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【シャニマスSS】P「Badの調整が消えた……だと……?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/25(月) 01:51:52.89 ID:WXGRoQEg0
※BLEACHはスレタイだけ
※調整の是非は置いておく
P「灯織! 灯織! 大変だ! 大変なことが起こったぞ!」
灯織「プ、プロデューサー!? いきなりどうしたんですか!?」
P「Bad調整ができなくなってしまったんだ!」
灯織「Bad調整……? 何ですか、それ」
灯織「ふざけているわけじゃ、ないんですよね?」
P「当たり前だ! 俺が灯織の前でふざけたりするわけないだろ!」
灯織「そ、そうですか……」
P「取り敢えず相談に乗ってくれ、灯織!」
P「6月11日くらいからできなくなってしまったんだ!」
P「Bad調整が!!」
灯織「?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1529859112
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:52:59.46 ID:WXGRoQEg0
灯織「えーっと、まずそのBad調整という所から説明して欲しいのですが……」
P「す、すまん。あまりの事に動揺してしまっててな」
P「コホン。Bad調整っていうのは、オーディションで起こる現象だな。こっちのアピール判定に他のアイドル達も引きずられるアレのことだ」
P「灯織も覚えがあるだろ?」
灯織(全然ないです)
P「あ、ちなみに便宜上Bad調整って呼ばれてるだけで、全てのアピール判定で起こる現象だ」
P「これを用いるとLAを取るのが格段に楽になるんだよ」
灯織(何を言ってるのか全然分からない。勉強不足なのかな、私……)
灯織(そ、それならここでしっかり聞いておかないと……!)
灯織「すみません、プロデューサー。まず『アピール判定』という部分から教えてもらえませんか?」
P「ん? ああ、オーディションでライブスキルを選ぶとアピールメーターが出るだろ」
P「それを止めた部分で、PerfectからBadまでの4種類から判定が決定される」
P「これが『アピール判定』だな」
灯織「???」
P「うーん、上手く伝わって無いみたいだな。つまり、かくかくしかじかで……」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:54:02.74 ID:WXGRoQEg0
灯織「プロデューサーさんの言葉をまとめると……」
灯織「オーディションは三人の審査員から星を奪い合うルールで、星の数は流行によって決まる」
P「1倍、1.5倍、2倍で理論上の合計は90だな」
灯織「私たちアイドルへの指示は、三枚の手札からライブスキルを選ぶことで行われる」
P「灯織のDaVi3倍アピールは最高だ」
灯織「ライブスキルを選ぶとアピールメーターが動き始めて、それを止めることでアピール判定なる物が決定される」
P「ああ。めぐるのPerfectとか恋鐘のBadが印象的だな」
灯織「最後に、自分のアピール判定が全体に影響していた現象がなくなってる、と」
P「とてもつらい」
灯織「……プロデューサー」
P「おう、何だ」
灯織「今日は早く休みましょう」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:54:39.94 ID:WXGRoQEg0
灯織「プロデューサーはきっと疲れているんです」
灯織「16人同時プロデュースが激務なのは分かります。だから、休める時はしっかりと休んでください」
P「いや、俺は幻覚とか幻聴の類を見聞きしてるわけじゃなくてだな……」
灯織「そもそも、6月11日なんてまだ来てないじゃないですか」
灯織「今はシーズン2の前半ですよ?」
P「それはそうだが……」
P「ん? そもそもシーズン2って、何月のことなんだ?」
灯織「何月って……」
灯織「シーズン2はシーズン2ですよ。プロデューサー」
P「それも……そうだよな。やっぱり、疲れてるのかな俺」
灯織「そうですよ。今日は早く帰ってしっかり休んでください」
灯織「はづきさんと社長には、私から言っておきますから」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:55:26.62 ID:WXGRoQEg0
P「むむむ。心配されて事務所から追い出されてしまった」
P「いや、しかしオーディションの時のアレは間違いなく幻覚なんかじゃないはずだ」
P「そうだ! 俺はヤバイ奴なんかじゃい! かくなる上は……」
P「よし! 公園に行くぞ!!」
P「真乃! 真乃はいるか!」
バサバサバサバサバサバサバサバサ
真乃「ほわっ……プ、プロデューサーさん?」
真乃「あ、鳩さん達が逃げちゃいました……」
P「すまない、真乃。憩いの時間に本当に申し訳ないと思ってる」
P「だけど緊急事態でな。相談に乗って欲しいんだ!」
真乃「え、えっと、よく分かりませんけど……」
真乃「プロデューサーさんの頼みなら頑張ります。むんっ!」
P「おお! ありがたい!」
P「それじゃあ早速。かくかくしかじかで……」
P「……と、いうわけなんだが」
P「灯織には心配をかけただけになってしまったが、真乃なら分かってくれるよな!」
真乃「ほわわ……」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:56:59.23 ID:WXGRoQEg0
真乃(どどど、どうしよう。プロデューサーさんがおかしくなっちゃいました……!)
真乃(ドッキリ、なのかな。で、でも私一人じゃどうしようもないです……!)
真乃(そ、それに少しだけ怖いです……)
真乃(た、助けて灯織ちゃん! めぐるちゃん!)
めぐる(真乃、ひょっとして私のこと呼んだ?)
真乃(めぐるちゃん!? の、脳内に直接……!)
めぐる(携帯の連絡だと最近電池切れが怖くて……)
めぐる(思い切って、テレパシーを身につけたんだ!)
めぐる(真乃が困ってるみたいだし、とりあえずそっち行くよ。いつもの公園だよね)
めぐる(待ってて!)
真乃(え……)
真乃(え……?)
