アイアンマン「この魔法の世界に鉄人を!」【このすば×アイアンマン】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/29(月) 12:21:29.00 ID:9YSfir9j0
終盤の社長は間違いなくムジョルニア持ち上げられただろうな
682 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 21:25:16.22 ID:e/wkEvir0
改変後の最後の終わり方がどうしても浮かばないため、終わりまでもう少しかかってしまいそうです
とりあえず、出来上がっている途中まで今夜投稿するのでエンディングまでもうしばらくご付き合いしていただければ幸いです
683 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 23:55:19.72 ID:e/wkEvir0

アクア「・・・」

ウィズ「アクア様?どうしました?急に静かに・・・」

アクア「あははははは!!何あれ?でっかいパイプオルガン?」

ウィズ「アクア様!お気を確かに!!」

バニル「フハハハハハ!!まさか、まさか神の国そのものが来るとは!永い間生きてきた我輩でも、こんな光景は初めて見たわ!フハハハハハ!!!」

カズマ「撤収ーっ!撤収ったら撤収!なんだよあれ!俺普通にロキが現れたら矢で適当に援護しつつ、トニーやバニル、ウィズに任せてあっさり終わりみたいに考えてたのに!なんでこんなおかしなことになってるんだよ!」

ダクネス「ここまで来たらなおさら撤収などできるか!あの空をよく見ろ!あれをどうにかしないと、王都どころかこの世界そのものがどうなるかわからないのだぞ!!」

684 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 23:56:21.39 ID:e/wkEvir0

カズマ「お前こそ、この空に広がっていく理不尽をよく見ろよ!惑星だか大陸そのものが穴から顔をのぞかせているんだぞ!人間にどうにかできる問題じゃねぇ!」

カズマ「俺はもう駄目だ!空の穴見て完全に心が折れそうだ!帰らせてくれ!」

アイギス≪俺さ、世界を救うなんて大それたこと言わないよ。手が届く限りのおなご達を守って見せる。そう、それでいいじゃないか≫

トニー「なにいい話で終わらせようとしてるんだ!最後まで付き合え!」

めぐみん「ト、トニー!あの、遠くから何かが・・・」

トニー「全員聞け!これは僕の経験則だが、世界滅亡の危機だろうが、なんだろうが、全員で結束して立ち向かえば意外と解決できるもんなんだ!」

めぐみん「あの・・・」

トニー「いままであらゆる危機を乗り越えてきたが、結束こそが一番の最善策だった!」

トニー「君たちだってそうだったんだろ!?絶対無理だと思えるような怪物相手でも、結束して勝利してきたんだろ!?今回も同じだ!まぁ、規模は多少でかいかもしれないが、できることはまだあ---」

めぐみん「トニー!今すぐ振り返ってください!何かこっち来てます!!」

トニー「ったく、いいこと言ってるのに、話をそらそうとす---」クルッ…

685 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 23:57:17.17 ID:e/wkEvir0


?「よォ、名演説の途中悪いが、続きはあの世でやってくれ」ブォンッ

   ド ギ ャ ァ ッ
     ヒュンッ…
      ドゴォ…ン…

ゆんゆん「ああっ!トニーさんが!トニーさんが金棒で吹き飛ばされちゃいましたよ!?」

アイギス《オイオイオイ、死んだわあいつ》

カズマ「今のはアレだな。ダメージ蓄積値300%超えで横Aスマッシュをフルチャージで食らったような吹っ飛び方だったな」

ゆんゆん「今度はカズマさんがおかしくなっちゃったんですか!?変なこと言ってないで助けに・・・」

?「そう焦んじゃねぇよ。すぐ同じところに送ってやっからよ・・・」サラサラ…

カズマ「トニーを吹っ飛ばしたあいつ、どうなってるんだ?体が砂でできてるのか・・・?」

アクア「あんた!よくもウチの従者をホームランしてくれたわね!今度は私があなたをかっ飛ばしてあげるわ!」

686 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 23:57:55.32 ID:e/wkEvir0

ガデルカンド「ハッ、雑魚プリーストが強がりやがって!いいか!俺の名はガデルカンド!魔王軍準幹部と目されている砂のガデルカンド様だ!この体はあらゆる物理攻撃を無効化する!さぁっ、かかって来---」

  シュゴゴゴゴ…

トニー「こりゃまた大きな砂場だな。みんなで砂遊びしていくか」

ガデルカンド「な!?生きて---」

カズマ・アクア「「『クリエイト・ウォーター』ッ!」」

   バシャァッ

ガデルカンド「げぇっ!?しまった!体が・・・固ま・・・」ドロッ…

カズマ「ハッハァーッ!砂のモンスターには水をかけるって相場が決まってるんだよ!!これ、俺の作戦な!!ウィズ!ゆんゆん!あとは任せた!」
687 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 23:58:24.44 ID:e/wkEvir0

ウィズ「いきますよ、ゆんゆんさん!」

ゆんゆん「はい!」バッ

ウィズ・ゆんゆん「「『フリーズ』ッッ!!」」ヒュゴォォオッ

ガデルカンド「カッ・・・---!?」パキパキ….

  パキンッ…

アクア「あっはっはっは!!なんて不細工な氷像なのかしら!!私がきれいに削ってあげましょうか?プークスクス!!」

ガデルカンド(なんなんだこいつら!俺は魔王軍準幹部だぞ!?戦闘力だけならベルディアやハンスにだって劣らない・・・)

688 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/29(月) 23:59:22.01 ID:e/wkEvir0

トニー「ほら皆。結束したらこんな怖そうなモンスターもあっという間だったろ?」

トニー「あっ、君の出番はここまでだ。引き立て役ご苦労様、肩でも揉んでやるよ」ガシッ

【リパルサーレイ出力値 上昇】

 キュィィイ…

ガデルカンド(おい、何をする気だ!?やめ---)

   ヴァゥゥンッ!
  パリィィイイン...
 パラパラ…

トニー「悪くない作戦だった。よくやった、ボウズ。さすが、問題児パーティーを率いてるだけあるな」
689 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:00:30.69 ID:VxVKgTz10

カズマ「お前も最近その問題児リストに加わったってことを忘れるなよ」

トニー「僕のどこが問題児だっていうんだ。それよりどうだ?楽勝だったろ?こんなノリで城まで行って、軽くロキをぶっ倒して帰ろうじゃないか」

トニー「そして、アクセルに帰ってすぐにサキュバスの店に行こう。なっ?」

カズマ「ったく・・・しょうがねぇなぁ・・・」

トニー「いいね。その意気---」

  ワー! ワー! 
   ニゲロ ニゲロ!!  
     タイヒーッ

トニー「・・・なんだ?」

ダクネス「おい、全員向こうを見ろ!なんだか騒がしいうえに、凄い量の土煙や炎が上がっているぞ!!」
690 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:01:05.09 ID:VxVKgTz10

  ドドドド…

冒険者A「おい!あんたらさっさと逃げろ!後ろから化け物どもがわんさか来てるぞ!!」

冒険者B「なんか雑魚兵の一人が転移魔法唱え始めて・・・“雑魚兵士が一体何を呼ぶつもり?ペットの犬かインコ?”とか笑ってたら大量の化け物たちが・・・!とにかく逃げてぇ!!!」

魔王軍兵士A「よくも俺をコケにしやがって!!全員こいつらの餌にしてやる!!」

魔龍「グォォォオオオオッ!!」ゴゥッ!

グロウキメラ「キェァァァアアッ!!」

フェンリル「ガルルルァァァアアアッ!!!」

ヒュドラ「キシャァアアアアアッ!!!」

  ドドドドドドド…

691 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:01:33.15 ID:VxVKgTz10

カズマ「なぁ、トニー」

トニー「なんだ」

カズマ「前言撤回していい?」

トニー「ダメ」

692 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:02:31.54 ID:VxVKgTz10

ゆんゆん「あわわわ・・・魔龍にフェンリル、ヒュドラにグロウキメラ・・・!?高レベル冒険者が束になって戦わないと勝てないようなモンスターがこんなにも・・・!」

トニー「ハルクも顔負けの面してるな・・・」

ダクネス「どれも特別指定モンスターになったっておかしくないくらいの伝説級モンスターだ・・・!」

めぐみん「ここは私が!!」ジャキンッ

めぐみん「『エクスプロージョン』ッッッ!!」

  カッ…
  
ズガァァァアアアアアンッ!!!!

