【グラブル】ククル「はぁ……」シルヴァ「どうしたんだい?ククル」

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38 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/20(水) 23:46:55.62 ID:lyPobBde0
<現在>

ククル「とまあ、この前のプレゼントにはそんな背景がね?」

シルヴァ「ああ、覚えているとも。いきなりグランに呼び出されたときは何事かとおもったが……」

ククル「すっごい緊張した顔で入ってきたもんね、シルヴァ姉」

シルヴァ「仕方ないだろう?……一応、私だって女なんだ、そういう心配だってする」

ククル「あっははは、団長がそんなことするわけないじゃん!」

シルヴァ「それはそうだが……っと、誰か来たみたいだな」
39 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/20(水) 23:47:34.62 ID:lyPobBde0
???「ハァイ、ちょっとお願いしたい事があるんだけどいいかしら……ってシルヴァも一緒だったの?」

ククル「あれ?コルワさんがアタシに用なんて珍しいね」

シルヴァ「……少し時間でも潰してきた方がいいかい?」

コルワ「いいえ、むしろシルヴァにもお願いしたい事だし、一緒にいてくれない?」

シルヴァ「私にも?一体どういう……」

コルワ「そうね……ちょっと新作の服を試着して貰って、2,3枚写真を撮らせてほしいのよ」

ククル「それくらいならお安い御用だよ!ね、シルヴァ姉はどうする?」

シルヴァ「ん、それなら私も問題はない。それで、服はコルワの部屋に?」

コルワ「ええ。二人さえよければ今からさくっと撮ってしまいたいんだけど……」

ククル「まっかせといて!じゃ、いこ?」

コルワ(……あっ、一緒にモデルになってもらう人がいる事伝え忘れてたけど……ま、大丈夫でしょ)
40 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/20(水) 23:48:09.21 ID:lyPobBde0
<コルワの部屋>

シルヴァ「……ちょっと待ってくれ。新作というのはもしかして」

コルワ「ええ。なにかおかしいところでもあった?」

シルヴァ「おかしいというか……これじゃまるで花嫁衣裳じゃないか!」

コルワ「それであってるわよ?今回の依頼は花嫁衣裳なの」

ククル「これ、本当に着てもいいの!?」

コルワ「いいわよ、むしろ着てくれないと写真とれないし」

ククル「やたっ!シルヴァ姉も早く着ようよ!」

シルヴァ「ちょっ、押さないでくれククル!」
41 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/20(水) 23:48:44.40 ID:lyPobBde0
<十分後>

コルワ「どう?サイズあってた?」

ククル「ばっちり!シルヴァ姉は?」

シルヴァ「私も大丈夫だ。……すこし、胸が苦しいくらいで」

ククル(……シルヴァ姉みたいに大きくなるかな?なってほしいなぁ)

コルワ「んー……それならちょっとここを弄って……これでどう?」

シルヴァ「んっ……少し楽になったみたいだ、ありがとうコルワ」

コルワ「あとは何かある?無いならもう一人のモデル呼ぶけど」

ククル「アタシたち以外に?だれだろ?」
42 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/20(水) 23:52:22.03 ID:lyPobBde0
シルヴァ「もしかしたら、あのアイドル?の子たちかもしれない。皆、着慣れていそうだったし」

コルワ「花嫁の隣に立つ人なんて決まっているじゃない!」

???「ふわぁ……そろそろ入っていい?寝てたとこたたき起こされてすっごく眠いんだけど」

ククル「んんんっ!?い、今の声ってもしかして?」

シルヴァ「待ってくれ、これを見せるのは流石に!」

グラン「入るよー……って、ククル姉とシルヴァさ……ん……?」

コルワ「ほらほら、何か感想とかないのー?せっかくこんなに綺麗に着飾ってるのに」
43 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/20(水) 23:52:57.89 ID:lyPobBde0
一旦ここで切ります
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 00:37:28.66 ID:zl62/skhO
乙貴重なグラブルSS流行れ
できればシルヴァのSSも流行れ
45 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/24(日) 16:16:12.57 ID:XOaTxRUq0
グラン「えっと……なんというか、ありきたりでごめんなさい。すっごく綺麗だと思います(二人をお嫁さんにする人が少しうらやましいくらい)」

シルヴァ「そ、そうか。なんというか、恥ずかしいな。面と向かって言われると」

ククル「えへへ、ありがと!キミもかっこいいよ!」

グラン「そう?衣装に着られてるんじゃないかと思ってた……」

シルヴァ「いいや、十分に似合っているよ。ただ……ちょっと、じっとしていてくれ」

グラン「えっ?なにかありました?」

シルヴァ「まったく、ネクタイが曲がっているじゃないか。あと、袖も……よしっ、これでよくなった」
46 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/24(日) 16:17:25.66 ID:XOaTxRUq0
グラン「あっ……ありがとうございます、助かりました」

シルヴァ「なに、気にしなくていい。それに……」

グラン「それに……?」

ククル「んっ、んんっ!!……二人とも固まってないでそろそろ離れたら?」

シルヴァ「あ、ああそうだな」

コルワ「じゃ、そろそろ撮影に入るわね、準備はいい?」

グラン「僕は大丈夫です」

シルヴァ「私も問題ない」

ククル「オッケーだよ!」
47 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/24(日) 16:18:05.00 ID:XOaTxRUq0
コルワ「じゃあ最初は……そうね、シルヴァと団長。二人でそこに立ってくれない?腕組んで」