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:57:56.37 ID:WXGRoQEg0
P「どうしたんだ、真乃。急に黙り込んで」
真乃「あの……その……」
真乃「めぐるちゃん、来てくれるみたいです」
P「本当か? お、噂をすれば……」
めぐる「やっほー、真乃! プロデューサーさん!」
真乃「あ、本当にこれちゃったんだね」
めぐる「もちろんだよ! 困ってる友達のためだもん!」
めぐる「プロデューサーも、あんまり真乃のこと困らせたらダメだよ?」
P「そのつもりは無かったんだが……ごめんな、真乃」
P「それで折角だからめぐるにも相談させて欲しいんだが、いいか?」
めぐる「うん! プロデューサーの頼みなら何だって聞いてあげる!」
P「おお、ありがたすぎて涙が出て来た」
P「それで、かくかくしかじか何だが……」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:58:40.53 ID:WXGRoQEg0
めぐる「うーん……プロデューサーの言いたいこと、よくわかんないや」
真乃(なぜだか少しだけ安心しました)
P「そっか、めぐるでもダメか。やっぱり俺がおかしいんだな……はぁ……」
めぐる「そ、そんなことないよ! 私がよく分かってないだけ!」
めぐる「あ、そうだ! テレパシーでプロデューサーの考えてること、読み取ってみるよ!」
P「その手があったか! でかしたぞ、めぐる!」
真乃「ほ、ほわっ!?」
めぐる「真乃、急に変な声出してどうしたの?」
真乃「え? だって、テレパシーって……ほわ、ほわわわわ……」
P「めぐるはアイドルだし、ダンスやってるからな。テレパシーぐらいできるだろ」
P「よし、めぐる! 早速頼むぞ!」
めぐる「任せて!」
真乃(プロデューサーさんとめぐるちゃんの話が異次元過ぎて、付いていけないです……)
真乃(で、でも! まだ全然平気です!)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 01:59:28.38 ID:WXGRoQEg0
めぐる「あー、なるほど。プロデューサーさんからだと、こんな風に見えてるんだー」
P「逆にアイドル達からだと見えてないのか。そりゃ話も噛み合わないわけだ」
めぐる「あ! アピールが数値になってる! なんかカッコイイー!」
真乃(ぜ、全然平気です)
めぐる「で、これがそのアピールメーターって奴だね」
めぐる「ホントだ。昔の記憶と最近の記憶で、何か他の人たちの数値が違うね」
P「そうなんだよ。急にそうなってな。何か分かるか?」
めぐる「んー……やっぱりテレパシーじゃないかな」
P「テレパシー! その発想はなかった」
真乃(ゼ、ゼンゼンヘイキデス……)
めぐる「アピールメーターの結果を、プロデューサーが無意識のテレパシーで送ってるんじゃないかな」
めぐる「それで、今までは全員に送っちゃってたから……」
P「みんなのアピール判定が同じになっていたというわけか! それで今は時アイドルにしかそれが送られてない!」
めぐる「うん! これが正しいとしたら、解決策もスグだね!」
P「ああ! つまり……」
P「俺がテレパシーを使いこなせればいい!」
真乃(モウガンバレナイデス……)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 02:00:41.52 ID:WXGRoQEg0
数日後
甘奈(プロデューサーさん、みてみて! この写真ちょー盛れてると思わない!?)
P(加工が凝ってるな)
恋鐘(寮でちゃんぽんば作ったばい! プロデューサーにも食べさせてあげたか!)
P(恋鐘が味見すれば、こっちに伝わるぞ)
果穂(昨日のジャスティスV、すごかったですっ!)
P(すごい回だったな! 特にこのシーンが……)
めぐる「プロデューサー! もうすっかり使いこなしてるみたいだね!」
P「ああ! これも良い師匠がいてくれたおかげだよ」
P(ありがとうな、めぐる)
めぐる「えへへ……」
めぐる「あ、そうだ! 最近灯織が元気ないみたいなんだけど……」
めぐる「プロデューサー、何か知らない?」
P「灯織が? あれ、そういえば何か忘れているような……」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 02:01:13.04 ID:WXGRoQEg0
灯織「あ、プロデューサー」
灯織「その、先日は上手く相談に乗れなくて、すみませんでした」
P「いや、気にしてないよ」
P(相談……相談……したのは覚えてるけど要件は……)
灯織「そう言ってもらえると助かります」
灯織「思い返してみると、突き放したようになってしまった気がして……」
P「そんなことない。灯織が心配してくれてるのは、ちゃんと伝わってきたからさ」
P「嬉しかったよ」
灯織「な、なら良かったです……」
灯織「それで解決したんですか」
灯織「Bad調整、でしたっけ……?」
P「……あ」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 02:01:47.22 ID:WXGRoQEg0
終わりです。
お目汚し失礼しました。
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/25(月) 02:53:20.69 ID:qO9dJakB0
1月前にやめたけどアクティブユーザーどんくらいなんだろう?
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/25(月) 10:32:32.63 ID:gF0tGJvno
面白かった、乙峰
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 11:29:32.23 ID:WXGRoQEg0
深夜のノリで何を書いてるんだろうと冷静になる
一箇所めぐるが「プロデューサーさん」って呼んでるけど脳内補完よろしくお願いします……
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/25(月) 12:27:05.20 ID:HZuCBnHZO
bad調整無くなってもtrueとれるぞ
なお、めちゃくちゃ運だより
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/25(月) 20:42:03.77 ID:qkPpBdxJo
最近やってなかったけどBAD調整なくなったのか…貴重な戦略性が…
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クオリティの高いサービスを貴方に
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