 パラパラ…

トニー「ナイス爆裂だ。どうだ?」

めぐみん「手ごたえはありましたが・・・」

  シュゥゥウウ…
693 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:03:04.74 ID:VxVKgTz10

アクア「煙で何も見えな---」

   ゴゥッ!!

アクア「ぎゃーっ!炎のブレス!?ちょっ!誰か何とかしてぇ!!」

ダクネス「私に任せろ!」バッ!

   ドボァッ…

トニー「Wow、火だるまだ。あれ防いだって言うか身代わりになっただけなんじゃ・・・」

ゆんゆん「ダ、ダクネスさーん!!」



アイギス《ところがどっこい、効きません。なぜなら俺は神器だから!!魔法のブレスなんて俺に効くかよ、出直せクソトカゲ!》
694 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:03:32.30 ID:VxVKgTz10

ダクネス「・・・ちぇっ」

アイギス《・・・》

バニル「ネタ娘が爆裂魔法をぶちこんだとはいえ・・・」

ドラゴン・ヒュドラ・フェンリル「「「グルルルル…..」」」

バニル「あれほどの魔獣相手となると、一体倒すのが限界であるか・・・」

めぐみん「ぐぅ・・・」ギリッ…

バニル「・・・ふむ」



バニル「・・・行け」

695 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:04:19.17 ID:VxVKgTz10

めぐみん「・・・へっ?」

バニル「行けと言ったのだ。もう城まで近い、ここは我輩とポンコツ店主で引き受ける。汝らは先へ行け」

バニル「付き合ってくれるな?ウィズ」

ウィズ「えぇ、構いませんよ。ワクワクしますね」ニコッ

トニー「・・・良いのか?」

バニル「大悪魔であるこの我輩が足止めをしてやると言うのだ。深々と感謝するが吉」

トニー「今度店で何か買ってくよ。全員聞こえてたか?ここはバニルとウィズに任せ、今から王城まで一気に突撃する。僕につかまれ、めぐみんは僕の後を追いかけて飛んで来い」

696 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:04:47.99 ID:VxVKgTz10

カズマ「これで良いのか?」ガシッ

ゆんゆん「ウィズさん、バニルさん、頑張ってくださいね!」ガシッ

ダクネス「すまない、ここは任せる!二人にエリス様のご加護があらんことを!」ガシッ

バニル「悪魔の我輩に、神のご加護とは一体何と言う侮辱か。吐き気と寒気が止まらんのでよせ」

アクア「木っ端悪魔は死んでもいいけど、ウィズは死なせちゃ駄目なんだからね!いざって時は身を挺して守りなさいよ?」ガシッ

バニル「貴様こそ、この我輩がお膳立てしてやってるのだから精々活躍して見せるが良い。まぁ最も、貴様に出来る活躍なんぞ足を引っ張って泣き喚き、頭のおかしな信者共を喜ばせる程度の物であろうがな!フハハハハハ!!」

アクア「こんのクソ悪魔!あんたを邪神討伐の前座にし---」

トニー「それじゃ出発」シュゴゴゴゴ….

カズマ「えっ、飛ぶって・・・魔法的なものとかじゃなくてまさかマジで・・・」

 ドシュゥゥゥウウッ!

カズマ・アクア「「ああああああああああ!!」」

 アアアアアアァァァァァ…

697 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:07:39.37 ID:VxVKgTz10

バニル「さて・・・静かになったものだな」

ウィズ「こうして二人で戦うってのは初めてかもしれませんね」

バニル「我輩はいつも店の赤字と戦っておるがな」

魔王軍兵士A「バニル様・・・?それに・・・ウィズ様まで・・・あなた方は魔王軍では・・・?なぜここに・・・!」

バニル「今の我輩はもう魔王軍幹部バニルではない。善良なアクセル市民として評判な、カラススレイヤーのバニルさんである。今日はマナーのなっていないご近所さんを叱りつけに来たのだ」

ウィズ「ごめんなさい。私も中立でいたかったのですが、市民も容赦なく殺すあなた方の主人みたいなのに関してはその限りではないんです」

ウィズ「邪魔さえしなければ、部下であるあなた方を攻撃するつもりはありませんので、できれば撤退していただけると助かるのですが・・・」
698 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:08:20.74 ID:VxVKgTz10

魔王軍兵士A「悪いが、そうはいかないな・・・ゲス野郎なボスだし、今この空に広がる光景を見ても、何を企んでいるのか、さっぱりわからねぇ。多分、俺は今都合がいいように使われているだけなのかもしれない」

魔王軍兵士A「でも、王都を陥落させているというこの状況を逃すわけにはいかない」

魔王軍兵士A「・・・下っ端兵士なりの判断ってやつだ。行け!魔獣共!」

魔龍・フェンリル・ヒュドラ「「「ゴァァァアアアアアッ!!!!」」」


  ドドドドドドド…


ウィズ「・・・説得失敗しちゃいました」

バニル「だろうな・・・全く、これだから下っ端兵士は・・・自分の意志というものをもっておらん。さてウィズよ、準備はできておるか?」

ウィズ「はいっ!『カースド・クリスタルプリズン』ッッッ!!」


     パ キ ィ ン ッ…
699 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:09:45.58 ID:VxVKgTz10
......
....
..
.


王都 上空


 キィィィィイイイ…

アクア「いやーっ!死んじゃう!落ちて死んじゃう!!カズマさーん!!!カズマさーん!!」

カズマ「あああああああ!!!落ちる!落ちる落ちる落ちる!!!!」

トニー「電流を流して手が開かないようにしてある、だから耳元で喚くな!」

ゆんゆん「目を開けてられない・・・!」

めぐみん「情けないですねぇ、自称我がライバル」キィィィィ…

ゆんゆん「めぐみんはその鎧の中に入ってから平気なんでしょ!?あっ、あと胸がアレだから空気抵抗が・・・」

めぐみん「なにおおおおおお!!今すぐ下に落としてあげましょうか!」
700 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:11:20.34 ID:VxVKgTz10

ゆんゆん「ああっ!痛いやめて!落ちたら本当に死んじゃうんだから攻撃しないで!」

ダクネス「くっ・・・この鎧のせいで何も感じられない・・・なぁ、アイギス。一部分だけ解除とかできないのか」

アイギス《出来ないけど、もしできるんだったらこのまま真下に体をパカッと開いて君を投下したいよ》

ダクネス「あっ、そっちの急に落とされる機能の方が欲しい!トニーに改造してもら---」

アイギス《ブラザー!ブラザー助けてくれ!!コイツマジでイカれてる!!俺、神器なのに気が狂いそうだ!》

トニー「そこの狂性堕ーにいちいち突っ込んでると精神が汚染されるぞ。呪われたと思ってあきらめろ。その狂人はもう手遅れなんだ。そして、今一番気が狂いそうなのは僕の方だ・・・」

フライデー『ボス、もう王城は目の前です。どう侵入しますか?』

トニー「普通に、ノックして入る。出来る限りロキのいる部屋に近い階に突っ込むぞ」キュィィィイイン…

ダクネス「ハッ!?待てトニー!何をする気だ!?王城は歴史ある建物なんだ!外壁に穴を開けるのだけは勘弁---」

   ズガンッ!
    パラパラ…
701 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:12:27.45 ID:VxVKgTz10

