【艦これ】究極!!変態提督!

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83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 11:08:44.34 ID:VwB17MxP0
大鳳「烈風と流星、この変態を見たかったの」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:07:39.22 ID:so7hKClw0
毎日暑いですね…
続きを書く気力がもりもり削られる今日この頃、皆様水分補給はしっかりとされていますでしょうか?
トイレの回数が多くなってきたり、スポドリが美味く感じられるようになってると危険状態ですので水分、塩分とりましょうね…
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:08:30.04 ID:so7hKClw0


提督私室



⊃ パンツ ⊂



男「川内のパンツを被るとニンジャになれるとは思わなかったなぁ。」



提督がしげしげと見つめるのは艦娘、川内のおパンツ。



男「にしても色気のない実用一辺倒だなぁ。」シゲシゲ



提督が川内のおパンツを手に入れたのは実に幾つかの偶然が重なっての事だった。

それは、とある日の事だった。

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:09:34.27 ID:so7hKClw0


鎮守府ランドリー



男「今日はお休み、お休みだから〜♪」フフンフーン



提督は洗濯物を抱え鎮守府内ランドリー室へと向かっていた。

良識ある提督方ならば、あれ?なんで自分で洗濯に行ってるの?と思われるかもしれない。

だが、考えて欲しい。洗濯を、衣類を艦娘に任せるとどんな事件が起こりうるのかを!

そう!衣類が数点返ってこないだけならまだいい。

最悪、全てが無くなるなんて事が起こりうるのだ!

提督は監察官という仕事上の役目から

多くの鎮守府の提督が衣類の紛失に悩んでいる事を知っている。

そして、その紛失した衣類のランキング1位が提督のパンツである事を承知。(艦隊司令部調べ、5年連続1位)

更に、不幸にしてその紛失した衣類が見つかる事が多いのは駆逐艦娘の部屋からという事も……。

なればこそ!

自分の部下がそんな艦娘として誤った道を進み、拗れた性癖を発露させる。

そんな事をさせるわけにはいかないのである!

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:10:43.50 ID:so7hKClw0


男「おっ、鈴谷に早霜。二人も洗濯?」



ランドリー室には既に先客がいた。



早霜「はい、姉妹の分を非番の私が…。」

鈴谷「くまのんが出撃してるから今日は非番の鈴谷が洗いに来たんだー。」ンフフ



話を聞けば二人は丁度来たばかりの様である。

洗濯機は1つを残して使用されており姿こそ見えないものの他にも利用者が居る様子。



男「二人は洗濯中みたいだけど終わるまで待っている感じ?」



そうなのだ洗濯機が洗濯完了するまでの凡そ50分間、

何もせずに待つというのも時間の無駄という奴である。



鈴谷「いっいやぁ、ほら、こっこ、ここは待っている間の娯楽用品もあるしぃ〜。」オタオタ

鈴谷(提督の洗濯物……。)

早霜「うふふ。待つのも、えぇ素敵ですから……。」ウフフフフ

男「そう。まぁ、時間潰せているなら問題ないか。野暮な事聞いたね。」



歯切れの悪い二人の返事に特に何を言うでなく提督は持って来た自分の衣類を洗濯機へと投入した。
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:12:38.70 ID:so7hKClw0


川内「あっ、洗濯機空いてらー、よかったー。

   洗濯物溜めたら神通に怒られるからなぁー。」



ひょいひょいと空いている洗濯機へと自身が持って来た衣類を詰める川内。

そして。

バタン。ポチッ。

ヴ ――――― ン。

洗濯機の扉を閉め、始動ボタンを押した。

コインランドリーを使用したことがある方は分かるかと思うが

鎮守府の洗濯機は同じようなドラム洗濯機を使用しており扉を閉めて始動スイッチを押すと

自動で入れた洗濯物の重量に適した量の洗剤、柔軟剤が出てくる。

そして、市販洗濯機と同様に当然ながら洗濯が終わるまで扉は開く事が出来ない。



男「あ゛あ゛あ゛ ―――――――――― !!!」

川内「ん?あれ?私、何かやっちゃった?」

鈴谷「!!!!!」

早霜「!!!!!」

男「洗濯物ぉぉぉぉお!?」

川内「うん、洗濯だね?」

鈴谷「その…、その洗濯機、提督の洗濯物が……。」

川内「あぁー!なんだー、提督の洗濯物も一緒だったの?」

川内「大丈夫だよ。私は気にしないよ?」ケロッ

男「俺が気にするのぅぅぅぅぅ ――――――― !!!!!」

鈴谷「鈴谷も気にするのぉぉぉぉ ―――――――― !!!!!」

早霜「羨ましい……。」ボソッ

男「ん?」

川内「あれ?」

鈴谷「えっ?」

早霜 ウフフフフ

ヴーン!ヴーン!

川内「でももう扉しめちゃったからどうしようもないよ?」

洗濯機「いやーすみませんねぇ。」

川内「ほら、洗濯機もそう言ってるし。」

男「」

鈴谷「」



そして固まったままの二人を置き去りに50分経過。

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:13:49.49 ID:so7hKClw0


洗濯機「洗濯終了やで!」

川内「洗濯終わったら乾燥機だよねー。」

ヒョイヒョイと洗濯物を乾燥機へと突っ込んでいく川内。

川内「乾燥開始っと。」

男「あ゛あ゛あ゛ ―――――――!!!!」



当然乾燥機も扉を閉めてしまえば終了まで取り出せない。



男「分けようよ!分けようよ!」

川内「えっ、だって1台でやったほうが光熱費浮くじゃん。」



ど正論である。

乾燥機はガスを燃やして熱風を出す為、

当然だがいくつも稼動させるとそれだけガスが必要となる。

なので。



川内「一緒に乾かせば無駄がない。」ンフー

男「そうだけど!そうだけどぉぉぉぉ!!」ンァァ!!

鈴谷「いや!正しいんだけどぉおぉぉ!!!」ジダンダ!

早霜「ず る い 。」ギリギリギリ



テイトクハコンランシタ!

スズヤハフシギナオドリヲオドッタ!

ハヤシモハウラヤマシソウニミテイル!

そして!待つこと30分!



乾燥機「乾燥終わったでー。」

川内「乾燥終わったぁ!!」



乾燥機から乾いた洗濯物を取り出す川内。

これは提督、これは私、と一つ一つ確認しながら仕分けしていく川内。



川内「にしても最近気温が高いからさぁ。汗を一杯掻いて大変だよねぇ。」



そう言うと川内は少女としてあるまじき行為にでた!

そうなのだ!川内はやっちまったのだ!

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:14:31.94 ID:so7hKClw0


川内 スンスン

川内「うん!衣類は臭くない!」

男「川内〜!!女の子が下着の匂いとか嗅いじゃ駄目でしょぅ〜!?」ンナァァ!?

川内「いや、衣類が匂う方がまずいでしょ。」

川内「後、提督女の子に幻想みすぎ。」

川内「あっ!そうか!提督も匂いが気になるのか!」

川内 クンクン

川内「うん!提督のワイシャツも問題ないよ!」

男「うわぁぁぁ ―――――  ん!そうじゃない!そうじゃないのうぅう!!」

鈴谷「川内!あんた!あんたなんて事を!!」

早霜「大胆…。」ボソッ

川内「?」



提督達三者三様の反応を見て何がまずいか理解出来ず頭に疑問符を浮かべる川内。



川内「!」



暫し考えた後、とある結論を導き出す。

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:16:19.88 ID:so7hKClw0


川内「あっそっか!提督は自分自身で匂いを確認したかったのか!」

川内「自分の体臭って意外と気付かないから第三者にチェックしてもらった方がいいよ。」

川内「という事でその辺りは鈴谷の方が向いてるんじゃない?」



ほいと渡されるのはニット生地の何か。



鈴谷「これは!!!!」

川内「ん?」

早霜「それは!!」



提督のおパンツだった。



鈴谷「あ゛あ゛あ゛あ゛ ――――――― !」///

川内「何!?鈴谷どうしたのその反応!?」

鈴谷「んあぁぁぁぁあ ↑↑↑」

川内「えっ、何その乙女な反応。」



提督のおパンツを渡され更には匂いをかいでみたらと促されて

その匂いを嗅ぐなどという変態行為。

できるわけが無い!

いや!出来るほうがおかしい!



鈴谷「とぉぉおおぉおぉおぉぉ ――――― う! ↑↑↑」

川内「あっ熊野だ。」



混乱が限界を迎えた鈴谷は突飛な行動へでる!

そう!提督のおパンツをなんとランドリー室の窓から外へ!

艦娘の全力で投げ捨てたのだ!



早霜「なんて勿体無い事を!!」



偽りの無い本音が漏れる早霜。

そして、提督のおパンツは遠く海へと飛んで消えていったのだった…。

因みに結婚カッコカリまで済ませている叢雲に洗濯を任せていないのは

提督が叢雲に自分の洗濯物を任せる事により負担が増える事を懸念した為である。

また、最初に述べた理由により叢雲が付けねらわれるような事を避けるという

表に出来ない理由もあったことを付け加えたい。

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:17:55.76 ID:so7hKClw0


頭がゆだった鈴谷を早霜に手伝ってもらい

医務室へと届けた後、ランドリー室へ帰れば。



男「あれ、川内居ないや…。」



メモ紙が1枚。

『 鈴谷達の洗濯物を本人達の部屋へ持っていっておきます 』

そして選り分けられ綺麗に畳まれた洗濯物。

提督は溜息を一つ付き洗濯物を回収して私室へと戻っていった。



早霜「………。」



背中に張り付き、ひりつくようなプレッシャーをかけて来た

早霜の視線については意図的に考えなかった事にしたのはいうまでもない!



男「川内が選り分ける時に間違えたのか…、混ざっていたんだよねぇ。」



なれば被らないという選択肢は無く。



男「ニンジャソウル。凄かったです。」

男「ニット地のボクサーパンツ。流石激しい運動をする女性に良く選ばれるおパンツ。」

男「顔へのフィットがパナイ。」

男「正義への使命感が滾るというか。」



\ 夜戦!? /



男「夜間に被ると最も効力を発揮するのは夜戦ニンジャさんのだからだろうね。」



スポッ



男「Foooooooooooo ――――――――――――― !」



こうして提督はまた夜の街へと治安維持活動の為に消えて行った……。

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:19:17.94 ID:so7hKClw0


そして、またある日の何処かの海上



チ級「これ、なにかしら?」



ぷかー。



チ級「こっこれは!」



手にとって見れば味方の猛者たちを次々と屠り、

戦艦棲姫や防空棲姫といった姫級達を怪しげな力で沈めた憎き敵の被る仮面(?)



