂いかないとお姉さん来ちゃうよ?
傘無しで外に立たされたりするけど、いいの? 」
210 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/05(火) 23:09:14.89 ID:hl9wzaxWO

< リスクというカタルシスを幸福というのかもしれない >








明石「発見や発明なんてものはね、模写に過ぎないんです。
どっかの文豪も似たようなこと言ってましたけど」

伊14「ふぅん……? 」

明石「あらゆる物理法則は既にこの世に存在していますから。
だから、その整えられたものを見つけて騒いでいるだけ」

伊14「なるほど? 」

明石「つまりね、愛だとか憎悪だとか、そういったものこそ創る、ということの最たるものなの」

伊14「へぇ。…………けど、それじゃあ失う可能性の分だけ意志だとか感情の方がリスクあるってこと? 」

明石「勿論。だからこそ……なればこその価値、ですからね」
211 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/05(火) 23:09:41.10 ID:hl9wzaxWO

ありがとうございました
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 00:47:41.28 ID:nnUuTIwbo
おつです
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 01:16:47.58 ID:vIr1kVw5o
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/06(水) 21:41:07.47 ID:WZna0dWnO
乙です
215 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:42:53.37 ID:1jwB/l3YO

< 遺言なんて自己満足と言われてしまえばその程度 >








高雄「遺言なんて許しませんけどね」

提督「え? おう」

高雄「サンジョルディに全て遺す、くらい書いておくならいいですよ」

提督「時事っすか。それともレオナ・ヘルムズリーか」

高雄「どうせまともな手続きでは私たちには入ってきませんし」

提督「そうかい。…………でもサンジョルディに遺したら雲龍に渡りそうじゃね? 」
216 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:43:26.93 ID:1jwB/l3YO

< そうありたいもの >








雲龍「じゃあ、私もサンに遺すわ」

天城「そうすると天城に回ってきそうですね」

漣「今のうちにサンジョルディのお世話しておくべき? 」

叢雲「かもね。…………私、猫の世話なんて御免だから」

提督「はいはい。……死なねぇよ? お前らが生きているうちには、さ」
217 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:45:08.73 ID:1jwB/l3YO

< おおみなとのどんふぁん >







Littorio「あらあら、この国のDon Giovanniのお話? 」

提督「俺はDon Ottavioでありたいものだけどな」

Littorio「それならばLittorioはZerlinaを」

提督「勝気な村娘で満足? 」

Littorio「あなたこそ優柔不断な優男で満足? 」

提督「Masettoになれと? 」

Littorio「だから、Don Giovanniでしょう? 」

提督「地獄に引き込まれたくはないが、石像が可愛い女の子ならいいかな」

Littorio「そう。…………Littorioが言うのもなんですけれど、
書類から目も離さずにペラペラよく話せますね、あなた」
218 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:46:01.27 ID:1jwB/l3YO

< 素直に受け取りたい >








初月「偽善だって善行だろう。受ける側がとやかく言うことじゃない」

山城「意外ね。あなたなら偽善者なんて毛嫌いするものかと」

初月「僕だって一般論を正論だと思うことくらいあるさ」

山城「自分たちを憐れんで高いところから手を伸ばした気になってただ見下ろして、
くらいは言うのかと思っていたわ」

初月「知らないものは判断できない。
生憎とね、僕が知っているのは僕を化物扱いする人間と、玩具としか思わない人間。それから提督だけだ」

山城「そう…………よかったわね、特別視されていて」

提督「振るなよ……聞こえないふりしてたかったのに」
219 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:46:34.49 ID:1jwB/l3YO

< あなたを惑わせるなんて、どんなに >








赤城「ふぁ……暑いですね」

鈴谷「だねー。こんな暑かったら女子力も死んじゃうよ」

赤城「いつでも美しく清廉でありたいものですけれど……やれやれ」

鈴谷「赤城さんって大概モグモグしてる割に結構女の子してるよね」

赤城「失礼な。…………私とて食事以上に想えるものがあるならそちらに惹かれますよ? 」


220 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:47:01.37 ID:1jwB/l3YO

< あなたを惑わせるなんて、どんなに >








赤城「ふぁ……暑いですね」

鈴谷「だねー。こんな暑かったら女子力も死んじゃうよ」

赤城「いつでも美しく清廉でありたいものですけれど……やれやれ」

鈴谷「赤城さんって大概モグモグしてる割に結構女の子してるよね」

赤城「失礼な。…………私とて食事以上に想えるものがあるならそちらに惹かれますよ? 」


221 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:48:11.17 ID:1jwB/l3YO

< 意志の強い女にこそ男は惹かれるものですよ >







鈴谷「ふぅん? 何で? 」

赤城「何でって……私だって女ですし、そもそも生きてますからね」

鈴谷「別にモグモグしてて幸せなら綺麗になる必要なんて無いでしょ」

赤城「ある日何の気無しに生きていて突然運命の人と出会えるかもしれないでしょう? 」

鈴谷「そうかな? そんな可能性はまずゼロ近似だと思うけど」

赤城「だからこそ、どんなときも美しくあるべきだと思うんです。
満足できない自分が振られるなんてつまらない負けは嫌ですから」

鈴谷「運命の為に可愛くありたい、か。女子力だねぇ……」

赤城「さぁ? 私は結局、生きたいように生きてるだけでしかないですからね」
222 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:48:47.68 ID:1jwB/l3YO

< 強き者 >








高雄「実際分からないわよね。口では大きいことを言えても」

愛宕「うん? 」

高雄「就職してみたいだとか主婦になってみたいだとか。
そもそも萎縮したり孤独に苛まれるかもしれないわ」

愛宕「そうね。でもそんな心配はしていないようにしか見えないけど? 」

高雄「当然でしょう? 」

愛宕「ええ。…………何故かしら、疑問を持つべき筈の流れなのに」
223 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:49:39.34 ID:1jwB/l3YO

< 二十三時間とか奉仕する方がまだ…… >









雲龍「ガラガラヘビは交尾に二十三時間程度使うらしいわ」

提督「マーモセットとかの小型動物は十秒程度だぞ」

雲龍「つまんないわね」

提督「二十三時間とか乾涸びるだろう」

雲龍「乾涸びるくらい尽くさせてよ」

提督「俺はマーモセットになるけどな」

雲龍「……む」

愛宕「小動物で遊べるなんて最高じゃない? 」

提督「違うだろ。…………違うよね? 」

224 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:50:16.24 ID:1jwB/l3YO

< さぁ? どうしてでしょうね? >







伊14「そーいやね? ここの裏の林に古井戸があったよ」

伊13「そんなところまで……何しに? 」

涼風「戦前とかは使ってたのかもな。今は整理されてて」

伊14「江風ちゃんと松風ちゃんと探検してたんだけどね?
まだ使えるのかなーって思ったの」

涼風「どうだろうなー。埋めてなかったんなら整備すればもしかして」

伊14「でね、試しに降りてみようと思ったんだけど虫とかがいそうだし止めたの」

伊13「それで、いい……イヨちゃんのそういうところ、困る。死にはしないだろうけど」

涼風「ははっ、人間なら死ぬけどな」

伊13「うん。…………………………………………何でそこだけ推測じゃ、ないのかなぁ」
225 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:50:47.32 ID:1jwB/l3YO

< 結論。できる人間の言うことは信頼できない >









雲龍「肉体的な行動上限は兎も角として。
スポーツの技術だとかも極論では数学の公式と同じだと思うの」

Littorio「はぁ」

雲龍「流れの中でしか、或いは才能と研鑽の延長でしか分からないものはあると思う。
身に付かない技術はあると思う。けれどね、同じなの」

Littorio「言いたいことは分かりますけれどね」

江風「つーかそもそも数学の公式からして覚えたから使えるってものでもないだろ」

雲龍「はぁ? 」

江風「あぁン? 」

Littorio「さっきからこうなんです。Littorioは単純に一輪車のコツを訊いたんですけど」

江風「なるほどな。…………でもLittorioさンですら同じこと言いそうだもンなぁ、料理とかだと」
226 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:51:30.75 ID:1jwB/l3YO

< 加速するだけが人生ではないのですよ? >








提督「ガンディーは言った。There is more to life than increasing its speed」

高雄「はぁ、カッコいいですね。それで? 」

提督「それだけだけど」

高雄「そうですか。早く決裁を進めてくださいね」

提督「はぁ、散文的ってーか高雄くんさ、あのね、疲れたんですけれども? 」
227 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:52:14.15 ID:1jwB/l3YO

< 六月六日 >








提督「はいおめでとう」

漣「はいどーも」

提督「あぁ」

漣「はい」

提督「…………開けねーの? 」

漣「こんなこれ見よがしなびっくり箱……逆に新鮮ですよこれ」
228 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:53:01.01 ID:1jwB/l3YO

< してやったりと言える >








提督「しゃーねーな……ほい」

漣「ありでーす。何かな何か…………あの」

提督「うん? 」

漣「…………マジ? 」

提督「要らねぇなら返せよ」

漣「ヤーでーす。…………ありがとうございます、__さん」
229 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:54:11.18 ID:1jwB/l3YO

< 価値基準が行方不明なのは誰の所為? >








叢雲「で、何貰ったのよ」

漣「ゲーミングノート」

叢雲「はい? 」

漣「ゲーム用の、パソコン」

叢雲「はぁん……いいもの? それ。あなたパソコンなんてもう持ってるじゃない」

漣「分かってませんなぁ叢雲さん。これがあるのと無いのとじゃね?
優しいご主人様と苛ついてるご主人様くらい違うんだよ? 」

叢雲「それは凄いわね。…………でも、本当にそんな違い、あるの? たかがパソコンが? 」
230 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/06(水) 22:55:39.85 ID:1jwB/l3YO

< 欲しがったわけでもないが >









漣「えー、特に漣が料理したわけでも準備したわけでもないですけどテキトーに飲んでください! 以上」







山城「幾ら飛び交ったのかしらね、今回」

扶桑「さぁ……一人二万円くらいだとして、四十八万円? 」

江風「江風それより低いけど」

海風「私は少し越えたくらいですね」

愛宕「値段なんてどうでもいいじゃない。センスよ、センス」

Littorio「まったくです」

龍田「何より面白いのがその額だとして赤城さんへのプレゼントよりも平均が低そうなところよね」

加賀「そんなに食べられるの? 横須賀だと」

明石「んな赤城さんが食べ物ばっかみたいな……まず間違いないでしょうけども」
231 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/06(水) 22:56:05.95 ID:1jwB/l3YO

ありがとうございました
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 23:39:41.84 ID:wcJGW7rEo
お疲れ様です
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/07(木) 06:13:17.56 ID:Rb3SKoDOO
乙です
234 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:35:01.82 ID:b0JiQ1DyO

< 被虐のボーダーって実際どの辺? >







龍田「世の中広いわよね」

雲龍「? そうね」

龍田「あなたの被虐なんていいとこちょっとした異常くらいなものよ」

雲龍「いいじゃない別に。被虐の天下を取りたいわけでもないし」

龍田「えっ、そうなの? 」

雲龍「馬鹿にしてるの? 」

扶桑「…………そもそも雲龍がちょっとした被虐、
に収まるのかどうか怪しいところだと思うけれど」
235 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:36:11.92 ID:b0JiQ1DyO

< 名前が分からなくても普通にやるとは思う >







提督「そういや君さ、あすなろ抱きって分かる? 」

旗風「分かりますけど」

提督「マジ? 分かるの? 」

旗風「はい? 」

提督「一応一番若そうな子に訊いたんだが……おかしいな……

旗風「あの、司令? あの、あのぅ……? 」
236 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:36:48.27 ID:M4JrVP+hO

< ループって怖いね、というループの入口 >








提督「いや、なんだ、後輩と話してて言われたんだ。
若い子はあすなろ抱きなんて知らないでしょう、って」

旗風「私が若いかどうかはさておきそんなものでしょう」

提督「そう? 」

旗風「リヴァイヴァル、というのかどうかは知りませんけれどね、
案外と憧れのシチュエーションだとかは調べるものですよ。
創作物にも色々と出てきますし」

提督「なるほど。……つまり俺はリヴァイヴァルされてる側なのか、そうかぁ……」

旗風「し、司令? 司令? あのぅ……」
237 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:37:59.85 ID:M4JrVP+hO

< 扱い >







松風「ふぅん? つまり旗風はあすなろ抱きに憧れている、と」

旗風「お慕いする殿方に抱き締められるのは憧れ、でしょう? 松姉さん」

松風「言いたいことは分かるけど……うぅん? 」

江風「そりゃ松風は抱きしめたい方だもンな」

旗風「なるほど」

松風「なるほど、じゃないよまったく。……江風も勝手なこと言ってると海風を嗾けるからね? 」

江風「やめろ。やめてくれ、本当マジで。何なのこれ酷くない? 」
238 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:38:58.77 ID:M4JrVP+hO

< 開放的だとそれはそれでつまらないもの >








提督「……………………」

涼風「? どした? ついに色惚けが呆けまできたのか? 」

提督「違う。…………お前一応は新参でいいんだよな、俺の部下的には」

涼風「そうだね。前から知り合いではあったけど」

提督「女の子だよな、お前」

涼風「疑ってんの? 」

提督「いいや。……………………軍人だしさ、女の子ばっかの集団生活なのは分かるよ。
でも男が入れる場所に全員分洗濯物干すのはさ、やっぱどうなのって思うんだ」
239 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:39:29.22 ID:M4JrVP+hO

< 羞恥も怒気も、疑問すら抱かずってのはちょっと…… >







涼風「ってもね、純粋な人間なら兎も角大なり小なり壊れてるんだって」

提督「…………お前のは? 」

涼風「あれ。水色のと黒っぽいの」

提督「あぁ、そう…………何か疲れたから寝てきていいか? 」

涼風「うぅん? 」
240 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:40:31.50 ID:M4JrVP+hO

< じゃあ際どくないかっていうとさ >








愛宕「まぁ、でもこうして眺めてみると面白いわね」

涼風「? 」

愛宕「紐とかハーフとかフルとか……柄も色々デザインも色々」

伊13「何となくどれが誰のか分かりますね」

愛宕「雲龍は想像通りとか? 」

伊13「まぁ……愛宕さんだとか高雄さんは意外です、けど」

愛宕「そう…………結構前に誰かにも言われたわね。そんなに痴女っぽいのかしら、私って」
241 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:41:05.03 ID:M4JrVP+hO

< ミストレス? >








高雄「何をしているかと思えば……集まって下着鑑賞会でもしているの? 」

愛宕「そういうわけでもないけど」

伊13「流れ、と言いますかなんというか」

高雄「はぁ……あら」

愛宕「? 」

高雄「阿賀野さんのがハサミから落ちているわね」

愛宕「あぁ、さっきぶつかって落としちゃったかもしれな……何で、阿賀野のって分かったの? 」
242 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:42:01.02 ID:M4JrVP+hO

< 時々はちゃんと干しましょうね >








高雄「前に能代さんが干していたからよ?
阿賀野さんにへの文句を零しつつ」

愛宕「そう……このお布団は誰のかしらね」

高雄「さぁ……このお天気なら外に干せばいいのに」

愛宕「窓からの風と陽射しじゃあねぇ……」

初月「ダニの死骸から漂う臭いがそんなにいいと思うのかい? 」

愛宕「じゃあ、あれあなたの? 」

初月「いや、僕なら外に干すね。何故室内干しなのか理解に苦しんでいたところ」

愛宕「そ。…………逆張りというか捻たいお年頃というか。本当あなたあの人みたいね」
243 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:42:53.64 ID:M4JrVP+hO

< それはどっち? >








龍田「山城が山城の性格で扶桑の格好をしてね? 」

提督「ん? おう」

龍田「扶桑が扶桑の性格で山城の格好をするの」

提督「ほう……ほう? まぁ、どっちがいいってーと……山城だな、うんうん。それはいいぞ」
244 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/07(木) 23:44:18.41 ID:M4JrVP+hO

< 酔いました >








江風「ンンっ……端から見ると何かの罠みたいだなこれ」

龍田「うん? 」

山城「何よ」

扶桑「? 」

江風「我ながら飛ンで火に入る、っていうか……集まってるだけで瘴気溢れてるみたいな、さ」
245 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/07(木) 23:44:46.53 ID:M4JrVP+hO

ありがとうございました
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/08(金) 00:23:04.95 ID:NfUGxbzFO
乙です
247 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:06:59.54 ID:PvsNhKNlO

< 望んだ楽園とて身を置けば >








雲龍「ん……おはよう」

提督「おはよう。……どいてくれる? 」

雲龍「何故? 」

提督「邪魔だから。寝起きで跨られてるのはさすがにだるい」

雲龍「その割に三十分くらい起きなかったけれど」

提督「それだけ眠いんだよ……眠いの」

天城「そうですよ……寧ろ何故姉様はこういうときだけは朝でも元気なんです」

雲龍「充電されたから? 」

提督「それならちゃんと起きてシャワー浴びてコーヒーくらい淹れてくれよ。
……いくらなんでも望み過ぎじゃないと思うぜ? 」
248 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:08:10.45 ID:PvsNhKNlO

< あくまで生理現象でしてね? >








提督「そもそも起きたんならこいつどかすくらいしてくれ、天城」

天城「天城が起きたときからこうだったので。天城も眠いですし」

提督「シーツも無しに俺の上でぼんやり三十分? 」

雲龍「あなたの寝顔を見ていたからぼんやりしていたわけではないわ」

提督「あぁ、そう……もう何でもいいから、取り敢えず隠そうぜ? ただでさえ……勃つ時間なんだ」
249 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:09:06.54 ID:PvsNhKNlO

< 自虐者への恋歌、それとも自嘲 >








加賀「……………………ハァァァァッ! 」







龍田「加賀さんにはもう何も言わないけど、あれってどこの業物? 」

漣「さぁ? ご主人様が京都の何処ぞで買ってきたらしいですよ」

龍田「ふぅん……銘は? 」

漣「安くて持ちやすかっただけらしいです。当然無銘」

龍田「あっそ……鍛錬型なんて美しいだけだと思ってたけど」

漣「カッコいいでしょう? 」

龍田「ええ。…………キリングマシーンにでも、なったつもりなのかしらね、あのヒト」
250 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:10:21.19 ID:PvsNhKNlO

< 飲むか打つか買うかくらいですね >








江風「姉貴はさ、真顔であなたのいる場所が私の帰る場所です、とか宣言する女になっちゃったンだよ」

涼風「わーお……我が姉妹ながらなんと業の深い」

江風「テートクはそれに対してクソ男らしい回答しかしねぇし」

涼風「そりゃそうだろ。姉貴の方が弱い立場だし。愛も、階級も」

江風「にしても、ね。あれで未だにテートクのこと好きなの、信じらンないよ」

涼風「自分もあれのこと、嫌いになれないくせに」

江風「本当な。最高だよまったく」

涼風「…………」

江風「…………」

涼風「…………で、相談って? 提督からもう少し離したいとか? 」

江風「や、逆ってーかなンてーか……そンなに病ンでるのにさ、
未だに江風のこと離してくれないンだけど……どうしたらいい? 」
251 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:13:05.98 ID:PvsNhKNlO

< to be, or not to be.that is the question >








涼風「どうしたらって……仮にも妹に訊くことか? 」

江風「それでも訊かなきゃヤバいンだよ。貞操の危機なんだぜ? 割と」」

涼風「ふぅん? 未来のことは未来の自分に任せてみれば? 」

江風「未来の江風は今の江風より弱い、たぶン」

涼風「いいじゃんか。弱いやつにぶん投げれば」

江風「そりゃそうか、ってもな……何で弱いかって、割と絆されそうなとこなンだよなぁ」
252 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:14:15.22 ID:PvsNhKNlO

< コント:日常 >








海風「誰が何を言おうと、江風のことを想おうとね、
江風は私のモノだし私の心は江風のモノだよ」

涼風「」

江風「ほらな? 全く動じずに真顔だろ? ヤバくね? 」

涼風「」

能代「…………江風さんこそ動じた方がいいように思いますが」

漣「…………君たちさ、コントでもやってるわけ? 」
253 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:15:11.20 ID:PvsNhKNlO

