亜里沙「ラブライブ」

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116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 21:25:14.81 ID:e509P4G3O
かすかすっぽい子か
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 00:35:12.82 ID:fCHcrQM00
「素人にしか見えない」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 18:08:10.68 ID:Fyqv89cGO
続き待ってるぞ
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/19(木) 20:50:04.43 ID:uZiTd2IF0
下園「わっ…とっとっとっ…」

ドテッ

下園「イタタタ…」

亜里沙「大丈夫?」

下園「大丈夫です!あなた方に心配される筋合いはありません」

藤城「いや…でも結構派手に転んだけど…お尻が二つに割れてるかもしれないよ」

下園「え?嘘…」

亜里沙「…多分元からだと思うよ?」

下園「へ?あっ…からかいましたね?」

雪穂「いや…今のは騙される方にも非があると思うけど…」

九条「ですよね」

下園「くっ…な、何なんですか?あなた達は」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/19(木) 21:53:29.62 ID:uZiTd2IF0
鳥居「それはこっちのセリフです!会話を盗み聞く様な真似をして」

下園「それは…」

亜里沙「下園咲ちゃん…でいいんだよね?昨日のあれは…」

下園「そのままの意味です。アイドル活動は遊びじゃないんです」

藤城「別に遊びでやってるつもりはないけど」

雪穂「何が気にくわないのかな?」

下園「全てです。スクールアイドルの存在が私は許せません。もうご存知の様ですが私は小学生の頃からジュニアアイドルとして活動していました。同学年の子達が遊んでいる時だって全てをアイドル活動に捧げて来ました。でも、それでも成功しなかった」

鳥居「それでスクールアイドルの活動はお遊びに見えると?何ですかそれ?完全に逆恨みじゃない。くだらない」

相川「歩美様と同じですね」

鳥居「いちいちうるさいのよ」

下園「私にとってアイドルは人生だったんです。それなのに…スクールアイドルなんて…」

亜里沙「私達だって真剣だよ!」

下園「いいえ。スクールアイドルなんてお遊びです。先輩方の活動もアイドルの真似事をしてるお遊びにしか見えません」

藤城「あのさ…さっきから聞き捨てならないんだけどさ。下園さんは私達の活動をずっと見てた訳じゃないでしょ?」

藤城「そうだよ。毎日毎日遅くまで練習してるんだから」

下園「ですけど…」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/19(木) 22:09:42.37 ID:uZiTd2IF0
鳥居「はあ…まどろっこしいですね。もういいでしょう?ハッキリ言ってあげますけど」

下園「はい?」

鳥居「羨ましいんでしょ?自分が夢を諦めたのに、夢を追いかけて活動してる亜里沙さん達が羨ましくて仕方ないんでしょう?」

下園「なっ…!?」

藤城「うわぁ。本当にハッキリ言うなぁ。しかも図星っぽい」

九条「流石鳥居さん…」

下園「違います。なんでそうなるんですか?」

鳥居「違うんだったら私達の事なんて放って置けばいいじゃない?」

下園「だから…それは…。私はアイドルの端くれとして…」

鳥居「へえ。プロとしてですか?プロ野球選手が高校球児にお遊びだって言うのかしら?」

藤城「凄い楽しそうだよ…」

九条「生き生きしてる…」

下園「くっ。それとこれとは話が違います。私は…」

鳥居「もう本音を言って楽になったら?」

下園「ですから…」

鳥居「ここの人達は…あなたがスクールアイドルをやりたいって言ったら快く受け入れてくれると思うわよ」

下園「私はそんな事一言も…」

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/19(木) 22:39:08.06 ID:uZiTd2IF0
亜里沙「咲ちゃん。私も鳥居さんと同じで咲ちゃんは本当はスクールアイドルに興味があるんじゃないかって感じた。だから私達と一緒にスクールアイドルやってくれないかな?」

下園「無理です…」

亜里沙「無理?」

下園「無理です。アイドルがダメだったからじゃあ今度はスクールアイドルをなんて。そんな…そんないい加減な事。私は出来ません」ダッ

亜里沙「あっ、待って…」

下園「失礼しました」ガチャ

バタン

藤城「行っちゃった…」

雪穂「どうする?」

亜里沙「うん…」

123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 23:11:43.34 ID:58E6i4zQO
鳥居さん、つよい
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 19:00:32.99 ID:bVwYLYgWO
ゆきあり優勝まで頼む!
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/22(日) 19:09:25.16 ID:XYAjQ98fO
下園(私がスクールアイドルに…そんな事…)