チ級「これが奴の力の源なのかしら……?」



手で広げてみたり匂いを嗅いでみたりするチ級。



チ級「確かに、何か力を感じるわね……。」



\ お前に俺が使いこなせるかな? /



チ級「ふむ。仮面のように被ればいいのかしら……?」



チ級が普段被っている仮面を外しパンツを……。

被った……。



チ級「Foooooooo ――――――――――――――――――― !」



もともと男性の存在が確認されていない深海棲艦達である。

そんな中で男性用下着、それもがっつり使い込まれたパンツを被れば?



チ級「体が熱い!熱すぎるわ!」



普段から涼しげな格好にも関わらず

チ級はさらなる涼しさを求め身に着けていた布を投げ捨てた!



チ級「あぁ〜〜〜。成程、この開放感。

   今なら、えぇ、いまなら大和型すらデコピンで倒せそうね。」



結果、恐ろしい事にネオチ級、いや、雷巡チ級オルタがこの海に爆誕したのである!

この恐怖の対象に海軍が旋律するのはまだ、少し先の話である。

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:21:44.91 ID:so7hKClw0
本日更新分は以上で終了です
7月25日に鯖移動だそうです、異動できるかな……
では、皆様、体調にお気をつけ下さいませ
乙レス、感想レス、いつもありがとうございます、励みになっております
次回もお時間よろしければお読みいただけると幸いです
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:27:13.57 ID:1uj13XO10
チ級が痴級に…
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 11:31:52.88 ID:AH4yoXgIo
おつーなw
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:30:46.66 ID:G/dalB0W0
だいぶ間があいてしまいましたが1です
>>95様の痴級、あまりにも感心したので使用させていただきました
素敵変換、ありがとうございます
では、少しだけではございますが更新させていただきます
宜しければお付き合い下さい
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:32:07.89 ID:G/dalB0W0


ある日の執務室



男「そういえば変身したときパンツを

  Vストリングみたいなのにする所為でパンツのゴムが駄目になってるんだよね。」

男「褌を衝動買いで思わず買って締めてみたけど。」

男「なんというか色々開けてはいけない扉を開けてしまいそう……。」



男は仕事をしながら最近衝動買いをし、今も締めている褌に思いを馳せていた。

そして、男がそんなどうでもいい事を考えていた時。

青葉は提督のいる執務室へ廊下を全力疾走して突撃をかまそうとしてた!
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:33:14.93 ID:G/dalB0W0


バーン!



ドア「ぐわぁぁ ―――― !」大破

男「ドアが壊された!?」

青葉「司令官!大変です!」

男「確かに大変だよ!執務室のドアどうすんのよ!?今日からオープンカフェだよ!?」

青葉「そんなの後でいいですよ!それより大スクープですよ!」



青葉が興奮した状態で写真を提督の机の上にばら撒く。



男「ん ――― 、なんかモザイクがいっぱい。」

青葉「あっ、ちょっと公序良俗に反するものが写っているので画像処理してあります。」

男「あっ、そうなの?それで何がどう大変なの?」



モザイクだらけの写真を一瞥し青葉の方へ向き直る提督。



青葉「なんと近隣の×○△鎮守府の第一艦隊がデコピンで倒されたそうなんです!」

青葉「この写真は倒された艦娘の艤装に取り付けられていたカメラから回収した画像なんですよ!」



とは言ってもモザイクだらけじゃなぁと返事を返そうとした時だった。

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:35:00.93 ID:G/dalB0W0


じりりりりーん

古めかしい黒電話。

滅多になる事がなく、一部の駆逐艦娘達の間で



「提督、受話器を置いてください。」



ゴッコの小道具に成り下がってしまっている例の黒電話。

その艦隊司令部直通電話がなった。



男「はい、男さんといく楽しい鎮守府です。」

男「あっ、元帥、お疲れ様です。直接の御用でしたら携帯に…。」

男「スマホの使い方が分からない?またまた。えっ、お孫さんに前のガラケーを壊された?」

男「庭の池に捨てられた?えっ、お爺ちゃんは私と艦娘どっちが大切なの?と迫られた?」

男「昼ドラみたいですね。仲が宜しいようで。」

男「えっ、あっ、申訳ありません。大変でしたですね。」



良好な関係の上司と部下だからこそ出来る世間話から始まり。



男「えぇ、その件については存じておりますとも。」

男「はっ、秘匿情報だったのですか?いえ、その色々と伝手がありますので。」



青葉が入手してきた新型深海棲艦の話題へと移っていった。



男「本日これから緊急提督会議を行うと?了解いたしました。直ぐに伺います。」



そして緊急の召集。



男「青葉、長門と叢雲に伝えてくれないかな?」

青葉「何をですかね、司令官!」

男「その写真に写っている新型の敵について対策会議が緊急で行われる事になったから留守を頼むと。」

男「後、お前はドア直しておけよ。」

青葉「了解です!」



そして提督は青葉が持ってきたモザイクの塊写真を懐にいれ鎮守府を離れた。

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:36:44.58 ID:G/dalB0W0


艦隊司令部 大会議室



モブ提督A「あっお疲れ様です。」

男「お疲れ様です。」

モブ提督B「大佐、お疲れ様です。」



これで男提督は結構偉かったりする、

また役目が監察官という役目も有る為ご機嫌伺いに来る連中もいたりする。

そんな世間のしがらみを丁寧に対応していた所に元帥が入ってくる。



男「あれ?元帥、大淀秘書艦は?」



ちょっとあれなのでな…、とお茶を濁す元帥。



元帥「諸君、緊急事態だ。まずはこの映像をみてもらいたい。」



室内のカーテンが引かれ、先日、襲撃にあったという艦娘の

艤装に積まれていたカメラからの映像が再生され始めた……。



♪ 顔は誰かは知らないけど アソコはみんな知っている

  けっこう仮面の姉さんは 深海の女で敵なのだ

  お股を広げ飛んできて  艦娘達を倒すのさ



提督達「 こりゃけっこう〜 」

元帥「とまぁ、この様に色々まずい敵なのだよ。」

男「元帥!その……、露出狂なのでしょうか?」

元帥「うむ。この個体Xは装甲を捨て去る事により軽量化に成功しているようだ。」

元帥「その身のこなしはまるで忍者のようだがな……。」

元帥「諸君、配布している手元の資料を見てくれ。」



そこには真面目に色々考察された文章と図式が詳細に書かれていた。

102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:38:02.56 ID:G/dalB0W0


曰く揺れ動く胸は敵に催眠効果を与え

引き締まった尻は艦娘の砲撃をものともせず

最大の攻撃技、おっぴろげジャンプは

恥じらいを知る艦娘達に目を背けさせる為回避不能の技となる。

また、男性提督にとっては最強最悪の技となり

目を逸らす事が出来ず極楽浄土へと送られることになるのだ。



モブ提督A「なんと恐ろしい。」モッコリ

元帥「この新型深海棲艦について解析チームは

   体格から雷巡チ級ではないかと推測されている。」

モブ提督B「なんとそこまで解析が進んでいるのですか!」フンハ!

元帥「しかしそのスペックはチ級からあまりにもかけ離れている為海軍では新たに呼称をつける事にした。」



ぺらりと資料をめくる音が室内に響く。



元帥「雷巡痴級オルタと命名する。」

男「たしかに破廉恥ですものね。」



そして、元帥、男性提督達による映像鑑賞による敵の分析、解析、対策検討会議は夜遅くまで続いた!

因みに!

夜食として提供されたのは握り寿司であった!

だが、会議室がイカ臭くなっていたのは寿司の所為ではないと付け加えておく!



103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:39:22.46 ID:G/dalB0W0


提督達が会議を行っているその頃。

男の鎮守府では夜間哨戒任務の為に

川内を旗艦とする水雷戦隊が出撃をしていく所だった。



川内「いやー、六駆のみんなも悪いねー。眠くない?大丈夫?」

暁「ねっ眠くないし。大人だから夜更かしとか全然平気だし。」

雷「またまた強がっちゃってー。眠いなら寝た方がいいんじゃない?」

電「電もそう思うなのです。」

暁「ねっ、眠くなんか無いし!全然平気だしぃ!!」

響「分かってるよ。暁はレディだからね。」

川内「で、えーっと早霜?」

早霜「えぇ、私も、出撃いたします。」ウフフフフ

川内「あっ、うっ、うんありがとうね。」



川内と第六駆逐隊に何故か早霜が合流。

その底知れぬ薄気味の悪い笑みに突っ込みを入れられるものなどいない!

こうして水雷戦隊が夜の海へと哨戒任務の為に出撃して行った。

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:40:39.66 ID:G/dalB0W0


会議からの帰路。



男「皆の居る鎮守府まで後少し。」

男「何事もなく今日も終わるといいなぁ…。」



デデン!

車を運転する提督の携帯から聞きなれたあの音が流れる。

画面を見れば叢雲の名前。



男「叢雲!男だ!緊急事態か!?」

叢雲「青葉が情報を仕入れた敵の新型が出たわ!」



南無三!

なんという事か!

車を止め携帯に出てみれば敵の新型に襲われた他所の艦隊を

哨戒に出ていた川内達が救援に向っているとの事ではないか!

男は車を近くの海岸へ向けて走らせる!

そして海岸に着くと同時に鞄から川内のパンツを取り出し被る!

そこには一遍の卑しさもない!

\ スポッ /




→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
0N                   100N

※単位Nはニンジャソウルを表す。



男「ワッショイ!」

男は今!股間に熱きニンジャソウルを滾らせ!

男「クロス・アウッ!(脱衣)」



装備を換装!

そして身軽になり部下たちの元へ急いだのである!



105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:42:34.12 ID:G/dalB0W0
なぜかずれるメーターの数字……
すみませんが脳内補完いただけると幸いです……



その頃の付近海上

大和「へっ変態です!」

武蔵「ふっ服を着ろ!」

痴級「ふん。サラシで胸を隠している貴様に言われたくは無いわ!」



味方の駆逐艦たちを逃がした大和と武蔵達姉妹は痴級を相手に戦っていた。



大和「変態ルック過ぎて直視できません!」



敵とはいえ、相手も同じ女!