< お見せできません。申し訳ございません >







Pola「ふぁ〜……Polaはですねぇ、赤城さんみたいな人が一番嫌いなんですよぉ〜 」

赤城「それを面と向かって私に言うとはいい度胸ですね」

Pola「言っても怒らないでしょう? 」

赤城「怒る意味が見出せないので」

Pola「ほらぁ〜 。……壊れるんならもっと分かりやすく壊れてほしいですぅ〜。
あなたが一番人間らしくてえぇぇぇぇ気持ち悪いぃ

赤城「そうですか。…………その気持ち悪いって私に対してですよね?
まさか嘔吐的な気持ち悪っちょっあのっ……………………えぇ……」
254 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/08(金) 23:16:54.34 ID:PvsNhKNlO

< 吐いた物た……言葉は戻らないのですよ? >








Pola「Mi perdoni……うぅぅ……」

赤城「お手洗いで飲んでお手洗いを間違った意味で使うなんて可愛らしいですね」

Pola「こんなとこで……狂った話を始めたヒトの言うこと?
我が祖国に、何を求めているっていうんですか」

赤城「あなた、真面目な話をするとクールですよ」

Pola「…………あはは〜、grazie, grazie 〜 ♪ 」

赤城「ま、どうでもいいですけれど。……代価は、あなたのボトルに入れておきましたよ」

Pola「ありがとうございまぁ……bottiglia ⁉︎ えっ? bottigliaってちょ……待ってくださいよぉ! 」
255 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/08(金) 23:17:20.53 ID:PvsNhKNlO

ありがとうございました

256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 23:29:46.27 ID:ntH/1C/no
お疲れ様です
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 01:00:13.54 ID:MxDBEWtCo
おつ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 07:33:12.11 ID:t4bm8OiNO
乙です
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 21:34:31.60 ID:9f6GocmSO
乙です
260 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:28:16.74 ID:4hmlWbo5O

< 真っ暗病み >









海風「んぅ…………うん……Zzz」

提督「何とまぁにやけて…………俺には勿体無いよ」

海風「…………Zzz」

提督「煙草は、忘れてきたな……はぁ」

海風「…………Zzz」

提督「…………」

海風「…………Zzz」

提督「…………どうしたものかなぁ。一応明るい未来をつくるお仕事の筈なんだが」
261 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:29:11.10 ID:4hmlWbo5O

< 酒と煙草をやめればいいのは分かっているんですけどねぇ…… >









海風「んん…………__、さん」

提督「ん? おはようお嬢さん」

海風「……………………煙草なら、サイドボードにありますよ」

提督「はぁん? …………本当だ」

海風「ここで吸っていってください。私にその臭い、染み込ませて帰って」

提督「ん…………でも火が無ぇよ」

海風「…………代わりにキスでもいいです」

提督「寝起きのキスなんてやめとけ。お互い幻滅するだけだ」

海風「…………」

提督「…………」

海風「…………一緒にシャワー浴びましょう。もう言い訳なんてさせませんよ? 」
262 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:30:05.33 ID:4hmlWbo5O

< 一人になりたいとき二人でいたいとき皆で騒ぎたいとき >









龍田「あなた紅茶とアップルミントどっちがいい? 」

山城「は? 」

龍田「いいから」

山城「……どっちかというと、アップルミント」

龍田「じゃあ、はい」

山城「どうも。……香りはいいけど、結局煙草よね」

龍田「稀に私の一本持ってったりするだけであなた手ぶらで喫煙所来るでしょう」

山城「別に喧騒から離れたいだけなんだけど……まぁ、貰っておく」
263 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:30:59.10 ID:4hmlWbo5O

< 煙管ってどうも合わないんですよ >








龍田「本当は煙管でも用意しようと思ったんだけどね? 」

山城「これでいいわよ。どうせ花魁がどうとか言うつもりなんでしょう? 」

龍田「ま、そうね。鬱な感じ似合いそうだし」

山城「はぁ……あなたはそれ似合うわね、細い煙草」

龍田「そう? 」

山城「馬鹿な男から貢がれてそれすら鼻で笑ってそう」

龍田「うふ……それって本人とイメージの順番逆なんじゃない? 」

山城「さぁ? 知らないわ…………火、頂戴な」
264 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:31:31.49 ID:4hmlWbo5O

< 過程 >









提督「ふぅ……偶にはストレートでいなよ」

海風「はぁ」

提督「可愛いと思う」

海風「濡れ髪に惹かれるなんてチェリーみたいなことを」

提督「男はいつまでもガキみたいなものなんすよ、海風さん」

海風「そう? あ、ドライヤーはそこの引き出し」

提督「はいよ。気持ちよすぎて寝るなよ? 」

海風「勿論。……………………ノータイムで乾かしてくれるんですね。寧ろ嬉しいけど……何か嫌」
265 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:32:09.21 ID:4hmlWbo5O

< ヒトネコの仲? >








雲龍「……………………いいわよ。よく待てたわね」










天城「今度は待て、ですか」

加賀「雲龍がおかしいと思っていたけれどサンジョルディもおかしくないかしら」

天城「中々に頭のいい猫ですよね」

加賀「そんな生半可な……私にはお手すらしてくれないのに」
266 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:32:39.50 ID:4hmlWbo5O

< 嘘、でしょう……? >









加賀「」

明石「し、死んでる……」

雲龍「お手くらいで感動することかしら」

加賀「」

天城「そうじゃなくてですね……姉様が命じたら簡単に加賀さんの掌にお手をしたからかと」
267 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:33:17.37 ID:4hmlWbo5O

< 状況に胡座 >









江風「ついにサッカーすら一緒に見てくれなくなってきたンだぜあの色狂い」

涼風「や、海風の姉貴がサッカーより大切に想われてるってことで」

江風「違う。姉貴が江風より想われているってことだ」

涼風「まぁ……? 間違っては、いない、かな? 」

江風「テンション下がるぅ」

涼風「心底どうでもいいし。サッカーだって何だって誘ってみたのか? 」

江風「そりゃ誘……あれ? うン? …………誘、う? 」
268 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:34:01.42 ID:4hmlWbo5O

< 世界の色は何色でしょう >










扶桑「空はあんなに青いのに……

涼月「のに? 」

扶桑「海を見ると赤を思い出すの。溢れた重油の黒でも無く、弾け飛んだ臓物の肉色でもなくて」

涼月「は、はぁ……」

扶桑「考えてみれば空は空で艦載機の影を思い出すし…………はぁ」

涼月「…………」







涼月「……扶桑さんを一人にするの、やめた方がいいと思いますよ」

山城「は、はい? 」
269 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:34:50.26 ID:4hmlWbo5O

< エロいと儚いと鬱屈って似てると思う >








龍田「いいのよあれで。扶桑はね、時々鬱屈吐き出す為に一人になるの」

涼月「それにしてもあれは……」

龍田「自分まで憂鬱になる? 」

涼月「ちょっとした兵器ですよ、あれ」

山城「それが姉さまのいいところだから」

涼月「はぁ? 」

龍田「分かるけど……あなたそろそろ扶桑に謝ってきなさいな」
270 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:35:38.17 ID:4hmlWbo5O

< あーいをこーめてかーみかざりーをー >








提督「でも扶桑に取り込まれそうなやつがいなくてよかったな。
慰めたいとか、壊してやりたいとかさ」

龍田「うぅん? 」

提督「時雨が落ちかかってたって噂で聞いたんだ」

龍田「知らないわねぇ……うーん? 」

扶桑「あなたになら壊されても構いませんけれど。
慰めてくれるのなら勿論嬉しいですし」

提督「ッ! 背後から静かに寄ってこないでくれる? 」

扶桑「そんなことを言われても」

龍田「幽鬼の如く、よねぇ〜 。ホラーよりホラー」

扶桑「酷いわね。……ほら、目の前に虐められている女がおりますよ」

提督「んな無茶苦茶な……」
271 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:36:26.19 ID:4hmlWbo5O

< 幸福を、願う >








龍田「と、言いつつしっかりお持ち帰りしちゃう提督くんなのであった」

山城「あぁん……? 」

能代「山城さんの半眼とか怖いからやめましょうよ」

山城「あなたも阿賀野があれに堕ちたら気持ち、分かるわ」

能代「分かりませんよ。別に能代は阿賀野姉ぇが提督と寝ても気にしないので」

山城「気にしなさいよ! 」

能代「何でですか」

龍田「何でってあなたねぇ……」
272 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:37:05.10 ID:4hmlWbo5O

< 美味しそうに飲んでる、だよ? >










天城「はふぅ……お風呂の後の冷酒はいいものです」

阿賀野「酌婦は皆美人だしね」

天城「同意しておきますけど……あぁ、どうも」

阿賀野「ん、阿賀野にも注いで? 」

天城「どうぞ」

阿賀野「美味しいねぇ〜 」

天城「ええ」

阿賀野「…………」

天城「…………」

阿賀野「…………んふ、天城さん美味しそう」

天城「!?!??!???!!!? 」
273 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:37:40.04 ID:4hmlWbo5O

< 美味しそうに飲みたい、ですね >










天城「……………………」

阿賀野「あーん、冗談冗談っ、阿賀野はレズじゃないですー」

天城「その言葉が全く信頼できない世界で生きているので」

阿賀野「あはははっ、それなら別にいいじゃないですか〜。雲龍さんともヤっちゃってるんでしょ? 」

天城「まぁ、確……いいかもしれませんね、阿賀野さんも」

阿賀野「ほえっ? 」


274 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:38:25.43 ID:4hmlWbo5O

< まなかし >









龍田「それなら私も山城でいい気がしてきた」

山城「私の気持ち考えなさいよ」

龍田「嫌なの? 」

山城「嫌に決まってるでしょう馬鹿。お互いに妥協するとか惨めじゃない」

龍田「惨めに二人で泥を啜りましょう? 」

山城「私、そうなるとあなたが他の誰かと寝るなんて許さないけれど」

龍田「愛してくれるなら、いいわよ? 真愛し向けてくれるのなら」

山城「あっそ。…………火」

龍田「はいはい」
275 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:38:52.09 ID:4hmlWbo5O

< 木綿のとかって結構涼しくていいですよね >










初月「ふぅ……暑いな」

加賀「少し蒸し暑いかもしれないわね」

初月「脱ぐか……脱いだら? 」

加賀「セクハラかしら」

初月「上着だけに決まってるだろう。それとも脱ぎたいのかい? 」

加賀「私、紬なのだけれど」

初月「そうだな。それで? 」

加賀「はぁ。…………本当に脱いであげましょうか? 」
276 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:39:26.05 ID:4hmlWbo5O

< 疑問の余地無し >









初月「構わないよ、僕は。飲んでるだけだし話し相手を止めないなら」

瑞穂「シュールな光景ですよね、それ」

加賀「ええ。……あなたの名古屋帯、綺麗ね」

瑞穂「加賀さんのも落ち着いていて加賀さんに合っていますよ」

加賀「落ち着いているかしら私」

瑞穂「落ち着いてません? 」

初月「堕ち着いているな」

瑞穂「…………? 」
277 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:40:04.34 ID:4hmlWbo5O

< 男の子の憧れ >








愛宕「そういえば私と高雄と雲龍と加賀さんとLittorioと寝たことあったわよね」

提督「ん? あの精力を料理で高めようとかいう意味不明なときな」

愛宕「この前最高で4P、みたいな話ししてなかった? 」

提督「したっけ? 」

愛宕「明石が皆勤賞とかいう結末になったあれ」

提督「あった気もするし無かった気もする。……で? 」

愛宕「今度女だけで集まってみるのも面白いかなって」

提督「何それ混ぜて? 」

愛宕「いいけど……意味無いじゃないそれ」
278 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:40:44.11 ID:4hmlWbo5O

< 距離を詰めたと言えるか >











愛宕「出会ったときから一番ね? 」

高雄「ええ」

愛宕「早く抱かれたのって誰かしら」

高雄「? …………? 」

愛宕「Bismarckは置いといて」

高雄「……………………もしかして、海風さん? 」

279 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/10(日) 22:41:33.93 ID:4hmlWbo5O

< 誰でもいい話ではあるのですけれどね、今があるのなら >









高雄「まぁ、私たちと加賀さんや明石さんが出会ったのは同じくらいだけれど」

愛宕「そこはほら、私>高雄>雲龍>明石>加賀>天城が確定しているから」

高雄「私>愛宕以外は同意してあげる」

愛宕「……は? 」

高雄「何か」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「ぁ…………そもそもLittorioじゃない? 」

高雄「ぁ」
280 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/10(日) 22:41:59.72 ID:4hmlWbo5O

ありがとうございました

281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 22:42:26.91 ID:8gXN3B8U0
乙です。
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 22:52:22.66 ID:1bh1hO0v0
龍田の煙草はアークロイヤルだったのかアップルミントが好き
乙です
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 06:49:54.14 ID:enZnUv/Y0
284 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:37:53.94 ID:DQoMal13O

< さぁ、どこどんなどうしてかな >








Littorio「あら……その歯形」

提督「あぁ、高雄」

Littorio「噛まれたの? 」

提督「噛んでもらったの。他に噛み締めてもいいとこ無かったから」

Littorio「そんな声出るようなこと……ふぅん」

提督「何だよ」

Littorio「いえ、この警備府で声を殺さなければならないなんて、と」

提督「……………………何? 」

Littorio「いいえ? 」
285 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:39:01.15 ID:DQoMal13O

< まだまだ寒暖差はありますが >







提督「あぁぁ……暑い。何がいい? 」

雲龍「緑茶。…………ありがとう」

提督「いーえ」

雲龍「ん、お互い蒸れるわね」

提督「視線下げねーでくれるかなぁ、落ち着かねぇよ」
286 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:39:28.84 ID:DQoMal13O

< さぁ、新しい朝です >







龍田「…………Zzz」

山城「…………Zzz」

扶桑「テーブルに突っ伏してって…………寝顔だけなら天使と言って差し支えないのだけれど、はぁ」
287 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:41:05.75 ID:DQoMal13O

< おそようございます >






龍田「ふぁ……昨日何やってたかしら」

山城「忘れたわ」

龍田「扶桑は……あら普通ね」

山城「同意の無いセックスなんてしないわ」

龍田「そうなの? 」

扶桑「そうね。……過去にあったの? みたいな顔しないでくれるかしら」
288 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:45:29.63 ID:DQoMal13O

< ハッカパイプなんてあったなぁ…… >








提督「気紛れで硝子パイプなんぞ買ってみた」

高雄「詰めるのって手間じゃありません? 」

提督「加熱式煙草に比べれば別に……味わいがダンチだし」

高雄「はぁ。障りますよ」

提督「問題無いよ。長生きできるなら儲け物、みたいな感じ」

高雄「私よりも長生きしてくれるのでは? 」

提督「そうだな、うん…………ごめん」

高雄「ふふ……何が、ですか? 」
289 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:46:29.32 ID:DQoMal13O

< 見えないところでお願いします >







鈴谷「んにゃー……扇風機気持ちいい。一人ならバサバサしてるよこれ」

若葉「……スカートの中はやめた方がいいと思うが」

鈴谷「女の子に幻想持ち過ぎだよ若葉。女の子ってのは夢じゃなくて現実なの」

若葉「尚更問題だろうそれは」

GZ「それくらい構うまいよ。…………それくらいで済むのなら、な」

鈴谷「うん? 」
290 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:47:22.84 ID:DQoMal13O

< 神秘の布切れの本体はスカートな気がしてきたよ最近 >







鈴谷「てゆーかそっか、ノーパンになればいいのか」

GZ「それならばいっそ自室で全裸の方が楽じゃないか? 」

鈴谷「今は部屋に熊野がいるんだよー」

GZ「……そうか」

若葉「それすら駄目なのか……いや、普通は鈴谷さんの方が迷惑の対象なんだが」
291 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:48:41.38 ID:DQoMal13O

< 安くて難しい >







能代「これありがとうございました。参考になりましたよ」

雲龍「そう……詳報の下書きなんて見て楽しい? 雑記未満よ、これ」

能代「戦場に立ったヒトの感想は戦闘詳報よりも価値がありますから」

雲龍「そ。……料金でも請求しようかしら」

能代「何を? 」

雲龍「あの人のキス」

能代「それは難しいですね」

雲龍「? 安いものでしょう? 」

能代「じゃあ自分で貰ってきてくださいよ……」
292 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:49:32.10 ID:DQoMal13O

< 行いって大事だね >







龍田「私と彼は身体だけの関係、とか言えるヒトがいないっておかしいわよね。これだけ愛人湧いてるのに」

海風「それどころか身体で惹かれたヒトすらいませんよ」

扶桑「そう考えると当人の魅力、なのかしら」

龍田「蠱毒ですねぇ〜 」

海風「宿主を殺さない程度の寄生虫というか何というか」

扶桑「あの人が? 」

海風「私たちが」

龍田「あなたたちよねー。……何? まだ私、堕ちてないけど? 何? 」
293 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:51:21.52 ID:DQoMal13O

< 一杯目はね? >








提督「かんぱぁい……」

扶桑「乾杯。どうしたんです」

提督「眠い……」

加賀「乾杯。んっんっんっんっんっんっんっんっ……ん…………おふぁわり」

Littorio「ジョッキですけどそれ……はいはい少々お待ちを」
294 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:52:13.16 ID:DQoMal13O

< 酒にも合うよ! 結構簡単だよ! >







愛宕「さぁさぁ召し上がれ。自信作よ! 」

加賀「美味しい……また腕を上げたわね」

愛宕「ありがとうございますー 」

伊14「鰈の煮付けって……美味しいけど」

松風「美味いよなぁ……最高」

天城「お酒が進みますねぇ」

扶桑「そもそも似合わないこと甚だしいなんて戯言みたいなものだし……本当に、美味しいわ」

愛宕「ありがと☆ 」
295 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:52:59.49 ID:DQoMal13O

< つくり過ぎても次の日まで美味しいよ >








提督「おかわり」

愛宕「はいはーい」

提督「飯が進んでかなわんねこれ。こんな煮付けあったら白飯いつまでも食べられそう」

加賀「そういうものですから」

阿賀野「仕方無いよねぇ〜 」

叢雲「まったくもって」

天城「お酒も無しにこんなに……理解に苦しみます」

涼風「馬ッ鹿じゃねぇのかそれ……美味かったら飯だけでいいんだぜ? 」
296 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:54:17.34 ID:DQoMal13O

< つもりなんて無くてもね >








天城「それはつまり天城のお料理が下手だと? おつまみとお酒が無いと場が持たないと? 」

涼風「や、え、そんなつもりじゃ……」

提督「明日の夜は、鮭とか鯵の南蛮漬けが食べたいな。ビール飲みたい」

天城「腕によりをかけて! 」

龍田「すかさず……見習いなさい? 」

涼風「や、別に女にモテるつもりなんてねーんで」
297 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:55:14.78 ID:DQoMal13O

< 平和じゃなかったら持てない疑問ですけどね >








提督「あーん」

明石「え、ちょ……あのっ」

天城「いいんですかあれ」

高雄「? ……はい、あーん」

愛宕「おいしーい☆ 」

瑞穂「提督! 瑞穂にさせてください! 」

提督「? あーん」

瑞穂「提督! じゃ! なくて! 明石! さん! 」

涼月「はぁ……本日も当警備府は平……平和って言えるんでしょうか? 」
298 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:55:55.19 ID:DQoMal13O

< 遠くに想いて >








山城「龍田と加賀さんとLittorioと涼風、か」

加賀「? 」

山城「一人部屋です。あれで甘えたがりの寂しがりなのですけれど」

加賀「欲しくなったらあの人なりあなたなりに甘えると思うわ」

山城「あの男に投げますよ……ふぅ」

加賀「できるものならそうあってほしいものね。
…………あなたの所為で赤城さんを思い出したじゃない、やめてよ」

山城「……はぁ? 」
299 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:56:44.59 ID:DQoMal13O

< 一名様ごあんなーい? >









山城「ま、あれは男だし、私たちは女だもの」

旗風「はい? 」

山城「媚び売って取り入って贔屓してもらおうとするのはおかしいことじゃないわ。愛なんて要らない」

旗風「……では旗風が媚てもいいと? 」

山城「ええ、売ったものを買ってくれるかはあなた次第だけれどね」

旗風「海風ちゃんは? あれは媚? 」

山城「それはあの男次第。でも私から見てもロリコンではない、と思う」

旗風「ふぅん? 」

加賀「だとして欲情はしてしまっているけれど……ま、それこそ無駄な理性だった、と言えるものね」
300 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:57:34.56 ID:DQoMal13O