ドンッ

下園「あっ!?」

「きゃあ」

ドテッ

下園「イタタ…」

「もう。廊下は走っちゃダメでしょ」

下園「す、すいません」

「気をつけるのよ」

下園「は、はい」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/22(日) 19:22:50.27 ID:rk+Ei6j80
「大丈夫?立てる?」

下園「はい。ありがとうございます」

亜里沙「お〜い。咲ちゃ〜ん」

下園「あっ!?」

「あなたの事?」

下園「えっ…はい」

亜里沙「咲ちゃん。あの…」

「亜里沙ちゃん、久しぶり」

亜里沙「え?あっ!真姫さん!」

真姫「って言ってもまだそんなに経ってないか」

亜里沙「どうして学校に?」

真姫「絵里が実習をやってるって穂乃果に聞いてね。ちょっと近く用があったから顔出しに来たのよ」

亜里沙「へ〜そっかぁ」

下園「あの…知り合いなんですか?」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/22(日) 19:47:14.72 ID:XYAjQ98fO
亜里沙「アイドル研究部の先輩だよ」

下園「アイドル研究部の…って言う事はスクールアイドル?」

真姫「えぇ。まあね。もしかして今年入部した子?」

亜里沙「の予定です」

下園「勝手に話を進めないで下さい」

亜里沙「けど、咲ちゃんだって本当はやってみたいって思ったんでしょ?」

下園「確かに…生徒会長の言う通り夢を追いかける先輩達が羨ましかったのかもしれません。そこは認めます」

亜里沙「だったら…」

下園「だから無理なんです。さっきも言ったでしょ?アイドルがダメだったからスクールアイドルでなんて風に私は出来ないんです。だって…そんな事したら…今までの事を全てなかった事にしてしまう気がして」

亜里沙「そんな事はないよ。咲ちゃんがやって来た事は絶対に無駄にはならない」

下園「でも…」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 19:48:48.55 ID:xF2ygSJ6O
亜里沙が立派に部長やってるとジーンとくるなぁ
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/22(日) 20:10:03.57 ID:XYAjQ98fO
真姫「なるほどね。なんとなく話が読めて来たわ」

亜里沙「真姫さん…」

真姫「私が知ってる人はね。ずっと独りぼっちだったの」

下園「なんですか?」

真姫「裏切られた事もあったかもしれない。心無い言葉を掛けられる事もあったかも。それでも。それでも彼女は夢を諦めなかったわ。なんでか分かる?好きだったからよ」

亜里沙「真姫さん…それって…」

下園「だ、だから何なんですか?そもそも、その人と私の場合は全然違うし。それに…」

真姫「ムカつくのよ。夢を言い訳にして」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 00:22:11.03 ID:C3RQ3aSiO
下園「言い訳なんて…」

真姫「やらない理由をウダウダと言ってる暇があるならやってみたらいいじゃない」

下園「そんな…私…」

亜里沙「あのね、咲ちゃん。さっき言ってた夢の話。きっとね、繋がってるよ」

下園「繋がってる?」

亜里沙「うん。今まで追いかけてた夢とこれから追いかけて行く夢は繋がってるよ。」

下園「そう…かな?」

亜里沙「それに知ってる?ラブライブ優勝してからプロのアイドルになった人達も居るんだよ」

下園「でも…」

亜里沙「いいじゃないかな?取り敢えずやってみるだけでも。ね?一緒にスクールアイドルをやってくれない?」

下園「はい…」

亜里沙「よしっ!」

真姫「ごめんね、亜里沙ちゃん。横から口を出して」

亜里沙「ううん。ありがとう真姫さん」

真姫「でも、ちょっとびっくりしたわ。亜里沙ちゃんのがさっき言った台詞。まるで…」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 00:32:14.72 ID:C3RQ3aSiO
雪穂「あっ!居た!」

亜里沙「雪穂!」

下園「皆さん…」

藤城「なんだ。こんなとこに居たんだ。って真姫さん居るじゃん」

鳥居「に、西木野真姫…さん…。なんでここに…」

九条「今日はどうしたんですか?」

真姫「まあ、野暮用でね。亜里沙ちゃんのお姉ちゃんに会いに来たの」

雪穂「あ〜絵里さんに」

真姫「うん」

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 00:52:48.68 ID:C3RQ3aSiO
亜里沙「あのね。みんな聞いて」