その一糸纏わぬ姿、けっして直視できる筈がない!



痴級「増長マン!私の姿を見ずして砲撃が当てられるとでも思ったか!」



痴級が手を海面に立てM字開脚の構えに入る!



大和「いやぁ ――――― !」

武蔵「みっみせつけるなぁ ――――――― !」



南無三!

痴級が得意とする深海魚雷は当たると強烈なダメージを与える!

その魚雷が今!アソコから放たれた!

打ち上げ花火めいた大爆発は辺りを盛大に照らす!

そしてその大爆発の後!

そこには一人の男が立っていた!



106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:43:58.56 ID:G/dalB0W0


「大和型姉妹のお嬢さん方。無事かな?」



その男!

恐るべきニンジャバランスで九八式夜偵の上に立ち。

褌の直垂を風にたなびかせるのは!



痴級「くっくっく。来たな、ヘンタイ=テイトクさん。」



そう!

変態提督!ニンジャソウルをその身に宿した深海キラーのエントリーである!



大和「おっきい…。」

武蔵「…… /// 。」

痴級「くっくっく。貴様は艦娘がピンチになれば現れていたからなぁ。」

痴級「艦娘を襲い続ければいずれ現れると思っていたぞ?」

変態提督が敵の正体に思いを馳せるその前に敵が先手を放った!

痴級「ドーモ、ヘンタイ=テイトクさん。痴級=オルタです。」



なんたる迂闊!

先に挨拶をされると挨拶前のアンブッシュは封じられる!

挨拶はされたからには、返さなければならない!

これは古事記にも書いてある!



変提「ドーモ、痴級=オルタさん。ヘンタイ=テイトクです。」



一触即発!

マッポウめいたアスモトフィアの中、両者のカラテが激突する!



「イヤ ―――――――― ッ !」



痴級=オルタが得意とするのは魚雷火遁術の一つ。

圧倒的魚雷の数で敵を爆発四散させる。残虐非道な暗殺技である!

深海カラテで進化した痴級=オルタは実際、ニンジャなのだ!

チョーチョー・ハッシ!

痴級=オルタのカラテをヘンタイ=テイトクが受け止めかわす!


107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:45:51.29 ID:G/dalB0W0


川内「えっ、何あれ。」



救援依頼に基づき川内達が大和達の元に駆けつけた時に見たのは

空中戦を行う変態達だった!

一人は一糸纏わぬ変態の深海棲艦!

もう一人は際どいギリギリまで攻めた褌姿の男!

両者の共通点は顔にパンツを被っているという点だけである!



川内「褌に顔に被ってるのもしかして女性物パンツ?!」

暁「あっ、見えなくなったわ!」

電「あっ暁はみちゃだめよ!」

雷「電もなのです!」

響「雷もだよ。」

早霜「……、逞しいですね。」ウフフフ



ヘンタイ=テイトクと痴級=オルタ。

そのカラテの実力はドングリ・コンペティションだ!



「イヤ ――――― ッ!」

「ヌゥ ――――― ッ!」



お互いのカラテの応酬が続く中!

痴級=オルタは川内達に気がついた!

痴級「勝つ為には何でも使え!」

痴級=オルタはその魚雷火遁術で川内達に襲い掛かった!



川内「危ない!」



ボーン!



変提「ダイジョウブか。川内=サン……。」ゴホッ

川内「変態提督!?」

痴級「くっくっく。やはり艦娘を助ける為に動いたか。」



なんたる事!

ヘンタイ=テイトクは川内達を助ける為に自ら!

盾となったのだ!

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:47:33.69 ID:G/dalB0W0

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変提「ここは……?」

「情けない。あの様な小娘一匹にも勝てぬとは……。」

変提「あなたは!」

「ドーモ。ヘンタイ=テイトクさん。」

「ナラク=ニンジャです。」

変提「ドーモ、ナラク=ニンジャさん。」

変提「ヘンタイ=テイトクです。貴方はニンジャ?」

「そうだ、ニンジャだ。」

変提「ニンジャ!」

「さようニンジャを殺すニンジャだ。」

「わしが貴様を強くする為に力を貸そうではないか。」

「ニンジャ殺すべし!」

変提「………。」

「どうしたヘンタイ=テイトクよ。」

「わしの力を受け入れよ。ニンジャ殺すべし!」

変提「私の部下に忍者が居る。」

変提「その忍者を殺す事は断じてできん!」

「では、なんとする。」

変提「だが!貴様の力!力だけは貰い受ける!」

「グワァ ――― !やっ!やめよ!やめよ!」

「グワァ ――― !」



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109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 23:50:42.66 ID:G/dalB0W0
いい所ですが今日の更新はここまで
艦これに変態仮面にニンジャスレイヤー
もう、色々盛り合わせすぎですかね?既にニンジャスレイヤーの状態
次回で川内編終了+赤城編を少しやれればと思っています
乙レス、感想レス、いつもありがとうございます
励みになっております
後、最後になりますが皆様、暑い日が続いております、頭痛、寒気が続くようでしたら早めに病院へ行きましょう
では、次回、またお会いいたしましょう
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 23:54:22.63 ID:iaaZemho0
おつ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 10:36:27.05 ID:uNhHFz9X0
乙!
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/18(土) 16:27:49.91 ID:47Xw1PtV0
乙です

けっこう仮面の最大の武器ってガチの男色家には効果無さそうだし、ナラクさんとのやり取りとか見てるとこの変提って・・・
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/18(土) 19:47:51.73 ID:ntPIcJpJ0


せんだいしゃんとの夜戦(意味深)はありますか?
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:38:37.63 ID:aT7JQALf0
鯖落ちなどなど色々ありましてやっと更新に来ることができました
お時間よろしければお読みいただけると幸いです
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:39:49.28 ID:aT7JQALf0

痴級「深海シンジケートに楯突く愚か者め。」

痴級「その死体回収して徹底的に調べてやる。」



雷巡痴級が川内の抱える変態提督に迫る。



変提「シンカイ!コロスベシ!」

痴級「なに!?」

痴級「馬鹿な!アレは絶対に死んだはず!」

「イヤ ―――――――――――― ッ!」

「ギャボ ――――――――――― ッ!」

痴級「そんな馬鹿な!」

「ドーモ。痴級=オルタさん。ヘンタイ=ニンジャです。」

「ド…ドーモ。ヘンタイ=ニンジャさん。痴級=オルタです。」



変態提督が黄泉の淵より舞戻り、痴級オルタを圧倒!

その正体はヘンタイの力とニンジャソウルの融合である!

ヘンタイの力とニンジャソウルの融合、今、変態提督は新たなる力を手に入れた!



痴級「おのれ、ヘンタイニンジャめ!死ねぇ!」



慌てた雷巡痴級がその拳を繰り出す!

そう!一撃で必殺の殺気が載った深海カラテ術!

魚雷火遁術である!

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:41:17.85 ID:aT7JQALf0
痴級「ディープシー!!!」


しかし!その拳はヘンタイ=ニンジャの股間の布に掠るのみ!

迂闊!

魚雷火遁術は当らなければ!

意味が無い!


「イヤー!」

「グゥワ ―――――――― !」



雷巡痴級が慌てふためき次々と砲撃する!

ブン!    カン!

ブン!    カン!

ブン!    カン!

ニンジャの動体視力を持ってすれば通常砲撃の速度など蚊を叩き落すも同然!



「イヤ ――――――――― !」



ヘンタイニンジャの股間の装甲はそこらの戦艦より!



「イヤ ――――――――― !」



実際あつい!



痴級「ヌゥ……」

大和「こっこか /// 」

武蔵「じゅ、重装甲 /// 」

川内「股間で砲弾を跳ね返すだなんて。私でなければ見逃しちゃうね。」



股間で砲弾を次々と打ち返すさまは正しく!

ヘンタイ!

ヘンタイそのものである!



早霜「興奮してきました。」



股間の重装甲に目をみはる早霜!


川内「う ―――― ん。凄い忍術だ。」

川内「肉体強化系かぁ。土遁系かなぁ。教えてもらいたい!」

自身の使う系統の忍術とは別の物に興味津々な川内!

変提「イヤ ――――――― !」

掛け声と共に繰り出される手刀!

痴級オルタを徐々に追い詰めていくその様は正にゲイのサディスト!

ブッダの様である!
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:42:15.47 ID:aT7JQALf0

痴級「ヌウ ―――――― 。」

早霜「あれだけ跳ね返してもまだ硬いとは。」

早霜「いえ、硬いだけではなく柔らかさを兼ね備え

   それにより衝撃をうまく殺しているようですね。」

早霜「つまり…、形を自由自在に変形できる可能性があると……///」

早霜「夕雲姉さんに知らせる事が増えました……/// 」



砲弾と魚雷を次々と股間で跳ね返す。



早霜「角度をつけて跳ね返す為の角度調節……。」タラー

早霜「ンッンフッ………。私としたことが……。」フキフキ



電源スイッチのオンとオフ。

その入れ替えの如く!実に明確な意思を持ち!

ヘンタイニンジャのムスコスティックは激しく上下左右に動いているのである!

それは水のみ鳥のように激しく一定のリズムで動いている!

平安時代に活躍した稀代の哲学剣士、ミヤモト=マサシもこうコトワザを残している!

豆腐は鉄を貫く!
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:43:09.85 ID:aT7JQALf0

ナラク(やれやれ、なんでわしが前貼がわりに……)

大和「衝撃を吸収する為には柔らかさも必要だとか……。」



しかしてその防御範囲!

縦横に無敵!



武蔵「まっ、まさかあれの長さ分がその。」

大和「そんな、そんな長さ、大和のバイタルパート貫通しちゃう///」ブホッ

武蔵「この武蔵、魚雷一発で、んふぅ。」ブバッ



エボナイト棒の如き柔軟性を持つ息子サムシング!

その剛性と柔軟性で痴級オルタの攻撃はまったく届かない!



痴級「くそぅ!かくなる上は!」

痴級オルタが海面に手をつき体勢を変える!

深海カラテ奥義!オッピロゲだ!



これを食らえばいかにヘンタイニンジャであろうと無事ではすまない!