< 風呂の長話って割と危険 >








龍田「なぁに? 楽しい話? 」

山城「クズ男とどう上手く関わるか講座」

旗風「意味があるかは分かりませんけどね」

龍田「そりゃああるわよ。誰だって寂しいときなんてあるんだから。
松風ちゃんがいなくて、誰とお話してもお酒を飲んでも気が紛れないときとか、ね? 」

旗風「そういうときに、使えると? 」

龍田「そーいうことー」

旗風「…………なるほど」

加賀「あなたそういうときはあれを悪く言うものでしょう? 回数が減るわ」

龍田「それはそれ、これはこれ? …………ふふ、面白いかなーって、ね? 」
301 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:58:28.67 ID:DQoMal13O

< 綺麗事ってかなり正論ではあるんですが>








山城「加賀さんでも回数が減るとか品の無い計算するんですね」

加賀「死活問題だもの。それこそ、寂しがりなの私」

山城「女に逃げればいいのに」

加賀「赤城さんはそういう趣味、無いわ」

山城「案外と……いえ、そうだとしても、雲龍だとか」

加賀「あの子も一番に見てくれないのはあの人と同じでしょう? あの人と同じよ、それ」

旗風「そもそもそんな愛してくれれば誰でもいいなんて言い方は」

山城「ん…………強いわね」

加賀「若いのよ。…………ね」

龍田「そうですねぇ〜…………ぁふ」
302 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 21:59:35.13 ID:DQoMal13O

< 盛り下がって参りました >








瑞穂「明石ひゃんっれあなたと寝らろひはろーなんれすかぁ? 」

提督「普通。瑞穂といるときと変わらないと思うよ」

瑞穂「ひららっふれらいれるらふぁい! ほれらら明石ひゃんはみふほひむひゅぅ…………」

提督「…………」

瑞穂「……んぅ…………Zzz」

提督「…………返す」

明石「要りませんよ……万が一移動中に起きたらどうするんです。目も当てられませんよ」

瑞穂「…………Zzz」
303 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:00:22.69 ID:DQoMal13O

< 見てる方が、楽しいかな? >








雲龍「お酒ゲームしましょう」

天城「それはどんなゲームなんです姉様」

雲龍「まずはお酒をね、口に含むの」

天城「はい」

雲龍「その後は……相手のお酒を多く飲んだ方が勝ち」

天城「あぁ……ポッキーゲームみたいなものですか」

江風「ウェイウェイウェーイ! ンなわけあるかよ淫乱酒乱女ァ! 」
304 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:00:55.23 ID:DQoMal13O

< 男の子にはね……? >








提督「サマーニット……」

愛宕「うん? 」

提督「ノースリーブ……」

愛宕「はい? 」

提督「スキニーパンツ……」

愛宕「何? 」

提督「…………やっほーい! いぇーい! エロい可愛いやったー! 」

愛宕「な、何? これ。私これ一日着てるんだけど……何? 」
305 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:02:01.80 ID:DQoMal13O

< 言われて酔いが醒めるって便利な気もする >








明石「よいしょっと……すみませんね。酔った瑞穂さんの相手してたら壊れちゃったんです」

愛宕「あぁ……面倒だったのね」

明石「もう部屋に寝かせてきたので大丈夫です」

愛宕「この人が大丈夫じゃなくなってるんだけど? 」

明石「得意でしょ? 」

愛宕「こんなに滅多に飲まないし……はい、いい加減その馬鹿みたいな演技やめなさい。引き抜くわよ」

提督「はい、やめますマム。申し訳ありません」

愛宕「ん」

伊14「ははははっ、提督おもしろーい! あっははははっ」

伊13「…………イヨちゃんもあぁいうことなら楽なのに」
306 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:02:46.35 ID:DQoMal13O

< だと、よかったのかもね >








愛宕「そういえば高雄は? キッチンにもいなかったし」

阿賀野「Littorioさんとチェス? 」

能代「ええ、Littorioさんの部屋にお酒持ち込んでましたよ」

愛宕「ありがと。…………逃げられたかぁ」

提督「んだよ不満か? 」

愛宕「別に? お部屋行きましょう? 」

提督「やだ、もう少し飲む」

愛宕「…………はい、どうぞ」

提督「せんきゅー」

江風「顔見て溜息嚙み殺して目伏せて苦笑いして注いで微笑んで……母子かよあンたら」
307 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:03:53.30 ID:DQoMal13O

< 従う楽さも時には >







高雄「む……」

Littorio「ゆっくり考えて? 少し、疲れたわ」

高雄「ええ。…………チェスの駒って」

Littorio「? 」

高雄「まるで馬鹿よね。言われて、従って、死んで、それでも進んで」

Littorio「Littorioたちも然程変わらないでしょう? 」

高雄「それでも少しだけ、ティースプーンひと匙分くらい、大切なモノを得ているわ」

Littorio「そうね」

高雄「……………………負けたらどうします? 」

Littorio「古今東西戦場では勝者の所有物でしょう? 」

高雄「あら、いつの間にか私あの人とチェスで負けていたのね」

Littorio「さぁ。……そろそろ負け、認めたら? 」
308 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:04:19.68 ID:DQoMal13O

< 『もののけ姫』が一等好きなんですけどね? >








雲龍「姉妹がいっぱいこれくしょんね、ここ」

天城「……それはもしかして昨日見た映画から思い付いたんですか」

雲龍「問題でも? 」

天城「無いですけど…………無いですけどねぇ、はぁ」
309 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:05:15.94 ID:DQoMal13O

< 自嘲して愉快に溶かし込んで >








雲龍「するときにね」

天城「はぁ」

雲龍「あの人時々目線が合わなくて慌てて合わせること、無い? 」

天城「あぁ……まぁ、有りますね」

雲龍「抱き起こされたときとか体位変えるときとか……ふふ」

天城「誰と誰を間違えているのやら…………はぁ」
310 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:05:55.50 ID:DQoMal13O

< 何故、なんてくだらないことは忘れて >








雲龍「溜息ばかり吐いていると老けるわよ? 」

天城「誰の所為だと」

雲龍「あの人の所為でしょう? 直接的にも間接的にも殆どは」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………何でそんなのに姉妹揃ってイかれてしまったんでしょう? 」

雲龍「そこがいいところだもの。掛け値無しに、ね」
311 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:08:30.95 ID:DQoMal13O

< 誘われなくても誘っちゃう >







愛宕「ふふ……だからね? 私も言ってあげたの。
馬鹿も休み休み言わないと監禁しちゃうわよって」

阿賀野「へ、へー……」

能代「ドン引きですよ……」

提督「どうしたことだ。いつの間にか愛宕が泥酔一歩手前だぞ」

明石「あなたの所為でしょ……寝かせてきてあげたら? 」

提督「枯れる」

明石「ヤらなきゃいいだけ」

提督「えー? 」

愛宕「えー? 」

明石「面倒くさ…………お風呂組長いなぁ。私も綺麗にして寝たいのに」
312 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:09:58.17 ID:DQoMal13O

< 本日の殊勲者たち >







提督「つっかれたつっかれた、ふぃー……重いって言いたいわけじゃないぜ ⁈ 」

明石「はいはい。……本当に戻ってきたんですか? 」

提督「爆睡するぜあれ。ガチで眠そうだった」

明石「あなたもでは? 」

提督「何回か意識と記憶飛んでるけどその都度クリアになってるわ」

明石「無駄に元気。……何だか珍しいですね、最近だと」

提督「いつの間にか俺とお前しかいないもんな」

明石「お風呂組は部屋戻ってから来る人何人かいますけどね。
さっき龍田さんたちが通っていきました」

提督「そ。…………お疲れ様」

明石「あなたこそ。…………お疲れ様」
313 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:12:55.68 ID:DQoMal13O

< 実際どうかな >






提督「あー……海で遊びたい」

明石「行けばいいじゃないですか。軍の保養地みたいなのあるって聞きましたよ」

提督「本格検討中」

明石「そうですか…………一番際どそうなのって」

提督「雲龍だろそりゃあ。……一番まともそうなのって? 」

明石「旗風ちゃんとか松風ちゃんとか、あと能代さんとか」

提督「ヒトミ・イヨ姉妹は? 」

明石「……分かってて訊いてません? 」
314 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:17:11.51 ID:DQoMal13O

< 特に見たいわけではございませんがね? ね? >








提督「っても龍田とか読めなくねぇか? 」

明石「結構際どい、っていうか紐みたいなの着そうですけど」

提督「案外とパレオ着たりしそうじゃない? 」

明石「さぁ……買ってあげたら着てくれるんじゃないです? 」

提督「どうかな。…………スク水とかでも? 」

明石「寝室では、着てくれるでしょ、たぶん」
315 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:17:41.82 ID:DQoMal13O

< 太陽の下で >








明石「しっかしあれですね、海とかって楽しいんですか? 」

提督「うん? 」

明石「飲んで食べて騒ぐんでしょう? 私たち普段からやってません? 」

提督「女の子の水着が見られるだろう? 」

明石「あなたここでも見られるでしょ」

提督「分かってねーなお前……そりゃあ見れるは見れるけどさぁ」
316 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:19:05.53 ID:DQoMal13O

< お帰りなさい? >







龍田「お湯いただきましたぁ」

提督「はいはいよかったな」

山城「……逆上せそう」

明石「はい冷酒」

龍田「ん……あれじゃないの? 混合で海とか取り敢えずエロいことできればいいんじゃないの? 」

明石「程良く酔ってですか? 」

提督「違う」

山城「つまり普段のあなたと同じね」

提督「違う。違うって言ってんだろーがやめろその顔」
317 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:19:55.00 ID:DQoMal13O

< 他方では逆に熱く >








雲龍「んっ……ぁは」

天城「! 、……っ…………んんっ……ね、様っ」

雲龍「いい顔……こっちは? 」

天城「ッ…………ーーーー」

雲龍「気やっちゃって……駄目でしょう? 誘ったら、私も楽しませなさいな」
318 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:20:50.55 ID:DQoMal13O

< 日曜とか関係無い仕事なんで……ええ >








提督「深夜麺類ぃぃぃぃ! 」

明石「うま、うま……」

阿賀野「うーん、太っちゃうよぉ〜 」

能代「もう遅いでしょ」

阿賀野「あ"あ"あ"あ"ぁ? 」

叢雲「自棄食いとかやめなさいな……焼きそばとラーメン同時ってあなたたちね」
319 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:21:35.71 ID:DQoMal13O

< 皆食べたら共犯者ですよ >








明石「まぁ、暴力的に美味しいですからね、仕方無い」

叢雲「女としてどうなのそれ」

明石「知ったこっちゃ。テキトーにテキトーに生きてるんだし」

叢雲「そ。…………まぁ、私もラーメンの片棒担いだし、明日はハードにいこうかしらね」
320 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:24:07.63 ID:DQoMal13O

< まだまだいい時間 >







加賀「私を置き去りに始めて……頭にきました」

龍田「よく食べられますね……」

加賀「? 」

山城「大集合……高雄姉妹とか何人かはいないけど」

伊13「雲龍さんたちは……絶対来ない、です」

能代「その方が健ぜ……健全って言い切ってもいいのかしら私。何か違う気が」
321 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:25:24.09 ID:DQoMal13O

< ↗︎↗︎↗︎↗︎↗︎↗︎↗︎↗︎ >








江風「あぁぁぁぁっ! 」

提督「んだようるせぇ」

江風「こンな時間に麺類食べたりあまつさえ焼き鳥とか焼き始めるンじゃねぇよ! 」

提督「あぁん? 」

江風「食いたくなってくるだろーが! 姉貴に怒られるだろーが! 水飲みに来ただけだぞ! 」

明石「どーぞどーぞ」

江風「お、さンきゅー、じゃねーの本当さぁ!」

阿賀野「うるさい子だねぇ」

能代「…………そうですね」
322 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:29:22.71 ID:DQoMal13O

< まーたね☆ >







提督「あー、寝るわ。じゃーな」

明石「はぁい。私もそろそろ」

龍田「片付けは明日よろしくー」

提督「ん」

山城「はぁ……姉さま注がせてください」

扶桑「ありがとう。山城も」

江風「焼き鳥サイコー! ビールサイコー! あははははっ」

加賀「ハツか……私にも頂戴」

能代「あーがーのーねーぇー? 」

阿賀野「ん? 能代も豚串要る? 」

初月「折角早寝したんだが……有り得ないなこれは」

涼月「私まで起こして来た方が有り得ないよ……眠い」
323 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/11(月) 22:30:32.34 ID:DQoMal13O

< 一人でなんて寂しい日も >









提督「ふぅ、早くから飲んでたからまだ日付は……あれ、起きたの? 」

愛宕「ん、シャワー浴びたくて」

提督「そ」

愛宕「うん」

提督「…………近いよ」

愛宕「あなたが近いの」

提督「ん…………近いね」

愛宕「近付いたもの……んっ」

提督「…………待ってた? 」

愛宕「さぁ? ……ん…………待ってて、ほしかったんじゃないの? 」
324 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/11(月) 22:32:07.27 ID:DQoMal13O

ありがとうございました
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 22:51:02.21 ID:kgbnLm1ro
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 00:40:34.62 ID:mTOYGWrBo
おつです
327 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:25:45.74 ID:CdKXXqBdO

< 一番になりたいなんて、きっと哀しいことだから >








瑞穂「ぅぅ……飲み過ぎた」

明石「やめてくださいね? 私は兎も角あの人にも迷惑掛けてたんですから」

瑞穂「あれは酔ったフリだからいいんです」

明石「全然よくないですって」

瑞穂「ふふ……あれは酔っているフリだからできたの……迷惑なんて熨斗付けて贈らないと」

明石「ただでさえ変な心労掛けてるんですからね?
私瑞穂さんも大切ですけど、あの人と比べるならあの人選びますからね? 」

瑞穂「分かってますよ、当然。大丈夫です」

明石「本当ですかね」

瑞穂「信じてくださいよ。自分が壊した女の本音くらい」

明石「はぁ……いいですけど」

瑞穂「ふふ……………………だから、迷惑くらい許してほしいんですけど、ね」
328 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:26:41.92 ID:CdKXXqBdO

< 冗談ですよ? 当然 >







龍田「どうせフリなら明石に何かしてもよかったのに」

瑞穂「え」

明石「やめてくださいよ……この表情ヤなんですけど」

瑞穂「例えばどこまで? 」

龍田「殺す以外はなんでも」

瑞穂「……………………ふふ、明石さん? 」

明石「嫌です。嫌ですからね? 何度でも言いますけど…………嫌、ですよ? 瑞穂さん? 」
329 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:30:14.98 ID:CdKXXqBdO

< だからですよ >







明石「龍田、お座り」

龍田「くぅーん? 」

明石「…………いい加減に瑞穂さん嗾けるのやめてくれませんかね、マジで」

龍田「わんわんっ」

明石「…………これから工廠行くんでレンチ持ってるんですけどね私」

龍田「やめてヘアが崩れちゃう」

明石「肩でも腰でもなんなら女の部分でもぶち抜いて差し上げますよ」

龍田「やめてよね、痛そうなのは」

明石「痛いの好きでしょう? 」

龍田「痛がるのを見ているのはね」

明石「はぁ。……………………やっぱぶち抜いて差し上げましょうか?
危険人物は軍人として摘んでおかないと」

龍田「やめなさいって。……楽しいことしたいだけなのよ? 私」
330 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:33:59.17 ID:CdKXXqBdO

< 価値の源泉 >







明石「マジな話ですけど」

龍田「さっきからマジじゃないの? 」

明石「…………マジな話ですけど」

龍田「ええ」

明石「瑞穂さんはね、あの人とか扶桑さんじゃないんです。
龍田さんみたいに機微が分かるわけでもありません。
ツーカーで通じ合って不謹慎な軽口叩ける相手じゃないんですよ」

龍田「そうみたいねぇ〜 」

明石「だから、気を付けてくれる? 瑞穂さん、大切なの」

龍田「…………」

明石「本気です。このクソみたいな生に賭けて」

龍田「そ。……………………謝れば許してくれる? 」

明石「そりゃね。龍田さん痛め付けたら私が捨てられますから」

龍田「…………」
331 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:37:17.62 ID:CdKXXqBdO

< 然りとて今すぐ捨てることなんて >







龍田「…………じゃあね、明石」

明石「ええ」

龍田「いつか、選ぶときがくると思う。あの人か、瑞穂か」

明石「…………」

龍田「選択権はあなただけど、行動の先は瑞穂のもの。
彼女、きっと耐えられない。自分が二番目であることに」

明石「…………」

龍田「こういう泥沼を良しとする空気にいるから、まだあれで済んでるのよ」

明石「…………」

龍田「…………」

明石「…………だから、今が優しいんじゃないですか、私」

龍田「そ。……………………二番未満の二番であることなんて、普通耐えられないわよ、絶対に」
332 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:38:11.37 ID:CdKXXqBdO

< 心、って何なんだろうね >








雲龍「流星に願い事をすると」

天城「三度言えると叶うのでしたか」

雲龍「あの人の名前って珍しいけれど発音はしやすいわよね」

天城「まぁ……呼び捨てで願うんですか? 」

雲龍「そこなのよね、妙にそこは恥ずかしいというか違う気がするの」

天城「__さんが欲しいのに短縮してしまう違和感みたいな? 」

雲龍「ええ」

山城「心が大事でしょうそういうの」

雲龍「心にも無いことを」

山城「は? 」

天城「仲良いですよね、お二人」

雲龍「…………そうなの? 」

山城「そんなわけ。あなたなんて大ッ嫌いよ、心から」
333 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:39:43.03 ID:CdKXXqBdO

< もし本当に叶う可能性があるなら、きっと願わない >









天城「はぁ……面倒くさい」

山城「…………」

雲龍「…………あなたなら? 運運運? 扶桑扶桑扶桑? 」

山城「あなたの理論なら姉さま姉さま姉さま、でしょうね」

雲龍「天城なら? 酒酒酒? 」

天城「__さん姉様__さん、くらいですね」

山城「叶わないじゃないそれ」

天城「どうせ叶いませんもの、構いませんよ。……
天城は天城の心を確認したいだけですし」
334 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:40:19.55 ID:CdKXXqBdO

< やれと言われたので >








提督「女には、海を見せておけばいい」

高雄「……」

提督「女には、夜景を見せておけばいい」

高雄「…………」

提督「女には、ドリカムを聴かせておけばいい」

高雄「……………………」

提督「……………………」

高雄「……………………何だかそれっぽいですね」

提督「」
335 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:41:12.39 ID:CdKXXqBdO

< ウィッチマン >








漣「ね? 」

提督「ね? じゃねーの……なんなのなの」

漣「サンドさんです」

提督「知ってるけど……知ってるけどね。高雄さん? 本当のことじゃないですからね? 」

高雄「知ってますよ。あなたが頑張ってることくらい」

提督「た、高雄……」

漣「こいつ、チョロい」

叢雲「漣と高雄がグルでも驚かないわねこれ」

初月「寧ろ漣と提督がグルなんじゃないのか、三周くらい回って」
336 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:42:18.45 ID:CdKXXqBdO

< そもそもドリカムでよかった時代があるのか >







提督「そもそもあれじゃね? 今の時代でもドリカムなの? そういう感じの曲って」

漣「さぁ? 漣はしょーじきヒット曲とアニソンくらいしか知らないんで」

雲龍「私も流行りは知らないわ」

海風「ドリカムでいいんじゃないですか? 若くても昔の曲って聴きますよ? 」

提督「」

雲龍「若くて、も……」

海風「? 」

漣「雲龍さんは別にそうでも……まぁ、ご主人様には、謝った方がいいんじゃない? 」

海風「はい? 」
337 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:43:03.02 ID:CdKXXqBdO