雪穂「ん?」

下園「下園咲です。中学までジュニアアイドルをやっていました。身長146センチ、体重44キロ。スクールアイドルは初心者です」

雪穂「え?って事は?」

下園「これからお世話になります」

藤城「そう言う事だよね?」

九条「新しい7人目のメンバーに?」

下園「はい。よろしくお願いします」

藤城「わ〜やったね!」

鳥居「ふん。最初から素直に仲間に入れてくれって言えば早かったのに」

亜里沙「咲ちゃん。改めてよろしくね」

下園「はい」

真姫「って言うか鳥居さん…アイドル研究部に入部したんだ…」

相川「いえ。入部はしてないんですよ」

真姫「は?」

133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 01:10:50.17 ID:0yIyDTMe0
なんだかんだで残りのメンバーもやってきそう
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 01:20:02.83 ID:hPjGUi7S0
鳥居さんにとっては念願の再会だよね
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 12:34:11.24 ID:C3RQ3aSiO
第6話
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 22:16:09.04 ID:C3RQ3aSiO
藤城「ふぁ〜」

九条「あらら。大口あけちゃって」

雪穂「寝不足?」

藤城「ん〜昨日遅くまでスクールアイドルの動画見てたからさ」

雪穂「熱心なのはいいけどそれで練習に支障をきたす様じゃ元も子もないからね」

下園「そうですよ!」バンッ

藤城「いっ!」

下園「夜更かしは美容の敵です。アイドルって言うのは常に見られる立場にあるんですからね?もっと意識を高く持たなきゃダメです」

藤城「あ〜…うん。気をつけるよ」

下園「本当に分かってるんですか?」

藤城「うん。ワカッテルからさ」

137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 22:28:21.42 ID:C3RQ3aSiO
ガチャ

亜里沙「皆んな揃ってる〜?」

下園「あっ!亜里沙先輩〜待ってました〜」

藤城「うわぁ。態度の変わり方が凄い。随分懐かれたなぁ。亜里沙先輩」

九条「ふふっ。そうだね。元気になって何よりだね」

雪穂「まだ鳥居さんと相川さんが来てないけど」

亜里沙「あっ!そうなの?」

雪穂「うん。何?何か話しでもあるの?」

ガチャ

鳥居「私と相川が何か?」

相川「歩美様の悪口を言っていたのでは?」

鳥居「なんでよ!」

相川「冗談です」

亜里沙「噂をすればだね」

鳥居「で?なんです?」


138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 22:38:40.12 ID:C3RQ3aSiO
下園「遅れて来たのに偉そうですね」

藤城「そう言う人なんだよ」

鳥居「私は生徒会の仕事をして来たんです。暇なあなた達と一緒にしないで」

亜里沙「まあ、それはどうでもいいんだけどね」

鳥居「どうでもいい?」

亜里沙「みんなに話があるの」

雪穂「話って?」

九条「重要な話ですか?」

藤城「ラブライブ関係?」

139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 22:50:19.12 ID:C3RQ3aSiO
亜里沙「一つはね。なんと私達が来月行われるスクールアイドルのイベントに招待されました!」

藤城「え?イベント?」

亜里沙「うん。地方からも話題のスクールアイドルが集まって行われるイベントなんだ」

雪穂「私と亜里沙は2回目だね」

九条「でも私達って今年になってからまだ一つも曲を発表してないですよね?」

雪穂「それはほら?去年もラブライブ本選にこそ出場してはないけどそこそこ活躍はしたしね」

藤城「なるほど。そう言う事か」

鳥居「もちろん出場するのよね?」

亜里沙「うん。もちろん。出場しない手はないよ」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 23:06:18.97 ID:C3RQ3aSiO
鳥居「それで?まだ話はあるのでしょう?」

亜里沙「うん。さっき聖来ちゃんも言ってたけど。私達まだ新曲をを一つも発表してないんだよね」

下園「こないだ練習してた曲は新曲じゃないんですか?」

雪穂「うん。新曲だけど…そっか。あの曲をイベントに持って行く?」

藤城「って言うかなんで知ってるの?」

下園「見てましてから」

藤城「あぁ…なるほど」

亜里沙「でも、イベントは来月だし。あの曲は予定通りの発表って事にしてイベントの曲はイベントの曲で作らない?イベントって言うと観客もいるしステージも広いだろうから。それに合わせた曲を。どう?皆んな?」

雪穂「うん。いいと思う」

下園「亜里沙先輩の意見に賛成です」

藤城「私も。聖来は?」

九条「うん。賛成。後は…」

相川「そうですね。いいと思います」

鳥居「別に…いいんじゃない?」

亜里沙「よしっ!じゃあ決定だね」


141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:06:24.49 ID:Ur2L2dqG0
鳥居さんはいつになったら入部するのかな
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:57:46.30 ID:08k82SvK0
生徒会長だから密かに部員名簿に名前を連ねるくらい簡単だろ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 21:44:40.63 ID:c4OS8XSkO
数日後