変提「馬鹿め!」



ヘンタイニンジャが腰の褌を外し痴級オルタへ投げつける!

その褌は痴級オルタの腰に絡みつき、褌の紐は体を縛り上げた!

ヘンタイカラテ究極奥義!

フンドシ=緊縛である!

オッピロゲは見せ付ける事が出来なければ!

意味がない!

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:44:20.45 ID:aT7JQALf0

変提「イヤ ――――――― ッ !」



変態めいたアスモトフィアが股間の周囲に作り出したそれは!

股間に渦巻く自主規制のウチアゲ花火!

ヘンタイニンジャが痴級オルタの股間を蹴り上げ

痴級オルタは天高く飛んでいった!



痴級「グワ  ―――――――― ッ !」

川内 ヒェッ

大和 キュッ

武蔵 ヒェェッ

響 ハラショー

早霜 ナンテステキ



オオ!ゴウランガ!

股間に滾るはニンジャソウル!

体に宿すはヘンタイソウル!

あれがヘンタイニンジャ!

あれがヘンタイソウルとニンジャソウルの融合である!

股間のウチアゲ花火は今、華開く!



変提「Welcome」(さぁ!ハイクを詠め!) M字開脚のポーズ



マッポめいたM字開脚の先に見えるは地獄のオシオキ!



早霜「ゼンラ!?」グビビ

大和「」ブハッ

武蔵「」ヨダレ

響「ハラショー、こいつは力を感じる」グッ

川内「モザイク!?」ナニアレ?



空高く放り上げられ、ましてや緊縛!

その状態で、ヘンタイニンジャのオシオキから逃れるなど!

実際、不可能!

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:45:25.62 ID:aT7JQALf0

痴級「ギャボ ――――――――― !」

変提「セイバイ!」チーン!



こうしてヘンタイニンジャは痴級オルタを倒し

その体に巻きついた褌を取り返したのである。



変提「流石にこれをつけていなければただの変態」シメシメ



股間を隠す褌を締めなおしヘンタイニンジャ。

いや、今はニンジャソウルが消えた為、一人の変態提督。

その漢、金色の光を纏いて海原に立つ!

ドギュッ! (変態のポーズ)



変提「無事でしたかな?艦娘のお嬢さん達。」



ドン!  (変態、股間を強調のポーズ)



大和「」キゼツ

武蔵「」キゼツ

川内「大和型戦艦を倒すだなんて!なんてニンジャパワー!」

響「ハラショ――、とても力強い物を感じるよ /// 」

変提「………。」

早霜「………。」b



そして、親指を人差し指と中指ではさみ、力強く前に突き出す。



変提「後は、まかせてもいいか?」

早霜「/// 」コクコク

変提「さらば!」



早霜がうなづくのを確認し、ヘンタイニンジャ

いや、変態提督は海上を春風のごとく爽やかに駆け抜けて行った!

121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:46:22.91 ID:aT7JQALf0

数日後



早霜「夕雲姉さん…、写真の現像が完了いたしました。」ウフフフ

夕雲「これが噂に聞く変態提督の。」グビビ



なんということでしょう!

夕雲型は陽炎型に先んじて

個人用ウェラブルカメラを導入していたのである!



夕雲「モザイクらしきものがありますがその上からでも分かりますね。」

夕雲「この形、サイズ。」

早霜「実際にみたその硬さと柔軟性。」

夕雲「その、どう思われます? ///」

早霜「他に並ぶ物無しと思います///」



思い出し、顔を赤らめる早霜。



夕雲「早霜さんにそこまで言わせるなんて///」



変態提督の勇姿を捉えた写真からその正体に迫ろうとするものや。

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:47:21.87 ID:aT7JQALf0

川内「忍者、あれは凄かった。」

神通「その、見たのですか?」

川内「早霜から写真を分けてもらったよ。」



つ 写真



神通「……、さすが姉さん。大事にします。」



一部でその写真は闇で取引される事態に。



暁「結局何が起きていたか分からなかったわ!」

電「何も見えなかったなのです。」

雷「響、あそこでなにが起きてたの?」

響「 пенис 」(ち○ぽ)

電「ロシア語はさっぱりなのです。」

響「половой член」(ちん○こ)

暁「大人の川内さん達の様子をみると

  きっと何か凄い事がおきていたとおもうの!」

響「確かにナニが凄い事だったよ。」



暁達の間ではしばらくの間それが話題となっていた。

123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:48:44.28 ID:aT7JQALf0

執務室



大淀「提督。流石に由々しき事態かと思うのですが。」

男「うーん、かといって正義の味方だしなぁ。」

男「現実、敵を倒して救援に成功しているわけだし。」

大淀「成功が性交になっては遅いと思います!」

男「流石に飛躍しすぎじゃない!?」

大淀「こちらをみてください!」バン!



机にたたきつけられるは一枚の壁新聞。



『 あれは正義の味方!?それとも変態!? その主砲口径!驚きの51cm!?』



提督 ブ ――――― ッ

大淀「お茶吹いていないで読み進めてください。」



『 ついに脱いだ神秘のベール! 続きは此方の有料サイトで! 』



提督「あっ、お金とるんだ。」

大淀「えぇ、登録に500円とられました。」

大淀「しかも、それだけ煽っていながら肝心な場所には

   もやが掛かっていてしっかり見えない有様。」

提督「……、えーっと、詐欺だった?」

大淀「安いからついうっかり……。」

大淀「って、違います!

   その様ないかがわしい物を野放しにしてはいけないという事です!」

提督「あっ、はい。」

大淀「憲兵からも問い合わせが来ていますので、

   いずれこちらに憲兵の方がこられる事になると思います。」

大淀「その際は対応お願いいたします。」

提督「了解しました…。」



尚、



金剛「ガッデーム!」

陸奥「見れないじゃない!」

翔鶴「あっ、これはこれで。」

加賀「サイズはおぼろげに…。」

といった具合に見事に青葉の有料詐欺サイトに引っかかった

一部の大型艦が青葉を探して一時的に鎮守府内雰囲気が悪化したそうである。

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/23(火) 00:51:52.12 ID:aT7JQALf0
以上で本日の更新終了でございます
鯖が死んでたこともありお読みいただいていた方がどれだけ戻ってきてくださっている事やら
私自身、ハーメルンへ一時期移動なども考えていたのでなんともですね
感想レス、乙レス、お気軽にいただけると大変感謝です
色々粗は多いでしょうがニンジャスレイヤーな雰囲気がお届けできたかなぁと思います
では、また次回の更新でお会いできたらと思います、ここまでお読み頂きありがとうございました
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/23(火) 01:30:08.44 ID:tPHCN0xOo
おつーカーレ
変態仮面
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/23(火) 06:23:55.72 ID:2mq9vueh0
おつ
忍殺語は独特だからハードル高し
戦艦夏姫に下着を被せられ深海堕ちした変態提督を奪還とかもいいなとかE5やりながら考えてたw
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 00:35:36.24 ID:WUX40TRP0
お疲れ様です

あの痴級が最後の一人だとは思えない・・・けっこう仮面も何人もいるし
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/08(木) 01:04:15.21 ID:zsEoz8RZ0
季節の変わり目はいつも体調を崩す…
みなさまお久しぶりです、忘れられていないか心配ではありますが更新にまいりました
お時間よろしければお読みいただけると幸いです
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:06:15.32 ID:zsEoz8RZ0

※10月下旬からの書き始めなので季節の内容についてはご了承お願いいたします



ある秋の日の鎮守府

執務室



大淀「提督、そろそろいつものあれの時期なのですが。」

男「あー…、漁業支援かぁ。」

大淀「はい。今年も漁師の方々の護衛任務があります。」

男「海防艦の娘とか駆逐艦の娘達中心は変わらずだけど

  戦艦とか空母の娘達が出張らないといけない様な所に行く予定はある?」

叢雲「うちの戦力を考えれば受けても問題はないと思うけど断っておいたわ。」

叢雲「うちはのんびりで良いのよ。」

男「さすが叢雲。」

叢雲「いいのよ。あんたじゃ断りきれないでしょうし。」

大淀「宜しいのでしょうか?」

男「まぁねぇ、元帥の直属の部下ってことで色々やる事あるから言い訳は幾らでも立つしね。」

大淀「そうですか。」

大淀「それと、今年からの相談なのですが。」



大淀が一束の書類を差し出す。
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:08:15.59 ID:zsEoz8RZ0

男「鎮守府南瓜祭り?」

大淀「ハロウィンパーティの提案です。」クイッ

男「ハロウィン。」

大淀「はい、先立っての欧州救援作戦で合流された欧州艦の方達を始め

   故郷の風習を大事にされたいとの申し出がありました。」

男「成程。」



ハロウィンの催し自体は以前から一部のイタリア艦達の間で行われていたりもする。



大淀「合わせてドイツ艦の方々からもオクトーバフェスタを行いたいとのことです。」



企画書に目を通す提督。



男「へー、秋刀魚を調理して提供。」フムフム

男「お酒も仕入れルートを抑えて。」ナニナニ

男「あー、鎮守府一般開放日に合わせるのねー。」



地域住民の皆さんとの交流。

それは鎮守府施設を開放して地域の皆さんに艦娘の事をよく知ってもらおうという企画である。



男「うん、よく出来た企画書だね!

  まるで一流商社の営業マンの提案書を読んだ気分だよ。」

大淀「はい、さすがと思いました。」

男「企画の立案者の名前を見る感じ

  アルファベットの名前が並んでいるから欧州出身の娘達が中心みたいだね。」

叢雲「そうみたいね…。」ウン?