< 逆な若作りと言われるよりはまぁ…… >








海風「別にあなたのことをお年寄りだと言ったわけではないですって、本当です」

提督「だ、だよ

雲龍「趣味の合わないおっさんってことね。合わせないとどうにもならない」

提督「…………」

雲龍「私間違ったこと言ってる? 」

海風「言ってますよ……最初は私ですけどね……あんまりじゃないですか」

提督「」

漣「とどめ、入りましたー」
338 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/12(火) 22:44:16.34 ID:CdKXXqBdO

< 初夢って何だっけ? >








涼風「一姫二太郎三茄子? 」

海風「何か違わない? 」

涼風「そうか? 」

雲龍「唯一人のお姫様扱い、二人のあの人、第三のバイヴね? 」

涼風「違うな」

雲龍「違うの? 」

海風「違いますね」

江風「江風の姉妹って実は馬鹿ばっかなンじゃ……雲龍さンは言うに及ばずだけど」
339 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/12(火) 22:46:33.61 ID:CdKXXqBdO

ありがとうございました
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 23:26:28.39 ID:Tlo0DMSQo
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/13(水) 06:00:15.49 ID:EPeoOdVto
おつ
342 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 22:49:51.83 ID:AE0UJGDCO

< 朝風呂ってどうして気持ちいいんだろうね >








阿賀野「うっわぁ……何それ」

雲龍「あの人時々だけどテンションおかしくなって付き合ってくれるのよ」

阿賀野「……縄? 」

雲龍「と蝋燭。凄い背中でしょう? 」

阿賀野「痛くないの? 」

雲龍「痛くないと意味が無いじゃない。お湯の染みる今が二度目の快感ね」

阿賀野「えぇ……」

雲龍「あとたぶんもう一回、三度目があるわ」

阿賀野「ふ、ふぅん? さすがにもう……聞きたくないかなぁって」
343 : ◆5z7C0EoTrg [sgaa]:2018/06/13(水) 22:57:42.36 ID:AE0UJGDCO

< そもそも片付けが面倒なんですよあれ >







高翌雄「そもそも低温蝋燭でこんなに赤くなるものなんですか? 」

雲龍「SM用だって言って和蝋燭使ってみたの」

阿賀野「えぇ……」

雲龍「一応市販の蝋燭、まぁあの白いやつね。西洋蝋燭より融点が低いのよ」

阿賀野「……うわぁ」

雲龍「すぐに直るんだからいいじゃない」

高翌雄「まぁ、雲龍さんなら代謝を励起してしまえば傷はすぐに直りますけれど……」

雲龍「でも結局あれね、あの人は大分無理してたし私も肌が触れ合わないと嬉しくな……あの」

高翌雄「……何です」

雲龍「まさかあんなことしておいて安心した顔なんてされるとは思わなかったわ」
344 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:02:30.12 ID:AE0UJGDCO

< 幾ら何でも >







提督「フ-…………はぁ」

龍田「溜息吐きながら吸うものじゃないわ」

提督「溜息も吐きたくなるぜ、マジで

龍田「うん? 」

提督「雲龍って被虐体質だろう? 」

龍田「そうね。見たことは無いけど」

提督「当たり前だ。……で、俺前に言ったんだよ。
マゾだとしてお前に痛がってる演技なんてできるのかって。
喜色溢れた瞳のやつに雰囲気なんて保てねぇだろうし」

龍田「ふぅん」

提督「そしたらな…………いや、いいわもう。あいつの多才さ舐めてたわ俺。
声にならない叫び声とか苦悶浮かべつつの悦楽とか……嗚呼……」

龍田「御愁傷様。……………………久々にあなたのこと本気で可哀想だと思ったわよ、私」
345 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:03:38.76 ID:AE0UJGDCO

< 悪魔か何かですか >







高雄「まぁ、いいですけどね……はぁ」

雲龍「何? 」

高雄「疲れてテンションおかしくなったあの人をですね、
次の日もグダグダにするのはやめてほしいところです」

阿賀野「グダグダ? 」

高雄「女の子の身体になんてことを、とか呟きながら黄昏てましたよ、さっき」

雲龍「なるほど……これが、三度目の快楽。大切にされてるって、嬉しいわ」

阿賀野「サイテー過ぎるよ雲龍さぁん……」

高雄「…………はぁ」
346 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:05:43.20 ID:AE0UJGDCO

< 正しく墓穴掘り >








提督「龍田さんって彼氏いるんすか? 」

龍田「んー? いないって言ったらちゃんと口説いてくれるの? 」

提督「口説く口説く。超口説く」

龍田「そお? でもなぁ、彼氏はいないけどつくる予定があるの」

提督「えー? 羨ましいなーそいつ」

龍田「でしょー? でも全然靡いてくれないの」

提督「うわぁ、そんなやつ捨てちゃいなよお姉さん可愛いし次探そう? 」

龍田「やーだ」

提督「そっか」

龍田「ええ。…………」

提督「…………」

叢雲「何やってんのよ……本当何やってんのよ馬鹿」
347 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:09:24.69 ID:AE0UJGDCO

< そろそろ時刻は夕方を過ぎて >








雲龍「お風呂いきましょう」

提督「…………」

雲龍「傷はもう直したし今後は頼まないから。許してよ」

提督「…………許してもらうのは俺の方だよ」

雲龍「私が頼んだんじゃない。あなたはよく付き合ってくれたわ」

提督「…………風呂上がったら、寝るまで酌してくれ。それでチャラにしてやる」

雲龍「喜んで」

提督「ん。……………………甘いよなぁ、絶対。普通はあれお別れ案件だろう? 」

阿賀野「知らないよぉ……そんな気持ち悪いこと」
348 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:10:11.69 ID:AE0UJGDCO

< 見ていた >






提督「っねもまぁ……もうこんな時間か」

雲龍「背中、流して? 確かめて? 」

提督「俺は三助じゃねぇんだけどな」

雲龍「ん……」

提督「……ん」

瑞穂「…………」






瑞穂「……ん」

明石「…………私たちが腕組んでお風呂行ってもいいとこ仲良しみたいな感じだと思いますけど」
349 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:11:31.00 ID:AE0UJGDCO

< 愛されたい自覚、あるんです? >








明石「そもそも今大浴場行ったらあの人と雲龍さんいますけど」

瑞穂「構いませんよ」

明石「はい? 」

瑞穂「提督と寝るつもりなんてありませんけどね、
別に今更肌なんて見られてもどうとも思いませんから」

明石「あぁ、まぁ確かにそ…………えぇ? 」
350 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:12:56.79 ID:AE0UJGDCO

< ここまでで誰が一番マシかな >






雲龍「…………ん…………♪ 」

初月「三助が腰のタオルだけになる必要はあるのかい? 」

提督「金受け取らねぇ代わりだな、うん」

雲龍「…………♪ 」

初月「できればこっちは向かないでもらいたいね」

提督「見なきゃいいだろうが」

雲龍「……♪ 」

初月「気になるのは気になるんだよ。逆の立場を想像してみろ」

提督「そりゃまぁ……見るか」

雲龍「……」

初月「だろ? 僕だってそれなりに興味の有る女なんだ」

提督「まぁ、善処すぅっ…………悪かったよ。お前だけ見るから、肘を当てないでください」
351 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:14:54.59 ID:AE0UJGDCO

< 本当許してくださいよ…… >









雲龍「ふぅ……あったかい」

提督「そりゃな」

雲龍「……初月、どう思ってるの? 」

提督「どうも? いいやつだとは思うし相性もいいよ」

雲龍「ええ」

提督「で、言い訳にしか聞こえないだろうけどさ、雲龍」

雲龍「何? 」

提督「偶々奇跡的な巡り合わせで俺を許してくれて、
俺の好きなタイプで、好きでいてもいい女の子が周りに沢山いただけなんだよ、俺は」

雲龍「そ」

提督「あぁ」

雲龍「で、そこに初月が入らない理由は? 」

提督「そりゃお前……えーっと…………あー? 」
352 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/13(水) 23:16:48.41 ID:AE0UJGDCO

< その日の気分で始めてしまえればいいのに、なんて >








提督「まぁ、冗談だけど。…………何度も言うけどさ」

雲龍「ええ」

提督「俺を捕らえて、どっか逃げてくれればいいんだ。
クズで流されるままな俺はね、逃げ着いた先ではお前しか見れないよ」

雲龍「できるとも思えないし、仲間を捨てられるとも思えないの、私」

提督「できたとして、さ。一縷に賭けてみてもいいんじゃねぇの? 」

雲龍「してほしい? 」

提督「望んでるのかもしれないぜ」

雲龍「そう…………ね」

提督「ん? 」

雲龍「そんなことしたらあなたの罪が軽くなっちゃうじゃない。絶対に、してあげない」

提督「ッ…………そう、か。うん、それがいいさ……お互いね」
353 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2018/06/13(水) 23:17:15.04 ID:AE0UJGDCO

ありがとうございました
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/13(水) 23:17:50.75 ID:GNzwYhk2o
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 06:17:53.86 ID:VUiob6t0o
おつ
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 06:43:41.97 ID:SM0Tm1YI0
乙乙
357 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:44:23.41 ID:1T7yD8oFO

< 女は海なの、懐広いの何でも許すの >









江風「…………? 」

海風「どしたの? 」

江風「や、なンかよく分からない液体みたいな個体みたいなゴミらしいゴミというか……これ何だ? 」

海風「あぁ、蝋が縄にくっついちゃったんだね。
雲龍さんか誰かじゃない? SMとかで使ったんだよたぶん」

江風「あぁ、そ……何で、即答した? 」
358 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:45:07.56 ID:1T7yD8oFO

< ファッキューテイソーカンネン >








雲龍「あぁ、ごめんなさいね。袋から少し漏れちゃったみたい」

江風「勘弁してくれ……絨毯ごとか」

雲龍「まさかあそこまで無理矢理高めてくれたのにシートなんて使うわけにもね」

江風「無駄な気遣いだろそれ……しないでやれよ」

雲龍「セックスを楽しもうとしない女よりはマシだと思うけれど」

江風「……あぁン? 」
359 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:45:52.35 ID:1T7yD8oFO

< 結果論というか、結末論 >








雲龍「セックスって楽しいし。
そもそも嫌々で面倒だけどさせてあげてもいい、
程度の男となんて私寝たくないわよ」

江風「そりゃまともな考えに聞こえるけどさ。
雲龍さンが言うと楽しい、の部分しかまともに聞こえないぜ? 」

雲龍「いいわよ別に。どうせあの人にしか捧げないし」

江風「あ、そう……」

海風「貞操観念というべきか偏執というべきか……まぁ、どうでもいいことだけど、私的にも」
360 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:46:25.39 ID:1T7yD8oFO

< 期待してた分です >









江風「で、今度は何捨てにきたンすか」

雲龍「余った蝋燭。買い過ぎちゃったけれどもう使わないから」

海風「その、リュックくらいはある袋に、全部……? 」
361 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:47:13.73 ID:1T7yD8oFO

< 尽きない快楽、或いは愚痴 >









山城「姉さまのトリガーって何だったのかしら。いつの間にか堕とされてるし」

雲龍「快楽でしょう。それか一縷の望み」

山城「あなたには訊いてない」

雲龍「ここ私しかいないけれど」

山城「それでもあなたには訊いてないわ」

雲龍「あっそ。…………何がしたいの? 」

山城「愚痴吐きたいだけ。あなたの意見なんて訊いてないから暫く聞いてなさいな」

雲龍「そんなの龍田にやっ……やっぱいいわ、聞いてあげる。
この上あれまで来たら頭おかしくなりそうだし」
362 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:47:59.88 ID:1T7yD8oFO

< 終局ここで >








龍田「呼んだぁ? 」

雲龍「呼んでない、帰って」

山城「どっか消えて」

龍田「あらあらご挨拶。私ならさっきのに答えあげられるけど? 」

山城「言ってみなさいよ」

龍田「あの人が悪い」

山城「…………あぁ」

雲龍「結局ここに戻ってくるのよね」

龍田「ね? 」

高雄「…………反論させてほしいものですね、偶には」
363 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:49:02.99 ID:1T7yD8oFO

< 猫のダイエットって付き合うのも割と疲れんですよ? >








提督「そーいやあの猫元気? 」

雲龍「それなりに。最近寝てばかりで少し太った気はするけれど」

天城「姉様の所為ですよね。甘やかして一緒に寝たりするから」

雲龍「あの子が勝手に入ってくるのよ。私も毛だらけで困ってるわ」

提督「いっそお前全裸か下着で生活しておけよ」

天城「誰も困りませんしね」

雲龍「だから私困って……三日に一回私の部屋に来てくれるなら考えるけど? 」

提督「……………………すまん天城」

天城「いいですけど……姉様、それすらどうせ得られないなんていうのは自明でも自嘲でも悲しいと思いません? 」
364 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:51:47.09 ID:1T7yD8oFO

< 俺が悪いらで終わるんだからこれ以上はね? >








提督「大体な、アホみたいな運動量と意味不明な努力でスタイル維持できるのはお前くらいなものなんだよ」

雲龍「ペットは飼い主に似るって聞くからつい」

提督「つい、じゃねーの」

雲龍「愛があればいいのよ愛があれば」

提督「んなら俺も

雲龍「愛なんて無いでしょう。性欲だけ、下半身野郎」

提督「…………もしかしてお前愛されてる自覚無ぇの? 」

雲龍「自信が無いだけよ。……与えてくれる? 」

提督「ん…………愛は私てるつもりだけど、自信だけは、与えられない代物でしてね? 」
365 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:53:58.66 ID:1T7yD8oFO

< 同類の皆様 >







扶桑「あなた、寂しいときってどうしてるの? 」

雲龍「あの人と遊ぶか、天城に頼るか、時々は誰かで遊ぶか」

扶桑「そんな節操の無い」

雲龍「自分から求めないと誰も手を差し伸べてはくれないのよ? せめて楽しまなきゃ」

扶桑「だってそんな……はしたないでしょう? 」

雲龍「私にそんなこと言われても」

天城「まったくです」

海風「え……私もはしたないってこと? え? 」

江風「ひじょーに言いたかないけどな姉貴……手遅れだぜ、確実に」
366 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:54:48.39 ID:1T7yD8oFO

< そういうことじゃねぇの >








提督「んあ……点棒どこ? 僕の点棒どこ? 」

叢雲「ここ」

提督「マッチは? 」

叢雲「ここ」

提督「返して? 」

叢雲「あんたが勝ったらね」

提督「ぬぬぅ……煙草じゃ駄目? 」

漣「漣たちは吸わないから駄目でーす」

提督「じゃあお前点棒使うのか? マッチ使うのか? おおう? 」

漣「そりゃあ使わねーですけどねぇ……」
367 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/14(木) 23:55:39.20 ID:1T7yD8oFO

< 無辜の誘惑 >









扶桑「ふぅ……あら」

提督「ん? 風呂上がり? 」

扶桑「ええ、提督は? 」

提督「これから」

扶桑「そうですか……お部屋で、待ってますね」

提督「え、何それ俺ねむ…………行っちゃったし」
368 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/15(金) 00:01:10.08 ID:o9me7/VzO

<姉妹哀ストーリィ >








扶桑「どうしましょう……流れで誘ってしまったわ」

山城「知りませんよ、勝手にしてください」

扶桑「…………山城」

山城「嫌ですよ、何で姉さまの為に自分の尊厳捧げなきゃいけないんですか」

扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………山城? 」

山城「だから…………あぁもう、この際言いますけれどねッ」

扶桑「え、ええ」

山城「姉さまがあれに溺れたいように、私だってあれに女として見てもらいたいんです。
姉さまに妹以上の存在だって思ってもらいたいんです。
私の心をここまで踏み躙るなんて龍田でしませんよ」

扶桑「…………」

山城「姉さまッ」

扶桑「……………………出てって」

山城「姉さま……? 」

扶桑「私が悪いのなんて分かってるわ。それでも……それでも、私は私であることに耐えられないから」

山城「…………姉さまなんて嫌いです」

扶桑「ええ」

山城「では、私は龍田とでも飲んでます。…………本当に、大ッ嫌い。姉さまもあの男も……こんなに女々しい、私も」
369 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/15(金) 00:01:41.30 ID:o9me7/VzO

ありがとうございました
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/15(金) 00:16:42.30 ID:Tlsio1m+o
お疲れ様です
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 07:36:38.63 ID:dQLDc2wEO
あ、あの山城が姉様に嫌いって言っただと……ほかのSSでもなかなか見ないぞ……
372 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:44:35.83 ID:8LJe6T9VO

< 悦楽天使 >









鹿島「フ-……龍田さんがいないと物足りませんね」

あきつ丸「喫煙者の艦娘はそれなりにいるはずだが……フ-」

鹿島「私だって誰とでも仲良くなれるわけではありませんから」

あきつ丸「そうか。…………相変らずそのメンソールか」

鹿島「美味しく感じるわけでもいつでも欲しくなるわけでもありませんし」

あきつ丸「フ-……やめてしまえ。お前には、似合わん」

鹿島「似合わないものを自分の為にこなしてくれる。
そういう女はそれなりに立場のある男性に好かれるんです」

あきつ丸「ハンッ、幻想を売って理想を贖うわけか」

鹿島「ええ、それが近道だと思ったので……フ-……っほ」

あきつ丸「そうか。今更貴様に忠告などお節介だろうが…………堕ち方を間違えたな、お互いに」
373 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:45:36.51 ID:8LJe6T9VO

< 616事項 >








提督「ふぁ……何で早朝からシャツワンピなんて着てるわけ君」

愛宕「高雄と寝て窓から外見た後なの」

提督「あ、そう……煙草でも吸ってたら最高だね、高雄が」

愛宕「あら、よく啼いてた女の子は高雄の方よ? 」

提督「だとしても、さ。フ-…………おはよ」

愛宕「おはよ」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………おめでとう。ありがとう」

愛宕「どういたしまして。…………ありがと」
374 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:47:01.48 ID:8LJe6T9VO

< これが何にも代え難いものなのです >








提督「まぁ、でも……クク、有り得ないよな」

愛宕「誕生日の前日に姉と絡まってたことが? 」

提督「それもだけどさ。俺なんかがこんなに幸せなことが」

愛宕「馬鹿ね。私といて不幸せになるなんてそれこそ有り得ないじゃない」

提督「はは、そう、だな……うん」

愛宕「クズだとかそういうのは忘れましょう?
クズが幸せになっちゃいけないなんてことはないの」

提督「ん…………いつかさ、子供ができたら」

愛宕「うん」

提督「お前の心を独り占めできなくなって、泣くかもしれないよ」

愛宕「泣いてなさいよ。私も一緒に泣いてるから」

提督「ふ、ふふ……そっか、そういう……いや、悪いな気持ち悪い笑い方して」

愛宕「本当ね。……………………大好き。こんな私にすら分かる程愛してくれて、ありがと」

提督「こちらこそ、ですよお姉さん」
375 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:48:42.32 ID:8LJe6T9VO

< それはさておき閑話休題の反対の余談っぽい何か >








雲龍「女物の財布って」

天城「ええ」

雲龍「どうも何か引っかかるのよね。そもそも私デザインが気に入らないわ」

天城「はい? 」

雲龍「男物の黒っぽいやつが欲しい」

天城「まぁ、そういう女性も……次の誕生日はそれにしますか? 」

雲龍「嫌よ。ファッションにも私にも合わないじゃない」

天城「…………あのですね」
376 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:49:23.66 ID:8LJe6T9VO

< いや、嬉しいんだけどね? >








龍田「はぁい、おめでとぉ〜 」

山城「仕方無いから用意したわ」

涼風「まぁ、前から世話になってたしな」

旗風「お気に召すかどうか」

初月「センスは姉さんのだから、大丈夫だ」







愛宕「嬉しいしセンスもいいし私が欲しかったものばかりなんだけどね? 」

高雄「ええ」

愛宕「香水とかペディキュアとかに混じって鰹のたたきセットってどうなの? 」

高雄「…………は? 」
377 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:50:01.73 ID:8LJe6T9VO