雪穂「ん〜…ここの詞をもうちょっと変えて見たらさ」

亜里沙「うん。そうだね」

藤城「せっかくデカイステージで踊るんだから最大限に使いたいんだよな〜。こう…アクティブな感じで」

九条「そうすると曲調もアップテンポの方がいいよね」

下園「…」

亜里沙「どうしたの?」

下園「いえ…そっか。作詞しも作曲もダンスの振り付けも自分達でやらなきゃいけないんですよね」

雪穂「そうだよ。衣装を作ったりサイトの更新とかやる事は盛りだくさん」

下園「そうなんですか…」

亜里沙「うん。これから忙しくなるよ」


144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 21:55:20.32 ID:c4OS8XSkO
雪穂「ワン、ツー、スリー、フォー」

藤城「…」バッ

九条「…」バッ

亜里沙「…」バッ

下園「…」バッ

雪穂「はいっ!ストップ!」

亜里沙「今のどうだった?」

雪穂「ん〜なんかなぁ。キレがイマイチだね」

亜里沙「だよね〜」

相川「今のステップは重心の移動を意識すると良いと思いますよ。大袈裟に言うと後ろに倒れる感じですかね」

鳥居「そうね。その際にかかとを軸にしてくるっと回るのよ。そうするとキレが出ると思うけど」

亜里沙「なるほど!」

雪穂「よしっ!それじゃあ、今の録画してたから相川さんと鳥居さんの言った事を意識して見てみようか」

亜里沙「そうだね」

145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 22:06:07.80 ID:c4OS8XSkO
神田明神

藤城「皆んなファイト!」

鳥居「はあ…はあ…はあ…。ふっ、ふふ…全然楽勝だわ…」

藤城「おお!今日はついて来れたんだ」

鳥居「当たり前よ」

雪穂「最初は全然体力なかったのにね」

鳥居「そんな事…はあ…ない…わよ」

相川「とか言ってますけど自宅のトレーニング室で毎日走ってます。相当悔しかったみたいですね」

亜里沙「おおっ!流石!」

鳥居「何で言うのよ!」

九条「って言うか…家にトレーニング室があるんだね」

下園「はあ…はあ…はあ…ぜぇ…」

藤城「おっ!やっと来た」

下園「す、すいません。最近…サボっていたので…」


146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 22:26:03.33 ID:c4OS8XSkO
希「おっ!やっとるね〜」

亜里沙「あっ!希さん!今日も居たんだ!」

希「まあな。ウチはえりちと違って暇なんよ。頑張っとるみたいやね〜。ちょっと待っててな〜。今麦茶持って来たるからな〜」

雪穂「なんか…ここ最近頂いてばかりで」

希「ええって、ええって。ウチは頑張ってる高校生に麦茶をあげるだけやから。それくらいはしてもええやん?」

亜里沙「じゃあ、お言葉に甘えて〜」

希「じゃあ、ちょっと待っててな〜。悠弓ちゃんは麦茶に砂糖やったね?」

藤城「はいっ!」

鳥居「麦茶に砂糖って美味しいの?」

藤城「うん。美味しいよ。あっ!希さん!歩美さんのも砂糖入りね!」

希「はいよ〜」

鳥居「はあ?何勝手に」


147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 22:37:46.78 ID:c4OS8XSkO
藤城「本当美味しんだって」

鳥居「そんなの知らないわよ」

藤城「まあまあ」

雪穂「あの二人仲良くなったよね?」

九条「そうですね。仲…良いのかなぁ」

希「はい。お待ちどうさま〜」

亜里沙「わ〜ありがとう。希さん」

希「はい!砂糖入り」

鳥居「え?本当に?」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:49:17.56 ID:Ur2L2dqG0
絵里ちゃんも好きそう>砂糖入り麦茶
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 23:03:39.91 ID:c4OS8XSkO
希「はい。えっと…咲ちゃんやったっけ?」

下園「え?あっ、はい。ありがとうございます」

希「じゃあ、ゆっくりしてってな〜」

亜里沙「は〜い。じゃあ、ここで今日の反省会をしちゃおうか」

雪穂「そうしよっか」

亜里沙「じゃあ、先ずは聖来ちゃんから」

九条「はい。今日は体力づくりの練習がメインでしたけどそろそろそっちの方は抑えてダンスの練習に重点を置いていった方がいいんじゃないかと思ったんですけど」

藤城「あ〜そうだね。歩美さんも体力ついて来たもんね」

鳥居「私の事はいいのよ」

藤城「」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 23:13:29.34 ID:c4OS8XSkO
藤城「え〜褒めてるんだけど」