アクア「うっ、うぅっ、おぢてじぬがとおも゛っだ・・・うえ゛え゛・・・」グスッ…エグエグ…

トニー「よーし、着いたぞみんな。ここ、土足厳禁じゃないよな?」

ダクネス「貴様、さっき私を狂人扱いしたことを謝れ!!どうするんだこの大穴!」

トニー「僕が修繕費を出しておくからそうわめくなよ」

ダクネス「金を出せば良いってもんじゃない!」

カズマ「そこまでにしとけダクネス。警備が厚くて玄関から突入なんて無理だったんだよ」

カズマ「俺の可愛い妹の事だ、“お兄ちゃんうっかり壁壊しちゃった。ごめんな”とでも言えば許してくれるよ」

ダクネス「うぅ・・・不安しかない・・・」
702 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:14:22.82 ID:VxVKgTz10

カズマ「----ッ」ビリッ

カズマ「・・・やばいな。外から侵入した俺達に気が付いた敵が、みんなこの階めがけて押し寄せてきている。このままじゃロキと兵士の挟み撃ちコースだぞ。誰かがここで敵の足止めをしないと・・・」

  スッ…

ゆんゆん「はい。私が引き受けます」

ダクネス「正気か!?魔法使い職一人で残るなど・・・わ、私もここに・・・」

カズマ「た、確かに危ないけど、そしたらロキと戦うときの盾が・・・くそっ、どうすっかな・・・」

アイギス《あー・・・ゴホン。誰か忘れてません?》

ダクネス「アイギス?どうするつもりだ・・・?」
703 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:14:58.20 ID:VxVKgTz10

アイギス《どうするもこうするも、こういうことさ!合・体・解・除!》カッ…

アイギス《こうして俺が変態ちゃんから離れ、そっちの幼い顔してスケベなボディしたお嬢ちゃんと合体する。一人で攻防一体訳だ》

アイギス(ついでに変態クルセイダーという呪いから逃れられるしな)

トニー「・・・悪くない案だ。ダクネスなら、アイギス無しでもその盾と腹筋で耐えられるだろう」

カズマ「これが一番ベストな采配かもな。どうだ、ダクネス?その盾と、今着てるプレートメイルと自前の腹筋で大丈夫そうか?」

ダクネス「ふ、腹筋腹筋いうな!!私はアイギスが無くとも問題ないが・・・ゆんゆんは一人で戦えるのか?」

ゆんゆん「はい!任せてください!」

めぐみん「そう心配しないで良いですよ、ダクネス。我がライバルを名乗る以上、こんな所でくたばるような子ではないハズです。でしょう?」

704 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:16:44.52 ID:VxVKgTz10

フライデー『めぐみん様の言葉を翻訳すると、“気を付けてくださいね、私の親友のゆんゆん”という意味になります』

ゆんゆん「め、めぐみん・・・!」ウルッ…

めぐみん「誰が訳せと言いましたか!最近おかしいですよフライデー!!」

トニー「誰の影響だと思ってるんだ?」

ゆんゆん「心配しなくても大丈夫よ、めぐみん!ここで足止め位できないと、紅魔族族長を名乗る資格なんてないんだから!」

ゆんゆん「めぐみんこそ、邪神なんかに負けないでよね!」グッ

めぐみん「フッ、ゆんゆんのくせしてカッコいいこと言うじゃないですか!任せてください!あのスカしたトナカイ頭は私が粉みじんに粉砕して見せます!!」

トニー「ゆんゆん、君の分の装備を作るために寸法をとるから、僕のラボに後で来いよ?」
705 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:17:53.79 ID:VxVKgTz10

ゆんゆん「良いんですか!?よ、よし!頑張ります!また後で!」

アイギス《ようし、お嬢ちゃん、俺の中へお入り。俺を装着するときのキーワードは『おちんちん祭り』だよ!さん、はい!》

ゆんゆん「え、えぇ!?お・・・お・・・///『おちん・・・』」

カズマ「騙されんなゆんゆん!そしてお前もやめろこのバカ!!セクハラしてる場合じゃねーんだよ!」

トニー「やっぱりこいつ帰ったらスクラップにしないか?」

アクア「私が湖の底にでも封印してあげてもいいわよ?」

アイギス《冗談通じないにゃぁ・・・それじゃ行くぞ、合・体!》カッ…

アイギス《これでもう大丈夫。今度こそ俺達、いいコンビになれる気がするよ!》

ゆんゆん「さぁ、後ろは任せて行ってください!もう時間もないです!」

カズマ「任せた、ゆんゆん!アイギス!行くぞみんな!少し前に城で生活してた時に、暇を持て余して城内をブラついてた俺は覚えてる!この先が王室だ!」ダッ

トニー(なんて頼りにならないセリフなんだろうか)
706 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/04/30(火) 00:19:18.12 ID:VxVKgTz10
一旦ここまでです。出来る限り早めにエンディングを思いついて、最終決戦〜エンディングまでを投稿するつもりです
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 05:24:39.06 ID:5sQUXaGZo

呪いの装備扱いされるダクネスさんww
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/03(金) 00:57:28.11 ID:+8Ys+dxU0
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/d/0/d0c735e3.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/8/6/86166e89.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/a/1/a12c8818.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/2/d/2d31d9ca.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/7/7/7713ed21.jpg
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/07(火) 18:38:55.93 ID:ziPwyQ4b0
まだかな
710 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/07(火) 20:02:15.28 ID:oQh9DN8Z0
エンディングの大体の流れは思いついたので、あとはセリフ回しや戦闘シーンの描写を説明口調になりすぎないように調節しつつ作っていきます
今週末には投稿しますので、もう少々お待ちください
711 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/12(日) 03:03:44.49 ID:2PaFq/bL0
今までアイリスやロキがいる部屋を王室と表現していましたが、正しくは謁見の間でした
王室では全く別の意味になってしまう・・・
文を以下の通りに修正します





>>440

同時刻 王都 王城 王室×

同時刻 王都 王城 謁見の間〇

>>573

王都 王城 王室×

王都 王城 謁見の間〇

>>588


ゆんゆん「えぇっ!?それって王都で一番厳重な王室に近寄るってことですよね!?で、できるかな・・・」 ×

トニー『安心しろ。僕のスーツで一気に王室のある階まで運んでやる。君は光の屈折魔法を使って城を上る僕の姿を隠してくれ』×

ゆんゆん「えぇっ!?それって王都で一番厳重な謁見の間に近寄るってことですよね!?で、できるかな・・・」〇

トニー『安心しろ。僕のスーツで一気に謁見の間がある階まで運んでやる。君は光の屈折魔法を使って城を上る僕の姿を隠してくれ』〇

>>604

王城 王室×

王城 謁見の間〇

>>660

王城 王室×

王城 謁見の間〇

>>705

カズマ「任せた、ゆんゆん!アイギス!行くぞみんな!少し前に城で生活してた時に、暇を持て余して城内をブラついてた俺は覚えてる!この先が王室だ!」ダッ ×

カズマ「任せた、ゆんゆん!アイギス!行くぞみんな!少し前に城で生活してた時に、暇を持て余して城内をブラついてた俺は覚えてる!この先が謁見の間だ!」ダッ 〇


712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:03:54.20 ID:L+QbIbaF0
まだか
713 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/26(日) 20:30:46.92 ID:sUSH0D6H0
お待たせしております
現在親族に不幸があって実家まで帰省したり、客人が家にしばらく泊まり続ける等、SSに取り組めない状況が続いております
来週末には完結させるのでもう少しお待ちください
週の半ばくらいに続きを一部投稿すると思います
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 12:07:57.97 ID:MrpbUOXu0
リアルを大事にで
面白いのでゆるっとお待ちしておりますよ
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/30(木) 01:34:31.94 ID:EZY3A+3u0
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/3/f/3f296cb2.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/5/3/53445fef.jpg
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/30(木) 08:53:24.57 ID:+5Uec23+O
本文なしのURL貼り付けはビビるからやめーや……
717 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:50:14.78 ID:o7OKSS1a0
......
....
..
.