シルヴァ「なっ!?」

コルワ「結婚する二人ってイメージだものそれくらいはして貰わなきゃ。なんだったらキスしてる絵でも欲しいんだけどそこまではお願いしてないんだものいいでしょ?いいえむしろここでキスしてもらってそこから団長とシルヴァの熱い恋が始まる可能性も」

ククル「コ ル ワ さ ん ?」

コルワ「……いいえ、なんでもないわ。なんでもないからちょっとその目で見ないで頂戴?怖いから」

グラン「えっと……僕じゃ役者不足かもしれないけど、よろしくね」

シルヴァ(団長が覚悟を決めたんだ、私も覚悟を決めなくては……)
48 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/24(日) 16:19:37.94 ID:XOaTxRUq0
シルヴァ「むしろ私の方が団長に不釣り合いな気もするが……その、失礼する」

コルワ「いいわね、その初々しさ!結婚したての新婚ほやほやな夫婦感があっていいわ!」

グラン「む、胸が……」

グラン(やわらかい大きな二つの物が……当たって……)

シルヴァ「自分の体だから当たっているのはわかっているさ。でも……。いや、意識しないようにしているんだから、あまり言わないでくれ」

グラン(シルヴァさんの顔真っ赤だ……多分僕も真っ赤になってるんだろうけど)

コルワ「ふぅ……満足いく写真撮れたから、もう離れてもいいわよー?なんならそこからキスしてくれても個人的にはOKだけど」
49 : ◆qTDYXGXm5Q :2018/06/24(日) 16:21:35.54 ID:XOaTxRUq0
遅筆で申し訳ない、今回はここまで
もっとシルヴァさんとかククル姉のSS増えないかな、喜んで読みに行くのに
50 : ◆qTDYXGXm5Q [sage]:2018/07/04(水) 14:32:17.46 ID:hw/WW2Jp0
ちょっと牡蠣に当たって入院していました
とりあえず水着シルヴァさんが来るまでは書き続けますね
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 19:38:59.33 ID:5pSHWblbo
あらら、お大事に…
この時期の生ものはやっぱ気を付けんとアカンね
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 21:45:31.59 ID:QDHzGNTOO
牡蠣に当たってもきっとクリアオールで治る
53 : ◆qTDYXGXm5Q [saga]:2018/07/10(火) 22:48:45.67 ID:2Rwhe0j/0
番外編(事情により、グランくんのセリフはありません。あとこれは健全です)

「だーんちょ!こんな時間にどうしたのさ?」

「え?アタシはちょっと喉が渇いたから水でも飲もうかなって。団長は?」

「眠れないから、夜風に?……じゃあさ、アタシも一緒についってっていいかな?」

「ほら、何か悩み事あるんならククル姉ちゃんに相談してくれれば気が楽になるかもしれないし?」

「……あー、うん。こういう仕事してるとそういうのって身近になるからね」

「怖いのは当然だよ。それを恥じる必要なんてない」

「なーんてね。偉そうに言える立場じゃないけど」

「大丈夫。団長が危ない時はアタシが守ってあげるから!」

「……どう?眠れそう?」

「んー、これでもダメかぁ」

「じゃ、じゃあさ。キミが眠るまでククル姉ちゃんが子守唄を歌ってあげよう!」
54 : ◆qTDYXGXm5Q [saga]:2018/07/10(火) 22:49:19.03 ID:2Rwhe0j/0
「遠慮することないって!いっつもアタシやシルヴァ姉、クムユがお世話になってるんだもん。たまには恩返ししたって罰は当たらないよ!」

「うんうん、素直な団長は好きだよー、ぎゅーってしてあげ、ちょっと!なんでにげるのさー!」

<団長のマイルーム>

「っと、失礼しまーす。……なんか、前に来た時より部屋散らかってない?机の上とか」

「ま、いいか。今は団長に寝てもらうのが第一目標だもんね」

「どうする?ククル姉ちゃんが添い寝もしてあげよっか?」

「ふぇ!?」

「う、ううん。別に嫌じゃない。ただ、団長が真面目にお願いするからびっくりしただけ」

「じゃ、じゃあ本当に一緒のベッドに入るからね?」

「うーっ……なんか、団長の匂いに包まれて落ち着かない」

「えっ?いや、臭いとかじゃなくて……むしろ好きな方かも」
55 : ◆qTDYXGXm5Q [saga]:2018/07/10(火) 22:50:44.70 ID:2Rwhe0j/0
「って、何を言ってるんだろうね、アタシ」

「……ね?ここならぎゅーってしても、いい?」

「いいの?ありがと!じゃあ遠慮なく」

「ぎゅーっ!……えへへ、やっぱ、団長をぎゅーっってすると落ち着く」

「……それで、どう?眠くなってきた?」

「……うん、じゃさっきも言った通り眠るまで歌ってあげる。どういうのが良い?」

その次の日、二人ともどこか眠そうな、それでいて幸せそうにしている姿が確認されたと伝えられている。
56 : ◆qTDYXGXm5Q [saga]:2018/07/10(火) 22:53:37.03 ID:2Rwhe0j/0
病院の病床で考えたおはなしでした、本編の続きはもう少しだけお待ちください
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