亜里沙「ん〜そうだね。でも、体力づくりの基本練はなるべく継続したいんだよね」

雪穂「そうだね。経験上少しでもサボるとすぐに低下していくからね。体力って。まあ、でも聖来の言いたいのはあくまで基礎練を抑えてって事だもんね。ダンスの練習だって体力がつかないかって言うとそういう事でもないしね」

亜里沙「うん。じゃあ、最初の走り込みだけは継続していくって事にしようか」

九条「そうですね」

亜里沙「よし。じゃあ、咲ちゃんは何かある?」

下園「…」

亜里沙「何でも良いよ?今日の練習を振り返ってみてどう?」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 23:20:28.79 ID:c4OS8XSkO
下園「私…ここ数日練習に参加する様になって」

亜里沙「うん」

下園「スクールアイドルをやる事がこんなに大変だって知らなくて。曲作りもダンスの振り付けも衣装も自分達で考えて作って。練習も運動部と殆ど変わらないし…」

雪穂「あの…そんなに思い詰めなくてもいいんだよ?」

藤城「そうそう。私でもやっていけてるんだからさ。ね?」

下園「違うんです」

雪穂「え?」

下園「恥ずかしくって」

亜里沙「へ?恥ずかしい?」

下園「スクールアイドルをお遊びだなんて言った事が…」

雪穂「あっ…ああ…なるほど」

藤城「そういう事か」

152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 23:28:36.56 ID:c4OS8XSkO
雪穂「そっかぁ。あははは」

下園「え?」

藤城「あははは」

九条「ふふっ」

下園「な、何がおかしいんですか?」カァァァ

藤城「いや〜あはは。誰も気にしてないから大丈夫だよ。ねえ?」

雪穂「あはは。そうだね」

下園「くっ。笑わないで下さいよ。亜里沙先輩〜」

亜里沙「あはは〜咲ちゃんは真面目なんだね〜」

下園「あ〜も〜亜里沙先輩まで。意地悪しないで下さい〜」

亜里沙「意地悪なんてしてないよ〜」

下園「も〜」

鳥居「ねえ?相川」

相川「何でしょう?」

鳥居「今の私も笑ってた方が良かったのかしら?」

相川「そうですね。取り敢えず…笑えばいいと思います」



153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 23:41:26.59 ID:c4OS8XSkO
希「ふふっ。立派に活動してるやん。なあ?」

絵里「そうね。って言うか希!あなた甘過ぎるのよ」

希「そうかな?」

絵里「そうよ。こないだ言った事忘れたの?」

希「別にウチは麦茶をいれてあげただけやから。近所のおばちゃんみたいなもんやって」

絵里「そうかもしれないけど」

希「えりちは結構0か10かみたいな所があるからなぁ」

絵里「そんな事ないわよ」

希「それに。心配いらんやろ、もう。あの子達は」

絵里「…そうね」

希「なあ」

絵里「さて、じゃあ私はあの子達に見つからない内に帰ろうかしら」

希「えりちの方がよっぽどやん」

亜里沙「あっ!お姉ちゃん!」

絵里「げっ!?」

雪穂「絵里さんまた来てたんだ」

鳥居「あなたのお姉さんって他に行く所ないの?」

亜里沙「さあ?そうなのか」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 03:13:24.80 ID:zkbe/WBeO
相川良いキャラだな
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 22:03:36.65 ID:0joewX8i0
第07話
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 22:25:25.65 ID:0joewX8i0
高坂家

亜里沙「おはようございます」

高坂母「おはよう。もう来ると思うから。ちょっと待っててね」

亜里沙「はい」

穂乃果「おやっ!亜里沙ちゃん」

亜里沙「あっ!穂乃果さん。おはようございます」

穂乃果「おはよ〜」

亜里沙「穂乃果さんがこの時間に起きてるなんて珍しいですね」

穂乃果「え?そう?亜里沙ちゃんの中ではそう言うイメージなの?」

亜里沙「はいっ!」

穂乃果「そっか。そんなハキハキと返事をされたら否定も出来ないね。それはさて置き今日はイベント当日なんでしょ?頑張ってね」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 22:39:50.94 ID:0joewX8i0
亜里沙「うん。頑張ります」