王城 謁見の間前廊下


カズマ「ここが謁見の間に続く扉なんだけど・・・すごいな。警備のけの字もない、がら空きだ」

めぐみん「冒険者の護衛がみんな居なくなったと言うのに・・・よほど自分の腕に自信があるのか、魔王軍を信用していないのか・・・いずれにせよ、どこまでもスカした男ですね」

トニー「ロキと戦う前に作戦会議をしないか?ハプニングがあって、カズマの考えた作戦は無駄になっただろ?」

カズマ「あぁ・・・人質を回収したら外から爆裂魔法を謁見の間にぶちかまして、安全にテレポートでアクセルに帰るって完璧なプランが・・・」

めぐみん「本当です。王城に爆裂魔法をぶち込むなんて、人生を百回やり直しても得られない経験でしょうに・・・残念です」

718 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:52:28.67 ID:o7OKSS1a0

ダクネス「私としては、そんなプランが決行されなくて本当に良かったと思っている・・・」

カズマ「アイリスが許可くれてたんだし、そんなに嫌そうにしなくてもいいだろ」

ダクネス「お前といい、トニーといい、歴史的価値のあるこの建物をなんだと思っているのだ・・・?この国を担う貴族の一人として、国を象徴する建物が破壊されるのは見過ごせないのだが・・・」

トニー「この世界の歴史そのものが消えるかもって事態なんだぞ。建物がどうこう言ってる場合か?」

ダクネス「ぅぐっ・・・!」

カズマ「まさにぐうの音も出ないほどの正論ってやつだな。流石だトニー、面倒ななんちゃって貴族を説得する手間が省けた」スッ…

ダクネス「な、なんちゃって貴族・・・!?」

トニー「お安い御用だ」スッ…

  ゴチンッ

719 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:53:35.04 ID:o7OKSS1a0

アクア「男同士、拳をぶつけて友情を確かめ合うのもいいけど、結局作戦はどうするの?あとカズマ、手を出しなさい。ヒールかけてあげるから」

カズマ「ありがとうアクア。正直今ので拳が砕けるかと思った」プルプル…

トニー「・・・で、作戦は?」

カズマ「いいか、まず先に謁見の間の間取りを教えるからな。とりあえず・・・まぁ、とにかく広い」

アクア「なにそれ・・・」

トニー「漠然としすぎだ。もっと詳しく」

カズマ「今から説明してやるから焦んな!」

ダクネス「確かに広い。この国の四大貴族として何度かあの謁見の間に訪れているが、あれほど壮麗な部屋もあるまい。まるでアイリス様の心の広さと美しさを示すかのような---」

カズマ「どれだけ広いか分かりやすく言うと、あの部屋の中で俺がアイリスとかくれんぼした時、いつまでたっても俺を見つけられなくて、業を煮やしたアイリスが騎士団を使ってまで俺を探しても探しきれなかったくらいには広い」

ダクネス「貴様は神聖な謁見の間で一体何をしているのだ・・・」

カズマ「まぁ、つまり・・・めちゃくちゃ広いうえに柱やらカーテンやら柱やら障害物があって隠れやすいんだ。天井も高くて、おまけにバルコニーもある。ここまで言えば、もう大体わかるだろ?」
720 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:54:27.10 ID:o7OKSS1a0
......
....
..
.


謁見の間


ロキ「・・・!」

ロキ「やっと来たか・・・この玉座の座り心地にも飽きてきたところだ」ギシッ….

トニー「お前が次に座るのは冷たい石畳の上か電気椅子だ。せいぜい今の内にその似合ってない玉座を楽しんでおくんだな」

ロキ「ずいぶんとご立腹じゃないか、スターク。それに仲間が見当たらないが、どうした?ここに来る途中で死んだか?あぁ、そうか・・・隠れてるのか」

トニー「・・・」

ロキ「どうせこれからヒーローとしての矜持だなんだを偉そうに語り、かかってくるんだろうが・・・」
721 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:55:17.26 ID:o7OKSS1a0

トニー「悪いが、僕の新しい仲間にヒーローなんて御大層な奴は一人もいない。僕だけだよ、まともなのは。他の連中は全員そろいもそろってロクでもないのばかりだ」

トニー「DNAにアルコールがしみ込んでいて、宴会芸しか取り柄の無い、知力が僕の百分の一も無い自称女神」

トニー「モンスターより短気で、テロリストに片足突っ込んでる、名前と頭のおかしい爆裂娘」

トニー「あと変態」

トニー「こいつらはそう簡単に死ぬ連中じゃない。お前をぶちのめすチャンスを、まだかまだかと伺っているさ」

ロキ「そいつらがなんだと言うのだ?どこかに隠れていると言うのならば・・・」スッ…

ロキ「お前を死体にしておびき出す!」バッ

トニー「!」

ロキ「遅い!『カースド・ライトニング』ッ!!」ズァッ

722 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:57:02.58 ID:o7OKSS1a0

  スカッ…

ロキ「!?」

ロキ「なっ・・・攻撃がすり抜けた・・・?」

トニー?「君がヴォーミアでやったチープな身代わりの術を真似させてもらった」ザザー…

ホログラム発生装置「」ヴゥーンッ

ロキ「フッ・・・ハハハハッ!全員そろって隠れているというわけか!小賢しい手を使うようになったとは思ったが、とうとうネズミのようにこそこそするようになるとは!」

ロキ「いいだろう、ヴォーミアで犬死したあの哀れな臆病者のように殺して---」

   ピシッ…

ロキ「---!」

723 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 21:58:16.92 ID:o7OKSS1a0

トニー「そうそう、僕のこの素晴らしいロクでもない仲間はもう一人いるんだ。ほら、自己紹介してやれ」


   バリィィィィイインッ


ロキ(窓の外---!)

カズマ「どうも久しぶり!哀れな臆病者のカズマです!」ギリリッ…

ロキ「なんだと!?」

  バシュッ!

ロキ「ッ!」パシッ

ダクネス「おい、あの男飛んできた矢を素手で受け止めたぞ!?」

724 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:00:07.74 ID:o7OKSS1a0

カズマ「問題ない」スッ…

ロキ「・・・」ポイッ

   カランッ…

ロキ「・・・そのボタンを押せば、矢が爆発するんだろう?知っている攻撃だ」

カズマ「ちょっと違うな。めぐみん!出番だぞ!」




シュゴゴゴゴ…



めぐみん「さぁ、邪神ロキ。あなたより悪い魔法使いがやってきましたよ。悪い魔法使いの本能に従い、その邪神の座を明け渡してもらいに来ました」スチャッ

カズマ「その矢はな、爆発するんじゃない---」スッ…

ロキ(何か---)

カズマ「---爆“裂”するんだ」ポチッ

ロキ(---マズイ!)バッ…

 カシュンッ 
  ピピピッ


725 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:01:48.85 ID:o7OKSS1a0


カズマ・めぐみん「「『エクスプロージョン』ッッ!!」」


   ズドォォォオオオオァァァッ!!!


カズマ「ぶははははは!!なにこれ!!すっごい爽快!めぐみんが取り憑かれた理由が少しわかった気がする!」

めぐみん「わははははは!!まさかカズマと二人で爆裂魔法が撃てる日が来るとは!カズマの方はスクロールなのが残念ですが・・・」

トニー「文句言うな。そのスクロール、作るのかなり大変だったんだぞ。僕とウィズで夜なべして作ったんだからな。もっと重要な局面で使ってくれ」シュゴゴゴゴ…

カズマ「今がその時だったろ。窓ガラスをぶち破ってカッコよく参上。決めセリフもばっちりだった」

カズマ「・・・バルコニーの下で、飛べない俺達をめぐみんとトニーが肩車してホバリングで待機してる絵面を除けば・・・」

アクア「うぅ・・・お尻痛かった・・・」サスサス…

ダクネス「鋼鉄の肩の上にひたすら座り続けさせられる・・・うん、悪くない・・・」

726 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:02:28.85 ID:o7OKSS1a0

アクア「まっ、何はともあれ作戦が完璧に行って良かったじゃない!」

    ザッ…

ロキ「・・・」ギロッ…

トニー「・・・怒らせるまではな」

カズマ「お前がそうやってフラグを立てるから・・・」

アクア「ねぇ!そうやってなんでもかんでも人のせいにするのは良くないと思うの!」

ロキ「お前の喚き声が耳障りだ!水の精!!」ジャキィン!!

  ダッ!