男「日本に早く馴染む為に頑張ろうってことなのかな?」

大淀「だと思います。」



この時、提督は見落としていた。

それは相手が敢えて提督が見落とす事を狙っての事であったから致し方ないかもしれないが……。

そう、計画立案者名にアルファベットで巧妙に隠された彼女の名が記載されていたのだ。

そして、計画書が無事、提督の決裁を通った事にほくそ笑む者が一人。



「くっくっく。計画通り……。」



翌日から鎮守府内は色々な業者達の出入りでいつも以上の賑わいとなる。

そして、様々な準備も終わり鎮守府解放デーの2日前を迎える。

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:09:22.64 ID:zsEoz8RZ0


大潮「大潮!あげあげです!」

男「おぉ、本格的だね。競りの帰り?」

大潮「司令官!おはようございます!」

大潮「大潮!朝市から帰ってきました!」



大潮の被る帽子を見れば仲買人の番号札がばっちりと決まっている。



鳳翔「地元の漁協の方が下さったんですよ。」

男「あっ、そうなんですか。

  あまりに自然過ぎたので仲買人の登録をしていたのかと思いました。」



食材は痛む事などを考えれば保存の利くもの以外は

出来る限り当日の搬入を予定している。

今現在搬入されているのは事前の地域の偉い人などを招いての内覧会用。

そして、遠くを見やれば

冷凍車から鎮守府の業務用冷凍庫へと秋刀魚を移す娘達が。

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:10:35.65 ID:zsEoz8RZ0

五十鈴「今年は豊漁ね。」

曙「五十鈴さん!これはこっちでいいですか!」

男「みんなお疲れ!」

曙「あんたも手伝いなさいよ、くそ提督!」ゲシッ

男「あっ!はいぃぃ!」

漣「ほうほう、ぼのさんや。

  ご主人様においしい秋刀魚をと朝もはよから

  市場へ出かけておきながらその様な口ぶり。」

漣「これは見過ごせませんのう。」ククク

男「あら、可愛らしい。」

漣「しかも冷凍なんて駄目だからと生秋刀魚を目利きしておったのを。」

漣「この漣、しかと見ておりましたぞ?」ニホホホホホ

男「そうなんだ。ありがとう。期待してるぞ。」

曙「ああぁぁあぁああ ///」



ボスボスボス

顔を赤らめた曙に殴られとりあえず提督は退散した。

133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:11:39.44 ID:zsEoz8RZ0

大淀「提督。お疲れ様です。」

男「お疲れ。明後日からの鎮守府一般開放デーに向けてみんな色々準備が進んでるみたいね。」

大淀「はい。色々な業者さんも出入りしていますので不審人物がいないか

   見回りも兼ねてイベントコーナーの設営状況を見て回っているところです。」

男「あぁ、それなら一緒に回ろうか。」

男「ハロウィンにオクトーバーフェスタに秋刀魚祭り。」

男「考えるだけでカオスだもんね。」

大淀「はい。ですが、お祭りは楽しいですよね。」ウキウキ

男「大淀さんもお祭りとか好きなんだ。」

大淀「えぇ、大好きですね。ただ、一人で回るのも味気ありませんので。」



よかったらご一緒にとのお誘い。

これはどうしたものかと考える。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:13:34.23 ID:zsEoz8RZ0


そう、妻がいる。

結婚、(  )に 仮 と入っていようとである。

えぇ、同衾したことなんかありませんよ?ヘタレですからね?

尻を触ってリビドーを……

何色々言い訳してるんだと、えぇい!

こまけぇこたぁいいんだ!ヘタレに夜の夜戦は無理なんだよ!

そんな所で綺麗過ぎる女性からそういう誘いだ!

受ける?!冗談ではない!閾値が振り切って野獣になるに決まっている!

どこぞのラノベみたいにチーレムなんかないんだょう!

ばーか!ばーか!(血涙)

手を出せばそこで人生終わり!

野獣になれば後はお定まりの塀の向う!

塀―!提督―!

仮にも監察という立場にある以上、節度ある勤務態度が重要なのである!

修行僧。

そう、提督とはさながら修行僧のように

欲望を抑えられないと勤まらない仕事なのだ!

迫るサキュ……、大淀への返答をなんと返した物か。

ヘタレ男が後ずさりしながら考えていた時、背後から轟音が響いた。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:15:08.94 ID:zsEoz8RZ0

男「砲撃音!?」



話題を変えるのにこれ幸いと提督が音のする方へと駆けていく。



アイ「Fireeeeeeee!」



大きな大砲から何かが飛んでいく。

ドゴーン!



サラ「Next!」



ドッゴーン!

見慣れた空母の蒸気カタパルト模型のようなものから

これまたやっぱり南瓜?が飛んでいった。



男「なにこれぇ。」

ベイ「パンプキンフェスタです!」ベーイ



いや、わからんがなといいかける提督。



サム「どこまで南瓜が飛んでいくかを競っているんです。」



なんのこっちゃとよくみれば大砲のような長大な円筒に南瓜を詰めて。



アイ「Fireeeeeee!」



撃った。



米軍人A「HAHAHA!今年も祭りの季節だぜぇ!」

米軍人B「カボチャだぁ!カボチャをうちまくれぇ!」



シュー!

米軍艦娘達の本来の所属先、横須賀米海軍の皆様たちも何故かそこにいた。

そして、その横にはPAC3システムの紹介でよく見るミサイル発射台の様なものが。



米軍人A「ピー! ピー!(聞くに堪えない卑猥な言葉)」



そして南瓜が空を舞っていった。
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:16:49.51 ID:zsEoz8RZ0


男「!」



そう、聡明な読者の方はお気づきだろう!

鎮守府には誰よりも南瓜を愛し、誰よりも南瓜を大切にする。

南瓜の妖精こと、駆逐艦娘涼月が居る事を!

南瓜を粗末に、

もとより食物を粗末にすれば涼月でなくても鳳翔さんや間宮さん。

あるいは伊良湖ちゃん。

糧食に関わる人達から血祭りに上げられることは間違いない。



涼月「提督。大丈夫ですよ?」

涼月「あれは食べられない南瓜です。」

男 フォワァァァアァアアアアー!



正に不意打ち。

そして今、最もエンカウントしたくない駆逐艦娘No1に出会った提督は情けない声をあげた。



初月「涼月姉さんが一生懸命育てた南瓜なんだ。どうだ?すごいだろ?」



だからこそ、それを粗末に扱うとなると。



涼月「いえ、初めに生産を依頼された時に事情はお伺いしていますので。」

初月「生産した南瓜はサイズ問わずで一括買い上げしてくれたんだ。」

初月「さすが米軍だよ。」



あっ、なるほど、生産物一括買い上げ。

そして、生産前に契約して品種指定。

さすが大規模農家経営を得意とするアメリカ!

USA !USA! USA!



涼月「そのおかげで大分、家計が潤いました。」ホッコリ

137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:18:17.65 ID:zsEoz8RZ0

男「いつも思うんだけど給料はきちんと渡しているし

  防空艦ってことで出番は多いから手当てもおおいと思うのだけど。」



どこへお金が消えているのという問い。

とも思ったが女の子なのだその問いは野暮だろう。

それに怪しいお金の動きや変なものへお金をかけているとなれば直ぐに分かる事だ。

例えばホストクラブなんか、

その様なことがあれば特警一個大隊を送りつけるなんて事もやぶさかではない。

権力は正しく使ってなんぼなのだ。



涼月「あの、トラクターを買っちゃいまして…。」

男「あぁー、そっかぁー。事前に相談してね?

  減価償却とか色々税金負担安く出来るからね?」

涼月「えっ、そんな事が?!」

大淀「可能です。」ズイッ

大淀「鎮守府のとして経費、備品、施設としては無理ですが。

   涼月さんを個人事業主として税務関係の書類を整えれば

   青色申告も夢ではありません!」

男「おぉ、頼もしい。」

大淀「公認会計士大淀!お任せあれ!」



此処だけの話し、まだ先の事だけど戦後の事も考えて資格を取る艦娘は多い。

138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:19:11.76 ID:zsEoz8RZ0


男「と、話がずれた。南瓜の飛距離を競うってまたなんでそんな事を?」

サラ「アメリカのハロウィンでは南瓜の飛距離を競うお祭りがあるんです。」

サラ「当日は日本各地から参加者が来ます!」

男「えっ!?」

サム「ほら。」ズイ!



『 鎮守府南瓜祭り! 誰が一番遠くまで飛ばすか! 初代王者は誰だ!? 』

ズイと出されたノートPCの画面には賞金だの色々記載されているHPが。



男「ということは?」

叢雲「ちょっと!あんた!

   正門になんか投石器を分解して積んでるトレラーとか色々来てるんだけど!?」

男「ぴゃぁー…。」



ぷりぷりとという表現がぴったりなくらいにお冠状態の叢雲がやってきた。

そして。

バイオレンスな音が周囲に響き。



男「ありがとうございました……。」シュゥ―



折檻されるという黄金パターンである。

そして、提督がくたばっている間に叢雲に大淀が大まかに説明。

139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/08(木) 01:20:58.18 ID:zsEoz8RZ0


叢雲「事情は分かったわ。で、どうするの?」

男「どうしましょう?」

叢雲「はぁ、もう。いいわ。後はまかせなさい!」

男「よっ!かぁちゃん!」



いつもの流れである。

そう!

池乃めだかが頭を抑えられて何も出来なかった後に

 『 今日はこのくらいにしといてやらぁ 』

と言って帰る吉本の流れのような天丼という物である!



男「となると他の欧州組もなにかやらかしてないか心配だなぁ。」

叢雲「あんた計画書に目を通してたんでしょ?」

男「うん。」

叢雲「なら問題が無いかなんでその時に分からなかったのよ。」



もっともである。



男「書いてないものまで見通すことなど出来ない!」ドヤァ



本日二度目のバイオレンスな音が当たりに響いたのは言うまでも無い。

140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/08(木) 01:22:53.39 ID:zsEoz8RZ0
今日の更新はこれにて終了
もう片方の更新頻度と比べるとこっちが落ちてしまいご迷惑をお掛けしています
あちらのほうも今後ともよろしくお願いいたします
感想、乙レスいつもありがたく読ませていただいております
どうぞ、お気軽にレスをいただけると1が喜びます
ここまでお読み頂きありがとうございました
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/08(木) 03:55:19.06 ID:mtddeERv0
乙です
続きが読めて嬉しいっス
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/08(木) 06:50:06.64 ID:9VEQ9ICIO
乙!
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/09(金) 00:25:35.18 ID:dqvXANmE0
競技用ドテカボチャはホント美味しくない
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/09(金) 09:39:39.22 ID:kGwx+MMko
おつなの🎃🎃
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/11(日) 19:31:59.70 ID:jooGVegi0
乙です
ジャガイモ祭りだと吹雪型が宙を舞う?
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:47:45.35 ID:hwhDHWgB0
こんばんわ
更新に来ました、お時間よろしければお読みいただけると幸いです
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:49:31.06 ID:hwhDHWgB0