< 翻って古参面子 >








高雄「ん……まぁ、それなりに吟味してるわ」

江風「愛宕さンには、これだ」

雲龍「大切にはしなくてもいいけど感想は頂戴」

Littorio「また来年も祝わせてくださいね? 」

瑞穂「愛宕さんが一番難しかったかも、です」







愛宕「嬉しいんだけどね? ね? 」

龍田「え、ええ」

愛宕「雲龍以外みーんな食べ物って何なの? 確かに私の好きそうなものだけだけど! ちょっと! 」

龍田「はぁ。…………私からするとそもそもあなたの舌に問題があるとしか思えないけど? 」
378 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:51:46.45 ID:8LJe6T9VO

< 好み >







愛宕「何? 私の舌がおかしいって言うの? 」

龍田「お料理の上手さとかじゃなくてね? 女子としてはアレな部類でしょう絶対」

加賀「そんなわけ」

天城「無いですよね」

山城「まったくよ」

龍田「…………ほらね? あなたの擁護ってこの面子なのよ? 」

愛宕「…………」
379 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:52:27.44 ID:8LJe6T9VO

< 原因は >








提督「え? イヤリングだけど」

江風「だろ? 」

愛宕「うん? 」

江風「今回テートクが何選ぶか全く分からなかったからな。
テートクと被ったら目も当てられないし安牌選ンだンだ」

海風「だよね」

天城「やはり」

加賀「そもそも恋人でもないのに装身具だとかを贈るのもどうかと思ったし」

高雄「みなさいな。やっぱりあなたの所為でしょう? 」

提督「え、そんなこと……うーん? 」
380 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:53:52.91 ID:8LJe6T9VO

< お出掛けには時に託児( ? )も >








愛宕「まぁ、ヘアミストとかハンドクリームが逆に浮いてるのが自分の所為だとは思いたくないものよ」

龍田「それを使って磨いた身体をあの人に見せると思うと…………あぁ、気持ち悪くなってきた」

愛宕「はいぃ? 」

龍田「よく考えたら装身具も似たような感じだし、
ボディケアもヘアケアもモロだしリップとかもうあれだし……あらぁ〜 ? 」

愛宕「あらぁ〜? はあなたでしょうよ……」

山城「何であなたこう都合の最悪なときに悪酔いしてるのよ……馬鹿」

龍田「んー? 」

山城「…………行きなさい。仕方無いから引き受けてあげる」

愛宕「ありがと。…………今日だけはお願いね、それ。今度埋め合わせは、するから」
381 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:54:53.64 ID:8LJe6T9VO

< 自己否定した気がしたものの否定しなければならない気がして >









雲龍「……………………Zzz」

江風「まーた寝た……テートクとか誰か仲良いヒト消えたらいっつもこれだよ」

涼月「食事中の寝落ちが茶飯事ってどうなのでしょう」

初月「自由でいいじゃないか。どうせ誰も気にしない」

漣「それ雲龍さんだから、っていう理由で気にされないってーかさ」

海風「初月が言うんなら間違ってるんだね、とかさ」

叢雲「あいつとツーカーなやつなんて信じられるわけ無…………うん、信じられるわけないじゃない? ね? 」
382 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:55:41.78 ID:8LJe6T9VO

< 場末というには騒がしいけれど >









龍田「あぁ〜…………本気で気持ち悪い」

山城「飲み過ぎ。ペース落としなさいよ」

龍田「十四代……? …………ん」

山城「はぁ…………はい」

龍田「ありがとぉ…………注いでくれるのね」

山城「極論あなたがどう醜態晒そうと関係無いもの。
愛宕に頼まれた分の相手くらいはこなしたし」

龍田「そ。……………………煙草、付き合ってくれる? 」

山城「いいわよ。…………私も、少し自分を痛めつけたい、ところだったし」
383 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:57:03.38 ID:8LJe6T9VO

< 私の男 >







加賀「あの人にね、訊いてみたことがあるの」

高雄「? 」

加賀「一番タイプな女は誰ですか、って」

高雄「龍田さんでしょう? 」

加賀「分かるの? 」

高雄「何年あの人の隣にいると思っているんです。
嫉妬だとかとは別に、私がなりたい私も別にして、それくらい分かります」

加賀「そ、そうなの」

扶桑「…………私、本当にまずい選択したのかもしれないわね、この分だと」
384 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:57:57.59 ID:8LJe6T9VO

< 今とか昔とかいつかとか、結局今からの視点なの >









加賀「でも、Bismarckだと言うこともできるのじゃなくて? 」

高雄「いいえ。確かに嫉妬も湧かない程仲はいいみたいですけれどね」

加賀「ええ」

高雄「あのヒトは正反対なヒトですよ。だからこそあぁなって、今があるんです」

加賀「ふぅん……? 」

扶桑「…………何だか頭痛くなってきたわ。
何が言いたいのか分からないのに分かってる気がしてきたもの」
385 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/16(土) 23:59:06.18 ID:8LJe6T9VO

< 愛を知ればこそ痛みも深く、その逆もまた >








提督「ふぅ……ご満足いただけました? 」

愛宕「何に? 」

提督「私めにございます」

愛宕「それはもう。今ならお財布ごと募金でもできちゃいそう」

提督「いつだったかのプレゼントだけどな、それ」

愛宕「そういうことじゃないでしょう? それとも気にした? 」

提督「いーえ。こんなに幸せそうな女の子と夜の街歩けるなんて最高だよ」

愛宕「そ。…………あったかいわね」

提督「うん? 」

愛宕「手、繋いでるから。…………世界が冷たいからあなたを好きになったなんて思わない。
でも、今寒いからあなたの暖かさを感じるのは、本当」

提督「天気に感謝、だな。…………ハッピーバースデー、愛宕」
386 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/16(土) 23:59:33.29 ID:8LJe6T9VO

ありがとうございました
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 00:52:03.28 ID:iKE6dY3oo
388 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2018/06/17(日) 23:50:23.68 ID:9yGTdBshO

< どんなときだって熱い夜の次の朝は >








愛宕「む……ぅん? 」

提督「あん? 何やってんの? 」

愛宕「ベッド下に落ちたブラ取ろうとしてるんだけど微妙に届かないの」

提督「いい加減起きろ、ってーかその姿勢じゃあな」

愛宕「あなたは取らなくていいからね? シャワー浴びてきたんならドライヤーでも使ってて」

提督「はいはい。でもよく起きないで見つけたなそれ」

愛宕「踏んで転びそうだったから蹴り入れたの、昨日」

提督「あぁ、そう……分かるけど何か雰囲気考えると間抜けだな、それ」
389 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2018/06/17(日) 23:51:04.21 ID:9yGTdBshO

暫くちょっと来ないような……そうでもないような

ありがとうございました

390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 23:52:32.49 ID:ftXkVW+UO
おつです
ゆっくり楽しみに待ってます
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 00:15:11.28 ID:/wzitcAL0
乙です。ゆっくりいつまでも待ってるんでゆっくりで大丈夫ですよー
392 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:42:34.16 ID:HJoUyxSZ0

< 別の問題からさらに他のヤバさへ >







愛宕「私たちの遺伝子って仮に子供が産めるとしてどう遺伝するのかしら」

高雄「はい? 」

愛宕「例えば祖父母に似るとか、曾祖父母に似るとかあるでしょう」

高雄「うぅん? 」

愛宕「金髪は劣性遺伝子だから無いとして、
私の子供が高雄に似てたりなんかもするのかしら、って」

高雄「あ、あぁ……人間なら姉の子が妹に似る、とかあるものね」

愛宕「ええ。可能性としてあり得るのかなって」

高雄「む…………じゃあ」

愛宕「んー? 」

高雄「黒髪黒目な私の息子と淡い黒髪黒目なあなたの娘が子を産んでみたらどうかしら」

愛宕「あぁ、孫世代なら分か……うぅん? 」
393 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:44:00.16 ID:HJoUyxSZ0

< 昨夜はしこたま飲んでました >







加賀「…………味噌汁」

雲龍「どうぞ」

加賀「ありがとう」

江風「酒くっさ、酒くせぇですよ加賀さン」

加賀「ごめんなさいね。……ふぅ、美味しいわ」

雲龍「ありがとうございます」

加賀「ん……………………いいお嫁さんになりそうね、あなた。愛してるわ」

雲龍「そんなこと……ん、勿体無い、です」

阿賀野「雲龍さんが真人間に見えるっ? 」

能代「加賀さんが駄目過ぎるだけでしょ、どう考えても」
394 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:44:51.68 ID:HJoUyxSZ0

< 幸せならいいと言いつつも >







愛宕「でもそれならあの人の隣にいる私も真人間に見える筈じゃあ」

高雄「クズに絆された馬鹿女程度でしょう。同情はされるかもしれないわね」

愛宕「そう見えてる? 」

松風「えっ、いや、あー……どう? 」

旗風「……話を振らないで」

Littorio「つまりそういうことね」

愛宕「…………はぁ」

提督「んな恨めしい顔されても……どうしろって言うんだよ俺に」
395 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:45:54.15 ID:HJoUyxSZ0

< 知らない人から見ればまぁそれなり >







龍田「女が女にされる壁ドンって……」

漣「たぶんそれ元々の壁ドンじゃねーと思いますけど、何です」

龍田「? ……割りときったないわねって。欲望が透けて見えるわ」

漣「いやいやいや……見た目だけなら結構華やかでしょ。誰と誰か知りませんけど」

龍田「山城が扶桑にされてたの、さっき」

漣「あぁ、汚ったないですね。欲塗れで吐き気がします」

瑞穂「酷過ぎませんかさすがに……分かりますけれど」
396 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:46:36.78 ID:HJoUyxSZ0

< 聞かされる方が嫌な気がして…… >







明石「分かっちゃうんですか瑞穂さぁん……」

瑞穂「だって明石さんもそう思うでしょう? 否定できます? 」

明石「できるわけないじゃないですか。反吐が出ますよ」

加賀「はぁ。…………そもそもの話扶桑が何故そんなことをしたのかの方が気にならないの? あなたたち」
397 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:49:31.36 ID:HJoUyxSZ0

< 聞いてた >






明石「や、だって理由訊いてですよ? 」

加賀「ええ」

明石「扶桑さんが山城さんのこと手籠めにしようとしてたとか聞いてもね?
半笑いで別の話始めますよ私」

龍田「次の日の二人とか近寄りたくもないものねぇ」

瑞穂「どうせ巻き込まれるならできるだけ遅い方がいいですもの」

加賀「そう……そう聞くと確かにそうね、気持ち悪いかも」

扶桑「あなたたちね……さすがに、怒るわよ? 」
398 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:52:00.67 ID:HJoUyxSZ0

< どうせそんなことだろうと >






明石「じゃあ、訊いて差し上げますけどね、何でそんにことしてたんです」

扶桑「山城がやってって言うから」

明石「ほらぁ……」

龍田「扶桑からしたわけじゃないのに扶桑が主体なのが肝ね」

加賀「……はぁ」

瑞穂「瑞穂もこんな風に見られて……いえいえ」

山城「あなたがっ、カードで負けた罰ゲームでっ、やらせたんでしょうがっ、龍田っ!」

龍田「んふ……てへぺろっ? 」
399 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:54:22.53 ID:RKzMeVQ10

< だって自分関係無いし >






龍田「でも、ドキドキしたでしょう? 」

山城「そりゃあ……そうでしょう」

龍田「扶桑だって楽しかったわよね? 」

扶桑「まぁ…………いえ、これ否定しないと何だか不味い気が」

加賀「あの人はバイでもストレートでも気にしないよ」

扶桑「……………………そう、そうだったわね」

瑞穂「加賀さんもあんまり余計なこと言わない方が……いいですけどね、別に」
400 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:57:01.75 ID:X58c6V8e0

< “ こんなこと ” >






提督「へい上がり。漣くんは富豪から京落ちっすね」

漣「ふぇー……やってらんね。何でこんなクズに負けなきゃならんねーん! 」

叢雲「弱いからよ。今生で徳でも積んで来世に賭けるのね」

漣「うぅ……」

初月「なるほどそうか。お前は前世で徳を積んだからこんなことができるわけだな? 」

提督「そうかもしれ

初月「じゃあ、来世は終わってるな」

提督「」
401 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 22:58:29.68 ID:X58c6V8e0

< 輪廻転勝 >







漣「ま、来世どころか十世代くらいは余裕で無生物でしょこの人。塵とか芥」

提督「や、せめて生き物にしてくれよ」

初月「ミドリムシとか? 」

漣「ミドリムシに失礼」

初月「じゃあ硅藻? 」

漣「ご主人様には烏滸がましいかな」

初月「む……それなら、ふふ、“ 艦娘 ”とか? 」

漣「それだッ! 」

能代「随分とエッジが効いてますけど……あぁ、スキモノの鬼畜に飼われるとかそういう」

江風「さすがにちげーだろそれは……えぇ? 」
402 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 23:00:15.50 ID:X58c6V8e0

< どうやれば勝てるレースなのかは誰も知らない >







提督「龍田改二さん」

龍田「何でしょう、提督改Xさん」

提督「呉に来ないかって」

龍田「行かない。あなたが許可したら泣くわ」

提督「ハンッ、泣かないだろうが」

龍田「泣く。……縋って泣いて、殺した後にまた泣くかも」

提督「そんなわけ」

龍田「今ここで、泣けるわよ? 」

提督「やれるもんならやっ

龍田「ッ…………ーーーー

提督「」

山城「馬ッ鹿じゃないのあなたたち……どっちが悪いかみたいなチキンレースなんてやめなさいな」
403 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 23:01:28.98 ID:X58c6V8e0

< 保護者の方にはもう少し早く >







山城「よく半笑いで目元と声音だけ泣けるわね」

龍田「半分本音だから半分だけ泣けるの、私」

山城「はぁ。……あなたも図に乗り過ぎ。あと乗ったら最後までクズでいなさい」

提督「……はい」

龍田「…………」

山城「…………」

提督「…………はい」

高雄「あのですね……この馬鹿これでも重職に就いているんですよ。壊さないでくれません? 」
404 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/26(火) 23:10:01.11 ID:X58c6V8e0

< ストレス溜まるとちょっとね…… >






愛宕「なんというかね、信じられないでしょうけど馬鹿みたいに真面目なのよ、あの人」

瑞穂「はぁ」

愛宕「ガキみたいな純真さ、というか。女の子は守らなくちゃいけない、みたいな」

瑞穂「なるほど」

愛宕「勿論私の方が物理的には圧倒的。
だからこそ矛盾とか乖離に苦しんでるところもあるの、あの人なりに」

瑞穂「ええ」

愛宕「だけどね、変わらないの。
車道側は自分が歩くとか、荷物は二人の間側の手で持たない、とか」

瑞穂「彼らしいですね」

愛宕「でしょう? そういうところもいいところなんだけどそれすら深読みして穿って自己嫌悪してるのあの人」

瑞穂「クズの自覚を嫌悪している、と」

愛宕「そう! そうなの! 分かる? 」

瑞穂「ええ、ええ……分かりますとも」






涼風「誰かあれ助けてあげた方が……顔死んでるよ瑞穂さん」

伊14「ヤ。お酒不味くなるもん」

初月「まったくだな。……肝心の男はどっか消えたし、相変わらず最低だなあいつ」
405 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/26(火) 23:10:46.13 ID:X58c6V8e0

お久し振りです……

ありがとうございました
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 23:37:57.54 ID:PtZjoYqp0
乙 待ってた
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 00:01:09.30 ID:jDuTN8Kf0
乙です。待ってました!
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 02:26:55.63 ID:sMQjQPFSo
409 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/27(水) 23:50:59.44 ID:18gqYhWr0

< 見ているのもそれはそれで >







提督「ふぅ……ただいま」

高雄「んっ、おかえ、りなさい」

提督「ぅ…………、ん」

高雄「ぁ、んん…………っフはぁっ……ん」

雲龍「おかえり」

提督「ん…………いつ現れたお前」

雲龍「最初から。給湯室でお茶淹れてただけだし」

提督「…………」

高雄「…………」

雲龍「続きは? 」

提督「するかよばーか! 」
410 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/27(水) 23:51:31.43 ID:18gqYhWr0

< 見せつけるのもそれはそれで >







雲龍「そもそも気付いていたでしょう、高雄」

提督「は? 」

高雄「当然ですね。というか雲龍さんに緑茶頼んだの私ですし」

提督「は? …………はぁ? 高雄、さん? あのー? 」
411 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/27(水) 23:52:11.84 ID:18gqYhWr0

< 誰がおかしいかというと >







高雄「何です。したいからしたんでしょう? 」

提督「や、そりゃ……えぇ? 」

高雄「それとも、ヤだった……? 」

提督「嫌じゃない」

高雄「ね? 」

提督「う、ん……? 」

雲龍「大体……たかがコンビニから帰ってきたくらいでやる茶番でもないわよね」

提督「まぁな」

高雄「そうね」

雲龍「…………うん? 」
412 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/27(水) 23:54:11.28 ID:18gqYhWr0

< 無いよ >







提督「雲龍と海風二人だとさ」

涼風「何だって? 」

提督「雲龍と海風と俺で3Pしたとするとさ、
体格とか雰囲気とか含めて親子丼みたいだよなって」

涼風「はぁ? 何言ってくれちゃってんの? 」

提督「や、ふと思っただけ」

涼風「あ、そう…………ふっつーに気持ち悪いけど何? 雲龍さん乗り移ってんの? 」

提督「そうそう。私雲龍なの」

雲龍「じゃあ俺に大人しく犯され

提督「ねーわ」

涼風「ねーな」

雲龍「ねーの? …………無いの? 」
413 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/27(水) 23:55:21.68 ID:18gqYhWr0

< なるほど >






涼風「つーかあたいならそーいう下ネタもいけるみたいに思ってない? 」

提督「や、そんなことは、ねぇよ? 」

涼風「あぁん? 泣くぞおい、女だぜあたい」

提督「あぁ。…………それは知ってるんだけどさ、うん。何でかな? 」

雲龍「面白いから」

涼風「なるほど」

江風「なるほどじゃねーよ……変に染まるな馬鹿」
414 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/27(水) 23:57:57.72 ID:18gqYhWr0

< モテるって何だろうね >







提督「どーすればそんなモテんの? 」

初月「馬鹿にしてるのか? 」

提督「や、参考にしようかと」

初月「まだ欲しいのか、クズ男」

提督「欲には果てなんて無ぇよ」

初月「まったく……どんなタイプにモテたいんだ。それによって違ってくるだろう」

提督「お前みたいなやつ? 」

初月「もう落ちてる。これ以上は近付きたくもないが」

提督「本当最高だなお前。……で? 」

初月「そりゃ…………望めば、手に入るさ」
415 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/27(水) 23:59:27.15 ID:18gqYhWr0

ありがとうございました
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 00:11:37.39 ID:nSBWFZzl0


もう駆逐艦一人いっちゃったし、もう何人いっても一緒だよね!
417 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:25:39.27 ID:g2viYBQy0

< 血涙って割と怖いと思う >







雲龍「はぁ……眠い」

涼風「…………」

雲龍「朝からお風呂に入ってもだるいなんてもう…………何? 」

涼風「や、その大きさでよく垂れないなって」

雲龍「あぁ、本当何故なのかしらね。
クーパー靭帯なんてぐちゃぐちゃになってるレベルのことしてるのに」

涼風「内容は聞かないよ。…………はぁ」

雲龍「気にしてるの? 」

涼風「まぁね」

雲龍「ふぅん……あげないわよ? 」

涼風「そういうっ、話はっ、してない! 」
418 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:26:13.20 ID:g2viYBQy0

< さもどうでもいいような >







叢雲「あなた本当にあんなこと気にしてるわけ? 」

涼風「ガチのロリコンってな、ヤバいんだぜ」

叢雲「は? 」

涼風「触ってこなくてもな、視線はキモいし挙動は不審だし何なら近付いただけで……勃ってるし」

叢雲「だから、何の話? 」

涼風「そーいう相手がターゲットだったんだよ。
まだ、エロい女で遊びたいテンプレート権力者の方がよかったなって」

叢雲「……………………処女? 」

涼風「さぁね……どう見える? うん? 」
419 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:27:27.56 ID:g2viYBQy0