穂乃果「いや〜本当は見に行きたかったんだけどさ」

亜里沙「忙しいんですか?」

穂乃果「まあね。大学生ってもっと暇だと思ったんだけどなぁ」

亜里沙「うちのお姉ちゃんは暇そうですよ?」

穂乃果「絵里ちゃんは優秀だからねぇ。教育実習もそつなくこなしたって話だし。あ〜私も来年だ〜」

亜里沙「穂乃果さんも教職の道に進むんですか?」

穂乃果「そうなんだよ。勉強嫌いの私がだよ?ビックリだよね!しかも、数学!」

亜里沙「へ〜そうなんだ」

高坂母「こらっ!穂乃果!パジャマ姿で外をうろちょろしない。みっともなわよ、全く」

穂乃果「げぇ。怒られちった。じゃあ、亜里沙ちゃん。頑張ってね!応援してるよ!」

亜里沙「はいっ!」

穂乃果「さてっ!おっ!雪穂〜頑張ってね〜」

雪穂「え?う、うん」

亜里沙「雪穂おはよ〜」

雪穂「おはよう…。お姉ちゃんと何か話してたの?」

亜里沙「うん。世間話だよ」

雪穂「へ〜そう」

158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 01:32:35.91 ID:zo+SzZQN0
誰も穂乃果を止めなかったのか
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/26(木) 23:07:04.68 ID:pfrcoScW0
雪穂「どう?亜里沙はよく眠れた?」

亜里沙「うん。…よく眠れたよ。心配だった?」

雪穂「ううん。大丈夫」

亜里沙「そっか」

雪穂「うん」

亜里沙「雪穂は?」

雪穂「私は快眠だよ」

亜里沙「じゃあ、安心だね」

雪穂「うん」

160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/26(木) 23:12:01.83 ID:pfrcoScW0
下園「せんぱ〜い」

亜里沙「あっ!咲ちゃんだ」

雪穂「あれ?咲ちゃんの家はこっちの方がじゃないよね?」

下園「お二人と一緒に行こうと思って来ちゃいました」

亜里沙「そうなんだ」

下園「はい。今日頑張りましょうね」

亜里沙「もちろんだよ!」

161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/26(木) 23:21:57.17 ID:pfrcoScW0
イベント会場

九条「遅いね。亜里沙さん達」

鳥居「まさか寝坊助した訳じゃないわよね」

藤城「あっ!来たよ!」

亜里沙「お〜い!」

鳥居「ちょっと!遅い!」

亜里沙「ごめん。ちょっと訳あってさ」

鳥居「訳?」

九条「何かあったんですか?」

雪穂「あはは…ごめん。私が忘れ物をしちゃって…」

藤城「亜里沙先輩が?珍しい…」

雪穂「いやぁ…面目無い」


162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:35:56.75 ID:nofp/5s60
ぶっちゃけもうワケわからん
オリジナルで何かやってなさいよ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:53:11.04 ID:jHKoULIgO
スクフェスモブ大活躍で面白いが
やってないとわからんよなぁ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:59:59.58 ID:XFVinPjj0
微妙やな
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 10:05:01.70 ID:j+DQE+aeo
俺は好き
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 19:40:52.83 ID:VEIbSRPh0
続きはよ
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 12:37:39.97 ID:C/5Xar5aO
はよはよ
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 18:21:04.86 ID:DI8FHShpO
待ってるからな!
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/31(火) 00:07:31.74 ID:9FJ4fuIM0
鳥居「もしかして緊張してるの?」

雪穂「え?いやぁ…まさか」

亜里沙「そうだよ。こう見えて雪穂は結構ウッカリが多いんだから」

雪穂「ちょっと…フォローになってないよ」

亜里沙「えへへ」

雪穂「でも…緊張なんかしてないよ。むしろウズウズしてるよ。このイベントもこの会場でやるのも2年振りだからね」

亜里沙「そうだね。リベンジしなきゃいけないもんね」

藤城「しかも、今回は二人じゃないしね」

九条「7人も居ますから」

亜里沙「うん」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/31(火) 00:29:08.59 ID:9FJ4fuIM0
ザワザワ

舞台袖

亜里沙「私達は最後の方だって」

九条「トリじゃなくて良かった…」

鳥居「なぜ?トリの方が目立つじゃない」

藤城「そうだよね?どうせやるならトリかトップだよ」

九条「まあ、そうだけど」

相川「こういう時羨ましいでしょう?この性格」

九条「確かに…」

鳥居「どう言う意味よ」

相川「悪意はありませんが」

雪穂「あはは。本当でも実際助かるよね。二人のお陰で空気が和むよ」

鳥居「そ、そうですか?」

藤城「え?二人って私も含まれてる?」





171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/31(火) 00:43:14.12 ID:9FJ4fuIM0
ザワザワ ザワザワ