アクア「ぎゃあああああっ!?なんで私見てダガー構えてるの!?なんで私に突っ込んでくるの!?」

727 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:03:10.61 ID:o7OKSS1a0

ダクネス「私が守る!」ジャキンッ

トニー「ダクネス!盾を切り分けろ!殴りやすくなる!」

ダクネス「了解した!」バギンッ

ダクネス「さぁ、ロキ!いざ尋常に勝負!」ダッ

ロキ「どけッ!人間が!」ヒュンッ!

   ガキィィンッ!!

ダクネス「ふふ・・・良い斬撃を放つではないか・・・!」ググッ…

ロキ(この女・・・私の腕力に・・・神の腕力に対抗してるだと・・・!?)グググ…

728 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:03:46.97 ID:o7OKSS1a0

ダクネス「フハハハ!どうしたロキ!神の力とはそんなものか!もっと力を込めて、私を屈服させてみろ!膝を折らせ、地べたに這いつくばらせ、頭を足蹴にして床を舐めさせ・・・」

ロキ「き、気色悪い・・・!退け!」ドガッ!

ダクネス「がはっ!」ドシャッ

ロキ「死ね」シャキンッ

  ヴァゥゥウンッ

ロキ「ッ!」ギィンッ

トニー「腕力勝負してる時に蹴りを入れるなんて反則だぞ」キュィィイ…

729 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:04:31.17 ID:o7OKSS1a0

ロキ「だからなんだ。私は裏切りの神だぞ」

カズマ「あーっ!あいつ、前はイタズラの神とか言ってたのに、急に裏切りの神とか名乗りだしたぞ!ヴォーミアで突っ込まれたのがよっぽど恥ずか」

ロキ「『カースド・ライトニング』ッッ!!」


   ズァッ!


アクア「『リフレクト』―ッッ!」ギィンッ

アクア「カズマは馬鹿なの?なんでこの中で一番弱いのにヘイト集めるようなことするの?今私がロキの魔法を弾いてなかったら死んでたわよ?馬鹿は死んでも治らないの?」

めぐみん「今のロキは杖を持っていなかったからこそよかったものの、もし持ってたらアクアでも防ぎ切れたかどうかわかりませんでしたよ?危ない所でしたね」

トニー「僕がいるからって気が大きくなるのは良いが、無謀なことはするなよ?守り切れるとは言えないんだからな、ボウズ」

カズマ「あ、あぶねー・・・」

730 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:05:25.77 ID:o7OKSS1a0

ロキ「そう何度も防げると・・・」

  ガシッ

ロキ「!?」

ダクネス「ふふふ・・・あんな蹴り程度で私を倒せるとでも思ったか・・・?」グググ…

トニー「ナイスワーク。そのまま顔面にキツイ一撃をお見舞いしてやれ」

ダクネス「くらえ!」ブンッ

ロキ「クソッ!」

  スカッ…

731 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:10:40.08 ID:o7OKSS1a0

ロキ「・・・?」

トニー「冗談だろ・・・」ハァーッ…

ダクネス「い・・・今の私を見ないでくれ・・・///」カァァ…

ロキ「・・・もういい、お前なんぞ放置していても何の脅威にもならんだろう、そこで寝てろ!」グイッ

  ブォンッ

ダクネス「あああっ!!」

  ヒュンッ

めぐみん「ダクネス!!」

フライデー『めぐみん様、その位置では飛んできたダクネス様と衝突しま---』
732 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:12:57.57 ID:o7OKSS1a0

めぐみん「あうっ!?」ガシャァンッ!

カズマ「めぐみん、ダクネス!あいつ、いかにも魔法使いっぽい見た目しといて、肉弾戦まで強いのかよ!クソッ、これでも食らえ!」ギリギリ….

  バシュッ

ロキ「フンッ・・・」キンッ…

ロキ「先ほどの異質な矢でもない限り、貴様の放った矢など簡単に弾けるに決まっているだろう」

カズマ「嘘だろ!?強力な貫通力の設定どこ行ったんだよ!?」

733 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:14:24.77 ID:o7OKSS1a0

トニー「これならどうだ?」ジャキンッ

  パシュゥゥゥ…
   ズガァァアンッ

ロキ「またミサイルで煙を上げて目くらましか・・・神が相手だぞ?もっと楽しませてみろ」

トニー「神ならこっちにもいるぞ。自称だが」

アクア「ゴッドブロー!!」ゴウッ!

   ドゴッ

ロキ「がっ!?」グラッ…

734 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:16:27.15 ID:o7OKSS1a0

アクア「トニー!今よ!」

トニー「ああ」

 【カースド・リパルサー・アームキャノン オンライン】

  ジャキィンッ…

トニー「ぶっ飛べ」


  ズギャァァァァアッ!

    
ロキ「ぐぁぁあああっ!!」

  ドゴォォオオンッ

めぐみん「うおおお!腕が大砲に変形するとかずるいです!私のスーツの腕も杖に変形するようにしてください!」

トニー「帰ったらな」

735 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/05/30(木) 22:20:25.51 ID:o7OKSS1a0
一旦ここまで
まさかの今週土曜日にも来客の予定が入ってしまい、今週末に完結させることができなくなるかもしれません
とりあえず週末までに載せれる分まで載せます
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/02(日) 20:39:42.38 ID:j0I26m1JO

ロキにまでドン引きされるダクネスさん(ある意味)かっこいい……
737 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:52:55.67 ID:lAwjL2Q/0

アクア「それより見てた!?あの邪神相手でも私のゴッドブローが効いたわ!!トニー、カズマ、見てた!?ちゃんと私の活躍見てた!?」

カズマ「ごめん、トニーの方しか見てなかったわ。だって男の夢の変形だし」

アクア「えぇーっ!?なんで私の大活躍を見てないのよー!せっかく勇気を振り絞って殴り掛かったのに、トニーが映像に残してたりしてないの!?邪神を殴る女神とか、壁画とかにしたら信者が増え---」

  「『トルネード』ッ!」

  ゴゥッ!

アクア「ひゃばあああああ!!??」ヒュゴォッ!

  ギュルルルル…
   ドギャッ

アクア「ふぐぅ・・・」ドサッ…

738 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:53:58.03 ID:lAwjL2Q/0

カズマ「アクア!」ダッ

ロキ「他人の心配をする暇があるのか?」シャキンッ

カズマ「げぇっ!?いつの間にこんな近くに!?ト、トニー!助けてー!!助けてぇえー!!」

トニー「待ってろ!」

ロキ「させると思うか?『クリムゾン・レーザー』!」ドゥッ

【魔法攻撃検知 対魔法魔力式バリア 展開】

トニー「っ!」ヴァチチチチッ…

739 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:54:24.95 ID:lAwjL2Q/0

フライデー『ボス、ダメージ許容値突破。バリアが決壊します』ビーッ

  バチィンッ

トニー「ぐっ!」ズガンッ

  ズドォ…ン

ロキ「さて・・・これでお前を守るやつはいなくなったわけだが・・・自殺するなら今だぞ?」

カズマ(こ、こうなったら・・・)

カズマ「ま、待て待て!ちょっと話を聞かせてくれ!」

カズマ(少しでも時間稼ぎを・・・)

740 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:55:13.29 ID:lAwjL2Q/0

ロキ「時間稼ぎか、小僧。いいだろう、どう稼ぐか見せてもらおうか」ニヤッ

カズマ(バレてる!!)