男「とりあえず、海外艦の娘達がおかしな事をしてないか確認するか。」

叢雲「そうね。まぁ、アメリ艦の娘達程ハチャメチャではないと思うのだけど。」

大淀「業務用ビールサーバーや樽での購入申請があったくらいでしょうか?」

男「あっ、それあかんやつやん?」



と一同が不安になりながら鎮守府の運動場へ。

普段は艦娘達がランニングなどの

身体強化の為の運動に使っているグランドなのだが。

そこには簡易テントがいくつも設営され

入り口には『 地ビール祭り in 鎮守府 』と看板が上がっていた。



ビス「テントの設営はこの白線内で。えぇ、そうよ。」

レーベ「あっ!提督、設営の状況を見に来たのかな?!」

マックス「あら、視察?ふーん。」



ディアンドルを着た駆逐艦2名に迎えられる提督。



男「なんだか色々なメーカーさんが来てるんだけど。」

ビス「折角だから販促を兼ねて色々な酒造メーカーに来てもらっているわ。」

男「あっちの方は食べ物売っているのかな?」

ビス「えぇ、ドイツ名物ソーセージやアイスバイン。後はそうね、芋も色々あるわよ?」



そういわれキッチンカー屋台の方を見れば。

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:51:36.04 ID:hwhDHWgB0


『 吹雪のポテト屋 』



男「あっ、見覚えある!叢雲のお姉さんだ!」スットボケ

叢雲「吹雪!あんた何やってんのよ!」

吹雪「あっ、いらっしゃーい!明日からの営業に備えて準備中だよ?」

スパ「フィッシュ&チップスを一ついただいていいかしら?」

吹雪「了解でーす!」

吹雪「オーダー入りまーす!」

深雪「りょうかーい!」



叢雲が呆れた顔をしている横で

イギリス伝統のあれを御注文するウォースパイト。

そして、吹雪の妹達により手際よく調理がなされ。



吹雪「お待たせしました!」

モグモグ

スパ「マーベラス。」

スパ「これを貴方に差し上げましょう。祭りの間は贔屓にさせて貰うわ。」



女王は一言感想を述べ、艦船紋章のステッカーを置いて去っていった。



男「王室御用達……。」

吹雪「名誉ですね。」

叢雲「そういうのはいいから!なんでこんな店開いてるのよ!」

吹雪「えっ、お祭りといえば吹雪型じゃない。」

吹雪「お姉ちゃんに少しは協力してよ。

実家から芋が大量に送られて来たの処分しないといけないんだからね!?」

叢雲「あんたの事情でしょう!?」

叢雲「事前に届出していないのは認められないわよ!」

吹雪「お姉ちゃんを助けると思って見逃してー!?」

吹雪「ねっ、司令官も、いや、叢雲と結婚(仮)だから義理の弟!」

吹雪「義弟もお姉ちゃんを助けると思って!」

男「まぁ、食堂に回しても消費仕切れそうに無いって事なら仕方無いね。」

叢雲「!?」

吹雪「よっしゃ!」



この裏切り者といいたそうな顔で男の顔を見る叢雲だが。

鎮守府の責任者は提督である男なのだ。

ガッツポーズを決める吹雪。
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:53:38.03 ID:hwhDHWgB0

叢雲「もう。私は他を見回りに行くから!大淀!いきましょう!」

男「えっ!?」

叢雲「あんたはここの設営がしっかり行われているか確認しなさい!」



そういい残し叢雲は大淀をつれ去っていた。



隼鷹「んー?痴話喧嘩かい?」

男「違います!」

隼鷹「んん ―――――― ?」ニマニマ

男「違います……。」(小声)

隼鷹「まーさー、提督さー、あれよ。」

隼鷹「叢雲と夜の夫婦生活してる?」

男 ブホッ

隼鷹「ほら、提督ってさ。結構艦娘みんなに人気なんだよ?」(小声)



提督にだけ聞こえるように小声で話す隼鷹。



隼鷹「叢雲と上手くいってないなのなら正妻の立場狙ってる娘多いんだよ?」



まさに寝耳に水。



隼鷹「まっ、冗談だけどね。」ケタケタ

男「ですよねー。」

男「で、隼鷹は設営のお手伝い?」

隼鷹「そうだよー?あたしの伝手で色々酒造メーカーに来てもらったからねー。」

隼鷹「まー、この辺りの街おこし的な祭りとしてつかえればと思ってね。」



ほれほれと出される数枚の紙。



隼鷹「当日の来場予想客数と警備の配置図に……。」

男「おぉ。実に綿密な計画書。」

隼鷹「あきつ丸〜!」

あきつ丸「隼鷹殿!お呼びでありますか!?」

あきつ丸「あっ!提督殿!これは丁度よかったであります。」

男「どうしたの?」

あきつ丸「警備体制についての打ち合わせをしたかったので探していたであります!」

男「あっ、そっか。当日は憲兵隊の皆さんにも協力いただくんだった。」

あきつ丸「そうであります。ですので提督殿と打ち合わせをしたかったのであります。」

隼鷹「じゃ、あたしはそういう訳でメーカーのみなさんと打ち合わせあっからさ。」



そういい残し隼鷹は去っていった。

そして、場所を代え警備の打ち合わせは夜遅くまで行われたのだった。
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:55:05.38 ID:hwhDHWgB0

男「はぁ……。昼のうちに終わらせるつもりが……。」

男「入荷した荷物の確認しなきゃ。」



一人、そういいながら提督はとぼとぼと

鎮守府開放デー用に発注された食品等が保管されている倉庫へと向っていた。



熊野「鈴谷さんの所為で洗濯が出来ませんでしたわ!?」



ぷりぷりと怒るのは重巡熊野。

最近、更なる改装を重ね軽空母へと艦種を変更しより頼もしく。

より強くなった。



鈴谷「ごめんって、ほら。干すの手伝うからさぁ。」



鎮守府の稼動が24時間といえど

流石に夜間の洗濯機の騒音については配慮がされている。

軍事施設の癖になにをかいわんやという気がしないでもないが

世の中そういうものでもあったりする。



熊野「鈴谷さんが色々設営中のテントを見て回ろうと言われたせいで

洗濯物を干すのを忘れてしまっていましたわ!?」プンスカ

鈴谷「ごめんって〜。ほら〜。干すの手伝うからさ〜。」ゴメンッテ



そういいながら下着の干されたパラソルを窓の外に吊るす鈴谷。

夜も遅い為、洗濯物の干し場も閉鎖されていることもあり

窓の外についた転落防止用の手すりに引っ掛けざるを得ない状態。

151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:56:43.84 ID:hwhDHWgB0

鈴谷「あっ。」



ここで鈴谷はパラソルを引っ掛けるのに失敗した。



熊野「あ ―――――― !!」



熊野の絶叫が木霊する中。

多くの下着を引っ掛けたパラソルは重力にしたがって下へと落ちていった。



男「ん?あれ、なんだろ?」



手に持ったマグライトで地面に落ちたそれを照らしてみれば。



男「!」

男「こっこれは!?」



そう、女性下着の山である。



男「いや、何かの罠に違いない!

くっ、おのれ深海棲艦め!卑劣な手を!!」プルプル

男「あれを、あれを拾ってはいけない……!」プルプル



手は拾いたい衝動を押さえ筋肉が痙攣を起こず!

しかし、心では嫌がっても、体は!体は拒否できなかった!



男「こっこれは!ブッブラジャー!」



普段から邪な心を抑え、

やらしい目で艦娘を見ることを抑え

修行僧の如く生活する男にとってそれはエルドラド!

かの有名なカリブの海賊王、

エドワード・ティーチが財宝を隠したといわれる宝島。

まさに今、目の前に伝説の宝島があるのである!

男であれば財宝を目の前にして躊躇わない者がいるであろうか!?

いや!いないと断言する!

男は今!財宝の海へと漕ぎ出したのである!

152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:57:51.27 ID:hwhDHWgB0

男「うほほほ。これはキャミソール……。」ゴソゴソ



洗濯パラソルに吊るされた洗濯物の

一つ一つを外しながら入念に観察する提督。

そして、彼はついに、珠玉の一品を掘り当てた。

その色、紫。

下着としてブラジャーと同じ色であり。艶やかな紫。

紫色の染料は作るのが難しく、古来よりその色は高貴な色とされてきていた。

かのローマ皇帝においては皇帝以外の使用を認めれず。

ジュリアス=シーザーの衣服、カエサルのマントに使用されていた。

そして、日本においては冠位十二階、養老律令においても紫が最上位とされる。

つまり、紫とは高貴な色。

ハイソサエティな方々にしか許されぬ色なのである!



男「この布の向うに、ハイソサエティが……。」



世間の方々がパンティという物に関して抱く感想とはなんであろうか?

布、下着、或いは日用品。そういったものが普通ではなかろうか?

だが、待ってほしい。

パンティの最重要な点はその形態ではないという事を見落としていないだろうか?

153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 00:59:17.86 ID:hwhDHWgB0

そう、そうなのである。

パンティの中で最も重要なファクター!

それは!

誰の持ち物か!?である!

男「それはただの布切れではない。」

そう、布であるパンティは下着である。

パンティの向こう側には使用者が居る。

下着ということは使用者のいる事が当たり前である為、

パンティの向こう側に使用者がいるという事は

すなわち!パンティ=使用者ではなかろうか?

すなわちパンティは使用者であり使用者の使用箇所と同じであると言える。

つまり、パンティとは女性のお股なのである!

Q・E・D 証明完了



男「つまり、これはそういうことなのである。」



度々被り続けている為何かが吹っ切れているように思えるかもしれない。

しかし、しかしである。

目の前に出された食事、

そう、それは例えるならフランス料理のフルコース。

それを飢餓状態であるにも関わらず断れるのは

よほどの聖人でなければ無理であろう。

また、出された料理を断るのは大変失礼であるという事も付け加えよう。

男提督は聖人ではない。

性人なのである!