下園「ん?なんかステージの方が騒がしいですね?」

亜里沙「あれ?今って他のグループがやってるんだよね?」

雪穂「うん。確か…三人組のグループが…」

司会「続きまして…」

藤城「え?もう終わったの?」

ザワザワ

スクールアイドルA「ごめん…。二人とも」

スクールアイドルB「どうして?」

スクールアイドルA「緊張したの。ただ…それだけ…」

スクールアイドルB「本当にそれだけ?」

スクールアイドルA「本当にそれけだよ」

スクールアイドルB「だって…」

スクールアイドルC「お二人共!」

スクールアイドルA「…」

スクールアイドルB「…」



172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/31(火) 00:53:39.91 ID:9FJ4fuIM0
相川「どうやら歌えなかったみたいですね」

藤城「歌えなかった…」

九条「そんな事が…」

下園「決して珍しい事じゃないですよ。プロのアイドルでも大勢のお客を前に圧倒されて歌えないなんて事はよくある事です」

藤城「あの子達も頑張ってここまで来たんだろうに…」

九条「やりきれないだろうね」

鳥居「そんな事を言っていたらキリがないでしょう?」

藤城「でも」

鳥居「この先だってきっとこんな場面には何度も出くわします。その度に可哀想だって憐れむの?」

藤城「そうだけど。そんな言い方…」

鳥居「私達は全力でやる。それだけよ」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:57:27.79 ID:6tmOshOVO
サンシャインと繋がるのか…
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 19:28:28.56 ID:pGFfOxDPO
この後踊る方も結構なプレッシャーだよなこれ
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 23:11:11.61 ID:d4GqeXd00
鳥居さんかっこいいな
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 17:41:38.50 ID:+kf+aldnO
続き待ってるぞ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/09(木) 23:39:32.39 ID:uH24mtF20
藤城「わかってるよ…」

スタッフ「あの、次音ノ木坂さんです」

雪穂「あっ、はい」

藤城「もう次か」

九条「あっと言う間だね」

亜里沙「さて、みんな。それじゃあ、パフォーマンスをする前に一言いいかな」

鳥居「何ですか?」

亜里沙「まあ、鳥居さんが結構年長者っぽい事を言ってくれちゃったから。私からはアイドル研究部に代々伝わるを格言を一つね」

藤城「格言?」

九条「そんなのあったんですか?」

亜里沙「いい?私達はアイドルです」

藤城「え?どう言う事?」

鳥居「いちいち回りくどい言いかたする人ですね」


178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/09(木) 23:50:19.67 ID:uH24mtF20
雪穂「まあまあ。最後まで亜里沙の言う事を聞いてよ」

亜里沙「アイドルは笑顔にするのが仕事だって」

下園「笑顔にするのが仕事…。確かにお客さんを笑顔にしてこそアイドルだと私も思います」

亜里沙「ふふっ。私はこの言葉を先輩から聞いて文字通り受け取ってたの」

下園「え?違うんですか?」

亜里沙「ううん。もちろんお客さんを笑顔にするのは大事な事だよ。でもね、笑顔にするって言葉には私達も含まれてると思うんだ」

藤城「私達?」

亜里沙「そっ。お客さんだけじゃない自分達も笑顔にしなきゃいけなんだよ。アイドルは」

藤城「」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/10(金) 00:00:08.60 ID:qoXNlGJ60
藤城「なるほど。そういう事か!」

亜里沙「まあ、実際の所は色々あるよ。さっきの子達みたいに本番で緊張して踊れないって事だってあるし失敗すれば悔しいし泣いちゃうかもしれない。私だって色々あったよ」

藤城「うん」

九条「亜里沙さん…」

亜里沙「でもね、私達はアイドルだから。だから、私達は精一杯頑張って…それでさ…えっと…」

鳥居「何が言いたいのよ?」

雪穂「まあ、亜里沙が言いたいのはどんな時も全力でやって楽しもうって事だよ」

亜里沙「そうそれ!それが言いたかったの」

鳥居「結局さっき私が言った事と同じじゃない」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 02:15:44.56 ID:DabjsUiY0
お、久々にきたな
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 18:32:28.63 ID:ss8P84OgO
亜里沙ちゃん…立派になって…
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/10(金) 20:58:00.08 ID:qoXNlGJ60
亜里沙「えへへ。そうだね」

鳥居「締まらない人ね」

雪穂「よしっ!準備はいいかな?」

九条「はいっ!!!」

藤城「よ〜し!やってろう!」

下園「頑張りましょう!」

鳥居「ふん。くれぐれも私の足を引っ張らないでね」

相川「あっ!これ照れ隠しです」

鳥居「違うわよ」

亜里沙「さあ、それじゃあ行こう!」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 02:28:35.44 ID:n1sVxeee0
かしこさが姉を越えつつある
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 11:33:16.06 ID:3iqo+ffVO
可愛さでは負けないチカ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:19:58.98 ID:l8ix8RGo0
亜里沙「ただいま〜」