< どんな感情も過去も、どれだってあなたの持ち物でしきないから >







提督「なるほど。叢雲ちゃんはその辺気になると」

叢雲「普通は気になるでしょうよ」

提督「そこにさしたる意味があるとは思えないが」

叢雲「割と大事なことでしょ。嫌悪するような相手としか関わってないんだから」

提督「そんなわけ。どんな事情があったかは知らないけどさ、
そもそもあんな立場に追い遣られてる時点で処女とか貞節とか関係無いと思うよ」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………それはあんたが、ぶっ壊れてるからよ。
好きになった相手の過去とか仲間のいつかなんて、考えるに決まってるじゃない」

提督「そうだけど、さ。過去も、未来も、全部今なんだ。
俺は、今目の前にいる叢雲さえいればいいの」

叢雲「…………」

提督「…………叢雲にそこまで思われるなんて、妬けちゃうね」

叢雲「ばーか。…………ばか、莫迦よ、あんたも涼風も」
420 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:28:19.81 ID:g2viYBQy0

< 小鬼の攪乱 >







初月「あのさ……やめた方がいいと思う」

涼月「でも頑張ってつくってくれたんだし」

初月「それでもさ、言いたいことは言おうよ」

涼月「見た目は綺麗だよ? 」

初月「どこに目を付けてるのさ。物凄く目悪くしたりしてるの? 」

涼月「そりゃあ多少形が崩れ

江風「いいよもう! てめーらには頼まねーよもうっ」
421 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:29:16.25 ID:g2viYBQy0

< まぁ、誰かに出すものならね >







初月「まぁ落ち着け。これでも僕はそこそこまともな舌を持ってる。
少々盛り付けと包丁捌きが下手でも味の良し悪しは分かるさ。美味ければ問題無い」

江風「一々腹立つな初月……ン、どーぞ」

初月「それでは、いたたきます。…………」

涼月「いただきます。…………」

初月「…………」

涼月「…………」

江風「…………どう? 」

初月「不味くはないよ。でもやっぱり綺麗な見た目の方が美味しいよね」

涼月「そこ大事だよね」

江風「ンあぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 」
422 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:30:12.71 ID:g2viYBQy0

< また酒が増え睡眠が減る予報ともいう >








江風「ンあぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 」

涼風「うるさい」

提督「勝ったぁぁ! 負けたけど勝ったぁぁぁぁ! 」

高雄「頭に響きます」

江風「次も試合観れるぅぅぅぅ! 」

提督「っしゃぁぁぁぁ! 」

加賀「うるさい! サンが起きたでしょうが! 」

江風「」

提督「すまん」

雲龍「別にいいけど……そんなにこの子も気にしてないわよ? 」
423 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:30:59.28 ID:g2viYBQy0

< 惨禍残し >






江風「」

提督「やったぜ」

江風「」

提督「次も一緒に観……どした? 」

江風「……………………加賀さンが未だ嘗て無い形相だった」

提督「うぅん? 」

能代「そりゃあ提督は見たこと無いでしょうけどね…………はぁ」
424 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:31:36.76 ID:g2viYBQy0

< 鬼の角乱 >







雲龍「何でそんなに怒ったんです」

加賀「初めて私の腕で寝てくれそうだったのに、抱いて座っていても逃げなかったのにっ」

雲龍「うぅん? 」

加賀「何故、飛び起きて、私の腕を裂いてっ、逃げてっ、あなたの腕にっ、飛び込むのよっ」

雲龍「さ、さぁ? 」
425 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:32:33.69 ID:g2viYBQy0

< 瑣末事 >








天城「というか加賀さん、血が」

加賀「…………」

天城「あのー……」

加賀「…………__! 」

提督「ん? 」

加賀「酒! 」

提督「んー……マッカランの二十五年でいい? 」

加賀「早くっ」

提督「はいはい。……お前もいる? 」

天城「当然いただきます。…………ですけどね、首筋から滴ってますよ? 加賀さん? 」
426 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:33:18.15 ID:g2viYBQy0

< 妬け酒 >







加賀「……………………」

漣「こりゃあれっすわ、所詮球蹴り如きに恋人奪われた顔ですわ」

初月「女々しいにも程があるな」

漣「まーね? ある意味女の完成系なヒトだし? 」

初月「だとして負け犬だろう? 一番になれず猫にも逃げられ」

漣「っすねー。今なら加賀さんでも泣かせられる気がす

提督「持ってきたぞ」

加賀「ん」

提督「はいはい。…………せめてグラス合わせるまでは待ってほしかったなぁ……」
427 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:33:56.81 ID:g2viYBQy0

< 姫にはお部屋にお帰り願いました >







雲龍「またね、サン」

明石「アホなおっさんと惨めなおばさんには反省してもらいますからねー? 」

雲龍「あ? 今何て言ったのあなた」

明石「冗談ですって。……こんなんなるならそもそも一緒に観なきゃいいのに、マジで」
428 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/06/29(金) 01:34:55.50 ID:g2viYBQy0

< 割とそういう人も多かったです、あの国 >








GZ「…………」

WS「なるほど……なるほど」

GZ「…………」

WS「この国が相手になるのね」

Aquila「ほぅー? まだ一位通過なんて確定してませんけどー? 」

WS「馬鹿ね。我が祖国が勝利するに決まっているもの」

Aquila「ふーん? 今のちゃんと覚えてますからね? 」

WS「お好きにどうぞ。出場すらできなかったsky blueさん」

Aquila「…………ほう? 」

WS「ふふ……」

GZ「あのだな…………私は単に眠いだけで……別にFußballに興味があるわけではないのだが」
429 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/29(金) 01:36:55.65 ID:g2viYBQy0

祝杯用に買ったボウモアはお預け……

ありがとうございました
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 03:10:36.15 ID:vYZUkWiK0
乙です。
とりあえず決勝Tには行けたけどちょっと納得のいかない結果でしたねぇ……
431 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/06/30(土) 23:15:07.40 ID:lfWs6ei1O

< 昨日の今日ですが >







提督「明石くんさ」

明石「はい? 」

提督「俺は嬉しいし楽しいからいいけど」

明石「ええ」

提督「瑞穂はどうするんだ? こんな二人で遊びに来て」

明石「どうもしませんよ。……でも、そのうち二人で刺されるかもしれませんね」

提督「勘弁してくれ。寧ろ今回に限っては俺よりお前の方が悪いだろう」

明石「瑞穂さんがそう思ってくれればね」

提督「…………」

明石「ま、私だって誕生日くらいあなたといたかったんです。
あなた風に言えば、これくらい瑞穂さんも許してくれる、と思いますよ? 」
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 03:31:07.99 ID:Mz7HVvi60
乙?
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 03:45:01.88 ID:XJ+e2N1r0
寝落ちかな?お疲れ様です。
434 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:36:06.09 ID:Yu7Rgx0l0

< ときにはこんな一日も >








提督「やー、俺って大抵の人間よりクズだけどさ」

天城「そんな生易しいものではないと思いますけれど」

提督「それでもなけなしの恥と男としてのプライドくらいはあるんだよ」

雲龍「そうだったの? 」

天城「あんな声で啼くこともあるのに? 」

提督「そ、それはまた別の問題だろう」

雲龍「そうかしら」

天城「寧ろストレートに関わってますよね」

提督「あ、そう…………で、俺の女装なんて何が楽しいんだよ。アホなの? 」
435 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:36:47.78 ID:Yu7Rgx0l0

< 女装なんて全力回避 >








雲龍「まぁ、ほら。女装男に犯されるのも楽しいかと思って」

天城「物凄く意味が分からない絵面ですよ……天城はそれ嫌ですし」

提督「困惑通り越す謎プレイだなおい。なんならお前は男装してくるか? 」

雲龍「と言っても男装らしい男装なんてバーテンダー衣装とスーツくらいしか無いわ」

天城「! それなら天城と二人であちらにいきましょう? いいですよね? 」

雲龍「ん、んんっ? 」

天城「ちなみに天城はスーツの方が好きです。
ポケットチーフは天城が整えますからねっ」

雲龍「え、ちょ……えぇっ? 」

提督「どーぞどーぞ。…………頑張れ、お姉様」
436 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:37:19.03 ID:Yu7Rgx0l0

< 独りよがりのひととせ >








龍田「あの子も結構レズ気味なのねぇ〜 」

提督「レズってーか、姉キチだな」

龍田「あら私」

提督「お前みたいに徹底してはいねぇよ。
天城は目の前に雲龍がいて、幸せじゃないと生きていけない」

龍田「あらあら……」

提督「フ-……」

龍田「フ-……」

提督「…………天龍、呼んでほしいかい? 」

龍田「ご冗談を。天龍ちゃんは、私なんかといちゃいけないわ」

提督「俺もそう思うが……天龍がどう思うかだな」

龍田「そんなものどうでもいいもの」

提督「あぁ。……フ-…………正しいけど、正しくないよ、龍田」
437 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:38:02.06 ID:Yu7Rgx0l0

< 甘い瘴気漂わせ >







あきつ丸「笑い話を一つ、いいか」

時雨「聞こうか」

あきつ丸「ある所に努力を重ねて自らの目標に手を届かせた女がいた」

時雨「あぁ」

あきつ丸「だが、それでも結局その女は満足がいかなかった。
一つの目標は新たな壁の認識でしかなかったのだ」

時雨「ありがちな話だ」

あきつ丸「だが、女は凡百の間抜けではなかった。
壁を見つけ、壊し、見つけ、倒し、見つけ、貫いていった」

時雨「羨ましいね」

あきつ丸「その先にあったのは……何だと思う? 」

時雨「ふふ、笑い話じゃなかったの? 」

あきつ丸「時雨の答えを笑い話にしようと思った」

時雨「あっは…………芸人でも何でもないんだけどね、僕。
悪いけど愉快なオチはつけられそうもないや」

あきつ丸「そうか。笑えない笑い話など得意だと思ったのだが……ふふ、見込み違いだったでありますかね」
438 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:38:37.77 ID:Yu7Rgx0l0

< えっ? >







鈴谷「あーいうあきつちゃんには近付きたくないの、鈴谷」

春雨「ああいう時雨ちゃんも嫌ですよ」

鈴谷「こーいうとき龍田か山城がいるといいよね」

春雨「混ぜっ返してぐちゃぐちゃにしてくれるから? 」

鈴谷「もっと意味不明で暗い話で終わらせてくれるから」

春雨「そう……それ、どこがいいんですか? 」

鈴谷「うん? 」
439 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:39:19.21 ID:Yu7Rgx0l0

< 結局は、私は私であなたはあなたなのです >








鹿島「努力は報われます、必ず」

あきつ丸「ハンッ、そうだといいな」

鹿島「正確に言うならば私の努力、ですが」

あきつ丸「ほう? 」

鹿島「プロのスポーツ選手、芸能人、一級の職人。
そういった方たちが同じことを言うならばそれは欺瞞です、断言してもいい」

あきつ丸「ふん……拝聴致しましょう、鹿島先生」

鹿島「……でも、這い蹲って、藻掻いて、苦しんで、
それでもなお努力は報われるのだと吐き続けることが、努力です」

あきつ丸「…………」

時雨「つまり、努力の価値を説くことができるのは、
苦しみの中で努力し続けているその瞬間の人にしかできないってことだね」

鹿島「そうです。だから、いつか私が道化になったときこそ終焉です。
私が、私の使命を終えたときなんですから」

赤城「龍田が聞けば泣くでしょうね。
こんなにも……嗚呼、成長し枯れる前の華を咲かせたというのなら」

浜風「ん、んんっ……? 」
440 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/02(月) 23:40:02.97 ID:Yu7Rgx0l0

< 偶然通りかかっただけですってば >








あきつ丸「なるほど。…………それで? 」

鹿島「はい? 」

あきつ丸「努力に努力を重ね、辛きに辛きを積み上げる鹿島先生の話は分かった。
それで? 今現在の努力はどれだけの壁を破砕したのでありますか」

鹿島「ーーーー」

あきつ丸「…………」

鹿島「ーーーー」

あきつ丸「……………」

時雨「悲しいことだね」

赤城「或いは喜劇と言えるでしょう。所詮、私たちにできることなんて限られていますからね」

Pola「あら〜……真面目な話? 伯爵は何でここに連れてきたのぉ〜? 」

GZ「連れてきたわけでは……ほら行くぞ間抜け。私ばかり睨まれているではないか」
441 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/07/02(月) 23:40:37.57 ID:Yu7Rgx0l0

これからも変に切れることは多々有るかと……

ありがとうございました
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 00:14:40.63 ID:IFXF04iLo
お疲れ様です
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 01:11:51.84 ID:ErQ5Y/Mvo
おつおつ
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 01:56:20.34 ID:tfOw1rUa0
乙です。
445 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/04(水) 23:26:40.07 ID:ZQtH2EEC0

< 何もできない >







提督「…………んぁ……Zzz」

初月「間抜け面だな」

叢雲「そうね。正しく間抜け面」

初月「…………」

叢雲「…………? 」

初月「早起きして窓辺で読書を始めたこいつなんて最高の玩具なんだが……。
どうもどこからか見られている気がするな」
446 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/04(水) 23:27:47.69 ID:ZQtH2EEC0

< なるほど >







愛宕「とか言われてるけど? 」

高雄「はぁ。……私が出なくても何かあれば叢雲さんがいるでしょう? 」

愛宕「その叢雲がまさかの裏切り者だったとか」

高雄「馬鹿な。私が億が一失望して自死を選んでも側に居続けるのが彼女だもの」

愛宕「なるほど」

初月「なるほど」

漣「なるほど」

叢雲「なるほど、じゃないんだけど馬鹿じゃないの? 」
447 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/04(水) 23:28:23.93 ID:ZQtH2EEC0

< いい笑顔 >







提督「ってもな、初月」

初月「目覚めて開口一番コーヒーを所望した馬鹿が何だ」

提督「…………肌ワイ体育座りでコーヒーカップ持った女の子に起こされた夢を見たんだ」

初月「阿呆かお前は。それはな、夢ではなくて記憶というんだよ」

提督「ふぁ…………」

初月「…………」

提督「…………ねむ

高雄「コーヒー、はいりましたよ」

提督「ありがとう、高雄」

高雄「いえ」

初月「変わり身の早さといったらないな……まったく」
448 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/04(水) 23:29:04.99 ID:ZQtH2EEC0

< 何故か、ねぇ…… >






提督「だけどな……眠いぞ」

初月「そうかい。……ありがとう、高雄さん。僕の分まで」

高雄「いいえ。一人分だけ淹れる方が面倒ですから」

初月「ふぅ……美味いな」

提督「あぁ……負けた」

初月「観てたのか。暇人だな」

提督「で、ついでに今日はずっと起きて漣に付き合ってたんだ」

初月「馬鹿だろうお前」

提督「まぁな……うん、うん、眠い」

初月「寝不足の軍人など更迭ものの阿呆じゃな……でも理由が女じゃないだけマシな気がするぞ、何故か」
449 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/04(水) 23:30:12.87 ID:ZQtH2EEC0

< 食べさせられるのもそれはそれで辛いんですよ、感想とか >







提督「え? 飲ます食わすの拷問? 」

高雄「飲まず食わずですけれど……それはそれで面白いかもしれないですね」

提督「『SEVEN』の序盤か何か? 」

愛宕「というかさらっと拷問を面白いとか言ったけど」

高雄「面白いでしょう? 肥え太ったこの人をまだ愛してしまうのか想像するなんて」

愛宕「あ、そっちかー」

初月「そっちもこっちも無いだろうおい……おい」
450 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/07/04(水) 23:30:39.41 ID:ZQtH2EEC0

ありがとうございました
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 00:04:20.40 ID:MCDiRX0tO
蘭子「混沌電波第161幕!(ちゃおラジ第161幕)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522060111/
蘭子「混沌電波第162幕!(ちゃおラジ第162回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522664288/
蘭子「混沌電波第163幕!(ちゃおラジ第163回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523269257/
蘭子「混沌電波第164幕!(ちゃおラジ第164回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523873642/
蘭子「混沌電波第165幕!(ちゃおラジ165回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524480376/
蘭子「混沌電波第166幕!(ちゃおラジ第166回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525058301/
蘭子「混沌電波第167幕!(ちゃおラジ第167回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525687791/
蘭子「混沌電波第168幕!(ちゃおラジ第168回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526292766/
蘭子「混沌電波第169幕!(ちゃおラジ第169回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526897877/
蘭子「混沌電波第170幕!(ちゃおラジ第170回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527503737/
蘭子「混沌電波第171幕!(ちゃおラジ171回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528107596/
蘭子「混沌電波第172幕!(ちゃおラジ第172回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528712430/
蘭子「混沌電波第173幕!(ちゃおラジ第173回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529353171/
蘭子「混沌電波第174幕!(ちゃおラジ第174回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529922839/
蘭子「混沌電波第175幕!(ちゃおラジ第175回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530530280/
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 01:42:47.60 ID:mkAjKIw0o
おつおつ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 02:11:19.73 ID:PSjBuwFU0
おつつ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 11:32:31.25 ID:/ici4f2y0
乙乙
455 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/05(木) 22:32:07.79 ID:xJK2CtRn0

< 正解って、何かな >






雲龍「ヨガをする、を動詞にするとヨガってるになるのでは? 」

伊14「あんまり聞かないけどなるんじゃないですか? 」

雲龍「え……」

伊14「? 」

雲龍「…………嘘」

伊14「はい? 」

加賀「考えてみればこれが正解なのよね。半端な知識と読解力があるよりは、いっそ」
456 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/05(木) 22:32:45.80 ID:xJK2CtRn0

< 正しくも誤りでもない >







天城「そんな天城が間違っていたみたいな」

加賀「間違っているでしょうどう考えても」

天城「変態ちっくなことが間違っているなんて誰が決めたんです」

加賀「誰かは知らないけれどあなたそれ本気なの? 」

天城「誰が姉様について本気で話すと思っているんですか」

加賀「それもそうね」

雲龍「あの……それ、えぇ……? 」
457 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/05(木) 22:33:54.36 ID:xJK2CtRn0

< 純真であることもある種狂気だとは思うけれど >








雲龍「あなたの妹って無駄に純真なのね」

伊13「無駄では、ない……かな」

雲龍「楽しくないじゃないそんなの」

伊13「イヨちゃんが変な趣味持つよりは、いい」

龍田「あらぁ〜 。何て健全」

扶桑「そもそも楽しくないのは雲龍だけよね」

伊13「ん……イヨちゃんが健全に見えるなんて、おかしい、と思うんだけど、な」
458 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/05(木) 22:34:46.21 ID:xJK2CtRn0

< 矛先 >








漣「当警備府でヤンデレっぽくなりそうなヒトナンバーワンこと加賀さんですけど」

加賀「龍田か山城でしょうそれは。そもそも現実だと高雄の方が」

漣「リアルとかいうクソゲーはどうでもいいんですよ。
漣が言いたいのは加賀さんのヤバ気なところでして」

加賀「私も現実に存在している個人なのだけれど……それで? 」

漣「や、加賀さんは男にいくのか女にいくのかどっちかなーって」

加賀「自分にいくわね。他はプライドが許さないもの」

漣「ほらね? 安心でしょ? 」

提督「…………っすね」

加賀「は? …………は? 」
459 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/05(木) 22:36:56.86 ID:xJK2CtRn0

< どんな感覚なんだろうね本当 >







愛宕「由良の頭ってどうなってるのかしらね」

高雄「さぁ」

愛宕「後頭部にあれだけ重いものがあったらバランス悪くなると思うんだけど」

天城「それは姉様に訊けばいいのでは? あれも結構重いですよ」

高雄「天城さんはいつも結ってあげていますものね」

天城「ええ、中々に楽しいものなのですけれど」

愛宕「分かるわよ? 高雄はあんまり触らせてくれないけど」

高雄「あなたがただ結ってくれるだけなら喜んで任せるけれど? 」

愛宕「んー? 」






涼月「愛宕さんたちだって足下が見えているかも怪しいくらいバランスが……」

初月「姉さんからして怪しいだろう、そもそも。喧嘩でも売ってるのか? 」
460 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/05(木) 22:38:00.97 ID:xJK2CtRn0