154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 01:00:34.84 ID:hwhDHWgB0

スポッ



男「…………。」スハースハー

熊野「落すだなんて、信じられませんわ!」プンスカ

鈴谷「ごめんって。今度、間宮おごってあげるからさぁ。」ユルシテ

熊野「……、まっ、まぁ。それなら許してさしあげますわ。」

鈴谷「部屋の下に落ちていったからこの辺だと思うんだけど。」

熊野「あっ、あれは!」



落ちていったパラソルハンガーを

回収しに来た二人が見つけたのは蹲る提督だった。



熊野「まさか。」

鈴谷「頭に当った?」



脳裏によぎるのは最悪の事態。



熊野「て…、提督?」

鈴谷「提督?大丈夫?」



二人が駆け寄ったその時だった。

155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 01:01:21.39 ID:hwhDHWgB0




→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
0E                    100E

※Eとはエクスタシーの単位




男「Fooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo !!!!!!!」





熊野「とぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉ!!!????」

鈴谷「うわぁぁぁあ ―――――――― !!??」






156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 01:02:47.78 ID:hwhDHWgB0

重巡熊野は神戸生まれのお洒落な重巡と自己紹介するようにお嬢様である。

そして、下着の色からも分かるようにその所属はハイソサエティ。

まさしく上流階級、淑女、レディなのである!

それが、提督の変態ソウルと混ざり合い!今!紳士としての閾値がMAXを突破!

突破した紳士としての力は体を駆け巡り肉体を変質させた!

結果!変態紳士の中の変態紳士!

変態提督がまたしてもこの地に爆誕したのである!

157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 01:04:16.00 ID:hwhDHWgB0


男「クロス・アウッ!(脱衣)」




鈴谷「提督!?」

男「…………。」

男「フロイライン鈴谷。私は君達の良く知る提督ではない。」チッチッチ

鈴谷「じゃっ、じゃぁ、……誰?」

男「名乗る程の名では無いが、私の名は変態提督だ!」ズギャーン!

鈴谷「いや、だってそこに倒れていたし!」

変提「誰がかな?」ズイッ!



変態提督と男提督を同一人物と結びつけようとする鈴谷!



変提「もう一度聞こう。誰が提督かな?」



もっこ ――― り (ズズイ!)

変態提督は股間を主張するポージングを取り

見せ付けながら鈴谷に回答を迫る!



鈴谷「あっ、あっ /// 」

熊野「すっ、すごいですわ!これが男性のあれですの!?」指差し

変提「もう一度聞こうか?」

変提「誰が君達の提督なのかね?」ズズイ



腰を抜かしへたり込む鈴谷達の眼前に少しずつ迫る息子スティック!



鈴谷「あっ、おちん……///」



そして、ついに近付きすぎ!

158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 01:05:03.24 ID:hwhDHWgB0

チョン!



鈴谷 コテッ

鈴谷は気を失った。



熊野「こっ……、これが息子スティック。なんて……。」

熊野「なんて凶悪な兵器ですの……。」コテン



熊野もまた、気を失った。



変提 ムゥッ

変提「このままでは風邪を引いてしまうな。」フム



変態提督は変態紳士である。

軽々と二人を担ぐと鎮守府玄関へと運び込み

先ほどまで自分が着ていた制服の上着を掛けてあげたのだった。



変提「これでよし……。」

変提「!」



この時!変態提督の超感覚が悪の気配を察知した!



変提「!この悪!見逃すわけにはいかん!」



変態提督は察知した悪目掛けて超人的スピードで走り出したのである!

159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/16(金) 01:06:30.77 ID:hwhDHWgB0
以上で終了です、次回ジャッジメントターイム!
感想レス、乙レス、励みになっております、もし宜しければお気軽に残してくださると大変嬉しいです
宜しければ次回もお読みいただけると幸いです
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 02:10:43.76 ID:UePZW2dao
アイスバイン去年のクリスマスに食ったけどすげーうまかったっちゃ

しばふ村とくさんのお芋
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 08:37:17.29 ID:tzup/e3AO
乙!
なるほど、つまり最高級のお芋は紫芋と言うことか。
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 09:13:29.65 ID:wkNWn3Hk0

名前出さないが俺嫁と絡むまで続いて欲しいなあ
ただその子、駆逐艦なんだよなあww
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 12:39:53.89 ID:7eyyMAv/0
鎮守府どころか近隣までしばふ村にする気か!
おのれ吹雪頑張れ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:38:06.34 ID:toQQrV3l0
俺もまだ俺嫁出てないからなあ
俺嫁が自分のパンツが変態提督に被られてるのを
見て赤面する姿が見たいww
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 01:03:28.42 ID:GQWF/cDv0
乙です
>先ほどまで自分が着ていた制服の上着を掛けてあげたのだった。
夕立とかの犬艦娘にかぎ分けられて特定されそう

潜水艦娘の場合はスク水?被れないから着こむのだろうか?
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 01:08:04.79 ID:GQWF/cDv0
ごめんなさいあと一つだけ突っ込ませて

赤城さんとかいるだろうに食堂ででも消費しきれないほどの芋って・・・
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:38:21.97 ID:NaPqm7go0
こんばんは更新に来ました
今回で赤城編は終了です
お時間宜しければお読みいただけると幸いです
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:41:34.09 ID:NaPqm7go0

鎮守府食料保管用保冷庫



「ふっふっふ。計画通りに事が上手く運びました。」



目前に迫った祭りに向けて買い集められた食料品を漁る黒い影。

そう。察しの良い方はお分かりであろう。


「この赤城にとって、食欲を満たす為に策をめぐらすなど朝飯前。」

赤城「……、そう言えば今の時間帯に食べるのは夜食になるので朝飯の前になりますね。」



ゴソゴソ



赤城「保冷庫なので少しひんやりしていますね……。」



箱の外側に書いてある商品名を確認しながら銀蝿する食べ物を品定め。



赤城「この辺りはハロウィンで配る為のお菓子でしょうか…。」クックック



ゴソゴソ ペリペリ



赤城「おいしいですね。」モグモグ

赤城「と、こちらは正月に向けたお餅ですか…。」

赤城「気が早いような気がしなくでもないですが。

お餅は保存が利きますものね。」ゴソゴソ

赤城「とはいえ保冷での保存は固くなり易いので出来れば常温がいいと思います。」ガサガサ



ペチョーン



赤城「?」

赤城「柔らかい感触がしましたが?」モミモミ

赤城「これは……、ちまきのようですね。」モニモニ

赤城「季節はずれのような気もしますがこの見た目に柔らかさ。」

赤城「間違いなくちまき。」モニョモニョ

赤城「このサイズ、きっと美味しく食べ応えがあるでしょうね。」ジュルリ



お餅の箱の中にちまきを発見した赤城はちまきを食べるべく紐を解きに掛かる。



赤城「おかしいですね。紐が随分上の方まで伸びているのですが?」ハテ?

「それはちまきではない。」

赤城「!?」

169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:42:14.21 ID:NaPqm7go0






「それは私のおいなりさんだ。」ドン!





170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:43:33.23 ID:NaPqm7go0

ブリッジの体勢で箱の中に隠れ、

股間を突き上げていた変態提督が箱の中から姿を現す!



赤城「あっ、あっ………。」



腰を抜かしへたり込む赤城!しかし、目の前の男をみてある事に気付く!

そう!自分が先ほど何を揉みしだいていたかを!



赤城「あぁっ!ああぁぁあ……////」



そうなのだ!

赤城がちまきと勘違いして揉みしだいていたのは!



変提「多少の大食い程度は大目に見るが

銀蝿行為は許すわけにはいかん!」



ドギュ! ←股間を強調するポーズ



赤城「なっ、なんて物を触らせるんですか!?///」

赤城「そっ、それにあなた一体何者です!!」

変提「私か?」

変提「私は貴様の様な悪におしおきをする正義の味方。」

変提「変態提督だ!!」スギャーン!

赤城「へっ……、変態提督?」



赤城の脳裏に鎮守府壁新聞の記事が呼び起こされる。

不埒な悪に変態提督が正義の鉄槌(息子スティックハンマー)を下す!

そして、悪者は股間の格納庫へと収納されてしまう事を思い出し……。

171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:45:06.69 ID:NaPqm7go0


赤城「へっ!変態!変態!変態!!!」

変提「いかにも私は変態提督。

さぁ、空母赤城よ!大人しくおしおきを受けるがいい!」



変態提督のお仕置き、すなわち顔ががっつりこんにちはすることである!

嫁入り前の花も恥らう乙女、

いかに空母赤城が戦闘狂の様に描かれる事が多かろうと。

その本質は乙女。

なんの心の準備なく、いや準備出来ていたとしても

そのウォーハンマーを拝むわけにはいかないのである!



赤城「烈風、流星!艦載機の皆さん!発艦してください!」



着任当初は烈風に流星といった艦載機について知らないようではあったが。

一航戦として戦う上でそれらを使用しないという事はなく、

今の赤城にとってそれら艦載機を操ることは造作もないことなのである。

そして、赤城は一流の戦士(ソルジャー)だった。

常在戦場。その心構えを忘れずに銀蝿行為にも弓と矢筒を忘れていなかったのだ!



変提「むっ!?」

赤城「今のうちに!」



自己の艦載機に変態提督の相手をさせている間に赤城は逃げ出した!



変提「むぅっ!」



錬度の高い空母に指揮された艦載機達が変態提督に襲い掛かる!

ブロロロロロ!

聡明な読者の皆様はお忘れではないと思うが

改めて変態提督の被るパンティの所有者について言及させていただきたい。

今、変態提督が被るパンティは軽空母熊野が所有していたパンティである!

そう!軽空母なのである!

空母という字は空の母。つまり!変態提督は今、空の母なのである!



変提「とう!」



掛け声と共に変態提督は飛ぶ!

そして、首に掛かる自分が履くパンツの紐を指にかけ体との間に空間を広げた!

172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/11/23(金) 00:46:14.02 ID:9LDbI+0NO
赤城「何て素敵な男根なの!素晴らしいタンパク質が補充出来そう」ジッュポジュッポ
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:46:42.52 ID:NaPqm7go0


変提「必殺!究極変態奥義!強・制・着・艦!!」パチーン!



ここで空母においての艦載機の着陸方法をおさらいしたい。

空母は地上基地と比べ滑走路の距離が短い為に

着陸時にアレスティングワイヤーに

機体のフックを引っ掛けて強制的に機体を止める。

それにより艦載機の勢いを殺し、着陸距離を短くする事に成功しているのである。

もう、お分かりだろう。

そうなのだ!

変態提督はパンツのゴム紐と自身の体の間に

赤城の放った艦載機を挟み無理やり鹵獲したのだ!

人知を超えた飛翔力!

一瞬のパンチラを見逃さない変態の動体視力!

