助手「二人の約束」

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9 : ◆QbejV3Yk9I [saga]:2018/06/14(木) 01:43:16.09 ID:CQd38qREo
ここまで

また書かせていただきます
日が空いてしまい申し訳ないです

ガチで前作の続きなので初見の方は>>1
スレをどうぞ
10 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:00:24.68 ID:Kg4x0Tluo

――――薬屋 夜

魔女「…………」

猫「魔女殿」

魔女「ん、猫か。まだ起きていたのか。助手くんは?」

猫「先程夢の世界へ」

魔女「ふふ、洒落た表現だな」

猫「……死霊術師殿の事は、宜しいのですか?」

魔女「平気だよ。これでも、死霊術師とは十年以上の付き合いだ」

魔女「彼女は今『死霊の森』にいる。それだけ分かれば後は時間が解決してくれる」

魔女「心配する必要は無いよ。ほら、早く寝る」

猫「……分かりました、魔女殿もお早めにお休み下さい」

魔女「ああ、おやすみ」


魔女「……心配はいらない、が」

魔女「今回ばかりは少し困るな」
11 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:01:02.96 ID:Kg4x0Tluo

――――???

?「……ふふん、なるほど、ね」

助手「……どうですか?」

?「話を聞く限りじゃ、特に珍しいことは無いね」

?「そうだなぁ……いや、待ってよ」

助手「?」

?「あくまで、私の考えだけれどいいかい?」

助手「え、わ、分かったんですか?」

?「いやあ、分からない。けど、一番近いんじゃないかな」

?「君は、こっちに来てから、裏世界に来てから一ヶ月、魔法人族の街から出たことが無かった?」

助手「はい、ずっとここに」
12 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:01:42.78 ID:Kg4x0Tluo

?「多分だけど、君の身体は徐々にこの世界、この空気に順応してる。無意識にだろうけど」

?「これまではずっとここに居続けたからそこまで変化は進まなかった」

?「けれど今回のことで色んな世界、空気を知って、君の身体は物凄い速さで変わっていった」

?「私の力が回復するのは君の身体に影響される部分が大きいから私にとってとてもいい事だね」

助手「いい事ですか」

?「君にとってもいい事だと思うな。より過ごしやすくなるんだから」

助手「過ごしやすく、って、あまり変化は」

?「君は」

助手「!」

?「君は、危機感が足りてない」
13 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:02:24.08 ID:Kg4x0Tluo

?「変化を感じない? それは可笑しいね」

助手「……」

?「こっちの世界は君が思ってるより安全ではない。酷い事言うけど」


?「私が君の事を操るのも簡単なんだよ?」


助手「! そ、それは」

?「ま、そんな事するつもりは今は無い。今はね」

?「考えようによっちゃ変わるけど」

?「私も含めて、君は危険である事を念頭に置いておくべきだ」

助手「…………」
14 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:03:19.71 ID:Kg4x0Tluo

?「で、話が逸れたけど、過ごしやすくっていうのは君が魔法というものに慣れていく事に繋がる」

助手「魔法に慣れていく……」

?「今回の旅で転移魔法をよく使ったらしいね。結局最後まで慣れなかったでしょ?」

助手「えと、はい」

?「未知の経験という事もあるけど、大半は魔力が君の身体に与える影響によるものが大きい、と思う」

?「魔力みたいな謎の力に対し、君の身体は無意識に拒否反応を示していた、という事だね」

?「そのせいで疲れが出た」

助手「そう、なんですか?」

?「多分、ね。獣人族とか竜人族も同じく魔力を持たない種族だから、同じだと思う」

助手「なるほど……」
15 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:03:57.17 ID:Kg4x0Tluo

?「で、もう一つは私にとってもいい事なんだけど」


?「私の力も回復すれば、当然私もこの身体からでて元の身体に戻る」


助手「!」

?「私も自分の身体に戻りたいし、君だって、私が居るのは嫌でしょ?」

助手「嫌じゃないですけど……」

?「けど?」

助手「……貴女も、戻りたいですか?」

?「まあね。結局自分の身体が一番良いし」

?「もしかして、戻って欲しくない?」

助手「…………」

?「……ふふ、ごめん。今のは無しで」
16 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:04:34.79 ID:Kg4x0Tluo

?「そうだ。もし良ければ君もこの世界の事を知るといい。いい機会だと思うね」

助手「それは、自分も知りたいです。まだ魔法使いさんに教えてもらった事しか分からないので」

?「これで私の力も戻ればいいけどねぇ」

?「とりあえず、今日はこれで休むよ。ここに出るのも力、使うし」

助手「ありがとうございました」

?「礼はいらない。身体を借りる私は君に感謝しっぱなしだ」

助手「あの、最後に一ついいですか?」

?「ふむ? いいよ」

助手「まだ名前聞いてなかったんですが」


?「名乗る者じゃないさ。今はまだ、ね」

17 : ◆QbejV3Yk9I [saga sage]:2018/06/18(月) 09:05:09.38 ID:Kg4x0Tluo
ここまで
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