< 舐め合う傷に私の毒を >







扶桑「ふふ……あなたは、酷い人です」

提督「そうだな」

扶桑「こんなにも、焦がれているのに……肉の熱さも、世界の冷たさも知っているのに」

提督「誘ったのは、お前だぜ? 」

扶桑「ええ、ええ、そうでしょうとも…………嗚呼」

提督「うん…………あったかいね」

扶桑「…………」

提督「…………」

扶桑「…………あなたのことなんて嫌いだと、断言できてしまえればいいのに」

提督「本当な。それが…………そこが扶桑の、弱さだと思うよ」
461 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/07/05(木) 22:38:27.45 ID:xJK2CtRn0

ありがとうございました
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:00:34.21 ID:TqfMr34E0
おっつ
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 01:28:05.80 ID:W2AZyeheo
おつです
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 08:00:28.32 ID:alvykVjc0
おつ
465 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:11:57.50 ID:FT18TR8+0

< だからできないのか、みたいな >







愛宕「前にね? 高雄と二人で私たちの子供ができたらって話をしていたの」

明石「はぁ」

愛宕「それでね? 金髪は劣性遺伝だから黒髪のあの人には負けるけど孫世代によっては発現する、みたいな話をしたのね」

明石「あぁ、何か変なところでまともですね」

愛宕「で、金髪は世界には普通にいるけど。
ピンクとか紫がかった髪はどうなるのかしらって思ったわけ」

明石「あぁ、私とか龍田さんみたいな」

愛宕「みたいな」

明石「……………………遺伝情報がそもそも異なる、とか? 」
466 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:12:25.67 ID:FT18TR8+0

< さて相手は誰でしょうね >








愛宕「つまりこう見えて私も何某かの欠落ないし余剰があるってこと? 」

明石「あくまで遺伝情報的には、ってことです。
愛宕さんなんて普通に人間ですし私だって髪さえ染めれば然程人外感はありません」

愛宕「そうねぇ。…………だから、か」

明石「はい? 」

愛宕「高雄がね? あの人を人外にした方が早いって誰かと電話してたの。明石も昔冗談で言ってたけど」

明石「言いましたね。……こっちに来てから? 」

愛宕「そう、大湊に来てから」

明石「はぁ。……………………龍田さんでも山城さんでもないとなると……本気でヤバめに思えますねぇ」
467 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:13:24.53 ID:FT18TR8+0

< 主体と自分と >








漣「これでも漣はご主人様のこと結構買ってるんですよ。ルックスも頭も性格も」

高雄「まぁ、存じてますよ」

漣「でもだからこそご主人様が落魄れるところも想像してみたいわけです」

高雄「ん、んん? 」

漣「絵になりますよー。そっから一念発起するのもそのまま腐って死ぬのも」

高雄「……はい? 」

漣「リアルではそうならないって確信してるからですかねー。
妄想のご主人様はそりゃあ酷い有様なんですよねぇ……あっはっはー」

高雄「……龍田、漣さんを弟子にでもしたの? 」

龍田「そんなわけないわよぉ〜。…………私なら私で堕ちてくれないと嫌だもの」
468 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:14:10.05 ID:FT18TR8+0

< 笑み >







漣「その中でもね、ご主人様が寝取られるっていうのが面白いと思うんです」

高雄「は、はぁ」

漣「例えば愛宕さんをキモデブな上官に寝取られるとか」

高雄「…………なるほど」

愛宕「高雄お姉ちゃん? うん? 」

高雄「ぁ」

愛宕「変なこと考えたお姉ちゃんはちょっと借りていくわね〜 」

漣「はいどーぞー。…………高雄さんでもあぁいう顔するのかぁ……愛宕さんもこわいなーとづまりすとこ」
469 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:15:12.40 ID:FT18TR8+0

< 気が合う、に到るまで >







明石「でも正直大体の皆さんはルックスがアレな人に寝取られそうな感じはしますね」

雲龍「そうかも」

明石「は、はい? や、私が言うのも何ですけどそうなんです? 」

雲龍「あんなのにイかれているんだもの、凡百のイケメンに今更靡かないわ。
ルックスとかお金じゃなくて多分下半身の話でしょう? これ」

明石「まぁ、そうなんですけど」

雲龍「寧ろ変な興味すらあるのよ。
あぁいう遊んでたようなタイプでもないのにテクとか大きさが凄いのって」

明石「なるほど……それは確かに。ねぇ、瑞穂さん? 」

瑞穂「はぁ。…………そういうパートナーがいただけでは? まさに瑞穂にとっての明石さんみたいな」
470 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:15:51.03 ID:FT18TR8+0

< 何度も繰り返してまたここに >







能代「そもそも提督こそ誰かの愛を引き裂きそうなタイプに見えますが」

加賀「そう見えそうなのは否定しないけれどきっと無いわよ、そんなこと」

能代「そうですか? 能代は分かっていても止まれない程度の理性しか無いように思いますよ。
モテるのは否定しませんから女の方から引っかかるかもしれませんし」

阿賀野「相手が既婚者なのは分かってるのに憐憫とか欲求不満で誘われて断れないタイプってこと? 」

能代「そうそれ。どうです? 」

加賀「……………………一理

提督「ねーから。マジでねーから。君らマジにそろそろ俺に謝った方がいいと思うよ、心の底から」
471 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:17:05.36 ID:FT18TR8+0

< 一度抱いた愛を壊さずにはいられない >








天城「この人なら仮に寝取られてもきっちり仕返してから消えそうな気はしますけれどね」

提督「だからもうさ、この話やめろよ馬鹿女ども」

天城「仮に浮気が暴露たら本気で惚れ直させてくると思うんです」

山城「あぁ、それで女が惚れ直したと確信した段階で証拠を突き付けるのね? 」

扶桑「怖いわねそれは」

天城「縋って泣いても許してくれないんです。
表向きは今でも愛しているよ、なんて嘯いてくるんですけど」

山城「ありありと目に浮かぶわ」

扶桑「強がって強がって相手を憎んで倒して自分は何とも思っていないって顔で別れて泣くのね」

天城「で、その顔と雰囲気で別の女を引っ掛ける、と」

叢雲「想像の幅を広くさせ過ぎる生き方、というか何というか…………はぁ」
472 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:17:46.51 ID:FT18TR8+0

< 団欒のお時間です >







高雄「今日はアラビアータです。サラダとスープも私のですよ」

提督「そう、楽しみだね。……いただきます」

雲龍「いただきます」

加賀「いただきます」

初月「いただきます」

漣「いただきます」

Littorio「いただきます」

龍田「家長が箸を着けるまで、というかいっそ唱和でもしたら? ……ん? はいはい、いただきます〜 」
473 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:23:48.40 ID:FT18TR8+0

< 短冊は白紙で >






海風「明日はあれですね、雲龍さんが異様にテンション下がる日です」

扶桑「何故? 」

海風「七夕だからです」

扶桑「?? 」

海風「?? 」

龍田「扶桑は雲龍のこと読み切れてないんだから……あれよ、天の川の物語」

扶桑「あぁ……」

初月「あぁ、って何だよ……それで分かるんならもう読み切っているんじゃないのか扶桑も」
474 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:24:14.59 ID:FT18TR8+0

< 短冊は白紙で >






海風「明日はあれですね、雲龍さんが異様にテンション下がる日です」

扶桑「何故? 」

海風「七夕だからです」

扶桑「?? 」

海風「?? 」

龍田「扶桑は雲龍のこと読み切れてないんだから……あれよ、天の川の物語」

扶桑「あぁ……」

初月「あぁ、って何だよ……それで分かるんならもう読み切っているんじゃないのか扶桑も」
475 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:26:53.22 ID:FT18TR8+0

< 過ぎ去った過去だけが美しく >






明石「まぁ、扶桑さんもアレな初期メンバーですからねぇ。少し天然気味とはいえ」

初月「十分だろう別に」

明石「ええ……あの人、高雄さん、愛宕さん、龍田さん、山城さん、扶桑さん、それからあきつ丸さん。
あの人たちの仲には入れなかったものです」

初月「あきつ丸の代わりに入ったんじゃないのか、明石たちは」

明石「とてもとても。そもそも代わり、で満足できるような人たちじゃあ、ないんですよ」
476 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/06(金) 23:29:13.34 ID:FT18TR8+0

< センチな心は寸の間に >






初月「壊れた過去だけが美しい、か」

提督「うん? 」

初月「なんでもない。…………僕も、もう少し早くお前に会いたかったよ」

提督「? もしかして惚れちゃったの? うん? 」

初月「違う。……続けたら張っ倒すぞ、馬鹿」
477 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/07/06(金) 23:29:53.25 ID:FT18TR8+0

ありがとうございました
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/07(土) 00:05:57.04 ID:rbYs7zimO
乙です
479 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:06:54.86 ID:FfwmWCGw0

< いつまでもこれからも >







提督「お前と会うのはいつもこの岬、この時間だな」

「早朝だけに限られた逢瀬と洒落込むなら可愛い女と、にしたいところですね先輩」

提督「まったくだよ。可愛くない後輩と煙草ふかすだけなんてつまらない……フ-」

「フ-…………これでも女には可愛い男と言われ続けてきたんですが」

提督「女の可愛い、に幻想持つなよ。男から愛されてるわけじゃない」

「先輩が言うと説得力がありますよ、実に

提督「そうかい。…………フ-」

「ふはぁ……………………お互い、くだらないことしか考えてないでしょうね、今」

提督「今も、だろうさ…………フ-……」
480 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:07:43.60 ID:FfwmWCGw0

< 分かりきっていたこととと、突きつけられたことと >







「先輩。俺ぁね、先輩のこと結構ソンケーしてるんすよ」

提督「そうかい。そりゃあ初耳だ」

「ふふん、ピンク髮の化け物抱けるなんて狂ってるとしか言いようがないですけどね? 」

提督「ッ……」

「そもそもが虚数空間生み出したり生身で海に浮いて砲弾打つけ合うやつらですよ、あれは」

提督「……………………ま、大したことではないさ」

「ですかね。……俺はそういうとこ真面目にきましたから。
化け物と、というか妻以外と遊ぶなんてことはできそうもありません」

提督「普通だろそんなの」

「普通ですか」

提督「あぁ、寧ろお前が俺みたいなクズとそれなりに付き合える方が驚きだ」

「先輩はまぁ、有能ですからね。媚び売っといて損はしません」

提督「そうかい。…………お前でさえ、それ、なのか」
481 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:12:55.54 ID:FfwmWCGw0

< The process of merry good >








「俺は単に割り切れるだけです。
化け物とは思っていますが彼女たちには感謝してもし切れませんし、
目の前にいて会話をするくらいなら別に嫌悪だってありません。
先輩みたいに入れ込むことも無い代わりに“ 違うもの ”と認識しているだけ」

提督「……………………」

「先輩が恋愛結婚に憧れるんなら今から探せばいい。
政略結婚でもいいのなら今すぐに選り取り見取り。
遊ぶのが目的だとしたって幾らでも可愛い子は寄ってくる」

提督「……………………」

「…………そういうところを尊敬しているんです。
自分の信じた愛をね、他のもの全て忘れた振りして信じようとできるところ。
俺は今でも馬鹿な選択だと思ってますけどその意志だけは蔑めない」

提督「……………………」

「……………………」

提督「……………………それで? 」

「それだけです。この前先輩が書類の時点で振った相手、妻の従姉妹だったんですよ」

提督「何か言えと言われてきたわけか」

「ええ。俺は今更どうにもならないって言っておいたんですけどね。本人にも妻にも、義父上にも」

提督「世話ぁかけるな」

「本当に。フ-……………………あんたを義兄さんと呼ぶ未来なら、もっと楽しめたのになぁ」
482 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:13:34.82 ID:FfwmWCGw0

< まぁ、別にどうでもいいんですけどね >








漣「漣ちゃんってスマホはスマホだと思うんだよね」

叢雲「はぁ? 」

漣「スマフォって言い方が嫌いなの。何となく気持ち悪いっていうか」

叢雲「寧ろそっちの方が近いんじゃないの? 発音としては」

漣「かもしれないけどそれならビデオはヴィデオだしエネルギーはエネルギィじゃないの? そんな使い方する? 」

叢雲「殆どしないけど……ベールが気持ち悪くてヴェールをつくったみたいな話ね」

漣「兎に角ね、何が正しいかとかじゃなくて人口に膾炙した言い方が

明石「FFをファイファンとかっていうのと同じ? 」

漣「は? ファイファンはファイファンでしょ? 」

叢雲「ん、んんっ……? 」
483 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:15:10.80 ID:FfwmWCGw0

< せめて、今は黒々とただ熱いコーヒーでも >








高雄「相変わらず機嫌悪いわね、最近はずっとそう」

愛宕「でもあんなものでしょう? あっちから大湊に異動が決まった時点で分かりきっていたことよ」

高雄「…………」

愛宕「自分で考えて、決めて、半分しくじって半分成功して……。
自分が傷付くことでしか終わらせられない人なのよ、あの人は」

高雄「…………それで、傷を女に舐めさせて生き永らえるなんて、なんて自分勝手で、なんて

愛宕「不幸なのかしらね。…………本当、うんざりしちゃうわ」
484 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:15:55.59 ID:FfwmWCGw0

< たのしいわがや >







雲龍「んぇ……ぅ……ゅぅ……っ」

提督「…………」

雲龍「……ん……ちゅ……………………ッ…………あは、今日も凄いわね」

提督「…………ぶん殴っていいかお前」

加賀「真顔で執務中に囁くことではないけれど……本当に無駄な演技力ね」
485 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:16:38.81 ID:FfwmWCGw0

< 絶対嫌です >







雲龍「加賀さんもやってみては? 案外とできるものですよ」

加賀「……そう」

提督「やらなくていいからな。本当にやったら張っ倒す」

雲龍「是非」

提督「是非、じゃねーの。つーかエロいことする流れ全く無くて殴られて気持ちいいとかあり得るわけ? 」

加賀「頭の中常にピンクだから」

提督「あぁ、そう……」

雲龍「冗談なんですけど……自信無くなってきたので試しに殴ってもらえません? 」
486 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:17:28.59 ID:FfwmWCGw0

< 意志の疎通とは >








加賀「あなたもよくできるわね。機嫌の悪いあの人に変なことを」

雲龍「愛の為せる業、ですよ」

加賀「そう…………三周くらい周って穿って深読みしてみても意味が分からないのだけれど、喧嘩でも売っているの? 」

雲龍「喧嘩? 」
487 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:17:55.25 ID:FfwmWCGw0

< 意志の疎通とは >








加賀「あなたもよくできるわね。機嫌の悪いあの人に変なことを」

雲龍「愛の為せる業、ですよ」

加賀「そう…………三周くらい周って穿って深読みしてみても意味が分からないのだけれど、喧嘩でも売っているの? 」

雲龍「喧嘩? 」
488 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:19:02.43 ID:FfwmWCGw0

< あぁいうのってどこで手に入るんだろう >







提督「あ、そうだ思い出した」

龍田「? 」

提督「あれ出してくれあれ。久々に見たいと思ってたんだった」

龍田「仕方無いわねぇ〜。ちょっとだけよ? 」

提督「おうそんな時間は取らせやめろ馬鹿女服を脱ごうとするんじゃねぇおい馬鹿やめろ廊下だぞどうするおーい! 」
489 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:19:34.03 ID:FfwmWCGw0

< 湧き出る童心 >








龍田「なんだぁ〜 。薙刀の方かぁ」

提督「それしか無ぇだろうがよ」

龍田「こんなの見ても面白くないのに……はい」

提督「おおう……ありがとう」

龍田「いーえ」

提督「…………」

龍田「…………」

提督「…………おぅ…………叢雲ぉ! 」

龍田「は、はい? 」
490 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:20:18.88 ID:FfwmWCGw0

< 好き? いいえ、大好きです >







叢雲「大声出すから飛び出してみれば……はい」

提督「ありがとな。……すげぇっ! 」

龍田「…………なにこれ」

叢雲「あなたと私の得物ぶつけて喜ぶ中年の図」

龍田「…………」

叢雲「…………」

龍田「…………あ! ねぇねぇ、加賀さんの弓って普通の弓じゃなくて触媒みたいなものだけど借りてみたらど

提督「加賀ぁ! 」

叢雲「……………………余計なこと言うの好きね、本当」
491 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:21:23.41 ID:FfwmWCGw0

< 誰が誰に諦めを >








加賀「何よ鬱陶しい」

提督「弓を貸してくれ」

加賀「? 引きたいの? 」

提督「ん? まぁ、それはそれで悪くな

加賀「! 借りていくわ」

龍田「はいはーい」

叢雲「どうぞどうぞ」

提督「は? え? ちょ、俺はお前の弓が見たいのであって的に射ちたいわけじゃっーーーー







天城「それでですか……回り回って天城も射場に連れてこられたのですけれど」

初月「いいじゃないか。弓なんてどうしたってカッコいいぞ」

涼月「どう頑張っても私たちは艦載機なんて発現させられな……分かったから、好きにしてよもう」
492 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:22:03.85 ID:FfwmWCGw0

< 褒め言葉なんですよこれ >







時雨「どうもあれだね、戦うことそのものに存在理由を見出すタイプとは仲良くなれない。誰とは言わないけど」

浜風「夕立? 」

時雨「夕立はそんなんじゃないよ。単に見た目に比例して落ち着きが無いだけだ」

浜風「そ、そう……」

春雨「……余計酷い言い草になってない? 」
493 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:22:50.95 ID:FfwmWCGw0

< これがギャップ萌えなんです、なんですってば >







時雨「とは言ってもね、本当にそう思っているんだから仕方が無い。
別に悪い意味で言ってるわけじゃないし」

春雨「まぁね。時雨ちゃんみたいに反比例して冷血なのよりはマシだし」

浜風「なるほど道理です」

時雨「…………春雨、君も反比例してないかい? 見た目とか今までとかから」
494 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/10(火) 23:25:26.29 ID:FfwmWCGw0

<何が何やら >







若葉「寧ろ本性から反比例しているのが被った猫なんじゃないのか、春雨たちは」

春雨「それは無いよ」

時雨「無いね」

浜風「そうなるのは猫でも愛してもらいたいときだけですから」

若葉「そうか。…………いい加減異常な性格の面倒臭さだな、若葉も含めて」
495 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2018/07/10(火) 23:26:07.36 ID:FfwmWCGw0

ありがとうございました
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/10(火) 23:42:16.39 ID:Kr7gFrLT0
乙 天龍ブレードもいいよね
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 01:32:08.27 ID:4TbqC+fOo
おつおつ
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 05:59:16.94 ID:IkElq3B10
乙。大鳳のボウガンも気になる
499 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:30:01.13 ID:b9vbELBK0

< ダンジョンTRPG擬きでもやってみたいヒトたちではある >







漣「漣たちがゾンビになったとしたら」

明石「悪夢にも程が有りますね。異様な耐久力で襲ってくるんでしょう? 」

漣「ええ、海から来るあの敵性体みたいな感じですよね、って」

明石「まぁ、確かにそんな感……あの敵性体たちってまんまゾンビみたいなものなのね、そういえば」
500 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:31:09.11 ID:b9vbELBK0

< まぁ、演じなくてもそもそも悪役染みている >








提督「ゾンビワールドのサバイバルとか男の子垂涎の夢じゃねぇか」

漣「ご主人様ってたぶん結構活躍した後に終盤で死にますよね」

提督「我ながらそう思う」

明石「高地位で頼りになって女がいて隠し事有りそうで変に間抜けなところもあるキャラ? 」

提督「……」

漣「あははっ、どう考えても悪役っすねー☆ 」
501 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:32:09.24 ID:b9vbELBK0

< 落ち込むというよりは一理あるとか何とか >








提督「ってもあれだろ、仲間にするルートとかプレイアブルにする隠しエンドとか」

漣「どうせ条件がやたら厳しいとか二周目のボーナスとかでしょ? 」

明石「そのくせ無駄にピーキーで上級者向け」

漣「通ぶった馬鹿と本当に上手い人しか使わないキャラっすね」

提督「……………………」
502 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:32:50.45 ID:b9vbELBK0

< 片足で済むかな? >







漣「そもそもですね、漣はあれです、絶望エンドとそれでも進むエンドと狂気エンドが揃っていて初めてグッドとかトゥルーが映えると思うんですよ」

明石「私は別に本筋が好みならそれで」

提督「狂気か絶望がトゥルーってのがいいと思うぞ」

漣「そっすか。…………狂気に片足突っ込んでるご主人様が言うと無駄に説得力有りますねぇ」
503 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:33:25.54 ID:b9vbELBK0