カズマ「た、単純に気になったんだよ!なんでこの世界に大陸丸ごと呼び寄せたのか。この世界を征服するだけじゃ終わらないのか!?」

カズマ「いつでも殺せるような小僧にくらい、話してくれたっていいだろ・・・?」

ロキ「・・・」

ロキ「・・・もし、誰の手も届かない場所に瞬時に逃げる力を持っていたとしたら?」

カズマ「・・・へ?」

741 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:55:43.66 ID:lAwjL2Q/0

ロキ「元居た世界で、どんな行動を起こそうが、どんな敵が侵略してこようが・・・」

ロキ「その場で国ごと消えることができるとしたら?」

カズマ「そんなの・・・」

カズマ(そんなの・・・無敵じゃないか。自分より強い奴が来たって関係ない。世界中敵に回したって逃げられる)

ロキ「察したようだな、その通りだ。今空の穴の向こうに見えているのはアスガルド、私の国だ」

ロキ「今そこで王を務めているのだが・・・いかんせん外敵に対して不十分だ」

ロキ「私の敵は多くてね」

カズマ(でしょうね)

742 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:56:24.16 ID:lAwjL2Q/0

ロキ「私がこの異世界に来たのはキューブの力による完全な偶然だったが・・・これはチャンスなんだ」

ロキ「文字通り、誰の手も届かぬ帝国を作り上げる為のな・・・」

ロキ「いいか小僧。一つ教えておいてやるが・・・純粋な武力のみで生き残れるほど世の中甘くは無い」

トニー「なんだ、避暑地が欲しかったのか?」シュゴゴゴゴ…

めぐみん「案外心配性なのですね」

ダクネス「それで自分より劣ってる国を侵略して、植民地にしようと言うのか。神が聞いてあきれる」

ロキ「どこにでもある話じゃないか。それこそ、お前達人間の世界でも」

アクア「えーっと・・・えーっと・・・」

トニー「決めゼリフや軽口が浮かばないなら、無理して考えなくてもいいぞ」

アクア「うぐっ・・・と、とにかく!カズマの時間稼ぎで体勢が建て直せたわ!これで五対一よ!」

743 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:56:55.81 ID:lAwjL2Q/0

カズマ「まっ、ざっとこんなもんだな。俺の巧みな話術に掛かれば神だって・・・」

ロキ「子供の遊戯に付き合うのも楽じゃないな・・・」フーッ…

カズマ「おいおいおい!負け惜しみかよ!現に時間稼いで体制立て直したのは俺ですぅ!!お・れ!」

ロキ「・・・」スッ

ダクネス「おい!さっきの敵兵士が持ってた転移の魔道具だぞ!何か呼び出す気---」
  
 ヴンッ…

  カッ…


744 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:58:57.52 ID:lAwjL2Q/0


アクア「まっぶ・・・」

  ッッ---…
 
アクア「し・・・い?」パチッ

 「グルルルル…」 「コロス…コロス…」
「カァァッ…」「キェェェエッ!」
  「ヴァァ….」 「オオオ…」

アンデッドナイト「「「「「ヴアァア…」」」」」

ゴーレム「「「「「オオオオ…」」」」」

ミノタウロス「「「「ブルル…」」」」

アクア「」

カズマ「」

ロキ「そうだな・・・これで五対三百くらいだろうか?ハハハハッ!何故わざわざお前の時間稼ぎに付き合ってやっと思う?」

ロキ「お前たちはもう・・・詰んでるからだ!!」

745 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 20:59:46.92 ID:lAwjL2Q/0

ダクネス「そ・・・そんな・・・」ゴクリ…

めぐみん「爆裂魔法は後一発だけなのですが・・・」ダラダラ…

トニー「アクア!アンデッド族だけでも減らせないか!?」

アクア「・・・ハッ!わ、わかったわ!『ターンアンデッド』!」バッ

  キュァンッ!

アンデッドナイト「「「「ヴォェェェ….」」」」シュゥゥウウ….

アンデッドナイト「「「「ヴヴゥ….」」」」ユラッ…

アクア「!?」

カズマ「消しきれてないぞ!?どうなってるんだ!?」

746 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:01:14.43 ID:lAwjL2Q/0

めぐみん「デュラハンの時と同じです!そのアンデッドには神聖魔法に対して抵抗が付く加護が掛けられていますよ!」

ロキ「ご名答。すべてのモンスターに強化や耐性向上の加護が掛けられている」

カズマ「ト、トニー・・・」ガタガタ…

トニー「カズマ、落ち着け。まぁ、当初予定してたよりちょっと死ぬ確率が高くなったが、きっと何とかなる」

カズマ「・・・」

ダクネス「すこしは安心させるようなセリフを言えないのか!?」

トニー「僕がセラピストに見えるか?」

ダクネス「せ、せらぴ・・・?」

747 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:01:49.62 ID:lAwjL2Q/0

トニー「あー・・・この男は口が達者なんだ、言ってもめちゃくちゃなへ理屈言って返してくるだろ。だから---」

  ガシャッ!
   ガキガキガキ…

トニー「行動で士気を挙げる」

   ジャキィンッ!

トニー「アクア!僕の背中に魔法を撃て!」ガシゥンッ!

アクア「えぇっ!?トニー、背中に羽みたいのが生えてるわよ!?天使になったの!?」

トニー「ただの魔力吸収口だ!早くやれ!」

ロキ「させるな!ミノタウロス部隊!なだれ込め!!」

748 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:02:23.75 ID:lAwjL2Q/0

ミノタウロス「「「「ブムォォォオオッ!!」」」」

めぐみん「おっと、それ以上近づくなら・・・私の爆裂魔法を撃ちますよ?」

ミノタウロス「「「「ブモォッ!」」」」ズザザッ…

ロキ「ミノタウルス部隊、何を恐れている、ハッタリに決まっているだろう。あの距離で撃ったら自分も巻き添えを・・・」

めぐみん「ほうほうほう!!ハッタリを言うと思うのですか!この私が?いいでしょう、いいでしょう!そう思うならかかって来るがいいですよ!」ギラッ…

カズマ「おいやめろ!そいつはマジで撃つからやめろ!頼むから煽るな!その魔物が本能で恐れてるのがその証拠だよ!」

ロキ(この女イカれてるのか・・・!?)ゾッ…

749 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:02:50.99 ID:lAwjL2Q/0

ロキ「ッ・・・『ブレード・オブ・ウィンド』ッ!」ゴゥッ

ダクネス「フンッ!」ギィンッ!

ダクネス「どうした邪神!ヴォーミアで撃ってきた魔法のほうがはるかに気持ちよさそうだったぞ!」

カズマ(んん・・・?なんで威力があんなに落ちてるんだ・・・?)

アクア「『セイクリッド・エクソシズム』!『セイクリッド・ハイネス・エクソシズム』!『セイクリッド・ターンアンデッド』!」ドドウッ ドウドウッ

  キュィィィィイインッ…

【エネルギー出力値 最大】

【セイクリッド・ユニビーム 発射可能】


トニー「全員伏せろ!」ヴゥンッ…

750 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:03:29.71 ID:lAwjL2Q/0

  ヴァァァァァアアアンッ!!

「「「グギャァァァアアアッ!!!」」」

  シュゥゥゥゥ…

「「「グルルル…」」」

トニー(クソっ・・・今ので百体も倒せてないのか・・・!)

ロキ「それだけの大技を撃って、潰せたのがミノタウロス部隊だけ・・・打つ手も尽きたか?なら・・・そろそろ幕引きにしようか」スッ…

ロキ「行け」

アンデッドナイト「「「「ヴォォォォオオッ!!」」」ドドドド…

751 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:04:17.63 ID:lAwjL2Q/0

めぐみん「『エクス』」

ロキ「二度も同じ手が使えると思うな!『ファイアー・ボール』!」ゴァッ!

ダクネス「まかせろ!」ギィンッ!

ロキ「変態鎧女の手がふさがった今だ。イカれてる女を仕留めろ」

アンデッドナイト「ヴァァアッ!」ブォンッ!

ダクネス「しまっ・・・めぐみん!何とか避け---」

めぐみん「きゃあああああっ!」ズガンッ!