絵里「あら。お帰り。思ったより早かったじゃない」

亜里沙「うん…。まあね」

絵里「どうだったの…」

亜里沙「それは…」

絵里「…」

亜里沙「お姉ちゃん…練習ってさ。嘘をつかないね。ふふっ、 。上手くいったよ!リベンジ大成功!」

絵里「も、もう。何よ〜。変に溜めないでよ」

亜里沙「ごめんね」

絵里「さっ、今日はご馳走よ」

亜里沙「え?本当?」

絵里「ええ。姉としてね。お祝いよ」

亜里沙「うん。あれ?でも…もし、私達が上手くいってなかったら…このご馳走は…」

絵里「ふふっ、それは…信じてたのよ」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:26:05.23 ID:l8ix8RGo0
鳥居邸

相川「今日は上手くいって良かったですね」

鳥居「私がいて上手くいかない方が不思議よ。この天才がいるのだから」

相川「そうですね。毎日努力してましたもんね」

鳥居「天才って言ってるでしょ!」

相川「褒めてるんですけどね」

プルルルル

相川「あっ、電話。はいっ、相川です。はい…はい…はい…分かりました。それでは…」

鳥居「どうしたの?」

相川「いえ…どうやら私。スクールアイドルを辞めなくてはいけない様です」

鳥居「え?」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:26:34.04 ID:l8ix8RGo0
第08話
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:33:17.52 ID:l8ix8RGo0
キーンコーンカーンコーン

藤城「う〜暑い。暑いなぁ」

九条「ちょっと…だらしないよ?」

藤城「だってさ〜まだ7月に入ったばかりだよ?何この気温?猛暑だよ。猛暑」

下園「ちょっと異常ですよね。この気温は」

藤城「でしょ?」

ガチャ

雪穂「こんにちは」

亜里沙「今日も暑いね〜」

下園「あっ!先輩!待ってました〜」

藤城「なんだよ。元気じゃんか」

九条「ふふっ」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:39:22.72 ID:l8ix8RGo0
雪穂「今日は暑いから水分補給を小まめにして体調が悪くなったら直ぐに申告する事!」

藤城「は〜〜い」

九条「も〜返事の仕方がだらしないなぁ」

亜里沙「鳥居さんと相川さんはまだ来てないのかな?」

藤城「ま〜あの二人は生徒会の仕事もあるからねぇ」

九条「頭が下がるよね。生徒会の仕事もしっかり行って。忙しいのにちゃんと部活の方にも顔を出してくれるんだもん」

藤城「正式な部員じゃないのにね」

下園「それ…本当なんですか?」

藤城「そう。まだ部員申請してないんだよ。私は手を組んでるだけ〜とか言ってさ」

下園「あはは。何ですかそれ?らしいっちゃらしいけど」

藤城「でしょ〜?」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:42:55.11 ID:l8ix8RGo0
ガチャ

鳥居「…」

藤城「あっ、噂をしてたら来たよ」

下園「本当ですね」

鳥居「噂ってなによ?」

藤城「歩美さんは凄いって話をしてたんだよね?」

下園「はい」

鳥居「どうだか…」

亜里沙「あれ?今日は相川さんは?」

鳥居「相川?あぁ…相川なら」

亜里沙「え?」

191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 22:49:28.68 ID:G+T8Adv/O
まさかの鬱展開か…
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/11(土) 22:50:10.35 ID:l8ix8RGo0
鳥居「相川ならもう来ませんよ」

九条「え?」

下園「ええ?」

藤城「えええええ?」

亜里沙「来ないって?」

雪穂「どういう事?」

鳥居「そのまんまの意味よ。相川はもうアイドル研究部には顔を出しません。部も退部します」

雪穂「いや、どうしてそうなったの?何か…」

鳥居「仕事の都合よ」

藤城「仕事って…高校生なのに…」

鳥居「相川は高校生の前に鳥居家の使用人なの」

藤城「いや、そうかも知れないけど。せっかく一緒に頑張って来たのに…」

雪穂「使用人と言っても鳥居さんの侍女なんでしょ?どうにかならないのかな?」

鳥居「無理よ」

亜里沙「どうしても…無理なの?」

鳥居「そうね。無理よ。お父様の命令だから」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 01:31:23.58 ID:AlLyLdkY0
おつ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 20:51:43.45 ID:tBfH7Ae5O
待ってるぞー
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 13:53:50.17 ID:PEQDmqaGO
相川ちゃん幸せにしてやってくれよ…
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