< コスチュ……ユニフォーム! >








提督「次に欲しいソシャゲシリーズだ」

漣「忘れた頃に思い付きますよねうざったい」

提督「そう言うな。……スポーツはどうだ? 」

漣「はい? 今でも幾らでもあると思いますけど」

提督「や、“ スポーツ ”だよ。サッカーちゃんとかバレーちゃんとかそういうの」

漣「あぁ、そういう……ご主人様」

提督「あん? 」

漣「さすがにワールドカップのサポーター特集観て思い付くのはどうかと思いますよ」
504 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:34:38.06 ID:b9vbELBK0

< 気分とか雰囲気を蔑ろにしちゃあ駄目ですよ >







明石「というかそもそもスポーツ特化したエロゲでしょうそれ。似たようなのあると思いますよ」

提督「そっか、駄目か」

漣「リアルでコスセできるご主人様が言ってもつまんないですし」

提督「コスセってお前……まぁ、するけど」

海風「で? 一番楽しかったユニフォームは? 」

提督「そりゃお前バレーかテニ……はい? 」

海風「覚えておきますね」

提督「え? えぇ……? 」

漣「……走って行きよったですぞあの子」

明石「明日届いた通販とかの中身、見たくないですねぇ……」
505 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:35:23.41 ID:b9vbELBK0

< 誘うというより、道連れ >







加賀「嫌な天気ね。気分が落ち込むわ」

扶桑「ええ……天気くらいは晴れてくれてもいいのに」

加賀「心はずっと晴れないものね」

扶桑「…………」

加賀「…………」

扶桑「…………」

加賀「…………あの人酔わせて誘ってきましょうか」

扶桑「そ、うですね? 」
506 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:36:12.34 ID:b9vbELBK0

< 屠殺前、とは言われたくないものですが >








提督「何だ何だ、やけに勧めるな、ってーかよくもまぁ

加賀「よくもまぁ? 」

提督「何でも無い日に気合い入れてつまみなんてつくったな」

扶桑「何も無い日だからこそ、心が躍ってしまったのね」

提督「ふぅん? まぁ、くれるなら喜んで食べるけどさ」

加賀「食べて飲んで、それでも足らなければ、また飲みましょうよ」

提督「うん。……………………何だか捕食待ちの兎みたいだな、俺って」
507 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:36:57.93 ID:b9vbELBK0

< ピコン♪ >







加賀『やりました』







愛宕「……グループラインで何故あの人の背中を撮るの? 」

叢雲「やったから、もしくはヤるから」

愛宕「…………」

高雄「……私と愛宕と加賀さんと叢雲さんっていうグループの時点で割と知れたことだと思うけれど」
508 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:37:39.88 ID:b9vbELBK0

< まぁ、男でも割とあることだけれど >








雲龍「え、何それ招待されてない」

愛宕「してないもの」

雲龍「…………」

愛宕「何?」

雲龍「…………」

愛宕「…………」

雲龍「…………無駄に女の陰湿さを垣間見た気がするわね」
509 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:38:17.59 ID:b9vbELBK0

< 人数に対する適正値とは……? >








愛宕「じゃあ言うけどあなたのグループ何個よ」

雲龍「九つ」

愛宕「ほら私より多いじゃな…………九つぅ? はぁ? 」

雲龍「はい? 」
510 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:40:39.32 ID:b9vbELBK0

< は? >







雲龍「ここの全員でしょ? 天城とのやつでしょ? 空母組でしょ? 旧新参組でしょ? 元大湊組でしょ? 元要港部組でしょ? 」

愛宕「まぁ、分かるわ。天城とのグループはいつか葛城も入れたいのね? 」

雲龍「ええ。……抱かれた組でしょ? あの人を許さない会でしょ? 」

愛宕「ん……分かるわね。二つ目は入ってないけど」

雲龍「あとはほら、えーっと……うん、うん」

愛宕「うん? 」

雲龍「…………知りたい? 」

愛宕「知りたいけど」

雲龍「…………………………………………ハメ撮り交換会」


511 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/11(水) 22:41:25.30 ID:b9vbELBK0

個人的には雲龍の錫杖が割と最高ですね。式神とセットで

ありがとうございました
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 23:42:36.02 ID:CnVXdgWP0
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 08:28:01.74 ID:rc518fKh0
おつ
誰が入ってるんだ交換会……
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 18:03:08.07 ID:BVKdS57K0
乙です。
交換会とか……メンバーめっちゃ気になる……
515 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 22:57:16.43 ID:8x4djETI0

< 蒸し暑いとこう、うん、なんでだろうね >







天城「ふふ……あんなにシたのにまたシたくなってくるなんて」

提督「僕は普通に起きて仕事をしたいんですがね天城さん」

天城「責任取ってくださいな。こんなカラダにした」

提督「や、だってお前俺をイかせるの楽しみ過ぎだろう。
まだ俺だけが奉仕するならやりようはあるけどさ」

天城「それはそれで。…………ね、こんなにも暑い日なんだから」

提督「あぁ…………舌、攣るかもな、これ」
516 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:01:31.19 ID:8x4djETI0

< 単純な値段には無い価値 >







漣「さて、艦隊の特型鬼畜艦と名高い叢雲ちゃんに質問」

叢雲「あ? 何よ」

漣「マジな話この先一番沈みそうなのは? 」

叢雲「知らないわよそんなの。何か意味あるの? 」

漣「無いけどさ、暑いし暇だし何となく? 」

叢雲「はぁ……かき氷用意してくれたら考えるわ」

漣「めんどい」

叢雲「私も面倒なのよ、頭使うの」

漣「そっかー……じゃあ、この数ヶ月保存しておいた貴重な雪見だいふくは要らな

叢雲「! まずはそうね、戦場における主目的のケースから考えてみましょうかーーーー
517 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:03:43.63 ID:8x4djETI0

< 誤魔化しというよりは、テキトー >






叢雲「ご馳走様。……美味しいけど何か違うわね、暑い中食べるのは」

漣「そう? あと十個くらいあるんだけど」

叢雲「変なところで気が利くわね……私か漣でしょ、どう考えても」

漣「ほぉん? 」

叢雲「あなたね、江風や涼月残して沈めるの? 無理でしょ? 」

漣「ほ、ほーう? 」

叢雲「鬼畜鬼畜っていうけど、
鬼畜の所業なんてたかが人間の高級将校でさえできるんだから、
その後は人間性しかないのよ」

漣「あ、そう……うん? 誤魔化してない? 」
518 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:04:25.45 ID:8x4djETI0

< 地方あるあるって割と洒落にならないんですよ >







天城「あー……提督閣下」

提督「その呼び方なら仕事関係以外の頼みはきかねぇぞ」

天城「……__さん」

提督「何? 」

天城「レイトショー、行きましょう」

提督「いいよ。何観るの? 」

天城「それは、行った先で」

提督「そう。…………大湊から一番近い映画館って確かーーーー」
519 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:05:13.80 ID:8x4djETI0

< どうせ行くなら、なんていつものことです >







天城「ええ、陸奥湾を突っ切った方が早いかもしれません」

提督「だよなー……何それ」

天城「連れていってくれないんですか? 」

提督「連れてくけど。…………どうすっかな、いっそ函館行くか? 」

天城「は、はい? 」
520 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:08:54.17 ID:8x4djETI0

< 案外と自分がハマるものだと思うけど >






初月「僕が相手になる、というのは無しとしてどうにかならないものかあれは」

叢雲「んー? ご主人様が邪魔な女に籠絡されてるのが? 」

初月「あぁ。あれが無かったら相当軍内でも登り詰められるだろう、あいつ」

叢雲「まぁ、分からなくもないけど……漣? 」

漣「漣ちゃんも異論は無いよ? それはそれで面白そうだし」

叢雲「ふぅん? 私はそんなの嫌ね」

漣「漣だって今の方がいいよ? 面白そうってだけだし」

叢雲「そ。……自分で女を虜にするのが嫌なら、どこかから連れてきなさいな、魅力的な男」
521 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:09:31.09 ID:8x4djETI0

< 周囲の方が >







叢雲「でも考えてみなさいな。高雄や愛宕が今からあいつ以外に惹かれた場合を」

漣「傷心のご主人様なんて大好物になりそうなヒト一杯じゃん? 」

初月「しかも一人の量は増えるな。何とは言わないが」

叢雲「あいつなんてどうでもいいのよ。その好かれた相手の話」

初月「? 」

叢雲「今の偏愛を捨てる、上回る執着なのよ?
本気で洒落にならないことされそうじゃない? 」

漣「あぁ、そういう……ある意味ご主人様が防波堤なのかな。……………………牝鬼の」
522 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:10:19.52 ID:8x4djETI0

< そんなことを笑いながら語れる歳に >







提督「あの頃の夏はなー……貴重だったんだよ」

伊13「今も、貴重でしょう? 」

提督「そうだけどな、学生の頃の夏はその三年間しか来ないとかさ、誰かおしえてくれればよかったのに」

伊13「おしえられても……きっと分からない? 」

提督「だろうね。……似たような後悔、十年後もしてそうだなぁ」
523 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:13:59.53 ID:8x4djETI0

< いっそ拒んだ結果の別離ならば >






伊13「でも、十年前とか二十年前があるなんて、幸せ」

提督「そうだな……あぁ」

伊13「イヨちゃんと、そんなこと笑いながら話したいな」

提督「できるさ、きっと」

伊13「そのときは、提督も一緒に」

提督「…………」

伊13「一緒にいられるように、私は勝手に努力しますから……提督は、拒まないで、ください……? 」
524 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:16:19.62 ID:8x4djETI0

< 冗談の可能性について考察しようか >







龍田「一番簡単で可能性高いのはこの人に抱かれることよ? 」

提督「お前はまた余計なことを」

伊13「イヨちゃんと……二人なら……いい、ですよ? 」

提督「はい? 」

龍田「はい? 」

伊14「はい? 」

伊13「えっ? 」

旗風「嗚呼……何だかまた仲間が、消えてる気がする……」
525 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:17:42.20 ID:8x4djETI0

< まだまだ夏は始まったばかり >






龍田「チョロいことに定評のある山城さんですが」

山城「何に対してよそれは。姉さまのことなら当然だから論外ね」

龍田「何に対しても、よ。最後の最後で非情になれないでしょうあなた」

山城「割と普通のことだと思うけれど。まともなら徹頭徹尾なんてできないもの」

龍田「そう? 」

山城「ええ。あなたがおかしいの」

龍田「うーん……ぁ」

山城「今度は何よ」

龍田「お金貸して? 」

山城「この流れで……はい、私は紅茶でいいわ、ストレート」

龍田「はいはーい」

扶桑「チョロいとして結構冷たいわよね、
私目の前にいるのに話に混ぜてもくれな……あぁ、私は緑茶、お願いね」
526 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:19:51.45 ID:8x4djETI0

< わらしべ長者でも目指してるのかな? >







提督「で、俺にはこれか。……アホだろお前」

龍田「んー? 」

提督「このクソ暑いときにおでん缶とかテンプレなボケをどーも」

龍田「どういたしまして〜」

提督「っても……おでん缶なんてここの自販機にあったか? 」

龍田「漣が持ってたからコーヒーと交換してきちゃった」

提督「あのボンクラ……意味分かんねぇな」

527 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:20:50.61 ID:8x4djETI0

< おでんを見つつ思い出したけど >







山城「そういえば二人羽織なんて見たことありませんね」

扶桑「羽子板と餅搗きくらいよね、お正月でも」

山城「ええ。……江風? まだこの前のカードの罰ゲーム権、残ってるわね? 」

江風「は? 」

山城「高雄と二人羽織したら、チャラにしてあげる」

高雄「なるほど? 」

江風「や、え、は? えぇ……? やらないぜ? この流れでなンて」
528 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:22:26.42 ID:8x4djETI0

< 話の振り方とかその辺もね >







江風「百歩譲ってやるとしてもテートクとか涼風とかにしてくれよ」

山城「つまらないじゃないそんなの」

提督「やるなら背中に当たる子にしてくれ」

涼風「あたいも同じ枠扱いなのかー……はぁ、やめてくれ」

江風「……」

涼月「……あーだこーだ色々と。山城さんって結構グループで目立つ方ですよね」

提督「話し方とか弄りとかもな。……で、やらないの? 」
529 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:25:47.15 ID:8x4djETI0

< 分かりやすい価値と得難い意志と >







龍田「実際のところ私の異動って割と簡単だったでしょう? 」

提督「あぁん? 」

龍田「人望なんて無い方だし?
求婚は暴露てないとしても、葬儀にお付きで行ったのに帰ってきてすぐ殺されて」

提督「あぁ」

龍田「しかも大して悲しまないし“ 最後のお別れ ”も行かなかったし」

提督「横須賀の雰囲気を考慮して出されたって? 」

龍田「ええ、違う? 」

提督「さぁね。…………ま、お前の改二を知ってたのが俺と殿下以外にもいたら、って妄想は時々するな」
530 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:26:54.57 ID:8x4djETI0

< あまりにも似合うと言葉を失う >







高雄「お手」

初月「わんわんくぅーん。……こいつら何やってるんだなんて目で見るな。
罰ゲームだぞ、罰ゲームだったら! 」
531 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:30:49.30 ID:8x4djETI0

< 筋を見せないという筋 >






涼月「いや……えーっと…………そういう趣味があっても私は変わらないから」

初月「だから罰ゲームだっ、カードで負けた」

江風「高雄さンとかLittorioさンでも大概強かったのに龍田さンたちまで来たからな……」

涼風「弱いのが悪いんだろ? 」

加賀「そうね。……でもあなたやたら強いわよね。よく分からない手筋ばかりだし」

涼風「ま、環境によって変わるじゃん? その辺は……ほら、カード切ったから再開しよう? 」
532 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:31:39.86 ID:8x4djETI0

< 泣かせたいわけでもないのですが、時々は >







龍田「でも考えてみなさいな。涙を目一杯溜めて今にも泣きそうな扶桑姉妹とか唆るでしょう? 」

雲龍「確かに」

龍田「で、翻って加賀さん何かだとね?
どうも絶望を与え過ぎた感が出てくるじゃない」

雲龍「なるほど……なるほど」

加賀「…………分らないわね。その捻じ曲がった感性、是非叩き直してあげたいわ」
533 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:32:28.48 ID:8x4djETI0

< 見たいと少しでも思ってしまったのならば…… >







龍田「じゃあ何です。あの人に捨てられて無言で涙を流す加賀さんに絶望を感じないと? 」

加賀「まぁ、それなら感じ……そのシチュエーションだと誰であってもそうではなくて?
その状況で泣けないなんて寧ろおかしいでしょう絶対」
534 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:33:33.09 ID:8x4djETI0

< 偶然ですよ? >







龍田「そうですけどそうじゃなくてぇ〜……うーん」

山城「この女はね、ようは絶妙な酷さで泣かせた相手に興奮する際の程度について語っていたんだと思いますよ」

加賀「…………そう」

龍田「あーん、引かないでくださいよぉ〜」

扶桑「何故私の妹はそれが分かるのかしら……そちらの方にドン引きだわ」
535 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:34:46.29 ID:8x4djETI0

< 艇得(ていとく) >







雲龍「口搾艦……従順洋艦……吸母……外慰巡……賤艦……潜(望鏡)水艦……食う母」

天城「はい? 」

雲龍「漢字って、言葉って、面白いわね」

天城「はぁ……姉様基準なら工作でも重巡でも何でも意味深ですけどね、そもそもが」

伊13「何を工作するのかしら、とか。重く巡るって何をかしら、とかですね」

雲龍「まぁ、確かに。……ね? 言葉って面白いでしょう? 」

天城「……姉様の頭が面白いくらい弾け飛んでいるの間違いでは? 」
536 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:35:50.01 ID:8x4djETI0

< 遠巻きに見しな、元凶はいつも同じ >







扶桑「はぁ……」






龍田「相変わらず……辛気臭いというか鬱々しい溜息ねぇ」

山城「そんな姉さまも美しいでしょう? 」

龍田「否定はしないけれどトランプタワーなんてつくってるのを見ると、ね。
ちょっと間抜けじゃない? 」

山城「まぁ、否定はしにくいけれど……昨日カードを食堂に忘れた誰かが悪いわ」

龍田「あ、それ私」

山城「…………」
537 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:36:20.40 ID:8x4djETI0

< 漸増する憂鬱 >






扶桑「崩すのが勿体無い高さまでいかないと……面白くないわね」






山城「…………」

龍田「あらぁ〜……」

涼月「だから言ったじゃないですか……一人で放っておくと危ないですよって」
538 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:38:41.72 ID:8x4djETI0

< 負けず嫌いの褒め方 >







Littorio「むぅ……」

高雄「だから言ったじゃない。初見の龍田は強いって」

龍田「あぁら? そんな回を重ねれば攻略されるみたいな言い方。
私ってあなたとも遜色無いと思うけど? 」

高雄「褒め言葉ですよ、確実に。
今回はチェスでしたけれどね、
普通の戦闘や他人を蹴落とす機会なんてそう何度も無いんですから」

龍田「なるほど〜 」

Littorio「なるほど。……結局チェスでのことは認めてないような」
539 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:42:58.87 ID:8x4djETI0

< それこそ今更 >







提督「何かお前変なグループつくってるらしいな、LINEで」

雲龍「そんなことはないですよ、少将閣下」

提督「別に外流したりしなきゃとやかくは言わねぇけどさ」

雲龍「しないわ」

提督「女の子ってそういうとこで何かありそうだから、気を付けろよ? 」

雲龍「ええ。……何かあったとしたときの元凶に注意されるっておかしいわよね、絶対」
540 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:43:35.13 ID:8x4djETI0

< いや、そもそもトークでいいじゃないかとか >








雲龍「で、あなたのグループは? 外の世界の人間の友達は除いて」

提督「……三つですけど何か」

雲龍「…………ハンッ」

提督「…………」

高雄「こんなことでダメージ受ける方が……いえ、別にいいのですけれどね」
541 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:45:35.23 ID:8x4djETI0

< 知りたくないもの程知りたくなるとかありがち >








龍田「私? 大湊オールとか軽巡会とか、あと山城・扶桑のとか」

愛宕「ええ」

龍田「“ ヒコーキを飛ばせるヒトたちのぐるーぷ ”とか」

愛宕「私も入ってるけどそれ名前どうにかした方がいいと思うの」

龍田「そうね。……当然といえば当然だけど入ってないわよ私。
そのハメ撮りがどうとかのグループ」

愛宕「そうよね……高雄は知らないって言ってたんだけど」

龍田「ええ」

愛宕「他の子には訊きにくいじゃない。……誰まで入ってるのかしら、あれ」

龍田「さぁ……そんなの、知らない方がいいと思うけど? 」
542 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:48:11.69 ID:8x4djETI0

< 禍根の種でも配りましょうか >






龍田「そもそも何? 私には訊きにくくないわけ? 」

愛宕「だって龍田だし」

龍田「要らない親愛をどうもありがとう。……でも」

愛宕「何? 」

龍田「あの人と寝た子があなたと高雄以外全員入っていたら、怖いわね」

愛宕「…………」

龍田「…………うふ」
543 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2018/07/17(火) 23:51:03.14 ID:8x4djETI0

< はたと >






雲龍「あれ? でも待って……大湊オールにはあの人の名前あるし」

天城「はい? 」

雲龍「高雄と愛宕とあの人の三人グループはあるって聞いたし」

天城「あのー、いきなり廊下で立ち止まらないでくださいよ」

雲龍「あの人が新人の為のグループなんてつくるとは…………む」

天城「姉様? 」

雲龍「旧横須賀組とかならいいけど……他だったら、これは」

天城「? 」

雲龍「……………………気にはなるけれど何か知らない方がよさそうね、精神衛生上」
544 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2018/07/17(火) 23:51:37.02 ID:8x4djETI0

ありがとうございました
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 00:14:44.67 ID:dMP2A3+jo
おつおつ
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 01:06:04.41 ID:vstk/EE1o
おつですー
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