そして触られたことを気付かせぬほどの変態の瞬発力!

それらが三位一体となり今!ここに究極技として出現!



変提「空母赤城艦載機!鹵獲完了!」



鹵獲された艦載機は!当然の様に!



変提「格納庫へとしまわねばならぬな。」シマイシマイ



股間の格納庫へと収納された!

174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:47:36.55 ID:NaPqm7go0


鎮守府本館建屋付近



赤城「ふっ、振り切りましたですかね?」フゥ



後ろを振り返ればどうやら追ってきては居ない様である



赤城「ふーっ、一体あれは何者なのでしょうか。」ヤレヤレ

赤城「全力で走ってきたので汗が……。」

「宜しければ此方のタオルをどうぞ。」

赤城「あっ、ありがとうございます。」



どこからか差し出されたタオルを受取る赤城。



赤城「………。」

「………。」



見つめあう二人。

175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:48:07.93 ID:NaPqm7go0




「Trick or Treat 」




176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:49:23.41 ID:NaPqm7go0


その視線を合わせる相手は変態提督。

地獄へ落ちろのハンドサイン、

親指が示す先はTrick(おしおき)or 股間のちまき!(Treat)

それはどちらを選んでも結果は同じという選択肢のない選択である!



赤城「どっちもいやぁ ―――――― !!」



絶叫と共に赤城が逃げる!



変提「逃がさん!」



変態提督が股間の格納庫から鹵獲した艦載機を取り出す!

軽空母熊野は攻撃型軽空母である!

その為、その火力は正規空母に迫り、比較対象によっては凌駕する!

そこに変態パワーが加わるのである!

とも成れば搭乗員妖精も当然ながら変態提督の分身体といえよう!

妖精(変態) b

変態提督の股間の格納庫から出撃した艦載機が赤城へと迫る!



赤城「うっ嘘っぉぉおおぉおぉっ!?」



パンツを頭に被った妖精が操縦する艦載機が迫ってくる。

空母艦娘にとってのインパクトは巨大なものに違いない!

177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:51:03.51 ID:NaPqm7go0

同時刻本館建屋付近



秋雲「やー、夜の警備もめんどうだねぇ。」

巻雲「秋雲もめんどくさがっていないで行きますよ。」

巻雲「司令官様も巻雲達を頼りにして下さっているんですから。」

アァァ ――― !

秋雲「!」

巻雲「!」



夜間警備に当っていた秋雲と巻雲が

悲鳴のした方向へ駆けつけてみればそこには変態がいた!



秋雲「あっちゃ ―――― !秋雲さんとしたことが一生の不覚!」

巻雲「うわぁ―――/// あれってあの、

   早霜がこの間、夕雲姉さんに写真を渡していた。」

秋雲「うーん、もっこり具合が逞しいねぇ!」

秋雲「スケブに鉛筆がないのが悔やまれる!」

秋雲「いや!ここで秋雲さんの脳裏にその勇姿を収めれば!」

巻雲「えっ、あれを記憶するんですかぁ〜///」



そしてよく見れば変態提督の前を逃げる艦娘が一人!



秋雲「あれ?あれ、赤城さんじゃない?」



変態提督の肉体美に酔いしれていた二人は

赤城が追われている事に気付くのが遅れた。
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:52:06.79 ID:NaPqm7go0


巻雲「これは大変ですね!赤城さんをお助けしないと!」

秋雲「でもさー、変態提督って正義の味方なんでしょー?」

秋雲「大方、赤城さんが銀蝿しようとした所を見つかったとかなんじゃない?」

巻雲「そうかもしれませんが現状としてはどうみても。」

秋雲「変質者が艦娘を追っかけているだわねぇ。」



そうなのである!どんなに正義の味方と唱えようとその見た目は変質者!

正義とは常に孤独なのである!



変提「逃がさん!」

赤城「きゃぁ ―――― !」

秋雲「ちょっとまったぁ!」

変提「!」

秋雲「流石にそんな変態的な格好で艦娘を追っかけるのはないんじゃないかい?」

変提(むっ。これはいけない。無関係な艦娘をお仕置に巻き込む訳にはいかん。)

巻雲「司令官様から夜の警備任務を任せていただいている以上。

   貴方のような不審者を見逃すわけには行きません!」



駆逐艦娘が二人、変態提督と赤城の間に立ちふさがる。

そして、変態提督がどうしたものかと考えている間に赤城は更に遠ざかっていく。

変提(力づくで…、いや、それではただの変態。

   究極変態紳士の変態提督としてそれはやってはいけない。)

変提(おしおきの対象以外にこの力、ふるってはいけない。)



この時!変態提督の脳裏に変態的閃きが神の啓示の如く降りて来る!

そして!変態提督はその閃きを実行に移すべく股間の格納庫から烈風を取り出した!

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:54:13.98 ID:NaPqm7go0


グイーーン  ←パンツを引っ張っています。

ゴソゴソ  ←股間の格納庫から艦載機を取り出しています。



秋雲「えっ/// 何変なところをまさぐってんのさ。」

巻雲「くっ空母だったのですか///」

秋雲「えっえっぇ。ちょっと、巻雲!今!見えた!見えた!」

巻雲「/// 報告しなくていいですから!」

秋雲「巻雲―!探照灯!つけてつけて!ち○こ見えたって!」

巻雲「直球な表現するなぁ ――――― !!! ///」



スッ

変態提督が烈風を構え。

そして投げた!

記憶力の良い読者の皆様はもうお分かりだろう!

そうなのだ変態提督は被ったパンティの所有者の能力をそのまま、

いや変態パワーにしてより強力な力を使う事が出来る!

変態提督が構えた烈風は6機!



変提「烈風の2200馬力を右に3機と左に3機!」

変提「6600馬力+6600馬力で13200馬力!」



そして変態提督が強力にジャンプ!



変提「そこにいつもの2倍のジャンプが加わり13200×2の26400馬力!」

変提「そして!軽空母としての15万馬力を乗算すれば!」

※最上型重巡熊野の機関の馬力は凡そ15万です。

変提「396億馬力だ!」

巻雲「ちょっと何をいってるか分からない。」



変態提督が烈風に括り付けた紐に手を掛け空中へ飛んだ!

180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:57:05.85 ID:NaPqm7go0


秋雲「ぎょっ…、仰角最大!!」

変提「究極奥義!変・態・飛・行!」



ここで不要かもしれないが変態提督の奥義、

変態飛行について説明させて頂きたい!

通常の変態であれば空を飛ぶことなど不可能である!

しかし、現在の変態提督は軽空母の力をその身に宿し

変態的パワーを自己の操る艦載機へ注入!

それにより変態パワーを注入された艦載機達は

まるで垂直離着陸機のような立体機動が可能となったのである!

さらにさらに変態提督がその艦載機達に吊るされた紐にぶら下り上下左右へと立体機動!

その効果により変態提督の股間の盛り上がりは激しく上下!

ぐいんぐいんとまるでゴムまりの如く反動をもって揺れ、

その股間のふくらみは独特のリズムを奏ではじめる!

それはジャズにおいて特有のリズムのノリを

スウィングと表現されるかのように自然な揺れなのである!

その独特なリズムはナニかが何かにあたる乾いた音であり

聴く者の羞恥心を増幅する効果を持つ!

紐にぶら下る変態を見る者でその変態を恥ずかしく思わないものは居ないだろう。

故に変態。

変態、空を飛ぶ!



変提「飛ばない変態はただの変態だ。」ブラブラブラリーン

巻雲「かっこいい台詞いっても変態ですからぁ!!」ウワァーン

秋雲「こないだ資料用に買ったAVの黒人男優よりでかい///」フハッ

巻雲「何買っているんですかぁ!!」



股間のも゛っ゛ごり゛を存分に見せ付けられれば女性の二人!

更に変態提督の奥義で通常以上に羞恥心を刺激されていれば!



巻雲「もうやだぁ///」(メガネを萌え袖で隠しています)

秋雲「うほほほ、こいつは冬に向けてのネタになるねぇ。」フヒヒ



正気を保てる訳がない!



変提「艦娘のお嬢さん達よ!さらば!」



地面にへたり込む二人を烈風による変態飛行で飛び越し変態提督は赤城を追いかける!
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:58:38.98 ID:NaPqm7go0


鎮守府埠頭近く



赤城は全力で逃げていた。



赤城「パンツを被った妖精さんが乗ってるってどういう事ですかぁ!?」



赤城には変態提督が放っていた艦載機が張り付いていた。



赤城「しかも妙に強い!」



戦闘機達は変態的動きで次々と赤城の艦載機を撃墜している!



赤城「あっ、痛い!痛い!」



更に戦闘機達は機銃で赤城へと攻撃を行う!

流石に変態艦載機と言えど対したダメージを与えることは出来ないが

カスダメ程度は与える事に成功している!



赤城「これは、逃げ切れたら入渠しないといけませんね……。」イタタ



多大な犠牲を払いなんとか変態艦載機を撃墜することに成功する赤城!

そして、赤城はここで考え気付く。

変態提督は艦娘ではないという事に。

何某かの力で艦載機が使えたのであろうが

流石に海の上までは追ってこれないだろうと。

これが、後に決定的なミスになるとこの時の彼女には思いもよらぬ事だったに違いない。



赤城「そうと決まれば海上へ!」



赤城は後悔の海へ航海する事になると知らずに海へ逃走を開始した。

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 01:00:14.34 ID:NaPqm7go0


変提「むぅ。赤城はどこへ!?」



赤城を追わせていた艦載機からの連絡がついに途絶えた為

変態提督は埠頭周辺でその飛行を止めた!



変提「むっ。あれは!?」



変態提督の目が捕らえたのは沖に逃げていく空母赤城!

既にかなりの距離を逃げている状態である!

変態妖精 トントン ←変態提督の肩を叩いている



変提「ふむ。これを使えと。」



変態提督の目の前には南瓜祭りで使用される予定の空気大砲。

変態妖精 b グッ



変提「うむ、了解した。やってくれ。」



変態提督が大砲の先端部から中に入り。

変態妖精 b  Good Luck !

ドーン!

人間大砲、いや変態大砲は撃ち出された!



アイ「What !?」

ビス「何事!?」

金剛「敵襲デース!?」

加賀「緊急事態ね!?」

瑞鶴「加賀さん!敵!?」
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