アクア「めぐみん!!」

752 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:05:53.27 ID:lAwjL2Q/0

ダクネス「私が敵を引き付ける!そのうちにめぐみんを!『デコイ』ッー!」

アンデッドナイト「「「カァァァッ!!」」」ドドド…

ダクネス「あぁっ!腐臭まき散らすゾンビ共が私に群がってくる!!」

トニー「援護する!だから援護したく無くなるようなセリフを吐くな!」キュィィィイッ

カズマ「俺はアクアとめぐみんの方に!」ダッ

  ズガァンッ…
 ドガガガ…

カズマ「めぐみん!無事か!?」

アクア「『ヒール』!めぐみん!めぐみん!しっかりして!」

めぐみん「スーツを着てたので何とか・・・」ヨロッ…

753 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:06:22.02 ID:lAwjL2Q/0

アンデッドナイト「ヴォァァァ…」ジャキッ…

カズマ「ア、アクア!ダクネスのデコイからもれた敵がこっち来てるぞ!」スチャッ

 ギリリ…
  バシュッ!

カズマ「『ライトニング・ストライク』ッ!」ポチッ

  ヴァチチチィッ!!
 
アンデッドナイト「「「ヴァァ…」」」ゾロゾロ…

カズマ「駄目だ!相手が多すぎる!アクアーっ!アクア様ーっ!」

754 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:07:05.03 ID:lAwjL2Q/0

アクア「『ターンアンデッド』!『ターンアンデッド』!」

アンデッドナイト「「「ヴァァァアアツ!!」」」

ゴーレム「「「「ウォォオオオッ!」」」

アクアー「いやー!!ターンアンデッドでも消しきれないし、ゴーレムまで来ちゃったんですけど!カズマさーん!カズマさーん!!!なんとかしてぇぇええ!!!」

カズマ「うぉぉおいっ!お前の取り柄と言ったら宴会芸と対アンデッドだろ!もっと頑張れよ!!」

アクア「もう無理よ!助けてー!助けてーっ!」

ダクネス「アクア!カズマ!グッ・・・敵の壁が厚くて行けない!トニー!行けるか!?」

755 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:07:56.86 ID:lAwjL2Q/0

トニー「踏ん張れボウズ共!今行くからな!」ドシュゥゥッ

フライデー『ボス、敵急接近!避けてください!』ピピピ…

アンデッドナイト「ハァ゛ァ゛ア゛ッ」ガバッ ガシッ

フライデー『拘束されました!脱出を!』

アンデッドナイト「ガァッ」ブンッ

トニー「ッ!」ドガッ…

  ズザザッ…
   ゴロゴロ…

756 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:08:29.80 ID:lAwjL2Q/0

トニー「意地でも行かせないつもり---」ムクッ…

アンデッドナイト「「「「ヒヒ…ヒヒヒ…」」」」

トニー「---Ah―・・・フライデー?」

フライデー『敵の群れの中心に放りこまれました。全方位囲まれています』

アンデッドナイト「「「「ヴォアァァァアアッ」」」」グァッ…

トニー「なぁ、タイムって出来---」

   ドガッ バキッ
 ガッガッガンッ ドゴッ
   カーンッ コーンッ

アクア「あああっ!頼みの綱のトニーが袋叩きに!」

757 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:09:31.87 ID:lAwjL2Q/0

カズマ「クソォォオッ!!俺はこの先安定した未来が約束されてるんだ!ハーレムも約束されてるんだ!こんなところで死にたくねぇよぉぉおお!!!」

めぐみん「カズマ、次会う世界でも、私たち会えたら良いですね。一緒に爆裂魔法で消えますか?」

カズマ「・・・ゴーレムに殺されるよりはいいかもな」

アクア「めぐみんもカズマさんもあっきらめないでよ!!あああーっ!もうそこまできてるーっ!!死んじゃう!私女神なのに死んじゃう!」

アンデッドナイト「「「「ヴォォォオッ!」」」」

アクア「いぃぃぃやぁぁああっ!」

カズマ(俺の幸運ってなんなんだか・・・エリス様、次の人生は別に裕福でなくてもいいですから、またこいつらと---)

758 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:10:03.53 ID:lAwjL2Q/0

   カッ…

  ギュァァァァァアアンッ!!

ロキ「!?」

アンデッドナイト「「「「「ゲェァァァアアッ!?」」」」ジュゥゥゥ…

カズマ「な、なんだ!?なんだこの光の柱!?アンデッドたちが次々と浄化されていくぞ!?」

めぐみん「いい、一体なんですかこの魔力は!?これは、まるであの時のような・・・」

アクア「この感じ・・・まさか・・・」


  ----ッッッ…




   ザッ…


エリス「久方ぶりですね、邪神ロキ。天界の名の元に、あなたを打ち倒しに来ました」

759 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:10:51.30 ID:lAwjL2Q/0

カズマ「エリス・・・様・・・?」ポカン

めぐみん「えっ・・・えっ・・・?」ポカン

ダクネス「・・・???・・・!?!?!?!?」

アクア「あーっはっはっは!!どーよ!?観念しなさい!あんた達!!」

エリス「さぁ、邪神ロキ!この世界の命運をかけ、勝負なさい!」ジャキィン!

エリス「ハァァアッ!」ブォンッ

  ド ゴ ォ ン ッ

ゴーレム「「「「ゴァ…アァ…」」」」ブァッ

   パラパラ…

760 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:15:46.94 ID:lAwjL2Q/0
>>759 のシーンの元ネタ ※IWネタバレ注意!



サノスの軍を迎え撃つためにワカンダで戦うアベンジャーズだったが、敵の圧倒的物量の前に押し切られそうになってしまう
その絶体絶命のピンチの時に命懸けでストームブレイカーという武器を手に入れたソーとロケット、グルートが虹の橋で現れ、敵をなぎ倒すという劇中屈指の鳥肌シーン

BRING ME THANOS!!!



https://www.youtube.com/watch?v=z_p0FkiE_N4
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/02(日) 21:16:37.33 ID:1H6aX8BO0
http://www.youtube.com/watch?v=z_p0FkiE_N4
762 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:18:46.70 ID:lAwjL2Q/0

トニー「・・・Wow」シュゴゴゴ…

カズマ「おっ、トニーもダクネスもよく戻ってこれたな」

トニー「彼女のおかげでな」

カズマ「ダクネスはどうしたんだ?抱えられてるけど、大怪我でもしてるのか?」

トニー「いや・・・ただ信仰対象に会って放心状態になってるだけだ。遠い国にいる僕のファンと握手した時もこんな感じの---」

カズマ「俺、女神様って神聖な魔法とかでもっと清らかに戦うと思ってた。あんなメイスで力任せにゴーレムを粉々に薙ぎ払うのはさすがに予想外過ぎる」

トニー「・・・」

763 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/02(日) 21:20:57.22 ID:lAwjL2Q/0
今回はここまで
今度こそ次の投稿で終わらせたいと思います
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 12:32:00.96 ID:SIlYvMLmo
エリス様あの見た目で脳筋ファイタータイプなのかよ笑った
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 13:26:24.67 ID:6xFwjdm/o
えっ…胸筋がありそうには…あまり…
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 08:26:35.42 ID:PBeyE2fiO
トップとアンダーの差があまりないだけなのだから大胸筋は発達してる可能性は残ってるだろ!
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/09(日) 16:10:58.51 ID:2rxaPp6F0
そろそろ
768 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 21:11:11.12 ID:TqiOPsbS0
続きは今夜載せるつもりです
もう少しお待ちください
769 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:17:52.65 ID:TqiOPsbS0

めぐみん「私もちょっと驚きです・・・」

ダクネス「・・・」ポカン

トニー「おい、ダクネス戻ってこい」ペシペシ

ダクネス「ハッ!?あ、あのお姿・・・確かに教会で記されていた通りの・・・!」

トニー・アクア「「胸意外な(ね)」」

エリス「・・・」

770 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:18:35.35 ID:TqiOPsbS0

ダクネス「貴様ら!御神体に何て無礼を働くんだ!いい加減に---」

ロキ「『カースド・ライトニング』ッ!」ズァッ!

ダクネス「!」

エリス「『リフレクト』―ッッ!」ギィンッ!

