【ミリマス】令嬢らは媚薬で抑えられない!

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64 : ◆Xz5sQ/W/66 [sage saga]:2018/08/08(水) 11:36:28.52 ID:4VsaTvqw0

「ねぇ皆、私が来る前に何かあった?」

だが、莉緒の質問に答える者は誰もいない。

むしろ揃いもそろって三人ともが一瞬視線を宙に向けて、
次の瞬間には再び溜息や葛藤やにへら笑いのループに戻るといった有様だった。

……全てに釈然としないまま、痺れを切らしたように莉緒は言った。

「プロデューサーくんに訊けばわかるかしら?」

とはいえ男の姿はここに無い。
待っていればそのうち来るだろうが……

莉緒はほんの一瞬だけ考え込むと、すぐさま部屋を後にし廊下へ出た。

千鶴らに心当たりを尋ねなかったのは、彼女らも男の居場所を知らない可能性があった事。
また、今の状態の三人に訊いてマトモな返事が返ってくるかが怪しいという理由もある。
65 : ◆Xz5sQ/W/66 [sage saga]:2018/08/08(水) 11:37:05.95 ID:4VsaTvqw0

……それに、今日の彼女は一大決心をして劇場へとやって来ていたのだ。

莉緒は廊下に自分以外の人間がいなことを確認すると、
提げていたポーチから小さな小瓶を取り出した。

小瓶に貼られたラベルには『リタンガルヤX』の文字。

「今日こそ私がイイ女だって、プロデューサーくんに認めさせてやるんだから……!」

国内では本日発売されたばかり、"つければモテる"と評判の真新しい香水を一吹きすると、
莉緒は深呼吸して事務室目指し歩き出した。

そうして廊下の向こうからも、なぜかセキュリティの制服に着替えたプロデューサーが
トボトボと肩を落としてやって来るところだった……。
66 : ◆Xz5sQ/W/66 [sage saga]:2018/08/08(水) 11:37:49.22 ID:4VsaTvqw0
===
以上おしまい。素直に全編地の文で、R板で書けば良かったと少し後悔。
それに途中で大分間が空いて……。リベンジしたい。

とはいえおおまかな流れは予定通り。お読みいただきありがとうございました。
67 : ◆NdBxVzEDf6 [sage]:2018/08/08(水) 18:34:28.39 ID:GVYiYRpZ0
夜想令嬢か、莉緒ねぇ....
http://i.imgur.com/2FdZAZf.jpg
R版期待してるよ、完走乙です

>>1
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/ZBxZZAR.jpg
http://i.imgur.com/ElSKgHB.jpg

>>5
二階堂千鶴(21) Vi/Fa
http://i.imgur.com/X7vuKaj.jpg
http://i.imgur.com/uyFzxTN.jpg

>>28
所恵美(16) Vi/Fa
http://i.imgur.com/NEznaoN.jpg
http://i.imgur.com/wAujv7U.jpg

>>54
天空橋朋花(15) Vo/Fa
http://i.imgur.com/LGfqiYL.jpg
http://i.imgur.com/Mg2kd02.jpg

>>63
百瀬莉緒(23) Da/Fa
http://i.imgur.com/ZZv5cN0.png
http://i.imgur.com/CwjvsCr.jpg
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