エリス「ダクネス、油断は禁物ですよ。私は全く気にしてないので、怒らなくても大丈夫です」

ダクネス「エリス様に助けていただけるとは、なんという感謝の極みで・・・あれっ?今私の名を・・・あの・・・大変失礼なことをお聞きしますが・・・どこかで会いましたか・・・?」

エリス「き・・・気のせいではないでしょうか・・・」フイッ…

771 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:19:09.09 ID:TqiOPsbS0

ロキ「あぁ、思い出したぞ・・・誰かと思えば・・・あの時震えていた娘じゃないか」

エリス「今もそう見えますか?」スッ…

エリス「『セイクリッド・プロミネンスブレア』――ッッッ!!」


  ズァッ…

 ギュァァァァァアアンッ


ロキ「!?」

カズマ「えっ!?なにあれ、エリス様って破壊光線撃てるの!?」

ロキ(この手は使いたくなかったが・・・!)バッ

772 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:19:45.19 ID:TqiOPsbS0

四次元キューブ「」ガシッ…

ロキ「『ケイン・ブラスト』ッ!」ジャキッ

   ヴォッ!

   ドゥゥゥウンッ!!

  ヴァチチチチチィッ!

  ズガァァァアアアンッ

ロキ(キューブまで使った魔法を相殺するとは・・・身に着けてる装備の力か?)

カズマ「うぉぉおおっ!光線魔法と光線魔法がぶつかり合って弾ける!これぞ異世界!これぞ本物の魔法戦!しかも神VS神!これは燃える!まさに神話の戦いだ!」

めぐみん「待ってくださいカズマ。それでは私の魔法が偽物みたいに・・・」

773 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:20:12.47 ID:TqiOPsbS0

カズマ「あんな一発先に撃ちゃ敵が消し飛んでお終いの風情の無い魔法のどこが本物の魔法なんだよ」

めぐみん「な、なにおう!?」

カズマ「・・・ん?おい、みんな窓の外見てみろよ」

めぐみん「話をそらそうとしないでくださいよ!私の魔法こそが・・・あれっ・・・?」

フライデー『ボス、空にあったゲートの範囲拡大が止まっています』

トニー「ああ、見えてる。だが何故急に・・・」

アクア「みんな!ロキの手を見て!キューブ持ってるわよ!キューブ!あれからエネルギーを得て魔力を強化してるんだわ!卑怯よ!ズルいわよ!」

トニー「誰か取り出したところを見たか?」

ダクネス「何もない空間から取り出したように見えたが・・・」

トニー「フライデー、ロキの近くをスキャンしてなにか隠されていないか探し出せ」

フライデー『スキャン中・・・ボス、スキャンの結果、ロキの少し後方に三メートル四方ほどの装置を確認しました。特殊な魔術で姿を隠しています』

トニー「攻撃する」キュィィィィ…


774 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:20:50.28 ID:TqiOPsbS0


 ヴァゥゥウウンッ!
   バチィィィンッ!

トニー「クソッ、弾かれた!」

フライデー『装置は結界で守られています。動力源はキューブと複数のコロナタイトで構成されており、エネルギーが常に供給され続けています。突破は爆裂魔法でも不可能です』

トニー「なんだと・・・」

ロキ「無駄だ。魔王城の結界よりも強固な術式で形成されている。そこの精霊が二人掛りでも解けはしない」

アクア・エリス「「精霊じゃなくて女神だから(ですから)!!」」

トニー「転送ゲートの拡大が止まっているのはロキがキューブを引っこ抜いて攻撃に使っているせいで、転送のエネルギー供給までリソースを割けないからか・・・今の内にゲートを閉じる方法を探すか・・・」

ロキ「ゲートの拡大は不可逆だ。誰にも止められない」

775 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:21:29.96 ID:TqiOPsbS0

トニー「生憎、可能性を追求し、不可能を可能にするのが科学者ってもんなんでね」

ロキ「なら、死んでからゆっくりと考えて突き止めるんだな『インフェルノ』ッッッ!

  ゴォォォォオオッ

カズマ「ゲッ!また来た!あの獄炎魔法だ!」

エリス「『リフレクト』!」

  ゴゴゴッ…

エリス「くっ・・・!」ジリジリ…

   ボボッ…

カズマ「ヤバイ!火が止めきれてない!あふれた炎がこっちに来るぞ!」

ダクネス「エリス様ー!!」
776 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:22:04.84 ID:TqiOPsbS0

アクア「任せなさい!『セイクリッド・クリエイト・ウォーター』―ッッ!!」バシャァァァアッ


 シュゥゥゥウ…


エリス「助かりました。アクア先輩・・・」ビショッ…

アクア「あっ、ごめんね?テヘペロ!」コツンッ

エリス「あはは・・・お気になさらず・・・」

めぐみん「とりあえず、ロキがあの装置にキューブを入れるのを阻止する・・・ということで良いのですか?」

トニー「そういうこと」

777 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:22:52.00 ID:TqiOPsbS0

アクア「で・・・でもキューブを持たせたままだとロキは・・・」

エリス「えぇ、先程のような強大な魔法をありったけ撃って来るでしょう」

アクア「やっぱそうよね!?ポンポンポンポン撃って来るわよね!?大丈夫なの!?私達大丈夫なの!?」

トニー「おい落ちつ」

アクア「大体、エリスの装備何よそれ!指輪十個にネックレスに羽衣にメイスって、神器フル装備じゃない!しかもどれも悪魔と戦う決戦用の神器じゃないの!私にもよこしなさいよ!」グイグイ

ロキ「・・・」

エリス「アクア先輩!離してください!これは事情を話したうえで、特別に許可をもらって装備してる物なので、他人に貸すと怒られるんですよ!今回ばかりは勘弁してください!」

アクア「指輪半分で良いから!ねっ?お願いよ!さすがに地上に堕ちて力が落ちてる私じゃロキに対抗しきれないわよぉ!!」

ロキ「・・・」

トニー「少し待っててもらえないか?」

ロキ「・・・いいだろう」

トニー「飼い主君、君のペットが暴走しているぞ。手綱を取って落ち着かせてやってくれ」



カズマ「エリス様、エリス様のパッドも神器の内に入ってますか?」

トニー「飼い主君!」

778 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:23:31.28 ID:TqiOPsbS0

ロキ「スターク・・・」

トニー「悪いが、もう少し・・・」

ロキ「・・・お前に少し同情するよ」

トニー「・・・どうも」

トニー「おい、聞けアクア。とうとう敵に同情されたぞ」ガツンッ

アクア「いったあああっ!?こんのヒゲニート、何てことすんのよ!?あんたの拳でゲンコツなんてしたらメチャクチャ痛いに決まってるじゃない!」



めぐみん「カズマもいい加減戻ってきてください!」ガンッ!

カズマ「ぐああああっ!脳みそ出た!絶対はみ出た!」ゴロゴロ…

779 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:24:00.18 ID:TqiOPsbS0

ダクネス「なにもはみ出てなどいない。エリス様もいるのだ、負ける気がしないだろう!さっさと立たんか!」

めぐみん「女神に対して鼻を伸ばしているからですよ」

カズマ「嫉妬してるならそう言えよ・・・いたたた・・・」サスサス…

トニー「いいか?現状、ワープゲートを止めるにはロキがキューブを使わざるを得ないほどの攻撃を浴びせ続けるしかない」

アクア「それは分かってるけど・・・」

トニー「僕はゲートを閉じる方法を考えつつ戦う。カズマは嫌がらせか作戦の指揮を頼む」

カズマ「はいはい、ちゃんと守ってくれよ?油断してるとすぐに俺は死ぬからな?わかってんだろうな?」

780 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2019/06/09(日) 23:25:45.14 ID:TqiOPsbS0

ダクネス「何故強気なのだお前は・・・?」

トニー「その調子だ。君は生き残ることに専念して、いやらしく戦ってくれ」

カズマ「お前士気を上げるのか下げるのかどっちかにしろよ!」

ロキ「・・・もういいか?」

トニー「ああ、もう大丈夫だ。だよな?そうだと言ってくれ」

カズマ「なぁ、あいつがわざわざ待ってくれるなんておかしくないか?俺だったら敵が準備してる間なんて絶対に見逃さないけど」

ロキ「別に構わないさ」



ロキ「準備していたのはお互い様なんだからな」スッ…

514.23 KB Speed:0.3   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)